JP2002366648A - レセプト処理システム - Google Patents

レセプト処理システム

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JP2002366648A
JP2002366648A JP2001176469A JP2001176469A JP2002366648A JP 2002366648 A JP2002366648 A JP 2002366648A JP 2001176469 A JP2001176469 A JP 2001176469A JP 2001176469 A JP2001176469 A JP 2001176469A JP 2002366648 A JP2002366648 A JP 2002366648A
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仁司 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表記揺らぎを吸収し、マスタと完全に一致しな
い場合は評価結果をユーザに提示して必要な修正するこ
とが可能なレセプト記載傷病コード化方法。 【解決手段】レセプト記載傷病名文字列を傷病名マスタ
9と照合する前に、文字列変換マスタ5を用いて、異表
記がある部分を標準的な表記に変換しておく。また傷病
名マスタ9に照合して得られた傷病名とレセプト記載傷
病名が同一文字列でない場合は、一致を妨げた部分文字
列と修飾語マスタ12を照合し、文字列の属性を分析、
提示する。ユーザはその情報を元に必要な分だけ傷病コ
ードを修正することができる。 【効果】少ない負担でより多くの表記揺らぎを標準的な
病名に変換することができ、変換の評価に基づき照合結
果を修正するか否か選択できる環境を提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表記に揺らぎのあ
る文字列をコード管理する際に、文字列を標準的な文字
列に収束させてコード化を容易にする技術、特に保険者
や審査支払機関が、医療機関の発行した診療報酬明細書
に記載された傷病名をコード化して統計処理を行うレセ
プト処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】健康保険組合等の保険者は、効果的な保
険事業展開等の目的で疾病動向の統計処理等を行うため
に各医療機関より発行された診療報酬明細書(以下、レ
セプトと言う)の傷病名欄に記載されている病名を用い
て集計を行っている。従来これらの作業は、レセプトに
記載された傷病名を知識・経験のある作業者が読み取
り、対応する傷病コードを手作業で変換、集計していた
が、保険者によっては月に数十万〜数百万件ものレセプ
トが届くため、毎月の集計を行うには時間的にもコスト
的にも負担が重く、機械化されることが望まれている。
従来の技術によってこの傷病名読み取りの機械化を実現
するには、たとえばOCR装置(文字読取装置)により
傷病名欄を文字認識した文字列と、標準的な傷病名およ
びその傷病コードが蓄積された記録媒体である傷病名マ
スタを照合して該当傷病名をコード化する方法がある。
しかしレセプトの傷病名欄は医師や、医療機関がより的
確に記載するために補足事項を書き加えたり、標準的な
病名ではないが慣用的に用いられている病名を記載した
り、仮名遣いが異なるなど、表記上のばらつきがあり、
レセプト記載傷病名と傷病名マスタとを照合して傷病コ
ードを得ることは必ずしも容易ではない。そのため、病
名マスタとは別にユーザ登録辞書を設け、検出されなか
ったレセプト記載傷病名はその傷病名と対応する傷病コ
ードを登録しておく必要がある。しかし未知のレセプト
記載傷病名が発見されるたびに、ユーザ辞書に登録する
のは大変な労力であり、中にはユーザにとって必ずしも
重要ではない情報が付加された文字列であることによっ
て傷病名マスタと完全に一致しない場合も多々ある。そ
こで、傷病名における様々な異表記を標準的な表記に自
動変換し、未知のレセプト記載傷病名が検出された場
合、それがユーザにとって目視確認の必要性があるのか
どうか前もって見当がつけられる手段が提供できれば、
作業効率は各段に向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では多くの
レセプト記載傷病名を自動的にコード化するためには、
より多くの表記揺らぎ傷病名をユーザ辞書に登録してお
く必要があった。また従来の技術では照合時に未検出で
あったすべての傷病名を目視により確認し、必要に応じ
てユーザ辞書に追加する必要があった。本発明の目的
は、少ない負担でより多くの表記揺らぎを傷病名マスタ
に照合しやすい、標準的な病名に変換することにある。
また本発明のもうひとつの目的は、照合の結果、完全に
一致するマスタ傷病名がなかった場合でも、その内容を
分析して、ユーザに分析結果を提示することにより、ユ
ーザがニーズに応じて修正するか否かを選択できる環境
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレセプト処
理システムは、上記目的を達成するために、レセプトに
記載された傷病名に対応する文字列を傷病名マスタと照
合する前に、文字列変換手段と文字列変換マスタとを用
いてレセプト記載傷病名文字列上で起こり得る様々な異
表記をマスタ傷病名の表記文字列に変換する。これによ
り、マスタ傷病名が検出されやすくなるようにし、従来
の技術のようにユーザ辞書に対象となる文字列の含まれ
るすべてのレセプト記載傷病名を登録するよりもはるか
に効率的で、登録漏れの危険性が軽減する。したがっ
て、ユーザーが黙視確認しなければならない傷病名の数
を低減することが出来る。また、本発明のレセプト処理
システムは、レセプト記載の傷病名がどの程度マスタ傷
病名と一致したのかをユーザに提示できるとともに、マ
スタ傷病名と完全に一致しなかったレセプト記載傷病名
については、完全一致が妨げられた要因である文字列を
検出しその文字列の内容を分析してユーザに提示する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下にレセプト記載傷病コード化
処理の実施を支援する一実施形態のレセプト処理システ
ムについて説明する。 (実施例1)図1は本実施形態の基本構成図で、コンピ
ュータ装置1に記録媒体に本発明によるプログラムが格
納されている。図示されていないOCR装置、パンチ入
力、あるいはフロッピー(登録商標)ディスクなどの外
部記録媒体や他のコンピュータ装置とのネットワーク接
続などを介して供給されるレセプト記載傷病名データ2
はコンピュータ装置1内における処理の結果、適切な傷
病コードの形でレセプト情報データベース3に格納、蓄
積される。あるいは処理結果はプリンタによって帳票上
に出力されてもよい。コンピュータ装置1はプログラム
として文字列変換手段4、傷病名マスタ照合手段7、傷
病名マスタ前処理手段8、傷病名生成手段10、修飾語
マスタ照合手段11、照合結果評価修正手段14、文字
列変換マスタ編集手段15、記録領域として文字列変換
マスタ5、照合テーブル6、傷病名マスタ9、修飾語マ
スタ12、照合結果保存領域13から構成され、処理結
果を操作者が管理、修正するための周辺機器としてディ
スプレイ等の表示手段16とキーボード、マウス等の入
力手段17を備える。図2を用いて本実施形態の大まか
な動作について説明する。レセプト記載傷病名データ2
より取得されたレセプト記載傷病名は、まず文字列変換
手段4によって文字列変換マスタ5に格納されている変
換対象文字列が検索され、検出された場合は変換後文字
列に変換される。このとき変換対象となるのはレセプト
記載傷病名文字列全体とは限らず、その一部分でもよ
い。例えば「皮膚」という語句はレセプト上慣用的に
「皮フ」という異表記で記されることがある。そのた
め、文字列変換マスタ5上に変換対象文字列「皮フ」は
変換後文字列「皮膚」に置換することを定義しておけ
ば、「接触性皮フ炎」というレセプト記載傷病名を「接
触性皮膚炎」というマスタ傷病名に変換することができ
る。レセプト記載傷病名は文字列変換手段4によって変
換処理された後、照合テーブル6に格納される。次に傷
病名マスタ照合手段7によって傷病名マスタ9に格納さ
れているマスタ傷病名が検索され、検出された場合は照
合テーブル6に検出されたマスタ傷病名(以下、検出傷
病名という)、およびその傷病コードが格納される。傷
病名マスタ照合手段7においてレセプト記載傷病名とマ
スタ傷病名を照合する際、一部のマスタ傷病名はそのま
ま照合するだけではなく、他の文字列に変換した上でも
照合する必要があるので、傷病名マスタ前処理手段8に
おいて、それらの文字列を生成した上で、同様に照合す
る。例えば傷病名マスタ9に利用することのできるレセ
プト電算処理システム傷病名マスターでは、傷病名「高
血圧(症)」が厚生省社会保険表章用疾病分類の中分類
(以下中分類という)の「0901」にあたると定義し
ている。これは「高血圧」という傷病名はその後に
「症」と記載されていてもいなくても中分類「090
1」に該当するという意味である。実際のレセプト記載
傷病名文字列としては「高血圧」、「高血圧症」、「高
血圧(症)」のいずれもがありえるため、傷病名マスタ
前処理手段8においてそれら3種類の文字列を生成した
上で、それぞれの文字列をレセプト記載傷病名と照合す
る。前述したように検出傷病名は照合テーブル6に格納
されるが、このとき検出傷病名が複数ある場合もあり、
その際には傷病名生成手段10において必要な傷病名だ
けを抽出し、これを生成傷病名として照合テーブル6に
格納する。また検出傷病名が単一の場合は、それを生成
傷病名として照合テーブル6に格納する。生成傷病名が
複数生成された場合、もしくはレセプト記載傷病名と完
全に同一文字列でない場合は、レセプト記載傷病名文字
列から生成傷病名文字列を取り除いて残文字列を生成
し、照合テーブル6に格納する。あわせて傷病名生成結
果より検出属性というパラメータを、照合テーブル6に
格納する。検出属性はレセプト記載傷病名と生成傷病名
の一致度合いを示すパラメータで、その種類は生成傷病
名がひとつでレセプト記載傷病名と同一の場合は『完全
一致』、生成傷病名はひとつだが残文字列が存在する場
合は『部分一致』、生成傷病名が複数存在する場合は
『複数検出』、傷病名がひとつも検出されなかった場合
には『未検出』である。この例として、「慢性化膿性中
耳炎急性増悪症」というレセプト記載傷病名が入力され
た際の傷病名マスタ照合手段7、傷病名生成手段10の
動作を示す。傷病名マスタ照合手段7では「慢性化膿性
中耳炎急性増悪症」以外に、「慢性化膿性中耳炎」、
「化膿性中耳炎」、「中耳炎」、「耳炎」などが検出さ
れるため、これらの中でもっともよく符合している「慢
性化膿性中耳炎急性増悪症」を生成傷病名として採用
し、検出属性の『完全一致』とともに照合テーブル6に
格納するが、残文字列は存在しないといったプロセスと
なる。また別の例として、「顔面湿疹」というレセプト
記載傷病名が入力された場合、傷病名マスタ照合手段7
では「湿疹」というマスタ傷病名のみが検出されるとす
る。したがって検出傷病名、生成傷病名ともに「湿
疹」、残文字列として「顔面」が生成され、検出属性は
『部分一致』である。傷病名生成手段10において残文
字列が生成された場合は、修飾語マスタ照合手段11に
おいて残文字列の中に修飾語マスタ12に格納されてい
る修飾語句が含まれていないかどうか検索する。修飾語
句が検出された場合には、その修飾語句および対応する
修飾属性を照合テーブル6に格納する。修飾属性とは傷
病名以外に含まれていた語句の種類を示すパラメータ
で、後程、コード化結果の評価に用いる。例えば「左前
腕)接触性皮膚炎」というレセプト記載傷病名の場合、
傷病名生成手段10において生成される生成傷病名は
「接触性皮膚炎」、残文字列は「左前腕)」である。修
飾語マスタ照合手段11では修飾語句およびその修飾属
性がそれぞれ「左」:『位置』、「前腕」:『部位』、
「)」:『記号他』として検出される。修飾属性につい
ての詳細は後述する。以上の工程により照合テーブル6
に格納されたそれぞれのデータは照合結果保存領域13
に蓄積される。ユーザは照合結果評価修正手段14を介
して照合結果保存領域13内の任意のデータ、もしくは
照合テーブル6内のデータを参照、修正する。照合結果
評価修正手段14には、あらかじめユーザによって参照
するデータの条件を設定できる機能があり、条件式とし
ては検出属性や修飾属性が用いられる。照合結果評価修
正手段14は設定にされた条件を満たすデータをコンピ
ュータ装置1に接続されたディスプレイ装置上に表示
し、ユーザはその情報を元にレセプト記載傷病名と生成
傷病名を比較確認し、必要に応じて傷病名マスタ9から
直接選択することができる。同時に、文字列変換マスタ
編集手段15によって文字列変換マスタを編集し、変換
対象文字列と変換後文字列を追加することにより、次回
から同じ修正を省くことが可能になる。照合結果評価修
正手段14は照合結果保存領域、もしくは照合テーブル
6のデータを参照することができるが、これはバッチ処
理で一度すべてのレセプト記載傷病名データ2の照合を
行ってから、照合結果保存領域13に蓄積された特定の
検出属性や修飾属性に属するデータを編集する場合、照
合テーブル6を参照してコード出力処理中に随時確認、
修正する場合など、ユーザはその運用形態に合わせてい
ずれかの方法で傷病コード出力の結果を確認、修正する
ことができるようにするためである。以上のように、必
要に応じてユーザの手により修正の加えられたデータ、
すなわちレセプト記載傷病名と生成傷病名、傷病コード
は最終結果として出力され、レセプト情報データベース
3に蓄積、もしくは帳票に印字される。また、文字列変
換マスタ編集手段15を用いて、レセプト記載傷病名と
生成傷病名をそれぞれ変換前文字列、変換後文字列とし
て文字列変換マスタ5に登録することにより、次回同じ
レセプト記載傷病名を処理するときは検出属性「完全一
致」として処理することができ、ユーザの手を煩わすこ
となく、均質な傷病コード化処理を提供することが可能
である。図3は本実施形態の文字列変換マスタ5の具体
例を示す図である。文字列変換マスタ5には変換対象文
字列とそれに対応する変換後文字列が格納されている。
文字列変換マスタ5はレセプトに記載される傷病名の様
々な表記揺らぎを傷病名マスタ9に記載されているマス
タ傷病名の表記に収束させる目的で設置されているの
で、格納される変換対象文字列、変換後文字列としては
レセプト記載傷病名においてよく見受けられる異表記、
例えばひらがな/カタカナ/漢字表記の違い(「びら
ん」、「ビラン」、「糜爛」)、異表記漢字(「頸」と
「頚」)、長音記号の有無(「カタール」と「カタ
ル」)などを登録しておく。文字列変換手段4では、レ
セプト記載傷病名文字列のうち、その対象文字列部分だ
けが変換され、傷病名マスタ9と照合される。したがっ
て前述したユーザ辞書を用いた照合方法と違い、異表記
文字列の含まれているすべての傷病名をユーザ辞書に登
録するような手間は必要なく、異表記文字列部分のみを
文字列変換マスタ5に登録しておくだけで同等の効果が
得られる。そのためユーザによるマスタのメンテナンス
は容易になり、登録漏れの危険性も大幅に低減できる。
図4は本実施形態の傷病名マスタ9の具体例を示す図で
ある。傷病名マスタ9にはマスタ傷病名とそれに対応す
る傷病コードが格納されているが、本実施形態ではIC
D―10コードという英文字と3桁の数字で構成される
コードと、4桁の数字で構成される中分類コードが併記
されている。もちろん傷病名マスタ9では他の傷病コー
ドを使用したり、1つだけもしくは3つ以上の傷病コー
ドを併記してもかまわない。図5は本実施形態の修飾語
マスタ12の具体例を示す図である。修飾語マスタ12
は修飾語句とその修飾語句の属する修飾属性が格納され
ており、修飾属性には括弧や「および」などの記号や接
続詞の含まれる『記号他』、「右」や「末梢」などの身
体内での位置を示す『位置』、「前腕」や「前頭部」な
どの身体の器官を示す『部位』、「アレルギー性」など
病因を示す『病因』、「急性」など傷病の経過を示す
『経過表現』、「多発性」など傷病の状態を示す『状態
表現』、「乳児」など患者の属性を示す『患者帰属』、
「後遺症」など傷病名の後につける『接尾語』などがあ
る。修飾語マスタ12は傷病名マスタ9から検出された
マスタ傷病名がレセプト記載傷病名と完全に同一でなか
った際に、どのような文字列が残っているのかを調べて
不一致部分の重要性を調べる目的で設置されている。例
えば、残っている文字列が記号であったり、『位置』で
あった場合は、医療保険上さほど重大な意味はないと考
えられる。また残っている文字列に『部位』があった場
合も同様に考えてもいいかもしれない。しかし残ってい
る文字列が『状態表現』や『接尾語』、あるいは修飾語
マスタ12に格納されていない文字列だった場合は、念
のため知識あるユーザの目によって確認したほうがよい
と思われる。このように修飾語マスタ12を用いること
によって、レセプト記載傷病名がマスタ傷病名と完全に
一致しなかった場合の不一致理由のもたらす重要性を図
ることが可能となり、ユーザはその運用によって目視確
認するレセプト記載傷病名数を制御することが可能とな
る。もし、本発明の一実施形態のような機能がない場
合、ユーザはマスタ傷病名と完全一致しなかったすべて
のレセプト傷病名を目視確認しないと、中には大きな誤
りを犯したコード化処理があったとしても見逃してしま
うことになる。図6は本実施形態の照合テーブル6の具
体例を示す図である。照合テーブル6は領域61から領
域65の5つの領域に分けることができる。領域61は
文字列変換手段4により前処理の施されたレセプト記載
傷病名で、本図では具体例として「左前腕)接触性皮フ
炎」というレセプト記載傷病名が文字列変換手段4によ
り「左前腕)接触性皮膚炎」に変換された上で照合テー
ブル6に格納されたと想定している。領域62は傷病名
マスタ照合手段7が検出した検出傷病名とレセプト記載
傷病名文字列における開始位置と終了位置、およびその
検出傷病名の傷病コードである。本具体例では「左前
腕)接触性皮膚炎」というレセプト記載傷病名に対し、
「皮膚炎」(傷病コード:1201)と「接触性皮膚
炎」(傷病コード:1202)とが検出され、それぞれ
の開始位置と終了位置は図に示すとおりである。検出傷
病名文字列欄にはレセプト記載傷病名文字列全体におけ
る検出傷病名の位置がわかりやすいように検出傷病名以
外のレセプト記載傷病名文字列を「○」で示している
が、これは説明用の記号であり、必ずしも必要ではな
い。また本例では検出傷病名は2つであるが、これは入
力するレセプト記載傷病名によって件数が増減する。領
域63は傷病名生成手段10において抽出された生成傷
病名と生成傷病名文字列および傷病コードである。本具
体例ではより多くレセプト記載傷病名と一致した「接触
性皮膚炎」が生成傷病名として採用されている。本例で
は生成傷病名はひとつであるが、これは入力するレセプ
ト記載傷病名によって件数が増減する。領域64は傷病
名生成手段10において抽出された残文字列と検出属性
である。本具体例ではレセプト記載傷病名文字列から生
成傷病名文字列を取り除いた残りである残文字列は「左
前腕)」である。検出属性は領域63に格納された生成
傷病名があり、残文字列が存在するので『部分一致』と
なる。領域65は修飾語マスタ照合手段11において残
文字列から検出された修飾語句のリストである。検出修
飾語句と検出修飾語句文字列、そして領域65の場合は
前述した修飾属性が格納される。本具体例で検出された
修飾語句とその修飾属性はそれぞれ、「左」:『位
置』、「前腕」:『部位』、「)」:『記号他』の3種
類であるが、これは入力するレセプト記載傷病名によっ
て件数が増減する。図7は本実施形態の照合結果保存領
域13の具体例を示す図である。照合結果保存領域13
は照合テーブル6で生成された各種データをレセプト記
載傷病名毎に格納する記録領域であり、ここに格納され
たデータは後からユーザが照合結果評価修正手段14を
介してまとめて確認、修正され、最終的にはレセプト情
報データベース3等に出力される。照合結果保存領域1
3に格納されるデータは図6上において左からレセプト
記載傷病名、検出属性、生成傷病名数、生成傷病名と傷
病コードのセットが生成傷病名数分、修飾語句数、検出
修飾語とその修飾属性のセットが修飾語句数分である。 (実施例2)実施例2では、本発明のレセプト処理シス
テムの各構成要素の詳細な動作を説明する。図8は文字
列変換手段4の詳細な動作を示すフローチャート図であ
る。まずステップ401において、レセプト記載傷病名
データ2よりレセプト記載傷病名文字列をひとつ取り込
む。ステップ402では文字列変換マスタ5より変換対
象文字列をひとつ取り込み、ステップ403においてス
テップ401で取り込んだレセプト記載傷病名文字列の
中にその変換対象文字列が内含されていないか、もしく
は同一文字列でないかどうかを照合する。もしレセプト
記載傷病名文字列の中に変換対象文字列が含まれていた
場合には、ステップ404でその変換対象文字列を対応
する変換後文字列と置き換え、文字列変換マスタ5より
次の変換対象文字列を読み込む。このステップ402か
らステップ404までの一連の動作は文字列変換マスタ
5に格納されたすべての変換対象文字列がレセプト記載
傷病名文字列と照合したことがステップ405で確認さ
れるまで、繰り返される。次にステップ406において
変換処理の施されたレセプト記載傷病名文字列を照合テ
ーブル6内の所定の位置に格納し、文字列変換手段4の
動作は終了する。この動作処理により、レセプト記載傷
病名に見られる異表記文字列は、傷病名マスタ9に格納
されているマスタ傷病名と同じ表記の文字列に変換され
るため、傷病名マスタ照合手段7によって検出傷病名が
生成されるレセプト記載傷病名が増大することになる。
図9は傷病名マスタ照合手段7の詳細な動作を示すフロ
ーチャート図である。ステップ701では文字列変換手
段4によって文字列変換処理の行われたレセプト記載傷
病名文字列を照合テーブル6から取り込む。ステップ7
02では傷病名マスタ9よりマスタ傷病名をひとつ取り
込み、ステップ703においてステップ701で取り込
んだレセプト記載傷病名文字列の中にそのマスタ傷病名
文字列が内含されていないか、もしくは同一文字列でな
いかどうかを照合する。レセプト記載傷病名文字列の中
にマスタ傷病名文字列が検出された場合は、ステップ7
07においてそのマスタ傷病名文字列がレセプト記載傷
病名文字列のうち、何番目の文字から何番目の文字まで
の間一致しているかを調べ、それぞれ開始位置、終了位
置として値を得る。その後、ステップ708でそのマス
タ傷病名に対応する傷病コードを傷病名マスタ9から取
得し、ステップ709で照合テーブル6の所定位置に検
出傷病名、検出傷病名文字列、傷病コード、開始位置、
終了位置を格納し、傷病名マスタ照合手段7の動作は終
了する。ここでいう検出傷病名と検出傷病名文字列には
マスタ傷病名文字列を格納する。ステップ703でレセ
プト記載傷病名文字列の中にそのマスタ傷病名文字列が
内含されていなかった場合は、ステップ704でそのマ
スタ傷病名が前処理対象マスタ傷病名であるかどうかを
調べなくてはならない。ここでいう前処理対象マスタ傷
病名とは前述した「高血圧(症)」のように、文字列の
一部が()括弧で囲まれているマスタ傷病名で、これは
「高血圧」、「高血圧症」、「高血圧(症)」いずれの
文字列でも可というものである。したがってステップ7
05ではマスタ傷病名内に()括弧文字を探し、その両
()括弧内に記載された文字列がある場合、ない場合、
()括弧とともにある場合の3種類の文字列を生成し、
これらを照合用文字列として、それぞれをステップ70
6においてステップ703と同様にレセプト記載傷病名
文字列に内含されていないか、もしくは同一文字列でな
いかどうかを照合する。以下、テップ708とステップ
709での動作はマスタ傷病名のときと同じである。た
だしその際、検出傷病名にはマスタ傷病名が格納される
が、検出傷病名文字列には検出された照合用文字列が格
納される。これは詳細については後述する傷病名生成手
段10において複数の傷病名を比較する際に、検出傷病
名ではレセプト記載傷病名に含まれていない(症)など
の文字列が存在してしまい、文字列として比較しにくい
からである。これらステップ701ステップ709まで
の一連の動作はステップ710でレセプト記載傷病名と
すべてのマスタ傷病名との照合が終了したことが確認さ
れるまで繰り返される。なお、一連の処理中、ステップ
707とステップ708の順番は逆に行われてもかまわ
ない。図10は傷病名生成手段10の詳細な動作を示す
フローチャート図である。ステップ1001では照合テ
ーブル6から検出傷病名、検出傷病名文字列、傷病コー
ド、開始位置、終了位置を取り込む。ステップ1002
において検出傷病名がひとつしかないと確認された場合
は、ステップ1005でその検出傷病名もしくは検出傷
病名文字列がレセプト記載傷病名と同一であるかどうか
を調べる。検出傷病名と検出傷病名文字列の両方を調べ
るのは、前述したように傷病名マスタ照合手段7でマス
タ傷病名から生成された照合用文字列がレセプト記載傷
病名と同一である可能性があるからである。レセプト記
載傷病名と検出傷病名もしくは検出傷病名文字列が一致
した場合には、レセプト記載傷病名がマスタ傷病名その
ものであるということなので、ステップ1009におい
て検出結果の状態を示す検出属性は『完全一致』、レセ
プト記載傷病名に該当するマスタ病名を示す生成傷病名
は検出傷病名が代入される。また、図10には図示され
ていないが、検出傷病名の傷病コードも生成傷病名の傷
病コードとして代入される。ステップ1005で検出傷
病名もしくは検出傷病名文字列がレセプト記載傷病名と
同一でないとされた場合には、ステップ1008におい
て検出属性は『部分一致』、生成傷病名は検出傷病名が
代入される。またこの場合には生成傷病名文字列に検出
傷病名文字列が代入される。一方、ステップ1002で
複数の検出傷病名が確認された場合には、ステップ10
03において、それぞれの検出傷病名文字列の開始位
置、終了位置からあらかじめ定義された比較評価方法に
基づいて一方の文字列が他方の文字列に対して内含関係
にないかどうかを調べ、他方に内含される検出傷病名を
削除する。この工程を通して、いくつかの検出傷病名は
削除されるので、ステップ1004でいくつ検出傷病名
が残っているかを調べる。検出傷病名がひとつしか残ら
なかった場合には、もともと検出傷病名がひとつしかな
かった場合同様、ステップ1005から先の処理が行わ
れる。ステップ1004で検出傷病名が複数残っていた
場合は、それぞれの検出傷病名は独立した関係にあるの
で、ステップ1007で検出属性が『複数検出』、生成
傷病名と生成傷病名文字列にはそれぞれ複数の検出傷病
名、検出傷病名文字列が代入される。ステップ1004
で検出傷病名がひとつもなかった場合には、ステップ1
006によって検出属性は『未検出』が代入され、生成
傷病名、生成傷病名文字列ともに何も代入されない。こ
のような場合はもともとレセプト記載傷病名に病名がな
かった場合と、傷病名マスタ9にまったく検出されない
傷病名が存在した場合が考えられる。検出属性が『完全
一致』だった場合は、すでにレセプト記載傷病名に対応
するマスタ傷病名が見つかったということなので、ステ
ップ1012で生成傷病名、傷病コード、検出属性を照
合テーブル6に格納し、ステップ1013にて照合結果
保存領域13の所定の位置に傷病テーブル6の各データ
が格納される。それ以外の検出属性の場合は、ステップ
1010で照合テーブル6からレセプト記載傷病名文字
列を読み込み、その中から生成傷病名文字列として検出
された文字列以外の文字列を調べ、これを残文字列とし
て生成する。よって検出属性が『未検知』だった場合に
は生成傷病名文字列が存在しないので、レセプト記載傷
病名文字列がそのまま残文字列として生成される。ステ
ップ1011においてこれらの生成傷病名、傷病コー
ド、残文字列、検出属性は照合テーブル6の所定の位置
に格納される。図11は傷病名生成手段10で用いられ
た比較評価方法の具体例である。図中、レセプト記載傷
病名文字列、検出傷病名文字列Aと検出傷病名文字列B
のそれぞれの位置関係を6通り示している。「○」は文
字を意味し、「―」はなにもないことを意味している。 1)内含(両側)はレセプト記載傷病名に対して検出傷
病名文字列A、検出傷病名文字列Bともその一部に一致
する文字列であるが、検出傷病名文字列Aのほうが一致
する位置が早く始まり、後まで続いている。したがって
検出傷病名文字列Aのほうが、より正しくレセプト記載
傷病名に合致しており、こちらを採用すべきであると考
えられる。同様に 2)内含(前方揃い)、3)内含(後ろ方揃い)は開始
位置もしくは終了位置の一方だけが同じ場合で、いずれ
も長く一致している検出傷病名文字列を採用する。 4)ずれは一方の検出傷病名文字列が他方より早くレセ
プト記載傷病名と一致し始めるが、他方のほうが後まで
一致する、ずれて重なるような関係の場合である。この
ような場合には本実施形態の具体案においては後方まで
一致している検出傷病名文字列を採用している。 5)のように二つの検出傷病名文字列がまったく重なら
ない場合は、それぞれ独立しているということで両方と
も採用する。 6)のように二つの検出傷病名文字列がまったく同様の
場合は傷病名マスタ9に同じマスタ病名が2回登録され
ていると考え、いずれを採用してもかまわないが、ここ
では検出傷病名文字列Aを採用している。これらの比較
評価はあくまで検出傷病名文字列で行う。もしこれを検
出傷病名で行うと、たとえばレセプト記載病名「高血
圧」がマスタ傷病名「高血圧(症)」の照合用文字列
「高血圧」で検出された場合、もともとレセプト記載病
名には「(症)」という文字列が含まれていないので、
検出傷病名「高血圧(症)」では比較評価として成立し
なくなってしまう。このような比較評価は、残りの検出
傷病名がひとつになるか、複数あってもすべて独立の関
係になるまで、任意のふたつの検出傷病名の間で繰り返
される。図12は修飾語マスタ照合手段11の詳細な動
作を示すフローチャート図である。ステップ1101で
照合テーブル6より残文字列を読み込む。このとき図9
で示したように、検出属性が『完全一致』であったレセ
プト記載傷病名文字列は修飾語マスタ照合手段11の適
応外であるため、読み込まれない。ステップ1102に
おいて、修飾語マスタ12から修飾語句をひとつ読み込
み、ステップ1103で残文字列と照合する。もし残文
字列の一部に修飾語句が含まれているか、あるいは残文
字列と修飾語句が同一文字列である場合は、ステップ1
104において修飾語句を検出修飾語句として、また修
飾語マスタ12から読み込まれたその検出修飾語句に対
応する修飾属性を照合テーブル6に格納する。ステップ
1102からステップ1104までの一連の動作は、ス
テップ1105で残文字列とすべての修飾語句が参照さ
れたことが確認されるまで繰り返される。その後、ステ
ップ1106で照合テーブル6上のデータのうち、照合
結果保存領域13に格納される所定の位置が存在するデ
ータがすべて照合結果保存領域13に渡される。図13
は照合結果評価修正手段14と文字列変換マスタ編集手
段15の詳細な動作を示すフローチャート図である。こ
こまでの工程において、読み込まれたレセプト記載傷病
名と一致するマスタ傷病名、その傷病コード、検出属性
によりどの程度一致しているのか、修飾属性により完全
に一致しなかった場合はどのようなタイプの修飾語句が
マスタ傷病名との完全一致を妨げているのかが照合テー
ブル6に格納されたことになる。そこでユーザはあらか
じめ目視確認を行いたい検出属性、修飾属性を選択し
て、それらの属性に属するレセプト記載傷病名およびそ
の関連情報だけが閲覧できれば、非常に効率的に必要な
目視確認を行うことが可能になる。また目視確認時に変
換誤りに気づき、修正すると同時に文字列変換マスタ5
にその情報を登録すれば、次回からは同じ間違いを犯す
ことがなくなる。照合結果評価修正手段14と文字列変
換マスタ編集手段15はこれらの目的のために設置され
ている。ステップ1401ではまず、照合テーブル6、
もしくは照合結果保存領域13より、ユーザが選択した
検出属性、修飾属性に属するレセプト記載傷病名のレセ
プト記載傷病名、生成傷病名、傷病コード、修飾語句、
修飾属性をコンピュータ装置1に接続されたディスプレ
イ装置などに表示する。照合テーブル6、照合結果保存
領域13いずれからも表示可能なのは、バッチ処理で一
度すべてのレセプト記載傷病名の照合を行ってから、蓄
積されたデータから編集する場合は照合結果保存領域1
3、コード出力処理中に随時確認、修正するには照合テ
ーブル6から表示した方が効率的だからである。ステッ
プ1402で表示されたレセプト記載傷病名およびその
関連情報を目視確認して、この傷病コード出力で問題な
しとユーザが判断した場合には、ステップ1408で照
合テーブル6、もしくは照合結果保存領域13のデータ
がレセプト情報データベース3などに出力される。ユー
ザがディスプレイ装置上に表示するように選択しなかっ
た属性のレセプト記載傷病名およびその関連情報も同様
に問題なしと判断されたものと考え、レセプト情報デー
タベース3などに出力される。ステップ1402で問題
ありと判断された場合、ユーザはステップ1403にお
いて傷病名マスタを検索することのできる画面を用い
て、正しいマスタ傷病名を選択することができる。その
マスタ傷病名および傷病コードは、ステップ1404で
生成傷病名と置き換えられ、照合テーブル6もしくは照
合結果保存領域13に格納される。ここでユーザは今修
正した結果を、今後繰り返し修正しないように文字列変
換マスタ5に追加登録することが可能である。ステップ
1405で登録することを選択した場合、レセプト記載
傷病名文字列を変換対象文字列、選択されたマスタ傷病
名を変換後文字列として、文字列変換マスタに追加登録
され、ステップ1408へ進む。ユーザがレセプト記載
傷病名文字列全体を登録するのではなく、その一部を登
録したい場合には、ステップ1406で文字列変換マス
タの編集を選択することができる。その場合、ステップ
1502で新規追加する変換対象文字列、変換後文字列
を入力することができる画面が表示される。次にステッ
プ1503ではその変換対象文字列を傷病名マスタ9の
すべてのマスタ傷病名に対して照合してみる。これは新
規追加の文字列変換マスタ項目がマスタ傷病名を書き換
えてしまうような内容で設定されていると、本来マスタ
傷病名に照合しやすいように機能する文字列変換マスタ
項目として矛盾が発生してしまうためである。したがっ
てステップ1504で万一、変換対象文字列が傷病名マ
スタ9のマスタ傷病名から検出された場合には、ステッ
プ1505でこの変換対象文字列は文字列変換マスタ5
に登録不可能であることを表示した上で、ステップ14
01まで戻る。ステップ1504で変換対象文字列が傷
病名マスタ9のマスタ傷病名から検出されなかった場合
には、ステップ1407で変換対象文字列、変換後文字
列を文字列変換マスタ5に追加登録し、ステップ140
1で表示したレセプト記載傷病名文字列を照合テーブル
に格納して、再度文字列変換からやり直す。これで再び
照合結果評価修正手段14に戻ってきたときに問題が解
決されていれば、表示されることなくステップ1408
でレセプト情報データベースに出力されるはずである。
上記の説明では問題のあるレセプト記載傷病名を、ユー
ザが正しいマスタ傷病名に置き換えることを前提に説明
しているが、実際には検出属性が『未検出』を表示対象
として設定した場合は、レセプト記載傷病名が実は傷病
名ではない場合、レセプト記載傷病名そのものを破棄す
ることも考えられる。また、検出属性が『複数一致』を
表示対象として設定した場合は、本来レセプト記載傷病
名にはひとつの傷病名しか含まれていないはずなので、
いずれかひとつを選択する、もしくは新たに傷病名マス
タ9から選択するはずだが、「高血圧兼高脂血症」など
のようにもともと複数の傷病名が含まれてレセプト記載
傷病名として取り込まれることが考えられるのであれ
ば、複数選択できる必要がある。図14、図15に照合
結果評価修正手段14と文字列変換マスタ編集手段15
における表示画面の具体例を示す。ユーザは図14に示
す表次画面を用いて照合結果保存領域13に蓄積された
傷病コード化処理結果を参照し、目視確認を行いたい検
出属性、修飾属性に属する照合結果のみを抽出して閲覧
することができる。本具体例ではF1にレセプト記載傷
病名、検出属性、修飾語句・修飾属性を表示することが
でき、ユーザは目視確認したい検出属性、修飾属性をそ
れぞれF2、F3のチェックボックスを選択することに
より、F1に条件に合った照合結果のみを表示すること
ができる。ユーザは確認、修正したい照合結果に対して
F1の修正欄をチェックしてF4ボタンを押せば、個々
の照合結果に関するさらに詳細な情報が表示された修正
・編集表示画面が表示される。図15には、修正・編集
表示画面の1実施例を示す。本具体例ではG1に選択し
たレセプト記載傷病名、G2に生成傷病名およびその傷
病コード、G4に残文字列から検出された修飾語句及び
修飾属性が表示されている。ユーザはこれらを見比べ、
この変換であれば問題がないと判断すれば、G3の選択
ボタンを押して、この生成傷病名を採用することができ
る。しかしこの生成傷病名ではないと判断した場合に
は、G5に意図する傷病名もしくはその一部文字列を入
力してG6を押すと、G7にそれに該当するいくつかの
マスタ傷病名と傷病コードが傷病名マスタ9から検索さ
れて表示される。ユーザはこれらのマスタ傷病名の中か
ら選択して、G9ボタンでG8の修正後傷病名欄に追加
したり、一度追加したマスタ傷病名をG10ボタンで削
除して編集が可能である。修正後傷病名が確定したら、
G13ボタンを押せばその内容が反映されるが、G11
ボタンを押せば、それと同時に文字列変換マスタにも反
映される。この場合、レセプト記載傷病名全体を変換対
象文字列、修正後傷病名を修正後文字列として登録する
ことになるが、前述したように文字列の一部のみを文字
列変換マスタに登録したい場合には、G12ボタンを押
し、文字列変換マスタ編集画面を呼び出す。本具体例の
F1、G1のレセプト記載傷病名欄に表示されたレセプ
ト記載傷病名文字列において、例えば傷病名部分は赤、
修飾属性『記号・他』の部分は灰色、『位置』の部分は
水色などと色分けして表示すれば、一目見て着目すべき
部分がわかり、感覚的に的確な判断を促すことができ
る。また、本実施形態では修正結果をユーザが任意に文
字列変換マスタ5に登録できるとしたが、一度修正した
レセプト記載傷病名および修正後文字列は、自動的に文
字列変換マスタに登録されるようにすることもできる。
この場合、時が経つにつれてどんどん文字列変換マスタ
5に登録される語句数が増えてしまうので、例えば、図
16に示すように文字列変換マスタに参照回数という項
目を設け、参照されるたびに積算しておけば、あまり参
照頻度の高くない文字列変換語句は削除することによっ
て、文字列変換マスタの不必要な増大を避けることがで
きる。また削除処理はある一定の参照回数に満たない場
合、自動的に行われてもよい。ここでは参照回数を格納
することとしたが、その代わりに前回参照日を格納し、
その期間が長すぎる場合に削除したり、一定期間あたり
の参照回数を格納し、その値が低すぎる場合に削除して
もかまわない。以上のように、レセプト記載傷病名の表
記揺らぎは文字列変換手段4と文字列変換マスタ5によ
って傷病名マスタ9に格納されたマスタ傷病名の表記文
字列に収束されるので、傷病名マスタ照合手段7におい
てマスタ傷病名が検出されやすくなる。また変換は文字
列に対して行うので、その文字列を含むすべてのレセプ
ト記載傷病名に対して表記揺らぎの除去を行うことにな
り、ユーザ辞書に対象となるすべてのレセプト記載傷病
名を登録するよりもはるかに効率的であり、また登録漏
れの危険性も少ない。また、検出属性によってレセプト
記載傷病名がどの程度マスタ傷病名と一致したのかをユ
ーザに提示できるとともにマスタ傷病名と完全に一致し
なかったレセプト記載傷病名は、その完全一致が妨げら
れた要因である修飾語句を検出し、その修飾属性をユー
ザに提示することができるので、ユーザは必ずしも完全
に一致しなかったすべてのレセプト記載傷病名と出力さ
れた生成傷病名や傷病コードを目視確認する必要はな
く、運用の形態や確認作業の負担に応じて目視確認する
レセプト記載傷病名を制御することが可能となる。な
お、本発明は必ずしもレセプトにおける記載傷病名の表
記揺らぎを傷病名マスタに格納された文字列表記に収束
させるだけではなく、例えば自由記載欄のあるアンケー
ト回答を自動集計する際にも有効である。
【0006】
【発明の効果】以上のように本発明のレセプト記載傷病
名のコード化方法並びにレセプト記載傷病コード出力プ
ログラムを格納した記録媒体は、レセプト記載傷病名を
コード化する際に、従来技術のように異表記により発生
する様々な傷病名の表記揺らぎをすべてユーザ辞書に登
録するといった手間がかかり、登録ミスの起こりやすい
作業を行わなくてすむようになるため、作業効率および
コード出力の信頼性が大幅に向上するという著しい効果
がある。また、本発明によれば、従来、レセプト記載傷
病名照合時に未検出であった傷病名はすべて人の目視に
より確認し、必要に応じてユーザ辞書に追加する必要が
あったのに対し、完全に一致するマスタ傷病名がなかっ
た場合でも、その内容を分析して、ユーザに提示するこ
とにより、ユーザがニーズに応じて出力結果の修正する
か否かを選択できる環境を提供することで、ユーザのニ
ーズや規模に合わせた最適な運用が可能になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す基本構成図。
【図2】本発明の1実施形態を示す処理流れ図。
【図3】文字列変換マスタの一例を示す図。
【図4】傷病名マスタの一例を示す図。
【図5】修飾語マスタの一例を示す図。
【図6】照合テーブルの一例を示す図。
【図7】照合結果保存領域の一例を示す図。
【図8】文字列変換手段の一例を示すフローチャート
図。
【図9】傷病名マスタ照合手段の一例を示すフローチャ
ート図。
【図10】傷病名生成手段の一例を示すフローチャート
図。
【図11】複数検出された検出傷病名の比較評価方法の
一例を示す説明図。
【図12】修飾語マスタ照合手段の一例を示すフローチ
ャート図。
【図13】照合結果評価修正手段および文字列変換マス
タ編集手段の一例を示すフローチャート図。
【図14】照合結果評価修正手段および文字列変換マス
タ編集手段における検索抽出画面例の図。
【図15】照合結果評価修正手段および文字列変換マス
タ編集手段における修正、編集画面例の図。
【図16】文字列変換マスタのもうひとつの例を示す
図。
【符号の説明】
1…コンピュータ装置、2…レセプト記載傷病名デー
タ、3…レセプト情報データベース、4…文字列変換手
段、5…文字列変換マスタ、6…照合テーブル、7…傷
病名マスタ照合手段、8…傷病名マスタ前処理手段、9
…傷病名マスタ、10…傷病名生成手段、11…修飾語
マスタ照合手段、12…修飾語マスタ、13…照合結果
保存領域、14…照合結果評価修正手段、15…文字列
変換マスタ編集手段、16…表示手段、17…入力手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 仁司 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 南 邦明 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 折出 武志 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レセプトに記載または入力された傷病名を
    電子計算機で処理可能なデータ形式に変換する読み取り
    手段と、該変換された傷病名をデータ処理するデータ処
    理手段とを有し、該データ処理手段は、標準化された傷
    病名と傷病コードとが格納された傷病名マスタと、前記
    標準化された傷病名以外の表記方法で表記される傷病名
    と傷病コードとが格納された文字列変換マスタと、レセ
    プトに記載された傷病名を前記傷病名マスタとに登録さ
    れた傷病名と照合する照合手段とを備え、前記レセプト
    に記載された傷病名が傷病名マスタに登録された傷病名
    と一致しない場合は、前記レセプトに記載された傷病名
    が文字列変換マスタにより標準化された傷病名に変換さ
    れることを特徴とするレセプト処理システム。
  2. 【請求項2】レセプトに記載または入力された傷病名に
    対応する第1の文字列を電子計算機で処理可能なデータ
    形式に変換する変換手段と、該変換された第1の文字列
    をデータ処理するデータ処理手段と、該データ処理され
    た第1の文字列が表示される表示手段とを有し、前記デ
    ータ処理手段は、前記第1の文字列を前記傷病名に相当
    する標準化された第2の文字列に変換する傷病名マスタ
    前処理手段とを有し、前記第1の文字列と第2の文字列
    とが一致しない場合は、前記第1の文字列と第2の文字
    列とが前記表示手段に表示されることを特徴とするレセ
    プト処理システム。
  3. 【請求項3】前記標準化された傷病名と、変換前の傷病
    名とが表示される表示手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載のレセプト処理システム。
  4. 【請求項4】前記変換前の傷病名とを操作者が前記文字
    列変換マスタに格納することが可能な画面操作手段ない
    し入力手段を有することを特徴とする請求項3に記載の
    レセプト処理システム。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のレセプト処理システムに
    おいて、入力された傷病名文字列の少なくとも一部を、
    前記文字列変換マスタに格納されている文字列に置換す
    る文字列変換手段を有することを特徴とするレセプト処
    理システム。
  6. 【請求項6】レセプトに記載または入力された傷病名を
    電子計算機で処理可能なデータ形式に変換する読み取り
    手段と、該変換された傷病名をデータ処理するデータ処
    理手段とを有し、該データ処理手段は、傷病名に含まれ
    る修飾語句とその属性とを格納した修飾語マスタと、傷
    病名から修飾語句を検出する修飾語マスタ照合手段と、
    検出された修飾語句とその属性とを判定する照合結果評
    価修正手段とを有し、更に、前記照合結果評価修正手段
    により検出された修飾語句とその属性とが表示される表
    示手段とを有することを特徴とするレセプト処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のレセプト処理システムに
    おいて、操作者が前記修飾語句またはその属性に対応す
    る文字列を入力可能な入力手段ないし画面操作手段とを
    有し、前記照合結果評価修正手段は入力された修飾語句
    の属性に対応する傷病名を検索し、前記表示手段には検
    索された傷病名が表示されることを特徴とするレセプト
    処理システム。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のレセプト処理システムに
    おいて、前記表示手段には、傷病名もしくは傷病コード
    を編集することができる表示画面が表示されることを特
    徴とするレセプト処理システム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のレセプト処理システムに
    おいて、前記編集により傷病名もしくは傷病コードが変
    更または追加された場合、該変更または追加された傷病
    名もしくは傷病コードが前記文字変換マスタに追加格納
    されることを特徴とするレセプト処理システム。
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