JPH10226763A - 記録用インクおよび記録方法 - Google Patents

記録用インクおよび記録方法

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JPH10226763A
JPH10226763A JP4479297A JP4479297A JPH10226763A JP H10226763 A JPH10226763 A JP H10226763A JP 4479297 A JP4479297 A JP 4479297A JP 4479297 A JP4479297 A JP 4479297A JP H10226763 A JPH10226763 A JP H10226763A
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recording
image
water
ink
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JP4479297A
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English (en)
Inventor
Kiyofumi Nagai
希世文 永井
Akio Kojima
明夫 小島
Masato Igarashi
正人 五十嵐
Akiko Konishi
昭子 小西
Hirotaka Mochizuki
博孝 望月
Masayuki Koyano
正行 小谷野
Takanori Tsuyuki
孝範 露木
Ikuko Tanaka
郁子 田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色境界のにじみが少なく色調に優れ色再現性
が良好で鮮明な画像を形成することができ、且つ画像の
耐水性および耐光性に優れ、また保存安定性に優れた記
録用インクを提供する。2次色の色再現性に優れ、OH
Pに透明性の優れた画像を形成することができる記録用
インクを提供する。 【解決手段】 水に分散または溶解する着色剤、水及び
水溶性有機溶剤を主成分とする記録用インクにおいて、
着色剤としてHLB値が11以上20以下の顔料と平均
分子量が5000乃至15万であり繰り返し構造中にカ
ルボン酸基或いはスルホン酸基を有する高分子染料を同
時に含有し、分散剤として親水性部分と疎水性部分を有
する高分子化合物および/または炭素数6以上のアルキ
ル基を有する界面活性剤を含有する記録用インク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録、水性筆記用具、記録計あるいはペンプロッターなど
に用いるのに適した記録用インクに関し、特にインクジ
ェット記録用に適した記録用インク、更には所謂普通紙
に対するカラー画像の形成用として特に優れた特性を示
すインクジェット記録用インクに関するものである。ま
た本発明はその記録用インクを用いた記録方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェツトプリンターは低騒
音、低ランニングコストといった利点から普及し、普通
紙に印字可能なカラープリンターも市場に投入されてい
る。この様なインクジェツトプリンターにおいては、カ
ラー画像の色再現性、画像の耐水性と耐光性、画像の乾
燥性、画像にじみ防止、および吐出信頼性などを満足さ
せることが必要であるが、これらのすべてを満足させる
ことは困難である。インクジェツトプリンターによりカ
ラー画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シ
アンの単色印字部で鮮明な画像が形成されても、レッ
ド、グリ−ン、ブルーの2色重ね部分で画像にじみ及び
色境界にじみが発生しやすく画像の鮮明性が低下すると
いう欠点がある。特に、定着装置を用いないでインクジ
ェット記録による記録画像の乾燥を行う場合には、特開
昭55−29546号公報などのように記録紙に対する
記録液の浸透性を高めることによって記録画像の乾燥性
を向上させているため、使用する記録紙により画像のに
じみが著しくなり画像の鮮明性が低下するという欠点が
ある。また、特公昭60−23793号公報にはインク
ジェット記録用インクに界面活性剤としてジアルキルス
ルホコハク酸塩を含有させることにより、インクジェッ
ト記録による記録画像の乾燥性を向上させると共に画像
の鮮明性の低下を少なくすることが開示されているが、
使用する記録紙により、画素径が著しく異なり画像濃度
の低下も著しく画像の鮮明性が低下するといった不具合
があり、また記録用インクがアルカリ側では界面活性剤
が分解し、記録用インクの保存中に界面活性剤の効果が
なくなり、記録用インクに沈殿物が生じインクジェット
プリンターにおいてノズルの目詰などを起こし吐出信頼
性が低下するという欠点がある。
【0003】さらに、特開昭56−57862号公報等
には、インクジェット記録用インクに強塩基性物質を含
有させることにより、インクジェット記録による記録画
像の乾燥性を向上させることが開示されているが、ロジ
ンサイズされた酸性紙に画像を形成した場合には乾燥性
を向上させる効果があるもののアルキルケテンダイマー
やアルケニルスルホコハク酸をサイズ剤として用いた記
録紙では乾燥性向上の効果がみられず、また、酸性紙で
も記録画像における2色重ね部分では乾燥性向上の効果
がみられないという欠点がある。また、特開平1−20
3483号公報には記録用インクに多価アルコ−ル誘導
体及びペクチンを含有させ、増粘剤としてのペクチンに
より記録画像のにじみを防止することが開示されている
が、ペクチンは水酸基を親水性基とする非イオン性化合
物であるため、印字休止後の吐出信頼性に欠けるという
欠点がある。
【0004】一方、普通紙上におけるカラー画像の色再
現性と耐光性および耐水性とを両立させるために、イン
クジェツト記録用インクに用いる染料の改良が行われて
いるが、記録画像の耐光性や耐水性を向上させ且つ吐出
信頼性の高い染料を得ることは困難である。また、記録
画像の耐水性および耐光性を得るために顔料を用いるこ
とも種々試みられているが、色調に問題があるため、現
状では特に耐光性の要求される大型のプロッター以外で
は採用されていない。また、顔料を用いた場合には、記
録画像の高解像度化に対応するインクジェットプリンタ
ーなどで目詰まりが発生し吐出信頼性に欠けるという問
題もある。そこで、色調を改良しカラー画像の色再現性
を向上させ、また画像の耐光性や耐水性、および吐出信
頼性を改良するために顔料と染料を混合して用いること
が、特公昭60−45669号公報や特開平6−100
812号公報などに開示されているが、前者では染料の
耐光性が不十分であり、また普通紙へのインクの浸透性
や発色性が必ずしも十分でなく、また後者では耐光性は
前者に比べ十分であるが発色性が不十分であり、2色重
ね部、特にブルーの発色がくすむ等の問題があった。上
記のように、従来においては、色境界のにじみが少なく
色調に優れ色再現性が良好で鮮明な画像で、且つ耐水性
および耐光性の十分な画像を形成することができる記録
用インク、特にインクジェット記録における吐出信頼性
も高い記録用インクを得ることが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の第1の
課題はこのような問題点を解決し、色境界のにじみが少
なく色調に優れ色再現性が良好で鮮明な画像を形成する
ことができ、且つ画像の耐水性および耐光性に優れた記
録用インクを提供することにある。特に、ブルーやグリ
ーンなどの2次色の色再現性に優れ、オーバーヘッドプ
ロジェクター用透明シートに透明性の優れた画像を形成
することができる記録用インクを提供することにある。
本発明の第2の課題は、特に着色剤の分散安定性が良好
であり保存安定性に優れ、長期間の保存後や印字休止後
においても、インクジェット記録における吐出信頼性の
高い記録用インクを提供することにある。本発明の第3
の課題は、記録用インクの普通紙に対する浸透性が高
く、形成された画像の乾燥性に優れ、且つ画像のにじみ
が防止され鮮明な画像を形成することができる記録用イ
ンクを提供することにある。さらに、本発明の第4の課
題は、耐水性および耐光性に優れ、色再現性が良好で鮮
明性に優れた画像を高解像度で形成することができるイ
ンクジェット記録方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、水
に分散または溶解する着色剤、水及び水溶性有機溶剤を
主成分とする記録用インクにおいて、着色剤としてHL
B値が11以上20以下の顔料と平均分子量が5000
乃至15万であり繰り返し構造中にカルボン酸基或いは
スルホン酸基を有する高分子染料を同時に含有し、分散
剤として親水性部分と疎水性部分を有する高分子化合物
および/または炭素数6以上のアルキル基を有する界面
活性剤を含有することを特徴とする記録用インクによっ
て達成される。
【0007】本発明によれば、着色剤としてHLB値が
11以上20以下の顔料と平均分子量が5000乃至1
5万であり繰り返し構造中にカルボン酸基或いはスルホ
ン酸基を有する高分子染料を用い、分散剤として親水性
部分と疎水性部分をもった高分子化合物及び/または炭
素数6以上のアルキル基を有する界面活性剤を用いるこ
とにより、色境界のにじみが少なく色調に優れ色再現性
が良好で鮮明な画像を形成することができ、且つ画像の
耐水性および耐光性に優れた記録用インクを得ることが
できる。特に、ブルーやグリーンなどの2次色の色再現
性に優れ、オーバーヘッドプロジェクター用透明シート
に透明性の優れた画像を形成することができる記録用イ
ンクを得ることができる。
【0008】また、本発明によれば、着色剤の分散安定
性が良好であり、保存安定性に優れ、長期間の保存後や
印字休止後においても、インクジェット記録における吐
出信頼性の高い記録用インクを得ることができる。更
に、本発明によれば、記録用インクの普通紙に対する浸
透性が高く、形成された画像の乾燥性に優れ、且つ画像
のにじみが防止され鮮明な画像を形成することができる
記録用インクを得ることができる。
【0009】本発明において使用されるHLB値が11
以上20以下の顔料としては、有機顔料としてアゾ系、
フタロシアニン系、アントラキノン系、ジオキサジン
系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、イソイ
ンドレノン系、アニリンブラツク、アゾメチン系、ロー
ダミンBレ−キ顔料、カーボンブラックなどが挙げら
れ、無機顔料として酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエ
ロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属
粉などが挙げられる。この中で特にカラー画像形成に好
ましいものとしては、黒インクではカーボンブラック及
び表面親水化等改質されたカーボンブラックが、イエロ
ーインクではアゾ系のC.I.ピグメントイエロー1
3,17,174等が、マゼンタインクではキナクリド
ン系のピグメントレッド122、アゾ系のピグメントレ
ッド184が、またシアンインクでは銅フタロシアニ
ン、無金属フタロシアニンが用いられる。
【0010】これら顔料の粒子径としては0.01μm
〜0.1μmが好ましく、0.01μmよりも小さくな
ると隠蔽力が低下し画像濃度が低くなり、また耐光性が
低下し平均分子量が5000乃至15万の高分子染料と
共に用いて記録用インクの着色剤とした際に画像の耐光
性が従来の染料系の記録用インクによる画像の耐光性と
同等となってしまい、画像の耐光性に対する改良効果が
小さくなる。また0.1μmを越えるとインクジェット
プリンターにおけるヘッドの目詰まりやプリンター内の
フィルターでの目詰まりが発生して吐出信頼性が低下す
るようになる。
【0011】着色剤として親水性と疎水性の度合いを示
すHLB値(Hydorophile−Lipophi
le Balance;界面活性剤ハンドブック,p2
34、工学図書株式会社など)が11以上20以下の顔
料と平均分子量が5000乃至15万であり繰り返し構
造中にカルボン酸基或いはスルホン酸基を有する高分子
染料を用いることにより、着色剤の分散安定性が向上
し、優れた保存安定性を有する記録用インクを得ること
ができ、長期間の保存後や印字休止後においても、高解
像度で鮮明な画像を安定して形成することができる。H
LB値が11以上20以下の顔料は、従来から知られる
常法によって製造された顔料から選択すること、また顔
料に酸処理や酸素下、窒素下での低温プラズマ処理によ
り親水処理を施すことによって容易に得ることができ
る。
【0012】次に、本発明において用いられる平均分子
量が5000乃至15万であり繰り返し構造中にカルボ
ン酸基或いはスルホン酸基を有する高分子染料について
説明する。このような高分子染料としては、カルボン酸
基或いはスルホン酸基が発色団に導入されたもの、また
は主骨格に導入されたものなどが挙げられ、製造上の簡
便さからは前者が有利であると考えられる。具体的には
ポリアミンと酸性染料、直接性染料等から誘導された高
分子染料、ポリアリルアミンと酸性染料と直接性染料か
ら誘導された高分子染料、キトサンと酸性染料と直接性
染料から誘導された高分子染料等やイオン解離基を有す
る高分子に極性の異なる染料を造塩したことにより得ら
れる高分子染料などが挙げられる。
【0013】平均分子量が5000乃至15万であり繰
り返し構造中にカルボン酸基或いはスルホン酸基を有す
る高分子染料の具体例としては、遊離酸型として、例え
ば下記表1に示す構造式(a)で表される高分子染料
(Dynapol社製)や構造式(b)、(c)、
(d)などで表される高分子染料が挙げられるがこれら
に限定されるわけではない。
【0014】
【表1】
【0015】これら高分子染料は特開昭63−3056
7号公報等に開示された常法によって製造することがで
き、これを逆浸透膜やイオン交換樹脂を使用して精製す
ることによりNaCl、Na2SO4、CaCO3等の無
機塩不純物を除去したものを用いることが好ましい。無
機塩不純物を除去することによってインクジェットプリ
ンターにおけるヘッドの目詰まりやプリンター内のフィ
ルターでの目詰まりの発生を防止することができ吐出信
頼性を向上させることができる。
【0016】また、平均分子量が5000乃至15万で
あり繰り返し構造中にカルボン酸基或いはスルホン酸基
を有する高分子染料の対イオンをナトリウムイオン、リ
チウムイオン、及び下記一般式(3)で表される第4級
アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミ
ンイオンとすることにより高分子染料の溶解安定性をよ
り向上させ、保存安定性により優れた記録用インクを得
ることができる。
【化8】 (式中、Xは窒素原子または燐原子を表し、R3、R4
5、R6は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基を表す。)
【0017】次に、本発明において用いられる分散剤に
ついて説明する。親水性部分と疎水性部分を有する高分
子化合物としては、親水性高分子として、天然系では、
アラビアガム、トラガンガム、グーアガム、カラヤガ
ム、ロー力ストビーンガム、アラビノガラクトン、ペク
チン、クインスシードデンプン等の植物性高分子、アル
ギン酸、カラギーナン、寒天等の海藻系高分子、ゼラチ
ン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分
子、キサンテンガム、デキストラン等の微生物系高分
子、半合成系では、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース等の繊維素系
高分子、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプンリ
ン酸エステルナトリウム等のデンプン系高分子、アルギ
ン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル等の海藻系高分子、純合成系では、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエー
テル等のビニル系高分子、非架橋ポリアクリルアミド、
ポリアクリル酸及びそのアルカリ金属塩、水溶性スチレ
ンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂、水溶性スチレンマ
レイン酸樹脂、水溶性ビニルナフタレンアクリル樹脂、
水溶性ビニルナフタレンマレイン酸樹脂、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、β−ナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物のアルカリ金属塩、四級アンモ
ニウムやアミノ基等のカチオン性官能基の塩を側鎖に有
する高分子化合物、セラック等の天然高分子化合物等が
挙げられる。
【0018】また、炭素数6以上のアルキル基を有する
界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン基を有する
非イオン性界面活性剤が好ましく、特に下記一般式
(4)で表されるポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、下記一般式(5)で表されるアセチレングリ
コール系界面活性剤、下記一般式(6)のポリオキシエ
チレンアルキルエーテルまたは下記一般式(7)のポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル
が好ましい。これらの非イオン性界面活性剤を用いるこ
とにより、記録用インクの表面張力を低下させ、記録用
インクと記録用紙表面との濡れ性を向上させることによ
って、紙への浸透速度を高め、普通紙などの記録用紙に
対する記録用インクの浸透性を高め画像の乾燥性を向上
させ、且つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像
を形成することができる。
【0019】また、上記の非イオン性界面活性剤のポリ
オキシアルキレン鎖による可溶化により着色剤の分散安
定性が向上し保存安定性に優れた記録用インクを得るこ
とができ、長期間の保存後や印字休止後においても、高
解像度で鮮明な画像を形成することができる。
【化9】 (式中、R7は炭素数6〜14の分岐してもよい炭素鎖
を表し、kは5〜20の整数を表す。)
【化10】 (式中、m、nは0〜20の整数を表す。)
【化11】 (式中、R8は炭素数6〜14の分岐してもよい炭素鎖
を表し、nは5〜20の整数を表す。)
【化12】 (式中、R9は炭素数6〜14の分岐してもよい炭素鎖
を表し、n、mは0〜20の整数を表す。但しn、mは
共に0となることはない。)
【0020】特に、これらの界面活性剤を用い、記録用
インクの表面張力を50mN/m以下とすることによ
り、記録用インクと普通紙などの記録紙表面との濡れ性
をより向上させることができ、記録紙に対する記録用イ
ンクの浸透性を高めて記録画像の乾燥性を向上させ、且
つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像を形成す
ることができる。炭素数6以上のアルキル基を有する界
面活性剤の記録用インクにおける含有量としては0.0
5〜10重量%が好ましく、特に0.1〜5重量%が好
ましい。この含有量の範囲でインクジェット記録に要求
される記録紙に対する浸透性を与えることができる。
0.05重量%よりも少なくなると2色重ね部の境界で
のにじみが発生し易く、また、10重量%を越えると経
時での増粘などにより吐出信頼性が低下するようにな
る。
【0021】また、上記の非イオン性界面活性剤と共に
尿素、あるいはヒドロキシエチル尿素またはジヒドロキ
シエチル尿素などの尿素誘導体を用いると、前記高分子
染料と非イオン性界面活性剤との間の相互作用が弱まり
高分子染料の会合が緩和されることによって、記録用イ
ンクの記録紙に対する浸透性を向上させ、また記録用イ
ンクの長期保存性やインクジェット記録における吐出信
頼性を更に改良することができる。これら尿素や尿素誘
導体の添加量としては、記録用インクの0.1〜5重量
%が好ましい。0.1重量%よりも少ないと効果がな
く、また5重量%を越えると水分蒸発時の粘度変化に影
響を及ぼし、印字休止後の吐出信頼性が低下することが
ある。
【0022】さらに、上記の非イオン性界面活性剤と共
にアニオン系界面活性剤である下記一般式(1)で表さ
れるポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩または
下記一般式(2)で表されるジアルキルスルホ琥珀酸塩
を用いるが好ましい。これらのアニオン系界面活性剤を
用いることにより、普通紙などの記録紙に対する記録用
インクの浸透性を高め画像の乾燥性を向上させ、且つ画
像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像を形成するこ
とができる。
【化13】 (式中、R1は炭素数6乃至14の分岐してもよいアル
キル基を表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモ
ニウム、第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミン
を表す。mは3から12の整数を表す。)
【化14】 (式中、R2は炭素数5乃至7の分岐したアルキル基を
表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、
第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミンを表
す。)
【0023】特に、これらの界面活性剤を用い、記録用
インクの表面張力を50mN/m以下とすることによ
り、記録用インクと普通紙などの記録紙表面との濡れ性
をより向上させることができ、記録用紙に対する記録用
インクの浸透性を高めて記録画像の乾燥性を向上させ、
且つ画像のにじみを防止して鮮明性に優れた画像を形成
することができる。画像のにじみを防止して鮮明性に優
れた画像を形成することができるのは、特に平均分子量
が5000乃至15万の高分子染料を用いることにより
着色剤が記録用紙の繊維間に拡散すること抑制され、さ
らに記録用インクが増粘するためであると推測される。
【0024】なお、上記表面張力は記録用インクの記録
紙への浸透性を示す指標であり、特に表面形成されて1
秒以下の短い時間での動的表面張力を示し、飽和時間で
測定される静的表面張力とは異なるものである。測定法
としては特開昭63−31237号公報等に記載されて
いる従来公知の方法で1秒以下の動的な表面張力を測定
できる方法であればいずれも使用できるが、ここではW
ilhelmy式の吊り板式表面張力計を用いて測定し
た値で示している。表面張力の値は50mN/m以下が
好ましく、特に40mN/m以下とするとすると更に優
れた画像の乾燥性が得られる。
【0025】また、一般式(1)で表されるポリオキシ
エチレンアルキルエーテル酢酸塩または一般式(2)で
表されるジアルキルスルホ琥珀酸塩の対イオンMとして
は、ナトリウムイオン、リチウムイオン、及び下記一般
式(3)で表される第4級アンモニウム、第4級ホスホ
ニウム、アルカノールアミンイオンが特に好ましい。対
イオンMをこの様にすることにより、これらアニオン系
界面活性剤の溶解安定性をより向上させ、保存安定性に
より優れた記録用インクを得ることができ、記録用イン
クを長期間保存した後においても、吐出信頼性の高いイ
ンクジェット記録を行うことができる。
【化15】 (式中、Xは窒素原子または燐原子を表し、R3、R4
5、R6は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基を表す。)
【0026】一般式(1)で表されるポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル酢酸塩または一般式(2)で表され
るジアルキルスルホ琥珀酸塩の具体例を遊離酸型で下記
表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】前記高分子染料の対イオン、あるいは一般
式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル酢酸塩または一般式(2)で表されるジアルキルスル
ホ琥珀酸塩の対イオンMをナトリウムイオン、リチウム
イオン、及び前記一般式(3)で表される第4級アンモ
ニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミンイオ
ンにするには、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化リチ
ウムあるいは下記表3に示す水酸化物を記録用インクに
添加するようにすればよい。
【0029】なお、対イオンがすべてがナトリウム、リ
チウムあるいは前記一般式(3)で表される第4級アン
モニウム、第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミ
ンイオンである必要はなく、他のアルカリイオンとの混
合とすることもできる。ナトリウム、リチウムあるいは
前記一般式(3)で表される第4級アンモニウム、第4
級ホスホニウムまたはアルカノールアミンイオンの量と
しては、高分子染料あるいは一般式(1)または(2)
で表されるアニオン系界面活性剤のモル数に対して30
%以上が好ましく、特に50%以上が好ましい。
【0030】
【表3】
【0031】一般式(1)で表されるポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル酢酸塩または一般式(2)で表され
るジアルキルスルホ琥珀酸塩の記録用インクにおける含
有量としては、0.05〜10重量%が好ましい。この
含有量の範囲でインクジェット記録に要求される記録紙
に対する浸透性をに与えることができる。0.05重量
%よりも少なくなると2色重ね部の境界でのにじみが発
生し易く、また、10重量%を越えると一般式(1)ま
たは(2)で表されるアニオン系界面活性剤自体が低温
で析出し易くなり、また着色剤が析出することがあり、
イクジェット記録における吐出信頼性が低下するように
なる。
【0032】本発明の記録用インクは前記のような諸成
分が水に分散または溶解されているものであるが、記録
用インクを所望の物性とするため、記録用インクの保管
時における乾燥を防止するため、あるいは着色剤や界面
活性剤の溶解安定性を向上させるためなどの目的で、本
発明の記録用インクには水溶性有機溶媒が添加されてい
る。
【0033】このような水溶性有機溶媒としては、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、1,5ペンタンジオール、1、6
ヘキサンジオール、グリセロール、1,2,6−ヘキサ
ントリオ−ル、1,2,4−ブタントリオール、1,
2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アル
コール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アル
コールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフ
ェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエー
テル等の多価アルコールアリールエーテル類、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロ
リドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリ
ジノン、ε−カプロラクタム等の含窒素複素環化合物、
ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等の
アミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジ
エタノール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネー
ト、炭酸エチレン、γ−ブチロラクトン等が例示でき、
これらの水溶性有機溶媒は単独もしくは、複数混合して
用いることができる。
【0034】これらの中で特に好ましい水溶性有機溶媒
はジエチレングリコール、チオジエタノール、ポリエチ
レングリコール200〜600、トリエチレングリコ−
ル、グリセロール、1,2,6−ヘキサントリオール、
1,2,4−ブタントリオール、ペトリオール、1,5
−ペンタンジオール、N−メチル−2−ピロリドン、N
−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリド
ン、1,3−ジメチルイミダゾリジノンなどであり、こ
れらの水溶性有機溶媒を用いることにより着色剤や界面
活性剤の溶解安定性を向上させると共に水分蒸発を抑制
して記録用インクの乾燥を防ぐことができ、記録用イン
クを長期間保存した後においても、また長期間印字を休
止した場合においても、吐出信頼性に優れたインクジェ
ット記録を行うことができる。
【0035】また、特に、N−ヒドロキシエチル−2−
ピロリドン等のピロリドン誘導体を記録用インクに添加
した場合には、着色剤、特に顔料の分散安定性を向上さ
せることができ、記録用インクの保存安定性を更に向上
させることができる。それにより記録用インクを長期間
保存した後においても、インクジェット記録において更
に吐出信頼性の高いインクジェット記録をおこなうこと
ができる。
【0036】また、本発明の記録用インクには、表面張
力を調整する目的で前記一般式(1)、(2)、
(4)、(5)、(6)または(7)で表される界面活
性剤以外に、ジエチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、エチレングリコールモノフエェルエーテル、エチレ
ングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールクロロフェニルエーテル
等の多価アルコールのアルキルまたはアリールエーテル
類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
共重合体、フッ素系界面活性剤、あるいはエタノール、
2−プロパノール等の低級アルコール類などを添加する
ことができ、特にジエチレングリコールモノブチルエー
テルが好ましい。
【0037】本発明の着色剤としては、前記顔料および
高分子染料のほかに、必要に応じて、他の着色剤を混合
して用いることができる。このような着色剤としては、
カラーインデツクスにおいて酸性染料、直接性染料、塩
基性染料、反応性染料、食用染料に分類される水溶性染
料で耐水性および耐光性が優れたものが用いられる。こ
れらは色再現性、耐水性、耐光性などの効果が疎外され
ない範囲で添加される。
【0038】これらの染料を具体的に挙げれば、酸性染
料及び食用染料としては、C.I.アシッドイエロー1
7,23,42,44,79,142、C.I.アシツ
ドレッド1,8,13,14,18,26,27,3
5,37,42,52,82,87,89,92,9
7,106,111,114,115,134,18
6,249,254,289、C.I.アシツドブルー
9,29,45,92,249、C.I.アシッドブラ
ック1,2,7,24,26,94、C.I.フードイ
エロー3,4、C.I.フードレッド7,9,14、
C.I.フードブラック1,2、直接性染料としては、
C.I.ダイレクトイエロー1,12,24,26,3
3,44,50,86,120,132,142,14
4、C.I.ダイレクトレッド1,4,9,13,1
7,20,28,31,39,80,81,83,8
9,225,227、C.I.ダイレクトオレンジ2
6,29,62,102、C.I.ダイレクトブルー
1,2,6,15,22,25,71,76,79,8
6,87,90,98,163,165,199,20
2、C.I.ダイレクトブラック19,22,32,3
8,51,56,71,74,75,77,154,1
68,171、塩基性染料としては、C.I.ベーシッ
クイエロー1,2,11,13,14,15,19,2
1,23,24,25,28,29,32,36,4
0,41,45,49・51,53,63,64,6
5,67,70,73,77,87,91、C.I.ベ
ーシックレッド2,12,13,14,15,18,2
2,23,24,27,29,35,36,38,3
9,46,49,51,52,54,59,68,6
9,70,73,78,82,102,104,10
9,112、C.I.ベーシックブルー1,3,5,
7,9,21,22,26,35,41,45,47,
54,62,65,66,67,69,75,77,7
8,89.92,93,105,117,120,12
2,124,129,137,141,147,15
5、C.I.ベーシックブラック2,8、反応性染料と
しては、C.I.リアクティブブラック3,4,7,1
1,12,17、C.I.リアクティブイエロー1,
5,11,13,14,20,21,22,25,4
0,47,51,55,65,67、C.I.リアクテ
ィブレッド1,14,17,25,26,32,37,
44,46,55,60,66,74,79,96,9
7、C.I.リアクティブブルー1,2,7,14,1
5,23,32,35,38,41,63,80,95
等が使用でき、特に酸性染料及び直接性染料が好まし
い。
【0039】さらに、本発明の記録用インクには従来よ
り知られている添加剤、例えば防腐防黴剤、防錆剤、p
H調整剤、水溶性紫外線吸収剤または水溶性赤外線吸収
剤などを添加することができる。防腐防黴剤としてはデ
ヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピ
リジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸
ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウムなどを
用いることができ、防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チ
オ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイ
ソプロピルアンモニイウムニトライト、四硝酸ペンタエ
リスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライ
トなどを用いることができる。
【0040】pH調整剤としては、調合される記録用イ
ンクに悪影響をおよぼさずにpHを6以上に調整できる
ものであれば、任意の物質を用いることができる。pH
調整剤の具体例としては、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸
化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化
物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩な
どが挙げられる。また、キレート試薬としては、例え
ば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢
酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウ
ム、ウラミル二酢酸ナトリウムなどが使用できる。
【0041】本発明の記録用インクのpHを6以上、特
に6以上11以下に調整することにより、記録用インク
の保存安定性が向上し、インクジェットプリンターなど
における記録液カートリジ内に長期間放置した場合で
も、インクジェットノズルの目詰まりが生じることなく
インクジェット記録を行うことができる。ただし、一般
式(2)で表される界面活性剤を用いた場合には、pH
が9以上では記録用インクの保存時に界面活性剤が分解
し、記録用インクの物性に変化が起こりやすいため一般
式(2)で表される界面活性剤を用いる場合はにpHを
6〜9に調整することが好ましい。
【0042】本発明の記録用インクを用いてインクジェ
ット記録を行うには、記録用インクを熱エネルギーまた
は機械エネルギーにより、例えば20〜60μm径の微
細な吐出口より吐出させ、重量が10ng〜160ng
の液滴として速度5〜20m/sで飛翔させてステキヒ
トサイズ度が3秒以上の記録用紙、例えば所謂普通紙に
画像を形成することにより、耐水性および耐光性に優
れ、色再現性が良好で鮮明性に優れたカラー画像を高解
像度で形成することができる。また、このときの記録用
紙面上のインク付着量としては、2.0g/m2乃至1
00g/m2が好ましく、特に2.0g/m2乃至20g
/m2が好ましい。この付着量によれば記録用紙にカー
ルや波打ちといった紙の吸水による変化を生じさせるこ
となく、且つ良好な画像濃度を確保することができる。
特に、ステキヒトサイズ度が3秒以上の記録用紙に記録
用インクを2.0g/m2乃至20g/m2付着せしめる
ことにより、解像度10ドット/mm×10ドット/m
m以上の高解像度の画像を形成をすることができる。ま
た、オフィスなどで一般に使用されているコピー用紙や
用箋などはpHが5〜6のものが多く、これらに本発明
の記録用インクを用いてインクジェット記録を行うこと
により、耐水性および耐光性に優れ、色再現性が良好で
鮮明性に優れたカラー画像を高解像度で形成することが
できる。さらに、本発明の記録用インクを用いることに
より、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)用透明
シートに色再現性や透明性に優れた画像を形成すること
ができる。
【0043】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。
【0044】実施例1 まず、カーボンブラックを分散剤の存在下で超音波ホモ
ジェナイザーにて分散し粒子径を0.1μm以下とし、
この分散液を用いて下記処方の組成物を撹拌溶解し、p
Hが8.5になるように水酸化リチウム10%水溶液に
て調整し、これを0.45μmのテフロンフィルターに
て濾過し記録用インク1を得た。 カーボンブラック(プラズマにて表面親水化処理を施したもの、 HLB=11) 5 重量% 具体例(d)の高分子染料 0.1重量% スチレンアクリル酸重合体 0.4重量% グリセロール 5 重量% N−ヒドロキシエチルピロリドン 5 重量% 具体例(1−1)の界面活性剤 0.5重量% 一般式(4)の界面活性剤(R7=C919、k=18) 1.5重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0045】実施例2 下記組成物を用い、pHを水酸化ナトリウムで8.8に
調整した以外は実施例1と同様にして記録用インク2を
調製した。 C.I.ピグメントイエロー17(HLB=14) 1.2重量% 具体例(c)の高分子染料 0.6重量% 1,2,6−ヘキサントリオール 4 重量% 1,5−ペンタンジオール 8 重量% N−メチル−2−ピロリドン 8 重量% 具体例(2−1)の界面活性剤 1.2重量% 一般式(5)の界面活性剤(m、n=10) 1.5重量% 具体例(3−1)の25%水溶液 0.8重量% アルギン酸ナトリウム 0.05重量% 尿素 5 重量% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0046】実施例3 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで8.5に調
整した以外は実施例1と同様にして記録用インク3を調
製した。 C.I.ピグメントレッド122(HLB=13) 1 重量% 具体例(b)の高分子染料 0.5重量% ジエチレングリコール 5 重量% グリセロール 5 重量% N−ヒドロキシエチルピロリドン 10 重量% スチレンアクリル酸重合体 0.5重量% 一般式(4)の界面活性剤(R7=C919、k=12) 2 重量% 具体例(3−3)の25%水溶液 0.2重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0047】実施例4 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで9.5に調
整した以外は実施例1と同様にして記録用インク4を調
製した。 銅フタロシアニン(HLB=14) 1.0重量% 具体例(d)の高分子染料 1.2重量% エチレングリコール 5 重量% グリセロール 2 重量% 1,5−ペンタンジオール 8 重量% 2−ピロリドン 2 重量% ポリオキシエチレンポリオキシエチレンブロツク共重合体 1 重量% 一般式(7)の界面活性剤(R9=C37、m、n=20)0.8重量% 具体例(3−4)の25%水溶液 2 重量% 尿素 5 重量% 安息香酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0048】実施例5 下記組成物を用い、pHを水酸化ナトリウムで7.8に
調整した以外は実施例1と同様にして記録用インク5を
調製した。 ローダミンBアルミニウムキレート顔料(HLB=15) 1.2重量% 具体例(a)の高分子染料 0.5重量% トリエチレングリコール 5 重量% ペトリオール 10 重量% N−メチル−2−ピロリドン 5 重量% 一般式(6)の界面活性剤〔R8=(C6132CH−、 n=12〕 2 重量% 具体例(3−2)の25%水溶液 1.5重量% ヒドロキシエチル尿素 5 重量% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0049】実施例6 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで8に調整し
た以外は実施例1と同様にして記録用インク6を調製し
た。 無金属フタロシアニン(HLB=13) 1.5重量% 具体例(d)の高分子染料 1.5重量% 2−ピロリドン 8 重量% グリセロール 7 重量% 一般式(5)の界面活性剤(m、n=20) 1 重量% 一般式(5)の界面活性剤(m、n=10) 1 重量% 具体例(3−7)の25%水溶液 2 重量% ヒドロキシエチル尿素 5 重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量
【0050】実施例7 下記組成物を用い、pHを水酸化リチウムで8に調整し
た以外は実施例1と同様にして記録用インク7を調製し
た。 C.I.ピグメントレッド122(HLB=13) 1.2重量% 具体例(a)の高分子染料 0.3重量% 具体例(c)の高分子染料 0.8重量% N−メチル−2−ピロリドン 8 重量% 1,5−ペンタンジオール 8 重量% 一般式(7)の界面活性剤(R9=ラウリル基、 m=18、n=6) 2 重量% 安息香酸ナトリウム 0.5重量% イオ交換水 残量
【0051】比較例1 実施例1において具体例(d)の高分子染料に代えて
C.I.アシッドブルー249を用いた以外は実施例1
と同様にして記録用インク8を得た。
【0052】比較例2 実施例2においてC.I.ピグメントイエロー17およ
び具体例(c)の高分子染料に代えてC.I.アシッド
イエロー23を用いた以外は実施例2と同様にして記録
用インク9を得た。
【0053】比較例3 実施例3においてC.I.ピグメントレッド122に代
えてC.I.アシッドレッド35を用いた以外は実施例
3と同様にして記録用インク10を得た。
【0054】比較例4 実施例4において銅フタロシアニンおよび具体例(d)
の高分子染料に代えてC.I.アシッドブルー9を用い
た以外は実施例4と同様にして記録用インク11を得
た。
【0055】比較例5 実施例5において具体例(a)の高分子染料を除いた以
外は実施例5と同様にして記録用インク12を得た。
【0056】比較例6 実施例6において無金属フタロシアニンに代えてC.
I.アシッドブルー9を用いた以外は実施例6と同様に
して記録用インク13を得た。
【0057】比較例7 実施例7においてC.I.ピグメントレッド122およ
び具体例(a)の高分子染料に代えてC.I.ダイレク
トレッド9を用い、水酸化リチウムを水酸化アンモニウ
ムに代えてpHを調整した以外は実施例7と同様にして
記録用インク14を得た。
【0058】つぎに上記実施例1〜7及び比較例1〜7
によって得た記録用インクについて、下記ような試験を
行った。その結果を表4に示す。 1)画像の鮮明性 サーマルインクジェット方式のノズル径45μm、30
0dpiの104個のノズルを有するインクジェットプ
リンター及び積層PZTを液室流路の加圧に使用したノ
ズル径33μm、128個のノズルを有するインクジェ
ットプリンターによって、市販の再生紙、上質紙および
ボンド紙の3種類の印字用紙に印字を行い、印字画像に
ついて、2色重ね部境界のにじみ、画像にじみ、色調、
濃度を目視により総合的に判断し画像の鮮明性を評価し
た。表4において、○印は印字された画像の特性が3種
類の印字用紙のいずれにおいても満足されている場合
を、△印は少なくとも1種の印字用紙で満足されている
場合を、×印は3種類の印字用紙のいずれにおいても満
足されていない場合を示している。
【0059】また、PVAを主成分とする層を表面に有
するPETフィルムに実施例および比較例の記録液を用
いて印字し、その印字画像を有するPETフィルムをオ
ーバーヘッドプロジェクターにより投影し発色性の評価
を行った。表4において、○印は透明性が高く2色重ね
部および単色部の発色が良好である場合を、△印は単色
部の発色はが良好であるが2色重ね部の発色がややくす
む場合を、×印は単色部での発色も悪い場合を示してい
る。
【0060】2)画像の耐水性 印字画像サンプルを30℃の水に1分間浸漬して処理前
後の画像濃度の変化をマクベス濃度計で測定し、下記の
式により耐水性(褪色率%)を求めた。表4において、
○印は3種類の印字用紙のいずれにおいても耐水性(褪
色率%)が10%未満である場合を、△印は10%以上
30%未満の場合を、また×印は30%以上である場合
を示している。 褪色率(%)=[1−(処理後の画像濃度/処理前の画
像濃度)]×100
【0061】3)画像の耐光性 印字画像サンプルをキセノンフィードメーターによりブ
ラックパネル温度63度で3時間照射して処理前後の画
像濃度の変化をマクベス濃度計で測定し、下記の式によ
り耐光性(褪色率%)を求めた。表4において、○印は
3種類の印字用紙のいずれにおいても耐光性(褪色率
%)が5%未満である場合を、△印は5%以上30%未
満の場合を、また×印は30%以上である場合を示して
いる。 褪色率(%)=[1−(処理後の画像濃度/処理前の画
像濃度)]×100
【0062】4)画像の乾燥性 印字後の画像に一定条件で濾紙を押しつけ記録用インク
が濾紙に転写しなくなるまでの時間を測定した。表4に
おいて、3種類の印字用紙のいずれにおいても10秒以
内で乾燥した場合を○印とし、それ以上の時間を要した
場合を×印として示した。
【0063】5)保存安定性 各記録用インクをポリエチレン容器に入れ、−20℃、
5℃、20℃、70℃のそれぞれの条件下で3カ月保存
し、保存後の表面張力、粘度、及び沈澱物析出の有無を
調べた。表4において、どの条件で保存しても、物性等
の変化がない場合を○印、沈殿はないが物性変化が大き
い場合を△印、沈殿の析出が認められる場合を×印とし
て示した。
【0064】6)印字休止時信頼性 ノズル径30μm、128個のノズルを有するPZTで
駆動するヘッドを備えたインクジェットプリンターを使
用し、動作中にキャップ、クリーニング等が行われない
でどれだけ印字休止しても復帰できるかを調べ、どれだ
けの時間で噴射方向がずれるか、あるいは吐出液滴の重
量が変化するかでその信頼性を評価した。表4におい
て、600秒の印字休止で特に問題のない場合を○印、
600秒の印字休止で液滴重量の変化が小さく、噴射方
向のずれが小さい場合を△印、600秒以内の印字休止
で顕著な目詰まりが発生した場合を×印として示した。
【0065】
【表4】
【0066】表4から明らかなように、実施例により得
られた記録用インクを用いた場合には、色調に優れ色再
現性が良好で、滲みがなく濃度の高い鮮明な画像であ
り、且つ耐水性および耐光性に優れた画像をいずれの印
字用紙を用いた場合にも得ることができ、また画像の乾
燥性にも優れている。さらに、実施例により得られた記
録用インクは、保存安定性に優れており、長期間の保存
後においても、また印字休止後においても、吐出信頼性
の高いインクジェット記録を行うことができる。
【0067】これに対し、比較例により得られた記録用
インクは、これらのいずれかが満足されないものであっ
た。すなわち、比較例1により得られた記録用インクで
は滲みの発生により画像の鮮明性に劣り、また画像の耐
水性が悪く、比較例2により得られた記録用インクでは
画像の耐水性が悪いものであった。比較例3により得ら
れた記録用インクでは滲みの発生により画像の鮮明性に
劣り、画像の耐光性が悪く、比較例4により得られた記
録用インクでは画像の鮮明性および画像の耐光性が悪
く、また記録用インクの保存安定性が劣るものであっ
た。比較例5により得られた記録用インクでは滲みの発
生により画像の鮮明性に劣り、記録用インクの保存安定
性が悪く、また吐出信頼性に劣っており、比較例6によ
り得られた記録用インクでは画像の耐水性および耐光性
が悪く、記録用インクの保存安定性および吐出信頼性に
劣るものであった。また、比較例7により得られた記録
用インクでは画像の鮮明性に劣り、画像の耐光性が悪
く、また記録用インクの保存安定性が劣るものであっ
た。さらに、実施例により得られた記録液を用いた場合
には、OHP適性が良好であったが、比較例1および5
により得られた記録液を用いた場合には、OHP適性に
劣るものであった。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、色調に優れ色再現性が
良好で色境界のにじみ及び画像にじみも少ない鮮明な画
像を形成することができ、且つ画像の耐水性および耐光
性に優れた記録用インクを得ることができる。また2色
重ね部の色再現性に優れ、オーバーヘッドプロジェクタ
ー用透明シートに透明性の優れた画像を形成することが
できる記録用インクを得ることができる。本発明によれ
ば、保存安定性に優れ、長期間の保存後や印字休止後に
おいても、インクジェット記録における吐出信頼性の高
い記録用インクを得ることができる。また、本発明によ
れば、記録用インクの普通紙に対する浸透性が高く、形
成された画像の乾燥性に優れ、且つ画像の滲みが防止さ
れ鮮明な画像を形成することができる記録用インクを得
ることができる。さらに、本発明の記録用インクを用い
るインクジェット記録方法により、耐水性および耐光性
に優れ、色再現性が良好で鮮明性に優れた画像を高解像
度で形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 昭子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 望月 博孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小谷野 正行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 露木 孝範 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 郁子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に分散または溶解する着色剤、水及び
    水溶性有機溶剤を主成分とする記録用インクにおいて、
    着色剤としてHLB値が11以上20以下の顔料と平均
    分子量が5000乃至15万であり繰り返し構造中にカ
    ルボン酸基或いはスルホン酸基を有する高分子染料を同
    時に含有し、分散剤として親水性部分と疎水性部分を有
    する高分子化合物および/または炭素数6以上のアルキ
    ル基を有する界面活性剤を含有することを特徴とする記
    録用インク。
  2. 【請求項2】 界面活性剤の少なくとも1種がポリオキ
    シアルキレン基を有する非イオン性界面活性剤であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録用インク。
  3. 【請求項3】 顔料の粒子径が0.01μm乃至0.l
    μmであることを特徴とする請求項1または2記載の記
    録用インク。
  4. 【請求項4】 界面活性剤が少なくともポリオキシアル
    キレン基を有する非イオン性界面活性剤と下記一般式
    (1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル
    酢酸塩及び/または下記一般式(2)で表されるジアル
    キルスルホ琥珀酸塩であることを特徴とする請求項1記
    載の記録用インク。 【化1】 式中、R1は炭素数6乃至14の分岐してもよいアルキ
    ル基を表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニ
    ウム、第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミンを
    表す。mは3から12の整数を表す。) 【化2】 (式中、R2は炭素数5乃至7の分岐したアルキル基を
    表し、Mはアルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、
    第4級ホスホニウムまたはアルカノールアミンを表
    す。)
  5. 【請求項5】 ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢
    酸塩またはジアルキルスルホ琥珀酸塩の対イオンがナト
    リウム、リチウム及び/または下記一般式(3)で表さ
    れる第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカ
    ノールアミン陽イオンであることを特徴とする請求項4
    記載の記録用インク。 【化3】 (式中、Xは窒素原子または燐原子を表し、R3、R4
    5、R6は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒド
    ロキシアルキル基、ハロゲン化アルキル基を表す。)
  6. 【請求項6】 ポリオキシアルキレン基を有する非イオ
    ン性界面活性剤が下記一般式(4)、(5)、(6)及
    び(7)で表される界面活性剤から選ばれる少なくとも
    1種であることを特徴とする請求項2、3、4または5
    記載の記録用インク。 【化4】 (式中、R7は炭素数6〜14の分岐してもよい炭素鎖
    を表し、kは5〜20の整数を表す。) 【化5】 (式中、m、nは0〜20の整数を表す。) 【化6】 式中、R8は炭素数6〜14の分岐してもよい炭素鎖を
    表し、nは5〜20の整数を表す。) 【化7】 式中、R9は炭素数6〜14の分岐してもよい炭素鎖を
    表し、n、mは0〜20の整数を表す。但しn、mは共
    に0となることはない。)
  7. 【請求項7】 ポリオキシアルキレン基を有する非イオ
    ン性界面活性剤とともに尿素誘導体の少なくとも1種が
    含有されていることを特徴とする請求項2、3、4、5
    または6記載の記録用インク。
  8. 【請求項8】 水溶性有機溶剤としてピロリドン誘導体
    が少なくとも1種含有されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6または7記載の記録用イン
    ク。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項9記載の記録用イン
    クを熱エネルギーまたは機械エネルギーにより微小な液
    滴として飛翔させ、ステキヒトサイズ度が3秒以上の被
    記録材に記録用インクを2.0g/m2乃至20g/m2
    の付着量で付着せしめることにより、解像度が10ドッ
    ト/mm×10ドット/mmの画像を被記録材上に形成
    することを特徴とする記録方法。
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