JP2000196285A - 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法 - Google Patents

透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000196285A
JP2000196285A JP10370865A JP37086598A JP2000196285A JP 2000196285 A JP2000196285 A JP 2000196285A JP 10370865 A JP10370865 A JP 10370865A JP 37086598 A JP37086598 A JP 37086598A JP 2000196285 A JP2000196285 A JP 2000196285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
electromagnetic wave
wave shielding
shielding member
conductive paste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10370865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3017987B1 (ja
Inventor
Yasuhiko Kondo
康彦 近藤
Hiroaki Kawasaki
裕章 川崎
Takehiko Matsuyama
武彦 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP10370865A priority Critical patent/JP3017987B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3017987B1 publication Critical patent/JP3017987B1/ja
Publication of JP2000196285A publication Critical patent/JP2000196285A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波シールド効果、透光性、視認性および
視野角に優れ、かつ製造コストの低い透光性電磁波シー
ルド部材とその製造方法とを提供する。 【解決手段】 本発明の透光性電磁波シールド部材1
は、透明基材2の表面に、金属粉末と樹脂とを含有する
導電性ペーストを用いて、インキ離型性に優れたブラン
ケットを用いた凹版オフセット印刷法によって印刷形成
されたパターン10aと、その表面に無電解メッキによ
って形成された金属被膜10bとからなる電磁波シール
ドパターン10を有するものであって、シールドパター
ン10が形成されている領域の全面積Ssと、当該シー
ルドパターンが形成されていない領域の全面積Skとの
比Sk/Ssが1以上、9以下を満たし、線幅Wsが5
〜40μmで、膜厚Wtが0.5〜50μmであること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRT(ブラウン
管)、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)等の
電子機器の表示部から照射される電磁波を効果的に遮蔽
し得る透光性電磁波シールド部材と、その製造方法とに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気機器から放射される電磁波が
人体に与える影響について種々の報告がなされており、
それに伴って、CRT等の表示画面から放射される電磁
波を遮蔽する技術について関心が高まっている。従来、
表示画面から放射される電磁波を遮蔽するには、透明フ
ィルム等の透明基材表面に銅箔等の金属からなるパター
ンを形成した電磁波シールド部材が用いられている。こ
の電磁波シールド部材には、電磁波のシールド(遮蔽)
効果が高いことのほかに、透光性(透視性)や視認性に
優れ、視野角が広いことが要求されており、とりわけ次
世代の画像表示装置として注目されているPDP用の電
磁波シールド部材には、PDPの表示画面から放射され
る電磁波がCRT等よりも強いことからより一層優れた
電磁波シールド特性が求められている。
【0003】電磁波のシールド効果の規格としては、ス
ウェーデンのMPRII規格が世界でも最も厳しい規格と
して知られており、実質上の標準となりつつある。この
規格を満たすには、周波数が1〜1000MHzの極め
て広い領域において電磁波を十分にカットする必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電磁波シールド効果、
透光性、視認性、視野角等の各特性を十分に満たす電磁
波シールド部材の製造方法として、特開平10−163
673号公報や特開平5−16281号公報には、無電
解メッキによって透明基材の表面に銅箔層を形成し、フ
ォトリソ法にてレジストパターンを形成した後、エッチ
ングによって銅箔層をパターン化する方法が開示されて
いる。このようにエッチングプロセスによってパターン
を形成すれば、非常に微細なパターンを高い精度で形成
することができる。しかしながら、メッキにより形成さ
れた銅薄層の大部分をエッチングによって除去すること
になるため、銅材料の無駄が多く、廃液処理に費用がか
かるなど、電磁波シールド部材の製造コストが高くなる
という問題がある。
【0005】特にPDPは主として大型画面への展開が
図られているため、電磁波シールド部材も大型化が求め
られているが、この場合、フォトリソ法におけるレジス
トパターン形成用の露光装置や、エッチング処理の装置
等を大型化する必要があり、設備投資の面でもコストが
かかる。一方、特公平2−48159号公報には、金属
粉末と樹脂とを含む導電性ペーストからなる電磁波シー
ルドパターンを、パターン印刷によって透明基材上に形
成した電磁波シールド部材が開示されている。かかる電
磁波シールド部材によれば、前述の無電解銅メッキ等に
よる銅被覆層の形成やエッチング処理を必要としないた
め、その製造が簡易で、銅廃液処理の心配もない。ま
た、銅等の金属の使用量もパターンの形成に必要な量で
足りるため、製造コストの低減を図ることができる。
【0006】しかしながら、印刷法によって電磁波シー
ルドパターンを形成する場合は、一般に十分な電磁波シ
ールド効果と透光性とを両立することができず、実用化
に至っていないのが現状である。例えば、電磁波シール
ド効果を高めるにはパターンを厚くして、パターン中の
金属粉末の量を多くする必要があるが、この場合には視
野角が狭くなるという問題が生じる。
【0007】また、良好な透光性を得るには、パターン
の線幅を極めて小さくしてその間隔を大きくする必要が
あるものの、前記の印刷法では微細なパターンの形成が
困難である。すなわち、スクリーン印刷法では、印刷時
にスクリーン版が引き伸ばされるため、メッシュが伸縮
して、印刷寸法や印刷位置に±20μm程度のばらつき
が生じてしまう。また、従来のスクリーン印刷法やグラ
ビア印刷法にて線幅50μm以下のパターンを印刷する
と、パターン線幅のばらつきや断線が生じてしまい、電
磁波シールド効果や視認性が低下してしまう。
【0008】さらに、金属粉末と樹脂とを含有する導電
性ペーストでパターンを形成する従来の方法では、透明
基材の耐熱性との兼ね合いからパターンを硬化させる際
の加熱温度に制限が生じてしまい、その結果、導電性ペ
ーストを十分に硬化させることができなくなり、導電性
シールド効果の低下を招くという問題がある。そこで本
発明の目的は、上記課題を解決し、優れた電磁波のシー
ルド効果を有するとともに、透光性、視認性および視野
角の各特性にも優れ、かつ製造コストの低い透光性電磁
波シールド部材を提供することである。
【0009】また、本発明の他の目的は、優れた電磁波
のシールド効果を有するとともに、透光性、視認性およ
び視野角の各特性にも優れた透光性電磁波シールド部材
を低コストでかつ簡易に製造することのできる製造方法
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の透光性電磁波シールド部材は、透明基材の
表面に、金属粉末と樹脂とを含有する導電性ペーストを
印刷して形成されたパターンと、当該パターンの表面に
無電解メッキによって形成された金属被膜とからなる電
磁波シールドパターンを有する透光性電磁波シールド部
材であって、透明基材表面のうち前記シールドパターン
が形成されている領域の全面積Ssと、前記シールドパ
ターンが形成されていない領域の全面積Skとが、式
(1) : 1≦Sk/Ss≦9 を満たし、かつ前記シールドパターンの線幅Wsが5〜
40μmで、膜厚Wtが0.5〜50μmであることを
特徴とする。
【0011】また、本発明の透光性電磁波シールド部材
の製造方法は、インキ離型性に優れたブランケットを用
いた凹版オフセット印刷によって、金属粉末と樹脂とを
含有する導電性ペーストを透明基材の表面に印刷してパ
ターンを形成した後、このパターンを硬化させ、次いで
無電解メッキによって前記パターンの表面にのみ金属被
膜を設けて、透明基材表面のうち電磁波シールドパター
ンが形成されている領域の全面積Ssと、当該シールド
パターンが形成されていない領域の全面積Skとが、式
(1) : 1≦Sk/Ss≦9 を満たし、かつ線幅Wsが5〜40μmで、膜厚Wtが
0.5〜50μmである電磁波シールドパターンを形成
することを特徴とする。
【0012】上記本発明の透光性電磁波シールド部材に
よれば、例えばインキ離型性に優れたブランケットを用
いた凹版オフセット印刷等によって透明基材上に導電性
ペーストからなるパターンが印刷され、次いで無電解メ
ッキによって前記パターンの表面にのみ選択的に金属被
膜が設けられる。従って、こうして得られた電磁波シー
ルドパターンを有するシールド部材は、無電解メッキ等
によって透明基材上に金属膜を形成し、これをフォトリ
ソグラフィー、エッチング処理等によってパターン化す
る従来のシールド部材に比べて、その製造工程が簡易で
あり、かつ製造コストが大幅に低減されたものとなる。
【0013】また、導電性シールドパターンの線幅W
s、膜厚Wt、比Sk/Ssがそれぞれ上記所定の範囲
で設定されていることから、電磁波シールド効果、透光
性、視認性、視野角のいずれの特性についても優れたも
のとなる。さらに、導電性ペーストからなるパターンの
表面に無電解メッキによる金属被膜が設けられているこ
とから、透明基材の耐熱性が低いために導電性ペースト
の加熱硬化を十分に行えない場合であっても、優れた電
磁波シールド効果を得ることができる。
【0014】なお、無電解メッキによれば、金属粉末を
含有する導電性ペーストからなるパターン上には金属が
析出するものの、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等のプラスチックのやガラスの表面、すなわち透明
基材の表面には金属が析出しない。従って、本発明によ
れば、透明基材上の導電性ペーストからなるパターンの
表面にのみ選択的にメッキが施される。
【0015】一方、上記本発明の透光性電磁波シールド
部材の製造方法によれば、簡易な工程でかつ低コストで
もって、電磁波シールド効果、透光性、視認性、視野角
のいずれの特性にも優れた透光性電磁波シールド部材を
製造することができる。上記本発明の製造方法において
は、導電性ペーストからなるパターン上に無電解メッキ
を施しているものの、前述の特開平10−163673
号公報や特開平5−16281号公報に開示の発明のよ
うに、透明基材の表面全体にメッキを施したり、エッチ
ングによってメッキ層の大部分を除去したりすることが
ない。従って、上記公報に開示の発明に比べて、メッキ
処理およびエッチング処理にかかるコストや、メッキ用
の金属およびその廃液処理にかかるコストを大幅に低減
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の透光性電磁波シールド部材1は、例えば
図1に示すように、透明基材2の表面に電磁波シールド
パターン10が形成されたものであって、当該シールド
パターン10が、金属粉末と樹脂とを含有する導電性ペ
ーストを印刷して形成されたパターン10aと、当該パ
ターンの表面に無電解メッキによって形成された金属被
膜10bとからなることを特徴とする。
【0017】〔電磁波シールドパターンの形状〕電磁波
シールドパターンの形状には、例えば図2に示すストラ
イプ状のパターン11や、図3および4に示す格子状の
パターン12,13等が挙げられる。電磁波シールドパ
ターンの形状は、上記ストライプ状および格子状のほか
に、幾何学模様であってもよい。すなわち、例えば正三
角形、二等辺三角形、直角三角形等の三角形;正方形、
長方形、ひし形、平行四辺形、台形等の四角形;(正)
六角形、(正)八角形、(正)十二角形、(正)二十角
形等の(正)N角形;円、楕円、星型等の種々の図形単
位を繰り返して得られる幾何学模様を電磁波シールドパ
ターン10としてもよい。かかる幾何学模様において、
前記図形単位は2種以上を組み合わせたものであっても
よい。また、電磁波シールド部材の除電をスムーズに行
う観点から、幾何学模様中の各図形単位がそれぞれ連続
していることが好ましい。幾何学模様からなるパターン
形状の具体例としては、例えば図5に示すように円形模
様(図5(a) )、ひし形模様(図5(b) )、正六角形模
様(図5(c) )などのパターンが挙げられる。
【0018】なお、図2〜4および図5(a) 〜(c) にお
いて、ハッチングを施した部分は電磁波シールドパター
ン10を示し、ハッチングを施していない部分は電磁波
シールドパターンが形成されていない領域20を示す。
電磁波シールドパターン10の線幅Ws、線間隔Wk
(隣合ったパターン10間の間隔)および膜厚Wtと、
電磁波シールドパターン10の全面積Ssと当該シール
ドパターンが形成されていない領域20の全面積Skと
の比Sk/Ssとは、それぞれ電磁波の遮蔽効果を充分
なものとすることができる範囲で、かつ電磁波シールド
部材の透光性を確保するために、シールドパターン10
自体が肉眼では認識されることのない範囲で設定され
る。
【0019】電磁波シールドパターンが長方形の格子状
である場合(図3)において、前記シールドパターンの
線間隔WkにはWkとWk’の2種の間隔が存在する
が、この場合、線間隔WkとWk’がそれぞれ後述する
所定の範囲内にあればよい。電磁波シールドパターンが
幾何学模様である場合において、線幅Wsとは、幾何学
模様を構成する1ユニット(すなわち、三角形、四角
形、N角形、円、楕円等の構成単位)の幅をいう。線間
隔Wkとはユニット間の距離をいい、1ユニットの面積
の平方根(すなわち、1ユニットを正方形と擬制したと
きの1辺の長さ)を求め、隣接するユニットとの中心位
置での距離から前記平方根を引いた値をユニット間の距
離とする。
【0020】本発明の透光性電磁波シールド部材におい
ては、透明基材表面のうち電磁波シールドパターンが形
成されている領域の全面積Ssと、当該シールドパター
ンが形成されていない領域の全面積Skとの比Ss/S
kが1以上、9以下であり、かつ前記シールドパターン
の線幅Wsが5〜40μmおよび膜厚Wtが0.5〜5
0μmとなるように設定される。
【0021】上記比Sk/Ssが1を下回ると透光性が
不十分になる。逆に、比Sk/Ssが9を超えると電磁
波シールド効果が不十分になる。比Sk/Ssは上記範
囲の中でも特に1〜5であるのが好ましく、1〜3であ
るのがより好ましい。電磁波シールドパターンの線幅W
sが5μmを下回るように形成するのは困難であって、
断線が生じやすくなるため、電磁波シールド効果の低
下、不良品の発生につながる。逆に、線幅Wsが40μ
mを超えると電磁波シールドパターンが目視で認識され
易くなり、透光性の低下につながる。線幅Wsは上記範
囲の中でも特に5〜25μmであるのが好ましく、5〜
20μmであるのがより好ましい。
【0022】電磁波シールドパターンの膜厚Wtが0.
5μmを下回るとパターンの断線が発生し易くなり、導
電性も低下することから、電磁波シールド効果の低下に
つながる。逆に、膜厚Wtが50μmを超えると、シー
ルド部材を見る角度によって電磁波シールドパターンが
認識され易くなり、視認性や視野角の低下、ひいては透
光性の低下につながる。膜厚Wtは上記範囲の中でも特
に1〜30μmであるのが好ましい。
【0023】透光性電磁波シールド部材の開口率(%)
は、電磁波シールドパターンの線幅Wsと線間隔Wkか
ら、次式により求められる。 開口率=〔Wk/(Wk+Ws)〕2 ×100 また、上記開口率(%)は上記比Sk/Ssと次式に示
す関係にある。 Sk/Ss=開口率/(100−開口率) 本発明の透光性電磁波シールド部材において開口率は特
に限定されるものではなく、前述の比Sk/Ss等に応
じて決まるものであるが、透光性と電磁波シールド性と
の兼ね合いから、通常50〜90%、好ましくは60〜
80%の範囲となるように設定される。開口率が上記範
囲を下回ると、電磁波シールド効果が良好になるもの
の、透光性が不十分になるおそれがある。逆に、上記範
囲を超えると、電磁波シールド効果が不十分になるおそ
れがある。なお、PDP用のシールド部材の場合、より
優れた電磁波シールド性が求められるため、開口率は上
記範囲の中でも特に60%以上であるのが好ましい。
【0024】〔透明基材〕本発明の透光性電磁波シール
ド部材における透明基材としては、可視光線に対して優
れた透光性を有するものであるほかに、導電性樹脂組成
物を透明基材上に印刷した後で加熱工程を経ることか
ら、充分な耐熱性を有するものが好ましい。また、製造
時にロール状に巻き付けて連続処理が可能となるよう
に、可撓性を有するものであることが好ましい。
【0025】具体的に、透明基材としては、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)等のポリエステル類;ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレ
フィン類;ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリ
デン(PVDC)等のビニル類;ポリエーテルスルホ
ン;ポリメタクリル酸メチル(PMMA樹脂)等のアク
リル樹脂;ポリアミド、ポリイミド樹脂等が挙げられ
る。中でも、可視光線の透過性が非常に良好でかつ安価
であるPETフィルムが好適に用いられる。
【0026】透明基材の厚みは特に限定されないが、電
磁波シールド部材の透光性を維持するという観点から薄
いほど好ましく、使用時の形態(フィルム状、シート
状)や必要とされる機械的強度に応じて、通常0.05
〜5mmの範囲で適宜設定すればよい。 〔金属粉末〕本発明において、導電性ペーストに配合さ
れる金属粉末としては、例えば銀、銅、ニッケル、パラ
ジウム、金、アルミニウム、タングステン、クロム、チ
タン等の粉末が挙げられ、これらは単独でまたは2種以
上を混合して用いられる。また、本発明においては、前
記金属単体の粉末のほかに、銅粉末やニッケル粉末の表
面を銀で被覆したものを用いることもできる。
【0027】上記例示の金属粉末のなかでもとりわけ銀
粉末は、絶縁性の高い酸化物が生成しにくく、かつ体積
固有抵抗が低いことから好適に用いられる。ニッケル粉
末は、体積固有抵抗が銀粉末や銅粉末ほどは小さくない
ものの、耐酸化性が強いため、遮蔽効果の経時変化が少
ない電磁波シールドパターン部を作製するのに好適であ
る。銅粉末は表面の酸化が生じやすいので、硬化させる
際に還元性のガスを発生する樹脂とともに用いるのが好
ましい。
【0028】導電性樹脂組成物中での金属粉末の充填密
度は、電磁波シールドパターンの導電性を高めて、電磁
波シールド効果をより一層高くするという観点から、高
いほど好ましい。但し、充填密度が高すぎるとかえって
導電性が悪くなる傾向がみられる。一般に、導電性は、
金属粉末の充填率が80%前後であるときに最も良好で
ある。
【0029】電磁波シールドパターンの導電性は、使用
する金属粉末自体の体積固有抵抗のみで決まるものでは
なく、パターンの内部での金属粉末間の接触抵抗によっ
ても大きく左右される。例えば、電磁波シールドパター
ンの内部に金属粒子が高密度で充填されていても、金属
粉末間の接触抵抗が大きければ、パターン全体の導電性
が低くなるおそれがある。
【0030】金属粉末の平均粒径は特に限定されない
が、導電性樹脂組成物中に均一に配合されることを考慮
して、通常1〜15μmの範囲で設定するのが好まし
い。平均粒径が上記範囲を超えると金属粉末同士の接触
点が少なくなり、接触抵抗が大きくなるおそれがある。
また、電磁波シールドパターンの表面に凹凸を生じさせ
る原因になるおそれもある。逆に、平均粒径が上記範囲
を下回ると金属粉末を導電性樹脂組成物中に均一に分散
させるのが困難になるおそれがある。一方、金属粉末の
充填密度を高めることを目的として、平均粒径が上記範
囲にある金属粉末と、平均粒径が0.01〜3μmの小
粒径のものを100:1〜100:50の重量比で混合
してもよい。
【0031】金属粉末の形状は球状、鱗片状等のいずれ
の形状であってもよいが、金属粉末同士の接触面を大き
くする(接触抵抗を小さくする)ことを考慮すれば、球
状よりも鱗片状のものを使用するのが好ましい。金属粉
末の配合量は、金属粉末の充填密度や電磁波シールドパ
ターンに要求される導電性に応じて設定されるものであ
って、特に限定されるものではないが、通常、導電性ペ
ーストにおける樹脂成分100重量部に対して400〜
1200重量部、好ましくは600〜1000重量部の
範囲で設定される。金属粉末の配合量が400重量部を
下回ると、金属粉末同士の接触点が不足して、電磁波シ
ールドパターンの体積固有抵抗が大きくなるおそれがあ
る。逆に、金属粉末の配合量が1200重量部を超える
と、導電性樹脂組成物の全量に対する樹脂の含有量が少
なくなり過ぎて、金属粉末を結合させる力が小さくな
り、その結果、電磁波シールドパターンの体積固有抵抗
が大きくなるおれがある。また、金属粉末の配合量が1
200重量部を超えると、電磁波シールドパターンの強
度不足を招くおそれもある。
【0032】〔導電性ペースト〕本発明において、導電
性ペーストに用いられる樹脂成分としては、例えばポリ
エステル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エチルセル
ロース樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹
脂;ポリエステル−メラミン樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ−メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
アミノ樹脂、ポリイミド樹脂、(メタ)アクリル樹脂等
の熱硬化性樹脂のいずれも使用できる。
【0033】中でも、加熱・硬化の際に還元性のガスを
発生する樹脂は、金属粉末の酸化を防止し、金属粉末の
体積固有抵抗が低下するのを防止することができるため
に、好適である。かかる樹脂としては、硬化時にアンモ
ニア、ハロゲン化水素、ホルムアルデヒド等の還元性の
ガス、好ましくはホルムアルデヒドを発生する熱硬化性
樹脂が挙げられる。ホルムアルデヒドを発生する熱硬化
性樹脂としては、例えばフェノール樹脂(とくにメチロ
ール基の多いレゾール型フェノール樹脂)やアミノ樹脂
(とくにメラミン樹脂)があげられる。
【0034】導電性ペーストは、凹版オフセット印刷法
等での印刷に適した粘度とするため、上記樹脂および金
属粉末の混合物にさらに溶剤を加えて調製される。使用
する溶剤は、例えば沸点が150℃以上の溶剤を用いる
のが好適である。溶剤の沸点が上記範囲を下回ると、印
刷時において溶剤が乾燥しやすくなり、ピンホールが発
生するおそれがある。
【0035】使用可能な溶剤の具体例としては、ヘキサ
ノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウン
デカノール、ドデカノール、トリデカノール、テトラデ
カノール、ペンタデカノール、ステアリルアルコール、
セリルアルコール、シクロヘキサノール、テルピネオー
ル等のアルコール;エチレングリコールモノブチルエー
テル(ブチルセロソルブ)、エチレングリコールモノフ
ェニルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、
セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、
カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテー
ト等のアルキルエーテルがあげられ、印刷適正や作業性
等を考慮して適宜選択すればよい。
【0036】溶剤として高級アルコールを使用する場合
はインキの乾燥性や流動性が低下するおそれがあるた
め、これらよりも乾燥性が良好なブチルカルビトール、
ブチルセロソルブ、エチルカルビトール、ブチルセロソ
ルブアセテート、ブチルカルビトールアセテートなどを
併用すればよい。溶剤の使用量は、導電性ペーストの粘
度によって決定されるが、上記金属粉末の添加量との兼
ね合いから、通常、樹脂成分100重量部に対して10
0〜500重量部、好ましくは100〜300重量部で
あるのがよい。溶剤の使用量が上記範囲を下回ると、金
属粉末の添加量が最小の400重量部であっても粘度が
1000P(ポアズ)以上となり、透明基材上に印刷す
る際にピンホールが多発してしまう。逆に、上記範囲を
上回ると、金属粉末の使用量が最大の1000重量部で
あっても粘度が10P以下となり、透明基材への粘着力
が不足する。その結果、導電性ペーストが透明基材から
はじかれてしまい、良好な印刷形状でもって電磁波シー
ルドパターンを形成することができなくなる。
【0037】本発明における導電性ペーストの粘度は、
通常10〜1000P、好ましくは100〜500Pに
調整するのが好ましい。上記範囲より粘度が低い場合に
は印刷形状の劣化が生じる。一方、上記範囲より粘度が
高い場合には、ピンホールが多発する。本発明における
導電性ペーストには、上記樹脂成分と金属粉末のほか
に、さらに黒色顔料を配合するのが好ましい。黒色顔料
は、導電性ペーストを印刷して形成される層を黒色化し
て外光からの反射を防ぎ、表示画面のコントラストを向
上させるのに寄与する。
【0038】黒色顔料としては、例えばアセチレンブラ
ック等の、従来公知の種々のカーボンブラックが挙げら
れる。また、黒色顔料の導電性ペースト中の含有量は、
導電性ペースト全量に対して0.5〜50重量%の範囲
で設定される。黒色顔料の配合量が上記範囲を下回ると
黒色化の効果が不十分になり、コントラストの向上を図
ることができなくなるおそれがある。逆に、黒色顔料の
配合量が上記範囲を超えると、電磁波シールドパターン
の導電性が劣り、電磁波シールド効果が低下するおそれ
がある。
【0039】また、導電性ペースト中で金属粉末の凝集
や分散不良が生じると、内部電極間の短絡の発生を引き
起こす場合があることから、導電性ペーストに分散剤を
配合することもできる。分散剤としては、導電性ペース
トの調製に通常使用される種々の界面活性剤が挙げられ
るが、中でも、導電性ペーストの安定化を図るという点
から高分子界面活性剤を使用するのがよい。
【0040】本発明に用いられる導電性ペーストは、上
記成分の他に、必要に応じて可塑剤、静電防止剤、消泡
剤、酸化防止剤、滑剤、硬化剤等の助剤を適宜配合し、
3本ロール、ニーダー等の混合機を用いて混練・分散す
ることによって調製される。また、金属粉末の分散性を
さらに向上させるためには、3本ロール等による混練の
前にあらかじめプラネタリーミキサー等で十分に混合し
ておいてもよい。
【0041】〔導電性ペーストの印刷〕本発明におい
て、前記導電性ペーストは、例えばインキ離型性に優れ
たブランケットを用いた凹版オフセット印刷によって、
透明基材上に印刷される。印刷された導電性ペースト
は、次いで加熱乾燥することによって硬化され、電磁波
シールドパターンに応じた層が形成される。
【0042】導電性ペーストを印刷する際の印刷方法
は、電磁波シールドパターンを前述の線幅Wsや膜厚W
tで形成できる方法であれば特に限定されないが、形成
されるラインの直線性が良好で、極めて微細なパターン
を高い精度で印刷再現できる凹版オフセット印刷法を用
いるのが最も好ましい。また、凹版オフセット印刷法に
よれば、パターンの線幅が極めて細い場合であっても、
均一な厚みのパターンを形成することができる。
【0043】さらに、インキ離型性に優れたブランケッ
トを用いることで、凹版からブランケットへ転移された
インキを100%透明基材上に転移させることが可能に
なり、1回の印刷で十分な膜厚を有するパターンを形成
することができる。例えば、凹部の深さが10μmの凹
版と、表面ゴムがシリコーンゴムからなるブランケット
とを用いると、1回の印刷で膜厚が約5μmのパターン
を形成することができる。従って、導電性シールドパタ
ーンに必要な膜厚を得るために印刷を繰り返し行う必要
がなく、製造コストの削減を図ることができる。なお、
導電性ペーストを凹版オフセット印刷法で印刷して導電
性シールドパターンを形成した場合のコストを1とする
と、フォトリソ法で導電性シールドパターンを形成した
場合のコストは3〜10である。
【0044】本発明に用いられる凹版としては、例えば
ソーダライムガラス、ノンアルカリガラス、石英ガラ
ス、低アルカリガラス、低膨張ガラス等のガラス;フッ
素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルスルホン
樹脂、ポリメタクリル樹脂等の樹脂;ステンレス、銅、
低膨張合金アンバー等の金属などが用いられる。中で
も、ソーダライムガラス等の軟質ガラスを用いるのが、
微細なパターンを高精度で再現する上で好ましい。
【0045】凹版の表面は、ドクタリング時にインキの
かき残りが生じて非画線部の汚れ(地汚れ)が発生して
しまうのを防止するために、極めて平坦であることが求
められる。最も安価に表面平坦性の優れた凹版を作製す
るには、上記例示のガラスを用いて、エッチングによっ
て凹版を作製するのが好ましい。凹版凹部の線幅、線間
隔および深さは、電磁波シールドパターン部の形状に応
じて適宜設定される。
【0046】本発明に用いられるブランケットとして
は、インキの離型性に優れたものであれば特に限定され
るものではなく、例えば表面がシリコーンゴム、フッ素
樹脂、フッ素ゴムまたはこれらの混合物等からなるブラ
ンケットが挙げられる。前記シリコーンゴムには、大き
く分けて常温硬化型シリコーンゴム(RTV)と加熱硬
化型シリコーンゴム(HTV)があり、本発明では前記
のいずれのタイプであっても使用可能である。しかし、
硬化時に副生成物を全く発生しないRTVシリコーンゴ
ムの方が寸法精度において優れていることから、より好
適に用いられる。
【0047】ブランケットのインキ離型性を示す指標と
しては、例えばブランケット表面の表面エネルギーが挙
げられ、その値は15〜30dyn/cmであるのが好
ましく、18〜25dyn/cmであるのがより好まし
い。ブランケットの硬度は凹版からブランケットへのイ
ンキの転移性に大きな影響を及ぼすものであって、高精
度の印刷を行うには、JIS A硬度が20〜70、好
ましくは30〜60の範囲にあるのが好ましい。また、
ブランケットの表面粗さは、形成されるパターンの形状
に大きな影響を及ぼすことから、表面が平坦なブランケ
ットを用いるのが好ましい。
【0048】透明基材上に印刷形成された導電性樹脂組
成物のパターンは、通常80〜250℃で10〜90分
間、好ましくは100〜150℃で15〜60分間加熱
することにより硬化される。 〔金属被膜の形成〕本発明において、透明基材上に導電
性ペーストを印刷し、硬化させることによって形成され
たパターンの表面には、さらに無電解メッキによって金
属被膜が形成される。
【0049】無電解メッキによって形成される金属被膜
としては、例えば銅、ニッケル、金等の金属からなる被
膜が挙げられる。また、金属被膜の表面が酸化されるこ
とを考慮して、例えば無電解銅メッキを施した後、さら
にその表面に無電解ニッケルメッキや無電解金メッキを
施すなどして、2種以上の金属からなるメッキ被膜を形
成してもよい。
【0050】無電解メッキは、透明基材上に上記導電性
ペーストを印刷、硬化して、当該ペーストからなるパタ
ーンを形成した後、この透明基材を、メッキの目的金属
イオンを含有する無電解メッキ液に浸漬することによっ
て行われる。無電解メッキに使用するメッキ液の組成等
については特に限定されるものではなく、常法に従って
調製することができる。
【0051】また、透明基材を無電解メッキ液中に浸漬
する際の条件は、30〜90℃の雰囲気下で、30〜6
0分間程度の範囲で設定するのが好ましい。上記無電解
メッキにおいて、導電性ペーストからなるパターンの表
面には、当該パターンが金属粉末を含有して導電性を有
することから、金属が析出して目的の金属被膜が形成さ
れる。これに対し、プラスチックやガラスからなる透明
基材の表面には金属が析出せず、金属被膜が形成されな
い。従って、前記ペーストからなるパターンが形成され
た透明基材を無電解メッキ液に浸漬することによって、
前記パターンの表面にのみ選択的にメッキが施される。
【0052】〔透光性電磁波シールド部材の実施形態〕
本発明の透光性電磁波シールド部材は、例えばCRT、
PDP等のディスプレイにおける表示画面の前面に設置
することにより、表示画面から放射される電磁波の遮蔽
を目的として用いられるほか、透光性電磁波シールド部
材の表面に透明粘着層を形成し、この粘着層にディスプ
レイパネルまたはディスプレイの透明基板を貼り合せる
ことによって、前記ディスプレイと一体化した電磁波シ
ールドパネルとして用いることもできる。
【0053】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
説明する。 〔透光性電磁波シールド部材の製造〕導電性ペーストと
しては、 ・ポリエステル樹脂〔住友ゴム工業(株)製、無水トリ
メリト酸とネオペンチルグリコールとのエステル、重量
平均分子量Mw=20000〕80重量部、メラミン樹
脂〔住友化学工業(株)製の「スミマールM−100
C」〕20重量部、アセチレンブラック5重量部、およ
びフレーク状の銀粉末〔福田金属箔粉工業(株)製、平
均粒径5μm〕800重量部を混合し、酢酸ブチルカル
ビトールと炭素数13〜15の高級アルコールとの混合
物(30〜50重量部)で粘度を調整し、さらに硬化触
媒であるp−トルエンスルホン酸(1〜2重量部)を配
合したもの(以下、「銀ペースト」という)、または ・銀粉末に代えてフレーク状の銅粉末〔福田金属箔粉工
業(株)製、平均粒径5μm〕800重量部を混合した
ほかは上記「銀ペースト」と同様にして調製したもの
(以下、「銅ペースト」という)のいずれかを用いた。
【0054】透明基材としては、厚さ100μmのポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。
導電性ペーストを凹版オフセット印刷法にて印刷する場
合において、凹版にはソーダライムガラス製のものを、
ブランケットには、表面がシリコーンゴム〔常温硬化型
の付加型シリコーンゴム、ゴム硬度(JIS−A硬度4
0)〕からなるもの(表面の10点平均粗さ0.1μ
m)をそれぞれ用いた。
【0055】実施例1 凹版オフセット印刷法にて上記PETフィルムの表面に
銀ペーストを印刷して、正方形の格子状パターンを形成
した。このパターンをクリーンオーブン(100℃)中
で20分間加熱、硬化させることにより、厚さ10μm
のパターンを得た。
【0056】次いで、上記パターンが形成されたPET
フィルムを、無電解めっき用の銅メッキ液〔奥野製薬工
業(株)製の商品名「OPC750化学銅A」〕中に、
40℃の雰囲気下で30分間浸漬して、銀ペーストから
なるパターンの表面に厚さ5μmの銅被膜を形成した。
こうして、銀ペーストからなるパターンの表面に銅被膜
が形成され、その線幅Ws、線間隔Wk、膜厚Wtおよ
び比Sk/Ssが下記の表1に示す値に設定された電磁
波シールドパターンを有する透光性電磁波シールド部材
を得た。
【0057】実施例2 実施例1と同様にして、PETフィルム上に銀ペースト
からなる格子状パターンを形成し、硬化させた後、無電
解めっき用の銅メッキ液に浸漬して、銀ペーストからな
るパターンの表面に銅被膜(厚さ5μm)を形成した。
次いで、無電解めっき用のニッケルメッキ液〔奥野製薬
工業(株)製の商品名「トップニコロンN−47」〕中
に、80℃の雰囲気下で15分間浸漬して、上記パター
ンの銅被膜表面に、さらに厚さ2μmのニッケル被膜を
形成した。
【0058】こうして、銀ペーストからなるパターンの
表面に銅被膜およびニッケル被膜がこの順で形成され、
その線幅Ws、線間隔Wk、膜厚Wtおよび比Sk/S
sが下記の表1に示す範囲で設定された電磁波シールド
パターンを有する透光性電磁波シールド部材を得た。 実施例3 電磁波シールドパターンの線幅Wsと線間隔Wkとを変
えたほかは実施例1と同様にして、透光性電磁波シール
ド部材を製造した。
【0059】実施例4 銀ペーストに代えて銅ペーストを用いたほかは実施例1
と同様にして、透光性電磁波シールド部材を製造した。 比較例1 特開平10−163673号公報に記載の実施例1と同
様にして、透光性電磁波シールド部材を作製した。
【0060】すなわち、透明基材としてのPETフィル
ムの表面全面に、ポリビニルブチラール樹脂とパラジウ
ム触媒とを含む混合液を塗布し、さらにこの表面に無電
解銅メッキを施して銅薄膜を形成した。次いで、銅薄膜
の表面全面にフォトレジストを塗布し、露光、現像によ
って格子状のレジストパターンを形成した後、塩化第二
鉄/塩酸水溶液によって銅メッキ被膜をエッチング除去
し、さらに前記レジストを剥離した。
【0061】こうして、銅薄膜からなり、線幅Ws、比
Sk/Ssおよび膜厚Wtが下記の表1に示す値に設定
された電磁波シールドパターンを有する透光性電磁波シ
ールド部材を得た。 比較例2 スクリーン印刷法にて上記PETフィルムの表面に銀ペ
ーストを印刷して、正方形の格子状パターンを形成し
た。このパターンをクリーンオーブン(100℃)中で
20分間加熱、硬化させることにより、線幅Ws、比S
k/Ssおよび膜厚Wtが下記の表1に示す値に設定さ
れた電磁波シールドパターンを有する透光性電磁波シー
ルド部材を得た。
【0062】比較例3 無電解メッキを行わないほかは実施例4と同様にして、
透光性電磁波シールド部材を得た。上記実施例および比
較例における電磁波シールドパターンの線幅Ws、線間
隔Wk、膜厚Wt、比Sk/Ssおよび開口率、導電性
ペーストの種類、ならびに無電解メッキによって形成さ
れた金属被膜の種類は、下記の表1に示すとおりであ
る。
【0063】〔透光性電磁波シールド部材の物性評価〕
上記実施例および比較例で得られた透光性電磁波シール
ド部材について、以下の物性を評価した。 (電磁波のシールド効果)実施例および比較例で得られ
た電磁波シールド部材から20cm×20cmのサンプ
ルを切り取ってクローズセルに挟みこみ、(社)関西電
子工業振興センターのKEC法にて、電磁波の遮蔽性
(遮蔽効果)を評価した。なお、測定は0.1〜100
0MHzまでの範囲で行い、1000MHzでの電磁波
の減衰率をもって、シールド効果を評価した。
【0064】電磁波のシールド効果は、減衰率(dB)
が大きいほど優れている。評価の基準は以下のとおりで
ある。 A+ :60dB以上、遮蔽性が極めて良好であった。 A:50dB以上、60dB未満、電磁波の遮蔽性が良
好であった。 A- :40dB以上、50dB未満、遮蔽性は実用上十
分であった。 B:20dB以上、40dB未満、遮蔽性が不十分であ
った。 C:20dB未満、遮蔽性が極めて不十分であった。
【0065】(可視光透過率)分光顕微鏡(大塚電子
(株)製の「MCPD2000」)にて、波長400〜
700nmの光(可視光線)の透過率(%)を測定し、
その平均値から透光性の評価を行った。透過率が大きい
ほど透光性が優れていることを示す。 A+ :90%以上、透光性が極めて良好であった。 A:80%以上、90%未満、透光性が良好であった。 A- :70%以上、80%未満、透光性が実用上良好で
あった。 B:50%以上、70%未満、透光性が不十分であっ
た。 C:50%未満、透光性が極めて不十分であった。
【0066】(目視による評価)透光性電磁波シールド
部材をPDP画面の最前面に貼り付けて目視で観察し、
以下の基準で評価した。 A:全面にわたってムラやメッシュ等の模様が観察でき
なかった。 A- :かすかにムラやメッシュが観察された。 B:全面にわたってムラやメッシュ等の模様が観察され
た。
【0067】(製造コストの比較)実施例1における透
光性電磁波シールド部材の製造に要したコストを1とし
て、他の製造方法による製造コストの比を求めた。上記
実施例および比較例の電磁波シールドパターン部におけ
る各物性の評価結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】表1より明らかなように、実施例1〜4で
は電磁波のシールド効果がいずれも良好であったのに対
し、無電解メッキによる金属被膜を設けなかった比較例
2および3では電磁波シールド効果が不十分であった。
また、電磁波シールドパターンの形成を透明基材上への
銅メッキと、フォトエッチングによって行った比較例1
では、電磁波シールド効果、透過率、視認性のいずれに
おいても良好であったものの、製造コストが実施例1に
対して5倍と、極めて高いという問題があった。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電磁波シールド効果、透光性、視認性、視野角の各特性
に優れ、かつ低コストの電磁波シールド部材を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a) は透光性電磁波シールド部材を示す斜
視図、同図(b) はそのA−A部分拡大断面図、同図(c)
は電磁波シールドパターン10をさらに拡大した断面図
である。
【図2】ストライプ状パターンの一例を示す模式図であ
る。
【図3】格子状パターンの一例を示す模式図である。
【図4】格子状パターンの他の例を示す模式図である。
【図5】同図(a) 〜(c) は、幾何学模様からなるパター
ンの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 透光性電磁波シールド部材 2 透明基材 10 電磁波シールドパターン 10a 導電性ペーストからなる層 10b 金属被膜 Ws 線幅 Wk 線間隔 Wt 膜厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 AA07 AA15 AA27 4F100 AB01B AB01C AB16C AB17 AB17C AB24 AB25C AH01H AK01B AK41 AK42 AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CA13 DC14B DC15B DC16B DE01B EH71C EH712 EH902 EJ082 EJ42 GB41 HB31B JA20B JD08 JG01B JL02 JN01 JN01A YY00B 5E321 AA04 BB23 BB32 GG05 GH01 5G435 AA00 AA16 GG33 HH02 HH12 KK07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基材の表面に、金属粉末と樹脂とを含
    有する導電性ペーストを印刷して形成されたパターン
    と、当該パターンの表面に無電解メッキによって形成さ
    れた金属被膜とからなる電磁波シールドパターンを有す
    る透光性電磁波シールド部材であって、 透明基材表面のうち前記シールドパターンが形成されて
    いる領域の全面積Ssと、前記シールドパターンが形成
    されていない領域の全面積Skとが、式(1) : 1≦Sk/Ss≦9 を満たし、かつ前記シールドパターンの線幅Wsが5〜
    40μmで、膜厚Wtが0.5〜50μmであることを
    特徴とする透光性電磁波シールド部材。
  2. 【請求項2】金属被膜が銅、ニッケルおよび金からなる
    群より選ばれる少なくとも1種の金属からなる請求項1
    記載の透光性電磁波シールド部材。
  3. 【請求項3】インキ離型性に優れたブランケットを用い
    た凹版オフセット印刷によって、金属粉末と樹脂とを含
    有する導電性ペーストを透明基材の表面に印刷してパタ
    ーンを形成した後、このパターンを硬化させ、次いで無
    電解メッキによって前記パターンの表面にのみ金属被膜
    を設けて、 透明基材表面のうち電磁波シールドパターンが形成され
    ている領域の全面積Ssと、当該シールドパターンが形
    成されていない領域の全面積Skとが、式(1): 1≦Sk/Ss≦9 を満たし、かつ線幅Wsが5〜40μmで、膜厚Wtが
    0.5〜50μmである電磁波シールドパターンを形成
    することを特徴とする透光性電磁波シールド部材の製造
    方法。
  4. 【請求項4】ブランケットの表面がシリコーンゴムであ
    る請求項3記載の透光性電磁波シールド部材の製造方
    法。
JP10370865A 1998-12-25 1998-12-25 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3017987B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10370865A JP3017987B1 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10370865A JP3017987B1 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3017987B1 JP3017987B1 (ja) 2000-03-13
JP2000196285A true JP2000196285A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18497736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10370865A Expired - Fee Related JP3017987B1 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017987B1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133944A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd 導電性インキ組成物とそれを用いた微細パターンの印刷方法および透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP2002198687A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP2003068140A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Toyobo Co Ltd 導電ペーストおよびプリント配線板
JP2003107210A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Keiwa Inc 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット
WO2003045127A1 (fr) * 2001-11-20 2003-05-30 Bridgestone Corporation Materiau transmettant la lumiere et protege contre les ondes electromagnetiques et procede de fabrication de ce materiau
EP1558067A1 (en) * 2002-10-28 2005-07-27 Bridgestone Corporation Electromagnetic wave shielding light transmitting window material and process for producin the same
JP2008130921A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Bridgestone Corp めっき下地用導電性ペースト、電磁波シールド性光透過窓材及びその製造方法
JP2008290354A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Panasonic Corp 導電シート及びその製造方法
JP2011118029A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート及び表示装置
JP2014080555A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Pelnox Ltd 熱硬化性組成物及び熱硬化性導電性ペースト
WO2018147301A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
WO2018147302A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
WO2018147299A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
WO2018147298A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085305A (ja) * 2006-08-31 2008-04-10 Bridgestone Corp 光透過性電磁波シールド材の製造方法、光透過性電磁波シールド材、およびディスプレイ用フィルタ
JP2010093040A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Bridgestone Corp 光透過性電磁波シールド材及びその製造方法
JP7186583B2 (ja) 2018-11-16 2022-12-09 石原ケミカル株式会社 銅微粒子分散液及び透明導電回路の作製方法
CN113151813B (zh) * 2020-01-07 2023-08-29 苏州维业达科技有限公司 一种导电膜的修补方法
CN113161039B (zh) * 2020-01-07 2022-12-02 苏州维业达触控科技有限公司 一种新型导电膜及其制作方法

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133944A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd 導電性インキ組成物とそれを用いた微細パターンの印刷方法および透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP2002198687A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP2003068140A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Toyobo Co Ltd 導電ペーストおよびプリント配線板
JP2003107210A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Keiwa Inc 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット
WO2003045127A1 (fr) * 2001-11-20 2003-05-30 Bridgestone Corporation Materiau transmettant la lumiere et protege contre les ondes electromagnetiques et procede de fabrication de ce materiau
US6882091B2 (en) 2001-11-20 2005-04-19 Bridgestone Corporation Electromagnetic-wave shielding and light transmitting plate and manufacturing method thereof
EP1558067A1 (en) * 2002-10-28 2005-07-27 Bridgestone Corporation Electromagnetic wave shielding light transmitting window material and process for producin the same
EP1558067A4 (en) * 2002-10-28 2008-07-09 Bridgestone Corp LIGHT-EMITTING FILTRATION PROTECTIVE MATERIAL AGAINST ELECTROMAGNETIC WAVES AND METHOD FOR PRODUCING SAME
JP2008130921A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Bridgestone Corp めっき下地用導電性ペースト、電磁波シールド性光透過窓材及びその製造方法
JP2008290354A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Panasonic Corp 導電シート及びその製造方法
JP2011118029A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート及び表示装置
JP2014080555A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Pelnox Ltd 熱硬化性組成物及び熱硬化性導電性ペースト
JP6404533B1 (ja) * 2017-02-08 2018-10-10 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
CN110235538A (zh) * 2017-02-08 2019-09-13 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
WO2018147299A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
WO2018147298A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
WO2018147301A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
JP6404534B1 (ja) * 2017-02-08 2018-10-10 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
JP6404535B1 (ja) * 2017-02-08 2018-10-10 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
JPWO2018147298A1 (ja) * 2017-02-08 2019-02-14 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
CN110199584A (zh) * 2017-02-08 2019-09-03 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
CN110199583A (zh) * 2017-02-08 2019-09-03 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
CN110226366A (zh) * 2017-02-08 2019-09-10 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
WO2018147302A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板及び電子機器
KR20190117494A (ko) * 2017-02-08 2019-10-16 타츠타 전선 주식회사 전자파 차폐 필름, 차폐 프린트 배선판 및 전자 기기
CN110199583B (zh) * 2017-02-08 2020-12-22 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
CN110235538B (zh) * 2017-02-08 2020-12-22 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
CN110226366B (zh) * 2017-02-08 2021-02-12 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
CN110199584B (zh) * 2017-02-08 2021-03-16 拓自达电线株式会社 电磁波屏蔽膜、屏蔽印制线路板及电子设备
KR102267570B1 (ko) * 2017-02-08 2021-06-18 타츠타 전선 주식회사 전자파 차폐 필름, 차폐 프린트 배선판 및 전자 기기
TWI760431B (zh) * 2017-02-08 2022-04-11 日商拓自達電線股份有限公司 電磁波屏蔽膜、屏蔽印刷配線板及電子機器
TWI761447B (zh) * 2017-02-08 2022-04-21 日商拓自達電線股份有限公司 電磁波屏蔽膜、屏蔽印刷配線板及電子機器
TWI761445B (zh) * 2017-02-08 2022-04-21 日商拓自達電線股份有限公司 電磁波屏蔽膜、屏蔽印刷配線板及電子機器
TWI761446B (zh) * 2017-02-08 2022-04-21 日商拓自達電線股份有限公司 電磁波屏蔽膜、屏蔽印刷配線板及電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3017987B1 (ja) 2000-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3017987B1 (ja) 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法
JP3017988B1 (ja) 透光性電磁波シ―ルド部材およびその製造方法
JP2014017519A (ja) 伝導体およびその製造方法
WO2006112535A1 (ja) 透明導電性フィルムとその製造方法
JP2002133944A (ja) 導電性インキ組成物とそれを用いた微細パターンの印刷方法および透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP3532146B2 (ja) 透光性電磁波シールド部材とその製造方法
JP2020074114A (ja) 導電性フィルム、タッチパネルセンサー、および、タッチパネル
JP2000269682A (ja) 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP3544498B2 (ja) 透光性電磁波シールド部材とその製造方法
JP2002057490A (ja) 透光性電磁波シールド部材とその製造方法
JP2002111278A (ja) 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP2006278881A (ja) 電磁波シールド用銅箔、及び該銅箔で作成した電磁波シールド体
JP2000269683A (ja) 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP3241348B2 (ja) 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP4801855B2 (ja) 導電性ペーストとそれを用いた導電性パターンの形成方法
JP3425400B2 (ja) 透光性電磁波シールド部材およびその製造方法
JP2000174484A (ja) 透光性電磁波シールド部材およびその製造方法
JP3040395B1 (ja) 透光性電磁波シ―ルド部材の製造方法
JP4762484B2 (ja) 電磁波シールド用銅箔及び電磁波シールド体
JP3398092B2 (ja) 透光性電磁波シールド部材およびその製造方法
JP4517573B2 (ja) 回路の製造方法および該回路を備えた回路板
JP2004172282A (ja) 回路の製造方法および該回路を備えた回路板
JPH11354978A (ja) 透光性電磁波シールド部材の製造方法
JP2000174485A (ja) 透光性電磁波シールドフィルムおよび透光性電磁波シールドパネルの製造方法
JP2003046292A (ja) 透光性電磁波シールド部材およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees