JPH0242892Y2 - - Google Patents

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JPH0242892Y2
JPH0242892Y2 JP9474985U JP9474985U JPH0242892Y2 JP H0242892 Y2 JPH0242892 Y2 JP H0242892Y2 JP 9474985 U JP9474985 U JP 9474985U JP 9474985 U JP9474985 U JP 9474985U JP H0242892 Y2 JPH0242892 Y2 JP H0242892Y2
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JP
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base
lever
clip
insertion hole
hole
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JP9474985U
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JPS622828U (ja
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は次に述べる問題点の解決を目的とす
る。
(産業上の利用分野) この考案は枢着部の構造に関するもので、特に
ベースに対してレバーを枢着する為の枢着部の構
造に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の枢着部の構造にあつては、第5
図Aに示すようにベース1Aの孔3Aとレバー5
Aの孔6Aにピン7Aの挿入部8Aを押し込んだ
後、板ばね30Aの中央孔31Aを挿入部8Aに
嵌め込んで首部13Aに係止し、その板ばね30
Aの周縁によつてレバー5Aをベース1Aに押付
けるようになつている。その為、従来の枢着部の
構造にあつてはレバー5Aに強めの荷重が加わる
と、第5図Bに示すようにレバー5Aが板ばね3
0Aを撓ませてベース5Aから浮き上がり、その
結果レバー5Aの回動が不円滑になるという問題
があつた。また上記従来のものにあつては、ベー
ス1Aとレバー5Aの孔6Aにピン7Aを押し込
んだ後そのピン7Aに板ばね30Aを嵌め込むと
いう煩わしい作業が必要であつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上記従来の問題点を除き、ベースに
対してレバーを簡単に枢着することができ、しか
もレバーに強い荷重が加わつたときでもレバーの
ベースからの浮き上がりを阻止してレバーを円滑
に回動操作し得るようにした枢着部の構造を提供
ようとするものである。
本願考案の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願考案は前記請求の範囲記載の通りの手段を
講じたものであつてその作用は次の通りである。
(作用) ベースに対してレバーを枢着する場合には、レ
バーの孔にクリツプの挿入部を挿し込んだ後ベー
スの挿入孔に押込むと、挿入部における位置決片
の両端部の嵌合部がベースの嵌合溝に嵌合し、一
方挿入部における一対の係合片の係止部がベース
の係合段部に夫々係合して挿入部の挿入孔からの
抜出を阻止し、これによりベースに対してレバー
を枢着できる。またベースに対してレバーを枢着
した状態では、剛性のある位置決片の嵌合部がベ
ースの嵌合溝に嵌合しているので、レバーに強い
荷重が加わつたときでも、クリツプの挿入部がベ
ースに対して傾くのを阻止でき、その結果クリツ
プの頭部によつてレバーのベースからの浮き上が
りを阻止できる。
(実施例) 以下本願の実施例を図面について説明する。1
は板状のベースで、その一部には厚みを増す為に
一面側へ突出させた枢着部2が一体に設けられて
いる。3は枢着部2に設けられた挿入孔、4は枢
着部2に形成された支持部で、レバー5に形成さ
れた孔6を回動自在に嵌合し得るようになつてい
る。7は上記枢着部2にレバー5を枢着する為の
クリツプで、ジユラコンやポリプロピレン等の樹
脂材料によつて一体に成形されている。このクリ
ツプ7は上記ベース1の挿入孔3に挿入し得るよ
うにしてある挿入部8と、その挿入部8の一端部
に挿入部外周面より外周側へ張出すように形成し
てある頭部9とで構成されている。上記挿入部8
において、10は上記頭部9の中央部から一方側
へ突出している厚板状の位置決片で、その厚み寸
法は充分な剛性を有する大きさに設定されてい
る。11は上記位置決片10に設けられたクリツ
プ傾き防止用の嵌合部で、後述の一対の係合片を
結ぶ方向と直交する方向の両端部に夫々設けられ
ている。この嵌合部11は、係合片の弾性形方向
に対して略直角な一対の平行面11a,11bと
これらの平行面11a,11bに対して直角な端
面11cとを備えている断面四角形の柱状に形成
されている。なお、この嵌合部11は断面三角形
や断面半円形の柱状に形成しても良い。12,1
2は上記位置決片10の両外側において上記頭部
9から位置決片10と同方向へ突出している係合
片で、これらの厚み寸法は夫々自由端が上記位置
決片10に対して遠近移動する方向への弾力性を
有するように設定されている。これらの係合片1
2,12の外側面12a,12a間の寸法は第3
図に示すように挿入孔3の内径と略同じ大きさに
設定されている。13は上記各係合片12の自由
端に上記位置決片10側とは反対側へ張出すよう
に設けてある係止部で、その外側面は係合片12
の先端に向かうにつれて位置決片10側へ向かう
係合斜面13aに形成されている。上記一対の係
合斜面13a,13a間の寸法は基部(頭部側端
部)においては挿入孔3の内径より大きく、先端
部においては挿入部3の内径より小さく設定され
ている。上記位置決片10と係合片12との間隙
の大きさは、上記係止部13,13を挿入孔3に
挿入し得る位置迄係合片12を弾性変形させ得る
大きさに設定されている。
次に、上記頭部9において、14は円盤状の押
え部で、その外径はレバー5の孔6の内径より大
きく設定してある。この押え部14の厚み寸法は
充分な剛性を有するように大きく設定してある。
15は押え部14の周縁から挿入部8側へ突出
された環状の弾性片で、その厚み寸法は大きな弾
力性を有するように小さく設定してある。
次に、16は上記ベース1の挿入孔3の周面に
形成されたクリツプ傾き防止用の嵌合溝で、上記
嵌合部11,11をきつちり嵌合させ得るように
一対形成されている。17は上記挿入孔3の周面
に形成された係合段部で、上記挿入部8を挿入孔
3に充分即ち頭部4がレバー5に当たる程度に押
込んだ状態で上記係止部13,13と係合して抜
止するように位置設定されている。
上記構成のものにあつては、ベース1に対して
レバー5を枢着する場合、先ず枢着部2の支承部
4にレバー5の孔6を嵌合させ、次にクリツプ7
の挿入部8における係合片12,12の先端部を
挿入孔3に入れた後、位置決片10の嵌合部1
1,11を嵌合溝16,16に嵌合させる。この
場合、係合片12,12を挿入孔3に臨ませた状
態でこれらの係合片12,12を中心にしてクリ
ツプ7を回動させることによつて嵌合部11,1
1を嵌合溝16,16に容易に嵌合させることが
できる。その後クリツプ7の頭部9を指で押す
と、係止部13,13の係合斜面13a,13a
が挿入孔3の孔縁に当接して係合片12,12を
くさび作用で位置決片10側(挿入部3の中心
側)へ弾性変形させ、その結果係止部13,13
は挿入孔3内に挿入される。その後、クリツプ7
の頭部9がレバー5に当接する位置迄最大限クリ
ツプ7を押込むと、第2図に示すように係止部1
3,13が挿入孔3の係合段部17に対向して係
合片12,12が自体の弾性性によつて元の状態
に復帰し、係止部13,13が係合段部17に
夫々係合して挿入孔3からの挿入部8の抜出を阻
止する。一方、係合片12,12の外側面12
a,12aは第3図に示すように挿入孔3の内面
にほとんど隙間なく対向し、また嵌合部11,1
1は嵌合溝16,16にきつちり嵌合する。従つ
て、レバー5はクリツプ7の頭部9によつて抜止
めされ、ベース1の枢着部2に枢着される。
次に、上記のようにベース1に対してレバー5
をクリツプ7によつて枢着した状態では、第2図
に示すように頭部9の押え部14がレバー5の支
承部4からの抜出を阻止し、しかも頭部9の弾性
片15がレバー5の側面を弾力的に押えるので、
レバー5を頭部9と枢着部2間で円滑に回動させ
ることができ、しかもその場合弾性片15によつ
てレバー5のびびり音を防ぐことができる。ま
た、第3図に示すように挿入部8の嵌合部11,
11が挿入孔3の嵌合溝16,16にきつちり嵌
合しているので、レバー5に強い荷重が加わつて
レバー5にベース1から浮き上がる方向への大き
な力が作用したときでも、挿入孔3と直交する方
向へのクリツプ7の動きが位置決片10の嵌合部
11,11の各面11a,11b,11cによつ
て阻止され、また挿入孔3と同方向へのクリツプ
7の動きが係止部13,13によつて阻止され
る。従つて、レバー5は枢着部2からの浮き上が
りを頭部9の押え部14によつて確実に阻止で
き、常にレバー5を円滑に回動させることができ
る。
第4図は自動車用空気調和装置のコントローラ
に使用した使用例を示すもので、ベース1eに操
作用のレバー5eの一端部をクリツプ7eによつ
て枢着し、そのレバー5eの他端部をベース1e
の案内孔20に通した後その他端部につまみ21
を取付けてある。レバー5eの中間部には空気調
和装置操作用のワイヤー22が連結され、レバー
5eを回動させてワイヤー22を移動させるよう
になつている。
(考案の効果) 以上のように本考案にあつては、ベース1に対
してレバー5を枢着する場合、クリツプ7の挿入
部8をレバー5の孔6に貫させた後、レバー1の
挿入孔3に押込むことによつて、挿入部8におけ
る位置決片10の両端部の嵌合部11がベース1
の嵌合溝に嵌合し、一方、その位置決片10の両
外側に位置する係合片12の係止部13がベース
1の係合段部17に夫々係合し、これにより挿入
部8の挿入孔3からの抜出しを確実に阻止できて
レバー5をベース1に対して簡易、迅速に枢着で
きる。
またベース1に対してレバー5を枢着した状態
では、上記のように位置決片10の嵌合部11が
ベース1の嵌合溝16に嵌合し、しかもその位置
決片10は剛性を有しているので、仮に上記係合
片12の弾力性を大きくして係合片12の挿入孔
3への挿入を軽い力で行えるようにしたものであ
つて、しかもレバー5に強めの荷重が加わるとき
でも、ベース1に対するクリツプの傾きを阻止で
き、その結果クリツプ7の頭部9によつてレバー
5のベース1からの浮き上がりを阻止できてレバ
ー5の回動を円滑に行うことができる。
また上記のようにクリツプ7によつてベース1
に対するレバー5の枢着とレバー5の浮き上がり
防止を行えるようにしたものであつても、そのク
リツプ7の構成は頭部9とその頭部9から突出し
ている堅固な位置決片10とその位置決片10の
両外側において上記頭部9から突出している弾力
性を有する係合片12とで構成してあるので、位
置決片10や係合片12を頭部9と一体に成形す
ることができ、製造コストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は分
解斜視図、第2図は組付状態の断面図、第3図は
−線断面図、第4図は使用例を示す側面図、
第5図は従来例を示す断面図。 1……ベース、3……挿入孔、5……レバー、
6……孔、7……クリツプ、8……挿入部、9…
…頭部、10……位置決片、11……嵌合部、1
2……係合片、13……係止部、16……嵌合
溝、17……係合段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースと、そのベースにレバーを枢着する為の
    クリツプとから成り、上記ベースは、クリツプ挿
    入用の挿入孔を有し、一方、上記クリツプは、上
    記レバーの孔を貫通してベースの挿入孔に挿入し
    得るようにしてある挿入部と、その挿入部の元部
    側において挿入部外周面より外周側へ張出すよう
    に形成してある頭部とを有し、上記挿入部をレバ
    ーの孔に貫通させた後にベースの挿入孔に挿入し
    てレバーをベースに枢着するようにしてある枢着
    部の構造において、上記挿入部は、上記頭部から
    突出している位置決片と同方向へ突出している一
    対の係合片とで構成してあり、上記位置決片は剛
    性を有すると共に上記両係合片を結ぶ方向とは直
    交する方向の両端部にクリツプ傾き防止用の嵌合
    部を夫々有し、一方、上記両係合片は夫々自由端
    が上記位置決片に対して遠近移動する方向へ弾性
    変形する弾力性を有し、かつ自体の自由端に上記
    位置決片側とは反対側へ張出している係止部を有
    しており、上記位置決片と両係合片との間隙の大
    きさは係合片を充分に弾性変形させ得る大きさに
    設定してあり、上記ベースの挿入孔の内周面の相
    対向部には上記位置決片の嵌合部を嵌合させ得る
    ようにしてあるクリツプ傾き防止用の嵌合溝をク
    リツプの挿入方向に向けて夫々設け、更に上記ベ
    ースの挿入孔の内周面には上記挿入部を挿入孔に
    充分押込んだ状態で上記係止部と係合してクリツ
    プの挿入孔からの抜出しを阻止するようにしてあ
    る係合段部が設けてあることを特徴とする枢着部
    の構造。
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DE102006027751A1 (de) * 2006-06-16 2007-12-20 Robert Bosch Gmbh Befestigungselement zur Befestigung und/oder Vorfixierung eines Bauteils an einer mit einer Öffnung versehenen Halterung sowie Bauteil mit Befestigungselement

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