JP4637129B2 - 入力文字列予測装置および入力文字列予測プログラム - Google Patents

入力文字列予測装置および入力文字列予測プログラム Download PDF

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この発明は、ユーザが入力した文字または文字列に基づいて、ユーザが入力しようとする文字列を予測することにより、予測候補リストを生成して表示させるための入力文字列予測装置および入力文字列予測プログラムに関する。
コンピュータなどの情報機器の普及とともに文章を電子化されたテキストとして保存することが一般的となり、キーボード等による文字列の入力の負荷が大きくなってきている。医療分野においても、同様に、電子カルテなどの普及に伴い、手書きからキーボードによるカルテ入力が行なわれつつある。
迅速な入力が求められる現場においては、文字列の入力の負荷を軽減したいという要望がある。文字列の入力の負荷を軽減するための手段として、入力文字列予測装置がある。入力文字列予測装置は、入力すべき単語の先頭部分の文字または文字列を入力することでその文字または文字列で始まる単語を予測し、予測した単語を予測候補として表示する。そして、表示された予測候補からユーザが所望のものを選択すると、ユーザによって選択された単語が自動的に入力される。
なお、予測候補には、表示優先順位が設定されており、通常は、表示優先順位が高い所定数の予測候補が、表示優先順位が高い順に表示される。この表示優先順位は、言語モデルによって定められる単語出現確率(単語生起確率)、ユーザが過去に入力した文字列の履歴(学習履歴)等に基づいて設定される。
入力文字列予測装置では、入力しようとする単語の全ての文字列を入力しなくても、その一部から単語を入力できるため、入力の負荷を軽減できる。また、選択した文字列に続く文字列の候補を学習履歴に基づいて予測して表示することも可能となっている。この場合の予測をつながり予測と呼ぶことにする。ユーザが選択した予測候補等の入力が確定した文字列は、時系列に学習履歴として保存される。そして、保存された学習履歴を、次回以降の予測時に参照することにより、予測精度を向上させている。入力文字列予測装置で保存した学習履歴を外部ファイル(学習辞書)に出力することにより、当該学習履歴を他の入力文字列予測装置で利用することも可能である。
入力文字列予測装置は、通常、PCに搭載されて使用されるが、同じ部署に設置されている複数台のPCを一人のユーザが使用する場合や、同じ部署に設置されている複数台のPCを複数のユーザが共用する場合には、各PC内の入力文字列予測装置で個々に持っている学習辞書を統合し、統合した学習辞書を各PCで利用できるようにすると、各PC内の入力文字列予測装置による予測精度が向上すると考えられる。また、1台のPCを複数のユーザで共有し、ユーザ毎に学習辞書を持っている場合には、当該PC内に存在しているユーザ毎の学習辞書を統合し、統合した学習辞書を各ユーザが利用できるようにすると、当該PC内の入力文字列予測装置による予測精度が向上すると考えられる。
特開平6−3486888号公報
複数の入力文字列予測装置で個々に持っている学習辞書を統合する方法としては、次のような方法が考えられる。つまり、図5の学習辞書Aおよび学習辞書Bに示すように、選択された予測候補等の入力が確定した文字列を学習辞書に登録する際に、入力確定時の時刻情報(タイムスタンプ)も登録する。入力確定時の時刻情報としては、例えば、1970年1月1日からの秒数が用いられる。
学習辞書Aおよび学習辞書Bには、入力が確定した文字列として、その表記とその読みの両方が登録されるが、図5では入力が確定した文字列の読みを省略している。
学習辞書Aと学習辞書Bとを統合する場合には、学習辞書Aと学習辞書B内の文字列を、時刻情報の古いものから順に統合用メモリに登録していく。その際、文字列とともに時刻情報も登録する。そして、学習辞書Aおよび学習辞書B内の全ての文字列を、統合用メモリに登録すると、新しいものから所定数(例えば、5000個)の履歴を残し、それより古い履歴を削除する。これにより、統合用メモリに、学習辞書A内の学習履歴と学習辞書B内の学習履歴とを統合したデータが格納されることになる。
このように時刻情報のみに基づいて学習辞書を統合した場合には、文字列間のつながりの関係が失われてしまうことがあるため、つながり予測を行なう場合に悪影響が出るおそれがある。例えば、学習辞書Bでは、「当院」、「にて」の順番でこれらの文字列が登録されているにもかかわらず、学習辞書A内の「発熱」の時刻情報が上記「当院」の時刻情報より大きくかつ、上記「にて」の時刻情報より小さいため、統合後の学習辞書では、「当院」、「発熱」、「にて」の順番でこれらの文字列が登録されてしまう。同様に、学習辞書Bでは、「にて」、「内視鏡」の順番でこれらの文字列が登録されているにもかかわらず、学習辞書A内の「あり」の時刻情報が上記「にて」の時刻情報より大きくかつ、上記「内視鏡」の時刻情報より小さいため、統合後の学習辞書では、「にて」、「あり」、「内視鏡」の順番でこれらの文字列が登録されてしまう。
この発明は、入力文字列予測装置によって作成された複数の学習履歴データを統合した場合に、文字列間のつながりの関係が失われるといったことを回避することが可能となる入力文字列予測装置および入力文字列予測プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る発明は、ユーザが入力した文字または文字列に基づいて、ユーザが入力しようとする文字列を予測することにより、予測候補リストを生成して表示させるための入力文字列予測装置であって、予測候補リストからの予測候補の選択操作等によって文字列の入力が確定したときに、入力が確定した文字列に、入力確定時の時刻情報と、連続入力の区切りであるか否かを記憶するための区切りフラグを付加して、学習履歴保存用メモリに保存させる手段を備えていることを特徴とする。
上記の入力文字列予測装置において、予め定められた操作入力であって、最新に入力が確定した文字列とその次に入力しようとする文字列とのつながりが切れたと想定される操作入力があったときに、学習履歴保存用メモリに最後に保存された文字列に対応する区切りフラグの値を区切り状態を表す値に設定する手段を更に備えてよい
上記の入力文字列予測装置において、複数の入力文字列予測装置によって作成された学習履歴データを、入力確定時の時刻情報と区切りフラグとを利用して、統合させるための学習履歴統合手段を備えており、学習履歴統合手段は、複数の入力文字列予測装置によって作成された学習履歴データを、区切りフラグによって区切られる連続性のある学習履歴群を1単位とし、各単位毎の学習履歴群を入力確定時の時刻情報に従った時系列の順番で統合させることを特徴とする。
本願に係る発明は、ユーザが入力した文字または文字列に基づいて、ユーザが入力しようとする文字列を予測することにより、予測候補リストを生成して表示させるための入力文字列予測プログラムであって、予測候補リストからの予測候補の選択操作等によって文字列の入力が確定したときに、入力が確定した文字列に、入力確定時の時刻情報と、連続入力の区切りであるか否かを記憶するための区切りフラグを付加して、学習履歴保存用メモリに保存させるステップをコンピュータに実行させるものであることを特徴とする。
上記の入力文字列予測プログラムにおいて、予め定められた操作入力であって、最新に入力が確定した文字列とその次に入力しようとする文字列とのつながりが切れたと想定される操作入力があったときに、学習履歴保存用メモリに最後に保存された文字列に対応する区切りフラグの値を区切り状態を表す値に設定するステップをコンピュータに実行させてよい
上記の入力文字列予測プログラムにおいて、入力文字列予測装置によって作成された複数の学習履歴データを、入力確定時の時刻情報と区切りフラグとを利用して、統合させるための学習履歴統合ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを備えており、学習履歴統合ステップは、入力文字列予測装置によって作成された複数の学習履歴データを、区切りフラグによって区切られる連続性のある学習履歴群を1単位とし、各単位毎の学習履歴群を入力確定時の時刻情報に従った時系列の順番で統合させることを特徴とする。
「文章単位情報」には、区切りフラグ、区切コードが含まれる。この場合「文章」とは、ユーザが一まとまりの文字列として入力し得る文字列を意味するものであり、文章の他にも、その断片となる単語、名詞句、分節などの語句であってもよい。つまり、語句の単位であっても、この単位で一まとまり、即ち一連の文字列として記憶されるべきものであれば、「文章」の定義に入るものとする。
「文章単位の文字列の発生に関する時刻情報」としては、以下のような時刻情報を用いることができる。
(1)「文章単位」の先頭の確定文字列の入力確定時の時刻情報T1
(2)「文章単位」の末尾の確定文字列の入力確定時の時刻情報T2
(3)上記T1とT2との平均値の時刻情報
(4)「文章単位」のそれぞれの確定文字列の時系列並びの中央の確定文字列の時刻情報
この発明によれば、入力文字列予測装置によって作成された複数の学習履歴データを統合した場合に、文字列間のつながりの関係が失われるといったことを回避することが可能となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
〔1〕入力文字列予測装置の構成
図1は、入力文字列予測装置の構成を示している。
入力文字列予測装置は、入力部1、入力文字列予測部2、予測候補出力部3、学習履歴管理部4、学習履歴統合部5、予測辞書(単語辞書)11、学習履歴保存用メモリ12および学習辞書(外部ファイル)13を備えている。
予測辞書(単語辞書)11には、予測対象となる単語が記憶されている。予測辞書11内の各単語には、その予測候補が正解となる度合(正解度)を表すスコアが付加されている。このスコアは、例えば、言語モデルによって定められる単語出現確率(単語生起確率)等に基づいて決定されている。
学習辞書13には、予測候補リストからユーザによって選択された予測候補等、入力が確定した文字列、入力確定時の時刻情報(タイムスタンプ)ならびに連続入力の区切りを記憶するための区切りフラグFが、学習履歴として記憶されている。入力文字列予測装置の電源投入時に、学習辞書13に記憶されている学習履歴が学習履歴保存用メモリ12に読み込まれる。そして、学習履歴保存用メモリ12に読み込まれた学習履歴のうち、登録されてから所定期間(例えば、6カ月)が経過している学習履歴は、削除される。
電源投入後においては、入力が確定する毎に、入力が確定した文字列の表記および読み、入力確定時の時刻情報(タイムスタンプ)ならびに区切りフラグFが、学習履歴保存用メモリ12に時系列的に格納されていく。区切りフラグFの値はデフォルトでは0であり、ある文字列が登録された後に、当該文字列とその次に登録される文字列との間につながりがないと想定されるような入力操作が行なわれた場合には、当該文字列に対応する区切りフラグFの値が1に設定される。なお、学習履歴保存用メモリ12に格納できる文字列の個数は有限であり、格納しようとする文字列が所定の個数を超える場合には、古い文字列を削除して、新しい文字列を格納させる。
後述するように、所定のタイミングで、学習履歴保存用メモリ12の内容が学習辞書13に出力され、学習辞書13の内容が更新される。図2は、学習辞書13の内容例を示している。
〔2〕入力部1
入力部1は、ユーザが入力した文字列(入力文字列)の読みまたは表記を受け取り、入力文字列予測部2に送る。文字入力方式がキーボード入力である場合には入力部1には文字列の読みが入力され、文字入力方式が手書き文字入力方式である場合には入力部1には文字列の表記が入力される。例えば、”糖尿病”の”糖”の読みは”とう”であり、漢字で入力した場合の表記は”糖”となる。
また、入力部1は、予め定められた所定の操作がユーザによって行なわれたときに、最新に入力が確定した文字列(単語)とその次に入力しようとする文字列(単語)とのつながりが切れたと判別し、連続入力の区切りが発生したことを学習履歴管理部4に通知する。この実施例では、入力部1は、カーソル移動指令、改行指令またはウィンドウフォーカス移動指令が入力されたときに、連続入力の区切りが発生したことを学習履歴管理部4に通知する。
〔3〕入力文字列予測部2
入力文字列予測部2は、入力部1に文字が入力される毎に、入力部1に入力されている文字列で始まる単語を予測辞書11および学習履歴保存用メモリ12内の学習履歴から検索し、検索した単語に付加されているスコアおよび学習履歴内でのその単語の出現頻度に基づいて、検索した各単語の優先順位を決定し、優先順位の高い順に予測候補リストを生成する。
また、入力文字列予測部2は、予測候補リストから予測候補が選択されたときには、つながり予測を行なって、予測候補リストを生成する。つまり、学習履歴保存用メモリ12内の学習履歴から、選択された予測候補と同じ文字列であって区切りフラグFが0である文字列を検索する。そして、検索した文字列の次に(時間的な順番で次に)登録されている文字列を予測候補として検索する。そして、得られた各予測候補に対して、今回検索された頻度に基づいて、優先順位を決定し、優先順の高い順に予測候補リストを生成する。
〔4〕予測候補出力部3
予測候補出力部3は、入力文字列予測部2によって生成された予測候補リストの一部または全部を表示させる。通常は、予測候補出力部3は、入力文字列予測部2によって生成された予測候補リストのうち、優先順位の高い所定数分(N個分)の予測候補を表示させる。また、予測候補出力部3は、予測候補が選択された際には、選択結果を学習履歴管理部4に通知する。
〔5〕学習履歴管理部4
学習履歴管理部4は、選択された予測候補等の入力が確定した文字列の表記および読み、入力確定時の時刻情報ならびに区切りフラグFを、学習履歴として学習履歴保存用メモリ12に格納(追加保存)する。ただし、登録した区切りフラグFの値は”0”とする。
また、学習履歴管理部4は、入力部1から、連続入力の区切りが発生したことが通知されたときには、学習履歴保存用メモリ12に最後に格納した文字列に対応する区切りフラグFの値を”1”に設定した後、学習履歴保存用メモリ12内の学習履歴全体の内容を学習辞書13に保存する。これにより、学習辞書13の内容が更新される。
〔6〕学習履歴統合部5
学習履歴統合部5は、自己の入力文字列予測装置の学習辞書(以下、学習辞書Aという)と、他の入力文字列予測装置から取得した他の入力文字列予測装置の学習辞書と内容が同じ学習辞書(以下、学習辞書Bという)とを統合する。他の入力文字列予測装置の学習辞書と内容が同じ学習辞書Bを取得する方法には、例えば、他の入力文字列予測装置の学習辞書の内容をネットワークを介して受信するといった方法がある。
学習履歴統合部5は、複数の学習辞書内の学習履歴を、区切りフラグFによって区切られる連続性のある学習履歴群を1単位とし、各単位毎の学習履歴群を時刻情報に従った時系列の順番で統合させる。
図3を参照して、学習辞書Aと学習辞書Bとを統合する方法について具体的に説明する。この際、図示しない統合用メモリを利用するものとする。なお、学習履歴保存用メモリ12を統合用メモリとして用いることもできる。学習辞書Aおよび学習辞書Bには、入力が確定した文字列として、その表記とその読みの両方が登録されるが、図3では入力が確定した文字列の読みを省略している。
(1)まず、学習辞書A内の登録時刻が最も古い文字列(図3の例では先頭の文字列)の時刻情報と、学習辞書B内の登録時刻が最も古い文字列の時刻情報とを比較し、両文字列のうち登録時刻が古い方の文字列、時間情報およびフラグを統合用メモリに記憶する。
図3の例では、学習辞書A内の「昨日」と学習辞書B内の「腹痛」とのうち、時刻情報が小さい「腹痛」が統合用メモリに記憶される。
(2)統合用メモリを文字列を記憶すると、記憶した文字列に対応する区切りフラグFの値が0であるか1であるかを判別する。
統合用メモリに記憶した文字列に対応する区切りフラグFの値が0である場合には、その次の文字列(記憶した文字列の後に登録されている文字列)を統合用メモリに記憶する。図3の例では、統合用メモリに学習辞書B内の「腹痛」が統合用メモリに記憶された場合には、その文字列に対応する区切りフラグFの値は0であるので、その次の文字列「を」が統合用メモリに記憶される。以下、同様にして、「訴え」、「来院」、「。」が統合用メモリに記憶される。
統合用メモリに記憶した文字列に対応する区切りフラグFの値が1である場合には、その次の文字列の時刻情報と、他方の学習辞書内の文字列のうち、統合用メモリにまだ記憶していないもののうち、最も登録時刻が古い文字列の時刻情報とを比較し、両文字列のうち登録時刻が古い方の文字列、時間情報およびフラグを統合用メモリに記憶する。図3の例では、「訴え」、「来院」に続いて「。」が統合用メモリに記憶された場合に、「。」に対応する区切りフラグFの値が1となる。したがって、この際には、統合用メモリに記憶された文字列「。」の次の文字列「当院」の時刻情報と、学習辞書A内の「昨日」の時刻情報が比較され、時刻情報が小さい「昨日」が統合用メモリに記憶される。
(3)以下、上記(2)と同様な処理を行なう。
(4)このようにして、学習辞書Aおよび学習辞書B内の全ての学習履歴が統合用メモリに記憶されると、新しいものから所定数(例えば、5000個)の履歴を残し、それより古い履歴を削除する。そして、学習辞書Aの内容を統合用メモリの内容に書き換えればよい。
このようにして、2つの学習辞書を統合した場合には、図3に示すように、まず、学習辞書Bの「腹痛」から「来院」の後の「。」までが統合用メモリに記憶され、その次に学習辞書Aの「昨日」から「あり」の後の「。」までが統合用メモリに記憶され、その次に、学習辞書Bの「当院」から「予定」の後の「。」までが統合用メモリに記憶される。
したがって、統合後における文字列間のつながりが実際にユーザが入力したときのつながりとは異なるいったことが防止される。このため、統合後の学習履歴を用いてつながり予測を行なう場合に、悪影響が生じなくなる。
なお、3個以上の学習辞書を統合する場合には、上記の方法でまず、2つの学習辞書を統合し、統合した学習辞書と統合されていない1つの学習辞書とを統合するといった処理を繰り返せばよい。
なお、句点「。」を学習履歴として、学習履歴保存用メモリ12に格納する際には、それに対応して記憶される区切りフラグFの値を1に設定するようにしてもよい。
〔7〕区切りコードを用いた実施例
区切りフラグFを用いずに、区切りコードを用いる場合の実施例について説明する。この実施例では、学習履歴管理部4(図1参照)は、選択された予測候補等の入力が確定した文字列の表記および読みおよび入力確定時の時刻情報を、学習履歴として学習履歴保存用メモリ12に格納(追加保存)する。
また、学習履歴管理部4は、入力部1から、連続入力の区切りが発生したことが通知されたときには、学習履歴保存用メモリ12に最後に格納した文字列の次に、区切りコードを格納させる。区切りコードとしては、文字のデータとして使用しない特別なコード、例えば”0000000000”が用いられる。
図4は、このようにして得られた学習辞書Aと学習辞書Bの例と、それらを統合用メモリ上で統合した例とを示している。図4の学習辞書A、学習辞書Bおよび統合用メモリ内の”0000000000”が区切りコードである。
入力文字列予測装置の構成を示すブロック図である。 学習辞書13の内容例を示す模式図である。 本実施例での学習辞書の統合方法を説明するための模式図である。 区切りコードを用いた場合に得られた学習辞書A、Bの例と、それらを統合用メモリ上で統合した例とを示す模式図である。 従来での学習辞書の統合方法を説明するための模式図である。
符号の説明
1 入力部
2 入力文字列予測部
3 予測候補出力部
4 学習履歴管理部
5 学習履歴統合部
11 予測辞書(単語辞書)
12 学習履歴保存用メモリ
13 学習辞書

Claims (4)

  1. ユーザが入力した文字または文字列に基づいて、ユーザが入力しようとする文字列を予測することにより、入力文字列予測手段が予測候補リストを生成して予測候補出力手段が前記予測候補リストを表示させる入力文字列予測装置であって、
    予測候補リストからの予測候補の選択操作等によって文字列の入力が確定したときに、入力が確定した文字列に、入力確定時の時刻情報と、入力手段からの予め定められた操作入力により発生される連続入力の区切りであるか否かを記憶するための区切りフラグを付加して、学習辞書に保存させる手段、
    を備え
    複数の入力文字列予測装置によって作成された複数の学習履歴データを、前記学習辞書に保存されている入力確定時の時刻情報と区切りフラグとを利用して、統合させるための学習履歴統合手段を備えており、
    前記学習履歴統合手段は、各入力文字列予測装置によって作成された複数の時刻情報を有する各学習履歴データを、区切りフラグによって区切られる連続性のある学習履歴群を1単位とし、各単位毎の学習履歴群を入力確定時の時刻情報に従った時系列の順番で統合させ、
    前記学習履歴データをユーザが入力しようとする文字列を予測するときに使用する
    ことを特徴とする入力文字列予測装置。
  2. 前記予め定められた操作入力があったときに前記学習辞書から読み込まれた学習履歴保存用メモリにおける最後に保存された文字列に対応する区切りフラグの値を区切り状態を表す値に設定する手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の入力文字列予測装置。
  3. ユーザが入力した文字または文字列に基づいて、ユーザが入力しようとする文字列を予測することにより、入力文字列予測ステップが予測候補リストを生成して予測候補出力ステップが前記予測候補リストを表示させる入力文字列予測プログラムであって、
    予測候補リストからの予測候補の選択操作等によって文字列の入力が確定したときに、入力が確定した文字列に、入力確定時の時刻情報と、最新に入力が確定した文字列とその次に入力しようとする文字列とのつながりが切れたことを示す連続入力の区切りであるか否かを記憶するための区切りフラグを付加して、学習辞書に保存させるステップを、
    コンピュータに実行させ、
    複数の入力文字列予測装置によって作成された複数の学習履歴データを、前記学習辞書に保存されている入力確定時の時刻情報と区切りフラグとを利用して、統合させるための学習履歴統合ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを備えており、
    前記学習履歴統合ステップは、各入力文字列予測装置によって作成された複数の時刻情報を有する各学習履歴データを、区切りフラグによって区切られる連続性のある学習履歴群を1単位とし、各単位毎の学習履歴群を入力確定時の時刻情報に従った時系列の順番で統合させ、
    前記学習履歴データをユーザが入力しようとする文字列を予測するときに使用する
    ことを特徴とする入力文字列予測プログラム。
  4. 前記予め定められた操作入力があったときに前記学習辞書から読み込まれた学習履歴保存用メモリにおける最後に保存された文字列に対応する区切りフラグの値を区切り状態を表す値に設定するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを備えていることを特徴とする請求項に記載の入力文字列予測プログラム。
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