JP2003099532A - 医療用ファイリングシステム - Google Patents
医療用ファイリングシステムInfo
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- JP2003099532A JP2003099532A JP2001294111A JP2001294111A JP2003099532A JP 2003099532 A JP2003099532 A JP 2003099532A JP 2001294111 A JP2001294111 A JP 2001294111A JP 2001294111 A JP2001294111 A JP 2001294111A JP 2003099532 A JP2003099532 A JP 2003099532A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手書きカルテ等による従来の医療情報管理か
らの移行が容易で小規模な医院等でも導入が可能な医療
用ファイリングシステムを提供する。 【解決手段】 患者毎に作成される個人ファイルを含む
診療管理DB112をハードディスク装置110内に構
築し、CPU12が、入力操作部101に対する操作に
応じて次のように動作する。手書き等の記録内容を含む
カルテ200をスキャナー104に読み取らせ、その内
容を示すカルテ画像データを診療用画像データ112b
として保存し、それへのポインタを個人ファイル内に設
定する。また、保存されているカルテ画像データを検査
データや注意事項等と共に患者別に表示装置106に表
示する。また、カルテ画像データが既に保存されている
カルテをそれに追記がなされた後に再度スキャナー14
に読み取らせ、新たなカルテ画像データと既存のカルテ
画像データとの相違部分を追記画像データとして保存す
る。
らの移行が容易で小規模な医院等でも導入が可能な医療
用ファイリングシステムを提供する。 【解決手段】 患者毎に作成される個人ファイルを含む
診療管理DB112をハードディスク装置110内に構
築し、CPU12が、入力操作部101に対する操作に
応じて次のように動作する。手書き等の記録内容を含む
カルテ200をスキャナー104に読み取らせ、その内
容を示すカルテ画像データを診療用画像データ112b
として保存し、それへのポインタを個人ファイル内に設
定する。また、保存されているカルテ画像データを検査
データや注意事項等と共に患者別に表示装置106に表
示する。また、カルテ画像データが既に保存されている
カルテをそれに追記がなされた後に再度スキャナー14
に読み取らせ、新たなカルテ画像データと既存のカルテ
画像データとの相違部分を追記画像データとして保存す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルテに記録され
た情報等、診療に関する医療情報を効率よく保存し、有
効に利用するための医療用ファイリングシステムに関す
る。
た情報等、診療に関する医療情報を効率よく保存し、有
効に利用するための医療用ファイリングシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】カルテに記録される情報等、診療に関す
る医療情報を効率よく保存したり、有効に利用して診療
の効率化を図ったりするために、電子カルテシステムの
ように医療情報を電子データ化したファイリングシステ
ムが従来より提案されている。しかし、従来のこの種の
ファイリングシステムは、診療情報を全体的にまたは所
定範囲につき完全に電子データ化して従来の書類による
医療情報の管理方式を全く新たな方式に変更するもので
あることから、医師によって作成される手書きカルテ等
の書類による従来の管理方式との併存が困難であった。
また、医療情報を電子データ化した従来のシステムは、
カルテに記録される情報のみならず、そのシステムが設
置される病院内の他の情報(受付管理のデータや経理デ
ータ等)とも関連づけて病院全体における情報を管理し
ようとすることから、大規模なものとなる傾向があっ
た。このため、電子カルテシステム等のように医療情報
を電子データ化するファイリングシステムは、手書きカ
ルテ等による書類管理を基本とする従来の管理方式から
の移行が容易ではなく、小規模病院や個人医院等には普
及しにくいという問題があった。
る医療情報を効率よく保存したり、有効に利用して診療
の効率化を図ったりするために、電子カルテシステムの
ように医療情報を電子データ化したファイリングシステ
ムが従来より提案されている。しかし、従来のこの種の
ファイリングシステムは、診療情報を全体的にまたは所
定範囲につき完全に電子データ化して従来の書類による
医療情報の管理方式を全く新たな方式に変更するもので
あることから、医師によって作成される手書きカルテ等
の書類による従来の管理方式との併存が困難であった。
また、医療情報を電子データ化した従来のシステムは、
カルテに記録される情報のみならず、そのシステムが設
置される病院内の他の情報(受付管理のデータや経理デ
ータ等)とも関連づけて病院全体における情報を管理し
ようとすることから、大規模なものとなる傾向があっ
た。このため、電子カルテシステム等のように医療情報
を電子データ化するファイリングシステムは、手書きカ
ルテ等による書類管理を基本とする従来の管理方式から
の移行が容易ではなく、小規模病院や個人医院等には普
及しにくいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、手
書きカルテ等による従来の医療情報の管理方式からの移
行が容易で小規模病院や個人医院でも導入が可能な医療
用ファイリングシステムを提供することを目的とする。
書きカルテ等による従来の医療情報の管理方式からの移
行が容易で小規模病院や個人医院でも導入が可能な医療
用ファイリングシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、診療に関する医療情報を管理するための医療用
ファイリングシステムであって、前記医療情報の記録さ
れたカルテを画像として読み取り、当該カルテの記録内
容を示す画像データを出力する画像読取手段と、使用者
によって操作される入力操作手段と、前記医療情報を記
憶するための記憶手段と、前記記憶手段に記憶された医
療情報を表示する表示手段と、前記入力操作手段に対す
る操作に応じて、前記画像読取手段、記憶手段、および
表示手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、新た
なカルテを前記画像読取手段に読み取らせて、当該新た
なカルテの記録内容を示す画像データを前記記憶手段に
記憶し、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、
前記記憶手段に既に記憶されている画像データによって
示される内容の記録されたカルテを前記画像読取手段に
再び読み取らせて、当該再び読み取らせたカルテの記録
内容のうち当該既に記憶されている画像データの示す記
録内容と相違する部分を示す画像データを、当該既に記
憶された画像データの追記部分として前記記憶手段に記
憶し、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前
記読取手段から出力され前記記憶手段に記憶された画像
データを前記医療情報として前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする。
発明は、診療に関する医療情報を管理するための医療用
ファイリングシステムであって、前記医療情報の記録さ
れたカルテを画像として読み取り、当該カルテの記録内
容を示す画像データを出力する画像読取手段と、使用者
によって操作される入力操作手段と、前記医療情報を記
憶するための記憶手段と、前記記憶手段に記憶された医
療情報を表示する表示手段と、前記入力操作手段に対す
る操作に応じて、前記画像読取手段、記憶手段、および
表示手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、新た
なカルテを前記画像読取手段に読み取らせて、当該新た
なカルテの記録内容を示す画像データを前記記憶手段に
記憶し、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、
前記記憶手段に既に記憶されている画像データによって
示される内容の記録されたカルテを前記画像読取手段に
再び読み取らせて、当該再び読み取らせたカルテの記録
内容のうち当該既に記憶されている画像データの示す記
録内容と相違する部分を示す画像データを、当該既に記
憶された画像データの追記部分として前記記憶手段に記
憶し、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前
記読取手段から出力され前記記憶手段に記憶された画像
データを前記医療情報として前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする。
【0005】このような第1の発明によれば、カルテの
記録内容が画像として読み取られて画像データとして記
憶される。また、記録内容が画像として読み取られたカ
ルテに対してその後に追記が行われた場合に、そのカル
テが再度読み取られて、それによって得られる画像デー
タの示す記録内容のうち、既に記憶されている画像デー
タの示す記録内容と相違する部分のみが追記部分として
記憶される。このため、カルテに記録すべき情報の電子
データ化が容易であり、手書きカルテを使用した従来の
医療情報の管理方式からの移行もし易く、更に、従来の
医療情報管理方式との併存も可能である。
記録内容が画像として読み取られて画像データとして記
憶される。また、記録内容が画像として読み取られたカ
ルテに対してその後に追記が行われた場合に、そのカル
テが再度読み取られて、それによって得られる画像デー
タの示す記録内容のうち、既に記憶されている画像デー
タの示す記録内容と相違する部分のみが追記部分として
記憶される。このため、カルテに記録すべき情報の電子
データ化が容易であり、手書きカルテを使用した従来の
医療情報の管理方式からの移行もし易く、更に、従来の
医療情報管理方式との併存も可能である。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、前記
制御手段は、前記既に記憶されている画像データによっ
て示される内容が記録されたカルテを前記読取手段が再
び読み取ることによって得られた画像データと前記既に
記憶されている画像データとを照合し、両画像データの
表す画像の相違部分を示す画像データを前記追記部分と
して出力する画像照合手段を含むことを特徴とする。
制御手段は、前記既に記憶されている画像データによっ
て示される内容が記録されたカルテを前記読取手段が再
び読み取ることによって得られた画像データと前記既に
記憶されている画像データとを照合し、両画像データの
表す画像の相違部分を示す画像データを前記追記部分と
して出力する画像照合手段を含むことを特徴とする。
【0007】このような第2の発明によれば、記録内容
が画像として読み取られたカルテに対してその後に追記
が行われた場合に、そのカルテが再度読み取られること
により得られる画像データと既に記憶されている追記前
のカルテの画像データとが照合され、両画像の相違部分
を示す画像データが追記部分として記憶される。このた
め、手書きカルテ等による従来の医療情報の管理方式と
併存させた場合であっても、カルテに記録される医療情
報を容易に電子データ化し、効率よく保存することがで
きる。
が画像として読み取られたカルテに対してその後に追記
が行われた場合に、そのカルテが再度読み取られること
により得られる画像データと既に記憶されている追記前
のカルテの画像データとが照合され、両画像の相違部分
を示す画像データが追記部分として記憶される。このた
め、手書きカルテ等による従来の医療情報の管理方式と
併存させた場合であっても、カルテに記録される医療情
報を容易に電子データ化し、効率よく保存することがで
きる。
【0008】第3の発明は、第1の発明において、前記
制御手段は、前記既に記憶されている画像データによっ
て示される内容が記録されたカルテを前記読取手段が再
び読み取ることによって得られた画像データのうち、前
記入力操作手段に対する所定操作によって指定される画
像データを、前記追記部分として出力する手段を含むこ
とを特徴とする。
制御手段は、前記既に記憶されている画像データによっ
て示される内容が記録されたカルテを前記読取手段が再
び読み取ることによって得られた画像データのうち、前
記入力操作手段に対する所定操作によって指定される画
像データを、前記追記部分として出力する手段を含むこ
とを特徴とする。
【0009】このような第3の発明によれば、使用者
(操作者)が追記後のカルテの記録内容を示す画像を見
て追記部分を認識し、その追記部分を示す画像を入力操
作手段によって指定することにより、その追記部分を示
す画像データが記憶される。
(操作者)が追記後のカルテの記録内容を示す画像を見
て追記部分を認識し、その追記部分を示す画像を入力操
作手段によって指定することにより、その追記部分を示
す画像データが記憶される。
【0010】第4の発明は、第1の発明において、前記
制御手段は、前記入力操作手段に対する所定操作に応じ
て前記記憶手段において前記診療の対象者毎に個人ファ
イルを作成し、前記入力操作手段に対する所定操作に応
じて前記記憶手段に画像データを記憶する場合には、当
該記憶すべき画像データによって示される内容の記録さ
れたカルテに対応する対象者の個人ファイルに、当該記
憶すべき画像データを格納し、前記入力操作手段に対す
る所定操作に応じて、前記診療に際して注意すべき事項
を注意事項データとして受け取り、当該注意事項の対象
者に対応する個人ファイルに当該注意事項データを格納
し、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記
記憶された画像データを前記医療情報として前記表示手
段に表示させるときには、当該表示させるべき画像デー
タの格納されている個人ファイルにおける注意事項デー
タをも前記表示手段に表示させることを特徴とする。
制御手段は、前記入力操作手段に対する所定操作に応じ
て前記記憶手段において前記診療の対象者毎に個人ファ
イルを作成し、前記入力操作手段に対する所定操作に応
じて前記記憶手段に画像データを記憶する場合には、当
該記憶すべき画像データによって示される内容の記録さ
れたカルテに対応する対象者の個人ファイルに、当該記
憶すべき画像データを格納し、前記入力操作手段に対す
る所定操作に応じて、前記診療に際して注意すべき事項
を注意事項データとして受け取り、当該注意事項の対象
者に対応する個人ファイルに当該注意事項データを格納
し、前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記
記憶された画像データを前記医療情報として前記表示手
段に表示させるときには、当該表示させるべき画像デー
タの格納されている個人ファイルにおける注意事項デー
タをも前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0011】このような第4の発明によれば、診療の各
対象者に対応するカルテの記録内容を示す画像データと
診療に際しての注意事項を示すデータとが対象者毎に個
人ファイルに格納され、診療を行う際に、その対象者の
カルテの記録内容のみならず、その対象者に対する診療
に際しての注意事項も表示される。これにより、診察や
診断が迅速化され、その精度も向上する。
対象者に対応するカルテの記録内容を示す画像データと
診療に際しての注意事項を示すデータとが対象者毎に個
人ファイルに格納され、診療を行う際に、その対象者の
カルテの記録内容のみならず、その対象者に対する診療
に際しての注意事項も表示される。これにより、診察や
診断が迅速化され、その精度も向上する。
【0012】第5の発明は、第1の発明において、前記
制御手段は、前記入力操作手段に対する所定操作に応じ
て前記記憶手段において前記診療の対象者毎に個人ファ
イルを作成し、前記入力操作手段に対する所定操作に応
じて前記記憶手段に画像データを記憶する場合には、当
該記憶すべき画像データによって示される内容の記録さ
れたカルテに対応する対象者の個人ファイルに、当該記
憶すべき画像データを格納し、前記入力操作手段に対す
る所定操作に応じて、前記診療の対象者の検査データを
受け取り、当該検査データを当該検査データに対応する
対象者の個人ファイルに格納し、前記入力操作手段に対
する所定操作に応じて、前記記憶された画像データを前
記医療情報として前記表示手段に表示させるときには、
当該表示させるべき画像データの格納されている個人フ
ァイルにおける検査データをも前記表示手段に表示させ
ることを特徴とする。
制御手段は、前記入力操作手段に対する所定操作に応じ
て前記記憶手段において前記診療の対象者毎に個人ファ
イルを作成し、前記入力操作手段に対する所定操作に応
じて前記記憶手段に画像データを記憶する場合には、当
該記憶すべき画像データによって示される内容の記録さ
れたカルテに対応する対象者の個人ファイルに、当該記
憶すべき画像データを格納し、前記入力操作手段に対す
る所定操作に応じて、前記診療の対象者の検査データを
受け取り、当該検査データを当該検査データに対応する
対象者の個人ファイルに格納し、前記入力操作手段に対
する所定操作に応じて、前記記憶された画像データを前
記医療情報として前記表示手段に表示させるときには、
当該表示させるべき画像データの格納されている個人フ
ァイルにおける検査データをも前記表示手段に表示させ
ることを特徴とする。
【0013】このような第5の発明によれば、診療の各
対象者に対応するカルテの記録内容を示す画像データと
検査結果を示すデータとが対象者毎に個人ファイルに格
納され、診療を行う際に、その対象者のカルテの記録内
容のみならず、その対象者の検査データも表示すること
ができる。これにより、診察や診断が迅速化され、その
精度も向上する。
対象者に対応するカルテの記録内容を示す画像データと
検査結果を示すデータとが対象者毎に個人ファイルに格
納され、診療を行う際に、その対象者のカルテの記録内
容のみならず、その対象者の検査データも表示すること
ができる。これにより、診察や診断が迅速化され、その
精度も向上する。
【0014】第6の発明は、第5の発明において、前記
記憶手段は、前記診療の対象者に実施されるべき検査項
目のそれぞれに対する標準値または標準画像を示す標準
データを予め保持しており、前記制御手段は、前記入力
操作手段に対する所定操作に応じて、前記検査データを
前記表示手段に表示させるときに、前記標準データのう
ち当該表示させる検査データの検査項目に対応する標準
データをも前記表示手段に表示させることを特徴とす
る。
記憶手段は、前記診療の対象者に実施されるべき検査項
目のそれぞれに対する標準値または標準画像を示す標準
データを予め保持しており、前記制御手段は、前記入力
操作手段に対する所定操作に応じて、前記検査データを
前記表示手段に表示させるときに、前記標準データのう
ち当該表示させる検査データの検査項目に対応する標準
データをも前記表示手段に表示させることを特徴とす
る。
【0015】このような第6の発明によれば、診療を行
う際に、その対象者のカルテの記録内容のみならず、そ
の対象者の検査データも表示することができ、更に、そ
の検査データの検査項目に対応する標準データをも表示
することができる。これにより、診察や診断が更に迅速
化され、その精度も更に向上する。
う際に、その対象者のカルテの記録内容のみならず、そ
の対象者の検査データも表示することができ、更に、そ
の検査データの検査項目に対応する標準データをも表示
することができる。これにより、診察や診断が更に迅速
化され、その精度も更に向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき添
付図面を参照して説明する。 <1.構成>図1は、本発明の一実施形態に係る医療用
ファイリングシステムのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。この医療用ファイリングシステムは、ハー
ドウェア的には、中央処理装置としてのCPU12、メ
モリ13、入力インターフェース部11、I/Oインタ
フェース部14、ディスクインターフェース部15、お
よび表示制御部16がバスに接続された構成のコンピュ
ータ本体100と、入力インターフェース部11に接続
された入力操作部101と、I/Oインターフェース部
14に接続されたスキャナー104と、ディスクインタ
ーフェース部15に接続された補助記憶装置としてのハ
ードディスク装置110と、表示制御部16に接続され
た表示装置106とから構成される。
付図面を参照して説明する。 <1.構成>図1は、本発明の一実施形態に係る医療用
ファイリングシステムのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。この医療用ファイリングシステムは、ハー
ドウェア的には、中央処理装置としてのCPU12、メ
モリ13、入力インターフェース部11、I/Oインタ
フェース部14、ディスクインターフェース部15、お
よび表示制御部16がバスに接続された構成のコンピュ
ータ本体100と、入力インターフェース部11に接続
された入力操作部101と、I/Oインターフェース部
14に接続されたスキャナー104と、ディスクインタ
ーフェース部15に接続された補助記憶装置としてのハ
ードディスク装置110と、表示制御部16に接続され
た表示装置106とから構成される。
【0017】上記構成の医療用ファイリングシステムに
おいて、入力操作部101は、使用者によって操作され
るキーボードやマウス等からなり、この医療用ファイリ
ングシステムに対してデータを入力したり指示を与えた
りするために使用される。ハードディスク装置110
は、診療に関する医療情報を統合化した診療管理データ
ベース(以下「診療管理DB」と略記する)112を記
憶するために使用される。この診療管理DB112は、
患者別診療データ112aと診療用画像データ112b
と標準データ112cとからなる。スキャナー104
は、カルテ200に記録された内容等を上記診療管理D
B112として格納するために、カルテ200の記録内
容等を読み取って画像データとして出力する。表示装置
106は、CRTまたは液晶パネル等で構成され、操作
メニューや、上記診療管理DB112として格納されて
いる各種の医療情報を表示する。CPU12は、メモリ
13に格納された所定プログラムを実行することによ
り、入力操作部101から入力される操作データやスキ
ャナー104から入力される画像データに基づき、診療
に関する医療情報を診療管理DB112の構成要素とし
てハードディスク装置110に格納したり、診療管理D
B112から所望の医療情報を取り出して表示装置10
6に表示したりする。
おいて、入力操作部101は、使用者によって操作され
るキーボードやマウス等からなり、この医療用ファイリ
ングシステムに対してデータを入力したり指示を与えた
りするために使用される。ハードディスク装置110
は、診療に関する医療情報を統合化した診療管理データ
ベース(以下「診療管理DB」と略記する)112を記
憶するために使用される。この診療管理DB112は、
患者別診療データ112aと診療用画像データ112b
と標準データ112cとからなる。スキャナー104
は、カルテ200に記録された内容等を上記診療管理D
B112として格納するために、カルテ200の記録内
容等を読み取って画像データとして出力する。表示装置
106は、CRTまたは液晶パネル等で構成され、操作
メニューや、上記診療管理DB112として格納されて
いる各種の医療情報を表示する。CPU12は、メモリ
13に格納された所定プログラムを実行することによ
り、入力操作部101から入力される操作データやスキ
ャナー104から入力される画像データに基づき、診療
に関する医療情報を診療管理DB112の構成要素とし
てハードディスク装置110に格納したり、診療管理D
B112から所望の医療情報を取り出して表示装置10
6に表示したりする。
【0018】診療管理DB112における患者別診療デ
ータ112aは、この医療用ファイリングシステムが設
置される病院や医院において診療の対象となるべき患者
毎に作成される診療個別データから構成される。図2
は、この患者別診療データ112aの構成を示してお
り、この図における各列が診療個別データに相当し、各
診療個別データは、基本データとカルテデータと検査デ
ータと注意事項データとを含んでいる。基本データは、
その患者の識別情報である患者IDや、その患者の名
前、生年月日、性別、身長、体重等、その患者の属性を
示す情報すなわち患者固有のデータからなる。カルテデ
ータは、その患者のカルテをスキャナー104で読み取
って得られる画像データを指すポインタデータや、投薬
に関するデータ、定期検査項目を示すデータ等からな
る。検査データは、その患者に対して実施された検査
(血液検査やX線撮影等)の結果を示すデータ、すなわ
ち数値データや写真画像へのポインタデータ等からな
る。注意事項データは、その患者に対する診療を実施す
るに際して注意すべき事項、すなわちアレルギーや、既
往症、他病院での投薬状況等を示すデータからなる。
ータ112aは、この医療用ファイリングシステムが設
置される病院や医院において診療の対象となるべき患者
毎に作成される診療個別データから構成される。図2
は、この患者別診療データ112aの構成を示してお
り、この図における各列が診療個別データに相当し、各
診療個別データは、基本データとカルテデータと検査デ
ータと注意事項データとを含んでいる。基本データは、
その患者の識別情報である患者IDや、その患者の名
前、生年月日、性別、身長、体重等、その患者の属性を
示す情報すなわち患者固有のデータからなる。カルテデ
ータは、その患者のカルテをスキャナー104で読み取
って得られる画像データを指すポインタデータや、投薬
に関するデータ、定期検査項目を示すデータ等からな
る。検査データは、その患者に対して実施された検査
(血液検査やX線撮影等)の結果を示すデータ、すなわ
ち数値データや写真画像へのポインタデータ等からな
る。注意事項データは、その患者に対する診療を実施す
るに際して注意すべき事項、すなわちアレルギーや、既
往症、他病院での投薬状況等を示すデータからなる。
【0019】診療管理DB112における診療用画像デ
ータ112bは、その患者のカルテの内容を示す画像デ
ータや検査結果を示す画像データからなり、図3に示す
ようなデータ構造で格納されている。すなわち、カルテ
の内容を示す画像データは、図3(a)に示すように、
1ページ分の画像データ(初期画像)と次ページポイン
タPTRNと追記ポインタPTRAとからなるカルテ画
像テーブル210〜230と、カルテの追記内容を示す
画像データ(追記画像)と次追記ポインタPTRANと
からなる追記画像デーブル211,212とから構成さ
れる。そして、各診療個別データ内のカルテデータは、
各カルテの最新ページを指すポインタK1headを含んでお
り、その最新ページに対応するカルテ画像テーブル21
0の次ページポインタPTRNは、最新ページの直前ペ
ージのカルテ画像テーブル220を指している。このよ
うに連結リストとしてカルテの各ページの初期画像デー
タが管理されると共に、各ページにつき再度スキャナー
で読み込まれる追記部分に対する画像データは、追記画
像テーブル211,212によって連結リストとして管
理される。そして、各ページのカルテ画像テーブルの追
記ポインタPTRAは、そのページの最初の追記部分に
対応する追記画像テーブル211を指している。また、
検査結果を示す画像データも上記のような連結リストに
よって管理される。例えば、図3(b)に示すように、
胸部のX線撮影写真を示す画像データは、1回分の撮影
画像を示す画像データ(写真画像)とその撮影日時を示
すデータと次写真ポインタPTRNとからなる写真画像
テーブル310,320によって管理されている。そし
て、各診療個別データ内の検査データは、写真画像によ
って検査結果を示される各検査項目につき最新の撮影画
像を格納する写真画像テーブルを指すポインタを含んで
いる。例えば、胸部X線検査が或る患者に対して行われ
た場合には、その患者の診療個別データにおける検査デ
ータは、最新の胸部X線撮影画像を格納する写真画像テ
ーブル310を指すポインタX1headを含んでいる。
ータ112bは、その患者のカルテの内容を示す画像デ
ータや検査結果を示す画像データからなり、図3に示す
ようなデータ構造で格納されている。すなわち、カルテ
の内容を示す画像データは、図3(a)に示すように、
1ページ分の画像データ(初期画像)と次ページポイン
タPTRNと追記ポインタPTRAとからなるカルテ画
像テーブル210〜230と、カルテの追記内容を示す
画像データ(追記画像)と次追記ポインタPTRANと
からなる追記画像デーブル211,212とから構成さ
れる。そして、各診療個別データ内のカルテデータは、
各カルテの最新ページを指すポインタK1headを含んでお
り、その最新ページに対応するカルテ画像テーブル21
0の次ページポインタPTRNは、最新ページの直前ペ
ージのカルテ画像テーブル220を指している。このよ
うに連結リストとしてカルテの各ページの初期画像デー
タが管理されると共に、各ページにつき再度スキャナー
で読み込まれる追記部分に対する画像データは、追記画
像テーブル211,212によって連結リストとして管
理される。そして、各ページのカルテ画像テーブルの追
記ポインタPTRAは、そのページの最初の追記部分に
対応する追記画像テーブル211を指している。また、
検査結果を示す画像データも上記のような連結リストに
よって管理される。例えば、図3(b)に示すように、
胸部のX線撮影写真を示す画像データは、1回分の撮影
画像を示す画像データ(写真画像)とその撮影日時を示
すデータと次写真ポインタPTRNとからなる写真画像
テーブル310,320によって管理されている。そし
て、各診療個別データ内の検査データは、写真画像によ
って検査結果を示される各検査項目につき最新の撮影画
像を格納する写真画像テーブルを指すポインタを含んで
いる。例えば、胸部X線検査が或る患者に対して行われ
た場合には、その患者の診療個別データにおける検査デ
ータは、最新の胸部X線撮影画像を格納する写真画像テ
ーブル310を指すポインタX1headを含んでいる。
【0020】診療管理DB112における標準データ1
12cは、患者の診療に必要な各種検査の結果を示す数
値データや画像データ等の標準となるべきデータ(正常
値や正常者の対応画像を示すデータ)であり、予め用意
されてハードディスク装置110の格納されている。
12cは、患者の診療に必要な各種検査の結果を示す数
値データや画像データ等の標準となるべきデータ(正常
値や正常者の対応画像を示すデータ)であり、予め用意
されてハードディスク装置110の格納されている。
【0021】本実施形態では、診療に関する医療情報は
患者毎に作成される個人ファイルによって管理されてお
り、各個人ファイルは、上記患者別診療データ112a
のうちその患者に対応する診療個別データと、上記診療
用画像データ112bのうち画像テーブル(図3参照)
へのポインタの設定によってその診療個別データにリン
クされた画像データとから構成される。
患者毎に作成される個人ファイルによって管理されてお
り、各個人ファイルは、上記患者別診療データ112a
のうちその患者に対応する診療個別データと、上記診療
用画像データ112bのうち画像テーブル(図3参照)
へのポインタの設定によってその診療個別データにリン
クされた画像データとから構成される。
【0022】<2.処理手順>以下、上記のように構成
された医療用ファイリングシステムにおける処理手順
を、図7〜図12に示すフローチャートを参照して説明
する。
された医療用ファイリングシステムにおける処理手順
を、図7〜図12に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0023】図1に示したハードウェア構成のコンピュ
ータシステムは、CPU12が図2および図3に示した
データ構造を前提として図7〜図12に示す処理を実行
することにより、医療用ファイリングシステムとして機
能する。すなわち、CPU12は、上記所定プログラム
に基づき以下のように動作する。
ータシステムは、CPU12が図2および図3に示した
データ構造を前提として図7〜図12に示す処理を実行
することにより、医療用ファイリングシステムとして機
能する。すなわち、CPU12は、上記所定プログラム
に基づき以下のように動作する。
【0024】まず、表示装置106に操作用のメニュー
画面を表示する(ステップS5)。このメニュー画面で
は、使用者は、「IDデータ作成」「個人ファイル呼
出」「カルテ読取」「写真読取」「投薬データ作成」
「定期診断項目の作成・変更」「注意事項の作成・変
更」「検査データ入力」「検査データのグラフ表示」と
いう9個のメニューのいずれかを入力操作部101とし
てのマウス等で選択することができる。これらのメニュ
ーのいずれかが使用者によって選択されると、選択メニ
ューを判別し(ステップS10)、その判別結果に応じ
て下記の処理を実行する(ステップS11〜S19)。
画面を表示する(ステップS5)。このメニュー画面で
は、使用者は、「IDデータ作成」「個人ファイル呼
出」「カルテ読取」「写真読取」「投薬データ作成」
「定期診断項目の作成・変更」「注意事項の作成・変
更」「検査データ入力」「検査データのグラフ表示」と
いう9個のメニューのいずれかを入力操作部101とし
てのマウス等で選択することができる。これらのメニュ
ーのいずれかが使用者によって選択されると、選択メニ
ューを判別し(ステップS10)、その判別結果に応じ
て下記の処理を実行する(ステップS11〜S19)。
【0025】<2.1 IDデータ作成処理>或る患者
を診療管理DB112に新たに登録する場合すなわち個
人ファイルを新たに作成する場合や、既に登録されてい
る患者の個人ファイル内の診療個別データにおける基本
データ(以下「IDデータ」ともいう)を変更する場合
には、「IDデータ作成」のメニューが選択される。こ
の場合、CPU12は、図8に示すIDデータ作成処理
を実行する。
を診療管理DB112に新たに登録する場合すなわち個
人ファイルを新たに作成する場合や、既に登録されてい
る患者の個人ファイル内の診療個別データにおける基本
データ(以下「IDデータ」ともいう)を変更する場合
には、「IDデータ作成」のメニューが選択される。こ
の場合、CPU12は、図8に示すIDデータ作成処理
を実行する。
【0026】この処理では、まず、個人ファイルを新規
に作成するか否か、すなわち患者を新たに登録するか否
かを使用者に問うメッセージを表示装置106に表示
し、これに対する応答を示す操作が使用者によってなさ
れると、その操作データに基づき、個人ファイルを新規
に作成するか否かを判定する(ステップS111)。そ
の結果、新規に個人ファイルを作成すると判定された場
合には、診療に関する医療情報の構成単位としての個人
ファイルを新たに作成すると共に、その個人ファイル
(以下「該当個人ファイル」という)に医療情報が記録
されるべき患者を特定する患者IDを決定し(ステップ
S113)、その後、ステップS114へ進む。一方、
ステップS111において、新規に個人ファイルを作成
しないと判定された場合は、既存の個人ファイル内の診
療個別データにおける基本データであるIDデータの変
更・追加をすべき場合と見なされる。この場合、その対
象となる個人ファイル(以下、これも「該当個人ファイ
ル」という)に対応する患者IDが入力操作部101に
対する使用者の操作によって入力されるまで待機し(ス
テップS112)、患者IDが入力されればステップS
114へ進む。
に作成するか否か、すなわち患者を新たに登録するか否
かを使用者に問うメッセージを表示装置106に表示
し、これに対する応答を示す操作が使用者によってなさ
れると、その操作データに基づき、個人ファイルを新規
に作成するか否かを判定する(ステップS111)。そ
の結果、新規に個人ファイルを作成すると判定された場
合には、診療に関する医療情報の構成単位としての個人
ファイルを新たに作成すると共に、その個人ファイル
(以下「該当個人ファイル」という)に医療情報が記録
されるべき患者を特定する患者IDを決定し(ステップ
S113)、その後、ステップS114へ進む。一方、
ステップS111において、新規に個人ファイルを作成
しないと判定された場合は、既存の個人ファイル内の診
療個別データにおける基本データであるIDデータの変
更・追加をすべき場合と見なされる。この場合、その対
象となる個人ファイル(以下、これも「該当個人ファイ
ル」という)に対応する患者IDが入力操作部101に
対する使用者の操作によって入力されるまで待機し(ス
テップS112)、患者IDが入力されればステップS
114へ進む。
【0027】ステップS114では、使用者の操作によ
って入力される新たなIDデータを受け取り、その新た
なIDデータを該当個人ファイル内の診療個別データに
おける基本データとして設定、追加または書き換えを行
う(ステップS114)。なお、入力操作部101に対
する操作によってIDデータを入力する代わりに、予め
用意されたマークシートに患者等がマーキングや記載を
行い、そのマークシートの内容をOCR(光学式文字読
取装置)で読み取ることにより、その患者のIDデータ
を入力するようにしてもよい。
って入力される新たなIDデータを受け取り、その新た
なIDデータを該当個人ファイル内の診療個別データに
おける基本データとして設定、追加または書き換えを行
う(ステップS114)。なお、入力操作部101に対
する操作によってIDデータを入力する代わりに、予め
用意されたマークシートに患者等がマーキングや記載を
行い、そのマークシートの内容をOCR(光学式文字読
取装置)で読み取ることにより、その患者のIDデータ
を入力するようにしてもよい。
【0028】本実施形態において使用者は、「IDデー
タ作成」のメニューを選択したときには、新たなIDデ
ータの入力の他、所望に応じて病歴や特記事項等も入力
可能である。すなわち、新たなIDデータの入力後、入
力操作部101に対する所定操作によって、既往症等の
病歴を示すデータが入力されると、その病歴データを該
当個人ファイル内の診療個別データにおける注意事項デ
ータとして格納し(ステップS115,S211)、ア
レルギーや注意すべき検査項目等の特記事項を示すデー
タが入力されると、その特記事項データを該当個人ファ
イル内の診療個別データにおける注意事項データとして
格納し(S116,ステップS212)、他病院での投
薬状況を示すデータ等の他のデータが入力されると、当
該他のデータを該当個人ファイル内の診療個別データに
おける注意事項データとして格納する(ステップS11
7,S213)。その後、図7に示したメインルーチン
に復帰し、表示処理ルーチンを実行する(ステップS3
0)。この表示処理ルーチンは、後述のように、個人フ
ァイルを呼び出した状態で使用者による指示に応じて所
望の表示を行うためのルーチンであるが、この時点で
は、特に処理を行わず、ステップS10へ戻る。したが
って、ID作成処理ルーチンから復帰した後は、新たに
メニューが選択されるまで待機状態となる。
タ作成」のメニューを選択したときには、新たなIDデ
ータの入力の他、所望に応じて病歴や特記事項等も入力
可能である。すなわち、新たなIDデータの入力後、入
力操作部101に対する所定操作によって、既往症等の
病歴を示すデータが入力されると、その病歴データを該
当個人ファイル内の診療個別データにおける注意事項デ
ータとして格納し(ステップS115,S211)、ア
レルギーや注意すべき検査項目等の特記事項を示すデー
タが入力されると、その特記事項データを該当個人ファ
イル内の診療個別データにおける注意事項データとして
格納し(S116,ステップS212)、他病院での投
薬状況を示すデータ等の他のデータが入力されると、当
該他のデータを該当個人ファイル内の診療個別データに
おける注意事項データとして格納する(ステップS11
7,S213)。その後、図7に示したメインルーチン
に復帰し、表示処理ルーチンを実行する(ステップS3
0)。この表示処理ルーチンは、後述のように、個人フ
ァイルを呼び出した状態で使用者による指示に応じて所
望の表示を行うためのルーチンであるが、この時点で
は、特に処理を行わず、ステップS10へ戻る。したが
って、ID作成処理ルーチンから復帰した後は、新たに
メニューが選択されるまで待機状態となる。
【0029】<2.2 個人ファイル呼出処理>診療管
理DB112における個人ファイルに新たにデータを格
納したり、既に格納されているデータを表示したりする
場合には、まず、「個人ファイル呼出」のメニューが選
択される。この場合、CPU12は、図9に示す個人フ
ァイル呼出処理を実行する。
理DB112における個人ファイルに新たにデータを格
納したり、既に格納されているデータを表示したりする
場合には、まず、「個人ファイル呼出」のメニューが選
択される。この場合、CPU12は、図9に示す個人フ
ァイル呼出処理を実行する。
【0030】この処理では、まず、入力操作部101に
よって患者IDが入力されるまで待機状態となる(ステ
ップS121)。この状態において患者IDが入力され
ると、その患者IDによって特定される患者の個人ファ
イルを呼び出す。すなわち、その個人ファイルに対する
操作画面(以下「個人ファイル操作画面」という)を表
示装置106に表示する(ステップS122)。この個
人ファイル操作画面は、図4に示すように、「IDデー
タ作成」「個人ファイル呼出」「カルテ読取」「写真読
取」「投薬データ作成」「定期診断項目の作成・変更」
「注意事項の作成・変更」「検査データ入力」「検査デ
ータのグラフ表示」という9個の上記メニュー選択のた
めのボタン表示部51〜59の他に、カルテ表示部51
0と、注意事項表示部520と、IDデータ表示部53
0と、検査データ表示部540とを含んでいる。
よって患者IDが入力されるまで待機状態となる(ステ
ップS121)。この状態において患者IDが入力され
ると、その患者IDによって特定される患者の個人ファ
イルを呼び出す。すなわち、その個人ファイルに対する
操作画面(以下「個人ファイル操作画面」という)を表
示装置106に表示する(ステップS122)。この個
人ファイル操作画面は、図4に示すように、「IDデー
タ作成」「個人ファイル呼出」「カルテ読取」「写真読
取」「投薬データ作成」「定期診断項目の作成・変更」
「注意事項の作成・変更」「検査データ入力」「検査デ
ータのグラフ表示」という9個の上記メニュー選択のた
めのボタン表示部51〜59の他に、カルテ表示部51
0と、注意事項表示部520と、IDデータ表示部53
0と、検査データ表示部540とを含んでいる。
【0031】次に、CPU12は、その患者IDによっ
て特定される患者の個人ファイル(以下「該当個人ファ
イル」という)に格納された診療用画像データ112b
からカルテの最新ページの画像データを取り出して、そ
の最新ページの記録内容を示すカルテ画像を個人ファイ
ル操作画面内のカルテ表示部510に表示する(ステッ
プS123)。診療管理DB112内の診療用画像デー
タ112bとして格納されているカルテ画像データは後
述のように圧縮されているので、ここでは、カルテの最
新ページに相当する画像データを診療管理DB112か
ら取り出して伸長した後に(復号化後に)表示制御部1
6へ転送して、表示装置106に表示させる。なお、カ
ルテの最新ページの追記画像のデータが診療管理DB1
12に格納されている場合(図3(a)参照)は、この
追記画像も、カルテ表示部510において初期画像51
1に対する追記画像512として表示する(カルテの他
ページの画像表示においても同様)。
て特定される患者の個人ファイル(以下「該当個人ファ
イル」という)に格納された診療用画像データ112b
からカルテの最新ページの画像データを取り出して、そ
の最新ページの記録内容を示すカルテ画像を個人ファイ
ル操作画面内のカルテ表示部510に表示する(ステッ
プS123)。診療管理DB112内の診療用画像デー
タ112bとして格納されているカルテ画像データは後
述のように圧縮されているので、ここでは、カルテの最
新ページに相当する画像データを診療管理DB112か
ら取り出して伸長した後に(復号化後に)表示制御部1
6へ転送して、表示装置106に表示させる。なお、カ
ルテの最新ページの追記画像のデータが診療管理DB1
12に格納されている場合(図3(a)参照)は、この
追記画像も、カルテ表示部510において初期画像51
1に対する追記画像512として表示する(カルテの他
ページの画像表示においても同様)。
【0032】次に、該当個人ファイルから注意事項デー
タを取り出して、注意事項表示部520に表示する(ス
テップS124)。ただし、この時点では、該当個人フ
ァイルに格納されている注意事項データのうち主要のも
ののみを表示し、詳細データは、後述のように要求され
た時点で表示する。
タを取り出して、注意事項表示部520に表示する(ス
テップS124)。ただし、この時点では、該当個人フ
ァイルに格納されている注意事項データのうち主要のも
ののみを表示し、詳細データは、後述のように要求され
た時点で表示する。
【0033】上記のようにしてカルテの最新ページや注
意事項が表示された後は、図7に示したメインルーチン
に復帰し、表示処理ルーチンを実行する(ステップS3
0)。
意事項が表示された後は、図7に示したメインルーチン
に復帰し、表示処理ルーチンを実行する(ステップS3
0)。
【0034】<2.3 表示処理>図10に示すように
表示処理ルーチンでは、図4に示したような個人ファイ
ル操作画面が表示装置106に表示されていることを前
提として下記の処理が行われる。このような個人ファイ
ル操作画面が表示されていない場合には、特に処理を行
うことなく表示処理ルーチンから図7に示したメインル
ーチンに復帰する。
表示処理ルーチンでは、図4に示したような個人ファイ
ル操作画面が表示装置106に表示されていることを前
提として下記の処理が行われる。このような個人ファイ
ル操作画面が表示されていない場合には、特に処理を行
うことなく表示処理ルーチンから図7に示したメインル
ーチンに復帰する。
【0035】この表示処理では、まず、使用者によって
他のカルテページが指定されたか否かを判定する(ステ
ップS301)。本実施形態では、個人ファイル操作画
面内のカルテ表示部510に、現時点で表示されている
カルテページの直前および直後のページを指定するため
の操作ボタン表示部517が含まれており、使用者はマ
ウス等によって操作ボタン表示部517をクリックする
ことにより、他のカルテページを順次指定することがで
きる。このようにして他のカルテページが指定された場
合には、その指定されたカルテページの画像データを診
療管理DB112から取り出して(図3(a)参照)、
カルテ表示部510に表示する(ステップS302)。
ここで、診療管理DB112に格納されているカルテ画
像データは後述のように圧縮されているので、当該カル
テページの画像データを診療管理DB112から取り出
して伸長した後に(復号化後に)表示制御部16へ転送
して表示する。
他のカルテページが指定されたか否かを判定する(ステ
ップS301)。本実施形態では、個人ファイル操作画
面内のカルテ表示部510に、現時点で表示されている
カルテページの直前および直後のページを指定するため
の操作ボタン表示部517が含まれており、使用者はマ
ウス等によって操作ボタン表示部517をクリックする
ことにより、他のカルテページを順次指定することがで
きる。このようにして他のカルテページが指定された場
合には、その指定されたカルテページの画像データを診
療管理DB112から取り出して(図3(a)参照)、
カルテ表示部510に表示する(ステップS302)。
ここで、診療管理DB112に格納されているカルテ画
像データは後述のように圧縮されているので、当該カル
テページの画像データを診療管理DB112から取り出
して伸長した後に(復号化後に)表示制御部16へ転送
して表示する。
【0036】次に、使用者によって写真リンク表示が指
示されたか否かを判定する(ステップS303)。本実
施形態では、個人ファイル操作画面内のカルテ表示部5
10に、後述のように所望に応じて、該当個人ファイル
に対応する患者の検査結果を示すX線写真等の画像デー
タへのリンク(以下「写真リンク」という)を設定する
ことができ、写真リンクが設定されると、このリンクを
示すシンボル515がカルテ画像511(および51
2)と共に表示される。そして、リンクされた画像デー
タの表す写真画像を表示したい場合には、使用者によっ
てこのシンボル515がマウス等でクリックされる。こ
のようなシンボル515のクリックによって写真リンク
表示が指示されると、リンクされた画像データを診療管
理DB112から取り出し、その画像データの表す検査
結果の画像を、例えば図6(a)に示すように、個人フ
ァイル操作画面にオーバラップ表示する(ステップS3
04)。
示されたか否かを判定する(ステップS303)。本実
施形態では、個人ファイル操作画面内のカルテ表示部5
10に、後述のように所望に応じて、該当個人ファイル
に対応する患者の検査結果を示すX線写真等の画像デー
タへのリンク(以下「写真リンク」という)を設定する
ことができ、写真リンクが設定されると、このリンクを
示すシンボル515がカルテ画像511(および51
2)と共に表示される。そして、リンクされた画像デー
タの表す写真画像を表示したい場合には、使用者によっ
てこのシンボル515がマウス等でクリックされる。こ
のようなシンボル515のクリックによって写真リンク
表示が指示されると、リンクされた画像データを診療管
理DB112から取り出し、その画像データの表す検査
結果の画像を、例えば図6(a)に示すように、個人フ
ァイル操作画面にオーバラップ表示する(ステップS3
04)。
【0037】次に、使用者によって他の表示が指示され
たか否かを判定する(ステップS305)。本実施形態
では、個人ファイル操作画面内の注意事項表示部520
に表示されたボタン521〜523をマウスでクリック
することにより、該当患者につき、病歴や、他病院での
投薬状況、注意事項のより詳細な内容を表示することが
でき、また、検査データ表示部540に表示されたボタ
ン543〜546等をマウスでクリックすることによ
り、検査データ(検査結果を示す数値や画像等)や標準
データを表示することができる。したがって、これらの
ボタン521〜523、543〜546等によって“他
の表示”が指定されると、その指定に応じて、対応する
表示を行う(ステップS306)。
たか否かを判定する(ステップS305)。本実施形態
では、個人ファイル操作画面内の注意事項表示部520
に表示されたボタン521〜523をマウスでクリック
することにより、該当患者につき、病歴や、他病院での
投薬状況、注意事項のより詳細な内容を表示することが
でき、また、検査データ表示部540に表示されたボタ
ン543〜546等をマウスでクリックすることによ
り、検査データ(検査結果を示す数値や画像等)や標準
データを表示することができる。したがって、これらの
ボタン521〜523、543〜546等によって“他
の表示”が指定されると、その指定に応じて、対応する
表示を行う(ステップS306)。
【0038】上記のようにして、使用者による指定や指
示に応じて所望の表示が行われた後は、図7に示したメ
インルーチンに復帰し、ステップS10に戻る。
示に応じて所望の表示が行われた後は、図7に示したメ
インルーチンに復帰し、ステップS10に戻る。
【0039】<2.4 カルテ読取処理>或る患者のカ
ルテに手書き等で記録された内容をその患者の個人ファ
イルに格納する場合には、その患者(該当患者)の個人
ファイル(該当個人ファイル)が呼び出された状態、す
なわち表示装置106に該当患者の個人ファイル操作画
面が表示されている状態において、該当患者のカルテが
スキャナー104の所定位置に載置され、「カルテ読
取」のメニューが選択される。このメニュー選択は、図
4に示すような個人ファイル操作画面において、「カル
テ読取」のメニューに対応するボタン表示部53をマウ
ス等でクリックすることにより行われる。この場合、C
PU12は、図11に示すカルテ読取処理を実行する。
ルテに手書き等で記録された内容をその患者の個人ファ
イルに格納する場合には、その患者(該当患者)の個人
ファイル(該当個人ファイル)が呼び出された状態、す
なわち表示装置106に該当患者の個人ファイル操作画
面が表示されている状態において、該当患者のカルテが
スキャナー104の所定位置に載置され、「カルテ読
取」のメニューが選択される。このメニュー選択は、図
4に示すような個人ファイル操作画面において、「カル
テ読取」のメニューに対応するボタン表示部53をマウ
ス等でクリックすることにより行われる。この場合、C
PU12は、図11に示すカルテ読取処理を実行する。
【0040】この処理では、まず、所定位置に載置され
たカルテをスキャナー104に読み取らせて、そのカル
テの記録内容を示す画像データを入力画像データとして
スキャナー104から受け取る(ステップS131)。
次に、そのカルテの読み込みが新規読込か否か、すなわ
ち該当患者のカルテの新たなページを読み取るのか否か
を判定する(ステップS132)。本実施形態では、個
人ファイル操作画面内のカルテ表示部510にカルテ画
像が表示されていない状態で「カルテ読取」のメニュー
が選択された場合には、新規読込と判定し、カルテ表示
部510に既にカルテ画像が表示されている状態で「カ
ルテ読取」のメニューが選択された場合には、新規読込
ではなく同一カルテまたはカルテの同一ページが再度読
み込まれるもの(以下「再読込」という)と判定する。
たカルテをスキャナー104に読み取らせて、そのカル
テの記録内容を示す画像データを入力画像データとして
スキャナー104から受け取る(ステップS131)。
次に、そのカルテの読み込みが新規読込か否か、すなわ
ち該当患者のカルテの新たなページを読み取るのか否か
を判定する(ステップS132)。本実施形態では、個
人ファイル操作画面内のカルテ表示部510にカルテ画
像が表示されていない状態で「カルテ読取」のメニュー
が選択された場合には、新規読込と判定し、カルテ表示
部510に既にカルテ画像が表示されている状態で「カ
ルテ読取」のメニューが選択された場合には、新規読込
ではなく同一カルテまたはカルテの同一ページが再度読
み込まれるもの(以下「再読込」という)と判定する。
【0041】ステップS132で新規読込と判定された
場合は、ステップS135へ進んで、入力画像データを
所定の符号化方式に従って圧縮し、圧縮後の画像データ
を診療用画像データ112bとして、図3(a)に示す
ようなデータ構造で格納する。すなわち、その圧縮後の
画像データを含むカルテ画像テーブルを新たに作成し
て、図3(a)に示すような連結リストの先頭に設定
し、その画像データの表すカルテページが該当患者の最
新カルテページとなるように、該当個人ファイルの診療
個別データにおけるカルテデータとしてのポインタ値を
設定する(ステップS136)。これにより、新たに読
み込まれたカルテの内容が該当個人ファイルに格納され
たことになる。
場合は、ステップS135へ進んで、入力画像データを
所定の符号化方式に従って圧縮し、圧縮後の画像データ
を診療用画像データ112bとして、図3(a)に示す
ようなデータ構造で格納する。すなわち、その圧縮後の
画像データを含むカルテ画像テーブルを新たに作成し
て、図3(a)に示すような連結リストの先頭に設定
し、その画像データの表すカルテページが該当患者の最
新カルテページとなるように、該当個人ファイルの診療
個別データにおけるカルテデータとしてのポインタ値を
設定する(ステップS136)。これにより、新たに読
み込まれたカルテの内容が該当個人ファイルに格納され
たことになる。
【0042】ステップS132で再読込と判定された場
合は、ステップS133へ進んで、入力画像データの表
す画像を、同一カルテページについての既存画像データ
の表す画像すなわち現時点でカルテ表示部510に表示
されているカルテ画像と比較し、両画像の同一部分を検
出する(ステップS133)。ここでは、両画像の表す
カルテの記録内容(文書データとしての内容)を比較す
るのではなく、両画像の表すパターンを比較する。次
に、入力画像データのうち上記で検出された同一部分に
相当するデータを削除する(ステップS134)。そし
て、削除後の画像データすなわち両画像の相違部分を示
す画像データを、診療用画像データ112bの構成要素
として、図3(a)に示すようなデータ構造で格納す
る。すなわち、その圧縮後の画像データを含む追記画像
テーブルを新たに作成して、その追記画像テーブルを指
す追記ポインタPTRAを、同一カルテページについて
の既存画像データを初期画像データとして含むカルテ画
像テーブルに設定する。例えば図5(a)に示すカルテ
Aが追記によって図5(b)に示すようになった後に、
そのカルテAを再度読み込むと、追記部分202を示す
画像データが追記画像データとして保存される。これ
は、追記画像データに相当するカルテ情報が追記部分と
して該当個人ファイルに格納されたことを意味する。
合は、ステップS133へ進んで、入力画像データの表
す画像を、同一カルテページについての既存画像データ
の表す画像すなわち現時点でカルテ表示部510に表示
されているカルテ画像と比較し、両画像の同一部分を検
出する(ステップS133)。ここでは、両画像の表す
カルテの記録内容(文書データとしての内容)を比較す
るのではなく、両画像の表すパターンを比較する。次
に、入力画像データのうち上記で検出された同一部分に
相当するデータを削除する(ステップS134)。そし
て、削除後の画像データすなわち両画像の相違部分を示
す画像データを、診療用画像データ112bの構成要素
として、図3(a)に示すようなデータ構造で格納す
る。すなわち、その圧縮後の画像データを含む追記画像
テーブルを新たに作成して、その追記画像テーブルを指
す追記ポインタPTRAを、同一カルテページについて
の既存画像データを初期画像データとして含むカルテ画
像テーブルに設定する。例えば図5(a)に示すカルテ
Aが追記によって図5(b)に示すようになった後に、
そのカルテAを再度読み込むと、追記部分202を示す
画像データが追記画像データとして保存される。これ
は、追記画像データに相当するカルテ情報が追記部分と
して該当個人ファイルに格納されたことを意味する。
【0043】上記のようにして、読み込まれたカルテ画
像の一部または全部がカルテデータとして該当個人ファ
イルに追加されると、図7に示したメインルーチンに復
帰する。
像の一部または全部がカルテデータとして該当個人ファ
イルに追加されると、図7に示したメインルーチンに復
帰する。
【0044】<2.5 写真読取処理>或る患者に対す
る検査(例えば胸部X線撮影等)の結果を示す写真画像
をその患者の個人ファイルに格納する場合には、その患
者(該当患者)の個人ファイル(該当個人ファイル)が
呼び出された状態において、取り込むべき写真がスキャ
ナー104の所定位置に載置され、「写真読取」のメニ
ューが選択される(図4参照)。この場合、CPU12
は、図12に示す写真読取処理を実行する。
る検査(例えば胸部X線撮影等)の結果を示す写真画像
をその患者の個人ファイルに格納する場合には、その患
者(該当患者)の個人ファイル(該当個人ファイル)が
呼び出された状態において、取り込むべき写真がスキャ
ナー104の所定位置に載置され、「写真読取」のメニ
ューが選択される(図4参照)。この場合、CPU12
は、図12に示す写真読取処理を実行する。
【0045】この処理では、まず、入力操作部101に
対する使用者の操作によって、読み込むべき写真にリン
クすべきシンボルを配置する個人ファイル操作画面内の
位置を指定するデータが入力され、CPU12は、この
データを受け取り、その指定位置に、その写真にリンク
されるべきシンボルを設定する(ステップS141)。
これにより、例えば、読み込むべき写真が胸部X線写真
である場合、その写真にリンクされるべきシンボルとし
て検査データ表示部540の該当位置にボタン543が
表示される(図4参照)。
対する使用者の操作によって、読み込むべき写真にリン
クすべきシンボルを配置する個人ファイル操作画面内の
位置を指定するデータが入力され、CPU12は、この
データを受け取り、その指定位置に、その写真にリンク
されるべきシンボルを設定する(ステップS141)。
これにより、例えば、読み込むべき写真が胸部X線写真
である場合、その写真にリンクされるべきシンボルとし
て検査データ表示部540の該当位置にボタン543が
表示される(図4参照)。
【0046】次に、所定位置に載置された写真をスキャ
ナー104に読み取らせて、その写真を表す画像データ
を入力画像データとしてスキャナー104から受け取る
(ステップS142)。そして、診療用画像データ11
2bとして、図3(b)に示すようなデータ構造で格納
する。すなわち、その入力画像データを含む写真画像テ
ーブルを新たに作成して、図3(b)に示すような連結
リストの先頭に設定し、その新たな写真画像テーブルを
指すように該当個人ファイル内の診療個別データにおけ
る検査データとしてのポインタ値を設定する(ステップ
S143)。これにより、新たに読み込まれた写真画像
の内容が検査データとして該当個人ファイルに格納され
たことになる。
ナー104に読み取らせて、その写真を表す画像データ
を入力画像データとしてスキャナー104から受け取る
(ステップS142)。そして、診療用画像データ11
2bとして、図3(b)に示すようなデータ構造で格納
する。すなわち、その入力画像データを含む写真画像テ
ーブルを新たに作成して、図3(b)に示すような連結
リストの先頭に設定し、その新たな写真画像テーブルを
指すように該当個人ファイル内の診療個別データにおけ
る検査データとしてのポインタ値を設定する(ステップ
S143)。これにより、新たに読み込まれた写真画像
の内容が検査データとして該当個人ファイルに格納され
たことになる。
【0047】上記のようにして、読み込まれた写真画像
が検査データとして該当個人ファイルに追加されると、
図7に示したメインルーチンに復帰する。なお、上記で
は、該当個人ファイルに格納される写真画像にリンクす
べきシンボルの位置は、個人ファイル操作画面内の検査
データ表示部540内に設定されるが、これに代えて、
カルテ表示部510に表示されるカルテ画像上に設定し
てもよい。この場合、その写真画像を含む写真画像テー
ブルを指すポインタが、そのカルテ画像データを含むカ
ルテ画像テーブル内に格納されることになる。
が検査データとして該当個人ファイルに追加されると、
図7に示したメインルーチンに復帰する。なお、上記で
は、該当個人ファイルに格納される写真画像にリンクす
べきシンボルの位置は、個人ファイル操作画面内の検査
データ表示部540内に設定されるが、これに代えて、
カルテ表示部510に表示されるカルテ画像上に設定し
てもよい。この場合、その写真画像を含む写真画像テー
ブルを指すポインタが、そのカルテ画像データを含むカ
ルテ画像テーブル内に格納されることになる。
【0048】<2.6 その他の処理>或る患者に対す
る投薬内容(投与すべき薬剤や、投与量、投与時期・回
数、投与方法等)を示すデータ(以下「投薬データ」と
いう)を個人ファイルに格納する場合には、使用者が、
その患者のカルテから投薬データを抽出し、その患者の
個人ファイルを呼び出した状態で、「投薬データ作成」
のメニューを選択する(図4参照)。この場合、CPU
12は、投薬データ作成処理を実行する(ステップS1
5)。この処理では、使用者による入力操作部101へ
の操作に基づき上記投薬データを取り込んで、その患者
の個人ファイル内の診療個別データにおけるカルテデー
タとして格納し(図2)、その後、図7に示したメイン
ルーチンに復帰する。
る投薬内容(投与すべき薬剤や、投与量、投与時期・回
数、投与方法等)を示すデータ(以下「投薬データ」と
いう)を個人ファイルに格納する場合には、使用者が、
その患者のカルテから投薬データを抽出し、その患者の
個人ファイルを呼び出した状態で、「投薬データ作成」
のメニューを選択する(図4参照)。この場合、CPU
12は、投薬データ作成処理を実行する(ステップS1
5)。この処理では、使用者による入力操作部101へ
の操作に基づき上記投薬データを取り込んで、その患者
の個人ファイル内の診療個別データにおけるカルテデー
タとして格納し(図2)、その後、図7に示したメイン
ルーチンに復帰する。
【0049】或る患者に対する定期診断項目を示すデー
タ(以下「定期診断項目データ」という)を個人ファイ
ルに格納する場合には、まず、使用者がその患者のカル
テを見て、新規の定期診断項目(その個人ファイルに未
格納の定期診断項目)がカルテに追加されているか否か
を判断する。その結果、新規の定期診断項目が追加され
ている場合には、使用者は、その新規定期診断項目をカ
ルテから抽出し、それを医療用ファイリングシステムに
入力するために、その患者の個人ファイルを呼び出した
状態で「定期診断項目の作成・変更」のメニューを選択
する(図4参照)。この場合、CPU12は、定期診断
項目作成処理を実行する(ステップS16)。この処理
では、使用者による入力操作部101への操作に基づき
新規の定期診断項目データを取り込んで、その患者の個
人ファイル内の診療個別データにおけるカルテデータと
して格納し(図2)、その後、図7に示したメインルー
チンに復帰する。また、或る患者に対する定期診断項目
のいずれかが取り消された場合にも、使用者は、その患
者の個人ファイルを呼び出した状態で「定期診断項目の
作成・変更」のメニューを選択する。この場合、入力操
作部101に対する使用者の操作によって、取り消すべ
き定期診断項目を示す操作データが入力され、CPU1
2は、その操作データに基づき、取り消すべき定期診断
項目を示すデータを該当個人ファイル内の診療個別デー
タにおけるカルテデータから削除し、その後、図7に示
したメインルーチンに復帰する。
タ(以下「定期診断項目データ」という)を個人ファイ
ルに格納する場合には、まず、使用者がその患者のカル
テを見て、新規の定期診断項目(その個人ファイルに未
格納の定期診断項目)がカルテに追加されているか否か
を判断する。その結果、新規の定期診断項目が追加され
ている場合には、使用者は、その新規定期診断項目をカ
ルテから抽出し、それを医療用ファイリングシステムに
入力するために、その患者の個人ファイルを呼び出した
状態で「定期診断項目の作成・変更」のメニューを選択
する(図4参照)。この場合、CPU12は、定期診断
項目作成処理を実行する(ステップS16)。この処理
では、使用者による入力操作部101への操作に基づき
新規の定期診断項目データを取り込んで、その患者の個
人ファイル内の診療個別データにおけるカルテデータと
して格納し(図2)、その後、図7に示したメインルー
チンに復帰する。また、或る患者に対する定期診断項目
のいずれかが取り消された場合にも、使用者は、その患
者の個人ファイルを呼び出した状態で「定期診断項目の
作成・変更」のメニューを選択する。この場合、入力操
作部101に対する使用者の操作によって、取り消すべ
き定期診断項目を示す操作データが入力され、CPU1
2は、その操作データに基づき、取り消すべき定期診断
項目を示すデータを該当個人ファイル内の診療個別デー
タにおけるカルテデータから削除し、その後、図7に示
したメインルーチンに復帰する。
【0050】或る患者の診療に際して注意すべき事項
(アレルギーや、既往症、他病院での投薬状況等)をそ
の患者の個人ファイルに格納したり、その患者に対する
注意事項を変更したりする場合には、使用者は、その患
者の個人ファイルを呼び出した状態で「注意事項の作成
・変更」のメニューを選択する(図4参照)。この場
合、入力操作部101に対する使用者の操作によって、
その患者の個人ファイルに格納すべき注意事項(新規ま
たは追加の注意事項)を示す操作データが入力される
と、CPU12は注意事項作成処理を実行する(ステッ
プS17)。この処理では、その操作データに基づき、
その新規または追加の注意事項を示すデータを該当個人
ファイル内の診療個別データにおけるカルテデータとし
て格納し、その後、図7に示したメインルーチンに復帰
する。また、この場合において、入力操作部101に対
する使用者の操作によって、その患者に対する注意事項
のうち取り消すべき注意事項を示す操作データが入力さ
れると、CPU12はこの操作データに基づき、その取
り消すべき注意事項を該当個人ファイル内の診療個別デ
ータにおけるカルテデータから削除し、その後、図7に
示したメインルーチンに復帰する。
(アレルギーや、既往症、他病院での投薬状況等)をそ
の患者の個人ファイルに格納したり、その患者に対する
注意事項を変更したりする場合には、使用者は、その患
者の個人ファイルを呼び出した状態で「注意事項の作成
・変更」のメニューを選択する(図4参照)。この場
合、入力操作部101に対する使用者の操作によって、
その患者の個人ファイルに格納すべき注意事項(新規ま
たは追加の注意事項)を示す操作データが入力される
と、CPU12は注意事項作成処理を実行する(ステッ
プS17)。この処理では、その操作データに基づき、
その新規または追加の注意事項を示すデータを該当個人
ファイル内の診療個別データにおけるカルテデータとし
て格納し、その後、図7に示したメインルーチンに復帰
する。また、この場合において、入力操作部101に対
する使用者の操作によって、その患者に対する注意事項
のうち取り消すべき注意事項を示す操作データが入力さ
れると、CPU12はこの操作データに基づき、その取
り消すべき注意事項を該当個人ファイル内の診療個別デ
ータにおけるカルテデータから削除し、その後、図7に
示したメインルーチンに復帰する。
【0051】或る患者に対する検査データ(血液検査の
結果を示すデータや、血圧を示す数値データ等)が新た
に得られた場合、使用者は、その患者の個人ファイルを
呼び出した状態で「検査データ入力」のメニューを選択
する(図4参照)。この場合、入力操作部101に対す
る使用者の操作によって、上記新たに得られた検査デー
タが入力され、CPU12は検査データ入力処理を実行
する(ステップS18)。この処理では、その操作デー
タに基づき、上記新たに得られた検査データを該当個人
ファイル内の診療個別データにおけるカルテデータとし
て追加し、その後、図7に示したメインルーチンに復帰
する。なお、その患者に対する検査によって検査結果を
示す写真が得られた場合には、既述の「写真読取」のメ
ニューが選択され、写真読取処理により、その写真を示
す画像データが検査データとして該当個人ファイルに格
納される。
結果を示すデータや、血圧を示す数値データ等)が新た
に得られた場合、使用者は、その患者の個人ファイルを
呼び出した状態で「検査データ入力」のメニューを選択
する(図4参照)。この場合、入力操作部101に対す
る使用者の操作によって、上記新たに得られた検査デー
タが入力され、CPU12は検査データ入力処理を実行
する(ステップS18)。この処理では、その操作デー
タに基づき、上記新たに得られた検査データを該当個人
ファイル内の診療個別データにおけるカルテデータとし
て追加し、その後、図7に示したメインルーチンに復帰
する。なお、その患者に対する検査によって検査結果を
示す写真が得られた場合には、既述の「写真読取」のメ
ニューが選択され、写真読取処理により、その写真を示
す画像データが検査データとして該当個人ファイルに格
納される。
【0052】上記のようにして個人ファイルに格納され
ている検査データをグラフ表示する場合、使用者は、そ
の個人ファイルを呼び出した状態で、まず「検査データ
のグラフ表示」のメニューを選択し、次に、検査データ
をグラフとして表示すべき検査項目を、入力操作部10
1に対する操作によって指定する(図4参照)。これに
応じて、CPU12は、指定された検査項目のデータ
(検査データまたはその履歴)をグラフで表示する(ス
テップS19)。例えば、検査項目として「血圧」が指
定されると、図6(b)に示すように、血圧推移を示す
グラフを個人ファイル操作画面にオーバラップ表示す
る。このようなグラフ表示後は、図7に示したメインル
ーチンに復帰する
ている検査データをグラフ表示する場合、使用者は、そ
の個人ファイルを呼び出した状態で、まず「検査データ
のグラフ表示」のメニューを選択し、次に、検査データ
をグラフとして表示すべき検査項目を、入力操作部10
1に対する操作によって指定する(図4参照)。これに
応じて、CPU12は、指定された検査項目のデータ
(検査データまたはその履歴)をグラフで表示する(ス
テップS19)。例えば、検査項目として「血圧」が指
定されると、図6(b)に示すように、血圧推移を示す
グラフを個人ファイル操作画面にオーバラップ表示す
る。このようなグラフ表示後は、図7に示したメインル
ーチンに復帰する
【0053】<3.効果>上記実施形態によれば、カル
テの記録内容や、検査データ、注意事項等の診療に関す
る医療情報が電子データとして保存されるので、書類に
よって医療情報を保存していた従来の管理方式に比べ
て、医療情報の保存のためのスペースを節約することが
できる。このとき、カルテの記録内容については、画像
データとして保存され、一旦、その記録内容が画像とし
て読み取られたカルテに対してその後に追記が行われた
場合においても、その追記部分のみが画像データとして
追加的に保存される。このため、カルテに記録すべき情
報の電子データ化が容易で、手書きカルテを使用した従
来の医療情報の管理方式からの移行もし易く、しかも、
従来の医療情報管理方式との併存も可能である。なお、
上記実施形態ではカルテの記録内容を画像データとして
保存する際にはその画像データが圧縮され、圧縮後の画
像データを保存することで、保存すべき画像データの膨
大化が抑えられている。
テの記録内容や、検査データ、注意事項等の診療に関す
る医療情報が電子データとして保存されるので、書類に
よって医療情報を保存していた従来の管理方式に比べ
て、医療情報の保存のためのスペースを節約することが
できる。このとき、カルテの記録内容については、画像
データとして保存され、一旦、その記録内容が画像とし
て読み取られたカルテに対してその後に追記が行われた
場合においても、その追記部分のみが画像データとして
追加的に保存される。このため、カルテに記録すべき情
報の電子データ化が容易で、手書きカルテを使用した従
来の医療情報の管理方式からの移行もし易く、しかも、
従来の医療情報管理方式との併存も可能である。なお、
上記実施形態ではカルテの記録内容を画像データとして
保存する際にはその画像データが圧縮され、圧縮後の画
像データを保存することで、保存すべき画像データの膨
大化が抑えられている。
【0054】また、上記実施形態によれば、患者の診察
等の際に、手書きの最新のカルテを見ながら、保存され
ているカルテ画像データに基づき、その患者の過去のカ
ルテを画面に表示することができ、また、その患者の検
査データや注意事項等も同時に表示することができる。
さらに、必要に応じて、その患者に対して実施された検
査項目の標準データ(数値や写真)も表示することがで
きる。すなわち、簡単な操作で診察に有用なデータを豊
富に利用することでき、これにより診査や診断が迅速化
され、その精度も向上する。
等の際に、手書きの最新のカルテを見ながら、保存され
ているカルテ画像データに基づき、その患者の過去のカ
ルテを画面に表示することができ、また、その患者の検
査データや注意事項等も同時に表示することができる。
さらに、必要に応じて、その患者に対して実施された検
査項目の標準データ(数値や写真)も表示することがで
きる。すなわち、簡単な操作で診察に有用なデータを豊
富に利用することでき、これにより診査や診断が迅速化
され、その精度も向上する。
【0055】更にまた、上記実施形態では、カルテの記
録内容や検査データ等の医療情報を電子データ化して保
存するという機能と、その保存された電子化データから
患者の診察に有用なデータを取り出して表示することで
診断を支援するという機能とが、1つの独立した比較的
小規模のシステムで実現することができる。このため、
本実施形態に係る医療用ファイリングシステムは、従来
の管理方式からの移行の容易性や従来の管理方式との併
存可能性という上記特長と相俟って、小規模病院や個人
医院等においても導入が容易であるという利点を有す
る。なお、上記実施形態により個人医院において医療情
報が電子データ化されていれば、その個人医院の患者を
専門医療のために大規模病院へ転送する場合にその患者
の医療情報を転送先にスムーズに伝えることができると
いう利点もある。
録内容や検査データ等の医療情報を電子データ化して保
存するという機能と、その保存された電子化データから
患者の診察に有用なデータを取り出して表示することで
診断を支援するという機能とが、1つの独立した比較的
小規模のシステムで実現することができる。このため、
本実施形態に係る医療用ファイリングシステムは、従来
の管理方式からの移行の容易性や従来の管理方式との併
存可能性という上記特長と相俟って、小規模病院や個人
医院等においても導入が容易であるという利点を有す
る。なお、上記実施形態により個人医院において医療情
報が電子データ化されていれば、その個人医院の患者を
専門医療のために大規模病院へ転送する場合にその患者
の医療情報を転送先にスムーズに伝えることができると
いう利点もある。
【0056】<4.変形例>上記実施形態では、既に画
像データの保存されているカルテに対して追記が行われ
た後に再度そのカルテを読み取った場合には、そのカル
テについての既存画像データと新たな画像データとの間
でパターン比較が行われ、そのパターン比較に基づき、
新たな画像データのうち両画像の相違部分に相当する画
像データのみが追記画像データとして保存される(図1
1のステップS133〜S136)。しかし、このよう
なパターン比較を行わずに、そのカルテについて新たに
読み取った画像を表示し、使用者が入力操作部101に
よって追記部分202の領域を指定することにより(図
5(b)参照)、両画像の相違部分に相当する画像デー
タを追記画像データとして取り出すようにしてもよい。
像データの保存されているカルテに対して追記が行われ
た後に再度そのカルテを読み取った場合には、そのカル
テについての既存画像データと新たな画像データとの間
でパターン比較が行われ、そのパターン比較に基づき、
新たな画像データのうち両画像の相違部分に相当する画
像データのみが追記画像データとして保存される(図1
1のステップS133〜S136)。しかし、このよう
なパターン比較を行わずに、そのカルテについて新たに
読み取った画像を表示し、使用者が入力操作部101に
よって追記部分202の領域を指定することにより(図
5(b)参照)、両画像の相違部分に相当する画像デー
タを追記画像データとして取り出すようにしてもよい。
【0057】また、上記実施形態では、カルテの記録内
容を示す画像データは圧縮された後にハードディスク装
置110に保存されるが、ハードディスク装置110の
記憶容量が十分に大きい場合には、圧縮せずに保存する
ようにしてもよい。一方、逆に、ハードディスク装置1
10の記憶容量に余裕がない場合には、カルテの記録内
容を示す画像データに加えて、検査結果を示す写真の画
像データも圧縮した後に保存するようにしてもよい。
容を示す画像データは圧縮された後にハードディスク装
置110に保存されるが、ハードディスク装置110の
記憶容量が十分に大きい場合には、圧縮せずに保存する
ようにしてもよい。一方、逆に、ハードディスク装置1
10の記憶容量に余裕がない場合には、カルテの記録内
容を示す画像データに加えて、検査結果を示す写真の画
像データも圧縮した後に保存するようにしてもよい。
【図1】本発明の一実施形態に係る医療用ファイリング
システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施形態に係る医療用ファイリングシステ
ムにおける診療管理データベースの構成を示す図であ
る。
ムにおける診療管理データベースの構成を示す図であ
る。
【図3】上記実施形態において画像データを格納するた
めのデータ構造を示す図である。
めのデータ構造を示す図である。
【図4】上記実施形態において個人ファイルを呼び出し
たときの画面表示(個人ファイル操作画面)の一例を示
す図である。
たときの画面表示(個人ファイル操作画面)の一例を示
す図である。
【図5】上記実施形態においてカルテを読み取るための
処理を説明するための図である。
処理を説明するための図である。
【図6】上記実施形態において個人ファイルを呼び出し
たときの画面表示の他の例を示す図である。
たときの画面表示の他の例を示す図である。
【図7】上記実施形態における処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】上記実施形態における処理手順を構成するID
データ作成処理ルーチンを示すフローチャートである。
データ作成処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】上記実施形態における処理手順を構成する個人
ファイル呼出処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
ファイル呼出処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】上記実施形態における処理手順を構成する表
示処理ルーチンを示すフローチャートである。
示処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】上記実施形態における処理手順を構成するカ
ルテ読取処理ルーチンを示すフローチャートである。
ルテ読取処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】上記実施形態における処理手順を構成する写
真読取処理ルーチンを示すフローチャートである。
真読取処理ルーチンを示すフローチャートである。
12 …CPU
13 …メモリ
51〜59…操作メニューのボタン表示部
100 …コンピュータ本体
101 …入力操作部
104 …スキャナー
106 …表示装置
110 …ハードディスク装置
200 …カルテ
210〜230 …カルテ画像テーブル
211,212 …追記画像テーブル
310,320 …写真画像テーブル
510 …カルテ表示部
511 …カルテの初期画像(既存画像)
512 …カルテの追記画像
515 …写真リンクのシンボル
520 …注意事項表示部
530 …IDデータ表示部
540 …検査データ表示部
Claims (6)
- 【請求項1】 診療に関する医療情報を管理するための
医療用ファイリングシステムであって、 前記医療情報の記録されたカルテを画像として読み取
り、当該カルテの記録内容を示す画像データを出力する
画像読取手段と、 使用者によって操作される入力操作手段と、 前記医療情報を記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された医療情報を表示する表示手段
と、 前記入力操作手段に対する操作に応じて、前記画像読取
手段、記憶手段、および表示手段を制御する制御手段と
を備え、 前記制御手段は、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、新たなカ
ルテを前記画像読取手段に読み取らせて、当該新たなカ
ルテの記録内容を示す画像データを前記記憶手段に記憶
し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記記憶
手段に既に記憶されている画像データによって示される
内容の記録されたカルテを前記画像読取手段に再び読み
取らせて、当該再び読み取らせたカルテの記録内容のう
ち当該既に記憶されている画像データの示す記録内容と
相違する部分を示す画像データを、当該既に記憶された
画像データの追記部分として前記記憶手段に記憶し、前
記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記読取手
段から出力され前記記憶手段に記憶された画像データを
前記医療情報として前記表示手段に表示させることを特
徴とする、医療用ファイリングシステム。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記既に記憶されてい
る画像データによって示される内容が記録されたカルテ
を前記読取手段が再び読み取ることによって得られた画
像データと前記既に記憶されている画像データとを照合
し、両画像データの表す画像の相違部分を示す画像デー
タを前記追記部分として出力する画像照合手段を含むこ
とを特徴とする、請求項1に記載の医療用ファイリング
システム。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記既に記憶されてい
る画像データによって示される内容が記録されたカルテ
を前記読取手段が再び読み取ることによって得られた画
像データのうち、前記入力操作手段に対する所定操作に
よって指定される画像データを、前記追記部分として出
力する手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の
医療用ファイリングシステム。 - 【請求項4】 前記制御手段は、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて前記記憶手
段において前記診療の対象者毎に個人ファイルを作成
し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて前記記憶手
段に画像データを記憶する場合には、当該記憶すべき画
像データによって示される内容の記録されたカルテに対
応する対象者の個人ファイルに、当該記憶すべき画像デ
ータを格納し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記診療
に際して注意すべき事項を注意事項データとして受け取
り、当該注意事項の対象者に対応する個人ファイルに当
該注意事項データを格納し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記記憶
された画像データを前記医療情報として前記表示手段に
表示させるときには、当該表示させるべき画像データの
格納されている個人ファイルにおける注意事項データを
も前記表示手段に表示させることを特徴とする、請求項
1に記載の医療用ファイリングシステム。 - 【請求項5】 前記制御手段は、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて前記記憶手
段において前記診療の対象者毎に個人ファイルを作成
し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて前記記憶手
段に画像データを記憶する場合には、当該記憶すべき画
像データによって示される内容の記録されたカルテに対
応する対象者の個人ファイルに、当該記憶すべき画像デ
ータを格納し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記診療
の対象者の検査データを受け取り、当該検査データを当
該検査データに対応する対象者の個人ファイルに格納
し、 前記入力操作手段に対する所定操作に応じて、前記記憶
された画像データを前記医療情報として前記表示手段に
表示させるときには、当該表示させるべき画像データの
格納されている個人ファイルにおける検査データをも前
記表示手段に表示させることを特徴とする、請求項1に
記載の医療用ファイリングシステム。 - 【請求項6】 前記記憶手段は、前記診療の対象者に実
施されるべき検査項目のそれぞれに対する標準値または
標準画像を示す標準データを予め保持しており、 前記制御手段は、前記入力操作手段に対する所定操作に
応じて、前記検査データを前記表示手段に表示させると
きに、前記標準データのうち当該表示させる検査データ
の検査項目に対応する標準データをも前記表示手段に表
示させることを特徴とする、請求項5に記載の医療用フ
ァイリングシステム。
Priority Applications (1)
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