JP2000153731A - フロアマットの固定装置 - Google Patents

フロアマットの固定装置

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JP2000153731A JP32601998A JP32601998A JP2000153731A JP 2000153731 A JP2000153731 A JP 2000153731A JP 32601998 A JP32601998 A JP 32601998A JP 32601998 A JP32601998 A JP 32601998A JP 2000153731 A JP2000153731 A JP 2000153731A
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floor
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/04Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of floor mats or carpets
    • B60N3/046Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of floor mats or carpets characterised by the fixing means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フロアマットの固定装置における取付を容易か
つ迅速にする。 【解決手段】固定装置はベースプレート1とその上面に
突出する止め部2と、下面から下方へ突出し、先端が自
由端7をなす一対の取付脚3とを樹脂により一体に形成
する。車体フロア20上に敷いたフロアカーペット21
に取付穴22を設け、これに取付脚3を差し込み、上方
から車体フロア20へ押し付けると、取付脚3の自由端
7は互いに分離しているから離反方向へ拡開してベース
プレート1の下面へ折り曲げられて重なり、取付脚3の
中間部に設けた係合突起10がベースプレート1の下面
に設けた係合凹部13と係合し、取付脚3とベースプレ
ート1の下面との間にフロアカーペット21を挟み付け
て固定具をフロアカーペット21へ固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のフロアマ
ットがずれないようにフロアカーペット上へ固定するた
めのフロアマットの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなフロアマットの固定装置は公
知であり、例えば、特開平7−33737号には、ベー
スプレートの上面にフロアマットを係止するためのピン
状をなす止め部を設け、下面にフロアカーペットへ取付
けられる固定部を設けたフロアマットの固定装置が示さ
れている。
【0003】この固定部はベースプレートの下面へ一体
に設けられた下方へ突出するループ状をなし、ループ状
の固定部のうち対向する2辺の中間部にそれぞれ二つ折
り可能な薄肉部を設け、固定部全体を、上下方向へ長く
伸びた伸張状態と二つ折りされた横長の偏平状態とに変
化可能とし、かつループ状部分の底辺部でベースプレー
トに対面する部分には偏平状態にしたときその直上のベ
ースプレートに形成された係合穴へ係合する矢形の係合
突部を設けてある。
【0004】そこでまず固定部を伸張状態にして予めフ
ロアカーペットに形成されている取付穴に差し込み、底
辺部を車体フロアへ押し付けると、各脚が二つ折りにな
って偏平状態になるため、ベースプレートと脚部の間で
取付穴周囲のフロアカーペットを挟み付けることにより
フロアカーペット一体化するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、固定
部が一対の脚部の先端間に底辺部を一体化した略リング
状をなすため、ベースプレートから下方へ長く突出する
伸張状態にしてからその長さのほぼ全体をフロアカーペ
ットの取付穴へ差し込み、その後先端を車体フロアへ押
し付けて偏平状態にしなければならない。
【0006】このため、固定部をフロアカーペットの取
付穴へ差し込むとき、伸張状態の長さに略匹敵する間隔
をなすようにフロアカーペットを車体フロアから大きく
持ち上げなければならないが、このような作業は実際状
困難である。特に、車体フロア全体へ敷きつめたような
大きなフロアカーペットの場合には、著しく取付けが困
難になる。また、フロアカーペットをこれだけ大きくフ
ロアから持ち上げるためには、これを許容できる構成に
なっている必要があり、車体設計上の制約も多くなり、
汎用性のある取付構造にならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願のフロアマットの固定装置に係る第1の発明
は、車体フロア上に敷かれたフロアカーペットの一部を
ベースプレートとその下面から下方へ突出する取付脚と
で挟み付けることによりフロアカーペット上へ固定する
とともに、ベースプレートの上面から突出する止め部に
フロアマットを係止するようにしたフロアマットの固定
装置において、上記取付脚が自由端を有し、この自由端
とベースプレートの間でフロアカーペットを上下から挟
むようにしたことを特徴とする。
【0008】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記ベースプレートと取付脚がフロアカーペットを挟み
付けた状態を保持させるための挟み付け保持手段を備え
たことを特徴とする。
【0009】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記取付脚は一対で設けられ、それぞれは自由端を有
し、ベースプレートから下方へ延出する位置とベースプ
レートの下面へ略平行になる位置とに折り曲げ自在であ
り、かつ上記挟み付け保持手段として、フロアカーペッ
トを挟むときベースプレート側へ係合する係合部を各取
付脚に設けたことを特徴とする。
【0010】第4の発明は、第3の発明において、取付
脚が側面視略への字状に屈曲し、かつベースプレートの
下面には下方へ突出する突部を設け、この突部と前記取
付脚の屈曲部の間でフロアカーペットを挟むことを特徴
とする。
【0011】第5の発明は、第1の発明において、止め
部のベースプレートに対する付け根部分にリブを設けた
ことを特徴とする。
【0012】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記取付脚がベースプレートと別体に一対で設けられ、
それぞれの自由端と反対側の端部が回動自在にベースプ
レート側へ支持されることを特徴とする。
【0013】第7の発明は、上記第1の発明において、
取付脚がベースプレートと別体に設けられる止め部の一
端部側へ一体に設けられ、止め部をベースプレートに形
成されている貫通穴内へ押し込むことにより前記一対の
取付脚がそれぞれ自由端側を反対方向へ開くとともに、
止め部がベースプレートと係合して押し込み位置に保持
されることを特徴とする。
【0014】第8の発明は、上記第2の発明において、
上記取付脚が、フロアカーペットへ取付けたときベース
プレートとの間で略コ字状断面をなすよう単独で設けら
れ、かつ自由端側とベースプレートとの間を別体の挟み
付け保持手段により連結されることを特徴とする。
【0015】第9の発明は、上記第1の発明において、
フロアカーペットへ取付けたときベースプレートとの間
で略コ字状断面をなすよう上記取付脚が単独で設けられ
るとともに、取付脚をフロアカーペットの取付穴へ入れ
て全体を回すことによりフロアカーペットへ取付けられ
ることを特徴とする。
【0016】第10の発明は、上記第1の発明におい
て、上記取付脚が、渦巻き状に形成されていることを特
徴とする。
【0017】第11の発明は、上記第1の発明におい
て、ベースプレートと別体に形成された、一対の取付脚
と長手方向に分割された一対の止め部分割体からなる止
め部とを備え、各取付脚はそれぞれの自由端と反対側の
端部で回動自在にベースプレート側へ軸支され、かつこ
の軸支部で各止め部分割体と接続一体化されるととも
に、各止め部分割体はそれぞれを直立方向へ回動させた
とき互いの分割面を合わせて係合一体化されることを特
徴とする。
【0018】
【発明の効果】第1の発明によれば、取付脚が自由端を
有するため、自由端をフロアカーペットの取付穴からフ
ロアカーペットの裏側へ沿うように曲げて入れることが
でき、その結果、従来例のようにフロアカーペットを持
ち上げなくても済むので、迅速かつ容易に取付けること
ができる。
【0019】第2の発明によれば、挟み付け保持手段に
より、ベースプレートと取付脚がフロアカーペットを挟
み付けた状態を保持させることができるので、取付脚が
自由端を有するものであっても、確実な取付ができる。
【0020】第3の発明によれば、自由端を有し折り曲
げ自在な一対の取付脚を設け、それぞれに係合部を設け
たので、フロアカーペットに設けた取付穴へ一対の取付
脚を差し込み、自由端を車体フロアへ当接させてさらに
押し込めば、取付脚がベースプレートの下面へ向かって
折り曲げられ、やがてベースプレートの下面へ折り重な
って取付穴周囲のフロアカーペットをベースプレートと
の間に挟み付けるとともに、各取付脚に設けられた係合
部がベースプレートと係合する。
【0021】このため、取付脚を拡開させながら取付穴
内へ差し込むことが可能になり、その結果、フロアカー
ペットと車体フロアの間に予めそれ程大きな間隙がなく
ても取付が可能になり、かつフロアカーペットを車体フ
ロアから大きく持ち上げる必要もない。ゆえに、取付け
が容易かつ迅速になり、そのうえ、車体フロア形状等の
制約条件が少なくなり、汎用性が増す。
【0022】第4の発明によれば、取付脚を側面視略へ
の字状としたので、への字の屈曲部とベースプレートの
下面に形成された突部でフロアカーペットを確実に狭持
できる。
【0023】第5の発明によれば、ベースプレートと止
め部の付け根部分にリブを設けたので、応力集中の大き
な止め部の付け根部分を補強できる。
【0024】第6の発明によれば、取付脚をベースプレ
ートと別体に一対で設け、それぞれの一端部を回動自在
にベースプレート側へ支持したので、取付脚の開閉する
動きをより確実にすることができる。
【0025】第7の発明によれば、止め部をベースプレ
ートに形成されている貫通穴内へ押し込むと、一対の取
付脚がそれぞれ自由端側を反対方向へ開いてベースプレ
ートとの間でフロアカーペットを狭持できるとともに、
止め部がベースプレートと係合して押し込み位置に保持
されるので、取付状態を維持できる。また、取付脚を止
め部と一体に設け、かつこれらをベースプレートと別体
にしたので、ベースプレート並びに取付脚及び止め部の
各構造を簡単化して製造を容易にすることができる
【0026】第8の発明によれば、取付脚をフロアカー
ペットへ取付けたときベースプレートとの間で略コ字状
断面をなすよう単独で設け、かつ自由端側とベースプレ
ートとの間を挟み付け保持手段別体により連結したの
で、固定装置の構造を簡単にでき、かつ取付状態を確実
に維持できる。
【0027】第9の発明によれば、取付脚をロアカーペ
ットへ取付けたときベースプレートとの間で略コ字状断
面をなすよう単独で設けるとともに、取付脚をフロアカ
ーペットの取付穴へ入れて全体を回すことによりフロア
カーペットへ取付けるようにしたので、構造が簡単でか
つ取付が容易迅速になる。
【0028】第10の発明によれば、取付脚をベースプ
レートから連続して渦巻き状に延びるように形成したの
で、フロアカーペットの厚みが変化しても取付が可能と
なり、汎用性が高くなる。
【0029】第11の発明によれば、一対の止め部分割
体をそれぞれを直立方向へ回動させると、各取付脚がベ
ースプレートとの間にフロアカーペットを狭持できると
ともに、一対の止め部分割体の各分割面を合わせて係合
一体化するので、取付状態を維持できる。しかも、この
取付状態では止め部分割体を一体化することにより外観
を向上させることができ、かつ係合状態を目視確認する
ことにより、フロアカーぺットに対する止め具の取付状
態を容易迅速に把握できるので、取付作業の作業性並び
に信頼性が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は固定装置の側面図、図2はその斜視
図、図3は実施例に係る自動車の運転席用フロアマット
を固定する際の使用状態を説明するための分解斜視図、
図4はその際における取付手順の説明図である。
【0031】これらの図に示すように固定装置は略長方
形の板状をなすベースプレート1と、その上面一端から
上方へピン状に突出する止め部2と、ベースプレート1
の下面から下方へ突出する一対の取付脚3とを一体に形
成してあり、全体はポリカーボネート等の適度な剛性と
弾性を有する樹脂で形成されている。
【0032】ベースプレート1の上面には止め部2の径
と略同じ幅の間隔で幅方向(ベースプレート1の短辺方
向)中央部を長さ方向へ延びるリブ4が形成され、これ
によりベースプレート1と止め部2の付け根が補強され
ている。
【0033】ベースプレート1の下面で長さ方向両端部
には、それぞれ下方へ向かって突出する先端が断面略三
角形状に先端が尖った突条5が形成されている。止め部
2は略丸棒状をなし、上端部に大径部6が形成され、後
述するフロアマットの抜け止めをなしている。
【0034】各取付脚3の一端は自由端7をなし、他端
の基部8は薄肉の折り曲げ部をなすとともに、樹脂ヒン
ジ部として折り曲げ自在であり、通常状態では側面視略
ハの字状をなすように拡開している。
【0035】各取付脚3はそれぞれの中間部で自由端7
寄り位置にベースプレート1側へ突に設けられた屈曲部
9で屈曲して、側面視(図1)で略への字状をなしてい
る。この屈曲部9の位置は、取付脚3をベースプレート
1の下面へ重なるように折り曲げたとき突条5と一致す
るように設定されている。
【0036】各取付脚3の基部8近傍位置でも屈曲部が
形成され、この部分に係合突起10が形成されている。
係合突起10は取付脚3と一体でかつベースプレート1
の下面と対面する側に設けられ、先端が略鉤状に曲がっ
た係合端11になっている。
【0037】この係合端11は、ベースプレート1の下
面略中央部に下方に向かって突出形成された厚肉段部1
2の側面に形成された係合凹部13へ係脱自在である。
厚肉段部12は基部8を介して取付脚3がベースプレー
ト1と一体に連結する部分でもある。
【0038】つぎにこの固定装置の使用方法を説明す
る。図3において、車体フロア20上全面に敷きつめら
れたフロアカーペット21の一部に取付穴22が設けら
れている。
【0039】この取付穴22の位置はフロアマット23
の係止穴24の位置に応じて決定されるが、例えば運転
者用座席25の取付脚26の近傍位置であり、脚の邪魔
になりにくい位置とすることが好ましい。
【0040】また、取付穴22の大きさは、後述するよ
うに両取付脚3を閉じた状態で差し込み可能な大きさで
あり、かつ厚肉段部12を収容できる程度でもあるが、
ベースプレート1により完全に覆われる程度にすること
が体裁上好ましい。
【0041】フロアマット23は公知の種々のものが適
用でき、ゴム製や起毛状のもの等種々設けられ、その一
コーナー部に係止穴24が止め部2の大径部6を通過で
きる程度の大きさに形成されている。
【0042】この取付穴22周囲のフロアカーペット2
1へ固定装置を取り付けるには、取付脚3を取付穴22
へ差し込んで後述する要領でフロアカーペット21へ固
定し、その後固定装置の止め部2を係止穴24へ通す。
【0043】これにより、フロアマット23は、フロア
カーペット21上へ固定され、ペダル操作によりズレが
ちな運転席用のフロアマット23を有効にズレ防止でき
る。また、止め部2の上端部に設けられた大径部6によ
り、フロアマット23の係止穴24が止め部2から外れ
にくくなっている。
【0044】図4はフロアカーペット21に対する固定
装置の取付工程を示す図であり、A工程では取付穴22
の外周に沿う大きさで予めフロアカーペット21に設け
ておいた半円弧状をなすスリット30内の連結部31を
切断して取付穴22を形成する。
【0045】この作業はカッター等で簡単にできる。但
し取付穴22の形成は、このような方法によらず適宜手
段を採り得、切り抜き部が設けられていない場合であっ
ても、適当な工具により取付穴22を切り抜くことがで
きる。また、予め出荷時に形成しておくこともできる。
【0046】B工程では、フロアカーペット21の上方
から一対の取付脚3を互いの自由端7が近づくようにす
ぼめて略真下へ向かって延出する閉じた状態にして取付
穴22内へ差し込み、各自由端7を車体フロア20へ当
接させる。
【0047】このまま固定装置をフロアカーペット21
上へ向かって押し込むと、各自由端7が車体フロア20
上横滑りするため、両取付脚3取付穴22を通過した時
点で樹脂ヒンジにより元の側面視略八の字状に戻ろうと
する動きも加わって、徐々に互いの離反方向へ拡開す
る。
【0048】やがて取付脚3がベースプレート1の下面
へ略平行に折れ曲がったとき、さらに固定装置をフロア
カーペット21と一緒に車体フロア20側へ若干押し込
むと、両取付脚3がベースプレート1の下面へ重なり、
屈曲部9と突条5の間で取付穴22周囲のフロアカーペ
ット21を挟む。
【0049】C工程はこの状態であり、同時に係合突起
10の係合端11が厚肉段部12の係合凹部13へ係合
し、屈曲部9と突条5でフロアカーペット21を挟む付
けた状態を維持する。
【0050】このため固定装置は、取付穴22におい
て、フロアカーペット21へ固定され、かつフロアカー
ペット21に対して回り止め不能になり、止め部2へフ
ロアマット23を取付けても、フロアマット23の使用
中に固定装置がフロアカーペット21上で回ることによ
り、フロアマット23がズレるような事態を生じず、フ
ロアマット23をフロアカーペット21上へ確実に安定
保持できる。
【0051】しかも、両取付脚3は、それぞれ自由端7
をなして互いに分離しているため、フロアカーペット2
1と車体フロア20の間にあまり間隔を設けなくても取
付けでき、むしろこの間隔は少ない方が好ましく、フロ
アカーペット21を車体フロア20上へ直接接触させて
敷いた状態でも取付可能になる。
【0052】このため、従来のように固定装置の取付時
にフロアカーペット21を大きく持ち上げるような面倒
でしかも困難な作業を要さずに、迅速かつ容易に取付可
能となる。
【0053】そのうえ、ベースプレート1が取付穴取付
穴22全体を覆うので、体裁が良好となる。また、リブ
4を設けたことにより止め部2の付け根部分に応力が集
中しても耐久性を向上できる。
【0054】さらに種々な形式の車体フロア20及びフ
ロアカーペット21に対しても取付可能になるので、車
種を選ばず汎用性が増し、車両の出荷後における使用者
サイドでの後付けが容易になる。
【0055】なお、本願は上記実施例に限定されず、種
々に変形や応用が可能であり、例えば、取付脚3はベー
スプレート1と別体に設けることもできる。以下、この
例を第2実施例として図5及び図6に基づいて説明す
る。なお、前実施例と共通部分については共通符号を用
いるものとする(以下の各実施例も同様)。
【0056】この固定装置は、ベースプレート1の中央
部にボス30が設けられその貫通穴内に雌ねじが着られ
てナット部31になっている。このナット部31には、
ベースプレート1と別体である止め部32の下端部に形
成された雄ネジ部33がねじ込み自在になっている。止
め部32は前実施例の係止部2と同様にフロアマットを
係止するための部材であり、先端に大径部34が設けら
れている。
【0057】ボス31の下端部には下方へ突出する支持
部35が一体に設けられ、ここに支持軸36を介して取
付脚3の一端部側が回動自在に支持されている。取付脚
3はベースプレート1と別体であり、かつ本実施例では
左右一対で設けられ、各一端部はナット部31の軸線近
傍まで延出する延長部37になっている。また、各他端
部は自由端をなし、その先端にはベースプレート1側へ
向って突条38が形成されている。
【0058】この固定装置を使用するには、まず両方の
取付脚3を各自由端が背中合わせになるように回動し、
それぞれをフロアカーペット21の取付穴22内へ入
れ、止め部32の雄ネジ部33をボス30のナット部3
1へねじ込む(図6)。
【0059】止め部32をねじ込むにつれ、雄ネジ部3
3の先端が延長部37を押し下げ、その結果、取付脚3
の自由端側がそれぞれ支持軸36を中心にベースプレー
ト1側へ向って回動する。そこで、ベースプレート1を
フロアカーペット21の上面へ押しつけてさらに雄ネジ
部33をねじ込むと、やがてベースプレート1及び取付
脚3の各突条5,38でフロアカーペット21の表裏を
挟み付ける(図5)。
【0060】これにより、固定装置をフロアカーペット
21の取付穴22へ取付る作業が終了し、止め部32が
ベースプレート1と一体化して上方へ突出しているの
で、これにフロアマットの係合穴を係止させることがで
きる。本実施例によれば、取付脚3の確実な開閉動作を
期待でき、かつねじ込みによるので、取付状態も確実に
なる。
【0061】図7及び図8に示す第3実施例は、ベース
プレート1と別体の止め部40の下端部に左右逆方向か
つ略水平に延出する取付脚3を一体に設けた例であり、
各取付脚3は樹脂ヒンジ部41で止め部40の下端部4
2と連続し、かつ通常時には前記略水平方向へ延びるよ
うに成形されている。止め部40の中間部には大径の係
合突部43が設けられている。
【0062】一方、ベースプレート1の中央部には上方
へ突出するガイド筒部44が設けられ、この内径は止め
部40を通すことのできる程度であり、その上端部には
係合突部43と係合する爪部45が設けられている。符
号46は大径部、47は突条である。
【0063】この固定装置を使用するには、ガイド筒部
44をフロアカーペット21の取付穴22と一致するよ
うにフロアカーペット21の上にベースプレート1を置
いてから、両方の取付脚3を樹脂ヒンジ部41で折り曲
げることにより各自由端を背中合わせにして一直線状に
した状態でガイド筒部44内へ入れて押し込むことによ
り、先端を取付穴22内へ入れる(図8)。
【0064】取付穴22内へ入った各自由端は復元弾性
により左右方向へ開くので(図8)、止め部40をさら
に押し込むと、各取付脚3はフロアカーペット21の裏
側で元の略水平に延出する拡開状態になって、突条47
がフロアカーペット21の裏面へ食い込むとともに、止
め部40の係合突部43にガイド筒部44の爪部45が
係合し、これにより、ベースプレート1と取付脚3によ
るフロアカーペット21の挟み付け状態を維持する(図
7)。
【0065】このようにすると、ベースプレート1のガ
イド筒部44を利用して取付脚3を変形させた状態で容
易に取付穴22内へ入れることができる。しかも、取付
脚3を止め部2と一体化することにより、ベースプレー
ト1並びに取付脚3及び止め部2の各構造を簡単化して
製造を容易にすることができる。
【0066】図9及び図10に示す第4実施例は、第3
実施例と同様にベースプレート1と別体の止め部40の
下端部に左右逆方向かつ略水平に延出する取付脚3を一
体に設けた例であるが、この例では、先に両方の取付脚
3を樹脂ヒンジ部41で折り曲げることにより各自由端
を背中合わせにして一直線状にした状態でフロアカーペ
ット21の取付穴22内へ入れ、その後、各取付脚3の
自由端を復元弾性により拡開させてフロアカーペット2
1の裏側で元の略水平に延出させておく(図10)。
【0067】この状態で、止め部40を通す止め部穴4
8を設けたベースプレート1を上方から取付ける。この
ときまず、止め部穴48に止め部40を入れ、ベースプ
レート1を下方へ押し下げてフロアカーペット21の表
面へ向かって強く押しつけると、止め部穴48の周囲へ
係合突部43が係合して一体化する(図9)。このよう
にすると、ベースプレート1をさらに単純な構造にする
ことができる。
【0068】次に、本願は取付脚3を単独で設けること
もできるので、この例について説明する。図11乃至図
13はこの一例である第5実施例に関するものであり、
この固定装置はベースプレート1に対して取付脚3が樹
脂ヒンジ部50で連結して、ベースプレート1と略平行
になることにより取付時に略コ字状をなすように連続一
体に形成され、かつ取付脚3の先端部には樹脂ヒンジ部
51により折り曲げ自在の止め部52が一体に設けられ
ている。
【0069】この止め部52の基部側側面は切り欠かれ
た係合部53をなし、先端部には大径部54が形成され
ている。係合部53はベースプレート1の一端部に切り
込まれたスリット55を通って係合穴56内へ入ること
によりベースプレート1と係合一体化するようになって
いる。
【0070】したがって、この固定装置を使用するに
は、まず、フロアカーペット21の取付穴22から取付
脚3を止め部52側を先にして適当に曲げながらフロア
カーペット21の裏側へ入れ、予めフロアカーペット2
1に形成してある補助穴57から止め部52を曲げてフ
ロアカーペット21の上方へ突出させ、係合部53をス
リット55へ押し込んで係合穴56へ嵌合する。これに
より固定装置は確実にフロアカーペット21へ取付けら
れる。このようにすると、固定装置全体を一体に成形で
きる。
【0071】図14はこの変形例としての第6実施例で
あり、止め部52はベースプレート1の上へ一体化さ
れ、取付脚3の自由端側に矢型などの適宜係合部58が
一体に設けられ、これに対応するベースプレート1の一
端部には係合穴59が設けられている。
【0072】このため、係合部58をフロアカーペット
21の裏側から補助穴57を通して上方へ突出させ、ベ
ースプレート1の係合穴59に係合させれば簡単に一体
化でき、止め部52のような比較的長い突出部をフロア
カーペット21の下に通さずに済むので作業が容易にな
る。
【0073】図15及び図16はさらにこの応用例であ
る第7実施例に係り、この例では、ベースプレート1と
取付脚3の各対応する一端部をジョイント60で連続一
体として略コ字状断面に形成し、ベースプレート1の他
端部側に設けた通し穴61へ通すための止め部62を別
体に形成する。
【0074】この止め部62は中間部に通し穴61より
も大径のフランジ63と、一端側へつば状に形成された
係合部64と、他端側の大径部65を備える。また、取
付脚3の自由端側で通し穴61と対応する位置には止め
部62の係合部64が係合する係合穴66を設けた厚肉
部67が形成されている。
【0075】そこで、取付脚3の自由端側をフロアカー
ペット21の取付穴22へ入れてフロアカーペット21
の裏面に沿わせ、係合穴66及び通し穴61を補助穴6
8の上下に合せ、上方から止め部52の係合部54側を
これらの穴へ押し込めば、係合部64が係合穴66に係
合し、かつベースプレート1の上面がフランジ63と当
接するので、取付が完了する。
【0076】このとき、60は樹脂ヒンジとして機能し
ても良く、また折り曲げないように構成しても良い。こ
のようにすれば、止め部62を差し込むことにより結合
できるので作業性がよくなる。
【0077】さらに、本願は、ベースプレート1と取付
脚3間の係合手段を省略することもできる。図17及び
図18はこの一例である第8実施例に係り、ベースプレ
ート1と取付脚3はフロアカーペット21の厚み程度の
長さの軸部70により略平行に一体化され、ベースプレ
ート1の上面には止め部72が一体化されて上方へ突出
している。
【0078】図18に示すように、ベースプレート1は
円板状であり、取付脚3は略帯板状である。なお、取付
脚3の長さ方向両端は自由端であり、この部分には突条
74と、さらにその先端側に突条74の突出方向と逆方
向へ傾斜するガイド斜面75が設けられている。一方、
この固定装置を取付けるための取付穴22はほぼ取付脚
3と同形の略長方形をなしている。
【0079】そこで、取付脚3を取付穴22に一致させ
てフロアカーペット21の下方へ入れ、止め部72等を
持って略90゜程度回転させれば、取付脚3と取付穴2
2の方向が異なり、ベースプレート1と取付脚3により
フロアカーペット21を挟んで取付けられる。
【0080】このようにすれば、特別な係合部等を不要
にでき、全体構造を簡単化して製造を容易にすることが
できる。しかも、ベースプレート1を取付穴22よりも
大きくしておけば、ベースプレート1を回転させても取
付穴22を覆い、外観性を良好に保つことができる。
【0081】図19及び図20は、取付脚3を渦巻き状
に形成した第9実施例を示す。一方、ベースプレート1
は同様形状の渦巻き状上アーム80の一部としてその中
心部へ一体に形成され、これら取付脚3と渦巻き状上ア
ーム80は、あたかも分離前の香取線香のように、同一
の円板状部材に対して渦巻き状にスリットを入れ、この
スリットで上下に分離させたものに相当している。
【0082】ベースプレート1は、取付穴22よりも大
きくかつ止め部82の基部として機能できる程度の大き
さであり、ここに止め部82が上方へ突出して一体に形
成されている。また、各渦巻き状上アーム80と取付脚
3はそれぞれ自由端83,84をなし、これら各自由端
部分83,84及び必要ならば中間部適所に突条85を
設けてある。
【0083】取付脚3の自由端84を取付穴22内へ入
れ、かつ渦巻き状上アーム80をフロアカーペット21
上に置いて止め部82を回すと、取付脚3が次第にフロ
アカーペット21の裏側へ入り込んでやがてベースプレ
ート1が取付穴22の近傍まで来ると、渦巻き状上アー
ム80及びベースプレート1と取付脚3との間でフロア
カーペット21を上下から挟み付けることにより取付け
られる(図20)。
【0084】この実施例によれば、フロアカーペット2
1の厚みがどのように変化しても、止め部82を回すこ
とで確実にベースプレート1と取付脚3による挟み付け
ができるので、フロアカーペット21の厚さが変化して
も取付可能であるため汎用性が高くなる。
【0085】なお、本実施例の変形例としては、渦巻き
状上アーム80と取付脚3を当初から上下へ分離して別
々に形成することができ、この場合はさらに渦巻き状上
アーム80を円板状等のベースプレート1に代えること
もできる。
【0086】次に、図21乃至図24により第10実施
例を説明する。図21は図22の21−21線断面図、
図22は図21における止め具の平面図、図23は図2
1の丸囲み部Dの拡大図、図24は分解斜視図である。
【0087】この実施例は、表側抑え部材としてのベー
スプレート1と裏側押さえ部材90を別体に形成した例
であり、かつ裏側押さえ部材90は取付脚3と止め部9
2を一体に形成するとともに、止め部92の長手方向で
2分され、分割可動部90A,90Bをなしている。
【0088】これら分割可動部90A,90Bは、それ
ぞれ独立した略L字形をなし、分割可動部90Aは止め
部分割体92Aと取付脚部3の略半分側の一部をなす可
動挟み部3Aで構成され、分割可動部90Bも同様に止
め部分割体92Bと可動挟み部3Bで構成されている。
【0089】各分割可動部90A,90Bは、それぞれ
支軸91A,91Bを介してベースプレート1へ回動自
在に支持されている(図22,図24)。また、図22
に明らかなように、互いの回動を干渉しないよう支軸9
1A,91Bの軸方向(以下、回動軸方向という)へ互
いにづれて配置される。
【0090】止め部分割体92Aの分割面には長手方向
適所に係合突起93Aが設けられ、これに対応する止め
部分割体92Bの分割面には係合凹部93Bが設けられ
ている。両止め部分割体92A,92Bの分割面を合わ
せて係合突起93Aを係合凹部93Bへ係合させると、
止め部分割体92A,92Bが一体化して単一の止め部
92を形成し、かつ分割可動部90A,90Bも一体化
する。
【0091】ベースプレート1にはこれら分割可動部9
0A,90Bを可動にするための大きな開口部94と支
軸91A,91Bを嵌合して回動自在に保持するため上
方へ開放された凹部である軸支凹部95A,95Bが設
けられている。
【0092】この止め具を使用するには、まず、フロア
カーペット21の上にベースプレート1を置き、開口部
94内にフロアカーペット21の取付穴22を位置さ
せ、次に、ベースプレート1の上方から、分割可動部9
0A,90Bの可動挟み部3A,3Bをその各自由端が
下を向くようにして開口部94へ入れ、さらに可動挟み
部3A,3Bを各自由端側から取付穴22内へ差し込
む。
【0093】続いて、支軸91A,91Bを軸支凹部9
5A,95Bへ嵌合し、この支軸91A,91Bを回動
支点として、各止め部分割体92A,92Bを徐々に立
てるように回動させる。
【0094】すると、可動挟み部3A,3Bの各先端が
取付穴22より離れた奥まで入り込みながら、これら各
先端とベースプレート1との間に取付穴22周囲のフロ
アカーペット21縁部を挟み込むようにして、可動挟み
部3A,3Bがそれぞれ水平に近づく。
【0095】やがて、両止め部分割体92A,92Bの
分割面が近接したとき、係合突起93Aを係合凹部93
Bへ係合させると、両止め部分割体92A,92Bが一
体化し、同時に両分割可動部90A,90Bが一体化し
て、フロアカーペット21の取付穴22へ取付けられた
図21の状態になる。
【0096】この実施例によれば、一対の止め部分割体
92A,92Bをそれぞれを直立方向へ回動させると、
各取付脚3の可動挟み部3A,3Bがベースプレート1
との間にフロアカーペット21を狭持できるとともに、
一対の止め部分割体92A,92Bの各分割面を合わせ
て係合一体化するので、取付状態を維持できる。
【0097】しかも、この取付状態では止め部分割体9
2A,92Bを一体化することにより外観を向上させる
ことができ、かつ係合状態を目視確認することにより、
フロアカーぺット21に対する止め具92の取付状態を
容易迅速に把握できるので、取付作業の作業性並びに信
頼性が向上する。
【0098】そのうえ、ベースプレート1を比較的単純
な形状の単一体として形成でき、かつ、分割可動部90
A,90Bもそれぞれ比較的小型で成形容易な形状にで
きるので、全体として製造が容易になる。
【0099】次に、図25乃至図28により第11実施
例を説明する。図25は図26の25−25線断面図、
図26は止め具の平面図、図27は係合部の構造を示す
図、図28は止め具の分解斜視図である。この実施例
は、前実施例の変形例であり、止め部分割体92A,9
2Bの分割面を、回動軸の軸直交方向と平行にした点が
主要な相違点である。
【0100】すなわち、この実施例も、ベースプレート
1と裏側押さえ部90を別体とし、かつ裏側押さえ部9
0を止め部92の長手方向でかつ支軸91Cと直交する
面と平行に分割して、互いに独立した分割可動部90
A,90Bをなしている。
【0101】支軸91Cは、各止め部分割体92A,9
2Bの分割面と反対側の外側面にそれぞれ同軸上に突出
形成され、ベースプレート1に上方へ開放された凹部と
して設けられている軸支凹部95Cに嵌合支持される
が、相互の分割面には支軸91Cと同軸上に、一方側か
ら連結軸96Aが突出し、他方側にこれを嵌合する連結
穴96Bが形成されている。
【0102】また、止め部分割体92A,92Bの各分
割面には係合突部97Aと係合凹部97Bが形成される
が、これらは、分割面と平行な面内で係合するように形
成されている点も異なる。具体的には図28に示すよう
に、係合突起97Aが略T字断面をなす突起であり、係
合凹部97Bがこれを嵌合する略C字形でかつ回動方向
へ弧状をなすレール溝である。但し、この係合構造はこ
れに限定されるものではなく、種々な公知構造を採用で
きる。
【0103】この止め具を使用するには、まず、フロア
カーペット21の上にベースプレート1を置き、開口部
94内にフロアカーペット21の取付穴22を位置させ
る。次に、予め連結軸96Aを連結穴96Bへ嵌合する
ことにより一体化して小組するとともに、止め部分割体
92A,92Bが互いに離反する方向へ回動している状
態にした分割可動部90A,90Bを、その可動挟み部
3A,3Bの各自由端が下を向くようにしてベースプレ
ート1の上方から開口部94へ入れ、さらに可動挟み部
3A,3Bを各自由端側から取付穴22内へ差し込む。
【00104】続いて、支軸91Cを軸支凹部95Cへ
嵌合し、この支軸91Cを回動支点として、各止め部分
割体92A,92Bを徐々に立てるように回動させる
と、前実施例同様にフロアカーペット21の取付穴22
へ取付けられる。
【0105】しかも、両止め部分割体92A,92Bの
分割面で係合突起97Aが係合凹部97Bへ係合し、分
割面と直交方向へ分離不能に結合するので、単一の止め
部92が形成されるとともに、ベースプレート1と可動
挟み部3A,3B間にフロアカーペット21を上下から
狭持した状態を維持できる。
【0106】この実施例によれば、両止め部分割体92
A,92Bの分割面を支軸91Cと直交する面と平行に
することにより、両分割可動部90A,90Bを同軸上
で支持できるから、さらに小型化できかつ構造を簡単に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の固定装置側面図
【図2】 その斜視図
【図3】 使用状態を説明するための分解斜視図
【図4】 取付手順の説明図
【図5】 第2実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図6】 その使用状態を説明する図
【図7】 第3実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図8】 その使用状態を説明する図
【図9】 第4実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図10】その使用状態を説明する図
【図11】第5実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図12】その使用状態を説明する図
【図13】図11の13−13線断面図
【図14】第6実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図15】第7実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図16】その使用状態を説明する図
【図17】第8実施例に係る固定装置の取付け状態断面
【図18】その使用状態を説明する図
【図19】第9実施例に係る固定装置の斜視図
【図20】その断面図
【図21】第10実施例に係る図22の21−21線断
面図
【図22】図21における止め具の平面図
【図23】図21の丸囲み部Dの拡大図
【図24】分解斜視図
【図25】第11実施例に係る図26の25−25線断
面図
【図26】止め具の平面図
【図27】係合部の構造を示す図
【図28】止め具の分解斜視図
【符号の説明】
1:ベースプレート、2:止め部、3:取付脚、5:突
条、7:自由端、8:基部、9:屈曲部、10:係合突
起、11:係合端、12:厚肉段部、13:係合凹部、
20:車体フロア、21:フロアカーペット、22:取
付穴、23:フロアマット、24:係止穴

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フロア上に敷かれたフロアカーペット
    の一部をベースプレートとその下面から突出する取付脚
    とで挟み付けることによりフロアカーペット上へ固定す
    るとともに、ベースプレートの上面から突出する止め部
    にフロアマットを係止するようにしたフロアマットの固
    定装置において、上記取付脚が自由端を有し、この自由
    端とベースプレートの間でフロアカーペットを上下から
    挟むようにしたことを特徴とするフロアマットの固定装
    置。
  2. 【請求項2】上記ベースプレートと取付脚がフロアカー
    ペットを挟み付けた状態を保持させるための挟み付け保
    持手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載したフ
    ロアマットの固定装置。
  3. 【請求項3】上記取付脚は一対で設けられ、それぞれは
    自由端を有し、ベースプレートから下方へ延出する位置
    とベースプレートの下面へ略平行になる位置とに折り曲
    げ自在であり、かつ上記挟み付け保持手段として、フロ
    アカーペットを挟むときベースプレート側へ係合する係
    合部を各取付脚に設けたことを特徴とする請求項2に記
    載したフロアマットの固定装置。
  4. 【請求項4】取付脚は側面視略への字状に屈曲し、かつ
    ベースプレートの下面には下方へ突出する突部を設け、
    この突部と前記取付脚の屈曲部の間でフロアカーペット
    を挟むことを特徴とする請求項3に記載したフロアマッ
    トの固定装置。
  5. 【請求項5】止め部のベースプレートに対する付け根部
    分にリブを設けたことを特徴とする請求項1に記載した
    フロアマットの固定装置。
  6. 【請求項6】上記取付脚はベースプレートと別体に一対
    で設けられ、それぞれの自由端と反対側の端部が回動自
    在にベースプレート側へ支持されることを特徴とする請
    求項1に記載したフロアマットの固定装置。
  7. 【請求項7】上記取付脚がベースプレートと別体に設け
    られる止め部の一端部側へ一体に設けられ、止め部をベ
    ースプレートに形成されている貫通穴内へ押し込むこと
    により前記一対の取付脚がそれぞれ自由端側を反対方向
    へ開くとともに、止め部がベースプレートと係合して押
    し込み位置に保持されることを特徴とする請求項1に記
    載したフロアマットの固定装置。
  8. 【請求項8】上記取付脚は、フロアカーペットへ取付け
    たときベースプレートとの間で略コ字状断面をなすよう
    単独で設けられ、かつ自由端側とベースプレートとの間
    を挟み付け保持手段別体により連結されることを特徴と
    する請求項2に記載したフロアマットの固定装置。
  9. 【請求項9】上記取付脚は、フロアカーペットへ取付け
    たときベースプレートとの間で略コ字状断面をなすよう
    単独で設けられるとともに、取付脚をフロアカーペット
    の取付穴へ入れて全体を回すことによりフロアカーペッ
    トへ取付けられることを特徴とする請求項1に記載した
    フロアマットの固定装置。
  10. 【請求項10】上記取付脚が渦巻き状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載したフロアマットの固
    定装置。
  11. 【請求項11】ベースプレートと別体に形成された、一
    対の取付脚と長手方向に分割された一対の止め部分割体
    からなる止め部とを備え、各取付脚はそれぞれの自由端
    と反対側の端部で回動自在にベースプレート側へ軸支さ
    れ、かつこの軸支部で各止め部分割体と接続一体化され
    るとともに、各止め部分割体はそれぞれを直立方向へ回
    動させたとき互いの分割面を合わせて係合一体化される
    ことを特徴とする請求項1に記載したフロアマットの固
    定装置。
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