JP2008194554A - 床面ワックスの剥離汚水の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】床面ワックスの剥離汚水を簡単にかつ迅速に行えるようにする。
【解決手段】本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、床面ワックスを剥離した剥離汚水に、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を加えることを特徴とする剥離汚水に溶解している固形物を分離する。また、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液の上から、床面ワックスを剥離した剥離汚水を注ぎ込むか又は剥離汚水の上から前記水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を一気に、あるいは数回に分割して注ぎ込むことによって床面ワックスの剥離汚水から、溶解している固形物を分離することを特徴とする。さらに、本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、床面ワックスを剥離した剥離汚水を、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液で処理し、溶解している固形物を分離した液体部分を、炭酸塩で中和し、発泡現象の消滅を中和完了の指標とする。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、床面ワックスを剥離した剥離汚水に、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を加えることを特徴とする剥離汚水に溶解している固形物を分離する。また、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液の上から、床面ワックスを剥離した剥離汚水を注ぎ込むか又は剥離汚水の上から前記水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を一気に、あるいは数回に分割して注ぎ込むことによって床面ワックスの剥離汚水から、溶解している固形物を分離することを特徴とする。さらに、本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、床面ワックスを剥離した剥離汚水を、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液で処理し、溶解している固形物を分離した液体部分を、炭酸塩で中和し、発泡現象の消滅を中和完了の指標とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は、建物の床に施工されている床面のワックスを剥離し、再びワックスを塗布して床面を美化再生する工程で、剥離した汚水に含まれるワックス成分を含む溶解物を分離して固める方法に関する。
従来汚水処理には、高分子の凝縮剤が専ら工場廃水の処置などに使われており、床面ワックスの剥離汚水の処理にもこれに類似した処理剤が試用されている。これらの方法は、凝集剤を投与してから溶解している固形物が固まるまでに長時間を要し、しかも凝縮物が粘着性を有するなど、ろ過する時に目詰まりをおこし易いなどの欠点があり、ビルディングのメンテナンスで行う剥離作業のような敏速な作業を要求される場合、実用的に大きい問題点が存在する。
ビルディングのメンテナンスにおいて、床面ワックスの剥離汚水処理を実用的レベルで普及させるためには、
1.床面ワックスの剥離汚水が、一般的にはペール缶と呼ばれる18〜20リットル程度の容量がある筒型の容器に集められるため、この単位で処理できることが最も好ましい。
2.作業者は時間に追われて作業しているため、汚水処理は敏速に出来ることが必要であり、凝固が瞬時に起こることが実用上不可欠である。
3.ペール缶に生じた沈澱物の状態が、次の工程すなわち沈澱物の分離に適した性状であることが必要である。すなわち、凝縮物に粘着性がないこと、ろ過などの分離作業に際し、ろ過材の目詰まりを生じないこと、そして濾過速度が速いこと。
4.濾過された固形物の性状が、取り扱いやすいものであること。
などが必要となる。
1.床面ワックスの剥離汚水が、一般的にはペール缶と呼ばれる18〜20リットル程度の容量がある筒型の容器に集められるため、この単位で処理できることが最も好ましい。
2.作業者は時間に追われて作業しているため、汚水処理は敏速に出来ることが必要であり、凝固が瞬時に起こることが実用上不可欠である。
3.ペール缶に生じた沈澱物の状態が、次の工程すなわち沈澱物の分離に適した性状であることが必要である。すなわち、凝縮物に粘着性がないこと、ろ過などの分離作業に際し、ろ過材の目詰まりを生じないこと、そして濾過速度が速いこと。
4.濾過された固形物の性状が、取り扱いやすいものであること。
などが必要となる。
通常、高分子凝固剤で汚水を処理する場合、かなり長時間、例えば20分以上放置沈殿させるのが普通であり、これらを除去するろ過工程にも30分以上の時間が掛かることが多いのである。これらを短時間で行えるかどうかが実用化の成否を決すると言われてきて長いが、これらの要求にこたえる手段も、凝固剤も知られていないのが現状である。
本発明の第1の効果は、本発明の処理剤を含む水溶液と剥離汚水とを接触させることにより、ただちに凝固がスタートすることである。
本発明の第2の効果は、凝固が沈殿するというよりは、固まるように汚水系から分離する様態を示すところにあり、次第に1つの固形の塊に発展し、固形物と通常透明な液層に速やかに分離する。
本発明の第3の効果は、固形物の性状が極めて分離しやすいことである。これまで知られている通常の凝固剤による分離固形物に見られるような、沈澱物に粘着性もなく、ろ過布や濾紙による濾過も必要とせず、金網などできれいに分離することが出来るのである。本発明によって、これまで実用化を妨げていた作業性の問題は解決された。
本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、床面ワックスを剥離した剥離汚水に、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を加えることを特徴とする剥離汚水に溶解している固形物を分離するものである。
また、本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液の上から、床面ワックスを剥離した剥離汚水を注ぎ込むか又は剥離汚水の上から前記水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を一気に、あるいは数回に分割して注ぎ込むことによって床面ワックスの剥離汚水から、溶解している固形物を分離することを特徴とするものである。
さらに、本発明による床面ワックスの剥離汚水の処理方法は、床面ワックスを剥離した剥離汚水を、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液で処理し、溶解している固形物を分離した液体部分を、炭酸塩で中和し、発泡現象の消滅を中和完了の指標とするものである。
本発明によって、これまで野放しになっていた床面ワックスの剥離汚水を実用的なレベルで簡単かつ敏速に、そして省力的に容易に行うことができ、作業性はもちろん環境保全の面からも画期的な効果を示し、重要な発明である。
以下に本発明の特徴を列挙する。
本発明の特徴のひとつは、汚水の凝固に高分子凝固剤のような有機化合物は一切使用せず水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液による事である。
さらに本発明の特徴のひとつは、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液、好ましくはpHが4以下の水溶液、更に好ましくはpHが3以下であり、これらを調製するのに、無機酸あるいは有機酸又は水に溶解して酸性を示す無機塩のいずれも用いることが出来る。
さらに本発明の特徴のひとつは、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液、好ましくはpHが4以下の水溶液、更に好ましくはpHが3以下であり、これらを調製するのに、無機酸あるいは有機酸又は水に溶解して酸性を示す無機塩のいずれも用いることが出来る。
本発明の実施において、pHは4以上の場合固化した沈澱物の塊がやや柔らかくこれを分離するときに形が壊れて細分化したりすることがあり、次の沈澱物の分離工程に大きい手間を生じるので、分離固定したものが安定に取り扱いやすいひとつの塊状になるためには、pHが低いほうが望ましい。もっとも望ましいpHは2以下である。
pHが5.5以下の水溶液を調整する方法は、塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸、蟻酸、蓚酸などの有機酸を水に溶解するか、あるいは、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウムのような無機塩を水に溶解しても良い。pH5.5のような酸性の弱い水溶液を作るには塩化アンモニウム、硫酸アンモニウムのような無機塩が適している。pH2以下の強酸を所望する時は、塩酸、硫酸などの無機酸を用いるのが良く、pHが3〜4を所望する時は、酢酸などの有機酸がよい。
本発明を実施するに際し、塩析効果を出すために、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシュムなどの無機塩を共存させることも出来る。
さらに本発明の特徴のひとつは、上記水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液、攪拌しながら、少量ずつ加えるのでなく、使用量を一度に加えるところにある。使用量は数回に分けてくわえても良いが、一時にくわえるのが最もよい。撹拌しながら小量ずつ滴下することは、避けなければならない。一度に加えると、凝固物が団子状となり、ろ過の工程を省いて凝固体を、例えば手で取り除くことも出来るし、凝固系を金網に注いで簡単に取り除く事も出来る。
床面ワックスの剥離汚水は、アルカリ性であるが、なぜ水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液で処理することで、溶解している樹脂ワックスを含む固形物を分離して団子状に塊るのかについては、その理由は明らかではない。文献にもこのような記述は見られない。この現象は、本発明者が、剥離汚水の処理をいろいろ検討している時に偶然実験的に見出したものである。
水素イオン指数pHが4以下の水溶液の調製には、有機酸、無機酸のいずれを用いても良い。有機酸としては、酢酸、クロル酢酸、蓚酸などがあり、無機酸としては塩酸、硝酸、硫酸、過塩素酸などがあるが、もっとも手ごろなものとして、塩酸、硫酸の水溶液があげられる。
本発明の凝固作業において、本発明の水素イオンを含む水溶液の加え方も重要である。もっとも効果的な方法は、常識とは異なり、まず本発明の水素イオンを含む水溶液に、剥離汚水を注ぎ込む方法が最も優れている。凝固は底部から生じ、汚水の注入で自然に系が攪拌されるので、従来必要とされている撹拌工程が省略できるのである。凝固は底部から生じて徐々の上部に進行し団子状に固まるのでその除去は簡単である。
もちろんペール缶の剥離汚水を入れ、その上から上記pH5.5以下の水素イオンを含む水溶液を上から一度に注ぐ方法も用いられるが、この場合撹拌効果が得られないので、次の工程が必要になる。すなわち穏やかに撹拌をしないと凝固に時間がかかることになる。この場合激しく攪拌すると沈澱物が細かくなり、ろ過に長時間を要し好ましくない。一気に注ぎ込むと、攪拌しながら凝固液を滴下するより沈殿物が団子状の大きい塊に成長し、次工程の分離、ろ過に有利となる。操作の便宜上、あるいは沈澱の速さをコントロールする目的で一気に注ぎ込む代わりに数回に分割して注入することも本発明にふくまれる。ここで数回の意味は、10回以下、好ましくは6回以下、さらに好ましくは、3回以下である。分割回数が10回を超えると、操作に時間がかかり好ましくない。
本発明を実施するに際し、通常行われているような汚水を攪拌しながら少量ずつ加える方法は好ましくなくむしろ避けるべきである。攪拌しながら凝固剤を滴下するのは、常識化しているが、本発明の実施にはふさわしくない。本発明の実施において、攪拌しながら凝固剤を滴下すると、沈澱物が細かくなって、ろ過に目埋りを生じてろ過に長時間を要し、実用化の面で致命的な欠陥となる。
さらに本発明の特徴のひとつは、沈澱物を含む、あるいは分離した後の残液の処理方法にある。床面剥離汚水は、剥離剤の影響でアルカリ性である。本発明の方法で汚水を処理した後の残液は酸性になっている。このままで廃棄することは出来ないので、これを中性にまで中和する必要がある。通常液を攪拌しながら、液状あるいは粉末状の中和剤を滴下しつつ、インジケーター(指示薬)の色の変化で中和を確認する方法が用いられているが、実際の作業現場でこの作業は大変な労苦を伴うものである。本発明では、これらの作業を合理化して、インジケーターを用いずに中和の確認を得る方法を発見した。
本発明を実施するに際し、剥離汚水から溶解固形物を除いた残液に粉末状または水に溶かした炭酸塩、重炭酸塩を少量ずつ加えると炭酸ガスが発生しながら中和が行われる。上記炭酸塩、重炭酸塩を加えたときに、ガスの発生がみられなくなると中和が完成したことをしめす。本方法が何より優れているのは、通常、中和剤を加えすぎるとアルカリ性の側に行過ぎて、また酸を加えて調整する必要が生じ、これらの繰り返しでて作業者は混乱を極めるという問題を解決したのである。
本発明の方法によれば、上記炭酸塩等を加え過ぎても問題はない。なぜなら、系は緩衝溶液となっており、pHに影響しないから中和の状態に保たれるのである。これは実際の作業上きわめて重要な事柄であり、本発明を実施するに当たり重要な位置を占めるものである。
本発明の中和剤としての炭酸塩、重炭酸塩の例としては、炭酸ソーダ、炭酸カリ、重炭酸ソーダ(炭酸水素ナトリウム)、重炭酸カリなどがある。とくに有用なのは重炭酸ソーダがある。これは中和が緩慢に進み作業性が優れていて実際の作業を効率よく安全に行うことが出来る。本中和作業を行うに際し、上記炭酸塩等は、水にとかしてくわえても良いが、もっとも優れた方法は粉末状で加える方法である。作業が簡単であるだけでなく、中和の完成を見るのに、添加したところのガスの発生が確認しやすい点が重要である。
本発明を実施するに際し用いられるpH5.5以下の水溶液の量は、剥離作業に使われる剥離剤の種類、量にもよるので一義的に決められないが、作業性から言って剥離汚水の量(V)に対して、pH5.5以下の水溶液の量(Vb)との間で、Vb/V比で1/40〜1/5の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは、1/30〜1/10である。この比が1/40より小さいと水素イオンが不足して凝固が不十分になることがあり、1/10より大きいと系の水素イオン量が多すぎて中和剤が過剰に必要となり、無駄になりかえって環境汚染になる可能性がある。実際には凝固が不十分の場合は適宜pH5.5以下の水溶液の量を追加すれば良い。
本発明は、上述したように、床面を剥離した剥離汚水を極めて簡単な操作で、溶解固形物を分離除去することに成功したもので、環境汚染を防ぐ有力な手段を提供するものである。
本発明を以下の実施例によってさらに詳しく説明する。
樹脂ワックスを塗布して5ヶ月を経ている汚れた床面を市販の剥離剤溶液で剥離を行い、その汚水の2リットルをテスト汚水とした。水素イオン指数pHが4の水溶液を、水に酢酸を加えて調製し、この水溶液100ミリリットルを3リットルのビーカー缶に加えた。その上に2リットルのテスト汚水を一気に注ぎ込んだ。この場合の処理溶液の容量(V)に対するpHが4の水溶液の量(Vb)は、Vb/V比で1/20である。瞬時に塊状の沈澱物が生じ、汚濁液は透明な液となった。5分後塊は、簡単に拾いあげ金網に乗せられた。この塊は手で押さえつけると若干の透明な液が絞り出された。液は酸性であった。これに重炭酸ソーダの粉末を加えると細かい泡がでる。緩やかに攪拌しながら重炭酸ソーダの粉末を加え続けるとやがて泡は出なくなった。リトマス試験紙でpHを調べるとpHは7であり、中和がされていることが示された。さらに若干の重炭酸ソーダの粉末をさらに加えてpHを調べるとpHは7で変わりはなかった。
pH2の塩酸水溶液を50ミリリットル用いた以外は、実施例1と同じである。本実施例でも同様に剥離汚水を上記酸性水溶液に一気に加えると瞬時に塊状の沈澱物が生じ、汚濁液は透明な液となった。実施例1と同様に重炭酸ソーダの粉末を穏やかに攪拌しながら泡の発生がなくなるまでくわえてpHをリトマス試験紙で調べるとpHは7であった。
本例では、テスト汚水、塩酸水溶液とも実施例2と同じものを用いたが、塩酸水溶液の上から剥離汚水液を注ぐのではなく、逆に剥離汚水液の上から塩酸水溶液を一気に注いだ。汚水の上部から瞬時に凝固が進み、塊状の沈澱が生じ時間と共に塊の凝固物が下方に及んでゆくことが観察された。この場合、系の攪拌がなされないので凝固に若干の時間を要し、穏やかに攪拌すると凝固が早くなった。固まった塊状の固形物以外の部分は、透明な液体であった。
水素イオン指数pH5.5の溶液を、塩化アンモニウムを用いて調製し、この酸性溶液を用いた以外は実施例1と同じように行った。本例の場合、固化速度がやや遅く、固化した団子状の塊は若干やわらかくて壊れやすかった。実施例と同じように金網に拾い上げる時に数個の塊に分散し、かなり細かい塊も存在した。そのためにあとの分離の工程がやや複雑になり、通常の濾過の必要はなかったが、実施例1、2と較べると多少の時間、労力が必要であった。
(参考例1)
用いた剥離汚水と塩酸水溶液は、実施例2と同じものを用いたが、両者の混ぜ合わし方が異なっている。本参考例では、常識的な一般の方法、すなわち剥離汚水の溶液を攪拌しながら、凝固液である塩酸水溶液を徐々に滴下した。滴下と同時に沈澱は見られるがその形態は、柔らかいフレーク状若しくは細かい粉状で粘着性があり、ひとつに固まらず、取り除くためにろ過が必要であった。しかも、ろ過の間に濾布の目詰まりをおこし、ろ過に長時間を要した。ろ過した部分は、粘着性を有し取り扱いに難渋した。
用いた剥離汚水と塩酸水溶液は、実施例2と同じものを用いたが、両者の混ぜ合わし方が異なっている。本参考例では、常識的な一般の方法、すなわち剥離汚水の溶液を攪拌しながら、凝固液である塩酸水溶液を徐々に滴下した。滴下と同時に沈澱は見られるがその形態は、柔らかいフレーク状若しくは細かい粉状で粘着性があり、ひとつに固まらず、取り除くためにろ過が必要であった。しかも、ろ過の間に濾布の目詰まりをおこし、ろ過に長時間を要した。ろ過した部分は、粘着性を有し取り扱いに難渋した。
Claims (3)
- 床面ワックスを剥離した剥離汚水に、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を加えることを特徴とする剥離汚水に溶解している固形物を分離する床面ワックスの剥離汚水の処理方法。
- 水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液の上から、床面ワックスを剥離した剥離汚水を注ぎ込むか又は剥離汚水の上から前記水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液を一気に、あるいは数回に分割して注ぎ込むことによって床面ワックスの剥離汚水から、溶解している固形物を分離することを特徴とする床面ワックスの剥離汚水の処理方法。
- 床面ワックスを剥離した剥離汚水を、水素イオン指数pHが5.5以下の水溶液で処理し、溶解している固形物を分離した液体部分を、炭酸塩で中和し、発泡現象の消滅を中和完了の指標とする床面ワックスの剥離汚水の処理方法。
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JP2007029243A JP2008194554A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 床面ワックスの剥離汚水の処理方法 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH1024285A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩素イオンを含む廃水中の蓚酸の分解方法 |
JP2000288554A (ja) * | 1999-04-12 | 2000-10-17 | Sansai Kako Kk | 剥離廃液の処理方法 |
JP2005118626A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Japan Organo Co Ltd | 酸化剤の処理方法および処理装置 |
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2007
- 2007-02-08 JP JP2007029243A patent/JP2008194554A/ja active Pending
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