JP2000275518A - ズームレンズ系 - Google Patents

ズームレンズ系

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JP2000275518A JP11079572A JP7957299A JP2000275518A JP 2000275518 A JP2000275518 A JP 2000275518A JP 11079572 A JP11079572 A JP 11079572A JP 7957299 A JP7957299 A JP 7957299A JP 2000275518 A JP2000275518 A JP 2000275518A
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博 野村
Takayuki Ito
孝之 伊藤
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    • GPHYSICS
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高ズーム比で小型のズームレンズ系を得る。 【構成】 複数の変倍レンズ群の少なくとも1つのレン
ズ群を、2以上のサブ群を有し、いずれか1つのサブ群
が他のサブ群に対して物体側と像面側のいずれかの移動
端に可動である切替群となし、ワイド端から中間焦点距
離に至るワイド側ズーミング域では、この切替群中の可
動サブ群を物体側の移動端に保持した状態において、切
替群を含む複数の変倍レンズ群を互いの空気間隔を変化
させながら物体側に移動させ、中間焦点距離において、
切替群中の可動サブ群を像面側の移動端に移動させると
ともに、切替群を含む複数の変倍レンズ群をそれぞれ像
面側に移動させ、中間焦点距離からテレ端に至るテレ側
ズーミング域では、切替群中の可動サブ群を像面側の移
動端に保持した状態において、切替群を含む複数の変倍
レンズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体側に移
動させるズームレンズ系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ズームレンズ系に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ズームレンズ系において、
高ズーム比と小型化は、二律背反的要求であった。例え
ば、小型にできる2群ズームレンズ系において、ズーム
比を大きくするべく構成レンズ群の移動軌跡を定める
(移動軌跡の解を求める)と、テレ側でのレンズ群の干
渉、あるいはワイド側での像面との干渉が生じる。一
方、3群ズームレンズ系では、2群ズームレンズ系より
ズーム比を大きくできるが、小型化が困難である。ま
た、さらなる高ズーム比を得るべく構成レンズ群のパワ
ーを定めると、機構上、精度が出ない。
【0003】
【発明の目的】本発明は、高ズーム比でありながら小型
化できるズームレンズ系を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、その第一の態様によると、焦
点距離を変化させるために相対移動する複数の変倍レン
ズ群からなるズームレンズ系において、複数の変倍レン
ズ群の少なくとも1つのレンズ群を、2以上のサブ群を
有し、いずれか1つのサブ群が他のサブ群に対して光軸
方向に可動である切替群となし、この切替群中の可動サ
ブ群を、ズームレンズ系の可変焦点距離域のうちの第1
の焦点距離域において他のサブ群とのレンズ間隔を第1
の状態に保ち、上記第1の焦点距離域とは異なる領域を
含む第2の焦点距離領域において他のサブ群とのレンズ
間隔を上記第1の状態とは異なる第2の状態に保つこと
を特徴としている。
【0005】切替群中の2つのサブ群を第1の状態と第
2の状態との間で切り換えるときには、該切替群と他の
変倍レンズ群との間隔を変化させる。変倍レンズ群の数
は、2群または3群とするのが構成が簡単で好ましい。
前後2群の場合、切替群は前群または後群とすることが
できる。前後3群の場合、切替群は、3群のうちのいず
れか1群とすることができ、中でも、中間の2群を切替
群とするのが好ましい。切替群は同時に焦点調節用のフ
ォーカスレンズ群とすることができる。
【0006】また、切替群を複数設けても本発明のズー
ムレンズ系は成立する。この場合、切替群中の可動サブ
群の他のサブ群との間隔を第1の状態と第2の状態とに
切り換える境界の中間焦点距離は、複数の切替群におい
て同一とすることも、異ならせることもできる。
【0007】本発明は、別の態様によると、ズーミング
時に移動する複数の変倍レンズ群を有するズームレンズ
系において、少なくとも一つの変倍レンズ群は、複数の
サブ群からなっていて、これらサブ群のいずれか1つの
サブ群は、他のサブ群との関係において光軸方向の両移
動端のいずれか一方に選択して位置する可動サブ群であ
ること;短焦点距離端から中間焦点距離に至る短焦点距
離側ズーミング域と、中間焦点距離から長焦点距離端に
至る長焦点距離側ズーミング域とで、上記可動サブ群は
互いに異なるいずれか一方の移動端に位置すること;及
び複数のサブ群を有する変倍レンズ群と他の変倍レンズ
群のズーミング基礎軌跡は、上記中間焦点距離において
不連続であり、上記可動サブ群の位置に応じ、正しく像
面に結像するように定められていること;を特徴として
いる。
【0008】本発明は、さらに別の表現によると、焦点
距離を変化させるために相対移動する複数の変倍レンズ
群からなるズームレンズ系において、複数の変倍レンズ
群の少なくとも1つのレンズ群を、2以上のサブ群を有
し、いずれか1つのサブ群が他のサブ群に対して物体側
と像面側のいずれかの移動端に可動である切替群とな
し、短焦点距離端から中間焦点距離に至る短焦点距離側
ズーミング域では、この切替群中の可動サブ群を物体側
の移動端に保持した状態において、切替群を含む複数の
変倍レンズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体側
に移動させ、中間焦点距離において、切替群中の可動サ
ブ群を像面側の移動端に移動させるとともに、切替群を
含む複数の変倍レンズ群をそれぞれ像面側に移動させ、
中間焦点距離から長焦点距離端に至る長焦点距離側ズー
ミング域では、切替群中の可動サブ群を像面側の移動端
に保持した状態において、切替群を含む複数の変倍レン
ズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体側に移動さ
せることを特徴としている。
【0009】本発明は、さらに別の態様では、焦点距離
を変化させるために相対移動する複数の変倍レンズ群か
らなるズームレンズ系において、複数の変倍レンズ群中
の複数のレンズ群を、2以上のサブ群を有し、いずれか
1つのサブ群が他のサブ群に対して物体側と像面側のい
ずれかの移動端に可動である切替群となし、短焦点距離
端においては、これら切替群中の可動サブ群をすべて物
体側の移動端に位置させ、短焦点距離端から長焦点距離
端に至る間の複数の中間焦点距離において、上記複数の
切替群中の可動サブ群を順次物体側の移動端から像面側
の移動端に移動させるとともに、切替群を含むすべての
変倍レンズ群を物体側に移動させ、短焦点距離端から最
初の中間焦点距離、複数の中間焦点距離の間、及び最後
の中間焦点距離から長焦点距離端の各ズーミング域にお
いては、切替群を含む複数の変倍レンズ群を互いの空気
間隔を変化させながら物体側に移動させることを特徴と
している。複数の変倍レンズ群は、全てを切替群とする
ことができる。変倍レンズ群の数は2つとすれば、構成
が単純で高ズーム比のズームレンズ系が得られる。
【0010】次に、本発明のより具体的な態様を列挙す
る。第一の具体的な態様は、物体側から順に、負のパワ
ーの第1レンズ群と、正のパワーの第2レンズ群と、負
のパワーの第3レンズ群とからなり、各群間の相対距離
を変更することにより、全系の焦点距離を短焦点距離端
と長焦点距離端の間で変化させるズームレンズ系におい
て、第1ないし第3レンズ群は、次のA、B、Cのズー
ミング基礎軌跡を有することを特徴とする。 A;上記短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点
距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群
は第1の間隔を保持して一体に、第3レンズ群との空気
間隔を変化させながら該第3レンズ群とともに物体側に
移動する。 B;上記中間焦点距離において、第1レンズ群と第2レ
ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
上記第1の間隔より狭め、第3レンズ群は、短焦点距離
側ズーミング域内の長焦点側端部における位置より像面
側に移動する。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群
は、上記第1の間隔より狭い第2の間隔を保持して一体
に、第3レンズ群との空気間隔を変化させながら該第3
レンズ群とともに物体側に移動する。
【0011】第二の具体的態様は、物体側から順に、正
のパワーの第1レンズ群と、負のパワーの第2レンズ群
と、正のパワーの第3レンズ群と、負のパワーの第4レ
ンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更することに
より、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の
間で変化させるズームレンズ系において、第1ないし第
4レンズ群は、次のA、B、Cのズーミング基礎軌跡を
有することを特徴とする。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群は第
1の間隔を保持して一体に、第1レンズ群及び第4レン
ズ群との空気間隔を変化させながら該第1レンズ群及び
第4レンズ群とともに物体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第2レンズ群と第3レ
ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
上記第1の間隔より狭め、第1レンズ群及び第4レンズ
群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部にお
ける位置より像面側に移動する。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
離側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群
は、上記第1の間隔より狭い第2の間隔を保持して一体
に、第1レンズ群及び第4レンズ群との空気間隔を変化
させながら該第1レンズ群及び第4レンズ群とともに物
体側に移動する。
【0012】第三の具体的態様は、物体側から順に、負
のパワーの第1レンズ群と、負のパワーの第2レンズ群
と、正のパワーの第3レンズ群と、負のパワーの第4レ
ンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更することに
より、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の
間で変化させるズームレンズ系において、第1ないし第
4レンズ群は、次のA、B、Cのズーミング基礎軌跡を
有することを特徴とする。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群は第
1の間隔を保持して一体に、第1レンズ群及び第4レン
ズ群との空気間隔を変化させながら該第1レンズ群及び
第4レンズ群とともに物体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第2レンズ群と第3レ
ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
上記第1の間隔より狭め、第1レンズ群及び第4レンズ
群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部にお
ける位置像面側に移動する。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
離側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群
は、上記第1の間隔より狭い第2の間隔を保持して一体
に、第1レンズ群及び第4レンズ群との空気間隔を変化
させながら該第1レンズ群及び第4レンズ群とともに物
体側に移動する。
【0013】第四の具体的態様は、物体側から順に、負
のパワーの第1レンズ群と、正のパワーの第2レンズ群
と、正のパワーの第3レンズ群と、負のパワーの第4レ
ンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更することに
より、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の
間で変化させるズームレンズ系において、第1ないし第
4レンズ群は、次のA、B、Cのズーミング基礎軌跡を
有することを特徴とする。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は広
間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は広間隔を
保持し、この広間隔の第1レンズ群と第2レンズ群、広
間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空気間隔
を変化させながらともに物体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第1レンズ群と第2レ
ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
上記広間隔より狭い狭間隔とし、第3レンズ群と第4レ
ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
上記広間隔より狭い狭間隔とする。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は
狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は狭間隔
を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第2レンズ群、
及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空
気間隔を変化させながらともに物体側に移動する。
【0014】第五の具体的態様は、物体側から順に、負
のパワーの第1レンズ群と、正のパワーの第2レンズ群
と、正のパワーの第3レンズ群と、負のパワーの第4レ
ンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更することに
より、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の
間で変化させるズームレンズ系において、第1ないし第
4レンズ群は、次のA、B、C、D、Eのズーミング基
礎軌跡を有することを特徴とする。 A;短焦点距離端から第一の中間の焦点距離までの短焦
点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ
群は広間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は広
間隔を保持し、この広間隔の第1レンズ群と第2レンズ
群、広間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空
気間隔を変化させながらともに物体側に移動する。 B;上記第一の中間焦点距離において、第1レンズ群と
第2レンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点
側端部における位置よりも像面側に移動して、かつその
間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第3レンズ群と
第4レンズ群は、一体に像面側に移動する。 C;上記第一の中間焦点距離から第二の中間焦点距離ま
での中間焦点距離ズーミング域では、第1レンズ群と第
2レンズ群は狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レン
ズ群は広間隔を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第
2レンズ群、広間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、
互いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
る。 D;上記第二の中間焦点距離において、第3レンズ群と
第4レンズ群は、上記中間焦点距離ズーミング域内の長
焦点側端部における位置よりも像面側に移動して、かつ
その間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第1レンズ
群と第2レンズ群は、一体に像面側に移動する。 E;上記第二の中間焦点距離から長焦点距離端までの長
焦点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レン
ズ群は狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は
狭間隔を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第2レン
ズ群、及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互
いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
る。
【0015】第六の具体的態様は、物体側から順に、負
のパワーの第1レンズ群と、正のパワーの第2レンズ群
と、正のパワーの第3レンズ群と、負のパワーの第4レ
ンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更することに
より、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の
間で変化させるズームレンズ系において、第1ないし第
4レンズ群は、次のA、B、C、D、Eのズーミング基
礎軌跡を有することを特徴とする。 A;短焦点距離端から第一の中間の焦点距離までの短焦
点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ
群は広間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は広
間隔を保持し、この広間隔の第1レンズ群と第2レンズ
群、広間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空
気間隔を変化させながらともに物体側に移動する。 B;上記第一の中間焦点距離において、第3レンズ群と
第4レンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点
側端部における位置よりも像面側に移動して、かつその
間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第1レンズ群と
第2レンズ群は、一体に像面側に移動する。 C;上記第一の中間焦点距離から第二の中間焦点距離ま
での中間焦点距離ズーミング域では、第1レンズ群と第
2レンズ群は広間隔を保持し、第3レンズ群と第4レン
ズ群は狭間隔を保持し、この広間隔の第1レンズ群と第
2レンズ群、及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群
は、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移
動する。 D;上記第二の中間焦点距離において、第1レンズ群と
第2レンズ群は、上記中間焦点距離ズーミング域内の長
焦点側端部における位置よりも像面側に移動して、かつ
その間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第3レンズ
群と第4レンズ群は、一体に像面側に移動する。 E;上記第二の中間焦点距離から長焦点距離端までの長
焦点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レン
ズ群は狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は
狭間隔を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第2レン
ズ群、及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互
いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
る。
【0016】第七の具体的態様は、物体側から順に、正
のパワーの第1レンズ群と、負のパワーの第2レンズ群
と、正のパワーの第3レンズ群と、負のパワーの第4レ
ンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更することに
より、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の
間で変化させるズームレンズ系において、第1ないし第
4レンズ群は、次のA、B、Cのズーミング基礎軌跡を
有することを特徴とする。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は狭
間隔、第2レンズ群と第3レンズ群は広間隔を保持し、
これらの第1ないし第3レンズ群は、第4レンズ群との
空気間隔を変化させながら、該第4レンズ群とともに物
体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第2レンズ群は像面側
に移動して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を広間
隔、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔を狭間隔とす
る。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は
広間隔、第2レンズ群と第3レンズ群は狭間隔を保持
し、これらの第1ないし第3レンズ群は、第4レンズ群
との空気間隔を変化させながら、該第4レンズ群ととも
に物体側に移動する。
【0017】本発明のズームレンズ系は、撮影レンズ系
とファインダ光学系が別々の光軸を有するカメラの撮影
レンズ系として用いるのが実際的である。そして、各レ
ンズ群のズーミング時の停止位置は、ズーミング基礎軌
跡上において、ステップワイズに定める、つまり複数段
の焦点距離ステップとするのが実際的である。
【0018】本発明によるズームレンズ系は、ズーミン
グ基礎軌跡に不連続点があり、中間焦点距離での可動サ
ブ群の移動がある。このため、仮に一眼レフカメラに用
いると、これら不連続点や可動サブ群の移動による像変
化が観察されてしまい好ましくない。そこで、撮影レン
ズ系とは別にファインダ光学系を設定できる、撮影レン
ズ系とファインダ光学系が別のカメラの撮影レンズ系と
して用いるのが好ましい。また、同様の理由から、各レ
ンズ群の撮影時の停止位置は、ズーミング基礎軌跡上に
おいて、ステップワイズに定めることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるズームレン
ズ系の第1の実施形態を示している。このズームレンズ
系は、物体側から順に、全体として正のパワーの第1変
倍レンズ群10と、全体として負のパワーの第2変倍レ
ンズ群20からなっており、第1変倍レンズ群10は、
物体側から順に、負のパワーの第1レンズ群L1(第1
サブ群S1)と正のパワーの第2レンズ群L2(第2サ
ブ群S2)とからなり、第2変倍レンズ群20は負のパ
ワーの第3レンズ群L3からなっている。第1変倍レン
ズ群10中の第2サブ群S2は、第1群枠11に固定さ
れており、第1サブ群S1の可動サブ群枠12は、第1
群枠11に形成したガイド溝13内で光軸方向に一定距
離移動可能である。第1サブ群S1は、可動サブ群枠1
2がガイド溝13の前端部に当接する物体側の移動端
と、後端部に当接する像面側の移動端との2位置を択一
してとる。第3レンズ群L3は、第2群枠21に固定さ
れている。絞りDは、第1変倍レンズ群10(第1群枠
11)と一緒に移動する。
【0020】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13内での第1群枠12(第1サブ群S1)の移動を伴
って、次のように設定されている。
【0021】A;短焦点距離端fwから中間焦点距離f
mまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第1サブ
群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔(第1の
間隔、広間隔)d1を保持する。そして、第1変倍レン
ズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第
2群枠21)は、互いの空気間隔を変化させながらとも
に物体側に移動する。
【0022】B;中間焦点距離fmにおいて、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Zw内
の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動する。
また、第1サブ群S1は、第1群枠11のガイド溝13
内で像面側の移動端に達し、第2サブ群S2に対して接
近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0023】C;中間焦点距離fmから長焦点距離端f
tまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第1サブ
群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間隔(第2
の間隔)d2を保持する。そして、第1変倍レンズ群1
0(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠
21)は、中間焦点距離fmでの像面側への移動後の位
置を基準にして、互いの空気間隔を変化させながらとも
に物体側に移動する。
【0024】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)のズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、
実際には直線であるとは限らない。
【0025】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第1変倍レンズ群10(第1群枠11)を移
動させて)行う。
【0026】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、中間焦点距離fmにおいて不連続であるが、短焦
点距離端fw、中間焦点距離fm(不連続点)及び長焦
点距離端ftでの第1サブ群S1(第1レンズ群L
1)、第2サブ群S2(第2レンズ群L2)及び第3レ
ンズ群L3の位置を適当に定めることにより、常時正し
く像面に結像するような解が存在する。そして、このよ
うなズーミング基礎軌跡によると、高ズーム比でありな
がら小型のズームレンズ系が得られる。
【0027】本実施形態のズーミング基礎軌跡に解が存
在することは、例えば次の議論から明らかである。本実
施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、負、正、
負のレンズ群に分けることができる。いま、物体側の
負、正のレンズ(第1サブ群S1と第2サブ群S2)
が、短焦点距離端fwと長焦点距離端ftでそれぞれ相
対位置固定の正の前群(第1変倍レンズ群10)を構成
すると考えると、第1サブ群S1と第2サブ群S2の間
隔は、短焦点距離端fwの方が長焦点距離端ftより広
い(d1>d2)から、短焦点距離端fwと長焦点距離
端ftでの第1変倍レンズ群10の焦点距離PwとPt
は、Pt>Pwである。この焦点距離Pwの第1変倍レ
ンズ群10と第2変倍レンズ群20、同Ptの第1変倍
レンズ群10と第2変倍レンズ群20とは別々の2群ズ
ームレンズを構成することができ、それぞれでズーム解
を求めることができる。この2つのズーム解が短焦点距
離側ズーミング域Zw、長焦点距離側ズーミング域Zt
でのズーミング基礎軌跡である。しかし、この2つのズ
ーミング基礎軌跡は、中間焦点距離fmにおいて一致せ
ず不連続となり、かつ前群中の負正のレンズ群の間隔も
同一ではない。逆に言うと、中間焦点距離fmにおいて
第1変倍レンズ群10と第2変倍レンズ群20のズーミ
ング基礎軌跡を不連続とし、第1変倍レンズ群10中の
負正のレンズ群の間隔を変化させることで、ズーミング
中の動きとしては実質的な2群ズームレンズ系でありな
がら、高ズーム比でかつ小型のズームレンズ系を得るこ
とができる。この議論は、図1の実施形態について述べ
たものであるが、これから説明する他の実施形態につい
ても、場合によって2群を3群と読み替えることでその
まま妥当する。
【0028】図2は、本発明によるズームレンズ系の第
2の実施形態を示している。このズームレンズ系は、物
体側から順に、正のパワーの第1変倍レンズ群10、全
体として正のパワーの第2変倍レンズ群20、負のパワ
ーの第3変倍レンズ群30からなっている。第1変倍レ
ンズ群10は正のパワーの第1レンズ群L1からなり、
第2変倍レンズ群20は、物体側から順に、負のパワー
の第2レンズ群L2(第1サブ群S1)と正のパワーの
第3レンズ群L3(第2サブ群S2)とからなり、第3
変倍レンズ群30は負のパワーの第4レンズ群L4から
なっている。第1レンズ群L1は、第1変倍レンズ群枠
11に固定されている。第2変倍レンズ群20中の第2
サブ群S2は、第2群枠21に固定されており、第1サ
ブ群S1の可動サブ群枠22は、第2群枠21に形成し
たガイド溝23内で光軸方向に一定距離移動可能であ
る。第1サブ群S1は、可動サブ群枠22がガイド溝2
3の前端部に当接する物体側の移動端と、後端部に当接
する像面側の移動端との2位置を択一してとる。第4レ
ンズ群L4は、第3群枠31に固定されている。絞りD
は、第2変倍レンズ群20(第2群枠21)と一緒に移
動する。
【0029】この第2の実施形態のズームレンズ系のズ
ーミング基礎軌跡は、第1変倍レンズ群10(第1群枠
11)、第2変倍レンズ群20(第2群枠21)及び第
3変倍レンズ群30(第3群枠31)の移動、及びガイ
ド溝23内での第2群枠22(第1サブ群S1)の移動
を伴って、次のように設定されている。
【0030】A;短焦点距離端fwから中間焦点距離f
mまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第1サブ
群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔(第1の
間隔、広間隔)d1を保持する。そして、第1変倍レン
ズ群10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20(第
2群枠21)、及び第3変倍レンズ群30(第3群枠3
1)は、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側
に移動する。
【0031】B;中間焦点距離fmにおいて、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)、及び第3変倍レンズ群30(第3群
枠31)は、短焦点距離側ズーミング域Zw内の長焦点
側端部における位置よりも像面側に移動する。また、第
1サブ群S1は、第2群枠21のガイド溝23内で像面
側の移動端に達し、第2サブ群S2に対して接近した間
隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0032】C;中間焦点距離fmから長焦点距離端f
tまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第1サブ
群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間隔(第2
の間隔)d2を保持する。そして、第1変倍レンズ群1
0(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20(第2群枠
21)、及び第3変倍レンズ群30(第3群枠31)
は、中間焦点距離fmでの像面側への移動後の位置を基
準にして、互いの空気間隔を変化させながらともに物体
側に移動する。
【0033】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)及び第3変倍レンズ群30(第3群枠31)の
ズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、実際には直
線であるとは限らない。
【0034】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第2変倍レンズ群20(第2群枠21)を移
動させて)行う。
【0035】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、第1の実施形態と同じく、中間焦点距離fmにお
いて不連続であるが、短焦点距離端fw、中間焦点距離
fm(不連続点)及び長焦点距離端ftでの第1レンズ
群L1、第1サブ群S1(第2レンズ群L2)、第2サ
ブ群S2(第3レンズ群L3)及び第4レンズ群L4の
位置を適当に定めることにより、常時正しく像面に結像
するような解が存在する。そして、このようなズーミン
グ基礎軌跡によると、高ズーム比でありながら小型のズ
ームレンズ系が得られる。
【0036】図3は、本発明によるズームレンズ系の第
3の実施形態を示している。この実施形態は、第2の実
施形態における最も物体側の正レンズ群L1を負レンズ
群L1に代えたもので、他は第2の実施形態と同様であ
る。
【0037】図4は、本発明によるズームレンズ系の第
4の実施形態を示している。このズームレンズ系は、物
体側から順に、全体として正のパワーの第1変倍レンズ
群10と、全体として負のパワーの第2変倍レンズ群2
0からなっており、第1変倍レンズ群10は、物体側か
ら順に、負のパワーの第1レンズ群L1(第1サブ群S
1)と正のパワーの第2レンズ群L2(第2サブ群S
2)とからなり、第2変倍レンズ群20は、物体側から
順に、正のパワーの第3レンズ群L3(第3サブ群S
3)と負のパワーの第4レンズ群L4(第4サブ群S
4)とから構成されている。
【0038】第1変倍レンズ群10中の第2サブ群S2
は、第1群枠11に固定されており、第1サブ群S1を
支持した可動サブ群枠12は、第1群枠11に形成した
ガイド溝13内で光軸方向に一定距離移動可能である。
第1サブ群S1は、可動サブ群枠12がガイド溝13の
前端部に当接する物体側の移動端と、後端部に当接する
像面側の移動端との2位置を択一してとる。同様に、第
2変倍レンズ群20中の第4サブ群S4は、第2群枠2
1に固定されており、第3サブ群S3を支持した可動サ
ブ群枠22は、第2群枠21に形成したガイド溝23内
で光軸方向に一定距離移動可能である。第3サブ群S3
は、可動サブ群枠22がガイド溝23の前端部に当接す
る物体側の移動端と、後端部に当接する像面側の移動端
との2位置を択一してとる。絞りDは、第1変倍レンズ
群10(第1群枠11)と一緒に移動する。
【0039】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13と23内での第1群枠11(第1サブ群S1)と第
2群枠21(第3サブ群S3)の移動を伴って、次のよ
うに設定されている。
【0040】A;短焦点距離端fwから中間焦点距離f
mまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第1サブ
群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔(第1の
間隔、広間隔)d1を保持し、第3サブ群S3は第4サ
ブ群S4に対して離間した間隔(第1の間隔、広間隔)
d3をとる。そして、第1変倍レンズ群10(第1群枠
11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠21)は、互
いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
る。
【0041】B;中間焦点距離fmにおいて、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Zw内
の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動する。
また、第1サブ群S1は、第1群枠11のガイド溝13
内で像面側の移動端に達し、第2サブ群S2に対して接
近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとり、第3サ
ブ群S3は第4サブ群S4に対して接近した間隔(第2
の間隔、狭間隔)d4をとる。
【0042】C;中間焦点距離fmから長焦点距離端f
tまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第1サブ
群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間隔(狭間
隔)d2を保持し、第3サブ群S3は第4サブ群S4に
対して接近した間隔(狭間隔)d4を保持する。そし
て、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)は、中間焦点距離fmで
の像面側への移動後の位置を基準にして、互いの空気間
隔を変化させながらともに物体側に移動する。
【0043】図では、便宜上、第1変倍レンズ群10
(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠2
1)のズーミング基礎軌跡を線形で描いているが、実際
には非線形である。
【0044】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第1変倍レンズ群10(第1群枠11)を移
動させて)行う。
【0045】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、第1ないし第3の実施形態と同じく、中間焦点距
離fmにおいて不連続であるが、短焦点距離端fw、中
間焦点距離fm(不連続点)及び長焦点距離端ftでの
第1サブ群S1(第1レンズ群L1)、第2サブ群S2
(第2レンズ群L2)、第3サブ群S3(第3レンズ群
L3)及び第4サブ群S4(第4レンズ群L4)の位置
を適当に定めることにより、常時正しく像面に結像する
ような解が存在する。そして、このようなズーミング基
礎軌跡によると、高ズーム比でありながら小型のズーム
レンズ系が得られる。
【0046】図5は、本発明によるズームレンズ系の第
5の実施形態を示している。このズームレンズ系は、物
体側から順に、全体として正のパワーの第1変倍レンズ
群10と、全体として負のパワーの第2変倍レンズ群2
0からなっており、第1変倍レンズ群10は、物体側か
ら順に、負のパワーの第1レンズ群L1(第1サブ群S
1)と正のパワーの第2レンズ群L2(第2サブ群S
2)とからなり、第2変倍レンズ群20は、物体側から
順に、正のパワーの第3レンズ群L3(第3サブ群S
3)と負のパワーの第4レンズ群L4(第4サブ群S
4)とから構成されている。
【0047】第1変倍レンズ群10中の第2サブ群S2
は、第1群枠11に固定されており、第1サブ群S1を
支持した可動サブ群枠12は、第1群枠11に形成した
ガイド溝13内で光軸方向に一定距離移動可能である。
第1サブ群S1は、可動サブ群枠12がガイド溝13の
前端部に当接する物体側の移動端と、後端部に当接する
像面側の移動端との2位置を択一してとる。同様に、第
2変倍レンズ群20中の第4サブ群S4は、第2群枠2
1に固定されており、第3サブ群S3を支持した可動サ
ブ群枠22は、第2群枠21に形成したガイド溝23内
で光軸方向に一定距離移動可能である。第3サブ群S3
は、可動サブ群枠22がガイド溝23の前端部に当接す
る物体側の移動端と、後端部に当接する像面側の移動端
との2位置を択一してとる。絞りDは、第1変倍レンズ
群10(第1群枠11)と一緒に移動する。
【0048】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13と23内での第1群枠11(第1サブ群S1)と第
2群枠21(第3サブ群S3)の移動を伴って、次のよ
うに設定されている。
【0049】A;短焦点距離端fwから第一の中間焦点
距離fm1までの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、
第1サブ群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔
(第1の間隔、広間隔)d1を保持し、第3サブ群S3
は第4サブ群S4に対して離間した間隔(第1の間隔、
広間隔)d3をとる。そして、第1変倍レンズ群10
(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠2
1)は、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側
に移動する。
【0050】B;中間焦点距離fm1において、第1変
倍レンズ群10(第1群枠11)及び第2変倍レンズ群
20(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Z
w内の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動す
る。また、第1サブ群S1は、第1群枠11のガイド溝
13内で像面側の移動端に達し、第2サブ群S2に対し
て接近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0051】C;第一の中間焦点距離fm1から第二の
中間焦点距離fm2までの中間ズーミング域Zmでは、
第1サブ群S1は第2サブ群S2に対して接近した間隔
(第2の間隔、狭間隔)d2を保持し、第3サブ群S3
は第4サブ群S4に対して離間した間隔(第1の間隔、
広間隔)d3を保持する。そして、第1変倍レンズ群1
0(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠
21)は、第一の中間焦点距離fm1での像面側への移
動後の位置を基準にして、互いの空気間隔を変化させな
がらともに物体側に移動する。
【0052】D;第二の中間焦点距離fm2において、
第1変倍レンズ群10(第1群枠11)及び第2変倍レ
ンズ群20(第2群枠21)は、中間ズーミング域Zm
内の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動す
る。また、第3サブ群S3は、第2群枠21のガイド溝
23内で像面側の移動端に達し、第4サブ群S4に対し
て接近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d4をとる。
【0053】E;第二の中間焦点距離fm2から長焦点
距離端ftまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、
第1サブ群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間
隔(狭間隔)d2を保持し、第3サブ群S3は第4サブ
群S4に対して接近した間隔(狭間隔)d4を保持す
る。そして、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と
第2変倍レンズ群20(第2群枠21)は、第二の中間
焦点距離fm2での像面側への移動後の位置を基準にし
て、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移
動する。
【0054】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)のズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、
実際には直線であるとは限らない。
【0055】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第1変倍レンズ群10(第1群枠11)を移
動させて)行う。
【0056】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、第1ないし第4の実施形態と同じく、中間焦点距
離fmにおいて不連続であるが、短焦点距離端fw、第
一、第二の中間焦点距離fm1、fm2(不連続点)及
び長焦点距離端ftでの第1サブ群S1(第1レンズ群
L1)、第2サブ群S2(第2レンズ群L2)、第3サ
ブ群S3(第3レンズ群L3)及び第4サブ群S4(第
4レンズ群L4)の位置を適当に定めることにより、常
時正しく像面に結像するような解が存在する。そして、
このようなズーミング基礎軌跡によると、高ズーム比で
ありながら小型のズームレンズ系が得られる。
【0057】図6は、本発明によるズームレンズ系の第
6の実施形態を示している。このズームレンズ系は、物
体側から順に、全体として正のパワーの第1変倍レンズ
群10と、全体として負のパワーの第2変倍レンズ群2
0からなっており、第1変倍レンズ群10は、物体側か
ら順に、負のパワーの第1レンズ群L1(第1サブ群S
1)と正のパワーの第2レンズ群L2(第2サブ群S
2)とからなり、第2変倍レンズ群20は、物体側から
順に、正のパワーの第3レンズ群L3(第3サブ群S
3)と負のパワーの第4レンズ群L4(第4サブ群S
4)とから構成されている。
【0058】第1変倍レンズ群10中の第2サブ群S2
は、第1群枠11に固定されており、第1サブ群S1を
支持した可動サブ群枠12は、第1群枠11に形成した
ガイド溝13内で光軸方向に一定距離移動可能である。
第1サブ群S1は、可動サブ群枠12がガイド溝13の
前端部に当接する物体側の移動端と、後端部に当接する
像面側の移動端との2位置を択一してとる。同様に、第
2変倍レンズ群20中の第4サブ群S4は、第2群枠2
1に固定されており、第3サブ群S3を支持した可動サ
ブ群枠22は、第2群枠21に形成したガイド溝23内
で光軸方向に一定距離移動可能である。第3サブ群S3
は、可動サブ群枠22がガイド溝23の前端部に当接す
る物体側の移動端と、後端部に当接する像面側の移動端
との2位置を択一してとる。絞りDは、第1変倍レンズ
群10(第1群枠11)と一緒に移動する。
【0059】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13と23内での第1群枠11(第1サブ群S1)と第
2群枠21(第3サブ群S3)の移動を伴って、次のよ
うに設定されている。
【0060】A;短焦点距離端fwから第一の中間焦点
距離fm1までの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、
第1サブ群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔
(第1の間隔、広間隔)d1を保持し、第3サブ群S3
は第4サブ群S4に対して離間した間隔(第1の間隔、
広間隔)d3をとる。そして、第1変倍レンズ群10
(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠2
1)は、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側
に移動する。
【0061】B;中間焦点距離fm1において、第1変
倍レンズ群10(第1群枠11)及び第2変倍レンズ群
20(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Z
w内の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動す
る。また、第3サブ群S3は、第2群枠21のガイド溝
23内で像面側の移動端に達し、第4サブ群S4に対し
て接近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d4をとる。
【0062】C;第一の中間焦点距離fm1から第二の
中間焦点距離fm2までの中間ズーミング域Zmでは、
第1サブ群S1は第2サブ群S2に対して離隔した間隔
(第1の間隔、広間隔)d1を保持し、第3サブ群S3
は第4サブ群S4に対して接近した間隔(第2の間隔、
狭間隔)d4を保持する。そして、第1変倍レンズ群1
0(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群枠
21)は、、第一の中間焦点距離fm1での像面側への
移動後の位置を基準にして、互いの空気間隔を変化させ
ながらともに物体側に移動する。
【0063】D;第二の中間焦点距離fm2において、
第1変倍レンズ群10(第1群枠11)及び第2変倍レ
ンズ群20(第2群枠21)は、中間ズーミング域Zm
内の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動す
る。また、第1サブ群S1は、第1群枠11のガイド溝
13内で像面側の移動端に達し、第2サブ群S2に対し
て接近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0064】E;第二の中間焦点距離fm2から長焦点
距離端ftまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、
第1サブ群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間
隔(狭間隔)d2を保持し、第3サブ群S3は第4サブ
群S4に対して接近した間隔(狭間隔)d4を保持す
る。そして、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と
第2変倍レンズ群20(第2群枠21)は、第二の中間
焦点距離fm2での像面側への移動後の位置を基準にし
て、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移
動する。
【0065】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)のズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、
実際には直線であるとは限らない。
【0066】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第1変倍レンズ群10(第1群枠11)を移
動させて)行う。
【0067】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、第1ないし第5の実施形態と同じく、中間焦点距
離fmにおいて不連続であるが、短焦点距離端fw、第
一、第二の中間焦点距離fm1、fm2(不連続点)及
び長焦点距離端ftでの第1サブ群S1(第1レンズ群
L1)、第2サブ群S2(第2レンズ群L2)、第3サ
ブ群S3(第3レンズ群L3)及び第4サブ群S4(第
4レンズ群L4)の位置を適当に定めることにより、常
時正しく像面に結像するような解が存在する。そして、
このようなズーミング基礎軌跡によると、高ズーム比で
ありながら小型のズームレンズ系が得られる。
【0068】図7は、本発明によるズームレンズ系の第
7の実施形態を示している。このズームレンズ系は、物
体側から順に、全体として正のパワーの第1変倍レンズ
群10と、負のパワーの第2変倍レンズ群20からなっ
ている。第1変倍レンズ群10は、物体側から順に、正
のパワーの第1レンズL1(第1サブ群S1)、負のパ
ワーの第2レンズ群L2(第2サブ群S2)、及び正の
パワーの第3レンズ群L3(第3サブ群S3)からな
り、第2変倍レンズ群20は負のパワーの第4レンズ群
L4からなっている。第1変倍レンズ群10の第1サブ
群S1と第3サブ群S3は、第1群枠11に固定されて
おり、第2サブ群S2を支持する可動サブ群枠12は、
第1群枠11に形成したガイド溝13内で光軸方向に一
定距離移動可能である。第2サブ群S2は、可動サブ群
枠12がガイド溝13の前端部に当接する物体側の移動
端と、後端部に当接する像面側の移動端との2位置を択
一してとる。第4レンズ群L4は、第2群枠21に固定
されている。絞りDは、第1変倍レンズ群10(第1群
枠11)と一緒に移動する。
【0069】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13内での第1群枠11(第2サブ群S2)の移動を伴
って、次のように設定されている。
【0070】A;短焦点距離端fwから中間焦点距離f
mまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第2サブ
群S2は第1サブ群S1に対して接近した狭間隔、第3
サブ群S3に対して離間した広間隔を保持する。そし
て、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)は、互いの空気間隔を変
化させながらともに物体側に移動する。
【0071】B;中間焦点距離fmにおいて、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Zw内
の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動する。
また、第2サブ群S2は、第1群枠11のガイド溝13
内で像面側の移動端に達し、第1サブ群S1に対して離
隔した広間隔、第3サブ群S3に対して接近した狭間隔
をとる。
【0072】C;中間焦点距離fmから長焦点距離端f
tまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第2サブ
群S2は、第1サブ群S1に対して離隔した広間隔、第
3サブ群S3に対して接近した狭間隔を保持する。そし
て、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)は、中間焦点距離fmで
の像面側への移動後の位置を基準にして、互いの空気間
隔を変化させながらともに物体側に移動する。
【0073】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)のズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、
実際には直線であるとは限らない。
【0074】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1ないし第3サブ群S3を一体に移動
させて(つまり第1変倍レンズ群10(第1群枠11)
を移動させて)行う。
【0075】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、第1ないし第6の実施形態と同じく、中間焦点距
離fmにおいて不連続であるが、短焦点距離端fw、中
間焦点距離fm(不連続点)及び長焦点距離端ftでの
第1サブ群S1(第1レンズ群L1)、第2サブ群S2
(第2レンズ群L2)、第3サブ群S3(第3レンズ群
L3)及び第4レンズ群L4の位置を適当に定めること
により、常時正しく像面に結像するような解が存在す
る。そして、このようなズーミング基礎軌跡によると、
高ズーム比でありながら小型のズームレンズ系が得られ
る。
【0076】前述のように、本発明のズームレンズ系
は、撮影レンズ系とファインダ光学系が別々の光軸を有
するカメラの撮影レンズ系として用いるのが実際的であ
る。そして、各レンズ群の撮影時のズーミング時の停止
位置は、ズーミング基礎軌跡上において、ステップワイ
ズに定める、つまり複数段の焦点距離ステップとするの
がよい。図8、図9は、各レンズ群のズーミング時の停
止位置をステップワイズにした場合の例を示している。
この例は、図1の第一の実施形態を例にしたもので、図
1の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して
いる。ズーミング基礎軌跡は、破線で示しており、撮影
時の第1群枠11と第2群枠21のズーミング時の停止
位置を、破線のズーミング軌跡上に黒丸で示している。
また、図9は、図8の黒丸を滑らかな曲線で接続した移
動軌跡を実線で描いたもので、実際の機械構成では、第
1群枠11と第2群枠21をこのように移動させること
ができる。
【0077】以上の各実施形態では、便宜上、各レンズ
群を単レンズとして図示したが、これらは勿論複数のレ
ンズから構成することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、高ズーム比で小型のズ
ームレンズ系が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームレンズ系の第1の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図2】本発明によるズームレンズ系の第2の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図3】本発明によるズームレンズ系の第3の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図4】本発明によるズームレンズ系の第4の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図5】本発明によるズームレンズ系の第5の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図6】本発明によるズームレンズ系の第6の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図7】本発明によるズームレンズ系の第7の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図8】本発明によるズームレンズ系の構成レンズ群の
撮影時の停止位置の例を示す図である。
【図9】同停止位置の例と、実際のレンズ群の移動軌跡
の例を示す図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 S1 第1サブ群 S2 第2サブ群 S3 第3サブ群 S4 第4サブ群 10 第1変倍レンズ群 11 第1群枠 12 可動サブ群枠 13 ガイド溝 20 第2変倍レンズ群 21 第2群枠 22 可動サブ群枠 23 ガイド溝 30 第3変倍レンズ群 31 第3群枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 孝之 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 石井 慎一郎 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA01 MA12 MA13 SA00 SA06 SA10 SA13 SA14 SA16 SA20 SA62 SA63 SA64 SA81

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離を変化させるために相対移動す
    る複数の変倍レンズ群からなるズームレンズ系におい
    て、 上記複数の変倍レンズ群の少なくとも1つのレンズ群
    を、2以上のサブ群を有し、いずれか1つのサブ群が他
    のサブ群に対して光軸方向に可動である切替群となし、 この切替群中の可動サブ群を、ズームレンズ系の可変焦
    点距離域のうちの第1の焦点距離域において他のサブ群
    とのレンズ間隔を第1の状態に保ち、上記第1の焦点距
    離域とは異なる領域を含む第2の焦点距離領域において
    他のサブ群とのレンズ間隔を上記第1の状態とは異なる
    第2の状態に保つことを特徴とするズームレンズ系。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズームレンズ系におい
    て、切替群中の2つのサブ群を第1の状態と第2の状態
    との間で切り換えるとき、該切替群と他の変倍レンズ群
    との間隔を変化させるズームレンズ系。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のズームレンズ系
    において、変倍レンズ群は前後2群が備えられ、切替群
    は、前群または後群であるズームレンズ系。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のズームレンズ系
    において、変倍レンズ群は前後3群が備えられ、切替群
    は、3群のうちのいずれか1群であるズームレンズ系。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のズームレンズ系におい
    て、切替群は、3群の中間の2群であるズームレンズ
    系。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載の
    ズームレンズ系において、切替群は同時に焦点調節用の
    フォーカスレンズ群であるズームレンズ系。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のズームレンズ系におい
    て、切替群は、複数が備えられているズームレンズ系。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のズームレンズ系におい
    て、切替群中の可動サブ群の他のサブ群との間隔を第1
    の状態と第2の状態とに切り換える境界の中間焦点距離
    は、複数の切替群において同一であるズームレンズ系。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のズームレンズ系におい
    て、切替群中の可動サブ群の他のサブ群との間隔を第1
    の状態と第2の状態とに切り換える境界の中間焦点距離
    は、複数の切替群において互いに異なるズームレンズ
    系。
  10. 【請求項10】 物体側から順に、負のパワーの第1レ
    ンズ群と、正のパワーの第2レンズ群と、負のパワーの
    第3レンズ群とからなり、各群間の相対距離を変更する
    ことにより、全系の焦点距離を短焦点距離端と長焦点距
    離端の間で変化させるズームレンズ系において、 上記第1ないし第3レンズ群は、次のA、B、Cのズー
    ミング基礎軌跡を有することを特徴とするズームレンズ
    系。 A;上記短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点
    距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群
    は第1の間隔を保持して一体に、第3レンズ群との空気
    間隔を変化させながら該第3レンズ群とともに物体側に
    移動する。 B;上記中間焦点距離において、第1レンズ群と第2レ
    ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
    における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
    上記第1の間隔より狭め、第3レンズ群は、短焦点距離
    側ズーミング域内の長焦点側端部における位置より像面
    側に移動する。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
    離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群
    は、上記第1の間隔より狭い第2の間隔を保持して一体
    に、第3レンズ群との空気間隔を変化させながら該第3
    レンズ群とともに物体側に移動する。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のズームレンズ系にお
    いて、第1レンズ群と第2レンズ群は、焦点距離域に拘
    わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレンズ
    群であるズームレンズ系。
  12. 【請求項12】 物体側から順に、正のパワーの第1レ
    ンズ群と、負のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの
    第3レンズ群と、負のパワーの第4レンズ群とからな
    り、各群間の相対距離を変更することにより、全系の焦
    点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の間で変化させる
    ズームレンズ系において、 上記第1ないし第4レンズ群は、次のA、B、Cのズー
    ミング基礎軌跡を有することを特徴とするズームレンズ
    系。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
    側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群は第
    1の間隔を保持して一体に、第1レンズ群及び第4レン
    ズ群との空気間隔を変化させながら該第1レンズ群及び
    第4レンズ群とともに物体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第2レンズ群と第3レ
    ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
    における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
    上記第1の間隔より狭め、第1レンズ群及び第4レンズ
    群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部にお
    ける位置より像面側に移動する。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
    離側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群
    は、上記第1の間隔より狭い第2の間隔を保持して一体
    に、第1レンズ群及び第4レンズ群との空気間隔を変化
    させながら該第1レンズ群及び第4レンズ群とともに物
    体側に移動する。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のズームレンズ系にお
    いて、第2レンズ群と第3レンズ群は、焦点距離域に拘
    わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレンズ
    群であるズームレンズ系。
  14. 【請求項14】 物体側から順に、負のパワーの第1レ
    ンズ群と、負のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの
    第3レンズ群と、負のパワーの第4レンズ群とからな
    り、各群間の相対距離を変更することにより、全系の焦
    点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の間で変化させる
    ズームレンズ系において、 上記第1ないし第4レンズ群は、次のA、B、Cのズー
    ミング基礎軌跡を有することを特徴とするズームレンズ
    系。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
    側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群は第
    1の間隔を保持して一体に、第1レンズ群及び第4レン
    ズ群との空気間隔を変化させながら該第1レンズ群及び
    第4レンズ群とともに物体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第2レンズ群と第3レ
    ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
    における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
    上記第1の間隔より狭め、第1レンズ群及び第4レンズ
    群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部にお
    ける位置像面側に移動する。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
    離側ズーミング域では、第2レンズ群と第3レンズ群
    は、上記第1の間隔より狭い第2の間隔を保持して一体
    に、第1レンズ群及び第4レンズ群との空気間隔を変化
    させながら該第1レンズ群及び第4レンズ群とともに物
    体側に移動する。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のズームレンズ系にお
    いて、第2レンズ群と第3レンズ群は、焦点距離域に拘
    わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレンズ
    群であるズームレンズ系。
  16. 【請求項16】 物体側から順に、負のパワーの第1レ
    ンズ群と、正のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの
    第3レンズ群と、負のパワーの第4レンズ群とからな
    り、各群間の相対距離を変更することにより、全系の焦
    点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の間で変化させる
    ズームレンズ系において、 上記第1ないし第4レンズ群は、次のA、B、Cのズー
    ミング基礎軌跡を有することを特徴とするズームレンズ
    系。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
    側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は広
    間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は広間隔を
    保持し、この広間隔の第1レンズ群と第2レンズ群、広
    間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空気間隔
    を変化させながらともに物体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第1レンズ群と第2レ
    ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
    における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
    上記広間隔より狭い狭間隔とし、第3レンズ群と第4レ
    ンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点側端部
    における位置よりも像面側に移動して、かつその間隔を
    上記広間隔より狭い狭間隔とする。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
    離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は
    狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は狭間隔
    を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第2レンズ群、
    及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空
    気間隔を変化させながらともに物体側に移動する。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のズームレンズ系にお
    いて、第1レンズ群と第2レンズ群は、焦点距離域に拘
    わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレンズ
    群であるズームレンズ系。
  18. 【請求項18】 物体側から順に、負のパワーの第1レ
    ンズ群と、正のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの
    第3レンズ群と、負のパワーの第4レンズ群とからな
    り、各群間の相対距離を変更することにより、全系の焦
    点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の間で変化させる
    ズームレンズ系において、 上記第1ないし第4レンズ群は、次のA、B、C、D、
    Eのズーミング基礎軌跡を有することを特徴とするズー
    ムレンズ系。 A;短焦点距離端から第一の中間の焦点距離までの短焦
    点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ
    群は広間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は広
    間隔を保持し、この広間隔の第1レンズ群と第2レンズ
    群、広間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空
    気間隔を変化させながらともに物体側に移動する。 B;上記第一の中間焦点距離において、第1レンズ群と
    第2レンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点
    側端部における位置よりも像面側に移動して、かつその
    間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第3レンズ群と
    第4レンズ群は、一体に像面側に移動する。 C;上記第一の中間焦点距離から第二の中間焦点距離ま
    での中間焦点距離ズーミング域では、第1レンズ群と第
    2レンズ群は狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レン
    ズ群は広間隔を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第
    2レンズ群、広間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、
    互いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
    る。 D;上記第二の中間焦点距離において、第3レンズ群と
    第4レンズ群は、上記中間焦点距離ズーミング域内の長
    焦点側端部における位置よりも像面側に移動して、かつ
    その間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第1レンズ
    群と第2レンズ群は、一体に像面側に移動する。 E;上記第二の中間焦点距離から長焦点距離端までの長
    焦点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レン
    ズ群は狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は
    狭間隔を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第2レン
    ズ群、及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互
    いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
    る。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のズームレンズ系にお
    いて、第1レンズ群と第2レンズ群は、焦点距離域に拘
    わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレンズ
    群であるズームレンズ系。
  20. 【請求項20】 物体側から順に、負のパワーの第1レ
    ンズ群と、正のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの
    第3レンズ群と、負のパワーの第4レンズ群とからな
    り、各群間の相対距離を変更することにより、全系の焦
    点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の間で変化させる
    ズームレンズ系において、 上記第1ないし第4レンズ群は、次のA、B、C、D、
    Eのズーミング基礎軌跡を有することを特徴とするズー
    ムレンズ系。 A;短焦点距離端から第一の中間の焦点距離までの短焦
    点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ
    群は広間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は広
    間隔を保持し、この広間隔の第1レンズ群と第2レンズ
    群、広間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互いの空
    気間隔を変化させながらともに物体側に移動する。 B;上記第一の中間焦点距離において、第3レンズ群と
    第4レンズ群は、短焦点距離側ズーミング域内の長焦点
    側端部における位置よりも像面側に移動して、かつその
    間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第1レンズ群と
    第2レンズ群は、一体に像面側に移動する。 C;上記第一の中間焦点距離から第二の中間焦点距離ま
    での中間焦点距離ズーミング域では、第1レンズ群と第
    2レンズ群は広間隔を保持し、第3レンズ群と第4レン
    ズ群は狭間隔を保持し、この広間隔の第1レンズ群と第
    2レンズ群、及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群
    は、互いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移
    動する。 D;上記第二の中間焦点距離において、第1レンズ群と
    第2レンズ群は、上記中間焦点距離ズーミング域内の長
    焦点側端部における位置よりも像面側に移動して、かつ
    その間隔を上記広間隔より狭い狭間隔とし、第3レンズ
    群と第4レンズ群は、一体に像面側に移動する。 E;上記第二の中間焦点距離から長焦点距離端までの長
    焦点距離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レン
    ズ群は狭間隔を保持し、第3レンズ群と第4レンズ群は
    狭間隔を保持し、この狭間隔の第1レンズ群と第2レン
    ズ群、及び狭間隔の第3レンズ群と第4レンズ群は、互
    いの空気間隔を変化させながらともに物体側に移動す
    る。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のズームレンズ系にお
    いて、第1レンズ群と第2レンズ群は、焦点距離域に拘
    わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレンズ
    群であるズームレンズ系。
  22. 【請求項22】 物体側から順に、正のパワーの第1レ
    ンズ群と、負のパワーの第2レンズ群と、正のパワーの
    第3レンズ群と、負のパワーの第4レンズ群とからな
    り、各群間の相対距離を変更することにより、全系の焦
    点距離を短焦点距離端と長焦点距離端の間で変化させる
    ズームレンズ系において、 上記第1ないし第4レンズ群は、次のA、B、Cのズー
    ミング基礎軌跡を有することを特徴とするズームレンズ
    系。 A;短焦点距離端から中間の焦点距離までの短焦点距離
    側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は狭
    間隔、第2レンズ群と第3レンズ群は広間隔を保持し、
    これらの第1ないし第3レンズ群は、第4レンズ群との
    空気間隔を変化させながら、該第4レンズ群とともに物
    体側に移動する。 B;上記中間焦点距離において、第2レンズ群は像面側
    に移動して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を広間
    隔、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔を狭間隔とす
    る。 C;上記中間焦点距離から長焦点距離端までの長焦点距
    離側ズーミング域では、第1レンズ群と第2レンズ群は
    広間隔、第2レンズ群と第3レンズ群は狭間隔を保持
    し、これらの第1ないし第3レンズ群は、第4レンズ群
    との空気間隔を変化させながら、該第4レンズ群ととも
    に物体側に移動する。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のズームレンズ系にお
    いて、第1レンズ群ないし第3レンズ群は、焦点距離域
    に拘わらず、焦点調節時に一体に移動するフォーカスレ
    ンズ群であるズームレンズ系。
  24. 【請求項24】 請求項1ないし23のいずれか1項記
    載のズームレンズ系において、該ズームレンズ系は、撮
    影レンズ系とファインダ光学系が別々の光軸を有するカ
    メラの撮影レンズ系として用いられるズームレンズ系。
  25. 【請求項25】 請求項10ないし24のいずれか1項
    記載のズームレンズ系において、各レンズ群の撮影時の
    停止位置は、ズーミング基礎軌跡上において、ステップ
    ワイズに定められるズームレンズ系。
  26. 【請求項26】 ズーミング時に移動する複数の変倍レ
    ンズ群を有するズームレンズ系において、 少なくとも一つの変倍レンズ群は、複数のサブ群からな
    っていて、これらサブ群のいずれか1つのサブ群は、他
    のサブ群との関係において光軸方向の両移動端のいずれ
    か一方に選択して位置する可動サブ群であること;短焦
    点距離端から中間焦点距離に至る短焦点距離側ズーミン
    グ域と、中間焦点距離から長焦点距離端に至る長焦点距
    離側ズーミング域とで、上記可動サブ群は互いに異なる
    いずれか一方の移動端に位置すること;及び上記複数の
    サブ群を有する変倍レンズ群と他の変倍レンズ群のズー
    ミング基礎軌跡は、上記中間焦点距離において不連続で
    あり、上記可動サブ群の位置に応じ、正しく像面に結像
    するように定められていること;を特徴とするズームレ
    ンズ系。
  27. 【請求項27】 焦点距離を変化させるために相対移動
    する複数の変倍レンズ群からなるズームレンズ系におい
    て、 上記複数の変倍レンズ群の少なくとも1つのレンズ群
    を、2以上のサブ群を有し、いずれか1つのサブ群が他
    のサブ群に対して物体側と像面側のいずれかの移動端に
    可動である切替群となし、 短焦点距離端から中間焦点距離に至る短焦点距離側ズー
    ミング域では、この切替群中の可動サブ群を物体側の移
    動端に保持した状態において、切替群を含む複数の変倍
    レンズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体側に移
    動させ、 中間焦点距離において、切替群中の可動サブ群を像面側
    の移動端に移動させるとともに、切替群を含む複数の変
    倍レンズ群をそれぞれ像面側に移動させ、 中間焦点距離から長焦点距離端に至る長焦点距離側ズー
    ミング域では、切替群中の可動サブ群を像面側の移動端
    に保持した状態において、切替群を含む複数の変倍レン
    ズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体側に移動さ
    せることを特徴とするズームレンズ系。
  28. 【請求項28】 焦点距離を変化させるために相対移動
    する複数の変倍レンズ群からなるズームレンズ系におい
    て、 上記複数の変倍レンズ群中の複数のレンズ群を、2以上
    のサブ群を有し、いずれか1つのサブ群が他のサブ群に
    対して物体側と像面側のいずれかの移動端に可動である
    切替群となし、 短焦点距離端においては、これら切替群中の可動サブ群
    をすべて物体側の移動端に位置させ、 短焦点距離端から長焦点距離端に至る間の複数の中間焦
    点距離において、上記複数の切替群中の可動サブ群を順
    次物体側の移動端から像面側の移動端に移動させるとと
    もに、切替群を含むすべての変倍レンズ群を物体側に移
    動させ、 短焦点距離端から最初の中間焦点距離、複数の中間焦点
    距離の間、及び最後の中間焦点距離から長焦点距離端の
    各ズーミング域においては、切替群を含む複数の変倍レ
    ンズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体側に移動
    させることを特徴とするズームレンズ系。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のズームレンズ系にお
    いて、複数の変倍レンズ群は、全てが切替群であるズー
    ムレンズ系。
  30. 【請求項30】 請求項29記載のズームレンズ系にお
    いて、変倍レンズ群の数は2つであるズームレンズ系。
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