JPH0799052B2 - 立体駐車設備 - Google Patents

立体駐車設備

Info

Publication number
JPH0799052B2
JPH0799052B2 JP10496888A JP10496888A JPH0799052B2 JP H0799052 B2 JPH0799052 B2 JP H0799052B2 JP 10496888 A JP10496888 A JP 10496888A JP 10496888 A JP10496888 A JP 10496888A JP H0799052 B2 JPH0799052 B2 JP H0799052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
cage
row
parking
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10496888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01275864A (ja
Inventor
弘司 岡本
公一 津国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP10496888A priority Critical patent/JPH0799052B2/ja
Publication of JPH01275864A publication Critical patent/JPH01275864A/ja
Publication of JPH0799052B2 publication Critical patent/JPH0799052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、垂直循環式駐車装置を複数基縦列に配置した
立体駐車設備に関する。
(従来の技術) 従来、多数の車両搭載用ケージを垂直方向に循環移動し
て車両の格納を行う垂直循環式駐車装置を複数基縦列に
配置し、出入口からみて最後列の駐車装置には全部のケ
ージを設け、それより手前側の各駐車装置にはケージ1
個分を欠除するケージ欠除部を形成した複数縦列垂直循
環式駐車設備が、例えば実開昭59-147856号公報により
公知になっている。
前述駐車設備では、ケージに対する車両乗入れ・乗出し
の際の床面とケージ欠除部を通過する際の床面との間に
は相当の段差が生ずるため、この段差部に上下揺動可能
なデッキを設けている。
(発明が解決しようとする課題) 前述デッキの設置態様を第13・14図に示す。このうち第
13図に示すデッキD1は出入口E外の床に枢動可能な基部
を有し前列駐車装置P1内部に延びている。このデッキD1
は全長が長いので、第13図に実線で示す傾斜は緩やかで
あり、車両Wの通行が比較的円滑である。しかしその反
面、デッキD1が出入口E1外に突出するため、車両Wはそ
のデッキD1よりさらに外方に離れて待機しなければなら
ず、したがって駐車設備の出入口E1の前面外部領域(第
13図に出入口Eからの距離Aとして示す)を必要以上に
広く確保しなければならない。
また第14図に示すデッキD2は、前記デッキD1のように出
入口E1外に突出するのを避けるべく、出入口E1内に納ま
るように設置されている。このデッキD2は、全長が短く
なるため、デッキ傾斜角が急となり、車両Wの前進時に
はまだしも、後進時においては特に運転経験の浅いドラ
イバーにとって通行が困難である上、低床で車長の長い
高級乗用車の場合は車体腹部が擦れる恐れがある。
さらに近時、「ハイルーフ車」と称する車高の高い車両
(以後、高車両W2と呼称)の普及に伴い、一般普通車の
車高の低い車両(以後、低車両W1と呼称)と高車両W2の
両方共格納できる垂直循環式駐車装置が提案されている
(例えば特開昭60-119865号公報)。この駐車装置が、
第15図に示す通り、複数基縦列立体駐車設備の後列駐車
装置P2として適用されると、低車両W1用ケージC1と高車
両W2用ケージC2とではケージ高さが異なるため必然的に
最下部停止位置における各ケージC1・C2の乗入床面も高
低差を生じる。そのため後列駐車装置P2に対しても前述
デッキD1同様構成のデッキD3を前列および後列駐車装置
P1・P2間連通口E2の床に設置しなければならない。特に
低車両W1用ケージC1に対する入出庫時には、立体駐車設
備の奥域において傾斜状態のデッキD3上を前進または後
進運転により通行することにより、熟練ドライバーでも
不安感をもつ。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の発明は、多数の車両搭載用ケージを垂直
方向に循環移動可能とした駐車装置を複数基縦列させ、
出入口からみて最後列を除く各列の駐車装置は設置可能
な総数より少くとも1個少なくケージを設けてケージ欠
除部を形成し、最前列を除く後列の各駐車装置はゲージ
下部枠の前記出入口側を開放して該ケージ下部枠に車台
を上方に抜取り可能に載置し、最前列を除く後列の少く
とも1基の駐車装置は高さの異なる高・低2種の車両搭
載用ケージを混在させ、全駐車列を通じて駐車装置の下
方を連通したピットを設け該ピット内に往復走行可能な
車台搬出入装置を設け、該車台搬出入装置は最前列を除
くいずれかの後列駐車装置の直下で昇降して前記ケージ
下部枠に対する車台の着脱を行うための車台持上フレー
ムを具備した、立体駐車設備である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の立体駐車設備に
おいて、前記車台搬出入装置を、走行台車と、該走行台
車に昇降可能に搭載した昇降フレームと、該昇降フレー
ムに旋回可能に支持した前記車台持上フレームとで構成
した、立体駐車設備である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の立体駐車設備に
おいて、前記ケージ下部枠は、車台搬出入装置の走行方
向に沿って平行な左・右内側面を形成し、前記車台持上
フレームが上昇した際該車台持上フレームの左・右側面
が前記左・右内側面に係合し車台搬出入装置の走行時該
左・右内側面に摺動案内される、立体駐車設備である。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の立体駐車設備に
おいて、前記最前列駐車装置のケージは、ケージ下部枠
に車台を上方に抜取可能に載置し、最前列駐車装置の直
下で前記車台持上フレームを上昇した際前記車台をケー
ジ下部枠から上方に持上げて旋回させるようにした、立
体駐車設備である。
(実施例) 次に本発明を第1図乃至第12図に示す一実施例に基づき
説明する。説明の便宜上、第1・4・6・8・9・10・
11・12図における左・右を「前」・「後」、第2・3・
5・7図における左・右を「左」・「右」と呼称する。
また、一般普通車を低車両W1、車高の高いハイルーフ車
と称されているものを高車両W2と呼称する。
第1図において、建屋1内中央部を隔壁1aにより前・後
搭2a・2bに分割し、前塔2aの前壁1b地上部には出入口3
を開口し、該出入口3は前壁1bに組込んだ上下動可能な
入口扉4により閉鎖し得るごとくなっており、また前記
隔壁1a地上部には前・後塔2a・2b間の連通口5を開口し
ている。6は前・後塔2a・2bの床7に前後方向に延びる
ように連通して掘設したピットで、前塔2a内におけるピ
ット6を挾んで左右に浅い乗降用段差床7aを形成してあ
る。そして、前記前・後塔2a・2b内にはそれぞれ垂直循
環式の前・後列駐車装置8・8′を内蔵している。
このうち、前列駐車装置8は上・下各一対宛のスプロケ
ット9a・9b間に巻掛けた前後1対の無端鎖10に等間隔に
取着せる吊下材11に吊持可能な全数より1個少なく低車
両W1用ケージ12を吊持し、無端鎖10の循環移動により1
個のケージ12が最下部乗入位置に停止し車台12aが前記
ピット6の前部に嵌入した際、該車台12a上面が前記床
7に面一となるようにしてある。尚、前記ケージ12の欠
除部分は便宜上ケージ欠除部12bと呼称する。勿論、ケ
ージ欠除部12bにおける吊下材11は削除される。
また、後列駐車装置8′は、上・下各1対宛のスプロケ
ット13a・13b間に巻掛けた前後1対の無端鎖14に等間隔
に取着せる吊下材15により吊持可能な全数の低車両W1用
ケージ16および高車両W2用ケージ16′を混在させて吊持
してある。前記ケージ16・16′は、それぞれ低車両W1お
よび高車両W2を収容するために高さ寸度が異なるのみで
全く同じ構造である。したがって以下のケージ16・16′
の詳細説明では、細部に対して同符号を付す。
次に第4・5図に基づき高車両W2用ケージ16′につき説
明する。前記ケージ16′は、前後方向に並行して延び前
・後端を左右外方に湾曲させた左・右1対の支持棒材17
・17と、該支持棒材17・17の前・後端湾曲部下端に固設
せるL形ブラケット18の外側面に各々左・右脚下端を固
定し全体に上方に向うに従い前後に互いに離反するよう
に傾斜させた前後1対の門形ケージ枠19・19と、該ケー
ジ枠19・19の上部中央間を相互に連結し、前・後突出端
部を前・後に対応する2つの前記吊下材15の先端部に枢
着した連結棒材20と、前記各L形ブラケット18の上面に
固設せる山形位置決め材21に四隅下面に固設せる凹形被
位置決め材22を嵌合させた状態で上方に抜取可能に載置
した車台23とから成る。前記車台23は前・後方向に細長
く左・右2条の凹上車両進入路23aを形成し、該車両進
入路23a面からケージ枠19の水平上部までの高さは、ケ
ージ16・16′においてそれぞれ低車両W1および高車両W2
の車高より後述車台持上高さ分以上余裕をもった高さに
設定してある。しかして前記ケージ16・16′は支持棒材
17・17およびL形ブラケット18をもって前・後面を全体
に開放したケージ下部枠を形成し、車台23の横幅はケー
ジ枠19・19の左・右脚幅より狭く、車台23が持上げられ
て該左・右脚間を通って前方に搬出できるようになって
いる。24・24は前・後ケージ枠19・19の左脚同士および
右脚同士を連結した補強連結材で、車両格納状態で半ド
ア開扉防止棚の役目を兼ねる。
25は前記ピット6内を前後方向に走行可能に設置した車
台搬出入装置で、以下の構成より成る。
即ち、26・27は左右に離間した左・右台車で、該左・右
台車26・27の各々は断面U形の前後方向に細長い部材か
ら成り、両台車26・27は前・後部で連結材28により一体
化してある。
また前記左・右台車26・27は、各々前・後部左・右面に
計4個の車輪29を軸支し、ピット6の床上に左右に離間
し前後方向に敷設した各2条のレール30にそれぞれ前記
車輪29を転動自在に係合させてある。そして、図示しな
いが前方側で左右に対応する車輪29・29を同軸に接続
し、一方の台車26に設置した減速機およびブレーキ付可
逆モータ31の駆動により適宜伝動機構(図示せず)を介
し車輪29を回転せしめ、左・右台車26・27を一体に前後
方向に走行するようにしてある。
32は左・右台車26・27の各々前・後端部に立設した4個
の固定案内筒体、33は適宜ボールねじ機構(図示せず)
により昇降出没可能に各固定案内筒体32に内装した昇降
筒体で、各ボールねじ機構に連係した適宜伝動手段(例
えばチェン・スプロケット機構、図示せず)により同期
的に昇降するようにしてある。34は前記各昇降筒体33の
上端面に固設せる逆L字形ブラケット35を介し左・右台
車26・27上方間に配設した水平状矩形の昇降フレーム
で、中央基台34aには垂直軸線Lまわりに回転自在に円
形回転体36を支承してある。37は前記円形回転体36の上
面に中央部を固定した前後方向に細長い水平状矩形の車
台持上フレームで、前・後,左・右4隅上面にゴム材よ
り成る当板38を固設してあり、前記車台12a持上時に該
車台12a下面に突設した当板39に衝接するようにしてあ
る。また車台持上フレーム37の前左方部および後右方部
には前記垂直軸線Lに関し対角状に上向き先細りの位置
決めピン40を突設してある。この位置決めピン40は車台
23持上げ寸前に車台23下面対角位置に固設した2個の穴
部材41に嵌入するものである。42は前記車台持上フレー
ム37の左・右側面に前・後方向全長に渉って突設した被
案内材で、左・右の被案内材42・42の左・右外側面間距
離は前記支持棒材17・17の内側面間距離より僅少短く設
定してある。
43は前記昇降フレーム34後方上面に設置した減速機およ
びブレーキ付可逆モータで、上向き出力軸に駆動スプロ
ケット44を固定してある。45は回転用無端チェンで、前
記駆動スプロケット44,昇降フレーム34上に軸支したガ
イドスプロケット46,および円形回転体36の外周面に周
回して巻掛け、該無端チェン45は円形回転体36外周面の
右方部1個所のみ係着具45aにより円形回転体36に固定
してある。
46は前記出入口3外部に設置した制御装置で、ケージ呼
出し釦,入出庫状態表示ランプ,手動スイッチ群,手動
/自動切換スイッチ、非常停止釦等を備えた操作盤46a
(図示せず)を有し、駐車設備全体を総合的に制御する
ものである。
次に前述構成の立体駐車設備における入出庫時の作用に
つき説明する。尚、車台搬出入装置25は、常時は後列駐
車装置8′の直下において、昇降フレーム34および車台
持上フレーム37を下降させた状態で待機する。
(1) 前列駐車装置8に対する入出庫 前記操作盤46aにおいて前列駐車装置8に対する入出庫
のためにケージ呼出し釦を押動操作すると、前列駐車装
置8がケージ12群を循環移動させて所望ケージ12を最下
部乗入位置に停止させる。これで所望ケージ12の車台12
aはピット6に嵌入し、該車台12aの前端が床7と面一に
なる。そして入口扉4が開き、出入口3を介してケージ
12に対する低車両W1の入出庫が可能となる。
(II) 後列駐車装置8′に対する入出庫 前記操作盤46aにおいて後列駐車装置8′に対し、例え
ば高車両W2の出庫の場合、その高車両W2を格納している
高車両用ケージ16′に対応するケージ呼出し釦を押動操
作すると、後列駐車装置8′からケージ群を循環移動さ
せて前記所望ケージ16′を最下部に停止させる。これで
所望ケージ16′は下部がピット6に嵌入し、前記車台搬
出入装置25の真上に位置する。この後列駐車装置8′の
ケージ呼出し動作の間に、前列駐車装置8もケージ12群
を循環移動させて、ケージ欠除部12bを最下部に配置
し、出入口3と連通口5との間の全域にケージ12の存在
しない空間を形成する(第1・2・3図実線の状態)。
次に車台搬出入装置25は、昇降筒体33の上昇動作により
昇降フレーム34および車台持上フレーム37が一体に上昇
する。この上昇の途中で、先ず位置決めピン40がケージ
16′の車台23下面の穴部材41に嵌合し、次いで当板38が
車台23下面の当板39に衝接し、さらに上昇することによ
り車台23が上方に持上げられ凹形被位置決め材22が山形
位置決め材21から上方に離脱したところで上昇を停止す
る。このとき車台持上フレーム37はケージ16′の支持棒
材17・17間に嵌入するとともに被案内材42・42が該支持
棒材17・17の内側面に前後方向摺動自在に若干の遊びを
もって係合する(第7図の状態)。
続いて、車台搬出入装置25は、モータ31の駆動により前
方に走行し、車台23およびこれに搭載の高車両W21を後
塔2bより連通口5を通って前塔2aに搬出する。第8図は
車台搬出入装置25の走行途中の状態を示し、車台23がケ
ージ16′外に離脱する間、前記被案内材42、42が支持棒
材17・17内側面に摺動案内されるため、車台23とケージ
枠19との左右および上下の相対位置は変わらず、したが
って車台23およびこれに搭載の高車両W2は前側のケージ
枠19に干渉することなく該ケージ枠19から前方に離脱す
る。
前記車台搬出入装置25は前塔2aに移動し、前列駐車装置
8直下に到達して停止する。これで車台23に搭載の高車
両W2は前記ケージ欠除部12bで形成された空間に出入口2
3に対し後向きに配置される。次に昇降筒体33の上昇動
作により昇降フレーム34・車台持上フレーム37・車台23
・高車両W2が一体に上昇し、車台23が床7より若干上方
に位置したところで上昇を停止する。その上昇状態のま
ま、モータ43の駆動により車台持上フレーム37・車台23
および高車両W2は一体に垂直軸線Lまわりに180°旋回
する。第9図は前記旋回動作の途中(90°旋回)の状態
を示す。前記180°旋回を終えると、前記昇降筒体の下
降動作により昇降フレーム34等が一体に下降し、車台23
が床7と面一になったところで下降を停止する(第1図
二点鎖線の状態)。これで高車両W2は出入口3に対し前
向きに方向転換されたことになる。従って、入口扉4が
開き、運転者は前塔2a内に入り、乗降用段差床7aより高
車両W2に乗車し前進運転により車台23より床7に乗り出
し、出入口3より退出する。
出庫を完了すると、入口扉4が閉じ、昇降フレーム34・
車台持上フレーム37および車台23は車台持上フレーム37
の被案内材42・42が前記支持棒材17・17と同高さ位置に
なるまで下降し、その状態で車台搬出入装置25は後塔2b
内に走行復帰する。この走行動作時、車台持上フレーム
37の被案内材42・42は再びケージ16′の支持棒材17・17
内面に係合案内されながら車台23と共にケージ16′内に
侵入する。最後に、昇降筒体33の下降により、車台23は
凹形被位置決め材22と山形位置決め材21との嵌合による
位置決め状態でL形ブラケット18上に載置され、さらに
車台持上フレーム37および昇降フレームは元の最下降位
置まで下降待機する。
第10乃至12図は、後列駐車装置8′の低車両用ケージ16
から低車両W1を出庫させる様子を示す。即ち、所望ケー
ジ16が最下部に呼出されて停止する(第10図実線の状
態)。次に車台搬出入装置25は昇降フレーム34・車台持
上フレーム37の上昇により車台23および低車両W1を持上
げた上、前方に走行する(第10図二点鎖線の状態)。さ
らに車台搬出入装置25は昇降フレーム34等を若干上昇さ
せ、車台23が床7より上方に位置する状態で車台持上フ
レーム37を180°旋回させる。第11図は前記車台持上フ
レーム37の旋回途中の状態を示し、第12図の実線は180
°旋回を完了して低車両W1が出入口3に対し前向きに方
向転換され、さらに昇降フレーム34等の下降により車台
23の上面が床7と面一にされた状態を示す。
本発明は前述実施例以外に下記する変形もまた実施可能
である。
〔I〕 前記車台持上フレーム37は、前述実施例では昇
降フレーム34上に旋回可能に支承したが、旋回不能の一
体固定としてもよい。この場合、後連駐車装置8′に対
する出庫時、車両は前塔2aの搬出された車台23から後進
運転で出入口3より退出する。
〔II〕 前記低車両用および高車両用ケージ16・16′
は、左・右の支持棒材17・17の前端間および後端間共開
放したが、支持棒材17・17の後端間あるいは後側2個の
L字形ブラケット18・18間を適宜連結材で連結し、ケー
ジ16・16′の車台23を除く下部を上方よりみてコ字形に
形成してもよい。これにより、ケージ16・16′全体の枠
組が補強される。
〔III〕 前記前列駐車装置8において、ケージ12の車
台12aを後列駐車装置8′と同様に上方に抜取り可能な
構造としてもよい。この場合、ケージ12に対する出庫
時、車台搬出入装置25を利用して車台12aを持上げ、180
°旋回させれば、車台12a上の低車両W1は方向転換し出
入口3に指し向けられるため、前進運転で出庫できる。
〔IV〕 立体駐車設備の立地条件によっては、前述実施
例のように建屋1の前壁1bに出入口3を設けられるとは
限らない。例えば、出入口3が建屋1の左または右壁に
設けられる場合、前列駐車装置8′のケージ12の向きを
右方向縦長に変更するか、あるいは前述〔III〕に記載
したようにケージ12の車台12aを上方に抜取り可能とす
る。
〔V〕 前述実施例では、駐車装置を前・後列2基縦列
としたが、3基以上縦列としても同様に実施例できる。
この場合、最後列を除く各列の駐車装置共ケージを少く
とも1個少くする。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明による立体駐車設備は、垂直
循環式駐車装置を複数基縦列し、前駐車列を通じ駐車装
置の下方にピットを設けるとともにこのピットに往復走
行可能な車台搬出入装置を設けたため、後列駐車装置に
対する入出庫は車台搬出入装置により車台を前列駐車装
置のケージ欠除部に搬出してこの位置で行うことがで
き、従来のように出入口の床に特別のデッキを設ける必
要がない上、従来のように後列駐車装置における入出庫
時人が後塔に出入りする必要がない。また後列駐車装置
が高・低車両用ケージを混在して最下部停止位置に段差
を生じても車台搬出入装置の車台持上フレームの昇降高
さを加減するのみで対応できる。さらに請求項3記載の
発明では、車台持上フレームが車台を持上げた状態でケ
ージ内外に搬出入する際ケージ下部枠に係合案内される
ため、ケージ下部枠と車台との左・右方向の相対位置が
変わらず車台や搭載車両の側部がケージ枠に干渉する恐
れがない。
【図面の簡単な説明】
第1乃至12図は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は立体駐車設備の側面断面図、第2・3図は第1図のそ
れぞれII〜II矢視およびIII〜III矢視背面図、第4図は
第3図のIV〜IV矢視拡大側面図、第5図は第4図のV−
V矢視背面図、第6図は第4図のVI〜VI矢視平面図、第
7図は車台搬出入装置により車台を持上げた状態を示す
第5図同様図、第8図は車台搬出入装置により車台をケ
ージ外に搬出する途中の状態を示す第4図同様図、第9
図は前塔において車台搬出入装置により車台を旋回して
いる状態を示す作用説明図、第10乃至12図は後列駐車装
置の低車両用ケージに対する出庫の順次動作状況を示す
作用説明図である。第13乃至15図は従来の複数縦列垂直
循環式駐車設備を示す地上部のみの側面断面図である。 1……建屋,2a……前塔,2b……後塔,3……出入口,6……
ピット,8……前列駐車装置,8′……後列駐車装置,12…
…ケージ,12a……車台,12b……ケージ欠如部,16……低
車両用ケージ,16′……高車両用ケージ,25……車台搬出
入装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の車両搭載用ケージを垂直方向に循環
    移動可能とした駐車装置を複数基縦列させ、出入口から
    みて最後列を除く各列の駐車装置は設置可能な総数より
    少くとも1個少なくケージを設けてケージ欠除部を形成
    し、最前列を除く後列の各駐車装置はケージ下部枠の前
    記出入口側を開放して該ケージ下部枠に車台を上方に抜
    取り可能に載置し、最前列を除く後列の少くとも1基の
    駐車装置は高さの異なる高・低2種の車両搭載用ケージ
    を混在させ、全駐車列を通じて駐車装置の下方を連通し
    たピットを設け該ピット内に往復走行可能な車台搬出入
    装置を設け、該車台搬出入装置は最前列を除くいずれか
    の後列駐車装置の直下で昇降して前記ケージ下部枠に対
    する車台の着脱を行うための車台持上フレームを具備し
    た、立体駐車設備。
  2. 【請求項2】前記車台搬出入装置を、走行台車と、該走
    行台車に昇降可能に搭載した昇降フレームと、該昇降フ
    レームに旋回可能に支持した前記車台持上フレームとで
    構成した、請求項1記載の立体駐車設備。
  3. 【請求項3】前記ケージ下部枠は、車台搬出入装置の走
    行方向に沿って平行な左・右内側面を形成し、前記車台
    持上フレームが上昇した際該車台持上フレームの左・右
    側面が前記左・右内側面に係合し車台搬出入装置の走行
    時該左・右内側面に摺動案内される、請求項1記載の立
    体駐車設備。
  4. 【請求項4】前記最前列駐車装置のケージは、ケージ下
    部枠に車台を上方に抜取可能に載置し、最前列駐車装置
    の直下で前記車台持上フレームを上昇した際前記車台を
    ケージ下部枠から上方に持上げて旋回させるようにし
    た、請求項2記載の立体駐車設備。
JP10496888A 1988-04-26 1988-04-26 立体駐車設備 Expired - Lifetime JPH0799052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10496888A JPH0799052B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 立体駐車設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10496888A JPH0799052B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 立体駐車設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01275864A JPH01275864A (ja) 1989-11-06
JPH0799052B2 true JPH0799052B2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=14394905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10496888A Expired - Lifetime JPH0799052B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 立体駐車設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0799052B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2974930B2 (ja) * 1995-04-05 1999-11-10 富士変速機株式会社 格納システム
CN103603521B (zh) * 2013-11-12 2016-06-22 山东齐星铁塔科技股份有限公司 一种高塔式立体车库

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01275864A (ja) 1989-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2817446A (en) Apparatus for parking automobiles
US2619240A (en) Automobile parking and storage mechanism
JPH0799052B2 (ja) 立体駐車設備
JP3458064B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JPH05179832A (ja) 駐車装置
JPS6339330Y2 (ja)
JP2633172B2 (ja) トレー型エレベータ式立体駐車装置
JP3426978B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
KR920003098Y1 (ko) 자동차용 주차대
JPS644994Y2 (ja)
JPH06264638A (ja) 立体駐車場
JPH03228974A (ja) エレベータ式立体駐車装置
JPH0142622Y2 (ja)
JPH0119721Y2 (ja)
JPH0330509Y2 (ja)
JPH0996120A (ja) 昇降パレット式エレベータ装置および立体式駐車設備
JPH09302973A (ja) 立体駐車装置
JPS6114521Y2 (ja)
JP2972483B2 (ja) 立体駐車装置
JP3013429U (ja) 立体駐車装置
JPH06255718A (ja) キャブ付き出し入れ装置
JPH0323970Y2 (ja)
JPH09217517A (ja) 立体駐車設備
JPH0330511Y2 (ja)
JPH06117134A (ja) 立体駐車場における自動車受渡し装置