JP5621216B2 - 診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法 - Google Patents

診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法 Download PDF

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Description

本発明は、診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法に関する。
近年、医療現場では、電子カルテシステムが広く用いられている。電子カルテシステムでは、利用者は、患者等の受診者(病人やけが人等の患者のみならず、妊産婦や健康診断の受診者等の健常者も含み、総称して「受診者」と表すものとする)の診察結果や検査結果などの診療情報を電子カルテシステムのデータベースに登録して用いる。なお、電子カルテシステムにおいて用いられるカルテのことを、以下では、電子カルテと記載する。
ここで、従来、電子カルテに診療情報を入力する手法について、様々な手法が知られている。例えば、利用者が他部門へ発行するオーダの種別ごとに予め用意された入力ツールを用いる手法や、テキストエディタを用いる手法などが知られている。
例えば、入力ツールを用いる手法では、入力ツールとして、処方オーダを入力するための処方オーダ入力ツールや、検査オーダを入力するための検査オーダ入力ツールなどが予め用意される。
ここで、処方オーダ入力ツールを用いる手法についてさらに説明する。電子カルテシステムは、処方オーダ入力ツールを起動するための起動ボタンが利用者によって押下されると、処方オーダ入力ツールが、処方オーダ入力ツールを利用して利用者が処方オーダを入力するための入力ツール画面をディスプレイ上に表示する。また、入力ツールは、予め規定された薬剤名や用法などの選択肢を入力ツール画面に表示する。その後、処方オーダ入力ツールは、入力ツール画面に表示された薬剤名や用法などの選択肢の内いずれかが利用者によって選択されると、選択された選択肢に対応する処方オーダを検索し、検索結果となる処方オーダの例を入力画面に表示する。その後、処方オーダツールは、入力ツール画面に表示された処方オーダが利用者によって選択されて決定されると、処方オーダを電子カルテに入力する。なお、入力画面上において、過去のオーダ履歴を参照画面に表示して利用者の参照に供する参照手法も知られている。
また、例えば、テキストエディタを用いる手法では、利用者が直接文章を入力することで診療情報を電子カルテに入力する。
特開2006−48598号公報
しかしながら、上記した従来の手法では、利用者が入力操作をしなければならないという課題があった。例えば、処方オーダツールを利用する手法は、薬剤名や用法などの選択肢を表示するにすぎず、利用者が選択肢の内いずれかを選択する入力操作をしなければならなかった。また、例えば、テキストエディタを用いる手法では、利用者が直接診療情報を文章として入力しなければならなかった。なお、上記した先行技術文献に記載の技術は、参照画面を掲示するに過ぎない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者による入力操作を軽減可能な診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法を提供することを目的とする。
本願の開示する診療情報入力プログラムは、一つの態様において、コンピュータが、入力領域に対する診療情報の入力を補助する入力ツールを起動する起動指示を利用者から受け付けると、所定のキーワードを予め記憶する記憶部から該キーワードを取得する取得手順を実行する。また、コンピュータが、前記取得手順によって取得されたキーワードが、前記入力領域に対して入力済みの受診者の診療情報に含まれている場合に、該診療情報に含まれているキーワードを前記入力ツールに転送する転送手順を実行する。
本願の開示する診療情報入力プログラムの一つの態様によれば、利用者による入力操作を軽減可能であるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る診療情報入力装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。 図2は、実施例1に係る診療情報入力装置の処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 図3は、実施例2に係る診療情報入力装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。 図4は、実施例2における入力ツール情報記憶部によって記憶された情報の一例を説明するための図である。 図5は、実施例2における第一選択項目マスタ記憶部によって記憶された情報の一例を説明するための図である。 図6は、実施例2における起動項目記憶部によって記憶された情報の一例を説明するための図である。 図7は、実施例2における入力画面の一例を説明するための図である。 図8は、実施例2における取得部と選択肢出力部と転送部と入力ツール処理部とについて簡単に説明するための図である。 図9−1は、実施例2における入力ツール処理部について説明するための図である。 図9−2は、実施例2における入力ツール処理部について説明するための図である。 図9−3は、実施例2における入力ツール処理部について説明するための図である。 図10は、実施例2に係る診療情報入力装置による全体処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 図11は、実施例2における入力ツールによる診療情報入力処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。 図12は、実施例2に係る診療情報入力プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示する診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本願の開示する診療情報入力プログラム、診療情報入力装置および診療情報入力方法の実施例は、以下に説明する実施例に限定されるものではない。
[実施例1に係る診療情報入力装置の構成]
図1を用いて、実施例1に係る診療情報入力装置100の構成の一例について説明する。なお、図1は、実施例1に係る診療情報入力装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。
図1に示すように、実施例1に係る診療情報入力装置100は、記憶部110と、取得部120と、転送部130とを備える。ここで、記憶部110は、所定のキーワードを予め記憶する。
取得部120は、入力画面(入力領域とも称する)に対する診療情報の入力を補助する入力ツールを起動する入力ツール起動指示を利用者から受け付けると、記憶部110からキーワードを取得する。
転送部130は、取得部120によって取得されたキーワードが、入力領域に対して入力済みの受診者の診療情報に含まれている場合に、診療情報に含まれているキーワードを入力ツールに転送する。
なお、その後、入力ツールは、転送部130によって転送されたキーワードが入力された状態の入力ツール画面を利用者に出力し、利用者が、入力ツール画面を用いて診療情報を入力画面に対して入力する。
[実施例1に係る診療情報入力装置による処理]
図2を用いて、実施例1に係る診療情報入力装置100の処理の流れの一例について説明する。なお、図2は、実施例1に係る診療情報入力装置の処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。
図2に示すように、実施例1に係る診療情報入力装置100は、入力ツール起動指示を利用者から受け付けると(ステップS101肯定)、取得部120が、記憶部110からキーワードを取得する(ステップS102)。
そして、転送部130は、入力済みの受診者の診療情報にキーワードが含まれている場合には(ステップS103肯定)、診療情報に含まれているキーワードを入力ツールに転送する(ステップS104)。なお、入力済みの受診者の診療情報にキーワードが含まれていない場合には(ステップS103否定)、転送部130は、そのまま処理を終了する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、診療情報入力装置100は、入力ツール起動指示を利用者から受け付けると、所定のキーワードを予め記憶する記憶部110からキーワードを取得する。そして、診療情報入力装置100は、入力済みの受診者の診療情報にキーワードが含まれている場合に、キーワードを入力ツールに転送する。この結果、利用者による入力操作を軽減可能である。
具体的には、実施例1によれば、利用者がキーワードを入力する入力操作をすることなく、入力ツールはキーワードが入力された状態の入力ツール画面を表示でき、この結果、利用者による入力操作を軽減できる。つまり、キーワードを入力する入力操作を利用者がすることなく、入力ツール画面にはキーワードが入力されている結果、キーワードを入力ツール画面に入力する入力操作を無くすことが可能である。
次に、実施例2に係る診療情報入力装置100について説明する。以下では、実施例2に係る診療情報入力装置100の構成について説明した後、実施例2に係る診療情報入力装置100による処理の流れ、実施例2の効果について順に説明する。
[実施例2に係る診療情報入力装置の構成]
図3を用いて、実施例2に係る診療情報入力装置100の構成の一例について説明する。なお、図3は、実施例2に係る診療情報入力装置の構成の一例について説明するためのブロック図である。図3に示すように、診療情報入力装置100は、入力部201と、出力部202と、記憶部210と、制御部220とを有する。
入力部201は、制御部220内にある電子カルテ実行部221と転送部224と入力ツール処理部225と接続され、例えば、キーボードやマウス、マイク等が該当する。また、入力部201は、利用者から受け付けた情報を電子カルテ実行部221や転送部224、入力ツール処理部225に出力する。
例えば、入力部201は、電子カルテを起動する電子カルテ起動指示や、入力ツール起動指示、「ユーザ名、パスワード」を受け付けると、電子カルテ実行部221に出力する。また、入力部201は、後述する選択肢出力部223によって出力された選択肢が利用者によって選択されると、選択された選択肢を示す情報を転送部224に出力する。また、入力部201は、入力ツール画面に対して入力操作が行われると、入力ツール処理部225に出力する。
なお、例えば、診療情報入力装置100は、マウスを右クリックされると、入力ツール起動指示を実行するための選択肢を出力する。ここで、入力ツール起動指示を実行するための選択肢が利用者によって選択されることで、入力部201は、入力ツール起動指示を受け付ける。
出力部202は、制御部220内にある電子カルテ実行部221と選択肢出力部223と入力ツール処理部225と接続され、例えば、モニタやスピーカなどが該当する。また、出力部202は、電子カルテ実行部221や選択肢出力部223、入力ツール処理部225から受信した情報を利用者に出力し、例えば、モニタ上に表示する。
記憶部210は、制御部220と接続され、制御部220による各種処理に用いるデータを記憶する。また、図3に示す例では、記憶部210は、電子カルテ記憶部211と、入力ツール情報記憶部212と、第一選択項目マスタ記憶部213と、起動項目記憶部214とを備える。
電子カルテ記憶部211は、電子カルテ実行部221と接続され、受診者に関する診療情報を記録する電子カルテを記憶する。また、電子カルテ記憶部211によって記憶された電子カルテは、電子カルテ実行部221によって用いられ、具体的には、電子カルテ実行部221によって出力部202に出力されたり、電子カルテ実行部221によって診療情報が入力されたりする。
入力ツール情報記憶部212は、取得部222と接続され、第一選択項目を入力ツールごとに記憶する。なお、第一選択項目は、入力ツール画面において利用者が最初に情報を選択したり、最初に情報を入力したりする項目である。
ここで、第一選択項目について、処方オーダを入力するための処方オーダ入力ツールを例に説明する。処方オーダ入力ツールは、まず、選択肢として表示された薬品名のうちいずれかが利用者によって選択され、あるいは、薬品名が利用者によって入力される。そして、処方オーダ入力ツールは、入力された選択されたりした薬品名を含む処方オーダ例を入力ツール画面に出力する。このように、処方オーダ入力ツールの場合、第一選択項目は、薬品名になる。
例えば、図4に示すように、入力ツール情報記憶部212は、入力ツールを識別する「ツール名」に対応付けて、「第一選択項目」を記憶し、例えば、図4に示す例では、ツール名「処方オーダ入力ツール」に対応付けて、第一選択項目「薬品名」を記憶する。なお、図4は、実施例2における入力ツール情報記憶部によって記憶された情報の一例を説明するための図である。
なお、図4では、入力ツール情報記憶部212が、「第一選択項目」に加えて、「マスタ名」と「マスタ検索キー」とを対応付けて記憶する場合を例に示した。図4に示す例では、入力ツール情報記憶部212は、ツール名「処方オーダ」に対応付けて、第一選択項目「薬品名」と、マスタ名「薬品マスタ」と、マスタ検索キー「薬品コード」とを記憶する。
ここで、「マスタ名」は、「第一選択項目」に入力されたり選択されたりする情報のマスタを示し、例えば、図4に示す「薬品マスタ」が該当する。図4に示す「薬品マスタ」は、第一選択項目「薬品名」に入力されたり選択されたりする情報のマスタが「薬品マスタ」であることを示す。
また、「マスタ検索キー」は、「第一選択項目」に入力されたり選択されたりする情報を検索する際に用いられるキーを識別するための情報を示し、例えば、図4に示す「薬品コード」が該当する。ここで、図4に示す「薬品コード」は、第一選択項目「薬品名」を検索する際に用いられるキーが薬品コードであることを示す。
なお、図4では、入力ツール情報記憶部212が、「第一選択項目」に加えて、「マスタ名」と「マスタ検索キー」とを対応付けて記憶する場合を例に示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、「ツール名」に対応付けて「第一選択項目」を記憶するに留めても良く、「ツール名」に対応付けて「第一選択項目」と「マスタ名」とを対応付けて記憶するに留めても良い。あるいは、さらに別の情報を記憶してもよい。
入力ツール情報記憶部212に記憶された情報は、取得部222によって用いられ、また、予め利用者によって入力される。
第一選択項目マスタ記憶部213は、取得部222と接続され、第一選択項目に対応するマスタ各々を記憶する。例えば、薬品マスタを例に説明すると、図5に示すように、第一選択項目マスタ記憶部213は、薬品名のマスタを記憶し、例えば、薬品名のリストを記憶する。なお、図5に示す例では、「薬品名」と「薬品コード」との対応付けのリストを記憶する場合について示した。図5は、実施例2における第一選択項目マスタ記憶部によって記憶された情報の一例を説明するための図である。
図5に示す例では、第一選択項目マスタ記憶部213の薬品マスタは、薬品名「PL顆粒」と薬品コード「HD0005」との対応付けや、薬品名「ワーファリン」と薬品コード「HD0265」との対応付けを記憶する。つまり、第一選択項目マスタ記憶部213の薬品マスタは、薬品名「PL顆粒」や「ワーファリン」を記憶するとともに、薬品名「PL顆粒」の薬品コードが「HD0005」であり、薬品名「ワーファリン」の薬品コードが「HD0265」であることを記憶する。
第一選択項目マスタ記憶部213に記憶された情報は、取得部222によって用いられ、また、予め利用者によって入力される。
なお、実施例2では、図5に示すように、第一選択項目マスタ記憶部213の薬品マスタが、「薬品名」に加えて「薬品コード」を記憶する場合を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、「薬品コード」を記憶しなくてもよい。
ここで、実施例2における入力ツール情報記憶部212や第一選択項目マスタ記憶部213は、実施例1における記憶部110に対応する。また、実施例1において診療情報入力装置100が記憶部110から取得するキーワードは、処方オーダ入力ツールである場合には、実施例2における薬品マスタに含まれる薬品名各々が該当する。
起動項目記憶部214は、取得部222と接続され、図6に示すように、「起動項目」を記憶する。ここで、起動項目は、後述するように、第一選択項目マスタ記憶部213から取得部222によって取得されたキーワードの内、入力領域に対して入力済みの受診者の診療情報に含まれているキーワードである。なお、図6に示す例では、「起動項目」と「マスタ検索キー」とを対応付けて記憶する場合について示した。なお、図6は、実施例2における起動項目記憶部によって記憶された情報の一例を説明するための図である。
図6に示す例では、起動項目記憶部214は、起動項目「ワーファリン」とマスタ検索キー「HD0265」との対応付けや、起動項目「PL顆粒」とマスタ検索キー「HD0005」との対応付けを記憶する。つまり、起動項目記憶部214は、起動項目「ワーファリン」や「PL顆粒」を記憶するとともに、起動項目「ワーファリン」や「PL顆粒」のマスタ検索キーを記憶する。なお、「ワーファリン」や「PL顆粒」は薬品名であり、「ワーファリン」や「PL顆粒」のマスタ検索キーは、薬品コードになる。
また、起動項目記憶部214に記憶された情報は、取得部222によって入力され、選択肢出力部223によって用いられる。また、起動項目記憶部214に記憶された情報は、例えば、選択肢出力部223によって用いられた後、取得部222によって新たな情報が上書きされることで削除される。
なお、実施例2では、図6に示すように、起動項目記憶部214が、「起動項目」に加えて「マスタ検索キー」を記憶する場合を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、「マスタ検索キー」を記憶しなくてもよい。
制御部220は、入力部201と出力部202と記憶部210と接続され、各種の入力処理手順などを規定したプログラムを記憶するための内部メモリを有して種々の入力処理を実行する。また、図3に示す例では、制御部220は、電子カルテ実行部221と、取得部222と、選択肢出力部223と、転送部224と、入力ツール処理部225とを備える。
電子カルテ実行部221は、入力部201と出力部202と電子カルテ記憶部211と取得部222と入力ツール処理部225と接続される。また、電子カルテ実行部221は、入力部201から電子カルテ起動指示を受信すると、電子カルテ記憶部211に記憶された電子カルテを取得し、電子カルテに対して診療情報を利用者が入力するための入力画面を出力部202に出力する。その後、出力部202が、図7に示すような入力画面を利用者に出力する。なお、図7は、実施例2における入力画面の一例を説明するための図である。例えば、電子カルテ実行部221は、電子カルテのカルテエディタを起動することで、電子カルテの入力画面を出力部202に出力する。
なお、図7に示す例では、「SOAP形式」によるカルテの例を示した。すなわち、図7の「S」は主観的情報、「O」は客観的情報、「A」は評価、「P」は今後のプランに関する記載であることを示す。
また、電子カルテ実行部221は、入力ツールを起動する入力ツール起動指示を入力部201から受信すると、入力ツール起動指示を取得部222に出力する。また、電子カルテ実行部221は、後述するように、入力ツール処理部225から、入力画面に診療情報を入力する旨の情報を受信すると、受信した情報によって識別される診療情報を入力画面に反映する。
なお、電子カルテ実行部221による処理の流れについては、図10を用いて後述するため、ここでは説明を省略する。
取得部222は、入力ツール情報記憶部212と第一選択項目マスタ記憶部213と起動項目記憶部214と電子カルテ実行部221と選択肢出力部223と入力ツール処理部225と接続される。
取得部222は、入力ツール起動指示を電子カルテ実行部221から受信すると、入力ツール起動指示によって識別される入力ツールに対応する第一選択項目を入力ツール情報記憶部212から取得する。ここで、入力ツール起動指示によって識別される入力ツールが処方オーダ入力ツールである場合を例に、図4を用いてさらに説明する。取得部222は、入力ツール情報記憶部212を参照し、ツール名「処方オーダ入力ツール」に対応する第一選択項目「薬品名」やマスタ名「薬品マスタ」、マスタ検索キー「薬品コード」を取得する。
また、取得部222は、第一選択項目に対応するマスタを第一選択項目マスタ記憶部213から読み出す。例えば、取得部222は、入力ツール情報記憶部212から第一選択項目「薬品名」やマスタ名「薬品マスタ」を取得すると、第一選択項目マスタ記憶部213に記憶されたマスタのうち薬品マスタを参照し、薬品マスタに含まれる薬品名をすべて取得する。
図5に示す例を用いて説明すると、取得部222は、第一選択項目マスタ記憶部213から、薬品名「PL顆粒」と薬品コード「HD0005」との対応付けや、薬品名「ワーファリン」と薬品コード「HD0265」との対応付けを取得する。
また、取得部222は、読み出したマスタに含まれる項目が、入力画面に入力済みの受診者の診療情報に含まれるかを判定する。具体的には、取得部222は、読み出したマスタに含まれる項目それぞれについて含まれるかを判定し、例えば、薬品名「PL顆粒」について判定し、また、薬品名「ワーファリン」について判定する。
ここで、取得部222が含まれるかを判定する対象となる「入力画面に入力済みの受診者の診療情報」とは、例えば、電子カルテ実行部221が出力部202に出力し、出力部202が出力している電子カルテに記載されている診療情報が該当する。また、例えば、出力部202が出力している電子カルテに記載された診療情報のうち、当日の診療情報に関する情報が該当する。
このように、図8の(1)に示すように、入力ツール起動指示が利用者によって入力部201に入力されると、その後、取得部222は、図8の(2)に示すように、第一選択項目となる薬品名の内カルテに記載された薬品名を取得する。例えば、図8に示す例では、処方オーダ入力ツールを起動する「処方オーダ起動」が利用者によって選択されると、取得部222は、電子カルテの入力画面から、薬品名「ワーファリン」と「PL顆粒」とを取得する。なお、図8は、実施例2における取得部と選択肢出力部と転送部と入力ツール処理部とについて説明するための図である。
なお、実施例2では、取得部222が、入力画面に入力済みの受診者の診療情報を対象とする場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、出力部202から出力されていなくてもよい。例えば、いずれの受診者の電子カルテかを識別するための情報を利用者から指定されると、電子カルテ実行部221に記憶されている電子カルテの内該当する電子カルテを読み出し、読み出した電子カルテの記載のうち当日や最新の日付けの記載を対象としてもよい。
また、取得部222は、読み出したマスタに含まれる項目のうち、入力済みの受診者の診療情報に含まれると判定した項目について、起動項目記憶部214に入力する。例えば、取得部222は、薬品名「PL顆粒」と薬品名「ワーファリン」とについて含まれると判定すると、薬品名「PL顆粒」と薬品名「ワーファリン」とを起動項目記憶部214の「起動項目」に入力し、また、各薬品名に対応する薬品コードを「マスタ検索キー」に入力する。
また、取得部222は、起動項目記憶部214への入力が終了すると、終了した旨を選択肢出力部223に出力する。また、取得部222は、読み出したマスタに含まれる項目のすべてが、入力済みの受診者の診療情報に含まれていないと判定すると、入力ツール起動指示を入力ツール処理部225に出力する。
選択肢出力部223は、出力部202と起動項目記憶部214と取得部222と接続される。選択肢出力部223は、終了した旨を取得部222から受信すると、起動項目記憶部214に記憶された起動項目を読み出す。そして、取得部222は、起動項目を入力ツールに転送することを利用者が選択するための選択肢である第一の選択肢と、起動項目を入力ツールに転送しないことを利用者が選択するための選択肢である第二の選択肢とを出力部202に出力する。その後、出力部202が、選択肢を利用者に出力する。
また、取得部222は、起動項目記憶部214に複数の起動項目が記憶されていた場合には、つまり、複数のキーワードが入力済みの受診者の診療情報に含まれている場合には、起動項目各々に対応する第一の選択肢を出力部202に出力する。
例えば、図8の(3)に示すように、選択肢出力部223は、第一の選択肢と第二の選択肢とを含む画面を出力部202から出力する。図8の(3)に示す例では、選択肢出力部223は、第一の選択肢として「処方オーダツール起動」を出力する。また、選択肢出力部223は、第二の選択肢として、薬品名「ワーファリン」に対応する「処方オーダツール起動(ワーファリン)」や、薬品名「PL顆粒」に対応する「処方オーダツール起動(PL顆粒)」を出力する。
転送部224は、入力部201と入力ツール処理部225と接続され、起動項目を入力ツール処理部225に転送する。具体的には、転送部224は、第一の選択肢が利用者によって選択された旨の情報を入力部201から受信すると、起動項目を入力ツール処理部225に転送する。また、転送部224は、複数の第一の選択肢が利用者によって出力部202から出力される場合には、選択された第一の選択肢に対応する起動項目を入力ツール処理部225に転送する。
例えば、図8の(4)に示すように、「処方オーダツール起動(ワーファリン)」を利用者が選択すると、転送部224は、処方オーダツール起動(ワーファリン)に対応する起動項目である薬品名「ワーファリン」を入力ツール処理部225に転送する。また、転送部224は、処方オーダ用ツールを起動する旨の入力ツール起動指示を入力ツール処理部225に転送する。
また、転送部224は、第二の選択肢が利用者によって選択された旨の情報を入力部201から受信すると、起動項目を入力ツール処理部225に出力しない。例えば、図8の(3)に示す例を用いて説明すると、「処方オーダツール起動」を利用者が選択した場合には、転送部224は、起動項目を転送することなく、処方オーダ用ツールを起動する旨の入力ツール起動指示を入力ツール処理部225に転送する。
入力ツール処理部225は、入力部201と出力部202と電子カルテ実行部221と取得部222と転送部224と接続される。また、入力ツール処理部225は、取得部222や転送部224から入力ツール起動指示を受信すると、入力ツール起動指示により識別される入力ツールを起動する。例えば、入力ツール起動指示により識別される入力ツールが「処方オーダ入力ツール」である場合には、入力ツール処理部225は、処方オーダ入力ツールを起動し、入力ツール場面を出力部202に出力する。
また、入力ツール処理部225は、入力ツール起動指示とともに起動項目を受信すると、起動項目を第一選択項目に入力し、第一選択項目に情報を入力することで入力ツールによって実行される処理が実行された状態の入力ツール画面を出力部202に出力する。ここで、図9−1を用いて、起動項目が「ワーファリン」であり、入力ツール起動指示によって識別される入力ツールが「処方オーダ入力ツール」である場合を例にさらに説明する。なお、図9−1は、実施例2における入力ツール処理部について説明するための図である。
図9−1に示す例では、入力ツール処理部225は、入力ツール画面の第一選択項目となる「薬品名」に「ワーファリン」を入力し、「ワーファリン」を含む処方オーダ例が出力された入力ツール画面を出力部202に出力する。つまり、入力ツール処理部225は、入力ツール画面の「薬品名」に「ワーファリン」を入力したうえで、利用者が過去にワーファリンを含んで処方した処方オーダのパターンを検索し、検索結果となる処方オーダのパターンを自動表示する。
また、入力ツール処理部225は、入力ツール画面にて利用者によって決定された診療情報を入力画面に入力する。例えば、図9−1に示すように、入力ツール処理部225は、入力ツール画面に出力した処方オーダの例の内いずれかが利用者によって選択されると、図9−2に示すように、利用者によって選択された処方パターンについて、処方オーダ入力ツール内のエディタに展開する。そして、入力ツール処理部225は、処方オーダ入力ツール内のエディタに展開された処方オーダ内容が利用者によって確定されると、図9−3に示すように、確定された処方オーダを入力画面に入力する。なお、図9−2と図9−3とは、実施例2における入力ツール処理部について説明するための図である。例えば、入力ツール処理部225は、入力画面に診療情報を入力する旨の情報を電子カルテ実行部221に出力し、電子カルテ実行部221に診療情報を入力画面に入力させる。
なお、診療情報入力装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA(Personal Digital Assistant)などの情報処理装置に、上記した各部を搭載することによって実現してもよい。
[診療情報入力装置による処理]
次に、図10を用いて、実施例2に係る診療情報入力装置100による全体処理の流れの一例について説明する。図10は、実施例2に係る診療情報入力装置による全体処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、実施例2における診療情報入力装置100では、電子カルテ起動指示を利用者から受け付けると(ステップS101肯定)、電子カルテ実行部221は、利用者ログイン処理を実行する(ステップS102)。例えば、電子カルテ実行部221は、電子カルテシステムのログイン要求画面を出力部202に出力し、その後、利用者によって入力された「ユーザ名、パスワード」を入力部201から受信し、ユーザ認証を実行する。
そして、電子カルテ実行部221は、利用者ログインが許可された利用者から受診者IDなどを受け付けて、受診者のカルテを開く(ステップS103)。つまり、電子カルテ実行部221は、電子カルテ記憶部211から電子カルテを取得する。
そして、電子カルテ実行部221は、電子カルテに診療情報を入力するためのカルテエディタを起動する(ステップS104)。ここで、電子カルテ実行部221は、入力画面を出力部202から出力する。
実施例2における診療情報入力装置100では、入力ツール起動指示を利用者から受け付けると、入力ツールが起動し、入力ツールによる診療情報入力処理が実行される(ステップS105)。なお、入力ツールによる診療情報入力処理の後述については、図11を用いて後述するため、ここでは説明を省略する。
その後、電子カルテ実行部221は、電子カルテを更新したカルテエディタを保存し(ステップS106)、利用者の操作を受け付けて受診者のカルテを閉じた後(ステップS107)、利用者の操作による利用者ログアウトを受け付けて処理を終了する(ステップS108)。
[入力ツールによる診療情報入力処理]
図11を用いて、実施例2における入力ツールによる診療情報入力処理の流れの一例について説明する。図11は、実施例2における入力ツールによる診療情報入力処理の流れの一例について説明するためのフローチャートである。
実施例2に係る診療情報入力装置100では、入力ツール起動指示を利用者から受け付けると(ステップS201肯定)、取得部222は、入力ツール情報記憶部212から第一選択項目を取得する(ステップS202)。例えば、取得部222は、入力ツール起動指示によって識別される入力ツールが処方オーダ入力ツールである場合には、入力ツール情報記憶部212を参照し、ツール名「処方オーダ入力ツール」に対応する第一選択項目「薬品名」を取得する。
そして、取得部222は、第一選択項目マスタ記憶部213から第一選択項目に対応するマスタを読み出し(ステップS203)、例えば、薬品マスタに含まれる薬品名をすべて取得する。
そして、取得部222は、読み出したマスタに含まれる項目が、入力済みの受診者の診療情報に含まれるかを判定し(ステップS204)、例えば、読み出した薬品マスタに含まれる薬品名「PL顆粒」や薬品名「ワーファリン」などそれぞれについて判定する。
ここで、取得部222によって含まれないと判定されると(ステップS204否定)、入力ツール処理部225は、入力ツールを起動し(ステップS205)、入力ツール画面を出力部202に出力する(ステップS206)。例えば、入力ツール処理部225は、入力ツール起動指示により識別される入力ツールが「処方オーダ入力ツール」である場合には、処方オーダ入力ツールを起動し、入力ツール画面を出力する。
そして、入力ツール処理部225は、入力ツール画面にて利用者によって決定された診療情報を入力画面に入力する(ステップS207)。
一方、上記したステップS204において、取得部222は、含まれると判定すると(ステップS204肯定)、入力済みの受診者の診療情報に含まれると判定した項目について、起動項目記憶部214に入力する(ステップS208)。例えば、取得部222は、薬品名「PL顆粒」と薬品名「ワーファリン」とについて含まれると判定すると、薬品名「PL顆粒」と薬品名「ワーファリン」とを起動項目記憶部214に入力する。
そして、選択肢出力部223は、第一の選択肢と第二の選択肢とを利用者に出力する(ステップS209)。つまり、選択肢出力部223は、起動項目を入力ツールに転送するかしないかを選択するための選択肢を利用者に出力する。
ここで、利用者によって第一の選択肢が選択されなかった場合には(ステップS210否定)、つまり、第二の選択肢が選択されると(ステップS211)、上記したステップS205以降の処理を実行する。
一方、利用者によって第一の選択肢が選択された場合には(ステップS210肯定)、転送部224は、起動項目を入力ツール処理部225に転送する(ステップS212)。例えば、転送部224は、薬品名「ワーファリン」を入力ツール処理部225に転送する。
そして、入力ツール処理部225は、入力ツールを起動する(ステップS213)。そして、入力ツール処理部225は、起動項目が展開された入力ツール画面を出力する(ステップS214)。つまり、入力ツール処理部225は、起動項目を第一選択項目に入力し、第一選択項目に情報を入力することで入力ツールによって実行される処理が実行された状態の入力ツール画面を出力部202に出力する。その後、入力ツール処理部225は、入力ツール画面にて利用者によって決定された診療情報を入力画面に入力する(ステップS215)。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、診療情報入力装置100は、入力ツール起動指示を利用者から受け付けると、入力画面に対して入力済みの受診者の診療情報に含まれているキーワードを入力ツールに転送する。この結果、利用者による入力操作を軽減可能である。
具体的には、利用者がキーワードを入力する入力操作をすることなく、入力ツールはキーワードが入力された状態の入力画面を表示でき、この結果、利用者による入力操作を軽減できる。つまり、所定のキーワードが電子カルテに入力済みである場合に、診療情報の入力を補助する入力ツールにキーワードを転送して入力ツール画面にキーワードをあらかじめ展開しておくことで、利用者の入力操作を軽減することが可能である。
また、実施例2によれば、診療情報入力装置100は、入力ツールごとに所定のキーワードを予め記憶し、入力ツール起動指示によって識別される入力ツールに対応するキーワードを記憶部から取得する。この結果、入力ツールごとに第一選択項目が異なる場合であっても、入力ツールに適したキーワードを取得することが可能である。
また、実施例2によれば、選択肢出力部223は、第一の選択肢と第二の選択肢とを利用者に出力する。そして、転送部224は、第一の選択肢が利用者によって選択された場合にはキーワードを入力ツール処理部225に転送し、第二の選択肢が利用者によって選択された場合には、キーワードを入力ツール処理部225に転送しない。この結果、利用者が、キーワードが予め展開された入力ツールを起動するか否かを選択することが可能である。
また、実施例2によれば、選択肢出力部223は、複数のキーワードが入力済みの受診者の診療情報に含まれている場合に、キーワード各々に対応する第一の選択肢を出力する。そして、転送部224は、第一の選択肢が利用者によって選択された場合に、第一の選択肢に対応するキーワードを入力ツール処理部225に転送する。この結果、複数のキーワードが含まれている場合に、利用者がキーワードを選択でき、利用者が予め展開してほしいキーワードが展開された入力ツールを起動することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、その他の実施例にて実施されてもよい。そこで、以下では、その他の実施例について説明する。
[入力ツール起動指示を受け付ける手法]
例えば、実施例2では、診療情報入力装置100が、マウスを右クリックされることで表示される選択肢を利用者が選択することで、入力ツール起動指示を受け付ける場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の方法を用いても良い。
例えば、診療情報入力装置100では、制御部220は、利用者によって文字データが入力されると、文字データに対応する仮名漢字変換候補となる文字列を出力部202に出力する場合について説明する。ここで、制御部220は、仮名漢字変換候補となる文字列と並べて、入力ツール起動指示を受け付けるための選択肢を利用者に出力してもよい。例えば、「にゅうりょくつーる」や「しょほうおーだ」、「しょほう」、「おーだ」などを示す文字列が入力されると、入力ツール起動指示を受け付けるための選択肢について、仮名漢字変換候補となる文字列と並べて出力しても良い。なお、仮名漢字変換とは、例えば、IME(Input Method Editor)による変換処理が該当する。この結果、入力ツールを簡単に起動することが可能できる。また、文書入力からの一連の流れでシームレスにて入力ツールを起動でき、操作性を改善することが可能である。
[その他]
また、例えば、実施例2では、電子カルテを対象とする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、受診者の診療情報に関する情報が含まれるデータであればよい。例えば、放射線科のレポートであってもよい。
[実施例の組み合わせについて]
また、実施例2では、入力ツールごとに所定のキーワードを記憶する手法や、キーワードを転送するかしないかを利用者が選択するための選択肢を出力する手法、キーワードごとに選択枝を利用者に出力する手法などを組み合わせて実施する手法について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、上記した手法の内、一部を実施してもよい。
[システム構成]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(図1〜図11)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
[コンピュータ]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図12を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する診療情報入力プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図12は、実施例2に係る診療情報入力プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
図12に示すように、コンピュータ3000は、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、ディスプレイ3004、通信部3006、CPU(Central Processing Unit)3010、ROM(Read Only Memory)3011、HDD(Hard Disk Drive)3012、RAM(Random Access Memory)3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例2で示した電子カルテ実行部221と、取得部222と、選択肢出力部223と、転送部224と、入力ツール処理部225と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、図12に示すように、電子カルテ実行プログラム3011aと、取得プログラム3011bと、選択肢出力プログラム3011cと、転送プログラム3011dと、入力ツール処理プログラム3011eとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011eについては、図3に示した診療情報入力装置100の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011eをROM3011から読み出して実行することにより、図12に示すように、各プログラム3011a〜3011eについては、電子カルテ実行プロセス3010aと、取得プロセス3010bと、選択肢出力プロセス3010cと、転送プロセス3010dと、入力ツール処理プロセス3010eとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010eは、図3に示した電子カルテ実行部221と、取得部222と、選択肢出力部223と、転送部224と、入力ツール処理部225とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、電子カルテテーブル3012aと、入力ツール情報テーブル3012bと、第一選択項目マスタテーブル3012cと、起動項目テーブル3012dとが設けられている。なお、各テーブル3012a〜3012dは、図3に示した電子カルテ記憶部211と、入力ツール情報記憶部212と、第一選択項目マスタ記憶部213と、起動項目記憶部214とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、電子カルテテーブル3012aと、入力ツール情報テーブル3012bと、第一選択項目マスタテーブル3012cと、起動項目テーブル3012dとを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された電子カルテデータ3013aと、入力ツール情報データ3013bと、第一選択項目マスタデータ3013cと、起動項目データ3013dとを用いて、診療情報入力プログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明した診療情報入力プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、診療情報入力プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
100 診療情報入力装置
110 記憶部
120 取得部
130 転送部
201 入力部
202 出力部
210 記憶部
211 電子カルテ記憶部
212 入力ツール情報記憶部
213 第一選択項目マスタ記憶部
214 起動項目記憶部
220 制御部
221 電子カルテ実行部
222 取得部
223 選択肢出力部
224 転送部
225 入力ツール処理部
3000 コンピュータ
3001 操作部
3002 マイク
3003 スピーカ
3004 ディスプレイ
3006 通信部
3009 バス
3010 CPU
3010a 電子カルテ実行プロセス
3010b 取得プロセス
3010c 選択肢出力プロセス
3010d 転送プロセス
3010e 入力ツール処理プロセス
3011 ROM
3011a 電子カルテ実行プログラム
3011b 取得プログラム
3011c 選択肢出力プログラム
3011d 転送プログラム
3011e 入力ツール処理プログラム
3012 HDD
3012a 電子カルテテーブル
3012b 入力ツール情報テーブル
3012c 第一選択項目マスタテーブル
3012d 起動項目テーブル
3013 RAM
3013a 電子カルテデータ
3013b 入力ツール情報データ
3013c 第一選択項目マスタデータ
3013d 起動項目データ

Claims (7)

  1. コンピュータが、
    入力領域に対する診療情報の入力を補助する複数の入力ツールの内のいずれかの入力ツールを選択して起動する起動指示を利用者から受け付けると、複数の入力ツールのぞれぞれの入力ツールに対応付けた所定のキーワードを予め記憶する記憶部を参照して、選択された該入力ツールに対応付けられたキーワードを取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得されたキーワードが、前記入力領域に対して入力されて文字変換済みの文字データを含む診療情報に含まれている場合に、該キーワードを前記入力ツールに転送する転送手順と、
    前記転送手順において転送された前記キーワードが入力された状態で選択された前記入力ツールの画面を出力するように制御する制御手順と
    を実行することを特徴とする診療情報入力プログラム。
  2. 前記記憶部は、入力ツールごとに所定のキーワードを予め記憶し、
    前記取得手順は、起動指示によって識別される入力ツールに対応するキーワードを前記記憶部から取得することを特徴とする請求項1に記載の診療情報入力プログラム。
  3. キーワードを入力ツールに転送することを利用者が選択するための選択肢である第一の選択肢と、キーワードを入力ツールに転送しないことを利用者が選択するための選択肢である第二の選択肢とを利用者に出力する選択肢出力手順をさらに備え、
    前記転送手順は、前記選択肢出力手順によって出力された選択肢のうち第一の選択肢が利用者によって選択された場合には、キーワードを入力ツールに転送し、第二の選択肢が利用者によって選択された場合には、キーワードを入力ツールに転送しないことを特徴とする請求項1または2に記載の診療情報入力プログラム。
  4. 前記選択肢出力手順は、複数のキーワードが入力されて文字変換済みの文字データを含む済みの診療情報に含まれている場合に、該キーワード各々に対応する第一の選択肢を出力し、
    前記転送手順は、第一の選択肢が利用者によって選択された場合に、該第一の選択肢に対応するキーワードを入力ツールに転送することを特徴とする請求項3に記載の診療情報入力プログラム。
  5. 利用者によって文字データが入力されると、該文字データに対応する仮名漢字変換候補となる文字列を利用者に出力する候補文字列表示手順と、
    前記候補文字列表示手順によって表示される文字列と並べて、前記起動指示を受け付けるための選択肢を利用者に出力する起動指示出力手順と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の診療情報入力プログラム。
  6. 入力領域に対する診療情報の入力を補助する複数の入力ツールの内のいずれかの入力ツールを選択して起動する起動指示を利用者から受け付けると、複数の入力ツールのぞれぞれの入力ツールに対応付けた所定のキーワードを予め記憶する記憶部を参照して、選択された該入力ツールに対応付けられたキーワードを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたキーワードが、前記入力領域に対して入力されて文字変換済みの文字データを含む済みの診療情報に含まれている場合に、該キーワードを前記入力ツールに転送する転送部と、
    前記転送部において転送された前記キーワードが入力された状態で選択された前記入力ツールの画面を出力するように制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする診療情報入力装置。
  7. コンピュータによって実行される診療情報入力方法であって、
    前記コンピュータが、
    入力領域に対する診療情報の入力を補助する複数の入力ツールの内のいずれかの入力ツールを起動する起動指示を利用者から受け付けると、複数の入力ツールのぞれぞれの入力ツールに対応付けた所定のキーワードを予め記憶する記憶部から該キーワードを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得されたキーワードが、前記入力領域に対して入力されて文字変換済みの文字データを含む済みの診療情報に含まれている場合に、該キーワードを前記入力ツールに転送する転送ステップと、
    前記転送ステップにおいて転送された前記キーワードが入力された状態で選択された前記入力ツールの画面を出力するように制御する制御ステップと
    を実行することを特徴とする診療情報入力方法。
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