JPH09297787A - 医療事務用計算機におけるマスターコード付与システム - Google Patents

医療事務用計算機におけるマスターコード付与システム

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JPH09297787A
JPH09297787A JP11259396A JP11259396A JPH09297787A JP H09297787 A JPH09297787 A JP H09297787A JP 11259396 A JP11259396 A JP 11259396A JP 11259396 A JP11259396 A JP 11259396A JP H09297787 A JPH09297787 A JP H09297787A
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JP
Japan
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disease name
master code
data
code
patient
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Application number
JP11259396A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takahashi
祐一 高橋
Mikio Morita
幹生 森田
Takao Uenaka
孝郎 上中
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レセプトデータなどの発行時にこの明細書に
厚生省設定のマスターコードを簡単な手順で付与する。 【解決手段】 患者に対する診療行為データに基づいて
医療事務処理を行う医療事務用計算機において、病名と
定められたマスターコードとを対応させたマスターコー
ド辞書34を設け、例えばレセプトデータ17作成時
に、患者別の病名からマスターコード辞書34を参照
し、対応するマスターコードを引き出し、これを患者別
の診療データの病名欄に付与する。また、ユーザーが任
意に設定可能なユーザーコードを利用するシステムで
は、このユーザーコードと上記病名とを、ユーザーコー
ド1つまたは複数に対して1つの病名データを対応させ
た病名辞書36を設け、入力されたユーザーコードから
病名辞書36を参照して対応する病名を引き出す。そし
て、引き出された病名に基づいてマスターコード辞書3
4を参照し、対応するマスターコードを引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者に対する診療
行為をもとに医療事務処理を行う医療事務用計算機に係
り、特に、患者に対する診断結果に基づいて付される病
名をもとに、厚生省が設定したマスターコードを患者の
診療データに付与するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、患者に対して行われた診療行
為の管理や発生した費用請求など、多岐に渡る医療事務
を支援するために、医療機関において医療事務用計算機
が用いられている。
【0003】医療事務には、大別して「窓口業務」と
「会計業務」とがあり、「窓口業務」とは、来院した患
者の氏名、性別、生年月日や保険者番号等の患者固有の
情報を記録する「頭書ファイル」の新規作成や変更を行
う処理である。また、患者に施した診療行為や患者の病
名、投薬等の診療内容を記録する「診療ファイル」の作
成、更新等も行うものである。
【0004】一方、「会計業務」では、患者に施した診
療行為に基づいて算定した診療報酬について、診療報酬
明細書(いわゆるレセプト)を発行し、その患者が利用
する保険の支払機関に請求する等の業務が行われてい
る。
【0005】図7は、各種保険の支払機関に提出する診
療報酬明細書の一例を示している。図7に示す診療報酬
明細書15には、「頭書ファイル」から得られる患者の
氏名等の欄42、保険機関の番号を記録する保険者番号
欄41と、「診療ファイル」より得られる患者の病名を
記載する病名欄44、その月の診療実日数欄43、診療
点数の集計欄45、診療行為の摘要を記載する摘要欄4
6がある。そして、現在は、これらの事項を紙面にプリ
ントアウトして提出している。
【0006】これに対し、医療事務におけるペーパレス
化の促進を目的として、診療報酬明細書15に記載され
ているデータを磁気記録媒体に記録して提出するシステ
ム、いわゆるレセプト電算システムが提案されている。
このレセプト電算システムにおいては、診療データの管
理上の理由により、医療機関が磁気媒体に記録して提出
する診療報酬明細書に記載すべきデータには、従来、紙
媒体の病名欄44に記載していた「急性胃炎」、「風
邪」などの漢字やかなによる「病名」に代えて、厚生省
が設定した「マスターコード」を付与することが求めら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
スターコードは、厚生省が定めた「疾病」に対して一対
一で対応しており、診療報酬明細書データ(以下、レセ
プトデータと呼ぶ)にマスターコードを付与する際に以
下のような問題が生じていた。
【0008】(1)窓口業務や会計業務において、オペ
レータは、医師が患者を診断してカルテに記載した「病
名」を参照して、この「病名」に対応する「マスターコ
ード」を判断してこれを入力しなければならない。とこ
ろが、医師が付ける「病名」と厚生省が設定した「疾病
名」、即ちマスターコードとは一致しないこともある。
例えば、医師が診断により付した病名が「風邪」であっ
て、それに対応する厚生省が設定した疾病名が「感冒」
である場合、オペレータは、患者の病名「風邪」が「感
冒」に一致するものであるかどうか判断し、対応するマ
スターコードを入力しなければならない。従って、入力
作業に時間がかかり、またオペレータに高い専門知識が
要求されるという問題があった。
【0009】(2)医療機関では通常、それぞれが個別
に設定可能な4桁から6桁のユーザーコードを用いて診
療データを入力している。そして、そのユーザーコード
を使ってレセプトデータに「マスターコード」を付与し
ようとした場合、マスターコードに一対一でユーザーコ
ードを設定しなければならない。すなわち、例えば、同
じ「胃炎」でも、マスターコード上では、「急性胃炎」
と「慢性胃炎」とで異なるコードが付与されている。従
って、オペレータは、レセプトデータにマスターコード
を付けるためにそれぞれ対応する2つのユーザーコー
ド、例えば、「キイエン」、「マイエン」を覚えなけれ
ばならない。このような「急性」「慢性」のような区別
は、他の病名でも存在することが多く、対応してそれぞ
れユーザーコードを設定すると、オペレータが覚えなけ
ればならないユーザーコードが膨大な数になってしま
う。また逆に、マスターコードは9桁で構成される為、
ユーザーコードに代えてマスターコードを直接入力する
ことは非常に困難である。
【0010】以上のように、従来システムにおいては、
マスターコードを入力するにあたり、オペレータに高度
な知識や、煩雑な作業などが要求されるため、医療事務
用計算機における窓口業務や会計業務の効率化、自動化
などの観点よりシステムの改善が望まれている。
【0011】本発明は、医療事務用計算機において、上
記課題を解決するためになされ、診断結果から得られる
「病名」に基づいて対応する「マスターコード」を容易
に付与できるシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の医療事務用計算機は、患者に対する診療行
為データに基づいて医療事務処理を行う医療事務用計算
機であって、病名データと、所与のマスターコードとを
対応させたマスターコード辞書を設け、患者に対する診
断結果に応じて付された患者別の病名データが供給され
ると、前記マスターコード辞書を参照して対応する前記
マスターコードを得ることを特徴とする。
【0013】さらに、前記患者別に付された病名データ
に基づき、前記マスターコード辞書を参照して、前記対
応するマスターコードを患者別のデータに付与する。こ
こで、この患者別のデータは、例えば、医療事務用計算
機に保存される患者別の診療ファイルや、各種保険の支
払機関に提出するレセプトデータなどである。
【0014】また、上記構成に加えて、さらにユーザー
が設定したユーザーコードと前記病名データとを、ユー
ザーコードの1つまたは複数に対して1つの前記病名デ
ータを対応させた病名辞書を設け、診断結果に応じて付
された患者の病名に基づいて前記ユーザーコードが供給
されると、前記病名辞書を参照して前記ユーザーコード
に対応する前記病名データを検索し、前記検索した病名
データに基づいて、前記マスターコード辞書を参照し、
対応する前記マスターコードを得ることを特徴とする。
【0015】このように、マスターコード辞書と病名辞
書とを備えれば、ユーザーが任意に設定可能なユーザー
コードに基づいて容易に対応するマスターコードを得る
ことができ、医療事務が一層簡易となる。
【0016】次に、本発明の他の発明では、上記構成に
加え、患者別の診療ファイルを保存する診療データ保存
部と、前記診療データ保存部に一定期間保存された過去
の診療ファイルを保存する過去データ保存部と、を備え
る。そして、前記診療ファイルを前記過去データ保存部
に移動する際、前記診療ファイルに前記病名データを付
加して前記過去の診療ファイルとして前記過去データ保
存部に保存することを特徴とする。過去の診療ファイル
に病名データを付して保存しておけば、過去データ保存
部から診療ファイルを読み出した場合に、ユーザーコー
ドの変更やマスターコードの改訂がなされていても、病
名データから容易にマスターコードを得ることが可能と
なる。
【0017】また、上記構成において、前記過去データ
保存部より過去診療データを読み出した際には、前記過
去診療データに付加されている前記病名データに基づい
て前記マスターコード辞書を参照し前記マスターコード
を導き出す。
【0018】更に、本発明の別の発明においては、ユー
ザーが変更可能であるが1医療機関において比較的変更
される可能性が低い病名と、ユーザーが任意に変更可能
なユーザーコードとを対応付けた病名辞書と、前記病名
と所与のマスターコードとを対応付けたマスターコード
辞書とを設ける。そして、医療機関が付けた患者の前記
病名を前記ユーザーコードによって患者別のデータに記
憶しておき、所定の期間を経過した前記患者別のデータ
について、記憶されている前記ユーザーコードに対応す
る病名を前記病名辞書から検索してその病名を前記患者
別のデータに付加し、次に前記患者別のデータから前記
病名が読み出された際には、前記マスターコード辞書を
検索して対応するマスターコードを得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0020】実施形態1. [システムの構成]図1は、マスターコード付与機能を
有する本実施形態の医療事務用計算機の概要を示してい
る。図1に示すようにこの医療事務用計算機は、計算機
全体を制御するCPUを含む処理部20、処理部20に
対してキー入力を受け付けるキーボード12、オペレー
タに対して表示を行うディスプレイ及びその制御部を含
む表示部10、処理部20の指示に応じて診療報酬明細
書15を印字するプリンタ装置14、及び各種ファイル
を保存する例えば磁気ディスクで構成したデータ保存部
30を有する。また、レセプト電算システムに対応し
て、処理部20がマスターコードを付与したレセプトデ
ータを作成すると、このレセプトデータを磁気記録媒体
であるフレキシブルディスク(FD)に記録する磁気記
録装置16を有する。尚、図中17は、磁気媒体に記録
されるレセプトデータを分かり易く視覚化して示したも
のである。
【0021】処理部20は、来院した患者の患者頭書フ
ァイルや患者診療ファイルの作成や更新を行う窓口業務
を制御する窓口業務制御部22と、診療報酬明細書15
やレセプトデータ17を作成する会計業務を制御する会
計業務制御部24を有する。会計業務制御部24は、後
述する各種辞書を制御する辞書制御部26と、診療報酬
明細書15やレセプトデータ17を作成する明細書作成
部27とを備え、明細書作成部27はレセプトデータ1
7にマスターコードを付与するマスターコード付与部2
8を有する。
【0022】磁気ディスクから構成されるデータ保存部
30には、マスターファイル32、マスターコード辞書
34、病名辞書36、患者頭書ファイル38及び患者診
療ファイル40が記憶されている。マスターファイル3
2には、各々の診療行為を表わす診療コードやその名
称、及び診療報酬点数等のデータが記憶されている。患
者頭書ファイル38にはオペレータによってキーボード
12より入力される診療コードとその患者の氏名、性
別、保険者番号等の頭書データが記憶され、患者診療フ
ァイル40には、同様にキーボード12より入力される
診療コードとその点数、そして医師が診断の結果カルテ
に記載した患者の「病名」が記録されている。
【0023】マスターコード辞書34および病名辞書3
6は、会計業務において作成されるレセプトデータ17
に、マスターコードを付加する際参照する辞書である。
なお、病名辞書36は、従来用いられていた紙媒体によ
る診療報酬明細書15作成の際、ユーザーコードに対応
する病名を印字する場合にも使用可能である。図2は、
これら辞書34、36の内容を示している。図2(b)
に示されるように、マスターコード辞書34には、患者
診療ファイル40に記憶される「病名」と厚生省設定の
9ケタの「マスターコード」とが一対一で対応づけられ
て記憶されている。
【0024】「マスターコード」は、厚生省が設定した
「疾病名」、例えば「急性胃炎」「慢性胃炎」「感冒」
などに一対一で対応するコードであるが、各医療機関に
おいて用いられる「病名」、例えば「風邪」は、「疾病
名」、例えば「感冒」と必ずしも一致しないことがあ
る。マスターコード辞書34では、「マスターコード」
と、各医療機関で使用される「病名」とが対応づけられ
ている。従って、例えば、会計業務時におけるマスター
コード付与に際し、このマスターコード辞書34を参照
すれば、上記「疾病名」と、オペレータが入力する「病
名」との一致不一致にかかわらず、「病名」から対応す
るマスターコードを引くことができる。
【0025】一方、図2(a)に示されるように病名辞
書36には、「ユーザーコード」と「名称」とが対応づ
けられて記憶されている。「名称」は、通常の漢字変換
によって得られる漢字名称である。また、ユーザーコー
ドは、オペレータの入力作業を簡易化するためにユーザ
ーが個別に設定するコードであり、4桁から6桁のカナ
文字列または数字列を使用するのが一般的である。図2
(a)においては、「キュウセイ」、「マンセイ」、
「モウチョウ」などのユーザーコードに対して「急
性」、「慢性」、「盲腸炎」という名称が対応づけられ
ている。
【0026】図2に示すように、患者に対して医師が付
けた病名が「風邪」の場合、例えば、ユーザーコード
「カゼ」が設定されていると、病名辞書36には、ユー
ザーコード「カゼ」と病名「風邪」とが一対一で対応づ
けられている。そして、この病名「風邪」に対しては、
マスターコード辞書34において例えばマスターコード
「087654321」が対応づけられている。
【0027】また、病名が「急性胃炎」で、ユーザーコ
ードが「キュウセイ」と「イエン」とで別々に設定され
ている場合には、図2に示されるように、それぞれのユ
ーザーコードに直接対応する名称、即ち病名は存在しな
い。そこで、辞書制御部26は、このようなユーザーコ
ードの複数の組み合わせから一つの病名を導き出す機能
を備えている。すなわち、辞書制御部26は、患者診療
ファイル40に記憶されているユーザーコードが「キュ
ウセイ」と「イエン」の組み合わせであるとき、病名辞
書36を参照して「キュウセイ」に対応する漢字の名称
「急性」と、「イエン」に対応する名称「胃炎」とを得
た後、それらを組み合わせた名称、即ち病名「急性胃
炎」を完成するように構成されている。
【0028】このように、本システムでは、まず、病名
辞書36を参照することにより、ユーザーコードからこ
のコードに対応する病名が得られる。そして、得られた
病名を元にマスターコード辞書34を参照して、マスタ
ーコードを得るのである。
【0029】[システム動作]以下、本実施形態のシス
テム動作についてさらに図3および図4を用いて説明す
る。ここで、図3は、医療事務の全体的な動作を示し、
図4は本実施形態の特徴であるマスターコード付与動作
を示す図である。
【0030】・窓口業務(S1) オペーレータは、キーボード12を用いて来院患者の頭
書データを入力し、患者頭書ファイルを作成(新規患者
の場合)または更新(再来患者の場合)する(S1
0)。また、患者に対する診療行為や、投薬および病名
などに関する診療データを入力し、これにより患者診療
ファイルが作成・更新され(S12)、これらのファイ
ルは、図1のデータ保存部30に患者別に保存される。
【0031】なお、患者診療ファイルの作成・更新時
に、患者の病名が例えば「慢性胃炎」であって、オペレ
ータが病名欄にユーザーコード「マンセイ」および「イ
エン」を用いて入力すると、そのユーザーコードがデー
タとして記憶される。または、通常の漢字変換によって
漢字名称を直接入力した場合には、例えば「慢性胃炎」
の4文字分の文字コードが記憶される。そして、その
際、記憶されているのがユーザーコードか漢字文字列か
を識別する為の識別子も一緒に記憶するようにしてい
る。
【0032】・会計業務(S2) 会計業務は、定期的、例えば月に一回などの周期で行わ
れ、この業務では、主として診療報酬明細書15を含む
請求書の発行業務が行われる。そして、本実施形態にお
いて、特徴的なFDに記録するためのレセプトデータ1
7の作成は、以下のような手順で行われる。
【0033】まず、通常の診療報酬明細書15の作成と
同様に、会計業務制御部24の明細書作成部27が、デ
ータ保存部30より患者頭書ファイル38を読み込み
(S20)、患者診療ファイル40を読み込む(S2
2)。そして、従来と同様に、例えば、読み込まれた患
者診療ファイル40内の診療データから、図7に示す集
計欄45に記載すべきデータを作成し、合計点数を計算
する(S24)。
【0034】また、明細書作成部27は、上記点数計算
と共に(点数計算との処理順序の前後は問わない。)、
診療ファイル40に記憶された病名データに基づいて、
図4に示すような手順でマスターコードの付与を行う。
まず、明細書作成部27のマスターコード付与部28
は、記憶されていたデータがユーザーコードであるか、
または病名を直接表わす文字コードであるかを判別する
(S200)。ユーザーコード、例えば「マンセイ」お
よび「イエン」が記憶されている場合には、辞書制御部
26の制御に基づいて図2に示す病名辞書36にアクセ
スし(S201)、「マンセイ」と「イエン」の組み合
わせに対応する病名データとして「慢性胃炎」を導き出
す(S202)。
【0035】一方、ステップS200での判別の結果、
病名欄に名称または病名「慢性胃炎」の文字コードが記
憶されている場合には、病名辞書36を参照することな
く、マスターコード辞書34にアクセスする(S20
3)。また、上述した手順によって、病名辞書36が参
照され(S201)、ユーザーコードに対応した病名が
得られた場合にも(S202)、マスターコード辞書3
4にアクセスする(S203)。
【0036】マスターコード辞書34を参照することに
より病名「慢性胃炎」に対応するマスターコード、例え
ば「123456780」が得られる。そして、図1の
マスターコード付与部28は、患者診療ファイル40に
記憶されていたユーザーコードまたは病名に代えて、ス
テップS203で得られたマスターコードをレセプトデ
ータ17に付与する(S204)。
【0037】以上のようにして明細書作成部27は、レ
セプトデータ17を作成する。そして、レセプトデータ
17を所定の形式で出力する前にはプレビューが行わ
れ、レセプトデータ17に誤りがないかどうか確認され
る(S26)。プレビューの結果、データに誤りがな
く、または誤りが訂正されると、厚生省指定の形式で形
成されたレセプトデータ17がFDに出力され、これが
支払機関に提出され、診療報酬の請求が行われる(S2
8)。
【0038】なお、ユーザーコードを変更・追加する場
合や、厚生省によってマスターコードが改訂された場合
には、病名辞書36のユーザーコードを追加・変更した
り、またマスターコード辞書34のマスターコードを変
更することで容易に対応が可能である。
【0039】実施形態2.次に、他の実施形態について
図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施形態2
の一部についての概略構成を示しており、実施形態1と
同様に、マスターコード辞書34および病名辞書36を
備え、図1のレセプトデータ17の発行時などにマスタ
ーコードを付与する機能を有する。
【0040】本実施形態において特徴的なことは、デー
タ保存部30に保存された患者診療ファイル40を一定
期間経過後に過去データ保存部50に移動する際に、診
療データの病名欄に病名データを付与して保存すること
である。
【0041】医療事務用計算機では、他の計算機と同様
に、システムのデータ蓄積能力に限界があり、日々増加
する患者データの全てを常時データ保存部30に保存し
ておくことが困難である。そこで、患者診療ファイル4
0については、患者頭書ファイル38との関連付けを行
った上で、長期保存エリアである過去データ保存部50
に移動してここで保存する。そして、該当する患者が再
来院した場合には、データ保存部30に残された患者頭
書ファイル38に基づいて、過去データ保存部50から
患者診療ファイル52を読み出し、このファイルをデー
タ保存部30に戻しておいて、窓口業務や会計業務など
を行う。
【0042】ここで、病名欄に関し、窓口業務にて実施
形態1で説明したようにユーザーコードを利用して入力
した場合、病名欄にはユーザーコードが記憶される。と
ころがこのユーザーコードは、ユーザーが任意に変更可
能なコードであるため、例えば、患者診療ファイル40
が過去データ保存部50に移動された後に、変更・追加
などが行われる可能性がある。ユーザーコードの変更に
伴い病名辞書36も順次変更されるため、過去データ保
存部50から戻した患者診療ファイル52の病名欄に過
去のユーザーコードが記憶されていても、このユーザー
コードに対応する病名を知ることができなくなる事態も
生じ得る。
【0043】そこで、本実施形態では、患者診療ファイ
ル40を過去データ保存部50に移動する際に、病名欄
に病名データを記録することとした。病名については、
ユーザーコードとは違って、各医療機関内で変更される
可能性が低いので、病名を付与して過去データ保存部5
0に保存しておけば、読み出した際に直ちに過去の病名
およびこの病名に基づいてマスターコードを知ることが
できる。また、マスターコード辞書34における病名も
同様に変更されないので、過去に患者診療ファイル52
に記憶された病名から逆に新たなマスターコードを引き
出すこともできる。さらに、マスターコードが改訂され
ている場合であっても、上述したようにマスターコード
辞書32の病名が変更されていないので、病名に基づい
て改訂後のマスターコードを得ることも容易である。
【0044】以下、本実施形態における動作について説
明する。
【0045】暦月が新しくなると処理部20は、月替処
理を行ってデータファイルの管理月を1ケ月ずつ送り、
そこで、作成又は更新されたファイル(S30)の中
に、nケ月、例えば6ケ月を経過した患者診療ファイル
40があるかチェックする(S31)。そして、nケ月
を経過した患者診療ファイル40がある場合には、その
ファイルを読み出して病名欄を確認し、ここにユーザー
コードのみが記憶されている場合、例えばコード「キュ
ウセイ」および「イエン」だけが記憶されている場合、
病名辞書36を参照して対応する病名、例えば「急性胃
炎」をこの病名欄に追加して記憶する(S32)。な
お、記憶容量の節約などの観点から病名を付加すると共
に、病名欄に記憶されているユーザーコードを削除して
もよい。病名欄に病名が文字列で記憶されていた場合に
は、上述した病名の追加作業は不要である。また、病名
欄に、例えばマスターコードのみが記憶されている場合
には、マスターコード辞書34を参照して、ユーザーコ
ードの場合と同様に対応する病名を病名欄に追加しても
よい。
【0046】病名追加後、患者診療ファイル40は、患
者頭書ファイル38とのリンク付けがなされた上で、過
去データ保存部50に移動され(S33)、過去の患者
診療ファイル52として半永久的に保存される。
【0047】そして、患者の再来院により過去の患者診
療ファイル52が必要となった場合には、処理部20
は、図6(b)に示すように、対応する患者診療ファイ
ル52を過去データ保存部50より読み出し(S3
4)、データ保存部30に移動する(S35)。そし
て、患者に対する診療行為などに応じて、患者頭書ファ
イルおよび患者診療ファイルが更新される(S36)。
その後、実施形態1と同様に、図1のレセプトデータ1
7の発行時などには、過去の患者診療ファイル52内に
記憶されている過去の病名、例えば、「急性胃炎」に基
づいてマスターコード辞書34を参照すれば、対応する
マスターコード、ここでは「123456789」が得
られる。
【0048】尚、図5において、データ保存部30と過
去データ保存部50を別の磁気ディスク装置で構成して
いるが、これを1つの磁気ディスク装置内のパーティシ
ョンを区切って過去データ保存部50を設けるようにす
ることももちろん可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医療事務
用計算機において、病名とマスターコードとが対応した
マスターコード辞書を設けることにより、病名に基づい
てマスターコードを容易に得ることが可能となり、医療
事務の効率化を図ることができる。さらに、ユーザーコ
ードをデータ入力時に用いる場合には、このユーザーコ
ードと病名とが対応付けられた病名辞書を介して、ユー
ザーコードから対応するマスターコードを得ることも容
易となる。
【0050】また、患者の診療ファイルを過去データ保
存部に移動する際に、病名データを追加してこれを過去
データ保存部で保存することとしたので、この過去デー
タ保存部から再び診療ファイルを読み出した場合に病名
から直ちにマスターコードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係る医療事務用計算機の構成を
示す図である。
【図2】 図1のマスターコード辞書32および病名辞
書34の構成を示す図である。
【図3】 実施形態1に係る医療事務の流れを示す図で
ある。
【図4】 図3の医療事務におけるマスターコード付与
手順を示す図である。
【図5】 実施形態2に係る医療事務用計算機の構成を
示す図である。
【図6】 実施形態2に係る過去データ保存部への患者
診療ファイルの移動手順を示す図である。
【図7】 一般的なレセプトデータの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】 10 表示部、12 キーボード、14 プリンタ、1
5 診療報酬明細書、16 磁気記録装置、17 レセ
プトデータ、20 処理部、22 窓口業務制御部、2
4 会計業務制御部、26 辞書制御部、27 明細書
作成部、28マスターコード付与部、30 データ保存
部、34 マスターコード辞書、36病名辞書、38
患者頭書ファイル、40 患者診療ファイル、50 過
去データ保存部、52 過去患者診療ファイル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に対する診療行為データに基づいて
    医療事務処理を行う医療事務用計算機において、 病名データと、所与のマスターコードとを対応させたマ
    スターコード辞書を設け、 患者に対する診断結果に応じて付された患者別の病名デ
    ータが供給されると、前記マスターコード辞書を参照し
    て対応する前記マスターコードを得ることを特徴とする
    マスターコード付与システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマスターコード付与シ
    ステムにおいて、 前記患者別に付された病名データに基づき、前記マスタ
    ーコード辞書を参照して、前記対応するマスターコード
    を患者別のデータに付与することを特徴とするマスター
    コード付与システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載のマ
    スターコード付与システムにおいて、 さらに、ユーザーが設定したユーザーコードと前記病名
    データとを、ユーザーコードの1つまたは複数に対して
    1つの前記病名データを対応させた病名辞書を設け、 診断結果に応じて付された患者の病名に基づいて前記ユ
    ーザーコードが供給されると、前記病名辞書を参照して
    前記ユーザーコードに対応する前記病名データを検索
    し、 前記検索した病名データに基づいて、前記マスターコー
    ド辞書を参照し、対応する前記マスターコードを得るこ
    とを特徴とするマスターコード付与システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3のいずれかに記
    載のマスターコード付与システムにおいて、 患者別の診療ファイルを保存する診療データ保存部と、 前記診療データ保存部に一定期間保存された過去の診療
    ファイルを保存する過去データ保存部と、を設け、 前記診療ファイルを前記過去データ保存部に移動する
    際、前記診療ファイルに前記病名データを付加して前記
    過去の診療ファイルとして前記過去データ保存部に保存
    することを特徴とするマスターコード付与システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のマスターコード付与シ
    ステムにおいて、 前記過去データ保存部より過去の診療データを読み出し
    た際、前記過去の診療データに付加されている前記病名
    データに基づいて前記マスターコード辞書を参照し、前
    記マスターコードを得ることを特徴とするマスターコー
    ド付与システム。
  6. 【請求項6】 ユーザーが変更可能であるが1医療機関
    において比較的変更される可能性が低い病名と、ユーザ
    ーが任意に変更可能なユーザーコードとを対応付けた病
    名辞書と、前記病名と所与のマスターコードとを対応付
    けたマスターコード辞書と、を設け、 医療機関が付けた患者の前記病名を前記ユーザーコード
    によって患者別のデータに記憶しておき、所定の期間を
    経過した前記患者別のデータについて、記憶されている
    前記ユーザーコードに対応する病名を前記病名辞書から
    検索してその病名を前記患者別のデータに付加し、次に
    前記患者別のデータから前記病名が読み出された際に
    は、前記マスターコード辞書を検索して対応するマスタ
    ーコードを得ることを特徴とするマスターコード付与シ
    ステム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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