JP2011014102A - 診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法 - Google Patents

診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再利用しやすい雛形を簡単に登録する。
【解決手段】診療情報入力装置は、利用者に文例を表示し、表示した文例に対する修正操作を利用者から受け付ける。そして、診療情報入力装置は、受け付けた修正操作が反映された後の反映後文例と、該修正操作が反映される前の反映前文例とを比較することで、該反映後文例のうち該反映前文例と相違する相違箇所を特定する。そして、診療情報入力装置は、特定した相違箇所に所定の記号を挿入し、該所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として所定の記憶部に登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法に関する。
電子カルテシステムのカルテ入力画面は、受診者(患者や妊産婦等の診察対象者を総称して「受診者」と総称する)の情報を入力する入力領域を備え、利用者(医師)からの各種情報の入力を受け付けて、これを記録する。また、カルテ入力画面に情報を入力する手法として、テキストエディタのように直接利用者が文章入力する手法や、予め登録された文例を用いて入力する手法が用いられている。
ここで、従来、文例を予め登録する手法として、様々な手法が知られている。例えば、利用者によって選択された文例のうち、文例利用時に修正する箇所を削除したうえで登録する登録手法や、利用者によって選択された文例のうち利用者によって指定された領域が入力領域になる文例として登録する指定手法が知られている。なお、文例利用時に修正する箇所とは、例えば、利用者によって選択された文例が「体温:36.5度」である場合には、文例利用時には別の数値が入力される「36.5」が該当する。
特開平8−95961号公報
しかしながら、上記した従来の手法では、再利用しやすい文例を簡単に登録できなかった。例えば、上記した登録手法では、単に数値部分がない文例を登録するにすぎず、再利用しやすい文例ではなかった。また、例えば、上記した指定手法では、利用者が入力領域になる領域を明示的に選択しなければならず、簡単に登録できなかった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、再利用しやすい文例を簡単に登録可能な診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法を提供することを目的とする。
本願の開示する診療情報入力プログラムは、一つの態様において、コンピュータを、受診者の診療情報の入力及び記録を行うための診療情報入力支援システムとして機能させる。そして、診療情報入力プログラムは、利用者に文例を表示する表示手順と、前記表示手順によって表示された文例に対する修正操作を利用者から受け付ける受付手順と、をコンピュータに実行させる。また、診療情報入力プログラムは、前記受付手順によって受け付けられた修正操作が反映された後の反映後文例と、該修正操作が反映される前の反映前文例とを比較することで、該反映後文例のうち該反映前文例と相違する相違箇所を特定する特定手順をコンピュータに実行させる。また、診療情報入力プログラムは、前記特定手順によって特定された相違箇所に所定の記号を挿入し、該所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として所定の記憶部に登録する登録手順をコンピュータに実行させる。
本願の開示する診療情報入力プログラムの一つの態様によれば、再利用しやすい雛形を容易に作成することが可能である。
図1は、実施例1に係る診療情報入力装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。 図2は、実施例1における診療情報入力装置による処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 図3は、実施例2に係る診療情報入力装置が有する各部のうち、雛形の登録に関係する各部についての構成について説明するためのブロック図である。 図4は、実施例2における雛形記憶部に記憶された情報の一例を説明するための図である。 図5は、実施例2における電子カルテの入力画面の一例を説明するための図である。 図6−1は、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。 図6−2は、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。 図6−3は、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。 図6−4は、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。 図7は、実施例2に係る診療情報入力装置が有する各部のうち、雛形を利用した診療情報の入力処理に関係する各部についての構成について説明するためのブロック図である。 図8は、実施例2における抽出雛形記憶部に記憶された情報の一例を説明するための図である。 図9−1は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。 図9−2は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。 図9−3は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。 図9−4は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。 図9−5は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。 図10は、実施例2に係る診療情報入力装置による全体処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 図11は、実施例2における診療情報入力装置による雛形登録処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 図12は、実施例2における診療情報入力装置による雛形を利用した入力処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 図13は、実施例2に係る登録プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示する診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例1に係る診療情報入力装置の構成]
図1を用いて、実施例1に係る診療情報入力装置100の構成の一例を説明する。図1は、実施例1に係る診療情報入力装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。
診療情報入力装置100は、受診者の診療情報の入力及び記録を行うための診療情報入力支援システムであり、図1に示すように、記憶部101と表示部201と受付部202と特定部203と登録部204とを有する。
表示部201は、利用者に文例を表示する。また、受付部202は、表示部201によって表示された文例に対する修正操作を利用者から受け付ける。また、特定部203は、受付部202によって受け付けられた修正操作が反映された後の反映後文例と、修正操作が反映される前の反映前文例とを比較することで、反映後文例のうち反映前文例と相違する相違箇所を特定する。
登録部204は、特定部203によって特定された相違箇所に所定の記号を挿入し、所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として記憶部101に登録する。
すなわち、診療情報入力装置100は、利用者によって文例が修正されると、修正前後を比較することで相違箇所を特定し、相違箇所に所定の記号を挿入したうえで雛形として登録する。
[実施例1に係る診療情報入力装置による処理]
次に、図2を用いて、実施例1における診療情報入力装置100による処理の流れの一例を説明する、図2は、実施例1における診療情報入力装置による処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
図2に示すように、実施例1に係る診療情報入力装置100では、雛形を登録する処理タイミングになると(ステップS101肯定)、表示部201が文例を表示する(ステップS102)。そして、受付部202は、修正操作を利用者から受け付け(ステップS103)、特定部203が、修正前後を比較することで相違箇所を特定する(ステップS104)。
そして、登録部204は、相違箇所に所定の記号を挿入したうえで(ステップS105)、所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として登録する(ステップS106)。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、診療情報入力装置100は、利用者に文例を表示し、表示された文例に対する修正操作を利用者から受け付ける。そして、反映後文例と反映前文例とを比較することで相違箇所を特定し、相違箇所に所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として登録する。この結果、再利用しやすい雛形を容易に作成することが可能である。
つまり、実施例1によれば、文例利用時に所定の記号が挿入された箇所を入力領域とすることで、再利用しやすい雛形を登録することが可能である。また、実施例1によれば、診療情報入力装置100が相違箇所を特定して所定の記号を挿入したうえで雛形として登録するので、再利用しやすい雛形を簡単に登録することが可能である。
次に、実施例2に係る診療情報入力装置100について説明する。実施例2に係る診療情報入力装置100は、以下に説明するように、雛形を登録し、雛形を利用して診療情報を電子カルテに入力する。
実施例2では、実施例2に係る診療情報入力装置100の構成や処理の流れ、効果について順に説明する。また、実施例2に係る診療情報入力装置100の構成について説明する際には、説明の便宜上、診療情報入力装置100が有する各部のうち雛形の登録に関係する各部についてまず説明し、その後、雛形を利用した診療情報の入力処理に関係する各部について説明する。
[実施例2に係る診療情報入力装置の構成]
[雛形の登録に関係する各部]
図3を用いて、実施例2に係る診療情報入力装置100の構成について説明する。具体的には、実施例2に係る診療情報入力装置100が有する各部のうち、雛形の登録に関係する各部についての構成について説明する。図3は、実施例2に係る診療情報入力装置が有する各部のうち、雛形の登録に関係する各部についての構成について説明するためのブロック図である。
なお、説明の便宜上、図3には、雛形を用いての診療情報の入力に関係する各部については、後述するため、雛形の登録に関係する各部と共通する部を除き記載を省略した。
図3に示すように、診療情報入力装置100は、入力部301と出力部302と記憶部400と制御部500とを有する。入力部301は、制御部500内にある電子カルテ実行部501と表示部502と接続され、キーボードやマウスなどの入力機器が該当する。入力部301は、利用者による指示や操作を受け付けると、受け付けた指示内容を電子カルテ実行部501や表示部502に出力する。
なお、入力部301によって受け付けられる指示や操作については、ここでは説明を省略し、関係する各部について説明する際に併せて説明する。
出力部302は、制御部500内にある電子カルテ実行部501と表示部502と接続され、モニタやスピーカなどの出力機器が該当する。出力部302は、制御部500から情報を受信すると利用者に出力し、例えば、モニタにて表示する。なお、出力部302によって出力される情報については、ここでは説明を省略し、関係する各部について説明する際に併せて説明する。
記憶部400は、制御部500と接続され、制御部500による各種処理に用いるデータを記憶する。図3に示す例では、記憶部400は、電子カルテ記憶部401と雛形記憶部402とを有する。
電子カルテ記憶部401は、電子カルテ実行部501と接続され、受診者に関する診療情報を記録する電子カルテを記憶する。また、電子カルテ記憶部401によって記憶された電子カルテは、電子カルテ実行部501によって用いられ、例えば、電子カルテ実行部501によって出力部302に出力される。
雛形記憶部402は、制御部500内にある登録部504と接続され、図4に示すように、雛形を記憶する。なお、図4は、実施例2における雛形記憶部に記憶された情報の一例を説明するための図である。
図4に示す例では、雛形記憶部402は、検索キーに対応付けて雛形を記憶する。ここで、検索キーは、雛形を利用者が利用する際に用いられるキーワードであり、例えば、利用者によって雛形登録時に雛形と対応付けて入力される。検索キーは、図4に示す例では、「VS」や「顔面スコア」などが該当する。
また、雛形は、登録部504によって雛形記憶部402に登録された文例であり、例えば、相違箇所に所定の記号が入力された文例が該当する。また、図4に示す例では、雛形は、
「体温 :■℃
血圧(最高):■mmHg
血圧(最低):■mmHg
脈拍 :■回」
などが該当する。なお、ここで、図4に示す「■」は、相違箇所に挿入された所定の記号を示し、以下では、可変領域コードと称する。後述するように、可変領域コードが挿入されている雛形は、可変領域コードが挿入された部分に対する利用者の入力操作を受け付ける一方、それ以外の部分に対する入力操作を受け付けない。例えば、「体温:■℃」の場合には、「■」の部分に対する入力操作を受け付ける一方、それ以外の「体温:℃」に対する入力操作や変更操作を受け付けない。
なお、図4に示す例では、雛形記憶部402が、雛形として、可変領域コードを含む文例だけでなく、所定の記号を含まない雛形も記憶する場合を例に示した。可変領域コードを含まない雛形とは、図4に示す例では、「病理検査の結果、山田I型ポリープと判明。」などが該当する。
また、雛形記憶部402に記憶された情報は、登録部504によって入力される。
制御部500は、記憶部400と入力部301と出力部302と接続される。また、制御部500は、各種の処理手順などを規定したプログラムを記憶するための内部メモリを有し、種々の処理を実行する。また、制御部500は、図3に示す例では、電子カルテ実行部501と表示部502と特定部503と登録部504とを有する。
電子カルテ実行部501は、入力部301と出力部302と電子カルテ記憶部401と接続される。また、電子カルテ実行部501は、入力部301から電子カルテを起動する電子カルテ起動指示を受信すると、電子カルテ記憶部401に記憶された電子カルテを取得する。そして、電子カルテ実行部501は、電子カルテに対して診療情報を利用者が入力するための入力画面や、取得した電子カルテに既に入力されていた診療情報を出力部302に出力する。その後、出力部302が、図5に示すような入力画面を利用者に出力する。なお、図5は、実施例2における電子カルテの入力画面の一例を説明するための図である。例えば、電子カルテ実行部501は、電子カルテのカルテエディタを起動することで、電子カルテの入力画面を出力部302に出力する。
なお、図5に示す例では、「SOAP形式」によるカルテの例を示した。すなわち、図5の「S」は主観的情報、「O」は客観的情報、「A」は評価、「P」は今後のプランに関する記載であることを示す。
なお、電子カルテ実行部501による処理の流れについては、図11を用いて後述するため、ここでは説明を省略する。
表示部502は、入力部301と出力部302と特定部503と接続される。また、表示部502は、電子カルテ実行部501によって出力部302を介して出力された診療情報のうち一部またはすべてを選択する選択指示と、文例を雛形として登録する旨の指示とを入力部301から受信すると、選択指示によって識別される文例を利用者に表示する。
例えば、図6−1に示すように、利用者によって診療情報の一部が選択反転され、図6−1の「文例登録」に示すように、文例を雛形として登録する旨の指示を示す選択肢が利用者によって選択される場合を例に説明する。ここで、表示部502は、図6−2に示すように、文例を雛形として登録するための文例登録エディタを起動し、文例登録エディタ上に、選択指示によって識別される文例を表示する。なお、図6−1と図6−2とは、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。
図6−2に示す例では、文例登録エディタには、検索キーの入力を受け付ける領域601と、文例が表示される領域602と、利用者から登録する旨の指示を受け付ける登録キーとなる領域603とを有する。図6−2に示す例では、文例登録エディタが起動した状態において、利用者によって選択判定された箇所に対応する文例が表示される。
表示部502は、文例に対する修正操作を入力部301から受け付けると、受け付けた修正操作を領域602に表示されている文例に反映する。例えば、利用者によって受診者固有の部分を削除する旨の修正操作が行われた場合には、表示部502は、図6−3に示すように、領域602に表示されている文例から受診者固有の部分を削除する。なお、図6−3は、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。
また、表示部502は、検索キーを入力する入力指示を入力部301から受け付けると、受け付けた入力指示により識別される検索キーを領域601に入力し、例えば、図6−3に示す例では、検索キー「VS」を入力する。
また、表示部502は、文例を雛形として登録する旨の指示を入力部301から受け付けると、例えば、登録キーとなる領域603が利用者によって選択されると、反映前文例と反映後文例とを特定部503に出力する。
ここで、反映前文例は、利用者による修正操作が反映される前の文例を示し、具体的には、利用者による選択指示によって識別される文例が該当する。反映前文例は、図6−1における選択反転された文例や、図6−2における文例登録エディタ上に表示されている文例が該当する。
また、反映後文例は、利用者による修正操作が反映された後の文例を示し、具体的には、表示されている文例を登録する旨の指示を受信した際に、文例登録エディタ上に表示されていた文例が該当する。反映後文例は、図6−3における文例登録エディタ上に表示されている文例が該当し、図6−3に示す例では、受診者固有の部分が削除された文例が該当する。
また、表示部502は、検索キーを入力する入力指示を入力部301から受信している場合には、反映前文例と反映後文例とに加えて、検索キーを特定部503に出力する。
特定部503は、表示部502と登録部504と接続される。また、特定部503は、反映前文例と反映後文例とを表示部502から受信すると、反映後文例と反映前文例とを比較することで、反映後文例のうち反映前文例と相違する相違箇所を特定する。例えば、図6−2に示す反映前文例の「体温:38.2℃」が、図6−3に示す反映後文例では「体温:℃」となっており、特定部503は、「体温:★℃」における「★」の部分が相違すると特定する。言い換えると、特定部503は、反映後文例のうち、反映前文例とを比較することで削除された削除箇所を特定する。
相違箇所を特定する点について、さらに説明する。特定部503は、例えば、編集した前後文字で挟まれる部分を相違箇所と特定する。例えば、「体温:36.5℃」が「体温:℃」へと利用者によって修正された場合には、「:」と「℃」で挟まれる部分が相違箇所であると特定する。
特定部503は、相違箇所と反映後文例とを登録部504に出力する。また、特定部503は、表示部502から検索キーを受信している場合には、相違箇所と反映後文例とに加えて、検索キーを登録部504に出力する。
登録部504は、特定部503と雛形記憶部402と接続される。また、登録部504は、相違箇所と反映後文例とを特定部503から受信すると、反映後文例のうち相違箇所に可変領域コードを挿入し、図6−4の(2)に示すように、可変領域コードが挿入された反映後文例を雛形として雛形記憶部402に登録する。また、登録部504は、特定部503から検索キーを受診している場合には、雛形に対応付けて検索キーを入力する。なお、図6−4は、実施例2における雛形登録処理を説明するための図である。図6−4の(1)には、反映後文例と検索キーとを表示している文例登録エディタの画面の一例を示した。
また、登録部504は、相違箇所すべてに可変領域コードを挿入し、言い換えると、特定部503によって特定された削除箇所全てに可変領域コードを挿入する。
[雛形を用いての診療情報の入力に関係する各部]
次に、図7を用いて、実施例2に係る診療情報入力装置100が有する各部のうち、雛形を利用した診療情報の入力に関係する各部の構成について説明する。図7は、実施例2に係る診療情報入力装置が有する各部のうち、雛形を利用した診療情報の入力処理に関係する各部についての構成について説明するためのブロック図である。
なお、図7を用いて説明する各部のうち、図3を用いて説明した部と同じ部については、図3にて付与した符号と同じ符号を付与した。また、図3を用いて説明した内容と同様の点については、簡単に説明し、または、説明を省略する。
図7に示すように、診療情報入力装置100は、図3を用いて説明した各部に加えて、さらに、記憶部400内に取得雛形記憶部403を有し、制御部500内に雛形検索部505と雛形処理部506とを有する。なお、図7では、図3を用いて説明した各部のうち、入力部301と出力部302と雛形記憶部402と電子カルテ実行部501とを併せて示した。
雛形記憶部402は、図7に示すように、雛形検索部505とさらに接続される。ここで、雛形記憶部402によって記憶された情報は、雛形検索部505によって用いられる。
取得雛形記憶部403は、雛形検索部505と雛形処理部506と接続され、後述するように、雛形検索部505によって雛形記憶部402から取得された雛形を記憶する。例えば、後述するように、雛形検索部505が検索キー「VS」を用いて雛形記憶部402から雛形を取得した場合には、取得雛形記憶部403は、図8に示すように、検索キー「VS」に対応付けられた雛形を記憶する。なお、図8は、実施例2における抽出雛形記憶部に記憶された情報の一例を説明するための図である。
取得雛形記憶部403に記憶された情報は、雛形検索部505によって入力され、雛形処理部506によって用いられる。
雛形検索部505は、入力部301と雛形記憶部402と取得雛形記憶部403と接続される。また、雛形検索部505は、電子カルテの入力画面に対して診療情報を入力する入力操作が利用者によって入力部301に行われると、利用者による入力操作を入力部301から受け付け、例えば、利用者によって選択されたIME文字変換候補を入力部301から受け付ける。そして、雛形検索部505は、利用者による入力操作によって識別される入力文字列をキーとして雛形記憶部402を参照し、検索キーに対応する雛形すべてを雛形記憶部402から取得する。
例えば、電子カルテの入力画面に対して、利用者によって「VS」が入力された場合を例に説明する。雛形検索部505は、雛形記憶部402に記憶された検索キーのうち入力文字列と完全一致する検索キーを識別し、例えば、検索キー「VS」を取得する。そして、雛形検索部505は、検索キー「VS」を用いて雛形記憶部402を参照し、検索キー「VS」に対応付けられた雛形すべてを取得する。例えば、図4に示す例では、雛形検索部505は、
「体温 :■℃
血圧(最高):■mmHg
血圧(最低):■mmHg
脈拍 :■回」や「受診時VS測定要」などを取得する。
また、例えば、雛形検索部505は、入力文字列と部分一致する雛形を取得し、言い換えると、入力文字列が含まれる雛形を取得してもよい。
また、雛形検索部505は、取得した雛形を取得雛形記憶部403に入力し、例えば、図8に示すように、「受診時VS測定要」などを入力する。
雛形処理部506は、取得雛形記憶部403と入力部301と出力部302と接続される。また、雛形処理部506は、雛形検索部505によって雛形が取得雛形記憶部403に入力されると、入力された雛形を読み出して利用者に出力する。なお、取得雛形記憶部403に入力された雛形は登録部504によって雛形記憶部402に登録された雛形であり、雛形処理部506は、登録部504によって雛形記憶部402に登録された雛形を利用者に出力することになる。
例えば、雛形処理部506は、取得雛形記憶部403から雛形を取得すると、図9−1に示すように、取得雛形記憶部に入力された雛形の一覧画面を表示する。例えば、図8に示す例では、取得雛形記憶部403には3つの雛形が入力されており、雛形処理部506は、図9−1に示すように、3つの雛形の一覧画面を表示する。なお、図9−1は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。
また、例えば、雛形処理部506は、一覧画面にて利用者によって選択された雛形を電子カルテの入力画面に出力し、例えば、図9−1に示す例では、
「体温 :℃
血圧(最高):mmHg
血圧(最低):mmHg
脈拍 :回」を出力することになる。
電子カルテの入力画面に雛形を出力する点について、さらに説明する。雛形処理部506は、利用者によって選択された雛形に可変領域コードが含まれているかを判定する。ここで、雛形処理部506は、利用者によって選択された雛形に可変領域コードが含まれている場合には、図9−2に示すように、読み出した雛形のうち可変領域コードが挿入された挿入箇所に対して利用者による入力操作が可能な状態にて利用者に出力する。なお、図9−2は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。
例えば、図9−2に示す例では、雛形処理部506は、利用者によって選択された雛形のうち可変領域コードが挿入された挿入箇所に対する入力操作を受け付ける文例展開エディタを起動し、最初の可変領域にカーソルを位置付ける。ここで、雛形処理部506は、雛形が「体温:■℃」である場合には、「■」の領域にカーソルを位置づけて入力操作を受け付け、一方、その他の「体温:℃」領域については、入力操作を受け付けない。
また、例えば、複数の箇所に可変領域コードが挿入されている場合には、図9−2に示すように、雛形処理部506は、可変領域コードが挿入された複数の箇所のうち現にカーソルが位置する箇所に対して利用者による入力操作が可能な状態にて利用者に出力する。
また、例えば、雛形処理部506は、雛形に含まれる挿入箇所のうちカーソルが位置する挿入箇所に対する入力操作が終了すると、次の挿入箇所があるかを判定する。例えば、複数の挿入箇所があるかを判定する。
ここで雛形処理部506は、次の挿入箇所があると判定すると、図9−3に示すように、利用者による入力操作が終了した挿入箇所とは別の挿入箇所に該カーソルの位置を変更する。つまり、雛形処理部506は、カーソルに対応する挿入箇所に対する利用者の入力操作が終了すると、次の挿入箇所へとカーソルを自動的に移動させ、移動先となる挿入箇所に対する入力操作を利用者から受け付ける。なお、図9−3は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。
また、例えば、雛形処理部506は、次の挿入箇所がないと判定すると、確定キーにカーソルを位置付ける。つまり、雛形に含まれる挿入箇所への入力操作を利用者が終了するためのキーにカーソルを位置づける。
また、例えば、雛形処理部506は、雛形に含まれる挿入箇所への入力操作を利用者が終了すると、例えば、図9−3の「確定」が利用者によって選択されると、図9−4に示すように、利用者による入力操作が反映された雛形を電子カルテの入力画面に反映する。なお、図9−4は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。
例えば、雛形処理部506は、利用者による入力操作として、「ENTER」キーや「Tab」キーを選択する操作が行われた場合には、カーソルの位置する挿入箇所に対する入力操作が終了したと判定する。また、例えば、図9−3の「確定キー」を選択するキー操作が利用者によって行われた場合には、利用者による入力操作が反映された雛形を電子カルテの入力画面に反映する。
ここで、雛形が
「体温 :■℃
血圧(最高):■mmHg
血圧(最低):■mmHg
脈拍 :■回」である場合を例を用いてさらに説明する。
例えば、雛形処理部506は、最初の挿入箇所として、「℃」の前にデフォルトカーソルを位置付ける。そして、利用者によって体温数値を入力する入力操作が終了すると、順次血圧、呼吸、脈拍に対応する挿入箇所へと順次自動的にカーソル位置を変更する。なお、雛形処理部506は、最終項目の入力が完了すると、自動的に電子カルテエディタの入力画面に反映してもよい。
なお、雛形処理部506は、利用者によって選択された雛形に可変領域コードが含まれていないと判定した場合には、図9−5に示すように、利用者によって選択された雛形をそのまま電子カルテの入力画面に反映する。なお、図9−5は、実施例2における雛形を利用した入力処理を説明するための図である。
なお、雛形処理部506による処理の流れの詳細な一例については、図12を用いて説明するため、ここでは説明を省略する。
診療情報入力装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA(Personal Digital Assistant)などの情報処理装置に、上記した各部の機能を搭載することによって実現しても良い。
[実施例2に係る診療情報入力装置による処理]
次に、実施例2に係る診療情報入力装置100による処理の流れについて説明する。以下では、実施例2に係る診療情報入力装置による全体処理の流れ、雛形登録処理の流れ、雛形を利用した入力処理の流れについて順に説明する。
[実施例2に係る診療情報入力装置による全体処理の流れ]
図10を用いて、実施例2に係る診療情報入力装置100による全体処理の流れの一例について説明する。図10は、実施例2に係る診療情報入力装置による全体処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、実施例2における診療情報入力装置100では、電子カルテ起動指示を利用者から受け付けると(ステップS201肯定)、電子カルテ実行部501は、利用者ログイン処理を実行する(ステップS202)。例えば、電子カルテ実行部501は、電子カルテシステムのログイン要求画面を出力部302に出力し、その後、利用者によって入力された「ユーザ名、パスワード」を入力部301から受信し、ユーザ認証を実行する。つまり、電子カルテの使用を開始する。
そして、電子カルテ実行部501は、利用者ログインが許可された利用者から受診者IDなどを受け付けて、受診者のカルテを開く(ステップS203)。つまり、電子カルテ実行部501は、電子カルテ記憶部401から電子カルテを取得する。
そして、電子カルテ実行部501は、電子カルテに診療情報を入力するためのカルテエディタを起動する(ステップS204)。ここで、電子カルテ実行部501は、入力画面を出力部302から出力する。
ここで、実施例2における診療情報入力装置100では、雛形を利用した入力処理が行われる(ステップS205)。なお、雛形を利用した入力処理の流れについては、図12を用いて後述するため、ここでは説明を省略する。
その後、電子カルテ実行部501は、電子カルテを更新したカルテエディタを保存し(ステップS206)、利用者の操作を受け付けて受診者のカルテを閉じた後(ステップS207)、利用者の操作による利用者ログアウトを受け付けて処理を終了する(ステップS208)。
[実施例2における診療情報入力装置による雛形登録処理の流れ]
図11を用いて、実施例2における診療情報入力装置100による雛形登録処理の流れの一例を説明する。図11は、実施例2における診療情報入力装置による雛形登録処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、表示部502は、文例登録エディタを起動すると(ステップS301肯定)、つまり、選択指示と文例登録する旨の指示とを入力部301から受信すると、文例登録エディタ上に選択された文例を表示する(ステップS302)。そして、表示部502は、文例に対する修正操作を入力部301から受け付ける(ステップS303)。
ここで、登録キーが利用者によって選択されたと表示部502によって判定されると(ステップS304肯定)、反映後文例と反映前文例とを表示部502が特定部503に出力し、特定部503は、反映後文例と反映前文例とを比較する(ステップS305)。つまり、特定部503は、反映後文例と反映前文例とを比較することで、相違箇所を特定する。なお、登録キーが利用者によって選択されたと表示部502によって判定されていない場合には(ステップS304否定)、表示部502は、修正操作を受け付ける(ステップS303)。
そして、登録部504は、特定部503による比較の結果相違箇所がある場合には(ステップS306肯定)、全ての相違箇所に可変領域コードを挿入し(ステップS307)、雛形記憶部402に登録する(ステップS308)。例えば、登録部504は、相違箇所に可変領域コードを挿入し、可変領域コードが挿入された反映後文例を雛形として雛形記憶部402に登録する。
一方、登録部504は、特定部503による比較の結果相違箇所がない場合には(ステップS306否定)、可変領域コードを挿入することなく、そのまま雛形記憶部402に登録する(ステップS308)。
[実施例2における診療情報入力装置による雛形を利用した入力処理の流れ]
図12を用いて、実施例2における診療情報入力装置による雛形を利用した入力処理の流れの一例を説明する。図12は、実施例2における診療情報入力装置による雛形を利用した入力処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。以下に説明する処理は、図10におけるステップS205に対応する。
図12に示すように、雛形検索部505は、入力操作受け付けると(ステップS401肯定)、雛形記憶部402を検索する(ステップS402)。例えば、雛形検索部505は、検索キーを入力部301から受け付け、受け付けた検索キーを用いて雛形記憶部402を参照し、雛形記憶部402から雛形を取得する。
ここで、雛形検索部505は、該当する雛形があると(ステップS403肯定)、つまり、検索キーに対応付けられた雛形が雛形記憶部402に記憶されている場合には、検索キーに対応する雛形すべてを取得雛形記憶部403に入力する(ステップS404)。一方、雛形検索部505は、該当する雛形がないと(ステップS403否定)、そのまま処理を終了する。
そして、雛形処理部506は、雛形検索部505によって雛形が取得雛形記憶部403に入力されると(ステップS404)、取得雛形記憶部に入力された雛形の一覧画面を表示する(ステップS405)。
そして、利用者によって雛形が選択された場合には(ステップS406肯定)、雛形処理部506は、利用者によって選択された雛形に可変領域コードが含まれているかを判定する(ステップS407)。ここで、雛形処理部506は、可変領域コードが含まれていると判定した場合には(ステップS407肯定)、選択された雛形を文例展開エディタに展開し(ステップS408)、最初の可変領域にカーソルを位置付ける(ステップS409)。
そして、雛形処理部506は、入力操作を受け付け(ステップS410)、雛形に含まれる挿入箇所のうちカーソルが位置する挿入箇所に対する入力操作を受け付ける。そして、雛形処理部506は、確定キーを選択する操作を受け付けると(ステップS411肯定)、利用者による入力操作が反映された雛形を電子カルテの入力画面に反映する(ステップS412)。
また、雛形処理部506は、確定キーを選択する操作ではなく、「ENTER」キーや「Tab」キーを選択する操作を受け付けると(ステップS411否定およびステップS413肯定)、次の挿入箇所があるかを判定する(ステップS414)。つまり、雛形処理部506は、雛形に含まれる挿入箇所のうちカーソルが位置する挿入箇所に対する入力操作が終了すると、複数の挿入箇所があるかを判定する。そして、雛形処理部506は、次の挿入箇所があると判定すると(ステップS414肯定)、次の挿入箇所にカーソルを位置付ける(ステップS415)。つまり、雛形処理部506は、利用者による入力操作が終了した挿入箇所とは別の挿入箇所に該カーソルの位置を変更する。
そして、雛形処理部506は、次の挿入箇所にカーソルを位置付けると(ステップS415)、現にカーソルが位置する挿入箇所に対する入力操作を受け付けることになる(ステップS410)。また、雛形処理部506は、確定キーが選択されていない場合や(ステップS411否定)、「ENTER」キーや「Tab」キーが選択されて場合にも(ステップS413否定)、現にカーソルが位置する挿入箇所に対する入力操作を受け続けることになる(ステップS410)。
また、雛形処理部506は、次の挿入箇所がないと判定すると(ステップS414否定)確定キーにカーソルを位置付ける(ステップS416)。そして、上記したステップS410に戻り、例えば、利用者から確定キーを選択する操作を受け付けることになる。
なお、上記したステップS406において、利用者によっていずれの雛形も選択されなかった場合には(ステップS406否定)、雛形処理部506は、そのまま処理を終了する。
また、上記したステップS407において、利用者によって選択された雛形に可変領域コードが含まれていないと判定した場合には(ステップS407否定)、利用者によって選択された雛形をそのまま電子カルテの入力画面に反映する(ステップS412)。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例1によれば、診療情報入力装置100は、利用者に文例を表示し、修正操作を利用者から受け付け、受け付けた修正操作が反映された後の反映後文例と反映前文例とを比較することで、相違箇所を特定する。そして、診療情報入力装置100は、相違箇所に所定の記号を挿入し、所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として雛形記憶部402に登録する。この結果、再利用しやすい雛形を容易に作成することが可能である。
また、実施例1によれば、雛形記憶部402に登録された雛形を読み出し、読み出した雛形のうち可変領域コードが挿入された挿入箇所に対して利用者による入力操作が可能な状態にて利用者に出力する。この結果、再利用しやすい雛形として利用することが可能である。
また、実施例1によれば、診療情報入力装置100は、雛形に複数の挿入箇所に含まれる場合に、複数の挿入箇所のうち現にカーソルが位置する挿入箇所に対して利用者による入力操作が可能な状態にて利用者に出力する。そして、診療情報入力装置100は、雛形に含まれる挿入箇所のうちカーソルが位置する挿入箇所に対する入力操作が終了すると、利用者による入力操作が終了した挿入箇所とは別の挿入箇所にカーソルの位置を変更する。この結果、複数の挿入箇所がある場合であっても、診療情報入力装置100が自動的にカーソルの位置を変更するので、利用者にとって利用しやすい雛形とすることが可能である。具体的には、利用者がマウスなどを用いて別の挿入箇所にカーソルの位置を変更することなく、別の挿入箇所に対する入力操作を実行することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、その他の実施例にて実施されてもよい。そこで、以下では、その他の実施例について説明する。
[実施例の組み合わせについて]
例えば、実施例2では、可変領域コードが挿入された箇所に対して利用者による入力操作が可能な状態にて出力する手法(1)と、入力操作が終了した挿入箇所とは別の挿入箇所にカーソルの位置を自動で変更する手法(2)とを併せて実施する場合を説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、手法(1)と手法(2)のうち、いずれか一方を実施してもよく、両方を実施しなくてもよい。
[システム構成]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(例えば、図1〜図12)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、実施例2では、説明の便宜上、図3と図7とに分けて、診療情報入力装置100の構成について説明したが、図3と図7とに分けて説明した構成を分散して構成しても良い。
[コンピュータ]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図13を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する登録プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図13は、実施例2に係る登録プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
図13に示すように、実施例1におけるコンピュータ3000は、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、ディスプレイ3004、通信部3006、CPU(Central Processing Unit)3010、ROM(Read Only Memory)3011、HDD(Hard Disk Drive)3012、RAM(Random Access Memory)3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示した電子カルテ実行部501と、表示部502と、特定部503と、登録部504と、雛形検索部505と、雛形処理部506と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、図13に示すように、電子カルテ実行プログラム3011aと、表示プログラム3011bと、特定プログラム3011cと、登録プログラム3011dと、雛形検索プログラム3011eと、雛形処理プログラム3011fとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011fについては、図3や図7に示した診療情報入力装置100の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011fをROM3011から読み出して実行することにより、図13に示すように、各プログラム3011a〜3011fについては、電子カルテ実行プロセス3010aと、表示プロセス3010bと、特定プロセス3010cと、登録プロセス3010dと、雛形検索プロセス3010eと、雛形処理プロセス3010fとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010fは、図3や図7に示した、電子カルテ実行部501と、表示部502と、特定部503と、登録部504と、雛形検索部505と、雛形処理部506とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、電子カルテテーブル3012aと、雛形テーブル3012bとが設けられている。なお、各テーブル3012a〜3012bは、図3に示した、電子カルテ記憶部401と、雛形記憶部402とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、電子カルテテーブル3012aと、雛形テーブル3012bとを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された電子カルテデータ3013aと、取得雛形データ3013bと、文例データ3013c、相違箇所データ3013dとを用いて、登録プログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明した登録プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、登録プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
100 診療情報入力装置
101 記憶部
201 表示部
202 受付部
203 特定部
204 登録部
301 入力部
302 出力部
400 記憶部
401 電子カルテ記憶部
402 雛形記憶部
403 取得雛形記憶部
500 制御部
501 電子カルテ実行部
502 表示部
503 特定部
504 登録部
505 雛形検索部
506 雛形処理部
3000 コンピュータ
3001 操作部
3002 マイク
3003 スピーカ
3004 ディスプレイ
3006 通信部
3009 バス
3010 CPU
3010a 電子カルテ実行プロセス
3010b 表示プロセス
3010c 特定プロセス
3010d 登録プロセス
3010e 雛形検索プロセス
3010f 雛形処理プロセス
3011 ROM
3011a 電子カルテ実行プログラム
3011b 表示プログラム
3011c 特定プログラム
3011d 登録プログラム
3011e 雛形検索プログラム
3011f 雛形処理プログラム
3012 HDD
3012a 電子カルテテーブル
3012b 雛形テーブル
3013 RAM
3013a 電子カルテデータ
3013b 取得雛形データ
3013c 文例データ
3013d 相違箇所データ

Claims (4)

  1. コンピュータを、受診者の診療情報の入力及び記録を行うための診療情報入力支援システムとして機能させる診療情報入力プログラムであって、
    利用者に文例を表示する表示手段、
    前記表示手段によって表示された文例に対する修正操作を利用者から受け付ける受付手段、
    前記受付手段によって受け付けられた修正操作が反映された後の反映後文例と、該修正操作が反映される前の反映前文例とを比較することで、該反映後文例のうち該反映前文例と相違する相違箇所を特定する特定手段、
    前記特定手段によって特定された相違箇所に所定の記号を挿入し、該所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として所定の記憶部に登録する登録手段
    として機能させることを特徴とする診療情報入力プログラム。
  2. 前記コンピュータを、
    前記登録手段によって前記所定の記憶部に登録された雛形を読み出し、読み出した雛形のうち前記所定の記号が挿入された挿入箇所に対する入力操作が可能な状態にて、該雛形を所定の出力部に出力する出力手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項1に記載の診療情報入力プログラム。
  3. 受診者の診療情報の入力及び記録を行うための診療情報入力支援装置であって、
    利用者に文例を表示する表示部と、
    前記表示部によって表示された文例に対する修正操作を利用者から受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた修正操作が反映された後の反映後文例と、該修正操作が反映される前の反映前文例とを比較することで、該反映後文例のうち該反映前文例と相違する相違箇所を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された相違箇所に所定の記号を挿入し、該所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として所定の記憶部に登録する登録部と
    を備えたことを特徴とする診療情報入力装置。
  4. コンピュータによって実行される診療情報入力方法であって、
    前記コンピュータが、
    利用者に文例を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップによって表示された文例に対する修正操作を利用者から受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップによって受け付けられた修正操作が反映された後の反映後文例と、該修正操作が反映される前の反映前文例とを比較することで、該反映後文例のうち該反映前文例と相違する相違箇所を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された相違箇所に所定の記号を挿入し、該所定の記号が挿入された反映後文例を雛形として所定の記憶部に登録する登録ステップと
    を実行することを特徴とする診療情報入力方法。
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