JP2581932Y2 - スクリーン印刷機のペーストホルダ - Google Patents

スクリーン印刷機のペーストホルダ

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JP2581932Y2
JP2581932Y2 JP1993014814U JP1481493U JP2581932Y2 JP 2581932 Y2 JP2581932 Y2 JP 2581932Y2 JP 1993014814 U JP1993014814 U JP 1993014814U JP 1481493 U JP1481493 U JP 1481493U JP 2581932 Y2 JP2581932 Y2 JP 2581932Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スクリーン印刷機のス
キージ部に設けられるペーストホルダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷は、画像が形成されたス
クリーンの上にペーストを置き、これをスキージでスク
リーン上に引き伸して、スクリーンの下方にある被印刷
体に画像を印刷する方法である。この印刷方法は紙以外
の種々の材質にも適用でき、例えば蛍光表示管のガラス
基板上に所定のパターンで黒鉛ペーストや蛍光体ペース
ト等を印刷する場合等に利用できる。
【0003】図4(a)に示す蛍光表示管の一製造工程
においては、印刷ステージ10上に被印刷体としてのガ
ラス基板11が載置され、画像が形成されて枠12に張
られたスクリーン13が該ガラス基板11の上に設けら
れる。
【0004】前記スクリーン13の上方には、ホルダ2
0に保持されたスキージ21が、水平方向及び垂直方向
に移動できるように設けられている。図中22は印刷用
のペーストであり、スキージ21によってスクリーン1
3上に引き伸ばされる。23はペーストをスキージング
開始位置に戻すための板状のスクレーパであり、その下
端はスクリーン13の上面に微小間隔をおいて接してお
り、スキージ21とは独立して水平方向に移動する。
【0005】印刷時には、図4(a)に示すように、ス
キージ21がスクリーン13を下方にたわませた状態で
水平に移動し、ペースト22をスクリーン13の上面か
ら下方へ押し出してガラス基板11にペースト22を所
定のパターンで印刷する。スクレーパ23はスキージ2
1と伴に同方向に移動する。
【0006】一回のスキージングが終了した後、図4
(b)に示すように、スキージ21は上方に移動してス
クリーン13から離れ、さらに水平方向を逆向きに移動
してスキージング開始位置に戻る。この時、前記スクレ
ーパ23はスキージ21と所定の間隔を保ちながらスキ
ージ21と同方向に水平移動する。これにより、スキー
ジ21とスクレーパ23の間に保持されたペースト22
は、大部分がスキージング開始位置に戻されるが、一部
はスクリーン13の表面に一定の厚さで延ばされてい
く。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】スクレーパ23を用い
てペースト22をスキージング開始位置に戻す前述した
従来の方法は、粘度の高いペーストには有用であるが、
粘度の低い前述した黒鉛ペーストや蛍光体ペースト等に
は適用しにくい。これは、画像の孔に入ったペーストが
スクリーンの印刷面側に出てペーストダレとなり、印刷
時ににじみ不良を発生させることがあるからである。
【0008】本考案は、スクリーンの印刷面側にペース
トダレを生じさせずにスクリーン上のペーストを印刷開
始位置に戻すことができるようにすることを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係るスクリーン
印刷機のペーストホルダは、印刷時にスクリーン印刷機
のスキージと共に移動するようにスキージング方向に関
して前記スキージの前方に所定の間隔をおいて設けら
れ、スキージング方向に関して前方のスクリーンに対し
50〜90度の角度で傾斜して前記スキージとの間に
ペーストを保持する保持部を備えている。
【0010】また、前記保持部の下端縁と前記スキージ
の下端縁とが離れるように、前記所定の間隔を調整でき
るようにしてもよい。
【0011】
【作用】スキージ方向に関してスキージ部の前側に設け
られたペーストホルダは、スキージ部との間に生じる空
間にペーストを保持する。スキージ後、スキージ部がス
クリーンから離れると、前記ペーストホルダによって前
記空間内に保持されたペーストはスキージと共にスクリ
ーンから離れて移動する。
【0012】
【実施例】図1に示すように、蛍光表示管の一製造工程
においては、スクリーン印刷機の印刷ステージ10上に
ガラス基板11が水平に載置される。該ガラス基板11
の上方には、所定間隔をおいて前記ガラス基板11と平
行にスクリーン13が張設される。
【0013】前記スクリーン13の上方にはスキージ1
が設けられている。このスキージ1は、スクリーン13
と接触する下端縁1aが尖った薄い板状の部材であり、
その長手方向に沿ってスキージホルダ2に保持されてい
る。このスキージホルダ2は、スクリーン印刷機の駆動
部3に連結されており、水平方向及び垂直方向に移動す
ることができる。
【0014】前記スキージ1がスクリーン13に接触し
てスキージングを行なう時の移動方向(スキージ方向)
は、図1中において矢印Aで示される。このスキージン
グ方向に関し、前記スキージ1の前方には、ペーストホ
ルダ4が設けられている。ペーストホルダ4はスキージ
1と同等の長手寸法を有する板状の部材であり、スキー
ジ1の前面との間にペースト5を保持するための空間6
を区画している。なお、本実施例におけるペースト5
は、比較的粘度の低い黒鉛や蛍光体のペーストである。
【0015】ペーストホルダ4は、スクリーン13に垂
直な板状の取付部7と、該取付部7に対して所定の角
なすように取付部7の下端縁からスキージ1に向けて
延設されることにより印刷時にはスクリーン13に対し
て所定の角度θで傾斜した状態となる板状の保持部8を
有している。即ち、角度θは、スキージング方向に関し
て前方のスクリーン13と、板状の保持部8との間の角
度である。スクリーン取付部7はスペーサ9及び調整手
段としての調整ねじ10を介して前記駆動部3に連結さ
れている。この調整ねじ10を操作すれば、ペーストホ
ルダ4のスキージ1に対する水平方向の位置を調整する
ことができる。
【0016】保持部8の下端縁8aはスキージ1の下端
縁1aよりもやや上に位置しており、図1中に示すよう
にスキージ1がスクリーン13を下方に押し込むスキー
ジング時に、保持部8の下端縁8aがスクリーン13の
上面にほぼ接するようになっている。
【0017】ペーストホルダ4の保持部8の下端縁8a
と、前記スキージ1の下端縁1aとの間の水平方向の寸
法Lは、両者間に保持するペースト5の粘度によって調
整する必要があるが、本実施例においては一例として1
5mmに設定する。
【0018】ペーストホルダ4の保持部8と、スキージ
方向前方のスクリーン13との間の角度θは、50°〜
90°の範囲で設定するが、本実施例においては最も好
ましい値として60°を採用した。前記角度θが90°
よりも大きくなると、ペースト5の粘度が小さい場合に
、スキージ1との間にペースト5を保持した状態でス
クリーン13から離れることができない。また、前記角
度θが50°よりも小さいと、ペースト5の保持は確実
になるが、スキージ1に供されるペースト5の量が少な
くなってしまう。
【0019】なぜなら、図1中矢印Bにて示すように、
スキージ1とペーストホルダ4の間に保持されたペース
ト5はスキージング中に回転しているが、前記角度θ
小さすぎるとペースト5は回転しながら上方に移動して
しまうからである。前記角度範囲であれば、スキージ1
及びペーストホルダ4がスクリーン13からリフトした
時にもペースト5の保持は確実である。またスキージン
グ中にペースト5は上方へ移動せずに適度に回転して質
が均一化されるので、スクリーン13を通過しやすくな
るとともに、通過後はすぐに粘度が低下するのでダレに
くい。
【0020】次に、以上の構成における作用を説明す
る。スキージ1とペーストホルダ4の間にペースト5を
保持させる。スキージ1をスクリーン13に少し押し込
んだ状態で矢印A方向に移動させ、スキージングを開始
する。スキージ1とペーストホルダ4は同期して動作す
る。
【0021】スキージ1とペーストホルダ4の間に保持
されたペースト5は、矢印B方向に回転して均質化され
ながらスキージ1によってスクリーン13の下面へと押
し出され、ガラス基板11に印刷される。
【0022】スキージングが終了すると、スキージ1と
ペーストホルダ4は同時に上方へ移動し、スクリーン1
3から離れる。ペースト5はスキージ1とペーストホル
ダ4の間に確実に保持され、スクリーン13上から持ち
上げられる。その後、スキージ1及びペーストホルダ4
は水平方向をスキージ方向とは逆向きに移動し、スキー
ジング開始位置に戻る。
【0023】本実施例によれば、保持部8がスクリーン
13に対して適当な角度で傾斜したペーストホルダ4を
スキージ1の前方に設けたので、蛍光表示管のガラス基
板11に印刷される粘度の低いペースト5を良好にスキ
ージングできる。またペースト5をスキージング開始位
置に戻す際には、残ったペースト5を確実に保持して搬
送できるので、スクリーン13にペースト5を不必要に
残留させてスクリーン13にペーストダレを発生させる
ことがない。
【0024】図2及び図3は他の実施例を示している。
図2は、スキージング方向前方のスクリーン13と保持
部8との間の角度θ=90°とした例であり、(イ)で
はスキージ1をスクリーン13に対して傾斜させ、
(ハ)ではスキージ1の取り付け部2を異形とし、
(ニ)では保持部8の先端に突起を設けた。図3はペー
ストを回転させるための構造を有する例であり、
(ホ)、(へ)では保持部8にペーストの回転を案内す
るための曲面部を設け、(ト)では保持部8とスキージ
1の取り付け部2の双方にペーストの回転を案内するた
めの曲面部を設けた。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、スキージの前方にスキ
ージと共に移動する傾斜したペーストホルダを設けたの
で、保持されたペーストがスキージング時に適当に回転
し、良好な印刷が行なえる。また、スキージを開始位置
に戻すためにスクリーンから持ち上げた時に、ペースト
を確実に保持して搬送することができるので、不要なペ
ーストをスクリーンになすりつけてペーストダレを発生
させることがない。従って、印刷時ににじみ不良等の不
都合が発生せず、印刷精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す図である。
【図4】従来のスクリーン印刷におけるスクレーパとそ
の作用を示す図である。
【符号の説明】
1 スキージ 4 ペーストホルダ 5 ペースト 8 保持部 13 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 15/40 B41F 15/08 303 B41M 1/12

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷時にスクリーン印刷機のスキージと
    共に移動するようにスキージング方向に関して前記スキ
    ージの前方に所定の間隔をおいて設けられ、スキージン
    グ方向に関して前方のスクリーンに対して50〜90度
    の角度で傾斜して前記スキージとの間にペーストを保持
    する保持部を備えたスクリーン印刷機のペーストホル
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記保持部の下端縁と前記スキージの
    端縁とが離れるように、前記所定の間隔を調整自在とし
    た請求項1記載のスクリーン印刷機のペーストホルダ。
JP1993014814U 1993-03-29 1993-03-29 スクリーン印刷機のペーストホルダ Expired - Fee Related JP2581932Y2 (ja)

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