JP2000268109A - 電子カルテシステムにおけるテンプレート作成装置と、そのテンプレートを用いた電子カルテの入力装置 - Google Patents

電子カルテシステムにおけるテンプレート作成装置と、そのテンプレートを用いた電子カルテの入力装置

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JP2000268109A
JP2000268109A JP7484199A JP7484199A JP2000268109A JP 2000268109 A JP2000268109 A JP 2000268109A JP 7484199 A JP7484199 A JP 7484199A JP 7484199 A JP7484199 A JP 7484199A JP 2000268109 A JP2000268109 A JP 2000268109A
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JP7484199A
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Yutaka Sakanishi
裕 坂西
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子カルテのテンプレートの作成及び修正業
務の効率化、標準化を図ると共に、医療業務全体の効率
化にも寄与し得る電子カルテのテンプレート作成装置及
びそのテンプレートを用いた電子カルテの入力装置を提
供する。 【解決手段】 テンプレートの入力項目として使用され
る項目をクラスとしてテンプレートとは独立に作成して
電子カルテシステムに登録しておき、テンプレートを作
成する際に、クラスを読み出して当該テンプレートに配
置する。また、あるクラスの主部分を継承しながら他の
部分を変えることによって新たなクラスを作成して電子
カルテシステムに登録することにより、元のクラスの主
部分を変更したとき、その変更の内容が新たなクラスに
も反映される。さらに、複数のクラスを含むクラスセッ
トを作成して電子カルテシステムに登録しておき、読み
出してテンプレートに配置することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、診療情報を電子化
して保存する電子カルテのデータ入力に際し、あらかじ
め用意したテンプレートに入力項目を穴埋め式に入力す
る入力に使用されるテンプレートの作成装置に関する。
このようなテンプレートは、カルテの作成に要する時間
の短縮、カルテの書式の標準化などを目的として使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】病院、医院などの医療施設において医師
によって作成されるカルテには患者の病歴、診療歴、治
療内容などの情報が記録され、その作成は医療行為に必
須の作業である。近年、医療施設の管理のコンピュータ
化に伴って、診療情報を電子化して保存する電子カルテ
が使用されるようになってきた。しかし、医師が電子カ
ルテの作成、検索等に多くの時間を割かれたのでは、本
来の診療行為に支障を来すおそれがある。
【0003】そこで、電子カルテの作成に要する時間の
短縮化、様式の標準化などを図る方法の一つとして、い
わゆるテンプレートを用いた電子カルテの作成が提案さ
れている(例えば特開平10−323329号公報参
照)。例えば診療科に応じて複数のテンプレートが用意
され、患者の情報、患者の自覚症状、医師の所見などの
入力項目を穴埋め式に入力することにより、カルテを作
成する。
【0004】このようなテンプレートは、端的に言え
ば、各カルテに共通の入力項目のみをあらかじめ登録
し、カルテごとに相違する他の入力項目を空欄にして一
定の書式に構成したものである。テンプレートを用いた
電子カルテシステムでは、あらかじめ初期登録されるテ
ンプレートの他に、医師等のユーザ又はシステム管理者
が必要に応じて新たなテンプレートを作成して登録する
ことができる。
【0005】従来は、上記のようなテンプレートの作成
に際し、テンプレートごとに独立して入力項目を設定し
ていた。例えば、あるテンプレートで患者の体重データ
を入力する欄を設ける場合、「体重」及び「kg」の表
示欄と、それらの間のデータ入力欄(空欄)を追加する
必要がある。また、入力エラーが生じたときの処理など
についての定義を含める場合もある。これらの作業は通
常、テンプレートエディタを用いてテンプレートごとに
行われていた。
【0006】また、入力項目の定義を変更した場合、そ
の変更は作成中のテンプレート内だけで有効であり、書
式の標準化のためには他のテンプレートでも同じ変更を
行う必要があった。例えば、「体重」の欄の表記を「W
EIGHT」に変更する場合、各テンプレートで同じ修
正作業を繰り返す必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】医療業務の効率化及び
標準化のためには、カルテの作成のみならず、カルテの
作成に用いられるテンプレートの作成についても、効率
化及び標準化を図る必要がある。ところが従来は、上記
のようにテンプレートごとに入力項目を設定する必要が
あるので、テンプレートの作成効率が良くなかった。特
に、ほとんど同じ内容の複数のテンプレートを作成する
際に、重複入力の無駄が多かった。
【0008】また、同じ入力項目を有する複数のテンプ
レートにおいて、その入力項目の定義を変更する場合、
すべてのテンプレートについて同様の修正作業を行う必
要があった。テンプレートの標準化のための管理が煩雑
になる問題もあった。
【0009】また、診療の現場において、初診時の問診
項目やアレルギー、感染症の有無などの項目はほとんど
のカルテに共通に記載される。こうような複数の入力項
目をセットにして登録しておけば、各テンプレートの作
成効率を向上することが可能であると考えられる。
【0010】さらに、テンプレートから入力されたデー
タを、単にカルテを構成する文字情報としてだけではな
く、例えば集計業務の入力データなどにそのまま用いる
ことができれば診療業務全体の効率化に寄与することが
できる。
【0011】本発明は、上記のような従来の課題に鑑み
てなされたものであり、その目的は、電子カルテシステ
ムにおけるテンプレートの作成及び修正業務の効率化、
標準化を図ると共に、医療業務全体の効率化にも寄与し
得るテンプレート作成装置及びそのテンプレートを用い
た電子カルテの入力装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による電子カルテ
システムにおけるテンプレート作成装置は、テンプレー
トの入力項目として使用される項目をクラスとしてテン
プレートとは独立に作成して電子カルテシステムに登録
する手段と、テンプレートを作成する際に、クラスを読
み出して当該テンプレートに配置する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0013】このような構成によれば、複数のテンプレ
ートを作成する際に、各テンプレートに共通の入力項目
については、あらかじめ電子カルテシステムに登録され
ているクラスを読み出してテンプレートに配置するだけ
でよい。したがって、従来は必要であったテンプレート
ごとに入力項目を設定する作業が省略又は簡素化され、
テンプレート作成作業の効率化が可能になる。また、テ
ンプレートの書式の標準化を図ることもできる。
【0014】また、請求項2のテンプレート作成装置に
よれば、あるクラスの内容を変更したときに、それ以前
にそのクラスを配置して作成されたすべてのテンプレー
トに、その変更の内容を反映する手段を更に備えてい
る。したがって、従来は必要であったテンプレートごと
に変更箇所の修正を行う手間が省かれる。
【0015】また、請求項3の構成によれば、あるクラ
スの主部分を継承しながら他の部分を変えることによっ
て新たなクラスを作成して電子カルテシステムに登録す
る手段を備えている。例えば、「体重」及び「kg」の
表示欄と、それらの間のデータ入力欄(空欄)とを含む
体重データ入力用のクラスを元のクラスとして、「体
重」の欄の表記を「WEIGHT」に変更した新たなク
ラスを作成して登録することができる。更に、元のクラ
スの主部分を変更したとき、その変更の内容を新たなク
ラスにも反映する手段を備えている。上記の例では、元
のクラスの「kg」の表示欄を「lb」に変更した場
合、この変更は新たなクラスにも反映されて「kg」の
表示欄が「lb」に変更される。
【0016】さらに、請求項4のテンプレート作成装置
によれば、複数のクラスを含むクラスセットを作成して
電子カルテシステムに登録する手段と、前記テンプレー
トを作成する際に、前記クラスセットを読み出して当該
テンプレートに配置するとを更に備えている。したがっ
て、初診時の問診項目やアレルギー、感染症の有無など
のように、ほとんどのカルテに共通に記載される項目に
ついては、あらかじめ登録されているクラスセットを読
み出してテンプレートに配置するだけでよく、テンプレ
ート作成作業の更なる効率化が達成される。
【0017】また、本発明の電子カルテの入力装置は、
上記のようなテンプレートを用いて入力される各データ
が、どのテンプレートのどのクラスから入力されたかを
示す情報を電子カルテシステムに保存する手段と、入力
された各データについて、特定のクラスを指標として前
記電子カルテシステムに対する検索、ソート、集計など
のデータ処理を行う手段とを備えている。具体例につい
ては後述する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明が適用される電子カ
ルテシステムにおいて、テンプレートを用いて電子カル
テを入力する際の構成を示している。この電子カルテシ
ステムは、キーボードなどの入力装置11、CRTなど
を用いた表示装置12、コンピュータ本体13、補助記
憶装置である磁気ディスク装置14〜16を備えてい
る。磁気ディスク装置14〜16は、それぞれテンプレ
ート定義保存部14、入力データ保存部15、及びカル
テ保存部16を構成する。これらの磁気ディスク装置1
4〜16は単一の装置であっても良いし、コンピュータ
本体13の内部に備えられていてもよい。コンピュータ
本体13は、プログラムなどを用いてソフトウエア的に
構成されたカルテ表示部17、テンプレート表示制御部
18、テンプレート定義データ入出力制御部19、及び
入力データ解析部20を含む。
【0019】図2に、あるテンプレートを用いてカルテ
を作成する処理の概略フローチャートを示す。ユーザ
(医師)が、入力装置11及び表示装置12を用いて、
カルテ作成に使用するテンプレートのIDを入力すると
(ステップ#101)、そのIDがコンピュータ本体1
3の表示制御部18に渡される。表示制御部18は、渡
されたIDに相当するテンプレートの定義データを、テ
ンプレート定義データ入出力制御部19を介して、テン
プレート定義保存部14から読み出す(ステップ#10
2)。
【0020】表示制御部18は、読み出したテンプレー
トの定義データから表示データを生成し(ステップ#1
03)、カルテ表示部17に渡す。カルテ表示部17は
表示データを表示装置12に渡し、こうして、所望のテ
ンプレートが表示装置12に表示される(ステップ#1
04)。
【0021】この後、ユーザは、表示装置12に表示さ
れたカルテのテンプレートの穴を埋めるように、入力装
置11及び表示装置12を用いて所定のデータを入力し
(ステップ#105)、カルテを作成する。入力データ
は表示制御部18に渡され、表示制御部18はテンプレ
ートに入力データを合成した表示データを生成し(ステ
ップ#106)、カルテ表示部17に渡す。カルテ表示
部17は上記と同様に表示データを表示装置12に渡
し、テンプレートに入力データが埋め込まれたカルテが
表示装置12に表示される(ステップ#107)。こう
して、カルテが完成するまで(ステップ#108のYE
S)、ステップ#105〜#107の処理が繰り返され
る。カルテが完成すると(ステップ#108のYE
S)、そのカルテがカルテ保存部16に保存され(ステ
ップ#109)、一連の処理が終了する。
【0022】図1において、入力データ解析部20は、
データが入力されるたびに表示制御部18を介して与え
られる入力データを解析し、定量的な処理に適したデー
タに変換した後、入力データ保存部15に保存する。こ
の処理は、図2のフローチャートでは簡略化のために省
略されているが、例えばステップ#106の後に挿入さ
れる。この処理の具体例については後述する。
【0023】図3に、テンプレート定義保存部14に保
存されるデータのデータ構造の一例を示す。このテンプ
レート定義保存部14は、テンプレートだけでなく、後
述するようにテンプレートの構成要素であるクラス及び
クラスセットの定義データも保存している。図3に示す
ように、テンプレート定義保存部14に保存されるデー
タは、ID、属性、参照元ID、定義データからなる。
IDは、保存されたテンプレート及びクラスのそれぞれ
を一義的に特定するための番号(符号)である。属性
は、当該データがテンプレート、クラス、又はクラスセ
ットのいずれであるかを示す。参照元IDは、属性がク
ラスであり、元のクラスを部分変更して作成したクラス
である場合に、その元のクラスのIDを示す。定義デー
タは、各テンプレート、クラス、又はクラスセットの定
義内容を記述するデータである。
【0024】図4に、入力データ保存部15に保存され
るデータのデータ構造の一例を示す。入力データ保存部
15に保存されるデータは、患者番号、連番、テンプレ
ートID、クラスID、入力データからなる。患者番号
は、患者を一義的に特定するための番号又は符号であ
る。連番は入力されたデータに順番に付される番号であ
り、日付を含めることができる。テンプレートIDはデ
ータが入力されたテンプレート、すなわちカルテの作成
に用いたテンプレートのIDである。クラスIDはその
テンプレートにおいて、当該データが入力されたクラス
のIDである。つまり、どのクラスから入力されたデー
タであるかを示す。入力データは、入力されたデータそ
のものである。
【0025】図5に、カルテ保存部16に保存されるデ
ータのデータ構造の一例を示す。カルテ保存部16に保
存されるデータは、患者番号、連番、診療記録情報から
なる。患者番号は、患者を一義的に特定するための番号
又は符号である。連番はカルテ(診療記録)に順番に付
される番号であり、日付を含めることができる。診療記
録情報は、カルテとして保存される文字情報である。
【0026】つぎに、テンプレートの作成処理につい
て、図6及び図7に沿って説明する。図6は図1に示し
た電子カルテシステムの構成を、テンプレート、クラス
セット、及びクラスの作成処理に関して描き直したもの
である。図6では、テンプレート定義保存部14がコン
ピュータ本体13に含められているが、図1のように外
部記憶装置でテンプレート定義保存部14を構成しても
よい。コンピュータ本体13は、テンプレート作成部2
1、クラスセット作成部22、クラス作成部23、及び
定義データ入出力制御部24を含み、これらはプログラ
ムなどを用いてソフトウエア的に構成されている。
【0027】図7は、あるテンプレートを作成するとき
の処理の概略を示すフローチャートである。まず、ユー
ザは、入力装置11及び表示装置12を用いて、テンプ
レート作成部21を起動する(ステップ#201)。つ
ぎにテンプレートに使用する(貼り付ける)部品である
クラス又はクラスセットを選択する(ステップ#20
2)。例えば、体重、身長、血液型、血圧といった入力
項目ごとに、データ入力のための表示形式などを定義し
たクラス及びクラスセットがテンプレート定義保存部1
4に登録されており、登録されたクラス又はクラスセッ
トの一覧が表示装置12に表示される。ユーザは、表示
された一覧の中から、使用するクラス又はクラスセット
を選択する。
【0028】選択されたクラス又はクラスセットのID
がテンプレート作成部21から定義データ入出力制御部
24に渡されると、データ入出力制御部24はそのID
のクラス又はクラスセットをテンプレート定義保存部1
4から読み出し、テンプレート作成部21へ渡す。ユー
ザは、読み出されたクラス又はクラスセットをテンプレ
ートに配置する(貼り付ける)(ステップ#203)。
【0029】読み出して貼り付けた部品がクラスセット
の場合は、そのクラスセットに含まれるクラスが読み出
されて貼り付けられる(ステップ#205、#20
6)。さらに、クラスが図3に示した参照元IDを有す
る場合(ステップ#207のYES)は、参照元クラス
が読み出され(ステップ#208)、貼り付けられる
(ステップ#209)。参照元IDを有するクラスは、
参照元クラスを部分変更して作成したクラスであり、変
更箇所の情報のみをクラスの情報として保存しているか
らである。
【0030】ステップ#202〜#209の処理がテン
プレートの完成まで(ステップ#210のYES)、繰
り返される。テンプレートが完成すると、そのテンプレ
ートにIDが付された後、テンプレート定義保存部14
に保存され(ステップ#211)、テンプレート作成部
21の処理を終える。
【0031】図8は、テンプレート定義保存部14に保
存されているクラスの一例として、体重データを入力す
るためのクラスAの定義内容を示している。このような
クラスは、クラス作成部23によって作成されIDを付
されてテンプレート定義保存部14に保存される。図8
に示すクラスAは、体重の値をkgの単位で整数部3桁
小数部2桁の数値データとして入力することを示してい
る。その他、表示上の体裁なども定義されている。例え
ば、白の背景色に、黒の文字色で表示装置12に表示さ
れる。また、幅が100ピクセル、高さが10ピクセル
のサイズで表示され、入力データの前には「体重」の文
字列、後には単位を示す「kg」が表示される。
【0032】図9は、クラスAを参照元クラスとして、
「体重」を「Weight」に変え、「kg」を「KG」に変
え、文字サイズ及び文字色も変えたクラスBの定義内容
を例示している。図9に示すように、クラスBのデータ
は、参照元クラスのID(00001)と、変更された
項目のデータのみを有する。このようにすることによ
り、例えば、ある医師は主に日本語を使用してカルテを
作成し、別の医師は主に英語を使用してカルテを作成
し、更に別の医師は主にドイツ語を使用してカルテを作
成するといった場合に対応することができる。
【0033】つまり、上記のように、クラスAを部分的
に変えて作成したクラスBが参照IDとしてクラスAの
IDを有するので、異なるクラスA,Bを介して入力さ
れた複数のデータであっても、同じ内容(例えば体重)
を表すデータとして認識することができる。また、クラ
スA及びBに共通の主要部については、参照元クラスで
あるクラスAのみにその主要部の定義情報があるので、
クラスの管理、メンテナンスが容易になる。つまり、共
通の主要部の定義に変更の必要が生じた場合、クラスA
の定義を変更するだけでよく、その変更内容がクラスB
にも反映されることになる。
【0034】図7のフローチャートでは、クラスを読み
出して貼り付けた後、参照元IDがある場合は、さらに
参照元クラスを読み出して貼り付けると説明したが、逆
に、参照元クラスを先に読み出して貼り付けた後、変更
箇所のみのデータを有する当該クラスのデータを上書き
するように構成してもよい。
【0035】図10に、上記のようなクラスを貼り付け
て作成したテンプレートCの定義内容を例示する。図8
に示したクラスの定義内容と同様に、ID、テンプレー
ト名、表示サイズ(幅及び高さ)、表示色が定義された
後、項目1としてクラスAのIDが定義されている。ク
ラスAを貼り付けるテンプレート上の位置(縦位置及び
横位置)も定義されている。同様に、項目2として、別
のクラスのID(00003)と貼付位置が定義されて
いる、以下、図示を省略するが、項目3、4、…と続
く。
【0036】図11に、テンプレート定義保存部14に
保存されているクラスセットの一例として、感染症に関
するデータを入力するためのクラスセットDの定義内容
を示している。このようなクラスセットは、クラスセッ
ト作成部22によって作成されIDを付されてテンプレ
ート定義保存部14に保存される。クラスセットは、複
数のクラスを一まとめにしたものである。図11中の個
々の定義は、図10に示したテンプレートの定義と同様
であり、説明は省略する。
【0037】例えば、ある病院で、診療科が異なって
も、「初診時には必ず感染症に関するA,B,Cの項目
について問診しなければならない」といった内規がある
とする。この場合、項目A,B,Cに関するそれぞれの
問診データ入力のための3つのクラスを一まとめにした
クラスセットDを用意しておけば、各診療科用のテンプ
レートを作成する作業の効率化と標準化が実現する。
【0038】クラスセットは、テンプレートと同様に、
それに配置される(貼り付けられる)クラスのIDと貼
付位置情報のみを有する。したがって、各診療科の初診
時の問診に使用するテンプレートにクラスセットDを配
置すれば、問診項目の標準化を図ることができる。ま
た、クラスセットDを配置した複数のテンプレートを作
成した後に、クラスセットDの定義内容に変更の必要が
生じた場合、その変更内容は自動的に各テンプレートの
変更内容として反映されることになる。
【0039】図12に、以上述べたようにして作成され
たテンプレートを表示装置12に表示した例を示す。こ
のテンプレート(初診時問診票)において、31は前述
のクラスAを貼り付けた部分であり、32はクラスセッ
トDを貼り付けた部分である。このテンプレートにデー
タを入力した例を図13に示す。さらに、このようにし
て作成されたカルテの出力(表示又は印字)例を図14
に示す。この図において、右側の欄41には、例えば投
薬に関するデータが記載される。
【0040】図1を用いて説明したように、テンプレー
トに入力されるデータは、入力データ解析部20によっ
て定量的な処理に適したデータに変換された後、入力デ
ータ保存部15に保存される。この処理について以下に
説明を加える。
【0041】図15に示すように、入力装置11及び表
示装置12を用いて、テンプレートを穴埋めするように
入力された各データは、テンプレートID、クラスID
を伴う階層構造のデータとして保存される。図15にお
いて、タグ<TEMPLATE ID = 10001>とタグ</TEMPLATE>と
で囲まれた範囲が、ID=10001のテンプレートか
ら入力されたデータであることを示している。タグ<CLA
SS ID = 00001>とタグ</CLASS>で囲まれた範囲がID
=00001のクラスから入力されたデータであること
を示している。実際には、タグ<CLASS ID = 00001 DATA
= 171.5>中のDATA = 171.5が入力データの数値を示し
ており、「身長 171.5 cm」が入力データのカルテ中に
表示される文字列を示している。同様に、タグ<CLASS I
D = 00002>とタグ</CLASS>で囲まれた範囲がID=00
002のクラスから入力されたデータであることを示し
ている。実際には、タグ<CLASS ID = 00002 DATA = 62.
5>中のDATA = 62.5が入力データの数値を示しており、
「体重 62.5 kg」が入力データのカルテ中に表示され
る文字列を示している。
【0042】上記のような構造を有する入力データを入
力データ解析部20が解析して入力データ保存部15に
保存した結果は図16に示すようになる。このように、
入力データは定量的な処理に適したデータテーブルに変
換される。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電子カ
ルテのテンプレート作成装置によれば、テンプレート上
に配置する部品をクラスという単位でテンプレートと独
立に作成して登録するので、テンプレートの作成及び修
正が容易になり、テンプレート様式の標準化が図られ
る。
【0044】また、複数のクラスをまとめてクラスセッ
トとして定義することにより、各テンプレート上にクラ
スセットを配置するだけで、共通に使用されるクラスを
まとめて配置することができる。これにより、診療行為
の標準化も図られる。
【0045】さらに、本発明の電子カルテの入力装置に
よれば、テンプレートを用いて入力されたデータが、ど
のテンプレートのどのクラスから入力されたかを示す情
報と共に保存されるので、特定のクラスを指標として、
検索、ソート、集計などのデータ処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子カルテシステムにおい
て、テンプレートを用いて電子カルテを入力する際の構
成を示す。
【図2】テンプレートを用いてカルテを作成する処理の
概略フローチャートである。
【図3】テンプレート定義保存部に保存されるデータの
データ構造の一例を示す図である。
【図4】入力データ保存部に保存されるデータのデータ
構造の一例を示す図である。
【図5】カルテ保存部に保存されるデータのデータ構造
の一例を示す図である。
【図6】電子カルテシステムにおいて、テンプレート、
クラスセット、及びクラスの作成処理に関する構成を示
す図である。
【図7】テンプレートを作成するときの処理の概略を示
すフローチャートである。
【図8】テンプレート定義保存部に保存されているクラ
スの定義内容を例示する図である。
【図9】図8のクラスを参照元クラスとして新たに作成
されたクラスの定義内容を例示する図である。
【図10】テンプレートの定義内容を例示する図であ
る。
【図11】テンプレート定義保存部に保存されているク
ラスセットの定義内容を例示する図である。
【図12】作成されたテンプレートを表示装置に表示し
た例を示す図である。
【図13】図12のテンプレートにデータを入力した例
を示す図である。
【図14】作成されたカルテの出力例を示す図である。
【図15】テンプレートから入力されたデータの構造を
例示する図である。
【図16】入力されたデータを入力データ解析部が解析
して入力データ保存部に保存した結果を模式的に示す図
である。
【符号の説明】
11 入力装置 12 表示装置 13 コンピュータ本体 14 テンプレート定義保存部 15 入力データ保存部 16 カルテ保存部 17 カルテ表示部 18 表示制御部 19 テンプレート定義データ入出力制御部 20 入力データ解析部 21 テンプレート作成部 22 クラスセット作成部 23 クラス作成部 24 定義データ入出力制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ用意されたテンプレートに入力
    項目を穴埋め式に入力する電子カルテの入力に用いられ
    るテンプレートの作成装置であって、 前記テンプレートの入力項目として使用される項目をク
    ラスとして前記テンプレートとは独立に作成して電子カ
    ルテシステムに登録する手段と、 前記テンプレートを作成する際に、前記クラスを読み出
    して当該テンプレートに配置する手段と、 を備えたことを特徴とする電子カルテシステムにおける
    テンプレート作成装置。
  2. 【請求項2】前記クラスの内容を変更したときに、それ
    以前にそのクラスを配置して作成されたすべてのテンプ
    レートに前記変更の内容を反映する手段を更に備えた請
    求項1記載の電子カルテシステムにおけるテンプレート
    作成装置。
  3. 【請求項3】あるクラスの主部分を継承しながら他の部
    分を変えることによって新たなクラスを作成して電子カ
    ルテシステムに登録する手段と、前記元のクラスの主部
    分を変更したとき、その変更の内容を前記新たなクラス
    にも反映する手段とを更に備えた請求項1記載の電子カ
    ルテシステムにおけるテンプレート作成装置。
  4. 【請求項4】複数のクラスを含むクラスセットを作成し
    て電子カルテシステムに登録する手段と、 前記テンプレートを作成する際に、前記クラスセットを
    読み出して当該テンプレートに配置する手段とを更に備
    えた請求項1記載の電子カルテシステムにおけるテンプ
    レート作成装置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれか1項記載
    のテンプレートを用いる電子カルテの入力装置であっ
    て、入力される各データがどのテンプレートのどのクラ
    スから入力されたかを示す情報を電子カルテシステムに
    保存する手段と、入力された各データについて、特定の
    クラスを指標として前記電子カルテシステムに対する検
    索、ソート、集計などのデータ処理を行う手段と、 を備えたことを特徴とする電子カルテの入力装置。
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