JP3262920B2 - 農薬廃液の処理方法 - Google Patents

農薬廃液の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、農薬廃液の処理方法に関
し、さらに詳しくは廃液中の残留農薬量を著しく低減し
得るような農薬廃液の処理方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】農薬は食糧生産に不可欠な物質で
あり、今後世界の人口増加に伴って増加するであろう世
界の食糧需要量を満たすために農薬の必要性は増々高ま
るものと考えられる。
【0003】ところで、農薬の安全性および環境に及ぼ
す影響についても議論されている。農薬の安全性につい
ては、法律で定められた農薬の使用基準を遵守して農薬
を使用する限りでは全く問題がないと思われる。しか
し、余剰の農薬散布液あるいは種子消毒後の残液など
(以下これらを「農薬廃液」という)を河川などに投棄
すると魚貝類に悪影響を及ぼすおそれがある。またこれ
らの農薬廃液をそのまま畑地などに投棄すると河川へ流
出したり、地中に浸透したのち地下水系を経て再び地上
に浸出し魚介類などに悪影響を及ぼすおそれがある。
【0004】なお、従来では、農薬廃液の処理方法とし
ては、下記のような方法が知られている。例えば、水中
に乳化あるいは溶解している農薬原体を活性炭に吸着さ
せた後、農薬原体を吸着している活性炭を凝集剤を使用
して凝集させ、農薬原体含有量の少ない水を再生する方
法(特開平4-161286号公報)、チウラム剤を含有する農
薬廃液(排水)に高分子凝集剤、アルカリおよびポリ塩
化アルミ系凝集助剤を加え、廃液中の農薬を凝集させた
のち濾過して農薬と濾液とに分離し、ついで濾液を活性
炭にて処理して濾液中に残存する微量の農薬を吸着除去
する方法(特公昭62-24156号公報)などが知られてい
る。
【0005】しかしながら、上記した従来の方法では、
農薬廃液中の農薬を完全に除去する方法としては必ずし
も満足しうるものではない。本発明者等は、これらの問
題点を解決するために鋭意研究し、その結果、農薬廃液
中の農薬を除去するに際して、廃液を凝集剤および活性
炭で処理した後、さらに特定の薬剤で処理することによ
り、廃液中の残留農薬量を大巾に低減・除去できること
を見出し本発明を完成させるに至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、処理後では農
薬廃液中の残留農薬量が著しく少なく、処理済みの農薬
廃液を河川に放流したりあるいは荒地などに投棄しても
全く環境汚染を招く虞のないような農薬廃液の処理方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る農薬廃液の処理方法は、農
薬廃液中の農薬を除去するに際して、農薬廃液と、凝集
剤および/または活性炭とを接触させて農薬を除去する
農薬除去工程を行った後に、農薬廃液と塩素系酸化剤と
を接触させて農薬廃液中の残存農薬をさらに処理する酸
化剤処理工程を行うことを特徴としている。
【0008】本発明の好ましい態様においては、農薬除
去工程では、農薬廃液は、凝集剤および活性炭の両方と
接触させると、効率よく農薬を除去できるため好まし
い。このような農薬廃液の処理方法によれば、処理後に
は農薬廃液中の残留農薬量が著しく少なく、農薬廃液を
河川に放流したりあるいは荒地などに投棄しても全く環
境汚染を招く虞がない。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る農薬廃液の処
理方法について具体的に説明する。本発明に係る農薬廃
液の処理方法おいては、農薬廃液中の農薬を除去するに
際して、農薬廃液と、凝集剤および/または活性炭とを
接触させて農薬を除去する農薬除去工程を行った後に、
農薬廃液と塩素系酸化剤とを接触させて農薬廃液中の残
存農薬をさらに処理する酸化剤処理工程を行っている
が、以下各工程について説明する。 [農薬除去工程]農薬除去工程においては、農薬廃液
と、凝集剤および/または活性炭とを接触させて農薬を
除去しているが、このように処理される農薬廃液中に含
まれる農薬としては、特に限定されるものではなく、一
般に使用されているいずれの農薬であってもよい。
【0010】このような農薬としては、例えば、ペフラ
ゾエート、ベノミル、TMTD、KSM、イソプロチオ
ラン、トリフルミゾール、プロクロラズ、オキソリニッ
ク酸などの殺菌剤、MEP、アセフェート、ベンスルタ
ップ、カルタップ、MPPなどの殺虫剤、ジメピペレー
ト、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンメチル、
シメトリン、ベンチオカーブなどの除草剤などが挙げら
れる。
【0011】上記農薬名は、「農薬ハンドブック1992年
版」日本植物防疫協会発行に記載の一般名である。凝集
剤としては、特に限定されず、無機系あるいは有機系凝
集剤のいずれも使用できる。
【0012】無機系凝集剤としては、例えば、ポリ塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカ
リウム、硫酸第一鉄、塩化第二鉄などが挙げられ、有機
系凝集剤としては、例えば、ポリアクリルアミド、ポリ
アクリル酸ソーダ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩などのアニオン系、ポリメタ
クリル酸エステル、ポリアクリルアマイド、キトサンな
どのカチオン系、ポリアクリルアミドなどのノニオン系
凝集剤が挙げられる。
【0013】これらの凝集剤は、単独で用いてもよく、
2種以上併用してもよい。このような凝集剤は、処理す
べき廃液(対象廃液)中の農薬の種類、廃液中の農薬有
効成分濃度に応じてその使用量を適宜選択することがで
きるが、経済性などを考慮すると廃液量に対して、通
常、10〜1200ppm、好ましくは10〜700p
pmの量で用いられることが望ましい。
【0014】なお、このような凝集処理においては、必
要に応じて、消石灰、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、硫酸などのpH調整剤、ベントナイト、ケイ酸ソー
ダ、フライアッシュなどの凝集補助剤などを使用しても
よい。
【0015】活性炭としては、特に限定されることな
く、通常市販されている活性炭であればいずれも使用で
きる。活性炭の形状は顆粒状、粉状、不定形いずれでも
よい。また、活性炭は、処理すべき農薬廃液中の農薬の
種類、農薬有効成分濃度、あるいは後述するように吸着
処理法の種類などに応じて、その使用量を適宜選択する
ことができる。
【0016】このように農薬廃液と活性炭とを接触させ
て、農薬を活性炭に吸着させるには、活性炭を農薬廃液
中に添加する方法(i)、あるいは活性炭が充填されたカ
ラムなどに農薬廃液を通液させる方法(ii)などいずれの
方法でもよい。活性炭を農薬廃液中に添加する方法
(i)の場合には、経済性、後処理の問題を考慮する
と、廃液量に対し、活性炭は、0.5〜5重量%の量で
用いられることが望ましい。
【0017】本発明の農薬除去工程では、上述したよう
に、農薬廃液と、凝集剤および/または活性炭とを接触
させているが、農薬除去工程の好ましい態様において
は、農薬廃液は、凝集剤および活性炭の両方と接触させ
ることが農薬除去効率の点で望ましい。このように農薬
廃液を、凝集剤および活性炭の両方と接触される場合に
は、上記のような農薬廃液に凝集剤と活性炭とを同時に
接触させてもよく、また、農薬廃液と凝集剤とを接触さ
せた後に、農薬廃液と活性炭と接触させてもよく、農薬
廃液と活性炭とを接触させた後に、農薬廃液と凝集剤と
を接触させてもよい。なお農薬除去工程では、農薬廃液
と、凝集剤および/または活性炭との接触を繰り返して
行ってもよい。
【0018】本発明においては、上記のような農薬除去
工程を行った後に、下記のような酸化剤処理工程が行わ
れる。 [酸化剤処理工程]酸化剤処理工程では、農薬廃液と塩
素系酸化剤とを接触させて農薬廃液中の残存農薬をさら
に処理している。このように塩素系酸化剤と廃液中の残
留農薬とを接触させると、農薬は分解されるものと考え
られる。
【0019】塩素系酸化剤としては、特に限定されず、
例えば、サラシ粉、高度サラシ粉、サラシ液、次亜塩素
酸ソーダなどが挙げられる。このような塩素系酸化剤
は、併用してもよく、また廃液中の農薬有効成分の種
類、濃度などに応じてその使用量を適宜選択することが
できるが、廃液量に対し、有効塩素量に換算して、通
常、1〜50ppm、好ましくは1〜10ppmの量で
用いられることが望ましい。
【0020】なお、本発明においては、廃液処理の効率
性を考慮して、通常、前述した農薬除去工程を行った後
にこの酸化剤処理工程が行われるが、必ずしも上記順序
に限定されず、例えば、これらの工程を同時に行っても
よく、あるいは酸化剤処理工程を行った後に農薬除去工
程を行ってもよい。
【0021】このような農薬廃液の処理方法としてより
具体的には、例えば、下記[A]〜[C]に示すような
方法が挙げられる。このような方法により農薬廃液を処
理すれば、より効率的に処理することができる。 [方法A]農薬廃液中に凝集剤を添加し、廃液中の農薬
を凝集沈降させる。このように凝集沈降した農薬を濾過
して農薬と濾液[1]とに分離する。
【0022】次いで、得られた濾液[1]に活性炭を添加
するか、あるいはカラムに詰められ活性炭槽に濾液[1]
を通液して、濾液[1]中に含まれる農薬を活性炭に吸着
させる。(なお、濾液[1]に活性炭を添加する場合に
は、次いで、活性炭入り濾液中に必要によりさらに凝集
剤を添加して、農薬が吸着されている活性炭を凝集させ
沈降させてもよい。) このように濾液[1]中に含まれる農薬を活性炭に吸着さ
せた後、あるいは必要によりこの活性炭をさらに凝集さ
せ沈降させた後、濾過して、農薬が吸着された活性炭と
濾液[2]とに分離する。
【0023】次いで、得られた濾液[2]に塩素系酸化剤
を添加する方法。 [方法B]農薬廃液中に活性炭を添加し、廃液中の農薬
を活性炭に吸着させた後、農薬廃液中に凝集剤を添加し
て、農薬が吸着された活性炭を凝集沈降させる。
【0024】次いで、得られた凝集物入り農薬廃液を濾
過して、農薬が吸着された活性炭と濾液[1a]とに分離す
る。次いで、得られた濾液[1a]に塩素系酸化剤を添加す
る方法。
【0025】なお、この[方法B]においては、濾液[1
a]への塩素系酸化剤の添加に先立ち、必要により、分離
して得られた濾液[1a]に再度活性炭を添加して濾液[1a]
中の農薬を活性炭に吸着させた後、前記[方法A]と同
様に、濾過して、農薬が吸着された活性炭と濾液[2a]と
に分離し、次いで、得られた濾液[2a]に塩素系酸化剤を
添加してもよい。 [方法C]農薬廃液中に活性炭および凝集剤を同時に添
加して、農薬が吸着された活性炭を凝集沈降させる。
【0026】次いで、凝集物入り農薬廃液を濾過して、
凝集物と濾液[1c]とに分離する。次いで、得られた濾液
[1c]に塩素系酸化剤を添加する方法。なお、この[方法
C]においては、必要に応じて、塩素系酸化剤の添加に
先立ち、分離して得られた濾液[1c]に再度活性炭を添加
し、濾液[1c]中の農薬を活性炭に吸着させた後、前記
[方法A]と同様に、濾過して、農薬が吸着された活性
炭と濾液[2c]とに分離し、次いで、得られた濾液[2c]に
塩素系酸化剤を添加してもよい。
【0027】また、上記方法A〜Cの何れの場合におい
ても凝集剤の使用に際しては、前述したようなpH調整
剤、凝集補助剤を併用してもよい。また、濾過分離方法
としては、濾布などを用いた自然濾過、あるいは遠心分
離、加圧、吸引などの強制濾過などいずれであってもよ
い。
【0028】濾過分離して得られた残渣(例:農薬が吸
着した活性炭、またはその凝集物など)は焼却処理すれ
ばよい。本発明に係る農薬廃棄の処理方法において、最
終段階で得られる濾液に塩素系酸化剤を添加して得られ
る処理液は、環境に対する悪影響がなく、河川にそのま
ま放流してもよく、また荒地などに投棄してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば従来の方法に比べ、農薬
廃液中の農薬有効成分濃度を大幅に低減することができ
る。
【0030】従って、このように処理された農薬廃液は
そのまま河川に放流したり、荒地に投棄しても環境汚染
のおそれが非常に少ない。
【0031】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、これらの実施例により何等制
限されるものではない。
【0032】
【実施例1】[前記方法Aに準拠] ペフラゾエート20%水和剤5gを水995gに溶解さ
せ、得られた溶液に稲種籾556gを入れ、24時間稲
種籾の浸漬消毒を行った。
【0033】このように稲種籾を上記溶液中で消毒した
後、種籾を除去した。得られた廃液に凝集剤(住友化学
工業(株)製、商品名:スミフロックFC-300[ポリメタ
クリル酸エステル、カチオン])0.1%水溶液25gを
加え、ケミスターラーで5分間攪拌した。
【0034】次いで、得られた凝集物入り廃液[イ]をフ
ランネル袋を用いて濾過して、凝集物と濾液[ロ]とに分
離した。次いで、得られた濾液[ロ]に顆粒状活性炭(武
田薬品工業(株)製、商品名:粒状白鷺KL)10gを加
え、ケミスターラーを用いて10分間攪拌した。
【0035】攪拌後、この活性炭入り濾液をフランネル
袋を用いて濾過して、固形分(農薬有効成分等が吸着さ
れた活性炭等)と濾液[ハ]とに分離した。次いで、得ら
れた濾液[ハ]に次亜塩素酸ソーダを有効塩素量として5
ppm相当量添加し、軽く振り混ぜた後1時間放置し
た。
【0036】
【実施例2】[前記方法Bに準拠] ペフラゾエート15%乳剤5gを水995gに加え、得
られた乳液に稲種籾556gを入れ、24時間稲種籾の
浸漬消毒を行った。
【0037】このように稲種籾を上記乳液中で消毒した
後、種籾を除去した。得られた廃液に粉状活性炭(武田
薬品工業(株)製、商品名:白鷺A)10gを加え、ケ
ミスターラーで10分間攪拌した。
【0038】次いで、この活性炭入り廃液に凝集剤(住
友化学工業(株)製、商品名:スミフロックFC-L[ポリ
アクリルアミド、カチオン])の0.1%水溶液25gを
加え、ケミスターラーで5分間攪拌した。
【0039】次いで、得られた凝集物入り廃液をフラン
ネル袋を用いて濾過して、凝集物と濾液[ニ]とに分離し
た。得られた濾液[ニ]にサラシ粉を有効塩素量として5
ppm相当量添加し、軽く振り混ぜた後、1時間放置し
た。
【0040】
【実施例3】[前記方法Cに準拠] MEP50%乳剤1gを水999gに加え、得られた溶
液に粉状活性炭(武田薬品工業(株)製、商品名:白鷺
A)10gおよび凝集剤(住友化学工業(株)製、商品
名:スミフロックFA-40[ポリアクリルアミド、アニオ
ン])の0.1%水溶液25gを加え、ケミスターラーで
10分間攪拌した。
【0041】次いで、得られた凝集物入り溶液をフラン
ネル袋を用いて濾過して、凝集物と濾液とに分離し、濾
液に高度サラシ粉を有効塩素量として5ppm相当量添
加し、軽く振り混ぜた後1時間放置した。
【0042】
【実施例4】[前記方法Cに準拠] ベノミル20%およびTMTD20%を含有する水和剤
50gを水950gに加え、得られた溶液に稲種籾55
6gを入れ、10分間稲種籾の浸漬消毒を行った。
【0043】このように稲種籾を上記溶液中で消毒した
後、種籾を除去した。得られた廃液に粉状活性炭(武田
薬品工業(株)製、商品名:白鷺A)10gを加え、ケ
ミスターラーを用いて10分間攪拌した。
【0044】次いで、得られた活性炭入り廃液に凝集剤
(住友化学工業(株)製、商品名:スミフロックFN,10H
[ポリアクリルアミド、ノニオン])の0.1%水溶液2
5gを加え、ケミスターラーで5分間攪拌した。
【0045】次いで、得られた凝集物入り廃液をフラン
ネル袋を用いて濾過して凝集物と濾液とに分離した。得
られた濾液に次亜塩素酸ソーダを有効塩素量として5p
pm相当量添加し、軽く振り混ぜた後1時間放置した。
【0046】
【実施例5〜23】実施例5〜23では、上記各実施例
に準じて処理した。得られた処理水中の農薬有効成分濃
度を液体クロマトグラフおよびガスクロマトグラフによ
り分析した。
【0047】結果を第1表に示す。なお、第1表中、実
施例欄の数字1〜4は、各実施例において準拠した上記
実施例番号を示す。また、第1表には、各実施例におい
て用いた凝集剤、活性炭および塩素系酸化剤の商品名あ
るいは化合物名をその添加量と共に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 9/00 502 C02F 9/00 502P 502R 503 503C (56)参考文献 特開 平4−161286(JP,A) 特開 昭55−142588(JP,A) 特開 平3−284271(JP,A) 特開 昭57−19081(JP,A) 特開 昭53−92548(JP,A) 特開 昭52−98357(JP,A) 特開 昭52−62953(JP,A) 特開 昭50−119766(JP,A) 特開 昭61−245887(JP,A) 特開 平3−249990(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/00 - 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農薬廃液中の農薬を除去するに際して、農
    薬廃液と、凝集剤および活性炭とを接触させて農薬を除
    去する農薬除去工程を行った後に、得られた農薬廃液と
    塩素系酸化剤とを接触させて農薬廃液中の残存農薬をさ
    らに処理する酸化剤処理工程を行うことを特徴とする農
    薬廃液の処理方法。
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