JP2000248773A - フォーク式立体駐車装置 - Google Patents

フォーク式立体駐車装置

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JP2000248773A
JP2000248773A JP11052902A JP5290299A JP2000248773A JP 2000248773 A JP2000248773 A JP 2000248773A JP 11052902 A JP11052902 A JP 11052902A JP 5290299 A JP5290299 A JP 5290299A JP 2000248773 A JP2000248773 A JP 2000248773A
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Yoshinao Sugita
好直 杉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の入出庫部への自動車の乗入方向をエ
レベータの前後方向に対して異なる方向に設定されたフ
ォーク式立体駐車装置において、自動車の乗入方向に向
けて着床されてその両側に露出する昇降口(以下当該昇
降口という。)をフロア化して、自動車の乗員が安心し
て乗降できるようにする。 【解決手段】 自動車の入出庫部1のフロアに、当該昇
降口403を閉塞可能な可動フロア7を設ける。可動フ
ロア7を当該昇降口403を被覆可能なフロアパネル7
1と、フロアパネル71を当該昇降口403とその外側
に設定した退避位置5Pとの間に移動案内するガイド機
構72と、フロアパネル71を進退駆動する駆動機構7
3とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の入出庫部
で自動車を支持、旋回するフォーク状の旋回ステージ
と、自動車の入出庫部と格納部との間に形成された昇降
路上で自動車を支持、昇降するフォーク状の昇降ステー
ジとを備え、昇降路上の旋回ステージを昇降ステージが
下から上に、又は上から下に通り抜けることにより両者
間で自動車の受け渡しが行われるエレベータ式立体駐車
装置に関し、特に自動車の入出庫部への自動車の乗り入
れ方向が昇降ステージの前後方向と異なる方向に設定さ
れた形式のエレベータ式立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォーク状の昇降ステージを有
するエレベータ式立体駐車装置において、自動車の入出
庫部への自動車の乗入方向をエレベータの前後方向と同
じ向きに設定した形式では、その据え付け上、奥行方向
(自動車の格納方向)を自動車の全長に若干の余裕を加
えたくらいの寸法まで縮小することができるものの、そ
の間口方向にあっては少なくとも自動車3台分の幅が不
可欠であり、このため奥行方向よりも間口方向の寸法が
大きくなって、この寸法関係を許容する据え付け面でな
ければ、この形式の駐車装置の場合、設置することがで
きない。また、自動車の入庫に際し、自動車の入出庫部
に乗り入れた自動車が左右の狭い昇降ガイド間を通って
昇降ステージ上に乗り込んでいくために、運転者は自動
車が昇降ガイドに接触しないように注意が必要である。
このため運転操作が容易とは言い難い。出庫に際しても
また同様である。
【0003】これに対して、従来から、自動車の入出庫
部への自動車の乗入方向がエレベータの前後方向に対し
て90度方向に向けて設定された形式がある。この種の
駐車装置として、図17に特公平7−56180号公報
に開示されたフォーク式駐車装置を例示している。
【0004】この駐車装置では、エレベータの昇降路6
01がその前後方向を駐車装置の間口方向に向けて形成
されて、エレベータ602が設置されている。ここでエ
レベータ602の昇降ステージ603は自動車の前後の
タイヤが搭載され、かつ同じ高さで同期して同時に1本
の駆動チェーンにより昇降する個々独立の4個のフォー
ク部材604から構成されている。このような駐車装置
において、自動車の入出庫部605の正面側に入出庫口
607がエレベータ602の側方に対向して設けられて
いる。また、自動車の入出庫部605には、エレベータ
602の着床位置下方に形成されたピット608に自動
車旋回装置609が設置され、その旋回ステージ610
がピット608上で旋回可能に配置されている。この旋
回ステージ610は、昇降ステージ603と相互に通り
抜け可能に、十字状に構成された4本の幹部611と、
その両側に外方に向けて突出された多数のフォーク61
2とを備え、1動作毎に90度ずつ旋回されるようにな
っている。
【0005】なお、この駐車装置においては、昇降ステ
ージ603、旋回ステージ610、さらにここでは図示
していない格納部の横行台車にそれぞれ、中心に近い一
部のフォーク612が長手方向に対し45度に傾斜され
ていて、昇降ステージ603、旋回ステージ610、さ
らに横行台車に相互に通り抜け可能な構造を持たせなが
ら車軸間距離の小さい自動車を搭載できるようにしてあ
る。
【0006】自動車を入庫する場合は、正面の入出庫口
607を通じて自動車の入出庫部605に乗り入れ、そ
こに待機中の旋回ステージ610上に乗り込んでいく。
そして、旋回ステージ610が所定の高さまで上昇され
た状態から90度旋回される。続いて、昇降ステージ6
03の上昇により自動車が旋回ステージ610から昇降
ステージ603へ受け渡しされて、自動車の格納部へ移
送される。
【0007】自動車を出庫する場合は、自動車の格納部
で自動車が昇降ステージ603に載せられて自動車の入
出庫部605へ移送され、さらに自動車が昇降ステージ
603から旋回ステージ610へ受け渡しされる。そし
て、旋回ステージ610の90度の旋回により、自動車
のフロントが入出庫口607に向けられる。自動車は前
進で出庫される。
【0008】この形式では、自動車の乗入方向をエレベ
ータの前後方向と同じ方向に設定した形式の駐車装置に
比べ、間口方向の寸法を奥行方向の寸法より小さくする
ことができるので、駐車装置の据え付け面の間口が比較
的狭小な敷地にも設置することができる。また、間隔の
広い前後の昇降ガイド間を通って旋回ステージに乗り込
み、または旋回ステージから降りるので、運転者は自動
車と昇降ガイドとの接触を気にすることなく、容易に運
転操作を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフォーク式立体駐車装置では、自動車の乗入方向を
エレベータの前後方向に対して90度方向に設定するた
めに、十字状の特殊な旋回ステージを用いているが、自
動車の入出庫に際し、自動車の入出庫部の旋回ステージ
上に自動車が載せられると、旋回ステージの両側にはフ
ロアに形成された昇降ステージの昇降口で、旋回ステー
ジと昇降ステージの相互のフォークが相互のフォーク間
の隙間に噛み合わされていて、これが露出されているた
め、自動車の乗員はこのフォーク上に乗降し、通行する
ことに心理的に不安があるという問題がある。
【0010】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、その目的は、自動車の入出庫部への自動
車の乗入方向をエレベータの前後方向に対して異なる方
向に設定したフォーク式立体駐車装置において、自動車
の乗入方向に向けて着床した旋回ステージの外側をフラ
ットなフロアに変えて、旋回ステージ上の自動車の乗員
が安心して乗降できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフォーク式立体駐車装置においては、自動
車の入出庫部のフロアに、旋回ステージを自動車の乗入
方向に向けて旋回させたときにその周囲に露出する昇降
ステージの昇降口を閉塞し、昇降ステージを昇降させる
ときにその昇降口を開放する可動フロアを設けている。
【0012】これにより、旋回ステージが自動車の乗り
入れ方向に向けて着床されたときに、旋回ステージの周
囲がフロア化され、旋回ステージ上の自動車の乗員が安
心して乗降することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のフォー
ク式立体駐車装置は、自動車の入出庫部のフロアに、旋
回ステージが自動車の乗入方向に向けられてその周囲に
露出する昇降ステージの昇降口に対して進退可能に配置
され、当該昇降口を閉塞可能な可動フロアを備えたもの
である。
【0014】上記構成から、旋回ステージが自動車の乗
入方向に向けられると、その周囲に露出する昇降ステー
ジの昇降口が可動フロアの移動により塞がれてフロア化
される。また、旋回ステージの旋回により、旋回ステー
ジと昇降ステージの前後方向が合わせられ、昇降ステー
ジが昇降されるときに、可動フロアの移動により当該昇
降口が開放される。
【0015】本発明の請求項2に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項1の構成において、可動フロアは、
当該昇降口を被覆可能なフロアパネルと、フロアパネル
を案内するガイド機構と、フロアパネルを駆動する駆動
機構とを備えるものである。
【0016】上記構成から、旋回ステージが自動車の乗
入方向に向けられると、フロアパネルがそのガイド機構
と駆動機構とにより当該昇降口へ前進されて、当該昇降
口が閉塞される。また、昇降ステージが昇降されるとき
に、フロアパネルが当該昇降口から後退されて、当該昇
降口が開放される。
【0017】本発明の請求項3に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項2の構成において、フロアパネル
は、当該昇降口の形状に沿って嵌合可能な板体からな
り、ガイド機構は、当該昇降口の外側に設定された退避
位置に当該昇降口に向けて順次配置された第1、第2の
ガイドレールと、フロアパネルの支持側として設定され
た一端とその延長上に延長部材を介して軸支され、第
1、第2のガイドレールに係合可能な第1、第2のガイ
ドローラと、フロアパネルの前記一端に軸支され、フロ
アパネルを支持する支持ローラとを備えるものである。
【0018】上記構成から、フロアパネルがその一端側
に配置され、第1、第2のガイドレール上を移動する第
1、第2のガイドローラと、支持ローラの3点支持によ
り片持ちされて、当該昇降口とその外側の退避位置との
間を移動される。
【0019】本発明の請求項4に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項2又は3の構成において、フロアパ
ネル側と当該昇降口側のいずれか一方に凸状の係合部
を、いずれか他方に凹状の被係合部を、これらがフロア
パネルの当該昇降口上への移動により結合可能に、相互
に対向して配設されているものである。
【0020】上記構成から、当該昇降口上でフロアパネ
ルの浮き上がりを防止され、当該昇降口上のフロアパネ
ルが安定して保持される。
【0021】本発明の請求項5に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項2乃至4のいずれかの構成におい
て、当該昇降口の内周縁にフロアパネルを支持する支持
手段を備えるものである。
【0022】上記構成から、当該昇降口上のフロアパネ
ルが安定して保持される。
【0023】本発明の請求項6に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項2乃至5のいずれかの構成におい
て、フロアパネルに一体的に設けられ、フロアパネルの
当該昇降口上への移動により自動車の乗入方向に向けて
着床された旋回ステージの両側に配置可能な凸状ガイド
部を備えるものである。
【0024】上記構成から、自動車の乗入方向に向けて
着床された旋回ステージの両側に沿って凸状ガイド部が
配置され、これを案内にして旋回ステージへの自動車の
乗り込みが容易に行われる。
【0025】本発明の請求項7に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項2乃至6のいずれかの構成におい
て、フロアパネルに一体的に設けられ、フロアパネルの
当該昇降口上への移動により自動車の乗入方向に向けて
着床された旋回ステージのフォークとフォークの間の隙
間に挿通可能なコームを備えるものである。
【0026】上記構成から、自動車の乗入方向に向けて
着床された旋回ステージのフォークとフォークの間の隙
間が埋められて、自動車の旋回ステージへの乗り込みが
円滑に行われる。
【0027】本発明の請求項8に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項3乃至7のいずれかの構成におい
て、第1、第2のガイドレールはそれぞれ上部レールと
下部レールとからなり、自動車の入出庫部のフロアレベ
ルに対して下方に配置され、これら上部、下部レール間
に各ガイドローラが挟持されるものである。
【0028】上記構成から、フロアパネルが当該昇降口
若しくはその退避位置での停止中、又はこの両者間の移
動中、その浮き上がりが防止される。
【0029】本発明の請求項9に記載のフォーク式立体
駐車装置は、請求項3乃至8のいずれかの構成におい
て、支持ローラは上部ローラと下部ローラとからなり、
自動車の入出庫部のフロアを上下に挟んで配置されるも
のである。
【0030】上記構成から、フロアパネルが当該昇降口
若しくはその退避位置での停止中、又はこの両者間の移
動中、その浮き上がりが防止される。
【0031】本発明の請求項10に記載のフォーク式立
体駐車装置は、請求項3乃至8のいずれかの構成におい
て、支持ローラは自動車の入出庫部のフロア上に配置さ
れるものである。
【0032】上記構成から、ローラの走行面が複雑にな
らない。
【0033】本発明の請求項11に記載のフォーク式立
体駐車装置は、請求項3乃至10のいずれかの構成にお
いて、第1、第2のガイドローラの各ガイドレール及び
支持ローラの走行路をなすフロアには当該昇降口側の端
部に、フロアパネルを当該昇降口へフロアレベルと同じ
レベルに案内可能に、下方に向けて所定角度の傾斜部を
備えるものである。
【0034】上記構成から、自動車の入出庫部のフロア
全体がフラット化される。
【0035】本発明の請求項12に記載のフォーク式立
体駐車装置は、請求項2乃至11のいずれかの構成にお
いて、駆動機構は、フロアレベルに対して下方に配置さ
れた駆動モータと、駆動モータにより水平方向に旋回可
能な旋回アームと、旋回アームの先端側とフロアパネル
との間に軸支され、両者間をリンク結合する連結ロッド
とを備えるものである。
【0036】上記構成から、クランク機構の回転運動に
よりフロアパネルが進退駆動される。
【0037】本発明の請求項13に記載のフォーク式立
体駐車装置は、請求項2乃至11のいずれかの構成にお
いて、駆動機構は、フロアレベルに対して下方に配置さ
れた駆動モータとその回転軸に連結されたピニオンと、
フロアパネルの下部に配設されて、ピニオンに噛合され
たラックとを備えるものである。
【0038】上記構成から、ラック・ピニオン機構の直
線運動によりフロアパネルが進退駆動される。
【0039】本発明の請求項14に記載のフォーク式立
体駐車装置は、請求項2乃至13のいずれかの構成にお
いて、自動車の入出庫部への自動車の乗入方向が昇降ス
テージの前後方向に対して90度の方向に設定されてい
て、可動フロアは自動車の乗入方向に向けて旋回された
旋回ステージに対してその両側前後4箇所に配置され、
旋回ステージの旋回動作に連動して作動されるものであ
る。
【0040】上記構成から、旋回ステージの旋回動作に
連動して、4箇所の各可動フロアが作動され、当該昇降
口が開閉される。
【0041】(実施例)以下、本発明の一実施例による
フォーク式立体駐車装置について図1乃至図16を用い
て説明する。図1において、1はフォーク式立体駐車装
置において地上1階に設けられた自動車の入出庫部であ
り、この駐車装置の自動車の乗入方向がエレベータの前
後方向に対して90度の方向に設定されていて、エレベ
ータ21がその前後方向を自動車の入出庫部1の間口方
向に向けて設置され、前面部(壁)中央に自動車の入出
庫口2がエレベータ21の側方に対向して設けられてい
る。この自動車の入出庫部1内には、図1及び図2に示
すように、ピット3が所定の深さにして形成されてい
て、このピット3上にエレベータの昇降路20として必
要な形状、すなわち後述する昇降ステージ22の平面形
状に相当する昇降口401と、この昇降口401に対し
て90度方向、すなわち自動車の乗入方向に向けて自動
車の乗込レベルに降下された後述の旋回ステージ12の
平面形状に相当する着床口402とを含む開口4を形成
され、その周囲に1枚板または複数枚板からなる固定パ
ネル5が敷設されてフロア6が形成されている。
【0042】図1、図2において、自動車の入出庫部1
には、ピット3内のほぼ中央に、自動車旋回装置11が
設置されている。自動車旋回装置11は、図3に示すよ
うに、自動車搭載用の旋回ステージ12と、その駆動装
置13とを備え、旋回ステージ12が自動車の乗込レベ
ルと所定の高さレベルとの間を昇降され、任意の方向に
旋回される。ここで、旋回ステージ12は、図1又は図
2に示すように、中央のセンタープレート部121と、
その両側前後に外側方に向けて突出されたフォーク部1
22と、両側前後の各フォーク部122間に突出された
サイドプレート部123とを備え、後述するエレベータ
21の昇降ステージ22と相互に通り抜け可能な形状及
び構造になっている。
【0043】なお、フロア6上に形成された旋回ステー
ジ12の着床口402にはその前部、後部の両側、エレ
ベータの昇降路20に対して外側の範囲に、図4に示す
ように、この着床口402に着床された旋回ステージ1
2の両側前後、合計4箇所の各フォーク部122のう
ち、外側一部のフォーク122fとフォーク122fの
間の隙間124を埋めるように挿通されるフォーク状の
床部材31が設けられている。これらの床部材31は、
旋回ステージ12の各フォーク部122の隙間124に
嵌合可能な、例えば複数の角形の棒材から形成されてい
て、図示されないブラケット上にフォーク状に配列され
て固定されている。
【0044】図1、図2において、自動車の入出庫部1
には、ピット3上にエレベータの昇降路20が形成され
て、フォーク式のエレベータ21が据え付けられてい
る。エレベータ21は、図1及び図3に示すように、自
動車搭載用の昇降ステージ22と、ピット3の四隅近傍
に立ち上げ設置された合計4本の昇降ガイド23と、図
示されない上部駆動機構から吊り下げられ、4本の昇降
ガイド23に沿って昇降可能な昇降杆24とを備え、昇
降ステージ22が4本の昇降杆24に連結され、上部駆
動機構の作動により昇降路20上を昇降される。ここ
で、昇降ステージ22は、図3に示すように、一対のサ
イドフレーム221と、これらサイドフレーム221の
内側部前後に内側方に向けて突出されたフォーク部22
2とを備え、旋回ステージ12と相互に通り抜け可能な
形状及び構造になっている(図15参照)。
【0045】図1、図2において、このような自動車の
入出庫部1においてそのフロア6上に、可動フロア7が
設置され、旋回ステージ12が自動車の乗入方向に向け
て着床されてその両側に露出する昇降ステージ22の昇
降口401の一部(以下、この昇降口401の一部を当
該昇降口403という。)が覆われ、閉塞可能になって
いる。図に示しているように、旋回ステージ12の着床
位置の両側にはその中間部分が固定パネル5の一部5S
になっていて、その前後合計4箇所に当該昇降口403
が露出されるため、ここではこれら当該昇降口403に
対して合計4枚の可動フロア7が進退可能に配置されて
いる。
【0046】図4において、各可動フロア7は、当該昇
降口403を被覆可能なフロアパネル71と、フロアパ
ネル71を当該昇降口403とその前後方向外側に設定
された退避位置5Pとの間に移動案内するガイド機構7
2と、フロアパネル71を進退駆動する駆動機構73
(又は74 以下同じ)とを備え、旋回ステージ12の
旋回動作に連動して、フロアパネル71が着床口402
の両側に沿って平行に進退駆動される。
【0047】フロアパネル71は、図4及び図5に示す
ように、当該昇降口403の形状に沿って嵌合可能な平
板711と、その両側の側板712とからなり、片側一
方の側板712には平板711の後端部よりも後方に突
出する延長部713が設けられていて、この側板712
の外側側面には凸状ガイド部714とコーム715が一
体的に設けられている。凸状ガイド部714は側板71
2の長手方向に沿って、かつ上方に向けて凸状に形成さ
れていて、フロアパネル71により当該昇降口403が
塞がれたときに、この凸状ガイド部714が自動車の乗
入方向に向けて着床された旋回ステージ12の両側に凸
状に配置され、自動車の旋回ステージ12への乗込方向
を案内する。コーム715は凸状ガイド部714の側面
に水平方向に向けて複数(ここでは3本)の棒材が固着
されて形成され、自動車の乗入方向に向けて着床された
旋回ステージ12において、昇降ステージ22の昇降口
401上に位置するフォーク122fとフォーク122
fの間の隙間124に挿通されて、フォーク状の床部材
31の延長上に配列される。このようにしてフォーク状
の床部材31とともに旋回ステージ12上に自動車の乗
入部30が形成される。なお、フロアパネル71の平板
711には、図4に示すように、片側他方の側板712
側の側方に突出する突出片が形成されていて、これが当
該昇降口403の昇降ガイド23近傍、すなわち当該昇
降口403において昇降ステージ22のサイドフレーム
221と昇降ガイド23の昇降杆24との連結端当たり
が昇降する幅狭の位置を覆うようになっている。
【0048】ガイド機構72は、図4、図5及び図6に
示すように、フロアパネル71の退避位置5P側で固定
フロア5の下方に旋回ステージ12の着床口402に沿
って、当該昇降口403に向けて順次配置された第1、
第2のガイドレール721、722と、フロアパネル7
1の片側一方の側板712において(フロアパネル1の
支持側として設定した)平板711の後端部に相当する
位置とその延長部713を介してさらに後方位置にそれ
ぞれ、ブラケット723を介して下方に軸支され、第
1、第2のガイドレール721、722に係合可能な第
1、第2のガイドローラ724、725と、図4、図5
及び図7に示すように、片側他方の側板712で平板7
11の後端部に相当する位置にブラケット726を介し
て下方に軸支された支持ローラ727とを備え、フロア
パネル71が2つのガイドローラ724、725と支持
ローラ727とにより3点支持される。ここで、第1、
第2のガイドレール721、722はそれぞれ、図5及
び図6に示すように、上部レール721U,722Uと
下部レール721D,722Dとからなり、これら上
部、下部レール721U,721D、722U,722
D間に各ガイドローラ724、725が挟持されてい
る。また、支持ローラ727は、図5及び図7に示すよ
うに、上部ローラ727Uと下部ローラ727Dとから
なり、これらローラ727U、727Dを軸支されたブ
ラケット726が固定フロア5(退避位置5P)に設定
された支持ローラ727の走行路5L上に沿って形成さ
れたスリット5hに通されて、上部、下部ローラ727
U、727Dが固定フロア5(退避位置5P)を挟んで
上下に配置されている。なお、固定フロア5には支持ロ
ーラ727の走行路5Lにアングル状の部材が固着され
ている。この支持ローラ727は、図8に示すように、
上部ローラ727Uのみとして固定フロア5(退避位置
5P)上に配置してもよく、この場合は固定フロア5に
スリット5hが不要になり、支持ローラ727の走行路
5Lが複雑にならない。また支持ローラ727の外側近
傍にブラシやゴム板などの払拭部材を設けてもよく、こ
れよって支持ローラ727の走行面に石や砂が載ってい
たり、塵埃が付着していてもこれらを走行路5L上から
除去して円滑な走行を得ることができる。これら第1、
第2のガイドレール721、722及び支持ローラ72
7の走行路5Lを形成するアングル状の部材にはまた、
図6、図7に示すように、当該昇降口403側の端部が
下方に向けて所定の角度(約30度)の傾斜部721
d、722d、5dが形成されていて、これがフロアパ
ネル71を当該昇降口403へフロアレベルと同じレベ
ルに案内する。
【0049】駆動機構には次のような方式が用いられて
いる。第1の駆動機構73は、図5乃至図7に示すよう
に、フロアレベル(退避位置5P)に対して下方に配置
された駆動モータ731と、駆動モータ731により水
平方向に旋回可能な旋回アーム732と、旋回アーム7
32の前端側とフロアパネル71の先端側との間に軸支
され、両者間をリンク結合する連結ロッド733とを備
え、クランク機構の回転運動によりフロアパネル71を
進退駆動する方式である。これにより、フロアパネル7
1が簡単な構造で前進後退される。また、この機構の場
合、始動時と停止時にゆっくりとした動きが得られ、駆
動モータ731に大きな負荷がかからない利点が得られ
る。
【0050】第2の駆動機構74は、図9に示すよう
に、フロアレベル(退避位置5P)に対して下方に配置
された駆動モータ741及びその回転軸に連結されたピ
ニオン742と、フロアパネル71の下部に配設された
ラック743とを備え、ラック・ピニオン機構の直線運
動によりフロアパネル71を進退駆動する方式である。
これにより、フロアパネル71が簡単な構造で前進後退
される。この機構によれば、大きな減速比が得られる。
【0051】なお、駆動機構はこれらに限定されるもの
ではなく、種々の駆動方式に変更され得る。
【0052】この可動フロア7にはまた、図10に示す
ように、フロアパネル71の浮き上がり防止手段8が備
えられ、フロアパネル71の前端部に下方斜めに向けて
固定された凸状の係合部材81と、これに対応して当該
昇降口403の縁部に上方斜めに向けて固定された凹状
の被係合部材82とからなり、これらの結合によりフロ
アパネル71の上下方向の動きが規制される。なお、こ
の浮き上がり防止手段8の構成上、当該昇降口403側
に凸状の係合部材81を設け、フロアパネル71側に凹
状の被係合部材82を設けるようにしてもよい。また当
該昇降口403には、図2に示すように、内周縁の適宜
位置にフロアパネル71を支持するための支持部材9が
設けられていて、当該昇降口403上に移動されたフロ
アパネル71を受けるようになっている。
【0053】次に、上記実施例におけるフォーク式立体
駐車装置の動作について図11乃至図16を用いて説明
する。図11において、自動車の入出庫部1では、旋回
ステージ12が自動車の乗入方向に向けて着床されて自
動車の乗込レベルにあり、この旋回ステージ12両側の
全4箇所の当該昇降口403が各可動フロア7により塞
がれている。すなわち、各フロアパネル71は、第1、
第2のガイドローラ724、725が第1、第2のガイ
ドレール721、722の傾斜部721d、722d
に、支持ローラ727がその走行路5Lの傾斜部5dに
それぞれ位置されていて、各当該昇降口403上に、各
当該昇降口403の縁部に設けられた複数の支持部材9
により固定フロア5と同じレベルに支持されるととも
に、フロアパネル71前端部の凸状の係合部材81と当
該昇降口403縁部の凹状の被係合部材82との結合に
よりフロアパネル71の浮き上がりが防止され、これら
フロアパネル71により各当該昇降口403上がフロア
化され、フロア6全体がフラット化されている。したが
って自動車の入出庫部1において昇降ステージ22の昇
降口401及び昇降ステージ22のフォーク部222な
どが隠蔽されている。また、旋回ステージ12の各フォ
ーク部122の隙間124には、旋回ステージ12の着
床口402上、前部、後部の両側に配置固定されたフォ
ーク状の床部材31、旋回ステージ12両側の各可動フ
ロア7に一体的に設けられたコーム715がそれぞれ挿
通されて、そこに自動車の乗入部30が形成されてい
る。
【0054】自動車を入庫する場合、まず入出庫口2の
ドアが開かれて、この入出庫口2を通じて自動車が前進
で自動車の入出庫部1に乗り入れられる。このとき自動
車は広い間隔の前後の昇降ガイド23間を通り、また旋
回ステージ12の両側に配置されている凸状ガイド部7
14を案内にして、待機中の旋回ステージ12へその乗
入部30上を通ってスムーズに乗り込んでいく。自動車
が旋回ステージ12上に載せられると、乗員は旋回ステ
ージ12両側方の各可動フロア7上に安心して降りて、
入出庫部1を退出する。ここで入出庫口2のドアが閉じ
られる。
【0055】次いで、図12に示すように、旋回ステー
ジ12が上方所定の高さへ上昇される。続いて、図1
3、図14に示すように、旋回ステージ12は90度方
向に旋回されていき、その前後の向きを昇降ステージ2
2の前後方向に合わせられる。
【0056】この旋回ステージ12の旋回動作に連動し
て、各可動フロア7が作動される。すなわち図12にお
いて、駆動機構73(又は74 以下同じ)の作動が開
始され、その駆動モータ731の起動により旋回アーム
732が旋回され、これに軸支された連結ロッド733
が当該昇降口403に対して後退方向に変移されてい
き、この連結ロッド733に連結されたフロアパネル7
1が当該昇降口403から後退方向に駆動されていく。
図13及び図14に示すように、フロアパネル71の浮
き上がり防止手段8の係合部材81が被係合部材82か
ら離脱され、フロアパネル71はそのガイド機構72の
第1、第2のガイドローラ724、725がそれぞれ、
第1、第2のガイドレール721、722の傾斜部72
1d、722dから、その支持ローラ727がその走行
路5L上の傾斜部5dからそれぞれ引き上げられ、続い
て各ガイドレール721、722、走行路5L上を水平
に移動案内されて、フロアパネル71が当該昇降口40
3からその外側の固定パネル5上の退避位置5Pへ後退
移動されていく。続いて、図15、図16に示すよう
に、フロアパネル71がその退避位置5Pへ完全に後退
されて、当該昇降口403が開けられ、昇降ステージ2
2の昇降口401全体が開放される。次いで、昇降ステ
ージ22が上昇され、旋回ステージ12を通り抜けると
同時に、自動車が旋回ステージ12から昇降ステージ2
2へ受け渡しされる。昇降ステージ22はそのまま上方
の自動車の格納部まで上昇され、そこで自動車が格納さ
れる。
【0057】自動車の格納が終わると、昇降ステージ2
2は下降されていき、上昇位置にある旋回ステージ12
を通り抜けてピット3内に下げられる。
【0058】次いで、図13、図14に示すように、旋
回ステージ12が90度方向に旋回され、同時に各可動
フロア7が作動される。フロアパネル71はその駆動機
構73に駆動され、そのガイド機構72の案内により、
固定パネル5上の退避位置5Pから当該昇降口403に
向けて前進される。すなわち、駆動モータ731の作動
により旋回アーム732が旋回され、これに軸支された
連結ロッド733が当該昇降口403に対して前進方向
に変移されていき、この連結ロッド733に連結された
フロアパネル71が当該昇降口403に向けて前進移動
されていく。フロアパネル71の第1、第2のガイドロ
ーラ724、725が、第1、第2のガイドレール72
1、722上を、支持ローラ727がその走行路5L上
をそれぞれ水平に移動していき、最後に各傾斜部721
d、722d、5dに沿って下降されて、フロアパネル
71は固定パネル5上の退避位置5Pから当該昇降口4
03へ、図12に示すように、フロアレベル(固定フロ
ア5)と同じレベルにフラットに嵌合されて、当該昇降
口403が閉塞される。
【0059】そして旋回ステージ12が下降され、図1
1に示すように、フロアレベルに着床される。このよう
にして着床された旋回ステージ12のフォーク部122
の各隙間124に着床口402上のフォーク状の床部材
31、各可動フロア7に備えたコーム715が挿通され
て、自動車の乗入部30が形成される。
【0060】なお、自動車を出庫する場合は、入庫の場
合の動作と逆になる。
【0061】このように上記実施例によれば、旋回ステ
ージ12の着床口402の両側に旋回ステージ12の旋
回動作に連動する可動フロア7を設け、旋回ステージ1
2が自動車の乗入方向に向けて着床されてその両側に露
出する当該昇降口403を塞いでフロア化しているの
で、自動車の入出庫部1において、当該昇降口403や
そこに停止中の昇降ステージ22のフォーク部222を
見えなくして、これらが見えることによる不安感をなく
し、乗員が自動車の乗り降りを安心して行うことができ
る。さらに、これが固定パネル5に対してフラットにフ
ロア化されるから、足元が安定して移動しやすく、自動
車の乗降を容易、かつ迅速に行うことができる。
【0062】なお、上記実施例においては、自動車の入
出庫部への自動車の乗入方向をエレベータ21の前後方
向に対して90度方向に設定した場合について説明して
いるが、本発明の適用対象には、駐車装置の据え付け面
及びその周辺の条件から、入出庫口2を建屋の正面中央
に設定できないために、自動車の入出庫部1への自動車
の乗入方向をエレベータの前後方向に対して異なる任意
の向き(例えば80度方向)に設定する場合なども含
み、その自動車の入出庫部に可動フロアを利用すること
により、同様の作用効果を奏することができる。この場
合、可動フロアはその平面上の外形が、必要に応じて台
形状に形成される。
【0063】また、上記実施例においては、可動フロア
を当該昇降口に対して水平方向に前進、後退させる構造
としているが、可動フロアを当該昇降口に対して回動に
より進退させるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、自動車の入出庫部のフロアに可動フロアを設け、旋
回ステージを自動車の乗入方向に向けて旋回したときに
その周囲に露出する昇降ステージの昇降口を閉塞してフ
ロア化し、当該昇降口やそこに見えるフォーク部を隠蔽
しているので、自動車の入出庫部において乗員が安心し
て自動車に乗降することができる。さらにこの乗車位置
又は降車位置のフロア化により、足元が安定するため、
乗員の乗り降りを容易にし、迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフォーク式立体駐車
装置に形成された通常の態様の自動車の入出庫部の平面
【図2】同駐車装置において図1と異なる態様(エレベ
ータの昇降路上で昇降ステージが旋回ステージを通り抜
けて上昇された状態)の自動車の入出庫部の平面図
【図3】同駐車装置において自動車の入出庫部を自動車
の乗入方向から見た側面図
【図4】同駐車装置において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアの拡大平面図
【図5】同駐車装置において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアを自動車の乗入方向から見た拡大側面図
【図6】同駐車装置において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアに用いるフロアパネルとそのガイド機構及び
駆動機構を示す拡大側面図
【図7】同駐車装置において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアに用いるフロアパネルとその支持ローラ及び
走行路を示す拡大側面図
【図8】同駐車装置において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアに用いる異なる構造の支持ローラを示す側面
【図9】同駐車装置において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアに用いる異なる構造の駆動機構を示す拡大側
面図
【図10】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアに用いる浮き上がり防止手段を示す拡大側
面図
【図11】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に向けて着床中、当該昇降口がフロアパネルに
より嵌合されて閉塞中の一部破断部分拡大平面図
【図12】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが着床口か
ら上昇中、当該昇降口がフロアパネルに嵌合されていて
閉塞中の部分拡大側面図
【図13】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に対して90度方向に向けて旋回中、これに連
動してフロアパネルが当該昇降口からその外側の退避位
置に向けて後退移動中の一部破断部分拡大平面図
【図14】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に対して90度方向に向けて旋回中、これに連
動してフロアパネルが当該昇降口からその外側の退避位
置に向けて後退移動中の部分拡大側面図
【図15】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に対して90度方向(昇降ステージの前後方向
に一致する方向)に旋回されるとともに、フロアパネル
が当該昇降口からその外側の退避位置に後退移動されて
昇降ステージの昇降口全体が開放されている一部破断部
分拡大平面図
【図16】同駐車装置において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に対して90度方向(昇降ステージの前後方向
に一致する方向)に旋回されとともに、フロアパネルが
当該昇降口からその外側の退避位置に後退移動されて昇
降ステージの昇降口全体が開放されている部分拡大側面
【図17】自動車の乗入方向をエレベータの前後方向に
対して異なる方向に設定された従来のフォーク式立体駐
車装置の自動車の入出庫部の平面図
【符号の説明】
1 自動車の入出庫部 2 入出庫口 3 ピット 4 開口 401 昇降口 402 着床口 403 当該昇降口(旋回ステージが自動車の乗入方向
に向けて着床されてその両側に露出する昇降ステージの
昇降口の一部) 5 固定パネル 5S 固定パネルの一部 5P 退避位置 5L 支持ローラの走行路 5h スリット 5d 傾斜部 6 フロア 7 可動フロア 71 フロアパネル 711 平板 712 側板 713 延長部 714 凸状ガイド部 715 コーム 72 ガイド機構 721 第1のガイドレール 721U 上部レール 721D 下部レール 721d 傾斜部 722 第2のガイドレール 722U 上部レール 722D 下部レール 722d 傾斜部 723 ブラケット 724 第1のガイドローラ 725 第2のガイドローラ 726 ブラケット 727 支持ローラ 727U 上部ローラ 727D 下部ローラ 73 駆動機構 731 駆動モータ 732 旋回アーム 733 連結ロッド 74 駆動機構 741 駆動モータ 742 ピニオン 743 ラック 8 浮き上がり防止手段 81 凸状の係合部材 82 凹状の被係合部材 9 支持部材 11 自動車旋回装置 12 旋回ステージ 121 センタープレート部 122 フォーク部 122f フォーク 123 サイドプレート部 124 隙間 13 駆動装置 20 エレベータの昇降路 21 エレベータ 22 昇降ステージ 221 サイドフレーム 222 フォーク部 23 昇降ガイド 24 昇降杆 30 自動車の乗入部 31 フォーク状の床部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の入出庫部に形成されたピット上
    で、自動車の乗込レベルと所定の高さレベルとの間を昇
    降され、任意の方向に旋回される自動車旋回用のフォー
    ク状の旋回ステージと、自動車の入出庫部と格納部との
    間に形成された昇降路上を昇降されるとともに、この昇
    降路上で旋回ステージを通り抜けることにより、旋回ス
    テージとの間で自動車を受け渡しする自動車移送用のフ
    ォーク状の昇降ステージとを備え、自動車の入出庫部へ
    の自動車の乗入方向が昇降ステージの前後方向と異なる
    方向に設定されたフォーク式立体駐車装置において、 自動車の入出庫部のフロアに、旋回ステージが自動車の
    乗入方向に向けられてその周囲に露出する昇降ステージ
    の昇降口に対して進退可能に配置され、当該昇降口を閉
    塞可能な可動フロアを備えたことを特徴とするフォーク
    式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 可動フロアは、当該昇降口を被覆可能な
    フロアパネルと、フロアパネルを案内するガイド機構
    と、フロアパネルを駆動する駆動機構とを備える請求項
    1に記載のフォーク式立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 フロアパネルは、当該昇降口の形状に沿
    って嵌合可能な板体からなり、ガイド機構は、当該昇降
    口の外側に設定された退避位置に当該昇降口に向けて順
    次配置された第1、第2のガイドレールと、フロアパネ
    ルの支持側として設定された一端とその延長上に延長部
    材を介して軸支され、第1、第2のガイドレールに係合
    可能な第1、第2のガイドローラと、フロアパネルの前
    記一端に軸支され、フロアパネルを支持する支持ローラ
    とを備える請求項2に記載のフォーク式立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 フロアパネル側と当該昇降口側のいずれ
    か一方に凸状の係合部を、いずれか他方に凹状の被係合
    部を、これらがフロアパネルの当該昇降口上への移動に
    より結合可能に、相互に対向して配設されている請求項
    2又は3に記載のフォーク式立体駐車装置。
  5. 【請求項5】 当該昇降口の内周縁にフロアパネルを支
    持する支持手段を備える請求項2乃至4のいずれかに記
    載のフォーク式立体駐車装置。
  6. 【請求項6】 フロアパネルに一体的に設けられ、フロ
    アパネルの当該昇降口上への移動により自動車の乗入方
    向に向けて着床された旋回ステージの両側に配置可能な
    凸状ガイド部を備える請求項2乃至5のいずれかに記載
    のフォーク式立体駐車装置。
  7. 【請求項7】 フロアパネルに一体的に設けられ、フロ
    アパネルが当該昇降口上への移動により自動車の乗入方
    向に向けて着床された旋回ステージのフォークとフォー
    クの間の隙間に挿通可能なコームを備える請求項2乃至
    6のいずれかに記載のフォーク式立体駐車装置。
  8. 【請求項8】 第1、第2のガイドレールはそれぞれ上
    部レールと下部レールとからなり、自動車の入出庫部の
    フロアレベルに対して下方に配置され、これら上部、下
    部レール間に各ガイドローラが挟持される請求項3乃至
    7のいずれかに記載のフォーク式立体駐車装置。
  9. 【請求項9】 支持ローラは上部ローラと下部ローラと
    からなり、自動車の入出庫部のフロアを上下に挟んで配
    置される請求項3乃至8のいずれかに記載のフォーク式
    立体駐車装置。
  10. 【請求項10】 支持ローラは自動車の入出庫部のフロ
    ア上に配置される請求項3乃至8のいずれかに記載のフ
    ォーク式立体駐車装置。
  11. 【請求項11】 第1、第2のガイドローラの各ガイド
    レール及び支持ローラの走行路をなすフロアには当該昇
    降口側の端部に、フロアパネルを当該昇降口へフロアレ
    ベルと同じレベルに案内可能に、下方に向けて所定角度
    の傾斜部を備える請求項3乃至10のいずれかに記載の
    フォーク式立体駐車装置。
  12. 【請求項12】 駆動機構は、フロアレベルに対して下
    方に配置された駆動モータと、駆動モータにより水平方
    向に旋回可能な旋回アームと、旋回アームの先端側とフ
    ロアパネルとの間に軸支され、両者間をリンク結合する
    連結ロッドとを備える請求項2乃至11のいずれかに記
    載のフォーク式立体駐車装置。
  13. 【請求項13】 駆動機構は、フロアレベルに対して下
    方に配置された駆動モータとその回転軸に連結されたピ
    ニオンと、フロアパネルの下部に配設されて、ピニオン
    に噛合されたラックとを備える請求項2乃至11のいず
    れかに記載のフォーク式立体駐車装置。
  14. 【請求項14】 自動車の入出庫部への自動車の乗入方
    向が昇降ステージの前後方向に対して90度の方向に設
    定されていて、可動フロアは自動車の乗入方向に向けて
    旋回された旋回ステージに対してその両側前後4箇所に
    配置され、旋回ステージの旋回動作に連動して作動され
    る請求項2乃至13のいずれかに記載のフォーク式立体
    駐車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009084984A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Nissei Ltd フォーク式立体駐車装置
JP2009091840A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Nissei Ltd フォーク式立体駐車装置
JP2009185515A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Nissei Ltd 立体駐車装置
CN109914885A (zh) * 2019-04-18 2019-06-21 浙江工业大学 双车位节能汽车堆垛机

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