JP2000295485A - 印刷用画像処理装置 - Google Patents

印刷用画像処理装置

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JP2000295485A JP11095078A JP9507899A JP2000295485A JP 2000295485 A JP2000295485 A JP 2000295485A JP 11095078 A JP11095078 A JP 11095078A JP 9507899 A JP9507899 A JP 9507899A JP 2000295485 A JP2000295485 A JP 2000295485A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 RGBの画像データとCMYKの画像データ
の両方を処理することができ、印刷速度を高くする。 【解決手段】 RGB等の第1の色空間の画像データと
CMYK等の第2の色空間の画像データのいずれをも解
凍処理する解凍器22と、解凍された画像データが第1
の色空間の画像データの場合は第2の色空間の画像デー
タに色変換して印刷エンジンに供給し、解凍された画像
データが第2の色空間の画像データの場合は色変換する
ことなく印刷エンジンに供給する画像データ供給手段2
7,33とを有する。また、ホストコンピュータ1から
第1の色空間の画像データが供給される場合も、第2の
色空間の画像データが供給される場合も、一旦圧縮され
てメモリ10に格納され、その圧縮画像データがそのま
ま、印刷用画像処理装置20により解凍され、第1の色
空間の画像データの場合だけ色変換され、第2の色空間
の解凍画像データとして印刷エンジン12に供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷エンジンを有
する電子印刷装置において使用される印刷用画像処理装
置に関し、特に、所定の色空間における色毎の圧縮画像
データを供給され、その圧縮画像データを解凍し、印刷
エンジンに供給する印刷用画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタなどの電子印刷装置は、
ホストコンピュータなどにより生成された所定の色空間
の画像データを、レーザービームなどを利用した印刷エ
ンジンで印刷する。かかる電子印刷装置は、トナーの色
に対応した色空間の複数の色に対応した画像データを生
成し、印刷エンジンにおいて各色の画像データに従って
ドラム上に潜像を形成し、対応する色のトナーを付着し
印刷用紙に転写する。従って、電子印刷装置は、少なく
とも1ページ分の画像データを蓄積するイメージメモリ
(またはバンドメモリ)を有し、更に、このイメージメ
モリ内に保存された画像データを処理して、印刷エンジ
ンに適応した画像データを生成する画像処理装置を有す
る。
【0003】通常、イメージメモリに保存される画像デ
ータはデータ量が膨大になるので、所定のアルゴリズム
により圧縮された画像データとしてイメージメモリ内に
保存される。従って、画像処理装置は、かかる圧縮され
た画像データを少なくとも解凍し、その解凍した画像デ
ータを印刷エンジンに供給する。
【0004】従来の画像処理装置は、色毎の圧縮画像デ
ータを解凍し、そのまま印刷エンジンに供給する。従っ
て、印刷エンジンの印刷タイミングに対応する水平同期
信号またはビデオクロック(またはドットクロック)に
合わせて、画像処理装置は、圧縮画像データの解凍を開
始し印刷エンジンに解凍済みの画像データを供給する。
また、圧縮画像データを解凍する場合、圧縮アルゴリズ
ムによっては、先行するラスタの画像データを参照する
必要があり、その場合は、画像処理装置は、解凍済みの
画像データを一旦記憶し、解凍開始に合わせてかかる先
行する解凍済み画像データを参照する。
【0005】以上の様に、従来の画像処理装置は、内部
の解凍処理や解凍のための先行する解凍画像データの参
照などの画像処理を、全て印刷エンジンの印刷タイミン
グに依存して行わなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子印刷装置は、ホス
トコンピュータからRGBの画像データを供給される場
合もあれば、印刷エンジンのトナーに対応したCMYK
の画像データを供給される場合もある。従来の電子印刷
装置内の画像処理装置は、印刷エンジンで利用するトナ
ーに対応したCMYKの画像データのみを処理する。従
って、RGBの画像データを供給されると、電子印刷装
置内の色変換ユニットによりCMYKの画像データに色
変換し、例えば1ページ分のCMYKの圧縮画像データ
がイメージバッファ(バンドメモリ)内に格納される。
また、CMYKの画像データが供給されると、そのまま
圧縮されてイメージバッファ内に格納される。その後、
上記した通り、印刷エンジンのタイミングに合わせて、
画像処理装置により解凍処理されて印刷エンジンに供給
される。
【0007】しかしながら、1ページ分のRGBの画像
データを色変換するためには、一定の処理時間を必要と
し、かかる色変換を行ったCMYKの画像データを一旦
圧縮してイメージバッファ内に格納し、その後ラスタ毎
に解凍処理する方法では、印刷に要する時間が長時間に
なる。特に、色変換の処理は、印刷処理のオーバーヘッ
ド時間になり、印刷開始までの時間が長くなる原因とな
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記従来の課題
を解決した印刷用の画像処理装置を提供することにあ
る。
【0009】更に、本発明の目的は、RGB等の第1の
色空間の画像データとYMCK等の第2の色空間の画像
データのいずれをも処理することができる印刷用画像処
理装置を提供することにある。
【0010】更に、本発明の目的は、第2の色空間によ
って印刷する印刷エンジンを有する電子印刷装置におい
て、第1の色空間の画像データと第2の色空間の画像デ
ータのいずれをも処理して、印刷エンジンに第2の色空
間の画像データを供給することができる印刷用画像処理
装置を提供することにある。
【0011】更に、本発明の目的は、第2の色空間によ
って印刷するタンデム方式の印刷エンジンを有する電子
印刷装置において、第1の色空間の画像データと第2の
色空間の画像データのいずれをも処理して、印刷エンジ
ンに第2の色空間の画像データを供給することができる
印刷用画像処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の印刷用画像処理装置は、RGB等の第1
の色空間の画像データとCMYK等の第2の色空間の画
像データのいずれをも解凍処理する解凍器と、解凍され
た画像データが第1の色空間の画像データの場合は第2
の色空間の画像データに色変換して印刷エンジンに供給
し、解凍された画像データが第2の色空間の画像データ
の場合は色変換することなく印刷エンジンに供給する画
像データ供給手段とを有する。
【0013】上記の発明によれば、ホストコンピュータ
から第1の色空間の画像データが供給される場合も、第
2の色空間の画像データが供給される場合も、一旦圧縮
されてメモリに格納され、その圧縮画像データがそのま
ま、本発明の印刷用画像処理装置により解凍され、第1
の色空間の画像データの場合だけ色変換され、第2の色
空間の解凍画像データとして印刷エンジンに供給され
る。従って、ホストコンピュータから供給され、内部で
解凍処理されて印刷エンジンに画像データを供給するま
での時間が、第1の色空間の画像データの場合でも第2
の色空間の画像データと同程度に短くなり、高速印刷を
可能にする。
【0014】上記の目的を達成するために、本発明は、
第1または第2の色空間における色毎の圧縮画像データ
を供給され、前記圧縮画像データを解凍し、前記第2の
色空間におけるトナーで印刷する印刷エンジンに当該解
凍画像データを供給する印刷用画像処理装置において、
前記供給される第1または第2の色空間の圧縮画像デー
タを解凍する解凍器と、前記解凍器により解凍された前
記第1または第2の色空間の解凍画像データを保持する
解凍画像データメモリと、前記解凍画像メモリから前記
解凍画像データを読み出し、当該読み出しデータが前記
第1の色空間の解凍画像データの場合は第2の色空間の
解凍画像データに変換し、当該読み出しデータが第2の
色空間の解凍画像データの場合は変換することなく、当
該第2の色空間の解凍画像データを前記印刷エンジンに
供給する画像データ供給手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】また、上記の目的を達成するために、本発
明は、第1または第2の色空間における色毎の圧縮画像
データを供給され、前記圧縮画像データを解凍し、前記
第2の色空間におけるトナーで印刷する印刷エンジンに
当該解凍画像データを供給する印刷用画像処理装置にお
いて、前記供給される第1または第2の色空間の圧縮画
像データを解凍する解凍器と、少なくとも前記第1の色
空間の色数分の解凍画像データを保持する容量を有し、
前記解凍器により解凍された前記第1または第2の色空
間の解凍画像データを保持する解凍画像データメモリ
と、前記解凍画像メモリから前記解凍画像データを読み
出し、当該読み出しデータが前記第1の色空間の解凍画
像データの場合は第2の色空間の解凍画像データに変換
し、当該読み出しデータが第2の色空間の解凍画像デー
タの場合は変換することなく、当該第2の色空間の解凍
画像データを前記印刷エンジンに供給する画像データ供
給手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、上記の目的を達成するために、本発
明は、第1または第2の色空間における色毎の圧縮画像
データを供給され、前記圧縮画像データを解凍し、前記
第2の色空間におけるトナーで印刷する印刷エンジンに
当該解凍画像データを供給する印刷用画像処理装置にお
いて、前記供給される第1または第2の色空間の圧縮画
像データを解凍する解凍器と、前記解凍器により解凍さ
れた前記第1または第2の色空間の解凍画像データを保
持する解凍画像データメモリとをそれぞれ有し、少なく
とも前記第1の色空間の色数に対応する複数個の解凍ユ
ニットと、前記複数個の解凍ユニット内の前記解凍画像
メモリから前記解凍画像データを読み出し、当該読み出
しデータが前記第1の色空間の解凍画像データの場合は
第2の色空間の解凍画像データに変換し、当該読み出し
データが第2の色空間の解凍画像データの場合は変換す
ることなく、当該第2の色空間の解凍画像データを前記
印刷エンジンに供給する画像データ供給手段とを有する
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明は、電子印刷装置内の画像処理装置に関するが、
以下における実施の形態例の説明では、レーザービーム
を利用したページプリンタを例にして説明する。但し、
本発明は、そのようなページプリンタに限定されるもの
ではない。
【0018】[第1の実施の形態例]図1は、第1の実
施の形態例における電子印刷装置の構成を示す図であ
る。ページプリンタなどの電子印刷装置2は、入出力バ
ッファ3を介してホストコンピュータ1と接続される。
電子印刷装置2内には、実際の印刷を行う印刷エンジン
12に加えて、ホストコンピュータ1から供給される所
定の印刷言語で記述された画像データを処理するコント
ローラを有する。コントローラは、図中、印刷エンジン
12とホストコンピュータ1以外の部分であり、CPU
5、供給される画像データを解釈する解釈プログラムを
格納するメモリ6、圧縮・解凍プログラムを格納するメ
モリ7、例えば1ページ分の圧縮された画像データを格
納するイメージバッファ(バンドメモリ)10、RGB
の画像データに対して複数の画像を重ね合わせる等の画
像合成を行うROP(ラスタオペレーション)プログラ
ムを格納するメモリ11、及び印刷位置を設定する設定
部9等を有し、これらはシステムバス4を介して接続さ
れる。更に、コントローラは、イメージバッファ10内
に格納された圧縮された画像データを解凍し、印刷エン
ジンに適応した解凍された画像データを供給する画像処
理装置20を有する。
【0019】ホストコンピュータ1から供給される所定
の印刷言語で記述された画像データは、CPU5により
解釈プログラムに従って解釈される。また、CPU5
は、画像データを圧縮・解凍プログラムに従って、例え
ばラスタ毎に圧縮する。圧縮された画像データは、色空
間内の色毎に、ラスタ単位でイメージバッファ10内に
格納される。
【0020】通常、ホストコンピュータ1から供給され
る画像データは、RGBの色空間による画像データであ
る場合と、印刷エンジンのトナーであるCMYKの色空
間による画像データである場合とがある。そして、ペー
ジプリンタなどの印刷エンジン12では、CMYKのト
ナーを利用する。本実施の形態例における、電子印刷装
置2は、いずれの色空間の画像データでも一旦圧縮して
イメージバッファ10内格納し、画像処理装置20によ
り解凍する。イメージバッファ10は、例えば1ページ
分の圧縮された画像データを記録するDRAMなどで構
成される。また、RGBの画像データが供給される場合
は、画像処理装置20内で解凍後にCMYKの色空間の
画像データに色変換される。そして、画像処理装置20
は、CMYKの画像データを印刷エンジン12の印刷の
タイミングに合わせて供給する。
【0021】画像処理装置20は、例えばASIC(Applic
ation Specific Integrated Circuit)により形成され
る集積回路装置であり、イメージバッファ10内の圧縮
された画像データを直接読み出し、解凍し、必要に応じ
て色変換して印刷エンジンに解凍された画像データを供
給する。第1の実施の形態例での画像処理装置20は、
内部のタイミングを制御するコントローラ30と、イメ
ージバッファ10内の圧縮画像データをCPU5を介す
ることなく直接読み出すダイレクト・メモリ・アクセス
(DMA)コントローラ21と、その読み出された圧縮
画像データを解凍する解凍器22と、解凍された画像デ
ータを保存する例えばSRAMなどの高速メモリからな
る第1及び第2の解凍画像メモリ24,25と、第1ま
たは第2の解凍画像メモリ24,25から解凍画像デー
タを読み出す印刷用読み出しバッファ27と、RGBの
画像データからCMYKの画像データに色変換を行うコ
ンバータ33とを有する。印刷用読み出しバッファ27
とコンバータ33により、印刷エンジン12にCMYK
の画像データを供給する画像データ供給手段を構成す
る。
【0022】更に、画像処理装置20は、第1または第
2の解凍画像メモリ24,25から解凍画像データを読
み出して、解凍器22に供給する解凍用読み出しバッフ
ァ29と、ラスタ内のどの位置の画像を印刷するかの情
報を格納する印刷読み出しタイミングレジスタ32を有
する。
【0023】例えば、RGBの色空間の画像データがホ
ストコンピュータ1から供給され、圧縮プログラム7に
より圧縮されてイメージバッファ10内に、色プレーン
単位で且つラスタ単位で格納される。
【0024】DMAコントローラ21は、イメージバッ
ファ(バンドメモリ)10から圧縮画像データを連続し
て読み出し、解凍器22に供給する。DMAコントロー
ラ21の速度は、解凍器22が必要とするデータ量を常
に供給し続けることができるだけの速度が保証されてい
ればよい。解凍器22は、通常、1ラスタ(印刷行)単
位の圧縮画像データを解凍し、ラスタ単位の解凍画像デ
ータが、書き込みバッファ23により第1及び第2の解
凍画像メモリ24,25のいずれか一方に書き込まれ
る。解凍器22による解凍処理の速度は、必ずしも印刷
エンジンの1ドットクロック(またはイメージクロッ
ク)CLK毎に画素1ドットを解凍する必要はなく、1ラ
スタ時間内で、1ラスタ分の圧縮画像データを解凍すれ
ばよい。なお、ドットクロックCLKは、印刷エンジン1
2内のレーザービームの主走査方向の走査タイミングで
ある水平同期信号HSYNCの周期を1ラスタ内のドット数
で割った周期を有する。
【0025】解凍画像メモリ24,25は、例えばSR
AMなどから構成される高速ランダムアクセスメモリで
あり、解凍された複数の(例えば4つの)画像データを
それぞれ1ラスタ分全て格納できる容量をそれぞれ持
ち、任意のアドレスから任意のタイミングで読み出し可
能であり、少なくとも2セット、第1及び第2の解凍画
像メモリ24,25、で構成される。この2セットの解
凍画像メモリ24,25は、物理的に別のメモリであ
り、いずれか一方に書き込みを行っている間に、他方か
ら読み出しを行うことができる。
【0026】印刷用読み出しバッファ27と解凍用読み
出しバッファ29は、第1または第2の解凍画像メモリ
24,25いずれか他方から、上記の解凍器22の解凍
処理のタイミングとは独立したタイミングで、ラスタ単
位の解凍画像データを読み出す。印刷用読み出しバッフ
ァ27は、印刷エンジン12の印刷タイミングであるド
ットクロック(HSYNC、CLK)に従って、解凍画像メモリ
24,25から解凍画像データを読み出し、CMYKの
画像データの場合は、そのまま、印刷エンジン12にそ
の様式に変換して供給する。また、RGBの画像データ
の場合はコンバータ33でCMYKの画像データに色変
換されて印刷エンジン12に供給される。後で詳述する
が、印刷読み出しバッファ27は、コントローラ30か
らの制御信号に応答して、印刷エンジン12のラスタタ
イミング毎に、ラスタ毎の解凍画像データを読み出し、
色変換コンバータ33や印刷エンジン12に供給した
り、或いは、ラスタタイミング毎に解凍画像データを繰
り返し色変換コンバータ33や印刷エンジン12に供給
したりする。また、印刷読み出しバッファ27は、ラス
タ内の任意の位置の解凍画像データを、印刷読み出しタ
イミングレジスタ32に設定された情報に従って読み出
し、供給することもある。それにより、印刷用紙内に印
刷画像を所定量移動させて印刷することができる。
【0027】解凍用読み出しバッファ29は、解凍器2
2の解凍アルゴリズムが、先行するラスタの画像データ
の参照を必要とする場合に利用される。解凍用読み出し
バッファ29は、SRAMからなる解凍画像メモリ24、2
5内の解凍画像データをメモリのタイミングやバス幅で
読み出し、解凍器22の様式に変換して解凍処理のタイ
ミングで供給する。解凍用読み出しバッファ29と印刷
用読み出しバッファ27とが、同時に同じ解凍画像メモ
リ24,25から解凍画像データを読み出す場合は、時
分割で例えば8バイトずつ両バッファからの読み出しを
交互に行い、それぞれの供給先のデータ幅やタイミング
に変換する。
【0028】そして、印刷エンジン12は、供給された
CMYKの解凍画像データに従って例えばレーザーの駆
動を行い、印刷を行う。各色プレーン毎に1枚分の印刷
が行われ、CMYK全てのプレーンの印刷が終了する
と、印刷用紙上にカラー画像が形成される。或いは、タ
ンデム方式の場合は、CMYKの画像データを並列に供
給されて印刷を行う。
【0029】第1の実施の形態例における画像処理装置
20は、例えばASIC(ApplicationSpecific Integrated
Circuit)により形成される集積回路装置である。この
画像処理装置20は、上記した通り、解凍後の画像デー
タを保存する解凍画像メモリ24,25を設け、解凍器
22による解凍のタイミングと、印刷用読み出しバッフ
ァ27による解凍画像データの印刷エンジン12への供
給タイミングとを別々に制御できるようにしている。こ
れにより、後述するとおり、画像データの解像度変換処
理や印刷用紙上での印刷位置の移動を比較的容易に行う
ことができる。
【0030】第1の実施の形態例は、上記した通りホス
トコンピュータ1から印刷エンジン12のトナーの色に
対応したCMYKの画像データが供給される場合と、ホ
ストコンピュータでのアプリケーションプログラムの色
に対応したRGBの画像データが供給される場合との両
方に対応できる。従って、イメージバッファ10内に
は、RGBの圧縮画像データが格納されることもあれ
ば、CMYKの圧縮画像データが格納されることもあ
る。
【0031】それに伴って、画像処理装置20は、CM
YKの圧縮画像データもRGBの圧縮画像データもいず
れも処理を行うことができる構成を有する。即ち、画像
処理装置20内に設けられた、2セットの解凍画像メモ
リ24,25は、それぞれ4色分の解凍画像データを保
存することができる。それに伴い、書き込みバッファ2
3は、解凍画像メモリ24,25にCMYKまたはRG
Bの色毎に分けて解凍済みの画像データを書き込むこと
ができる。更に、印刷用読み出しバッファ27は、解凍
画像メモリ24,25から、RGBの解凍画像データを
並列的に任意の位置から任意のタイミングで読み出すこ
とができる。また、解凍用読み出しバッファ29は、解
凍器22の処理に対応して、色毎の解凍済み画像データ
を読み出して供給することができる。
【0032】例えば、ポストスクリプト(postscript)
言語による画像データが供給される場合、ホストコンピ
ュータ1からは、すでにアプリケーション側で色変換し
たCMYKの画像データが供給される。その場合は、電
子印刷装置2は、供給されたトナーの色に対応するCM
YKの画像データをそのまま圧縮してイメージバッファ
(バンドメモリ)10内に格納する。ポストスクリプト
言語による画像データの場合は、電子印刷装置2による
色変換処理に依存せずに、ホストコンピュータ1におい
てオペレータにより指定される独自に色変換処理が行わ
れ、電子印刷装置2は供給されるCMYKの画像データ
をそのまま印刷するだけである。
【0033】一方、通常のアプリケーションプログラム
などによる画像データとして、ホストコンピュータ1か
らRGBの画像データが供給される場合も、そのRGB
の画像データをそのまま圧縮してイメージバッファ(バ
ンドメモリ)10内に格納する。そして、画像処理装置
20によりラスタ毎に解凍すると共に、色変換コンバー
タ33によりCMYKの画像データに色変換処理して印
刷エンジン12に供給する。
【0034】なお、本実施の形態例では、RGBの画像
データの場合は、色変換処理に利用される変換テーブル
を特定する等の変換処理を特定する属性データXを伴
う。従って、本実施の形態例では、RGBの色空間の画
像データの場合は、RGBXの画像データ(属性データ
を含む)とする。
【0035】通常のアプリケーションプログラムなどに
よるRGBの画像データがホストコンピュータ1から供
給される場合、イメージバッファ10内にそのRGB画
像データを格納し、例えば、複数ページのRGB画像デ
ータを重ね合わせる等の合成処理を電子印刷装置内で行
うことができる。このような画像合成機能を、例えばラ
スタ・オペレーション(ROP)と称する場合がある。
【0036】この様に、RGBXの圧縮画像データがイ
メージバッファ10内に格納される場合、画像処理装置
20がCMYKの画像データしか処理できない構成であ
ると、1ページ分のRGBXの画像データは、画像処理
装置20内で解凍処理する前に、色変換ユニット8によ
りCMYKの画像データに変換しなければならない。こ
の色変換処理の後で、画像処理装置20において1ラス
タずつ解凍処理すると、解凍処理前の色変換処理に比較
的長時間を要することになり、印刷に要する時間のオー
バーヘッド時間が長くなる。
【0037】そこで、第1の実施の形態例では、画像処
理装置20内に設けた2セットの解凍画像メモリ24,
25を、それぞれ4色の画像データを格納できるように
する。即ち、イメージバッファ10内に格納された4つ
のRGBXの圧縮画像データが、DMAコントローラ2
1により1ラスタ期間内に連続して読み出され、解凍器
22により解凍され、4色の解凍画像データが解凍画像
メモリ24,25のいずれか一方の書き込み状態のメモ
リに書き込まれる。そして、次のラスタ期間において、
書き込まれたRGBXの解凍画像データが、読み出し状
態のメモリ24,25から、印刷用読み出しバッファ2
7により並列に読み出され、色変換のコンバータ33に
よりRGBXの画像データからCMYKのいずれかの画
像データに変換され、印刷エンジン12に供給される。
コンバータ33は、属性データXに従って、図示しない
色変換テーブルを設定し、その色変換テーブルを利用し
て1ドットずつCMYKのいずれかの画像データに変換
する。
【0038】上記の画像処理装置20によれば、1ラス
タ単位でRGBXの画像データが解凍処理と色変換処理
をパイプライン的に行うことができ、最初に1ページ分
の色変換処理を行う場合に比較して、オーバーヘッド時
間を節約することができ、印刷速度を早くすることがで
きる。
【0039】イメージバッファ10内にCMYKの画像
データが格納される場合は、解凍器22により解凍され
て解凍画像メモリ24,25に格納され、印刷用読み出
しバッファ27は、それを読み出し、コンバータ33を
介することなく、直接印刷エンジン12に供給する。
【0040】以下、図1に示した第1の実施の形態例に
おける画像処理装置20が、CMYKの画像データに対
して解凍などの画像処理を行ってシングル方式の印刷エ
ンジンに画像データを供給する場合と、RGBXの画像
データに対して解凍と色変換の画像処理を行ってシング
ル方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合と、
CMYKの画像データに対して画像処理を行いタンデム
方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合とにつ
いて、順次説明する。
【0041】図2は、イメージバッファ(バンドメモ
リ)10内に格納されたCMYKの圧縮画像データを画
像処理する場合のタイミングチャートである。図2の
(a)は、ラスタ期間R0,R1等の印刷エンジン12
の印刷のタイミングを示す水平同期信号HSYNCを示す。
図2(b)は、イメージバッファ10内のCMYKの画
像メモリを示し、この例では、イメージバッファ10内
には、CMYKの圧縮された画像データが、1ラスタ単
位で格納される。即ち、アドレスの低い領域から、Cプ
レーンの画像データCIDr0、CIDr1....が格納
され、アドレスの高い領域では、Kプレーンの画像デー
タKIDrm-1、KIDrmが格納される。図2(c)は、
DMAコントローラ21による読み出し、解凍器22の
解凍処理、書き込みバッファ23による画像メモリ2
4,25への書き込み処理を示す。図2(d)、(f)
は、それぞれ書き込み状態の解凍画像メモリと読み出し
状態の解凍画像メモリ内の画像データを示す。図2
(f)は、印刷用読み出しバッファ27による解凍画像
データの読み出しと印刷エンジン12への供給処理を示
す。
【0042】図2の例では、画像データの解像度の変更
はないものとする。ラスタ期間R0,R1毎に、DMAコン
トローラ21は、イメージバッファ10内の圧縮された
画像データをラスタ単位で読み出し、解凍器22に供給
する(処理(c))。図2の例では、Cプレーンの画像
処理が示され、最初にシアンの圧縮画像データCIDr0
が読み出される。この圧縮画像データCIDr0は、解凍
器22により解凍アルゴリズムに従って解凍され、書き
込みバッファ23により、書き込み状態の解凍画像メモ
リ24に書き込まれる(処理(c))。
【0043】次のラスタ期間R1において、次のラスタ
の圧縮画像データCIDr1がDMAコントローラ21に
より読み出され、解凍器22に供給され、書き込みバッ
ファ23により書き込み状態の解凍画像メモリ25に書
き込まれる。それと並行して、印刷用読み出しバッファ
27は、読み出し状態の解凍画像メモリ24から、保存
されている1ラスタ分の解凍画像データCIDr0を読み
出し、印刷エンジン12に直接供給する。この時の読み
出しのタイミングは、コントローラ30からの制御信号
により制御され、読み出すべきラスタ内の解凍画像デー
タの領域は、印刷読み出しタイミングレジスタ32に設
定される。コントローラ30からの制御信号により読み
出しの頻度、繰り返し回数などが制御されて、上記した
解像度の変更を可能にする。また、印刷読み出しタイミ
ングレジスタ32の設定値により読み出す領域を設定
し、読み出しタイミングを制御することで、印刷用紙内
での印刷画像の移動を可能にする。いずれにしても、印
刷用読み出しバッファ27の読み出しタイミングや供給
タイミングは、解凍処理とは独立のタイミングで制御さ
れる。
【0044】ラスタ期間R1において、解凍器22が先
行するラスタの画像データの参照を必要とする場合は、
解凍用読み出しバッファ29により、読み出し状態の解
凍画像メモリ24内の解凍画像データCIDr0が、解凍
処理のタイミングに合わせて読み出され、解凍器22に
供給される。解凍用読み出しバッファ29の読み出しタ
イミングは、印刷用読み出しバッファ27とは独立して
いる。但し、両バッファ27,29が同時に同じ解凍画
像データCIDr0を読み出す必要がある場合は、所定の
データ単位(例えば8バイト単位)で時分割に読み出さ
れる。
【0045】次のラスタにおいても、同様の画像処理が
画像処理装置20により行われる。Cプレーンの1ペー
ジ分の画像処理が終了すると、次のMプレーンの1ペー
ジ分の画像処理が行われ、更にYプレーン、Kプレーン
の1ページ分の画像処理が行われる。その結果、印刷エ
ンジン12内では、CMYKそれぞれのトナーがそれぞ
れの潜像に従って印刷用紙上に重ね印刷され、カラーの
画像が生成される。
【0046】図3は、RGBXの画像データに対して解
凍と色変換の画像処理を行ってシングル方式の印刷エン
ジンに画像データを供給する場合を説明するタイミング
チャートである。図中(a)〜(f)は、図2と同じで
ある。図3の場合は、イメージバッファ10内には、ア
ドレスの低い領域からアドレスの高い領域にRGBXの
画像データ(但しXは属性データ)が、ラスタ単位で順
に格納される。即ち、ラスタr0に対しては、Rの画像デ
ータRIDr0、Gの画像データGIDr0、Bの画像デー
タBIDr0及びXの属性データXr0が格納される。これ
らのデータ長は、それぞれに応じて異なる。そして、次
のラスタr1に対しても、同様に、RGBXそれぞれのデ
ータが1ラスタ分格納され、そして、最後のラスタrmに
対するRGBXそれぞれのデータが最終領域に格納され
る。
【0047】図3の場合は、1つのラスタ期間内におい
て、RGBXの画像データを全て解凍し、色変換用のコ
ンバータ27に与えることで、例えばCプレーンの1ラ
スタ分の画像データCIDを印刷エンジン12に供給す
る。従って、DMAコントローラ21と解凍器22と書
き込みバッファ23及び解凍用読み出しバッファ29
は、図2のCMYKに比較して4倍の高速処理能力を有
し、1ラスタ期間内において、4種類の画像データをそ
れぞれ処理する。
【0048】ラスタ期間R0において、DMAコントロ
ーラ21は、イメージバッファ10から最初のラスタr0
のRGBXの画像データ(但し属性データXを含む)を
読み出し、解凍器22に供給する(処理(c))。解凍
器22は、水平同期信号HSYNCから決まるビデオクロッ
クCLKの4倍の速度で、各画像データRIDr0、GI
Dr0、BIDr0、Xr0を解凍する。そして、書き込みバ
ッファ23は、それら解凍された画像データRIDr0、
GIDr0、BIDr0、Xr0を、書き込み状態の解凍画像
メモリ24内のそれぞれ対応する領域に書き込む(処理
(c))。
【0049】次のラスタ期間R1において、同様に、D
MAコントローラ21は、イメージバッファ10から次
のラスタr1のRGBXの画像データを読み出し、解凍器
22に供給し、解凍器22は、ビデオクロックCLKの
4倍の速度で、各画像データRIDr1、GIDr1、BI
Dr1、Xr1を解凍する。この時、解凍器22が、先行す
る1ラスタ前の画像データの参照を必要とする場合は、
解凍用読み出しバッファ29により、解凍器22の解凍
処理のタイミングに対応して、読み出し状態の解凍画像
メモリ24から、各画像データRIDr0、GIDr0、B
IDr0、Xr0を順に読み出し、解凍器22に供給する。
【0050】読み出し状態の解凍画像メモリ24内の解
凍画像データRIDr0、GIDr0、BIDr0、Xr0は、
印刷用読み出しバッファ27により、並列に読み出さ
れ、色変換用のコンバータ33に供給される。色変換用
のコンバータ33では、属性データXを参照して対応す
る色変換テーブルを利用して、RGBの画像データから
Cプレーンの画像データCIDr0に変換する。この色変
換処理は、ドット単位で印刷エンジンのイメージクロッ
クCLKに同期して行われる。色変換された画像データC
IDr0は、印刷エンジン12に供給され印刷処理され
る。この時、色変換のコンバータ33の処理の遅延が、
印刷エンジン12に供給される画像データCIDr0に発
生するが、解凍処理される前の1ページ分の色変換処理
に要する時間に比較すると、その遅延時間は短い。
【0051】上記の例では、解凍画像メモリ24,25
を4色の画像データを同時に格納することができる構成
にしたので、印刷用読み出しバッファ27は、RGBX
のデータを並列して読み出し、色変換用コンバータ33
に供給することができる。色変換コンバータ33では、
印刷エンジン12の印刷速度に対応して1ドット単位で
RGBの画像データからCMYKのいずれかの画像デー
タへの色変換を行う。従って、画像処理装置20の前段
階で1ページ分のRGBXの画像データに対してCMY
Kへの色変換処理するよりも、印刷速度を上げることが
できる。
【0052】図4は、CMYKの画像データに対して画
像処理を行いタンデム方式の印刷エンジンに画像データ
を供給する場合のタイミングチャートである。図1に示
した第1の実施の形態例では、DMAコントローラ2
1、解凍器22等は、1ラスタ期間内に4つの画像デー
タを処理する能力を有する。しかし、図2の如くイメー
ジバッファ10内にCMYKの画像データが格納されて
いる場合は、各色のプレーン毎に画像データの解凍と印
刷エンジンへの供給がなされる。従って、CMYKの画
像データの場合は、解凍器22等の能力を十分に利用し
ていない。
【0053】図4の例では、印刷エンジン12が4つの
色に対して並列的に印刷をすることができるタンデムタ
イプの場合であって、CMYKの画像データが各ラスタ
期間内で解凍され、解凍画像メモリ24,25に書き込
まれ、並列に読み出されて印刷エンジン12に供給され
る。
【0054】イメージバッファ10内には、色変換され
たCMYKの圧縮画像データが、ラスタ毎に連続して格
納される。即ち、ラスタr0に対しては、CMYKの画像
データCIDr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0がその
順に格納され、次のラスタr1についても同様である。
【0055】ラスタの期間R0において、DMAコントロ
ーラ21は、イメージバッファ10から、CMYKの圧
縮画像データCIDr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0
を時系列に読み出し、解凍器22に供給する(処理
(c))。従って、解凍器22は、1ラスタ期間内に4
つの圧縮画像データを解凍する。そして、書き込みバッ
ファ23は、書き込み状態の一方の解凍画像メモリ24
にそれらの解凍された画像データを書き込む(処理
(c))。
【0056】次のラスタ期間R1でも、同様にDMAコン
トローラ21は、イメージバッファ10から、次のラス
タのCMYKの圧縮画像データCIDr1、MIDr1、Y
IDr1、KIDr1を時系列に読み出し、解凍器22は、
それら4つの圧縮画像データを解凍する。そして、書き
込みバッファ23は、書き込み状態に変換された解凍画
像メモリ25にそれらの解凍された画像データを書き込
む(処理(c))。この時、解凍器22が、1つ前のラ
スタの画像データの参照を必要とする場合は、解凍用の
読み出しバッファ29が、読み出し状態の解凍画像メモ
リ24から解凍された画像データCIDr0、MIDr0、
YIDr0、KIDr0を、解凍処理のタイミングに従って
読み出し、供給する。
【0057】ラスタ期間R0の間に、4色のCMYKの
解凍された画像データCIDr0、MIDr0、YIDr0、
KIDr0が、画像メモリ24に並列アクセス可能な状態
で格納されているので、ラスタ期間R1において、印刷
用読み出しバッファ27は、4色の画像データを、それ
ぞれ任意の領域を任意のタイミングで読み出して、印刷
エンジン12に供給することができる。印刷エンジン1
2が、4つの色に対して平行して印刷することができる
タンデムエンジンである場合は、図4(f1)に示され
る通り、印刷用読み出しバッファ27が、例えば、4つ
の画像データCIDr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0
を同時に並行して供給することで、高速印刷を可能にす
る。
【0058】また、印刷エンジン12内の4つのエンジ
ンの動作タイミングによっては、4つの画像データCI
Dr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0の供給を少しずつ
時間をずらす必要がある場合は、図4(f2)の如く、
印刷用読み出しバッファ27は、読み出し状態の画像メ
モリ24から、それぞれの画像データを時間をずらして
読み出し、印刷エンジン12に供給する。
【0059】解凍された画像データを格納する解凍画像
メモリを、2セット設けたことにより、印刷エンジン1
2に画像データを供給するための読み出しのタイミング
を、解凍処理と独立して任意に設定することができ、種
々の印刷エンジン12に対応して画像データを供給する
ことができる。
【0060】第1の実施の形態例において、RGBXの
画像データを処理して、タンデムエンジンにCMYKの
画像データを並列して供給することもすることも可能で
ある。その場合は、色変換のコンバータ33を、4色の
画像データに変換するための構成にする必要がある。例
えば、4重に色変換コンバータ33を設けることで、R
GBXの画像データからCMYKの4色の画像データに
平行して色変換することができる。その場合は、画像処
理装置20内での処理は、図3の例と同じであり、最後
の色変換処理だけが、4色分並列して行われ、CMYK
の画像データが同時に印刷エンジンに供給される。
【0061】第1の実施の形態例において、2セットの
解凍画像メモリ24,25の一方を解凍後の書き込みメ
モリとし、他方を印刷用の読み出しメモリとして使用す
ることで、印刷用読み出しバッファ27による読み出し
のタイミング、読み出す領域、読み出す頻度などを解凍
処理と独立して制御することができる。従って、後述す
る第2の実施の形態例と同様に、解像度を変更して印刷
することも自在にできる。更に、印刷用読み出しバッフ
ァ27による読み出しのタイミング、読み出す領域を適
宜制御することにより、印刷用紙上で印刷画像を適宜移
動させて印刷することもできる。
【0062】図5は、解像度に変更がない場合の画像処
理装置の処理を示す図である。この例では、画像処理装
置20は、600dpiの解像度に対応した圧縮画像デー
タを処理して印刷エンジン12の解像度である600dp
iに対応した画像データを生成して、印刷エンジン12
に供給する。図2中(a)〜(f)は、図2,3,4の
(a)〜(f)に対応する。また、(g)は印刷エンジ
ン12が印刷する画像データを示す。
【0063】イメージバッファ(バンドメモリ)10内
に格納されているラスタ単位の圧縮画像データIDr0〜
IDr5が、ラスタ毎のタイミングで、DMAコントローラ
21により読み出され、解凍器22に供給され、圧縮画
像データIDr0〜IDr5がそれぞれ解凍される(処理
(c))。書き込みバッファ23は、その解凍された画
像データを解凍画像メモリ24,25に交互に書き込む
(処理(c))。解凍画像メモリ24はSRAM#0で示さ
れ、解凍画像メモリ25はSRAM#1で示される。次に、解
凍画像メモリ24と25とが、次のラスタ期間で書き込
み状態と読み出し状態とが切り替えられ、印刷用読み出
しバッファ27により解凍画像メモリ24,25から交
互に解凍画像データが読み出される(処理(f))。印
刷用読み出しバッファ27は、印刷エンジン12にその
印刷のタイミングHSYNC(またはドットクロックCL
K)に同期して、読み出した解凍画像データを供給する
(処理(f))。解凍器22が先行するラスタの画像デ
ータの参照を必要とする解凍アルゴリズムを使用する場
合は、解凍用読み出しバッファ29により、印刷用読み
出しバッファ27と共に時分割で解凍画像データが読み
出し状態の解凍画像メモリ24,25から読み出され
る。
【0064】図5に示される通り、解凍画像メモリ2
4,25の一方に書き込みが行われている間は、解凍画
像メモリ24,25の他方から読み出しが行われる。両
者の処理の頻度は、同じである。
【0065】図6は、高い解像度に変換する場合の画像
処理装置の処理を示す図である。この例では、画像処理
装置20は、300dpiの解像度に対応した圧縮画像デ
ータを処理して印刷エンジン12の解像度である600
dpiに対応した画像データを生成して、印刷エンジン1
2に供給する。
【0066】600dpiの印刷エンジンで印刷を行うた
めには、300dpiの解像度に対応した画像データIDr
0〜IDr5を、1ラスタ期間おきにイメージバッファ1
0から読み出し、解凍して、書き込み状態の解凍画像メ
モリ24,25に書き込む。一方、読み出し状態の解凍
画像メモリ24,25からは、印刷用読み出しバッファ
27により、各ラスタ期間毎に解凍画像データを読み出
し、印刷エンジン12に供給する。また、解凍用読み出
しバッファ29は、解凍器22が解凍処理を行う時だ
け、読み出し状態の解凍画像メモリ24,25内の解凍
画像データを読み出し解凍器22に供給する。印刷用読
み出しバッファ27は、内部に1ラスタ分の容量のメモ
リを有する場合は、2回ずつ解凍画像データを読み出す
必要はない。
【0067】また、画像データIDr1が解凍される間、
解凍アルゴリズムによっては、解凍画像メモリ24(SR
AM#0)からは、印刷用読み出しバッファ27と解凍用読
み出しバッファ29とで時分割で同時に読み出される場
合がある。
【0068】ホストコンピュータ1から供給される画像
データがより高い解像度を有する場合は、上記と逆に、
解凍器22による解凍の頻度に比較して、読み出し状態
の解凍画像メモリ24,25からの読み出しと印刷エン
ジン12への画像データの供給の頻度は低くなる。その
結果、高い解像度の画像データから所定の比率で間引か
れたドットの画像データが印刷エンジン12に供給さ
れ、低い解像度の画像の印刷を可能にする。
【0069】解像度の変更に伴うDMAコントローラ2
1や印刷読み出しバッファ27の制御は、コントローラ
30により適宜行われる。
【0070】図6に示される通り、第1の実施の形態例
における画像処理装置20は、解凍された画像データを
一旦格納する少なくとも2セットの解凍画像メモリ2
4,25を設け、一方のメモリに書き込みをする間に、
他方のメモリから読み出しを上記書き込みと独立して行
うようにする。かかる構成により、読み出し状態にある
解凍画像メモリからの読み出しの頻度を、解凍器22か
らの書き込み状態にある解凍画像メモリへの書き込み頻
度とをそれぞれ別々に制御することができ、画像データ
の解像度の変更を自在に行うことができる。
【0071】図7は、印刷用紙内での印刷画像の移動処
理を説明するための図である。図7内の(a)〜(f)
は、図2〜6(a)〜(f)に対応する。イメージバッ
ファ(バンドメモリ)10内には、CMYKの色毎に、
ラスタ単位で圧縮された画像データIDr0、IDr1、I
Dr2が保存される。このラスタ単位の画像データは、圧
縮された画像データであるので、そのデータ長は可変長
である。
【0072】DMAコントローラ21により、イメージ
バッファ10内の圧縮画像データは、ラスタ単位で低い
アドレスから高いアドレスの順に読み出され、解凍器2
2に供給される。解凍器22は、水平同期信号HSYNCで
画定されるラスタ期間R0内に、1ラスタ分の圧縮画像
データを解凍し、書き込みバッファ23は、書き込み状
態の解凍画像メモリ24に解凍済みの画像データを書き
込む(処理(c))。この解凍器22の解凍処理中に、
必要であれば、先行する1つ前のラスタの解凍画像デー
タが、他方の読み出し状態のメモリ25から、解凍用読
み出しバッファ29により読み出され、解凍処理のタイ
ミングに応じて解凍処理の様式で解凍器22に供給され
る。解凍器22では、先行するラスタの画像データを参
照しながら、所定の解凍アルゴリズムにより圧縮された
画像データを解凍する。
【0073】次のラスタ期間R1では、解凍画像メモリ
24,25の書き込み状態と読み出し状態とが切り替え
られ、次のラスタの解凍された画像データIDr1が、書
き込み状態の解凍画像メモリ25に書き込まれる間に、
先のラスタの解凍画像データIDr0が、読み出し状態の
解凍画像メモリ24から、印刷用読み出しバッファ27
により読み出され、印刷エンジン12に適合するデータ
様式で印刷エンジン12の印刷タイミングに対応して印
刷エンジン12に供給される。この処理は、印刷エンジ
ン12のドットクロックCLKのタイミングに同期して行
われる。同時に、解凍処理で必要な場合は、解凍用読み
出しバッファ29により解凍画像メモリ24から画像デ
ータIDr0が読み出される。
【0074】この印刷用読み出しバッファ27は、印刷
位置設定部9により供給された印刷開始位置と終了情報
を格納する印刷読み出しタイミングレジスタ32を参照
し、読み出し状態の解凍画像メモリ24内の解凍画像デ
ータを、任意の位置から任意の位置まで読み出し、印刷
エンジン12の印刷タイミングに合わせて供給する。か
かる画像データのラスタ内における読み出し領域と、そ
の画像データの印刷エンジン12への供給タイミング
は、レジスタ32に設定された情報により解凍器22の
解凍対象画像データと解凍タイミングとは独立して制御
される。
【0075】従って、通常印刷の場合(f1)は、水平
同期信号HSYNCにより決まるラスタ期間において、1ラ
スタ分の画像データIDr0が、読み出し状態のメモリ2
4から全て読み出され、通常のタイミングで印刷エンジ
ン12に供給される。
【0076】また、印刷画像を印刷用紙PPの左側に移動
させたい場合(f2)は、印刷用読み出しバッファ27
は、読み出し状態の解凍画像メモリ24内の画像データ
を、レジスタ32の設定値に従い、ラスタ内の途中の領
域から、ラスタ期間R1の最初のタイミングに同期し
て、ラスタ内の後ろ側の画像データを読み出し開始す
る。その結果、印刷用紙PP内には、図示される通り、ラ
スタの右側の画像が印刷され、印刷用紙PP内では画像が
左方向に移動する。但し、ラスタ期間R1の間、次のラ
スタの画像データIDr1に対しては、ラスタ期間R1内
で全て解凍される。この解凍処理のタイミングは、印刷
用読み出しバッファ27の読み出しタイミングなどとは
独立している。そして、解凍処理において先のラスタの
画像データの参照が必要な場合は、解凍用読み出しバッ
ファ29は、読み出し状態のメモリ24から、1ラスタ
分の画像データを読み出し、解凍器22に供給する。即
ち、ラスタR1の期間において、解凍器22は、次の1
ラスタ分の画像データIDr1を解凍し、解凍用読み出し
バッファ29は、先行する1ラスタ分の画像データIR
r0を読み出して解凍器に供給し、印刷用読み出しバッフ
ァ27は、1ラスタの後半部分の画像データIDr0を読
み出してドットクロックCLKに同期して印刷エンジン
12に供給する。
【0077】更に、印刷画像を印刷用紙PPの右側に移動
させたい場合(f3)は、印刷用読み出しバッファ27
は、読み出し状態の解凍画像メモリ24内の画像データ
IDr0を、レジスタ32の設定値に従い、ラスタ内の先
頭の領域から、ラスタ期間R1の最初のタイミングに同
期して読み出し開始し、ラスタ内の途中までの画像デー
タを読み出す。そして、その一部分の画像データIDr0
を印刷エンジン12に供給する。その結果、印刷用紙PP
内には、図示される通り、ラスタの左側の画像が印刷さ
れ、印刷用紙PP内では画像が右方向に移動する。この場
合の、解凍用読み出しバッファ29の動作は、上記(f
2)の場合と同じである。
【0078】上記の通り、解凍済みの画像データを保持
する2セットの解凍画像メモリ24,25を有し、交互
に書き込み状態と読み出し状態に制御されるので、印刷
用読み出しバッファ27は、解凍処理とは独立したタイ
ミングで独立したラスタ内の領域の画像データを、読み
出し状態のメモリ24,25から読み出して、印刷エン
ジン12に供給することができる。従って、図7に示さ
れる通り、ラスタ内の画像データについて任意の領域の
画像データを任意のタイミングで印刷エンジン12に供
給して印刷させることができる。即ち、解凍処理に悪影
響を与えることなく、任意の領域の印刷画像を、印刷用
紙内の任意の位置に移動させて印刷することができる。
【0079】なお、イメージバッファ10内にRGBX
の画像データが格納される場合は、印刷用読み出しバッ
ファ27と印刷エンジン12にとの間の色変換コンバー
タ33により、RGBXの画像データからCMYKのい
ずれかの画像データに変換される。従って、この色変換
に要する時間分を見込んで、印刷用読み出しバッファ2
7が読み出しのタイミングを制御される。
【0080】[第2の実施の形態例]図8は、第2の実
施の形態例における電子写真装置の一部を示す図であ
る。第1の実施の形態例では、解凍器22が、1ラスタ
期間内に4種類の圧縮画像データを解凍する能力を必要
とする。属性データXを有しない場合でも、解凍器22
はRGBの3色の圧縮画像データを解凍しなければなら
ない。そこで、第2の実施の形態例では、解凍画像メモ
リ24,25を2セットにすると同時に、圧縮画像デー
タを一旦蓄積する2セットの圧縮画像メモリ34,35
と4セットの解凍ユニット220〜226とを有する。
2セットの圧縮画像メモリ34,35は、解凍画像メモ
リ24,25と同様に、交互に書込状態と読み出し状態
に制御される。
【0081】図8に示される通り、解凍ユニット220
は、第1の実施の形態例と異なり、1色の画像データ用
の解凍器22、解凍画像データ24,25を有する。但
し、圧縮画像メモリ34,35をSRAM#0,1としたため、
解凍画像メモリ24,25はSRAM#2、SRAM#3となってい
る。他の解凍ユニット222,224,226も、図8
の下半分に示した解凍ユニット220と同様の構成を有
する。解凍ユニットは、圧縮画像メモリ34,35から
圧縮画像データを読み出して解凍器22に供給すために
読み出しバッファ38を有する。
【0082】解凍ユニットを4セット設けたことに伴
い、DMAコントローラ22とそれらの解凍ユニットと
の間に、一方が書き込み状態になり他方が読み出し状態
になる圧縮画像メモリ34,35と書込バッファ39と
を設ける。これらの圧縮画像メモリ34,35は、それ
ぞれ1ラスタ分の圧縮画像データを4セット保持する容
量を少なくとも有する。この圧縮画像メモリ34,35
も、解凍画像メモリ24,25と同様に、交互に書き込
み状態と読み出し状態に制御される。
【0083】図8の場合も、画像処理装置20内にはコ
ントローラ30が設けられ、DMAコントローラ21や
DMA書込バッファ39や、解凍ユニット内のタイミン
グの制御を行う。コントローラ30には、印刷エンジン
のタイミングに対応する水平同期信号HSYNCまたはドッ
トクロックCLKが供給される。
【0084】イメージバッファ10内にRGBXの画像
データが格納される場合は、RGBXのデータが4つの
解凍ユニット220〜226で解凍処理され、色変換コ
ンバータ33に供給され、属性データXに従って色変換
されたCMYKの画像データが、印刷エンジン12に供
給される。また、本実施の形態例においても、印刷用読
み出しバッファ27とコンバータ33により、印刷エン
ジン12にCMYKの画像データを供給する画像データ
供給手段を構成する。
【0085】図9は、第2の実施の形態例において解像
度に変更がない場合の画像処理装置の処理を示す図であ
る。この例では、イメージバッファ10内にRGBXの
画像データ(または属性データ)が格納されている場合
であって、Cプレーンの画像データを印刷エンジン12
に供給する場合である。
【0086】ラスタ期間R0において、イメージバッファ
10内に格納されている1ラスタ分のRGBXの圧縮画
像データIDr0を、DMAコントローラ21により読み
出し、DMA書込バッファ39により、書込状態の圧縮
画像メモリ34に格納する(処理(c1))。圧縮画像
メモリ34,35は、それぞれ4種類のデータを少なく
とも1ラスタ分格納することができる。
【0087】次に、ラスタ期間R1において、同様に、イ
メージバッファ10内に格納されている1ラスタ分のR
GBXの圧縮画像データIDr1を、DMAコントローラ
21により読み出し、DMA書込バッファ39により、
書込状態の圧縮画像メモリ35に格納する(処理(c
1))。また、同時に、解凍ユニット220〜226内
の読み出しバッファ38が、RGBXのそれぞれ対応す
る圧縮画像データを、読み出し状態の圧縮画像メモリ3
4から読み出し、それぞれの解凍ユニット内の解凍器2
2に供給する。従って、4つの解凍ユニット内の解凍器
22により、それぞれの圧縮画像データIDr0(RGBX)
が並行して解凍され、それぞれのユニット内の書込バッ
ファ23により、書込状態の解凍画像メモリ24に書き
込まれる(処理(c4))。
【0088】次の、ラスタ期間R2において、次の圧縮画
像データIDr2がDMAコントローラ21により読み出
され、DMA書込バッファ39により書込状態の圧縮画
像メモリ34に書き込まれる(処理(c1))。それと
並行して、読み出し状態の圧縮画像メモリ35からRG
BXの圧縮画像データIDr1が、並行して読み出しバッ
ファ38により読み出され、それぞれの解凍器22によ
り解凍され、書込状態の解凍画像メモリ25に書き込ま
れる(処理(c4))。また、読み出し状態の解凍画像
メモリ24内に格納されたRGBXの解凍データIDr0
が、印刷用読み出しバッファ27により読み出され、色
変換コンバータ33に並列に供給する(処理(f))。
この読み出しと供給のタイミングは、第1の実施の形態
例と同様に、解凍のタイミングとは独立して、任意のタ
イミングに制御され、また任意の領域が読み出され供給
される。色変換コンバータ33は、RGBXの解凍デー
タから、属性データXに応じた色変換処理を行い、C
(シアン)の画像データIDr0(C)を生成し、印刷エン
ジン12に供給する。
【0089】ラスタ期間R2において、解凍器22は、R
GBXの圧縮画像データIDr1を解凍するが、1つ前の
画像データの参照を必要とする場合は、解凍ユニット内
の解凍用読み出しバッファ29が、読み出し状態の解凍
画像メモリ24(SRAM#2)から、解凍された画像データ
IDr0を、解凍処理のタイミングに応じて並列に読み出
し、それぞれ対応する解凍器22に供給する。
【0090】図9に示される通り、圧縮画像データの解
凍及び解凍画像メモリ24,25への書込みと、解凍画
像メモリ24,25からの読み出し及び色変換後の印刷
エンジンへの供給とは、ラスタ期間毎にそれぞれ毎回行
われる。従って、600dpiの解像度のRGBXの画
像データに対して、600dpiの画像データが印刷エ
ンジン12に供給され、印刷される。
【0091】図10は、第2の実施の形態例において高
い解像度に変更する場合の画像処理装置の処理を示す図
である。この例では、300dpiのRGBXの圧縮画像
データIDr0(RGBX)から、600dpiのCプレーンの解
凍画像データIDr0(C)が生成される。そのために、D
MAコントローラ21の読み出し処理と、解凍ユニット
内の解凍器22の解凍処理は、2ラスタ期間に1回行わ
れ、解凍ユニット内の印刷用読み出しバッファ27の読
み出し処理は、ラスタ期間毎に行われる。従って、印刷
用読み出しバッファ27が解凍器よりも2倍の処理頻度
になっている。解像度を低くする場合は、上記処理の頻
度が逆になる。解凍画像メモリ24,25を2セット設
けて、一方を書込み状態に、他方を読み出し状態にする
ことで、上記の頻度の変更を容易に行うことができる。
【0092】まず、ラスタ期間R0において、DMAコン
トローラ21によりRGBXの圧縮データIDr0(RGBX)
が読み出され、一方の圧縮画像メモリ34に書き込まれ
る(処理(c1))。次のラスタ期間R1において、解凍
ユニット内の読み出しバッファ38が、それぞれ対応す
る圧縮画像メモリ34から圧縮データIDr0が解凍器2
2に供給され、解凍され、解凍画像メモリ24内にそれ
ぞれ書き込まれる(処理(c4))。
【0093】次のラスタ期間R2において、読み出し状態
の解凍画像メモリ24(SRAM#2)から、印刷用読み出し
バッファ27により、それぞれの解凍画像データ(また
は属性データX)が読み出され、色変換コンバータ33
に供給される(処理(f))。そして、色変換された画
像データIDr0(C)が印刷エンジン12に供給される。
また、並行して、次のラスタの圧縮画像データIDr1(R
GBX)がDMAコントローラ21により読み出され、書込
状態の圧縮画像メモリ35に書き込まれる。
【0094】次のラスタ期間R3において、読み出し状
態の圧縮画像メモリ35(SRAM#1)から、読み出しバッ
ファ38により対応するデータIDr1(RGBX)が読み出さ
れ、それぞれの解凍器22に供給され、解凍される。こ
の時、必要であれば、読み出し状態の解凍画像メモリ2
4から、1つ前の解凍画像データIDr0(RGBX)が、解
凍用読み出しバッファ29により読み出され、解凍処理
に合わせて解凍器22に供給される。また、ラスタ期間
R3において、再度、印刷用読み出しバッファ27は、読
み出し状態の解凍画像メモリ24から解凍済みのRGB
Xの画像データIDr0(RGBX)を読み出し、色変換コンバ
ータ33がCプレーンの画像データに変換し、印刷エン
ジン12に供給する。これにより、解像度が2倍の60
0dpiの画像データが印刷エンジン12に供給される。
【0095】次のラスタの圧縮画像データIDr2(RGBX)
も同様に読み出され解凍処理されて、その後、2倍の頻
度で色変換され印刷エンジンに供給される。
【0096】図示されないが、第2の実施の形態例にお
いても、印刷用読み出しバッファ27により、読み出し
領域や読み出しタイミングを制御することにより、第1
の実施の形態例で図7に示した様な、印刷用紙の任意の
位置に印刷画像を移動させて印刷することが可能にな
る。
【0097】次に、第1の実施の形態例との対比で、第
2の実施の形態例における、CMYKの画像データに対
して解凍などの画像処理を行ってシングル方式の印刷エ
ンジンに画像データを供給する場合と、RGBXの画像
データに対して解凍と色変換の画像処理を行ってシング
ル方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合と、
CMYKの画像データに対して画像処理を行いタンデム
方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合とにつ
いて、順次説明する。
【0098】図11は、CMYKの画像データに対して
解凍などの画像処理を行ってシングル方式の印刷エンジ
ンに画像データを供給する場合のタイミングチャートで
ある。この場合は、4個の解凍ユニット220〜226
のうち、CMYKの対応する解凍ユニットのみが解凍処
理を行う。この場合は、イメージバッファ10内の圧縮
画像データは、図2の場合と同じである。
【0099】ラスタ期間R0において、DMAコントロー
ラ21は、Cプレーンの1ラスタ分の圧縮画像データC
IDr0をイメージバッファ10から読み出し、圧縮画像
メモリ34に書き込む(c1)。次に、ラスタ期間R1に
おいて、DMAコントローラ21が次の圧縮画像データ
CIDr1を読み出して圧縮画像メモリ35に書き込む間
(c1)、読み出しバッファ38は、読み出し状態の圧
縮画像メモリ34から画像データCIDr0を読み出し、
解凍器22に供給する。解凍器22は、必要に応じて1
ラスタ前の画像データを参照しながら、圧縮画像データ
CIDr0を解凍し、書込状態の解凍画像メモリ24に書
き込む。この解凍処理は、水平同期信号HSYNCに同期し
たビデオクロック(またはドットクロック)CLKと等速
で解凍処理する。
【0100】ラスタ期間R2において、印刷用読み出しバ
ッファ27は、読み出し状態の解凍画像メモリ24か
ら、解凍画像データCIDr0を読み出し、印刷エンジン
12に供給する。この読み出しと供給も、ビデオクロッ
ク(またはドットクロック)に等速で行われる。
【0101】図12は、RGBXの画像データに対して
解凍と色変換の画像処理を行ってシングル方式の印刷エ
ンジンに画像データを供給する場合のタイミングチャー
トである。イメージバッファ10内のRGBXの圧縮画
像データは、図3の場合と同じである。
【0102】ラスタ期間R0において、DMAコントロー
ラ21は、イメージバッファからラスタr0のRGBXの
圧縮画像データRIDr0、GIDr0、BIDr0、Xr0を
読み出し、DMA書込バッファ39は、その圧縮画像デ
ータを書込状態にある圧縮画像メモリ34のそれぞれの
領域に書き込む(c1)。
【0103】次のラスタ期間R1において、4つの解凍ユ
ニットが、対応する圧縮画像データを読み出し状態の圧
縮画像メモリ34から読み出し、解凍処理を行い、解凍
画像メモリ24に書き込む(c4)。第3の実施の形態
例では、第2の実施の形態例と異なり、解凍ユニットが
4個並列に設けられるので、各解凍ユニット内の解凍器
22は、ビデオクロック(ドットクロック)CLKに等速
で、解凍処理を行うことができる。この時、必要に応じ
て、解凍用読み出しバッファ29は、解凍画像メモリ2
5から画像データを読み出し、それぞれの解凍器に供給
する。
【0104】次のラスタ期間R2において、4つの解凍ユ
ニット内の解凍画像メモリ24から、RGBXの解凍デ
ータが読み出され、色変換コンバータ33に供給される
(f)。そして、属性データXに従ってCプレーンの画
像データCIDr0に色変換されて、印刷エンジン12に
供給される。印刷エンジンへの供給もビデオクロック
(ドットクロック)に等速で行われる。
【0105】図13は、CMYKの画像データに対して
画像処理を行いタンデム方式の印刷エンジンに画像デー
タを供給する場合のタイミングチャートである。この場
合のイメージバッファ10内の圧縮画像データは、図4
の場合と同じである。
【0106】ラスタ期間R0において、DMAコントロー
ラ21は、イメージバッファ10からそれぞれ1ラスタ
分のCMYKの圧縮画像データCIDr0、MIDr0、Y
IDr0、KIDr0を読み出して、DMA書込バッファ3
9が、その画像データを圧縮画像メモリ34のそれぞれ
対応する領域に書き込む(c1)。
【0107】次のラスタ期間R1において、各解凍ユニッ
ト内の読み出しバッファ38が、対応する画像データを
読み出し、解凍器22が解凍処理を行う。そして、書込
バッファ23が、書込状態の解凍画像メモリ24に解凍
画像データを書き込む。これらの解凍処理は、4つの解
凍ユニットにより並列的に、イメージクロック(または
ドットクロック)CLKに等速に行われる。
【0108】次のラスタ期間R2において、各解凍ユニッ
ト内の印刷用読み出しバッファ27は、解凍画像メモリ
24からそれぞれ解凍済みのCMYKの画像データを読
み出し、印刷エンジン12に所定のタイミングで供給す
る(f)。この印刷用読み出しバッファ27による読み
出しと供給のタイミングは、タンデム方式の印刷エンジ
ンの動作に応じて適切に制御される。タイミングの制御
は、第2の実施の形態例と同様に、コントローラ30に
より行われる。
【0109】図示しないが、RGBXの圧縮画像データ
を解凍してタンデム方式の印刷エンジンにCMYKの画
像データを供給することもできる。その場合は、図12
の様に、イメージバッファ10からRGBXのデータが
読み出され、解凍ユニットにより並列に解凍処理され、
色変換コンバータ33によりCMYKの画像データに変
換され、タンデム方式の印刷エンジン12に所定のタイ
ミングで供給される。
【0110】
【発明の効果】以上、本発明の画像処理装置によれば、
RGB等の第1の色空間の圧縮画像データとCMYK等
の第2の色空間の圧縮画像データとの両方に対して、圧
縮処理を行い、第1の色空間の画像データに対しては、
解凍処理後に第2の色空間の画像データに色変換する。
従って、ホストコンピュータから第1または第2の色空
間の画像データが供給されても、同様に解凍処理を行
い、印刷エンジンに供給することができ、印刷速度を高
めることができる。
【0111】本発明の画像処理装置によれば、解凍され
た画像データを少なくとも第1の色空間の色分だけ記録
するだけの容量を有する画像メモリを設けたことによ
り、RGB等の第1の色空間の画像データを並列に読み
出して、CMYK等の第2の色空間の画像データに色変
換することができる。従って、色変換に要する時間は、
ドットクロックに同期した速度であり、色変換による印
刷の遅延は小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例における電子印刷装置の構
成を示す図である。
【図2】CMYKの圧縮画像データを画像処理する場合
のタイミングチャートである。
【図3】RGBXの画像データに対して解凍と色変換の
画像処理を行ってシングル方式の印刷エンジンに画像デ
ータを供給する場合を説明するタイミングチャートであ
る。
【図4】CMYKの画像データに対して画像処理を行い
タンデム方式の印刷エンジンに画像データを供給する場
合のタイミングチャートである。
【図5】解像度に変更がない場合の画像処理装置の処理
を示す図である。
【図6】高い解像度に変換する場合の画像処理装置の処
理を示す図である。
【図7】印刷用紙内での印刷画像の移動処理を説明する
ための図である。
【図8】第2の実施の形態例における電子印刷装置の構
成を示す図である。
【図9】第2の実施の形態例において解像度に変更がな
い場合の画像処理装置の処理を示す図である。
【図10】第2の実施の形態例において高い解像度に変
更する場合の画像処理装置の処理を示す図である。
【図11】CMYKの画像データに対して解凍などの画
像処理を行ってシングル方式の印刷エンジンに画像デー
タを供給する場合のタイミングチャートである。
【図12】RGBXの画像データに対して解凍と色変換
の画像処理を行ってシングル方式の印刷エンジンに画像
データを供給する場合のタイミングチャートである。
【図13】CMYKの画像データに対して画像処理を行
いタンデム方式の印刷エンジンに画像データを供給する
場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 電子印刷装置 10 イメージデータ 12 印刷エンジン 20 画像処理装置 21 DMAコントローラ 22 解凍器 24,25 解凍画像メモリ 27 印刷用読み出しバッファ 29 解凍用読み出しバッファ 33 色変換コンバータ 34,35 圧縮画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/41 G06F 15/66 310 5C078 1/46 H04N 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 2C087 AA15 AB05 AC08 BA03 BA07 BC01 BD24 BD40 2C262 AA24 AC07 BA02 DA17 GA13 GA40 5B021 AA01 BB01 CC08 DD07 LG07 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE18 CG01 CH04 CH11 5C077 LL18 MP08 NP05 PP31 PP32 PP33 PP38 PQ13 PQ22 PQ25 RR21 SS02 TT02 TT03 5C078 AA09 CA27 CA35 DA02 5C079 HB01 HB03 HB12 KA17 LA26 LA31 MA02 MA12 NA10 NA11 NA15 PA03 PA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1または第2の色空間における色毎の
    圧縮画像データを供給され、前記圧縮画像データを解凍
    し、前記第2の色空間におけるトナーで印刷する印刷エ
    ンジンに当該解凍画像データを供給する印刷用画像処理
    装置において、 前記供給される第1または第2の色空間の圧縮画像デー
    タを解凍する解凍器と、 前記解凍器により解凍された前記第1または第2の色空
    間の解凍画像データを保持する解凍画像データメモリ
    と、 前記解凍画像メモリから前記解凍画像データを読み出
    し、当該読み出しデータが前記第1の色空間の解凍画像
    データの場合は第2の色空間の解凍画像データに変換
    し、当該読み出しデータが第2の色空間の解凍画像デー
    タの場合は変換することなく、当該第2の色空間の解凍
    画像データを前記印刷エンジンに供給する画像データ供
    給手段とを有することを特徴とする印刷用画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記解凍画像メモリは、少なくとも前記第1の色空間の
    色数分の解凍画像データを保持する容量を有し、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像メモリから前
    記第1の色空間の解凍画像データを並列に読み出し、前
    記第2の色空間の解凍画像データに変換することを特徴
    とする印刷用画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 更に、前記解凍画像メモリから、前記解凍画像データを
    読み出して前記解凍器に供給する解凍用読み出しバッフ
    ァを有することを特徴とする印刷用画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記解凍画像メモリは、それぞれ少なくとも前記第1の
    色空間の色数分の解凍画像データを保持する容量を有
    し、 前記解凍用読み出しバッファは、前記解凍器が前記第1
    の色空間の圧縮画像データを解凍するときに、前記解凍
    画像メモリから、対応する色の解凍画像データを前記解
    凍器に供給することを特徴とする印刷用画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記第1の色空間の画像データは、少なくとも赤
    (R)、緑(G)、青(B)の画像データを有し、前記
    第2の色空間の画像データは、少なくともシアン
    (C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
    (K)の画像データを有することを特徴とする印刷用画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記第1の色空間の画像データは、少なくとも赤
    (R)、緑(G)、青(B)の画像データと色変換属性
    データ(X)とを有する4種類のデータを有し、前記第
    2の色空間の画像データは、少なくともシアン(C)、
    マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4
    種類のデータを有し、 前記第1及び第2の解凍画像メモリは、それぞれ少なく
    とも4つのデータを保持する容量を有し、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像データが前記
    第1の色空間にかかる場合は、前記解凍画像メモリから
    前記第1の色空間の解凍画像データを並列に読み出して
    前記第2の色空間の解凍画像データに変換し、前記解凍
    画像データが前記第2の色空間にかかる場合は、前記解
    凍画像メモリから適宜所定の色に対応する解凍画像デー
    タを読み出すことを特徴とする印刷用画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記印刷エンジンが、複数の色の画像データに対して並
    列に印刷処理するタンデム方式であり、 前記解凍画像メモリは、それぞれ複数色に対応する解凍
    画像データを保持する容量を有し、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像メモリから前
    記第1の色空間の解凍画像データを並列に読み出し、前
    記第2の色空間の解凍画像データに変換して前記印刷エ
    ンジンに供給し、または、前記解凍画像メモリから読み
    出した前記複数色に対応する前記第2の色空間の解凍画
    像データを並列に前記印刷エンジンに供給することを特
    徴とする印刷用画像処理装置。
  8. 【請求項8】 第1または第2の色空間における色毎の
    圧縮画像データを供給され、前記圧縮画像データを解凍
    し、前記第2の色空間におけるトナーで印刷する印刷エ
    ンジンに当該解凍画像データを供給する印刷用画像処理
    装置において、 前記供給される第1または第2の色空間の圧縮画像デー
    タを解凍する解凍器と、 少なくとも前記第1の色空間の色数分の解凍画像データ
    を保持する容量を有し、前記解凍器により解凍された前
    記第1または第2の色空間の解凍画像データを保持する
    解凍画像データメモリと、 前記解凍画像メモリから前記解凍画像データを読み出
    し、当該読み出しデータが前記第1の色空間の解凍画像
    データの場合は第2の色空間の解凍画像データに変換
    し、当該読み出しデータが第2の色空間の解凍画像デー
    タの場合は変換することなく、当該第2の色空間の解凍
    画像データを前記印刷エンジンに供給する画像データ供
    給手段とを有することを特徴とする印刷用画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像メモリから少
    なくとも前記第1の色空間の色数分の解凍画像データを
    並列に読み出し、前記第2の色空間の解凍画像データに
    変換することを特徴とする印刷用画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記印刷エンジンが、複数の色の画像データに対して並
    列に印刷処理するタンデム方式であり、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像メモリから前
    記第1の色空間の解凍画像データを並列に読み出し、前
    記第2の色空間の解凍画像データに変換して前記印刷エ
    ンジンに供給し、または、前記解凍画像メモリから読み
    出した前記複数色に対応する前記第2の色空間の解凍画
    像データを並列に前記印刷エンジンに供給することを特
    徴とする印刷用画像処理装置。
  11. 【請求項11】 第1または第2の色空間における色毎
    の圧縮画像データを供給され、前記圧縮画像データを解
    凍し、前記第2の色空間におけるトナーで印刷する印刷
    エンジンに当該解凍画像データを供給する印刷用画像処
    理装置において、 前記供給される第1または第2の色空間の圧縮画像デー
    タを解凍する解凍器と、前記解凍器により解凍された前
    記第1または第2の色空間の解凍画像データを保持する
    解凍画像データメモリとをそれぞれ有し、少なくとも前
    記第1の色空間の色数に対応する複数個の解凍ユニット
    と、 前記複数個の解凍ユニット内の前記解凍画像メモリから
    前記解凍画像データを読み出し、当該読み出しデータが
    前記第1の色空間の解凍画像データの場合は第2の色空
    間の解凍画像データに変換し、当該読み出しデータが第
    2の色空間の解凍画像データの場合は変換することな
    く、当該第2の色空間の解凍画像データを前記印刷エン
    ジンに供給する画像データ供給手段とを有することを特
    徴とする印刷用画像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記圧縮画像データが前記第1の色空間に対応する場合
    は、前記複数個の解凍ユニットは当該第1の色空間の色
    毎の圧縮画像データを並列に解凍し、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像メモリから前
    記第1の色空間の解凍画像データを並列に読み出し、前
    記第2の色空間の解凍画像データに変換することを特徴
    とする印刷用画像処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、 前記解凍ユニットの前段に設けられ、前記第1の色空間
    の圧縮画像データを色毎に格納する圧縮画像メモリを有
    し、 前記圧縮画像メモリに格納された前記第1の色空間の圧
    縮画像データが、それぞれ対応する解凍ユニットに並列
    に供給されることを特徴とする印刷用画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項11において、 前記印刷エンジンが、複数の色の画像データに対して並
    列に印刷処理するタンデム方式であり、 前記画像データ供給手段は、前記解凍画像メモリから前
    記第1の色空間の解凍画像データを並列に読み出し、前
    記第2の色空間の解凍画像データに変換して前記印刷エ
    ンジンに供給し、または、前記解凍画像メモリから読み
    出した前記複数色に対応する前記第2の色空間の解凍画
    像データを並列に前記印刷エンジンに供給することを特
    徴とする印刷用画像処理装置。
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