JP2000272091A - スクリーン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方法 - Google Patents
スクリーン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方法Info
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- JP2000272091A JP2000272091A JP11081143A JP8114399A JP2000272091A JP 2000272091 A JP2000272091 A JP 2000272091A JP 11081143 A JP11081143 A JP 11081143A JP 8114399 A JP8114399 A JP 8114399A JP 2000272091 A JP2000272091 A JP 2000272091A
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- Japan
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- squeegee
- paste
- screen printing
- mask plate
- filling
- Prior art date
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/12—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
- H05K3/1216—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
- H05K3/1233—Methods or means for supplying the conductive material and for forcing it through the screen or stencil
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F15/00—Screen printers
- B41F15/14—Details
- B41F15/40—Inking units
- B41F15/42—Inking units comprising squeegees or doctors
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K2203/00—Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
- H05K2203/01—Tools for processing; Objects used during processing
- H05K2203/0104—Tools for processing; Objects used during processing for patterning or coating
- H05K2203/0139—Blade or squeegee, e.g. for screen printing or filling of holes
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速印刷時においても、パターン孔へのペー
ストの良好な充填が行え、生産性を向上させることがで
きるスクリーン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 スキージ15によってパターン孔12a
を介して基板6にペースト16を印刷するスクリーン印
刷方法において、スキージ15の進行に伴ってスキージ
15の整形部材19に設けられた撹拌部(ロ)によって
撹拌空間B内でペースト16に回転方向の運動を付与し
てペースト16を撹拌し、次いで撹拌されたペースト1
6を充填空間A内に導き充填部(イ)によってパターン
孔12a内に充填するようにした。これにより、スキー
ジ15を高速で移動させた場合においてもパターン孔1
2aへのペースト16の充填が良好に行え、スクリーン
印刷の効率化を実現できる。
ストの良好な充填が行え、生産性を向上させることがで
きるスクリーン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 スキージ15によってパターン孔12a
を介して基板6にペースト16を印刷するスクリーン印
刷方法において、スキージ15の進行に伴ってスキージ
15の整形部材19に設けられた撹拌部(ロ)によって
撹拌空間B内でペースト16に回転方向の運動を付与し
てペースト16を撹拌し、次いで撹拌されたペースト1
6を充填空間A内に導き充填部(イ)によってパターン
孔12a内に充填するようにした。これにより、スキー
ジ15を高速で移動させた場合においてもパターン孔1
2aへのペースト16の充填が良好に行え、スクリーン
印刷の効率化を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にクリーム半
田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリー
ン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方法に関するも
のである。
田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリー
ン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子部品実装工程において、基板上にク
リーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する
方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法
は、印刷対象部位に応じてパターン孔が開孔されたマス
クプレートを基板上にセットし、マスクプレート上にペ
ーストを供給してスキージを摺動させることにより、パ
ターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものであ
る。
リーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する
方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法
は、印刷対象部位に応じてパターン孔が開孔されたマス
クプレートを基板上にセットし、マスクプレート上にペ
ーストを供給してスキージを摺動させることにより、パ
ターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものであ
る。
【0003】このスクリーン印刷は、スキージがマスク
プレート上を水平方向に移動することによってパターン
孔内にペーストを塗り込み、このペーストをマスクプレ
ートの下面にセットされた基板に印刷するものである。
このスキージとしては従来より、進行方向に傾斜させた
プレート状部材によってペーストを掻き寄せ、スキージ
の移動に伴ってペーストをマスクプレートに対して押し
つけることにより、パターン孔内にペーストを充填する
ようにしていた。
プレート上を水平方向に移動することによってパターン
孔内にペーストを塗り込み、このペーストをマスクプレ
ートの下面にセットされた基板に印刷するものである。
このスキージとしては従来より、進行方向に傾斜させた
プレート状部材によってペーストを掻き寄せ、スキージ
の移動に伴ってペーストをマスクプレートに対して押し
つけることにより、パターン孔内にペーストを充填する
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産性向上
の要請から電子部品実装工程においてもタクトタイムの
短縮が求められ、この結果スクリーン印刷においては印
刷速度の高速化、すなわちスキージの摺動速度を高速化
することが求められている。しかしながら従来のスキー
ジを高速で摺動させるとパターン孔に未充填部分が生じ
易く、印刷不良の原因となるという問題点があった。
の要請から電子部品実装工程においてもタクトタイムの
短縮が求められ、この結果スクリーン印刷においては印
刷速度の高速化、すなわちスキージの摺動速度を高速化
することが求められている。しかしながら従来のスキー
ジを高速で摺動させるとパターン孔に未充填部分が生じ
易く、印刷不良の原因となるという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、高速印刷時においても、
パターン孔へのペーストの良好な充填が行え、生産性を
向上させることができるスクリーン印刷用スキージおよ
びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
パターン孔へのペーストの良好な充填が行え、生産性を
向上させることができるスクリーン印刷用スキージおよ
びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン印刷用スキージは、ペーストが供給されたマスクプレ
ート上を摺動することにより、マスクプレートのパター
ン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷
用スキージであって、マスクプレートの表面に当接する
当接部と、この当接部に連続してスキージの進行方向側
に設けられスキージの進行に伴ってペーストを前記パタ
ーン孔内に充填させる充填部と、この充填部のスキージ
の進行方向側に設けられスキージの進行に伴ってペース
トに回転運動を行わせることによりペーストを撹拌する
撹拌部とを備えた。
ン印刷用スキージは、ペーストが供給されたマスクプレ
ート上を摺動することにより、マスクプレートのパター
ン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷
用スキージであって、マスクプレートの表面に当接する
当接部と、この当接部に連続してスキージの進行方向側
に設けられスキージの進行に伴ってペーストを前記パタ
ーン孔内に充填させる充填部と、この充填部のスキージ
の進行方向側に設けられスキージの進行に伴ってペース
トに回転運動を行わせることによりペーストを撹拌する
撹拌部とを備えた。
【0007】請求項2記載のスクリーン印刷方法は、ペ
ーストが供給されたマスクプレート上でスキージを摺動
させることにより、マスクプレートのパターン孔を介し
て基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であっ
て、前記スキージはマスクプレートの表面に当接する当
接部とこの当接部に連続してスキージの進行方向側に設
けられた充填部とこの充填部のスキージの進行方向側に
設けられた撹拌部とを備えており、前記スキージの進行
に伴って前記撹拌部によってペーストに回転方向の運動
を付与してペーストを撹拌し、次いで撹拌されたペース
トを前記充填部によってパターン孔内に充填するように
した。
ーストが供給されたマスクプレート上でスキージを摺動
させることにより、マスクプレートのパターン孔を介し
て基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であっ
て、前記スキージはマスクプレートの表面に当接する当
接部とこの当接部に連続してスキージの進行方向側に設
けられた充填部とこの充填部のスキージの進行方向側に
設けられた撹拌部とを備えており、前記スキージの進行
に伴って前記撹拌部によってペーストに回転方向の運動
を付与してペーストを撹拌し、次いで撹拌されたペース
トを前記充填部によってパターン孔内に充填するように
した。
【0008】本発明によれば、スキージの進行に伴って
撹拌部によってペーストに回転方向の運動を付与してペ
ーストを撹拌し、次いで撹拌されたペーストを充填部に
よってパターン孔内に充填することにより、スキージを
高速で移動させた場合においてもパターン孔へのペース
トの充填が良好に行え、スクリーン印刷の効率化を実現
できる。
撹拌部によってペーストに回転方向の運動を付与してペ
ーストを撹拌し、次いで撹拌されたペーストを充填部に
よってパターン孔内に充填することにより、スキージを
高速で移動させた場合においてもパターン孔へのペース
トの充填が良好に行え、スクリーン印刷の効率化を実現
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスク
リーン印刷装置の側面図、図2(a)は同スクリーン印
刷用スキージの側断面図、図2(b)は同スクリーン印
刷用スキージの拡大断面図、図3(a),(b),
(c)は同スクリーン印刷用スキージの側断面図であ
る。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスク
リーン印刷装置の側面図、図2(a)は同スクリーン印
刷用スキージの側断面図、図2(b)は同スクリーン印
刷用スキージの拡大断面図、図3(a),(b),
(c)は同スクリーン印刷用スキージの側断面図であ
る。
【0010】まず図1を参照してスクリーン印刷装置の
構造を説明する。図1において基板の位置決め部1は、
X軸テーブル2、Y軸テーブル3およびθ軸テーブル4
を段積みして水平方向の移動テーブルを構成し、その上
にZ軸テーブル5を配設して構成されている。Z軸テー
ブル5上には基板6をクランパ8によって保持する基板
保持部7が設けられている。
構造を説明する。図1において基板の位置決め部1は、
X軸テーブル2、Y軸テーブル3およびθ軸テーブル4
を段積みして水平方向の移動テーブルを構成し、その上
にZ軸テーブル5を配設して構成されている。Z軸テー
ブル5上には基板6をクランパ8によって保持する基板
保持部7が設けられている。
【0011】位置決め部1の上方には、スクリーンマス
ク10が配設されている。スクリーンマスク10はホル
ダ11にマスクプレート12を装着して構成されてお
り、マスクプレート12には印刷対象の基板6の印刷部
位に対応したパターン孔(図示せず)が開孔されてい
る。
ク10が配設されている。スクリーンマスク10はホル
ダ11にマスクプレート12を装着して構成されてお
り、マスクプレート12には印刷対象の基板6の印刷部
位に対応したパターン孔(図示せず)が開孔されてい
る。
【0012】スクリーンマスク10上にはスキージユニ
ット13が配設されている。スキージユニット13は図
示しない移動手段により、マスクプレート12上で水平
方向に往復動する。スキージユニット13は1対のスキ
ージ15およびスキージ15を上下動させるシリンダ1
4を備えている。マスクプレート12上にペーストであ
るクリーム半田16を供給した状態でシリンダ14を駆
動してスキージ15の下端部をマスクプレート12の上
面に当接させ、スキージユニット13を水平移動させて
スキージ15を摺動させることにより、クリーム半田1
6はスキージ15によってマスクプレート12上で掻き
寄せられる。これにより、クリーム半田16はマスクプ
レート12のパターン孔を介して基板6の表面に印刷さ
れる。
ット13が配設されている。スキージユニット13は図
示しない移動手段により、マスクプレート12上で水平
方向に往復動する。スキージユニット13は1対のスキ
ージ15およびスキージ15を上下動させるシリンダ1
4を備えている。マスクプレート12上にペーストであ
るクリーム半田16を供給した状態でシリンダ14を駆
動してスキージ15の下端部をマスクプレート12の上
面に当接させ、スキージユニット13を水平移動させて
スキージ15を摺動させることにより、クリーム半田1
6はスキージ15によってマスクプレート12上で掻き
寄せられる。これにより、クリーム半田16はマスクプ
レート12のパターン孔を介して基板6の表面に印刷さ
れる。
【0013】次に図2を参照してスキージ15について
説明する。図2(a)において、スキージ15はホルダ
17、プレート18および整形部材19より構成されて
いる。ホルダ17はシリンダ14のロッドと結合されて
おり、シリンダ14を駆動することにより、スキージ1
5はマスクプレート12上で上下動する。スキージ15
が下降した状態では、プレート18の下端部18aがマ
スクプレート12の表面に当接する。整形部材19はプ
レート18のスキージ15の進行方向側の側面に装着さ
れ、整形部材19の下面とマスクプレート12の表面と
の間でクリーム半田を掻き寄せて溜める空間を形成して
いる。この空間は、以下に説明するように、充填空間A
および撹拌空間Bより成る。
説明する。図2(a)において、スキージ15はホルダ
17、プレート18および整形部材19より構成されて
いる。ホルダ17はシリンダ14のロッドと結合されて
おり、シリンダ14を駆動することにより、スキージ1
5はマスクプレート12上で上下動する。スキージ15
が下降した状態では、プレート18の下端部18aがマ
スクプレート12の表面に当接する。整形部材19はプ
レート18のスキージ15の進行方向側の側面に装着さ
れ、整形部材19の下面とマスクプレート12の表面と
の間でクリーム半田を掻き寄せて溜める空間を形成して
いる。この空間は、以下に説明するように、充填空間A
および撹拌空間Bより成る。
【0014】図2(b)を参照して、充填空間Aおよび
撹拌空間Bを形成する整形部材19の断面形状について
説明する。図2(b)に示すように、プレート18の下
端部18aはマスクプレート12の表面に当接する当接
部となっている。プレート18の下端部18aをマスク
プレート12に当接させた状態では、当接部18aの進
行方向側(矢印a参照)に連続して、プレート18の下
側斜面18bと整形部材19の下端面19aを含む充填
部(図2(b)に示す範囲(イ)の部分)およびマスク
プレート12の上面によって3方向を囲まれた空間であ
る充填空間Aが形成される。スキージ15の矢印方向へ
の進行に伴って、充填空間A内のクリーム半田には進行
方向側斜め下方への運動が付与され、これによりマスク
プレート12に設けられたパターン孔12a内にクリー
ム半田が充填される。整形部材19aの下端面19aの
断面形状として本実施の形態ではR形状(図2(b)に
示すR1)を採用しており、これによりパターン孔12
に充填されない余分なクリーム半田が、充填空間Bから
整形部材19に沿って上方へ移動できるようになってい
る。
撹拌空間Bを形成する整形部材19の断面形状について
説明する。図2(b)に示すように、プレート18の下
端部18aはマスクプレート12の表面に当接する当接
部となっている。プレート18の下端部18aをマスク
プレート12に当接させた状態では、当接部18aの進
行方向側(矢印a参照)に連続して、プレート18の下
側斜面18bと整形部材19の下端面19aを含む充填
部(図2(b)に示す範囲(イ)の部分)およびマスク
プレート12の上面によって3方向を囲まれた空間であ
る充填空間Aが形成される。スキージ15の矢印方向へ
の進行に伴って、充填空間A内のクリーム半田には進行
方向側斜め下方への運動が付与され、これによりマスク
プレート12に設けられたパターン孔12a内にクリー
ム半田が充填される。整形部材19aの下端面19aの
断面形状として本実施の形態ではR形状(図2(b)に
示すR1)を採用しており、これによりパターン孔12
に充填されない余分なクリーム半田が、充填空間Bから
整形部材19に沿って上方へ移動できるようになってい
る。
【0015】この充填部の進行方向側には、撹拌部(図
2(b)に示す範囲(ロ)の部分)が設けられている。
撹拌部はマスクプレート12の表面との間で撹拌空間B
を形成し、整形部材19の進行方向側の側面の形状をス
キージ15の進行に伴ってクリーム半田に回転方向の運
動を付与するのに適当な曲面とすることにより、撹拌空
間B内でクリーム半田を流動させローリング性を向上さ
せるものである。本実施の形態では撹拌部の形状として
充填部の曲面よりも曲率半径が大きい曲面(図2(b)
に示すR2)を用いている。
2(b)に示す範囲(ロ)の部分)が設けられている。
撹拌部はマスクプレート12の表面との間で撹拌空間B
を形成し、整形部材19の進行方向側の側面の形状をス
キージ15の進行に伴ってクリーム半田に回転方向の運
動を付与するのに適当な曲面とすることにより、撹拌空
間B内でクリーム半田を流動させローリング性を向上さ
せるものである。本実施の形態では撹拌部の形状として
充填部の曲面よりも曲率半径が大きい曲面(図2(b)
に示すR2)を用いている。
【0016】次にこのスキージ15を用いたスクリーン
印刷について、図3を参照して説明する。図3(a)に
おいて、基板6の表面にはパターン孔12aが設けられ
たマスクプレート12がセットされている。マスクプレ
ート12上にはクリーム半田16が供給されており、ス
キージ15の下端部18aをマスクプレート12に当接
させた状態でスキージ15を矢印b方向に移動させる。
これにより、スキージ15の整形部材19とマスクプレ
ート12の間の空間にはクリーム半田16が溜められ、
スキージ15を引き続き移動させることにより、クリー
ム半田16はパターン孔12aの方向に掻き寄せられ
る。
印刷について、図3を参照して説明する。図3(a)に
おいて、基板6の表面にはパターン孔12aが設けられ
たマスクプレート12がセットされている。マスクプレ
ート12上にはクリーム半田16が供給されており、ス
キージ15の下端部18aをマスクプレート12に当接
させた状態でスキージ15を矢印b方向に移動させる。
これにより、スキージ15の整形部材19とマスクプレ
ート12の間の空間にはクリーム半田16が溜められ、
スキージ15を引き続き移動させることにより、クリー
ム半田16はパターン孔12aの方向に掻き寄せられ
る。
【0017】スキージ15の移動により掻き寄せられた
クリーム半田16は、図3(b)に示すように、まずス
キージ15の進行に伴って撹拌部(ロ)によって撹拌空
間B内での回転方向の運動が付与され、上下方向に流動
してローリング性が向上する。そして掻き寄せられたク
リーム半田16はパターン孔12aの位置に到達し、パ
ターン孔12a内への進入を開始する。このとき、パタ
ーン孔12aの左端部(スキージ15の進行方向に対し
て後側)にはクリーム半田16が未充填の隙間Sが生じ
易いが、スキージ15が更に移動して図3(c)に示す
ように充填空間Aがパターン孔12aを通過する際に
は、充填空間A内のクリーム半田16は充填部(イ)に
よって充分な量がパターン孔12a内に押し込まれて移
動し、隙間Sを完全に充填する。
クリーム半田16は、図3(b)に示すように、まずス
キージ15の進行に伴って撹拌部(ロ)によって撹拌空
間B内での回転方向の運動が付与され、上下方向に流動
してローリング性が向上する。そして掻き寄せられたク
リーム半田16はパターン孔12aの位置に到達し、パ
ターン孔12a内への進入を開始する。このとき、パタ
ーン孔12aの左端部(スキージ15の進行方向に対し
て後側)にはクリーム半田16が未充填の隙間Sが生じ
易いが、スキージ15が更に移動して図3(c)に示す
ように充填空間Aがパターン孔12aを通過する際に
は、充填空間A内のクリーム半田16は充填部(イ)に
よって充分な量がパターン孔12a内に押し込まれて移
動し、隙間Sを完全に充填する。
【0018】したがって、パターン孔12aの充填不良
に起因する印刷ムラのない良好なクリーム半田の印刷を
行うことができる。このように、スキージ15の形状を
上述のようなものとすることにより、印刷タクトタイム
を短縮するためにスキージ15を従来より高速で移動さ
せた場合においても、パターン孔12aへの充填不良を
生じることなく安定したスクリーン印刷を行うことがで
きる。
に起因する印刷ムラのない良好なクリーム半田の印刷を
行うことができる。このように、スキージ15の形状を
上述のようなものとすることにより、印刷タクトタイム
を短縮するためにスキージ15を従来より高速で移動さ
せた場合においても、パターン孔12aへの充填不良を
生じることなく安定したスクリーン印刷を行うことがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、スキージの進行に伴っ
て撹拌部によってペーストに回転方向の運動を付与して
ペーストを撹拌し、次いで撹拌されたペーストを充填部
によってパターン孔内に充填するようにしたので、スキ
ージを高速で移動させた場合においてもパターン孔への
ペーストの充填が良好に行え、スクリーン印刷の効率化
を実現できる。
て撹拌部によってペーストに回転方向の運動を付与して
ペーストを撹拌し、次いで撹拌されたペーストを充填部
によってパターン孔内に充填するようにしたので、スキ
ージを高速で移動させた場合においてもパターン孔への
ペーストの充填が良好に行え、スクリーン印刷の効率化
を実現できる。
【図1】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の
側面図
側面図
【図2】(a)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷
用スキージの側断面図 (b)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷用スキー
ジの拡大断面図
用スキージの側断面図 (b)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷用スキー
ジの拡大断面図
【図3】(a)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷
用スキージの側断面図 (b)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷用スキー
ジの側断面図 (c)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷用スキー
ジの側断面図
用スキージの側断面図 (b)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷用スキー
ジの側断面図 (c)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷用スキー
ジの側断面図
6 基板 12 マスクプレート 12a パターン孔 15 スキージ 18 プレート 18a 下端部(当接部) 19 整形部材 A 充填空間 B 撹拌空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 公幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 友松 道範 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿部 成孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FA31 FC07 FD01 FD22 FD42 5E319 BB05 CC33 CD29 GG15 5E343 DD03 DD04 FF02 FF04
Claims (2)
- 【請求項1】ペーストが供給されたマスクプレート上を
摺動することにより、マスクプレートのパターン孔を介
して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷用スキー
ジであって、マスクプレートの表面に当接する当接部
と、この当接部に連続してスキージの進行方向側に設け
られスキージの進行に伴ってペーストを前記パターン孔
内に充填させる充填部と、この充填部のスキージの進行
方向側に設けられスキージの進行に伴ってペーストに回
転運動を行わせることによりペーストを撹拌する撹拌部
とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷用スキー
ジ。 - 【請求項2】ペーストが供給されたマスクプレート上で
スキージを摺動させることにより、マスクプレートのパ
ターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン
印刷方法であって、前記スキージはマスクプレートの表
面に当接する当接部とこの当接部に連続してスキージの
進行方向側に設けられた充填部とこの充填部のスキージ
の進行方向側に設けられた撹拌部とを備えており、前記
スキージの進行に伴って前記撹拌部によってペーストに
回転方向の運動を付与してペーストを撹拌し、次いで撹
拌されたペーストを前記充填部によってパターン孔内に
充填することを特徴とするスクリーン印刷方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11081143A JP2000272091A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | スクリーン印刷用スキージおよびスクリーン印刷方法 |
GB0006234A GB2350320B (en) | 1999-03-25 | 2000-03-15 | Squeegee for screen printing, screen printing method, and screen printing apparatus |
US09/527,228 US6335055B1 (en) | 1999-03-25 | 2000-03-16 | Squeegee for screen printing, screen printing method, and screen printing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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