以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下では、一例として、開示の技術を病院における医療業務の支援に適用した態様を説明する。この態様において、病院に勤務している医療業務従事者が「対人業務を行う利用者」に相当し、病院に来院した患者が「対人業務の対象者」に相当する。以下では、これらを「利用者」「患者」と称する
図1に示すように、本実施形態に係る操作支援装置10は、第1取得部12、第2取得部14及び出力部16を含んでいる。操作支援装置10は、病院に設置された医療業務支援システム36(図6参照、後述)に含まれている。
第1取得部12は、利用者マスタ20を記憶する第1記憶部18が接続されている。利用者マスタ20は、一例として図2に示すように、全ての利用者について「利用者ID」「パスワード」及び「職種(を表すコード)」の各情報が対応付けて登録されている。これらの情報のうち利用者ID及びパスワードは医療業務支援システム36への利用者のログインに用いられる。第1取得部12は、操作支援装置10を使用する利用者の利用者IDを取得し、第1記憶部18に記憶された利用者マスタ20から、操作支援装置10を使用する現在の利用者の職種を取得する。
第2取得部14は、患者マスタ24を記憶する第2記憶部22が接続されている。患者マスタ24は、一例として図3に示すように、医療業務支援システム36が設置された病院に来院した全ての患者について、「患者ID」「患者氏名」「病名」「受診状態」「カルテ情報」及び「サマリ情報」が対応付けて登録されている。なお、上記の「来院した全ての患者」には、来院中の患者と、来院履歴の有る患者と、が含まれる。
なお、患者マスタ24の「病名」については、新規来院で未診察の患者については未設定とされる(図3の患者ID="00010000"の情報の病名="−"も参照)。また、患者マスタ24の「受診状態」については、来院中でない患者については未設定とされる(図3の患者ID="00000003"の情報の受診状態="−"も参照)。更に、患者マスタ24の「サマリ情報」は、該当する患者の経過を表す情報をカルテ情報から抽出して要約した情報であり、少なくとも「病名」が糖尿病の患者の情報(図3の患者ID="00000001","00000003"の情報)に設定される。なお、サマリ情報の設定対象の病名は糖尿病に限られるものではない。
第2取得部14は、操作支援装置10を使用する利用者が医療業務の対象とする現在の患者の患者IDを取得し、第2記憶部22に記憶された患者マスタ24から、現在の患者の病名及び受診状態を取得する。
出力部16は、職種・ツールマスタ28を記憶する第3記憶部26及びツール使用履歴情報32を記憶する第4記憶部30が接続されている。本実施形態に係る医療業務支援システム36は、個々の職種の利用者による様々な場面での医療業務を支援するツールとして、複数種のツールが用意されている。
職種・ツールマスタ28は、一例として図4に示すように、利用者の職種(業務)と患者の病名との組み合わせ毎に、対応するツールを特定するツール特定情報が登録されている。また、職種・ツールマスタ28は、利用者の職種(業務)と患者の病名との組み合わせによっては、患者の受診状態毎にツール特定情報が複数登録されている。図4に示す例では、「利用者の職種=医師(業務=診察)」と「患者の病名=新規来院」との組み合わせについては、受診状態が予診済の場合の対応ツールとして「予診結果確認」が、受診状態が検査済の場合の対応ツールとして「検査結果確認」が登録されている。更に、職種・ツールマスタ28は、利用者の職種(業務)と患者の病名との組み合わせによっては、ツール特定情報が未登録の場合もある(図4では図示省略)。
ツール使用履歴情報32は、一例として図5に示すように、個々の利用者毎に、医療業務支援システム36に用意されている個々のツールを過去に使用したことが無いか否かを表すと共に、使用済みであれば最終使用日付を表す情報が各々登録されている。
出力部16は、職種・ツールマスタ28に登録された情報に基づいて、第1取得部12が取得した現在の利用者の職種と、第2取得部14が取得した現在の患者の病名(及び受診状態)と、の組み合わせに対応するツールを特定する。そして出力部16は、特定したツールを起動する命令を出力する。また出力部16は、ツール使用履歴情報32に登録された情報に基づいて、現在の利用者が、特定したツールを過去に使用したことが無いか否かを判定し、過去に使用したことが無ければ特定したツールの操作ヘルプファイルを起動する命令を出力する。
操作支援装置10は、図6に示す医療業務支援システム36に含まれる携帯端末40で実現される。医療業務支援システム36は、複数の携帯端末40、サーバ・コンピュータ70(以下、サーバ70という)及び受付端末86を含み、これらはネットワーク104を介して通信可能とされている。
携帯端末40は、CPU42、一時記憶領域としてのメモリ44、不揮発性の記憶部46、表示部48、入力部50、撮影部52及び無線通信部54を含む。CPU42、メモリ44、記憶部46、表示部48、入力部50、撮影部52及び無線通信部54は、バス66を介して互いに接続されている。なお、携帯端末40は、例えばタブレット端末で実現することができる。この場合、表示部48は液晶ディスプレイや有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等の薄型のディスプレイで実現され、入力部50は表示部48の表示面に重畳配置されたタッチパネルで実現される。
記憶部46はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現される。記憶部46には、携帯端末40を操作支援装置10として機能させるための操作支援プログラム56と、前述した複数種のツールのプログラム及び個々のツールの操作ヘルプファイルを含む医療業務支援プログラム64と、が記憶されている。CPU42は、操作支援プログラム56を記憶部46から読み出してメモリ44に展開し、操作支援プログラム56に含まれる各プロセスを順次実行する。操作支援プログラム56は、第1取得プロセス58、第2取得プロセス60及び出力プロセス62を含む。
CPU42は、第1取得プロセス58を実行することで、図1に示す第1取得部12として動作する。また、CPU42は、第2取得プロセス60を実行することで、図1に示す第2取得部14として動作する。また、CPU42は、出力プロセス62を実行することで、図1に示す出力部16として動作する。これにより、操作支援プログラム56を実行した携帯端末40が操作支援装置10として機能することになる。操作支援プログラム56は開示の技術に係る操作支援プログラムの一例である。
なお、操作支援装置10は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
サーバ70は、CPU72、メモリ74、不揮発性の記憶部76、表示部78、入力部80及び通信部82を含む。CPU72、メモリ74、不揮発性の記憶部76、表示部78、入力部80及び通信部82は、バス84を介して互いに接続されている。記憶部76には、利用者マスタ20、患者マスタ24、職種・ツールマスタ28及びツール使用履歴情報32が各々記憶されている。従って、サーバ70は図1に示す第1記憶部18、第2記憶部22、第3記憶部26及び第4記憶部30として各々機能する。
受付端末86は、CPU88、メモリ90、不揮発性の記憶部92、表示部94、入力部96及び通信部98を含む。CPU88、メモリ90、不揮発性の記憶部92、表示部94、入力部96及び通信部98は、バス100を介して互いに接続されている。記憶部92には、医療業務のうちの受付業務を支援する処理を行うための受付端末用医療業務支援プログラム102が記憶されている。
次に本実施形態の作用として、携帯端末40の電源が投入されると、CPU42によって操作支援プログラム56が実行されることで実現される操作支援処理について、図7を参照して説明する。
操作支援処理のステップ150において、第1取得部12は、携帯端末40を使用する利用者が医療業務支援システム36へログインするためのログイン画面を表示部48に表示させる。ログイン画面は、少なくとも、利用者ID及びパスワードを含むログイン情報の入力欄を含んでおり、表示部48へのログイン画面の表示により、携帯端末40を使用する利用者に対してログイン情報の入力が要請される。
携帯端末40を使用する利用者(以下「現在の利用者」という)は、表示部48にログイン画面が表示されると、入力部50を介し、ログイン画面内の入力欄に自身の利用者ID及びパスワードを含むログイン情報を入力する操作を行う。なお、本実施形態では、1台の携帯端末40が複数の利用者によって共用されるため、表示部48にログイン画面を表示させてログイン情報の入力を要請している。しかし、利用者一人一人に携帯端末40が割り当てられている態様であれば、ログイン画面を表示させてログイン情報の入力を要請する処理は省略することも可能である。
現在の利用者によってログイン情報が入力されると、次のステップ152において、第1取得部12は、入力されたログイン情報をサーバ70へ送信することで、ログイン処理の実行及び職種情報の送信をサーバ70へ要求する。
携帯端末40からログイン情報を受信したサーバ70は、受信したログイン情報(利用者IDとパスワードの組み合わせ)が利用者マスタ20に登録されているか否かに基づいて、現在の利用者が正規の利用者か否か判定するログイン処理を行う。またサーバ70は、現在の利用者を正規の利用者と判定した場合、受信したログイン情報と対応付けて利用者マスタ20に登録された職種情報、すなわち現在の利用者の職種を表す職種情報を読み出す。そしてサーバ70は、ログイン処理の結果を表す情報を携帯端末40へ送信し、現在の利用者を正規の利用者と判定した場合は、更に、利用者マスタ20から読み出した職種情報も携帯端末40へ送信する。
携帯端末40がログイン処理の結果を表す情報をサーバ70から受信すると、ステップ154へ移行する。ステップ154において、第1取得部12は、サーバ70によるログイン処理でログインに成功したか否か判定する。サーバ70から受信した情報が表すログイン処理の結果が「ログイン失敗」の場合は、ステップ154の判定が否定されてステップ150に戻り、表示部48にログイン画面を再度表示させる。この場合、ステップ154の判定が肯定される迄、ステップ150〜ステップ154が繰り返される。
一方、サーバ70から受信した情報が表すログイン処理の結果が「ログイン成功」の場合は、ステップ154の判定が肯定されてステップ150へ移行する。ステップ156において、第1取得部12は、サーバ70から受信した職種情報、すなわち現在の利用者の職種を表す職種情報をメモリ44等に記憶させる。
次のステップ158において、第2取得部14は、まず、サーバ70に対して現在来院中の患者の情報を要求する。なお、ここでいう来院中の患者は、入院設備を備えた病院であれば入院中の患者も含まれる。サーバ70は、上記の要求を携帯端末40から受信すると、患者マスタ24に情報が登録されている全ての患者のうち、「受診状態」に来院中であることを表す情報が設定されている患者の情報を患者マスタ24から抽出する。
なお、新規来院の患者については、受付業務によって来院が受け付けされると、受付端末86経由で患者マスタ24に情報が登録される。また、新規来院以外の来院患者については、受付業務によって来院が受け付けされると、患者マスタ24の「受診状態」が受付端末86経由で更新される。また、サーバ70が患者マスタ24から抽出する情報としては「患者ID」「患者氏名」「病名」「受診状態」の各情報が挙げられる。そして、サーバ70は、患者マスタ24から抽出した情報を要求元の携帯端末40へ送信する。第2取得部14は、サーバ70から送信された情報が携帯端末40で受信されることで、来院中の患者の情報を取得する。
ステップ160において、第2取得部14は、ステップ158で情報を取得した来院中の患者の氏名等を選択肢として一覧表示した患者選択画面を表示部48に表示させることで、現在の医療業務の対象者としての患者の選択を利用者に要請する。次のステップ162において、第2取得部14は、利用者によって何らかの操作が行われる迄待機し、利用者によって何らかの操作が行われると、利用者によって行われた操作が患者選択操作か医療業務支援システム36からのログアウト操作かを判定する。
患者選択画面に一覧表示された患者の中から現在の医療業務の対象者としての患者(以下、「現在の患者」という)を選択する患者選択操作が利用者によって行われた場合、ステップ162からステップ164へ移行する。ステップ164において、第2取得部14は、ステップ158でサーバ70より受信した来院中の患者の情報から、現在の利用者によって選択された現在の患者の情報(患者ID、病名及び受診状態)を抽出し、抽出した患者の情報をメモリ44等に記憶させる。
次のステップ166において、第2取得部14は、ステップ164でメモリ44等に記憶させた現在の患者の情報に含まれる病名に情報が未設定か否か判定する。現在の患者が新規来院の場合、病名は医師による診察が行われた後で設定される。このため、ステップ166の判定が肯定された場合はステップ168へ移行し、ステップ168において、第2取得部14は、メモリ44等に記憶させた現在の患者の情報に含まれる病名に、新規来院であることを表す情報を設定し、ステップ170へ移行する。なお、ステップ166の判定が否定された場合は、ステップ168をスキップしてステップ170へ移行する。
ステップ170において、出力部16は、現在の利用者の職種及び現在の患者の病名をサーバ70へ送信することで、現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせに対応するツール特定情報の送信をサーバ70に要求する。
サーバ70は、上記の要求を携帯端末40から受信すると、受信した現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせをキーとして用いて職種・ツールマスタ28を検索し、対応するツール特定情報の登録状態を判定する。なお、ツール特定情報の登録状態には、「未登録」「ツールが1つ登録」「ツールが受診状態毎に2以上登録」がある。そして、サーバ70は、対応するツール特定情報が1以上登録されている場合は、対応するツール特定情報を職種・ツールマスタ28から全て読み出して携帯端末40へ送信し、未登録の場合は対応するツール特定情報が未登録であることを携帯端末40へ通知する。
携帯端末40がサーバ70から情報を受信すると、ステップ172において、出力部16は、サーバ70から受信した情報に基づいて、現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせに対応するツール特定情報が登録されていたか否か判定する。サーバ70から受信した情報にツール特定情報が1以上含まれている場合は、ステップ172の判定が肯定されてステップ174へ移行する。
ステップ174において、出力部16は、サーバ70から受信した情報にツール特定情報が複数含まれているか否か判定する。ステップ174の判定が否定された場合は、受信した情報に含まれるツール特定情報によって特定されるツールを起動対象のツールに設定し、ステップ178へ移行する。また、ステップ174の判定が肯定された場合はステップ176へ移行する。サーバ70から受信した情報にツール特定情報が複数含まれている場合、各情報は患者の互いに異なる受診状態と対応付けられている。このため、ステップ176において、出力部16は、受信した情報に含まれるツール特定情報によって特定される複数のツールの中から、現在の患者の受診状態と対応付けられたツールを起動対象のツールとして選択し、ステップ176へ移行する。
ステップ178において、出力部16は、現在の利用者の利用者ID及び起動対象に設定したツールのツール特定情報をサーバ70へ送信することで、現在の利用者が起動対象のツールを過去に使用したことが無いか否かをサーバ70へ問い合わせる。サーバ70は、上記の問い合わせを携帯端末40から受信すると、受信した現在の利用者の利用者IDとツール特定情報との組み合わせをキーとして用いてツール使用履歴情報32を検索し、対応する情報を読み出して問い合わせ元の携帯端末40へ送信する。
携帯端末40がサーバ70から情報を受信すると、ステップ180において、出力部16は、サーバ70から受信した情報に基づいて、現在の利用者が起動対象のツールを過去に使用したことが無いか否かを判定する。サーバ70から受信した情報が、現在の利用者による起動対象のツールの最終使用日付を表す情報であった場合は、現在の利用者が起動対象のツールを過去に使用したことが有ると判断できるので、ステップ180の判定が否定されてステップ184へ移行する。
ステップ184において、出力部16は、起動対象のツールの起動命令を医療業務支援プログラム64へ出力する。これにより、医療業務支援プログラム64に含まれる起動対象のツールのプログラムがCPU42によって実行されることで、起動対象のツールが携帯端末40上で自動的に起動される。
一例として、現在の利用者の職種が予診を行う事務作業者で、かつ現在の患者の病名が新規来院の場合は、問診テンプレート入力ツールが起動されることで、一例として図8に示す問診テンプレート入力画面250が表示部48に表示される。問診テンプレート入力画面250は、体温等の計測結果を入力するための複数の入力欄252、咳の状態等の問診結果を選択するための複数の選択欄254、及び、症状の問診結果を選択するためのラジオボタン256を含んでいる。表示部48に問診テンプレート入力画面250が表示されることで、現在の利用者(予診を行う事務作業者)は、患者の病名に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、直ちに予診を行って結果を入力することができる。
また一例として、現在の利用者の職種が診察を行う医師で、現在の患者の病名が新規来院、受診状態が予診済みの場合は、問診結果確認ツールが起動されることで、一例として図9に示す問診結果確認画面260が表示部48に表示される。問診結果確認画面260は、問診結果確認ツールによって取得された現在の患者の問診結果が表示される。表示部48に問診結果確認画面260が表示されることで、現在の利用者(診察を行う医師)は、患者の病名及び受診状態に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、問診結果を参照して現在の患者の診察を直ちに行うことができる。
また一例として、現在の利用者の職種が検査処置を行う看護師で、かつ現在の患者の病名が新規来院等の場合は、検査結果登録ツールが起動されることで、一例として図10に示す検査結果登録画面262が表示部48に表示される。検査結果登録画面262は、検査結果を入力するための複数の入力欄264を含んでいる。表示部48に検査結果登録画面262が表示されることで、現在の利用者(検査処置を行う看護師)は、患者の病名に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、直ちに検査を行って結果を入力することができる。
また一例として、現在の利用者の職種が診察を行う医師で、現在の患者の病名が新規来院、患者の状態が検査済みの場合は、検査結果確認ツールが起動されることで、一例として図11に示す検査結果確認画面264が表示部48に表示される。検査結果確認画面264は、検査結果確認ツールによって取得された現在の患者の検査結果が表示される。このように、本実施形態では、利用者の職種が診察を行う医師で、患者の病名が新規来院の場合に、受診状態が予診済みか検査済みかに応じて起動されるツール及び起動されたツールによって表示される画面が切り替わる。このように、表示部48に検査結果確認画面264が表示されることで、現在の利用者(診察を行う医師)は、患者の病名及び受診状態に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、検査結果を参照して現在の患者の診察を直ちに行うことができる。
更に一例として、現在の利用者の職種が予診を行う事務作業者で、かつ現在の患者の病名が患者が糖尿病の場合は、サマリ参照ツールが起動されることで、一例として図12に示すサマリ参照画面266が表示部48に表示される。サマリ参照画面266は、サマリ参照ツールによって取得された現在の患者のサマリ情報が表示される。表示部48にサマリ参照画面266が表示されることで、現在の利用者(予診を行う事務作業者)は、患者の病名に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、表示された現在の患者のサマリ情報を参照して直ちに予診を行うことができる。
また一例として、現在の利用者の職種が診察を行う医師で、かつ現在の患者の病名が患者が糖尿病の場合は、オーダ入力(Do入力)ツールが起動されることで、一例として図13に示すオーダ入力(Do入力)画面268が表示部48に表示される。オーダ入力(Do入力)画面268は、オーダ入力(Do入力)ツールによって取得された現在の患者に対する過去の処方が表示される。表示部48にオーダ入力(Do入力)画面268が表示されることで、現在の利用者(診察を行う医師)は、患者の病名に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、現在の患者に対する過去の処方を参照しながら診察を行うことができる。また、現在の利用者(診察を行う医師)は、過去の処方を必要に応じて修正することで、今回の処方の入力を迅速に行うことができる。
また一例として、現在の利用者の職種が検査処置を行う看護師で、かつ現在の患者の病名が患者が糖尿病の場合、カルテ参照ツールが起動されることで、一例として図14に示すカルテ参照画面270が表示部48に表示される。カルテ参照画面270は、カルテ参照ツールによって取得された現在の患者のカルテ情報が表示される。表示部48にカルテ参照画面270が表示されることで、現在の利用者(検査処置を行う看護師)は、患者の病名に応じて起動するツールを選択する操作を行うことなく、現在の患者の症状や処方を確認した上で検査処置を行うことができる。
一方、前述したステップ180において、現在の利用者が起動対象のツールを使用したことが無いことを表す情報をサーバ70から受信した場合は、ステップ180の判定が肯定されてステップ182へ移行する。ステップ182において、出力部16は、起動対象のツールの操作ヘルプファイルの起動命令を医療業務支援プログラム64へ出力し、前述のステップ184へ移行する。これにより、医療業務支援プログラム64に含まれる起動対象のツールの操作ヘルプファイルがCPU42によって実行されることで、前述した起動対象のツールの起動に先立ち、起動対象のツールの操作ヘルプ画面が表示部48に表示される。
図15には、表示部48に表示される操作ヘルプ画面の一例として、起動対象のツールとしての撮影ツールを現在の利用者が未使用の場合に表示される操作ヘルプ画面272を示す。このように、現在の利用者が起動対象のツールを使用した経験が無い場合には、起動対象のツールの起動に先立って操作ヘルプ画面が表示されることで、現在の利用者が使用経験が無いツールを円滑に使用することができる。
また、ステップ184で起動対象のツールの起動命令を出力するとステップ190へ移行し、ステップ190において、出力部16は、現在の利用者により、ステップ184で起動命令を出力したツールと別のツールが起動対象として選択されたか否か判定する。ステップ184で起動命令を出力して起動されたツールが現在の利用者によってそのまま使用された場合はステップ190の判定が否定され、現在の利用者によるツールの使用が終了した後、ステップ196へ移行する。
ステップ196において、出力部16は、現在の利用者の利用者ID及び現在の利用者が使用しているツールのツール特定情報をサーバ70へ送信することで、ツール使用履歴情報32の更新を要求する。サーバ70は、上記の要求を携帯端末40から受信すると、受信した現在の利用者の利用者IDとツール特定情報との組み合わせをキーとして用いてツール使用履歴情報32を検索し、当該検索で抽出した情報を最終使用日付として現在の日付を表す情報へ更新する。ステップ196の処理を行うとステップ158に戻り、ステップ158以降の処理を繰り返す。
ところで、先に説明したように、職種・ツールマスタ28は、利用者の職種と患者の病名との組み合わせ毎に、対応するツールを特定するツール特定情報が登録されている(図4参照)。しかし、例えば医療業務を支援するために用意されている複数種のツールのうちの一部のツールが入れ替えられた等の場合、職種・ツールマスタ28に登録されているツールと異なるツールの使用を利用者が所望する状況が生ずる可能性がある。また、図4に示す例では、利用者の職種が医師で、患者の病名が新規来院の組み合わせについて、受診状態毎にツール特定情報が登録されているが、別の組み合わせについても、起動するツールを受診状態毎に切り替えたい状況が生ずる可能性がある。
このため、本実施形態では、ステップ184で起動対象のツールの起動命令を出力した後に、ステップ190において、現在の利用者により、起動命令を出力したツールと別のツールが起動対象として選択されたか否かを判定している。現在の利用者により、起動命令を出力したツールと別のツールが起動対象として選択された場合、ステップ190の判定が肯定されてステップ192へ移行する。
また、職種・ツールマスタ28は、利用者の職種と患者の病名との組み合わせによってはツール特定情報が未登録の場合がある。この場合は、前述したステップ170の後、サーバ70から携帯端末40へツール特定情報が未登録であることが通知されることで、前述したステップ172の判定が否定されてステップ186へ移行する。
ステップ186において、出力部16は、医療業務を支援するために用意されている複数種のツールを選択肢として一覧表示したツール選択画面を表示部48に表示させることで、現在の利用者に対して起動対象のツールの選択を要請する。また、次のステップ188において、出力部16は、現在の利用者によって起動対象のツールが選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄、ステップ188を繰り返す。そして、現在の利用者によって起動対象のツールが選択されると、ステップ188の判定が肯定されてステップ192へ移行する。
このように、職種・ツールマスタ28に登録されているツールと異なるツールが選択された場合はステップ190からステップ192へ移行し、職種・ツールマスタ28に未登録のツールが選択された場合はステップ188からステップ192へ移行する。ステップ192において、出力部16は、現在の利用者によって選択されたツールの起動命令を医療業務支援プログラム64へ出力する。これにより、起動対象として選択されたツールのプログラムがCPU42によって実行されることで、起動対象として選択されたツールが携帯端末40上で起動される。
現在の利用者によるツールの使用が終了するとステップ194へ移行する。ステップ194において、出力部16は、選択されたツールのツール特定情報、現在の利用者の職種、現在の患者の病名及び受診状態をサーバ70へ送信することで、職種・ツールマスタ28の更新を要求し、ステップ196へ移行する。
サーバ70は、上記の要求を携帯端末40から受信すると、受信した現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせをキーとして用いて職種・ツールマスタ28を検索し、対応するツール特定情報の登録状態を判定する。サーバ70は、対応するツール特定情報が未登録の場合は、受信したツール特定情報を、受信した現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせと対応付けて職種・ツールマスタ28に登録する。また、サーバは、対応するツール特定情報が1つ以上登録されている場合は、受信したツール特定情報を受信した受診状態と対応付けた上で、受信した現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせと対応付けて職種・ツールマスタ28に登録する。
上述したサーバ70による職種・ツールマスタ28の更新により、現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせが再度出現した場合には、今回利用者によって選択されたツールが自動的に起動されることになる。
また、現在の利用者が業務を終了する場合、表示部48に患者選択画面が表示されている状態で、医療業務支援システム36からのログアウトを指示する操作が利用者によって行われる。この場合は、ステップ162からステップ198へ移行し、ステップ198において、第2取得部14は、ログアウト処理を行う。
このように、本実施形態では、現在の利用者の利用者IDを取得し、第1記憶部18に記憶された利用者マスタ20に利用者毎に記憶された利用者の職種から現在の利用者の職種を取得する。また、現在の患者の識別情報を取得し、第2記憶部22に記憶された患者マスタ24に患者毎に記憶された患者の病名から現在の患者の病名を取得する。また、第3記憶部26に記憶された職種・ツールマスタ28に利用者の職種と患者の病名との組み合わせ毎に記憶されたツール特定情報から、現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせに対応する起動対象のツールを特定する。そして、特定した起動対象のツールを起動する命令を出力する。これにより、医療業務を行う利用者が起動するツールを患者の病名に応じて選択する操作を行う必要が無くなり、利用者の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、職種・ツールマスタ28には、利用者の職種と患者の病名との組み合わせのうち、患者の受診状態に応じて対応するツールが相違する特定の組み合わせについては、患者の受診状態毎にツール特定情報が記憶されている。そして、現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせが特定の組み合わせの場合は、特定の組み合わせに対応しかつ現在の患者の受診状態に対応する起動対象のツールを特定する。これにより、患者の受診状態に応じて対応するツールが相違する利用者の職種と患者の病名との特定の組み合わせについても、患者の受診状態に応じたツールを起動することができ、利用者の利便性を更に向上させることができる。
また、本実施形態では、現在の利用者の職種と現在の患者の病名との組み合わせに対応するツール特定情報が職種・ツールマスタ28に未登録の場合に、利用者によって選択されたツールのツール特定情報を職種・ツールマスタ28に登録する。これにより、対応するツール特定情報が職種・ツールマスタ28に未登録の利用者の職種と患者の病名との組み合わせについても、以後は利用者によって選択されたツールを起動することができ、利用者の利便性を更に向上させることができる。
更に、本実施形態では、職種・ツールマスタ28には、利用者の職種と患者の病名との組み合わせのうち、患者の受診状態に応じて対応するツールが相違する特定の組み合わせについては、患者の受診状態毎にツール特定情報が記憶されている。そして、職種・ツールマスタ28に登録されているツールと異なるツールが選択された場合、選択されたツールのツール特定情報を現在の利用者の職種、現在の患者の病名及び受診状態と対応付けて職種・ツールマスタ28に登録する。これにより、職種・ツールマスタ28に登録されているツールと異なるツールが選択された場合についても、以後は利用者によって選択されたツールを起動することができ、利用者の利便性を更に向上させることができる。
また、本実施形態では、第4記憶部30に記憶されたツール使用履歴情報32に利用者毎に記憶された個々のツールの使用の有無を表す情報から、起動対象のツールを現在の利用者が未使用の場合に、起動対象のツールの操作ヘルプファイルの起動命令を出力する。そして、ツール使用履歴情報32に記憶された現在の利用者の情報を更新する。これにより、現在の利用者が使用経験の無いツールを円滑に使用することができ、利用者の利便性を更に向上させることができる。
なお、上記では利用者の属性として利用者の職種を、対象者の属性として患者の病名を適用した態様を説明したが、これに限定されるものではない。一例として、特定の診療科目に属している利用者については、利用者の属性に診療科目の情報を含めると共に、個々の患者の属性にも診療科目の情報を含めてもよい。この場合、現在の利用者が患者選択画面を介して現在の患者を選択する際に、現在の利用者が特定の診療科目に属している場合は、診療科目が利用者と一致する患者のみを選択肢として表示するようにしてもよい。
また、上記では現在の利用者が起動対象のツールを未使用の場合に、起動対象のツールの操作ヘルプファイルの起動命令を出力する態様を説明したが、これに限定されるものでもない。一例として、現在の利用者による起動対象のツールの最終使用日付からの経過日数が所定値以上の場合に、起動対象のツールの操作ヘルプファイルの起動命令を出力するようにしてもよい。
また、上記では携帯端末40が現在の利用者の利用者IDをサーバ70へ送信することで、現在の利用者の職種をサーバ70から取得する態様を説明したが、これに限定されるものでもない。例えば医療業務支援システム36における利用者IDの付与規則が、個々の利用者の職種情報を含むIDを付与する規則であれば、現在の利用者の職種をサーバ70から取得する処理は省略してもよい。
更に、上記では操作支援プログラム56が携帯端末40のCPU42によって実行されることで、操作支援処理が携帯端末40で行われる態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、操作支援プログラム56をサーバ70のCPU72によって実行させることで、操作支援処理をサーバ70で行わせてもよい。この場合、携帯端末40は、シンクライアント端末のようにサーバ70による操作支援処理で生成された画面を表示する処理を行った後に、サーバから起動が命令されたツールを起動して実行する処理を行うようにしてもよい。
また、上記では開示の技術における対人業務の一例として医療業務に適用した態様を説明したが、これに限定されるものではなく、介護業務等の医療業務以外の対人業務に適用してもよい。一例として、介護業務における利用者の職種としては、ケアマネージャー、ヘルパー、相談員、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、介護福祉士などが挙げられる。また、介護業務における対象者の属性としては、例えば被介護者の介護度を適用することができる。
また、上記では開示の技術に係る操作支援プログラムの一例である操作支援プログラム56が、携帯端末40の記憶部46に予め記憶(インストール)されている態様を説明した。しかし、開示の技術に係る操作支援プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
対人業務を行う利用者の属性を取得すると共に、
前記対人業務の対象者の識別情報を取得し、第2記憶部に対象者毎に記憶された対象者の属性から前記対象者の識別情報に対応する属性を取得し、
第3記憶部に利用者の属性と対象者の属性との組み合わせ毎に記憶されたツールの情報から、取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせに対応するツールを特定し、
特定した前記ツールを起動する命令を出力する
処理をコンピュータに実行させるための操作支援プログラム。
(付記2)
対人業務を行う利用者の識別情報を取得し、第1記憶部に利用者毎に記憶された利用者の属性から、前記利用者の識別情報に対応する属性を取得する付記1記載の操作支援プログラム。
(付記3)
前記第3記憶部には、利用者の属性と対象者の属性との組み合わせのうち、対象者の状態に応じて対応するツールが相違する特定の組み合わせについては、対象者の状態毎にツールの情報が記憶され、
取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせが前記特定の組み合わせの場合は、前記特定の組み合わせに対応しかつ前記対象者の状態に対応するツールを特定する付記1又は付記2記載の操作支援プログラム。
(付記4)
取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせに対応するツールの情報が前記第3記憶部に未記憶の場合に、前記利用者によって選択されたツールの情報を、取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせに対応付けて前記第3記憶部に記憶させる付記1〜付記3の何れか1項記載の操作支援プログラム。
(付記5)
前記第3記憶部には、利用者の属性と対象者の属性との組み合わせのうち、対象者の状態に応じて対応するツールが相違する特定の組み合わせについては、対象者の状態毎にツールの情報が記憶され、
取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせに対応して前記第3記憶部に記憶されたツールと異なるツールが前記利用者によって選択された場合に、選択されたツールの情報を、取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせ、及び、前記対象者の状態と対応付けて前記第3記憶部に記憶させる付記4記載の操作支援プログラム。
(付記6)
前記対人業務は医療業務であり、前記特定の組み合わせは、前記利用者の属性が医師で、前記対象者の属性が新規来院の組み合わせである付記3又は付記5記載の操作支援プログラム。
(付記7)
第4記憶部に利用者毎に記憶された個々のツールの使用の有無を表す情報から、特定した前記ツールを前記利用者が未使用の場合には、前記ツールの使用を支援する支援情報を出力させ、前記第4記憶部に記憶された前記利用者の情報を更新する付記1〜付記6の何れか1項記載の操作支援プログラム。
(付記8)
対人業務を行う利用者の属性を取得する第1取得部と、
前記対人業務の対象者の識別情報を取得し、第2記憶部に対象者毎に記憶された対象者の属性から前記対象者の識別情報に対応する属性を取得する第2取得部と、
第3記憶部に利用者の属性と対象者の属性との組み合わせ毎に記憶されたツールの情報から、前記第1取得部によって取得された前記利用者の属性と前記第2取得部によって取得された前記対象者の属性との組み合わせに対応するツールを特定し、特定した前記ツールを起動する命令を出力する出力部と、
を含む操作支援装置。
(付記9)
前記第1取得部は、対人業務を行う利用者の識別情報を取得し、第1記憶部に利用者毎に記憶された利用者の属性から、前記利用者の識別情報に対応する属性を取得する付記8記載の操作支援装置。
(付記10)
前記第3記憶部には、利用者の属性と対象者の属性との組み合わせのうち、対象者の状態に応じて対応するツールが相違する特定の組み合わせについては、対象者の状態毎にツールの情報が記憶され、
前記出力部は、前記第1取得部によって取得された前記利用者の属性と前記第2取得部によって取得された前記対象者の属性との組み合わせが前記特定の組み合わせの場合は、前記特定の組み合わせに対応しかつ前記対象者の状態に対応するツールを特定する付記8又は付記9記載の操作支援装置。
(付記11)
前記出力部は、前記第1取得部によって取得された前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせに対応するツールの情報が前記第3記憶部に未記憶の場合に、前記利用者によって選択されたツールの情報を、前記第1取得部によって取得された前記利用者の属性と前記第2取得部によって取得された前記対象者の属性との組み合わせに対応付けて前記第3記憶部に記憶させる付記8〜付記10の何れか1項記載の操作支援装置。
(付記12)
前記第3記憶部には、利用者の属性と対象者の属性との組み合わせのうち、対象者の状態に応じて対応するツールが相違する特定の組み合わせについては、対象者の状態毎にツールの情報が記憶され、
前記出力部は、前記第1取得部によって取得された前記利用者の属性と前記第2取得部によって取得された前記対象者の属性との組み合わせに対応して前記第3記憶部に記憶されたツールと異なるツールが前記利用者によって選択された場合に、選択されたツールの情報を、前記第1取得部によって取得された前記利用者の属性と前記第2取得部によって取得された前記対象者の属性との組み合わせ、及び、前記対象者の状態と対応付けて前記第3記憶部に記憶させる付記11記載の操作支援装置。
(付記13)
前記対人業務は医療業務であり、前記特定の組み合わせは、前記利用者の属性が医師で、前記対象者の属性が新規来院の組み合わせである付記10又は付記12記載の操作支援装置。
(付記14)
第4記憶部に利用者毎に記憶された個々のツールの使用の有無を表す情報から、特定した前記ツールを前記利用者が未使用の場合には、前記ツールの使用を支援する支援情報を出力させ、前記第4記憶部に記憶された前記利用者の情報を更新する付記8〜付記13の何れか1項記載の操作支援装置。
(付記15)
対人業務を行う利用者の属性を取得すると共に、
前記対人業務の対象者の識別情報を取得し、第2記憶部に対象者毎に記憶された対象者の属性から前記対象者の識別情報に対応する属性を取得し、
第3記憶部に利用者の属性と対象者の属性との組み合わせ毎に記憶されたツールの情報から、取得した前記利用者の属性と取得した前記対象者の属性との組み合わせに対応するツールを特定し、
特定した前記ツールを起動する命令を出力する
処理をコンピュータに実行させる操作支援方法。