JPH07203215A - 画像圧縮方法及び装置 - Google Patents

画像圧縮方法及び装置

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JPH07203215A
JPH07203215A JP5354541A JP35454193A JPH07203215A JP H07203215 A JPH07203215 A JP H07203215A JP 5354541 A JP5354541 A JP 5354541A JP 35454193 A JP35454193 A JP 35454193A JP H07203215 A JPH07203215 A JP H07203215A
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compressed data
signal
image
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JP5354541A
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Yukari Toda
ゆかり 戸田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2通りの圧縮方法を切り替える画像データ圧
縮の際に、一方の圧縮データをキャンセルするために複
雑なメモリ制御が不要となり、処理速度の向上が望め
る。更に、メモリと圧縮手法とを切り離すことができる
ため、メモリを介さない通信にも使用可能となる圧縮方
法及び装置を提供することを目的とする。 【構成】 信号作成部103で生成される制御信号_W
1R2により、FIFOA106とFIFOB107の
どちらを読み出すかが制御され、読み出される順番のF
IFOA106またはFIFOB107のエンプティフ
ラグ_EMPTY1または_EMPTY2がエンプティ
を示していない時のみ、各FIFOA106またはFI
FOB107に格納された可逆圧縮データを有効とする
ことによって、可逆圧縮データのキャンセルを実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像圧縮装置及び方法に
関し、例えば2つの圧縮方法を使用する画像圧縮装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタや複写機等の画像処理装
置において、より高画質な画像が要求されており、画像
のカラー化、多階調化が進んでいる。高画質な画像であ
るカラー多値画像における情報量は、例えばA4サイ
ズ、400dpi、256階調、3色カラーの場合で約
46メガバイトにもなり、従って画像処理を行う上で画
像情報を圧縮する必要があった。
【0003】カラー多値画像の一般的な圧縮方法として
は、例えばJPEGが推奨するADCT方式による圧縮
法等がある。ADCT圧縮法は、例えばスキャナ等で読
み込んだ画像(自然画像)に有効であり、また、圧縮後
のデータ量を調整できる利点がある。しかしながらAD
CT圧縮法は、サブサンプリング部及び量子化部におい
てデータの損失を伴う不可逆圧縮法であるため、画像劣
化の発生が避けられなかった。
【0004】一方、DTPデータ等、コンピュータ上で
作成した画像(コンピュータ作成画像)は、アウトライ
ンの美しさ、1図形(または1文字)単一色によるノイ
ズのない色塗りがその長所であるため、コンピュータ作
成画像の圧縮には可逆圧縮法を用いる方が好ましい。し
かしながら可逆圧縮法は圧縮後のデータ量の調整ができ
ないため、圧縮後のデータを格納するメモリを最大限に
用意せねばならず、圧縮率も小さい。
【0005】そこで、画像を小領域に分割して各小領域
を可逆圧縮し、その圧縮データ量が閾値Tより大きい時
は不可逆圧縮法の圧縮データを採用し、圧縮データ量が
閾値Tより小さい時は可逆圧縮法の圧縮データを採用す
る、切り替え圧縮法が特開平4―205249により提
案されている。上述した特開平4―205249記載の
切り替え圧縮法を実現するためには、可逆圧縮法による
圧縮データを格納する記憶手段と、可逆圧縮法による圧
縮データをキャンセルする制御手段とが必要であり、可
逆圧縮法による圧縮データをキャンセルする制御方法と
して、以下に示すような方法を用いていた。
【0006】圧縮データを最終的にメモリに出力する際
に、メモリアドレスの操作において、メモリへの書き込
みが終了した可逆、または不可逆の圧縮データの最後尾
のアドレスを記憶しておいて、処理中の小領域の可逆圧
縮データの書き込みを実行する。そして処理中の小領域
の可逆圧縮データがキャンセルされた場合には、記憶し
てある元のアドレスから、不可逆圧縮データのメモリへ
の書き込みを実行し、そして、次の小領域の可逆圧縮デ
ータの書き込みを開始する。即ち、不可逆圧縮データ
は、キャンセルされた可逆圧縮データの上書きを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の圧縮方法では、可逆圧縮データをキャンセルする際の
メモリ制御が複雑になってしまう。更に、メモリと圧縮
装置とが切り離せないため、メモリを介さない通信では
使用できないという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたものであり、上述の
課題を解決する一手段として、以下の構成を備える。即
ち、小領域に分割された画像データについて少なくとも
2通りの圧縮を行う画像圧縮装置であって、前記小領域
に分割された画像データについて少なくとも2通りの圧
縮を行う圧縮手段と、一方の圧縮データを互いに異なる
小領域について記憶する少なくとも2つの記憶手段と、
前記圧縮手段により前記少なくとも2つの記憶手段に記
憶された各小領域の圧縮データのうちのどれを制御する
かを決定するメモリ制御手段と、前記少なくとも2つの
記憶手段に記憶された各小領域の圧縮データをクリアす
るクリア手段とを有し、前記少なくとも2つの記憶手段
は記憶内容が空になったことを示すエンプティフラグを
出力し、前記メモリ制御手段により読み出される前記少
なくとも2つの記憶手段のうちの1つが前記エンプティ
フラグにより空でないと示される場合に当該記憶手段に
記憶されている圧縮データを有効とすることを特徴とす
る。
【0009】例えば、前記メモリ制御手段は1ビットの
制御信号を有し、前記クリア手段は1ビットのクリア信
号を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】以上の構成において、2通りの圧縮方法を切り
替える画像データ圧縮の際に、一方の圧縮データをキャ
ンセルするために複雑なメモリ制御が不要となり、処理
速度の向上が望める。更に、メモリと圧縮手法とを切り
離すことができるため、メモリを介さない通信にも使用
可能となる画像圧縮方法及び装置を提供できるという特
有の作用効果がある。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 <第1実施例>図1は本実施例を実現する画像圧縮装置
の構成を示すブロック図である。
【0012】図1において、101はラスタブロックコ
ンバータであり、ラスタ順次に入力される画像データI
DATAを小領域の単位RDATAに分割して出力す
る。102は可逆圧縮部であり、入力される小領域RD
ATAを可逆圧縮処理して深さ32ビットにパッキング
された圧縮データCDATAと、CDATAが有効であ
るか否かを示すライトイネーブル信号_WE(1画素1
画素処理して可変長の圧縮データが作成されるが、それ
が32ビットにたまったのを知らせる役目)、及びRD
ATAを圧縮した時の圧縮データ量ACD(圧縮データ
量は1画素1画素圧縮データ長を加算され、SYNC信
号のHighのときのCLKの立ち上がりのときが圧縮
データ量ACDとなる)を出力する。ここで32ビット
はひとつの例であり、8ビットでも16ビットでもよ
い。103は信号作成部であり、後述するFIFO10
6及びFIFO107のうち、どちらのFIFOが使用
されるかを示す1ビットの制御信号_W1R2と、FI
FO106またはFIFO107のメモリ内容のクリア
を指示するための1ビットのクリア信号_CLRを出力
する。104はFIFO制御部であり、制御信号_W1
R2,クリア信号_CLR,ライトイネーブル信号_W
E及び後述するエンプティフラグ_EMPTY1,_E
MPTY2,を入力し、二つのFIFO106,107
を制御する各種信号(_WE1,_WE2,_RE1,
_RE2,_CLR1,_CLR2,_VALID等)
を出力する。105は不可逆圧縮部であり、内部に遅延
部を備え、入力される小領域RDATAをクリア信号_
CLRの制御で不可逆圧縮処理し、不可逆圧縮データA
CDATAを出力する。106はFIFOAであり、制
御信号_W1R2及び_CLRの制御により圧縮データ
CDATAを格納し、圧縮データF1DATA及びエン
プティフラグ_EMPTY1を出力する。107はFI
FOBであり、制御信号_W1R2及び_CLRの制御
により圧縮データCDATAを格納し、圧縮データF2
DATA及びエンプティフラグ_EMPTY2を出力す
る。108はセレクタであり、F1DATA及びF2D
ATAを入力し、_W1R2の制御によりF1DATA
及びF2DATAのどちらかを選択し、可逆圧縮データ
VCDATAを出力する。
【0013】また、上述したような画像圧縮装置におい
て、装置全体の処理について1画素毎に同期をとるため
の不図示の制御信号CLKと、1RDATA毎に同期を
とるための不図示の制御信号SYNCが存在する。
【0014】次に、本実施例の画像圧縮方法を図2のフ
ローチャートに示す。まずステップS200で、図1に
示すラスタブロックコンバータ101で小領域に分割さ
れた画像データRDATAを入力する。次に、ステップ
S201において、可逆圧縮部102で入力された小領
域の画像データRDATAを可逆圧縮する。そして、ス
テップS203において、信号作成部103で、可逆圧
縮部102において可逆圧縮された後のデータ量ACD
を、所定の閾値Tと比較する。ステップS203で、圧
縮データ量ACDが閾値Tよりも小さい場合はステップ
S205に進み可逆圧縮された圧縮データを採用し、圧
縮データ量ACDが閾値Tよりも大きい場合はステップ
S202に進み、ステップS202において、不可逆圧
縮部105で入力された小領域の画像データRDATA
を不可逆圧縮し、不可逆圧縮された圧縮データを採用す
る。そして、ステップS206で、最終的に出力され
る。
【0015】本実施例の画像圧縮方法においては、ステ
ップS204〜ステップS205で示した可逆圧縮デー
タ採用、または不可逆圧縮データ採用の後に出力する処
理を行う際の、特にステップS204で示した不可逆圧
縮データを採用する際に必要となる、圧縮データのキャ
ンセル処理に、その特徴を備える。即ち、制御信号_W
1R2により、FIFOA106とFIFOB107の
どちらを読み出すかが制御され、読み出される順番のF
IFOA106またはFIFOB107のエンプティフ
ラグ_EMPTY1または_EMPTY2がエンプティ
を示していない時のみ、各FIFOA106またはFI
FOB107に格納された可逆圧縮データを有効とする
ことによって、可逆圧縮データのキャンセルを実現する
ものである。
【0016】以上説明したような本実施例の画像圧縮装
置における図1に示す各構成について、以下詳細に説明
する。図3に、本実施例において入力される画像データ
の例を示す。図3に示す画像データは、横X画素、縦Y
画素、深さRGB24ビットから成り、図1に示すラス
タブロックコンバータ101に、IDATAとしてラス
タ順次に入力される。ラスタブロックコンバータ101
は内部に8ライン分のバッファを備え、X×8画素分を
保持する。そして、SYNC信号に同期して、例えば図
3の”A”や”B”の様な小領域内のデータを、所定の
順番で1画素づつCLK信号に同期して、RDATAを
出力する。
【0017】可逆圧縮部102は、特開平4―2052
49に開示されるように、RGBデータ24ビットを参
照データとして3色分記憶することができる。現在処理
中の注目画素データの色CCOLが、1画素前の色CO
L1と一致した場合にはCDATAとして”0”を出力
する。また、同様にCCOLがCOL1と異なる出現済
みの画素COL2と一致した場合にはCDATAとし
て”10”を出力し、CCOLがCOL1及びCOL2
と異なる出現済みの画素COL3と一致した場合には”
110”をCDATAとして出力する。また、CCOL
がCOL1〜COL3のいずれとも一致しない場合に
は、CDATAとして”111”を出力する。尚、記憶
される3色の色COL1〜COL3は、一致した色に応
じて更新される。
【0018】本実施例における可逆圧縮部102では、
以上説明したような可変調符合化方法を採用しているた
め、1小領域を圧縮した場合に、その圧縮データ量は各
小領域で異なる。例えば、図3に示す小領域Aでは小領
域A内に存在する色が4色以上であり、その圧縮データ
量は300ビットであると仮定する。また、小領域Bで
は小領域B内に存在する色が3色以下であり、その圧縮
データ量は100ビットであると仮定する。1画素づつ
圧縮処理し、1ビット、2ビット、3ビット・・・の可
変長の圧縮データが、可逆圧縮部102内で32ビット
(FIFOメモリ深さ分)たまると、ライトイネーブル
信号_WEがLOWとして出力されると同時に32ビッ
トの圧縮データCDATAも出力される。このときの圧
縮データ量ACDは、内部アダーによってCLKに同期
して1画素づつ符合長を加算され、随時出力され、SY
NC信号がHIGHのときのCLKの立ち上がりで得ら
れるACDがそのRDATAの実際の圧縮データ量(A
のとき300、Bのとき100)となる。
【0019】次に、図1に示す信号作成部103の詳細
構成を示すブロック図を図4に示す。図4において、信
号作成部30では、SYNC信号に同期してトリガフリ
ップフロップ31により制御信号_W1R2を発生す
る。制御信号_W1R2は、LOWの時にはFIFOA
106が書き込まれてFIFOB107が読み出される
ことを示し、HIGHの時にはFIFOB107が書き
込まれてFIFOA106が読み出されることを示す。
【0020】また、圧縮データ量ACDを入力し、比較
部33においてメモリ32内に記憶されている閾値Tと
圧縮データ量ACDとを比較し、その結果ACD<=T
の場合にHIGH、またACD>Tの場合にLOWとな
る信号を出力する。比較部33から出力されたHIGH
またはLOWの信号は、SYNC信号をイネーブルとす
るフリップフロップ34に入力され、_CLR信号が作
成される。フリップフロップ34においてSYNC信号
をイネーブルとするのは、SYNC信号が入力されてく
るタイミングで、最終的な圧縮データ量ACDが得られ
るためである。
【0021】次に、FIFO制御部104の詳細構成
を、図5のブロック図に示す。図5においてFIFO制
御部104から出力されるライトイネーブル信号_WE
1は、図1に示すFIFOA106への書き込み許可を
示し、LOWでイネーブル状態となる。ライトイネーブ
ル信号_WE1は、ORゲート41において信号作成部
103から出力される制御信号_W1R2と、可逆圧縮
部102から出力されるライトイネーブル信号_WEと
の論理和を取って、作成される。同様に、ライトイネー
ブル信号_WE2はFIFOB107への書き込み許可
を示し、LOWでイネーブル状態となる。ライトイネー
ブル信号_WE2は、ORゲート42において制御信号
_W1R2の否定と、ライトイネーブル信号_WEの論
理和を取って、作成される。
【0022】リードイネーブル信号_RE1はFIFO
A106の読み込み許可を示し、LOWでイネーブル状
態となる。リードイネーブル信号_RE1は、NOTゲ
ート43において制御信号_W1R2の否定を取って、
作成される。同様にリードイネーブル信号_RE2はF
IFOB107の読み込み許可を示し、LOWでイネー
ブル状態となる。リードイネーブル信号_RE2は制御
信号_W1R2に等しい。
【0023】また、クリア信号_CLR1はFIFOA
106のクリア許可を示し、LOWでイネーブル状態と
なる。クリア信号_CLR1は、ORゲート44におい
て信号作成部103から出力されるクリア信号_CLR
と、リードイネーブル信号_RE1との論理和を取っ
て、作成される。同様に、クリア信号_CLR2はFI
FOB107のクリア許可を示し、LOWでイネーブル
状態となる。クリア信号_CLR2は、ORゲート45
において、クリア信号_CLRと、リードイネーブル信
号_RE2との論理和を取って、作成される。
【0024】有効信号_VALIDは、図1に示すセレ
クタ108から出力される可逆圧縮データVCDATA
が有効であるか否かを示し、LOWでイネーブル状態と
なる。有効信号_VALIDは、ORゲート46におけ
る、FIFOA106から出力されるエンプティフラグ
_EMPTY1の否定とリードイネーブル信号_RE1
との論理和と、ORゲート47における、エンプティフ
ラグ_EMPTY2の否定とリードイネーブル信号_R
E2との論理和とを、ANDゲート48において論理積
を取ることにより、作成される。
【0025】即ち、FIFOA106が読み込まれる順
番であり、かつ、FIFOA106がエンプティでない
時、または、FIFOB107が読み込まれる順番であ
り、かつ、FIFOB107がエンプティでない時に、
有効信号_VALIDはLOWとなり、イネーブル状態
となる。不可逆圧縮部105では、不可逆圧縮法とし
て、JPEG推奨のADCT法を用い、その圧縮単位と
して8×8の画素マトリクスを採用する。
【0026】FIFOA106は、上述した図5に示す
FIFO制御部104の制御に従って動作する。即ち、
FIFOA106は、リードイネーブル信号_RE1が
LOWの時に読み出され、ライトイネーブル信号_WE
1がLOWの時に書き込まれ、また、クリア信号_CL
R1がLOWの時に、FIFOA106における読み出
し及び書き込みのポインタはクリアされる。
【0027】FIFOB107は、上述したFIFO制
御部104の制御に従って動作する。即ち、リードイネ
ーブル信号_RE2がLOWの時に読み出され、ライト
イネーブル信号_WE2がLOWの時に書き込まれ、ま
た、クリア信号_CLR2がLOWの時にFIFOB1
07における読み出し及び書き込みのポインタはクリア
される。
【0028】セレクタ108はFIFOA106からの
出力F1DATA、及びFIFOB107からの出力F
2DATAを入力し、制御信号_W1R2がHIGHの
時にF1DATAを、LOWの時にF2DATAを出力
する。以上説明したような本実施例における各信号のタ
イミングチャートを図6に示す。
【0029】尚、本実施例において小領域RDATAは
4画素で構成されるものとし、従って図6に示すSYN
C信号502は、4CLK毎にHIGHになる。尚、も
しRDATAが64画素で構成されるとすれば、SYN
C信号502は64CLK毎にHIGHになる。図6に
おいて、503の制御信号_W1R2は、図中のA〜D
のタイミングにおいて示されるように、SYNC信号5
02がHIGHの時、CLK501の立ち上がりに同期
して出力を反転する。
【0030】また、小領域の圧縮データ量ACD504
は、圧縮されたデータの符合長をCLK501の立ち上
がりで加算し、常に出力する。圧縮データ量ACD50
4は、図中のA〜Dのタイミングで示されるように、S
YNC信号502がHIGHの時に、最終的な圧縮デー
タ量を示す。また同時に、次の小領域の処理に移行する
ため、圧縮データ量ACD504はリセットされ、次の
小領域の1画素目の符合長が出力される。
【0031】クリア信号_CLR505は、SYNC信
号502がHIGHの時に閾値Tと圧縮データ量ACD
504とを比較した結果、ACD>Tの時はHIGH、
ACD<=Tの時はLOWとなる。尚、本実施例におい
て、閾値Tは“10”とした。次に、本実施例において
ライトイネーブル信号_WE506が、図6に示す様な
波形をとるとすると、507のライトイネーブル信号_
WE1,508のライトイネーブル信号_WE2,及び
509のリードイネーブル信号_RE1,510のリー
ドイネーブル信号_RE2は、図6に示す通りとなる。
また、511のクリア信号_CLR1,512のクリア
信号_CLR2も、図に示す通りとなる。
【0032】図6において、513のエンプティフラグ
_EMPTY1は初期値をLOWとし、図中F,及びH
のタイミングで示される様に、507のFIFOA10
6のライトイネーブル信号_WE1がLOWになった
時、CLK501の立ち上がりに同期してHIGHにな
る。そして、509のFIFOA106のリードイネー
ブル信号_RE1がLOWになると、FIFOA106
の内容はCLK501の立ち上がりに同期して読み出さ
れ、FIFOA106はエンプティ状態となって、図中
Jに示されるように、513のエンプティフラグ_EM
PTY1はLOWに戻る。また、511のクリア信号_
CLR1がLOWとなった場合にも、513のエンプテ
ィフラグ_EMPTY1はLOWに戻る。
【0033】同様に、514のエンプティフラグ_EM
PTY2は初期値をLOWとし、図中E,及びGのタイ
ミングで示される様に、508のFIFOB107のラ
イトイネーブル信号_WE2がLOWになった時、CL
K501の立ち上がりに同期してHIGHになる。そし
て、510のFIFOB107のリードイネーブル信号
_RE2がLOWになると、FIFOB107の内容は
CLK501の立ち上がりに同期して読み出され、FI
FOB107はエンプティ状態となって、図中Iに示さ
れるように、514のエンプティフラグ_EMPTY2
はLOWに戻る。また、図中Kに示されるように、51
2のクリア信号_CLR2がLOWとなった場合にも、
514のエンプティフラグ_EMPTY2はLOWに戻
る。
【0034】有効信号_VALID515は、LOWの
時に可逆圧縮データVCDATAが有効であることを示
す。有効信号_VALID515の図中Lのタイミング
でセレクタ108から出力される可逆圧縮データVCD
ATAは、ライトイネーブル信号_WE506のL’の
タイミングで可逆圧縮部102から出力された圧縮デー
タCDATAに等しい。また同様に、有効信号_VAL
ID515の図中M,N,Oの各タイミングで出力され
る可逆圧縮データVCDATAは、ライトイネーブル信
号_WE506の図中M’,N’,O’の各タイミング
で出力された圧縮データCDATAに等しい。
【0035】本実施例において、ライトイネーブル信号
_WE506の図中×印が付されているタイミングで出
力された圧縮データCDATAは、クリア信号_CLR
2によってキャンセルされる。従って、キャンセルされ
たライトイネーブル信号_WE506に相当する小領域
RDATAの圧縮データとしては、不可逆圧縮部105
から出力される不可逆圧縮データACDATAが有効と
なる。
【0036】以上説明したように本実施例によれば、2
通りの圧縮方法を切り替える画像データ圧縮の際に、一
方の圧縮データをキャンセルするために複雑なメモリ制
御が不要となり、処理速度の向上が望める。更に、メモ
リと圧縮手法とを切り離すことができるため、メモリを
介さない通信にも本実施例における画像圧縮方法及び装
置は使用可能となる。
【0037】<他の実施例>上述した第1実施例では、
可逆圧縮方法として特開平4―205249に開示され
ている手法を用いたが、本発明はその限りでなく、例え
ば、ハフマン符合化やLempelーZiv符合化等の
他の可逆圧縮方法を用いて圧縮を行った場合にも適用で
きる。
【0038】また、本実施例では不可逆圧縮方法として
ACDT圧縮法を選んだが、これもやはり他の不可逆圧
縮方法を用いても良い。また、上述した第1実施例にお
ける圧縮方法を、可逆圧縮方法と不可逆圧縮方法とした
が、例えば可逆圧縮方法を2通り用いても、不可逆圧縮
方法を2通り用いても良い。
【0039】更に、第1実施例では、圧縮方法が2通り
である例について説明したが、少なくとも2通りの圧縮
方法を用いるのであれば、例えば3通りの圧縮方法を用
いても、応用可能である。また、第1実施例ではFIF
OにCLKを利用した同期方式を使用したが、本発明に
おいては必ずしも同期FIFOでなくても構わない。但
し、その場合には各ライトイネーブル信号_WE、及び
各リードイネーブル信号_REをCLKとの論理積を取
る等の処理を行って、読み出し、または書き込みの度に
各信号をHIGHにする必要がある。
【0040】また、第1実施例では圧縮方法切替のため
に圧縮データ量ACDと比較する閾値Tを定数とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、不定であ
っても良い。例えば、直前に処理した小領域の圧縮デー
タ量ACDが少なかった場合に、閾値Tとその圧縮デー
タ量ACDとの差を蓄積して、次の小領域の閾値に加算
しても良い。即ち、Tが基本的に100であるとして、
小領域AのACDが20であった時、次の小領域Bの閾
値をT+(T−20)=180と設定しても良い。ま
た、本実施例においては、可逆圧縮部と不可逆圧縮部の
関係を可逆圧縮部が先にRDATAを処理し、その結果
によって不可逆圧縮部の動作がかわるパイプライン処理
(不可逆圧縮部が1RDATA分遅れる)を採用したが
双方同じRDATAを処理するタイミングにしてもよ
い。その場合、不可逆圧縮部側にも、圧縮データの保
持、キャンセル部が必要になる。
【0041】以上説明したように、上述した第1実施例
に限らず、その他の実施例においても、第1実施例と同
様の効果を得ることができる。尚、本発明は、複数の機
器から構成されるシステムに適用しても1つの機器から
成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システム
或は装置にプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
通りの圧縮方法を切り替える画像データ圧縮の際に、一
方の圧縮データをキャンセルするために複雑なメモリ制
御が不要となり、処理速度の向上が望める。更に、メモ
リと圧縮手法とを切り離すことができるため、メモリを
介さない通信にも使用可能となる画像圧縮方法及び装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の画像圧縮装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像圧縮方法を示すフローチャート
である。
【図3】本実施例における画像データを説明する図であ
る。
【図4】本実施例における信号作成部の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図5】本実施例におけるFIFO制御部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図6】本実施例における各信号のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
101 ラスタブロックコンバータ 102 可逆圧縮部 103 信号作成部 104 FIFO制御部 105 不可逆圧縮部 106 FIFOA 107 FIFOB 108 セレクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小領域に分割された画像データについて
    少なくとも2通りの圧縮を行ない、一方の圧縮データを
    互いに異なる小領域について記憶する少なくとも2つの
    記憶手段を備える画像圧縮装置における画像圧縮方法で
    あって、 前記小領域に分割された画像データについて少なくとも
    2通りの圧縮を行う圧縮行程と、 一方の圧縮データを一時記憶する少なくとも2つの記憶
    行程と、 前記圧縮行程により前記少なくとも2つの記憶手段に記
    憶された各小領域の圧縮データのうちのどれを制御する
    かを決定するメモリ制御行程と、 前記少なくとも2つの記憶手段に記憶された各小領域の
    圧縮データをクリアするクリア行程とを有し、 前記少なくとも2つの記憶手段の記憶内容が空になった
    場合にエンプティフラグを出力し、前記メモリ制御行程
    により読み出される前記少なくとも2つの記憶手段に記
    憶の圧縮データのうちの1つが前記エンプティフラグに
    より空でないと示される場合に当該記憶手段に記憶され
    ている圧縮データを有効とすることを特徴とする画像圧
    縮方法。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御行程は1ビットの制御信
    号を用い、 前記クリア行程は1ビットのクリア信号を用いることを
    特徴とする請求項1記載の画像圧縮方法。
  3. 【請求項3】 小領域に分割された画像データについて
    少なくとも2通りの圧縮を行う画像圧縮装置であって、 前記小領域に分割された画像データについて少なくとも
    2通りの圧縮を行う圧縮手段と、 一方の圧縮データを互いに異なる小領域について記憶す
    る少なくとも2つの記憶手段と、 前記圧縮手段により前記少なくとも2つの記憶手段に記
    憶された各小領域の圧縮データのうちのどれを制御する
    かを決定するメモリ制御手段と、 前記少なくとも2つの記憶手段に記憶された各小領域の
    圧縮データをクリアするクリア手段とを有し、 前記少なくとも2つの記憶手段は記憶内容が空になった
    ことを示すエンプティフラグを出力し、前記メモリ制御
    手段により読み出される前記少なくとも2つの記憶手段
    のうちの1つが前記エンプティフラグにより空でないと
    示される場合に当該記憶手段に記憶されている圧縮デー
    タを有効とすることを特徴とする画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ制御手段は1ビットの制御信
    号を有し、 前記クリア手段は1ビットのクリア信号を有することを
    特徴とする請求項3記載の画像圧縮装置。
JP5354541A 1993-12-29 1993-12-29 画像圧縮方法及び装置 Withdrawn JPH07203215A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0834154A1 (en) * 1995-06-07 1998-04-08 Adobe Systems Inc. Method and apparatus for reducing storage requirements for display data
US8125364B2 (en) 2007-08-13 2012-02-28 Nec Corporation Data compression/decompression method

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