JP3505153B2 - ズームレンズ系 - Google Patents

ズームレンズ系

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JP3505153B2
JP3505153B2 JP2001016967A JP2001016967A JP3505153B2 JP 3505153 B2 JP3505153 B2 JP 3505153B2 JP 2001016967 A JP2001016967 A JP 2001016967A JP 2001016967 A JP2001016967 A JP 2001016967A JP 3505153 B2 JP3505153 B2 JP 3505153B2
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博 野村
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慎一郎 石井
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ズームレンズ系に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ズームレンズ系において、
高ズーム比と小型化は、二律背反的要求であった。例え
ば、小型にできる2群ズームレンズ系において、ズーム
比を大きくするべく構成レンズ群の移動軌跡を定める
(移動軌跡の解を求める)と、テレ側でのレンズ群同士
の干渉、あるいはワイド側でのレンズ群と像面との干渉
が生じる。一方、3群ズームレンズ系では、2群ズーム
レンズ系よりズーム比を大きくできるが、小型化が困難
である。また、さらなる高ズーム比を得るべく構成レン
ズ群のパワーを定めると、各レンズ群の誤差感度が高く
なりすぎ、必要精度が維持できる程の動作機構は現実的
でない。
【0003】
【発明の目的】本発明は、高ズーム比でありながら小型
化できるズームレンズ系を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、焦点距離を変化させるために
相対移動するN個(N=2以上の整数)の変倍レンズ群
からなるズームレンズ系において、N個の変倍レンズ群
の物体側から数えた第iレンズ群(i=1以上の整数)
を、2以上のサブ群を有し、いずれか1つのサブ群が他
のサブ群に対して物体側と像面側のいずれかの移動端に
可動である切替群となし、短焦点距離端から中間切替焦
点距離に至る短焦点距離側ズーミング域では、この第i
レンズ群中の可動サブ群を物体側と像面側のいずれか一
方の移動端に位置させた状態において、第iレンズ群を
含むN個の変倍レンズ群を互いの空気間隔を変化させな
がら物体側に移動させ、中間切替焦点距離において、第
iレンズ群中の可動サブ群を物体側と像面側の他方の移
動端に移動させるとともに、第iレンズ群を含むN個の
変倍レンズ群をそれぞれ像面側に移動させ、中間切替焦
点距離から長焦点距離端に至る長焦点距離側ズーミング
域では、第iレンズ群中の可動サブ群を上記他方の移動
端に位置させた状態において、第iレンズ群を含むN個
の変倍レンズ群を互いの空気間隔を変化させながら物体
側に移動させ、次の条件式(1)を満足することを特徴
としている。 (1)mNT−mNW<0 但し、 mNT;中間切替焦点距離において、切替群中の可動サ
ブ群を上記他方の移動端に位置させたときの最も像面側
の第Nレンズ群の横倍率、 mNW;中間切替焦点距離において、切替群中の可動サ
ブ群を上記一方の移動端に位置させたときの最も像面側
の第Nレンズ群の横倍率、である。
【0005】切替群は最も物体側のレンズ群とすること
ができ(i=1)、この場合、次の条件式(2)を満足
させることが好ましい。 (2)0<(logZ1/logZ)<0.2 但し、 Z=ft/fw Z1=f1t/f1w fw;短焦点距離端における全系の焦点距離、 ft;長焦点距離端における全系の焦点距離、 f1w;短焦点距離側ズーミング域における第1レンズ
群の焦点距離、 f1t;長焦点距離側ズーミング域における第1レンズ
群の焦点距離、である。
【0006】あるいは、切替群より物体側には少なくと
も一つの変倍群を配置することができ(i≧2)、この
場合、次の条件式(2’)を満足させることが好まし
い。 (2’)0<(logZi/logZ)−(logZi’/logZ’)<0.2 但し、 Zi=mit/miw Z’=ft’/fw Zi’=mit’/miw ft’;長焦点距離端において、切替群中の可動サブ群
を上記一方の移動端に位置させたときの全系の焦点距
離、 miw;短焦点距離端における切替群の横倍率、 mit;長焦点距離端における切替群の横倍率、 mit’;長焦点距離端において、切替群中の可動サブ
群を上記一方の移動端に位置させたときの切替群の横倍
率、である。
【0007】本発明のズームレンズ系は、さらに次の条
件式(3)を満足することが好ましい。 (3)0.01<Δdi/fw<0.3 但し、 Δdi;中間切替焦点距離における可動サブ群の移動
量、である。
【0008】切替群は、可動サブ群と他のサブ群の2群
から構成することができ、この場合、その2群のパワー
は異符号とすることが好ましい。
【0009】切替群は、物体側から順に、負、正の2群
から構成することができ、この場合、負のレンズ群を可
動サブ群とすることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるズームレン
ズ系の第1の実施形態を示している。このズームレンズ
系は、物体側から順に、全体として正のパワーの第1変
倍レンズ群10と、全体として負のパワーの第2変倍レ
ンズ群20からなっており(N=2)、第1変倍レンズ
群10は、物体側から順に、負のパワーの第1レンズ群
L1(第1サブ群S1)と正のパワーの第2レンズ群L
2(第2サブ群S2)とからなり、第2変倍レンズ群2
0は負のパワーの第3レンズ群L3からなっている。第
1変倍レンズ群10中の第2サブ群S2は、第1群枠1
1に固定されており、第1サブ群S1の可動サブ群枠1
2は、第1群枠11に形成したガイド溝13内で光軸方
向に一定距離移動可能である。第1サブ群S1は、可動
サブ群枠12がガイド溝13の前端部に当接する物体側
の移動端と、後端部に当接する像面側の移動端との2位
置を択一してとる(i=1)。第3レンズ群L3は、第
2群枠21に固定されている。絞りDは、第1変倍レン
ズ群10(第1群枠11)と一緒に移動する。
【0011】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13内での第1群枠12(第1サブ群S1)の移動を伴
って、次のように設定されている。
【0012】A;短焦点距離端fwから中間切替焦点距
離fmまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第1
サブ群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔(第
1の間隔、広間隔)d1を保持する。そして、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)は、互いの空気間隔を変化させながら
ともに物体側に移動する。
【0013】B;中間切替焦点距離fmにおいて、第1
変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群
20(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Z
w内の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動す
る。また、第1サブ群S1は、第1群枠11のガイド溝
13内で像面側の移動端に達し、第2サブ群S2に対し
て接近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0014】C;中間切替焦点距離fmから長焦点距離
端ftまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第1
サブ群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間隔
(第2の間隔)d2を保持する。そして、第1変倍レン
ズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第
2群枠21)は、中間切替焦点距離fmでの像面側への
移動後の位置を基準にして、互いの空気間隔を変化させ
ながらともに物体側に移動する。
【0015】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)のズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、
実際には直線であるとは限らない。
【0016】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第1変倍レンズ群10(第1群枠11)を移
動させて)行う。
【0017】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、中間切替焦点距離fmにおいて不連続であるが、
短焦点距離端fw、中間切替焦点距離fm(不連続点)
及び長焦点距離端ftでの第1サブ群S1(第1レンズ
群L1)、第2サブ群S2(第2レンズ群L2)及び第
3レンズ群L3の位置を適当に定めることにより、常時
正しく像面に結像するような解が存在する。そして、こ
のようなズーミング基礎軌跡によると、高ズーム比であ
りながら小型のズームレンズ系が得られる。
【0018】本実施形態のズーミング基礎軌跡に解が存
在することは、例えば次の議論から明らかである。本実
施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、負、正、
負のレンズ群に分けることができる。いま、物体側の
負、正のレンズ(第1サブ群S1と第2サブ群S2)
が、短焦点距離端fwと長焦点距離端ftでそれぞれ相
対位置固定の正の前群(第1変倍レンズ群10)を構成
すると考えると、第1サブ群S1と第2サブ群S2の間
隔は、短焦点距離端fwの方が長焦点距離端ftより広
い(d1>d2)から、短焦点距離端fwと長焦点距離
端ftでの第1変倍レンズ群10の焦点距離PwとPt
は、Pt>Pwである。この焦点距離Pwの第1変倍レ
ンズ群10と第2変倍レンズ群20、同Ptの第1変倍
レンズ群10と第2変倍レンズ群20とは別々の2群ズ
ームレンズを構成することができ、それぞれでズーム解
を求めることができる。この2つのズーム解が短焦点距
離側ズーミング域Zw、長焦点距離側ズーミング域Zt
でのズーミング基礎軌跡である。しかし、この2つのズ
ーミング基礎軌跡は、中間切替焦点距離fmにおいて一
致せず不連続となり、かつ前群中の負正のレンズ群の間
隔も同一ではない。逆に言うと、中間切替焦点距離fm
において第1変倍レンズ群10と第2変倍レンズ群20
のズーミング基礎軌跡を不連続とし、第1変倍レンズ群
10中の負正のレンズ群の間隔を変化させることで、ズ
ーミング中の動きとしては実質的な2群ズームレンズ系
でありながら、高ズーム比でかつ小型のズームレンズ系
を得ることができる。この議論は、図1の実施形態につ
いて述べたものであるが、これから説明する他の実施形
態についても、場合によって2群をN群(N≧3)と読
み替えることでそのまま妥当する。
【0019】また、本実施形態のズームレンズ系は、中
間切替焦点距離fmにおいて、第1サブ群S1と第2サ
ブ群S2との間隔を変化させると同時に各群を適当に移
動させることにより、最も像面側の最終レンズ群である
第2レンズ群が、中間切替焦点距離fmにおいて異なる
2つの横倍率を取り得るように各群が変倍動作を行うべ
く条件式(1)を満足させている。ここで、条件式
(1)は以下のように導かれる。まず、中間切替焦点距
離fmに対して、 fm=Pt×mNt=Pw×mNw が成り立つ。上述の通り、Pt>Pwであるから、 mNt<mNw である。従って、mNt−mNw<0(条件式(1))
が成立する。
【0020】中間切替焦点距離fmにおいて条件式
(1)を満足することにより、各群のパワーを上げすぎ
ることなく、また各群の間隔、最終群の像面との間隔を
機械的に構成可能な間隔とした上で、高ズーム比であり
ながら小型のズームレンズ系を得ることができる。条件
式(1)の上限を越えると、即ちmNt−mNw=0
(倍率が変化しない)か、またはmNt−mNw>0で
あると、前者はfmに対して1つの状態しか取り得ない
従来のズームレンズ系を表しているものであり、後者は
バックフォーカスが短い短焦点距離側で最終群と像面と
が干渉したり、各群間隔が接近する長焦点距離側で各群
が干渉したりするため、高ズーム比は達成できない。条
件式(1)は、2群ズームレンズだけでなく、N群(N
≧2)のズームレンズ系一般に成立する。
【0021】図2は、図1のズームレンズ系について、
条件式(2)、(3)を具体的に説明する図である。図
2の上半は、図1に対応し、下半は、切替群が存在しな
い場合、つまり、第1変倍レンズ群10を構成する、負
のパワーの第1レンズ群L1と正のパワーの第2レンズ
群L2が全ズーミング域において相対移動しない場合を
比較のために描いたものである(比較例1)。表1は第
1の実施例及び比較例1のズームレンズ系の諸データで
ある。
【0022】
【表1】
【0023】上半図、下半図において、 fw;短焦点距離端における全系の焦点距離=29m
m、 ft;長焦点距離端における全系の焦点距離=112m
m、 f1w;短焦点距離側ズーミング域における第1レンズ
群の焦点距離=20mm、 f1t;長焦点距離側ズーミング域における第1レンズ
群の焦点距離=23mm、 Δd;中間切替焦点距離における可動サブ群L2の移動
量(d1w−d1t)=3.0mm、 であり、よって、 Z=ft/fw=112/29 Z1=f1t/f1w=23/20 logZ1/logZ=0.10 で与えられ、条件式(2)を満足している。
【0024】上半図と下半図は、第1レンズ群(可動サ
ブ群)L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3同士
の各レンズ構成(パワー)は同一とし、短焦点距離端と
長焦点距離端における第1変倍レンズ群10と第2変倍
レンズ群20の間隔dwとdtが等しいという条件を満
足している。なお、この例では、ft’;(長焦点距離
端において、切替群中(第1変倍レンズ群10)の可動
サブ群L1を物体側の移動端に位置させたときの全系の
焦点距離)=75mmである。
【0025】図3は、本発明によるズームレンズ系の第
2の実施形態を示している。このズームレンズ系は、物
体側から順に、正のパワーの第1変倍レンズ群10、全
体として正のパワーの第2変倍レンズ群20、負のパワ
ーの第3変倍レンズ群30からなっている(N=3)。
第1変倍レンズ群10は正のパワーの第1レンズ群L1
からなり、第2変倍レンズ群20は、物体側から順に、
負のパワーの第2レンズ群L2(第1サブ群S1)と正
のパワーの第3レンズ群L3(第2サブ群S2)とから
なり、第3変倍レンズ群30は負のパワーの第4レンズ
群L4からなっている。第1レンズ群L1は、第1変倍
レンズ群枠11に固定されている。第2変倍レンズ群2
0中の第2サブ群S2は、第2群枠21に固定されてお
り、第1サブ群S1の可動サブ群枠22は、第2群枠2
1に形成したガイド溝23内で光軸方向に一定距離移動
可能である。第1サブ群S1は、可動サブ群枠22がガ
イド溝23の前端部に当接する物体側の移動端と、後端
部に当接する像面側の移動端との2位置を択一してとる
(i=2)。第4レンズ群L4は、第3群枠31に固定
されている。絞りDは、ズーミング時には第2変倍レン
ズ群20(第2群枠21)と一緒に移動する。
【0026】この第2の実施形態のズームレンズ系のズ
ーミング基礎軌跡は、第1変倍レンズ群10(第1群枠
11)、第2変倍レンズ群20(第2群枠21)及び第
3変倍レンズ群30(第3群枠31)の移動、及びガイ
ド溝23内での可動サブ群枠22(第1サブ群S1)の
移動を伴って、次のように設定されている。
【0027】A;短焦点距離端fwから中間切替焦点距
離fmまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第1
サブ群S1は第2サブ群S2に対して離間した間隔(第
1の間隔、広間隔)d1を保持する。そして、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)、及び第3変倍レンズ群30(第3群
枠31)は、互いの空気間隔を変化させながらともに物
体側に移動する。
【0028】B;中間切替焦点距離fmにおいて、第1
変倍レンズ群10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群
20(第2群枠21)、及び第3変倍レンズ群30(第
3群枠31)は、短焦点距離側ズーミング域Zw内の長
焦点側端部における位置よりも像面側に移動する。ま
た、第1サブ群S1は、第2群枠21のガイド溝23内
で像面側の移動端に達し、第2サブ群S2に対して接近
した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0029】C;中間切替焦点距離fmから長焦点距離
端ftまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第1
サブ群S1は、第2サブ群S2に対して接近した間隔
(第2の間隔)d2を保持する。そして、第1変倍レン
ズ群10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20(第
2群枠21)、及び第3変倍レンズ群30(第3群枠3
1)は、中間切替焦点距離fmでの像面側への移動後の
位置を基準にして、互いの空気間隔を変化させながらと
もに物体側に移動する。
【0030】図は、簡易的なもので、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)、第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)及び第3変倍レンズ群30(第3群枠31)の
ズーミング基礎軌跡を直線で描いているが、実際には直
線であるとは限らない。
【0031】フォーカシングは、焦点距離域に拘わら
ず、第1サブ群S1と第2サブ群S2を一体に移動させ
て(つまり第2変倍レンズ群20(第2群枠21)を移
動させて)行う。
【0032】以上のズームレンズ系のズーミング基礎軌
跡は、第1の実施形態と同じく、中間切替焦点距離fm
において不連続であるが、短焦点距離端fw、中間切替
焦点距離fm(不連続点)及び長焦点距離端ftでの第
1レンズ群L1、第1サブ群S1(第2レンズ群L
2)、第2サブ群S2(第3レンズ群L3)及び第4レ
ンズ群L4の位置を適当に定めることにより、常時正し
く像面に結像するような解が存在する。そして、このよ
うなズーミング基礎軌跡によると、高ズーム比でありな
がら小型のズームレンズ系が得られる。
【0033】また、本実施形態のズームレンズ系は、第
1の実施形態と同様に、中間切替焦点距離fmにおい
て、第1サブ群S1と第2サブ群S2との間隔を変化さ
せると同時に各群を適当に移動させることにより、最も
像面側の最終レンズ群である第3レンズ群が、中間切替
焦点距離fmにおいて異なる2つの横倍率を取り得るよ
うに各群が変倍動作を行うべく条件式(1)を満足させ
ている。
【0034】図4は、図3のズームレンズ系について、
条件式(2’)、(3)を具体的に説明する図である。
図4の上半は、図3に対応し、下半は、切替群が存在し
ない場合、つまり、第2変倍レンズ群20を構成する、
負のパワーの第2レンズ群L2と正のパワーの第3レン
ズ群L3が全ズーミング域において相対移動しない場合
を比較のために描いたものである(比較例2)。表2は
第2の実施例及び比較例2のズームレンズ系の諸データ
である。
【0035】
【表2】
【0036】上半図、下半図において、 fw;短焦点距離端における全系の焦点距離=39m
m、 ft;長焦点距離端における全系の焦点距離=160m
m、 ft’;(長焦点距離端において、切替群(第2変倍レ
ンズ群20)中の可動サブ群L1を物体側の移動端に位
置させたときの全系の焦点距離)=114mm、 m2w;短焦点距離端における切替群(第2変倍レンズ
群20)の横倍率=0.384、 m2t;長焦点距離端における切替群(第2変倍レンズ
群20)の横倍率=0.583、 m2t’;(長焦点距離端において、切替群(第2変倍
レンズ群20)中の可動サブ群L1を物体側の移動端に
位置させたときの切替群の横倍率)=0.508、Δ
d;中間切替焦点距離における可動サブ群L2の移動量
(d2w−d2t)=5.92mm、 であり、よって、 Z=ft/fw=160/39 Z2=m2t/m2w=0.583/0.384 Z’=ft’/fw=114/39 Z2’=m2t’/m2w=0.508/0.384 (logZ2/logZ)−(logZ2’/logZ’)=0.0
4 で与えられ、条件式(2’)を満足している。
【0037】条件式(2)、(2’)は、さらに好まし
い結果をもたらすための条件であり、中間切替焦点距離
fmにおける切替動作に伴う切替群の変倍比と、全系の
変倍比との比に関する。条件式(2)、(2’)の上限
を越えると、切替群中の可動サブ群の移動量が大きくな
り、その結果、径、全長ともに大きくなり、全体の大型
化を招く。また、条件式(2)、(2’)の下限を越え
ると、切替群中の可動サブ群による効果が小さくなり、
小型化、高変倍化の達成が困難になる。
【0038】条件式(3)は、切替群中の可動サブ群の
移動量に関するものである。この条件式を満足すること
により、切替群中の可動サブ群の移動量を抑え、径、全
長を抑えながら、可動サブ群による変倍効果を発生さ
せ、高ズーム比かつ小型化が達成できる。条件式(3)
の上限を越えて切替群中の可動サブ群の移動量が大きく
なると、径、全長ともに大きくなり、全体の大型化を招
く。また、条件式(3)の下限を越えると、切替群中の
可動サブ群による効果が小さくなり、小型化、高変倍化
の達成が困難になる。
【0039】以上の各実施例では、切替群中の第1サブ
群S1が第2サブ群S2に対して可動であるが(第2サ
ブ群S2が第1群枠11または第2群枠21に固定さ
れ、第1サブ群S1が第1群枠11または第2群枠21
に対して移動可能とした)、この関係は逆にすることも
できる。図7は、図1の実施形態を変形し、切替群中の
第1サブ群S2が第1サブ群S1に対して可動とした
(第1サブ群S2が第1群枠11に固定され、第2サブ
群S2が第1群枠11に対して移動可能とした)実施形
態を示している。すなわち、図7に示すズームレンズ系
は、物体側から順に、全体として正のパワーの第1変倍
レンズ群10と、全体として負のパワーの第2変倍レン
ズ群20からなっており(N=2)、第1変倍レンズ群
10は、物体側から順に、負のパワーの第1レンズ群L
1(第1サブ群S1)と正のパワーの第2レンズ群L2
(第2サブ群S2)とからなり、第2変倍レンズ群20
は負のパワーの第3レンズ群L3からなっている。第1
変倍レンズ群10中の第1サブ群S1は、第1群枠11
に固定されており、第2サブ群S1の可動サブ群枠1
2’は、第1群枠11に形成したガイド溝13’内で光
軸方向に一定距離移動可能である。第2サブ群S2は、
可動サブ群枠12’がガイド溝13’の前端部に当接す
る物体側の移動端と、後端部に当接する像面側の移動端
との2位置を択一してとる。第3レンズ群L3は、第2
群枠21に固定されている。絞りDは、第1変倍レンズ
群10(第1群枠11)と一緒に移動する。
【0040】このズームレンズ系のズーミング基礎軌跡
は、第1変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍
レンズ群20(第2群枠21)との移動、及びガイド溝
13内での第1群枠12(第1サブ群S1)の移動を伴
って、次のように設定されている。
【0041】A;短焦点距離端fwから中間切替焦点距
離fmまでの短焦点距離側ズーミング域Zwでは、第2
サブ群S2は第1サブ群S1に対して離間した間隔(第
1の間隔、広間隔)d1を保持する。そして、第1変倍
レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20
(第2群枠21)は、互いの空気間隔を変化させながら
ともに物体側に移動する。
【0042】B;中間切替焦点距離fmにおいて、第1
変倍レンズ群10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群
20(第2群枠21)は、短焦点距離側ズーミング域Z
w内の長焦点側端部における位置よりも像面側に移動す
る。また、第2サブ群S2は、第1群枠11のガイド溝
13’内で物体側の移動端に達し、第1サブ群S1に対
して接近した間隔(第2の間隔、狭間隔)d2をとる。
【0043】C;中間切替焦点距離fmから長焦点距離
端ftまでの長焦点距離側ズーミング域Ztでは、第2
サブ群S2は第1サブ群S1に対して接近した間隔(第
2の間隔)d2を保持する。そして、第1変倍レンズ群
10(第1群枠11)と第2変倍レンズ群20(第2群
枠21)は、中間切替焦点距離fmでの像面側への移動
後の位置を基準にして、互いの空気間隔を変化させなが
らともに物体側に移動する。
【0044】この図7の実施形態においても、条件式
(1)ないし(3)についての以上の議論はそのまま妥
当する。
【0045】本発明のズームレンズ系は、撮影レンズ系
とファインダ光学系が別々の光軸を有するカメラの撮影
レンズ系として用いるのが実際的である。そして、各レ
ンズ群の撮影時のズーミング時の停止位置は、ズーミン
グ基礎軌跡上において、ステップワイズに定める、つま
り複数段の焦点距離ステップとするのがよい。図5、図
6は、各レンズ群のズーミング時の停止位置をステップ
ワイズにした場合の例を示している。この例は、図1の
第一の実施形態を例にしたもので、図1の構成要素と同
一の構成要素には同一の符号を付している。ズーミング
基礎軌跡は、破線で示しており、撮影時の第1群枠11
と第2群枠21のズーミング時の停止位置を、破線のズ
ーミング軌跡上に黒丸で示している。また、図6は、図
5の黒丸を滑らかな曲線で接続した移動軌跡を実線で描
いたもので、実際の機械構成では、第1群枠11と第2
群枠21をこのように移動させることができる。
【0046】以上の各実施形態では、便宜上、各レンズ
群を単レンズとして図示したが、これらは勿論複数のレ
ンズから構成することができる。
【0047】各条件式の各実施形態に対する値を表3に
示す。
【表3】 第1の実施例は、条件式(1)、(2)、(3)を満足
し、第2の実施例は条件式(1)、(2’)、(3)を
満足している。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、高ズーム比で小型のズ
ームレンズ系が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームレンズ系の第1の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図2】本発明によるズームレンズ系の条件式を図1の
レンズ系について具体的に説明する図である。
【図3】本発明によるズームレンズ系の第2の実施形態
のズーミング基礎軌跡を示す図である。
【図4】本発明によるズームレンズ系の条件式を図3の
レンズ系について具体的に説明する図である。
【図5】本発明によるズームレンズ系の構成レンズ群の
撮影時の停止位置の例を示す図である。
【図6】同停止位置の例と、実際のレンズ群の移動軌跡
の例を示す図である。
【図7】本発明によるズームレンズ系の別の実施形態の
ズーミング基礎軌跡を示す図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 S1 第1サブ群 S2 第2サブ群 S3 第3サブ群 10 第1変倍レンズ群 11 第1群枠 12 可動サブ群枠 13 ガイド溝 20 第2変倍レンズ群 21 第2群枠 22 可動サブ群枠 23 ガイド溝 30 第3変倍レンズ群 31 第3群枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 慎一郎 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−214160(JP,A) 特開 平6−265979(JP,A) 特開 平2−219011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 15/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離を変化させるために相対移動す
    るN個(N=2以上の整数)の変倍レンズ群からなるズ
    ームレンズ系において、 上記N個の変倍レンズ群の物体側から数えた第iレンズ
    群(i=1以上の整数)を、2以上のサブ群を有し、い
    ずれか1つのサブ群が他のサブ群に対して物体側と像面
    側のいずれかの移動端に可動である切替群となし、 短焦点距離端から中間切替焦点距離に至る短焦点距離側
    ズーミング域では、この第iレンズ群中の可動サブ群を
    物体側と像面側のいずれか一方の移動端に位置させた状
    態において、第iレンズ群を含むN個の変倍レンズ群を
    互いの空気間隔を変化させながら物体側に移動させ、 中間切替焦点距離において、第iレンズ群中の可動サブ
    群を物体側と像面側の他方の移動端に移動させるととも
    に、第iレンズ群を含むN個の変倍レンズ群をそれぞれ
    像面側に移動させ、 中間切替焦点距離から長焦点距離端に至る長焦点距離側
    ズーミング域では、第iレンズ群中の可動サブ群を上記
    他方の移動端に位置させた状態において、第iレンズ群
    を含むN個の変倍レンズ群を互いの空気間隔を変化させ
    ながら物体側に移動させ、 次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレ
    ンズ系。 (1)mNT−mNW<0 但し、 mNT;中間切替焦点距離において、切替群中の可動サ
    ブ群を上記他方の移動端に位置させたときの最も像面側
    の第Nレンズ群の横倍率、 mNW;中間切替焦点距離において、切替群中の可動サ
    ブ群を上記一方の移動端に位置させたときの最も像面側
    の第Nレンズ群の横倍率。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズームレンズ系におい
    て、上記切替群は最も物体側のレンズ群であり(i=
    1)、次の条件式(2)を満足するズームレンズ系。 (2)0<(logZ1/logZ)<0.2 但し、 Z=ft/fw Z1=f1t/f1w fw;短焦点距離端における全系の焦点距離、 ft;長焦点距離端における全系の焦点距離、 f1w;短焦点距離側ズーミング域における第1レンズ
    群の焦点距離、 f1t;長焦点距離側ズーミング域における第1レンズ
    群の焦点距離。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のズームレンズ系におい
    て、上記切替群より物体側には少なくとも一つの変倍群
    があり(i≧2)、次の条件式(2’)を満足するズー
    ムレンズ系。 (2’)0<(logZi/logZ)−(logZi’/log
    Z’)<0.2 但し、 Zi=mit/miw Z’=ft’/fw Zi’=mit’/miw fw;短焦点距離端における全系の焦点距離、 ft;長焦点距離端における全系の焦点距離、 ft’;長焦点距離端において、切替群中の可動サブ群
    を上記一方の移動端に位置させたときの全系の焦点距
    離、 miw;短焦点距離端における切替群の横倍率、 mit;長焦点距離端における切替群の横倍率、 mit’;長焦点距離端において、切替群中の可動サブ
    群を上記一方の移動端に位置させたときの切替群の横倍
    率。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    ズームレンズ系において、さらに次の条件式(3)を満
    足するズームレンズ系。 (3)0.01<Δdi/fw<0.3 但し、 Δdi;中間切替焦点距離における可動サブ群の移動
    量。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
    ズームレンズ系において、切替群は、可動サブ群と他の
    サブ群の2群からなり、その2群は、パワーが異符号で
    あるズームレンズ系。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載の
    ズームレンズ系において、切替群は、物体側から順に、
    負、正の2群からなり、負のレンズ群が可動サブ群であ
    るズームレンズ系。
  7. 【請求項7】請求項2記載のズームレンズ系において、
    上記変倍レンズ群は2群からなる(N=2)ズームレン
    ズ系。
  8. 【請求項8】請求項3記載のズームレンズ系において、
    上記変倍レンズ群は少なくとも3群からなる(N≧3)
    ズームレンズ系。
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