JPH0330511Y2 - - Google Patents
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- JPH0330511Y2 JPH0330511Y2 JP1986140950U JP14095086U JPH0330511Y2 JP H0330511 Y2 JPH0330511 Y2 JP H0330511Y2 JP 1986140950 U JP1986140950 U JP 1986140950U JP 14095086 U JP14095086 U JP 14095086U JP H0330511 Y2 JPH0330511 Y2 JP H0330511Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- cage
- chassis
- wheel
- frame
- Prior art date
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- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 8
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、多数の車両搭載用ケージを垂直方向
に循環移動させて車両の格納を行うごとくなし、
ケージのケージ枠下部から車台を持上げて車台を
旋回させ、車台からの車両の出庫を常に前進運転
で行なえるようにした垂直循環式駐車設備の改良
に関する。
に循環移動させて車両の格納を行うごとくなし、
ケージのケージ枠下部から車台を持上げて車台を
旋回させ、車台からの車両の出庫を常に前進運転
で行なえるようにした垂直循環式駐車設備の改良
に関する。
(従来の技術)
本出願人は先に特願昭61−4966等において前述
種類の垂直循環式駐車設備を提案した。この駐車
設備は第6図に示すように、垂直方向に設けられ
た前後2条の無端鎖1に吊下部材2を介し多数の
車両搭載用ケージ3を連鎖状に吊下し、各ケージ
3のケージ枠下部3aに車台3bを上方に持ち上
げ可能に載置し、ケージ3群の循環経路最下部下
方に形成した地上床ピツト4に車台持上旋回装置
5を設置した構成となつている。
種類の垂直循環式駐車設備を提案した。この駐車
設備は第6図に示すように、垂直方向に設けられ
た前後2条の無端鎖1に吊下部材2を介し多数の
車両搭載用ケージ3を連鎖状に吊下し、各ケージ
3のケージ枠下部3aに車台3bを上方に持ち上
げ可能に載置し、ケージ3群の循環経路最下部下
方に形成した地上床ピツト4に車台持上旋回装置
5を設置した構成となつている。
すなわち、前記ケージ3は、車両乗入方向(前
後方向と呼称)に細長い矩形枠状に形成されたケ
ージ枠下部3aと、全体に上方に向うに従い前後
に互いに離反するように傾斜させた前後1対の逆
U字形ケージ枠上部3c,3cとを備えている。
そして、ケージ枠上部3cの左・右脚の下端が前
記ケージ枠下部3aの前・後端の左・右部に固定
され、両ケージ枠上部3c,3cの上端中央間が
連結棒材3dにより連結され、該連結棒材3dの
前・後の突出端部が前・後に対応する前記吊下部
材2の先端部に枢着されている。そうして、前記
車台3bは前後方向全長にわたつて延びる左・右
2条の水平な凹状車輪載置部3b1を備えている。
後方向と呼称)に細長い矩形枠状に形成されたケ
ージ枠下部3aと、全体に上方に向うに従い前後
に互いに離反するように傾斜させた前後1対の逆
U字形ケージ枠上部3c,3cとを備えている。
そして、ケージ枠上部3cの左・右脚の下端が前
記ケージ枠下部3aの前・後端の左・右部に固定
され、両ケージ枠上部3c,3cの上端中央間が
連結棒材3dにより連結され、該連結棒材3dの
前・後の突出端部が前・後に対応する前記吊下部
材2の先端部に枢着されている。そうして、前記
車台3bは前後方向全長にわたつて延びる左・右
2条の水平な凹状車輪載置部3b1を備えている。
(考案が解決しようとする課題)
前述構成の垂直循環式駐車設備の場合、車台3
bに車両Wを搭載させた状態において車台持上旋
回装置5により車台3bを持上げて旋回するに
は、車輪載置部3b1の上面から連結棒材3dまで
の高さH1を、車両Wの車高WHに車台3bの必
要持上高さΔH(即ち、旋回時に車台3bの4隅
がケージ枠3cの左・右脚に衝突しない高さ位
置)を加えた距離以上にしなければならない。従
つて、このケージ3の全体高さは、車台を持上旋
回しないタイプのケージより少なくとも前記ΔH
相当分高くなり、このことはケージの吊下ピツチ
を長くすること、即ちケージ数が減少し、限られ
た高さ空間におけるケージの収容効率の低下を来
たす。
bに車両Wを搭載させた状態において車台持上旋
回装置5により車台3bを持上げて旋回するに
は、車輪載置部3b1の上面から連結棒材3dまで
の高さH1を、車両Wの車高WHに車台3bの必
要持上高さΔH(即ち、旋回時に車台3bの4隅
がケージ枠3cの左・右脚に衝突しない高さ位
置)を加えた距離以上にしなければならない。従
つて、このケージ3の全体高さは、車台を持上旋
回しないタイプのケージより少なくとも前記ΔH
相当分高くなり、このことはケージの吊下ピツチ
を長くすること、即ちケージ数が減少し、限られ
た高さ空間におけるケージの収容効率の低下を来
たす。
(課題を解決するための手段)
本考案は、このような課題に対して、車両がケ
ージに搭載された状態においては、車両の前・後
輪は車台の前・後端から相当の距離中央寄りに位
置すること、およびケージ枠下部は矩形枠状であ
つて前・後輪が載置される車輪載置部位の下方に
空間が形成されていることに着目し、前記車台の
中央部に両端部よりも低くなつた車輪載置部を形
成するとともに、車台両端部から前記車輪載置部
に向かつて下り勾配の傾斜部を形成し、これによ
りケージ高さを車輪載置部の落し込み分だけ従来
のケージより低くすることができるようにするも
のである。
ージに搭載された状態においては、車両の前・後
輪は車台の前・後端から相当の距離中央寄りに位
置すること、およびケージ枠下部は矩形枠状であ
つて前・後輪が載置される車輪載置部位の下方に
空間が形成されていることに着目し、前記車台の
中央部に両端部よりも低くなつた車輪載置部を形
成するとともに、車台両端部から前記車輪載置部
に向かつて下り勾配の傾斜部を形成し、これによ
りケージ高さを車輪載置部の落し込み分だけ従来
のケージより低くすることができるようにするも
のである。
すなわち、その具体的は手段は、垂直方向に設
けられた無端鎖に、各々ケージ枠の下部に車台が
上方へ持ち上げ可能に載置されてなる多数の車両
搭載用ケージが連鎖状に吊下され、前記無端鎖の
走行により前記多数のケージが垂直方向に循環移
動するようにした垂直循環式駐車設備において、 前記ケージ枠は、車両乗入方向の前端下部と後
端下部とに前記車台の前端部と後端部とを上載支
持する車台支持部を備え、 前記車台は、前記車両乗入方向の中央部に上面
が前記ケージ枠の車台支持部上面よりも低く形成
されケージに搭載された車両の車輪が載る車輪載
置部と、車台の前後両端部から前記車輪載置部に
向かつて下り勾配に形成された傾斜部とを備えて
いることを特徴とするものである。
けられた無端鎖に、各々ケージ枠の下部に車台が
上方へ持ち上げ可能に載置されてなる多数の車両
搭載用ケージが連鎖状に吊下され、前記無端鎖の
走行により前記多数のケージが垂直方向に循環移
動するようにした垂直循環式駐車設備において、 前記ケージ枠は、車両乗入方向の前端下部と後
端下部とに前記車台の前端部と後端部とを上載支
持する車台支持部を備え、 前記車台は、前記車両乗入方向の中央部に上面
が前記ケージ枠の車台支持部上面よりも低く形成
されケージに搭載された車両の車輪が載る車輪載
置部と、車台の前後両端部から前記車輪載置部に
向かつて下り勾配に形成された傾斜部とを備えて
いることを特徴とするものである。
(作用)
上記垂直循環式駐車設備においては、車台の車
輪載置部がケージ枠両端の車台支持部の上面より
も低く形成されているから、従来のように車輪載
置部が車台全長にわたつて水平に形成されたもの
に比べて、車輪載置部高さの低下量だけケージ上
での車高が低くなり、それだけケージ高さを低く
することができる。
輪載置部がケージ枠両端の車台支持部の上面より
も低く形成されているから、従来のように車輪載
置部が車台全長にわたつて水平に形成されたもの
に比べて、車輪載置部高さの低下量だけケージ上
での車高が低くなり、それだけケージ高さを低く
することができる。
また、前記車輪載置部の両側の傾斜部が車輪載
置部に載つている前輪と後輪とに対する前後方向
の移動規制の役割を果たす。
置部に載つている前輪と後輪とに対する前後方向
の移動規制の役割を果たす。
(実施例)
以下、第1乃至5図を参照しながら本考案の一
実施例につき詳述する。説明の便宜上、第1図、
第4図における左・右を「前」・「後」、第2図、
第5図における左・右を「左」・「右」と呼称す
る。
実施例につき詳述する。説明の便宜上、第1図、
第4図における左・右を「前」・「後」、第2図、
第5図における左・右を「左」・「右」と呼称す
る。
10は建屋11内に設けた下部乗入方式の垂直
循環式駐車設備で、上下に各2個宛配置した上部
スプロケツト(図示せず)と下部スプロケツト1
2により前後2本の無端鎖13を張設し、該無端
鎖13に枢着した吊下部材14により多数の車両
W搭載用ケージ15を連鎖状に吊下し、上部スプ
ロケツトに連係させた駆動源(図示せず)によつ
てケージ15群を循環移動するごとくなし、該ケ
ージ15群の循環経路最下部位を車両乗入場所P
に設定し、該車両乗入場所Pに対面する建屋11
の地上部後壁11aに入出庫口16を開口してあ
る。尚、前記入出庫口16は図示しない開閉扉に
より閉鎖可能となつている。
循環式駐車設備で、上下に各2個宛配置した上部
スプロケツト(図示せず)と下部スプロケツト1
2により前後2本の無端鎖13を張設し、該無端
鎖13に枢着した吊下部材14により多数の車両
W搭載用ケージ15を連鎖状に吊下し、上部スプ
ロケツトに連係させた駆動源(図示せず)によつ
てケージ15群を循環移動するごとくなし、該ケ
ージ15群の循環経路最下部位を車両乗入場所P
に設定し、該車両乗入場所Pに対面する建屋11
の地上部後壁11aに入出庫口16を開口してあ
る。尚、前記入出庫口16は図示しない開閉扉に
より閉鎖可能となつている。
前記ケージ15は、前後方向に細長い矩形枠状
に形成されたケージ枠下部15aと、該ケージ枠
下部15aに上方に抜取可能(持ち上げ可能)に
載置された車台15bと、左・右脚の下端を前記
ケージ枠下部15aの前・後端の左・右部に接続
固定し全体に上方に向うに従い前後に互いに離反
するように傾斜させた前後1対の逆U字形ケージ
枠上部15cと、両ケージ枠上部15cの上端中
央間を連結して前後方向に水平に延びる連結棒材
15dとから成り、前記連結棒材15dの前・後
の突出端部が前・後に対応する前記吊下部材14
の先端部に枢着されている。
に形成されたケージ枠下部15aと、該ケージ枠
下部15aに上方に抜取可能(持ち上げ可能)に
載置された車台15bと、左・右脚の下端を前記
ケージ枠下部15aの前・後端の左・右部に接続
固定し全体に上方に向うに従い前後に互いに離反
するように傾斜させた前後1対の逆U字形ケージ
枠上部15cと、両ケージ枠上部15cの上端中
央間を連結して前後方向に水平に延びる連結棒材
15dとから成り、前記連結棒材15dの前・後
の突出端部が前・後に対応する前記吊下部材14
の先端部に枢着されている。
前記ケージ枠下部15aは、車両乗入方向の両
端が上記車台15bの両端を上方へ離脱可能に上
載支持する車台支持部15a1,15a2に構成され
ている。
端が上記車台15bの両端を上方へ離脱可能に上
載支持する車台支持部15a1,15a2に構成され
ている。
一方、前記車台15bは各々前後方向全長にわ
たつて延びる左右2条の断面凹形の車輪進入路1
5b1を備えている。この車輪進入路15b1は、前
後両端部に両端より中央に向かつて下り勾配に傾
斜した車輪乗込部15b11,15b12を有し、この
両車輪乗込部15b11,15b12間に上面がケージ
枠下部15aの車台支持部上面よりも低く形成さ
れた車輪載置部15b13が水平状に設けられてい
る。この車輪載置部15b13の前後方向長さは、
車両Wの前・後輪W1,W2間の長さより若干長
く設定されている。そして、前記車台15bは、
前記各車輪乗込部15b11,15b12の外端下面に
若干外方下向きのストツパSが突設されている。
たつて延びる左右2条の断面凹形の車輪進入路1
5b1を備えている。この車輪進入路15b1は、前
後両端部に両端より中央に向かつて下り勾配に傾
斜した車輪乗込部15b11,15b12を有し、この
両車輪乗込部15b11,15b12間に上面がケージ
枠下部15aの車台支持部上面よりも低く形成さ
れた車輪載置部15b13が水平状に設けられてい
る。この車輪載置部15b13の前後方向長さは、
車両Wの前・後輪W1,W2間の長さより若干長
く設定されている。そして、前記車台15bは、
前記各車輪乗込部15b11,15b12の外端下面に
若干外方下向きのストツパSが突設されている。
この場合、車台15bをケージ枠下部15aに
載置した際、車輪乗込部15b11,15b12の外端
下面が前記ケージ枠下部15aの車台支持部15
a1,15a2の上に載るとともに、各ストツパSが
車台支持部15a1,15a2に外側から係合して車
台15bの前後方向の移動規制を行なうことにな
る。両車輸乗込部15b11,15b12の外端部以外
の部分および車輪載置部15b13はケージ枠下部
15aの矩形枠空間に嵌入し、車輪載置部15
b13は下面がケージ枠下部15aの最下部下面と
ほぼ面一になるように落ち込むことになる。よつ
て、車輪乗込部15b11,15b12の上面から連結
棒材15dまでの高さH2は、車両Wの車高WH
および車台15bの必要持上高さΔHを従来と同
じとすれば、従来の高さH1より前記載置部15
b13の落し込み量Δhだけ低くすることができる。
載置した際、車輪乗込部15b11,15b12の外端
下面が前記ケージ枠下部15aの車台支持部15
a1,15a2の上に載るとともに、各ストツパSが
車台支持部15a1,15a2に外側から係合して車
台15bの前後方向の移動規制を行なうことにな
る。両車輸乗込部15b11,15b12の外端部以外
の部分および車輪載置部15b13はケージ枠下部
15aの矩形枠空間に嵌入し、車輪載置部15
b13は下面がケージ枠下部15aの最下部下面と
ほぼ面一になるように落ち込むことになる。よつ
て、車輪乗込部15b11,15b12の上面から連結
棒材15dまでの高さH2は、車両Wの車高WH
および車台15bの必要持上高さΔHを従来と同
じとすれば、従来の高さH1より前記載置部15
b13の落し込み量Δhだけ低くすることができる。
17は前記車両乗入場所P直下の地上床Fに掘
設した段付のピツトで、該ピツト17内には車台
持上旋回装置18が設置されている。前記車台持
上旋回装置18は、左右方向に移動可能な前後1
対の台車18aと、両台車18aの左・右部に立
設した昇降筒体18bと、該昇降筒体18bに固
定した昇降フレーム18cと、該昇降フレーム1
8cに搭載した旋回フレーム18dとから成り、
該旋回フレーム18dの4隅上面には上昇時に前
記車輪載置部15b13の下面に当接位置決めされ
る当板18d1が固設されている。
設した段付のピツトで、該ピツト17内には車台
持上旋回装置18が設置されている。前記車台持
上旋回装置18は、左右方向に移動可能な前後1
対の台車18aと、両台車18aの左・右部に立
設した昇降筒体18bと、該昇降筒体18bに固
定した昇降フレーム18cと、該昇降フレーム1
8cに搭載した旋回フレーム18dとから成り、
該旋回フレーム18dの4隅上面には上昇時に前
記車輪載置部15b13の下面に当接位置決めされ
る当板18d1が固設されている。
入庫時、空ケージ15が車両乗入場所Pに停止
すると、車台15bの車輪乗込部15b12または
15b11の先端上面が地上床Fと面一になる。従
つて、入庫すべき車両Wは前進運転により入庫口
16から搭内に入り、ケージ枠15cを通り車輪
進入路15b1に従つてケージ15内に乗り込む。
このとき、前・後輪W1,W2は車輪乗込部15
b12の傾斜路を下つて車輪載置部15b13に至り、
それぞれ車輪乗込部15b11,15b12に近傍した
位置に停止する(第1図、第2図の2点鎖線の状
態)。従つて、車両Wがケージ15内に格納され
た状態では、車両WのルーフW3と連結棒材15
dとの間隔ΔH′は前述必要持上高さΔH以上とな
る。
すると、車台15bの車輪乗込部15b12または
15b11の先端上面が地上床Fと面一になる。従
つて、入庫すべき車両Wは前進運転により入庫口
16から搭内に入り、ケージ枠15cを通り車輪
進入路15b1に従つてケージ15内に乗り込む。
このとき、前・後輪W1,W2は車輪乗込部15
b12の傾斜路を下つて車輪載置部15b13に至り、
それぞれ車輪乗込部15b11,15b12に近傍した
位置に停止する(第1図、第2図の2点鎖線の状
態)。従つて、車両Wがケージ15内に格納され
た状態では、車両WのルーフW3と連結棒材15
dとの間隔ΔH′は前述必要持上高さΔH以上とな
る。
いま、第1図、第2図の状態から出庫する場
合、車台持上旋回装置18は、先ず旋回フレーム
18dの回転中心とケージ15の中心とが一致す
るように台車18aが左右方向に移動し、次いで
昇降筒体18bの伸長動作により昇降フレーム1
8cおよび旋回フレーム18dが一体に上昇す
る。この上昇途中で、旋回フレーム18dの当板
18d1が車輪載置部15b13の下面に衝接して車
台15bおよび車両Wを前述必要持上高さΔHだ
け持上げ、旋回フレーム18dの180゜旋回により
車台15b等もケージ15内で180゜旋回し、車両
Wは前部が入出庫口16に対面するように方向転
換する(第4図、第5図の状態)。続いで、昇降
筒体18dの短縮動作により、昇降フレーム18
c・旋回フレーム18d・車台15b・車両Wが
一体に下降し、この下降途中で車輪乗込部15
b11,15b12の外端がケージ枠下部15aの車台
支持部15a1,15a2に係合載置されることにな
る。
合、車台持上旋回装置18は、先ず旋回フレーム
18dの回転中心とケージ15の中心とが一致す
るように台車18aが左右方向に移動し、次いで
昇降筒体18bの伸長動作により昇降フレーム1
8cおよび旋回フレーム18dが一体に上昇す
る。この上昇途中で、旋回フレーム18dの当板
18d1が車輪載置部15b13の下面に衝接して車
台15bおよび車両Wを前述必要持上高さΔHだ
け持上げ、旋回フレーム18dの180゜旋回により
車台15b等もケージ15内で180゜旋回し、車両
Wは前部が入出庫口16に対面するように方向転
換する(第4図、第5図の状態)。続いで、昇降
筒体18dの短縮動作により、昇降フレーム18
c・旋回フレーム18d・車台15b・車両Wが
一体に下降し、この下降途中で車輪乗込部15
b11,15b12の外端がケージ枠下部15aの車台
支持部15a1,15a2に係合載置されることにな
る。
従つて、車両Wは前進運転により前・後輪W
1,W2が車輪載置部15b13から車輪乗込部1
5b12を上るようにしてケージ枠15cを通り入
出庫口16外に退出する。
1,W2が車輪載置部15b13から車輪乗込部1
5b12を上るようにしてケージ枠15cを通り入
出庫口16外に退出する。
尚、前述実施例において車輪進入路15b1を挟
む車台15bの左・右側縁部および中央隆起部の
上面を水平状としたが、車輪進入路15b1の形状
に合わせて屈曲状に形成してもよい。
む車台15bの左・右側縁部および中央隆起部の
上面を水平状としたが、車輪進入路15b1の形状
に合わせて屈曲状に形成してもよい。
(考案の効果)
以上説明した通り、本考案によれば、車台の車
輪載置部がケージ枠両端の車台支持部の上面より
も低く形成されているから、ケージ全体の高さ
が、車台を水平とした従来のケージの高さより前
記車輪載置部の低下量に相当する高さ低くするこ
とができ、よつて、駐車設備の高さ空間を有効的
に利用することができる。即ち、駐車設備の高さ
に制限があればその高さ空間に収容できるケージ
数が増え、またケージ数が予め決められている場
合は駐車設備の高さを低くでき設備費の低減とな
る。また、車台の車輪載置部に車両を載置した状
態においては、その両端部の傾斜部が車輪載置部
に載つている前輪と後輪とに対する前後方向の移
動規制の役割を果たし、安全性も向上する。
輪載置部がケージ枠両端の車台支持部の上面より
も低く形成されているから、ケージ全体の高さ
が、車台を水平とした従来のケージの高さより前
記車輪載置部の低下量に相当する高さ低くするこ
とができ、よつて、駐車設備の高さ空間を有効的
に利用することができる。即ち、駐車設備の高さ
に制限があればその高さ空間に収容できるケージ
数が増え、またケージ数が予め決められている場
合は駐車設備の高さを低くでき設備費の低減とな
る。また、車台の車輪載置部に車両を載置した状
態においては、その両端部の傾斜部が車輪載置部
に載つている前輪と後輪とに対する前後方向の移
動規制の役割を果たし、安全性も向上する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は垂直循環式駐車設備の入出庫口付
近側面図、第2図は第1図の〜矢視正面図、
第3図はケージの斜視図、第4図は車台を持上旋
回した状態の第1図同様側面図、第5図は第4図
の〜矢視正面図である。第6図は従来の垂直
循環式駐車設備の入出庫付近側面図である。 図中、11は建屋、15はケージ、15aはケ
ージ枠下部、15bは車台、15b1は車輪進入
路、15b11,15b12は車輪乗込部、15b13は車
輪載置部、15cはケージ枠、15dは連結棒
材、16は入出庫口、17はピツト、18は車台
持上旋回装置、Wは車両である。
ので、第1図は垂直循環式駐車設備の入出庫口付
近側面図、第2図は第1図の〜矢視正面図、
第3図はケージの斜視図、第4図は車台を持上旋
回した状態の第1図同様側面図、第5図は第4図
の〜矢視正面図である。第6図は従来の垂直
循環式駐車設備の入出庫付近側面図である。 図中、11は建屋、15はケージ、15aはケ
ージ枠下部、15bは車台、15b1は車輪進入
路、15b11,15b12は車輪乗込部、15b13は車
輪載置部、15cはケージ枠、15dは連結棒
材、16は入出庫口、17はピツト、18は車台
持上旋回装置、Wは車両である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 垂直方向に設けられた無端鎖に、各々ケージ枠
の下部に車台が上方へ持ち上げ可能に載置されて
なる多数の車両搭載用ケージが連鎖状に吊下さ
れ、前記無端鎖の走行により前記多数のケージが
垂直方向に循環移動するようにした垂直循環式駐
車設備において、 前記ケージ枠は、車両乗入方向の前端下部と後
端下部とに前記車台の前端部と後端部とを上載支
持する車台支持部を備え、 前記車台は、前記車両乗入方向の中央部に上面
が前記ケージ枠の車台支持部上面よりも低く形成
されケージに搭載された車両の車輪が載る車輪載
置部と、車台の前後両端部から前記車輪載置部に
向かつて下り勾配に形成された傾斜部とを備えて
いることを特徴とする垂直循環式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986140950U JPH0330511Y2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986140950U JPH0330511Y2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6346548U JPS6346548U (ja) | 1988-03-29 |
JPH0330511Y2 true JPH0330511Y2 (ja) | 1991-06-27 |
Family
ID=31048286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986140950U Expired JPH0330511Y2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0330511Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2773609A (en) * | 1952-10-24 | 1956-12-11 | H E Beyster & Associates Inc | Automobile parking machine |
JPS59471A (ja) * | 1982-06-21 | 1984-01-05 | 新明和工業株式会社 | 循環移動式駐車設備 |
-
1986
- 1986-09-12 JP JP1986140950U patent/JPH0330511Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2773609A (en) * | 1952-10-24 | 1956-12-11 | H E Beyster & Associates Inc | Automobile parking machine |
JPS59471A (ja) * | 1982-06-21 | 1984-01-05 | 新明和工業株式会社 | 循環移動式駐車設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346548U (ja) | 1988-03-29 |
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