JP2002126756A - 廃液処理剤およびそれを用いた廃液処理方法 - Google Patents

廃液処理剤およびそれを用いた廃液処理方法

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JP2002126756A
JP2002126756A JP2000332479A JP2000332479A JP2002126756A JP 2002126756 A JP2002126756 A JP 2002126756A JP 2000332479 A JP2000332479 A JP 2000332479A JP 2000332479 A JP2000332479 A JP 2000332479A JP 2002126756 A JP2002126756 A JP 2002126756A
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JP
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waste liquid
acid
treating agent
organic acid
liquid
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JP2000332479A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugihara
弘之 杉原
Takeshi Mishima
健 三嶋
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SUISHOU YUKA KOGYO KK
Original Assignee
SUISHOU YUKA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間かつ効果的に懸濁粒子を凝集させて分離
して得られた液体を安全に処理でき、環境負荷の軽減に
も寄与しうる廃液処理剤を提供する。 【解決手段】懸濁粒子が分散した廃液の固液分離に使用
する廃液処理剤であって、有機酸と有機酸塩のうち少な
くともいずれかを含むため、凝集に時間があまりかから
ないうえ、凝集物が大きくてあまりベタつかず、固液分
離も短時間で速やかに行なえ、工程も複雑化せず、環境
負荷の軽減も実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、フロア
ポリッシュや塗料等を剥離した際の樹脂分等が懸濁粒子
として分散した廃液を固液分離する際に使用される廃液
処理剤およびそれを用いた廃液処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビルメンテナンスや工場・車
両関連等において、塗料やワックス,ポリッシュ,フロ
アーポリッシュ,コーテイング剤等、基材の保護や艶だ
しをするとともに、汚れの付着を防止する被覆剤が広く
用いられている。これらの被覆剤は、空気中の汚れ,雨
水,日光等により、被覆剤の表面に汚れが多量に付着し
すると、外観を悪化させたり基材を損傷させる原因にな
る。
【0003】そこで、上記被覆剤は、一定期間ごとに洗
浄を行って表面の汚れを除去したり、被覆剤の内部まで
汚れが浸透した場合には、被覆剤の皮膜を除去して改め
て被覆剤の皮膜を形成させることが行なわれている。
【0004】このような洗浄等の際、水や温和な洗浄剤
だけで表面の汚れを除去できればよいが、皮膜内部に浸
透した汚れは、アルカリ性や有機溶剤等を含有する強力
な洗浄剤を用いたり、場合によっては研磨剤等の物理力
を用いて除去しなければならない。このように、強力な
洗浄剤や研磨剤を用いて皮膜を除去した場合には、洗浄
廃液中に、被覆剤の成分が懸濁粒子として多量に混入す
る。
【0005】このような廃液は、被覆剤を塗布する際に
用いる刷毛やモップ等を洗浄する際にも発生するし、被
覆剤の生産ラインの洗浄や、製品の流通過程で起こる容
器の破損等の事故後の回収処理等でも発生する。これら
の廃液は、含まれる汚れの種類も有機物から無機物まで
多種多様であり、その処理は非常に困難を極めている。
【0006】上記のような廃液をそのまま外部に排出す
れば、生分解性に乏しい被覆剤成分がヘドロ状に蓄積さ
れ、生態系等の環境に対する悪影響の原因になる。した
がって、被覆剤の洗浄廃液は、適切な処理を施して排出
するか産業廃棄物として処理しなければならない。
【0007】このような洗浄廃液等は、都心部では下水
道の普及率が高いため、適切に処理されることが多い
が、下水道の普及率が低い地方等では、廃液が直接公共
用水域に排出されることがあり、環境に悪影響を及ぼす
おそれが高い。また、上記洗浄廃液は被覆剤成分の樹脂
やワックス等の固形物が懸濁粒子として含有されている
ため、排水配管の目詰まりの原因にもなる。
【0008】これらの廃液の処理剤や処理方法として
は、従来から、高分子凝集剤や硫酸バンド,塩化カルシ
ウム,PAC(ポリ塩化アルミニウム)等の無機系処理剤
を用いた処理や、機械的処理、あるいはバクテリア等を
用いた処理等が行なわれてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
廃液処理剤や処理方法では、薬剤の安全性が劣るうえ、
大掛かりな装置が必要でしかも作業に熟練を要する等の
問題があり、必ずしも適切な処理方法ではなかったのが
実情である。
【0010】そこで、効果的な廃液処理を行なうべく、
特開2000−230154公報に、フロアポリッシュ
回収用剤および回収方法が開示されている。この方法
は、水溶性多価金属塩を添加することにより、効果的な
廃液処理を行なうものである。ところが、この方法で
は、適用できるフロアポリッシュの範囲が限られている
うえ、処理にかなりの時間を要し、操作も複雑であると
いう問題が残されている。しかも、環境への配慮にも乏
しいことから、十分に満足できるものではなかった。
【0011】また、特公平6―73666号公報には、
酸化カルシウム−酸化マグネシウム−酸化ケイ素系から
なる熱分解後の生成物と金属塩との混合物を廃液に添加
する廃液の処理方法が開示されている。ところが、この
方法では、処理剤を得るために非常に複雑な工程を要す
るうえ、凝集にもかなりの時間を要する等の問題が残さ
れている。しかも、環境への配慮にも乏しいことから、
十分に満足できるものではなかった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、短時間かつ効果的に懸濁粒子を凝集させて分離
して得られた液体を安全に処理でき、環境負荷の軽減に
も寄与しうる廃液処理剤およびそれを用いた廃液処理方
法の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の廃液処理剤は、懸濁粒子が分散した廃液の
固液分離に使用される廃液処理剤であって、有機酸と有
機酸塩のうち少なくともいずれかを含むことを要旨とす
る。
【0014】また、本発明の廃液処理方法は、懸濁粒子
が分散した廃液の固液分離を行なう廃液処理方法であっ
て、懸濁粒子が分散した廃液に請求項1〜9のいずれか
一項に記載の廃液処理剤を投入し、上記懸濁粒子を凝集
させて分離し、得られた液体にアルカリ剤を投入してP
H5以上9以下に調整することを要旨とする。
【0015】本発明者らは、汚濁物質の分離除去性能と
環境負荷の軽減とを両立しうる廃液処理剤を開発すべ
く、各種の研究を重ねた。その過程で、従来の廃液処理
剤では、凝集に時間を要するうえ、凝集物が細かくベタ
つきやすい等の理由によりろ過にも時間を要し、工程を
複数に分ける必要があることに着目した。また、従来の
廃液処理方法では、ろ過後の水の粘度も高くそのまま排
出すると排水管の目詰まりの原因となる恐れがあること
にも着目した。そして、有機酸を投入することにより、
凝集物のベタつきが軽減され、環境負荷も軽減しうるの
ではないかという着想を得、さらに研究を重ねた結果、
本発明に到達した。
【0016】すなわち、本発明の廃液処理剤は、有機酸
と有機酸塩のうち少なくともいずれかを含む。このた
め、凝集に時間があまりかからないうえ、凝集物が大き
くてあまりベタつかず、固液分離も短時間で速やかに行
なえ、工程も複雑化しない。しかも、環境負荷の軽減も
実現することができる。
【0017】本発明の廃液処理剤において、高分子凝集
剤を含む場合には、懸濁粒子の凝集に要する時間が一層
短縮され、凝集物の大きさも大きくなり、固液分離がス
ムーズに行なわれる。
【0018】本発明の廃液処理剤において、上記有機酸
および/または有機酸塩がカルボキシル基を有するもの
である場合や、上記有機酸または有機酸塩を形成する有
機酸が、クエン酸,リンゴ酸,コハク酸,酒石酸,グリ
コール酸,乳酸,マレイン酸,フマル酸,酢酸,蟻酸,
グルコン酸,グルタミン酸,ソルビン酸,プロピオン
酸,パントテン酸,グリシン,シュウ酸のうち1種また
は2種以上である場合には、廃液のPHがアルカリ性で
あれば、廃液中に含まれる金属との結合性に優れ、強力
な中和作用を有し、溶解性や分散性にも優れ、廃液中に
速やかに溶解もしくは分散させることが可能となる。
【0019】本発明の廃液処理剤において、上記有機酸
塩が、上記有機酸と金属との塩である場合や、上記有機
酸塩が、上記有機酸とNa,K,Mg,Fe,Ca,Z
n,Cu,Alのうち1種または2種以上の金属との塩
である場合には、廃液のPHが弱アルカリ性や酸性であ
れば、温和な中和作用を有し、溶解性や分散性にも優れ
るため、廃液中に速やかに溶解もしくは分散させること
が可能となる。
【0020】本発明の廃液処理剤において、上記高分子
凝集剤がアニオン性高分子凝集剤とカチオン性高分子凝
集剤のうち少なくともいずれかである場合には、廃液中
の懸濁粒子の電荷の種類によらず優れた凝集効果が得ら
れ、架橋や吸着作用においても優れた効果得られる。
【0021】本発明の廃液処理剤において、上記アニオ
ン性高分子凝集剤の分子量が1100万以上2500万
以下である場合や、上記カチオン性高分子凝集剤の分子
量が100万以上800万以下である場合には、廃液中
での溶解や分散性に優れ、得られるフロックのベタツキ
も少なくなるうえ、溶液の粘度も下がる。また、電荷中
和や吸着・架橋作用が高く、少しの凝集剤ですむ。
【0022】また、本発明の廃液処理方法は、懸濁粒子
が分散した廃液に請求項1〜9のいずれか一項に記載の
廃液処理剤を投入し、上記懸濁粒子を凝集させて分離す
るため、凝集に時間があまりかからないうえ、凝集物が
大きくてあまりベタつかず、固液分離も短時間で速やか
に行なえ、工程も複雑化しない。しかも、環境負荷の軽
減も実現することができる。また、得られた液体にアル
カリ剤を投入してPH5以上9以下に調整するため、例
えば、廃液を固液分離して得られた液体をそのまま排水
として排出しても、粘度がそれほど高くないため排水管
が詰まりにくい。また、PHが調整されていることか
ら、液体の再利用も行いやすい。
【0023】本発明の廃液処理方法において、PHを調
整した液体に、吸着材を投入して不純物を吸着除去する
ようにした場合には、液中の不純物の除去率が高くな
り、排出したときの環境負荷の軽減効果や、再利用のし
やすさ等の効果が向上する。
【0024】本発明の廃液処理方法において、PHを調
整した液体を洗浄液として再利用するようにした場合に
は、廃液を固液分離して得られた液体を洗浄液として再
利用することにより、廃棄する液量を少なくでき、廃液
処理コストを大幅に低下させるうえ、環境負荷も著しく
軽減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0026】本発明の廃液処理剤は、有機酸と有機酸塩
のうち少なくともいずれかを含む。そして、懸濁粒子が
分散した廃液に投入されることにより、上記懸濁粒子を
凝集させて固液分離する廃液処理方法に用いられる。
【0027】上記有機酸としては、特に限定するもので
はなく、各種のものを用いることができるが、好ましく
は、カルボキシル基を有するものが用いられる。上記有
機酸としては、例えば、クエン酸,リンゴ酸,コハク
酸,酒石酸,グリコール酸,乳酸,マレイン酸,フマル
酸,酢酸,蟻酸,グルコン酸,グルタミン酸,ソルビン
酸,プロピオン酸,パントテン酸,グリシン,シュウ酸
等をあげることができる。これらは、単独でもしくは併
せて用いられる。
【0028】上記有機酸のなかでも、カルボキシル基を
有するものは、廃液のPHがアルカリ性であれば、廃液
中に含まれる金属との結合性に優れ、強力な中和作用を
有し、溶解性や分散性にも優れるため、廃液中に速やか
に溶解もしくは分散させることが可能であるという理由
から、リンゴ酸,クエン酸,酒石酸,コハク酸が好適に
用いられる。さらに好ましくは、上記有機酸としては、
食品添加物グレードである事が望ましい。
【0029】上記有機酸塩としては、上述した各種有機
酸の塩であれば、特に限定するものではなく、各種のも
のを用いることができる。これらのなかでも、上記有機
酸塩としては、廃液のPHが弱アルカリ性や酸性であれ
ば、温和な中和作用を有し、溶解性や分散性にも優れる
ため、廃液中に速やかに溶解もしくは分散させることが
可能であるという理由から、上記有機酸と金属との塩で
あることが好ましい。また、上記有機酸塩が、上記有機
酸とNa,K,Mg,Fe,Ca,Zn,Cu,Alの
うち少なくとも1種または2種以上の金属との塩が好ま
しく用いられる。これらは、単独でもしくは併せて用い
られる。
【0030】本発明の廃液処理剤は、上記有機酸および
/または有機酸塩に加えて、高分子凝集剤を含有させる
ことが望ましい。
【0031】上記高分子凝集剤としては、特に限定する
ものではなく、各種のものを用いることができる。これ
らのなかでも、廃液中の懸濁粒子の電荷の種類によって
は、ノニオン性や両性の高分子凝集剤の有する電荷中和
作用の点からは効果が得られず、また、架橋や吸着作用
においてもその効果は低いという理由から、アニオン性
高分子凝集剤および/またはカチオン性高分子凝集剤が
好適に用いられる。
【0032】上記アニオン性高分子凝集剤としては、特
に限定するものではなく、各種のものを用いることがで
きる。たとえば、アクリル酸またはその塩の重合物,ア
クリル酸またはその塩とアクリルアミドとの共重合物,
アクリルアミドと2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸塩の共重合物,アクリル酸またはその塩
とアクリルアミドと2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸塩の3元共重合物等のアクリルアミド
系高分子凝集剤、ポリアクリルアミドの部分加水分解物
等のポリアクリルアミド系高分子凝集剤、ポリアクリル
酸ナトリウム,マレイン酸共重合物塩等をあげることが
できる。
【0033】上記アニオン性高分子凝集剤の分子量とし
ては、特に限定するものではないが、1100万以上2
500万以下のものが好適に用いられる。上記分子量の
上限値としては、2000万が好適であり、さらに好ま
しいのは1800万である。また、上記分子量の下限値
としては、1300万が好適であり、さらに好ましいの
は1500万である。
【0034】上記分子量が、2500万を超えると、廃
液中での溶解や分散性に劣り、得られるフロックのベタ
ツキも酷くなるうえ、溶液の粘度が上がり非常に不具合
を生じさせ、反対に、1100万未満では、電荷中和や
吸着・架橋作用が低いため、多量の凝集剤が必要だから
である。なお、上記分子量の数値範囲は、上記各上限値
・各下限値のうちいずれの組み合わせも取り得る趣旨で
ある。
【0035】上記カチオン性高分子凝集剤としては、特
に限定するものではなく、各種のものを用いることがで
きる。たとえば、アクリル酸エステル系高分子凝集剤、
メタクリル酸エステル系高分子凝集剤、ジアルキルアミ
ノアルキル(メタ)アクリレートの四級化物(四級化剤
としては、塩化メチル、ジメチル硫酸、塩化ベンジル
等)もしくは酸塩(酸塩としては、塩酸塩、硫酸塩など
の無機酸塩および酢酸塩などの有機酸塩など)またはこ
れらと(メタ)アクリルアミドとの重合体または共重合
体(例えば、ジメチルアミノエチルアクリレートのメチ
ルクロライド四級化物またはこれとアクリルアミドとの
重合体または共重合体)、ジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリルアミドの四級化物もしくは酸塩、また
はこれらと(メタ)アクリルアミドとの重合体または共
重合体(例えば、ジメチルアミノプロピルアクリルアミ
ドのメチルクロライド四級化物とアクリルアミドとの共
重合体)、ポリアクリルアミドのカチオン変性物(例え
ば、ポリアクリルアミドのマンニッヒ変性物およびホフ
マン分解物)、エピハロヒドリン−アミン縮合物(例え
ば、エピハロヒドリンとC2−6のアルキレンジアミン
との重縮合物)、ポリビニルイミダゾリンとその四級化
物もしくは酸塩、ポリジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド、ジシアンジアミド縮合物(例えば、ジシアン
ジアミドと塩化アンモニウムのホルマリン縮合物)、ポ
リエチレンイミンとその四級化物もしくは酸塩、ポリビ
ニルイミダゾールとその四級化物もしくは酸塩、ポリ4
−ビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、
キトサンとその塩類、N−ビニルホルムアミド/アクリ
ロニトリルコポリマーの酸性加水分解物とその四級化物
もしくは酸塩、ポリビニルピリジンとその四級化物もし
くは酸塩、水溶性アニリン樹脂とその四級化物もしくは
酸塩、アルキレンジクロライドとポリアルキレンポリア
ミンの縮合物、アニリン−ホルムアルデヒド重複合物
塩、ポリヘキサメチレンチオ尿素酢酸塩、ポリアミノ酸
(例えば、ポリリジンやポリグルタミン酸およびその塩
類)等をあげることができる。
【0036】上記カチオン性高分子凝集剤の分子量とし
ては、特に限定するものではないが100万以上800
万以下のものが好適に用いられる。上記分子量の上限値
としては、700万が好適であり、さらに好ましいのは
500万である。また、上記分子量の下限値としては、
150万が好適であり、さらに好ましいのは300万で
ある。
【0037】上記分子量が、800万を超えると、廃液
中での溶解や分散性に劣り、得られるフロックのベタツ
キも酷くなるうえ、溶液の粘度が上がり非常に不具合を
生じさせ、反対に、100万未満では、電荷中和や吸
着。架橋作用が低いために、多量の凝集剤が必要だから
である。なお、上記分子量の数値範囲は、上記各上限値
・各下限値のうちいずれの組み合わせも取り得る趣旨で
ある。
【0038】上記各種アニオン性高分子凝集剤およびカ
チオン性高分子凝集剤は、単独でもしくは併せて用いる
ことができる。アニオン性高分子凝集剤もしくはカチオ
ン性高分子凝集剤をそれぞれ1種類づつもしくは複数種
類混合して用いることもできるし、アニオン性高分子凝
集剤とカチオン性高分子凝集剤を、1種類づつもしくは
複数種類づつ混合して用いることもできる。
【0039】廃液処理剤中の高分子凝集剤の配合量とし
ては、特に限定するものではないが、効果と経済性等の
観点から廃液処理剤中、0.01重量%以上10重量%
以下が好ましい。更に好ましくは、0.01重量%以上
5重量%以下である。
【0040】本発明の廃液処理剤は、有機酸および/ま
たは有機酸塩と高分子凝集剤をそれぞれ別個に廃液中に
添加してもよいし、それらをあらかじめ混合して、紙や
不織布等の袋に詰めてひとつのパックとし、このパック
を廃液に添加することもできる。また、有機酸および/
または有機酸塩と高分子凝集剤として、粉末状のものを
そのまま用いることもできるし、あらかじめ水等の溶媒
にそれらを溶解または分散させ、液状として用いること
もできる。
【0041】上記廃液処理剤には、必要に応じて、従来
公知の凝集剤等や染料,抗菌剤,香料,消臭剤,PH指
示薬,活性汚泥トラブル防止剤,有機凝結剤,消泡剤,
重金属捕集剤,吸着剤等を含有させることができる。な
お、これらの成分が、事前の混合が困難なものであれ
ば、処理工程中に、別個に投入することも可能である。
【0042】本発明の廃液処理方法は、上記廃液処理剤
を用いて懸濁粒子が分散した廃液の固液分離を行なうも
のである。
【0043】すなわち、まず、懸濁粒子が分散した廃液
に、上記廃液処理剤を投入する。このとき、廃液の汚濁
成分の種類や濃度、洗浄剤の種類や含有成分,PH等を
考慮して最適な量を、廃液を攪拌しながら添加すること
が行なわれる。このときの廃液に対する廃液処理剤の添
加量としては、上述した汚濁成分の種類や濃度等の諸条
件によって異なるが、おおむね、0.5重量%〜20重
量%程度添加される。
【0044】つぎに、廃液に廃液処理剤を添加した後、
数分〜数十分放置すると、汚濁物質である懸濁粒子が凝
集し、沈殿または浮遊する。つぎに、凝集物を適当な網
やフイルター等を用いて除去することにより固液分離を
行ない、除去した凝集物は適当な方法で適切に処理す
る。
【0045】ここで、凝集物を固液分離する手段として
は、上述した網やフイルター等によるろ過だけでなく、
浮上分離や沈澱分離、遠心分離、振動ふるい等の手段を
用いることができる。必要に応じて上記各手段と脱水を
併用したり、直接脱水を行うこともできるが、これらに
限定されるものではない。
【0046】そして、固液分離により凝集物が除去され
た液体について、そのPHを測定し、酸性サイドであれ
ば、アルカリ剤を用いてPHを5〜9の領域に調整して
排出することが行なわれる。このようにすることによ
り、廃液を固液分離して得られた液体をそのまま排水と
して排出しても、粘度がそれほど高くないため排水管が
詰まりにくい。また、PHが調整されていることから、
液体の再利用も行いやすい。
【0047】ここで、上記アルカリ剤としては、特に限
定するものではなく、従来公知のアルカリ剤が使用でき
る。例えば、炭酸ナトリウムや珪酸ナトリウム,キレー
ト剤,KOH,NaOH,アミン類やアンモニア等をあ
げることができる。これらのなかでも、安全性に優れる
炭酸ナトリウムや珪酸ナトリウム等が好ましく用いられ
る。
【0048】必要に応じて、上記凝集物が除去された液
体をPHを5〜9に調整した後、さらに、黒鉛,炭,活
性炭等の吸着材を用いて液体中に残存している不純物を
除去する事ができる。このようにすることにより、液中
の不純物の除去率が高くなり、排出したときの環境負荷
の軽減効果や、再利用のしやすさ等の効果が向上する。
ここで、上記黒鉛,炭,活性炭の吸着材は、特に限定す
るものではなく、各種のものを用いることができる。な
お、洗浄剤等の種類や汚濁物質の種類等によっては、吸
着材を用いた不純物除去を行なわなくてもよい。
【0049】そして、PHを調整した液体は、そのまま
排出してもよいが、排出せずに洗浄剤の希釈用水や水洗
浄等の洗浄液として再利用することもできる。このよう
にすることにより、廃棄する液量を少なくでき、廃液処
理コストを大幅に低下させるうえ、環境負荷も著しく軽
減することができる。
【0050】本発明の廃液処理剤は、懸濁粒子が分散し
た廃液であれば、特に限定するものではなく、各種の廃
液に適用することができる。特に有効な用途としては、
塗料,ワックス,ポリッシュ,コーテイング剤等の被覆
剤の皮膜を洗浄除去した際に生じる洗浄廃液のように、
成分中に有機物や樹脂類,油脂類,ワックス類等を含有
した廃液(被覆剤の除去液や洗浄廃液,塗布具や備品類
の洗浄廃液)等があげられる。
【0051】ここで、上記洗浄廃液を発生する洗浄は、
水だけの洗浄の場合もあるし、水や洗剤と研磨作用を有
する物理力と併用する場合もある。また、洗浄剤を用い
る場合は、界面活性剤やビルダー類,アルカリ成分,有
機溶剤類等を含有したものを用いることもできる。例え
ば,住居用,床用,台所用,厨房用,外壁用,工場用,
洗車用,鉄道や航空機用,ビルメンテナンス用等を挙げ
ることができる。
【0052】さらに、上記被覆剤としては、例えば、木
工用,スチール製品用,プラスッチック用,石質用,床
用,外壁用,工場用,電車やバス,航空機用,車用,ビ
ルメンテナンス用等、家庭用や業務用として基材の保護
と汚れ防止ならびに劣化防止等を行なう、塗料,ワック
ス,ポリッシュ,コーテイング剤等公知の被覆剤をあげ
ることができる。
【0053】例えば、アクリル樹脂やウレタン樹脂,シ
リコン類,フッソ樹脂,その他の高分子樹脂に、カルナ
バワックス等の天然系やポリエチレンワックス,ポリプ
ロピレンワックス,アクリル系ワックス等の合成系等の
ワックス類やスチレンマレイン酸やアクリル系等のアル
カリ可溶性樹脂,顔料や充填剤,可塑剤,架橋剤,融合
剤等を含有させた溶剤系や水性系の被覆剤等をあげるこ
とができる。
【0054】また、本発明の廃液処理剤は、上述した洗
浄廃液だけでなく、下水,し尿処理,産業廃水,紙,パ
ルプ廃水,砂利洗浄,鉱山,トンネル工事,食品化工廃
水や油水分離処理への適用も期待できるものである。
【0055】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0056】
【実施例】まず、下記A〜Fの廃液を準備した。 〔廃液A〕樹脂ワックスを1m当り15mlを30分
間隔で3回塗布し、一週間放置したものを洗浄剤の15
倍希釈液と黒パットを装着したポリッシャーで洗浄し
た。洗浄剤は、スイショウ油化工業社製「ハイパーリム
ーバー」を使用し、樹脂ワックスは、日本フロアポリッ
シュ工業会規格JFPA−201の標準ポリッシュを使
用した。PH:11.4。樹脂ワックスの処方は、つぎ
のとおりである。なお、配合量の単位は重量%であり、
PHはPHメーターで測定した。 プライマルB−832(@40%) :35.0
0% ハイテックE−5000(@40%) :7.00
% トプコLR400レジン溶液(@30%) :5.00
% ジエチレングリコールモノエチルエーテル :5.00
% TBXP :1.25
% 消泡剤エマルジョンSE−21(@17%):0.01
% FC−129(@1%) :1.00
% 脱イオン水 :45.7
4% 〔廃液B〕水性ワックスを1m当り15mlを30分
間隔で3回塗布し、一週間放置したものを、洗浄剤の1
5倍希釈液と黒パットを装着したポリッシャーで洗浄し
た。水性ワックスは、ジョンソン・プロフェッショナル
社製「T/G」を使用し、洗浄剤は、廃液Aと同じもの
を用いた。PH:11.4。 〔廃液C〕樹脂ワックスを1m当り15mlを30分
間隔で3回塗布し、一週間放置したものを、中性洗剤A
の30倍希釈液と黒パットを装着したポリッシャーで洗
浄した。中性洗剤Aは、リンレイ社製「ソフトクリーナ
ー」を使用した。樹脂ワックスは、廃液Aと同じものを
用いた。PH:6.4。 〔廃液D〕樹脂ワックスを1m当り15mlを30分
間隔で3回塗布し、一週間放置したものを、水と黒パッ
トを装着したポリッシャーで洗浄した。樹脂ワックス
は、廃液Aと同じものを用いた。PH:7.2。 〔廃液E〕水性ペンキの2%水溶液。水性ペンキは、ニ
ッペホームプロダクツ社製「水性つやありEXEブラッ
ク」を使用した。PH:8.5。 〔廃液F〕床に3gのサラダオイルを滴下した後、0.
12%の中性洗剤Bの希釈液500mlで洗浄したも
の。サラダオイルは、日清製油製「日清サラダ油」を使
用した。中性洗剤Bは、プロクター・アンド・ギャンブ
ル・ファー・イースト・インク社製「なめらかフィール
ジョイ」を使用した。PH:6.0。
【0057】実施例として、下記の表1〜3に示す処方
で各廃液に本発明の廃液処理剤を投入した。また、比較
例として、表4および5に示す処方で各廃液に廃液処理
剤を投入した。なお、高分子凝集剤および硫酸バンドと
しては、下記のものを用いた。 高分子凝集剤A:第一工業製薬株式会社製「ハイセット
C−200H」 (カチオン性;分子量250万) 高分子凝集剤B:住友化学工業株式会社製「スミフロッ
クFA−40」 (アニオン性;分子量1200万) 高分子凝集剤C:第一工業製薬株式会社製「ハイセット
P−820」 (アニオン性;分子量2500万) 高分子凝集剤D:第一工業製薬株式会社製「ハイセット
P−720」 (アニオン性;分子量2000万) 高分子凝集剤E:第一工業製薬株式会社製「ハイセット
P−713」 (アニオン性;分子量1700万) 硫酸バンド :浅田化学工業株式会社製
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】
【表5】
【0063】各実施例および比較例について、所定量の
廃液を撹拌しながら、所定量の廃液処理剤を加えて撹拌
し、フロックを生成させ、下記の各項目についての評価
を行なった。その結果を、下記の表6〜10に示す。 フロックの固さ :処理後のフロックの固さを3段階
評価した。 フロックの大きさ :処理後のフロックの大きさを3段
階評価した。 フロックのベタツキ:処理後のフロックのベタツキを3
段階評価した。 処理の早さ :反応が終了するまでの時間(分) 処理水の透明度 :処理後、ADVANTECの1番
・150mmのろ紙でろ過し、処理水の透明度を3段階
評価した。 処理水のPH :PHメーターで測定した。
【0064】
【表6】
【0065】
【表7】
【0066】
【表8】
【0067】
【表9】
【0068】
【表10】
【0069】上記表6〜表10から明らかなように、実
施例の廃液処理剤は、比較例に比べ、フロックの固さ,
フロックの大きさ,フロックのベタツキ,処理の早さ,
処理水の透明度等の各点において、良好な特性を示すこ
とがわかる。
【0070】処理水を洗浄剤の希釈用水の一部として利
用するテストを、下記の要領で実施し、評価を行なっ
た。 利用した処理水:実施例2で得られた処理水。 洗浄対象 :樹脂ワックス(JFPA−201の標
準ポリッシュ) 洗浄剤 :スイショウ油化工業社製「ハイパーリ
ムーバー」 洗浄剤の15倍希釈溶液を水と処理水が下記の表11の
割合になるよう作成し、日本フロアポリッシュ工業会規
格JFPA−205に準拠してテストを行なった。
【0071】
【表11】
【0072】上記表11から明らかなように、実施例の
処理水を洗浄剤の希釈用水の一部として利用した場合
に、優秀な洗浄結果が得られた。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明の廃液処理剤によ
れば、有機酸と有機酸塩のうち少なくともいずれかを含
むため、凝集に時間があまりかからないうえ、凝集物が
大きくてあまりベタつかず、固液分離も短時間で速やか
に行なえ、工程も複雑化しない。しかも、環境負荷の軽
減も実現することができる。
【0074】また、本発明の廃液処理方法によれば、懸
濁粒子が分散した廃液に請求項1〜9のいずれか一項に
記載の廃液処理剤を投入し、上記懸濁粒子を凝集させて
分離するため、凝集に時間があまりかからないうえ、凝
集物が大きくてあまりベタつかず、固液分離も短時間で
速やかに行なえ、工程も複雑化しない。しかも、環境負
荷の軽減も実現することができる。また、得られた液体
にアルカリ剤を投入してPH5以上9以下に調整するた
め、例えば、廃液を固液分離して得られた液体をそのま
ま排水として排出しても、粘度がそれほど高くないため
排水管が詰まりにくい。また、PHが調整されているこ
とから、液体の再利用も行いやすい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D015 BA09 BB05 BB08 BB18 CA01 CA05 CA08 CA18 DA08 DB46 DB47 DC07 DC08 EA14 EA17 EA35 FA02 FA22 4D024 AA08 BA02 BA03 DB21 4D062 BA09 CA01 CA05 CA08 CA18 DA08 DB46 DB47 DC07 DC08 EA14 EA17 EA35 FA02 FA22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸濁粒子が分散した廃液の固液分離に使
    用される廃液処理剤であって、有機酸と有機酸塩のうち
    少なくともいずれかを含むことを特徴とする廃液処理
    剤。
  2. 【請求項2】 高分子凝集剤を含む請求項1記載の廃液
    処理剤。
  3. 【請求項3】 上記有機酸および/または有機酸塩がカ
    ルボキシル基を有するものである請求項1または2記載
    の廃液処理剤。
  4. 【請求項4】 上記有機酸または有機酸塩を形成する有
    機酸が、クエン酸,リンゴ酸,コハク酸,酒石酸,グリ
    コール酸,乳酸,マレイン酸,フマル酸,酢酸,蟻酸,
    グルコン酸,グルタミン酸,ソルビン酸,プロピオン
    酸,パントテン酸,グリシン,シュウ酸のうち1種また
    は2種以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    廃液処理剤。
  5. 【請求項5】 上記有機酸塩が、上記有機酸と金属との
    塩である請求項1〜4のいずれか一項に記載の廃液処理
    剤。
  6. 【請求項6】 上記有機酸塩が、上記有機酸とNa,
    K,Mg,Fe,Ca,Zn,Cu,Alのうち1種ま
    たは2種以上の金属との塩である請求項5記載の廃液処
    理剤。
  7. 【請求項7】 上記高分子凝集剤がアニオン性高分子凝
    集剤とカチオン性高分子凝集剤のうち少なくともいずれ
    かである請求項2〜6のいずれか一項に記載の廃液処理
    剤。
  8. 【請求項8】 上記アニオン性高分子凝集剤の分子量が
    1100万以上2500万以下である請求項7記載の廃
    液処理剤。
  9. 【請求項9】 上記カチオン性高分子凝集剤の分子量が
    100万以上800万以下である請求項7または8記載
    の廃液処理剤。
  10. 【請求項10】 懸濁粒子が分散した廃液の固液分離を
    行なう廃液処理方法であって、懸濁粒子が分散した廃液
    に請求項1〜9のいずれか一項に記載の廃液処理剤を投
    入し、上記懸濁粒子を凝集させて分離し、得られた液体
    にアルカリ剤を投入してPH5以上9以下に調整するこ
    とを特徴とする廃液処理方法。
  11. 【請求項11】 PHを調整した液体に、吸着材を投入
    して不純物を吸着除去するようにした請求項10記載の
    廃液処理方法。
  12. 【請求項12】 PHを調整した液体を洗浄液として再
    利用するようにした請求項10または11記載の廃液処
    理方法。
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