JP2003122849A - 電子カルテシステム - Google Patents

電子カルテシステム

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JP2003122849A
JP2003122849A JP2001312241A JP2001312241A JP2003122849A JP 2003122849 A JP2003122849 A JP 2003122849A JP 2001312241 A JP2001312241 A JP 2001312241A JP 2001312241 A JP2001312241 A JP 2001312241A JP 2003122849 A JP2003122849 A JP 2003122849A
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公紀 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 診療所及びその他の医療機関において発生す
る診療情報を電子的に記録する電子カルテの入力/管理
を行う電子カルテシステムにおいて、医師が本来の診療
行為に集中することができるように、医師の電子カルテ
に診療情報を入力する際の負担を軽減することのできる
電子カルテシステムを提供する。 【解決手段】 電子カルテの入力を行う医師端末の表示
画面を、患者に関する氏名・性別・生年月日等の患者情
報表示部分30、患者に関するカルテ情報を示す電子カ
ルテ表示部分31、該当患者に関する指導料実施情報を
示す指導料実施情報表示部分32、その他、所定の条件
によって当該患者の診療情報を検索する手段であるショ
ートカット表示部分33とから構成する。医師は、該シ
ョートカット機能を使用して、該当する条件に従った内
容の電子カルテ情報を画面表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、診療所及びその他
の医療機関において発生する診療情報を電子的に記録す
る電子カルテの入力/管理を行う電子カルテシステムに
関し、特に、医師が電子カルテに診療情報を入力する際
の負担を軽減することのできる電子カルテシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所謂、病院情報システムの整っ
た診療所等の医療機関においては、来院患者の受付登録
を、受付端末による入力操作をもって行っている。ま
た、このような医療機関においては、医師は、受付端末
より入力された登録患者のリストを診療室毎に備えられ
た医師端末を用いて呼び出し、さらに、この登録患者の
リストから該当患者を指定して該患者のカルテ(電子カ
ルテ)を呼び出し、該患者の電子カルテに関する情報入
力を行っている。
【0003】この電子カルテに関する情報入力は、医師
が医師端末を用いて、診療患者の電子カルテに、その病
状に従って主訴・所見等の内容・シェーマ図・オーダ内
容等の情報入力を、予め用意された診療情報定義内容か
ら個々に検索/選択して、これを用い入力することによ
り行われる。また、当該患者が再来患者である場合に
は、該患者の過去のカルテ情報を呼び出し、これをその
ままコピーして今回の電子カルテに入力することもあ
る。
【0004】また、電子カルテには、患者に関する検査
結果や画像診断結果の情報の有無が画面表示されるもの
がある。このような場合、医師は、画面に表示された表
示内容から検査結果や画像診断結果の情報の有無を判断
して、該結果が有る場合には、各々の画面を起動してそ
の内容を確認/判断して診療を実施している。
【0005】このように、診療所及びその他の医療機関
において発生する診療情報を電子的に記録する電子カル
テを用いて、医師の患者に対する診療行為に供するシス
テムのことを、電子カルテシステムと称する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
述べた従来の電子カルテシステムにおいては、以下に記
載する様々な問題があった。
【0007】(1)従来の電子カルテシステムにおいて
は、医師が医師端末を用いて診察待ちの患者を選択する
際に、別の画面を起動又は自動で起動させる事によって
当該患者の選択を行う必要があった。従って、画面の切
り替わりが発生し且つ入力する際の視点の位置も移動す
ることから、入力を煩わしく感じて疲れを伴う問題があ
った。また、実際には、受付順又は予約順に患者を選択
する場合が多いのにも関わらず、従来の電子カルテシス
テムにおいては、その様な順番で画面表示される設定に
はなっていないことから、医師が診療を行う患者を選択
する際に手間がかかるという問題があった。
【0008】(2)医療機関に来院する患者は、初診患
者と再来患者を比較した場合、圧倒的に再来患者が多い
という事実がある。例えば、内科医等では慢性疾患患者
の割合が非常に多く、さらに、該慢性病患者の場合に
は、なかなか治癒しづらいことから前回と同一内容の診
療行為を繰り返す場合が多い。しかしながら、従来の電
子カルテシステムにおいては、このような場合にも、医
師は、前回の主訴・所見・シェーマ図・オーダ内容等を
個々に参照しながら、これと同一の内容を当該患者に関
する新たな電子カルテに情報入力する必要があった。従
って、その入力に手間がかかるという問題があった。
【0009】(3)また、例えばインフルエンザや花粉
症等の季節に起因する流行病患者の場合には、どの患者
に関してもその症状が同様である為、処方する内服薬や
処置内容等が全く同一となる場合が多い。しかしなが
ら、従来の電子カルテシステムにおいては、これらの同
一診療内容の患者に対しても、医師は、患者毎に同一の
内容を主訴・所見・シェーマ図・オーダ内容の個々に対
して入力する必要があった。従って、その入力に手間が
かかるという問題があった。
【0010】(4)また、例えば外科を担当する医師に
おいては、診療にシェーマ図を用いる場合が多い。しか
しながら、従来の電子カルテシステムにおいては、この
シェーマ図を作成する際に、別画面においてシェーマ図
の雛型を選択して、その内容を編集する必要があった。
従って、医師は、その都度別画面を起動してその内容を
編集する必要があり、その入力に手間がかかるという問
題があった。
【0011】(5)また、複数の患者に対して頻繁に行
う処方・処置・検査内容を入力する場合も多い。しかし
ながら、従来の電子カルテシステムにおいては、当該患
者に関する情報入力を行う場合、例えば処方の場合、当
該患者に過去において同一の処方を行ったか否かを検索
して、処方歴がない場合には、さらに処方薬の検索画面
を表示して薬の絞込み検索を行い、用法を入力し、内容
を確定するといった手順が必要であった。従って、入力
行為が煩雑で手間がかかるという問題があった。
【0012】(6)また、検査結果及び画像診断結果等
の参照に関しては、今回のものと前回のものを比較する
場合が多い。しかしながら、従来の電子カルテシステム
においては、医師は診療患者に関する前回の検査結果及
び画像診断結果等を参照する際、これを検索する必要が
あることから、医師が前回の検体検査や画像診断結果等
の内容を参照し忘れるという問題があった。また、検査
結果及び画像診断結果等の電子カルテシステムへの登録
漏れを発見できないという問題もあった。
【0013】(7)また、従来の電子カルテシステムに
おいては、医師が医師端末において電子カルテの情報を
画面表示する際に、コンピュータ端末の都合上、入力し
た内容全てを画面上に展開して表示する事が物理的に困
難であることから、患者の全診療内容を確定する際に、
別画面にて再度その内容を確認する必要があった。従っ
て、医師による電子カルテ情報の登録ミスが発生する可
能性があるという問題があった。
【0014】医師は、これらの内容を多忙である診察行
為と同時に処理する必要があることから、本来の診療行
為に集中できないという問題があった。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、診療所及びその他の
医療機関において発生する診療情報を電子的に記録する
電子カルテの入力/管理を行う電子カルテシステムにお
いて、医師が本来の診療行為に集中することができるよ
うに、医師の電子カルテに診療情報を入力する際の負担
を軽減することのできる電子カルテシステムを提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、患者の診療に係る診療内容
を電子的に記録する電子カルテを作成する電子カルテ作
成手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された
電子カルテ及びこれに記載される定義内容を格納する電
子カルテ格納手段と、前記電子カルテ作成手段において
作成された電子カルテに定義内容の入力を行う電子カル
テ入力手段とから成る電子カルテシステムであって、前
記電子カルテ入力手段は、その表示内容として、前記電
子カルテを構成する病名情報項目及び診療情報項目と、
これらを検索する検索項目とを少なくとも含み構成され
ており、且つ、これらの何れか複数を選択して関連付け
を行い、これを表示する制御手段を有することを特徴と
する。
【0017】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録す
る電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記電
子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及びこ
れに記載される定義内容を格納する電子カルテ格納手段
と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子カ
ルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とから
成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、さらに、
診察待ち患者の情報を所定の条件に従って順番に並び替
え、これを表示することを特徴とする。
【0018】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録す
る電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記電
子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及びこ
れに記載される定義内容を格納する電子カルテ格納手段
と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子カ
ルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とから
成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、前記電子
カルテに入力される定義内容を複数の分類に分類し、さ
らに、これら分類された内容を識別して、これを表示す
ることを特徴とする。
【0019】上記課題を解決するために、請求項4記載
の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録す
る電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記電
子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及びこ
れに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納手段
と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子カ
ルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とから
成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記電子カルテ入力手段
は、文字認識手段を有し、且つ、前記制御手段は、該文
字認識手段との関連付けによって前記定義内容の検索を
行うことを特徴とする。
【0020】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、請求項4記載の電子カルテシステムであっ
て、前記文字認識手段は、液晶ペンタブレット等の文字
入力手段を含み構成されることを特徴とする。
【0021】上記課題を解決するために、請求項6記載
の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録す
る電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記電
子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及びこ
れに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納手段
と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子カ
ルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とから
成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記電子カルテ入力手段
は、音声認識手段を有し、且つ、前記制御手段は、該音
声認識手段との関連付けによって前記定義内容の検索を
行うことを特徴とする。
【0022】上記課題を解決するために、請求項7記載
の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録す
る電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記電
子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及びこ
れに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納手段
と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子カ
ルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とから
成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、検査結果
に関する情報と該検査の指示日付に関する情報とを管理
して、当該患者の電子カルテを呼び出す際に、前記検査
結果を自動表示することを特徴とする。
【0023】上記課題を解決するために、請求項8記載
の発明は、請求項7記載の電子カルテシステムであっ
て、前記電子カルテ入力手段は、ネットワークに接続さ
れており、前記制御手段は、外部に設けた端末からオン
ラインにて外注検査情報を遠隔データ取得して、これを
表示することを特徴とする。
【0024】上記課題を解決するために、請求項9記載
の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録す
る電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記電
子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及びこ
れに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納手段
と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子カ
ルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とから
成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、画像診断
結果に関する情報と該画像診断の指示日付に関する情報
とを管理して、当該患者の電子カルテを呼び出す際に、
前記画像診断結果を自動表示することを特徴とする。
【0025】上記課題を解決するために、請求項10記
載の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録
する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記
電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及び
これに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納手
段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子
カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とか
ら成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、患者の前
回診療時の電子カルテにおける病名情報項目及び診療情
報項目の定義内容に関して、その内容の取捨選択を行っ
て、今回の診療時の電子カルテにおける表示内容として
展開表示することを特徴とする。
【0026】上記課題を解決するために、請求項11記
載の発明は、患者の診療に係る診療内容を電子的に記録
する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前記
電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及び
これに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納手
段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電子
カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段とか
ら成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容とし
て、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療情
報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも含
み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択し
て関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する電
子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、前記電子
カルテへの定義内容の入力を確定する為に必要な情報を
統合して表示することを特徴とする。
【0027】上記課題を解決するために、請求項12記
載の発明は、請求項1乃至請求項11のいずれか一項に
記載の電子カルテシステムであって、前記電子カルテ作
成手段は、患者の複数医師への受付登録を行って、且
つ、前記患者の電子カルテを担当医師毎に振り分け、こ
れを管理する制御手段を有することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子カルテシ
ステムの一実施形態について、請求項毎に実施形態を挙
げ、図を参照しつつ説明する。
【0029】[第一の実施形態]まず、本発明である請
求項1、請求項2、請求項12に係る電子カルテシステ
ムについて、実施例(例;診療待ち患者の自動表示)を
挙げ、第一の実施形態として説明する。
【0030】図1に示すように、本実施形態における電
子カルテシステムは、主に、来院患者の受付登録及び電
子カルテ作成を行う受付端末1と、医師が当該患者の電
子カルテを呼び出し、その入力を行う医師端末2と、ハ
ブ3と、登録患者の電子カルテを管理する電子カルテサ
ーバ装置4とから構成されている。
【0031】患者が来院すると、まず、受付端末1を用
いて患者の受付登録及び電子カルテの作成が行われる。
この時、受付時刻又は予約時刻に従って受付情報の待ち
行列が作成される。これら受付登録情報・電子カルテ情
報及び受付情報の待ち行列は、電子カルテサーバ装置4
に格納され、データベースとして管理される。尚、前記
受付登録情報内では、受付(予約)時刻、診察時刻等の
時刻情報が管理される。
【0032】医師が、診療室毎に設置された医師端末2
を用いて、これから診療を行う患者を選択するべく、登
録患者に関する電子カルテの呼び出しを行うと、この医
師端末2内で動作する診察待ち患者の自動表示機能は、
前記登録患者に関する受付登録情報の待ち行列に従っ
て、未診察(診察時刻未入力)で、当該医師の診察待ち
で、且つ、最も古い受付(予約)時刻を有する患者の電
子カルテを医師端末2の画面に呼び出す。
【0033】尚、医療機関の運用方式に応じて前記受付
登録情報の待ち行列は、様々な運用バリエーションを持
つこととする。例えば、医師毎に患者の診察を管理する
医療機関においては、医師毎に受付登録情報を振り分け
ることとする。また、科毎に複数の医師によって順番に
診察を行う運用の医療機関の場合には、科毎に受付登録
情報を振り分けることとする。
【0034】図2及び図3に、以上に説明した過程を、
当該電子カルテシステムの処理に沿って説明するフロー
チャートを示す。
【0035】図2に示すように、患者が来院すると、ま
ず受付端末によって患者の受付登録及び電子カルテの作
成が行われる(S01)。この時、受付時刻又は予約時
刻に従って受付情報の待ち行列が作成される(S0
2)。これら受付登録情報・電子カルテ情報及び受付情
報の待ち行列は、電子カルテサーバ装置に格納される
(S03)。
【0036】次に、図3に示すように、医師は診療室毎
に設置された医師端末を用いて、これから診療を行う患
者の選択を行うべく、登録患者に関する電子カルテの呼
び出しを行う(S04)。すると、医師端末2内で動作
する診察待ち患者の自動表示機能は、前記登録患者に関
する受付登録情報の待ち行列を参照して(S05)、患
者毎に未診察(診察時刻未入力)か否かを判断して(S
06)、当該医師の診察待ちであるか否かを判断して
(S07)、さらに、最も古い受付(予約)時刻を有し
ているか否かを判断して(S08)、これに該当する患
者の電子カルテを医師端末の画面に呼び出し表示する
(S09)。
【0037】尚、前記受付情報は、医療機関の運用方式
に応じて、例えば医師毎に患者の診察を管理する医療機
関においては、医師毎に受付登録情報を振り分け、ま
た、科毎に複数の医師によって順番に診察を行う運用の
医療機関の場合には、科毎に振り分けることもできる。
【0038】このように、本発明である請求項1、請求
項2、請求項12に係る電子カルテシステムによれば、
医師がこれから診療を行う患者の選択をする際に、医師
端末を用いて登録患者の電子カルテを呼び出すだけで、
自動的に当該患者の選択が行われ、これに該当する患者
の電子カルテが表示されることから、医師が患者を選択
する際の入力操作に感じた煩わしさや手間を無くすこと
ができる。
【0039】[第二の実施形態]次に、本発明である請
求項3乃至請求項6に係る電子カルテシステムについ
て、実施例(例;診療行為入力方式の簡易化)を挙げ、
第二の実施形態として説明する。
【0040】図1を準用して、本実施形態における電子
カルテシステムの全体構成を示す。同図に示すように、
本実施形態における電子カルテシステムは、主に、来院
患者の受付登録及び電子カルテ作成を行う受付端末1
と、医師が当該患者の電子カルテを呼び出し、その入力
を行う医師端末2と、ハブ3と、登録患者の電子カルテ
を管理する電子カルテサーバ装置4とから構成されてい
る。
【0041】また、図4に、本実施形態における電子カ
ルテシステムの前記医師端末における電子カルテ入力方
式(診療行為入力方式)の簡易化に関するデータベース
の一構成例を示す。同図に示すように、診療セットマス
タ10は、処方セットマスタ11・注射セットマスタ1
2・処置セットマスタ13・検査セットマスタ14・画
像セットマスタ15・リハビリセットマスタ16・食事
セットマスタ17・リマインダマスタ18等のオーダ情
報と、主訴・所見テンプレートマスタ20・シェーママ
スタ21・病名マスタ22とを関連付けるものであり、
これらの内容を医師毎に設定できるように作成される。
以下、当該診療セットマスタ10の個々の構成要素(処
方セットマスタ11・注射セットマスタ12・処置セッ
トマスタ13・検査セットマスタ14・画像セットマス
タ15・リハビリセットマスタ16・食事セットマスタ
17・リマインダマスタ18等)をショートカットと称
することにする。尚、本実施形態においては、このショ
ートカット以外にも、例えば以下の分類に関してショー
トカットを設定し、これを用いることとする。 季節別の流行病名・・・具体例:インフルエンザ、花粉
症等 症候群別・・・具体例:胸痛(心臓)、胸痛(肺)等 慢性病名・・・具体例:高血圧、糖尿病、慢性胃炎当 頻発オーダ・・・具体例:不眠症、胸部X線、肝機能検査
等。
【0042】さらに、図5に、上記ショートカットが表
示された表示画面を示す。同図に示すように、当該電子
カルテシステムの医師端末2には、所謂、医事会計受渡
ソフト(医事リマインダ)がインストールされており、
この医事リマインダにおける表示内容(表示画面)は、
以下に記載する内容になっている。同図に示すように、
当該医事リマインダにおける表示画面は、患者に関する
氏名・性別・生年月日等の表示部分30の他、患者に関
するカルテ情報を示す電子カルテ表示部分31、該当患
者に関する指導料実施情報を示す指導料実施情報表示部
分32、その他、所定の条件によって該当患者の診療情
報を検索する手段である前記ショートカットを表示する
ショートカット表示部分33とから構成されている。さ
らに、電子カルテ表示部分31は、当該電子カルテの患
者に関する担当医名を示す担当医表示部分31a、所見
を示す所見表示部分31b、シェーマ図を示すシェーマ
情報表示部分31c、オーダ内容を示すオーダ情報表示
部分31d等により構成されている。担当医表示部分3
1aは、さらに、表示する電子カルテを順次スクロール
するスクロール釦310a〜310c等を含み構成され
ている。また、本実施形態においては、ショートカット
表示部分33には、当該電子カルテの表示内容を病名3
3a(図4の病名マスタ22及び上記の慢性病名に対
応)、季節33b(前記の季節別の流行病名に対
応)、症候群33c(前記の季節別の流行病名に対
応)、処方33d(図4の処方セットマスタ11に対
応)、画像33e(図4の画像セットマスタ15に対
応)、検査33f(図4の検査セットマスタ14に対
応)、医事系33g等の条件によって情報検索する複数
のショートカットにより構成されている。尚、これらシ
ョートカットは、視認性を向上させるため、分類毎に色
分け表示するものとする。
【0043】医師は、当該医事リマインダがインストー
ルされた医師端末2を用いて、まず登録患者のリストを
参照して、これより診療を行う患者を選択して、当該患
者の電子カルテ情報を電子カルテ装置1から呼び出す。
そして、当該患者の電子カルテ情報表示画面において、
前記ショートカットを使用して該当する条件に見合った
診療内容を画面表示させる。
【0044】図6に、前記ショートカットである病名3
3a(図4の病名マスタ22に対応)の慢性気管支炎を
選択/使用して、該当する条件に見合った診療内容を画
面表示したものを示す。同図に示すように、前記ショー
トカットである病名33a(図4の病名マスタ22に対
応)の慢性気管支炎を選択/使用することで、当該患者
の慢性気管支炎に関する電子カルテ情報が表示される。
この時、所見表示部分31bには、当該患者の慢性気管
支炎に関する所見が表示され、シェーマ情報表示部分3
1cには、当該患者の慢性気管支炎に関するシェーマ図
が表示され、オーダ情報表示部分31dには、当該患者
の慢性気管支炎に関するオーダ内容が表示される。
【0045】図7及び図8に、以上に説明した過程を、
当該電子カルテシステムの処理に沿って説明するフロー
チャートを示す。
【0046】図7に示すように、患者が来院すると、ま
ず受付端末によって患者の受付登録及び電子カルテの作
成が行われる(S10)。そして、これら受付登録情報
・電子カルテ情報は、電子カルテサーバ装置に格納され
る(S11)。医師は、登録患者に対して診療行為を行
う際には、医師端末を用いて当該患者の電子カルテを電
子カルテサーバ装置より呼び出し(S12)、該診療行
為に関する情報を、当該患者の電子カルテに入力する
(S13)。該電子カルテ情報(入力情報)は、電子カ
ルテサーバ装置に格納される(S14)。
【0047】これ以後、当該患者に対して診療行為が行
われる度に、上記S12〜S14の過程が繰り返され、
当該患者の電子カルテ情報が随時更新されていくことに
なる。
【0048】医師は、当該患者に対して診療行為を行う
際には、診療室毎に設置された医師端末を用いて、図8
に示すように、登録患者のリストから、当該患者の選択
を行う(S15)。そして、当該患者に関する電子カル
テ情報を電子カルテサーバ装置から呼び出す(S1
6)。すると、医師端末の表示画面には、当該患者の電
子カルテが表示される(S17)。ここで、医師は、当
該患者に関する過去の診療内容を検索する場合には、当
該患者の電子カルテと共に表示されるショートカットか
ら所望の条件で内容表示させるショートカットを選択す
る(S18)。すると、該ショートカットの条件に該当
する診療情報が電子カルテサーバ装置において検索され
(S19)、該当する診療情報が画面表示される(S2
0)。
【0049】このように、本発明である請求項3乃至請
求項6に係る電子カルテシステムによれば、該当患者に
関する電子カルテ情報(氏名・性別・生年月日等の個人
情報の他、当該患者に関する主訴所見情報・シェーマ情
報・オーダ情報・病名情報等)と、ショートカット機能
が関連付けられていることで、医師は該ショートカット
を使用して、当該患者の過去における診療内容(症状内
容・シェーマ図・オーダ内容・病名内容・指導料の算定
内容等)を所望の条件毎に同一の画面に自動展開するこ
とができる。また、このような雛型を使用して新たな電
子カルテを作成することにより、医師の電子カルテの入
力に関わる時間を短縮することもできる。
【0050】尚、例えば前記ショートカットを階層化す
る事で、医療機関毎の運用に応じた画面内容を構造化す
ることも可能である。
【0051】また、例えば過去のカルテ内容を参照し
て、頻度の高いオーダ(とその組合せ)を検索し登録す
ることにより、ショートカット内容の編集の簡易化を実
現することができる。また、医師画面に展開中の内容を
ショートカットとして登録することにより、ショートカ
ットの簡易登録を実現することができる。
【0052】また、これらのショートカットを、例えば
2文字程度のキーワードと関連付けて、このキーワード
内容を手書き文字認識手段と連動させることにより、入
力の簡易化を実現することができる。尚、本実施形態に
おいては、図5に示す文字認識部分34の表示領域内に
おいて、液晶ペンタブレット等の文字入力手段を用いて
該キーワードを手書き入力することができる構成として
いる。
【0053】また、これらのショートカットを、例えば
2文字程度のキーワードと関連付けて、このキーワード
内容を音声認識手段と連動させることにより、入力の簡
易化を実現することができる。実際には、音声の辞書を
作成するのには膨大な量の辞書が必要となるが、2文字
程度とする事で音声辞書に登録する手間や時間及び語彙
数を少なくする事ができるため実用的である。
【0054】[第三の実施形態]次に、本発明である請
求項7乃至請求項9に係る電子カルテシステムについ
て、実施例(例;検査結果及び画像診断結果参照の自動
化)を挙げ、第三の実施形態として説明する。
【0055】図1を準用して、本実施形態における電子
カルテシステムの全体構成を示す。同図に示すように、
本実施形態における電子カルテシステムは、主に、来院
患者の受付登録及び電子カルテ作成を行う受付端末1
と、医師が当該患者の電子カルテを呼び出し、その入力
を行う医師端末2と、ハブ3と、登録患者の電子カルテ
を管理する電子カルテサーバ装置4とから構成されてい
る。
【0056】また、図4を準用して、本実施形態におけ
る電子カルテシステムの前記医師端末における電子カル
テ入力方式(診療行為入力方式)の簡易化に関するデー
タベースの一構成例を示す。同図に示すように、診療セ
ットマスタ10は、処方セットマスタ11・注射セット
マスタ12・処置セットマスタ13・検査セットマスタ
14・画像セットマスタ15・リハビリセットマスタ1
6・食事セットマスタ17・リマインダマスタ18等の
オーダ情報と、主訴・所見テンプレートマスタ20・シ
ェーママスタ21・病名マスタ22とを関連付けるもの
であり、これらの内容を医師毎に設定できるように作成
される。以下、当該診療セットマスタ10の個々の構成
要素(処方セットマスタ11・注射セットマスタ12・
処置セットマスタ13・検査セットマスタ14・画像セ
ットマスタ15・リハビリセットマスタ16・食事セッ
トマスタ17・リマインダマスタ18等)をショートカ
ットと称することにする。尚、本実施形態においては、
このショートカット以外にも、例えば以下の分類に関し
てショートカットを設定し、これを用いることとする。 季節別の流行病名・・・具体例:インフルエンザ、花粉
症等 症候群別・・・具体例:胸痛(心臓)、胸痛(肺)等 慢性病名・・・具体例:高血圧、糖尿病、慢性胃炎当 頻発オーダ・・・具体例:不眠症、胸部X線、肝機能検査
等。
【0057】さらに、図6を準用して、本実施形態にお
ける電子カルテシステムの前記医師端末2における表示
画面を示す。同図に示すように、当該電子カルテシステ
ムの医師端末2には、所謂、医事会計受渡ソフト(医事
リマインダ)がインストールされており、この医事リマ
インダにおける表示内容(表示画面)は、以下に記載す
る内容になっている。同図に示すように、当該医事リマ
インダにおける表示画面は、患者に関する氏名・性別・
生年月日等の表示部分30の他、患者に関するカルテ情
報を示す電子カルテ表示部分31、該当患者に関する指
導料実施情報を示す指導料実施情報表示部分32、その
他、所定の条件によって該当患者の診療情報を検索する
手段である前記ショートカットを表示するショートカッ
ト表示部分33とから構成されている。さらに、電子カ
ルテ表示部分31は、当該電子カルテの患者に関する担
当医名を示す担当医表示部分31a、所見を示す所見表
示部分31b、シェーマ図を示すシェーマ情報表示部分
31c、オーダ内容を示すオーダ情報表示部分31d等
により構成されている。担当医表示部分31aは、さら
に、表示する電子カルテを順次スクロールするスクロー
ル釦310a〜310c等を含み構成されている。ま
た、本実施形態においては、ショートカット表示部分3
3には、当該電子カルテの表示内容を病名33a(図4
の病名マスタ22及び上記の慢性病名に対応)、季節
33b(前記の季節別の流行病名に対応)、症候群3
3c(前記の季節別の流行病名に対応)、処方33d
(図4の処方セットマスタ11に対応)、画像33e
(図4の画像セットマスタ15に対応)、検査33f
(図4の検査セットマスタ14に対応)、医事系33g
等の条件によって情報検索する複数のショートカットに
より構成されている。尚、これらショートカットは、視
認性を向上させるため、分類毎に色分け表示するものと
する。
【0058】医師は、患者に対して診療行為を行う際
に、当該医事リマインダがインストールされた医師端末
2を用いて、当該患者の電子カルテ情報を電子カルテ装
置1から呼び出す。この時、前述したショートカットを
使用して該当する内容を画面表示させる。
【0059】さらに、本実施形態における電子カルテシ
ステムにおいては、前記医師端末2における表示画面に
おいて、当該患者の検査結果及び画像診断結果を参照す
るためのショートカット機能を有するボタンが表示され
る。
【0060】医師は、図6に示す表示画面の右下に示す
検査結果釦35、画像結果釦36を選択/使用すること
で、当該患者に検査結果及び画像診断結果がある場合に
は、図9に示すように、当該患者の検査結果及び画像診
断結果を自動的に画面表示することができる。尚、図9
に示す検査結果40は、当該患者の血液成分に関する検
査結果を示したものであり、氏名・性別・生年月日・病
名等の患者に関する個人情報表示部分41と、表示する
検査結果の分類指定を行う検査結果分類指定部分42
と、検査結果であるグラフ等を表示する検査結果表示部
分43と、検査項目を表示する検査項目表示部分44等
により構成されている。
【0061】さらに、例えば、検査オーダ情報として、
検査指示日時・検体採取日時・結果登録日時の3個の情
報を管理し、これらの日付に応じて、図10に示すフロ
ーチャートに従って表示に関する処理を推移させること
により、当該検査結果の自動表示を実現することができ
る。
【0062】図10に示すフローチャートについて説明
する。同図に示すように、医師は、医師端末2を用いて
受付済患者(登録患者)のリストから診療を行う患者の
選択を行う(S01)。この時、電子カルテサーバ装置
4内のデータベースに格納された受付テーブルより当該
患者の電子カルテ情報が検索/参照され(S02)、当
該患者が初診か否かが判断される(S03)。当該患者
が再来患者である場合には、さらに、当該患者に検査を
受けさせる旨の指示が有ったか否かが判断される(S0
4)。当該患者に検査を受けさせる旨の指示が有った場
合には、さらに、その検査結果が有るか否かが判断され
る(S05)。当該患者に検査結果が有る場合には、当
該患者の検査結果が検査結果テーブルにおいて参照され
(S06)、自動表示される(S07)。尚、当該患者
に関する検査を受けさせる旨、又は、当該患者に関する
検査結果が無い場合(未登録の場合)には、その旨を表
すワーニング表示を行うことも可能である。
【0063】このように、本発明である請求項7乃至請
求項9に係る電子カルテシステムによれば、医師は画面
内に表示される検査結果釦・画像結果釦を使用して、当
該患者の検査結果及び画像診断結果を自動的に表示する
ことができる。また、例えば、検査オーダ情報として、
検査指示日時・検体採取日時・結果登録日時の3個の情
報を管理し、これらの日付に応じて表示に関わる処理を
推移させることにより、医師が検査結果釦・画像結果釦
を使用することなく、当該患者の検査結果を自動的に表
示することもできる。従って、医師による診療の手助け
となると共に、検査結果の登録漏れを防ぐ事ができる。
【0064】尚、以上に述べた確認方式は、例えば外注
検査機関に依頼した検査の結果をWeb等のオンラインシ
ステムによって参照する場合にも同様の方式にて応用す
る事ができる。この場合、前記外注検査機関に検査結果
入力端末を置き、該検査結果入力端末と当該電子カルテ
システムをオンラインにて接続することで、遠隔地にお
いても検査結果の参照を行うことが可能となる。尚、以
上に述べた確認方式は、画像診断結果に関しても当然に
用いることが可能である。
【0065】[第四の実施形態]次に、本発明である請
求項10に係る電子カルテシステムについて、実施例
(例;前回内容の自動展開に関する画面)を挙げ、第四
の実施形態として説明する。
【0066】図1を準用して、本実施形態における電子
カルテシステムの全体構成を示す。同図に示すように、
本実施形態における電子カルテシステムは、主に、来院
患者の受付登録及び電子カルテ作成を行う受付端末1
と、医師が当該患者の電子カルテを呼び出し、その入力
を行う医師端末2と、ハブ3と、登録患者の電子カルテ
を管理する電子カルテサーバ装置4とから構成されてい
る。
【0067】また、図5を準用して、本実施形態におけ
る電子カルテシステムの前記医師端末における表示画面
を示す。同図に示すように、当該電子カルテシステムの
医師端末2には、所謂、医事会計受渡ソフト(医事リマ
インダ)がインストールされており、この医事リマイン
ダにおける表示内容(表示画面)は、以下に記載する内
容になっている。同図に示すように、当該医事リマイン
ダにおける表示画面は、患者に関する氏名・性別・生年
月日等の表示部分30の他、患者に関するカルテ情報を
示す電子カルテ表示部分31、該当患者に関する指導料
実施情報を示す指導料実施情報表示部分32、その他、
所定の条件によって該当患者の診療情報を検索する手段
である前記ショートカットを表示するショートカット表
示部分33とから構成されている。さらに、電子カルテ
表示部分31は、当該電子カルテの患者に関する担当医
名を示す担当医表示部分31a、所見を示す所見表示部
分31b、シェーマ図を示すシェーマ情報表示部分31
c、オーダ内容を示すオーダ情報表示部分31d等によ
り構成されている。担当医表示部分31aは、さらに、
表示する電子カルテを順次スクロールするスクロール釦
310a〜310c等を含み構成されている。また、本
実施形態においては、ショートカット表示部分33に
は、当該電子カルテの表示内容を病名33a、季節33
b、症候群33c、処方33d、画像33e、検査33
f、医事系33g等の条件によって情報検索する複数の
ショートカットにより構成されている。尚、これらショ
ートカットは、視認性を向上させるため、分類毎に色分
け表示するものとする。
【0068】医師は、患者に対して診療行為を行う際
に、当該医事リマインダがインストールされた医師端末
2を用いて、当該患者の電子カルテ情報を電子カルテ装
置1から呼び出す。この時、本実施形態における電子カ
ルテシステムにおいては、医師が図5に示す表示画面中
央に位置する前回釦310dを選択/使用することで、
前回の診療内容を今回の診療内容として画面に表示させ
ることができる。
【0069】例えば、慢性疾患病名をもつ患者や花粉症
等の患者の診察を行う場合、前回と同じ診療行為を実施
する場合が多い。従って、このような再来患者の場合に
は、前回の診療内容を前記前回釦310dを使用して、
今回の内容として画面に全て展開する。そして、当該患
者の現在の病状・症状によって前回内容に追記し、或い
は、不要となったオーダ内容等の削除を行うなどして今
回の診療内容としてこれを用いる。また、前回の診療内
容と今回の診療内容が全く同じ場合には、図5に示す表
示画面の右下に位置する登録ボタン310eを選択/使
用することのみで前回の診療内容をそのまま当該電子カ
ルテに入力する今回の診療内容として確定することもで
きることとする。
【0070】図7及び図11に、以上に説明した過程
を、電子カルテシステムの処理に沿って説明するフロー
チャートを示す。
【0071】図7に示すように、患者が来院すると、ま
ず受付端末によって患者の受付登録及び電子カルテの作
成が行われる(S10)。そして、これら受付登録情報
・電子カルテ情報は、電子カルテサーバ装置に格納され
る(S11)。医師は、登録患者に対して診療行為を行
う際に、医師端末を用いて当該患者の電子カルテを電子
カルテサーバ装置より呼び出し(S12)、該診療行為
に関する情報を当該患者の電子カルテに入力する(S1
3)。該電子カルテ情報は、電子カルテサーバ装置に格
納される(S14)。
【0072】これ以後、当該患者に対して診療行為が行
われる度に、上記S12〜S14の過程が繰り返され、
当該患者の電子カルテ情報が更新されていくことにな
る。
【0073】医師は、当該患者に対して診療行為を行う
際には、診療室毎に設置された医師端末を用いて、図1
1に示すように、登録患者のリストから、当該患者の選
択を行う(S30)。すると、当該患者に関する電子カ
ルテ情報が電子カルテサーバ装置から呼び出され(S3
1)、医師端末の表示画面には、当該患者の電子カルテ
が表示される(S32)。ここで、医師は、当該患者に
関する前回の電子カルテ情報を参照する場合には、電子
カルテと共に表示される前回釦を選択/使用して(S3
3)、当該患者に関する前回の診療内容が記載された電
子カルテ情報を電子カルテサーバ装置から呼び出し(S
34)、該当する電子カルテ情報を画面表示させる(S
35)。
【0074】尚、前回の診療内容を画面表示させる際に
は、その表示内容及び表示方法を取捨選択できる様な設
定を行うものとする。この設定のバリエーションとして
は、例えば、内服に関しては診療行為が行われる毎に毎
回展開することとし、検体検査に関しては週に1回(週
頭)展開することとし、画像診断結果に関しては月に1
回(月初のみ)展開するといった場合等を挙げることが
できる。さらに、これらのバリエーションは医師毎に選
択できる様に設定することとする。
【0075】以上に述べたバリエーションは、例えば慢
性患者の急性期病名に対する治療行為を追加オーダする
際等に非常に有効となる。
【0076】このように、本発明である請求項10に係
る電子カルテシステムによれば、医師は、医師端末を用
いて診療患者に関する前回の診療内容を今回の内容とし
て画面に展開することができる。さらに、当該患者の現
在の病状・症状等に従って前回の診療内容に追記し、或
いは、不要となったオーダ内容等の削除を行うなどし
て、これを今回の電子カルテとして用いることができ
る。また、前回の診療内容と今回の診療内容が全く同じ
場合には、前回の診療内容を呼び出し、これを確定する
ことのみで、これを今回の診療内容として用いることが
できる。従って、医師の電子カルテに対する診療内容の
入力に関わる負担を軽減することができる。
【0077】[第五の実施形態]次に、本発明である請
求項11に係る電子カルテシステムについて、実施例
(例;入力内容のサマリ表示及び確定画面)を挙げ、第
五の実施形態として説明する。
【0078】図1を準用して、本実施形態における電子
カルテシステムの全体構成を示す。同図に示すように、
本実施形態における電子カルテシステムは、主に、来院
患者の受付登録及び電子カルテ作成を行う受付端末1
と、医師が当該患者の電子カルテを呼び出し、その入力
を行う医師端末2と、ハブ3と、登録患者の電子カルテ
を管理する電子カルテサーバ装置4とから構成されてい
る。
【0079】図5及び図6に示したように、また、前述
したように、医師は診療行為内容を電子カルテに入力し
て、その内容の確定を行う際には、当該患者の診療内容
(症状内容・シェーマ図・オーダ内容・病名内容・指導
料の算定内容等)の全てに関してその内容確認を行う必
要がある。これらの内容は膨大な量に及ぶ上に、前記オ
ーダ内容等は、その情報量が非常に多い場合には、別画
面においてその内容を確認する必要があり、また、前記
病名内容に関してもその内容を別画面において確認する
必要があるなど、医師はこれらの内容を確定する際に、
複数回の操作を行ってその内容を確認した上でこれを行
う必要がある。
【0080】そこで、本実施形態における電子カルテシ
ステムにおいては、この確定操作を簡略化する為に、例
えば図12に示すように、オーダの各区切の代表内容5
1及びその算定保険の情報52、有効病名の情報53、
医事会計へ受け渡す指導料・電話再診・往診等の情報
(図12においては、医事リマインダと記載)54等の
診療内容(電子カルテシステムへの入力を確定する為に
必要な情報)を統合して表示する統合表示画面50を新
たな表示内容に加えることで、医師が診療内容の電子カ
ルテシステムへの確定を簡単に行えるようにする。
【0081】医師は、診療患者に関する電子カルテへの
診療内容の入力を終えた後、当該統合表示画面50を画
面表示させて、その内容確認を行う。当該統合表示画面
50に画面表示される前記診療内容は、図12に示した
ように統合された内容となっているため、医師は容易に
その内容確認を行うことができる。このようにして、そ
の内容確認を行った上で、医師は当該診療患者に関する
電子カルテ情報の確定を行う(前述した登録釦310e
を選択/使用することで、当該電子カルテ情報の確定を
行うことができる。)。当該診療患者に関する電子カル
テ情報は、電子カルテサーバ装置4に格納される。
【0082】尚、当該統合表示画面50には、この他に
も、例えば有効病名の入力を行う病名釦55、有効とさ
れていた病名の登録削除を行う治癒釦56、有効とする
病名の登録を行う継続釦57、当該統合表示画面50の
表示削除を行う戻る釦58等が表示される。
【0083】このように、本発明である請求項11に係
る電子カルテシステムによれば、医師は電子カルテに入
力した診療内容を確定する際に、これら入力情報が統合
して表示された統合表示画面を画面表示させることで、
その内容確認を容易に行うことができるので、医師が電
子カルテの入力内容を確定する際の確認に関わる手間を
省くことができる。
【0084】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明である請求
項1、請求項2、請求項12に係る電子カルテシステム
によれば、医師がこれから診療を行う患者の選択をする
際に、医師端末を用いて登録患者の電子カルテを呼び出
すだけで、自動的に当該患者の選択が行われ、これに該
当する患者の電子カルテが表示されることから、医師が
患者を選択する際の入力操作に感じた煩わしさや手間を
無くすことができる。
【0085】以上に述べたように、本発明である請求項
3乃至請求項6に係る電子カルテシステムによれば、患
者に関する電子カルテ情報と、ショートカット機能が関
連付けられることから、医師はショートカット機能を使
用して、これらの情報を該当する条件毎に自動的に画面
上に展開することができる。さらに、このような雛型を
使用して新たな電子カルテを作成することにより、医師
の電子カルテの入力に関わる負担を軽減することができ
る。
【0086】以上に述べたように、本発明である請求項
7乃至請求項9に係る電子カルテシステムによれば、医
師は画面内に表示される検査結果釦、画像結果釦を使用
して、当該患者の検査結果及び画像診断結果を自動的に
表示することができる。また、例えば、検査オーダ情報
として、検査指示日時・検体採取日時・結果登録日時の
3個の情報を管理し、これらの日付に応じて表示に関わ
る処理を推移させることにより、医師が操作することな
く検査結果を自動的に表示することもできる。従って、
医師の診療の手助けとなると共に、検査結果の登録漏れ
を防ぐ事ができる。
【0087】以上に述べたように、本発明である請求項
10に係る電子カルテシステムによれば、医師は医師端
末を用いて、診療患者の前回の診療内容を今回の内容と
して画面に展開することができ、さらに、当該患者の現
在の病状・症状等に従って前回の診療内容に追記し、或
いは、不要となったオーダ内容等の削除を行うなどし
て、これを今回の電子カルテとして用いることができ
る。また、前回の診療内容と今回の診療内容が全く同じ
場合には、前回の診療内容を呼び出し、これを確定する
ことのみで今回の診療内容としてこれを用いることもで
きる。従って、医師の電子カルテに対する診療内容の入
力に関わる負担を軽減することができる。
【0088】以上に述べたように、本発明である請求項
11に係る電子カルテシステムによれば、医師は電子カ
ルテに入力した診療内容を確定する際に、これら入力情
報が統合して表示された統合表示画面を画面表示させる
ことで、その内容確認を容易に行うことができるので、
医師が電子カルテの入力内容を確定する際の確認に関わ
る手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カルテシステムのシステム構
成図である。
【図2】第一の実施形態における電子カルテシステムの
受付端末における来院患者の受付登録から待ち行列作成
/格納までの流れを説明するフローチャートである。
【図3】第一の実施形態における電子カルテシステムの
医師端末における診療患者の検索から表示までの流れを
説明するフローチャートである。
【図4】第一乃至第三の実施形態における電子カルテシ
ステムの医師端末における電子カルテ入力方式(診療行
為入力方式)の簡易化に関するデータベースの一構成例
を示す図である。
【図5】第二乃至第五の実施形態における電子カルテシ
ステムの医師端末における表示画面を示す図である。
【図6】図5に示す表示画面において、ショートカット
を使用した後の表示画面を示す図である。
【図7】第二の実施形態における電子カルテシステムの
受付端末における来院患者の登録から医師端末における
当該患者の電子カルテ情報入力までの流れを説明するフ
ローチャートである。
【図8】第二の実施形態における電子カルテシステムの
医師端末における診療患者のショートカットによる電子
カルテ情報呼び出しまでの流れを説明するフローチャー
トである。
【図9】第三の実施形態における電子カルテシステムの
医師端末において、図5に示す表示画面の検査結果釦を
使用した後に表示される検査結果の表示画面の一例を示
す図である。
【図10】第三の実施形態における電子カルテシステム
の医師端末における診療患者の検査結果(画像診断結
果)の自動参照に関するフローチャートである。
【図11】第四の実施形態における電子カルテシステム
の医師端末における診療患者の電子カルテ情報の呼び出
しから、当該診療患者の前回の電子カルテ情報の呼び出
しまでの流れを説明するフローチャートである。
【図12】第五の実施形態における電子カルテシステム
の医師端末における診療患者の電子カルテ入力内容のサ
マリ表示及び確定画面を示す図である。
【符号の説明】
1…受付端末 2…医師端末 3…ハブ 4…電子カルテサーバ装置 10…診療セットマスタ 11…処方セットマスタ 12…注射セットマスタ 13…処置セットマスタ 14…検査セットマスタ 15…画像セットマスタ 16…リハビリセットマスタ 17…食事セットマスタ 18…リマインダマスタ 20…主訴・所見テンプレートマスタ 21…シェーママスタ 22…病名マスタ 30…患者情報表示部分 31…電子カルテ表示部分 31a…担当医表示部分 31b…所見表示部分 31c…シェーマ情報表示部分 31d…オーダ情報表示部分 310a〜310c…スクロール釦 310d…前回釦 310e…登録釦 32…指導料実施情報表示部分 33…ショートカット表示部分 33a〜33g…ショートカット 34…文字認識部分 35…検査結果釦 36…画像結果釦

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに記載される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成る電子カルテシステムであって、前記電子カルテ
    入力手段は、その表示内容として、前記電子カルテを構
    成する病名情報項目及び診療情報項目と、これらを検索
    する検索項目とを少なくとも含み構成されており、且
    つ、これらの何れか複数を選択して関連付けを行い、こ
    れを表示する制御手段を有することを特徴とする電子カ
    ルテシステム。
  2. 【請求項2】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに記載される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容と
    して、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療
    情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも
    含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択
    して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する
    電子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、さら
    に、診察待ち患者の情報を所定の条件に従って順番に並
    び替え、これを表示することを特徴とする電子カルテシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに記載される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容と
    して、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療
    情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも
    含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択
    して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する
    電子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、前記電
    子カルテに入力される定義内容を複数の分類に分類し、
    さらに、これら分類された内容を識別して、これを表示
    することを特徴とする電子カルテシステム。
  4. 【請求項4】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容と
    して、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療
    情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも
    含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択
    して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する
    電子カルテシステムにおいて、前記電子カルテ入力手段
    は、文字認識手段を有し、且つ、前記制御手段は、該文
    字認識手段との関連付けによって前記定義内容の検索を
    行うことを特徴とする電子カルテシステム。
  5. 【請求項5】 前記文字認識手段は、液晶ペンタブレッ
    ト等の文字入力手段を含み構成されることを特徴とする
    請求項4記載の電子カルテシステム。
  6. 【請求項6】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容と
    して、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療
    情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも
    含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択
    して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する
    電子カルテシステムにおいて、前記電子カルテ入力手段
    は、音声認識手段を有し、且つ、前記制御手段は、該音
    声認識手段との関連付けによって前記定義内容の検索を
    行うことを特徴とする電子カルテシステム。
  7. 【請求項7】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容と
    して、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療
    情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも
    含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択
    して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する
    電子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、検査結
    果に関する情報と該検査の指示日付に関する情報とを管
    理して、当該患者の電子カルテを呼び出す際に、前記検
    査結果を自動表示することを特徴とする電子カルテシス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記電子カルテ入力手段は、ネットワー
    クに接続されており、前記制御手段は、外部に設けた端
    末からオンラインにて外注検査情報を遠隔データ取得し
    て、これを表示することを特徴とする請求項7記載の電
    子カルテシステム。
  9. 【請求項9】 患者の診療に係る診療内容を電子的に記
    録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、前
    記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ及
    びこれに入力される定義内容を格納する電子カルテ格納
    手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された電
    子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段と
    から成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容と
    して、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診療
    情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくとも
    含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選択
    して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有する
    電子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、画像診
    断結果に関する情報と該画像診断の指示日付に関する情
    報とを管理して、当該患者の電子カルテを呼び出す際
    に、前記画像診断結果を自動表示することを特徴とする
    電子カルテシステム。
  10. 【請求項10】 患者の診療に係る診療内容を電子的に
    記録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、
    前記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ
    及びこれに入力される定義内容を格納する電子カルテ格
    納手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された
    電子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段
    とから成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容
    として、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診
    療情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくと
    も含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選
    択して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有す
    る電子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、患者
    の前回診療時の電子カルテにおける病名情報項目及び診
    療情報項目の定義内容に関して、その内容の取捨選択を
    行って、今回の診療時の電子カルテにおける表示内容と
    して展開表示することを特徴とする電子カルテシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 患者の診療に係る診療内容を電子的に
    記録する電子カルテを作成する電子カルテ作成手段と、
    前記電子カルテ作成手段において作成された電子カルテ
    及びこれに入力される定義内容を格納する電子カルテ格
    納手段と、前記電子カルテ作成手段において作成された
    電子カルテに定義内容の入力を行う電子カルテ入力手段
    とから成り、前記電子カルテ入力手段は、その表示内容
    として、前記電子カルテを構成する病名情報項目及び診
    療情報項目と、これらを検索する検索項目とを少なくと
    も含み構成されており、且つ、これらの何れか複数を選
    択して関連付けを行い、これを表示する制御手段を有す
    る電子カルテシステムにおいて、前記制御手段は、前記
    電子カルテへの定義内容の入力を確定する為に必要な情
    報を統合して表示することを特徴とする電子カルテシス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記電子カルテ作成手段は、患者の複
    数医師への受付登録を行って、且つ、前記患者の電子カ
    ルテを担当医師毎に振り分け管理する制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一
    項に記載の電子カルテシステム。
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