JP2001125995A - 医用レポートシステム - Google Patents

医用レポートシステム

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JP2001125995A
JP2001125995A JP30985499A JP30985499A JP2001125995A JP 2001125995 A JP2001125995 A JP 2001125995A JP 30985499 A JP30985499 A JP 30985499A JP 30985499 A JP30985499 A JP 30985499A JP 2001125995 A JP2001125995 A JP 2001125995A
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、1つのレポートに関して複数の署
名情報を入力可能としてレポート情報を入力した者を容
易に特定し、また入力されたレポート情報の文字列に検
索対象識別子を挿入して保存することで柔軟でかつ迅速
な検索を可能とする医用レポートシステムを提供するこ
とにある。 【解決手段】 レポート情報入力部1bから例えば所見
と診断に区別して入力されたレポート情報に対して署名
情報入力部6bからそれぞれ署名情報を入力して付加す
る。入力されたレポート情報と署名情報はレポート情報
管理部3aにおいて関連付けて保存される。なお、レポ
ート情報の文字列には例えば検索情報識別子が挿入され
る。検索条件入力部5bでは検索キー文字列が指定さ
れ、レポート情報管理部3aにおいてレポート情報中の
文字列と一致する検索キー文字列を検索し、その検索結
果を検索情報表示部5cに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関におい
て、依頼された検査に対するレポート、特に放射線診断
装置、内視鏡装置、超音波診断装置、核医学装置、磁気
共鳴イメージング装置などの医用画像検査装置によって
得られた医用画像の検査に対するレポートを作成して管
理するための医用レポートシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療機関における医用情報システ
ムの普及が進んでおり、病院情報システム(Hospi
tal Information System、HI
S)、放射線部門管理システム(Radiology
Information System、RIS)、医
用画像管理システム(Picture Archivi
ng & Communication Syste
m、PACS)などが医療機関における各種業務の効率
化のために導入されている。このような情報システムの
中で、医療機関の検査部門における読影業務を支援する
ために、医用画像管理システムと並行して医用レポート
システムの普及も進んでいる。
【0003】一般的に、医療機関の検査部門では、医用
画像検査装置において発生した医用画像を医師または技
師が読影し、その読影結果または検査時の所見をレポー
ト用紙に記載した後、このレポート用紙を検査を依頼し
た診療科(依頼科)部門に返却している。なお、この読
影においては、今回の検査によって得られた医用画像の
他に、過去の同一検査種別の医用画像、過去のレポー
ト、過去の医用画像の計測情報などを参照しており、こ
れにより、患者の病巣の発見や変化の把握に努めてい
る。
【0004】ここで、読影業務やレポートの作成業務の
効率化を図るために導入されている従来の医用レポート
システムについて説明する。
【0005】従来の医用レポートシステムにおいては、
医用画像検査装置において発生した医用画像をその検査
の依頼に関するオーダ情報や検査情報(検査識別子や検
査結果など)と関連付けて管理しており、この検査情報
を参照してレポートを作成する対象となる検査を選択
し、選択した検査に関してレポート情報をシステムに入
力する。このレポート情報は、主に文字列として入力さ
れ、選択した検査と関連付けられて管理される。このレ
ポートの作成時には、医用画像や前回のレポートを表示
することにより、レポートの作成を支援する。なお、特
許公開公報(特開平10−97582号)には、読影に
関する業務や医用画像とレポートの連動表示に関するシ
ステムの記載があり、医用画像を表示する場合において
患者識別子や患者または検査の状態に関する情報を検索
キーとして過去のレポート情報を検索することにより、
検索したレポート情報も表示されるようになっている。
【0006】このような従来の医用レポートシステムで
は、入力したレポート情報に署名に関する署名情報を付
加することなく、紙に印刷されたレポートに医師または
技師が手書きで署名をするという管理運用がなされてい
る。そのため、過去のレポートには署名情報は表示され
ない。また、署名情報をシステムに入力する場合におい
ては、レポートの作成時に署名用のパスワードを入力
し、正規のパスワードが入力された場合にのみ入力した
レポート情報をシステムに登録することができるように
しているだけであり、誰がレポート情報を入力してその
レポートに署名をしたかは不明であった。
【0007】また、従来の医用レポートシステムにおい
て入力したレポート情報を含むレポートを紙に印刷し、
この紙を原本として管理運用する場合がある。この場
合、印刷した紙に入力しなかったレポート情報や署名を
手書きして付け加えることによりレポートを確定し、こ
の確定したレポートを依頼科に返却していた。
【0008】一方、上述した公報に記載されているシス
テムでは、患者識別子、または検査依頼(オーダ情報)
や検査に付属する情報を用いて検索を行い、医用画像と
同時に表示すべきレポート情報を取得している。また、
症例検索のために、医用レポートシステム単独で検索条
件を入力して該当するレポートを表示させている。この
ような検索においては、他のシステムから受信したオー
ダ情報、検査情報、またはレポート作成時に入力したI
RD(Index for Radiological
Diagnosis)コードなどの付随情報を検索キ
ーとして用いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の医用レポートシステムにおいては次のような問題があ
った。
【0010】(1)健康診断においては、その読影は2
人の医師によって行うという運用がなされている。ま
た、超音波診断装置を用いた検査を複数の技師により実
施し、その検査の所見をレポートとして作成する場合が
ある。しかし、このような場合においても、1つのレポ
ートに関して複数の署名情報を入力することができず、
これにより、レポート作成の担当者または責任者をシス
テムに正確に入力することができなかった。
【0011】また、技師が医用画像の検査時の所見をレ
ポートに記載し、その後に医師がその医用画像を診断し
てこのレポートを完成させる場合においても、上述した
ように、所見と診断を区別して署名情報を入力すること
ができない。そのため、所見と診断のいずれかに関する
署名情報だけしか入力することができず、レポート作成
の担当者または責任者をシステムに正確に入力すること
ができなかった。
【0012】以上のことから、システムに入力したレポ
ート情報を電子的に依頼科に送信した場合、その依頼科
からの検査についての問い合わせ先が不明確になるの
で、臨床的な診断を行う上で時間がかかってしまう。
【0013】(2)システムに入力した署名情報に関し
ては、署名用のパスワードに対応する氏名をそのまま文
字列として表示装置の画面上に表示し、印刷装置に印刷
していた。しかし、レポートを参照する場合、従来のよ
うな手書きの署名の場合と比較してその識別性が悪く、
レポートの署名の有無や署名者などを瞬時に判断できな
いという問題がある。このことは、臨床の現場において
診断業務の効率の低下を招くことになる。
【0014】(3)システムに入力した署名情報は表示
装置の画面上に表示または印刷装置により印刷を行う場
合にだけ用いられ、電子的なレポート情報の確定という
意味付けには利用されていなかった。すなわち、署名の
有無の状態を基にして画面上への表示、他システムへの
送信、印刷などを行うかどうかの判断はなされておら
ず、レポートを参照する者はそのレポート情報の確定状
態を確認することができなかった。
【0015】(4)レポートを紙に印刷した後にレポー
ト情報を変更した場合、システム内で保存しているレポ
ート情報と依頼科に紙で返却されたレポート内のレポー
ト情報が異なるので、レポート情報が不明確となりその
信頼性が低下する。また、複数のレポートを印刷した場
合においても、最新のレポート情報が印刷されているレ
ポートがどれなのかを容易に判断することができない。
【0016】(5)システムにおいて検索キーとなり得
る情報項目は患者識別子や検査情報などのように明確に
意味付けが決められた情報項目だけであった。そのた
め、入力したレポート情報の主要部分である文字列を検
索することができず、過去の症例を検索する場合には非
常に手間ががかる。従って、過去の症例を迅速に検索す
るためには、診断コードや所見コードなどのような検索
のための分類コードを予め用意し、レポート情報を入力
すると同時にその内容を抽象化して予め用意した分類コ
ードに割当ててその分類コードを入力しなければならな
い。しかし、これは、ルーチン業務であるレポート作成
の業務の効率を低下させる要因となる。
【0017】(6)レポート情報中の文字列を検索する
場合には検索キーとしての文字列を指定するが、データ
ベースによる文字列の検索においては、文字列中の数値
も文字として扱われるため、レポート情報中の数値情報
を検索することができない。例えば、検索キーの文字列
として「30cm」を指示して検索を行っても、レポー
ト情報中に「130cm」という文字列が記載されてい
るレポートに関する検査まで該当してしまうことにな
る。上述したような数値情報を検索可能にしておくため
には、検索キーとなる数値項目を予め用意しておき、レ
ポート作成時においてその入力画面上で数値を含む文字
列を入力するとともに、入力画面上の数値項目入力部分
にも同じ数値を再度入力しなければならない。また、医
用画像から計算される距離、容量、比などの定量的な数
値情報の経過は治療成績や疾病の進行程度を示している
が、これらの情報の経過をグラフや表などの形式で表示
した場合においても、上述と同様に、数値情報を二重に
入力しなければならない。
【0018】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、1つのレポートに関して複数の
署名情報を入力可能とし、さらに各署名情報に対応する
署名識別情報をレポート情報にそれぞれ付加して出力す
ることにより、健康診断業務、技師と医師によるレポー
ト作成というような複数人が共同でレポートを作成する
運用に対応でき、かつ各レポートに対する署名の識別性
を高めてレポート情報の参照効率を向上させることが可
能な医用レポートシステムを提供することにある。
【0019】また、本発明の目的は、署名情報の入力状
態を基にレポート情報の出力の可否を判定することによ
り、レポート情報を参照する者がその確定状態を判断
し、その確定状態に応じてレポート情報の適確な利用が
可能な医用レポートシステムを提供することにある。
【0020】また、本発明の目的は、レポートの変更情
報(差分情報)および版(レビジョン)情報を管理して
これを出力することにより、レポート情報を参照する者
が最新のレポート情報を識別し、この最新のレポート情
報を基にして適切な治療を行うことが可能な医用レポー
トシステムを提供することにある。
【0021】また、本発明の目的は、入力されたレポー
ト情報の文字列に検索対象識別子を挿入して保存してお
くことにより、レポートの作成の効率を低下させること
なく、柔軟でかつ迅速な検索、特にレポート情報中の文
字列から数値情報を検索可能とし、これにより症例検索
を中心とした種々の観点での検索を実現できる医用レポ
ートシステムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の医用レポートシステムは、
所定のレポートに関するレポート情報を入力するレポー
ト情報入力手段と、前記所定のレポートに関して複数の
署名情報を入力する署名情報入力手段と、前記レポート
情報入力手段によって入力されたレポート情報を前記署
名情報入力手段によって入力された署名情報と関連付け
て管理する管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】上記請求項1に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項2に記載の発明は、前記レポ
ート情報入力手段は、医用画像の検査において所見と診
断を区別してレポート情報を入力することが可能であ
り、前記署名情報入力手段は、前記レポート情報入力手
段によって所見と診断に区別して入力されたレポート情
報に応じてそれぞれ署名情報を入力することが可能であ
ることを特徴とする。
【0024】上記請求項1に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項3に記載の発明は、前記署名
情報入力手段によって入力された署名情報を署名識別情
報と関連付けて保存する保存手段と、前記署名情報を基
にして前記保存手段に保存されている署名識別情報を検
索して該当する署名識別情報を取得する検索手段と、前
記レポート情報とともに、前記管理手段によってこのレ
ポート情報に関連付けられている署名情報を基にして前
記検索手段によって取得された署名識別情報を出力する
出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】上記請求項3に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項4に記載の発明は、前記検索
手段によって取得された少なくとも1つの署名識別情報
と予め設定されたレポート画像を重ね合わせる重ね合わ
せ手段を備え、前記出力手段は前記重ね合わせ手段の重
ね合わせ結果を出力することを特徴とする。
【0026】上記請求項3に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項5に記載の発明は、前記署名
情報の入力状態を基にして前記出力手段によるレポート
情報および署名識別情報の出力の可否を判定する判定手
段を備えていることを特徴とする。
【0027】また、上記課題を解決するために、請求項
6に記載の発明の医用レポートシステムは、レポート情
報を入力するレポート情報入力手段と、前記レポート情
報入力手段によって入力されたレポート情報をこのレポ
ート情報の版数を示す版情報と関連付けて管理する管理
手段と、前記レポート情報とともに、前記管理手段によ
ってこのレポート情報と関連付けて管理されている版情
報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】上記請求項6に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項7に記載の発明は、前記レポ
ート情報の入力毎に前回のレポート情報との差分を示す
差分情報を取得する差分情報取得手段を備え、前記管理
手段は、前記差分情報取得手段によって取得された差分
情報を基にして前記版情報を更新することを特徴とす
る。
【0029】上記請求項7に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項8に記載の発明は、前記管理
手段は、前記差分情報取得手段によって取得された差分
情報を前記レポート情報と関連付けて管理することを特
徴とする。
【0030】また、上記課題を解決するために、請求項
9に記載の発明の医用レポートシステムは、レポート情
報を入力するレポート情報入力手段と、前記レポート情
報入力手段によって入力されたレポート情報を検査情報
または検査依頼情報の少なくとも一方と関連付けて管理
する管理手段と、検索キー文字列を入力する検索キー文
字列入力手段と、前記レポート情報の文字列中に前記検
索キー文字列入力手段によって入力された検索キー文字
列が存在するかどうかを判定する判定手段と、前記判定
手段の判定結果を基にして前記管理手段によって前記レ
ポート情報に関連付けて管理されている検査情報または
検査依頼情報の少なくとも一方を表示する表示手段とを
備えたことを特徴とする。
【0031】上記請求項9に記載の発明の医用レポート
システムにおいて、請求項10に記載の発明は、前記判
定手段は、前記レポート情報の文字列中に数値と単位の
組合せが存在するかどうかを判定することを特徴とす
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0033】病院のような医療機関において、医用画像
検査装置、例えば超音波診断装置を用いることにより得
られた超音波画像のような医用画像の検査を行う場合に
は、診療科の医師によってその検査依頼(オーダ)を発
行する。検査部門では、このオーダに対して医用画像の
検査を実施する。さらに、その医用画像の検査を実施し
た医師や技師、または読影担当医師は、その検査の結果
をその依頼をした診療科(依頼科)に報告するためのレ
ポートを作成し、作成したレポートに署名して検査した
医用画像とともに依頼科に返却する。
【0034】この場合、検査部門においても、作成した
レポートや検査した医用画像を保存する。また、患者の
過去の医用画像やレポートを参照しながら今回の検査の
結果に対するレポートを作成する。さらに、症例研究や
検査の管理を目的として保存している過去のレポートを
検索し、必要とするレポート情報を抽出している。
【0035】医用レポートシステムは上記のような運用
の効率化を図るために導入される。この医用レポートシ
ステムは、検査部門内だけにとどまらず、病院情報シス
テム(Hospital Information S
ystem、HIS)、放射線部門管理システム(Ra
diology Information Syste
m、RIS)、医用画像管理システム(Picture
Archiving& Communication
System、PACS)などの他のシステムや装置
に接続され、これにより総合的なシステムを構築し、依
頼科によるオーダからそのレポートや医用画像の表示に
至るまでの一連の運用を支援する。
【0036】図1は本発明の実施の形態の医用レポート
システムの構成を示すブロック図である。図1に示す本
発明の実施の形態の医用レポートシステム1は、レポー
ト入力装置2と、レポート管理装置3と、レポート出力
装置4と、検索装置5とによって構成されている。
【0037】レポート入力装置2は、レポート情報や署
名情報などの入力制御を行うレポート入力制御部2a
と、オーダ情報、検査情報、医用画像などの医用情報を
表示する医用情報表示部2bと、入力されたレポート情
報中の数値や単位を分離処理する数値/単位分離部2c
と、入力されたレポート情報を所定の文字列に変換する
文字変換部2dと、マウスのようなポインティングデバ
イスやキーボードなどで構成され、レポート情報や署名
情報などを入力するための操作ユニット6とを備えてい
る。
【0038】操作ユニット6は、レポート情報を入力す
るレポート情報入力部6aと、署名情報を入力する署名
情報入力部6bと、検査部位に関する情報を入力する検
査部位入力部6cとによって構成されている。
【0039】レポート管理装置3は、データベースとし
て構成され、レポート情報の管理を行うレポート情報管
理部3aと、データベースとして構成され、署名情報の
管理を行う署名情報管理部3bと、レポート画像の構成
処理を行うレポート画像構成部3cと、レポート情報の
差分抽出処理を行う差分抽出部3dとによって構成され
ている。
【0040】レポート出力装置4は、作成したレポート
の出力制御を行うレポート出力制御部4aと、作成した
レポートを表示するレポート表示部4bとによって構成
されている。
【0041】検索装置5は、マウスのようなポインティ
ングデバイスやキーボードなどで構成され、検索キー文
字列のような検索条件を入力する検索条件入力部5b
と、検索処理の制御を行う検索制御部5aと、検索結果
を示す検索情報などを表示する検索情報表示部5cとに
よって構成されている。
【0042】次に、本発明の実施の形態の医用レポート
システムの作用について説明する。
【0043】まず、医用情報入力部21では、オーダ情
報や検査情報(検査識別子および検査結果など)を入力
する。入力されたこれらの情報は、データベースとして
構成されている医用情報管理部22に転送される。医用
情報管理部22では、こられの情報を検査時に発生した
医用画像と関連付けて管理する。必要に応じて、医用画
像は医用画像表示部24に表示される。
【0044】オーダ情報は、図示しないHISなどの他
のシステムから入力するようにすることもできる。オー
ダ情報において複数の検査の実施が指示されていた場
合、オーダ番号のようなオーダに関するオーダ識別子を
入力し、さらに、必要に応じてオーダに対応する検査識
別子を発行および入力し、医用情報管理部22において
このようなオーダ識別子と検査識別子を関連付けて管理
する。
【0045】上述したように、医用画像検査装置20に
よって発生した医用画像と、オーダ情報や検査情報は、
医用情報管理部22において関連付けられて管理される
が、医用画像とその検査は、医用画像に付されている画
像識別子と検査識別子を対応付けることによって関連付
けることができる。または、ファイルシステムを利用
し、検査をディレクトリとしてそのディレクトリ内に医
用画像ファイルを配置することにより関連付けることが
できる。この場合、ディレクトリ名と検査識別子を関連
付けて管理する。
【0046】上述したような関連付けの管理は、例え
ば、データベース管理システムを用いることにより行う
ことができる。すなわち、医用画像管理部22におい
て、図2に示すように、オーダ管理テーブル22a、検
査管理テーブル22b、および画像管理テーブル22c
を設ける。オーダ管理テーブル22aには、オーダ識別
子とオーダ情報を格納する。検査管理テーブル22bに
は、オーダ識別子、検査識別子、および検査情報を格納
する。画像管理テーブル22cには、検査識別子、画像
識別子、および画像ファイル名(ファイルシステム上の
配置情報)を格納する。なお、検査における一部の医用
画像を一連のまとまり(シリーズ)として管理する場合
には、同様に、シリーズ識別子を用いてシリーズ管理テ
ーブルを設ければよい。
【0047】医用画像を例えばフィルムで管理する場合
には、医用情報管理部22に代わって、フィルム袋や医
用画像に検査識別子を付与することにより、医用画像と
オーダ情報や検査情報を関連付けることができる。
【0048】また、オーダ情報や検査情報を紙で管理す
る場合には、医用情報入力部20によるオーダ情報や検
査情報の入力をレポート入力装置2によって行うことも
できる。この場合も、その紙にオーダ識別子や検査識別
子を記載することにより医用画像と関連付けて管理する
ことができる。
【0049】ここで、レポート情報を入力する場合につ
いて説明する。
【0050】レポート入力装置2においては、医用情報
表示部2bによってレポート作成の対象となる検査の一
覧を表示する。従って、表示された検査の一覧から対象
となる検査を指定し、指定したその検査に対してレポー
トを作成するためにレポート情報の入力を開始する。
【0051】なお、レポート入力制御部2aにおいて医
用情報管理部22から検査情報を取得することにより、
検査が完了して医用画像が存在している検査だけをレポ
ート情報の入力対象となる検査として医用情報表示部2
bに表示することができる。すなわち、医用情報管理部
22では、医用情報入力部21から入力された検査情報
の検査識別子と医用画像検査装置20から出力された検
査識別子の整合性を図2に示す管理テーブルを基にして
チェックする。そのチェックの結果、該当する検査情報
と医用画像の両方がある場合に、レポート情報の入力対
象となる検査であるとしてレポート入力制御部2aに該
当する検査情報を転送する。
【0052】レポート入力装置2では、ポインティング
デバイスによって指定した検査に対してレポート情報を
入力するためのレポート情報入力画面を医用情報表示部
2bに表示する。図3はこのようなレポート情報入力画
面の一例を示す図である。図3に示すレポート情報入力
画面には、レポート情報を入力するレポート情報入力部
分(図3の右側の領域)61と、署名情報を入力する署
名情報入力部分(図3の左側の領域)60とが配置され
る。
【0053】このレポート情報入力画面上には、オーダ
情報、検査情報、医用画像を表示させることができる。
この場合、レポート入力制御部2aは、医用情報管理部
22に対してオーダ識別子または検査識別子を用いて問
い合わせを行い、表示対象とするオーダ情報、検査情
報、医用画像を取得する。
【0054】なお、このレポート情報入力画面において
レポート情報入力部分61、署名情報入力部分60、お
よびその他の各種情報入力部分を同一画面上に配置する
必要はなく、1つのレポートの作成単位で平面的または
階層的にこれらの入力部分を画面上に配置し、簡単な操
作で画面を切り換えられようにすることも可能である。
【0055】ここで、レポート情報入力部6aによるレ
ポート情報の入力形態には、文字列入力形式、表入力形
式、選択形式(チェック形式)がある。
【0056】文字列入力形式では、キーボードから入力
した文字列をそのままレポート情報とする。または、頻
繁に使用するような短文または単語を予め登録してお
き、登録した短文や単語を組み合わせて文字列を構成す
ることも可能である。このような場合、レポート情報の
入力時に登録した短文や単語の一覧を表示することによ
りポインティングデバイスで一覧中の短文や単語を指定
させ、指定された短文や単語をレポート情報の入力対象
としている文字列中に挿入する。図4は文字列入力形式
によってレポート情報を入力するためのレポート情報入
力画面の一例を示す図である。なお、図4に示す画面の
左側の領域67は上述したレポート情報入力部分に対応
し、その左側の領域67には「検査日付」、「患者I
D」、「検査ID」の入力欄が設けられている。また、
所定の検査部位の所見に関しては「検査者所見」項目6
9をポインティングデバイスにより選択して例えば
「(部位別)所見コメント」欄71を表示させ、このN
o.1の欄に「AMLを認めない」というようなレポー
ト情報を入力する。もちろん、診断に関しては「検査者
診断」項目70を選択し、所見と同様にレポート情報を
入力する。その右側の領域68は短文/単語の一覧を表
示した部分に対応し、左側の領域67の「短文参照」項
目72を選択することにより表示され、これにより検査
部位ごと、検査種別ごとにそれぞれ複数の短文や単語を
表示して容易に選択できるようにしている。
【0057】短文や単語を登録格納する短文/単語管理
テーブル30は、レポート情報管理部3a(または図示
しないマスタ情報管理部)内に設けられており、レポー
ト情報を入力する者は短文や単語の登録や削除を任意に
行うことができる。図5に示す短文/単語管理テーブル
30において、各短文や単語の文字列は、検査種別の識
別子および/または検査部位の識別子と関連付けて管理
される。レポート情報の入力対象とされている検査に関
する検査情報に対して検査種別の識別子や検査部位の識
別子が付帯している場合には、その検査種別や検査部位
と対応付けられている短文や単語の文字列だけを医用情
報表示部2bに一覧表示する。
【0058】ここで、検査種別とは、検査の方法または
検査対象の大分類を示す。例えば、放射線科において
は、単純、造影、CT(コンピュータ断層)、MRI
(磁気共鳴イメージング)などの検査の方法による区分
であり、超音波検査においては、心臓超音波、腹部超音
波、表在臓器といった検査対象となる体の大分類を示
す。また、検査部位とは、検査種別の中の小分類を示
す。例えば、CTにおいては、頭部、胸部といった分類
であり、腹部超音波においては、肝臓、胆嚢といった臓
器の分類である。これらの分類は、部門の運用に基づい
て弾力的に決定される。場合によっては、検査部位に個
別の検査手法を割り当ててもよい。例えば、心臓超音波
の場合、ドップラー(Doppler)やコントラスト
エコーといった特定の機能を調べるための手法を検査種
別の小分類として割り当てることも可能である。
【0059】図6は表入力形式によってレポート情報を
入力するためのレポート情報入力画面の例を示す図であ
る。図6に示すレポート情報入力画面では、医用画像検
査方法、疾患名とその程度、数値を指定することができ
る。医用画像検査方法においては、評価の対象となる医
用画像の種類をポインティングデバイスによって指定す
る。また、4種類の疾患名に対して5種類の程度(陰性
(−)、trace、mild、moderate、s
evere)のいずれかを指定することができる。対象
となる検査部位と数値に関する情報はキーボードによっ
て入力する。
【0060】このレポート情報入力画面において入力さ
れたこれらの情報は文字変換部2dにおいて予め決めら
れた書式を基にして文字列に置き換えられる。なお、入
力される各情報に対してそれぞれ固有の識別文字列を定
義しておき、入力された情報の最初と最後を定義した識
別文字列で挟むようにする。図8は図6に示すレポート
情報入力画面において入力された情報を情報記述言語で
あるXML(Extensible Markup L
anguage)に従って文字列に変換した例を示す図
である。
【0061】また、図7は表入力形式によってレポート
情報を入力するためのレポート情報入力画面の例を示す
図である。図7に示すレポート情報入力画面では、検査
部位の区画(segment)、疾患の大きさ(siz
e)、超音波画像のような医用画像の見え方(Echo
pattern)を指定することができる。図9は図
7に示すレポート情報入力画面において入力された情報
をXMLに従って文字列に変換した例を示す図である。
【0062】図10は選択形式(チェック形式)によっ
てレポート情報を入力するためのレポート情報入力画面
の一例を示す図である。図10に示すレポート情報入力
画面において予め定義された項目(例えば、「肝縁」で
は鈍(右)や鈍(左)のような項目)をポインティング
デバイスによって指定(チェック)することにより、各
項目に該当することを示す情報を入力することができ
る。入力された情報は、上述した表入力形式の場合と同
様に、文字変換部3gにおいて予め決められた書式で文
字列に置き換えられる。図11は図10に示すレポート
情報入力画面において入力された情報をXMLに従って
文字列に変換した例を示す図である。
【0063】上述したような形式で入力されたレポート
情報は、レポート入力制御部2aを通してレポート情報
管理部3aに転送され、文字列情報として保存される。
【0064】なお、レポート情報管理部3aに保存され
ている文字列情報を上述した各形式で医用情報表示部2
bに文字列として表示する場合には、各文字列情報にお
いて固有の識別文字列に挟まれている情報(文字列)を
抽出し、この抽出した情報を表示対象とする。画面上の
表示形式がボタン形式やTrue/Falseを示す形
式に規定されている場合には、画面上の表示部分の内容
と抽出した情報が一致するかどうかをチェックする。こ
のチェックの結果、一致した場合には該当する情報項目
を規定されている表示形式で表示する。
【0065】上述のように、入力したレポート情報は全
て文字列に変換されるので、このレポート情報を規格化
されている文字記述言語であるXMLで記述することに
よってレポート情報の可用性を高めることができる。す
なわち、レポート情報管理部3aに保存したレポート情
報(文字列情報)をそのままHTTP(HyperTe
xt Transfer Protocol)で出力す
ることにより、現在広く普及しているWWW(Worl
d Wide Web)ブラウザで表示または編集する
ことが可能となる。また、レポート情報の文字列に対し
てデータ定義情報を定義しておくことにより、各識別文
字列の意味をXMLの規格に従って定義することができ
る。これにより、レポート情報を医用画像通信規格であ
るDICOM(Digital Imaging an
d Communications in Medic
ine)や病院情報システムの通信規格であるHL7
(Health Level 7)などの標準データフ
ォーマットに変換することが容易になる。
【0066】次に、署名情報を入力する場合、および所
見(finding)と診断(diagnosis)に
区別してレポート情報を入力する場合について説明す
る。
【0067】図3に示すレポート情報入力画面の署名情
報入力部分(図3の左側の領域)60には、「所見欄へ
の署名」欄62および「診断欄への署名」欄63が配置
されており、所見と診断においてそれぞれ複数(ここで
は3名)の氏名(ユーザ名)を署名情報として入力する
ことができるようになっている。また、所見や診断を行
った科名(例えば、超音波検査室、第一内科)について
も入力できるようになっている。署名情報入力部6bか
ら署名情報として入力できるユーザ名は署名情報管理部
3bで管理されている。
【0068】署名情報管理部3bは、例えば、図12に
示すように、署名情報を管理するための署名管理テーブ
ル32を有している。署名管理テーブル32では、ユー
ザ識別子、ユーザ名、パスワード、署名識別情報、およ
び署名権限を関連付けて管理している。なお、署名権限
には、(a)署名権限なし、(b)所見署名、(c)診
断署名、または(d)所見・診断署名のいずれかの署名
権限を示す区分情報が格納されており、各ユーザ名に対
してこれらの署名権限に応じた入力を可能としている。
【0069】ずなわち、図3に示すレポート情報入力画
面の「所見欄への署名」の氏名入力欄には、所見署名ま
たは所見・診断署名のいずれかの権限を有する氏名だけ
が署名情報入力部6bによって入力できるようになって
いる。また、「診断欄への署名」の氏名入力欄には、診
断署名または所見・診断署名の権限を有する氏名だけが
入力できるようになっている。なお、署名(氏名)の入
力後、必要に応じて、パスワードを入力させるようにし
てもよい。この時、署名情報管理部3bにおいて、入力
したパスワードと署名管理テーブル32に格納されてい
るパスワードを比較し、その比較の結果、パスワードが
一致した場合にのみその署名の入力が有効であると判断
してその署名を確定する。確定した署名(ユーザ名)を
示す署名情報は、署名情報管理部3bからレポート情報
管理部3aに転送される。
【0070】なお、署名の確定前において、入力した署
名をユーザに確認させるために、署名情報管理部3bに
予め保存されている署名識別情報である署名図画(後
述)をレポート情報入力画面に表示させるようにしても
よい。
【0071】レポート情報管理部3aは、図13に示す
ようなレポート管理テーブル31を有しており、レポー
ト管理テーブル31には、検査識別子、レポート識別
子、レポート付帯情報、および署名情報(所見署名1、
所見署名2、所見署名3、診断署名1、診断署名2、診
断署名3)が格納される。レポート情報管理部3aで
は、署名情報管理部3bから転送された確定した署名を
示す署名情報をレポート管理テーブル31の該当する項
目に格納する。レポート管理テーブル31では、1つの
レポートに関して1つのレコードが割り当てられている
ため、署名情報とレポート情報を容易に関連付けること
ができる。
【0072】なお、所見または診断を区別したレポート
情報の入力は、図3に示すレポート情報入力画面でのレ
ポート情報の入力前に「検査者所見」や「検査者診断」
のような所見または診断の入力対象項目を指定すること
によって行われる。すなわち、図3に示すレポート情報
入力画面のレポート情報入力部分61において、所定の
検査部位の所見に関しては「検査者所見」項目64を選
択して例えば「(部位別)所見コメント」欄66を表示
させ、このNo.1の欄に「AMLを認めない」という
ようなレポート情報を入力する。もちろん、診断に関し
ては「検査者診断」項目65を選択し、所見と同様にレ
ポート情報を入力する。所見または診断を区別したレポ
ート情報の入力は上述したレポート情報の入力形態に応
じて行ってもよい。例えば、表入力形式や選択形式によ
るレポート情報の入力の場合には所見における入力と
し、文字列入力形式によるレポート情報の入力の場合に
は診断における入力とする。
【0073】次に、レポート情報の出力とともに署名識
別情報を出力する場合について説明する。
【0074】レポート出力装置4にレポート情報を出力
する場合、まず、レポート情報管理部3aでは、レポー
ト管理テーブル31に格納されている署名情報を検索キ
ーとして署名情報管理部3bに対してその署名情報に対
応する署名識別情報があるかどうかの問い合わせを行
う。
【0075】ここで、署名情報管理部3bでは、上述し
たように、氏名(ユーザ名)やパスワードとの対応付け
とともに、文字列または図画で構成される署名識別情報
を署名管理テーブル32で管理している。なお、例え
ば、署名識別情報が図14に示すような署名図画である
場合、署名管理テーブル32の署名識別情報としてこの
ような署名図画が保存されている署名情報管理部3b内
の図画ファイルのファイル名を格納しておく。
【0076】従って、署名情報管理部3bでは、レポー
ト情報管理部3aからの問い合わせに応じて署名管理テ
ーブル32を検索することにより該当する署名識別情報
を特定し、特定した署名識別情報をレポート情報管理部
3aに返送する。レポート情報管理部3aでは、出力す
るレポート情報にこの署名識別情報を付加し、レポート
出力制御部4aを通してレポート表示部4bに出力す
る。
【0077】レポート表示部4bでは、レポート情報と
ともに署名識別情報を表示する。なお、署名識別情報が
図14に示すような署名図画である場合には、この署名
図画を表示画面上に展開して表示する。
【0078】ここで、レポート書式によって構成される
レポート画像および署名識別情報を出力対象となるレポ
ート情報に重ね合わせる場合について説明する。
【0079】所定のレポート情報をレポート画像に重ね
合わせてレポート出力装置4に出力する場合、レポート
情報管理部3aでは、その所定のレポート情報およびこ
れに関連する情報をレポート画像構成部3cに転送す
る。レポート画像構成部3cには、図15に示すような
レポート画像を構成するためのレポート書式情報が予め
格納されている。このレポート書式情報には、レポート
のタイトル文字列(検査報告書)、罫線などの線、レポ
ート情報のラベルなどの情報が含まれ、その配置情報も
レポート画像構成部3cに格納されている。また、レポ
ート画像構成部3cには、レポート情報管理部3aから
転送されたレポート情報や上述した検索により得られた
署名識別情報をレポート画像上に配置するための配置情
報、各文字列のフォント、大きさ、効果処理方法に関す
る情報も格納されている。
【0080】レポート画像構成部3cでは、所定のレポ
ート情報をその配置情報に従ってレポート画像上に配置
する。例えば、図15に示すレポート画像において、レ
ポート書式情報である「検査番号」の横にはレポート情
報管理部3aから転送された情報である「検査識別子」
を配置する。
【0081】また、図15に示すレポート画像には、所
見に関するレポート情報などが配置される所見配置領域
73と診断に関するレポート情報などが配置される診断
配置領域74が設けられている。所見配置領域73に
は、所見に関する署名情報に対応する署名識別情報(例
えば、所見署名識別1や所見署名識別2)75が配置さ
れ、診断配置領域74には、診断に関する署名情報に対
応する署名識別情報(例えば、診断署名識別1や診断署
名識別2)76が配置される。
【0082】さらに、レポート画像構成部3cでは、レ
ポート情報管理部3aから転送された署名情報を検索キ
ーとして署名情報管理部3bに対して署名識別情報を問
い合わせ、署名情報管理部3bから該当する署名識別情
報を取得する。取得した署名識別情報が図14に示すよ
うな署名図画である場合には、レポート画像上の署名識
別情報である署名図画(署名識別図画)の描画開始点
(位置)に取得した署名識別図画を配置する。具体的に
は、図示しない画像メモリ上に展開されたレポート画像
上の署名識別図画の描画開始点の座標と取得した署名識
別図画の左上の角の座標を一致させ、画像メモリのレポ
ート画像の画素値と署名識別図画の画素値の論理和をと
った値を画像メモリに格納する。
【0083】なお、署名情報が複数存在する場合には、
最初の署名識別図画の横方向(行方向)の画素数をレポ
ート画像上の署名識別図画の描画開始点の座標に加算
し、この加算により得られる座標を次の署名識別図画の
描画開始点の座標として、以下同様に署名識別図画の重
ね合わせ処理を行う。図16は複数の署名識別情報とし
ての署名識別図画とレポート画像を重ね合わせ処理した
結果を示す図である。
【0084】上述のようにして、レポート画像構成部3
cにおいて重ね合わせ処理により構成したレポート画像
はレポート情報管理部3aに転送され、レポート情報管
理部3aにおいてファイルとして保存される。なお、レ
ポート管理テーブル31の該当レコードにファイル名を
格納することによりこのレポート画像を管理することが
できる。レポート画像をレポート情報管理部3aに保存
する必要がない場合には、レポート情報管理部3aを介
さずにこのレポート画像をレポート出力制御部4aに転
送するようにしてもよい。
【0085】レポート出力制御部4aは、このレポート
画像をレポート表示部4bに出力する。レポート表示部
4bではこのレポート画像を画面上に展開して表示す
る。
【0086】次に、署名情報の有無を判定する場合、お
よび署名情報を検査情報またはオーダ情報と対応付けて
表示する場合について説明する。
【0087】レポート出力制御部4aでは、出力対象と
なるレポート情報に関する署名情報をオーダ識別子また
は検査識別子を検索キーとしてレポート情報管理部3a
に問い合わせる。レポート情報管理部3aでは、この問
い合わせに応じてその検索キーを基にしてレポート管理
テーブル31内の署名情報を検索し、該当する署名情報
の有無を判定する。
【0088】レポート管理テーブル31において該当す
る署名情報が複数格納されている場合、署名情報の有無
は任意のアルゴリズムを基にして判定される。例えば、
診断時の署名に関する診断署名情報(図13では、診断
署名1、診断署名2、診断署名3)が1つ以上格納され
ている場合にのみ署名情報があると判定したり、所見時
の署名に関する所見署名情報(所見署名1、所見署名
2、所見署名3)と診断署名情報がそれぞれ1つ以上格
納されている場合にのみ署名情報があると判定する。こ
の署名情報の有無の判定結果はレポート出力制御部4a
に転送される。
【0089】レポート出力制御部4aでは、レポート情
報管理部3aから転送された署名情報の有無の判定結果
をオーダ情報、検査情報、レポート情報とともにレポー
ト表示部4bに出力する。従って、レポート表示部4b
では、これらの情報とともに署名情報の有無の判定結果
も表示する。
【0090】なお、レポート出力制御部4aでは、署名
情報の有無の判定結果ではなく、署名情報の数をレポー
ト情報管理部3aから受け取るようにし、この署名情報
の数をレポート表示部4bに出力してそのまま表示させ
ることもできる。さらに、レポート出力制御部4aにお
いて、レポート情報管理部3aから受け取った署名情報
の数を基に前述の判定アルゴリズムによって署名情報を
有無を判定し、この判定結果をレポート表示部4bに出
力して表示させてもよい。
【0091】レポート情報の出力先として、他のシステ
ム、印刷装置、保存装置などとすることが可能である。
図17は本発明の実施の形態の医用レポートシステムに
おけるレポート出力装置の他の構成を示す図である。図
17に示すレポート出力装置では、レポート情報管理部
3aからのレポート出力先に関する情報に応じて複数の
レポート出力制御部を設けている。すなわち、レポート
出力制御部40は、院内ネットワーク46を通してHI
SまたはRIS48にレポート情報などを出力するため
のHIS/RIS向けレポート出力制御部41と、院内
ネットワーク46を通してWebクライアント49にレ
ポート情報などを出力するためのWeb向けレポート出
力制御部42と、公衆網47を通して遠隔地端末50に
レポート情報などを出力するための院外向けレポート出
力制御部43と、保存装置51にレポート情報などを保
存するための保存用レポート出力制御部44と、印刷装
置52にレポート情報などを印刷するための印刷用レポ
ート出力制御部45とによって構成されている。
【0092】レポート情報管理部3aは、レポート情報
や検査情報、および署名情報の入力状態を示す情報を上
述した各レポート出力制御部に出力する。各レポート出
力制御部では、レポート情報管理部3aから出力された
署名情報の入力状態を示す情報を基にレポート出力先に
応じてレポート情報の出力の可否を判定し、レポート情
報出力が可であると判定したレポート情報および検査情
報を出力する。レポート情報を出力した回数は、上述し
た各レポート出力制御部またはレポート情報管理部3a
においてレポート情報と関連付けて保持する。このレポ
ート情報の出力回数は、一度出力したレポート情報と同
じレポート情報を再度出力しないようにするために用い
られる。またはこの出力回数は、レポート出力制御部か
らレポート情報とともに出力し、レポート出力先におい
て最新のレポート情報が出力されたかどうかを判定する
ための材料とするために用いられる。
【0093】ここで、上述した各レポート出力制御部に
おいてレポート情報の出力の可否を判定する場合につい
て説明する。
【0094】HIS/RIS向けレポート出力制御部4
1においては、署名情報として所見署名または診断署名
が1つ以上存在する場合にレポート情報の出力が可であ
ると判定する。例えば、放射線科のように部門内の読影
医が読影をしてそのレポート情報を入力する場合、その
読影医が診断署名をした時点でHISまたはRIS48
にレポート情報を出力するようにする。また、例えば、
超音波診断装置による検査を対象とした医用レポートシ
ステムにおいては、技師が検査時の所見をレポート入力
し、依頼科の医師はその技師が入力したレポートの内容
をチェックして診断を行っているが、このような運用の
場合には、技師が所見署名をした時点でHISまたはR
IS48にレポート情報を出力するようにする。
【0095】なお、いずれの場合においても、オーダ情
報が「読影不要」としている検査や院外から依頼された
検査に関しては、署名情報が存在していてもレポート情
報の出力は不可であると判定する。また、レポート情報
の出力回数が1回以上の検査についてもレポート情報の
出力は不可であると判定する。
【0096】Web向けレポート出力制御部42におい
ては、パーソナルコンピュータなどにインストールされ
ているWebブラウザからの要求に応じてHTTPプロ
トコルによりレポート情報および検査情報を出力する。
なお、Web向けレポート出力制御部42では、署名情
報が存在しない場合でもレポート情報の出力は可である
と判定し、レポート情報および検査情報に加えて署名情
報の入力状態を示す情報も出力するようにする。ここ
で、署名情報の入力状態を示す情報には、例えば所見署
名や診断署名の有無を示す情報、所見署名の筆頭者の有
無を示す情報などが含まれる。
【0097】なお、Web向けレポート出力制御部42
では、レポート情報または署名情報の入力状態が変化し
たことを受け付けた時点でそのレポート情報と署名情報
の入力状態を示す情報をレポート情報管理部3aから取
得し、取得したレポート情報と署名情報の入力状態を示
す情報を出力するとともに、このレポート情報と署名情
報の入力状態を示す情報を更新する。これは、依頼科に
おいて、署名情報の有無にかかわらず常に検査およびレ
ポート作成の進行状況を把握し、さらにレポート作成の
作業が完了していなくても医用画像、署名情報の入力状
態、およびレポート情報の一部だけを参照してでも診断
を行いたいという運用に適している。
【0098】院外向けレポート出力制御部43において
は、病院の外部から依頼された検査であり、かつ診断署
名が1つ以上存在する場合にレポート情報の出力が可で
あると判定する。従って、院外向けレポート出力制御部
43では、依頼元に応じて公衆網47を通してその依頼
元のレポート情報表示端末またはレポート情報受信装置
のような遠隔地端末50にレポート情報や検査情報など
を出力する。同時に、HIS/RIS48に対しては、
依頼に応じてレポート情報などを出力したことを示す情
報、および会計情報などのようなHIS/RIS48に
おいて必要とされる付帯情報が出力される。
【0099】印刷用レポート出力制御部45では、レポ
ート情報の印刷が指示されており、かつ所見署名が1つ
以上存在している場合にそのレポート情報を印刷装置5
2に出力する。印刷装置52では、レポート画像構成部
3cにおいて構成したレポート画像を展開して印刷す
る。なお、印刷したレポート用紙をレポートの原本とし
て管理する運用においては、署名情報が存在している場
合でもレポート画像構成部3cにおいて署名識別情報を
レポート画像に添付しない。従って、このような運用が
なされる医用レポートシステムでは、署名情報の入力が
完了していても印刷装置52によって印刷されたレポー
ト用紙に改めて手書きで署名し、これによりレポートと
して確定している。
【0100】また、レポート情報管理部3aからレポー
ト情報を取得した日時と後述するレポート情報の版数
(レビジョン数)を示す版情報(レビジョン情報)を印
刷装置52により同時に印刷する。なお、レポート情報
を取得した日時をレポートに印刷することにより、同一
内容のレポートが複数回印刷された場合にレポートを参
照する人が印刷されているレポートの内容がいつの時点
で入力されたのかを容易に判断することができる。ま
た、レビジョン情報は、印刷されているレポートの内容
が最新版であるかどうかを容易に判断することができる
ようにするための情報である。
【0101】保存用レポート出力制御部44では、所見
署名が1つ以上または診断署名が1つ以上ある場合にレ
ポート情報の出力が可であると判定する。保存装置51
では、署名が確定するごとにレポート情報などを保存す
る。
【0102】なお、ここでは、保存対象となるレポート
情報およびレビジョン情報を保存装置51に保存する。
これらの情報に加えて、前回のレポート情報との差を示
す差分情報(後述)を保存するようにしてもよい。保存
したこの差分情報を参照することにより、保存対象のレ
ビジョンにおいて変更または追加された署名者およびそ
の署名者によって変更されたレポート情報の内容を特定
することができる。また、レビジョン情報が初期値の場
合にはレポート情報とレビジョン情報の全てを保存し、
レビジョン情報が初期値の次以降の値を示している場合
には差分情報およびレビジョン情報を保存するようにし
てもよい。これは、レポート情報の中で不変な情報(変
更されていない情報)を省略して保存することにより、
保存装置51の有限の記憶容量の下でレポート情報を長
期保存することが可能となる。
【0103】次に、レポート情報の差分を抽出して差分
情報を取得する場合、およびレポート情報のレビジョン
情報を更新する場合について説明する。
【0104】まず、レポート情報管理部3aに、図13
に示すレポート管理テーブル31にレビジョン情報を付
加して格納するための図25に示すレポート管理テーブ
ルを設ける。また、図26に示すように、検査部位毎に
レポート情報を管理する場合には、レポート識別子、検
査部位、所見レポート文字列、診断レポート文字列、前
回所見差分、および前回診断差分をそれぞれ格納する検
査部位毎のレポート管理テーブルを設ける。図26に示
すレポート管理テーブル内の前回所見差分および前回診
断差分には所見および診断における前回のレポート情報
との差分を示す差分情報をそれぞれ格納する。レポート
管理テーブルによりレポート付帯情報の差分についても
管理する場合には、そのレポート管理テーブルにその差
分を示す差分情報を格納する項目を設けるようにしても
よい。
【0105】ここで、署名情報が付加されずにレポート
情報がレポート情報入力部6aから入力された場合、そ
のレポート情報はレポート入力制御部2aを通してレポ
ート情報管理部3aにそのまま出力され、保存される。
この場合、図25に示すレポート管理テーブルのレビジ
ョン情報には空値を格納しておく。
【0106】一方、署名情報入力部6bによって1つ以
上の署名情報が付加されてレポート情報が入力された場
合、そのレポート情報および署名情報は差分抽出部3d
に転送される。
【0107】この場合、差分抽出部3dでは、転送され
てきたレポート情報のレポート識別子を検索キーとして
レポート情報管理部3aに対して署名情報の有無の問い
合わせを行う。レポート情報管理部3aではこの問い合
わせに応じて署名情報の有無を判定する。その判定の結
果、レポート管理テーブル内に該当する署名情報がない
場合には、転送されてきたレポート情報および署名情報
をレポート情報管理部3aに返送する。この時、レポー
ト情報管理部3aでは、図25に示すレポート管理テー
ブル内のレビジョン情報に初期値を格納する。
【0108】一方、レポート管理テーブル内に該当する
署名情報がある場合には、差分抽出部3dにおいて、レ
ポート情報管理部3aから転送されてきたレポート情報
から図8、図9、図11のような識別文字列毎にそれら
に挟まれている文字列を抽出し、抽出した文字列を今回
レポートバッファに格納する。また、レポート情報管理
部3aからすでに保存されている対応するレポート情報
を取得し、同様に識別文字列毎に文字列情報を抽出し、
抽出した文字列を前回レポートバッファに格納する。
【0109】その後、今回レポートバッファと前回レポ
ートバッファにそれぞれ格納されている同一の識別文字
列に挟まれている文字列同士を比較する。この比較の結
果、両者の文字列が一致せずに異なっている場合には、
今回レポートバッファに格納されている文字列とその識
別文字列を差分情報として差分レポートバッファに格納
する。なお、レポート情報が検査部位毎に区別されてい
る場合やレポート情報が所見と診断に区別されている場
合には、それぞれの文字列単位毎に差分抽出処理を行
う。
【0110】さらに、署名情報に関しても上述と同様な
差分抽出処理を行う。すなわち、今回の署名情報と前回
の署名情報の比較を行い、その比較の結果、署名情報が
異なっている場合には、今回の署名情報も差分情報とし
て差分レポートバッファに格納する。
【0111】上述した差分抽出処理を行った後、差分レ
ポートバッファの内容の有無を検出する。差分レポート
バッファに差分情報が格納されていない場合には、前回
の情報と今回の情報の間で差分が生じなかったと判定
し、その判定結果をレポート情報管理部3aに出力す
る。従って、レポート情報管理部3aでは、レビジョン
情報は更新せずにそのままの値を保持する。なお、差分
レポートバッファの内容は、レポート情報管理部3aに
転送することなく破棄する。
【0112】一方、差分レポートバッファに差分情報が
格納されており、これにより前回の情報と今回の情報の
間で差分が生じたと判定された場合には、今回のレポー
ト情報と今回の署名情報をレポート情報管理部3aに転
送して保存する。また、上述した差分抽出処理によって
抽出された差分情報もレポート情報管理部3aに転送す
る。レポート情報管理部3aでは、検査部位毎、所見/
診断毎に差分情報をレポート管理テーブルの該当する項
目に格納する。この差分情報の格納と同時に、レビジョ
ン情報を次のレビジョンを示すレビジョン情報に更新す
る。
【0113】なお、図1に示す本発明の実施の形態の医
用レポートシステムにおいて、例えば、検索条件入力部
5bにより検査識別子またはレポート識別子を指定する
ことが可能であるように構成し、さらに、検索情報表示
部5cにおいてレビジョン番号のようなレビジョン情報
を表示することが可能であるように構成することによ
り、印刷装置52によって印刷されたレポート情報が最
新のレポート情報であるかどうかの判定を容易に行うこ
とができる。
【0114】また、本発明の実施の形態では、医用レポ
ートシステムをHISなどの他のシステムと区別し、検
索装置を備えているように説明しているが、検索装置を
他のシステムに設けるようにしてもよい。この場合、レ
ポート情報管理部に保存しているレポート情報のレポー
ト識別子を基に他のシステムに設けられている検索装置
に対してレポート情報のレビジョン番号の検索を依頼
し、その検索結果を受信して、受信したレビジョン番号
と保存しているレポート情報のレビジョン番号比較する
ことにより、保存しているレポート情報が最新のレポー
ト情報であるかどうかの判定を行うようにしてもよい。
【0115】次に、入力されたレポート情報から数値お
よび単位を分離する場合について説明する。
【0116】例えば、文字列入力形式によってレポート
情報が入力された場合、数値/単位分離部2cでは、入
力されたレポート情報の文字列を先頭から走査して数字
や符号文字の検出を行う。数字または符号文字が検出さ
れた場合、その数字または符号文字の検出位置を数値開
始位置バッファに格納する。その後、数字と小数点以外
の文字が検出されるまで文字列を走査し、その文字の検
出位置を単位開始位置バッファに格納した後、数字に続
く文字列が単位であるかどうかのチェックを行う。ここ
で、この文字が検出されるまでの数字の文字列を数値候
補とする。
【0117】このチェックの対象となる単位は図18に
示すようなハッシュ表の形式で数値/単位分離部2cに
予め格納されている。従って、数値候補に続く次の1文
字を抽出し、抽出した文字が英小文字である場合にはこ
の文字を大文字に変換した後、この文字を図18に示す
ハッシュ表の先頭文字(A〜Z)と比較する。
【0118】この比較の結果、該当する文字がなければ
(すなわち、抽出した文字がAからZまでのアルファベ
ットではない場合には)、その1文字を含む文字列は単
位ではないと判定される。従って、数値開始位置バッフ
ァおよび単位開始位置バッファ内に格納された位置を示
す値を破棄し、後続の文字列の走査を継続する。
【0119】一方、該当する文字があれば、ハッシュ表
内のその文字を先頭文字とする単位文字列を数値候補以
降の文字列と比較する。この比較の結果、ハッシュ表内
に該当する単位がなければ、その文字列は単位ではない
と判定され、数値開始位置バッファおよび単位開始位置
バッファ内に格納されている位置を示す値を破棄し、後
続の文字列の走査を継続する。一方、ハッシュ表内に該
当する単位がある場合には、該当する単位の文字数を単
位開始位置バッファに格納されている位置に加算するこ
とによりして得られる値を単位終了位置バッファに格納
する。
【0120】以上のようにして、数値と単位の組合せ文
字列が検出された場合、数値と単位の組合せであること
を識別する数値識別子をその文字列の前後に挿入する。
例えば、その開始識別子として「<value>」を、
数値と単位の間の区切り識別子として「,」を、終了識
別子として「</value>」を用い、これらの識別
子を上述した各バッファに格納されている数値開始位
置、単位開始位置、および単位終了位置にそれぞれ挿入
する。具体的には、図19(a)に示すようなレポート
情報の文字列を数値と単位に分離処理すると、図19
(b)に示すような結果が得られる。
【0121】また、表入力形式によってレポート情報が
入力された場合には、数値が入力される項目と文字列が
入力される項目を予め区別することが可能である。従っ
て、表入力形式によって入力されたレポート情報を文字
列に変換する時点で数値および単位に分離することがで
きる。図20は図8に示す表入力形式によって入力され
た文字列に数値と単位の分離のための識別子を挿入した
結果の一例を示す図である。
【0122】なお、数値と単位の分離処理の応用例とし
て、予め指定した文字列のみを分離するようにしてもよ
い。すなわち、数値/単位分離部2cに予め指定した文
字列を分離する文字列分離機能を備えさせる。例えば、
「先天性心疾患」といった病名や、「大動脈弁」といっ
た臓器名または検査部位名を図18に示すハッシュ表の
形式で予め登録しておき、その後、入力されたレポート
情報の文字列を先頭から走査してハッシュ表に登録され
た文字列と同じ文字列を抽出し、抽出した文字列の前後
に「<diagnosis>」、「</diagnos
is>」のような開始識別子および終了識別子を挿入す
る。
【0123】次に、レポート情報の入力時において検索
対象となる文字列または数値と単位の文字列の組合せを
指定する場合について説明する。
【0124】図21に示すようなレポート情報を文字列
で入力するためのレポート情報入力画面において、レポ
ート情報入力部6aから入力した文字列を医用情報表示
部2bにそのまま表示させた後にその登録操作を行うこ
とにより、入力レポート情報の文字列をレポート情報管
理部3aに保存する。
【0125】また、レポート情報入力画面に表示されて
いるレポート情報の文字列の一部(図21では、「hy
po」)をポインティングデバイスによって選択状態
(四角で囲われている)にすることにより、検索対象と
なる文字列の指定操作を行う。なお、この指定操作に
は、キーボードによる特定の操作、ポインティングデバ
イスによるポップアップメニューによる操作、レポート
情報入力画面上に配置されたボタンによる操作などがあ
る。この指定操作が実行されると、選択された文字列の
先頭文字の位置が数値/単位分離部2c内の開始位置バ
ッファに格納され、選択された文字列の最後の文字の次
の文字の位置が終了位置バッファに格納される。また、
数値/単位分離部2cでは、入力されたレポート情報の
文字列において、開始位置バッファに格納されている位
置に検索対象開始識別子<search obj>を挿
入し、終了位置バッファに格納されている位置に検索対
象終了識別子</search obj>を挿入する。
【0126】なお、この応用例として、検索対象となる
文字列を指定すると同時に、指定したこの文字列を数値
/単位分離部2c内のハッシュ表に追加するようにして
もよい。これにより、この追加以降においては、検索対
象となるこの文字列を再度指定することなく、数値/単
位分離部2cが備える文字列分離機能によってハッシュ
表を参照して検索対象となるこの文字列を分離すること
ができる。
【0127】また、検索対象となる文字列を指定すると
同時に、この指定した文字列だけを数値/単位分離部2
cの文字列分離機能によって分離するようにしてもよ
い。これにより、レポート情報の文字列を最初から最後
まで走査する必要がなくなるので、検索対象となる文字
列の分離を効率よく実行することができる。
【0128】さらに、検索対象となる文字列を指定する
と同時に、この指定した文字列を検索制御部5a内の検
索キー管理表(図示しない)に追加することにより、後
述する文字列の検索のために検索情報表示部5cに検索
キーの候補となる文字列を一覧表示させる場合に、この
指定した文字列も検索キーの候補として表示させること
ができる。
【0129】また、数値/単位分離部2cにおいては、
数値や単位の分離に加えて、医用画像の計測項目名を含
む分離を行ってもよい。例えば、「心胸郭比24%」や
「EDV 125ml」といった文字列を検出して分離
し、分離したこのような文字列の前後に検索対象識別子
を挿入する。
【0130】なお、計測項目名を含めた分離において
は、入力されるレポート情報の文字列中の計測項目名と
数値/単位の間に助詞や数文字などの文字列が挿入され
ている場合がある。例えば、「EDVが125mlであ
り・・・」といった文字列が入力された場合、計測項目
名である「EVD」を検出した後、この計測項目名に続
く任意の文字数以内の数値/単位の組合せを検出してこ
れを一組の項目とする、または句読点が検出されるまで
の間に存在する数値/単位の組合せを検出してこれを一
組の項目とするなどような任意のアルゴリズムを用いて
文字列の分離を行う。
【0131】このようにして計測項目名と数値/単位の
組合せを検出して分離した後、文字列中に検索対象識別
子を挿入してもよいが、計測項目名をレポート識別子と
関連付けてレポート情報管理部3aに格納することもで
きる。このような関連付けを行うことにより、入力した
レポート情報の文字列の中から計測情報だけを区別して
管理することが可能となる。従って、予め設定した計測
情報を表形式で表示したり、印刷する場合において高速
処理を実現できる。
【0132】次に、検査部位や検査種別と関連付けてレ
ポート情報を入力する場合について説明する。
【0133】レポート情報入力部6aから入力されたレ
ポート情報は、図4に示すようなレポート情報入力画面
において検査部位入力部6cから検査部位を入力(指
示)することによりこの検査部位と関連付けられる。な
お、検査部位の指示はレポート情報を入力する前に行わ
れる。
【0134】また、操作ユニット6に検査種別入力部
(図示しない)を設け、レポート情報の入力前にこの検
査種別入力部から検査種別を入力(指示)することによ
り、入力されたレポート情報と検査種別を関連付けるこ
とができる。なお、この検査種別入力部をレポート情報
入力部6aに付随させる必要はなく、例えば、医用情報
入力部21から検査種別を指定するようにしてもよい
し、またはオーダ情報を入力するHISなどの他のシス
テムから検査種別を指定するようにしてもよい。また、
この検査種別は、検査情報として検査識別子と関連付け
られて検査管理テーブル22bに格納される。
【0135】さらに、入力されたレポート情報は、検査
識別子および/またはオーダ識別子と関連付けてレポー
ト情報管理部3a内のレポート管理テーブル31に格納
されるが、上述した検査部位や検査種別についてもレポ
ート情報管理部3a内のレポート管理テーブル31によ
って関連付ける。図22はレポート情報と検査部位を関
連付けるためのレポート管理テーブルを示す図である。
【0136】次に、入力したレポート情報の文字列を検
索するための検索条件としての検索キーを入力する場合
について説明する。
【0137】図23は本発明の実施の形態の医用レポー
トシステムにおける検索装置の検索情報表示部5cに表
示される検索条件入力画面の一例を示す図である。この
検索条件入力画面では、文字列を検索するための検索条
件として複数の検索キー文字列(キーワード)を指定し
て入力することができる。すなわち、この検索条件入力
画面上の検索キー文字列入力部分(「キーワード」の
欄)78に検索キー文字列(例えば「Dopple
r」)を検索条件入力部5bを構成するキーボードから
入力する。また、この検索条件入力画面においてポイン
ティングデバイスによる指示により検索キー文字列の候
補の一覧を表示するようにしてもよい。この場合、表示
された検索キー文字列の候補の一覧の中で所定の検索キ
ー文字列をポインティングデバイスで指定することによ
り、検索キー文字列入力部分にその指定された検索キー
文字列が入力されることになる。なお、表示される検索
キー文字列の候補は検索制御部5a内の検索キー管理表
に格納されている。
【0138】ここで、検索条件入力画面において複数の
検索キー文字列が入力された場合には、これらの検索キ
ー文字列を論理積として解釈して検索を行う。また、こ
れらの検索キー文字列に加えて、検査部位(検査手法を
含む)および/または検査種別(図23には検査種別入
力部分は図示していない)を検索キーとして入力するこ
とができる。例えば、「検査部位・手法」欄77に「断
層法+Mモード」という検索キーを入力する。検査部位
および/または検査種別が入力された場合にも、上述し
た検索キー文字列との論理積として解釈して検索を行
う。検査部位および/または検査種別と検索キー文字列
の組合せは複数指定することができる。また、これら複
数の組合せを論理和または論理積として解釈して検索を
行うように「OR」または「AND」の項目を指定する
ことができる。
【0139】検索条件入力画面において検索キー文字列
が指定された後、指定されたこの検索キー文字列を数値
/単位分離部2cにおいて分離処理することにより、こ
の検索キー文字列が数値と単位の組合せであるかどうか
を判定する。判定の結果、この検索キー文字列が数値と
単位の組合せである場合には、この文字列を数値と単位
の組合せの検索キーとする。なお、検索キー文字列入力
部分とは別に数値や単位を専用に入力する部分を検索条
件入力画面に設ければ、検索キー文字列を数値と単位に
分離することが不要となる。また、指定した数値や単位
に対して以下/等しい/以上などのような条件を指定す
る部分を検索条件入力画面に設けるようにしてもよい。
【0140】なお、上記の検索条件は、例えば、次のよ
うな論理式で示すことができる。
【0141】
【数1】 次に、入力されたレポート情報の文字列中に、検索条件
としての検索キー文字列または数値と単位の組合せが存
在するかどうかを判定する場合について説明する。
【0142】図24は医用レポートシステムにおいて入
力されたレポート情報の文字列中に検索キー文字列また
は数値と単位の組合せが存在するかどうかの判定処理を
示すフローチャートである。
【0143】まず、医用情報管理部22内の検査管理テ
ーブル22aとレポート情報管理部3a内のレポート管
理テーブル31を検査識別子をキーとして結合する。こ
れは、例えばデータベース管理システムに対してこれら
の管理テーブルの結合(JOIN)を指示することによ
り実行される。検査装置5の検索条件入力部5bにおい
て検査種別が検索キーとして指定されている場合、レポ
ート情報管理部3aでは、ステップS1において、検査
管理テーブル22aとレポート管理テーブル31の結合
と同時に検索キーとして指定された検査種別により検索
を行い、該当するレコード群を抽出する。また、抽出し
たレコードからレポート識別子を取り出す(ステップS
2)。なお、抽出したレコード群の各レコードに対して
検査部位と検索キー文字列の組合せの数だけ以下の操作
を繰り返す。
【0144】ステップS3において検索キーとして検査
部位が指定されている場合には、取り出した所定のレポ
ート識別子と指定された検査部位を検索キーとして検査
部位毎のレポート管理テーブルを検索する(ステップS
4)。この検索の結果、該当するレコードが存在しない
場合にはこの検索条件では「偽」であると判定する(ス
テップS5)。
【0145】ステップS3において検索キーとして検査
部位が指定されていない場合、またはステップS4にお
いて該当するレコードが存在する場合には、レコード内
のレポート情報の文字列をすべて抽出し(ステップS
6)、抽出した文字列を識別子単位で区別する。この
時、レポート情報の入力時に指定した文字列および数値
だけを検索対象とする場合には、検索対象識別子および
数値識別子によって指定された文字列だけを抽出する
(ステップS7)。
【0146】区別して抽出された文字列は検索キーと比
較され、それらの文字列の中に検索キーが含まれている
かどうかを判定する。すなわち、ステップS8において
検索キーが文字列かまたは数値かを判定し、検索キーが
文字列である場合には検索キー文字列と検索対象となる
抽出された文字列を比較し(ステップS9)、検索キー
が数値である場合には検索キー数値と文字列中の数値を
比較する(ステップS10)。
【0147】例えば、検索キーとして数値と単位の組合
せが指定されていた場合には、レポート情報の文字列中
の数値識別子によって指定された文字列だけを抽出す
る。まず、検索キーの単位を示す単位文字列をレポート
情報から抽出した単位文字列と比較する。この比較の結
果、単位文字列が一致しなければ、検索キーの単位文字
列を次の数値識別子によって指定された単位文字列と比
較する。ここで、単位文字列が一致した場合には、検索
キーの数値文字列とレポート情報中から抽出した数値文
字列をそれぞれ数値に変換し、変換したこれらの数値が
等しいかどうかを判定する。
【0148】なお、単位文字列が一致するかどうかを判
定する場合には、同一次元の単位の変換を考慮してもよ
い。例えば、検索キーの単位がcmであるのに対して、
レポート情報の単位がmmまたはmであった場合、単位
文字列が不一致であるとは判定せずに留保し、予め設け
られた単位変換表(図示しない)を用いてレポート情報
中の数値に乗算する変換係数を求める。そして、レポー
ト情報の数値文字列を数値に変換した後、この数値に求
めた変換係数を乗じて得られる数値を検索キーの数値と
比較する。
【0149】また、検索キーの数値と単位の組合せに対
して以下/以上のような比較条件が指定されていた場合
には、この比較条件にレポート情報中の数値が合致する
かどうかを判定する。
【0150】以上のようにして検索条件の判定が行われ
(ステップS11)、検索キー文字列または数値と単位
の組合せが入力されたレポート情報の文字列中に存在す
る場合、この検索条件では「真」であると判定され(ス
テップS12)、そうでない場合、この検索条件では
「偽」であると判定される(ステップS5)。
【0151】そして、ステップS13においてすべての
検索条件としての検索キー文字列についての判定が完了
したと判断されるまで、ステップS6の処理に戻る。
【0152】ステップS14では、検索対象となるすべ
ての検査部位について検索を完了したかどうかが判断さ
れる。検査部位と検索キー文字列の組合せが複数指定さ
れている場合には、それらの組合せの間の条件が論理積
かまたは論理和かに応じて次の検査部位による検索範囲
の絞り込みと検索条件の判定を行うかどうかを決定す
る。すなわち、検査部位と検索キー文字列の組合せの間
の条件が論理和でありかつ検索条件の判定が「偽」であ
る場合、およびそれらの組合せの間の条件が論理積であ
りかつ検索条件の判定が「真」である場合にのみ、次の
検査部位による検索範囲の絞り込みと検索条件の判定を
繰り返す。
【0153】なお、検査部位と検索キー文字列組合せの
間の条件が論理和である場合には、検索条件の判定が
「真」であるとされた時点でそのレポートに関する検査
は該当する検査であるとして確定する。また、検査部位
と検索キー文字列の組合せの間の条件が論理積である場
合には、検索条件の判定が「偽」であるとされた時点で
そのレポートに関する検査は該当しない検査であるとし
て確定する。
【0154】検索対象となるすべての検査部位について
検索が完了した場合、検索条件に対するこのレポートの
真偽を判定する(ステップS15)。
【0155】ステップS16では、検索対象となるすべ
てのレポートについて検索を行ったかどうかを判断す
る。ここで、検索が完了していないレポートがある場合
には、ステップS2の処理に戻り、そのレポートのレポ
ート識別子を取り出して検索を続行する。一方、検索対
象となったすべてのレポートについて検索が完了した場
合、ステップS15において「真」である判定されたレ
ポートのレポート識別子が検索制御部5aに出力される
(ステップS17)。
【0156】以上のように、検索キー文字列がレポート
情報中の部分文字列と完全に一致するかどうかを判定す
る方法について説明したが、検索条件に正規表現を用い
た文字列検索を行ってもよい。現在、広く普及している
文字列操作ユーティリティを用いることによって、正規
表現を用いた複雑な文字列検索を行い、レポート情報中
の該当する文字列の有無を判定することができる。な
お、文字列操作ユーティリティおよびその機能について
は、例えば、「”sed&awk”Dale Doug
herty,O’Reilly & Associat
es Inc(Nov.,1990)」に記載されてい
る。
【0157】なお、文字列の検索においては、上述した
ような方法によっても、検索対象となる検査(レポー
ト)の数が多い場合には、非常に長い時間がかかる。従
って、検索装置5に検索実行の中断を指示する検索中断
指示機能を設けておくことにより、適時検索中断を可能
としてもよい。この検索中断指示機能により検索の中断
が指示された場合には検索の中断を示す検索中断フラグ
をオンにしておく。そして、上述した検索の1検査(レ
ポート)について真偽の判定が完了した後に検索中断フ
ラグをチェックし、この検索中断フラグがオンの場合に
は検索を中断して「真」であると判定された検査(レポ
ート)だけを検索結果として表示させる。
【0158】上述した判定結果において「真」となった
検査のレポートのレポート識別子を基にレポート管理テ
ーブルと検査管理テーブルを検索し、検索条件に合致し
た検査の検査情報またはオーダ情報を抽出する。抽出し
た検査情報またはオーダ情報は検索結果として一覧形式
で検索情報表示部5cに表示される。
【0159】なお、この検索結果の一覧から所定の検査
を指定することにより、医用画像表示部24および/ま
たは医用情報表示部2bにその指定した検査の医用画像
やレポート情報をそれぞれ表示するようにしてもよい。
また、検索において検索キー文字列と一致したレポート
情報中の文字列の位置をレポート管理テーブルや検査部
位毎のレポート管理テーブルに格納しておき、レポート
情報を表示する時にその位置を基に検索キー文字列と一
致した文字列を例えば反転表示させてもよい。なお、該
当したレポート情報中の文字列の位置は、検索条件を変
更した時点で初期化する。
【0160】
【発明の効果】以上、本発明によれば、以下に示すよう
な効果が得られた。
【0161】(1)入力されたレポート情報中の文字列
に検索対象識別子を挿入して保存しておくことにより、
その文字列に検索キー文字列が含まれているかどうかを
容易に検索することができる。これにより、技師や医師
などのユーザはレポート情報の入力時に入力した所見結
果や診断結果を検索するために、所見コードや診断コー
ドのような抽象化したコードを再入力する必要がなくな
った。従って、レポート情報の入力効率を向上させるこ
とが可能となる。
【0162】(2)レポート情報中の文字列の中から数
値と単位の組合せを検出して分離することにより数値情
報をその文字列から検索することができる。従って、ユ
ーザはレポート情報が文字であるか数値であるかを意識
することなくレポート情報の入力や検索を行うことがで
きるため、レポートの作成や症例検索などの業務全般の
効率を向上させることが可能となる。また、検査部位や
検査種別をレポート情報と関連付けることにより症例検
索をより高速に実行することが可能となる。
【0163】(3)1つのレポートに関して複数の署名
情報を入力(付加)可能とすることにより、例えば健康
診断における二重読影(Double Readin
g)による運用において、2人の署名情報を入力できる
ので、作成されるレポートの内容の信憑性を適切に判断
することが可能となる。また、超音波画像検査の場合の
ように、複数の技師が検査を実施してレポートを作成す
る時には、依頼科においてそのレポートを作成した人を
正確に把握できるため、作成されたレポートの内容の信
憑性を適確に判断でき、また検査科への問い合わせ先も
明確となる。
【0164】(4)署名を所見と診断に区別したことに
より、例えば所見は検査技師が行い、診断は医師が行う
といった運用においても署名を正しく入力することが可
能となる。
【0165】(5)レポート情報に署名識別情報を付加
して出力させることにより、表示または印刷によって出
力されたレポート情報に誰が署名したかの識別性を高め
ることができる。特に、一刻を争う臨床の現場におい
て、手書きのレポートと同等な方法で署名を識別するこ
とができるので、適時かつ適確な臨床判断を情報システ
ムによって阻害せずに行うことが可能となる。
【0166】(6)署名識別情報をレポート書式で構成
されるレポート画像と重ね合わせることにより、署名識
別情報の大きさにかかわらずレポート画像上での署名の
位置を柔軟に変更することができる。従って、レポート
を参照するユーザには、署名識別情報の大きさや数にか
かわらず、常にほぼ同じ位置に同じ大きさで署名識別情
報が示されるため、署名の識別性を高めることができ
る。
【0167】(7)署名の有無を検出し、検査情報また
はオーダ情報と対応付けて表示することにより、依頼科
において検査の一覧からレポート情報、検査情報、また
は医用画像を参照する場合に、検査科における読影が完
了したかどうかを判断することができる。また、署名の
数を表示することにより、健康診断の運用においては、
読影医師と面接医師との間で検査における読影がどのよ
うな状態であるかを容易に把握することができるため、
その検査の患者が面接可能であるかどうかなどを判断す
ることができる。
【0168】(8)レポートに関する署名情報の入力状
態を基にして出力が可であると判定した検査のレポート
情報だけをHISなどの他のシステムや装置に出力する
ことにより、その出力先において利用が適切でない状態
のレポート情報を参照することがなくなる。従って、そ
の出力先においてレポート情報の内容の信憑性やレポー
ト情報の二重出力によって業務が阻害されることを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の医用レポートシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す医用情報管理部においてオーダ情
報、検査情報、および医用画像を関連付けるための管理
テーブルを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の医用レポートシステムに
おいて表示されるレポート情報入力画面の一例を示す図
である。
【図4】本発明の実施の形態の医用レポートシステムに
おいて文字列入力形式によってレポート情報を入力する
ためのレポート情報入力画面の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の医用レポートシステムに
おいて文字列入力形式によってレポート情報を入力する
場合に用いられる短文や単語を登録格納する短文/単語
管理テーブルを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の医用レポートシステムに
おいて表入力形式によってレポート情報を入力するため
のレポート情報入力画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の医用レポートシステムに
おいて表入力形式によってレポート情報を入力するため
のレポート情報入力画面の他の例を示す図である。
【図8】図6に示すレポート情報入力画面において入力
された情報を情報記述言語であるXMLに従って文字列
に変換した例を示す図である。
【図9】図7に示すレポート情報入力画面において入力
された情報をXMLに従って文字列に変換した例を示す
図である。
【図10】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において選択形式によってレポート情報を入力するため
のレポート情報入力画面の一例を示す図である。
【図11】図10に示すレポート情報入力画面において
入力された情報をXMLに従って文字列に変換した例を
示す図である。
【図12】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において署名情報を管理するための署名管理テーブルを
示す図である。
【図13】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
においてレポート情報を管理するためのレポート管理テ
ーブルを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において管理されている署名識別情報である署名図画の
一例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
から出力されるレポート書式によって構成されるレポー
ト画像を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
における複数の署名識別情報とレポート画像の重ね合わ
せ処理の結果を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
におけるレポート出力装置の他の構成を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において入力されるレポート情報の文字列中の単位をチ
ェックするためのハッシュ表を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において入力されるレポート情報の文字列中の数値と単
位の分離処理の例を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において図8に示す表入力形式によって入力された文字
列に数値と単位の分離のための識別子を挿入した結果の
例を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において検索対象となる文字列を指定するためのレポー
ト情報入力画面の一例を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
においてレポート情報と検査部位の関連付けを行うため
の検査部位毎のレポート管理テーブルを示す図である。
【図23】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において表示される検索キー文字列を指定するための検
索条件入力画面の一例を示す図である。
【図24】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において入力されたレポート情報の文字列中に検索キー
文字列または数値/単位の組合せが存在するかどうかの
判定処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において前回の入力レポート情報のレビジョンを示すレ
ビジョン情報も格納するレポート管理テーブルを示す図
である。
【図26】本発明の実施の形態の医用レポートシステム
において前回の入力レポート情報との差分を示す差分情
報も格納するレポート管理テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 医用レポートシステム 2 レポート入力装置 2a レポート入力制御部 2b 医用情報表示部 2c 数値/単位分離部 2d 文字変換部 3 レポート管理装置 3a レポート情報管理部 3b 署名情報管理部 3c レポート画像構成部 3d 差分抽出部 4 レポート出力装置 4a レポート出力制御部 4b レポート表示部 5 検索装置 5a 検索制御部 5b 検索条件入力部 5c 検索情報表示部 6 操作ユニット 6a レポート情報表示部 6b 署名情報入力部 6c 検査部位入力部 30 短文/単語管理テーブル 31 レポート管理テーブル 32 署名管理テーブル 20 医用情報検査装置 21 医用情報入力部 22 医用情報管理部 22a オーダ管理テーブル 22b 検査管理テーブル 22c 画像管理テーブル 24 医用画像表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のレポートに関するレポート情報を
    入力するレポート情報入力手段と、 前記所定のレポートに関して複数の署名情報を入力する
    署名情報入力手段と、 前記レポート情報入力手段によって入力されたレポート
    情報を前記署名情報入力手段によって入力された署名情
    報と関連付けて管理する管理手段とを備えたことを特徴
    とする医用レポートシステム。
  2. 【請求項2】 前記レポート情報入力手段は、医用画像
    の検査において所見と診断を区別してレポート情報を入
    力することが可能であり、前記署名情報入力手段は、前
    記レポート情報入力手段によって所見と診断に区別して
    入力されたレポート情報に応じてそれぞれ署名情報を入
    力することが可能であることを特徴とする請求項1に記
    載の医用レポートシステム。
  3. 【請求項3】 前記署名情報入力手段によって入力され
    た署名情報を署名識別情報と関連付けて保存する保存手
    段と、 前記署名情報を基にして前記保存手段に保存されている
    署名識別情報を検索して該当する署名識別情報を取得す
    る検索手段と、 前記レポート情報とともに、前記管理手段によってこの
    レポート情報に関連付けられている署名情報を基にして
    前記検索手段によって取得された署名識別情報を出力す
    る出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の医用レポートシステム。
  4. 【請求項4】 前記検索手段によって取得された少なく
    とも1つの署名識別情報と予め設定されたレポート画像
    を重ね合わせる重ね合わせ手段を備え、前記出力手段は
    前記重ね合わせ手段の重ね合わせ結果を出力することを
    特徴とする請求項3に記載の医用レポートシステム。
  5. 【請求項5】 前記署名情報の入力状態を基にして前記
    出力手段によるレポート情報および署名識別情報の出力
    の可否を判定する判定手段を備えていることを特徴とす
    る請求項3に記載の医用レポートシステム。
  6. 【請求項6】 レポート情報を入力するレポート情報入
    力手段と、 前記レポート情報入力手段によって入力されたレポート
    情報をこのレポート情報の版数を示す版情報と関連付け
    て管理する管理手段と、 前記レポート情報とともに、前記管理手段によってこの
    レポート情報と関連付けて管理されている版情報を出力
    する出力手段とを備えたことを特徴とする医用レポート
    システム。
  7. 【請求項7】 前記レポート情報の入力毎に前回のレポ
    ート情報との差分を示す差分情報を取得する差分情報取
    得手段を備え、前記管理手段は、前記差分情報取得手段
    によって取得された差分情報を基にして前記版情報を更
    新することを特徴とする請求項6に記載の医用レポート
    システム。
  8. 【請求項8】 前記管理手段は、前記差分情報取得手段
    によって取得された差分情報を前記レポート情報と関連
    付けて管理することを特徴とする請求項7に記載の医用
    レポートシステム。
  9. 【請求項9】 レポート情報を入力するレポート情報入
    力手段と、 前記レポート情報入力手段によって入力されたレポート
    情報を検査情報または検査依頼情報の少なくとも一方と
    関連付けて管理する管理手段と、 検索キー文字列を入力する検索キー文字列入力手段と、 前記レポート情報の文字列中に前記検索キー文字列入力
    手段によって入力された検索キー文字列が存在するかど
    うかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果を基にして前記管理手段によっ
    て前記レポート情報に関連付けて管理されている検査情
    報または検査依頼情報の少なくとも一方を表示する表示
    手段とを備えたことを特徴とする医用レポートシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、前記レポート情報の
    文字列中に数値と単位の組合せが存在するかどうかを判
    定することを特徴とする請求項9に記載の医用レポート
    システム。
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