JP2000295484A - 印刷用画像処理装置 - Google Patents

印刷用画像処理装置

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JP2000295484A
JP2000295484A JP11095077A JP9507799A JP2000295484A JP 2000295484 A JP2000295484 A JP 2000295484A JP 11095077 A JP11095077 A JP 11095077A JP 9507799 A JP9507799 A JP 9507799A JP 2000295484 A JP2000295484 A JP 2000295484A
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JP11095077A
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Kenji Mori
賢次 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データの解像度を変更することができ、ま
たは、印刷用紙に任意の位置に移動して印刷画像を印刷
することができるようにする印刷用画像処理装置を提供
する。 【解決手段】本発明の印刷用画像処理装置は、解凍器2
2により解凍した画像データを記録し、少なくとも複数
ラスタ分の解凍画像データの容量を有する解凍画像メモ
リ24,25を有する。例えば、少なくとも1ラスタ分
の解凍画像データを保存する第1及び第2の解凍画像メ
モリ24,25を有する。そして、画像処理装置20内
の解凍器22は、少なくとも1ラスタ分の圧縮画像デー
タを解凍して第1または第2の解凍画像メモリ24,2
5に記録する。また、印刷用読み出しバッファ27は、
第1または第2の解凍画像メモリから記録されている解
凍画像データを読み出し、印刷エンジン12に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷エンジンを有
する電子印刷装置において使用される印刷用画像処理装
置に関し、特に、所定の色空間における色毎の圧縮画像
データを供給され、その圧縮画像データを解凍し、印刷
エンジンに供給する印刷用画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタなどの電子印刷装置は、
ホストコンピュータなどにより生成された所定の色空間
の画像データを、レーザービームなどを利用した印刷エ
ンジンで印刷する。かかる電子印刷装置は、トナーの色
に対応した色空間の複数の色に対応した画像データを生
成し、印刷エンジンにおいて各色の画像データに従って
ドラム上に潜像を形成し、対応する色のトナーを付着し
印刷用紙に転写する。従って、電子印刷装置は、少なく
とも1ページ分の画像データを蓄積するイメージメモリ
(またはバンドメモリ)を有し、更に、このイメージメ
モリ内に保存された画像データを処理して、印刷エンジ
ンに適応した画像データを生成する画像処理装置を有す
る。
【0003】通常、イメージメモリに保存される画像デ
ータはデータ量が膨大になるので、所定のアルゴリズム
により圧縮された画像データとしてイメージメモリ内に
保存される。従って、画像処理装置は、かかる圧縮され
た画像データを少なくとも解凍し、その解凍した画像デ
ータを印刷エンジンに供給する。
【0004】従来の画像処理装置は、色毎の圧縮画像デ
ータを解凍し、そのまま印刷エンジンに供給する。従っ
て、印刷エンジンの印刷タイミングに対応する水平同期
信号またはビデオクロック(またはドットクロック)に
合わせて、画像処理装置は、圧縮画像データの解凍を開
始し印刷エンジンに解凍済みの画像データを供給する。
また、圧縮画像データを解凍する場合、圧縮アルゴリズ
ムによっては、先行するラスタの画像データを参照する
必要があり、その場合は、画像処理装置は、解凍済みの
画像データを一旦記憶し、解凍開始に合わせてかかる先
行する解凍済み画像データを参照する。
【0005】以上の様に、従来の画像処理装置は、内部
の解凍処理や解凍のための先行する解凍画像データの参
照などの画像処理を、全て印刷エンジンの印刷タイミン
グに依存して行わなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置を
有する電子印刷装置の場合、第1に、ホストコンピュー
タから供給される画像データに対して、印刷エンジンの
能力に応じて画像の解像度を上げたり下げたりする場
合、圧縮画像データの解凍と印刷エンジンへの解凍画像
データの供給を、解像度を上げる場合は重複して行う必
要があり、解像度を下げる場合は間引いて行う必要があ
る。しかしながら、先行する画像データの参照を必要と
する圧縮アルゴリズムに対応するためには、解凍処理に
おいて先行する一つ前のラスタの解凍画像データを参照
することが必要になる。その場合、圧縮画像データの解
凍と印刷エンジンへの解凍画像データの供給とが一対一
に対応する場合は、従来の画像処理装置においても対応
することができるが、解像度の変更に伴い解凍画像デー
タの印刷エンジンへの供給を解凍処理と一対一に対応さ
せることができなくなると、従来の画像処理装置におけ
るタイミングの制御が困難になる。
【0007】第2に、電子印刷装置の段階で、印刷すべ
き画像を印刷用紙の左右のいずれかに移動させる印刷の
設定を行う場合、移動量によっては画像の一部が印刷用
紙内に納まらないこともある。このような印刷画像の左
右への移動を行うためには、従来の画像処理装置では、
印刷位置に合わせて解凍処理と解凍画像データの供給の
タイミングを制御する必要がある。そして、従来の画像
処理装置では、圧縮画像データの解凍と印刷エンジンへ
の解凍画像データの供給とが一対一に対応しているの
で、画像の右側一部が印刷用紙内に納まらない場合は、
水平同期信号の後にも画像データを印刷エンジンに供給
することになり、各ラスタ内の右側の画像データが、次
のラスタの左側の印刷タイミングで印刷エンジンに供給
され、正常な印刷を行うことができない。更に、画像の
左側位置が印刷用紙内に納まらない場合は、水平同期信
号の前のタイミングで画像データを印刷エンジンに供給
し始めることが必要になり、各ラスタの左側の画像デー
タが、前のラスタの右側の印刷タイミングで印刷エンジ
ンに供給され、正常な印刷を行うことができない。以上
の通り、水平同期信号に対して画像データをずらすこと
は、印刷画像に不具合を伴うので不可能である。
【0008】図15は、かかる印刷結果を示す図であ
る。図15(A)は、印刷画像を右側に移動する場合を
示す。印刷エンジンの印刷タイミングに対応する水平同
期信号HSYNCに対して、解凍処理の開始タイミングがそ
れぞれのラスタで遅れるように制御すると、印刷エンジ
ンへの画像データの供給もそれに伴って遅れる。従っ
て、各ラスタの画像データIDr0〜IDr2のうちラスタ
内右側の画像データは、次のラスタの印刷期間中に印刷
エンジンに供給され、図示される通り、印刷用紙PP内に
印刷される画像は、ラスタ内の前半部分が用紙PP内の右
側に、ラスタ内の後半部分が用紙PP内の次のラスタの左
側に印刷される。
【0009】同様に、図15(B)は、印刷画像を左側
に移動する場合を示す。この場合は、解凍と供給タイミ
ングが早まることで、各ラスタの画像データIDr0〜I
Dr2のうちラスタ内左側の画像データは、前のラスタの
印刷期間中に印刷エンジンに供給され、図示される通
り、印刷用紙PP内に印刷される画像は、ラスタ内の後半
部分が用紙PP内の左側に、ラスタ内の前半後半部分が用
紙PP内の一つ前のラスタの右側に印刷される。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記従来の課題
を解決した印刷用の画像処理装置を提供することにあ
る。
【0011】更に、本発明の目的は、供給される画像デ
ータから解像度がより高い画像データへの変換、または
解像度がより低い画像データへの変換を行うことができ
る印刷用画像処理装置を提供することにある。
【0012】更に、本発明の目的は、電子印刷装置にお
いて印刷画像が印刷用紙に納まらない程度の印刷位置の
移動を行うことができる印刷用画像処理装置を提供する
ことにある。
【0013】更に、本発明の目的は、圧縮画像データの
解凍処理と印刷エンジンへの解凍画像データの供給とを
独立して行うことができる印刷用画像処理装置を提供す
ることにある。
【0014】更に、本発明の目的は、RGBの画像デー
タもCMYKの画像データも、圧縮画像データの解凍処
理と印刷エンジンへの解凍画像データの供給とを別々に
行うことができる印刷用画像処理装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の印刷用画像処理装置は、解凍器により解
凍した画像データを記録し、少なくとも複数ラスタ分の
解凍画像データの容量を有する解凍画像メモリを有す
る。例えば、少なくとも1ラスタ分の解凍画像データを
保存する第1及び第2の解凍画像メモリを有する。そし
て、画像処理装置内の解凍器は、少なくとも1ラスタ分
の圧縮画像データを解凍して第1または第2の解凍画像
メモリに記録する。また、印刷用読み出しバッファは、
第1または第2の解凍画像メモリから記録されている解
凍画像データを読み出し、印刷エンジンに供給する。
【0016】上記の発明によれば、解凍器からの解凍画
像メモリへの解凍画像データの書き込み処理と、印刷用
読み出しバッファによる解凍画像メモリからの解凍画像
データの読み出し処理とを別々に行うことができる。従
って、解凍器の解凍処理のタイミングと印刷エンジンへ
の画像データの供給タイミングとを別々にすることがで
きる。従って、圧縮画像データに対して解像度を高めた
り低めたりする時に、解凍処理と印刷エンジンへの画像
データの供給処理を、解像度変換に応じて任意の頻度ま
たはタイミングで行うことができる。また、印刷エンジ
ンへの画像データの供給タイミングも、解凍処理と独立
して行うことができ、解凍処理に影響を与えることなく
ラスタ内の任意の位置の画像データを印刷用紙の任意の
位置に印刷することができる。
【0017】上記の目的を達成するために、本発明は、
所定の色空間における色毎の圧縮画像データを供給さ
れ、前記圧縮画像データを解凍し、当該解凍画像データ
を印刷エンジンに供給する印刷用画像処理装置におい
て、前記供給される圧縮画像データを解凍する解凍器
と、前記解凍器により解凍された前記解凍画像データ
を、少なくともラスタ毎に保持する第1及び第2の解凍
画像データメモリと、前記第1または第2の解凍画像メ
モリから、前記解凍画像データを読み出して前記印刷エ
ンジンに供給する印刷用読み出しバッファとを有するこ
とを特徴とする。
【0018】更に、本発明は上記の発明において、前記
第1または第2の解凍画像メモリの一方に前記解凍画像
データを記録する時に、前記印刷用読み出しバッファ
は、前記第1または第2の解凍画像メモリの他方から前
記解凍画像データを読み出すことを特徴とする。
【0019】更に、本発明は上記の発明において、前記
印刷用読み出しバッファによる前記解凍画像データの前
記印刷エンジンへの供給タイミングは、前記解凍器の解
凍タイミングと独立したタイミングであることを特徴と
する。
【0020】更に、上記の発明において本発明は、前記
第1または第2の解凍画像メモリから、前記解凍画像デ
ータを読み出して前記解凍器に供給する解凍用読み出し
バッファを有することを特徴とする。
【0021】更に、上記の発明において本発明は、前記
第1及び第2の解凍画像メモリは、それぞれ前記色空間
の色数分の解凍画像データを保持する容量を有し、前記
印刷用読み出しバッファは、前記第1または第2の解凍
画像メモリから、前記色数分の解凍画像データを、同時
にまたは任意のタイミングで読み出すことを特徴とす
る。
【0022】上記の目的を達成するために、本発明は、
圧縮画像データを供給され、前記圧縮画像データを解凍
し、当該解凍画像データを印刷エンジンに供給する印刷
用画像処理装置において、前記供給される圧縮画像デー
タを解凍する解凍器と、前記解凍器により解凍された前
記解凍画像データを、少なくともラスタ毎に保持する第
1及び第2の解凍画像データメモリと、前記第1または
第2の解凍画像メモリから、前記解凍画像データを読み
出して前記印刷エンジンに供給する印刷用読み出しバッ
ファとを有し、前記印刷用読み出しバッファは、前記第
1または第2の解凍画像メモリの一方に前記解凍画像デ
ータを記録する時に、前記第1または第2の解凍画像メ
モリの他方から前記解凍画像データを読み出し、前記解
凍器による解凍頻度と、前記印刷用読み出しバッファに
よる前記印刷エンジンへの解凍画像データの供給頻度と
が異なることを特徴とする。
【0023】また、上記の目的を達成するために、本発
明は、圧縮画像データを供給され、前記圧縮画像データ
を解凍し、当該解凍画像データを印刷エンジンに供給す
る印刷用画像処理装置において、前記供給される圧縮画
像データを解凍する解凍器と、前記解凍器により解凍さ
れた前記解凍画像データを、少なくともラスタ毎に保持
する第1及び第2の解凍画像データメモリと、前記第1
または第2の解凍画像メモリから、前記解凍画像データ
を読み出して前記印刷エンジンに供給する印刷用読み出
しバッファとを有し、前記印刷用読み出しバッファは、
前記第1または第2の解凍画像メモリの一方に前記解凍
画像データを記録する時に、前記第1または第2の解凍
画像メモリの他方から前記解凍画像データを読み出し、
更に、前記印刷用読み出しバッファは、前記印刷エンジ
ンの印刷タイミングに従って、前記ラスタ分の解凍画像
データまたは前記ラスタ内の少なくとも一部の解凍画像
データを前記第1または第2の解凍画像メモリから読み
出し前記印刷エンジンに供給することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明は、電子印刷装置内の画像処理装置に関するが、
以下における実施の形態例の説明では、レーザービーム
を利用したページプリンタを例にして説明する。但し、
本発明は、そのようなページプリンタに限定されるもの
ではない。
【0025】[第1の実施の形態例]図1は、第1の実
施の形態例における電子印刷装置の構成を示す図であ
る。ページプリンタなどの電子印刷装置2は、入出力バ
ッファ3を介してホストコンピュータ1と接続される。
電子印刷装置2内には、実際の印刷を行う印刷エンジン
12に加えて、ホストコンピュータ1から供給される所
定の印刷言語で記述された画像データを処理するコント
ローラを有する。コントローラは、図中、印刷エンジン
12とホストコンピュータ1以外の部分であり、CPU
5、供給される画像データを解釈する解釈プログラムを
格納するメモリ6、圧縮・解凍プログラムを格納するメ
モリ7、色変換処理を行う色変換ユニット8、例えば1
ページ分の圧縮された画像データを格納するイメージバ
ッファ(バンドメモリ)10、及び印刷位置を設定する
設定部9等を有し、これらはシステムバス4を介して接
続される。更に、コントローラは、イメージバッファ1
0内に格納された圧縮された画像データを解凍し、印刷
エンジンに適応した解凍された画像データを供給する画
像処理装置20を有する。
【0026】ホストコンピュータ1から供給される所定
の印刷言語で記述された画像データは、CPU5により
解釈プログラムに従って解釈される。また、CPU5
は、画像データを圧縮・解凍プログラムに従って、例え
ばラスタ毎に圧縮する。圧縮された画像データは、色空
間内の色毎に、ラスタ単位でイメージバッファ10内に
格納される。
【0027】通常、ホストコンピュータ1から供給され
る画像データは、RGBの色空間によるデータであり、
また、ページプリンタなどの印刷エンジン12では、C
MYKのトナーを利用する。従って、コントローラ内の
色変換ユニット8により、RGBの画像データは、CM
YKの画像データに変換される。この変換されたCMY
Kの画像データが、例えば1ページ分圧縮されて例えば
DRAMなどで構成されるイメージバッファ10内に格
納される。
【0028】画像処理装置20は、イメージバッファ1
0内の圧縮された画像データを直接読み出し、解凍し、
印刷エンジンに解凍された画像データを供給する。第1
の実施の形態例での画像処理装置20は、内部のタイミ
ングを制御するコントローラ30と、イメージバッファ
10内の圧縮画像データをCPU5を介することなく直
接読み出すダイレクト・メモリ・アクセス(DMA)コ
ントローラ21と、その読み出された圧縮画像データを
解凍する解凍器22と、解凍された画像データを保存す
る例えばSRAMなどの高速メモリからなる第1及び第
2の解凍画像メモリ24,25と、第1または第2の解
凍画像メモリ24,25から解凍画像データを読み出
し、印刷エンジン12に供給する印刷用読み出しバッフ
ァ27を有する。印刷用読み出しバッファ27は、印刷
エンジン12の印刷タイミングに対応して、第1及び第
2の解凍画像メモリ24,25を読み出す機能と印刷エ
ンジン12に供給する機能を有する。
【0029】更に、第1の実施の形態例では、画像処理
装置20は、第1または第2の解凍画像メモリ24,2
5から解凍画像データを読み出して、解凍器22に供給
する解凍用読み出しバッファ29と、ラスタ内のどの位
置の画像を印刷するかの情報を格納する印刷読み出しタ
イミングレジスタ32を有する。
【0030】RGBの色空間の画像データがホストコン
ピュータ1から供給され、色変換ユニット8にてCMY
Kの色空間の画像データに変換され、圧縮プログラム7
により圧縮されてイメージバッファ10内に、色プレー
ン単位で且つラスタ単位で格納される。
【0031】DMAコントローラ21は、イメージバッ
ファ(バンドメモリ)10から圧縮画像データを連続し
て読み出し、解凍器22に供給する。DMAコントロー
ラ21の速度は、解凍器22が必要とするデータ量を常
に供給し続けることができるだけの速度が保証されてい
ればよい。解凍器22は、通常、1ラスタ(印刷行)単
位の圧縮画像データを解凍し、ラスタ単位の解凍画像デ
ータが、書き込みバッファ23により第1及び第2の解
凍画像メモリ24,25のいずれか一方に書き込まれ
る。解凍器22による解凍処理の速度は、必ずしも印刷
エンジンの1ドットクロック(またはイメージクロッ
ク)CLK毎に画素1ドットを解凍する必要はなく、1ラ
スタ時間内で、1ラスタ分の圧縮画像データを解凍すれ
ばよい。なお、ドットクロックCLKは、印刷エンジン1
2内のレーザービームの主走査方向の走査タイミングで
ある水平同期信号HSYNCの周期を1ラスタ内のドット数
で割った周期を有する。
【0032】解凍画像メモリ24,25は、例えばSR
AMなどから構成される高速ランダムアクセスメモリで
あり、解凍された画像データを1ラスタ分全て格納でき
る容量をそれぞれ持ち、任意のアドレスから任意のタイ
ミングで読み出し可能であり、少なくとも2セット、第
1及び第2の解凍画像メモリ24,25、で構成され
る。この2セットの解凍画像メモリ24,25は、物理
的に別のメモリであり、いずれか一方に書き込みを行っ
ている間に、他方から読み出しを行うことができる。
【0033】印刷用読み出しバッファ27と解凍用読み
出しバッファ29は、第1または第2の解凍画像メモリ
24,25いずれか他方から、上記の解凍器22の解凍
処理のタイミングとは独立したタイミングで、ラスタ単
位の解凍画像データを読み出す。印刷用読み出しバッフ
ァ27は、印刷エンジン12の印刷タイミングであるド
ットクロック(HSYNC、CLK)に従って、解凍画像メモリ
24,25から解凍画像データを読み出し、印刷エンジ
ン12にその様式に変換して供給する。後で詳述する
が、印刷読み出しバッファ27は、コントローラ30か
らの制御信号に応答して、印刷エンジン12のラスタタ
イミング毎に、ラスタ毎の解凍画像データを読み出し、
印刷エンジン12に供給したり、或いは、ラスタタイミ
ング毎に解凍画像データを繰り返し印刷エンジン12に
供給したりする。また、印刷読み出しバッファ27は、
ラスタ内の任意の位置の解凍画像データを、印刷読み出
しタイミングレジスタ32に設定された情報に従って読
み出し、印刷エンジン12に供給することもある。それ
により、印刷用紙内に印刷画像を所定量移動させて印刷
することができる。
【0034】解凍用読み出しバッファ29は、解凍器2
2の解凍アルゴリズムが、先行するラスタの画像データ
の参照を必要とする場合に利用される。解凍用読み出し
バッファ29は、SRAMからなる解凍画像メモリ24、2
5内の解凍画像データをメモリのタイミングやバス幅で
読み出し、解凍器22の様式に変換して解凍処理のタイ
ミングで供給する。解凍用読み出しバッファ29と印刷
用読み出しバッファ27とが、同時に同じ解凍画像メモ
リ24,25から解凍画像データを読み出す場合は、時
分割で例えば8バイトずつ両バッファからの読み出しを
交互に行い、それぞれの供給先のデータ幅やタイミング
に変換する。
【0035】そして、印刷エンジン12は、供給された
解凍画像データに従って例えばレーザーの駆動を行い、
印刷を行う。各色プレーン毎に1枚分の印刷が行われ、
CMYK全てのプレーンの印刷が終了すると、印刷用紙
上にカラー画像が形成される。従って、図1の例では、
画像処理装置20は、CMYKの色プレーン毎に処理を
行い、印刷エンジン12が印刷を行う。
【0036】第1の実施の形態例における画像処理装置
20は、例えばASIC(ApplicationSpecific Integrated
Circuit)により形成される集積回路装置である。この
画像処理装置20は、上記した通り、解凍後の画像デー
タを保存する解凍画像メモリ24,25を設け、解凍器
22による解凍のタイミングと、印刷用読み出しバッフ
ァ27による解凍画像データの印刷エンジン12への供
給タイミングとを別々に制御できるようにしている。こ
れにより、後述するとおり、画像データの解像度変換処
理や印刷用紙上での印刷位置の移動を比較的容易に行う
ことができる。
【0037】図2は、解像度に変更がない場合の画像処
理装置の処理を示す図である。この例では、画像処理装
置20は、600dpiの解像度に対応した圧縮画像デー
タを処理して印刷エンジン12の解像度である600dp
iに対応した画像データを生成して、印刷エンジン12
に供給する。図2中の縦方向及び横方向が、時間軸に対
応し、印刷エンジン12の水平同期信号HSYNCに対し
て、圧縮画像データが、(c)DMAコントローラにより
読み出され、解凍器22により解凍処理され、書き込み
バッファ23により解凍画像メモリ24,25のいずれ
か一方に解凍画像データが書き込み処理され、(f)解
凍画像メモリ24,25のいずれか他方から解凍画像デ
ータが読み出し処理され、印刷エンジン12に画像デー
タが供給されることが示される。(d)は書き込み状態
の解凍画像メモリを、(e)は読み出し状態の解凍画像
メモリを示す。また、(g)は印刷エンジン12が印刷
する画像データを示す。
【0038】イメージバッファ(バンドメモリ)10内
に格納されているラスタ単位の圧縮画像データIDr0〜
IDr5が、ラスタ毎のタイミングで、DMAコントローラ
21により読み出され、解凍器22に供給され、圧縮画
像データIDr0〜IDr5がそれぞれ解凍される(処理
(c))。書き込みバッファ23は、その解凍された画
像データを解凍画像メモリ24,25に交互に書き込む
(処理(c))。解凍画像メモリ24はSRAM#0で示さ
れ、解凍画像メモリ25はSRAM#1で示される。次に、解
凍画像メモリ24と25とが、次のラスタ期間で書き込
み状態と読み出し状態とが切り替えられ、印刷用読み出
しバッファ27により解凍画像メモリ24,25から交
互に解凍画像データが読み出される(処理(f))。印
刷用読み出しバッファ27は、印刷エンジン12にその
印刷のタイミングHSYNC(またはドットクロックCL
K)に同期して、読み出した解凍画像データを供給する
(処理(f))。解凍器22が先行するラスタの画像デ
ータの参照を必要とする解凍アルゴリズムを使用する場
合は、解凍用読み出しバッファ29により、印刷用読み
出しバッファ27と共に時分割で解凍画像データが読み
出し状態の解凍画像メモリ24,25から読み出され
る。
【0039】図2に示される通り、解凍画像メモリ2
4,25の一方に書き込みが行われている間は、解凍画
像メモリ24,25の他方から読み出しが行われる。
【0040】図3は、高い解像度に変換する場合の画像
処理装置の処理を示す図である。この例では、画像処理
装置20は、300dpiの解像度に対応した圧縮画像デ
ータを処理して印刷エンジン12の解像度である600
dpiに対応した画像データを生成して、印刷エンジン1
2に供給する。図3中においても、縦軸が時間軸に対応
し、それぞれの処理は図2と同じである。
【0041】600dpiの印刷エンジンで印刷を行うた
めには、300dpiの解像度に対応した画像データIDr
0〜IDr5を、1ラスタ期間おきにイメージバッファ1
0から読み出し、解凍して、書き込み状態の解凍画像メ
モリ24,25に書き込む。一方、読み出し状態の解凍
画像メモリ24,25からは、印刷用読み出しバッファ
27により、各ラスタ期間毎に解凍画像データを読み出
し、印刷エンジン12に供給する。また、解凍用読み出
しバッファ29は、解凍器22が解凍処理を行う時だ
け、読み出し状態の解凍画像メモリ24,25内の解凍
画像データを読み出し解凍器22に供給する。印刷用読
み出しバッファ27は、内部に1ラスタ分の容量のメモ
リを有する場合は、2回ずつ解凍画像データを読み出す
必要はない。
【0042】また、画像データIDr1が解凍される間、
解凍アルゴリズムによっては、解凍画像メモリ24(SR
AM#0)からは、印刷用読み出しバッファ27と解凍用読
み出しバッファ29とで時分割で同時に読み出される場
合がある。
【0043】ホストコンピュータ1から供給される画像
データがより高い解像度を有する場合は、上記と逆に、
解凍器22による解凍の頻度に比較して、読み出し状態
の解凍画像メモリ24,25からの読み出しと印刷エン
ジン12への画像データの供給の頻度は低くなる。その
結果、高い解像度の画像データから所定の比率で間引か
れたドットの画像データが印刷エンジン12に供給さ
れ、低い解像度の画像の印刷を可能にする。
【0044】解像度の変更に伴うDMAコントローラ2
1や印刷読み出しバッファ27の制御は、コントローラ
30により適宜行われる。
【0045】図3に示される通り、第1の実施の形態例
における画像処理装置20は、解凍された画像データを
一旦格納する少なくとも2セットの解凍画像メモリ2
4,25を設け、一方のメモリに書き込みをする間に、
他方のメモリから読み出しを上記書き込みと独立して行
うようにする。かかる構成により、読み出し状態にある
解凍画像メモリからの読み出しの頻度を、解凍器22か
らの書き込み状態にある解凍画像メモリへの書き込み頻
度とをそれぞれ別々に制御することができ、画像データ
の解像度の変更を自在に行うことができる。
【0046】図4は、印刷用紙内での印刷画像の移動処
理を説明するための図である。図4内の(a)〜(f)
は、図2,3の(a)〜(f)に対応する。図2,3と
同様に横方向が時間軸に対応する。イメージバッファ
(バンドメモリ)10内には、CMYKの色毎に、ラス
タ単位で圧縮された画像データIDr0、IDr1、IDr
2が保存される。このラスタ単位の画像データは、圧縮
された画像データであるので、そのデータ長は可変長で
ある。
【0047】DMAコントローラ21により、イメージ
バッファ10内の圧縮画像データは、ラスタ単位で例え
ば低いアドレスから高いアドレスの順に読み出され、解
凍器22に供給される。もちろん、アドレスの順番は特
に上記である必要はない。解凍器22は、水平同期信号
HSYNCで画定されるラスタ期間R0内に、1ラスタ
分の圧縮画像データを解凍し、書き込みバッファ23
は、書き込み状態の解凍画像メモリ24に解凍済みの画
像データを書き込む(処理(c))。この解凍器22の
解凍処理中に、必要であれば、先行する1つ前のラスタ
の解凍画像データが、他方の読み出し状態のメモリ25
から、解凍用読み出しバッファ29により読み出され、
解凍処理のタイミングに応じて解凍処理の様式で解凍器
22に供給される。解凍器22では、先行するラスタの
画像データを参照しながら、所定の解凍アルゴリズムに
より圧縮された画像データを解凍する。
【0048】次のラスタ期間R1では、解凍画像メモリ
24,25の書き込み状態と読み出し状態とが切り替え
られ、次のラスタの解凍された画像データIDr1が、書
き込み状態の解凍画像メモリ25に書き込まれる間に、
先のラスタの解凍画像データIDr0が、読み出し状態の
解凍画像メモリ24から、印刷用読み出しバッファ27
により読み出され、印刷エンジン12に適合するデータ
様式で印刷エンジン12の印刷タイミングに対応して印
刷エンジン12に供給される。この処理は、印刷エンジ
ン12のドットクロックCLKのタイミングに同期して行
われる。同時に、解凍処理で必要な場合は、解凍用読み
出しバッファ29により解凍画像メモリ24から画像デ
ータIDr0が読み出される。
【0049】この印刷用読み出しバッファ27は、印刷
位置設定部9により供給された印刷開始位置と終了情報
を格納する印刷読み出しタイミングレジスタ32を参照
し、読み出し状態の解凍画像メモリ24内の解凍画像デ
ータを、任意の位置から任意の位置まで読み出し、印刷
エンジン12の印刷タイミングに合わせて供給する。か
かる画像データのラスタ内における読み出し領域と、そ
の画像データの印刷エンジン12への供給タイミング
は、レジスタ32に設定された情報により解凍器22の
解凍対象画像データと解凍タイミングとは独立して制御
される。
【0050】従って、通常印刷の場合(f1)は、水平
同期信号HSYNCにより決まるラスタ期間において、1ラ
スタ分の画像データIDr0が、読み出し状態のメモリ2
4から全て読み出され、通常のタイミングで印刷エンジ
ン12に供給される。
【0051】また、印刷画像を印刷用紙PPの左側に移動
させたい場合(f2)は、印刷用読み出しバッファ27
は、読み出し状態の解凍画像メモリ24内の画像データ
を、レジスタ32の設定値に従い、ラスタ内の途中の領
域から、ラスタ期間R1の最初のタイミングに同期し
て、ラスタ内の後ろ側の画像データを読み出し開始す
る。その結果、印刷用紙PP内には、図示される通り、ラ
スタの右側の画像が印刷され、印刷用紙PP内では画像が
左方向に移動する。但し、ラスタ期間R1の間、次のラ
スタの画像データIDr1に対しては、ラスタ期間R1内
で全て解凍される。この解凍処理のタイミングは、印刷
用読み出しバッファ27の読み出しタイミングなどとは
独立している。そして、解凍処理において先のラスタの
画像データの参照が必要な場合は、解凍用読み出しバッ
ファ29は、読み出し状態のメモリ24から、1ラスタ
分の画像データを読み出し、解凍器22に供給する。即
ち、ラスタR1の期間において、解凍器22は、次の1
ラスタ分の画像データIDr1を解凍し、解凍用読み出し
バッファ29は、先行する1ラスタ分の画像データIR
r0を読み出して解凍器に供給し、印刷用読み出しバッフ
ァ27は、1ラスタの後半部分の画像データIDr0を読
み出してドットクロックCLKに同期して印刷エンジン
12に供給する。
【0052】更に、印刷画像を印刷用紙PPの右側に移動
させたい場合(f3)は、印刷用読み出しバッファ27
は、読み出し状態の解凍画像メモリ24内の画像データ
IDr0を、レジスタ32の設定値に従い、ラスタ内の先
頭の領域から、ラスタ期間R1の最初のタイミングに同
期して読み出し開始し、ラスタ内の途中までの画像デー
タを読み出す。そして、その一部分の画像データIDr0
を印刷エンジン12に供給する。その結果、印刷用紙PP
内には、図示される通り、ラスタの左側の画像が印刷さ
れ、印刷用紙PP内では画像が右方向に移動する。この場
合の、解凍用読み出しバッファ29の動作は、上記(f
2)の場合と同じである。
【0053】上記の通り、解凍済みの画像データを保持
する2セットの解凍画像メモリ24,25を有し、交互
に書き込み状態と読み出し状態に制御されるので、印刷
用読み出しバッファ27は、解凍処理とは独立したタイ
ミングで独立したラスタ内の領域の画像データを、読み
出し状態のメモリ24,25から読み出して、印刷エン
ジン12に供給することができる。従って、図4に示さ
れる通り、ラスタ内の画像データについて任意の領域の
画像データを任意のタイミングで印刷エンジン12に供
給して印刷させることができる。即ち、解凍処理に悪影
響を与えることなく、任意の領域の印刷画像を、印刷用
紙内の任意の位置に移動させて印刷することができる。
【0054】図1に示した第1の実施の形態例では、2
セットの解凍画像メモリ24,25は、それぞれ1ラス
タ分の画像データを保持する容量しかない。従って、イ
メージバッファ10内に、色変換されてトナーの色空間
(CMYK)の各色の画像データが格納される場合は、
各色のプレーンの順に、画像データを解凍して印刷する
ことができる。しかし、例えば、イメージデータ10内
にトナーの色空間CMYKとは異なる色空間RGBの各
色の画像データが格納される場合は、各ラスタ期間内に
RGBの各色の画像データの解凍を行って、その後色変
換する必要があり、図1の構成では不十分である。
【0055】[第2の実施の形態例]図5は、第2の実
施の形態例における電子印刷装置の構成を示す図であ
る。図5内には、図1に示した第1の実施の形態例と対
応する部分には同じ引用番号を付した。第2の実施の形
態例は、ホストコンピュータ1から印刷エンジン12の
トナーの色に対応したCMYKの画像データが供給され
る場合と、ホストコンピュータでのアプリケーションプ
ログラムの色に対応したRGBの画像データが供給され
る場合との両方に対応できる。従って、イメージバッフ
ァ10内には、RGBの圧縮画像データが格納されるこ
ともあれば、CMYKの圧縮画像データが格納されるこ
ともある。
【0056】それに伴って、画像処理装置20は、CM
YKの圧縮画像データもRGBの圧縮画像データもいず
れも処理を行うことができる構成を有する。即ち、画像
処理装置20内に設けられた、2セットの解凍画像メモ
リ24,25は、それぞれ4色分の解凍画像データを保
存することができる。それに伴って、書き込みバッファ
23は、解凍画像メモリ24,25にCMYKまたはR
GBの色毎に分けて解凍済みの画像データを書き込むこ
とができる。更に、印刷用読み出しバッファは、解凍画
像メモリ24,25から、RGBの解凍画像データを並
列的に任意の位置から任意のタイミングで読み出すこと
ができる。また、解凍用読み出しバッファ29は、解凍
器22の処理に対応して、色毎の解凍済み画像データを
読み出して供給することができる。
【0057】例えば、ポストスクリプト(postscript)
言語による画像データが供給される場合、ホストコンピ
ュータ1からは、すでにアプリケーション側で色変換し
たCMYKの画像データが供給される。その場合は、電
子印刷装置2は、供給されたトナーの色に対応するCM
YKの画像データをそのまま圧縮してイメージバッファ
(バンドメモリ)10内に格納する。ポストスクリプト
言語による画像データの場合は、電子印刷装置2による
色変換処理に依存せずに、ホストコンピュータ1におい
てオペレータにより指定される独自に色変換処理が行わ
れ、電子印刷装置2は供給されるCMYKの画像データ
をそのまま印刷するだけである。
【0058】一方、通常のアプリケーションプログラム
などによる画像データとして、ホストコンピュータ1か
らRGBの画像データが供給される場合も、そのRGB
の画像データをそのまま圧縮してイメージバッファ(バ
ンドメモリ)10内に格納する。そして、画像処理装置
20によりラスタ毎に解凍すると共に、色変換コンバー
タ33によりCMYKの画像データに色変換処理して印
刷エンジン12に供給する。
【0059】なお、本実施の形態例では、RGBの画像
データの場合は、色変換処理に利用される変換テーブル
を特定する等の変換処理を特定する属性データXを伴
う。従って、本実施の形態例では、RGBの色空間の画
像データの場合は、RGBXの画像データ(属性データ
を含む)とする。
【0060】通常のアプリケーションプログラムなどに
よるRGBの画像データがホストコンピュータ1から供
給される場合、イメージバッファ10内にそのRGB画
像データを格納し、例えば、複数ページのRGB画像デ
ータを重ね合わせる等の合成処理を電子印刷装置内で行
うことができる。このような画像合成機能を、例えばラ
スタ・オペレーション(ROP)と称する場合がある。
【0061】この様に、RGBXの圧縮画像データがイ
メージバッファ10内に格納される場合、画像処理装置
20がCMYKの画像データしか処理できない構成であ
ると、1ページ分のRGBXの画像データは、画像処理
装置20内で解凍処理する前に、色変換ユニット8によ
りCMYKの画像データに変換しなければならない。こ
の色変換処理の後で、画像処理装置20において1ラス
タずつ解凍処理すると、解凍処理前の色変換処理に比較
的長時間を要することになり、印刷に要する時間のオー
バーヘッド時間が長くなる。
【0062】そこで、第2の実施の形態例では、画像処
理装置20内に設けた2セットの解凍画像メモリ24,
25を、それぞれ4色の画像データを格納できるように
する。即ち、イメージバッファ10内に格納された4つ
のRGBXの圧縮画像データが、DMAコントローラ2
1により1ラスタ期間内に連続して読み出され、解凍器
22により解凍され、4色の解凍画像データが解凍画像
メモリ24,25のいずれか一方の書き込み状態のメモ
リに書き込まれる。そして、次のラスタ期間において、
書き込まれたRGBXの解凍画像データが、読み出し状
態のメモリ24,25から、印刷用読み出しバッファ2
7により並列に読み出され、色変換のコンバータ33に
よりRGBXの画像データからCMYKのいずれかの画
像データに変換され、印刷エンジン12に供給される。
コンバータ33は、属性データXに従って、図示しない
色変換テーブルを設定し、その色変換テーブルを利用し
て1ドットずつCMYKのいずれかの画像データに変換
する。
【0063】上記の画像処理装置20によれば、1ラス
タ単位でRGBXの画像データが解凍処理と色変換処理
をパイプライン的に行うことができ、最初に1ページ分
の色変換処理を行う場合に比較して、オーバーヘッド時
間を節約することができ、印刷速度を早くすることがで
きる。
【0064】イメージバッファ10内にCMYKの画像
データが格納される場合は、解凍器22により解凍され
て解凍画像メモリ24,25に格納され、印刷用読み出
しバッファ27は、それを読み出し、コンバータ33を
介することなく、直接印刷エンジン12に供給する。
【0065】以下、図5に示した第2の実施の形態例に
おける画像処理装置20が、CMYKの画像データに対
して解凍などの画像処理を行ってシングル方式の印刷エ
ンジンに画像データを供給する場合と、RGBXの画像
データに対して解凍と色変換の画像処理を行ってシング
ル方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合と、
CMYKの画像データに対して画像処理を行いタンデム
方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合とにつ
いて、順次説明する。
【0066】図6は、イメージバッファ(バンドメモ
リ)10内に格納されたCMYKの圧縮画像データを画
像処理する場合のタイミングチャートである。図6の
(a)〜(f)は、図2〜4と同じである。イメージバ
ッファ10内には、CMYKの圧縮された画像データ
が、1ラスタ単位で格納される。即ち、図6の例では、
アドレスの低い領域から、Cプレーンの画像データCI
Dr0、CIDr1....が格納され、アドレスの高い領
域では、Kプレーンの画像データKIDrm-1、KIDrm
が格納される。上記のアドレスの順番は特にそれに限ら
れることはない。上記のアドレスの順番は特にそれに限
られることはない。それぞれのプレーンにおいて正しく
読み出されれば良い。
【0067】図6の例では、画像データの解像度の変更
はないものとする。ラスタ期間R0,R1毎に、DMAコン
トローラ21は、イメージバッファ10内の圧縮された
画像データをラスタ単位で読み出し、解凍器22に供給
する(処理(c))。図6の例では、Cプレーンの画像
処理が示され、最初にシアンの圧縮画像データCIDr0
が読み出される。この圧縮画像データCIDr0は、解凍
器22により解凍アルゴリズムに従って解凍され、書き
込みバッファ23により、書き込み状態の解凍画像メモ
リ24に書き込まれる(処理(c))。
【0068】次のラスタ期間R1において、次のラスタ
の圧縮画像データCIDr1がDMAコントローラ21に
より読み出され、解凍器22に供給され、書き込みバッ
ファ23により書き込み状態の解凍画像メモリ25に書
き込まれる。それと並行して、印刷用読み出しバッファ
27は、読み出し状態の解凍画像メモリ24から、保存
されている1ラスタ分の解凍画像データCIDr0を読み
出し、印刷エンジン12に直接供給する。この時の読み
出しのタイミングは、コントローラ30からの制御信号
により制御され、読み出すべきラスタ内の解凍画像デー
タの領域は、印刷読み出しタイミングレジスタ32に設
定される。コントローラ30からの制御信号により読み
出しの頻度、繰り返し回数などが制御されて、上記した
解像度の変更を可能にする。また、印刷読み出しタイミ
ングレジスタ32の設定値により読み出す領域を設定
し、読み出しタイミングを制御することで、印刷用紙内
での印刷画像の移動を可能にする。いずれにしても、印
刷用読み出しバッファ27の読み出しタイミングや供給
タイミングは、解凍処理とは独立のタイミングで制御さ
れる。
【0069】ラスタ期間R1において、解凍器22が先
行するラスタの画像データの参照を必要とする場合は、
解凍用読み出しバッファ29により、読み出し状態の解
凍画像メモリ24内の解凍画像データCIDr0が、解凍
処理のタイミングに合わせて読み出され、解凍器22に
供給される。解凍用読み出しバッファ29の読み出しタ
イミングは、印刷用読み出しバッファ27とは独立して
いる。但し、両バッファ27,29が同時に同じ解凍画
像データCIDr0を読み出す必要がある場合は、所定の
データ単位(例えば8バイト単位)で時分割に読み出さ
れる。
【0070】次のラスタにおいても、同様の画像処理が
画像処理装置20により行われる。Cプレーンの1ペー
ジ分の画像処理が終了すると、次のMプレーンの1ペー
ジ分の画像処理が行われ、更にYプレーン、Kプレーン
の1ページ分の画像処理が行われる。その結果、印刷エ
ンジン12内では、CMYKそれぞれのトナーがそれぞ
れの潜像に従って印刷用紙上に重ね印刷され、カラーの
画像が生成される。
【0071】図7は、RGBXの画像データに対して解
凍と色変換の画像処理を行ってシングル方式の印刷エン
ジンに画像データを供給する場合を説明するタイミング
チャートである。図5に示した第2の実施の形態例は、
CMYKの画像データと色変換を必要とするRGBXの
画像データの両方に対応可能な構成を有する。
【0072】この場合は、イメージバッファ10内に
は、アドレスの低い領域からアドレスの高い領域にRG
BXの画像データ(但しXは属性データ)が、ラスタ単
位で順に格納される。即ち、ラスタr0に対しては、Rの
画像データRIDr0、Gの画像データGIDr0、Bの画
像データBIDr0及びXの属性データXr0が格納され
る。これらのデータ長は、それぞれに応じて異なる。そ
して、次のラスタr1に対しても、同様に、RGBXそれ
ぞれのデータが1ラスタ分格納され、そして、最後のラ
スタrmに対するRGBXそれぞれのデータが最終領域に
格納される。
【0073】図7の場合は、1つのラスタ期間内におい
て、RGBXの画像データを全て解凍し、色変換用のコ
ンバータ27に与えることで、例えばCプレーンの1ラ
スタ分の画像データCIDを印刷エンジン12に供給す
る。従って、DMAコントローラ21と解凍器22と書
き込みバッファ23及び解凍用読み出しバッファ29
は、図6のCMYKに比較して4倍の高速処理能力を有
し、1ラスタ期間内において、4種類の画像データをそ
れぞれ処理する。
【0074】ラスタ期間R0において、DMAコントロ
ーラ21は、イメージバッファ10から最初のラスタr0
のRGBXの画像データ(但し属性データXを含む)を
読み出し、解凍器22に供給する(処理(c))。解凍
器22は、水平同期信号HSYNCから決まるビデオクロッ
クCLKの4倍の速度で、各画像データRIDr0、GI
Dr0、BIDr0、Xr0を解凍する。そして、書き込みバ
ッファ23は、それら解凍された画像データRIDr0、
GIDr0、BIDr0、Xr0を、書き込み状態の解凍画像
メモリ24内のそれぞれ対応する領域に書き込む(処理
(c))。
【0075】次のラスタ期間R1において、同様に、D
MAコントローラ21は、イメージバッファ10から次
のラスタr1のRGBXの画像データを読み出し、解凍器
22に供給し、解凍器22は、ビデオクロックCLKの
4倍の速度で、各画像データRIDr1、GIDr1、BI
Dr1、Xr1を解凍する。この時、解凍器22が、先行す
る1ラスタ前の画像データの参照を必要とする場合は、
解凍用読み出しバッファ29により、解凍器22の解凍
処理のタイミングに対応して、読み出し状態の解凍画像
メモリ24から、各画像データRIDr0、GIDr0、B
IDr0、Xr0を順に読み出し、解凍器22に供給する。
【0076】読み出し状態の解凍画像メモリ24内の解
凍画像データRIDr0、GIDr0、BIDr0、Xr0は、
印刷用読み出しバッファ27により、並列に読み出さ
れ、色変換用のコンバータ33に供給される。色変換用
のコンバータ33では、属性データXを参照して対応す
る色変換テーブルを利用して、RGBの画像データから
Cプレーンの画像データCIDr0に変換する。この色変
換処理は、ドット単位で印刷エンジンのイメージクロッ
クCLKに同期して行われる。色変換された画像データC
IDr0は、印刷エンジン12に供給され印刷処理され
る。この時、色変換のコンバータ33の処理の遅延が、
印刷エンジン12に供給される画像データCIDr0に発
生するが、解凍処理される前の1ページ分の色変換処理
に要する時間に比較すると、その遅延時間は短い。
【0077】上記の例では、解凍画像メモリ24,25
を4色の画像データを同時に格納することができる構成
にしたので、印刷用読み出しバッファ27は、RGBX
のデータを並列して読み出し、色変換用コンバータ33
に供給することができる。色変換コンバータ33では、
印刷エンジン12の印刷速度に対応して1ドット単位で
RGBの画像データからCMYKのいずれかの画像デー
タへの色変換を行う。従って、画像処理装置20の前段
階で1ページ分のRGBXの画像データに対してCMY
Kへの色変換処理するよりも、印刷速度を上げることが
できる。
【0078】図8は、CMYKの画像データに対して画
像処理を行いタンデム方式の印刷エンジンに画像データ
を供給する場合のタイミングチャートである。図5の第
2の実施の形態例では、DMAコントローラ21、解凍
器22等は、1ラスタ期間内に4つの画像データを処理
する能力を有する。しかし、図6の如くイメージバッフ
ァ10内にCMYKの画像データが格納されている場合
は、各色のプレーン毎に画像データの解凍と印刷エンジ
ンへの供給がなされる。従って、CMYKの画像データ
の場合は、解凍器22等の能力を十分に利用していな
い。
【0079】図8の例では、印刷エンジン12が4つの
色に対して並列的に印刷をすることができるタンデムタ
イプの場合であって、CMYKの画像データが各ラスタ
期間内で解凍され、解凍画像メモリ24,25に書き込
まれ、並列に読み出されて印刷エンジン12に供給され
る。
【0080】イメージバッファ10内には、色変換され
たCMYKの圧縮画像データが、ラスタ毎に連続して格
納される。即ち、ラスタr0に対しては、CMYKの画像
データCIDr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0がその
順に格納され、次のラスタr1についても同様である。
【0081】ラスタの期間R0において、DMAコントロ
ーラ21は、イメージバッファ10から、CMYKの圧
縮画像データCIDr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0
を時系列に読み出し、解凍器22に供給する(処理
(c))。従って、解凍器22は、1ラスタ期間内に4
つの圧縮画像データを解凍する。そして、書き込みバッ
ファ23は、書き込み状態の一方の解凍画像メモリ24
にそれらの解凍された画像データを書き込む(処理
(c))。
【0082】次のラスタ期間R1でも、同様にDMAコン
トローラ21は、イメージバッファ10から、次のラス
タのCMYKの圧縮画像データCIDr1、MIDr1、Y
IDr1、KIDr1を時系列に読み出し、解凍器22は、
それら4つの圧縮画像データを解凍する。そして、書き
込みバッファ23は、書き込み状態に変換された解凍画
像メモリ25にそれらの解凍された画像データを書き込
む(処理(c))。この時、解凍器22が、1つ前のラ
スタの画像データの参照を必要とする場合は、解凍用の
読み出しバッファ29が、読み出し状態の解凍画像メモ
リ24から解凍された画像データCIDr0、MIDr0、
YIDr0、KIDr0を、解凍処理のタイミングに従って
読み出し、供給する。
【0083】ラスタ期間R0の間に、4色のCMYKの
解凍された画像データCIDr0、MIDr0、YIDr0、
KIDr0が、画像メモリ24に並列アクセス可能な状態
で格納されているので、ラスタ期間R1において、印刷
用読み出しバッファ27は、4色の画像データを、それ
ぞれ任意の領域を任意のタイミングで読み出して、印刷
エンジン12に供給することができる。印刷エンジン1
2が、4つの色に対して平行して印刷することができる
タンデムエンジンである場合は、図8(f1)に示され
る通り、印刷用読み出しバッファ27が、例えば、4つ
の画像データCIDr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0
を同時に並行して供給することで、高速印刷を可能にす
る。
【0084】また、印刷エンジン12内の4つのエンジ
ンの動作タイミングによっては、4つの画像データCI
Dr0、MIDr0、YIDr0、KIDr0の供給を少しずつ
時間をずらす必要がある場合は、図8(f2)の如く、
印刷用読み出しバッファ27は、読み出し状態の画像メ
モリ24から、それぞれの画像データを時間をずらして
読み出し、印刷エンジン12に供給する。
【0085】解凍された画像データを格納する解凍画像
メモリを、2セット設けたことにより、印刷エンジン1
2に画像データを供給するための読み出しのタイミング
を、解凍処理と独立して任意に設定することができ、種
々の印刷エンジン12に対応して画像データを供給する
ことができる。
【0086】第2の実施の形態例において、RGBXの
画像データを処理して、タンデムエンジンにCMYKの
画像データを並列して供給することもすることも可能で
ある。その場合は、色変換のコンバータ33を、4色の
画像データに変換するための構成にする必要がある。例
えば、4重に色変換コンバータ33を設けることで、R
GBXの画像データからCMYKの4色の画像データに
平行して色変換することができる。その場合は、画像処
理装置20内での処理は、図7の例と同じであり、最後
の色変換処理だけが、4色分並列して行われ、CMYK
の画像データが同時に印刷エンジンに供給される。
【0087】第2の実施の形態例においても、2セット
の解凍画像メモリ24,25の一方を解凍後の書き込み
メモリとし、他方を印刷用の読み出しメモリとして使用
することで、印刷用読み出しバッファ27による読み出
しのタイミング、読み出す領域、読み出す頻度などを解
凍処理と独立して制御することができるので、第1の実
施の形態例と同様に、解像度を変更して印刷することも
自在にできるし、また、印刷用紙上での印刷画像の移動
処理も、解凍処理とは独立して任意に制御することがで
きる。
【0088】[第3の実施の形態例]図9は、第3の実
施の形態例における電子写真装置の一部を示す図であ
る。第2の実施の形態例では、解凍器22が、1ラスタ
期間内に4種類の圧縮画像データを解凍する能力を必要
とする。属性データXを有しない場合でも、解凍器22
はRGBの3色の圧縮画像データを解凍しなければなら
ない。そこで、第3の実施の形態例では、解凍画像メモ
リ24,25を2セットにすると同時に、圧縮画像デー
タを一旦蓄積する2セットの圧縮画像メモリ34,35
と4セットの解凍ユニット220〜226とを有する。
2セットの圧縮画像メモリ34,35は、解凍画像メモ
リ24,25と同様に、交互に書込状態と読み出し状態
に制御される。
【0089】図9に示される通り、解凍ユニット220
は、図1の第1の実施の形態例で示した1色用の画像処
理装置であってDMAコントローラをのぞいた構成であ
る。従って、解凍ユニット220内の構成要素には同じ
引用番号が与えられる。但し、圧縮画像メモリ34,3
5をSRAM#0,1としたため、解凍画像メモリ24,25は
SRAM#2、SRAM#3となっている。他の解凍ユニット22
2,224,226も、図9の下半分に示した解凍ユニ
ット220と同様の構成を有する。解凍ユニットは、圧
縮画像メモリ34,35から圧縮画像データを読み出し
て解凍器22に供給すために読み出しバッファ38を有
する。
【0090】解凍ユニットを4セット設けたことに伴
い、DMAコントローラ22とそれらの解凍ユニットと
の間に、一方が書き込み状態になり他方が読み出し状態
になる圧縮画像メモリ34,35と書込バッファ39と
を設ける。これらの圧縮画像メモリ34,35は、それ
ぞれ1ラスタ分の圧縮画像データを4セット保持する容
量を少なくとも有する。この圧縮画像メモリ34,35
も、解凍画像メモリ24,25と同様に、交互に書き込
み状態と読み出し状態に制御される。
【0091】図9の場合も、画像処理装置20内にはコ
ントローラ30が設けられ、DMAコントローラ21や
DMA書込バッファ39や、解凍ユニット内のタイミン
グの制御を行う。コントローラ30には、印刷エンジン
のタイミングに対応する水平同期信号HSYNCまたはドッ
トクロックCLKが供給される。
【0092】イメージバッファ10内にRGBXの画像
データが格納される場合は、RGBXのデータが4つの
解凍ユニット220〜226で解凍処理され、色変換コ
ンバータ33に供給され、属性データXに従って色変換
されたCMYKの画像データが、印刷エンジン12に供
給される。
【0093】図10は、第3の実施の形態例において解
像度に変更がない場合の画像処理装置の処理を示す図で
ある。この例では、イメージバッファ10内にRGBX
の画像データ(または属性データ)が格納されている場
合であって、Cプレーンの画像データを印刷エンジン1
2に供給する場合である。
【0094】ラスタ期間R0において、イメージバッファ
10内に格納されている1ラスタ分のRGBXの圧縮画
像データIDr0を、DMAコントローラ21により読み
出し、DMA書込バッファ39により、書込状態の圧縮
画像メモリ34に格納する(処理(c1))。圧縮画像
メモリ34,35は、それぞれ4種類のデータを少なく
とも1ラスタ分格納することができる。
【0095】次に、ラスタ期間R1において、同様に、イ
メージバッファ10内に格納されている1ラスタ分のR
GBXの圧縮画像データIDr1を、DMAコントローラ
21により読み出し、DMA書込バッファ39により、
書込状態の圧縮画像メモリ35に格納する(処理(c
1))。また、同時に、解凍ユニット220〜226内
の読み出しバッファ38が、RGBXのそれぞれ対応す
る圧縮画像データを、読み出し状態の圧縮画像メモリ3
4から読み出し、それぞれの解凍ユニット内の解凍器2
2に供給する。従って、4つの解凍ユニット内の解凍器
22により、それぞれの圧縮画像データIDr0(RGBX)
が並行して解凍され、それぞれのユニット内の書込バッ
ファ23により、書込状態の解凍画像メモリ24に書き
込まれる(処理(c4))。
【0096】次の、ラスタ期間R2において、次の圧縮画
像データIDr2がDMAコントローラ21により読み出
され、DMA書込バッファ39により書込状態の圧縮画
像メモリ34に書き込まれる(処理(c1))。それと
並行して、読み出し状態の圧縮画像メモリ35からRG
BXの圧縮画像データIDr1が、並行して読み出しバッ
ファ38により読み出され、それぞれの解凍器22によ
り解凍され、書込状態の解凍画像メモリ25に書き込ま
れる(処理(c4))。また、読み出し状態の解凍画像
メモリ24内に格納されたRGBXの解凍データIDr0
が、印刷用読み出しバッファ27により読み出され、色
変換コンバータ33に並列に供給する(処理(f))。
この読み出しと供給のタイミングは、第1及び第2の実
施の形態例と同様に、解凍のタイミングとは独立して、
任意のタイミングに制御され、また任意の領域が読み出
され供給される。色変換コンバータ33は、RGBXの
解凍データから、属性データXに応じた色変換処理を行
い、C(シアン)の画像データIDr0(C)を生成し、印
刷エンジン12に供給する。
【0097】ラスタ期間R2において、解凍器22は、R
GBXの圧縮画像データIDr1を解凍するが、1つ前の
画像データの参照を必要とする場合は、解凍ユニット内
の解凍用読み出しバッファ29が、読み出し状態の解凍
画像メモリ24(SRAM#2)から、解凍された画像データ
IDr0を、解凍処理のタイミングに応じて並列に読み出
し、それぞれ対応する解凍器22に供給する。
【0098】図10に示される通り、圧縮画像データの
解凍及び解凍画像メモリ24,25への書込みと、解凍
画像メモリ24,25からの読み出し及び色変換後の印
刷エンジンへの供給とは、ラスタ期間毎にそれぞれ毎回
行われる。従って、600dpiの解像度のRGBXの画
像データに対して、600dpiの画像データが印刷エン
ジン12に供給され、印刷される。
【0099】図11は、第3の実施の形態例において高
い解像度に変更する場合の画像処理装置の処理を示す図
である。この例では、300dpiのRGBXの圧縮画像
データIDr0(RGBX)から、600dpiのCプレーンの解
凍画像データIDr0(C)が生成される。そのために、D
MAコントローラ21の読み出し処理と、解凍ユニット
内の解凍器22の解凍処理は、2ラスタ期間に1回行わ
れ、解凍ユニット内の印刷用読み出しバッファ27の読
み出し処理は、ラスタ期間毎に行われる。従って、印刷
用読み出しバッファ27が解凍器よりも2倍の処理頻度
になっている。解像度を低くする場合は、上記処理の頻
度が逆になる。解凍画像メモリ24,25を2セット設
けて、一方を書込み状態に、他方を読み出し状態にする
ことで、上記の頻度の変更を容易に行うことができる。
【0100】まず、ラスタ期間R0において、DMAコン
トローラ21によりRGBXの圧縮データIDr0(RGBX)
が読み出され、一方の圧縮画像メモリ34に書き込まれ
る(処理(c1))。次のラスタ期間R1において、解凍
ユニット内の読み出しバッファ38が、それぞれ対応す
る圧縮画像メモリ34から圧縮データIDr0が解凍器2
2に供給され、解凍され、解凍画像メモリ24内にそれ
ぞれ書き込まれる(処理(c4))。
【0101】次のラスタ期間R2において、読み出し状態
の解凍画像メモリ24(SRAM#2)から、印刷用読み出し
バッファ27により、それぞれの解凍画像データ(また
は属性データX)が読み出され、色変換コンバータ33
に供給される(処理(f))。そして、色変換された画
像データIDr0(C)が印刷エンジン12に供給される。
また、並行して、次のラスタの圧縮画像データIDr1(R
GBX)がDMAコントローラ21により読み出され、書込
状態の圧縮画像メモリ35に書き込まれる。
【0102】次のラスタ期間R3において、読み出し状
態の圧縮画像メモリ35(SRAM#1)から、読み出しバッ
ファ38により対応するデータIDr1(RGBX)が読み出さ
れ、それぞれの解凍器22に供給され、解凍される。こ
の時、必要であれば、読み出し状態の解凍画像メモリ2
4から、1つ前の解凍画像データIDr0(RGBX)が、解
凍用読み出しバッファ29により読み出され、解凍処理
に合わせて解凍器22に供給される。また、ラスタ期間
R3において、再度、印刷用読み出しバッファ27は、読
み出し状態の解凍画像メモリ24から解凍済みのRGB
Xの画像データIDr0(RGBX)を読み出し、色変換コンバ
ータ33がCプレーンの画像データに変換し、印刷エン
ジン12に供給する。これにより、解像度が2倍の60
0dpiの画像データが印刷エンジン12に供給される。
【0103】次のラスタの圧縮画像データIDr2(RGBX)
も同様に読み出され解凍処理されて、その後、2倍の頻
度で色変換され印刷エンジンに供給される。
【0104】図示されないが、第3の実施の形態例にお
いても、印刷用読み出しバッファ27により、読み出し
領域や読み出しタイミングを制御することにより、第1
の実施の形態例で図4に示した様な、印刷用紙の任意の
位置に印刷画像を移動させて印刷することが可能にな
る。
【0105】次に、第2の実施の形態例との対比で、第
3の実施の形態例における、CMYKの画像データに対
して解凍などの画像処理を行ってシングル方式の印刷エ
ンジンに画像データを供給する場合と、RGBXの画像
データに対して解凍と色変換の画像処理を行ってシング
ル方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合と、
CMYKの画像データに対して画像処理を行いタンデム
方式の印刷エンジンに画像データを供給する場合とにつ
いて、順次説明する。
【0106】図12は、CMYKの画像データに対して
解凍などの画像処理を行ってシングル方式の印刷エンジ
ンに画像データを供給する場合のタイミングチャートで
ある。この場合は、4個の解凍ユニット220〜226
のうち、CMYKの対応する解凍ユニットのみが解凍処
理を行う。この場合は、イメージバッファ10内の圧縮
画像データは、図6の場合と同じである。
【0107】ラスタ期間R0において、DMAコントロー
ラ21は、Cプレーンの1ラスタ分の圧縮画像データC
IDr0をイメージバッファ10から読み出し、圧縮画像
メモリ34に書き込む(c1)。次に、ラスタ期間R1に
おいて、DMAコントローラ21が次の圧縮画像データ
CIDr1を読み出して圧縮画像メモリ35に書き込む間
(c1)、読み出しバッファ38は、読み出し状態の圧
縮画像メモリ34から画像データCIDr0を読み出し、
解凍器22に供給する。解凍器22は、必要に応じて1
ラスタ前の画像データを参照しながら、圧縮画像データ
CIDr0を解凍し、書込状態の解凍画像メモリ24に書
き込む。この解凍処理は、水平同期信号HSYNCに同期し
たビデオクロック(またはドットクロック)CLKと等速
で解凍処理する。
【0108】ラスタ期間R2において、印刷用読み出しバ
ッファ27は、読み出し状態の解凍画像メモリ24か
ら、解凍画像データCIDr0を読み出し、印刷エンジン
12に供給する。この読み出しと供給も、ビデオクロッ
ク(またはドットクロック)に等速で行われる。
【0109】図13は、RGBXの画像データに対して
解凍と色変換の画像処理を行ってシングル方式の印刷エ
ンジンに画像データを供給する場合のタイミングチャー
トである。イメージバッファ10内のRGBXの圧縮画
像データは、図7の場合と同じである。
【0110】ラスタ期間R0において、DMAコントロー
ラ21は、イメージバッファからラスタr0のRGBXの
圧縮画像データRIDr0、GIDr0、BIDr0、Xr0を
読み出し、DMA書込バッファ39は、その圧縮画像デ
ータを書込状態にある圧縮画像メモリ34のそれぞれの
領域に書き込む(c1)。
【0111】次のラスタ期間R1において、4つの解凍ユ
ニットが、対応する圧縮画像データを読み出し状態の圧
縮画像メモリ34から読み出し、解凍処理を行い、解凍
画像メモリ24に書き込む(c4)。第3の実施の形態
例では、第2の実施の形態例と異なり、解凍ユニットが
4個並列に設けられるので、各解凍ユニット内の解凍器
22は、ビデオクロック(ドットクロック)CLKに等速
で、解凍処理を行うことができる。この時、必要に応じ
て、解凍用読み出しバッファ29は、解凍画像メモリ2
5から画像データを読み出し、それぞれの解凍器に供給
する。
【0112】次のラスタ期間R2において、4つの解凍ユ
ニット内の解凍画像メモリ24から、RGBXの解凍デ
ータが読み出され、色変換コンバータ33に供給される
(f)。そして、属性データXに従ってCプレーンの画
像データCIDr0に色変換されて、印刷エンジン12に
供給される。印刷エンジンへの供給もビデオクロック
(ドットクロック)に等速で行われる。
【0113】図14は、CMYKの画像データに対して
画像処理を行いタンデム方式の印刷エンジンに画像デー
タを供給する場合のタイミングチャートである。この場
合のイメージバッファ10内の圧縮画像データは、図8
の場合と同じである。
【0114】ラスタ期間R0において、DMAコントロー
ラ21は、イメージバッファ10からそれぞれ1ラスタ
分のCMYKの圧縮画像データCIDr0、MIDr0、Y
IDr0、KIDr0を読み出して、DMA書込バッファ3
9が、その画像データを圧縮画像メモリ34のそれぞれ
対応する領域に書き込む(c1)。
【0115】次のラスタ期間R1において、各解凍ユニッ
ト内の読み出しバッファ38が、対応する画像データを
読み出し、解凍器22が解凍処理を行う。そして、書込
バッファ23が、書込状態の解凍画像メモリ24に解凍
画像データを書き込む。これらの解凍処理は、4つの解
凍ユニットにより並列的に、イメージクロック(または
ドットクロック)CLKに等速に行われる。
【0116】次のラスタ期間R2において、各解凍ユニッ
ト内の印刷用読み出しバッファ27は、解凍画像メモリ
24からそれぞれ解凍済みのCMYKの画像データを読
み出し、印刷エンジン12に所定のタイミングで供給す
る(f)。この印刷用読み出しバッファ27による読み
出しと供給のタイミングは、タンデム方式の印刷エンジ
ンの動作に応じて適切に制御される。タイミングの制御
は、第2の実施の形態例と同様に、コントローラ30に
より行われる。
【0117】図示しないが、RGBXの圧縮画像データ
を解凍してタンデム方式の印刷エンジンにCMYKの画
像データを供給することもできる。その場合は、図13
の様に、イメージバッファ10からRGBXのデータが
読み出され、解凍ユニットにより並列に解凍処理され、
色変換コンバータ33によりCMYKの画像データに変
換され、タンデム方式の印刷エンジン12に所定のタイ
ミングで供給される。
【0118】
【発明の効果】以上、本発明の画像処理装置によれば、
解凍器により解凍された画像データを格納する解凍画像
メモリを、少なくとも2セット設けることで、解凍器に
よる解凍処理に対応する書込タイミングと、印刷エンジ
ンに画像データを供給することに対応する読み出しタイ
ミングとを独立して制御することができ、画像データの
解像度の変換を自在に行うことができる。また、任意の
タイミングで読み出して印刷エンジンに供給することが
できるので、画像データの解凍処理に影響を与えること
なく、印刷用紙上の任意の位置に印刷画像を移動させて
印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例における電子印刷装置の構
成を示す図である。
【図2】解像度に変更がない場合の画像処理装置の処理
を示す図である。
【図3】高い解像度に変換する場合の画像処理装置の処
理を示す図である。
【図4】印刷用紙内での印刷画像の移動処理を説明する
ための図である。
【図5】第2の実施の形態例における電子印刷装置の構
成を示す図である。
【図6】CMYKの圧縮画像データを画像処理する場合
のタイミングチャートである。
【図7】RGBXの画像データに対して解凍と色変換の
画像処理を行ってシングル方式の印刷エンジンに画像デ
ータを供給する場合を説明するタイミングチャートであ
る。
【図8】CMYKの画像データに対して画像処理を行い
タンデム方式の印刷エンジンに画像データを供給する場
合のタイミングチャートである。
【図9】第3の実施の形態例における電子写真装置の一
部を示す図である。
【図10】第3の実施の形態例において解像度に変更が
ない場合の画像処理装置の処理を示す図である。
【図11】第3の実施の形態例において高い解像度に変
更する場合の画像処理装置の処理を示す図である。
【図12】CMYKの画像データに対して解凍などの画
像処理を行ってシングル方式の印刷エンジンに画像デー
タを供給する場合のタイミングチャートである。
【図13】RGBXの画像データに対して解凍と色変換
の画像処理を行ってシングル方式の印刷エンジンに画像
データを供給する場合のタイミングチャートである。
【図14】CMYKの画像データに対して画像処理を行
いタンデム方式の印刷エンジンに画像データを供給する
場合のタイミングチャートである。
【図15】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 電子印刷装置 10 イメージデータ 12 印刷エンジン 20 画像処理装置 21 DMAコントローラ 22 解凍器 24,25 解凍画像メモリ 27 印刷用読み出しバッファ 29 解凍用読み出しバッファ 33 色変換コンバータ 34,35 圧縮画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/41 G06F 15/66 310 5C078 1/46 H04N 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 2C087 AB05 AC08 BA03 BA07 BC01 BC02 BD24 BD31 BD40 2C262 AA17 AA24 AC07 BA02 DA17 GA13 5B021 AA01 BB01 CC08 DD07 LG07 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CD02 CD05 CE18 CG01 CH05 CH11 5C077 LL18 MP08 NP05 PP20 PP31 PP32 PP33 PP38 PQ13 PQ22 PQ24 RR21 SS02 TT02 TT03 5C078 AA09 CA27 CA35 DA02 5C079 HB01 HB02 HB03 HB12 KA17 LA10 LA26 LA37 MA02 MA03 MA12 NA04 NA10 NA13 PA03 PA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の色空間における色毎の圧縮画像デ
    ータを供給され、前記圧縮画像データを解凍し、当該解
    凍画像データを印刷エンジンに供給する印刷用画像処理
    装置において、 前記供給される圧縮画像データを解凍する解凍器と、 前記解凍器により解凍された前記解凍画像データを、少
    なくともラスタ毎に保持する第1及び第2の解凍画像デ
    ータメモリと、 前記第1または第2の解凍画像メモリから、前記解凍画
    像データを読み出して前記印刷エンジンに供給する印刷
    用読み出しバッファとを有することを特徴とする印刷用
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1または第2の解凍画像メモリの一方に前記解凍
    画像データを記録する時に、前記印刷用読み出しバッフ
    ァは、前記第1または第2の解凍画像メモリの他方から
    前記解凍画像データを読み出すことを特徴とする印刷用
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記印刷用読み出しバッファによる前記解凍画像データ
    の前記印刷エンジンへの供給タイミングは、前記解凍器
    の解凍タイミングと独立したタイミングであることを特
    徴とする印刷用画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記印刷用読み出しバッファは、前記印刷エンジンへの
    供給タイミングに従って、前記解凍画像メモリから前記
    解凍画像データを読み出すことを特徴とする印刷用画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第1または第2の解凍画像メモリへの書き込みは、
    前記解凍器の解凍タイミングに従って行われることを特
    徴とする印刷用画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記印刷用読み出しバッファは、前記ラスタの任意の位
    置における前記解凍画像データを、前記第1または第2
    の解凍画像メモリから読み出すことを特徴とする印刷用
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 更に、前記第1または第2の解凍画像メモリから、前記
    解凍画像データを読み出して前記解凍器に供給する解凍
    用読み出しバッファを有することを特徴とする印刷用画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記解凍用読み出しバッファは、前記解凍器の解凍タイ
    ミングに従って前記ラスタ分の解凍画像データを前記第
    1または第2の解凍画像メモリから読み出し及び前記解
    凍器に供給し、 前記印刷用読み出しバッファは、前記印刷エンジンの印
    刷タイミングに従って前記ラスタ内の少なくとも一部の
    解凍画像データを前記第1または第2の解凍画像メモリ
    から読み出し前記印刷エンジンに供給することを特徴と
    する印刷用画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記第1及び第2の解凍画像メモリは、それぞれ前記色
    空間の色数分の解凍画像データを保持する容量を有し、 前記印刷用読み出しバッファは、前記第1または第2の
    解凍画像メモリから、前記色数分の解凍画像データを、
    同時にまたは任意のタイミングで読み出すことを特徴と
    する印刷用画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記色空間は、少なくとも赤(R)、緑(G)、青
    (B)を有し、 更に、前記印刷用読み出しバッファの後段に、前記色空
    間の解凍画像データから前記印刷エンジンに対応する第
    2の色空間の画像データに変換する色変換器を有するこ
    とを特徴とする印刷用画像処理装置。
  11. 【請求項11】 圧縮画像データを供給され、前記圧縮
    画像データを解凍し 、当該解凍画像データを印刷エンジンに供給する印刷用
    画像処理装置において、 前記供給される圧縮画像データを解凍する解凍器と、 前記解凍器により解凍された前記解凍画像データを、少
    なくともラスタ毎に保持する第1及び第2の解凍画像デ
    ータメモリと、 前記第1または第2の解凍画像メモリから、前記解凍画
    像データを読み出して前記印刷エンジンに供給する印刷
    用読み出しバッファとを有し、 前記印刷用読み出しバッファは、前記第1または第2の
    解凍画像メモリの一方に前記解凍画像データを記録する
    時に、前記第1または第2の解凍画像メモリの他方から
    前記解凍画像データを読み出し、 前記解凍器による解凍頻度と、前記印刷用読み出しバッ
    ファによる前記印刷エンジンへの解凍画像データの供給
    頻度とが異なることを特徴とする印刷用画像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記印刷用読み出しバッファは、前記第1または第2の
    解凍画像メモリ内の前記解凍画像データを繰り返し前記
    印刷エンジンに供給することを特徴とする印刷用画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 圧縮画像データを供給され、前記圧縮
    画像データを解凍し、当該解凍画像データを印刷エンジ
    ンに供給する印刷用画像処理装置において、 前記供給される圧縮画像データを解凍する解凍器と、 前記解凍器により解凍された前記解凍画像データを、少
    なくともラスタ毎に保持する第1及び第2の解凍画像デ
    ータメモリと、 前記第1または第2の解凍画像メモリから、前記解凍画
    像データを読み出して前記印刷エンジンに供給する印刷
    用読み出しバッファとを有し、 前記印刷用読み出しバッファは、前記第1または第2の
    解凍画像メモリの一方に前記解凍画像データを記録する
    時に、前記第1または第2の解凍画像メモリの他方から
    前記解凍画像データを読み出し、 更に、前記印刷用読み出しバッファは、前記印刷エンジ
    ンの印刷タイミングに従って、前記ラスタ分の解凍画像
    データまたは前記ラスタ内の少なくとも一部の解凍画像
    データを前記第1または第2の解凍画像メモリから読み
    出し前記印刷エンジンに供給することを特徴とする印刷
    用画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 更に、前記第1または第2の解凍画像メモリから、前記
    解凍器の解凍タイミングに従って前記ラスタ分の解凍画
    像データを読み出して前記解凍器に供給する解凍用読み
    出しバッファを有することを特徴とする印刷用画像処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227730A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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