JP2003256462A - コード化システムおよびコード化プログラム - Google Patents

コード化システムおよびコード化プログラム

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JP2003256462A JP2002056731A JP2002056731A JP2003256462A JP 2003256462 A JP2003256462 A JP 2003256462A JP 2002056731 A JP2002056731 A JP 2002056731A JP 2002056731 A JP2002056731 A JP 2002056731A JP 2003256462 A JP2003256462 A JP 2003256462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表記ゆらぎを含む傷病名文字列において、少な
い負担で的確にコード化可能なコード化方法を提供する
こと。 【解決手段】傷病名文字列を傷病名マスタテーブル7と
照合する前に、表記ゆらぎテーブル5を用いて、表記ゆ
らぎ部分を標準的な表記に変換しておく。また傷病名マ
スタテーブル7に照合して得られた傷病名と傷病名が同
一文字列でない場合は、傷病名文字列に含まれる語句の
属性を解析し、一致度を評価してユーザに提示する。ユ
ーザはその情報をもとに必要な分だけ近似傷病名検索を
行い、そのコードを修正することができる。これによっ
て、少ない負担でより多くの表記ゆらぎを含む傷病名を
コード化でき、入力ミスを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表記にゆらぎのあ
る語句のコード化を容易にするコード化処理技術、特に
医療機関が疾病動向等の分析を行うために傷病名をコー
ド管理する電子カルテシステム、もしくは保険者や審査
支払機関が診療報酬明細書に記載された傷病名をコード
化して統計処理を行うレセプト処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】医師は患者を診察する際に病状、病態に
基づき、その患者の傷病名を記録する。傷病名の表記方
法は個々の医師の裁量に任されており、標準的な傷病名
以外にも慣用的な傷病名、仮名遣いが異なるなど、同じ
病状、病態を表現するにもさまざまな傷病名が発生す
る。加えて患者の病態、病状をより正確に表現するさま
ざまな修飾語句が付加されるため、傷病名の表記はさら
に多岐にわたり、これらの表記ゆらぎが傷病名をコード
管理する観点からは大きな障害となっている。たとえば
健康保険組合等の保険者は、各医療機関より発行された
診療報酬明細書(以下、レセプトと言う)の傷病名欄に
記載されている傷病名を集計し、効果的な保健事業展開
の目的で疾病動向の統計処理を行なっている。疾病動向
を分析するためには傷病名をコード化して集計する必要
があるが、従来この作業はレセプトに記載された傷病名
を知識、経験のある作業者が対応するコードに手作業で
変換、集計していた。しかし保険者によっては月に数十
万〜数百万件ものレセプトが届き、毎月集計を行うには
時間的にもコスト的にも負担が重く、機械化されること
が望まれている。従来の技術によってこの傷病名読み取
りの機械化を実現するには、たとえばOCR装置(文字
読取装置)やパンチ入力によりレセプト記載の傷病名文
字列を入力し、傷病名およびコードが格納された記録媒
体である傷病名マスタと照合して該当傷病名をコード化
する方法がある。ところがレセプト記載の傷病名文字列
は前述した表記ゆらぎがあるため、傷病名マスタと照合
しても確実にコードを得ることは必ずしも容易ではな
い。そのため、傷病名マスタとは別にユーザ辞書を設
け、検出されなかったレセプト記載の傷病名文字列は対
応するコードとともに登録しておく必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によって多
くの傷病名を自動的にコード化するためには、より多く
の表記ゆらぎ傷病名をユーザ辞書に登録しておかなくて
はならない。そのため従来の技術では傷病名マスタ照合
時にコード化できなかった傷病名を目視により確認し、
必要に応じてユーザ辞書に追加する必要があった。ユー
ザ辞書への登録作業は、コード化できなかった傷病名に
最も近いと思われる傷病名マスタ上の傷病名を探し出
し、そのコードを対応付けることになる。この作業は手
間がかかると同時に、登録するユーザによってばらつき
や登録ミスが生じる可能性がある。またコード管理に使
用するコード体系を変更する際には、すべてのユーザ辞
書上の傷病名をもう一度新たなコード体系を用いてコー
ドを対応付け直さなくてはならない。このようにユーザ
辞書を用いたコード化技術はユーザにとって大変な労力
を強いるため、極力標準的な傷病名マスタだけを用いて
コード管理したほうが作業効率は各段に向上するととも
に、ばらつきや登録ミスの防止の観点からも安全である
といえる。したがって本発明の目的は、少ない負担でよ
り多くの表記ゆらぎを傷病名マスタに照合しやすいコー
ド化方法を提供することにある。また本発明のもうひと
つの目的は、傷病名マスタ照合の結果、完全に一致する
傷病名がなかった場合には、適切と思われる傷病名とそ
の一致度合いを評価し、ユーザに提示する環境を提供す
ることにある。また本発明のもうひとつの目的は、評価
の結果ユーザが別の傷病名のコードに対応付ける場合、
近似していると思われる傷病名マスタ上の傷病名を複数
提示し、ユーザが最適な傷病名を選択できる手段を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の傷病名のコード
化方法は上記目的を達成するために、入力された傷病名
を傷病名マスタに照合する前に、傷病名上の表記ゆらぎ
部分を標準的な表記に変換してマスタ傷病名が検出され
やすくする。また、本発明の傷病名のコード化方法は上
記目的を達成するために、入力された傷病名文字列内に
複数の傷病名や修飾語句が含まれている場合、それらが
どのような構造で配置されているかを解析し、その結果
を元に傷病名文字列内に含まれている傷病名を用いてコ
ード化可能か否かをユーザに提示する。また、本発明の
傷病名のコード化方法は上記目的を達成するために、ユ
ーザが入力された傷病名文字列に対して、他のコードを
対応付けるべきであると判断した場合、入力された傷病
名の近似傷病名を複数検出してユーザに提示し、その中
から適切なコードを選択できるようにする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明のコード化方法にお
ける第一の実施形態であるコード化システムについて説
明する。図1は本実施形態の基本構成図で、コンピュー
タ装置1に記録媒体に本発明のコード化方法を実行する
プログラムが格納されている。図示されていないOCR
装置、パンチ入力、フレキシブルディスクなどの外部記
録媒体、他のコンピュータ装置とのネットワーク接続な
どを介して入力される傷病名文字列データ2はコンピュ
ータ装置1内でコード化処理された結果、傷病名コード
化結果データ3として出力される。傷病名コード化結果
データ3の出力はフレキシブルディスクなどの外部記録
媒体へ記録、ネットワーク接続などを介して他のコンピ
ュータ装置に出力、あるいはプリンタによって帳票上に
印刷されてもよい。コンピュータ装置1は処理プログラ
ムとして表記ゆらぎ標準化手段4、傷病名マスタ照合手
段6、文字列構造解析手段8、近似傷病名検索手段1
0、照合結果修正手段12、制御手段14から構成され
る。また記録領域として表記ゆらぎテーブル5、傷病名
マスタテーブル7、構造式テーブル9、近似傷病名テー
ブル11、コード化結果保存テーブル13、照合テーブ
ル15を有し、処理結果を操作者が管理、修正するため
の周辺機器としてディスプレイ等の表示手段16とキー
ボード、マウス等の入力手段17を備える。以下に図2
を用いて本実施形態の大まかな動作について説明する。
まず外部より取得した傷病名文字列データ2である入力
文字列は、表記ゆらぎ標準化手段4によって表記ゆらぎ
テーブル5に照合される。表記ゆらぎテーブル5にはあ
らかじめ慣用的表現や仮名遣いのゆらぎ語句と、その標
準的な表記である標準語句が格納されており、ゆらぎ標
準化手段4は表記ゆらぎテーブル5より入力文字列内の
ゆらぎ語句を検出し、対応する標準語句に変換する。図
2の例では傷病名文字列データ2として入力文字列「右
前腕接触性皮フ炎」が入力されている。「皮膚」という
語句は、慣用的に「皮フ」という表記で記されることが
あり、表記ゆらぎテーブル5上には、あらかじめゆらぎ
語句として「皮フ」、その標準語句として「皮膚」が登
録してある。そのため入力文字列「右前腕接触性皮フ
炎」は「右前腕接触性皮膚炎」という標準化文字列に変
換される。このように表記ゆらぎ標準化手段4と表記ゆ
らぎテーブル5を用いることにより、入力文字列の中に
含まれている慣用的な表現や、仮名遣いのばらつきによ
る表記ゆらぎを標準的な表記に変換することができる。
したがって表記にゆらぎのある入力文字列も標準的な文
字列としてコード化が可能になる。同様の効果を従来の
技術のようにゆらぎ標準化手段4と表記ゆらぎテーブル
5を用いずに実現する場合、ユーザ辞書には「皮膚
炎」、「皮膚裂傷」のように「皮膚」という語句の含ま
れるすべての傷病名を「皮フ」と書き換えた語句である
「皮フ炎」、「皮フ裂傷」をコードとともに登録してお
かなくてはならない。「皮膚」がつく標準的な傷病名だ
けでも400種類以上あり、すべての表記ゆらぎに対し
て登録を行えば、ユーザ辞書は巨大なものになる。この
ためユーザ辞書への登録作業の負担、照合時間が著しく
増大するとともに、登録時の入力ミスによるコード化変
換の危険性も増大する。よって本実施携形態によるコー
ド化方法のように、傷病名全体をユーザ辞書に登録する
のではなく、表記ゆらぎ部分のみを変換した上で標準的
な傷病名マスタに照合したほうが効率的で、登録ミスの
危険性が低減する。次に生成された標準化文字列は傷病
名マスタ照合手段6によって傷病名マスタテーブル7に
照合される。傷病名マスタテーブル7には、標準的な傷
病名および傷病名に付加される修飾語句がマスタ語句と
して登録されており、またそれぞれのマスタ語句に対応
するコードおよび語句属性が格納されている。傷病名マ
スタ照合手段6は標準化文字列の中に含まれているすべ
てのマスタ語句を検出、その語句のコードおよび語句属
性を抽出する。ここでいう語句属性とはマスタ語句の種
類を示すパラメータであり、傷病名なのか修飾語なの
か、修飾語句であるならばどのような種類の修飾語句な
のかを分類するために使用する。図2の例では標準化文
字列「右前腕接触性皮膚炎」を傷病名マスタテーブル7
に照合した結果、マスタ語句「右」、「前腕」、「接触
性皮膚炎」が検出され、それぞれの語句属性は位置を示
す修飾語句である「位置」、身体の一部を示す修飾語句
である「部位」、傷病名であることを示す「傷病」であ
るという結果を得ている。マスタ照合の結果より、入力
された傷病名文字列は位置、部位に関する修飾語句を含
んだ傷病名「接触性皮膚炎」であり、そのコードは「6
929196」であると判断できる。しかし一般に入力
文字列に傷病名と修飾語句が含まれている場合、その傷
病名が入力文字列に対応する傷病名であると断定するこ
とはできない。たとえば入力文字列が「皮膚炎(接触
性)」のように記載されていることもあり、この場合傷
病名マスタに照合した結果、「皮膚炎」という傷病名と
「接触性」という「病因」を示す修飾語句として検出さ
れ、連続した「接触性皮膚炎」という傷病名は検出でき
ない。したがってコードは「皮膚炎」を意味する「68
69043」となる。このように傷病名文字列に含まれ
ている傷病名をそのままコード化しても必ずしも適切な
コード化結果が得られないこともある。そこで本実施形
態では入力文字列に含まれる傷病名、修飾語句などのマ
スタ語句がどのように配置されているかを示す構造式と
いう概念を用いて、コード化結果が正当なものであるか
否かを評価する。構造式によるコード化評価には文字列
構造解析手段8と構造式テーブル9を用いる。文字列構
造解析手段8は傷病名マスタ照合手段6の生成した照合
結果のうち語句属性に着目し、傷病名文字列内に検出さ
れたマスタ語句の順に対応する語句属性を並べ、これを
構造式として扱う。文字列構造解析手段8は構造式テー
ブル9にこの構造式を照合し、同一の構造式が検出され
た場合には対応する構造評価より、入力された傷病名文
字列に含まれる傷病名のコードを採択できるか否か判断
する。また同一の構造式が発見されなかった場合には採
択不可と判断する。図2の例では「右前腕接触性皮膚
炎」の場合であれば、その構造式は「位置部位傷病」で
ある。この構造式は構造式テーブル9においてその構造
評価を「良」として登録されており、したがって傷病名
文字列内に含まれている傷病名「接触性皮膚炎」のコー
ドを採択可能であると判断する。傷病名と修飾語句によ
って構成される傷病名文字列は、その組み合わせが無限
にあるため、一つ一つの傷病名文字列に対して適切なコ
ード化が行われているかどうか評価するのは困難であ
る。しかし本実施形態のように傷病名文字列を構造式に
置換えれば、そのほとんどが数百種類程度に収束できる
ので、構造式毎に採択可能であるかどうか評価すれば、
ほとんどの傷病名文字列は自動的にコード化可能か否か
判定できる。したがって入力された傷病名が傷病名マス
タに一致する傷病名がなかった場合でも、ユーザは目視
による確認を最小限に絞り込むことができる。構造式毎
の評価方法は以下のとおりである。一般に傷病名文字列
に傷病名と「位置」や身体の「部位」を示す修飾語句が
含まれていても、それらの修飾語句が傷病名に対する影
響は少ないと考えられる。たとえば「右前腕接触性皮膚
炎」が「左下腿接触性皮膚炎」であっても、「接触性皮
膚炎」であることに変わりはない。しかし含まれている
修飾語句が「病因」や「状態」を示すものであると、こ
れらの傷病名は別の標準的な傷病名で言い表せる可能性
があるため、傷病名文字列内に含まれている傷病名がそ
のまま採用できるとは限らない。また傷病名文字列内に
複数の傷病名が検出された場合も、それが単に傷病名の
羅列なのか、あるいは二つの傷病名で一つの意味を示し
ているか判断が難しく、最終的にはユーザによる目視確
認を要する。構造式によるコード化結果評価の提示、ユ
ーザによる目視確認は照合結果修正手段12によって行
う。照合結果修正手段12はここまでの処理によって求
められた入力文字列、標準化文字列、マスタ語句として
抽出された傷病名およびそのコード、構造評価をユーザ
に提示する。ユーザはこれらの情報をもとにこのコード
化結果が採択可能であるか否かを判断し、必要に応じて
修正を加える。これらのコード化結果はコード化結果保
存テーブル13に格納し、必要に応じて出力される。コ
ード化結果の修正には近似傷病名検索手段10および近
似傷病名テーブル11を用いる。近似傷病名検索手段1
0は表記ゆらぎ標準化手段4によってすでに生成されて
いる標準化文字列を近似傷病名テーブル11にあいまい
検索を行い、標準化文字列と近似している複数の傷病名
およびそのコードを抽出する。このあいまい検索結果は
再び照合結果修正12によってユーザに提示され、ユー
ザは提示されたいくつかの傷病名の中でもっとも適切で
あると思われる傷病名を選択することにより、そのコー
ドがコード化結果保存テーブル13に格納される。従来
の技術によればこの近似傷病名検索作業はユーザの手に
よって行われ、ユーザは傷病名とコードの対応表などを
もとに適切な傷病名を探し出し、そのコードを入力する
ことによりコード化していた。しかしこの方法ではユー
ザの検索作業の負担は大きく、またより適切な傷病名が
あるにもかかわらず他の傷病名のコードを登録してしま
ったり、コード入力時の入力ミスにより誤ったコードを
登録してしまう危険性があった。本実施形態では事前に
構造評価を行い、目視確認を要する必要最小限の入力文
字列を抽出し、ユーザによるコードの変更は複数の近似
傷病名の中からもっとも適切な傷病名を選択する作業に
よって実現するため、ユーザのコード化作業の負担は著
しく低減するとともに、入力ミス等によるコード化の誤
りを最大限抑制することが可能である。以上のように、
本実施形態によれば表記にゆらぎのある入力文字列を、
より少ないユーザ作業負担により的確にコード化するこ
とが可能なコード化システムを提供することができる。
以下に図3、図4を用い、本実施形態の表記ゆらぎ標準
化手段4と表記ゆらぎテーブル5の詳細な説明を行う。
図3は本実施形態の表記ゆらぎテーブル5の具体例を示
す図である。表記ゆらぎテーブル5には、少なくとも慣
用的な表記や仮名遣いのばらつきであるゆらぎ語句30
1と、それに対応する標準的な表記である標準語句30
2が格納されている。表記ゆらぎテーブル5の目的は医
師の自由裁量によって記載される様々な傷病名の表記ゆ
らぎを、傷病名マスタテーブル7に格納されているマス
タ語句の表記に収束させることにある。よってゆらぎ語
句には傷病名によく見受けられる表記のばらつき、たと
えば慣用的な表記(「皮膚」と「皮フ」)、ひらがな/
カタカナ/漢字表記の違い(「びらん」、「ビラン」、
「糜爛」)、漢字の違い(「頸」と「頚」)、発音の違
い(「ウィルス」と「ウイルス」)、長音記号の有無
(「カタール」と「カタル」)などを、それぞれ傷病名
マスタテーブル7に登録されている標準的な表記である
標準語句とともに格納する。図4は表記ゆらぎ標準化手
段4の詳細な動作を示すフローチャート図である。まず
ステップ401で制御手段14により傷病名文字列デー
タ2として取りこまれた入力文字列を表記ゆらぎ標準化
手段4に取りこむ。次にステップ402で表記ゆらぎテ
ーブル5のゆらぎ語句301を参照し、入力文字列の一
部に該当する語句がないかどうかを検索する。もし該当
するゆらぎ語句が発見された場合には、ステップ403
でそのゆらぎ語句の部分を表記ゆらぎテーブル5の標準
語句302に格納された語句に置換する。ステップ40
2、403によりすべてのゆらぎ語句が標準語句に変換
されたら、ステップ404にてその文字列を標準化文字
列として制御手段14に返す。このとき変換されるのは
必ずしも入力文字列の一部とは限らず、入力文字列全体
がゆらぎ語句として標準語句に変換されたり、入力文字
列にゆらぎ語句が検出されずにそのまま標準化語句とし
て制御手段14に返されることもある。以上、表記ゆら
ぎ標準化手段4と表記ゆらぎテーブル5により、入力文
字列に含まれる表記ゆらぎが標準化され、次の工程であ
る傷病名マスタテーブル6への照合の際に、より多くの
傷病名文字列がコード化可能になる。従来技術のように
ユーザ辞書に表記ゆらぎを含む傷病名文字列とその対応
するコードを格納する方法と比較し、本実施形態ではあ
くまで文字列上で表記ゆらぎを標準化するだけなので、
次の工程で用いる傷病名マスタテーブル7に依存するこ
とがない。つまり傷病名マスタテーブル7で用いるコー
ド体系を変更するような場合、ユーザ辞書はすべての登
録傷病名文字列のコードを新たなコード体系に基づき変
更しなくてはならないが、本実施形態では文字列を置換
えるだけなので、コード体系には依存しない。したがっ
てユーザ辞書のコードをすべて書きかえるような膨大な
作業負荷を回避することができる。以下に図5、図6、
図7、図8、図9を用い、本実施形態の傷病名マスタ照
合手段6と傷病名マスタテーブル7の詳細な説明を行
う。図5は本実施形態における傷病名マスタテーブル7
の具体例を示す図である。傷病名マスタテーブル7には
少なくとも傷病名、修飾語句などのマスタ語句501と
それに対応するコードであるコードA502、コードB
503及びマスタ語句の種類を表す語句属性504が格
納される。格納されるコードは必ずしも二種類である必
要はなく、一種類もしくは三種類以上格納してもかまわ
ない。一般に広く使われているコードとしては、レセプ
トに記載する傷病名のコード化を主な目的とするレセプ
ト電算処理システムの病名マスタと修飾語マスタがあ
り、数多くの傷病名や修飾語がコード付けされている。
また傷病名をもとに疾病動向分析を行う際など、あまり
コードの種類が多すぎると分類が細かくなりすぎる場合
には、膨大な数の傷病名を119項目に分類してコード
付けしてある社会保険表章用疾病分類(中分類コード)
がよく用いられる。このようにコードはその利用目的に
よってユーザが選択できることが好ましく、傷病名マス
タテーブル7に複数のコード体系を格納しておけば、ユ
ーザの利用目的に合わせて適切なコード体系を選択する
ことができる。図6は傷病名マスタテーブル7に格納さ
れる語句属性504の例を示す表である。本実施形態で
は傷病名マスタテーブル7に格納されるすべてのマスタ
語句に語句属性が対応付けられている。しかし傷病名文
字列として自由に記載される可能性のあるすべての語句
をマスタ語句として登録することはできないので、マス
タ語句として登録されていない文字列は語句属性が「未
知」であるとして扱う。図7は傷病名マスタ照合手段6
の詳細な動作を示すフローチャート図である。まずステ
ップ701で制御手段14により標準化文字列を入力文
字列として傷病名マスタ照合手段6に取りこむ。ステッ
プ702では傷病名マスタテーブル7のマスタ語句50
1を参照し、入力文字列の一部に該当する語句がないか
どうかを検索する。ステップ703にて該当する語句が
検出された場合、ステップ704でそのマスタ語句50
1、コードA502、コードB503、語句属性504
を照合テーブル15に格納する。すべての該当するマス
タ語句が照合テーブル15に格納されたら、ステップ7
05で必要なマスタ語句だけを選択し、残りのマスタ語
句は照合テーブル15より消去する。これはたとえば
「前腕」という語句に検出されるマスタ語句は「前」、
「腕」、「前腕」と3種類あるが、必要なのは「前腕」
だけであり、他のマスタ語句は不用だからである。ステ
ップ706では最終的に選択されたマスタ語句と、その
もとになる入力文字列を比較し、入力文字列内にマスタ
語句が検出されなかった連続する部分文字列を語句属性
「未知」として照合テーブル15に格納する。このとき
コードA、コードBには何も格納されない。図8は図7
のステップ705において必要なマスタ語句だけを選択
するためのルールを説明する表である。マスタ照合によ
り複数のマスタ語句が検出された場合、検出されたマス
タ語句A、マスタ語句Bの入力文字列内での位置、文字
数からマスタ語句A、Bいずれが選択されるべきかを調
べている。図8の1)から3)のようにマスタ語句Aと
マスタ語句Bの関係がいずれか一方が他方の語句に内含
されてしまう関係にあるならば、長いほうのマスタ語句
が選択される。たとえば「前腕」と「前」とでは「前
腕」が選択される。図8の4)のようにマスタ語句Aと
マスタ語句Bが入力文字列内でまったく重ならない関係
であれば、両者とも独立したマスタ語句であるため、い
ずれも選択する。図8の6)から8)のようにマスタ語
句Aとマスタ語句Bが前後にずれて入力文字列内に配置
されている場合、マスタ語句Aとマスタ語句Bいずれか
文字数の多いほうを選択するが、文字数の同一である場
合に限って6)のように後方にずれているほうを選択す
る。図9は図7のステップ705において必要なマスタ
語句が選択され、ステップ706で未知の文字列が登録
される前後の照合テーブル15の状態を示す図である。
図9では例として「右前腕接触性皮膚炎の可能性」とい
う傷病名文字列が傷病名マスタ照合手段6に入力された
とする。マスタ照合の結果、マスタ語句として傷病名マ
スタテーブルより検出されたのは「右」、「前」、「前
腕」、「腕」、「接触性皮膚炎」の5個のマスタ語句で
あり、図9の上の表に示すように照合テーブル15には
それぞれのマスタ語句、コードA、コードBおよび語句
属性が格納される。その後、図7のステップ705によ
り、図8に示した選択ルールに則り必要なマスタ語句だ
けを選択した結果、「右」、「前腕」、「接触性皮膚
炎」だけが残る。次にステップ706が入力文字列との
比較を行った結果、「の可能性」という文字列がマスタ
語句として検出されなかったことがわかるため、この
「の可能性」を語句属性「未知」であるマスタ語句とし
て照合テーブル15に登録した結果、図9の下の表に示
す通りになる。以上、傷病名マスタ照合手段6と傷病名
マスタテーブル7により、入力された傷病名文字列に含
まれる各マスタ語句のコードが取得される。また語句属
性の取得により次の工程である文字列構造解析手段8で
構造解析を行い、このコード化結果の評価を行うことが
できる。以下に図10、図11を用い、本実施形態の文
字列構造解析手段8と構造式テーブル9の詳細な説明を
行う。図10は本実施形態における構造式テーブル9の
具体例を示す図である。構造式テーブル9には少なくと
も語句属性の組み合わせである構造式1001と、その
構造式を有する傷病名文字列を検出された傷病名のコー
ドで採択可能であるか否かを示す構造評価1002が格
納されている。またその構造式がどのような理由で採択
可否であるかの説明文であるコメント1003も格納し
ておけば、ユーザによる目視確認の際にコメント100
3もユーザに提示し、的確な判断を促す補足説明を行う
ことができる。構造評価1002は必ずしも採択可否の
二値である必要はなく、図10に示すように「優」、
「良」、「可」、「不可」などと数段階に分類して登録
しておくことにより、ユーザは目視確認の際に構造評価
1002を参照し、厳密にコード化したい場合には
「優」以外すべて、さほど厳密さが要求されない場合に
は「不可」のみ目視確認するなど、ニーズや状況に応じ
てコード化の精度を使い分けることが可能になる。図1
1は文字列構造解析手段8の詳細な動作を示すフローチ
ャート図である。まずステップ1101で照合テーブル
15にある傷病名文字列内に検出されたマスタ語句を傷
病名文字列内に出現した順番に並べ替え、各マスタ語句
に対応する語句属性を並べ替えられたマスタ語句の順番
通りに並べて連結し、構造式を得る。たとえば「左前腕
接触性皮膚炎」の構造式は「位置部位傷病」になる。ス
テップ1102にて文字列構造解析手段8は構造式テー
ブル9の構造式1001を参照し、ステップ1101で
得られた構造式と同一の構造式を検索する。ステップ1
103で構造式テーブル9内に同一の構造式が検出され
た場合は、ステップ1104で該当する構造式の構造評
価1002とコメント1003を制御手段14に返す。
またステップ1103で同一の構造式は検出されなかっ
た場合には、構造評価を「不可」、コメントを「構造式
が登録されていません」として制御手段14に返す。以
上、文字列構造解析手段8と構造式テーブル9により、
入力された傷病名文字列に含まれるマスタ語句の語句属
性の配列である構造式を用いて、その傷病名文字列に含
まれる傷病名のコードを傷病名文字列のコードとして用
いることが可能であるか否かの構造評価ができる。よっ
てユーザは傷病名文字列が完全にマスタ語句と一致しな
かった場合でも、その傷病名文字列とコード化結果を目
視確認する必要があるか、構造評価を元に判断すること
ができるため、目視確認作業を必要最小限に絞り込むこ
とができる。以上のように入力された傷病名文字列の表
記ゆらぎの標準化、マスタ照合によるコードの取得、構
造評価によるコード化結果の評価の一連の処理は自動的
に行うことが可能である。したがってユーザは大量の傷
病名文字列が入力された場合でも、すべての傷病名文字
列の自動処理終了後に表示画面を閲覧し、構造評価によ
り自動コード化できない傷病名文字列だけを目視確認
し、必要に応じて他にコードに書き換えることができ
る。以下に図12、図13を用い、本実施形態の照合結
果修正手段12とコード化結果保存テーブル13の詳細
な説明を行う。図12は本実施形態におけるコード化結
果保存テーブル13の具体例を示す図である。次々と入
力された傷病名文字列は各工程を経てコード化され、コ
ード化結果保存テーブル13に蓄積されていく。コード
化結果保存テーブル13に格納される項目は、まず入力
されたそのままの文字列である入力文字列1201、次
に表記ゆらぎ標準化手段4により標準化された標準化文
字列1202、傷病名マスタ照合手段6により抽出され
たマスタ語句のうち、語句属性が「傷病」である採用傷
病名1203、採用傷病名1203のコードであるコー
ドA1204、採用傷病名の他のコード体系によるコー
ドであるコードB1205と続く。その次のコードA列
1206とは傷病名マスタ照合手段6により抽出された
マスタ語句すべてのコードを出現順に並べたものであ
り、傷病名や各種修飾語句を示すコードの羅列である。
続いて文字列構造解析手段8により求められた構造式1
207、および構造評価1208、コメント1209も
格納されている。図12では構造式1207の見読性を
高めるために、語句属性が「未知」である語句や、「括
弧」、「接続」である語句を元の文字列を用いて表示し
てある。すなわち、番号4の入力文字列「喘息様気管支
炎」は、「喘息」および「気管支炎」はマスタ語句とし
て検出されたが、中間の「様」は「未知」である語句で
あるため、ここでは「傷病[様]傷病」と表示する。また
同様に番号7の「扁桃炎(慢性)」の括弧の語句属性は
「括弧」であるが、ここでは「傷病(経過)」としてい
る。図13は照合結果修正手段12により表示手段16
に表示された画面の具体例である。この画面はコード化
結果保存テーブル13に蓄積されたコード化結果とその
評価をユーザに提示し、ユーザの手による修正が必要で
あるか否か判断を促すためのものである。リスト130
1はコード化結果保存テーブル13に蓄積された各入力
文字列、およびユーザが修正の必要性を判断するために
必要な主な項目の一覧である。ボタン1302およびボ
タン1303はリスト1301に表示する内容の切り替
えを行うボタンで、全コード化結果を表示するか、構造
評価に基づき要目視確認であるコード化結果のみ表示す
るかを選択できる。このときコード化結果を表示する構
造評価はユーザが前もって設定しておく。たとえばユー
ザによっては構造評価が「不可」、他のユーザにおいて
は「可」と「不可」というように設定を変えることによ
り、コード化修正作業の作業量を自由に増減することが
可能である。したがってユーザは入力文字列の数、必要
なコード化精度、費やせる作業量により要目視確認傷病
名の量を自在に制御することが可能である。テキストボ
ックス1304から1312は、リスト1301で選択
された番号に関するコード化結果保存テーブル13に蓄
積されたデータが表示されている。ユーザはこれらの情
報をもとにより精細な判断をすることが可能になる。ボ
タン1313はリストから選択されたこの入力文字列を
もう一度自動コード化の一連の工程に流す場合、ボタン
1314はこのコード化結果を採用する場合、そしてボ
タン1315はこのコード化結果が満足のいかないもの
であり、後述する近似傷病名検索によってコード化した
いとユーザが判断した場合、近似傷病名検索を実行する
ためのボタンである。ユーザがこのコード化結果を採用
すると判断した場合、かならずしもボタン1314を押
さなくても、ボタン1315により近似傷病名検索が行
われなければ、採用されたものと判断しても構わない。
このようにユーザは照合結果修正手段12により表示さ
れた画面をもとに修正が必要と思われる入力文字列だけ
を閲覧できる。またそのコード化結果をよく吟味した結
果、修正が必要と判断したのであれば、この画面から後
述する近似傷病名検索画面を表示し、そこでさらに適切
なコードを検索することができる。本実施形態における
近似文字列検索の例として、自然言語処理によく用いら
れるNグラムを用いたあいまい検索手法がある。一般に
語句や文章内で隣接する長さNの文字列をNグラムと呼
び、たとえば文字列「心筋梗塞」の1グラムは「心」、
「筋」、「梗」、「塞」であり、2グラムは「心筋」、
「筋梗」、「梗塞」である。このように文字列をグラム
に分解し、同様にマスタテーブルにもマスタ語句をグラ
ムに分解したものを格納しておけば、両者に存在するグ
ラムの数が多いほど両者の文字列は近似しているという
ことがわかる。当然同一の文字列であれば、すべてのグ
ラムが一致するが、たとえば文字がいくつか欠けていた
り、語順が逆になっている場合でも多くのグラムは一致
するため、両者はかなり近い文字列であるなどと判断す
る。以下に図14、図15、図16を用い、本実施形態
における近似傷病名検索手段10と近似傷病名テーブル
11の詳細な説明を行う。図14は本実施形態の近似傷
病名テーブル11の具体例を示す図である。近似傷病名
テーブル11には傷病名マスタテーブル7に格納されて
いるマスタ語句がグラムに分解された状態で格納されて
おり、傷病名マスタ番号1401には傷病名マスタテー
ブル7において各マスタ語句を管理している番号、そし
てグラム1402にはそのマスタ語句のグラムが格納さ
れている。図14の例ではマスタ語句番号1の「心筋梗
塞」と2の「アレルギー性鼻炎」の1グラムと2グラム
が格納されている。Nグラムにおいては文字列の長さN
をいくつにするかにより、あいまい検索の精度が変化す
るが、傷病名の検索においては1と2の両方を用いるの
が検索精度とテーブルの容量のバランスからちょうどい
い。もちろん3グラム以上を用いてもかまわない。また
近似傷病名テーブル11にグラムを格納するマスタ語句
は、傷病名マスタテーブル7に格納されたすべてのマス
タ語句である必要はなく、目的が傷病名の検索であるか
ら語句属性が「傷病」である傷病名、もしくはその中で
も代表的な傷病名だけに限り、選択肢を減らして選択し
やすいようにすることも可能である。図15は近似傷病
名検索手段10の詳細な動作を示すフローチャート図で
ある。図13に示した画面でユーザが選択した入力文字
列が近似傷病名検索するよう命じられると、ステップ1
501はその傷病名文字列の標準化文字列の1および2
グラムを生成する。このときグラム分解する文字列は入
力文字列そのものでもよいが、標準化文字列を用いたほ
うが検索精度は向上する。ステップ1502では生成し
たグラムを近似傷病名テーブル11に格納された部分文
字列1402に照合する。一致するグラムがある場合、
その傷病名マスタ番号1401ごとに一致したグラム数
を集計する。ここでより多くのグラムが一致するほど近
似した傷病名といえるが、本実施形態では両者の近似度
合いを定量的に示す適合率として、(一致したグラム
数)÷(マスタ語句のグラム数)を用いる。グラムの一
致の見られたマスタ語句は照合結果修正手段12に渡さ
れ、ステップ1504で表示手段16を用いて適合率の
高い順にマスタ語句、コードA、コードBとともにユー
ザに提示される。ステップ1505でユーザ入力手段1
7を用いて、これらのマスタ語句の中からもっとも適切
を思われるマスタ語句を選択することにより、ステップ
1506でそのマスタ語句の各種データが入力文字列の
新たなコード化結果としてコード化結果保存テーブル1
3に格納される。図16はステップ1504で照合結果
修正手段12により表示手段16に表示される画面の具
体例である。図13の画面より近似傷病名検索の実行を
命ぜられるとこの図16の画面が表示されるが、上半分
の入力文字列リストは図13と同じものである。画面下
半分が近似傷病名検索のための表示であり、テキストボ
ックスにリストで選択された入力文字列1501とその
標準化文字列1502が表示されている。グラムを用い
たあいまい検索の結果である近似傷病名検索結果は画面
右下のリストに表示されており、それぞれグラムの一致
が見られたマスタ語句である候補傷病名1503、その
コードA1504、コードB1505、そして適合率1
506(パーセント表示)である。リストに表示される
もののうち、コードA1504、コードB1505は必
ずしも必須ではないが、他の候補傷病名と見比べること
により、どの候補傷病名が適切であるかより判断が容易
になる。また各候補傷病名は適合率の高い順に上から表
示することにより、ユーザは一致度の高い候補傷病名か
ら順に吟味できるため、選択作業が容易になる。ここで
適合率として (一致したグラム数)÷(マスタ語句のグラム数) を用い、 (一致したグラム数)÷(標準化文字列のグラム数) を用いないのは、両者の一致度の順番が異なるからであ
る。前者ではたとえば「接触性皮膚炎」を検索した場
合、「接触性皮膚炎」とともに「皮膚炎」もそれぞれ適
合率1としてリストの最上位に表示される。しかし後者
を適合率として用いると「接触性皮膚炎」は同様に適合
率1としてリスト最上位に表示されるが、「皮膚炎」は
おおよそ半分のグラムしか一致してないことになるの
で、かなり下方に表示されることになる。一般に傷病名
の検索を行う場合、完全に一致する傷病名が見つからな
いのであれば、その傷病名をもっと広く捉えた傷病名、
すなわち「接触性皮膚炎」なら「皮膚炎」、「急性気管
支炎」なら「気管支炎」を選択することが自然である。
したがって前者の適合率を用いることにより、その傷病
名を広く捉えた傷病名をより適合率が高いと評価でき、
ユーザの選択作業に適した優先順位で候補傷病名を提示
することができる。ユーザは近似傷病名検索により、自
動コード化処理より適切な傷病名をリストから見つけた
場合、その候補傷病名を選択し、「採用」ボタン150
7を押すことにより、その結果をコード化結果保存テー
ブル13に格納できる。また選択しない場合には「構造
解析」ボタン1508を押すことにより図13の画面に
戻り、自動コード化によるコード化結果を採用すること
も可能である。近似傷病名検索による傷病名文字列のコ
ード取得は、従来の技術のようにユーザが幾万とある標
準的な傷病名の中からもっとも適切なものを選び出し、
そのコードをパンチ入力等で入力するのに対し、はるか
に容易でかつ入力ミスによる誤登録を防ぐ効果が高い。
また適切なコードが見つからない場合でも、容易にその
傷病名文字列を広義に捉えた傷病名を抽出することがで
きるので、ユーザの知識や経験の違いによるコード化結
果のばらつきが少なく、だれでもおおよそ同じようなコ
ード化結果を取得することが可能である。コード化結果
の一貫性は、別の疾病動向分析結果と比較するような際
に、解釈の相違による結果の違いを防ぐことができ、統
計解析上重要である。図17は本実施形態における近似
傷病名検索後のコード化結果保存テーブル13の具体例
を示す図である。ここでは図12の時点で構造評価が
「不可」であった入力文字列1701の「喘息様気管支
炎」、「臭覚障害」、「扁桃炎(慢性)」が近似傷病名検
索を行われた結果、より適切なコードに更新されてい
る。また構造評価1708が近似傷病名検索による結果
であることを示す「近似」に変わり、コメント1709
にもその旨表示されている。近似傷病名検索ではコード
A列1706、構造式1707は生成されないため、表
示は空欄である。近似傷病名検索では様々な傷病名文字
列をコード化することができ、たとえば図17では「喘
息様気管支炎」(喘息のような症状の気管支炎)と「喘
息性気管支炎」(喘息による気管支炎)にように意味の
近い傷病名、「臭覚障害」と「感覚障害」のようにより
広義な傷病名、「扁桃炎(慢性)」と「慢性扁桃炎」の
ように語順違いの表記なども容易にコード化できる。コ
ード化結果保存テーブル13に蓄積されたコード化結果
は任意にコンピュータ装置1外に出力することができ、
ユーザはこの情報を元に集計、統計処理を行い、疾病動
向分析などに活用することができる。以下に図18、図
19を用い、本実施形態における各種テーブルの保守画
面について説明する。図18は表記ゆらぎテーブル5の
保守画面の具体例を示す図である。保守画面には表記ゆ
らぎテーブル5に格納された語句を一覧するリストがあ
り、少なくともゆらぎ語句1801、標準語句1802
が表示されている。変換回数1803はそのゆらぎ語句
と標準語句が表記ゆらぎ標準化手段4によって利用され
た回数の累積である。ユーザはこのリストを見ながらボ
タン1804により新たなゆらぎ語句と標準語句を追加
したり、あるいはボタン1805により不要なゆらぎ語
句と標準語句を削除、ボタン1806により語句の内容
を変更したり、あるいはボタン1807により編集しな
いで保守画面を終了することができる。随時入力される
傷病名文字列を効率的にコード化するには、常に表記ゆ
らぎテーブルの最適な状態に保つことが好ましい。した
がって新たに発生した表記ゆらぎによるコード化結果の
不良があれば、新たなゆらぎ語句、標準語句を追加した
り、あるいは以前登録したゆらぎ語句と標準語句がその
後ほとんど利用されていないようであれば、削除したほ
うが照合負荷が低減し、より高速な変換が可能になる。
変換回数1803はゆらぎ語句と標準語句の利用状況を
把握するための目安として表示されている。図19は構
造式テーブル9の保守画面の具体例を示す図である。保
守画面には構造式テーブル9に格納された構造式を一覧
するリストがあり、少なくとも構造式1901、構造評
価1902が表示されている。また構造評価をユーザに
提示する際に、より詳細な情報を付加するためにコメン
ト1903も表示されている。ユーザはこのリストを見
ながらボタン1904により新たな構造式を追加した
り、あるいはボタン1905により不要な構造式を削
除、ボタン1906により構造式や構造評価を変更した
り、あるいはボタン1907により編集しないで保守画
面を終了することができる。構造式は本実施形態におい
てコード化結果の評価に用いる指標であり、新たな構造
式を追加する場合、あるいは構造評価がユーザの意図し
ないものであった場合、この保守画面で構造評価の調整
を行う必要がある。以下に図20、図21を用いて、本
発明のコード化方法における第二の実施形態であるコー
ド化システムについて説明する。前述した本発明の実施
形態では、マスタ照合による自動コード化の結果が適切
でないとユーザが判断した場合、そのつどユーザは近似
傷病名検索を行い、適切なコードに変換する必要があ
る。この場合、同じ傷病名文字列が入力された場合、ま
た同じ処理をユーザに負担させることになる。図20に
示す本実施形態の構成図では、図1の前述した実施形態
に加えて変換歴記録手段18、変換歴検索手段19、変
換歴テーブル20を設けている。自動コード化されてか
つ、ユーザによって採用と判断された結果、もしくはユ
ーザによって近似傷病名検索された結果、コード化結果
保存テーブル13に格納された入力傷病名文字列、標準
化文字列、コードA、コードB、コードA列、構造式、
構造評価、コメントは変換歴記録手段18によって変換
歴テーブルに格納される。本実施形態において傷病名文
字列が入力された場合、制御手段14はまず変換歴検索
手段19にその傷病名文字列を渡し、変換歴検索手段1
9は変換歴テーブルに同一の入力文字列を検索する。同
一の入力文字列が検出された場合、変換歴検索手段19
はそのテーブル内の情報を制御手段14に返し、制御手
段14は照合結果修正手段12を介し、コード化結果保
存テーブル13に記録する。本実施形態によれば、一度
ユーザにより採用されたうえでコード化結果保存テーブ
ル13に格納されたコード化結果は変換歴テーブル20
に格納され、次回同じ傷病名文字列が入力された場合
は、変換歴テーブル20からコード化結果保存テーブル
13に登録されるため、途中の様々な処理を省略するこ
とが可能になる。したがって特に大量の傷病名文字列が
入力され、その中に同一の傷病名文字列が多く含まれて
いる場合、著しい処理速度の向上が可能になる。図21
は本実施形態における照合結果修正手段12により表示
手段16に表示される画面の具体例である。前述した実
施形態の図16と同様の近似傷病名検索結果の表示画面
であるが、図21では加えてボタン2101が設けら
れ、ユーザはこの近似傷病名検索結果を変換歴テーブル
20に格納するか否かを選択することが可能である。し
たがってユーザは任意のコード化結果のみを次回も同様
なコード化結果を得るように調整することが可能であ
る。以下に図22、図23を用いて、本発明のコード化
方法における第三の実施形態であるコード化システムに
ついて説明する。図22は本実施形態の構成図で、第一
の実施例の構成図である図1の入力である傷病名文字列
データ2に対し、本実施例ではコード化処理を行うコン
ピュータ装置1は診療情報データベース18に接続さ
れ、ここから入力情報を得ている。診療情報データベー
ス21とは電子カルテとかレセプト処理システムなどの
診療情報を管理するデータベースで、傷病名以外にも患
者情報、診療行為情報、会計情報など、さまざまな情報
が蓄積されている。本実施形態ではコード化を行う際に
傷病名文字列以外にもさまざまな診療情報が得られるた
め、これらの情報を目視確認、ユーザによるコード修正
の際に参照することが可能になる。図23は本実施形態
における表示手段18に表示される画面の具体例であ
る。表示手段17には第一の実施形態で図13、図15
を用いて説明した照合結果表示画面2301が表示さ
れ、加えて診療情報データベース21より取得された診
療情報表示画面2302も表示されている。診療情報表
示画面2302は文字情報であったり、画像情報でもか
まわない。ユーザは照合結果表示画面2301を用いて
コード化結果を確認し、必要に応じて修正を加える際、
診療情報表示画面2302を参照することにより、傷病
名文字列が診断結果として採用された経緯を知ることが
でき、より精度良くコードの修正をすることが可能にな
る。本発明の要点をまとめると以下のようになる。入力
した文字列をマスタ照合によりコード化する際、あらか
じめ文字列の中の表記ゆらぎのある語句を標準的な語句
に変換する。さらに、入力した文字列の中の表記ゆらぎ
のある語句を標準的な語句に変換するために、表記ゆら
ぎの語句と標準的な語句を対にして記憶領域に格納す
る。さらに、記憶領域に格納された表記ゆらぎのある語
句と標準的な語句の対を編集する表示画面を有する。入
力した文字列をマスタ照合によりコード化する際、文字
列に含まれているひとつ、あるいは複数のマスタに登録
された語句を検出し、その語句属性の配列を生成し、配
列ごとにコード化可能か否か評価する。さらに、語句と
コードおよび属性を記憶領域に格納する。さらに、語句
属性とコード化可能か否かを示す構造評価を記憶領域に
格納する。さらに、記憶領域に格納された語句属性の配
列と構造評価を編集する表示画面を有する。さらに、入
力された文字列とコード化した結果を表示する際、評価
の結果、修正する必要のある入力文字列の分だけ表示で
きる。さらに、評価の結果、修正の必要があればこの画
面からあいまい検索を行う画面を表示する。入力された
文字列とコード化した結果を記憶領域に格納し、次回同
一の文字列が入力された際には、そのコード化結果を出
力する。さらに、入力された文字列とコード化した結果
を記憶領域に格納するか否かを選択できる表示画面を有
する。入力された文字列とコード化した結果を表示する
際、入力された文字列の元になる帳票のデータもしくは
画像を合わせて表示する。
【0006】
【発明の効果】以上のように本発明のコード化方法は、
傷病名をコード化する際に、従来技術のように様々な傷
病名の表記ゆらぎを含む傷病名をすべてユーザ辞書に登
録するといった手間がかかり、登録ミスの起こりやすい
作業を行わなくてすむようになるため、作業効率および
コード出力の信頼性が大幅に向上するという著しい効果
がある。また本発明によれば、従来技術のように傷病名
マスタ照合時に未検出であった傷病名はすべて人の目視
により確認し、必要に応じてユーザ辞書に追加する必要
があったのに対し、自動的にコード化結果を評価してユ
ーザに提示することにより、ユーザのニーズや用途に応
じて最小限の目視確認、修正作業が可能になるという効
果がある。また本発明によれば、従来技術のように傷病
名マスタ照合時に未検出であった傷病名をコード化する
際に、パンチ入力等で直接コードを入力しなくてはなら
なかったのに対し、ユーザはもっとも適切な近似傷病名
を選択することにより、そのコードが記録されるため、
作業効率およびコード出力の信頼性が大幅に向上すると
いう著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態を示す基本構成図。
【図2】本発明による一実施形態を示す処理流れ図。
【図3】表記ゆらぎテーブルの一例を示す図。
【図4】表記ゆらぎ標準化手段のフローチャート図。
【図5】傷病名マスタテーブルの一例を示す図。
【図6】語句属性の種類を示す説明図。
【図7】傷病名マスタ照合手段のフローチャート図。
【図8】複数のマスタ語句が検出されたときの選択ルー
ルを示す説明図。
【図9】照合テーブルの挙動を示す説明図。
【図10】構造式テーブルの一例を示す図。
【図11】文字列構造解析手段のフローチャート図。
【図12】自動処理後のコード化結果保存テーブルの一
例を示す図。
【図13】自動処理後の照合結果修正手段におけるコー
ド化結果表示画面の一例を示す図。
【図14】近似傷病名テーブル一例を示す図。
【図15】近似傷病名検索手段のフローチャート図。
【図16】近似傷病名検索時の照合結果修正手段におけ
るコード化結果表示画面の一例を示す図。
【図17】近似傷病名検索後のコード化結果保存テーブ
ルの一例を示す図。
【図18】表記ゆらぎテーブルの保守画面例の一例を示
す図。
【図19】構造式テーブルの保守画面例の一例を示す
図。
【図20】本発明による第二の実施形態を示す基本構成
図。
【図21】本発明による第二の実施形態における近似傷
病名検索後の照合結果修正手段におけるコード化結果表
示画面の一例を示す図。
【図22】本発明による第三の実施形態を示す基本構成
図。
【図23】本発明による第三の実施形態における表示画
面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…コンピュータ装置 2…傷病名文字列データ 3…傷病名コード化結果データ 4…表記ゆらぎ標準化手段 5…表記ゆらぎテーブル 6…傷病名マスタ照合手段 7…傷病名マスタテーブル 8…文字列構造解析手段 9…構造式テーブル 10…近似傷病名検索手段 11…近似傷病名テーブル 12…照合結果修正手段 13…コード化結果保存テーブル 14…制御手段 15…照合テーブル 16…表示手段 17…入力手段 18…変換歴記録手段 19…変換歴検索手段 20…変換歴テーブル 21…診療情報データベース。
フロントページの続き (72)発明者 南 邦明 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 折出 武志 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 Fターム(参考) 5B075 ND20 QP02 UU27 UU28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力文字列を表記ゆらぎテーブルに照合し
    て該入力文字列内のゆらぎ語句を検出し対応する標準語
    句に変換する表記ゆらぎ標準化手段と、標準化された文
    字列を傷病名マスタテーブルに照合して該標準化文字列
    に含まれる傷病名および修飾語句をマスタ語句として検
    出すると共に該マスタ語句のコードを抽出する傷病名マ
    スタ照合手段と、前記入力文字列、標準化文字列、マス
    タ語句として抽出された傷病名及びそのコードを提示す
    る表示手段とを有することを特徴とするコード化システ
    ム。
  2. 【請求項2】入力文字列を傷病名マスタテーブルに照合
    して該入力文字列に含まれる傷病名および修飾語句をマ
    スタ語句として検出し、該マスタ語句の語句属性および
    該マスタ語句のコードを抽出する傷病名マスタ照合手段
    と、検出されたマスタ語句の順に対応する語句属性を並
    べたものを構造式とし、該構造式を構造式テーブルに照
    合してこれを評価する文字列構造解析手段とを備え、前
    記入力文字列、前記構造式の評価、マスタ語句として抽
    出された傷病名及びそのコードを前記表示手段に提示す
    ることを特徴とするコード化システム。
  3. 【請求項3】評価の結果、修正の必要がある場合は、前
    記入力文字列をキーとしてあいまい検索を行う画面を前
    記表示手段に提示することを特徴とする請求項2のコー
    ド化システム。
  4. 【請求項4】前記あいまい検索は近似傷病名テーブルを
    参照して前記入力文字列と近似している複数の傷病名及
    びそのコードを抽出して行われ、検索結果を前記表示手
    段に提示することを特徴とする請求項3のコード化シス
    テム。
  5. 【請求項5】表記ゆらぎテーブルと傷病名マスタテーブ
    ルとが格納された記録媒体と表示手段を備えたコンピュ
    ータで実行されるコード化プログラムであって、入力文
    字列を前記表記ゆらぎテーブルに照合して該入力文字列
    内のゆらぎ語句を検出し対応する標準語句に変換し、標
    準化された文字列を前記傷病名マスタテーブルに照合し
    て該標準化文字列に含まれる傷病名および修飾語句をマ
    スタ語句として検出すると共に該マスタ語句のコードを
    抽出し、前記入力文字列、標準化文字列、マスタ語句と
    して抽出された傷病名及びそのコードを前記表示手段に
    提示することを特徴とするコード化プログラム。
  6. 【請求項6】傷病名マスタテーブルと構造式テーブルと
    が格納された記録媒体と表示手段を備えたコンピュータ
    で実行されるコード化プログラムであって、入力文字列
    を前記傷病名マスタテーブルに照合して該入力文字列に
    含まれる傷病名および修飾語句をマスタ語句として検出
    するとともに該マスタ語句の語句属性および該マスタ語
    句のコードを抽出し、マスタ語句の順に対応する語句属
    性を並べたものを構造式とし、該構造式を前記構造式テ
    ーブルに照合してこれを評価し、前記入力文字列、前記
    構造式の評価、マスタ語句として抽出された傷病名及び
    そのコードを前記表示手段に提示することを特徴とする
    コード化プログラム。
  7. 【請求項7】評価の結果、修正の必要がある場合は、前
    記標準化文字列をキーとしてあいまい検索を行う画面を
    前記表示手段に提示することを特徴とする請求項6のコ
    ード化プログラム。
  8. 【請求項8】前記記録媒体には近似傷病名テーブルが格
    納され、前記あいまい検索は前記近似傷病名テーブルを
    参照して前記標準化文字列と近似している複数の傷病名
    及びそのコードを抽出して行い、検索結果を前記表示手
    段に提示することを特徴とする請求項7のコード化プロ
    グラム。
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