JP2003141261A - ユーザ確認支援システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

ユーザ確認支援システムおよびコンピュータプログラム

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JP2003141261A
JP2003141261A JP2001334249A JP2001334249A JP2003141261A JP 2003141261 A JP2003141261 A JP 2003141261A JP 2001334249 A JP2001334249 A JP 2001334249A JP 2001334249 A JP2001334249 A JP 2001334249A JP 2003141261 A JP2003141261 A JP 2003141261A
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JP2001334249A
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Takeshi Yoshida
毅 吉田
Kazuyuki Komura
和志 小村
Hideki Ujihara
秀起 氏原
Kumiko Horai
久美子 宝来
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的かつ確実に正しいユーザであるか否かを
確認する。 【解決手段】ユーザ確認支援システム1に、患者ごとに
氏名および個人情報を記憶する患者情報記憶部122
と、患者指定部142によって指定された患者の氏名と
同一または類似の読みの氏名を持つ他の患者を患者情報
記憶部122から検索する誤聞氏名検索部123と、指
定された患者の個人情報および誤聞氏名検索部123に
よって検索された他のユーザの氏名を表示する患者一覧
表示部143と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスの提供を
受けようとするユーザが正しいユーザであるか否かを確
認するためのユーザ確認支援システムに関し、特に、病
院において患者に医療行為を施す場合に呼び出しに応じ
て診察等を受けに来た患者が正しい患者であるか否かを
確認するために用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ユーザごとに異なるサービス
を提供する場合において、提供者は、サービスを受けよ
うとする者が正しいユーザであるか否かの確認を行う。
例えば、病院などの医療施設では、患者の取り違いを防
止するために、医師は、診察を始める前に患者に名前を
尋ねまたはカルテなどの個人情報を確認する。
【0003】大規模な病院ではいわゆる当番制を採って
いるので、担当医が診療時間帯ごとに異なる。また、来
院する患者の数が多い。したがって、医師と患者とが初
対面の場合または医師が患者を覚えていない場合が多い
ので、患者の確認をより注意深く行わなければならな
い。
【0004】そこで、電子カルテシステムまたはオーダ
リングシステムなどが用いられている。これらのシステ
ムによると、医師は自分のすぐそばの端末装置を操作し
て所望する患者の個人情報を自由にかつ簡単に取得する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、患者の個人情
報のうちいずれの項目を用いて患者を確認するのかは、
最終的には医師が判断しなければならない。すべての項
目について確認すれば患者を取り違えることはないと考
えられるが、係る方法は効率が悪く現実的でない。
【0006】氏名、年齢、または性別などの所定の項目
についてのみ確認する方法は、上記の方法よりも効率的
である。しかし、患者が間違えて診察室に入ったとした
場合に、その患者の氏名および年齢が正しい患者の氏名
および年齢と同じである場合または近似する場合は、そ
れを見分けることが容易ではなく、患者を取り違えたま
ま診察が行われることが全くないとはいえない。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み、効率
的かつ確実に正しいユーザであるか否かを確認するユー
ザ確認支援システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユーザ確認
支援システムは、ユーザごとに氏名および個人情報を記
憶する記憶手段と、指定されたユーザの氏名と同一また
は類似の読みの氏名を持つ他のユーザを前記記憶手段か
ら検索する検索手段と、前記指定されたユーザの個人情
報および前記検索手段によって検索された前記他のユー
ザの氏名を表示する第一の表示手段とを有してなる。
【0009】好ましくは、前記検索手段によって検索さ
れた前記他のユーザのうちのいずれかを選択する選択手
段と、前記選択手段によって選択された前記他のユーザ
の個人情報を表示する第二の表示手段とを有してなる。
【0010】または、ユーザの画像を取得する画像取得
手段を有し、前記記憶手段は、前記画像取得手段によっ
て取得された前記画像を前記個人情報として記憶する。
または、前記第一の表示手段は、前記検索手段によって
前記他のユーザが検索された場合に、当該指定されたユ
ーザと間違えやすい他のユーザの存在を知らせるメッセ
ージを表示する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る病院情報シス
テム1の構成の例を示す図、図2は受付予約サーバ2A
および部門用サーバ2Bの構成の例を示す図、図3は自
動受付機3Rの外観の例を示す図、図4は病院情報シス
テム1の機能的構成の例を示す図、図5は予約テーブル
TB1の例を示す図、図6は個人情報テーブルTB2の
例を示す図、図7は患者確認画面HG1の例を示す図、
図8はメッセージテーブルTB3の例を示す図、図9は
患者詳細画面HG2の例を示す図である。
【0012】本発明に係る病院情報システム(HIS:
hospital Information System )1は、病院などの医療
施設(医療機関)に設けられており、図1に示すよう
に、受付予約サーバ2A、部門用サーバ2B、外来受付
端末装置3、および部門端末装置4などによって構成さ
れる。これらの装置は、LANなどの通信回線6によっ
て互いに接続されている。
【0013】病院には、内科および外科などの診療部門
および放射線科などの検査部門などがあり、患者の診
察、治療、および検査などの医療行為を行っている。以
下、特に区別しない限り、これらの部門を単に「診療
科」と記載し、これらの医療行為を単に「診察」と記載
する。
【0014】受付予約サーバ2Aは、病院全体の医事お
よび薬事などに関する処理を行う。例えば、患者の個人
情報、処方箋、およびカルテなどの情報の管理、診察の
受付および予約に関する処理、および診察後の会計に関
する処理などを行う。部門用サーバ2Bは、診療科ごと
に発生する処理などを行う。図1に示す病院情報システ
ム1は、2つのサーバに分けてこれらの処理を行ってい
るが、病院の規模または患者の数などに応じて1台のサ
ーバで処理を行うように構成してもよいし、または3台
以上のサーバに処理が分散されるように構成してもよ
い。
【0015】受付予約サーバ2Aおよび部門用サーバ2
Bは、図2に示すように、サーバ本体21、ディスプレ
イ装置22、キーボード23、およびマウス24などに
よって構成される。サーバ本体21は、CPU2a、磁
気記憶装置2b、ビデオインタフェース2c、通信イン
タフェース2d、入力インタフェース2e、ROM2
f、およびRAM2gなどからなる。受付予約サーバ2
Aおよび呼出管理サーバ2Bとして、UNIX(登録商
標)サーバ、ワークステーション、またはパーソナルコ
ンピュータなどが用いられる。
【0016】磁気記憶装置2bには、オペレーティング
システム(OS)および後に説明する各機能を実現する
ための種々のプログラムおよびデータが記憶されてい
る。これらのプログラムは、CD−ROM、MO、また
はDVD−ROMなどの記録媒体STから磁気記憶装置
2bにインストールされる。これらのプログラムおよび
データは必要に応じてRAM2gにロードされ、CPU
2aによって実行される。
【0017】外来受付端末装置3は、病院の外来受付窓
口に設置されており、来院した患者の診察の受付および
予約などのために用いられる。外来受付端末装置3の構
成は、図2に示す受付予約サーバ2Aの構成とほぼ同じ
である。外来受付端末装置3として、例えば、パーソナ
ルコンピュータなどが用いられる。ただし、図1に示す
ように、受付の処理の効率化を図るために、患者が操作
して受付の手続を行うための自動受付機3Rが接続され
ている。
【0018】自動受付機3Rは、図3に示すように、受
付機本体3R1、タッチパネル3R2、カメラ3R3、
カードリーダ3R4、キーボード3R5、紙幣授受部3
R6、および硬貨授受部3R7などによって構成され
る。
【0019】受付機本体3R1は、図2に示すサーバ本
体21の構成と同様に、CPU、磁気記憶装置、RA
M、ROM、および各種インタフェースなどによって構
成される。
【0020】来院した患者は、自分の診察券をカードリ
ーダ3R4に挿入し、診察券に記録されている患者コー
ドを読み取らせる。次に、タッチパネル3R2に表示さ
れる画面を見ながら所定の操作を行って、受付の手続を
行う。これにより、外来受付窓口の担当者を介さずに、
患者が来院したことが確認される。そして、事前に診察
の予約を済ませている場合は、患者は待合室などで自分
の順番が回ってくるのを待つ。予約をせずに来院した場
合は、受付の手続とともに診察の予約を行ってから、自
分の順番を待つ。
【0021】カメラ3R3は、その撮影可能範囲に応じ
て、受付のための操作をしている患者の顔、上半身、ま
たは全身などを撮影する。紙幣授受部3R6および硬貨
授受部3R7は、診察料などの支払いの際に現金の受け
渡しのために用いられる。キーボード3R5は、テンキ
ーであり、数字の入力などのために用いられる。なお、
本実施形態で用いる自動受付機3Rは受付機能および会
計機能を有したものであるが、受付機能のみを有したも
のであっても構わない。
【0022】部門端末装置4は、例えば、診療科ごとに
1台ずつ設置されており、患者のカルテの参照および記
入、処方箋の作成、検査結果の確認、および次回の診察
の予約などのために用いられる。部門端末装置4の構成
は図2に示す受付予約サーバ2Aの構成と同じであり、
部門端末装置4としてパーソナルコンピュータなどが用
いられる。
【0023】このような構成によって、図4に示すよう
に、受付予約サーバ2Aには、予約情報記憶部121、
患者情報記憶部122、および誤聞氏名検索部123な
どの機能が実現される。外来受付端末装置3には、患者
受付部131および画像取得部132などの機能が実現
される。部門端末装置4には、予約入力部141、患者
指定部142、患者一覧表示部143、患者情報表示部
144、および詳細情報取得部145などの機能が実現
される。
【0024】予約情報記憶部121には、図5に示すよ
うに、各患者の診察の予約日時および診察を受ける診療
科の名称などを格納する予約テーブルTB1が記憶され
ている。例えば、予約テーブルTB1によると、「患者
コード=12345」が示す患者の氏名は「富士花
子」、そのフリガナすなわち読み方は「フジ/ハナコ」
であり、その患者が10月2日10時に内科で診察を受
ける旨の予約をしていることが分かる。
【0025】「受付番号」には、受付の手続をした順に
患者受付部131によって発行される識別番号が格納さ
れる。前に説明したように、患者は、来院した際に、外
来受付窓口に設置されている自動受付機3Rを操作して
受付の手続を行う。このとき、患者受付部131は、そ
の患者の診察券から患者コードを読み取り、その患者コ
ードが示す予約のレコードを予約情報記憶部121から
検索する。そして、識別番号を発行し検索されたレコー
ドの「受付番号」に格納するとともに、受付の手続が完
了した旨を示す「済」を「受付状態」に格納する。な
お、「未」は、まだ受付の手続を行っていないことを示
す。
【0026】係る処理と並行して、画像取得部132
は、自動受付機3Rの前に立っている患者の顔、上半
身、または全身を撮影して患者画像KPを取得し、この
患者画像KPを画像ファイルD3として患者情報記憶部
122に記憶する。この画像ファイルD3のファイル名
は、予約テーブルTB1の「画像ファイル名」に格納さ
れる。
【0027】また、予約のない患者が来院した場合は、
患者受付部131は、受付の手続の処理とともに、当日
予約の処理を行う。すなわち、予約テーブルTB1から
診察の予約の入っていない時刻を検索し、その患者の診
察の予約を予約テーブルTB1に追加する。
【0028】患者情報記憶部122には、画像ファイル
D3のほか、個人情報テーブルTB2が記憶される。個
人情報テーブルTB2には、図6に示すように、患者の
氏名(患者氏名)およびフリガナ(読み方)のほか、生
年月日、身長、体重、性別、血液型、身体の具合などの
状況(身体状況)、および住所など患者個人に関する情
報DPが格納されている。身体状況とは、具体的には、
患者の聴覚または視覚などの具合、高齢者であるか否
か、幼児であるか否か、患っている病気の病名、その他
身体に関して留意すべき事項である。
【0029】受付の手続を済ませた患者の患者コードお
よび氏名は、予約テーブルTB1の「診療科名」が示す
診療科に伝えられる。そして、診療科では、診察予定時
刻の早い順番にその診療科の診察室に入るように患者の
氏名が呼ばれ、次々に診察が進んでいく。なお、患者を
診察室に通す方法は、病院ごとにそれぞれ異なる。例え
ば、効率よく診察が進むように、4、5人の患者をまと
めて診察室のすぐ横の待機室に呼び、それから1人ずつ
診察室に呼ぶ病院がある。または、このような待機室を
介さず直接1人ずつ診察室に呼ぶ病院もある。ここで
は、医師と患者とが1対1になり、いよいよ診察が開始
される場合における患者の確認方法について説明する。
【0030】医師は、部門端末装置4を操作して、これ
から診察を行う対象の患者(以下、「対象患者」と記載
する。)の患者コードを指定する。すると、患者指定部
142は、患者情報記憶部122にアクセスしてその患
者コードに対応する患者氏名、フリガナ、生年月日、身
長、体重、性別、身体状況、および住所などの情報を個
人情報テーブルTB2から抽出し、これらの情報を対象
患者データD1として取得する。これとともに、予約テ
ーブルTB1の対象患者の画像ファイル名が示す画像フ
ァイルD3を患者情報記憶部122から取得する。
【0031】また、患者指定部142は、予約テーブル
TB1の中に対象患者の氏名と同一または類似の氏名を
持つ患者が含まれているか否かを調べるように誤聞氏名
検索部123に対して要求する。
【0032】誤聞氏名検索部123は、対象患者のフリ
ガナと予約テーブルTB1に格納されている他の患者の
フリガナとを比較し、対象患者と同姓同名の患者、対象
患者の同姓の患者、および対象患者の氏名と聞き間違え
やすい氏名を持つ患者を検索する。これにより、例え
ば、「患者コード=12345」の対象患者(富士花
子)の場合は、同姓同名の患者として「藤華子」が得ら
れ、同姓の患者として「富士太郎」および「富士喜一
郎」が得られ、聞き間違えやすい氏名を有する患者とし
て「藤井花代」および「藤木一郎」が得られる。
【0033】検索によって得られた各患者の患者コー
ド、患者氏名、診察予定時刻、および診察を受ける診療
科名を予約テーブルTB1から抽出し、各患者の身体状
況を個人情報テーブルTB2から抽出する。そして、抽
出されたこれらの情報を誤聞患者データD2として、要
求元の部門端末装置4に送信する。
【0034】なお、聞き間違えやすい氏名については、
予めルールを設けておき、係るルールに該当するか否か
によって判断すればよい。例えば、「フジ」と「フジ
イ」のように一方の姓または名が他方の姓または名に包
含されるもの、「ハナコ」と「ハナヨ」のように互いに
一字しか違わない姓または名を持つもの、「ミヤガワ」
と「ニナガワ」のように母音の並びが互いに同じもの、
および「フジ/キイチロウ」と「フジキ/イチロウ」の
ように姓および名ともに異なるが続けて読むと同じに聞
こえるものなどを、聞き間違えやすい氏名とするルール
を設けておいてもよい。
【0035】患者一覧表示部143は、取得した対象患
者データD1、誤聞患者データD2、および画像ファイ
ルD3に基づいて部門端末装置4のディスプレイ装置の
表示面に患者確認画面HG1を表示する。例えば、「患
者コード=12345」である対象患者の場合は、図7
に示すような患者確認画面HG1が表示される。患者確
認画面HG1の二点鎖線で示す領域は、対象患者の患者
コード、患者氏名、年齢、身長、体重、および患者画像
KPなどの個人情報である。なお、年齢は、対象患者の
生年月日および当日の日付に基づいて算出される。ま
た、同姓同名、同姓、または聞き間違えやすい氏名の患
者がいる場合は、患者確認画面HG1の中にこれらの患
者の一覧表である誤聞情報リストL1および医師に対し
て注意を促すメッセージTX1が含まれる。画面右上に
は、当日の日付が表示される。
【0036】メッセージTX1の内容は、図8に示すよ
うに、メッセージテーブルTB3によって予め定義され
ている。例えば、対象患者と同姓同名の患者がいる場合
は(条件番号=1)、「本日の受診で同姓同名の方がい
ます」というメッセージが表示のために用いられる。同
姓同名の患者はいないが同姓の患者がいる場合は「本日
の受診で同姓の方がいます」というメッセージが用いら
れる。対象患者の氏名と他の患者の氏名との差異に応じ
てメッセージの内容を変えることによって、医師に対し
てより注意深く患者の確認を行うように警告することが
できる。また、同一の診療科の患者の中に対象患者と同
姓同名の患者がいる場合は、特に注意が必要である。そ
こで、係る場合は、その旨を医師に警告するメッセー
ジ、例えば「当診察室の患者の中に同姓同名の方がいま
す」のようなメッセージをメッセージTX1として表示
してもよい。
【0037】なお、他の患者の身体状況に応じてメッセ
ージTX1を表示するようにしてもよい。例えば、誤聞
情報リストL1の中に高齢者が含まれる場合は、その高
齢者が対象患者の氏名を自分の氏名と聞き間違えて入室
する可能性が高い。そこで、「リストの中に高齢の患者
が含まれています」などのメッセージを表示するように
してもよい。また、対象患者自身の身体の状況に留意す
べき事項がある場合は、係る状況をメッセージTX2と
して表示してもよい。
【0038】患者確認画面HG1を見ることによって、
医師は、診察室に入ってきた患者が間違いなく対象患者
本人であるか否かを確認することができる。もしも、対
象患者本人であるかどうか疑わしい場合は、さらに、入
室した患者が対象患者本人であるか否かを次のようにし
て確認する。
【0039】まず、医師は、間違って入室したと思われ
る患者を誤聞情報リストL1の中から指定する。する
と、詳細情報取得部145は、指定された患者の生年月
日、身長、体重、性別、身体状況、および住所などの情
報を個人情報テーブルTB2から抽出し、詳細データD
4として取得する。これとともに、その患者の画像ファ
イルD3も取得する。患者情報表示部144は、取得さ
れた画像ファイルD3、詳細データD4、および既に取
得されている誤聞患者データD2に基づいて、図9に示
すような患者詳細画面HG2を表示する。次に、医師
は、入室した患者と患者詳細画面HG2に表示される情
報とを比較する。例えば、入室した患者の外見と患者詳
細画面HG2の患者画像KPとが一致すれば、その患者
が間違って入室したことが分かる。そして、その患者に
対して患者詳細画面HG2に基づいて正しい診察予定時
刻および診療科名を教えて退室させ、対象患者の氏名を
呼び直す。
【0040】予約入力部141は、正しい対象患者の診
察が終わった後、次回の診察の予約の入力処理を行う。
係る予約は、予約テーブルTB1に格納される。なお、
画像ファイルD3は、対象患者の診察が終わった後また
はその日のすべての業務が終わった後に消去するように
してもよい。
【0041】次に、患者が来院してから診察を受けるま
での病院情報システム1の処理の流れを、フローチャー
トを参照して説明する。図10は病院情報システム1の
全体の処理の流れを説明するフローチャート、図11は
警告の要否判別の処理の流れを説明するフローチャート
である。
【0042】図10に示すように、来院した患者の診察
券から患者コードを読み取り(#1)、患者の顔または
姿を撮影して患者画像KPを取得する(#2)。患者画
像KPは、画像ファイルD3として患者情報記憶部12
2に保存しておく。
【0043】予約テーブルTB1を参照して、来院した
患者の予約があるか否かを確認する(#3)。予約があ
る場合は(#4でYes)、予約テーブルTB1の「受
付状態」を「済」に書き換え(#5)、予約の患者が来
院した旨を診察が行われる診療科に通知する(#7)。
予約がない場合は、ステップ#5の処理の代わりに、予
約テーブルTB1の中から空きのある時間帯を探し、そ
の患者の予約の処理を行う(#6)。
【0044】診察科では、部門端末装置4のディスプレ
イ装置に受付を済ませた患者の一覧が表示される(#
8)。看護婦は、係る一覧を見ながら診察予定時刻の順
番に従って診察室に患者(対象患者)を呼び入れる。こ
のとき、医師の操作によって対象患者の患者コードが指
定される(#9)。
【0045】指定された対象患者の診察に際して、注意
すべき事項がある旨の警告を医師に対して与える必要が
あるか否かを判別する(#10)。すなわち、図11に
示すように、他の患者の中から対象患者と同姓同名の患
者、対象患者と同姓の患者、および対象患者の氏名と聞
き間違えやすい氏名を有する患者を検索し(#10
1)、ヒットした場合は(#101でYes)その患者
の個人情報などを取得する(#102)。また、対象患
者に身体の状況について留意すべき事項があるか否かを
調べる(#103)。個人情報テーブルTB2の中に対
象患者の身体状況が格納されていれば、留意すべき事項
があることが分かる。この場合は(#103でYe
s)、対象患者の身体状況を取得する(#104)。
【0046】図10に戻って、同姓同名の患者などの個
人情報または対象患者の身体状況が取得された場合は
(#11でYes)、図7に示すような誤聞情報リスト
L1または警告のメッセージTX1、TX2が含まれる
患者確認画面HG1を表示する(#12)。警告の必要
がない場合は(#11でNo)、対象患者の個人情報の
み(患者確認画面HG1の二点鎖線の領域)を表示す
る。そして、対象患者の個人情報と同時にまたはその後
に対象患者のカルテ情報を表示するなどして、診療行為
が開始できる状態に遷移するようにしてもよい。
【0047】本実施形態によると、診察の対象である患
者の個人情報およびその患者の氏名と同じまたは似てい
る他の患者の氏名のリストを表示する。よって、医師
は、診察室に入った患者が正しい患者であるか否かを簡
単に確認することができる。また、診察室に入った患者
が正しい患者であるかどうか疑わしい場合は、さらに、
その疑わしい患者の詳細な個人情報を表示させ、詳細な
確認を行うことができる。
【0048】また、誤聞情報リストL1に表示された患
者についても、患者名をクリックしまたは患者ごとに患
者の個人情報を表示するボタンを設けてそれをクリック
することにより、対象患者のみならず誤聞情報リストL
1の患者についても図9のような患者詳細画面HG2を
表示するようにすることができる。これにより、誤って
来た患者についての氏名、診察予定時刻、診療科などを
確実に確認し、その患者に対して誤りを適切に指示する
ことができる。
【0049】また、個人情報として当日に撮影して得た
患者の画像が用いられるので、顔の特徴だけでなくその
日の服装、髪型、または眼鏡の有無などに基づいて患者
の確認をより正確に行うことができる。
【0050】患者の確認は、医師による診察以外の場合
にも行われる。例えば、看護婦が患者を待合室から中待
ちへ呼び入れる場合、医師から指示を受けた看護婦が患
者に注射をする場合、技師が検査室で患者の検査を行う
場合、または患者に薬を与える場合などにおいても、本
実施形態の方法によって患者の確認が行われる。
【0051】その他、病院情報システム1、受付予約サ
ーバ2A、部門用サーバ2B、外来受付端末装置3、部
門端末装置4の全体または各部の構成、処理内容、処理
順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが
できる。
【0052】本発明は、病院での患者の確認の他、各種
サービスまたは施設での顧客や会員などの確認のために
利用することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、効率的かつ確実に正し
いユーザであるか否かを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る病院情報システムの構成の例を示
す図である。
【図2】受付予約サーバおよび部門用サーバの構成の例
を示す図である。
【図3】自動受付機の外観の例を示す図である。
【図4】病院情報システムの機能的構成の例を示す図で
ある。
【図5】予約テーブルの例を示す図である。
【図6】個人情報テーブルの例を示す図である。
【図7】患者確認画面の例を示す図である。
【図8】メッセージテーブルの例を示す図である。
【図9】患者詳細画面の例を示す図である。
【図10】病院情報システムの全体の処理の流れを説明
するフローチャートである。
【図11】警告の要否判別の処理の流れを説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 病院情報システム(ユーザ確認支援システム) 122 患者情報記憶部(記憶手段) 123 誤聞氏名検索部(検索手段) 132 画像取得部(画像取得手段) 142 患者指定部(選択手段) 143 患者一覧表示部(第一の表示手段) 144 患者情報表示部(第二の表示手段) DP (個人情報) KP 患者画像(画像、個人情報) TX1 メッセージ
フロントページの続き (72)発明者 氏原 秀起 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 宝来 久美子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザごとに氏名および個人情報を記憶す
    る記憶手段と、 指定されたユーザの氏名と同一または類似の読みの氏名
    を持つ他のユーザを前記記憶手段から検索する検索手段
    と、 前記指定されたユーザの個人情報および前記検索手段に
    よって検索された前記他のユーザの氏名を表示する第一
    の表示手段と、 を有することを特徴とするユーザ確認支援システム。
  2. 【請求項2】前記検索手段によって検索された前記他の
    ユーザのうちのいずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された前記他のユーザの個人
    情報を表示する第二の表示手段と、を有する、 請求項1記載のユーザ確認支援システム。
  3. 【請求項3】ユーザの画像を取得する画像取得手段を有
    し、 前記記憶手段は、前記画像取得手段によって取得された
    前記画像を前記個人情報として記憶する、 請求項1または請求項2記載のユーザ確認支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記第一の表示手段は、前記検索手段によ
    って前記他のユーザが検索された場合に、当該指定され
    たユーザと間違えやすい他のユーザの存在を知らせるメ
    ッセージを表示する、 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のユーザ確認
    支援システム。
  5. 【請求項5】サービスの提供を受けようとするユーザが
    正しいユーザであるか否かを確認するためのユーザ確認
    支援システムのためのコンピュータプログラムであっ
    て、 ユーザごとに氏名および個人情報を記憶する記憶手段か
    ら、指定されたユーザの氏名と同一または類似の読みの
    氏名を持つ他のユーザを検索する処理と、 前記指定されたユーザの個人情報および検索された前記
    他のユーザの氏名を表示する処理と、 をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログ
    ラム。
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