JP4880193B2 - 内視鏡検査マネージメントシステム - Google Patents
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Description
また、上記従来のシステムにおいては、レポートの入力において、記録した画像のうち、特徴的な画像を、検査の結果を示す代表画像として、レポート情報に添付する(レポート入力画面でレポート情報と同時に画像を表示する)ことが可能となっている。また、どの臓器(部位)で撮影したのかを示すために、別途、シェーマ図上に位置を入力することができるようになっている。
また、診断の正診率を統計処理し、様々な角度から正診率を向上するために必要な分析データを表示することができないという問題点があった。
また、手術を選択する際に、判断材料として、過去の術後のフォローアップ検査での診断病名のデータを表示できるシステムがないという問題点があった。
また、本発明は、様々なパラメーターの正診率をグラフ化して、正診率の向上の分析をすることが可能な内視鏡検査マネージメントシステムを提供することを目的としている。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の内視鏡検査マネージメントシステムは、内視鏡検査に関する情報の入力および表示を行う入力/検査端末と、内視鏡検査に関する情報の検索を行う検索端末と、内視鏡検査に関する情報を管理するサーバを備えた内視鏡検査マネージメントシステムであって、上記入力/検査端末が、上記内視鏡検査に関して実施した医療行為に関する病理検査結果確認前に作成する中間レポートに関する情報と、病理検査結果確認後に作成する最終レポートに関する情報をそれぞれ入力するレポート入力手段とを備え、上記サーバが、上記レポート入力手段によって入力された中間レポートおよび最終レポートに関する情報を登録するデータベースとを備え、上記検索端末が、同一患者の同一検査に関わる上記中間レポートおよび上記最終レポートにおいて、同一項目に登録された診断用語が変化している検査を抽出するための条件を設定する診断用語条件設定手段と、上記診断用語条件設定手段において設定された診断用語条件に基づき、上記中間レポートおよび上記最終レポートの同一項目に記憶されている値に変化がある検査を上記データベースから検索する検索処理手段と、上記検索処理手段の処理結果を表示するレポート比較結果表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明によれば、様々なパラメーターの正診率を表示することができるので、正診率が向上したこと等の分析が容易に行えるという効果がある。
図1乃至図41は、第1の参考例を説明するための図である。
図1は、本第1の参考例の内視鏡検査マネージメントシステムのハードウェア構成を示す図である。
GW1は、上記基本構成に加え、UPS(無停電電源)15を備え、不意な停電時等に対応可能となっている。
入力/検査端末3は、上記基本構成に加え、磁気カードリーダー12、圧縮伸張装置13とを備え、圧縮伸張装置13は、電子内視鏡装置14と映像ケーブルと通信ケーブルを介して接続されている。また、圧縮伸張装置13は、パソコン8内に搭載されたI/Fカード19を経由してパソコン8と接続されている。この入力/検査端末3は、検査時に使用されるため、検査室内に設置される。
サーバ5は、上記基本構成に加え、UPS15を備え、不意な停電時等に対応可能となっている。
図2において、各装置内のハードディスク内には、各種のアプリケーションソフト、データベース等がインストールされ、動作するようになっている。
GW1上では、GWアプリケーションソフト20が動作する。
受付端末2および検索端末4のソフトウェア構成は共通となっており、これらの装置上では、メインアプリケーションソフト27が動作する。メインアプリケーションソフト27は主に、検査業務DLL(ダイナミックリンクライブラリ)29、カンファレンスDLL30、統計・履歴DLL31、管理機能DLL28からなる。また、ハードディスク35内には、圧縮画像36が一時保存可能である。
ただし、入力/検査端末3のみは、画像記録/圧縮用の圧縮伸張装置13が接続され、検査にて画像の撮像が実施可能になっている点で異なる。この圧縮伸張装置13上では、圧縮伸張装置プログラム37が動作し、圧縮伸張装置13内のメモリには、圧縮画像38が一時保存可能である。また、圧縮伸張装置13は、電子内視鏡装置14と接続される。
先ず、検査に関する情報であり、また、本システムで管理する対象となる情報の種類について説明する。
本システムが管理する情報には、主に、以下1〜4の種類がある。
1.患者情報
・ 患者基本情報
1人の患者を特定するための情報であり、「患者ID」「氏名」「生年月日」「性別」等からなる。「患者ID」は、各患者を識別できるように患者に一意に対応した番号である。
・ 患者プロフィール情報
患者の特性や状態を表す情報であり、「血液型」「身長/体重」「アレルギー」「障害」「感染症」「疾患、注意事項」「検体検査結果」「前投薬情報」等からなる。
2.検査依頼情報
他の診療科から内視鏡部門に対して検査依頼が行われる場合の検査の依頼(オーダー)に関する情報である。オーダーキー情報(「オーダー番号」「発生日時」等)、依頼元情報(「依頼科名」「依頼医師名」「依頼日」等)、オーダー情報(「依頼病名」「検査目的」「検査種別」「検査項目」「検査部位」「コメント」「シェーマ画像」等)、検査予約情報(「検査日」「実施時刻」等)、等からなり、これらは、HIS(ホスピタルインフォメーションシステム)から、部門システムに対して送信される情報である。オーダーキー情報は、1つの検査オーダーを一意に特定するための情報である。
3. 検査実施情報(会計情報)
検査の実施内容に関する情報であり、「実施日時」「実施者」「実施場所」、「手技」「薬品」「器材」等からなる。実施した「手技」や、使用した「薬品」「器材」等の情報は、会計の際に使用される情報である。これらの情報は、内視鏡部門のシステムからHISへ送信され、HISの会計システムにて処理がなされる。
4. 検査結果情報(報告、レポート情報)
検査結果に関する情報であり、検査依頼に対しての報告(レポート)となる情報である。「報告日」「報告者」「診断」「所見」「処置」「コメント」「検査後注意・指示」「画像」「シェーマ画像」等からなり、これらの情報は、内視鏡部門内の医療用画像ファイリングシステムにて参照できるのに加え、本システムからHISへ送信されることで、各部門システムにおいても参照が可能である。よって、検査依頼を行った部門での検査結果(報告)の参照が可能である。
<システム起動・終了>
図3は、システム起動・終了における遷移を表す図であり、図4は、システム起動・終了画面101を示す図である。
ユーザIDおよびパスワードは、スタッフマスタ56上に管理されており、入力されたユーザIDおよびパスワードと比較し、差異がなければ、認証できたものとして、各機能を起動する。尚、ユーザIDは、コンボボックス等での選択入力ではなく、直接ID番号の入力が可能であり、選択の煩わしさが軽減されるようになっている。また、終了ボタン65を選択することで、システムの終了が行われる。
画面左に、検査業務に対応したアイコンが並べられ、選択を行うことで、各画面が起動するようになっている。患者受付アイコン59、前処置入力アイコン60、撮影アイコン61、実施入力アイコン62、レポート入力アイコン63、検査状況一覧アイコン64、検査オーダーボタン100がある。
<患者受付>
患者受付アイコン59を選択することにより、未到着一覧画面75が起動する。
図10は、未到着一覧画面60を示す図である。
また、未到着一覧画面60から、到着患者一覧ボタン71を押すことで、図11に示すような到着患者一覧画面72を起動することができる。逆に、到着患者一覧画面72上の未到着患者一覧ボタン74を押すことで、未到着一覧画面60を開くこともできる。
<前処置入力>
図12は、前処理未登録一覧画面76を示す図である。
また、未到着一覧画面60と到着済み一覧画面72と の遷移と同様に、前処置未登録一覧画面76と前処置登録済み一覧画面79との切り替えを、処置済み患者一覧ボタン80(未処置患者一覧ボタン)を押すことで、実行することができる。
<撮影>
図13は、未撮影一覧画面81を示す図である。
また、MO取り込み画面を開くことで、撮影する替わりに、MOに入れた画像データの登録を行うことができる。また、未到着一覧画面60と到着済み一覧画面72と の遷移と同様に、未撮影一覧画面81と撮影済み一覧画面85との切り替えを、撮影済み患者一覧ボタン86(未撮影患者一覧ボタン)を押すことで、実行することができる。
<実施入力>
図14は、実施未送信一覧画面87を示す図である。
実施未送信一覧画面87は、実施送信が未である検査の一覧88が表示可能である(データベース21内の検査テーブル65を参照することで、撮影済みかつ実施情報の登録が未の状態である検査の一覧が表示できる。)。
また、未到着一覧画面60と到着済み一覧画面72 との遷移と同様に、実施未送信一覧画面87と実施登録済み一覧画面90との切り替えを、送信済み検査一覧ボタン91(未送信検査一覧ボタン)を押すことで、実行することができる。
<レポート入力>
図15は、レポート未送信一覧画面92を示す図である。
レポート未送信一覧画面92は、レポート送信が未である検査の一覧93が表示可能である(データベース21内の検査テーブル65を参照することで、撮影済みかつレポート情報の登録が未の状態である検査の一覧が表示できる。)。
また、未到着一覧画面60と到着済み一覧画面72と の遷移と同様に、レポート未送信一覧画面92とレポート登録済み一覧画面95との切り替えを、送信済み検査一覧ボタン96(未送信検査一覧ボタン)を押すことで、実行することができる。
<検査状況一覧>
図16は、検査状況一覧画面97を示す図である。
検査状況一覧画面97は、各検査の状況一覧98が表示可能である(データベース21内の検査テーブル65を参照することで、各検査の状態を取得し、一覧表示ができる。)。
<検査オーダー>
図17は、部門内オーダー登録画面101を示す図である。
部門内オーダー登録画面101は、HISからのオーダー情報を受信できない場合に、自システムの中で検査オーダーを発行するために使用する。患者情報(患者ID、患者名、生年月日、性別、入院/外来区分)102、および検査情報(検査予定日、検査予定時間、検査種別、検査項目、依頼病名、検査理由、依頼時コメント)103、等が入力でき、登録ボタン104を押すことで、入力した情報が検査のオーダーとしてデータベース21内に登録される。患者情報102は、患者マスタ66に、検査情報103は、オーダー情報テーブル57にそれぞれ管理される。
図18は、検査の流れを示すフローチャートである。
<ステップ1(S1)>
他の診療科から、内視鏡部門への検査依頼が発生すると、HISから患者情報(患者基本情報、患者プロフィール情報)と、検査依頼情報(オーダー情報、依頼元情報、検査予約情報)が送信され、本システムがこれらの情報を受信する。詳しくは、GW1上のGWアプリケーションソフト20がHISからの情報を受信し、データベース21内の検査テーブル65、患者マスタ66、オーダー情報テーブル57に情報を登録する。
また、HISが接続されていないなど、HISからの検査オーダーを受信できない場合は、前述の部門内検査オーダー画面101を起動し、部門内でオーダーの発行が可能である。
検査を中止したい場合は、前述の検査中止画面69を起動する。検査中止画面69からは、中止の指示者119、中止日120、中止理由121が入力でき、それぞれ、データベース21内の検査テーブル65に登録がなされる。又、検査テーブル65上の検査のステイタスは、検査中止の状態に変更される。
検査中止においては、以下の条件で制御を行う。
(1)中止が可能であるのは、撮影の開始前までとする。
(2)検査中止は、検査オーダーのキャンセルとは処理が異なり、検査オーダーの取り消しとはしない(検査の一覧表からは削除しない)。
(3)患者の受付処理後、または、検査の締め切り時間後は、HISからの検査オーダーの修正、キャンセルは、不可能とする(検査中止が可能)。
検査が始まってしまってから、検査オーダーが修正されたり、検査オーダーが中止されたりしたことが、伝達されない等を防ぐためである。
<ステップ2(S2)>
本システムでは、受信した検査予約情報を元に予約の管理を行い、前述のように予定されている検査一覧を各状態にあわせて表示することが可能である。依頼内容の紹介を行うには、オーダー詳細確認画面68を起動する。
受付端末2、入力/検査端末3は、ともに共通のソフトウェアを搭載しており、受付端末2、入力検査端末3のどちらからでも、(もしくは検索端末4からでも)この画面照会が可能である。
よって、「 」のように表示がない時、「−」や「なし」であるのか、情報がないだけで、「−」や「なし」と判断してはいけないのか等、誤解を生じ易い状況を防ぐようにした。
<ステップ3(S3)>
次に、検査の前に、患者に対して麻酔等の検査前処置を行う際に使用する画面の説明を行う。
前処置入力を行うには、前処置入力画面78を起動する。
この前処置入力画面78も受付端末2、入力検査端末3のどちらからでも(もしくは検索端末4からでも)表示が可能である。
データベース21内の前処置テーブル116から取得した前処置に関する各情報が表示され、また、前処置において実施した項目(投薬の内容)が追加入力可能である。データベース21内の薬剤マスタ154から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、前処置テーブル116に選択した薬剤情報を登録することができる。ここで入力した情報は、データベース21内の前処置テーブル116から後に取得され、検査実施情報とともに、HISへ送信され、会計に使用される。
図22は、注意事項(患者プロフィール情報)の修正ウィンドウ123を示す図である。
ここで表示される注意事項のチェックボックス124にチェックをON/OFFすることで、情報の修正登録が可能である。修正された情報は、最新情報として、データベース21内の注意事項テーブル105に登録される。但し、チェックをONする場合はよいが、チェックをOFFする場合は、ユーザIDおよびパスワードの入力を求め、スタッフマスタ56との認証を行うとともに、記録として残すようにした。これは、注意事項を追加してより注意する方向にはよいが、注意事項を外すことによって、本来注意すべき内容に注意が払われないことを防ぐためのものである。
<ステップ4(S4)>
次に、図18のステップ4に示す撮影時の動作について説明する。
前述の撮影画面83を起動することで、撮影を行うことができる。この撮影画面は、各画面の左部で表示している患者情報、検査オーダー情報に加え、右部に検査室/検査装置情報125、撮影画像情報126、検査実施情報入力エリア127、が表示される。
さらに、入力/検査端末には、磁気カードリーダー12が接続されているため、患者の磁気カードを挿入し、患者基本情報を入力することで、検査一覧の中から、入力された患者基本情報と一致するものを照合し、自端末への検査の割り振り(引き込み)制御を自動で行うことも可能である。
撮影画像表示エリア126には、電子内視鏡装置14にてレリーズが行われる毎に撮影された画像の縮小画像が順次表示されるようになっている。
そして、電子内視鏡装置14上の検査終了ボタンが押されたことで、撮影処理が終了し、データベース21内の検査テーブル65に管理されている検査のステイタス情報は、撮影終了状態となる。
撮影された画像は、検査テーブル65上の検査に紐付けられた形で、画像管理テーブル128上に保存位置を示すポインタ情報が登録される。
図24は、選択メニュー137の表示を示す図である。
画像表示141が指定された場合は、サーバ5内の圧縮画像22が取得/伸張処理され、原画像の表示が行われる。又、ビデオプリンタの出力の指定が行われた場合は、データベース21内の選択画像テーブルに登録が行われ、撮影画面上のビデオプリンタ印刷ボタン143を押すことで、ビデオプリンタ出力の選択がされている画像の印刷を行うことができる。
<ステップ5(S5)>
図25は、実施入力画面89を示す図である。
前述の実施入力画面89を起動することで、実施情報の入力を行うことができる。この実施入力画面は、各画面の左部で患者情報、検査オーダー情報を表示するのに加え、右部で検査における実施内容(実施医144、看護師145、手技146、加算147、薬剤148、器材149、スコープ150)の登録が可能となっている。
各ボタン144〜150を押すことで、各情報の入力用ウィンドウが開き、登録する実施情報の選択入力が可能となっている。
(1)実施医
データベース21内のスタッフマスタ56から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル134に選択した実施医情報を登録することができる。
(2) 看護師
データベース21内のスタッフマスタ56から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル134に選択した看護師情報を登録することができる。
(3) 手技
データベース21内の手技マスタ151から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル134に選択した手技情報を登録することができる。
(4) 加算
データベース21内の加算マスタ153から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル134に選択した加算情報を登録することができる。
(5)薬剤
データベース21内の薬剤マスタ154から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル134に選択した薬剤情報を登録することができる。
(6) 器材
データベース21内の器材マスタ152から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル134に選択した器材情報を登録することができる。
(7)スコープ
データベース21内のスコープマスタ155から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、検査スコープテーブル135に選択したスコープ情報を登録することができる。
このようにして、各実施情報を選択入力し、情報の登録を行うと、実施情報の入力が完了し、データベース21内の検査テーブル65内に管理されている検査ステイタスの状態は、実施入力完了状態となる。
<ステップ6(S6)>
図26は、レポート入力画面94を示す図である。
図26に示すような前述のレポート入力画面94を起動することで、レポートの入力を行うことができる。このレポート入力画面94は、各画面と同様に左部で患者情報、検査オーダー情報を表示するのに加え、右部で検査レポートの内容(所見および処置156、診断157、コメント158)の登録が可能となっている。
(1)所見および処置
データベース21内の用語マスタ159から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、実施テーブル所見用語情報テーブル160および処置用語情報テーブル161に選択した所見用語および処置用語を登録することができる。
(2)診断
データベース21内の用語マスタ159から選択候補を取得し、ウィンドウに表示し、選択を行うことで、診断用語情報テーブル162に選択した診断用語を登録することができる。
図27は、所見入力の例を示す図である。
図27の用語ウィンドウ163は、食道における用語の表示例であり(用語は内視鏡標準用語であるMSTを使用している)、レポート入力画面94上の食道ボタン162を押すことで表示される。
図28に示す用語ウィンドウ164は、ウィンドウ163上の選択用語の1つである狭窄165を選択した際に開いたウィンドウであるが、例えば、MSTの階層にしたがって、
(臓器)−(用語のグループ)−(所見用語)−(属性のタイトル)−(属性値)−食道−内腔−狭窄−スコープ通過−可能
という内容を入力したいとした場合、ウィンドウ上の入力手順は、次のようになる。
手順1 食道ボタン162を押すと、ウィンドウ163が表示される。
手順2 ウィンドウ163上の、狭窄165を選択すると、ウィンドウ164が表示される。
手順3 ウィンドウ164上のスコープ通過"可能"のチェックボックス166にチェックをつける。
また、各臓器(部位)に対しての入力を行っても良いが、各臓器(部位)ともに、正常である場合を考慮して、"全て正常"というメニューを用意してもよい。この場合は、1回のメニュー選択により、各臓器(部位)に対して、"正常"との入力が可能である。
(3)コメント
図29は、コメントメニュー168を示す図である。
選択候補ウィンドウ170の選択候補エリア171には、データベース21内の用語マスタ159から呼び出された定型文が表示され、この定型文の選択によりテキスト情報入力エリア172にセットされる。このテキスト情報入力エリア172内の情報は、フリーテキストにて編集可能である。
ここで、入力された、フリーテキストの検査後指示情報およびFollowUp期間情報は、データベース21内の病変テーブル168に登録される。
また、各レポート情報(1)〜(3)は、撮影/記録を行った画像を参照しながら入力することができる。
図31は、表示情報の切替ボタン181(図26参照)を押し、表示を切り替えた状態を示す図である。
(4)シェーマ
図32は、シェーマ画像の編集ウィンドウ184を開いた状態を示す図である。
図33は、シェーマ取り込みボタン191を押し、外部画像取り込み用ウィンドウ192を開いた状態を示す図である。
図34は、認証ウィンドウ177を示す図である。
さらにレポートは上書き登録を禁止し、中間レポートの1版、2版、3版、・・・、最終レポートの1版、2版、3版、・・・というように、版管理を行う(履歴管理をする。)。
<ステップ7(S7)>
このように、送信したレポート情報は、内視鏡部門のシステム内で参照可能となるとともに、GW1によりLANを通してHISに送られ、HISの電子カルテシステムにおいても参照が可能となる。
よって、レポート入力画面上部に、病理オーダーを合わせて送信するか否かを決定するチェックボックス200を設け、チェックボックス200にチェックがつけられた時のみ、病理オーダーを合わせて発行するように制御している。
次に記録・保存した画像およびレポート情報の参照および編集の方法について説明する。
画面左部には、所望の検査を検索するための検索ボタンのグループ202が用意されており、これらのアイコンを選択することで、所定の条件により、データベース21内が検索され、検索結果が検査一覧203として表示される。
図36は、メニューから「画像表示」を選択し、起動した画像表示画面204を示す図である。
また、カンファレンス用に機能が追加されており、患者変更ボタン205を押すことで、一覧表示した検査203の中で、前の/次の検査の画像を表示することができる。
また、画像のコピーの際には、図34に示すような形(レポートステータスの入力エリアはない)で、ユーザとパスワードを認証し、画像持ち出しのセキュリティを確保している。
(1)レポート表示ボタン207を押すと、レポート入力画面94が開く(複数の医師間でのカンファレンスを行った結果、検査結果(レポート)情報を編集する必要があれば、変更しての入力が可能である。この場合、編集された情報は、バージョン管理がなされ、変更前の情報とは、別の版数で管理される。)。
(2)画像比較表示ボタン208を押すと、図37に示すレイアウトとなり、画像の比較表示が可能である。
図38は、過去検査同時表示ボタン209を押した際のレイアウト表示例を示す図である。
(3)過去検査同時表示ボタン209を押すと、 図38に示すレイアウトとなり、同一患者の過去の検査の画像群と同時に表示を行うことが可能である。
図39は、システム起動・終了画面101にて、統計・履歴アイコン54を選択し、ログインした際に起動する統計・履歴画面を示した図である。
画面左部には、各統計・履歴機能選択用のアイコン群211が用意されており、月報/年報/実施一覧(日報)の出力機能、データのEXCEL形式での出力機能、前述のFollowUp患者のFollowUp期間(予定日)による検索機能、スコープ履歴表示機能が動作する。
スコープ履歴アイコン210が選択されると、画面右部には、スコープ名と共に、管理番号、シリアルNo.、使用開始日、使用回数、使用時間、保険請求合計額(参考値)のリストが表示される。これらは、データベース21内の検査スコープテーブル135とスコープマスタ155から呼び出した情報を表示したものである。
図40は、システム起動・終了画面101にて、管理機能アイコン55を選択し、ログインした際に起動する管理機能画面を示した図である。
画面左部には、各管理機能選択用のアイコン群212が用意されており、オーダー照合・統合機能、アカウント設定機能、マスタ設定機能、オプション機能が動作する。
マスタ設定機能は、各マスタ検査種別、検査項目、手技、加算、薬剤、器材などの登録、変更、削除を行うことができ、データベース21内の検査種別マスタ213、検査項目マスタ214、手技マスタ151、加算マスタ153、薬剤マスタ154、器材マスタ152、注意事項マスタ215、スコープマスタ155、用語マスタ159の内容にアクセス可能となっている。
この図40では、さらに、画面左部のアイコン群212の中から、オーダー照合・統合アイコン213を選択した状態を示している。
画面左部には、選択した照合・統合したい検査の検査情報215が表示され、画面右部には照合・統合の候補一覧216が表示される。ここで、照合・統合先の検査を1つ選択し、チェックボックスにチェックつけ、照合・統合ボタン217を押すことで、照合・統合が完了する(照合・統合前の検査にひも付いていた各種テーブルのリンク情報が、照合・統合先のオーダーに紐付けされる。)。
さらに、撮影画面で入力された臓器(部位)の情報を利用し、実施情報の自動入力(表示)を行うようにしたため、より正確に、かつ効率よく、実施情報の入力および会計処理が可能である。
次に、図42乃至図63を用いて、第1の実施の形態、第2の実施の形態および第2の参考例について説明する。
まず、図42乃至図52を用いて、第1の実施の形態について説明する。
本第1の実施の形態における内視鏡検査マネージメントシステムのハードウェア構成は、図1を用いて説明した第1の参考例と同様であり、院内システムとのデータ交換を行う為のGW(ゲートウエイ)1と、検査を実施する入力/検査端末3と、画像や各種情報を入力・表示を行う検索端末4と、データの記録管理を行うサーバ5は、HUB7を介して、ネットワーク(LAN)接続されている。
患者の基本情報を管理する患者マスタと、実施情報を管理する実施管理テーブルと、レポート情報を管理するレポート管理テーブルとは、検査の情報の核となる検査テーブル65にて関連付けられている。
実施日時、実施医、看護師を管理する実施管理テーブルと、実施した手技、使用した薬剤、器材、加算のコード、実施量、単位を管理する実施テーブルと、手技のコード・名称を管理する手技マスタと、薬剤のコード・名称を管理する薬剤マスタと、器材のコード・名称を管理する器材マスタと、加算のコード・名称を管理する加算マスタとで構成されている。
中間レポート324、および最終レポート325は、版数毎またはフェーズで管理されており、さらに病変テーブル、所見情報テーブル、診断情報テーブル、処置情報管理テーブルと関連付けて構成されている。
薬剤マスタと関連づけて管理する構成である。
図46は、第1の実施の形態に関わる画像情報を管理するテーブルを示す図である。
画像の格納場所、画像枚数といった画像情報を管理する構成である。
図47は、内視鏡検査の業務フローを説明するための図である。
まず、ステップS32のオーダー入力において、検査前に患者情報と検査依頼情報といったオーダー情報を入力する。
ステップS34のオーダー情報の参照では、事前に入力された、もしくは送信されてきたオーダー情報を画面にて確認する。
ステップS34の前処置入力では、撮影前に行う薬剤の注射を実施した旨の情報の入力を行う。
ステップS37の実施入力では、実施した手技や薬剤、器材、加算といった会計情報に必要な情報を入力する。この入力した情報は、HISへ実施情報として送信される。
ステップS38のレポート入力では、内視鏡画像の撮影をした医師が中間レポートを入力する。
ステップS40のカンファレンスでは、医師らが集まり、症例の検討を実施するものである。その際、ステップS41において病理検査結果の情報を参照し、病理の結果を確認する。
本第1の実施の形態の動作について説明する。
電子内視鏡装置から撮影画像が記録され、検察端末の画面入力の説明に関しては、上述の第1の参考例と同様である。
図48に示すように、実施入力画面343において、実施医344、手技345、加算346、薬剤347、器材348、スコープ情報349の各データ入力を行う。
図49に示すように、レポート入力画面350において、臓器に対して、所見情報351、診断情報352、処置情報353の各データの入力を行う。
図50に示すように、レポートの情報を登録する画面354では、中間レポートの登録、あるいは、病理の結果を確認した後の最終レポートの登録を行う。このレポートの情報は、中間および最終のフェーズで管理を行っている。
データを格納したデータベース355と、データベース355からデータを検索する検索処理手段356と、診断用語を比較処理するための条件を設定する診断用語条件設定手段357と、処理結果を表示する処理結果表示手段358とから構成されている。
図52では、カンファレンス画面359にて、中間レポート324と最終レポート325で異なる診断が入力された場合、例えば「正常」から「癌」に診断が変更になった場合は、ユーザに通知(警告)するために 変更マーク360として、「!」を表示している。
図53は、本第2の実施の形態を実現するための処理機能の構成を示す図である。
データを格納したデータタベース361と、データベース361からデータを検索する検索処理手段362と、検索するための条件を設定する検索条件設定手段363と、診断用語の比較判定を行う診断比較判定処理手段364と、診断比較判定処理手段364が比較判定した結果から正診率を統計処理する正診率統計処理手段365と、正診率統計処理手段365の結果を表示するグラフ表示処理手段365とから構成されている。
例えば、診断毎に、正診率を計算する場合は、検索条件設定手段363において、「診断」を設定する。そして、検索処理手段362は、「診断」のキーワードに基づいて、図44に示す中間レポート324および最終レポート325の診断コードを診断比較判定処理手段364にて比較し、一致しているかどうか判定する。次に、診断の正診率を正診率統計処理手段365にて、統計処理し、グラフ表示処理手段366にて、グラフ表示を行う。
図55は、診断を行った部位別に正診率のグラフ化を行った例を示す図である。
図56は、実施した手技別の正診率のグラフ化を行った例を示す図である。
図57は、医師別に正診率のグラフ化を行った例を示す図である。
図59は、検査時間別に正診率を行った例を示す図である。
図60は、検査時の撮影枚数別に正診率のグラフ化を行った例を示す図である。
図61は、検査時に、診断を行う際、病変部に行う染色の薬剤別に正診率のグラフ化を行った例を示す図である。
次に、図62および図63を用いて、第2の参考例について説明する。
図62は、本第2の参考例を実現するための処理機能の構成を示す図である。
データを格納したデータタベース361と、データベース361からデータを検索する検索処理手段362と、検索するための条件を設定する検索条件設定手段363と、診断の統計処理を行う診断統計処理手段375と、診断統計処理手段375の診断統計処理結果を表示するグラフ表示処理手段366とから構成されている。
以上本発明の実施の形態および参考例を図面を用いて説明してきたが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
2 受付端末
3 入力/検査端末
4 検索端末
5 サーバ
7 HUB
13 圧縮伸張装置
14 電子内視鏡装置
Claims (3)
- 内視鏡検査に関する情報の入力および表示を行う入力/検査端末と、内視鏡検査に関する情報の検索を行う検索端末と、内視鏡検査に関する情報を管理するサーバを備えた内視鏡検査マネージメントシステムであって、
前記入力/検査端末は、
前記内視鏡検査に関して実施した医療行為に関する病理検査結果確認前に作成する中間レポートに関する情報と、病理検査結果確認後に作成する最終レポートに関する情報をそれぞれ入力するレポート入力手段と、を備え、
前記サーバは、
前記レポート入力手段によって入力された中間レポートおよび最終レポートに関する情報を登録するデータベースと、を備え、
前記検索端末は、
同一患者の同一検査に関わる前記中間レポートおよび前記最終レポートにおいて、同一項目に登録された診断用語が変化している検査を抽出するための条件を設定する診断用語条件設定手段と、
前記診断用語条件設定手段において設定された診断用語条件に基づき、前記中間レポートおよび前記最終レポートの同一項目に記憶されている値に変化がある検査を前記データベースから検索する検索処理手段と、
前記検索処理手段の処理結果を表示するレポート比較結果表示手段と、
を備えたことを特徴とする内視鏡検査マネージメントシステム。 - 前記レポート比較結果表示手段は、検査情報の一覧を表示するとともに、変化のある検査に対して変更マークを付与した上で一覧表示することを特徴とする請求項1の内視鏡検査マネージメントシステム。
- 内視鏡検査に関する情報の入力および表示を行う入力/検査端末と、内視鏡検査に関する情報の検索を行う検索端末と、内視鏡検査に関する情報を管理するサーバを備えた内視鏡検査マネージメントシステムであって、
前記入力/検査端末は、
前記内視鏡検査に関して実施した医療行為に関する病理検査結果確認前に作成する中間レポートに関する情報と、病理検査結果確認後に作成する最終レポートに関する情報をそれぞれ入力するレポート入力手段と、を備え、
前記サーバは、
前記レポート入力手段によって入力された中間レポートおよび最終レポートに関する情報を登録するデータベースと、を備え、
前記検索端末は、
同一患者の同一検査に関わる前記中間レポートおよび前記最終レポートにおいて、診断結果が一致している診断を抽出するための条件を設定する診断結果一致条件設定手段と、
前記診断結果一致条件設定手段において設定された診断結果一致条件に基づき、前記中間レポートおよび前記最終レポートの診断結果が一致している診断を前記データベースから検索する検索処理手段と、
前記検索処理手段の処理結果に基づき、診断の正診率を算出する正診率統計処理手段と、
前記正診率統計処理手段によって統計処理された正診率を表示する処理結果表示手段と、
を備えたことを特徴とする内視鏡検査マネージメントシステム。
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