JP4252835B2 - 看護計画作成支援システムおよび看護計画作成支援プログラム - Google Patents

看護計画作成支援システムおよび看護計画作成支援プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者に対して実施する看護の内容がまとめられた看護計画の作成を支援する看護計画作成支援システム、および、該看護計画作成支援システムに好適な看護計画作成支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、病院などの医療機関では、カルテの内容をデジタルデータとして管理する、いわゆる電子カルテシステムが普及している
また、これら医療機関では、看護師などの、いわゆる看護担当者による看護業務が患者に対して実施されており、この看護業務は、学術上は、アセスメント、看護診断、計画、実践、評価の計5つのフェーズに分類できるとされている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
アセスメントとは、患者の観察および患者への問診を通して、患者の容態に関する情報の収集を図るフェーズであり、また、看護診断とは、アセスメントで得られた情報を基に患者が抱える問題を表出させるフェーズである。
【0004】
また、計画とは、その表出された問題を解決するための看護内容を取りまとめるフェーズであり、実践とは、上記計画に基づいた看護を患者に対し日々実施すると共に、それらの内容を記録するフェーズである。
【0005】
さらに、評価とは、上記看護計画に沿って日々行なった看護が患者に与えた効果を評価したり、さらには、看護担当者の看護診断による問題の表出のさせ方や、表出させた問題を基に立案された計画の内容について、ベテラン看護師などの第三者による評価が行なわれるフェーズである。
【0006】
ところで、同じ看護診断が2人の患者に下された場合を考えると、例え看護診断が同じ内容であっても、効果の上がる看護を実施しようと思えば、患者1人1人の個性に応じた看護計画が立案される必要がある。
【0007】
【非特許文献1】
やさしい看護理論 メディカ出版
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、看護計画を立てる看護担当者の経験が浅いと、患者1人1人の個性にも配慮した看護計画の立案は困難なため、患者が抱える問題を表出させた結果である看護診断を基に教科書通りの看護計画を立案しがちであるため、患者1人1人に対する木目細かな看護の実施が難しいという問題がある。
【0009】
そこで、これら医療機関では、立案された看護計画についてベテラン看護師などが定期的にチェックを行い、看護担当者に助言を行うなどして上記問題に対処しているのが現状であるが、これでは不十分といわざるを得ない。
【0010】
本発明は、看護担当者の経験の多少に関わらず、患者1人1人に対してきめ細かな看護を実現するための看護計画の作成を支援する看護計画作成支援システム、情報処理システムをこの看護計画作成支援システムとして動作させるための看護計画作成支援プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の看護計画作成支援システムは、
過去において看護を受けた既ケア患者の属性を表わす既ケア患者の患者属性情報と、この既ケア患者のカルテの内容を表わすカルテ情報と、この既ケア患者に対する看護で実施された観察および問診の内容を表わす観察問診情報とが相互に関連付けられた観察問診関連情報のリストが記録される観察問診知識データベースと、
既ケア患者の上記観察問診関連情報と、この上記観察問診関連情報に含まれる上記観察問診情報が表わす観察および問診をこの既ケア患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報と、この既ケア患者の看護の対象となっていたこの既ケア患者が抱えていた問題の内容を表わす看護問題情報とが相互に関連付けられた看護問題関連情報が記録される看護問題知識データベースと、
既ケア患者の上記看護問題関連情報と、この既ケア患者に対する当該看護にあたって立案された看護計画の内容を表わす看護計画情報とが相互に関連付けられた看護計画関連情報が記録される看護計画知識データベースと、
看護計画を作成するために着目している着目患者の患者属性情報およびカルテ情報からなる第1キー情報に基づいて上記観察問診知識データベースを検索し、この第1キー情報に対応する観察問診情報を取得する第1検索部と、
上記第1キー情報に、上記第1検索部で取得した観察問診情報と、この観察問診情報が表わす観察および問診をこの着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とが加えられた第2キー情報に基づいて上記看護問題知識データベースを検索し、この第2キー情報に対応する看護問題情報を取得する第2検索部と、
上記第2キー情報に、上記第2検索部で取得した看護問題情報が加えられた第3キー情報に基づいて上記看護計画知識データベースを検索し、この第3キー情報に対応する看護計画情報を取得する第3検索部と、
上記第3検索部で取得した看護計画情報を出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明の看護計画作成支援システムでは、これから看護計画を立案しようとしている着目患者の属性情報およびカルテ情報をキーとして観察問診知識データベースを検索することで観察問診情報が得られ、次に、この着目患者の属性情報と、カルテ情報と、観察問診知識データベースに対する検索で得られた観察問診情報と、この観察問診情報を基にこの着目患者から得た観察問診結果情報とをキーとして看護問題知識データベースを検索することで看護問題情報が得られ、さらに、この着目患者の属性情報と、カルテ情報と、観察問診知識データベースに対する検索で得られた観察問診情報と、これに基づく観察問診結果情報と、上記看護問題知識データベースを検索することで得られた看護問題情報とをキーとして看護計画知識データベースを検索することで看護計画情報が得られる。つまり、観察問診知識データベースには、過去に看護を受けた既ケア患者の属性情報およびカルテ情報に加え、既ケア患者のこれら属性情報およびカルテ情報に基づいて決定された観察問診情報が記録されているため、着目患者の属性情報およびカルテ情報からなる第1キーで観察問診知識データベースを検索することで、この着目患者にふさわしい観察問診情報を得ることができ、また、看護問題知識データベースには、既ケア患者の属性情報およびカルテ情報に加え、これらを基に決定された、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報と、看護問題情報とが記録されているため、上記第1キーに、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報とを加えた第2キーで看護問題知識データベースを検索することで、この着目患者にふさわしい看護問題情報を得ることができる。さらに、看護計画知識データベースには、既ケア患者の属性情報およびカルテ情報に加え、これらを基に決定された、観察問診情報と、観察問診結果情報と、看護問題情報と、看護計画情報とが記録されているため、上記第2キーに、看護問題情報を加えた第3キーで看護計画知識データベースを検索することで、この患者にふさわしい看護計画情報を得ることができる。したがって、本発明の看護計画作成支援システムによれば、看護担当者の経験の多少に関わらず、患者1人1人に対してきめ細かな看護を実現するための看護計画の作成を支援することができる。
【0013】
ここで、上記第1検索部が、上記第1キー情報に基づいて上記観察問診知識データベースを検索するにあたり、この第1キー情報と、この観察問診知識データベースに記録された前記観察問診関連情報の患者属性情報およびカルテ情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられている観察問診情報を抽出するものであることが好ましい。
【0014】
このようにすると、観察問診情報の検索精度が向上するため、さらに、着目患者にふさわしい看護計画情報を得ることができる。
【0015】
また、第1検索部が、上記所定程度以上の類似度の患者属性情報およびカルテ情報に関するリストを表示する表示部と、
この表示部に表示されたこのリストの中から所望の患者属性情報およびカルテ情報を操作に応じて指定する第1操作部とを備え、
上記第2検索部が、上記第1キー情報に、上記第1操作部によって指定されたこれら患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報と、この観察問診情報が表わす観察および問診をこの着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とを加えたものを上記第2キー情報として上記看護問題知識データベースの検索に使用するものであることも好ましい態様である。
【0016】
このようにすると、着目患者にふさわしい看護計画を、作成者が選択した患者属性情報およびカルテ情報を基に作成することができる。
【0017】
さらに、上記第1操作部は、この表示部に表示された患者属性情報およびカルテ情報に関するリストの中から所望の患者属性情報およびカルテ情報を操作に応じて指定すると共に、さらに、この指定した患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報に、操作に応じて追加観察問診情報を追加するものであって、
上記第2検索部は、上記第1キー情報に、上記第1操作部によって指定された患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報と、この観察問診情報が表わす観察および問診を該着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とを加え、さらに、上記追加観察問診情報と、この追加観察問診情報が表わす観察および問診を該着目患者に対して実施することで得られた追加観察問診結果情報とを加えたものを上記第2キー情報として上記看護問題知識データベースの検索に使用するものであることが好ましい。
【0018】
このようにすると、観察問診知識データベースを検索するキー情報の自由度を高めることができる。
【0019】
また、上記第1検索部は、上記第1操作部による上記追加観察問診情報の追加を受けて、上記第1キー情報に、上記第1操作部によって指定された患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報と、上記追加観察問診情報とを加えたものを上記観察問診関連情報として上記観察問診知識データベースに登録するものであることも好ましい態様である。
【0020】
このように、観察問診知識データベースから得られた観察問診情報に対して情報を追加した観察問診関連情報を観察問診知識データベースに記録することで、着目患者にふさわしい観察問診情報の取得の確率を高めることができる。
【0021】
ここで、上記第2検索部が、上記第2キー情報に基づいて上記看護問題知識データベースを検索するにあたり、この第2キー情報と、この看護問題知識データベースに記録された上記看護問題関連情報の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられた看護問題情報を抽出するものであることが好ましい。
【0022】
このようにすると、看護問題情報の検索精度が向上するため、さらに、着目患者にふさわしい看護計画情報を得ることができる。
【0023】
また、第2検索部が、上記所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関するリストを表示する表示部と、この表示部に表示されたリストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報を操作に応じて指定する第2操作部とを備え、
上記第3検索部が、上記第2キー情報に、上記第2操作部によって指定されたこれら患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられていた看護問題情報を加えたものを上記第3キー情報として上記看護計画知識データベースの検索に使用するものであることも好ましい態様である。
【0024】
このようにすると、着目患者にふさわしい看護計画を、作成者が選択した患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報を基に作成することができる。
【0025】
さらに、上記第2操作部は、表示部に表示された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関するリストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報を操作に応じて指定すると共に、さらに、この指定した患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられていた看護問題情報に、操作に応じて追加看護問題情報を追加するものであって、
上記第3検索部は、上記第2キー情報に、上記第2操作部によって指定されたこれら患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられていた看護問題情報を加え、さらに上記追加看護問題情報を加えたものを上記第3キー情報として上記看護計画知識データベースの検索に使用するものであることが好ましい。
【0026】
このようにすると、看護問題知識データベースを検索するキー情報の自由度を高めることができる。
【0027】
また、上記第2検索部は、上記第2操作部による上記追加看護問題情報の追加を受けて、上記第3キー情報を上記看護問題関連情報として上記看護問題知識データベースに登録するものであることも好ましい態様である。
【0028】
このように、看護問題知識データベースから得られた看護問題情報に対して情報を追加した看護問題関連情報を看護問題知識データベースに記録することで、着目患者にふさわしい看護問題情報の取得の確率を高めることができる。
【0029】
ここで、上記第3検索部が、上記第3キー情報に基づいて上記看護計画知識データベースを検索するにあたり、この第3キー情報と、この看護計画知識データベースに記録された上記看護計画関連情報の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられた看護計画情報を抽出するものであることが好ましい。
【0030】
このようにすると、看護計画情報の検索精度が向上するため、着目患者にふさわしい看護計画情報を得ることができる。
【0031】
また、第3検索部が、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関するリストを表示する表示部と、
この表示部に表示されたこのリストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報を操作に応じて指定する第3操作部とを備え、
上記第3検索部が、上記第3操作部によって指定された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報を出力するものであることも好ましい態様である。
【0032】
このようにすると、着目患者にふさわしい看護計画を、作成者が選択した看護問題情報を基に作成することができる。
【0033】
さらに、上記第3操作部は、表示部に表示された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関するリストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報を操作に応じて指定すると共に、さらに、この指定した患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報に、操作に応じて追加看護計画情報を追加するものであって、
上記出力部は、上記第3操作部によって指定されたこれら患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報に加えこの追加看護計画情報も出力するものであることが好ましい。
【0034】
このようにすると、看護担当者の意見も取り入れた看護計画情報を作成することができる。
【0035】
また、上記第3検索部は、上記第3操作部による上記追加看護計画情報の追加を受けて、上記第3キー情報に、上記第3操作部によって指定された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報を加え、さらに、上記追加看護計画情報を加えたものを看護計画関連情報として上記看護計画知識データベースに登録するものであることも好ましい態様である。
【0036】
このように、看護計画知識データベースから得られた看護計画情報に対して情報を追加した看護計画関連情報を看護計画知識データベースに記録することで、着目患者にふさわしい看護計画情報の取得の確率を高めることができる。
【0037】
上記目的を達成するための本発明の看護計画作成支援プログラムは、
看護計画を作成するために着目している着目患者の患者属性情報およびカルテ情報からなる第1キー情報に基づいて、過去において看護を受けた既ケア患者の属性を表わす既ケア患者の患者属性情報と、この既ケア患者のカルテの内容を表わすカルテ情報と、この既ケア患者に対する看護で実施された観察および問診の内容を表わす観察問診情報とが相互に関連付けられた観察問診関連情報が記録される観察問診知識データベースを検索し、この第1キー情報に対応する観察問診情報を取得する第1検索部と、
上記第1キー情報に、上記第1検索部で取得した観察問診情報と、この観察問診情報が表わす観察および問診をこの着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とが加えられた第2キー情報に基づいて、既ケア患者の上記観察問診関連情報と、この上記観察問診関連情報に含まれる上記観察問診情報が表わす観察および問診をこの既ケア患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報と、この既ケア患者の看護の対象となっていた、この既ケア患者が抱えていた問題の内容を表わす看護問題情報とが相互に関連付けられた看護問題関連情報が記録される看護問題知識データベースを検索し、この第2キー情報に対応する看護問題情報を取得する第2検索部と、
上記第2キー情報に、上記第2検索部で取得した看護問題情報が加えられた第3キー情報に基づいて、既ケア患者の上記看護問題関連情報と、この既ケア患者に対するこの看護にあたって立案された看護計画の内容を表わす看護計画情報とが相互に関連付けられた看護計画関連情報が記録される看護計画知識データベースを検索し、この第3キー情報に対応する看護計画情報を取得する第3検索部と、
上記第3検索部で取得した看護計画情報を出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の看護計画作成支援システムの実施形態について説明する。尚、この実施形態には、本発明の看護計画作成支援プログラムの一実施形態が組み込まれている。
【0039】
図1は、本実施形態である支援システムの構成図の一部である。
【0040】
図1には、支援システム1が、それぞれがコンピュータユニットである、1台のサーバ100と、ここでは3台のクライアント300、400、500とで構成されている様子が示されており、これらは、通信ネットワーク600を介して互いに接続されている。
【0041】
サーバ100を構成するコンピュータユニットは、一般にワークステーションと称されるような高速かつ大容量のコンピュータユニットであり、この支援システム1の利用者は、クライアント300、400、500のいずれかから通信ネットワーク600を介してサーバ100のハードディスク内に構築されたデータベースにアクセスすることができる。
【0042】
サーバ100、および、クライアント300、400、500は、CPU、主記憶装置、ハードディスク、通信用ボードが内蔵された本体部101、301、401、501と、本体部101、301、401、501からの指示により、表示画面102a、302a、402a、502a上に画像や文字列を表示する表示部102、302、402、502と、サーバ100、クライアント300、400、500に利用者の指示を入力するためのキーボード103、303、403、503と、表示画面102a、302a、402a、502a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス104、304、404、504とを備えている。また、サーバ100、および、クライアント300、400、500は、外観上、フレキシブルディスク(以下、FDと省略する)を装填するためのFD装填口101a、301a、401a、501aおよびCD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口101b、301b、401b、501bを有する。
【0043】
図2は、図1に示すサーバのハードウェア構成図である。
【0044】
図2には、各種プログラムを実行するCPU111、ハードディスク装置120に格納されたプログラムが読み出されCPU111での実行のために展開されるRAM112、ハードディスクコントローラ113、FD710が装填され、そのFD710をアクセスするFDドライブ114、CD−ROM700をアクセスするCD−ROMドライブ115が内蔵されており、これらの各種要素と、さらに図1にも示す表示部102、ディスプレイコントローラ118、キーボード103、キーボードコントローラ117、マウス104、マウスコントローラ116は、バス110を介して相互に接続されている。通信用ボード119は、通信ネットワーク600に接続される。
【0045】
尚、図1に示すクライアント300、400、500のハードウェア構成は、図2に示すサーバ100の構成とほぼ同じであるので、図示および説明は省略する。
【0046】
図1および図2に示すCD−ROM700には、クライアント300、400、500を支援システム1の処理端末として動作させるための、本発明の看護計画作成支援プログラムの一実施形態である支援プログラム70の構成要素である第1検索部71、第2検索部72、第3検索部73、および出力部74が記憶されており、このCD−ROM700はクライアントのCD−ROMドライブに装填され、そのCD−ROM700に記憶された支援プログラム70がこのクライアントにアップロードされてハードディスク装置に記憶される。
【0047】
また、図1および図2に示すCD−ROM700に記憶された支援プログラム70は、このサーバ100を支援システム1のデータベースサーバとして動作させており、このCD−ROM700は、サーバ100のCD−ROMドライブ115に装填され、そのCD−ROM700に記憶された支援プログラム70がこのサーバ100にアップロードされてハードディスク装置120に記憶される。
【0048】
図3は、CD−ROMに記憶された、本発明の看護計画作成支援プログラムの一実施形態である支援プログラムの内容を示す概念図である。
【0049】
図3には、支援プログラム70の構成要素である、第1検索部71、第2検索部72、第3検索部73、および出力部74が示されており、第1検索部71、第2検索部72、および第3検索部73それぞれが、さらに表示部および操作部を有している様子が示されている。
【0050】
本発明の看護計画作成支援プログラムの各部の機能については、本発明の看護計画作成支援プログラムの一実施形態である支援プログラム70の第1検索部71、第2検索部72、第3検索部73、および出力部75と、サーバ100、およびそれぞれのクライアント300、400、500のハードウェア資源とが組み合わされて実現されている機能に、この支援プログラム70の各部に付されている名称と同じ名称を付し、この支援プログラム70の各部に付されている名称と同じ名称が付された各機能を説明することで一緒に説明する。
【0051】
図4は、支援システムにおける支援動作についての概略図である。
【0052】
図4には、点線で囲まれたエリアA、B、C、Dに、看護計画作成にあたっての支援システム1による支援動作の内容が示され、実線で囲まれたエリアE、Fに、各種データベースおよび各種知識データベースが示されている。
【0053】
ここで、図4を参照しながら、看護計画作成にあたっての支援システム1による支援動作の概略について説明する。ここでは、看護担当者が、図1に示すクライアント300において看護計画の作成を行なっているものとして説明する。
【0054】
患者に対する看護内容を取りまとめた看護計画の作成は、患者それぞれに与えられているID番号の、図1に示すクライアント300の表示画面302aへの入力(A1)によって、エリアAの ‘看護計画初版作成’に示される各処理を実行することで行なわれる。
【0055】
まず、ID番号が入力される(A1)と、エリアEに示す、患者属性DBおよびカルテDBから、この患者の患者属性情報およびカルテ情報が引き出されると共に表示画面302aにこれらの内容が文字列で表示される。尚、このときのカルテ情報として、デフォルトで、その患者の最新のカルテの内容が引き出されるようになっている。
【0056】
次に、引き出されたこれら患者属性情報およびカルテ情報を検索キーとして、エリアFに示す観察問診知識データベースに対して検索が行なわれる(A2)。これにより、上記検索キーについて、ここでは文字列がある程度類似したもののうち評価の高かったものから順に、該当する観察および問診候補に関連付けられた情報が表示画面302aに表示される(A3)。ここでは、その観察および問診についての関連情報として、過去にその観察および問診を受けた患者のID番号と、看護番号と、評価点とが表示されるようになっている。尚、看護番号および評価点については後述する。
【0057】
ここで、表示画面302aに表示されたものの中から1つを選択し、さらに、看護担当者が追加したいと思う観察および問診項目について、当該患者に対する観察および問診が行なわれる(A4)。
【0058】
次に、当該患者の患者属性情報およびカルテ情報に、表示画面から選択した関連情報にぶらさがった観察問診情報と、追加した観察問診情報と、これら観察問診情報の結果である観察問診結果情報とを加えたものを検索キーとして看護問題知識データベースに対し検索を行なう(A5)。
【0059】
この検索により、上記検索キーについて、文字列がある程度類似したもののうち評価の高かったものから順に、該当する看護問題候補が表示画面302aに表示される(A6)。ここでは、その観察および問診の表示の場合と異なり、候補1つ1つの表示量が少なくてすむために看護問題自身が候補として表示される。
【0060】
ここで、表示画面302aに表示されたものの中から1つ以上が選択され、さらに、看護担当者が追加したいと思う看護問題が加えられ(A7)、当該患者の患者属性情報およびカルテ情報に、表示画面から選択した関連情報にぶらさがった観察問診情報と、追加された観察問診情報と、これら観察問診情報の結果である観察問診結果情報とを加えたものに、さらに、1つ以上選択された看護問題情報と、追加された看護問題情報とを加えたものを検索キーとして看護計画知識データベースに対し検索を行なう(A8)。
【0061】
この検索により、上記検索キーについて、文字列がある程度類似したもののうち評価の高かったものから順に、該当する看護計画候補に関連付けられた情報が表示画面302aに表示される(A9)。
【0062】
ここで、表示画面302aに表示されたものの中から1つ以上が選択され、さらに、看護担当者が追加したいと思う看護計画が加えられ(A10)、当該患者についての看護計画の初版が作成される(A11)。
【0063】
当該患者についての看護計画初版が作成されると、今度は、この看護計画に基づいた看護が日々当該患者に対して行なわれ、看護による容態の変化などがそのつど記録され、看護記録データベースに保存される(B1)。次に、所定の期間(ここででは、1週間)が経過すると、看護担当者による、当該患者について立案されたこの看護計画(初版)についての評価が行なわれ(C1)、評価データベースに評価が保存される。ここでの、看護記録データベースへの看護記録の保存、および評価データベースへの評価の保存の意味については後述する。
【0064】
次に、当該患者の看護計画の第2版の作成が、エリアDの ‘看護計画n版作成’に示される各処理を実行することで行なわれるが、これについては、‘看護計画初版作成’についての説明と同じとなるので省略する。
【0065】
図5は、看護作成の支援のために起動されるルーチンのフローチャートである。尚、ここに示すフローチャートは、1週間程の時間の経過もその一部に含むものである。
【0066】
図5には、図4においてした説明がフローチャートで表わされているが、まず、初版の看護計画が作成され、それに基づいて看護が実施され、日々の容態変化などが記録され、所定の期間が経過すると、初版の看護計画について評価を行ない、当該患者が、治癒、退院、死亡、あるいは、看護計画を初版から作成し直す場合には、最終的な評価を下して終了するか、そうでなければ、看護計画の第2版の作成、すなわち改訂を行なっている様子が示されている。
【0067】
また、図5には、上述の内容を実施するために起動されるサブルーチンが示されており、以下、図5に基づき、これらサブルーチンの内容を、これに伴う表示画面302aの表示内容と共に説明する。また、図4に示す各データベースの内容についても適宜説明に加える。
【0068】
図6は、図5に示すサブルーチン‘観察・問診’のフローチャートである。
【0069】
図6に示すステップS11において、これから看護計画を立案しようとしている患者(以下では、この患者のことを着目患者と称呼する)のID番号が入力されると、表示画面302aには、氏名や年齢などの情報である患者属性、および、前述したように、この患者に関する最も最近作成されたカルテ情報の表示がステップS12において行なわれる。これは、このID番号をキーに、図4に示す患者属性DBおよびカルテDBに対する検索が行なわれたためである。
【0070】
図7は、患者属性DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【0071】
図7には、データファイルに登録される、一意キーである患者ID、氏名、性別、生年月日、住所などの項目が示されている。
【0072】
図8は、カルテDBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【0073】
図8には、一意キーである患者ID、カルテが更新された日付、患者の症状、診断名、所見情報、検査情報、診断内容などの項目が示されている。
【0074】
図9は、着目患者のID番号入力をキーに、患者属性DBおよびカルテDBを検索した結果を示す図である。
【0075】
図9には、この患者の患者属性情報およびカルテ情報が表示画面302aに表示されている様子が示されている。尚、欄<看護記録情報>には、この段階では記録がされていないため空欄となっている。この欄<看護記録情報>に表示される内容についても後述する。この検索結果の表示処理は、図6に示すステップS12において行なわれている。
【0076】
欄<絞込み条件>は、前述したように、この患者の属性情報およびカルテ情報を検索キーとして観察問診知識データベースに対する検索が行なわれたときに、属性情報およびカルテ情報に記されている文字列との類似度が一定程度以上のものにさらに絞りをかけるためのものであり、欄<上位>および欄<マイナス>それぞれで条件設定が行なわれている。尚、図9には、評価点による絞込み設定がなされている様子が示されている。この評価点の種類(最終あるいは当版)については後述するが、欄<上位>のほかに欄<マイナス>についても絞込みを行なっているのは、行なってはならない観察および問診について注意を促すためである。この絞込み条件設定処理は、図6に示すステップS13において行なわれている。
【0077】
ここで、患者属性情報およびカルテ情報を検索キーとする、図4に示す観察問診知識データベースに対する検索は、図9に示すボタン‘知識DB検索’をクリックすることで開始される。この検索処理は、図6に示すステップS14において行なわれているものであり、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第1検索部71に相当する。
【0078】
図10は、観察問診知識データベースに対する検索結果を示す図である。
【0079】
図10には、患者属性情報およびカルテ情報の文字列に対する類似度が高く、かつ評価が高いグループが示されているが、欄<ソート条件>に、デフォルトのソート条件である‘高値順’の代わりに‘低値順’と入力し、ボタン‘実行’をクリックすることで、患者属性情報およびカルテ情報の文字列に対する類似度が高く、かつ評価の低いグループの方の表示を行なうこともできる。この検索結果表示処理は、図6に示すステップS15において行なわれており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第1検索部71の表示部71aに相当する。
【0080】
また、図10には、更なる絞込みを行なって検索を行なうための欄<絞込み条件>が設けられており、この欄に絞込み条件を入力してボタン‘再検索’をクリックすることで、観察問診知識データベースに対する今回の検索よりもさらに条件の絞り込まれた検索を行なうことができる。この再検索処理は、図6に示すステップS16において行なわれている。
【0081】
上記検索の結果、表示画面302aには、図10に示すように、患者IDと患者番号とが表示される。
【0082】
図11は、表示画面に示されるもののうち、評価点が上位のグループと評価点が下位のグループから1つずつを指定した後、ボタン‘詳細’をクリックした場合の画面表示を示す図である。この指定処理は、図6に示すステップS17において行なわれており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第1検索部71の第1操作部71bに相当する。
【0083】
図11には、図10に示されていた検索結果の中から指定したものに関連付けられて登録されていた観察および問診情報が欄<上位>および欄<マイナス>に表示されている様子が示されている。尚、欄<観察・問診項目>には、欄<上位>に表示されているもののみがコピー表示され、ここではさらに、観察・問診内容の削除が可能となっている。もし、この段階で観察・問診項目が確定すれば、ボタン‘確定’をクリックすることで、この観察・門診項目が観察問診情報として図4に示す観察・問診DBに記録される。一方、追加したい観察・問診項目がある場合には、ボタン‘追加’をクリックすることで観察・問診項目の追加ができるようになっている。
【0084】
図12は、図11に示すボタン‘追加’をクリックしたときの画面表示を示す図である。
【0085】
図12には、追加の観察・問診項目が、欄<追加観察・問診項目>に入力されれることで、欄<観察・問診項目>にこの追加項目がコピー表示されている様子が示されている。この追加処理は、図6に示すステップS18において行なわれている。
【0086】
このようにして、観察・問診項目が確定すると、ボタン‘確定’をクリックすることで欄<観察・問診項目>の内容が図13に示すように観察・問診DBに記録される。この確定処理および記録処理は、図6に示すステップS19およびステップS20において行なわれている。
【0087】
図13は、観察・問診DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【0088】
図13には、患者ID、看護番号、看護版数、作成日、観察・問診番号、観察・問診項目などの項目と共に、実際の登録内容が示されている。
【0089】
看護番号は、看護計画を初版から作成しようとする場合に与えられる、版が改訂されても共通に付されるシリアル番号であり、図13には、この患者には、看護番号‘000441’が与えられていることが示されている。
【0090】
観察・問診番号も、看護番号と同じくシリアル番号であリ、図13には、‘000300’が与えられていることが示されている。
【0091】
観察・問診項目には、図11または図12に示す欄<観察・問診項目>の内容が登録されている。
【0092】
以上に説明した、図6に示すサブルーチン‘観察・問診’を抜けると、図5のステップS2に戻り、当該患者についての観察および問診が実施される。
【0093】
図14は、当該患者について実施された観察および問診の結果が入力された画面表示を示す図である。
【0094】
図14には、欄<カルテ情報>に当該患者のカルテ情報が表示され、欄<観察・問診項目>に図11あるいは図12に示される欄<観察・問診項目>の内容と同じ内容がコピー表示されている様子や、欄<観察・問診項目>の内容による観察および問診が実施された結果が看護担当者によって欄<観察・問診結果>に入力された様子が示されている。
【0095】
ここで、図14に示すボタン‘保存’がクリックされると、図14に示す内容は、図4に示す看護記録DBに記録される。
【0096】
図15は、看護記録DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【0097】
図15には、患者ID、看護番号、看護記録記載日、看護記録記載内容、観察・問診項目、観察・問診結果などが登録されている様子が示されている。
【0098】
看護番号は、監察・問診DBへの記録の再に取得した番号‘000441’と同じ番号となる。
【0099】
観察記録記載内容については、この患者に対する看護は未だ実施されていないためなにも登録されていない。
【0100】
観察・問診項目および観察・問診結果には、図14に示す内容が登録されている。
【0101】
その後、図5に示すステップS3に進み、サブルーチン‘看護問題’が起動される。
【0102】
図16は、サブルーチン‘看護問題’のフローチャートである。
【0103】
図16のステップS21では、看護問題知識データベースの検索についての絞りこみ条件の設定入力が行なわれる。
【0104】
図17は、看護問題知識データベースに対する検索ついて、絞り条件が入力された様子を示す図である。
【0105】
図17についての説明は、図9においてした説明と同じとなるので省略するが、この絞込み条件が入力され、ボタン‘知識DB検索’がクリックされると、この患者の、患者属性情報およびカルテ情報、さらには、図14に示す、観察問診情報、これに対する観察問診結果情報、および図17に示す絞込み条件を検索キーとして、看護問題知識DBに対する検索が行なわれる。この検索処理は、図16のステップS22において実行されており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第2検索部72に相当する。
【0106】
図18は、看護問題知識データベースについての検索結果を示す図である。
【0107】
図18には、上述の検索キーの文字列に対する類似度が高く、かつ評価が高いグループが示されているが、図18に示されているその他のことについては図10においてした説明と同じになるので省略する。この検索結果表示処理は、図16に示すステップS23において行なわれており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第2検索部72の表示部72aに相当する。また、再検索処理は、図16に示すステップS24において行なわれている。
【0108】
このような検索の結果、表示画面302aには、図18に示すような看護問題情報が表示される。
【0109】
図19は、表示画面に示されるもののうち、評価点が上位のグループと評価点が下位のグループから2つずつを指定した後、ボタン‘詳細’をクリックした場合の画面表示を示す図である。この指定処理は、図16に示すステップS25において行なわれており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第2検索部72の第2操作部72bに該当する。
【0110】
図19には、図18に示されていた検索結果のなかから指定したものに関連付けられて登録されていた看護問題情報が欄<上位>および欄<マイナス>に表示されている様子が示されている。尚、ここについてのこれ以外の説明は、図11で行なった説明と同じとなるので省略する。
【0111】
図20は、図19に示すボタン‘追加’をクリックしたときの画面表示を示す図である。
【0112】
図20には、追加の看護問題情報が、欄<追加看護問題>に入力されることで、図19にも示す欄<観察・問診項目>にこの追加項目がコピー表示されている様子が示されている。この追加処理は、図16に示すステップS26において行なわれている。
【0113】
ボタン‘確定’をクリックすることで、看護問題が確定すると、欄<看護問題>の内容は看護問題DBに記録される。この確定処理および記録処理は、図16に示すステップS27およびステップS28において行なわれている。
【0114】
図21は、看護問題DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【0115】
図21には、患者ID、看護番号、看護版数、看護問題番号、作成日、看護問題名称などの項目と共に、実際の登録内容が示されている。
【0116】
看護番号および看護版数は、‘000441’および‘000001’がそのまま与えられていることが示されている。
【0117】
看護問題番号は、例えば、看護問題知識DBに対する再検索を行ない、図19あるいは図20に示すボタン‘確定’をクリックすると値が1進むこととなり、この場合には、同じ看護番号および版数の元に、異なる看護問題番号を有するデータファイルが存在することとなる。
【0118】
看護問題名称には、図19あるいは図20に示す欄<看護問題>の内容が登録されている。
【0119】
以上に説明した、図16に示すサブルーチン‘看護問題’を抜けると、図5のステップS4に戻り、サブルーチン‘看護計画’が起動される。
【0120】
図22は、サブルーチン‘看護計画’のフローチャートである。
【0121】
図22のステップS31では、看護計画知識データベースの検索についての絞りこみ条件の設定入力が行なわれている。
【0122】
図23は、看護計画知識データベースに対する検索について、絞り条件が入力された様子を示す図である。
【0123】
図23についての説明は、図9においてした説明と同じとなるので省略するが、この絞込み条件が入力され、ボタン‘知識DB検索’がクリックされると、この患者の患者属性情報およびカルテ情報、さらには、図14に示す観察問診情報、これに対する観察問診結果情報、図20に示す看護問題情報、および図23に示す絞込み条件を検索キーとして、看護計画知識DBに対する検索が行なわれる。この検索処理は、図22のステップS32において実行されており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第3検索部73に該当する。
【0124】
図24は、看護計画知識データベースについての検索結果を示す図である。
【0125】
図24には、上述の検索キーの文字列に対する類似度が高く、かつ評価が高いグループが示されているが、図24に示されているその他のことについては図9においてした説明と同じになるので省略する。この検索結果表示処理は、図22に示すステップS33において行なわれており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第3検索部73の表示部73aに相当する。また、再検索処理は、図22に示すステップS34において行なわれている。
【0126】
上述した検索の結果、表示画面302aには、図24に示すようにな、看護計画情報に関連付けられている患者ID番号と看護番号とが表示される。
【0127】
図25は、表示画面に示されるもののうち、評価点が上位のグループと評価点が下位のグループから1つずつを指定した後、ボタン‘詳細’をクリックした場合の画面表示を示す図である。この指定処理は、図22に示すステップS35において行なわれており、この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第3検索部73の第3操作部73bに該当する。
【0128】
図25には、図24に示されていた検索結果のなかから指定したものに関連付けられて登録されていた看護計画情報が欄<上位>および欄<マイナス>に表示されている様子が示されている。尚、これ以外の説明については、図11で行なった説明と同じとなるので省略する。この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの出力部74に該当する。
【0129】
図26は、図25に示すボタン‘追加’をクリックしたときの画面表示を示す図である。
【0130】
図26には、追加の看護計画情報が、欄<追加看護計画>に入力されることで、図25にも示す欄<看護計画>にこの追加項目がコピー表示されている様子が示されている。この追加処理は、図22に示すステップS36において行なわれている。
【0131】
このようにして、ボタン‘確定’をクリックすることで看護計画が確定すると、欄<看護計画>の内容が看護計画DBに記録される。この確定処理および記録処理は、図22に示すステップS37およびステップS38において行なわれている。
【0132】
図27は、看護計画DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【0133】
図27には、患者ID、看護番号、看護版数、看護問題番号、作成日、看護計画などの項目と共に、実際の登録内容が示されている。
【0134】
看護番号および看護版数には、‘000441’および‘000001’がそのまま与えられ、看護問題番号には、‘0000001’が与えられている。
【0135】
看護計画には、図25あるいは図26に示す欄<看護計画>の内容が登録されている。
【0136】
以上に説明したサブルーチン‘看護計画’を抜けると、図5に示すステップS5に戻り、この着目患者に対する看護の内容を表わす看護計画の初版が得られたことで、今度は、この看護計画に沿った看護の実践が行なわれる(図5のステップS5)。その後、図5のステップS6に進むと、サブルーチン‘看護記録’が起動される。
【0137】
図28は、サブルーチン‘看護記録’のフローチャートである。
【0138】
図28のステップS41では、看護担当者の操作により、患者IDを検索キーにして、今回の看護計画情報の作成までに決定され、各DBに記録された情報の一部表示が行なわれると共に、看護担当者による日々の看護において気づいた点などの記録が行なわれる。
【0139】
図29は、看護計画情報を決定する過程で決定された内容が示された表示画像に、看護担当者が入力を行なった様子が示されている。
【0140】
図29には、すでに決定されて記録されている内容がコピー表示される欄<カルテ情報>、欄<看護問題>、欄<看護計画>のほかに、欄<観察・問診情報>に、看護計画に沿って実践される日々の看護の中で新たに実施した観察および問診の内容を表わす観察問診情報と、それに対する観察問診結果情報とが入力されている他、欄<看護記録>に、日々の看護の中で気づいた、患者に関する情報が入力されている様子が示されている。この入力処理は、図28に示すステップS43において行なわれている。
【0141】
看護担当者による入力が終了し、ボタン‘確定’がクリックされると、ここで看護担当者によって入力された情報は、看護記録DBにすでに記録してあった、看護番号‘00000441’のデータファイルに登録される。尚、この、欄<観察・問診情報>に入力された、看護計画に沿って実施される日々の看護の中で新たに必要とされた観察問診情報は、図13に示す、観察・問診DBに記録済みの、看護番号‘0000441’が付されたデータファイルにも登録されるようになっている。これらの‘確定’および‘記録’処理は、図28に示すステップS44およびステップS45において行なわれている。
【0142】
図30は、看護担当者により入力された情報が看護記録DBの中の看護番号‘000441’のデータファイルに登録されている様子を示す図である。
【0143】
図30には、図15に示す看護記録DBに記録された、看護番号‘0000441’のデータファイルと比べ、サブルーチン‘看護記録’において、看護担当者によって入力された情報が余計に登録されている様子が示されている。
【0144】
以上に説明したサブルーチン‘看護記録’を抜けると、図5のステップS7に戻り、初版の看護計画に沿って行なわれた看護が一週間行なわれたか否かが判定され、未だ一週間経過していないと判定されると、ステップS5に戻り、この初版による看護が引き続き実施される。一方、一週間経過していると判定されると、ステップS8に進み、サブルーチン‘評価’が起動される。
【0145】
図31は、サブルーチン‘評価’のフローチャートである。
【0146】
図31のステップS51では、今回の看護計画情報の作成までに決定され、各DBに記録された情報の一部表示が行なわれる。
【0147】
図32は、看護計画情報を決定する過程で決定された内容、および図29において入力された看護記録の内容が示された表示画像に、看護担当者によって評価が入力された様子を示す図である。
【0148】
図32には、看護計画情報が作成された段階ですでに各データベースに記録されている内容がコピー表示される欄<カルテ情報>、欄<看護問題>、欄<看護計画>、欄<看護記録>のほかに、欄<看護問題評価>および欄<看護計画評価>に、今回の看護問題の捉え方が適切であったか、および、今回の看護計画が患者に対して効果的であったかが評価点と共に記入されている様子が示されている。この入力処理は、図31に示すステップS52およびステップS53において行なわれている。
【0149】
看護担当者による評価の入力が終了し、ボタン‘確定’がクリックされると、看護担当者によって入力された評価情報は、評価DBに保存される。これら‘確定’および‘保存’処理は、図31に示すステップS54およびステップS55において行なわれている。
【0150】
図33は、評価DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【0151】
図33には、‘患者ID’、‘看護番号’、‘看護版数’、‘看護問題番号’、‘評価日’、‘看護問題評価内容’、‘看護問題評価点数’、‘看護問題評価内容’、‘看護問題評価点数’などの項目と共に、実際の登録内容が示されている。その他については、前述した通りであるので説明は省略する。
【0152】
以上に説明したサブルーチン‘評価’を抜けると、図5のステップS9に戻り、サブルーチン‘知識DB保存’が起動される。
【0153】
図34は、サブルーチン‘知識DB保存’のフローチャートである。
【0154】
図34のステップS61では、患者属性DBおよびカルテDBに加え、観察・問診DB、看護記録DB、および評価DBそれぞれに記録された情報を網羅した観察問診知識情報が観察問診知識DBに保存される。この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第1検索部71に相当する。
【0155】
図35は、観察問診知識DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【0156】
図35には、‘患者ID’、‘看護番号’、‘看護版数’、‘患者属性’、‘カルテ情報’、‘看護記録’、‘観察問診結果’、‘観察問診項目’、‘当版看護問題評価内容’、‘当版看護問題評価点数’、‘当版看護計画評価内容’、‘当版看護計画評価点数’、‘最終看護問題評価内容’、‘最終看護問題評価点数’、‘最終看護計画評価内容’、‘最終看護計画評価点数’などの項目と共に、実際の登録内容が示されている(以下、これらを観察問診知識情報と称呼する)。
【0157】
図35に示す登録項目である、‘患者ID’、‘看護番号’、‘看護版数’、‘患者属性’、および‘カルテ情報’については前述の通りであるので説明は省略する。
【0158】
登録項目‘看護記録’には、この初版の看護計画に沿って行なわれた看護の中での、患者について気づいた点などが登録される(図29参照)。
【0159】
登録項目‘観察問診結果’には、看護記録DBに記録されている、図30に示すデータファイルの登録項目‘観察・問診結果’に登録されている情報と同じ情報が登録されている。
【0160】
登録項目‘観察問診項目’には、観察・問診DBに記録されている図13に示すデータファイルの登録項目‘観察・問診項目’に登録されている情報と同じ情報が登録されている。尚、前述したように、図13に示す登録項目‘観察・問診項目’には、看護記録DBに記録されている、図30に示すデータファイルの登録項目‘観察・問診項目’に登録されている情報と同じ情報が登録されている。
【0161】
登録項目‘当版看護問題評価内容’、‘当版看護問題評価点数’、‘当版看護計画評価内容’、および‘当版看護計画評価点数’に登録される内容についても、評価DBにおいて説明した内容と同じとなるので省略する。
【0162】
登録項目‘最終看護問題評価内容’、‘最終看護問題評価点数’、‘最終看護計画評価内容’、および、‘最終看護計画評価点数’については後述する。
【0163】
その後、図34のステップS62に進み、ステップS61で観察問診知識DBに記録された観察問診知識情報に、看護番号‘0000441’が付されて看護問題DBに記録されているデータファイルに登録されている看護問題名称と、この看護問題名称に付されている看護問題番号とが加えられた看護問題知識情報の保存が看護問題知識DBに対して行なわれる。この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第2検索部72に相当する。
【0164】
図36は、看護問題知識DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【0165】
図36には、‘患者ID’、‘看護番号’、‘看護版数’、‘看護問題番号’、‘患者属性’、‘カルテ情報’、‘看護記録’、‘観察問診結果’、‘観察問診項目’、‘看護問題名称’‘当版看護問題評価内容’、‘当版看護問題評価点数’、‘当版看護計画評価内容’、‘当版看護計画評価点数’、‘最終看護問題評価内容’、‘最終看護問題評価点数’、‘最終看護計画評価内容’、‘最終看護計画評価点数’などの看護問題知識情報の各項目と共に、実際の登録内容が示されている。
【0166】
図36に示す登録項目のうち図35と重複した部分の説明は省略するが、登録項目‘看護問題番号’には、‘000001’が付与され、登録項目‘看護問題名称’には、図20などにおいて決定された看護問題の内容が登録されている。
【0167】
その後、図34のステップS63に進み、ステップS62で行なわれた看護問題知識DBに保存された看護問題知識情報に、看護番号‘0000441’が付されて看護計画DBに記録されていたデータファイルに登録されている看護計画情報が加えられた看護計画知識情報の保存が看護計画知識DBに対して行なわれる。この機能が、本発明の看護計画作成支援システムの第3検索部73に相当する。
【0168】
図37は、観察計画知識DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【0169】
図37には、‘患者ID’、‘看護番号’、‘看護版数’、‘看護問題番号’、‘患者属性’、‘カルテ情報’、‘看護記録’、‘観察問診結果’、‘観察問診項目’、‘看護問題名称’、‘看護計画’、‘当版看護問題評価内容’、‘当版看護問題評価点数’、‘当版看護計画評価内容’、‘当版看護計画評価点数’、‘最終看護問題評価内容’、‘最終看護問題評価点数’、‘最終看護計画評価内容’、‘最終看護計画評価点数’などの項目と共に、実際の登録内容が示されている。
【0170】
図37に示す登録項目のうち、図36と重複した部分の説明は省略するが、登録項目‘看護計画’には、図26において決定された看護計画の内容が登録されている。
【0171】
その後、サブルーチン‘知識DB保存’を抜けると、図5に示すステップS10に進み、当該患者が、治癒、死亡、退院、または、当該患者に対する看護計画を初版からのやり直しのうちのいずれかに該当するか否かの判定が看護担当者によってなされ、これらのうちのいずれかに該当する場合には、ステップS11に進み、この看護担当者とは異なる人間による、ここでは初版の看護計画についての最終評価がサブルーチン‘最終評価’において実行される。しかし、これについての図示は、サブルーチン‘評価’における説明と同じとなるので省略する。尚、ここで下された評価については、観察・問診知識DB、看護問題知識DB、および看護計画DBに記録された、該当するデータファイルの登録項目である‘最終看護問題評価内容’、‘最終看護問題評価点数’、‘最終看護計画評価内容’、および‘最終看護計画評価点数’に登録される。
【0172】
一方、図5のステップS10において、上記の条件に該当しない、すなわちこの患者に対する看護を第2版の看護計画を作成して継続して行なっていく場合には、ステップS12に進み、再び、サブルーチン‘観察・問診’が起動される。
【0173】
尚、このステップS12からステップS15にかけて行なわれる看護計画の第2版の作成の説明については、初版において入力した情報が表示画面に表示される説明以外は、初版においてした説明と同じ内容となるため省略する。
【0174】
この患者に対する第2版の看護計画が立案されると、ステップS5に戻り、第2版の看護計画に沿った看護が実施され、その後、前述した流れと同様の流れで、当該患者の状況に応じて、版が改訂されたり、最終評価が下されてこの看護番号による看護が終了することとなる。
【0175】
以上説明したように、本実施形態の支援システム1では、これから看護計画を立案しようとしている着目患者の属性情報およびカルテ情報などをキーとして観察問診知識DBを検索することで観察問診情報が得られ、次に、この着目患者の属性情報と、カルテ情報と、観察問診知識DBに対する検索で得られた観察問診情報と、この観察問診情報についてこの着目患者から得た観察問診結果情報などをキーとして看護問題知識DBを検索することで看護問題情報が得られる。さらに、この着目患者の属性情報と、カルテ情報と、観察問診知識DBに対する検索で得られた観察問診情報と、これに対する観察問診結果情報と、看護問題知識DBに対する検索で得られた看護問題情報とをキーとして看護計画知識DBを検索することで看護計画情報が得られる。つまり、観察問診知識DBには、過去に看護を受けた既ケア患者の属性情報およびカルテ情報に加え、既ケア患者のこれら属性情報およびカルテ情報に基づいて決定された観察問診情報が記録されているため、着目患者の属性情報およびカルテ情報をキーとした検索を行なうことで、この着目患者にふさわしい観察問診情報を得ることができ、また、看護問題知識DBには、既ケア患者の属性情報およびカルテ情報に加え、これらを基に決定された、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報と、看護問題情報とが記録されているため、着目患者の属性情報およびカルテ情報に加え、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報とをキーとした検索を行なうことで、この着目患者にふさわしい看護問題情報を得ることができる。さらに、看護計画知識DBには、既ケア患者の属性情報およびカルテ情報に加え、これらを基に決定された、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報と、看護問題情報と、看護計画情報とが記録されているため、着目患者の属性情報およびカルテ情報に加え、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報と、看護問題情報とをキーとした検索を行なうことで、この患者にふさわしい看護計画情報を得ることができる。したがって、この支援システム1によれば、看護担当者の経験の多少に関わらず、患者にあったきめ細かな看護を実現するための看護計画の作成を支援することができる。
【0176】
尚、本実施形態では、図5に示すフローチャートによって看護形画作成の流れを説明したが、このように連続的に看護計画の作成を進める必要はなく、各サブルーチンの先頭に、患者IDを入力するようにすることで、このフローのいずれからかも看護計画の作成を再開できるようになっていてもよく、各知識データベースに対する検索キーについては、観察問診知識データベースの場合は、着目患者の患者属性情報とカルテ情報、看護問題知識データベースの場合は、着目患者の患者属性情報とカルテ情報に加え、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報、看護計画知識データベースの場合は、着目患者の患者属性情報とカルテ情報に加え、観察問診情報と、この観察問診情報についての結果である観察問診結果情報と、看護問題情報とを少なくとも含むものであれば、他の情報をこの検索キーに加えるものであってもよい。
【0177】
また、各知識データベースに記録するデータファイルに登録する項目についても、この実施形態に挙げたものに限るものではなく、検索キーと、その知識データベースが検索結果として出力すべき情報が含まれていれば、当該版以前の版の情報を含むものであってもよい。
【0178】
(付記1) 過去において看護を受けた既ケア患者の属性を表わす既ケア患者の患者属性情報と、該既ケア患者のカルテの内容を表わすカルテ情報と、該既ケア患者に対する看護で実施された観察および問診の内容を表わす観察問診情報とが相互に関連付けられた観察問診関連情報のリストが記録される観察問診知識データベースと、
既ケア患者の前記観察問診関連情報と、該前記観察問診関連情報に含まれる前記観察問診情報が表わす観察および問診をこの既ケア患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報と、該既ケア患者の看護の対象となっていた該既ケア患者が抱えていた問題の内容を表わす看護問題情報とが相互に関連付けられた看護問題関連情報のリストが記録される看護問題知識データベースと、
既ケア患者の前記看護問題関連情報と、該既ケア患者に対する当該看護にあたって立案された看護計画の内容を表わす看護計画情報とが相互に関連付けられた看護計画関連情報が記録される看護計画知識データベースと、
看護計画を作成するために着目している着目患者の患者属性情報およびカルテ情報からなる第1キー情報に基づいて前記観察問診知識データベースを検索し、該第1キー情報に対応する観察問診情報を取得する第1検索部と、
前記第1キー情報に、前記第1検索部で取得した観察問診情報と、該観察問診情報が表わす観察および問診をこの着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とが加えられた第2キー情報に基づいて前記看護問題知識データベースを検索し、該第2キー情報に対応する看護問題情報を取得する第2検索部と、
前記第2キー情報に前記第2検索部で取得した看護問題情報が加えられた第3キー情報に基づいて前記看護計画知識データベースを検索し、該第3キー情報に対応する看護計画情報を取得する第3検索部と、
前記第3検索部で取得した看護計画情報を出力する出力部とを備えたことを特徴とする看護計画作成支援システム。
【0179】
(付記2) 前記第1検索部が、前記第1キー情報に基づいて前記観察問診知識データベースを検索するにあたり、該第1キー情報と、該観察問診知識データベースに記録された上記観察問診関連情報の患者属性情報およびカルテ情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられている観察問診情報を抽出するものであることを特徴とする付記1記載の看護計画作成支援システム。
【0180】
(付記3) 第1検索部が、前記所定程度以上の類似度の患者属性情報およびカルテ情報に関するリストを表示する表示部と、
該表示部に表示された該リストの中から所望の患者属性情報およびカルテ情報を操作に応じて指定する第1操作部とを備え、
前記第2検索部が、前記第1キー情報に、前記第1操作部によって指定されたこれら患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報と、該観察問診情報が表わす観察および問診をこの着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とを加えたものを前記第2キー情報として前記看護問題知識データベースの検索に使用するものであることを特徴とする付記2記載の看護計画作成支援システム。
【0181】
(付記4) 前記第1操作部は、該表示部に表示された患者属性情報およびカルテ情報に関するリストの中から所望の患者属性情報およびカルテ情報を操作に応じて指定すると共に、さらに、該指定した患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報に、操作に応じて追加観察問診情報を追加するものであって、
前記第2検索部は、前記第1キー情報に、前記第1操作部によって指定された患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報と、該観察問診情報が表わす観察および問診を該着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とを加え、さらに、前記追加観察問診情報と、該追加観察問診情報が表わす観察および問診を該着目患者に対して実施することで得られた追加観察問診結果情報とを加えたものを前記第2キー情報として前記看護問題知識データベースの検索に使用するものであることを特徴とする付記3記載の看護計画作成支援システム。
【0182】
(付記5) 前記第1検索部は、前記第1操作部による前記追加観察問診情報の追加を受けて、前記第1キー情報に、前記第1操作部によって指定された患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられていた観察問診情報と、前記追加観察問診情報とを加えたものを前記観察問診関連情報として前記観察問診知識データベースに登録するものであることを特徴とする付記4記載の看護計画作成支援システム。
【0183】
(付記6) 前記第2検索部が、前記第2キー情報に基づいて前記看護問題知識データベースを検索するにあたり、該第2キー情報と、該看護問題知識データベースに記録された上記看護問題関連情報の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられた看護問題情報を抽出するものであることを特徴とする付記1記載の看護計画作成支援システム。
【0184】
(付記7) 第2検索部が、前記所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関するリストを表示する表示部と、
該表示部に表示された該リストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報を操作に応じて指定する第2操作部とを備え、
前記第3検索部が、前記第2キー情報に、前記第2操作部によって指定された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられていた看護問題情報を加えたものを前記第3キー情報として前記看護計画知識データベースの検索に使用するものであることを特徴とする付記6記載の看護計画作成支援システム。
【0185】
(付記8) 前記第2操作部は、表示部に表示された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関するリストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報を操作に応じて指定すると共に、さらに、該指定した患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられていた看護問題情報に、操作に応じて追加看護問題情報を追加するものであって、
前記第3検索部は、前記第2キー情報に、前記第2操作部によって指定されたこれら患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられていた看護問題情報を加え、さらに前記追加看護問題情報を加えたものを前記第3キー情報として前記看護計画知識データベースの検索に使用するものであることを特徴とする付記7記載の看護計画作成支援システム。
【0186】
(付記9) 前記第2検索部は、前記第2操作部による前記追加看護問題情報の追加を受けて、前記第3キー情報を前記看護問題関連情報として前記看護問題知識データベースに登録するものであることを特徴とする付記8記載の看護計画作成支援システム。
【0187】
(付記10) 前記第3検索部が、前記第3キー情報に基づいて前記看護計画知識データベースを検索するにあたり、該第3キー情報と、該看護計画知識データベースに記録された前記看護計画関連情報の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられた看護計画情報を抽出するものであることを特徴とする付記1記載の看護計画作成支援システム。
【0188】
(付記11) 第3検索部が、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関するリストを表示する表示部と、
該表示部に表示された該リストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報を操作に応じて指定する第3操作部とを備え、
前記第3検索部が、前記第3操作部によって指定された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報を出力するものであることを特徴とする付記10記載の看護計画作成支援システム。
【0189】
(付記12) 前記第3操作部は、表示部に表示された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関するリストの中から所望の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報を操作に応じて指定すると共に、さらに、該指定した患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報に、操作に応じて追加看護計画情報を追加するものであって、
前記出力部は、前記第3操作部によって指定されたこれら患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報に加え該追加看護計画情報も出力するものであることを特徴とする付記11記載の看護計画作成支援システム。
【0190】
(付記13) 前記第3検索部は、前記第3操作部による前記追加看護計画情報の追加を受けて、前記第3キー情報に、前記第3操作部によって指定された患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられていた看護計画情報を加え、さらに、前記追加看護計画情報を加えたものを看護計画関連情報として前記看護計画知識データベースに登録するものであることを特徴とする付記12記載の看護計画作成支援システム。
【0191】
(付記14) プログラムを実行する情報処理システム内で実行され、該情報処理システムを、
看護計画を作成するために着目している着目患者の患者属性情報およびカルテ情報からなる第1キー情報に基づいて、過去において看護を受けた既ケア患者の属性を表わす既ケア患者の患者属性情報と、該既ケア患者のカルテの内容を表わすカルテ情報と、該既ケア患者に対する看護で実施された観察および問診の内容を表わす観察問診情報とが相互に関連付けられた観察問診関連情報が記録される観察問診知識データベースを検索し、該第1キー情報に対応する観察問診情報を取得する第1検索部と、
前記第1キー情報に、前記第1検索部で取得した観察問診情報と、該観察問診情報が表わす観察および問診をこの着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とが加えられた第2キー情報に基づいて、既ケア患者の前記観察問診関連情報と、該前記観察問診関連情報に含まれる前記観察問診情報が表わす観察および問診を該既ケア患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報と、該既ケア患者の看護の対象となっていた該既ケア患者が抱えていた問題の内容を表わす看護問題情報とが相互に関連付けられた看護問題関連情報が記録される看護問題知識データベースを検索し、該第2キー情報に対応する看護問題情報を取得する第2検索部と、
前記第2キー情報に、前記第2検索部で取得した看護問題情報が加えられた第3キー情報に基づいて、既ケア患者の前記看護問題関連情報と、該既ケア患者に対する当該看護にあたって立案された看護計画の内容を表わす看護計画情報とが相互に関連付けられた看護計画関連情報が記録される看護計画知識データベースを検索し、該第3キー情報に対応する看護計画情報を取得する第3検索部と、
前記第3検索部で取得した看護計画情報を出力する出力部とを備えた看護計画作成支援システムとして動作させることを特徴とする看護計画作成支援プログラム。
【0192】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の看護計画支援システムおよび看護計画作成支援プログラムによれば、看護担当者の経験の多少に関わらず、患者にあったきめ細かな看護を実現する看護計画の作成を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態である支援システムの構成図の一部である。
【図2】図1に示すサーバのハードウェア構成図である。
【図3】CD−ROMに記憶された、本発明の看護計画作成支援プログラムの一実施形態である支援プログラムの内容を示す概念図である。
【図4】支援システムにおける支援動作についての概略図である。
【図5】看護作成の支援のために起動されるルーチンのフローチャートである。
【図6】図5に示すサブルーチン‘観察・問診’のフローチャートである。
【図7】患者属性DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【図8】カルテDBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【図9】着目患者のID番号入力をキーに、患者属性DBおよびカルテDBを検索した結果を示す図である。
【図10】観察問診知識データベースに対する検索結果を示す図である。
【図11】表示画面に示されるもののうち、評価点が上位のグループと評価点が下位のグループから1つずつを指定した後、ボタン‘詳細’をクリックした場合の画面表示を示す図である。
【図12】図11に示すボタン‘追加’をクリックしたときの画面表示を示す図である。
【図13】観察・問診DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【図14】当該患者について実施された観察および問診の結果が入力された画面表示を示す図である。
【図15】看護記録DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【図16】サブルーチン‘看護問題’のフローチャートである。
【図17】看護問題知識データベースに対する検索ついて、絞り条件が入力された様子を示す図である。
【図18】看護問題知識データベースについての検索結果を示す図である。
【図19】表示画面に示されるもののうち、評価点が上位のグループと評価点が下位のグループから2つずつを指定した後、ボタン‘詳細’をクリックした場合の画面表示を示す図である。
【図20】図19に示すボタン‘追加’をクリックしたときの画面表示を示す図である。
【図21】看護問題DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【図22】サブルーチン‘看護計画’のフローチャートである。
【図23】看護計画知識データベースに対する検索について、絞り条件が入力された様子を示す図である。
【図24】看護計画知識データベースについての検索結果を示す図である。
【図25】表示画面に示されるもののうち、評価点が上位のグループと評価点が下位のグループから1つずつを指定した後、ボタン‘詳細’をクリックした場合の画面表示を示す図である。
【図26】図25に示すボタン‘追加’をクリックしたときの画面表示を示す図である。
【図27】看護計画DBに記録されているファイルデータに登録されている項目を示す図である。
【図28】サブルーチン‘看護記録’のフローチャートである。
【図29】看護計画情報を決定する過程で決定された内容が示された表示画像に、看護担当者が入力を行なった様子が示されている。
【図30】看護担当者により入力された情報が看護記録DBの中の看護番号‘000441’のデータファイルに登録されている様子を示す図である。
【図31】サブルーチン‘評価’のフローチャートである。
【図32】看護計画情報を決定する過程で決定された内容、および図29において入力された看護記録の内容が示された表示画像に、看護担当者によって評価が入力された様子を示す図である。
【図33】評価DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【図34】サブルーチン‘知識DB保存’のフローチャートである。
【図35】観察問診知識DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【図36】看護問題知識DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【図37】観察計画知識DBに記録されているデータファイルに登録されている項目を示す図である。
【符号の説明】
1 支援システム
70 支援プログラム
71 第1検索部
71a 表示部
71b 第1操作部
72 第2検索部
72a 表示部
72b 第2操作部
73 第3検索部
73a 表示部
73b 第3操作部
74 出力部
100 サーバコンピュータ
101、301、401、501 本体部
101a、301a、401a、501a FD装填口
101b、301b、401b、501b CD−ROM装填口
102、302、402、502 表示部
102a、302a、402a、502a 表示画面
103、303、403、503 キーボード
104、304、404、504 マウス
110 バス
111 CPU
112 RAM
113 ハードディスクコントローラ
114 FDドライブ
115 CD−ROMドライブ
116 マウスコントローラ
117 キーボードコントローラ
118 ディスプレイコントローラ
119 通信用ボード
300、400、500 クライアントコンピュータ
600 ネットワーク
700 CD−ROM

Claims (5)

  1. 過去において看護を受けた既ケア患者の属性を表わす既ケア患者の患者属性情報と、該既ケア患者のカルテの内容を表わすカルテ情報と、該既ケア患者に対する看護で実施された観察および問診の内容を表わす観察問診情報とが相互に関連付けられた観察問診関連情報が記録される観察問診知識データベースと、
    既ケア患者の前記観察問診関連情報と、該前記観察問診関連情報に含まれる前記観察問診情報が表わす観察および問診を該既ケア患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報と、該既ケア患者の看護の対象となっていた、該既ケア患者が抱えていた問題の内容を表わす看護問題情報とが相互に関連付けられた看護問題関連情報が記録される看護問題知識データベースと、
    既ケア患者の前記看護問題関連情報と、該既ケア患者に対する当該看護にあたって立案された看護計画の内容を表わす看護計画情報とが相互に関連付けられた看護計画関連情報が記録される看護計画知識データベースと、
    看護計画を作成するために着目している着目患者の患者属性情報およびカルテ情報からなる第1キー情報に基づいて前記観察問診知識データベースを検索し、該第1キー情報に対応する観察問診情報を取得する第1検索部と、
    前記第1キー情報に、前記第1検索部で取得した観察問診情報と、該観察問診情報が表わす観察および問診を該着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とが加えられた第2キー情報に基づいて前記看護問題知識データベースを検索し、該第2キー情報に対応する看護問題情報を取得する第2検索部と、
    前記第2キー情報に、前記第2検索部で取得した看護問題情報が加えられた第3キー情報に基づいて前記看護計画知識データベースを検索し、該第3キー情報に対応する看護計画情報を取得する第3検索部と、
    前記第3検索部で取得した看護計画情報を出力する出力部とを備えたことを特徴とする看護計画作成支援システム。
  2. 前記第1検索部が、前記第1キー情報に基づいて前記観察問診知識データベースを検索するにあたり、該第1キー情報と、該観察問診知識データベースに記録された前記観察問診関連情報の患者属性情報およびカルテ情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報およびカルテ情報に関連付けられている観察問診情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1記載の看護計画作成支援システム。
  3. 前記第2検索部が、前記第2キー情報に基づいて前記看護問題知識データベースを検索するにあたり、該第2キー情報と、該看護問題知識データベースに記録された前記看護問題関連情報の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、および観察問診結果情報に関連付けられた看護問題情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1記載の看護計画作成支援システム。
  4. 前記第3検索部が、前記第3キー情報に基づいて前記看護計画知識データベースを検索するにあたり、該第3キー情報と、該看護計画知識データベースに記録された前記看護計画関連情報の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報との類似度を判定し、所定程度以上の類似度の患者属性情報、カルテ情報、観察問診情報、観察問診結果情報、および看護問題情報に関連付けられた看護計画情報を抽出するものであることを特徴とする請求項1記載の看護計画作成支援システム。
  5. プログラムを実行する情報処理システム内で実行され、該情報処理システムを、
    看護計画を作成するために着目している着目患者の患者属性情報およびカルテ情報からなる第1キー情報に基づいて、過去において看護を受けた既ケア患者の属性を表わす既ケア患者の患者属性情報と、該既ケア患者のカルテの内容を表わすカルテ情報と、該既ケア患者に対する看護で実施された観察および問診の内容を表わす観察問診情報とが相互に関連付けられた観察問診関連情報が記録される観察問診知識データベースを検索し、該第1キー情報に対応する観察問診情報を取得する第1検索部と、
    前記第1キー情報に、前記第1検索部で取得した観察問診情報と、該観察問診情報が表わす観察および問診を該着目患者に対して実施することで得られた観察問診結果情報とが加えられた第2キー情報に基づいて、既ケア患者の前記観察問診関連情報と、該前記観察問診関連情報に含まれる前記観察問診情報が表わす観察および問診を該既ケア患者に対して実施することで得られたされた観察問診結果情報と、該既ケア患者の看護の対象となっていた、該既ケア患者が抱えていた問題の内容を表わす看護問題情報とが相互に関連付けられた看護問題関連情報が記録される看護問題知識データベースを検索し、該第2キー情報に対応する看護問題情報を取得する第2検索部と、
    前記第2キー情報に、前記第2検索部で取得した看護問題情報が加えられた第3キー情報に基づいて、既ケア患者の前記看護問題関連情報と、該既ケア患者に対する当該看護にあたって立案された看護計画の内容を表わす看護計画情報とが相互に関連付けられた看護計画関連情報が記録される看護計画知識データベースを検索し、該第3キー情報に対応する看護計画情報を取得する第3検索部と、
    前記第3検索部で取得した看護計画情報を出力する出力部とを備えた看護計画作成支援システムとして動作させることを特徴とする看護計画作成支援プログラム。
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