JP2000288554A - 剥離廃液の処理方法 - Google Patents

剥離廃液の処理方法

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JP2000288554A
JP2000288554A JP11103524A JP10352499A JP2000288554A JP 2000288554 A JP2000288554 A JP 2000288554A JP 11103524 A JP11103524 A JP 11103524A JP 10352499 A JP10352499 A JP 10352499A JP 2000288554 A JP2000288554 A JP 2000288554A
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resin
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Rikiya Ueda
力也 上田
Shin Yamada
心 山田
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SANSAI KAKO KK
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TOKO SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液を環
境に優しい状態にして廃棄するために、アルカリ性フロ
アーポリッシュ剥離廃液を中和すると共に、樹脂を析出
させて除去する剥離廃液の処理方法を提供する。 【解決手段】 アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシ
ュと該フロアーポリッシュのアルカリ洗浄液とを含むp
H10以上のアルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液から
樹脂分を析出させて取り除く剥離廃液の処理方法におい
て、先ず、前記アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液
に無機系凝集剤を0.1 〜8.0 重量%添加し、この後、中
和処理剤を添加してpH5〜7に調整することにより非
粘着性のフロック状樹脂を析出させる剥離廃液の処理方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面に塗布された
アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシュをアルカリ洗
浄液で除去して生じたアルカリ性フロアーポリッシュ剥
離廃液を浄化処理する剥離廃液の処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、塩化ビニール床等の表面保
護や光沢剤としてアクリル系樹脂を含むフロアーポリッ
シュが広く使用されている。当該フロアーポリッシュは
経時劣化するため、床にワックス掛けされたフロアーポ
リッシュをアルカリ洗浄液で除去した後、再度、ワック
ス掛けが行われており、床面から除去されたフロアーポ
リッシュとアルカリ洗浄液とを含む剥離廃液は、作業現
場においてそのまま下水へ廃棄されているのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記フロアー
ポリッシュとアルカリ洗浄液とを含むフロアーポリッシ
ュ剥離廃液は、pH10〜12.0のアルカリ性を示し、CO
D70000ppm以上の値を示す程の樹脂成分を含んでいるた
め、そのまま下水へ流すことは環境汚染の面から問題視
されている。
【0004】そこで、本発明者は、前記アルカリ性フロ
アーポリッシュ剥離廃液を環境に優しい状態にして廃棄
するために、アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液を
中和すると共に、樹脂分を析出させて除去する剥離廃液
の処理方法を提供することを技術的課題として、その具
現化をはかるべく、アルカリ性フロアーポリッシュ剥離
廃液を排水基準値pH5〜9に中和して廃棄する中和処
理方法を試みたところ、樹脂がべたついた状態で析出し
て容器に付着し、粘着性樹脂が浮遊する剥離廃液を廃棄
することは排水管を詰まらせる危険があり、また、容器
に付着した樹脂を取り除かなければ、フロアーポリッシ
ュの剥離作業を続けることができず、作業性が悪いとい
う問題点が生じた。また、中和した後に凝集剤を添加す
る処理方法においても状態は変わらないことが判明し
た。
【0005】前記問題点に鑑み、さらに、研究・実験を
重ねた結果、剥離廃液を中和する前に、無機系凝集剤を
添加し、この後、pH5〜7の弱酸性になるように中和
すれば、無機系凝集剤の特定添加量によって、中和後
に、無機系凝集剤によって発生したフロックが樹脂に吸
着し、これにより非粘着性のフロック状樹脂が析出する
という刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成した
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。
【0007】即ち、本発明に係る剥離廃液の処理方法
は、アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシュと該フロ
アーポリッシュのアルカリ洗浄液とを含むpH10以上の
アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液から樹脂分を析
出させて取り除く剥離廃液の処理方法において、先ず、
前記アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に無機系凝
集剤を0.1 〜8.0 重量%添加し、この後、中和処理剤を
添加してpH5〜7に調整することにより非粘着性のフ
ロック状樹脂を析出させるようにしたものである。
【0008】また、本発明に係る剥離廃液の処理方法
は、アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシュと該フロ
アーポリッシュのアルカリ洗浄液とを含むpH10以上の
アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液から樹脂分を析
出させて取り除く剥離廃液の処理方法において、先ず、
前記アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に無機系凝
集剤を0.1 〜8.0 重量%添加し、この後、中和処理剤を
添加してpH5〜7に調整することにより非粘着性のフ
ロック状樹脂を析出させ、次いで、前記フロック状樹脂
を取り除いた後の剥離廃液に吸着剤を加えて脱色するよ
うにしたものである。
【0009】また、本発明は、前記いずれかの剥離廃液
の処理方法において、無機系凝集剤が硫酸アルミニウ
ム、ポリ塩化アルミニウム、ポリ硫酸第2鉄及び塩化第
2鉄から選ばれるものである。
【0010】さらに、本発明は、前記いずれかの剥離廃
液の処理方法において、非粘着性のフロック状樹脂が一
塊になって析出するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳し
く説明すれば次の通りである。
【0012】先ず、床にワックス掛けされたアクリル系
樹脂を含むフロアーポリッシュをアルカリ洗浄液で除去
した廃液である該フロアーポリッシュと該アルカリ洗浄
液とを含むpH10以上のアルカリ性フロアーポリッシュ
剥離廃液に無機系凝集剤を攪拌しながら0.1 〜8.0 重量
%添加する。
【0013】この後、攪拌しながら更に中和処理剤を添
加してpH5〜7のやや酸性に調整する。中和が進むに
従い、前記無機系凝集剤によって発生したフロックが樹
脂に吸着し、非粘着性フロック状樹脂の大きな塊が析出
する。
【0014】また、必要に応じて、前記フロック状樹脂
を取り除いた後の剥離廃液に吸着剤を加えて脱色する。
【0015】アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシュ
とは、アクリル系樹脂のみからなるフロアーポリッシュ
又はアクリル系樹脂を主成分とするフロアーポリッシュ
である。
【0016】無機系凝集剤は、硫酸アルミニウム、ポリ
塩化アルミニウム、ポリ硫酸第2鉄及び塩化第2鉄のい
ずれかを用いるのが好ましく、無機系凝集剤の添加量は
アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に対して0.1 〜
8.0 重量%添加するのが好ましく、添加量0.1 重量%未
満では、非粘着性の樹脂が析出せず、添加量が8.0 重量
%を越えれば、無機系凝集剤によってできるフロックが
細かすぎるため(粒径:0.5 〜5mm)、樹脂が塊状で析
出せず、後工程における樹脂除去が困難になるので、好
ましくない。特に、好ましいのは0.5 〜2.0 重量%であ
る。
【0017】中和処理剤は、塩酸、硫酸、燐酸及びスル
ファミン酸等の無機酸、硫酸水素アンモニウム、硫酸水
素カリウム及び硫酸水素ナトリウム等の酸性塩又は脂肪
族カルボン酸等の有機酸を用いればよく、無機系凝集剤
添加後のアルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に中和
処理剤を添加してpH5〜7のやや酸性に調整すれば、
非粘着性の樹脂が析出する。中和処理剤の添加量は、ア
ルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液のpHにもよる
が、凝集剤添加後の剥離廃液に対し、約5〜20重量%を
目安にすればよいが、酸量が少ないと中和点に達しない
ため、樹脂が析出してこないので、好ましくない。
【0018】吸着剤は、活性炭、ゼオライト、モレキュ
ラーシーブ等、有機物を吸着できるものであればよく、
濾過後の剥離廃液に対して5〜20重量%の吸着剤を加え
て5〜30分間接触させる。
【0019】なお、アルカリ性フロアーポリッシュ剥離
廃液を中和処理した後に凝集剤を添加すれば、粘着性の
樹脂が析出し、樹脂を除去するのが困難となる。さら
に、アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液がアルカリ
性のままでは、樹脂分が析出してこないので好ましくな
い。
【0020】本発明では、アクリル系樹脂からなるフロ
アーポリッシュ又はアクリル系樹脂を主成分とするフロ
アーポリッシュをアルカリ洗浄液で除去して生じる廃液
である該フロアーポリッシュと該アルカリ洗浄液とを含
むpH10以上のアルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液
に、先ず、無機系凝集剤を添加し、この後、中和処理剤
を添加してpHを5〜7のやや酸性に調整するようした
ので、無機系凝集剤によるフロックが樹脂に吸着して非
粘着性のフロック状樹脂が析出するから、析出した樹脂
が容器に付着せず、当該樹脂を容易に除去することがで
きる。また、pHを5〜7に調整すると共に、樹脂を析
出させて除去しているので、排水基準値を遵守すること
ができ、CODを低減することができる。
【0021】また、非粘着性のフロック状樹脂が一塊に
なって析出するので、現場での作業性が良く、作業能率
を上げることができる。
【0022】さらに、樹脂分を除去した後の剥離廃液に
吸着剤を加えて該吸着剤に樹脂を吸着させているので、
剥離廃液が脱色されて更なるCODの低減を実現するこ
とができる。
【0023】
【実施例】実施例1.
【0024】アクリル系樹脂を主成分とするフロアーポ
リッシュ(ニューエポックス:商品名:ジョンソン・プ
ロフェッショナル株式会社製:成分:スチレン−アクリ
ル系エマルジョン樹脂)1部を塩化ビニール床に塗布し
て乾燥させてワックス塗膜を形成した。乾燥したワック
ス塗膜をアルカリ洗浄液(ニュー・スーパーオールゴ
ー:商品名:ジョンソン・プロプェッショナル株式会社
製:5倍希釈液)2部で除去して生じた灰色懸濁廃液を
アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液とした。
【0025】前記アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃
液のpHとCODとを測定したところpHが11、COD
が74000ppmであった。
【0026】次に、前記アルカリ性フロアーポリッシュ
剥離廃液1kgにポリ塩化アルミニウムを1g (アルカリ
性フロアーポリッシュ剥離廃液に対して0.1 重量%)加
えながらゆっくり攪拌した。凝集剤処理後の剥離廃液は
少し濁った状態となり、pHは11であった。
【0027】この後、前記凝集剤処理後の剥離廃液に硫
酸水素アンモニウムを140.14g (凝集剤処理後の剥離廃
液に対して14.0重量%)添加して攪拌して中和処理を行
った。中和が進み、pH7に近づくに従って剥離廃液に
粘りが生じ、pH7を越えたところで、析出した樹脂に
ポリ塩化アルミニウムによって発生したフロックが吸着
し、非粘着性のフロック状樹脂が一塊となって析出して
きた。このときの廃液はpH6及びCOD44500ppmの淡
黄色液体であった。
【0028】さらに、前記淡黄色の剥離廃液から一塊の
非粘着性フロック状樹脂を取り除いた後、当該剥離廃液
を濾過して得た濾液に、モレキュラシーブースを該濾液
に対して10重量%投入して10分間放置したところ、淡黄
色の剥離廃液が淡黄色の透明液体に変化した。吸着剤処
理後のpHは6、CODは34700ppmであった。結果、C
OD TOTAL除去率は53.1%であった。
【0029】実施例2〜5.
【0030】いずれも前記実施例1におけるアルカリ性
フロアーポリッシュ剥離廃液1kgについて凝集剤処理、
中和処理及び吸着剤処理を行った。
【0031】凝集剤としてそれぞれ塩化第2鉄 20g(ア
ルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に対して2.0 重量
%)(実施例2)、ポリ硫酸第2鉄 30g(アルカリ性フ
ロアーポリッシュ剥離廃液に対して3.0 重量%)(実施
例3)、硫酸アルミニウム 50g(アルカリ性フロアーポ
リッシュ剥離廃液に対して5.0 重量%)(実施例4)及
び硫酸アルミニウム 80g(アルカリ性フロアーポリッシ
ュ剥離廃液に対して8.0 重量%)(実施例5)添加し、
中和剤としてそれぞれ36%の塩酸127.5g(凝集剤処理後
の剥離廃液に対して12.5重量%)(実施例2)、スルフ
ァミン酸123.6g(凝集剤処理後の剥離廃液に対して12.0
重量%)(実施例3)、98%の硫酸 52.5g(凝集剤処理
後の剥離廃液に対して5.0 重量%)(実施例4)及び硫
酸水素カリウム172.8g(凝集剤処理後の剥離廃液に対し
て16.0重量%)(実施例5)添加し、吸着剤としてそれ
ぞれ活性炭(実施例2,3)、ゼオライト(実施例4)
及びモレキュラシーブース(実施例5)を使用した外
は、実施例1と同様にして、凝集剤処理、中和処理及び
吸着剤処理を行った。
【0032】実施例2〜5のいずれにおいても、容器に
付着することなく非粘着性のフロック状樹脂が一塊にな
って析出した。また、処理後のpH値及びCOD値を表
1に示す。なお、中和処理後の除去率=((74000ppm−
中和処理後のppm )/74000ppm)×100 、吸着剤処理後
の除去率=((中和処理後のppm −吸着剤処理後のppm
)/中和処理後のppm )×100 、TOTAL 除去率=((7
4000ppm−吸着剤処理後のppm )/74000ppm)×100 で
ある。
【0033】
【表1】
【0034】比較例1.
【0035】前記実施例1におけるアルカリ性フロアー
ポリッシュ剥離廃液1kgに硫酸アルミニウムを0.5g(ア
ルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に対して0.05重量
%)加えながらゆっくり攪拌した。凝集剤処理後の剥離
廃液は少し濁った状態となった。
【0036】前記凝集剤処理後の剥離廃液に98%の硫酸
100.05g(凝集剤処理後の剥離廃液に対して10.0重量
%)を加えながら攪拌して中和処理を行ったが、粘着性
のある樹脂が析出し、容器の壁面に付着してしまった。
なお、pHは6であった。
【0037】比較例2.
【0038】前記実施例1におけるアルカリ性フロアー
ポリッシュ剥離廃液1kgにポリ塩化アルミニウムを100g
(アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に対して10.0
重量%)加えながらゆっくり攪拌した。凝集剤処理後の
剥離廃液は少し濁った状態となった。
【0039】前記凝集剤処理後の剥離廃液に硫酸水素ア
ンモニウム 77g(凝集剤処理後の剥離廃液に対して7.0
重量%)を添加して攪拌して中和処理を行ったが、0.5
〜5mm径の粒状のフロック状樹脂が無数に析出し、一塊
になって析出せず、除去作業に手間取り、次の剥離作業
を円滑に行うことができなかった。なお、pHは6であ
った。
【0040】比較例3.
【0041】前記実施例1におけるアルカリ性フロアー
ポリッシュ剥離廃液1kgに36%の塩酸を125g(アルカリ
性フロアーポリッシュ剥離廃液に対して12.5重量%)添
加してpH7に調整し、この後、塩化第2鉄を 22.5g
(中和処理後の剥離廃液に対して2.0 重量%)加えて攪
拌したところ、粘着性のある樹脂が析出し、容器の壁面
に付着してしまった。なお、pHは7であった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、塊状態で非粘着性のフ
ロック状樹脂を析出させることができるので、容易に樹
脂を取り除くことができ、現場での作業性が良く、作業
能率を上げることができる。また、アルカリ性フロアー
ポリッシュ剥離廃液のpHを排水基準値5〜9にするこ
とができてCODを低減することにより、剥離廃液を環
境に優しい状態にして廃棄することができる。
【0043】従って、本発明の産業上利用性は非常に高
いといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 心 大阪府大阪市北区大淀中3丁目5番30号 三彩化工株式会社内 Fターム(参考) 4D015 BA04 BB08 BB16 CA08 CA18 DA04 DA06 DA16 EA14 EA17 FA15 FA22 FA28 4D024 AA04 AB02 BA02 BA07 DB21 4D062 BA04 BB08 BB16 CA08 CA18 DA04 DA06 DA16 EA14 EA17 FA15 FA22 FA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシ
    ュと該フロアーポリッシュのアルカリ洗浄液とを含むp
    H10以上のアルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液から
    樹脂分を析出させて取り除く剥離廃液の処理方法におい
    て、先ず、前記アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液
    に無機系凝集剤を0.1 〜8.0 重量%添加し、この後、中
    和処理剤を添加してpH5〜7に調整することにより非
    粘着性のフロック状樹脂を析出させることを特徴とする
    剥離廃液の処理方法。
  2. 【請求項2】 アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシ
    ュと該フロアーポリッシュのアルカリ洗浄液とを含むp
    H10以上のアルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液から
    樹脂分を析出させて取り除く剥離廃液の処理方法におい
    て、先ず、前記アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液
    に無機系凝集剤を0.1 〜8.0 重量%添加し、この後、中
    和処理剤を添加してpH5〜7に調整することにより非
    粘着性のフロック状樹脂を析出させ、次いで、前記フロ
    ック状樹脂を取り除いた後の剥離廃液に吸着剤を加えて
    脱色することを特徴とする剥離廃液の処理方法。
  3. 【請求項3】 無機系凝集剤が硫酸アルミニウム、ポリ
    塩化アルミニウム、ポリ硫酸第2鉄及び塩化第2鉄から
    選ばれるものである請求項1又は請求項2記載の剥離廃
    液の処理方法。
  4. 【請求項4】 非粘着性のフロック状樹脂が一塊になっ
    て析出する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の剥
    離廃液の処理方法。
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