JP5326685B2 - 電子カルテ情報記録プログラム、電子カルテ情報記録装置および電子カルテ情報記録方法 - Google Patents

電子カルテ情報記録プログラム、電子カルテ情報記録装置および電子カルテ情報記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとしてのコンピュータに実行させる電子カルテ情報記録プログラム、電子カルテ情報記録装置および電子カルテ情報記録方法に関する。
従来より、例えば、電子カルテなどのシステムのように、近年に電子化されたシステムでは、ペンをキーボードやマウスに持ち替えたストレスはまだまだ多く、更なる改善が求められている。また、ペンを用いていた人間にとっては、長い文書をキーボードで入力すること自体がストレスになっている。
そこで、長い文書をキーボードでストレスなく入力することを目的とした技術として、IME(Input Method Editor)や文例参照機能などがある。IMEとは、ワープロ入力などで一般的に使われている補助機能であり、平仮名−漢字変換を実施することができ、文例参照機能とは、入力された文字列が含まれる文例をユーザに表示して選択させることで、長い文書を直接入力させる手間を省くことができる。また、これらを組み合わせた電子カルテシステムなども開発されている。
また、近い時間帯に実施された同一利用者による検索の検索条件を同義語に対する検索条件であるとみなして、検索処理を実行する技術があり、この技術を上記した文例参照機能に組み合わせることも考えられる。
特開平11−312168号公報
しかしながら、上記した従来の技術を用いて検索された文例などを電子カルテに挿入した場合に、文例の体裁が壊れて挿入されてしまう場合があるという課題があった。
例えば、図13−1に示した文例を電子カルテに挿入(展開)する場合、文例の挿入位置が行頭であれば、図13−1に示した体裁のまま挿入されることとなり、問題はない。ところが、文章中や空白を3つ入力した後に挿入する場合など、図13−2に示すように、2行目以降(血圧(高)、血圧(低))が1行目とずれてしまい、図13−1に示した文例の体裁が壊れて挿入されてしまう。
そこで、開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、挿入対象である文例の体裁を壊すことなく、電子カルテに挿入することが可能である電子カルテ情報記録プログラム、電子カルテ情報記録装置および電子カルテ情報記録方法を提供することを目的とする。
本願の開示する電子カルテ情報記録プログラムは、一つの態様において、受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとしてのコンピュータに実行させる電子カルテ情報記録プログラムであって、前記受診者に関する情報として前記入力領域に挿入する文例に改行コードが含まれるか否かを判定する改行コード判定手順と、前記改行コード判定手順により文例に改行コードが存在すると判定された場合に、当該文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数手順と、前記文字数計数手順により計数された文字数分の領域を前記文例の改行コードの後ろに挿入し、前記文字数分の領域が挿入された文例を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入手順と、をコンピュータに実行させる。
本願の開示する電子カルテ情報記録プログラムの一つの態様によれば、挿入対象である文例の体裁を壊すことなく、電子カルテに挿入することが可能であるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る電子カルテ記録装置を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る電子カルテ情報記録装置の構成を示すブロック図である。 図3は、文例DBに記憶される情報の例を示す図である。 図4は、バッファが抽出文例ワークテーブルとして機能した場合に記憶する情報の例を示す図である。 図5は、フォントサイズDBに記憶される情報の例を示す図である。 図6は、電子カルテへの文例挿入例を示す図である。 図7は、電子カルテ起動処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、文例挿入処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施例2に係る文例DBに記憶される情報の例を示す図である。 図10は、実施例2に係るバッファが記憶する情報の例を示す図である。 図11は、実施例2に係るバッファが文例を圧縮して記憶した場合の例を示す図である。 図12は、電子カルテ情報記録プログラムを実行するコンピュータシステムの例を示す図である。 図13−1は、挿入する文例の例を示す図である。 図13−2は、従来技術を用いて文例を挿入した場合の例を示す図である。
以下に、本願の開示する電子カルテ情報記録プログラム、電子カルテ情報記録装置および電子カルテ情報記録方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例で説明する電子カルテ情報記録装置は、受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面をディスプレイなどに表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとしてのコンピュータ装置である。この電子カルテ情報記録装置は、受診者に関する情報である電子カルテを自装置内で記憶していてもよく、外部で一括管理するサーバなどから定期的に受信して記憶していてもよく、サーバで記憶されて電子カルテにアクセスして、サーバ上で情報入力などを行うようにしてもよい。
そして、このような実施例1に係る電子カルテ情報記録装置は、受診者に関する情報として文例を入力領域に挿入する場合に、当該文例に改行コードが含まれるか否かを判定する。続いて、電子カルテ情報記録装置は、挿入対象の文例に改行コードが存在すると判定された場合に、文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数を計数する。そして、電子カルテ情報記録装置は、計数された文字数分の領域を文例の改行コードの後ろに挿入し、文字数分の領域が挿入された文例を入力領域の挿入位置に挿入する。その結果、実施例1に係る電子カルテ情報記録装置は、挿入対象である文例の体裁を壊すことなく、電子カルテに挿入することができる。
例えば、電子カルテ情報記録装置は、図1の(a)に示すように、電子カルテの「検査結果:」の次に「バイタル」を検索キーとして得られた複数の文章(文)からなる文例テンプレート(図1の(z))を挿入する場合について説明する。この例の場合、電子カルテ情報記録装置は、「検査結果:」の次に入力された「バイタル」の位置に文例テンプレート(図1の(z))を挿入することになるので、挿入位置は「検査結果:」の次となる。なお、図1は、実施例1に係る電子カルテ記録装置を説明するための図である。
そうすると、電子カルテ情報記録装置は、まず、文例テンプレート(図1の(z))に改行コードが含まれているか否かを判定し、ここでは、改行コードが「3つ」含まれていると判定する。次に、電子カルテ情報記録装置は、文例テンプレート(図1の(z))を挿入する挿入位置『「検査結果:」の次』と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数として、「検、査、結、果、:」の「5文字」を計数する。なお、挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に空白が存在する場合には、空白も1文字として計数する。
続いて、電子カルテ情報記録装置は、計数された「5文字」数分の領域(例えば、空白)を文例テンプレート(図1の(z))における1行目の最後の「C」の後ろ、2行目の最後の「g」の後ろ、3行目の最後の「g」の後ろにそれぞれ挿入する。そして、電子カルテ情報記録装置は、「5文字」数分の領域が挿入された文例テンプレートを入力領域の挿入位置『「検査結果:」の次』に挿入する。
この結果、電子カルテ情報記録装置は、文例テンプレートにおける「体温、血圧(高)、血圧(低)、脈拍」のそれぞれがずれることなく、図1の(b)に示すように、テンプレートの体裁を保ったまま、電子カルテに挿入することができる。このように、電子カルテ情報記録装置は、文例の挿入位置が文章の途中など行頭でなくでも、挿入対象である文例の体裁を壊すことなく、電子カルテに挿入することができる。
[電子カルテ情報記録装置の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る電子カルテ情報記録装置の構成について説明する。図2は、実施例1に係る電子カルテ情報記録装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、この電子カルテ情報記録装置10は、通信制御I/F部11と、入力部12と、表示出力部13と、記憶部20と、制御部30とを有する。
通信制御I/F部11は、他の外部装置との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的に例をあげれば、通信制御I/F部11は、電子カルテを一括して管理する電子カルテ管理サーバやバックアップサーバなどとの間でやり取りされる各種データなどの送受信を行う。
入力部12は、キーボードやマウス、マイクなどを有して各種の情報の入力を受付ける。具体的に例を挙げれば、入力部12は、当該電子カルテ情報記録装置10を使用するユーザから文字列(例えば、バイタルなど)を受け付けて、受け付けた文字列を後述する制御部30に出力する。なお、後述するモニタも、マウスと協働してポインティングディバイス機能を実現する。
表示出力部13は、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカを有し、各種の情報を出力する。具体的に例を挙げると、表示出力部13は、後述する制御部30により検索された文例一覧を受け付けて表示する。また、表示出力部13は、入力部12と連動して動作し、表示する文例一覧から入力部(例えば、マウスなど)により選択された文例を制御部30に出力する。
記憶部20は、制御部30による各種処理に必要なデータおよびプログラム(例えば、IMEプログラムなど)、通信に必要なアドレス情報やルーティング情報などを格納するとともに、特に、電子カルテ情報DB21と、文例DB22と、バッファ23と、フォントサイズDB24とを有する。
電子カルテ情報DB21は、受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテを記憶する。具体的には、電子カルテ情報DB21は、後述する制御部30の電子カルテ実行部31により通信制御I/F部11を介して外部の電子カルテ管理サーバから取得された電子カルテを記憶する。また、電子カルテ情報DB21は、記憶する電子カルテが更新されるたびに、更新内容を電子カルテ管理サーバに送信することで、電子カルテ管理サーバと同期をとることもできる。
文例DB22は、文例を検索するための文字列を示す検索キーと、当該検索キーにより検索される文例とが対応付けられた文例を記憶する。具体的には、文例DB22は、図3に示すように、「検索キー、文例」として「バイタル、テンプレート(体温、血圧(高)、血圧(低)、脈拍)」や「バイタル、定期検査の結果、バイタルは安定している」などと記憶する。また、文例DB22は、「検索キー、文例」として「顔面スコア、テンプレート(安静時非対称〜)」、「顔面スコア、内視鏡検査の結果、胃潰瘍の疑いは認められなかった」などを記憶する。なお、図3は、文例DBに記憶される情報の例を示す図である。
バッファ23は、文例検索のために入力部12を介して入力された検索キー候補を一時的に記憶する領域であり、また、後述する制御部30により文例に対して各種処理を実施する際の一時領域である。例えば、バッファ23は、図4に示すように、文例DB22から検索された文例のみを記憶して、制御部30が検索された文例に対して各種処理を実行するための抽出文例ワークテーブルとして機能する。なお、図4は、バッファが抽出文例ワークテーブルとして機能した場合に記憶する情報の例を示す図である。
フォントサイズDB24は、フォントごとに、空白に必要なドット数を示す標準設定空白文字の長さを記憶する。例えば、フォントサイズDB24は、図5に示すように、「フォント、フォントサイズ」として「○○ゴシック、10」などを記憶する。この場合、フォントが○○ゴシックの場合、空白1文字に10ドット必要であるということになる。なお、図5は、フォントサイズDBに記憶される情報の例を示す図である。
制御部30は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に、電子カルテ実行部31と、文例検索部32と、改行コード判定部33と、文字数計数部34と、文例挿入部35とを備え、これらによって種々の処理を実行する。
電子カルテ実行部31は、電子カルテ情報記録装置10の利用者の指示操作により電子カルテシステムを起動する。具体的に例を挙げると、電子カルテ実行部31は、利用者の電子カルテ起動指示が入力部12により受け付けられると、電子カルテシステムのログイン要求(ユーザ名、パスワードなど)を表示出力部13に表示出力する。そして、電子カルテ実行部31は、利用者から「ユーザ名、パスワード」の入力を受け付けて、ユーザ認証を実施する。
その後、電子カルテ実行部31は、ユーザ認証により利用者を正当なユーザと判定すると、電子カルテDB21に記憶される電子カルテを読み出して、表示出力部13に表示出力し、電子カルテ実行完了を文例検索部32に通知する。また、電子カルテ実行部31は、利用者を正当なユーザと判定すると、外部の電子カルテ管理サーバと通信を確立して、電子カルテ管理サーバから電子カルテを受信し、受信した電子カルテを表示出力部13に表示出力するようにしてもよい。
文例検索部32は、表示出力部13に表示出力される電子カルテ上に入力部12を介して入力された文字列を検索キーとする文例を文例DB22から抽出する。上記した例で説明すると、電子カルテ実行部31から電子カルテ実行完了を受け付けた文例検索部32は、入力部12を介して「バイタル」が入力された場合に、「バイタル」を検索キーとする「テンプレート(体温、血圧(高)、血圧(低)、脈拍)」と「バイタル、定期検査の結果、バイタルは安定している」とを文例DB22から抽出する。
また、文例検索部32は、文例DB22から抽出した「テンプレート(体温、血圧(高)、血圧(低)、脈拍)」と「定期検査の結果、バイタルは安定している」とを表示出力部13に表示出力するとともに、バッファ23に格納する。そして、文例検索部32は、抽出して表示出力した2つの文例のうち、どちらの文例を電子カルテへの挿入対象とするのかを示す文例選択を利用者より入力部12を介して受け付ける。その後、文例検索部32は、選択された文例を表示出力部13に表示出力するとともに、バッファ23に格納し、その結果を改行コード判定部33に通知する。
改行コード判定部33は、受診者に関する情報として文例を電子カルテの所定の入力領域に挿入する場合に、当該文例に改行コードが含まれるか否かを判定する。上記した例で具体的に説明すると、改行コード判定部33は、文例検索部32により文例選択完了が通知されると、バッファ23に記憶される文例(利用者により選択された文例)を読み出して、当該文例に改行コードが含まれるか否かを判定する。
すなわち、改行コード判定部33は、バッファ23に記憶される文例が「テンプレート(体温、血圧(高)、血圧(低)、脈拍)」(図3参照)である場合には、文例に改行コード(3つ)ありと判定する。また、改行コード判定部33は、バッファ23に記憶される文例が「定期検査の結果、バイタルは安定している」(図3参照)である場合には、文例に改行コードなしと判定する。そして、改行コード判定部33は、バッファ23に記憶される文例に改行コードが含まれていると判定した場合には、その判定結果を文字数計数部34に通知し、バッファ23に記憶される文例に改行コードが含まれていないと判定した場合には、その判定結果を文例挿入部35に通知する。
文字数計数部34は、改行コード判定部33により文例に改行コードが存在すると判定された場合に、当該文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数を計数する。例えば、図1を例にして説明すると、改行コード判定部33から文例に改行コードが存在すると通知された文字数計数部34は、文例を挿入する挿入位置『「検査結果:」の次』と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数として、「検、査、結、果、:」の「5文字」を計数する。なお、文字数計数部34は、挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に空白が存在する場合には、空白も1文字として計数する。そして、文字数計数部34は、計数した文字数「5文字」を文例挿入部35に通知する。
さらに、文字数計数部34は、当該文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字にプロポーショナルフォントが含まれるか否かを判定し、その結果を計数した文字数「5文字」とあわせて文例挿入部35に通知することもできる。
文例挿入部35は、文字数計数部34により計数された文字数分の領域を文例の改行コードの後ろに挿入し、文字数分の領域が挿入された文例を入力領域の挿入位置に挿入する。例えば、文例挿入部35は、文字数計数部34により計数された文字数分の領域として当該文字数分の「空白」を文例の改行コードの後ろに挿入して、電子カルテに文例を挿入する。
例えば、図1を例にして説明すると、文例挿入部35は、文字数計数部34により計数された「5文字」数分の領域として「5文字分の空白」を、バッファ23に記憶される文例(利用者により選択された文例)の改行コードの後ろに挿入する。すわなち、文例挿入部35は、図1の(z)に示す文例において、1行目の最後の「C」の後ろ、2行目の最後の「g」の後ろ、3行目の最後の「g」の後ろにそれぞれ「5文字分の空白」を挿入する。そして、文例挿入部35は、「5文字」数分の「空白」が挿入された文例を入力領域の挿入位置『「検査結果:」の次』に挿入する。
また、文例挿入部35は、文字数計数部34によりプロポーショナルフォントが含まれていると通知を受けた場合には、文字数計数部34により通知された文字数全てをドット数に変換するとともに、電子カルテで現在使用されているフォントをエディタや電子カルテなどから取得する。そして、文例挿入部35は、得られたフォントで空白1文字に必要なドット数を示す標準設定空白文字の長さをフォントサイズDB24から取得し、「挿入する空白の数=通知された文字数を変換して得られたドット数/フォントサイズDB24から取得した空白1文字に必要なドット数(標準設定空白文字の長さ)」を算出する。このようにして、文例挿入部35は、算出された数の空白を改行コードの後ろに挿入して、電子カルテに文例を挿入する。このとき、文例挿入部35は、空白で埋めきれない(空白を入れても埋めきれずに残ってしまう)ドットについては、当該ドットに合うようなフォントサイズに調整した空白を挿入する。
例えば、文例挿入部35は、文字数計数部34により通知された文字数全てをドット数に変換(例えば、文字ごとの各フォントサイズに対応するドット数を記録したテーブルを参照することで、必要なドット数を取得することが考えられる)した結果が「42ドット」であり、電子カルテで現在使用されているフォントが「○○ゴシック」であったとする。また、文例挿入部35は、「○○ゴシック」での空白1文字に必要なドット数「10ドット」をフォントサイズDB24から取得したとする。この場合、文例挿入部35は、「通知された文字数を変換して得られたドット数(42)/フォントサイズDB24から取得した空白1文字に必要なドット数(10)」を計算し、「挿入する空白の数=4.2」と算出する。ところが、「挿入する空白の数=4.2」であることから、実際に挿入する空白の数は「4」となり「0.2ドット」残ることとなる。そこで、この残った「0.2ドット」分については、「0.2ドット」で1文字のフォントがある場合には、そのフォントの空白を挿入したり、文字サイズなどを変更することで「0.2ドット」分のフォントサイズを作り、作ったフォントサイズ分の空白を挿入したりする。このようして、文例挿入部35は、「4」個の空白と、上記した手法で得られた「0.2ドット」分の空白とを文例の改行コードの後ろに挿入して、電子カルテに文例を挿入する。
また、別の手法としては、電子カルテで使用されているフォントにとらわれず、文例に挿入する空白のみ、「通知された文字数を変換して得られたドット数(42)」であまりの出ないフォントサイズのフォントを使用するようにしてもよい。例えば、電子カルテで使用されているフォントが「○○ゴシック」である一方で、「△△ゴシック」での空白1文字に必要なドット数が「7ドット」であるとフォントサイズDB24に記憶されていたとする。この場合、文例挿入部35は、「通知された文字数を変換して得られたドット数(42)/「△△ゴシック」での空白1文字に必要なドット数(7)」を計算し、「挿入する空白の数=6」と算出する。そして、文例挿入部35は、△△ゴシックでの空白「6個」を文例の改行コードの後ろに挿入して、電子カルテに文例を挿入し、その後の文字入力は現在電子カルテで使用されているフォントで行う。つまり、文例挿入部35は、挿入する空白のみに「△△ゴシック」を用い、その他の文字入力については「○○ゴシック」を用いて行うように制御する。
一方、文例挿入部35は、バッファ23に記憶される文例に改行コードが含まれていないと判定された結果を改行コード判定部33から通知されると、バッファ23に記憶される文例(利用者により選択された文例)に対して、上記した処理を実施することなく、電子カルテの入力領域の挿入位置に挿入する。
[領域挿入操作例]
次に、図6を用いて、具体的な例を挙げて、上記した文例の空白などの領域を挿入する処理を説明する。図6は、電子カルテへの文例挿入例を示す図である。
具体的には、図6の(a)に示した「バイタル」を検索キーとする「文例」を電子カルテの指定位置に挿入する場合について説明する。例えば、図6の(1)に示すように、行の先頭位置に文例テンプレート(図6の(z))を代入する場合、改行コード判定部33は、挿入対象となる文例に改行コードが存在すると判定する。そして、文字数計数部34は、文例の挿入位置が行の先頭であることから、文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数を「0」と計数する。すると、文例挿入部35は、利用者により選択された文例テンプレート(図6の(z))をそのまま、挿入位置(行の先頭)に挿入する。
また、例えば、図6の(2)に示すように、「検索結果:」の次の位置に文例(図6の(y))を代入する場合、改行コード判定部33は、挿入対象となる文例に改行コードが存在しないと判定する。すると、文例挿入部35は、利用者により選択された文例(図6の(y))をそのまま、「検索結果:」の次の位置に挿入する。
また、例えば、図6の(3)に示すように、「検索結果:」の次の位置に文例テンプレート(図6の(z))を代入する場合、改行コード判定部33は、挿入対象となる文例に改行コードが存在すると判定する。そして、文字数計数部34は、文例テンプレート(図6の(z))を挿入する挿入位置『「検査結果:」の次』と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数として、「検、査、結、果、:」の「5文字」を計数する。すると、文例挿入部35は、文例テンプレート(図6の(z))における1行目の最後の「C」の後ろ、2行目の最後の「g」の後ろ、3行目の最後の「g」の後ろそれぞれに「5文字数分の空白」を挿入する。そして、文例挿入部35は、「5文字数分の空白」が挿入された文例テンプレートを入力領域の挿入位置『「検査結果:」の次』に挿入する。
また、例えば、図6の(4)に示すように、行の先頭から所定数の空白が入力された位置に文例テンプレート(図6の(z))を代入する場合、改行コード判定部33は、挿入対象となる文例に改行コードが存在すると判定する。そして、文字数計数部34は、文例テンプレート(図6の(z))を挿入する挿入位置『所定数の空白の次』と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数として、「所定数の空白(例えば、7)」を計数する。すると、文例挿入部35は、文例テンプレート(図6の(z))における1行目の最後の「C」の後ろ、2行目の最後の「g」の後ろ、3行目の最後の「g」の後ろそれぞれに「7個分の空白」を挿入する。そして、文例挿入部35は、「7個分の空白」が挿入された文例テンプレートを入力領域の挿入位置『「所定数の空白」の次』に挿入する。
[処理の流れ]
次に、図7と図8を用いて、実施例1に係る電子カルテ情報記録装置における処理の流れを説明する。図7は、電子カルテ起動処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、文例挿入処理の流れを示すフローチャートである。
(電子カルテ起動処理の流れ)
まず、図7を用いて、電子カルテ起動処理の流れを説明する。図7に示すように、電子カルテ情報記録装置10は、利用者から電子カルテ起動指示を受け付けて、利用者ログイン処理を実施し(ステップS101)、利用者ログインが許可された利用者から患者IDなどを受け付けて、患者の電子カルテを起動する(ステップS102)。
続いて、電子カルテ情報記録装置10は、起動した電子カルテのカルテエディタを起動して表示出力部13に表示出力し(ステップS103)、さらに、IME(Input Method Editor)と連携して医療文例検索機能を起動する。このとき、電子カルテ情報記録装置10は、選択中のIME文字変換候補、IME変換未確定文字列より前の文字列、各文字のフォントなどを取得する。
その後、電子カルテ情報記録装置10は、電子カルテを更新したカルテエディタを保存し(ステップS104)、利用者の操作を受け付けて患者のカルテを閉じた後(ステップS105)、利用者の操作による利用者ログアウトを受け付けて処理を終了する(ステップS106)。
(文例挿入処理の流れ)
次に、図8を用いて、文例挿入処理の流れを説明する。なお、この処理は、図7のステップS104で実行される処理である。
図8に示すように、電子カルテ情報記録装置10は、電子カルテが起動されて入力されたパラメータを検索キーとしてセットして(ステップS201)、文例DB22を検索する(ステップS202)。例えば、電子カルテ情報記録装置10は、選択中のIME文字変換候補(例えば、バイタル)を文例部分一致検索キーにセットし、検索キーの完全一致かつ文例の部分一致により、検索キーに対応する文例を検索する。
そして、電子カルテ情報記録装置10は、該当文例が存在する場合(ステップS203肯定)、検索された該当文例をバッファ23(抽出文例ワークテーブル)に格納する(ステップS204)。その後、電子カルテ情報記録装置10は、該当文例が存在しなくなった場合(ステップS203否定)、検索して格納しておいた文例をバッファ23から読み出して文例一覧を表示出力部13に表示出力する(ステップS205)。
続いて、電子カルテ情報記録装置10は、表示出力部13に表示出力した文例一覧から所望の文例が利用者により選択されると(ステップS206肯定)、選択された文例のタイプを判断して(ステップS207)、文例に改行コードが含まれるか否かを判定する(ステップS208)。一方、電子カルテ情報記録装置10は、表示出力部13に表示出力した文例一覧から所望の文例が利用者により選択されない場合には(ステップS206否定)、ステップS205に戻って以降の処理を実行する。
そして、電子カルテ情報記録装置10は、選択された文例に改行コードが含まれると判定した場合(ステップS208肯定)、文例の挿入(展開)位置を判断して(ステップS209)、挿入位置が行の先頭であるか否かを判定する(ステップS210)。
続いて、電子カルテ情報記録装置10は、選択された文例の挿入位置が行の先頭でない場合(ステップS210否定)、入力されたパラメータ(検索キー、IME変換未確定文字列)より前に存在する文字列を計数(確認)し(ステップS211)、計数した文字列が全て空白であるか否かを判定する(ステップS212)。
そして、計数した文字列が全て空白である場合(ステップS212肯定)、電子カルテ情報記録装置10は、文例中の2行目以降の先頭にも、計数した分の空白を挿入して、指定された電子カルテの挿入位置に文例を挿入する(ステップS213)。
一方、計数した文字列が全て空白でない場合(ステップS212否定)、電子カルテ情報記録装置10は、計数した文字列の中にプロポーショナルフォントが含まれているか否かを判定する(ステップS214とステップS215)。
そして、電子カルテ情報記録装置10は、計数した文字列の中にプロポーショナルフォントが含まれていると判定した場合(ステップS215肯定)、例えば、計数した文字数全てをドット数に直すなど、計数した文字列の長さを確認する(ステップS216)。ここで、電子カルテ情報記録装置10は、電子カルテで使用されているフォントを電子カルテやエディタなどから取得する。
続いて、電子カルテ情報記録装置10は、取得したフォントで空白1文字に必要なドット数を示す標準設定空白文字の長さをフォントサイズDB24から取得し、計数した文字列の長さと比較する(ステップS217)。ここで、電子カルテ情報記録装置10は、「計数された文字数の長さ(ドット数)/空白1文字に必要なドット数(標準空白文字の長さ)=n余りm」を算出する。
その後、電子カルテ情報記録装置10は、文例中の2行目以降に挿入する空白文字列を作成する(ステップS218)。上記した例で説明すると、電子カルテ情報記録装置10は、空白文字列として、「標準設定空白文字×n+標準設定空白文字をmフォントサイズにセット」と決定する。つまり、電子カルテ情報記録装置10は、「n」個の空白文字と、フォントサイズDB24に記憶される標準設定空白文字をmドットのフォントサイズに変更した空白とを文例中の2行目以降に挿入する空白文字列として作成する。
そうして、電子カルテ情報記録装置10は、作成した空白文字列を文例中の2行目以降の先頭に挿入し、指定された電子カルテの挿入位置に空白文字が挿入された文例を挿入する(ステップS219)。
また、電子カルテ情報記録装置10は、選択された文例に改行コードが含まれていないと判定した場合(ステップS208否定)、選択された文例の挿入位置が行の先頭である場合(ステップS210肯定)、計数した文字列の中にプロポーショナルフォントが含まれていない場合(ステップS215否定)、指定された電子カルテの挿入位置に選択された文例をそのまま挿入する(ステップS220)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、行の先頭に空白がある場合は、文例全ての行に、同一の空白を挿入し、テンプレートの形を崩さずに展開することができる。また、行の先頭に文字列が入っている場合は、文字タイプやフォントサイズがあるので、文字列の長さに見合った長さの空白を、文例各行の前方に詰めた形でカーソル位置から改行後展開することができる。こうする事で、文例の形を崩さずにエディタ展開が可能となる。但し、当該行の文字列が、プロポーショナルフォント以外の文字(全ての文字で文字幅が固定)の場合は、行の先頭に空白が入っている場合と同様、改行せず、該当文字を空白に変換し、2行目以降の文例の先頭に埋める形で展開することができる。
つまり、実施例1に係る電子カルテ情報記録装置10は、対象文例行の一行目を挿入する挿入位置から行頭までに存在する文字数分の空白を、対象文例行の二行目の第1文字の前に挿入することにより、対象文例行の一行目の第1文字と二行目以降の第1文字の位置を自動的に揃えることができる。その結果、対象文例の挿入位置が文章の途中など行頭でなくでも、挿入対象である文例の体裁を壊すことなく、電子カルテに挿入することができる。
ところで、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(文例DBの格納例)
例えば、図3に文例DB22に格納される情報の例として、検索キーに対応付けた文例の例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、利用者ID(医者などの電子カルテ利用者を識別する識別子)、患者ID(患者を一意に識別する識別子)などに対応付けて文例を記憶するようにしてもよい。
例を挙げると、図9に示すように、文例DB22は、利用者を一意に識別する「利用者ID」に対応付けて「文例」を記憶してもよい。この場合、電子カルテ情報記録装置10は、利用者ログイン処理時に入力された「利用者ID」をキーとして、文例DB22から文例を抽出して表示出力部13に表示出力する。そうすると、「利用者ID」に対応する文例全てが、電子カルテへの挿入対象文例となるので、電子カルテ情報記録装置10は、図10に示すように、「利用者ID」に対応する文例全てをバッファ23に格納することとなる。また、電子カルテ情報記録装置10は、「利用者ID」に対応する文例全てがバッファ23に格納する場合に、図11に示すように、各文例を圧縮した形で格納することもできる。そうすることにより、バッファ23の使用領域を削減することができたり、容量の小さいバッファを用いることもできたり、コスト削減に繋がる。
(改行コードの判定手法)
また、実施例1では、挿入対象文例に「改行コード」が含まれるか否かを判定し、「改行コード」の後ろに「空白」を挿入する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電子カルテ情報記録装置10は、挿入対象文例に「改行コード+文字コード」となる箇所が存在するか否かを判定するようにしてもよい。この場合、電子カルテ情報記録装置10は、文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数分の空白を、「改行コード+文字コード」における「改行コード」と「文字コード」との間、すなわち、「改行コード+(文字数分の空白)+文字コード」とした上で電子カルテに挿入する。そうすることにより、上記した手法を用いて、「1文章+改行コード」しかない文例(すなわち、2行目がない文例)を電子カルテに挿入した場合に、「改行コード」が2行目に挿入された状態になることを防止することができる。つまり、文例の「1文章+改行コード」という体裁を保ったまま、電子カルテに挿入することができる。
(挿入例)
また、実施例1では、文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字数分の空白を、文例の改行コードの後ろに挿入する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、計数された文字数分のビット数を挿入するようにしてもよい。
(システム)
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、図4、図9〜図11など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(プログラム)
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムを他の実施例として説明する。
図12は、電子カルテ情報記録プログラムを実行するコンピュータシステムの例を示す図である。図11に示すように、コンピュータシステム100は、RAM101と、HDD102と、ROM103と、CPU104とから構成される。ここで、ROM103には、上記の実施例と同様の機能を発揮するプログラム、つまり、図12に示すように電子カルテ実行プログラム103aと、文例検索プログラム103bと、改行コード判定プログラム103cと、文字数計数プログラム103dと、文例挿入プログラム103eとがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU104には、これらのプログラム103a〜103eを読み出して実行することで、図12に示すように、電子カルテ実行プロセス104aと、文例検索プロセス104bと、改行コード判定プロセス104cと、文字数計数プロセス104dと、文例挿入プロセス104eとなる。なお、電子カルテ実行プロセス104aは、図2に示した、電子カルテ実行部31に対応し、同様に、文例検索プロセス104bは、文例検索部32に対応する。同様に、改行コード判定プロセス104cは、改行コード判定部33に対応し、文字数計数プロセス104dは、文字数計数部34に対応し、文例挿入プロセス104eは、文例挿入部35に対応する。
また、HDD102には、受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテを記憶する電子カルテテーブル102aと、文例を検索するための文字列を示す検索キーと、当該検索キーにより検索される文例とが対応付けられた文例を記憶する文例テーブル102bとが設けられる。また、HDD102には、文例や文字列などを一時的に記憶するバッファテーブル102cと、フォントごとに空白に必要なドット数を示す標準設定空白文字の長さを記憶するフォントサイズテーブル102dとが設けられる。
なお、電子カルテテーブル102aは、図2に示した電子カルテDB21に対応し、同様に、文例テーブル102bは、文例DB22に対応し、バッファテーブル102cは、バッファ23に対応し、フォントサイズテーブル102dは、フォントサイズDB24に対応する。
ところで、上記したプログラム103a〜103eは、必ずしもROM103に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータシステム100に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム100の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらに、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータシステム100に接続される「他のコンピュータシステム」に記憶させておき、コンピュータシステム100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータを、受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとして実行させる電子カルテ情報記録プログラムであって、
前記受診者に関する情報として前記入力領域に挿入する文例に改行コードが含まれるか否かを判定する改行コード判定手順と、
前記改行コード判定手順により文例に改行コードが存在すると判定された場合に、当該文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数手順と、
前記文字数計数手順により計数された文字数分の領域を前記文例の改行コードの後ろに挿入し、前記文字数分の領域が挿入された文例を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする電子カルテ情報記録プログラム。
(付記2)前記改行コード判定手順は、さらに、前記入力領域に挿入する文例において、改行コードの後ろに文字コードが続く箇所を検出し、
前記文例挿入手順は、前記改行コード判定手順により検出された改行コードの後ろに文字コードが続く箇所における改行コードと文字コードとの間に、前記文字数計数手順により計数された文字数分の領域を挿入し、前記文字数分の領域が挿入された文例を前記入力領域の挿入位置に挿入することを特徴とする付記1に記載の電子カルテ情報記録プログラム。
(付記3)前記文例挿入手順は、前記文字数計数手順により計数された文字数分の領域として、前記計数された文字数分の空白を挿入することを特徴とする付記1または2に記載の電子カルテ情報記録プログラム。
(付記4)前記電子カルテシステムで使用されるフォントに対応付けて、当該フォントで空白1文字に必要なフォントサイズを記憶するフォントサイズ記憶手段をさらに備え、
前記文字数計数手順は、前記文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行との間に存在する文字を計数し、さらに、計数した文字にプロポーショナルフォントが含まれるか否かを判定し、
前記文例挿入手順は、前記文字数計数手順により計数した文字にプロポーショナルフォントが含まれると判定された場合、前記文字数計数手順により計数された文字数分のフォントサイズと、前記電子カルテシステムにおいて現地点で使用されているフォントに対応付けて前記フォントサイズ記憶手段に記憶されるフォントサイズとに基づいて、前記文例に挿入する空白の数を算出し、算出した数の空白を前記文例に挿入することを特徴とする付記1または2に記載の電子カルテ情報記録プログラム。
(付記5)受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテ情報装置であって、
前記受診者に関する情報として前記入力領域に挿入する文例に改行コードが含まれるか否かを判定する改行コード判定手段と、
前記改行コード判定手段により文例に改行コードが存在すると判定された場合に、当該文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数手段と、
前記文字数計数手段により計数された文字数分の領域を前記文例の改行コードの後ろに挿入し、前記文字数分の領域が挿入された文例を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入手段と、
を備えたことを特徴とする電子カルテ情報記録装置。
(付記6)受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとしてのコンピュータに適した電子カルテ情報記録方法であって、
前記受診者に関する情報として前記入力領域に挿入する文例に改行コードが含まれるか否かを判定する改行コード判定ステップと、
前記改行コード判定ステップにより文例に改行コードが存在すると判定された場合に、当該文例を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数ステップと、
前記文字数計数ステップにより計数された文字数分の領域を前記文例の改行コードの後ろに挿入し、前記文字数分の領域が挿入された文例を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入ステップと、
を含んだことを特徴とする電子カルテ情報記録方法。
10 電子カルテ情報記録装置
11 通信制御I/F部
12 入力部
13 表示出力部
20 記憶部
21 電子カルテ情報DB
22 文例DB
23 バッファ
24 フォントサイズDB
30 制御部
31 電子カルテ実行部
32 文例検索部
33 改行コード判定部
34 文字数計数部
35 文例挿入部
100 コンピュータシステム
101 RAM
102 HDD
102a 電子カルテテーブル
102b 文例テーブル
102c バッファテーブル
103 ROM
103a 電子カルテ実行プログラム
103b 文例検索プログラム
103c 改行コード判定プログラム
103d 文字数計数プログラム
103e 文例挿入プログラム
104 CPU
104a 電子カルテ実行プロセス
104b 文例検索プロセス
104c 改行コード判定プロセス
104d 文字数計数プロセス
104e 文例挿入プロセス

Claims (4)

  1. コンピュータを、受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとして実行させる電子カルテ情報記録プログラムであって、
    前記受診者に関する情報として前記入力領域に、テンプレートに含まれる複数行を挿入する際に、前記テンプレートにおいて改行コードの後ろに文字コードが続く各行頭を検出する改行コード判定手順と、
    前記テンプレートの先頭行を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数手順と、
    前記改行コード判定手順によって検出された前記テンプレートの前記複数行の行頭に、前記文字数計数手順により計数された文字数分の領域を挿入し、前記文字数分の領域が挿入された前記テンプレートの各行を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする電子カルテ情報記録プログラム。
  2. 前記文例挿入手順は、前記文字数計数手順により計数された文字数分の領域として、前記計数された文字数分の空白を挿入することを特徴とする請求項1に記載の電子カルテ情報記録プログラム。
  3. 受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテ情報記録装置であって、
    前記受診者に関する情報として前記入力領域に、テンプレートに含まれる複数行を挿入する際に、前記テンプレートにおいて改行コードの後ろに文字コードが続く各行頭を検出する改行コード判定手段と、
    前記テンプレートの先頭行を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数手段と、
    前記改行コード判定手段によって検出された前記テンプレートの前記複数行の行頭に、前記文字数計数手段により計数された文字数分の領域を挿入し、前記文字数分の領域が挿入された前記テンプレートの各行を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カルテ情報記録装置。
  4. 受診者に関する情報を入力する入力領域を有する画面を表示し、該受診者に関する情報の入力を受け付けて記録する電子カルテシステムとしてのコンピュータが実行する電子カルテ情報記録方法であって、
    前記受診者に関する情報として前記入力領域に、テンプレートに含まれる複数行を挿入する際に、前記テンプレートにおいて改行コードの後ろに文字コードが続く各行頭を検出する改行コード判定ステップと、
    前記テンプレートの先頭行を挿入する挿入位置と当該挿入位置が存在する行の行頭との間に存在する文字を計数する文字数計数ステップと、
    前記改行コード判定ステップによって検出された前記テンプレートの前記複数行の行頭に、前記文字数計数ステップにより計数された文字数分の領域を挿入し、前記文字数分の領域が挿入された前記テンプレートの各行を前記入力領域の挿入位置に挿入する文例挿入ステップと、
    を含んだことを特徴とする電子カルテ情報記録方法。
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