JP2000155505A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000155505A
JP2000155505A JP10347826A JP34782698A JP2000155505A JP 2000155505 A JP2000155505 A JP 2000155505A JP 10347826 A JP10347826 A JP 10347826A JP 34782698 A JP34782698 A JP 34782698A JP 2000155505 A JP2000155505 A JP 2000155505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
recording medium
toner image
temperature
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10347826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3614312B2 (ja
Inventor
Yasuhisa Kato
泰久 加藤
Yasuhiro Sagawa
泰博 佐川
Chikashi Tanabe
史 田鍋
Hiroyuki Watase
浩之 渡瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP34782698A priority Critical patent/JP3614312B2/ja
Publication of JP2000155505A publication Critical patent/JP2000155505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3614312B2 publication Critical patent/JP3614312B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上に形成したトナー像を定着装置の
熱の作用で定着し、定着後の記録媒体をステープル装置
によって綴じる画像形成装置において、ステープル装置
における記録媒体のスタック不良を防止し、正しく記録
媒体を綴じることができるようにする。 【解決手段】 ステープル装置4により記録媒体Pを綴
じるステープルモードが選択されたとき、定着装置22
の定着温度を下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上に形成
されたトナー像を、定着装置において少なくとも熱の作
用によって当該記録媒体上に定着すると共に、その定着
後の複数枚の記録媒体をステープル装置によって綴じる
ことの可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ或いは
これらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとし
て構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知で
ある。この種の画像形成装置においては、複数枚の記録
媒体を綴じるステープルモードがオペレータによって選
択されたとき、ステープル装置がステープル動作を実行
する。このように、オペレータが所望するとき、複数枚
の記録媒体を自動的に綴じることができる。
【0003】ところが、従来のこの種の画像形成装置に
おいては、ステープル装置に搬送される記録媒体がカー
ルして、ステープル装置において記録媒体のスタック不
良が発生し、これによって記録媒体のジャムが発生した
り、複数の記録媒体を正しく綴じることができなくなる
おそれがあった。またステープル綴じ後の記録媒体をス
テープル装置外に排出したとき、その記録媒体のカール
に基因して、記録媒体束が大きく丸まってしまうおそれ
も免れなかった。
【0004】記録媒体のカールは、その記録媒体が定着
装置を通るとき、当該記録媒体に高い温度の熱が加えら
れることにより生じるものである。従ってかかるカール
の発生を防止するには、定着装置の定着温度を下げれば
よいが、単に定着温度を下げてしまうと、特に厚みの大
きな記録媒体上のトナー像を確実に定着することができ
ず、トナー像の定着不良が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を簡単な構成によって除去することのできる
画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、記録媒体上にトナー像を形成するトナー像
形成手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像を、
少なくとも熱の作用で、その記録媒体上に定着する定着
装置と、トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じるス
テープル装置とを具備する画像形成装置において、前記
ステープル装置により複数枚の記録媒体を綴じるステー
プルモードが選択されないときの前記定着装置の定着温
度を基準温度としたとき、ステープルモードが選択され
たときに、定着装置の定着温度を前記基準温度よりも下
げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とする画像形
成装置を提案する(請求項1)。
【0007】同じく、本発明は、上記目的を達成するた
め、原稿を1枚ずつ原稿読取部に給送する自動原稿送り
装置と、該自動原稿送り装置により送られる原稿の枚数
を検知する原稿カウント手段と、前記原稿読取部に送ら
れた原稿の画像を読み取る読取装置と、該読取装置で読
み取られた原稿画像に対応するトナー像を記録媒体上に
形成するトナー像形成手段と、前記記録媒体上に形成さ
れたトナー像を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体
上に定着する定着装置と、トナー像定着後の複数枚の記
録媒体を綴じるステープル装置とを具備する画像形成装
置において、前記ステープル装置により複数枚の記録媒
体を綴じるステープルモードが選択されないときの前記
定着装置の定着温度を基準温度としたとき、ステープル
モードが選択され、かつ前記自動原稿送り装置によって
送られる原稿の枚数が所定枚数以上となったとき、その
所定枚数以降の原稿に対応する記録媒体上のトナー像を
定着するときの定着装置の定着温度を前記基準温度より
も下げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とする画
像形成装置を提案する(請求項2)。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
と、前記記録媒体上に形成されたトナー像を、少なくと
も熱の作用で、その記録媒体上に定着する定着装置と、
トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じるステープル
装置とを具備する画像形成装置において、前記ステープ
ル装置により綴じられる記録媒体の枚数を検知する記録
媒体カウント手段と、前記ステープル装置により複数枚
の記録媒体を綴じるステープルモードが選択されないと
きの前記定着装置の定着温度を基準温度としたとき、ス
テープルモードが選択され、かつステープル装置により
綴じられる記録媒体の枚数が所定枚数以上となったと
き、その所定枚数以降の記録媒体上のトナー像を定着す
るときの定着装置の定着温度を前記基準温度よりも下げ
る定着温度制御手段を設けたことを特徴とする画像形成
装置(請求項3)。
【0009】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
と、前記記録媒体上に形成されたトナー像を、少なくと
も熱の作用で、その記録媒体上に定着する定着装置と、
一度定着装置を通った記録媒体に対してさらにトナー像
を形成すべく、当該記録媒体を再び前記トナー像形成手
段に給送する再給送装置と、トナー像定着後の複数枚の
記録媒体を綴じるステープル装置とを具備する画像形成
装置において、前記ステープル装置により複数枚の記録
媒体を綴じるステープルモードが選択されないときの前
記定着装置の定着温度を基準温度としたとき、ステープ
ルモードが選択され、かつ前記再給送装置によって記録
媒体を再びトナー像形成手段に給送する再給送モードが
選択されたときに、定着装置の定着温度を前記基準温度
よりも下げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とす
る画像形成装置(請求項4)。
【0010】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、原稿を1枚ずつ原稿読取部に給送する自動原稿送り
装置と、該自動原稿送り装置により送られる原稿の枚数
を検知する原稿カウント手段と、前記原稿読取部に送ら
れた原稿の画像を読み取る読取装置と、該読取装置で読
み取られた原稿画像に対応するトナー像を記録媒体上に
形成するトナー像形成手段と、前記記録媒体上に形成さ
れたトナー像を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体
上に定着する定着装置と、一度定着装置を通った記録媒
体に対してさらにトナー像を形成すべく、当該記録媒体
を再び前記トナー像形成手段に給送する再給送装置と、
トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じるステープル
装置とを具備する画像形成装置において、前記ステープ
ル装置により複数枚の記録媒体を綴じるステープルモー
ドが選択されないときの前記定着装置の定着温度を基準
温度としたとき、ステープルモードが選択され、かつ前
記自動原稿送り装置によって送られる原稿の枚数が所定
枚数以上となり、このとき前記再給送装置によって記録
媒体を再びトナー像形成手段に給送する再給送モードが
選択されていないときに、前記所定枚数以降の原稿に対
応する記録媒体上のトナー像を定着するときの定着装置
の定着温度を前記基準温度よりも低い第1の温度に下
げ、ステープルモードが選択され、かつ前記自動原稿送
り装置によって送られる原稿の枚数が所定枚数以上とな
り、このとき前記再給送装置によって記録媒体を再びト
ナー像形成手段に給送する再給送モードが選択されてい
るときには、前記所定枚数以降の原稿に対応する記録媒
体上のトナー像を定着するときの定着装置の定着温度を
前記第1の温度よりもさらに低い第2の温度に下げる定
着温度制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置
を提案する(請求項5)。
【0011】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
と、前記記録媒体上に形成されたトナー像を、少なくと
も熱の作用で、その記録媒体上に定着する定着装置と、
一度定着装置を通った記録媒体に対してさらにトナー像
を形成すべく、当該記録媒体を再び前記トナー像形成手
段に給送する再給送装置と、トナー像定着後の複数枚の
記録媒体を綴じるステープル装置とを具備する画像形成
装置において、前記ステープル装置により綴じられる記
録媒体の枚数を検知する記録媒体カウント手段と、前記
ステープル装置により複数枚の記録媒体を綴じるステー
プルモードが選択されないときの前記定着装置の定着温
度を基準温度としたとき、ステープルモードが選択さ
れ、かつステープル装置により綴じられる記録媒体の枚
数が所定枚数以上となり、このとき前記再給送装置によ
って記録媒体を再びトナー像形成手段に給送する再給送
モードが選択されていないときに、前記所定枚数以降の
記録媒体上のトナー像を定着するときの定着装置の定着
温度を前記基準温度よりも低い第1の温度に下げ、ステ
ープルモードが選択され、かつステープル装置により綴
じられる記録媒体の枚数が所定枚数以上となり、このと
き前記再給送装置によって記録媒体を再びトナー像形成
手段に給送する再給送モードが選択されているときに
は、前記所定枚数以降の記録媒体上のトナー像を定着す
るときの定着装置の定着温度を前記第1の温度よりもさ
らに低い第2の温度に下げる定着温度制御手段を設けた
ことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項
6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は、画像形成装置の一例を示す概略断
面図であり、ここに示した画像形成装置は、画像形成装
置本体1と、その上部に設けられた自動原稿送り装置2
と、再給送装置3と、ステープル装置4とを有してい
る。これらの基本構成とその作用は全て従来より公知で
あるため、以下にその概略だけを簡単に説明する。
【0014】自動原稿送り装置2の原稿台5上には、オ
ペレータによって1枚又は複数枚の原稿Dがセットされ
る。図示していないプリントキーが押下されると、最上
位の原稿Dがピックアップローラ6の回転により矢印P
1方向に送り出され、原稿搬送ベルト7の回転によっ
て、画像形成装置本体1の上部に位置するコンタクトガ
ラス8上の原稿読取部に給送され、ここで止められる。
【0015】上述のようにコンタクトガラス8上に載置
された原稿の画像は、画像形成装置本体1内に設けられ
た読取光学系より成る読取装置9によって読み取られ
る。原稿の読み取り終了後、その原稿は、原稿搬送ベル
ト7の回転によって、矢印P2で示すように排出トレイ
10上に排出される。引き続き、次の最上位の原稿Dが
上述したところと同様にコンタクトガラス8上に給送さ
れ、その画像が読み取られ、その後、その原稿も排出ト
レイ10上に排出される。このように原稿が1枚ずつ送
られるとき、その枚数が図示していない原稿カウント手
段により計数される。この原稿カウント手段は、例え
ば、原稿の搬送経路中に設けられたセンサと、このセン
サを原稿が通過するときの検知信号により原稿の枚数を
カウントするカウンタより成る。或いはピックアップロ
ーラ6の回転開始回数をカウンタにより計測する原稿カ
ウント手段などを用いることもできる。
【0016】また、読取装置9は、コンタクトガラス8
上の原稿を照明する光源14と、原稿画像を結像する光
学系15と、原稿画像を結像されるCCD16より成る
光電変換素子を有している。
【0017】上述のように、本例の画像形成装置は、原
稿Dを1枚ずつ原稿読取部に給送する自動原稿送り装置
2と、その自動原稿送り装置2により送られる原稿Dの
枚数を検知する原稿カウント手段と、原稿読取部に送ら
れた原稿の画像を読み取る読取装置9とを有している。
【0018】一方、画像形成装置本体1の内部には、後
述する記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手
段11が設けられ、本例のトナー像形成手段は次のよう
に構成されている。
【0019】画像形成装置本体1の機枠に対して回転可
能に支持された像担持体の一例であるドラム状の感光体
12が、図1における反時計方向に回転駆動され、この
とき帯電装置13によって、感光体表面が所定の極性に
帯電される。また光書き込みユニット17からは、読取
装置9により読み取られた画像情報に応じて光変調され
たレーザ光Lが出射し、そのレーザ光Lが帯電された感
光体表面を露光し、これによって感光体表面に静電潜像
が形成される。この静電潜像は現像装置18を通ると
き、粉体状のトナーによってトナー像として可視像化さ
れる。このトナー像は、感光体12に対向する転写装置
19によって、後述するように感光体12と転写装置1
9の間に給送された記録媒体に転写される。トナー像転
写後の感光体表面はクリーニング装置20によって清掃
される。このように、本例の画像形成装置は、読取装置
9で読み取られた原稿画像に対応するトナー像を記録媒
体上に形成するトナー像形成手段11を有している。
【0020】例えば転写紙、或いは樹脂シートなどから
成る記録媒体Pは、画像形成装置本体1の下部に設けら
れた給紙装置21にスタックされ、その最上位の記録媒
体Pが矢印P3方向に送り出され、前述のように、その
一方の面にトナー像を転写される。
【0021】トナー像を転写された記録媒体Pは、矢印
4で示すように定着装置22を通過する。ここに示し
た定着装置22は、図2にも示すように、互いに対をな
してそれぞれ矢印方向に回転駆動される定着ローラ23
と加圧ローラ24を有し、定着ローラ23にはヒータ2
5が内設されている。このヒータ25は、図示していな
い電源から電流を供給されて加熱され、これによって定
着ローラ23を加熱する。記録媒体Pは、定着ローラ2
3と加圧ローラ24の間を搬送され、このとき両ローラ
23,24から受ける圧力と熱の作用によって、トナー
が溶融され、そのトナー像が記録媒体上に定着される。
定着ローラ表面の温度は、サーミスタ26によって検知
されて制御される。熱の作用だけで、トナー像を定着す
る定着装置を用いることも可能である。このように、本
例の画像形成装置は、記録媒体P上に形成されたトナー
像を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体P上に定着
する定着装置22を有している。
【0022】定着装置22を出た記録媒体Pは、切換爪
27により案内され、次いで複数の搬送ローラによって
矢印P5方向に搬送され、画像形成装置本体外に排出さ
れてステープル装置4内に搬入される。このとき、記録
媒体を綴じるステープルモードが選択されていないとき
は、記録媒体は切換爪28に案内され、矢印P6方向に
搬送されて排紙トレイ29上に排出される。
【0023】これに対し、ステープル装置4によって複
数枚の記録媒体を綴じるステープルモードがオペレータ
によって選択されているときは、ステープル装置4に搬
入された記録媒体は、位置を切換えた切換爪28によっ
て、矢印P7の方向に搬送され、次いでその自重でステ
ープルトレイ30に落ち込み、記録媒体の後端がストッ
パ31によって受け止められる。次いで、図示していな
いシート揃え装置によって、記録媒体がその幅方向の位
置を揃えられる。
【0024】上述した動作が繰返し行われ、所定枚数の
記録媒体が、揃えられた状態でステープルトレイ30上
に載置される。例えば、自動原稿送り装置2の原稿台5
上に複数枚の原稿Dがセットされ、その1枚ずつが複写
されたとき、その枚数と同じ数の記録媒体がステープル
トレイ30上にスタックされる。このとき、ステープル
装置4のステープラ32が作動し、複数枚の記録媒体を
ステープル針によって綴じる。綴じられた記録媒体は、
回転する放出ベルト33に設けられた図示していない排
出爪によって矢印P8方向に搬送され、排紙トレイ29
上に排出される。このように、本例の画像形成装置は、
トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じるステープル
装置4を具備している。
【0025】また、本例の画像形成装置には、記録媒体
の他方の面にもトナー像を形成できるように、先に簡単
に示した再給送装置3が設けられている。記録媒体の他
方の面にも画像を形成するモードがオペレータによって
選択された場合には、前述のように定着装置22を出た
記録媒体は、位置を切換えた切換爪27に案内されて矢
印P9で示すように再給送装置3に搬入され、次いでこ
の記録媒体は、矢印P9と反対の矢印P10方向に逆送さ
れてその表裏が反転される。次いでこの記録媒体は、搬
送ローラ対34によって再び感光体12と転写装置19
との間に送り込まれ、前述したところと同様にして感光
体表面に形成されたトナー像が、記録媒体の他方の面に
転写される。そして、この記録媒体が定着装置22を通
るとき、熱と圧力の作用で、他方の面に転写されたトナ
ー像が記録媒体上に定着される。引き続き、この記録媒
体は、矢印P5方向に搬送され、そのまま矢印P6方向に
搬送されて排紙トレイ29に排出されるか、又はステー
プル装置4によって他の記録媒体と共に綴じられてから
排紙トレイ29上に排出される。再給送装置3におい
て、記録媒体の表裏を反転させずに、その記録媒体を感
光体12と転写装置19の間に送り込み、記録媒体の同
一面に複数のトナー像を合成して形成することもでき
る。
【0026】上述のように、本例の画像形成装置は、一
度定着装置22を通った記録媒体に対してさらにトナー
像を形成すべく、その記録媒体を再びトナー像形成手段
11に給送する再給送装置3を有している。
【0027】以上説明した画像形成装置の構成と作用は
従来の画像形成装置と特に異なるところはなく、この構
成は、後述する具体的な第1乃至第6の構成例に共通す
るものである。その際、従来の画像形成装置において
は、先にも説明したように、ステープル装置に搬送され
る記録媒体がカールすることにより、ステープル装置に
て、その記録媒体のスタック不良が発生し、これによっ
て記録媒体がジャムを起こしたり、複数枚の記録媒体を
正しく綴じることができなくなるおそれがあり、さらに
ステープル綴じ後の記録媒体を排紙トレイに排出したと
き、その記録媒体束が大きく丸まってしまうおそれがあ
った。
【0028】本発明者は、従来の画像形成装置において
上述した不具合が発生する原因につき検討した結果、次
の事実を明らかにすることができた。
【0029】定着装置において記録媒体上のトナー像を
定着するとき、そのトナーに定着ローラと加圧ローラに
より圧力と熱を加え、そのトナーを潰して溶かし、これ
を記録媒体上に定着させるが、その定着性を決める一番
のポイントは、記録媒体とトナーとの接触部の温度、す
なわち境界温度であり、この温度が所定の温度以上でな
いと、定着不良が発生する。この境界温度を決めるファ
クターは2つあり、その1つは当然定着ローラからトナ
ーに与える熱量であり、もう1つは記録媒体の温度であ
る。記録媒体自体も定着ローラと加圧ローラとの接触
部、すなわちそのニップ部を通過する際に、定着ローラ
に接触して熱くなった加圧ローラからの熱を受けて暖め
られている。
【0030】一方、記録媒体としては、その厚みの大な
るものから小なるものまでが使用される。例えば、この
記録媒体が紙から成るとき、紙厚の大なるものから薄い
ものまでが使用されるが、紙厚が厚いほど熱容量が大き
いため、加圧ローラにより暖められる温度は低く、薄紙
ほど温度は高くなり、厚紙の方がトナー像の定着不良が
発生しやすくなる。
【0031】その際、従来の画像形成装置においては、
いかなる厚みの記録媒体が使用されたときも、トナー像
が確実に定着されるように、定着装置の定着温度を画一
的に高く設定していた。定着温度とは、トナー像を記録
媒体に定着するときの定着装置の温度であり、定着ロー
ラを用いた定着装置においては、その定着ローラの表面
温度である。従来の画像形成装置においては、厚みの大
なる記録媒体にもトナー像を良好に転写できるように、
定着温度を高く設定していたのである。従って、薄紙が
使用されたときは、定着装置によってその記録媒体に与
えられる熱量が過多となり、これによって薄い記録媒体
に大きなカールが発生しやすくなる。
【0032】一方、ステープル装置によって、特に厚い
記録媒体、又は特に薄い記録媒体を綴じることは少な
く、またステープル装置の綴じ能力も、極端に厚い記録
媒体を綴じることができるようには設定されていない。
従って、ステープル装置で記録媒体を綴じるステープル
モードは、中間的な厚みの記録媒体を使用したときに限
られるのが普通である。従って、ステープルモードが選
択されたときは、あまり厚い記録媒体が定着装置を通る
ことはない。このため、その記録媒体には、定着装置に
よって必要以上の熱が与えられ、これが大きくカール
し、これがために、その記録媒体がステープル装置でス
タック不良を起こし、これがジャムを起こしたり、綴じ
不良が発生し、或いは綴じられた記録媒体に大きな丸み
ができていたのである。
【0033】本例の画像形成装置においては、上述した
新規な認識に基づき、ステープルモードが選択されたと
きは、これ以外のときよりも定着装置22の定着温度を
下げるように構成されている。すなわち、ステープル装
置4により複数枚の記録媒体Pを綴じるステープルモー
ドが選択されないときの定着装置22の定着温度を基準
温度Tとしたとき、ステープルモードが選択されたとき
に、定着装置22の定着温度を上記基準温度Tよりも下
げる定着温度制御手段(図示せず)が設けられているの
である。
【0034】これを第1の構成例と称することにする
と、図3はこの構成例をより具体的に示すフローチャー
トである。すなわち、画像形成動作が開始したら(S
1)、ステープルモードか否かを判断し(S2)、ステ
ープルモードでないときは、定着温度を変化させずに通
常の基準温度で定着動作を行う(S3)。ステープルモ
ードでないときは、記録媒体として厚紙などの厚みの大
なるものが用いられる可能性があるので、かかる記録媒
体上のトナー像も確実に定着させるために、定着温度を
基準温度Tに設定するのである。またこのときの記録媒
体が薄いものであっても、その記録媒体は、ステープル
装置4においてスタックされたり、揃えられたり、或い
は綴じられたりすることなく、排紙トレイ29にそのま
ま排出されるので、定着温度が基準温度Tであって、そ
の記録媒体に多少のカールが発生しても、これがジャム
を起こす可能性は極めて低い。
【0035】また図3において、ステープルモードが選
択されたときは、定着温度を基準温度よりも下げる(S
4)。基準温度は例えば185℃に設定されるが、これ
よりも例えば10℃低い温度に定着温度が設定されるの
である。このようにすれば、記録媒体は定着装置22に
よって過度に熱量を付与されることはなく、そのカール
は極めて小さくなる。このため、この記録媒体がステー
プル装置4に搬送されて前述の処理を受けるとき、ジャ
ムや綴じ不良が発生したり、綴じ後の記録媒体が大きく
丸まる不具合を防止することができる。また、このよう
に定着温度が基準温度Tよりも低くなっても、ステープ
ルモードが選択されたときに使用される記録媒体の厚み
は、通常、大きくないので、トナー像の定着不良が発生
することはない。
【0036】上述した第1の構成例に代えて、ステープ
ルモードが選択され、かつ自動原稿送り装置2によって
送られる原稿Dの枚数が所定枚数以上となったとき、そ
の所定枚数以降の原稿Dに対応する記録媒体上のトナー
像を定着するときの定着装置22の定着温度を、前述の
基準温度Tよりも下げる定着温度制御手段を設けること
もできる。
【0037】これを第2の構成例と称することにする
と、図4はこの構成例のより具体的な例を示すフローチ
ャートである。図4のS2,S4に示すように、ステー
プルモードが選択されなかった場合の動作は図3と変り
はない。また、ステープルモードが選択された場合、図
1に示した自動原稿送り装置2によって原稿Dが1枚ず
つ原稿台5から給送され、その枚数が前述の原稿カウン
ト手段によってカウントされるが、その枚数が所定の枚
数、図4の例では15枚未満であるときは、定着温度は
基準温度Tに維持される(S3,S4)。また、自動原
稿送り装置2によって搬送される原稿Dの枚数が15枚
以上となったときは、その枚数以降の全ての原稿Dに対
応する記録媒体上のトナー像を、基準温度Tよりも例え
ば10℃低い定着温度で定着する(S5)。例えば、2
0枚の原稿Dを1枚ずつ原稿台5から給送するとき、1
枚目から14枚目までの原稿に対応する記録媒体上のト
ナー像については基準温度Tで定着し、15枚目から2
0枚目までの原稿に対応する記録媒体のトナー像は、基
準温度Tよりも10℃低い温度で定着するのである。
【0038】原稿の枚数が所定枚数、上の例では15枚
より少ないときは、ステープル装置4にスタックされる
記録媒体の数も少ないため、その記録媒体がカールして
いても、これらがジャムを起こしたり、綴じ不良が発生
する可能性は低いため、その記録媒体上のトナー像を基
準温度Tで定着するのである。ところが、原稿Dの枚数
が15枚以上となると、ステープル装置4にスタックさ
れる記録媒体の数が増し、15枚目以降の記録媒体が大
きくカールしていると、これがステープル装置4におい
てスタック不良を起こす可能性が高まる。このため、1
5枚目以降の原稿に対応する15枚目以降の記録媒体上
のトナー像を低い温度で定着し、その記録媒体にカール
を発生させないか、又は発生してもこれを小さく留め、
ステープル装置4において、その記録媒体がスタック不
良を起こすことを防止するのである。この場合も、ステ
ープル綴じされる記録媒体の厚みは薄いので、低い温度
でトナー像を定着しても定着不良が発生する不具合を阻
止できる。
【0039】また、上述した第1及び第2の構成例に代
えて、次の構成を採用することもできる。
【0040】図1に示したステープル装置4のステープ
ルトレイ30、或いはステープル装置や画像形成装置本
体1内の記録媒体搬送経路中に、記録媒体の枚数を検知
するセンサ(図示せず)を設けると共に、その枚数をカ
ウントするカウンタ(図示せず)を設け、これらより成
る記録媒体カウント手段によって、記録媒体の枚数をカ
ウントする。そして、図5のS2,S4に示すように、
ステープルモードが選択されないときは、定着温度を基
準温度とする。ステープルモードが選択されたときは、
記録媒体の数が所定枚数、図の例では14枚までは定着
温度を基準温度とし(S3,S4)、これが15枚以上
となったときは、それ以降の全ての記録媒体上のトナー
像を定着するときの定着温度を基準温度Tよりも10℃
下げる(S5)。
【0041】この構成を第3の構成例とすると、この構
成によっても前述の第2の構成例と全く同様な作用効果
を奏することができる。第2の構成例では原稿の枚数に
よって、定着温度を制御したのに対し、第3の構成例で
は、記録媒体の枚数によって定着温度を制御している。
【0042】第3の構成例をより一般的に示すと、この
構成の画像形成装置には、ステープル装置4により綴じ
られる記録媒体Pの枚数を検知する記録媒体カウント手
段と、ステープル装置4により複数枚の記録媒体Pを綴
じるステープルモードが選択されないときの定着装置2
2の定着温度を基準温度Tとしたとき、ステープルモー
ドが選択され、かつステープル装置4により綴じられる
記録媒体Pの枚数が所定枚数以上となったとき、その所
定枚数以降の記録媒体上のトナー像を定着するときの定
着装置の定着温度を基準温度Tよりも下げる定着温度制
御手段が設けられている。
【0043】図6は第4の構成例のフローチャートであ
る。この場合も、ステープルモードが選択されないとき
は、定着温度は基準温度に設定される(S2,S4)。
ステープルモードが選択された場合には、図1に示した
再給送装置3を用いて記録媒体の他方の面にもトナー像
を形成する再給送モードであるか否かが判断され(S
3)、再給送モードであるときは、定着温度が基準温度
よりも10℃低く設定される(S5)。再給送モードが
選択されると、記録媒体は定着装置22を2度通過する
ので、記録媒体には多量の熱量が与えられ、これがカー
ルしやすくなる。そこで、このときの定着温度を下げ、
記録媒体に大きなカールが発生することを阻止し、ステ
ープル装置4における記録媒体のスタック不良を防止す
る。
【0044】上述のように、第4の構成例における画像
形成装置は、ステープル装置4により複数枚の記録媒体
Pを綴じるステープルモードが選択されないときの定着
装置22の定着温度を基準温度Tとしたとき、ステープ
ルモードが選択され、かつ再給送装置3によって記録媒
体Pを再びトナー像形成手段11に給送する再給送モー
ドが選択されたときに、定着装置22の定着温度を基準
温度Tよりも下げる定着温度制御手段が設けられてい
る。
【0045】図7に示す第5の構成例においては、図4
に示した第2の構成例と同じく、ステープルモードが選
択されず、或いはこのステープルモードが選択されたと
きも、自動原稿送り装置2によって送られる原稿Dの枚
数が所定の15枚よりも少ないときは、定着温度は基準
温度に設定される(S2,S3,S4)。一方、ステー
プルモードが選択され、しかも原稿Dの枚数が15枚を
越えると、再給送モードか否かがチェックされ(S
5)、このモードでないときは、定着温度は基準温度よ
りも10℃低い第1の温度に設定される(S6)。これ
により、図4に示した第2の構成例と同じく、原稿枚数
が多く、従ってステープル装置4にスタックされる記録
媒体の枚数が多いときも、これがスタック不良を起こす
不具合を防止できる。さらに、ステープルモードが選択
され、かつ自動原稿送り装置2から送り出される原稿D
の枚数が15枚以上となり、さらに再給送モードが選択
されているときは、定着温度が基準温度よりも20℃低
い第2の温度に設定される。原稿の枚数が多く、従って
ステープル装置4にスタックされる記録媒体の数が増
え、さらに記録媒体が定着装置22を2度通過して、多
量の熱を付与されたときは、その記録媒体は大きくカー
ルするおそれがあるので、定着温度を大きく低下させ、
そのカールの発生を抑え、ステープル装置2におけるス
タック不良を防止するのである。
【0046】上述のように、第5の構成例に係る画像形
成装置は、ステープル装置4により複数枚の記録媒体を
綴じるステープルモードが選択されないときの前記定着
装置の定着温度を基準温度としたとき、ステープルモー
ドが選択され、かつ自動原稿送り装置2によって送られ
る原稿Dの枚数が所定枚数以上となり、このとき再給送
装置3によって記録媒体Pを再びトナー像形成手段11
に給送する再給送モードが選択されていないときに、前
記所定枚数以降の原稿に対応する記録媒体上のトナー像
を定着するときの定着装置22の定着温度を基準温度T
よりも低い第1の温度に下げ、ステープルモードが選択
され、かつ自動原稿送り装置2によって送られる原稿D
の枚数が所定枚数以上となり、このとき再給送装置3に
よって記録媒体Pを再びトナー像形成手段11に給送す
る再給送モードが選択されているときには、前記所定枚
数以降の原稿に対応する記録媒体上のトナー像を定着す
るときの定着装置の定着温度を前記第1の温度よりもさ
らに低い第2の温度に下げる定着温度制御手段が設けら
れている。
【0047】図8に示す第6の構成例では、そのS3に
おいて、図7のS5の代りに、前述の記録媒体カウント
手段によって記録媒体の枚数が15枚より少ないか、又
はこれ以上であるかを検出している点だけが、図7に示
した第5の構成例と相違し、他の構成に相違するところ
はない。すなわち、第6の構成例に係る画像形成装置
は、ステープル装置4により綴じられる記録媒体Pの枚
数を検知する前述の記録媒体カウント手段と、ステープ
ル装置4により複数枚の記録媒体Pを綴じるステープル
モードが選択されないときの定着装置22の定着温度を
基準温度Tとしたとき、ステープルモードが選択され、
かつステープル装置4により綴じられる記録媒体Pの枚
数が所定枚数以上となり、このとき再給送装置3によっ
て記録媒体Pを再びトナー像形成手段11に給送する再
給送モードが選択されていないときに、上記所定枚数以
降の記録媒体上のトナー像を定着するときの定着装置の
定着温度を前記基準温度よりも低い第1の温度に下げ、
ステープルモードが選択され、かつステープル装置4に
より綴じられる記録媒体の枚数が所定枚数以上となり、
このとき前記再給送装置3によって記録媒体を再びトナ
ー像形成手段に給送する再給送モードが選択されている
ときには、上記所定枚数以降の記録媒体上のトナー像を
定着するときの定着装置の定着温度を前記第1の温度よ
りもさらに低い第2の温度に下げる定着温度制御手段が
設けられている。
【0048】上述した各構成例における定着温度制御手
段は、例えば、図2に示したサーミスタ26と、ヒータ
25と、そのヒータに給電する電源と、サーミスタによ
る定着ローラ23の温度検知結果に基づいて、定着温度
が前述の各温度となるように電源からヒータ25への給
電量を制御する制御装置とによって構成することができ
る。
【0049】本発明は、原稿を照明してその光像を直に
感光体上に結像する複写機や、複写機以外の各種形式の
画像形成装置などにも広く適用できるものである。
【0050】
【発明の効果】請求項1乃至6に記載の画像形成装置に
よれば、ステープル装置での記録媒体のスタック不良の
発生を抑え、確実に複数枚の記録媒体を綴じることが可
能となり、しかも綴じた後の記録媒体に大きな丸みがで
きる不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】定着装置の拡大断面図である。
【図3】第1の構成例のフローチャートである。
【図4】第2の構成例のフローチャートである。
【図5】第3の構成例のフローチャートである。
【図6】第4の構成例のフローチャートである。
【図7】第5の構成例のフローチャートである。
【図8】第6の構成例のフローチャートである。
【符号の説明】
2 自動原稿送り装置 3 再給送装置 4 ステープル装置 9 読取装置 11 トナー像形成手段 22 定着装置 D 原稿 P 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田鍋 史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡瀬 浩之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA46 DB08 EA12 FA13 FA21 FA22 2H033 BB00 CA01 CA27 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA02 HA45 HA54 9A001 KK42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像
    を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体上に定着する
    定着装置と、トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じ
    るステープル装置とを具備する画像形成装置において、 前記ステープル装置により複数枚の記録媒体を綴じるス
    テープルモードが選択されないときの前記定着装置の定
    着温度を基準温度としたとき、ステープルモードが選択
    されたときに、定着装置の定着温度を前記基準温度より
    も下げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿を1枚ずつ原稿読取部に給送する自
    動原稿送り装置と、該自動原稿送り装置により送られる
    原稿の枚数を検知する原稿カウント手段と、前記原稿読
    取部に送られた原稿の画像を読み取る読取装置と、該読
    取装置で読み取られた原稿画像に対応するトナー像を記
    録媒体上に形成するトナー像形成手段と、前記記録媒体
    上に形成されたトナー像を、少なくとも熱の作用で、そ
    の記録媒体上に定着する定着装置と、トナー像定着後の
    複数枚の記録媒体を綴じるステープル装置とを具備する
    画像形成装置において、 前記ステープル装置により複数枚の記録媒体を綴じるス
    テープルモードが選択されないときの前記定着装置の定
    着温度を基準温度としたとき、ステープルモードが選択
    され、かつ前記自動原稿送り装置によって送られる原稿
    の枚数が所定枚数以上となったとき、その所定枚数以降
    の原稿に対応する記録媒体上のトナー像を定着するとき
    の定着装置の定着温度を前記基準温度よりも下げる定着
    温度制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体上にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像
    を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体上に定着する
    定着装置と、トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じ
    るステープル装置とを具備する画像形成装置において、 前記ステープル装置により綴じられる記録媒体の枚数を
    検知する記録媒体カウント手段と、前記ステープル装置
    により複数枚の記録媒体を綴じるステープルモードが選
    択されないときの前記定着装置の定着温度を基準温度と
    したとき、ステープルモードが選択され、かつステープ
    ル装置により綴じられる記録媒体の枚数が所定枚数以上
    となったとき、その所定枚数以降の記録媒体上のトナー
    像を定着するときの定着装置の定着温度を前記基準温度
    よりも下げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像
    を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体上に定着する
    定着装置と、一度定着装置を通った記録媒体に対してさ
    らにトナー像を形成すべく、当該記録媒体を再び前記ト
    ナー像形成手段に給送する再給送装置と、トナー像定着
    後の複数枚の記録媒体を綴じるステープル装置とを具備
    する画像形成装置において、 前記ステープル装置により複数枚の記録媒体を綴じるス
    テープルモードが選択されないときの前記定着装置の定
    着温度を基準温度としたとき、ステープルモードが選択
    され、かつ前記再給送装置によって記録媒体を再びトナ
    ー像形成手段に給送する再給送モードが選択されたとき
    に、定着装置の定着温度を前記基準温度よりも下げる定
    着温度制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 原稿を1枚ずつ原稿読取部に給送する自
    動原稿送り装置と、該自動原稿送り装置により送られる
    原稿の枚数を検知する原稿カウント手段と、前記原稿読
    取部に送られた原稿の画像を読み取る読取装置と、該読
    取装置で読み取られた原稿画像に対応するトナー像を記
    録媒体上に形成するトナー像形成手段と、前記記録媒体
    上に形成されたトナー像を、少なくとも熱の作用で、そ
    の記録媒体上に定着する定着装置と、一度定着装置を通
    った記録媒体に対してさらにトナー像を形成すべく、当
    該記録媒体を再び前記トナー像形成手段に給送する再給
    送装置と、トナー像定着後の複数枚の記録媒体を綴じる
    ステープル装置とを具備する画像形成装置において、 前記ステープル装置により複数枚の記録媒体を綴じるス
    テープルモードが選択されないときの前記定着装置の定
    着温度を基準温度としたとき、ステープルモードが選択
    され、かつ前記自動原稿送り装置によって送られる原稿
    の枚数が所定枚数以上となり、このとき前記再給送装置
    によって記録媒体を再びトナー像形成手段に給送する再
    給送モードが選択されていないときに、前記所定枚数以
    降の原稿に対応する記録媒体上のトナー像を定着すると
    きの定着装置の定着温度を前記基準温度よりも低い第1
    の温度に下げ、ステープルモードが選択され、かつ前記
    自動原稿送り装置によって送られる原稿の枚数が所定枚
    数以上となり、このとき前記再給送装置によって記録媒
    体を再びトナー像形成手段に給送する再給送モードが選
    択されているときには、前記所定枚数以降の原稿に対応
    する記録媒体上のトナー像を定着するときの定着装置の
    定着温度を前記第1の温度よりもさらに低い第2の温度
    に下げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体上にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像
    を、少なくとも熱の作用で、その記録媒体上に定着する
    定着装置と、一度定着装置を通った記録媒体に対してさ
    らにトナー像を形成すべく、当該記録媒体を再び前記ト
    ナー像形成手段に給送する再給送装置と、トナー像定着
    後の複数枚の記録媒体を綴じるステープル装置とを具備
    する画像形成装置において、 前記ステープル装置により綴じられる記録媒体の枚数を
    検知する記録媒体カウント手段と、前記ステープル装置
    により複数枚の記録媒体を綴じるステープルモードが選
    択されないときの前記定着装置の定着温度を基準温度と
    したとき、ステープルモードが選択され、かつステープ
    ル装置により綴じられる記録媒体の枚数が所定枚数以上
    となり、このとき前記再給送装置によって記録媒体を再
    びトナー像形成手段に給送する再給送モードが選択され
    ていないときに、前記所定枚数以降の記録媒体上のトナ
    ー像を定着するときの定着装置の定着温度を前記基準温
    度よりも低い第1の温度に下げ、ステープルモードが選
    択され、かつステープル装置により綴じられる記録媒体
    の枚数が所定枚数以上となり、このとき前記再給送装置
    によって記録媒体を再びトナー像形成手段に給送する再
    給送モードが選択されているときには、前記所定枚数以
    降の記録媒体上のトナー像を定着するときの定着装置の
    定着温度を前記第1の温度よりもさらに低い第2の温度
    に下げる定着温度制御手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
JP34782698A 1998-11-20 1998-11-20 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3614312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34782698A JP3614312B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34782698A JP3614312B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000155505A true JP2000155505A (ja) 2000-06-06
JP3614312B2 JP3614312B2 (ja) 2005-01-26

Family

ID=18392870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34782698A Expired - Lifetime JP3614312B2 (ja) 1998-11-20 1998-11-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3614312B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9459574B1 (en) 2015-03-27 2016-10-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming system for correcting curvature of a recording sheet

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5024422B2 (ja) 2010-05-06 2012-09-12 株式会社デンソー 搬送システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63287863A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 Ricoh Co Ltd 複写装置
JPS63301080A (ja) * 1987-05-30 1988-12-08 Ricoh Co Ltd 記録機器の定着装置
JPH05265349A (ja) * 1991-03-15 1993-10-15 Minolta Camera Co Ltd 複数のコピ−モ−ドを備えた画像形成装置
JPH07199720A (ja) * 1993-12-29 1995-08-04 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH0830142A (ja) * 1994-07-15 1996-02-02 Canon Inc ファクシミリ装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63287863A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 Ricoh Co Ltd 複写装置
JPS63301080A (ja) * 1987-05-30 1988-12-08 Ricoh Co Ltd 記録機器の定着装置
JPH05265349A (ja) * 1991-03-15 1993-10-15 Minolta Camera Co Ltd 複数のコピ−モ−ドを備えた画像形成装置
JPH07199720A (ja) * 1993-12-29 1995-08-04 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH0830142A (ja) * 1994-07-15 1996-02-02 Canon Inc ファクシミリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9459574B1 (en) 2015-03-27 2016-10-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming system for correcting curvature of a recording sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JP3614312B2 (ja) 2005-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090060614A1 (en) Sheet discharge control system and image forming apparatus including same
US7457579B2 (en) Document reader and image forming apparatus
JP3279798B2 (ja) 消色性トナー画像処理装置
JP3395027B2 (ja) 画像形成装置
JP2006347645A (ja) 画像形成装置
JP3614312B2 (ja) 画像形成装置
JP4786502B2 (ja) 原稿読取り装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH0688721B2 (ja) 複写機器の用紙排出装置
JP3445966B2 (ja) 自動両面装置、およびこの自動両面装置を備えた画像形成装置
JP4108552B2 (ja) 画像形成装置及び電子機器
JP2004106999A (ja) シート検品装置
JP2705103B2 (ja) 画像形成装置における給紙装置
JP2006052082A (ja) 原稿給紙装置、原稿読取装置および画像形成装置
JP2009007108A (ja) 排紙装置、後処理装置、及び画像形成装置
JP2004286778A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JPH09102863A (ja) 画像形成装置
JPH11344842A (ja) 画像形成装置
JPH11242300A (ja) 複写装置
JP2004043124A (ja) シート検品装置及び画像処理装置
JP2002220125A (ja) 画像入力装置
JP2004361499A (ja) 画像形成装置
JP3964277B2 (ja) 画像読取装置
JP3698544B2 (ja) 画像形成装置
JPH06100852B2 (ja) 両面或は多重画像形成装置
JP4333429B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term