JP2000135289A - 医療用ガイドワイヤ及びその製造方法 - Google Patents

医療用ガイドワイヤ及びその製造方法

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JP2000135289A
JP2000135289A JP11110948A JP11094899A JP2000135289A JP 2000135289 A JP2000135289 A JP 2000135289A JP 11110948 A JP11110948 A JP 11110948A JP 11094899 A JP11094899 A JP 11094899A JP 2000135289 A JP2000135289 A JP 2000135289A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プッシュアビリティが良好で、滑り性や血栓
付着防止性に優れた医療用ガイドワイヤ及びその製造方
法を提供する。 【構成】 弾性材料からなる芯材11の先端部11aを
縮径させ、先端部11aの外周にX線不透過性の金属コ
イル20を、ろう付け、接着等の手段で装着する。芯材
11の先端部11a及び金属コイル20の外周に、溶剤
で膨潤させた樹脂チューブ30を被せ、溶剤を乾燥させ
ることにより、樹脂チューブ30を収縮させて芯材11
の先端部11a及び金属コイル20の外周に被着させ
る。あるいは、芯材11の先端部11a及び金属コイル
20の外周に樹脂チューブ30を被せ、樹脂チューブ3
0の一部、例えば開口部内周30aを芯材11に接着又
は溶着によって固定する。更に、樹脂チューブ30の外
周に親水性樹脂膜40を被覆して医療用ガイドワイヤ1
0を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば血管、尿
管、胆管、気管などの人体の管状器官にカテーテルを挿
入する際、カテーテルの先端を目的箇所に導くために用
いられる医療用ガイドワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、血管、尿管、胆管、気管などの人
体の管状器官における検査・治療のため、カテーテルを
挿入して造影剤などの薬剤を投与したり、カテーテルを
通して鉗子等によって組織の一部を採取したりすること
が行われている。カテーテルの挿入に際しては、管状器
官内に、まず、比較的細くて柔軟なガイドワイヤを挿入
し、ガイドワイヤの先端を目的箇所に到達させた後、こ
のガイドワイヤの外周に沿ってカテーテルを挿入し、ガ
イドワイヤを抜き出すようにしている。
【0003】このガイドワイヤとしては、目的とする管
状器官内に無理なく挿入できる程度の細さ、管状器官内
壁を損傷しないような先端部の柔軟性、管状器官内に押
し込むことができる程度の本体部の剛性、カテーテル及
び管状器官内での滑り性、血栓付着防止性などを兼ね備
えたものが望まれている。
【0004】このようなガイドワイヤとして、例えば特
開平10−146390号には、本体部と、該本体部よ
りも細径の先端部と、該本体部と該先端部との間の移行
部とからなる超弾性芯材と、該芯材の先端部に密着して
設けられたX線造影性金属コイルと、該造影性金属コイ
ルと該芯材の少なくとも一部を被覆して実質的に平滑な
外表面を形成する合成樹脂製被覆部材と、該合成樹脂製
被覆部材の少なくとも一部を覆う親水性潤滑層とからな
ることを特徴とするガイドワイヤが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガイドワイヤにおいて、芯材の全体に合成樹脂製被
覆部材及び親水性潤滑層を形成した場合には、それらの
樹脂層によってガイドワイヤの厚さがとられるため、目
的とする管状器官内に無理なく挿入できる程度の細さを
維持しようとすると、芯材全体を細くせざるを得なくな
り、芯材を管状器官内に押し込むときの剛性が不足し
て、プッシュアビリティ(push ability) が低下すると
いう問題があった。
【0006】一方、芯材の先端部のみに合成樹脂製被覆
部材及び親水性潤滑層を形成しようとすると、合成樹脂
製被覆部材の芯材への被覆成形が極めて困難となるとい
う問題点があった。すなわち、押出成形、射出成形、デ
ィッピング等の各種の手段を採用しても、X線造影性金
属コイル等が装着されて複雑な形状をなす芯材の先端部
のみに、薄くて表面が平滑な合成樹脂被覆を施すことは
難しかった。
【0007】したがって、本発明の目的は、芯材の本体
部の外径を維持してプッシュアビリティを良好にすると
共に、滑り性や血栓付着防止性などを兼ね備え、しかも
一定の品質のものを安定して製造できる医療用ガイドワ
イヤ及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、端部が本体部に比して小径とされ
た弾性材料からなる芯材と、この芯材の先端部の少なく
とも一部を被覆する樹脂チューブと、この樹脂チューブ
外周を被覆する親水性樹脂膜とを有し、前記樹脂チュー
ブ及び前記親水性樹脂膜が施された部分の外径が、前記
芯材の本体部の製品外径よりも細くされていることを特
徴とする医療用ガイドワイヤを提供する。
【0009】上記第1の発明によれば、芯材の先端部を
樹脂チューブで被覆したことにより、芯材の先端部に薄
くて一定の厚さの平滑な樹脂層を容易に形成することが
できる。また、樹脂チューブの表面に親水性樹脂膜が形
成されているので、滑り性及び血栓付着防止性に優れて
いる。更に、前記樹脂チューブ及び前記親水性樹脂膜が
施された部分の外径が、前記芯材の本体部の製品外径よ
りも細くされているので、細い血管等への挿入も可能に
なり、芯材の本体部の外径を十分に確保して剛性を維持
できるので、挿入時のプッシュアビリティに優れてい
る。
【0010】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記芯材の最先端部外周にX線不透過性の金属コイ
ルが装着され、この金属コイルの外周を包み込むように
前記樹脂チューブが被覆されている医療用ガイドワイヤ
を提供する。
【0011】上記第2の発明によれば、X線不透過性の
金属コイルによって、先端部の柔軟性を損なわずに、先
端部の位置確認をすることができ、金属コイルの外周を
包み込むように樹脂チューブを被覆したことにより、先
端部の滑り性を向上させることができる。
【0012】本発明の第3は、前記第1の発明におい
て、前記芯材の最先端部外周にX線不透過性の金属コイ
ルが装着され、この金属コイルの少なくとも先端部分が
前記樹脂チューブから突出している医療用ガイドワイヤ
を提供する。
【0013】上記第3の発明によれば、X線不透過性の
金属コイルによって、先端部の位置確認をすることがで
き、金属コイルの少なくとも先端部分を樹脂チューブか
ら突出させたことにより、最先端部の柔軟性を向上させ
ることができる。
【0014】本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか
の発明において、前記樹脂チューブが前記芯材の最先端
より更に前方に突出するように被覆されている請求項1
又は2記載の医療用ガイドワイヤを提供する。
【0015】上記第4の発明によれば、樹脂チューブに
よって滑り性を付与すると共に、樹脂チューブを芯材の
最先端より更に前方に突出させたことにより、最先端部
の柔軟性をより向上させることができる。
【0016】本発明の第5は、前記第1〜4のいずれか
の発明において、前記芯材の本体部には、疎水性樹脂膜
が被覆されている医療用ガイドワイヤを提供する。
【0017】上記第5の発明によれば、芯材の本体部の
外径を狭めることなく、本体部外周の滑り性、血栓付着
防止性を向上させることができる。
【0018】本発明の第6は、前記第1〜5のいずれか
の発明において、前記芯材の樹脂チューブにX線不透過
性材料が混入されている医療用ガイドワイヤを提供す
る。
【0019】上記第6の発明によれば、先端部のX線不
透過性を高めて位置確認をしやすくすることができる。
【0020】本発明の第7は、弾性材料からなる芯材の
先端部を本体部に比して小径とし、この芯材の先端部の
少なくとも一部に樹脂チューブを被せ、この樹脂チュー
ブの外周に親水性樹脂膜を被覆することを特徴とする医
療用ガイドワイヤの製造方法を提供する。
【0021】上記第7の発明によれば、表面が平滑で均
一な厚さを有する樹脂層を容易に形成できる。
【0022】本発明の第8は、前記第7の発明におい
て、弾性材料からなる芯材の先端部を本体部に比して小
径とし、この芯材の先端部の少なくとも一部に、溶剤で
膨潤させた樹脂チューブを被せ、前記溶剤を乾燥させる
ことにより、前記樹脂チューブを収縮させて、前記芯材
の先端部に被着させた後、前記樹脂チューブの外周に親
水性樹脂膜を被覆する医療用ガイドワイヤの製造方法を
提供する。
【0023】上記第8の発明によれば、弾性材料からな
る芯材の先端部に樹脂チューブを密着性よく被着させる
ことができ、表面が平滑で薄い均一な厚さを有する樹脂
層を、芯材に容易に形成することができる。
【0024】本発明の第9は、前記第7の発明におい
て、弾性材料からなる芯材の先端部を本体部に比して小
径とし、この芯材の先端部の少なくとも一部に樹脂チュ
ーブを被せ、前記芯材の先端部と前記樹脂チューブとを
接着又は溶着させた後、前記樹脂チューブの外周に親水
性樹脂膜を被覆する医療用ガイドワイヤの製造方法を提
供する。
【0025】上記第9の発明によれば、樹脂チューブの
一部を接着又は溶着により固定するため、親水性樹脂膜
の被覆時に樹脂チューブが延び、結果として表面が平滑
かつ均一な厚さでより薄い樹脂チューブによる被覆がで
きる。
【0026】本発明の第10は、前記第7〜9のいずれ
かの発明において、前記芯材の最先端部外周にX線不透
過性の金属コイルを装着した後、前記樹脂チューブを被
せる医療用ガイドワイヤの製造方法を提供する。
【0027】上記第10の発明によれば、X線不透過性
の金属コイルが装着された複雑な形状の芯材の先端部外
周に、表面が平滑で薄い均一な厚さを有する樹脂層を容
易に形成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1には、本発明による医療用ガ
イドワイヤの一実施形態が示されている。このガイドワ
イヤ10は、芯材11と、芯材11の先端部11a外周
に装着されたX線不透過性の金属コイル20と、芯材1
1の先端部11a及び金属コイル20を被覆する樹脂チ
ューブ30と、樹脂チューブ30の外周に被覆された親
水性樹脂膜40とで主として構成されている。
【0029】芯材11としては、超弾性材料、ステンレ
ス、ピアノ線などの弾性材料が用いられる。超弾性材料
としては、Ni−Ti合金、Cu−Zn−X(X=A
l,Fe等)合金、Ni−Ti−X(X=Fe,Cu,
V,Co等)合金等が好ましく用いられる。
【0030】前記Ni−Ti合金等は、形状記憶合金と
して、形状記憶効果や超弾性(擬弾性)効果を持つこと
が広く知られており、その内、超弾性(擬弾性)効果を
持つものは、降伏点をこえる変形ひずみにより永久変形
してしまう通常の金属材料とは異なり、降伏点をこえる
変形ひずみを与えても、除荷すると永久変形せずにもと
の形状へ復帰し、ねじりや曲げに対する戻り特性も大き
いため、ガイドワイヤの芯材として好適であり、更に超
弾性(擬弾性)効果を発揮する温度条件が人や動物の体
内温度か、もしくはそれ以下に設定されたものが良い。
【0031】超弾性(擬弾性)については、日本規格協
会発行のJIS H 7001を参照することができ
る。
【0032】芯材11は、本体部11bと、本体部11
bに対して小径とされた先端部11aとを有している。
先端部11aは、最先端11a’に向けて次第に小径と
なる形状をなすことが好ましく、例えばテーパ状、段状
等をなす形状が好ましい。
【0033】本体部11bに対して小径の先端部11a
の長さAは、150〜700mm程度が好ましく、芯材
11全体の長さ、すなわちガイドワイヤ10の長さは、
1000〜3000mm程度が好ましい。芯材11の本
体部11bの直径は、0.2〜1.0mm程度の範囲で
目的に応じて適宜設定される。
【0034】本体部11の外周には、滑り性、血栓付着
防止性を付与するため、疎水性樹脂膜12が被覆されて
いる。疎水性樹脂膜12としては、例えばシリコン樹
脂、フッ素系樹脂等が好ましく採用される。
【0035】芯材11の先端部11aの外周には、X線
不透過性の金属コイル20が装着されている。この実施
形態の場合、金属コイル20は、ろう材21、22を介
して芯材11の先端部に固着されており、一方のろう材
22は、芯材11の最先端11a’を包み込む丸い頭部
をなしている。X線不透過性の金属コイル20として
は、例えば金、白金、銀、ビスマス、タングステン、又
はこれらの金属を含有する合金が好ましく用いられる。
X線不透過性の金属コイル20は、本体部11bに対し
て小径の先端部11aの全体に装着されていてもよい
が、先端部11aの途中から最先端11a’に向けて装
着されていてもよい。なお、金属コイル20を芯材11
に固着する手段としては、ろう材による溶接に限らず、
接着剤による接着等の手段を採用することもできる。
【0036】樹脂チューブ30は、芯材11の先端部1
1aに被覆されている。好ましくは、芯材11の最先端
11a’から所定長さの部分と、金属コイル20の外周
とを覆うように被覆する。樹脂チューブ30としては、
親水性樹脂膜40が被覆できるものであればよいが、例
えば、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリスチレン、フッ素系樹脂、シ
リコン樹脂等が採用される。また、樹脂チューブ30
は、X線不透過性材料を含有するものでもよい。X線不
透過性材料としては、例えばビスマス、硫酸バリウム、
タングステンなどの粉末が好ましく用いられる。
【0037】樹脂チューブ30の長さBは、芯材11の
最先端11a’から本体部11bに至る手前の部分まで
を被覆する長さであることが好ましく、具体的には、1
50〜700mm、より好ましくは150〜500mm
とされる。樹脂チューブ30の厚さは、特に限定されな
いが、0.5〜50μm程度が好ましい。
【0038】なお、この実施形態の場合、樹脂チューブ
30の先端は閉塞されていて、芯材11の最先端11
a’及びろう材22を完全に覆う形状が好ましいが、樹
脂チューブ30の先端が開口されていてもよい。
【0039】樹脂チューブ30の外周を被覆する親水性
樹脂膜40としては、−OH、−CONH2 、−COO
H、−NH2 、−COO- 、−SO3-などの親水性基を
有する樹脂であって、好ましくは樹脂チューブ30の表
面に結合できる官能基を有するものが好ましく採用され
る。例えば、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリ
コールなどが好ましく採用される。
【0040】樹脂チューブ30と親水性樹脂膜40との
結合構造としては、例えば、樹脂チューブ30として、
イソシアネート基が残存する樹脂を用いるか、イソシア
ネート基と反応性を有する樹脂を用い、イソシアネート
基と反応性を有する樹脂を用いる場合には、更にイソシ
アネート基を有する化合物を反応させた後、これらのイ
ソシアネート基を介して、ポリビニルピロリドン、ポリ
エチレングリコールなどの親水性樹脂を結合させる方法
などが好ましく用いられる。このような親水性樹脂膜4
0の形成方法は、例えば、特開平5−184666号、
特開平7−80078号、特開平7−124263号に
詳しく示されている。
【0041】こうして装着された樹脂チューブ30及び
親水性樹脂膜40の外径Cは、芯材11の本端部11b
の製品外径Dよりも細いことが好ましい。それによっ
て、ガイドワイヤ10の先端部の太さを細くして、細い
血管等にも挿入することが可能となるとともに、芯材1
1の本体部11bの剛性を維持して挿入時のプッシュア
ビリティを向上させることができる。ここで製品外径D
とは、芯材11の本体部11bと、その表面に被覆され
た疎水性樹脂膜12等とを合わせた最外径を意味する。
【0042】なお、本発明においては、X線不透過性の
金属コイル20の代わりに、同様な材質の金属リングあ
るいはチップを配置したり、樹脂チューブ30にX線不
透過性材料を混入して、金属コイル20を省略すること
もできる。
【0043】また、本来は、ガイドワイヤを覆う樹脂膜
には、滑り性の点では、親水性樹脂膜が良いが、金属に
直接被覆することが困難である。本願の樹脂チューブに
よる被膜であれば、十分な薄さの被覆厚と成形性があ
り、ガイドワイヤ全体を被覆しても問題はないが、ここ
では、芯材の本体部の外径を更に狭めずに、要求される
滑り性と抗血栓付着防止性も良好で、かつ、非常に薄い
被膜を形成できる疎水性樹脂膜を芯材の本体部に直接被
覆している。これにより、高い潤滑性を必要とされる先
端部は、親水性樹脂膜により非常に良好な滑り性を持ち
つつ、結果としてガイドワイヤのプッシュアビリティも
向上されることとなる。
【0044】図2には、本発明による医療用ガイドワイ
ヤの製造方法の一実施形態が示されている。図中、図1
と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略
することにする。
【0045】図2(a)に示すように、芯材11の先端
部11aを、機械加工、エッチング等の手段によって、
例えばテーパ状、段状等の形状に小径化し、この先端部
11aにX線不透過性の金属コイル20を、ろう材2
1、22によって固着する。ろう材22は、芯材11の
最先端11a’をも固着して丸い頭部をなすように形成
する。なお、ろう材21、22の代わりに接着剤を用い
てもよい。芯材11の本体部11b外周には、シリコン
樹脂、フッ素系樹脂等の疎水性樹脂膜12を形成する。
【0046】次に、図2(b)に示すように、芯材11
の先端部11a及び金属コイル20の外周に、溶剤によ
って膨潤させた樹脂チューブ30を被せる。樹脂チュー
ブ30は、本来は金属コイル20の外径よりも細い内径
に形成されているが、溶剤によって膨潤させることによ
り、金属コイル20の外径よりも太い内径とされている
ため、金属コイル20の外周に容易に装着できる。例え
ば樹脂チューブ30としてポリウレタンを用いた場合、
膨潤させるための溶剤としては、ジクロロメタン、メチ
ルエチルケトン(MEK)、トルエンなどが好ましく用
いられる。
【0047】この状態で、樹脂チューブ30の溶剤を乾
燥させると、図2(c)に示すように、樹脂チューブ3
0が収縮して金属コイル20の外周に密着して、芯材1
1の先端部11a及び金属コイル20の外周に被覆され
る。この場合、樹脂チューブ30は均一な厚さを有して
いて、その表面は、押出し等の他の方法により樹脂を被
覆させた場合に比べて平滑となる。また、樹脂チューブ
30を常温で被覆させることができ、芯材11が加熱さ
れたりしないため、超弾性材料などからなる芯材11の
特性を損なうことがない。
【0048】次に、図2(d)に示すように、樹脂チュ
ーブ30の外周面に、前述したような方法で親水性樹脂
膜40を形成することにより、本発明の医療用ガイドワ
イヤ10を製造することができる。
【0049】なお、本発明による医療用ガイドワイヤの
製造方法としては、上記方法の他に次のような方法を採
用することもできる。すなわち、芯材11の先端部11
a及び金属コイル20の外周に、それらの外周に被せる
ことが可能な内径に成形された樹脂チューブ30を被せ
る。そして、樹脂チューブ30の一部、例えば開口部内
周(図1の30a)等を、芯材11に接着又は溶着によ
り固定する。更に、樹脂チューブ30の外周面に前述し
たような方法で親水性樹脂膜40を形成する方法であ
る。
【0050】上記において、接着剤としては、ウレタン
アクリレート系樹脂、シアノアクリレート系樹脂、アク
リレート系樹脂等が用いられる。また、溶着は、メチル
エチルケトン(MEK)や、テトラヒドロフラン(TH
F)等の溶剤を用いて行うことができる。また、樹脂チ
ューブの材料であるウレタン樹脂等を前記溶剤で溶かし
たものを接着剤として使用することもできる。
【0051】図3には、本発明による医療用ガイドワイ
ヤの他の実施形態が示されている。なお、図1,2に示
した実施形態と実質的に同じ部分には、同符合を付して
その説明を省略することにする。
【0052】この医療用ガイドワイヤは、樹脂チューブ
30が、芯材11の先端部11aの基部寄り部分から金
属コイル20の途中に至る部分を被覆するように装着さ
れており、金属コイル20及びろう材22による頭部が
樹脂チューブ30の先端から突出している点が相違す
る。このように、金属コイル20の途中から先端部分及
び頭部を樹脂チューブ30の先端から突出させたことに
より、ガイドワイヤの先端部の柔軟性を高めることがで
きる。
【0053】図4には、本発明による医療用ガイドワイ
ヤの更に他の実施形態が示されている。なお、前記と同
様に、図1,2に示した実施形態と実質的に同じ部分に
は、同符合を付してその説明を省略する。
【0054】この医療用ガイドワイヤは、図3の実施形
態とほとんど同じであるが、樹脂チューブ30が、芯材
11の先端部11aの基部寄り部分から金属コイル20
の手前に至る部分を被覆するように装着されている点が
相違する。この実施形態では、金属コイル20の全体及
び頭部が樹脂チューブ30から突出していることによ
り、ガイドワイヤの先端部の柔軟性をより高めることが
できる。
【0055】図5には、本発明による医療用ガイドワイ
ヤの更に他の実施形態が示されている。なお、前記と同
様に、図1,2に示した実施形態と実質的に同じ部分に
は、同符合を付してその説明を省略する。
【0056】この医療用ガイドワイヤは、芯材11の先
端部11aに装着された金属コイル30を完全に包み込
むように樹脂チューブ30が被覆されており、しかも樹
脂チューブ30の先端が芯材11の最先端11a’及び
そこに形成された頭部よりも更に前方に突出している。
すなわち、ガイドワイヤの最先端部は、樹脂チューブ3
0のみからなり、樹脂チューブ30の最先端の内部31
は、好ましくは空洞となっている。これによってガイド
ワイヤの最先端部の柔軟性がより一層向上すると共に、
樹脂チューブ30で金属コイル20を完全に包み込んだ
ことにより、滑り性も良好となっている。なお、樹脂チ
ューブ30の先端が芯材11の最先端11a’及び頭部
よりも前方に突出する長さ、すなわち図5におけるDの
長さは、2〜20mmが好ましい。
【0057】図6には、本発明による医療用ガイドワイ
ヤの更に他の実施形態が示されている。なお、前記と同
様に、図1,2に示した実施形態と実質的に同じ部分に
は、同符合を付してその説明を省略する。
【0058】この医療用ガイドワイヤは、芯材11の先
端部11aが先端方向に向けて2段階で縮径されてお
り、その最先端部11a’に安全ワイヤ13がろう付け
等の手段によって前方に延長するように連接されてい
る。安全ワイヤ13は、芯材11の先端部11aより細
い丸線又は平線等のステンレス等の細線からなり、ガイ
ドワイヤの先端部をより柔軟にしている。安全ワイヤ1
3の先端は、丸い頭部をなすろう材22に固着されてい
る。
【0059】そして、芯材11の先端部11a外周に
は、基部寄り部分に第1の金属コイル23が装着され、
先端側に第2の金属コイル24が装着されている。第1
の金属コイル23は、好ましくは白金又はステンレスか
らなり、その基端部をろう材21によって芯材11に固
着され、その先端部をろう材25によって芯材11及び
第2の金属コイル24に固着されている。第2の金属コ
イル24は、白金等のX線不透過性材料からなり、その
基端部をろう材25によって第1の金属コイル23の先
端部及び芯材11に固着され、その先端部を丸い頭部を
なすろう材22に固着されている。第2の金属コイル2
4は、X線不透過性のマーカーとして作用すると共に、
ピッチ間隔を開けることによって柔軟性を付与されてい
る。
【0060】更に、芯材11の先端部11a、第1の金
属コイル23、第2の金属コイル24及び丸い頭部をな
すろう材22を全て覆うように、樹脂チューブ30が被
覆されており、この樹脂チューブ30の表面には前述し
たような材質の親水性樹脂膜40が被覆されている。
【0061】この医療用ガイドワイヤにおいては、芯材
11の先端部11aに安全ワイヤ13を連接すると共
に、X線不透過性のマーカーを兼ねた第2の金属コイル
25をピッチ開きコイルとしたことにより、ガイドワイ
ヤの先端部を柔軟にすることができる。
【0062】図7には、本発明による医療用ガイドワイ
ヤの更に他の実施形態が示されている。なお、図6に示
した実施形態と実質的に同じ部分には、同符合を付して
その説明を省略するこの医療用ガイドワイヤは、基本的
には図6に示したものと同じ構造をなしているが、樹脂
チューブ30が芯材11の先端部11a及び第1の金属
コイル23の外周に装着されていて、第2の金属コイル
24の外周には樹脂チューブ30が被覆されていない点
が相違している。
【0063】このガイドワイヤによれば、第2の金属コ
イル24の外周に樹脂チューブ30が装着されておら
ず、しかも第2の金属コイル24がピッチ開きコイルと
なっているため、ガイドワイヤの先端部をより柔軟にす
ることができる。
【0064】
【実施例】実施例1 図2に示したような製造工程により、ガイドワイヤを製
造した。芯材11としては、ステンレスからなり、本体
部11bの外径が0.35mm、全体の長さが1800
mmのものを用いた。この芯材11の最先端11a’か
ら500mmの部分をテーパ状に加工して先端部11a
を形成した。
【0065】この先端部11a外周に白金合金からなる
X線不透過性のコイル20をろう材21、22によって
固着し、芯材11の最先端1la’は、ろう材22に固
着して丸い頭部に形成した。
【0066】上記コイル20の外周に、ポリウレタンか
らなり、メチルエチルケトンで膨潤させた樹脂チューブ
30を被せ、乾燥させることによって、芯材11の先端
部11a及びコイル20の外周に被着させた。
【0067】次に、樹脂チューブ30が被着された部分
を、4,4−ジフェニルメタンイソシアネートの5重量
%メチルエチルケトン溶液に30〜120秒間浸漬し、
60℃で10〜60分放置して反応させることにより、
樹脂チューブ30の表面に未反応のイソシアネート基を
形成した。
【0068】更に、分子量120万のポリビニルピロリ
ドン(商品名「K−90」、和光純薬株式会社製)を2
〜10重量%含有するジクロロメタン溶液に3〜60秒
間浸漬し、60℃で3〜12時間放置して、未反応のイ
ソシアネート基にポリビニルピロリドンを結合させると
共に、ポリビニルピロリドンを相互に重合させて、親水
性樹脂膜40を形成した。
【0069】こうして得られたガイドワイヤ10を、カ
テーテル導入用に用いたところ、カテーテル及び血管内
での滑り性が良好で、表面に血栓等の付着もなく、挿入
時のプッシュアビリティも良く、優れた操作性が得られ
た。
【0070】実施例2 実施例1と同様にして、芯材11の先端部11a外周に
X線不透過性のコイル20をろう材21、22によって
固着した。このコイル20の外周に、ポリウレタンから
なる、その内径をコイル20の外径よりやや大きくされ
た樹脂チューブ30(溶剤で膨潤されていないもの)を
被せた。
【0071】次いで、樹脂チューブ30の開口部内周3
0a(図1参照)を、アクリレート系紫外線硬化型接着
剤(商品名「Three Bond 3018 」、スリーボンド社製)
により、芯材11に接着して固定した。
【0072】更に、実施例1と同様な方法で、樹脂チュ
ーブ30の外周に、ポリビニルピロリドンからなる親水
性樹脂膜40を形成した。なお、この親水性樹脂膜40
の形成時に、樹脂チューブ30が溶剤の影響で柔らかく
なり、開口部内周30aのみが固定されていることから
延び、結果としてより薄い樹脂チューブ30を形成する
ことができた。その後、最先端より突出した部分の樹脂
チューブを切除し、前記接着剤で樹脂チューブの先端を
閉塞接着した。
【0073】こうして得られたガイドワイヤ10も、カ
テーテル導入用に用いたところ、カテーテル及び血管内
での滑り性が良好で、表面に血栓等の付着もなく、挿入
時のプッシュアビリティも良く、優れた操作性が得られ
た。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医療用ガ
イドワイヤによれば、芯材の先端部を樹脂チューブで被
覆したことにより、芯材の先端部に薄くて一定の厚さの
平滑な樹脂層を容易に形成することができる。また、樹
脂チューブの表面に親水性樹脂膜が形成されているの
で、滑り性及び血栓付着防止性に優れている。更に、前
記樹脂チューブ及び前記親水性樹脂膜が施された部分の
外径が、前記芯材の本体部の製品外径に等しいかそれよ
りも細くされているので、細い血管等への挿入も可能に
なり、芯材の本体部の外径を十分に確保して剛性を維持
できるので、挿入時のプッシュアビリティに優れてい
る。
【0075】また、本発明の医療用ガイドワイヤの製造
方法によれば、弾性材料からなる芯材の先端部に、表面
が平滑で薄い均一な厚さを有する樹脂チューブを、芯材
の先端部に容易に被着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用ガイドワイヤの一実施形態を示
す断面図である。
【図2】本発明の医療用ガイドワイヤの製造方法の一実
施形態を示す工程図である。
【図3】本発明の医療用ガイドワイヤの他の実施形態を
示す断面図である。
【図4】本発明の医療用ガイドワイヤの更に他の実施形
態を示す断面図である。
【図5】本発明の医療用ガイドワイヤの更に他の実施形
態を示す断面図である。
【図6】本発明の医療用ガイドワイヤの更に他の実施形
態を示す断面図である。
【図7】本発明の医療用ガイドワイヤの更に他の実施形
態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 医療用ガイドワイヤ 11 芯材 11a 先端部 11a’ 最先端 11b 本体部 12 疎水性樹脂膜 13 安全ワイヤ 20 X線不透過性の金属コイル 23 第1の金属コイル 24 第2の金属コイル 30 樹脂チューブ 40 親水性樹脂膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が本体部に比して小径とされた弾
    性材料からなる芯材と、この芯材の先端部の少なくとも
    一部を被覆する樹脂チューブと、この樹脂チューブ外周
    を被覆する親水性樹脂膜とを有し、前記樹脂チューブ及
    び前記親水性樹脂膜が施された部分の外径が、前記芯材
    の本体部の製品外径よりも細くされていることを特徴と
    する医療用ガイドワイヤ。
  2. 【請求項2】 前記芯材の最先端部外周にX線不透過性
    の金属コイルが装着され、この金属コイルの外周を包み
    込むように前記樹脂チューブが被覆されている請求項1
    記載の医療用ガイドワイヤ。
  3. 【請求項3】 前記芯材の最先端部外周にX線不透過性
    の金属コイルが装着され、この金属コイルの少なくとも
    先端部分が前記樹脂チューブから突出している請求項1
    記載の医療用ガイドワイヤ。
  4. 【請求項4】 前記樹脂チューブが前記芯材の最先端よ
    り更に前方に突出するように被覆されている請求項1又
    は2記載の医療用ガイドワイヤ。
  5. 【請求項5】 前記芯材の本体部には、疎水性樹脂膜が
    被覆されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の医
    療用ガイドワイヤ。
  6. 【請求項6】 前記芯材の樹脂チューブにX線不透過性
    材料が混入されている請求項1〜5のいずれか1つに記
    載の医療用ガイドワイヤ。
  7. 【請求項7】 弾性材料からなる芯材の先端部を本体部
    に比して小径とし、この芯材の先端部の少なくとも一部
    に樹脂チューブを被せ、この樹脂チューブの外周に親水
    性樹脂膜を被覆することを特徴とする医療用ガイドワイ
    ヤの製造方法。
  8. 【請求項8】 弾性材料からなる芯材の先端部を本体部
    に比して小径とし、この芯材の先端部の少なくとも一部
    に、溶剤で膨潤させた樹脂チューブを被せ、前記溶剤を
    乾燥させることにより、前記樹脂チューブを収縮させ
    て、前記芯材の先端部に被着させた後、前記樹脂チュー
    ブの外周に親水性樹脂膜を被覆する請求項7記載の医療
    用ガイドワイヤの製造方法。
  9. 【請求項9】 弾性材料からなる芯材の先端部を本体部
    に比して小径とし、この芯材の先端部の少なくとも一部
    に樹脂チューブを被せ、前記芯材の先端部と前記樹脂チ
    ューブとを接着又は溶着させた後、前記樹脂チューブの
    外周に親水性樹脂膜を被覆する請求項7記載の医療用ガ
    イドワイヤの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記芯材の最先端部外周にX線不透過
    性の金属コイルを装着した後、前記樹脂チューブを被せ
    る請求項7〜9のいずれか1つに記載の医療用ガイドワ
    イヤの製造方法。
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