JP2000128869A - 制御されたラジカル重合方法における調節剤としての複素環式アルコキシアミン - Google Patents
制御されたラジカル重合方法における調節剤としての複素環式アルコキシアミンInfo
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- C07D265/32—1,4-Oxazines; Hydrogenated 1,4-oxazines not condensed with other rings with oxygen atoms directly attached to ring carbon atoms
Abstract
式アルコキシアミンを提供する。 【解決手段】 本発明は、a)エチレン系不飽和モノマ
ーおよびb)下記の複素環式アルコキシアミン化合物か
らなる重合性組成物に関する。該化合物は調節剤として
上記モノマーのラジカル重合を制御する。上記化合物の
中間体であるN−オキシル誘導体も使用でき、これも本
発明の主題である。これらには新規なものが含まれるた
め、本発明は新規アミン先駆体および複素環式アミンの
新規製造方法にも関する。そして上記化合物は低い多分
散性を有するポリマー樹脂製品を供給する。本発明の重
合方法では重合速度が高く、モノマーからポリマーへの
転化効率が高いため、本発明は安定なラジカル媒介重合
方法にも関する。 【化1】
Description
アミン化合物;a)少なくとも一種のエチレン系不飽和
モノマーおよびb)複素環式アルコキシアミン化合物か
らなる重合性組成物に関する。更に本発明はエチレン系
不飽和モノマーの重合方法、ならびに重合を制御するた
めに上記複素環式アルコキシアミン化合物を使用するこ
とに関する。中間体であるN−オキシル誘導体、N−オ
キシル誘導体とエチレン系不飽和モノマーおよびフリー
ラジカル開始剤の組成物、ならびに重合方法も本発明の
主題である。更なる本発明の主題は、新規アミン先駆体
および五員環複素環式アミンの新規製造方法である。
persity)を有するポリマー樹脂製品を供給する。本発明
の重合方法は、モノマーからポリマーへの高い転化効率
を持続する。特に本発明は、高い重合速度、およびモノ
マーからポリマーへの高い転化効率でホモポリマー、ラ
ンダムコポリマー、ブロックコポリマー、マルチブロッ
クコポリマー、グラフトコポリマー等を供給する安定な
フリーラジカル媒介重合方法に関する。
リーラジカル重合方法により製造されたポリマーまたは
コポリマーは広い分子量分布または一般的に約4より高
い多分散性を有するものである。これに関する一因とし
て、殆どのフリーラジカル開始剤は数分から数時間の範
囲にある比較的長い半減期を持ち、従って全てのポリマ
ー鎖が同時には開始されず、そして開始剤は重合過程の
間中いずれの時間においても種々の長さの成長鎖を提供
するということが挙げられる。他の理由としては、フリ
ーラジカル法における成長鎖は不可逆な鎖停止反応工程
である結合および不均化として知られる工程で互いに反
応し得るということが挙げられる。そのようなことか
ら、種々の長さの鎖が反応工程中の様々な時間に停止
し、極小から極大までの長さで幅広く変化するポリマー
鎖からなる樹脂が生じ、従って幅広い多分散性を有する
ものとなる。狭い分子量分布を生じさせるためにフリー
ラジカル重合方法を使用するべき場合、全てのポリマー
鎖を概ね同時に開始させる必要があり、そして結合また
は不均化工程によるポリマー鎖成長の停止を避けなけれ
ばならない。
ー製品の分子量、多分散性および様相の予想または制御
の難しさのような種々の重大な問題がある。更に、従来
技術の塊状フリーラジカル重合方法は、重合反応が非常
に発熱性であり、加えて高粘性のポリマーでの効果的な
熱除去が殆ど不可能であるため、制御が困難である。従
来技術のフリーラジカル重合方法の発熱性は、しばしば
スケールアップにおける反応物の濃度または反応容器の
大きさを厳しく制限するものである。
のフリーラジカル重合法ではゲル形成も可能であり、そ
して広い分子量分布および/または最終樹脂のろ過、乾
燥および取り扱いに困難が伴う。
(Solomon) 等による US-A-4 581 429 には、ポリマー鎖
の成長を制御して短鎖またはオリゴマーホモポリマーな
らびにブロックおよびグラフトコポリマーを含むコポリ
マーを製造するフリーラジカル重合法が開示されてい
る。この方法では、式(一部)R’R”N−O−X(式
中、Xは不飽和モノマーを重合することが可能なフリー
ラジカル種を表す。)を有する開始剤が使用されてい
る。この反応は典型的に低い転化率を有するものであ
る。特に上述されたラジカルR’R”N−O・基は、
1,1,3,3−テトラエチルイソインドリン、1,
1,3,3−テトラプロピルイソインドリン、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、2,2,5,5−テ
トラメチルピロリジンまたはジ−第三ブチルアミンから
誘導される。しかしながら、開示された化合物は全ての
要求を満たすものではない。特にアクリレートの重合は
十分迅速に進まず、そして/またはモノマーからポリマ
ーへの転化効率は望ましい高さに至らない。
を持ち、NOガスまたはニトロソ化合物から誘導される
開鎖アルコキシアミン化合物が記載されている。EP-A-7
35052 には、フリーラジカル開始重合により狭い多分散
性の熱可塑性ポリマーを製造する方法であって、モノマ
ー化合物にフリーラジカル開始剤および安定なフリーラ
ジカル試薬を添加することからなる方法が記載されてい
る。WO 96/24620 には、例えば次式
ル試薬を使用する重合方法が開示されている。
ースとする特異的なニトロキシルが記載されている。ニ
トロキシルエーテルは一般的に開示されており、特異的
には記載されていない。WO 98/44008 には、モルホリノ
ン、ピペラジノンおよびピペラジンジオンをベースとす
る特異的なニトロキシルが記載されている。ここでもニ
トロキシルエーテルは一般的に開示されており、特異的
には記載されていない。上述されたラジカル重合反応の
制御を改良する試みにも係わらず、反応性が高く、そし
てポリマーの分子量を良好に、もしくはより好適に等し
く制御する新しい重合調節剤が依然として必要とされて
いる。
コキシアミン基に対してα−位に高い立体障害性を持つ
五および六員環複素環式アルコキシアミンまたはそのニ
トロキシル先駆体は、高温で非常に効率的であり、そし
て迅速な重合を許容するが、比較的低温で、例えば10
0℃でも作用するような調節剤/開始剤を導くことが発
見された。アルコキシアミン基に対してα−位に存在
し、メチル基より高級であるアルキル置換基の少なくと
も1個により高い立体障害性が導入され得る。多くの場
合、2、3または4個の高級アルキル基による更に高い
立体障害性さえも有利である。七および八員環複素環式
アルコキシアミンまたはそれらのニトロキシル先駆体に
関しては、更に高い立体障害性もまた有利であり得る。
くとも一種;および b)次式(Ia)または(Ib)
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し(ただし式(Ia)においてQが直接結
合、−CH2 −またはCOを表す場合、R1 、R2 、R
3 またはR4 の少なくとも一個はメチル基とは異な
る。);R5 、R6 およびR7 は独立して水素原子、炭
素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数6
ないし10のアリール基を表し;Xは炭素原子を少なく
とも一個有する基を表し、そしてXから誘導されるフリ
ーラジカルX・がエチレン系不飽和モノマーの重合を開
始させることが可能であるようなものを表し;Z1 は酸
素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭
素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ない
し18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアル
キニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C(O)
−R5 の一個もしくはそれ以上により置換された炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニ
ル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なくとも一
個により中断された炭素原子数2ないし18のアルキル
基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基または
炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子数7な
いし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5ないし10
のヘテロアリール基、−C(O)−炭素原子数1ないし
18のアルキル基、−O−炭素原子数1ないし18のア
ルキル基または−COO−炭素原子数1ないし18のア
ルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基CR9 R
10、CR9 R10−CR11R12、CR9 R10CR11R12C
R13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)(式中、
R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独立して水
素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし18のア
ルキル基を表す。)を表す。〕で表される化合物(ただ
し化合物(A)および(B)
原子、臭素原子またはヨウ素原子であり、好ましくは塩
素原子または臭素原子である。種々の置換基におけるア
ルキル基は直鎖または分枝鎖であってよい。1ないし1
8個の炭素原子を含むアルキル基は、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、2
−ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、ペンチル
基、2−ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、2−エチルヘキシル基、第三オクチル基、ノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル
基、テトラデシル基、ヘキサデシル基およびオクタデシ
ル基である。3ないし18個の炭素原子を有するアルケ
ニル基は、例えばプロペニル基、2−ブテニル基、3−
ブテニル基、イソブテニル基、n−2,4−ペンタジエ
ニル基、3−メチル−2−ブテニル基、n−2−オクテ
ニル基、n−2−ドデセニル基、イソドデセニル基、オ
レイル基、n−2−オクタデセニル基またはn−4−オ
クタデセニル基のような直鎖または分枝鎖の基である。
好ましくは3ないし12、特に好ましくは3ないし6の
炭素原子を有するアルケニル基である。
ニル基は、例えばプロピニル基、
基またはn−2−オクタデシニル基のような直鎖または
分枝鎖の基である。好ましくは3ないし12、特に好ま
しくは3ないし6の炭素原子を有するアルキニル基であ
る。ヒドロキシ置換アルキル基の例は、ヒドロキシプロ
ピル基、ヒドロキシブチル基またはヒドロキシヘキシル
基である。ハロゲン置換アルキル基の例は、ジクロロプ
ロピル基、モノブロモブチル基またはトリクロロヘキシ
ル基である。
た炭素原子数2ないし18のアルキル基は、例えば−C
H2 −CH2 −O−CH2 −CH3 、−CH2 −CH2
−O−CH3 または−CH2 −CH2 −O−CH2 −C
H2 −CH2 −O−CH2 −CH3 である。これは好ま
しくはポリエチレングリコールから誘導される。一般的
に−((CH2 )a −O)b −H/CH3 (式中、aは
1ないし6の数であり、そしてbは2ないし10の数で
ある。)と表される。NR5 基の少なくとも一個により
中断された炭素原子数2ないし18のアルキル基は一般
的に−((CH2 )a −NR5 )b −H/CH3 (式
中、a、bおよびR5 は上述に定義された通りであ
る。)と表される。炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基は、代表的にシクロプロピル基、シクロペンチ
ル基、メチルシクロペンチル基、ジメチルシクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基また
はトリメチルシクロヘキシル基である。
えばフェニル基またはナフチル基であるが、炭素原子数
1ないし4のアルキル置換されたフェニル基、炭素原子
数1ないし4のアルコキシ置換されたフェニル基;ヒド
ロキシ基、ハロゲン原子またはニトロ置換フェニル基も
含む。アルキル置換フェニル基の例はエチルベンゼン、
トルエン、キシレンおよびその異性体、メシチル基また
はイソプロピルベンゼンである。ハロゲン置換フェニル
基は、例えばジクロロベンゼンまたはブロモトルエンで
ある。炭素原子数1ないし4のアルコキシ置換基はメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基またはブトキシ基お
よび相当する異性体である。炭素原子数7ないし9のフ
ェニルアルキル基はベンジル基、フェニルエチル基また
はフェニルプロピル基である。炭素原子数5ないし10
のヘテロアリール基は、例えばピロール基、ピラゾール
基、イミダゾール基、2,4−ジメチルピロール基、1
−メチルピロール基、チオフェン基、フラン基、フルフ
ラル基、インドール基、クマロン基、オキサゾール基、
チアゾール基、イソキサゾール基、イソチアゾール基、
トリアゾール基、ピリジン基、α−ピコリン基、ピリダ
ジン基、ピラジン基またはピリミジン基である。
おいてR1 、R2 、R3 およびR4は互いに独立して未
置換またはOH、ハロゲン原子もしくは基−O−C−
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし6の
アルキル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なく
とも一個により中断された炭素原子数2ないし12のア
ルキル基、炭素原子数5ないし6のシクロアルキル基ま
たは炭素原子数6ないし10のアリール基を表すか、あ
るいはR1 およびR2 ならびに/またはR3 およびR4
は結合している炭素原子と一緒になって炭素原子数5な
いし6のシクロアルキル基を形成する組成物である。
b)においてR1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立
して未置換またはOHもしくは基−O−C−(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基
を表すか、あるいはR1 およびR2 ならびに/またはR
3 およびR4 は結合している炭素原子と一緒になって炭
素原子数5ないし6のシクロアルキル基を表し;そして
R5 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル
基を表す組成物である。
しくはR6 およびR7 は独立して水素原子、メチル基ま
たはエチル基を表す。式(Ia)および(Ib)におい
て、好ましくはR8 は水素原子、炭素原子数1ないし1
8のアルキル基、OHにより置換された炭素原子数1な
いし18のアルキル基;または炭素原子数7ないし9の
フェニルアルキル基を表す。式(Ia)および(Ib)
において、より好ましくはR8 は水素原子、炭素原子数
1ないし4のアルキル基、OHにより置換された炭素原
子数1ないし4のアルキル基;フェニル基またはベンジ
ル基を表す。
おいてR9 、R10、R11、R12、R 13およびR14は互い
に独立して水素原子または炭素原子数1ないし4のアル
キル基を表す組成物である。好ましくは、式(Ia)お
よび(Ib)においてQは直接結合あるいは二価の基C
H2 、CH2 −CH2 、CH2 −CH2 −CH2 、C
(O)またはCH2 C(O)、CH2 −CH−CH3 、
CH2 −CH−フェニル、フェニル−CH−CH2 −C
H−フェニル、フェニル−CH−CH2 −CH−C
H3 、CH2 −CH(CH)3 −CH2 、C(CH3 )
2 −CH2 −CH−フェニルまたはC(CH 3 )2 −C
H2 −CH−CH3 を表す組成物である。
しくはXは−CH(アリール)2 −、−CH2 −アリー
ル、
炭素原子数5ないし6のシクロアルキリデン−CCN、
(炭素原子数1ないし12のアルキル)2 CCN、−C
H2 CH=CH2 、(炭素原子数1ないし12の)アル
キル−CR30−C(O)−(炭素原子数1ないし12
の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル
−CR30−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)ア
リール、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR
30−C(O)−(炭素原子数1ないし12の)アルコキ
シ、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
C(O)−フェノキシ、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−C(O)−N−ジ(炭素原子数1な
いし12の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−CO−NH(炭素原子数1ないし1
2の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキ
ル−CR30−CO−NH2 、−CH2 CH=CH−CH
3 、−CH2 −C(CH3 )=CH2 、−CH2 −CH
=CH−アリール、
−O−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)アリー
ル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
CN、
のアルキル基を表し;そしてアリール基は未置換または
炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲン原子、
炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数1
ないし12のアルキルカルボニル基、グリシジルオキシ
基、OH、−COOHまたは−COO−炭素原子数1な
いし12のアルキル基により置換されたフェニル基また
はナフチル基を表す。)からなる群から選択される。ア
リール基は好ましくは上述に記載されたような未置換ま
たは置換されたフェニル基である。
b)においてXは−CH2 −フェニル、CH3 CH−フ
ェニル、(CH3 )2 C−フェニル、(CH3 )2 CC
N、−CH2 CH=CH2 、CH3 CH−CH=CH2
およびO−C(O)−フェニルからなる群から選択され
る組成物である。
び(Ib)において、R1 、R2 、R3 およびR4 は互
いに独立して未置換またはOHもしくは基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし3の
アルキル基を表すか、あるいはR 1 およびR2 ならびに
/またはR3 およびR4 は結合している炭素原子と一緒
になって炭素原子数5ないし6のシクロアルキル基を表
し;R5 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアル
キル基を表し;R6 およびR7 は独立して水素原子、メ
チル基またはエチル基を表し;Z1 はOまたはNR8 を
表し;Qは直接結合あるいは二価の基CH2 、CH2 C
H2 、CH2 −CH2 −CH2、C(O)、CH2 C
(O)またはCH2 −CH−CH3 を表し;R8 は水素
原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、OHにより
置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基;または
ベンジル基を表し;そしてXはCH2 −フェニル、CH
3 CH−フェニル、(CH3 )2 C−フェニル、(CH
3 )2 CCN、CH2 CH=CH2 、CH3 CH−CH
=CH2 からなる群から選択されるものである。
よび(Ib)において、R1 、R2、R3 およびR4 の
少なくとも二個はエチル基、プロピル基またはブチル基
を表し、そして残りはメチル基を表すものである。更に
他の好ましい亜属は、R1 、R2 、R3 およびR4 の少
なくとも三個はエチル基、プロピル基またはブチル基を
表すものである。他の置換基は、好ましい点も含めて上
述に定義された通りである。
c)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)または
(Ih)
上述に定義された通りの意味を有する。)で表される組
成物である。上述の亜族においては、式(Id)、(I
e)、(Ig)または(Ih)で表される化合物が特に
好ましい。
ましい亜属は、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独
立して未置換またはOHもしくは基−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし3のアルキル基
を表すか、あるいはR1 およびR2 ならびに/またはR
3 およびR4 は結合している炭素原子と一緒になって炭
素原子数5ないし6のシクロアルキル基を表し;R5 は
水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し;R6 およびR7 は独立して水素原子、メチル基また
はエチル基を表し;R8 は水素原子、炭素原子数1ない
し4のアルキル基、OHにより置換された炭素原子数1
ないし4のアルキル基、またはベンジル基を表し;
R9 、R10、R11およびR12は独立して水素原子または
炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し;そしてXは
CH2 −フェニル、CH3 CH−フェニル、(CH3 )
2 C−フェニル、(CH3 )2 CCN、CH2 CH=C
H2 、CH3 CH−CH=CH2 からなる群から選択さ
れるものである。
を表し;R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して
未置換またはOHもしくは基−O−C(O)−R5 によ
り置換された炭素原子数1ないし3のアルキル基を表
し、R5 は水素原子または炭素原子数1ないし4のアル
キル基を表し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4
のアルキル基、OHにより置換された炭素原子数1ない
し4のアルキル基、またはベンジル基を表し;R9 およ
びR10は水素原子を表し;そしてXはCH2 −フェニ
ル、CH3 CH−フェニル、(CH3 )2 C−フェニ
ル、(CH3 )2 CCN、CH2 CH=CH2 、CH3
CH−CH=CH2 からなる群から選択されるものであ
る。
たはオリゴマーが、エチレン、プロピレン、n−ブチレ
ン、i−ブチレン、スチレン、置換スチレン、共役ジエ
ン、アクロレイン、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、ビ
ニルイミダゾール、マレイン酸無水物、(アルキル)ア
クリル酸無水物、(アルキル)アクリル酸塩、(アルキ
ル)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、
(アルキル)アクリルアミド、ハロゲン化ビニルまたは
ハロゲン化ビニリデンからなる群から選択される。
エチレン、プロピレン、n−ブチレン、i−ブチレン、
イソプレン、1,3−ブタジエン、α−炭素原子数5な
いし18のアルケン、スチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレンまたは式CH2 =C(Ra )−(C
=Z)−Rb 〔式中、Ra は水素原子または炭素原子数
1ないし4のアルキル基を表し、Rb はNH2 、O
- (Me+ )、グリシジル基、未置換の炭素原子数1な
いし18のアルコキシ基、窒素および/または酸素原子
の少なくとも一個により中断された炭素原子数2ないし
100のアルコキシ基、またはヒドロキシ置換された炭
素原子数1ないし18のアルコキシ基、未置換の炭素原
子数1ないし18のアルキルアミノ基、ジ(炭素原子数
1ないし18のアルキル)アミノ基、ヒドロキシ置換さ
れた炭素原子数1ないし18のアルキルアミノ基または
ヒドロキシ置換されたジ(炭素原子数1ないし18のア
ルキル)アミノ基、−O−CH2 −CH2 −N(C
H3 )2 または−O−CH2 −CH 2 −N+ H(C
H3 )2 An- を表し、An- は一価の有機または無機
酸のアニオンを表し、Meは一価の金属原子またはアン
モニウムイオンを表し、Zは酸素原子またはイオウ原子
を表す。〕で表される化合物である。
素原子数1ないし12のカルボン酸、CF3 SO3 Hま
たはCH3 SO3 Hのような有機スルホン酸、HCl、
HBrまたはHIのような無機酸、HClO4 のような
オキソ酸、あるいはHPF6またはHBF4 のような錯
酸である。酸素原子の少なくとも一個により中断された
炭素原子数2ないし100のアルコキシ基としてのRa
は、例えば次式
フェニル基、または炭素原子数1ないし18のアルキル
基により置換されたフェニル基を表し、Rd は水素原子
またはメチル基を表し、vは1ないし50の数であ
る。)で表される。これらのモノマーは例えば、相当す
るアルコキシル化アルコールまたはフェノールのアクリ
レート化により非イオン性界面活性剤から誘導される。
繰り返し単位はエチレンオキシド、プロピレンオキシド
または両オキシドの混合物から誘導され得る。
モノマーの更なる例は次式
ち、そしてRe はメチル基またはベンジル基を表す。)
で表されるものである。An- は好ましくはCl - 、B
r- または -O3 S−CH3 である。
基を表し、Rb はNH2 、グリシジル基、未置換または
ヒドロキシ置換された炭素原子数1ないし4のアルコキ
シ基、未置換の炭素原子数1ないし4のアルキルアミノ
基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基、
ヒドロキシ置換された炭素原子数1ないし4のアルキル
アミノ基またはヒドロキシ置換されたジ(炭素原子数1
ないし4のアルキル)アミノ基を表し、そしてZは酸素
原子を表す。
は、スチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、第
三ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ジメチルアミノ
エチルアクリレート、グリシジルアクリレート、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
グリシジル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、
アクリルアミド、メタクリルアミドまたはジメチルアミ
ノプロピル−メタクリルアミドである。
モノマーを添加することにより、例えばメタクリレート
類、特にメチルメタクリレートのような低速重合性モノ
マーの重合または共重合の速度を増加させることも可能
である。代表的な例としては、メチルアクリレートまた
はブチルアクリレートの存在下におけるメチルメタクリ
レートの重合または共重合が挙げられる。代表的な低速
重合性メタクリレートは、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)ア
クリレート、メタクリルアミドまたはジメチルアミノプ
ロピル−メタクリルアミドである。相当するアクリレー
トを添加することにより、これらのメタクリレートの重
合速度を増加させることができる。
トおよびアクリレートの混合物である組成物も好まし
い。各々、高速重合性コモノマーの量は代表的に5ない
し95部の範囲にあり、そして低速重合性モノマーの量
は95部ないし5部の範囲にある。式(Ia)または
(Ib)で表される化合物は、モノマーまたはモノマー
混合物を基準として、好ましくは0.01モル%ないし
30モル%の量で、より好ましくは0.05モル%ない
し20モル%の量で、そして最も好ましくは0.1ない
し10モル%の量で存在する。
モノマーまたはオリゴマーの少なくとも一種のフリーラ
ジカル重合によりオリゴマー、コオリゴマー、ポリマー
またはコポリマー(ブロックまたはランダム)を製造す
る方法であって、上述の式(Ia)または(Ib)で表
される開始剤化合物の存在下で、O−X結合の開裂を起
こして二つのフリーラジカル(該ラジカル・Xは重合を
開始し得る)が形成され得る反応条件下において上記モ
ノマーまたはモノマー/オリゴマーを(共)重合するこ
とからなる方法である。
理、加熱またはγからマイクロ波までの範囲の電磁線へ
の曝露により行われる。より好ましくは、O−X結合の
開裂は加熱により行われ、そして50℃および160℃
の間、より好ましくは80℃および150℃の間の温度
で起こる。重合段階が完了した後、反応混合物を60℃
以下の温度まで、好ましくは室温まで冷却してよい。こ
の温度では、更なる反応が起こることなくポリマーを保
存することが出来る。
いは有機溶媒および水の混合物中で、この方法を実行す
ることができる。付加的な共溶媒または界面活性剤、例
えばグリコールまたは脂肪酸のアンモニウム塩も存在し
得る。他の適当な共溶媒について以下に記載する。出来
るだけ少量の溶媒を使用する方法が好ましい。反応混合
物中、30重量%以上、特に好ましくは50重量%以
上、そして最も好ましくは80重量%以上のモノマーお
よび開始剤を使用することが好ましい。多くの場合、い
ずれかの溶媒を伴わずに重合することが可能である。
たは溶媒混合物は代表的には純粋なアルカン(ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン)、芳香族炭化
水素(ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭
化水素(クロロベンゼン)、アルカノール(メタノー
ル、エタノール、エチレングリコール、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル)、エステル(酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチルまたは酢酸ヘキシル)およびエ
ーテル(ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル)またはそれらの混合物
である。
共溶媒を補充して、モノマー転化を通して反応混合物を
均一な単層に保つことが可能である。全重合反応の完了
後まで反応物またはポリマー製品の沈澱または層分離を
妨げる溶媒系を供給することに関して水溶性溶媒媒体が
有効である限り、いづれの水溶性または水相溶性共溶媒
系を使用してもよい。本発明で有効である共溶媒の例
は、脂肪族アルコール、グリコール、エーテル、グリコ
ールエーテル、ピロリジン、N−アルキルピロリジノ
ン、N−アルキルピロリドン、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、アミド、カルボン酸お
よびそれらの塩、エステル、有機スルフィド、スルホキ
シド、スルホン、アルコール誘導体、ヒドロキシエーテ
ル誘導体、例えばブチルカルビトールまたはセロソル
ブ、アミノアルコール、ケトン等ならびにそれらの誘導
体およびそれらの混合物である。特に、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ジオキサン、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、グリセロール、ジプロピレングリコール、テトラ
ヒドロフランおよびその他の水溶性または水相溶性物
質、ならびにそれらの混合物が含まれる。水および水溶
性または水相溶性有機液体の混合物が水性反応媒体とし
て選択された場合、水と共溶媒の重量比は代表的に約1
00:0ないし約10:90の範囲にある。
に有用である。ブロックコポリマーは、例えばポリスチ
レンおよびポリアクリレートのブロックコポリマー(例
えばポリ(スチレン−コ−アクリレート)またはポリ
(スチレン−コ−アクリレート−コ−スチレン))であ
る。それらは粘着剤として、またはポリマーブレンドの
相溶剤として、またはポリマー強化剤として有用であ
る。ポリ(メチルメタクリレート−コ−アクリレート)
ジブロックコポリマーまたはポリ(メチルアクリレート
−コ−アクリレート−コ−メタクリレート)トリブロッ
クコポリマーはコーティング系の分散剤として、コーテ
ィング添加剤(例えば流動剤、相溶剤、反応希釈剤)と
して、またはコーティング中の樹脂組成物(例えばハイ
ソリッドペイント)として有用である。スチレン、(メ
タ)アクリレートおよび/またはアクリロニトリルのブ
ロックコポリマーはプラスチック、エラストマーおよび
粘着剤に有用である。
よび非極性モノマー間で交互のブロックからなり、高度
に均一なポリマーブレンドを製造するための両親媒性界
面活性剤または分散剤として多くの用途に有用である。
本発明の(コ)ポリマーは1000ないし400000
g/モル、好ましくは2000ないし250000g/
モル、より好ましくは2000ないし200000g/
モルの数平均分子量を持ち得る。サイズ排除クロマトグ
ラフィー(SEC)、マトリックス補助レーザー吸着/
イオン化質量分析法(matrix assisted laser desorptio
n/ionization mass spectrometory)(MALDI−M
S)、または開始剤が簡単に認識され得る基を有する場
合はモノマーからNMR分析法により、あるいは他の慣
用な方法により数平均分子量を決定することができる。
本発明のポリマーまたはコポリマーは好ましくは1.1
ないし2、より好ましくは1.2ないし1.8の多分散
性を有する。
チブロック、星型、勾配(gradient)、ランダム、超分枝
鎖状(hyperbranched) および樹枝晶状(dendritic) コポ
リマーならびにグラフトコポリマーについても包括す
る。本発明により製造されたポリマーは以下の用途に適
当である。粘着剤、洗剤、分散剤、乳化剤、界面活性
剤、脱泡剤、粘着促進剤、腐蝕抑制剤、粘性改良剤、潤
滑剤、流動性変性剤、増粘剤、架橋剤、紙処理剤、水処
理剤、電化製品材料、ペイント、コーティング、写真材
料、インク材、印刷材、超吸収体、化粧品、整髪料、防
腐剤、殺生剤、またはアスファルト、レザー、織物、セ
ラミックおよび木材の変性剤。
で、実際に、随意に開始すること、ならびに終了するこ
とが可能である。更にポリマー製品は、リビング物質(l
iving matter) 中で重合を継続させる官能性アルコキシ
アミン基を保持している。従って本発明の一つの態様に
おいて、最初の重合段階で最初のモノマーが消費される
と、次いで第二の重合段階で第二のモノマーが添加さ
れ、成長ポリマー鎖に第二のブロックが形成され得る。
従って、同種または異種のモノマーを使用して付加的な
重合を行い、マルチ−ブロックコポリマーを製造するこ
とが可能である。更に、これはラジカル重合であるの
で、必須のいづれかの順序でブロックを製造することが
できる。例えばイオン重合の場合のように、最も不安定
であるポリマー中間体から最も安定であるポリマー中間
体へと重合段階が連続して発しなければならないブロッ
クコポリマーの製造に制限する必要はない。従ってポリ
アクリロニトリルまたはポリ(メタ)アクリレートブロ
ックを最初に製造し、次いでスチレンまたはブタジエン
ブロックをそこに結合させるようなマルチ−ブロックコ
ポリマー等を製造することが可能である。更に、本発明
のブロックコポリマーの種々のブロックを接続するため
の架橋基は要求されない。単純に、連続するモノマーを
添加し、連続するブロックを形成することができる。
リマーは本発明により実施し易く、例えば中でもシー.
ジェー.ホーカー(C.J.Hawker)によるAngew. Chemie, 1
995,107, 1623-1627 頁に記載されたような星型および
グラフト(コ)ポリマー、ケー.マタスゼウスキー(K.M
atyaszewski)等によるMacromolecules, 1996, 29巻,12
号, 4167-4171 頁に記載されたようなデンドリマー、シ
ー.ジェー.ホーカー等によりMacromol. Chem. Phys.1
98,155-166(1997)に記載されたようなグラフト(コ)ポ
リマー、シー.ジェー.ホーカー等によりMacromolecul
es, 1996, 29,2686-2688 頁に記載されたようなランダ
ムポリマー、またはエヌ.エー.リスチゴバー(N.A.Lis
tigovers) によりMacromolecules, 1996, 29, 8992-899
3 頁に記載されたようなジブロックおよびトリブロック
コポリマーが挙げられる。
とも一個、ならびに次式(Xa)または(Xb)
含めて上述に定義された通りである。)で表されるオキ
シアミン基の少なくとも一個が結合しているポリマーま
たはオリゴマーである。式(Ia)および(Ib)で表
される化合物の殆どは新規であり、従ってそれらも本発
明の主題である。
Ib)
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し(ただし式(IIa)においてQが直接
結合、−CH2 −またはCOを表す場合、R1 、R2 、
R3 またはR4 の少なくとも一個はメチル基とは異な
る。);R5 、R6 およびR7 は独立して水素原子、炭
素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数6
ないし10のアリール基を表し;Xは−CH(アリー
ル)2 −、−CH2 −アリール、
炭素原子数5ないし6のシクロアルキリデン−CCN、
(炭素原子数1ないし12のアルキル)2 CCN、−C
H2 CH=CH2 、(炭素原子数1ないし12の)アル
キル−CR30−C(O)−(炭素原子数1ないし12
の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル
−CR30−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)ア
リール、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR
30−C(O)−(炭素原子数1ないし12の)アルコキ
シ、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
C(O)−フェノキシ、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−C(O)−N−ジ(炭素原子数1な
いし12の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−CO−NH(炭素原子数1ないし1
2の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキ
ル−CR30−CO−NH2 、−CH2 CH=CH−CH
3 、−CH2 −C(CH3 )=CH2 、−CH2 −CH
=CH−フェニル、
−O−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)アリー
ル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
CN、
のアルキル基を表す。)からなる群から選択され、Z1
は酸素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、O
H、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18
のアルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 の一個もしくはそれ以上により置換された
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なく
とも一個により中断された炭素原子数2ないし18のア
ルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基
または炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子
数7ないし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5ない
し10のヘテロアリール基、−C(O)−炭素原子数1
ないし18のアルキル基、−O−炭素原子数1ないし1
8のアルキル基または−COO−炭素原子数1ないし1
8のアルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基C
R9 R10、CR9 R10−CR11R12、CR9 R10CR11
R12CR13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)
(式中、R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独
立して水素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表す。)を表し;アリール基は未置
換または炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲ
ン原子、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素
原子数1ないし12のアルキルカルボニル基、ジグリシ
ジルオキシ基、OH、−COOHまたは−COO−炭素
原子数1ないし12のアルキル基により置換されたフェ
ニル基またはナフチル基を表す。〕で表される化合物
(ただし化合物(A)および(B)
Id)、(IIe)、(IIf)、(IIg)または
(IIh)
を有し、そしてXは−CH2 −フェニル、CH3 CH−
フェニル、(CH3 )2 C−フェニル、(CH3)2 C
CN、−CH2 CH=CH2 、CH3 CH−CH=CH
2 およびO−C(O)−フェニルからなる群から選択さ
れる。)で表される。好ましいものを含む種々の置換基
の例は組成物に関して既に定義されており、式(II
a)および(IIb)で表される化合物にも適用され
る。一般的に式(Ia)、(Ib)、(IIa)または
(IIb)で表される化合物は、相当するN−H化合物
を出発原料とし、それからN−O・化合物を製造し、そ
して相当するN−O−X化合物まで更に反応を進めるよ
うな標準的な方法に従って製造される。詳細な説明を以
下に概説する。
を以下にまとめる。サブグループ1 次式
コールとケトンおよび例えばクロロホルムとを反応させ
ることにより生じ得る。続いて、得られたヒドロキシカ
ルボキシレートを反応させ、環式ラクトンとする。
4) は六員環に関して上記反応を開示している。Qの意
味は、この場合CR9 R10である。
より生じ得る。
リンに関して上記反応を開示している。Qは、CR9 R
10を意味する。
ンとクロロホルムおよびケトンを反応させることにより
製造される(ジェー.ティー.ライ:Synthesis,40 (198
1) )。QはCR9 R10を表す。
る(ピオン−ナエソン(Pyong-nae Son) 等:J. Org. Ch
em. 46, 323 (1981))。QはCH2 −CR9 R 10を表
す。
ー.エフ.ジェー.デュインスティー(E.F.J.Duynstee)
等:Recueil 87, 945 (1968)に従ってアミノジニトリル
から製造され得る。
位により製造され得る。他の可能性としてはエス.シ
ー.ディッカーマン(S.C.Dickermann)等:J. Org.Chem.
14, 530, (1949) により開示されたスミス反応が挙げ
られる。
ll. Chem. Soc. Japan,44, 3445 (1971) により、また
はテ−チェン テサオ(Te-Chen Tsao)等:Biotechnol.P
rog. 7, 60 (1991) により開示されている。しかしなが
ら、公知の方法ではR1 、R2 、R3 またはR4 のうち
二個だけがメチル基より高級なアルキル基を表す化合物
のみが導かれる。従って、本発明の更なる主題は、次式
(Vc)
子数1ないし18のアルキル基を表し、ただしそのうち
少なくとも三個はメチル基の他であり、そしてR 8 は上
述で定義された通りである。)で表される化合物の製造
方法であって、不活性溶媒中触媒存在下において次式
(XXI)
(XXII)
c)
は不活性溶媒の存在下で行われる。適当な溶媒または溶
媒混合物は代表的には純粋なアルカン(ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、イソオクタン)、芳香族炭化水素(ベ
ンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素
(クロロベンゼン)、アルカノール(メタノール、エタ
ノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル)、エステル(酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチルまたは酢酸ヘキシル)およびエーテル
(ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル)またはそれらの混合物であ
る。
F3 のような無機酸、酸性イオン交換樹脂、酸性粘土お
よびモントモルリロナイト(montmorrilonites)またはオ
キサル酸のような強有機酸である。反応は、室温から反
応混合物の沸点までの温度範囲で通常の圧力下で行われ
る。代表的な反応時間は1ないし100時間、好ましく
は1ないし20時間である。式(Ia)および(Ib)
で表される相当するN−O−X化合物のN−H先駆体は
一部新規である。
る。本発明の主題は次式(IVa)または(IVb)
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表し;R5 、R6 およびR7 は
独立して水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル
基または炭素原子数6ないし10のアリール基を表し;
Z1 は酸素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、
OH、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子
数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし1
8のアルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−
C(O)−R5 の一個もしくはそれ以上により置換され
た炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3
ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18の
アルキニル基、酸素原子および/またはNR5 基の少な
くとも一個により中断された炭素原子数2ないし18の
アルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル
基または炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原
子数7ないし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5な
いし10のヘテロアリール基、−C(O)−炭素原子数
1ないし18のアルキル基、−O−炭素原子数1ないし
18のアルキル基または−COO−炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基
CR9 R10、CR9 R10−CR11R12、CR9 R10CR
11R12CR13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)
(式中、R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独
立して水素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表す。)を表す。〕で表される化合
物(ただし式(IVa)または(IVb)で表される化
合物が五、六または七員環を表す場合、R1 、R2 、R
3 およびR4 の少なくとも二個はメチル基とは異なり、
そしてR1 、R2 、R3 、R4 の置換パターン;メチル
基、メチル基、ブチル基、ブチル基またはメチル基、エ
チル基、メチル基、エチル基は除外される。)で表され
るものである。
は互いに独立して未置換またはOHまたは基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし4の
アルキル基を表し(ただし式(IVa)または(IV
b)で表される化合物が五、六または七員環を表す場
合、R1 、R2 、R3 およびR4 の少なくとも二個はメ
チル基とは異なり、そしてR1 、R2 、R3 、R4 の置
換パターン;メチル基、メチル基、ブチル基、ブチル基
またはメチル基、エチル基、メチル基、エチル基は除外
される。)、R5 は水素原子または炭素原子数1ないし
4のアルキル基を表し、R6 およびR 7 は独立して水素
原子、メチル基またはエチル基を表し;Z1 は酸素原子
またはNR8 を表し;Qは直接結合または二価の基CH
2 、CH2 CH2 、CH2 −CH2 −CH2 、C
(O)、CH2 C(O)またはCH2 −C−CH3 を表
し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基またはOHにより置換された炭素原子数1ないし4の
アルキル基、またはベンジル基を表す化合物である。
R4 の少なくとも三個がメチル基とは異なる化合物であ
る(請求項33)。好ましいものを含む種々の置換基の
例は既に定義されており、式(IVa)および(IV
b)で表される化合物にも適用される。既に示された通
り、式(IVa)および(IVb)で表される化合物は
先駆体であり、酸化されて相当するN−O・化合物とな
る。
することはよく知られており、そして例えば、エル.ビ
ー.ボロダルスキー (L.B.Volodarsky) 、ブイ.エー.
レゾニコフ (V.A.Reznikov) 、ブイ.アイ.オブチャレ
ンコ (V.I.Ovcharenko) : Synthetic Chemistry of St
able Nitroxides, CRC Press, Boca Raton 1994 により
評論されている。式(Ia)および(Ib)で表される
相当するN−O−X化合物のN−O・先駆体も部分的に
新規である。従ってこれらの新規化合物も本発明の主題
である。
または(IIIb)
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し;R5 、R6 およびR7 は独立して水素
原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素
原子数6ないし10のアリール基を表し;Z1 は酸素原
子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニ
ル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし18のアルキル
基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子
数3ないし18のアルキニル基、酸素原子および/また
はNR5 基の少なくとも一個により中断された炭素原子
数2ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし12
のシクロアルキル基または炭素原子数6ないし10のア
リール基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル
基、炭素原子数5ないし10のヘテロアリール基、−C
(O)−炭素原子数1ないし18のアルキル基、−O−
炭素原子数1ないし18のアルキル基または−COO−
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;Qは直接
結合または二価の基CR9 R10、CR9 R10−CR11R
12、CR9 R10CR11R12CR13R14、C(O)または
CR9 R10C(O)(式中、R9 、R10、R11、R12、
R13およびR14は独立して水素原子、フェニル基または
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表す。)を表
し;ただし式(IIIa)において、Qが直接結合であ
り、そしてZ1 がNR8 を表す場合、R1 、R2 、R3
またはR4 の少なくとも三個はメチル基より高級なアル
キル基を表すか;あるいはQがCH2 を表し、そしてZ
1 がOを表す場合、R1 、R2 、R3 またはR4 の少な
くとも一個はメチル基より高級なアルキル基を表すか;
あるいはQがCH2 またはC(O)を表し、そしてZ1
がNR8 を表す場合、R 1 、R2 、R3 またはR4 の少
なくとも二個はメチル基より高級なアルキル基を表す
か、または一個がメチル基より高級なアルキル基を表
し、そしてR1 およびR2 またはR3 およびR4 は結合
している炭素原子と一緒になって炭素原子数3ないし1
2のシクロアルキル基を形成する。〕で表される化合物
である。
は互いに独立して未置換またはOHもしくは基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし4の
アルキル基を表し;R5 は水素原子または炭素原子数1
ないし4のアルキル基を表し;R6 およびR7 は独立し
て水素原子、メチル基またはエチル基を表し;Z1 は酸
素原子またはNR8 を表し;Qは直接結合または二価の
CH2 、CH2 CH2 、CH2 −CH2 −CH2 、C
(O)、CH2 C(O)またはCH2 −CH−CH3 を
表し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基、OHにより置換された炭素原子数1ないし4のア
ルキル基またはベンジル基を表し;ただし式(III
a)において、Qが直接結合であり、そしてZ1 がNR
8 を表す場合、R1 、R2 、R3 またはR4 の少なくと
も三個はメチル基より高級なアルキル基を表すか;ある
いはQがCH2 を表し、そしてZ1 がOを表す場合、R
1 、R2 、R3 またはR4 の少なくとも一個はメチル基
より高級なアルキル基を表すか;あるいはQがCH2 ま
たはC(O)を表し、そしてZ1 がNR8 を表す場合、
R 1 、R2 、R3 またはR4 の少なくとも二個はメチル
基より高級なアルキル基を表すか、または一個がメチル
基より高級なアルキル基を表し、そしてR1 およびR2
またはR3 およびR4 は結合している炭素原子と一緒に
なって炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基を形
成する化合物である。
に定義されており、式(IIIa)および(IIIb)
で表される化合物にも適用される。これらの化合物は表
題の化合物の中間体であり、そしてラジカル源と一緒に
使用され、エチレン系不飽和モノマーまたはオリゴマー
の重合を生じさせ得る。
くとも一種;および b)次式(IIIa)または(IIIb)
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し;R5 、R6 およびR7 は独立して水素
原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素
原子数6ないし10のアリール基を表し;Z1 は酸素原
子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニ
ル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし18のアルキル
基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子
数3ないし18のアルキニル基、酸素原子および/また
はNR5 基の少なくとも一個により中断された炭素原子
数2ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし12
のシクロアルキル基または炭素原子数6ないし10のア
リール基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル
基、炭素原子数5ないし10のヘテロアリール基、−C
(O)−炭素原子数1ないし18のアルキル基、−O−
炭素原子数1ないし18のアルキル基または−COO−
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;Qは直接
結合または二価の基CR9 R10、CR9 R10−CR11R
12、CR9 R10CR11R12CR13R14、C(O)または
CR9 R10C(O)(式中、R9 、R10、R11、R12、
R13およびR14は独立して水素原子、フェニル基または
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表す。)を表
し;ただし式(IIIa)において、Qが直接結合であ
り、そしてZ1 がNR8 を表す場合、R1 、R2 、R3
またはR4 の少なくとも三個はメチル基より高級なアル
キル基を表すか;あるいはQがCH2 を表し、そしてZ
1 がOを表す場合、R1 、R2 、R3 またはR4 の少な
くとも一個はメチル基より高級なアルキル基を表すか;
あるいはQがCH2 またはC(O)を表し、そしてZ1
がNR8 を表す場合、R 1 、R2 、R3 またはR4 の少
なくとも二個はメチル基より高級なアルキル基を表す
か、または一個がメチル基より高級なアルキル基を表
し、そしてR1 およびR2 またはR3 およびR4 は結合
している炭素原子と一緒になって炭素原子数3ないし1
2のシクロアルキル基を形成する。〕で表される化合
物;c)エチレン系不飽和モノマーの重合を開始させ得
るフリーラジカル源;からなる重合性組成物である。
c)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、
(IIIg)または(IIIh)
を有する。)で表される組成物である。
例は既に定義されている。それらは上述の組成物中の化
合物にも適用される。C−中心ラジカルの製造は、中で
もホウデン ウェイル(Houden Weyl) 、Methoden der O
rganischen Chemie, Vol. E 19a, 60-147 頁に記載され
ている。これらの方法は一般的に同様に使用され得る。
キシドまたはヒドロペルオキシドであってよい。好まし
いラジカル源は、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4
−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1
−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’−アゾビ
ス(イソブチラミド)ジヒドレート、2−フェニルアゾ
−2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル、ジ
メチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2−(カ
ルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、2,2’−アゾ
ビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、2,2’−
アゾビス(2−メチルプロパン)、2,2’−アゾビス
(N,N’−ジメチレンイソブチラミジン)、遊離塩ま
たはヒドロクロリド、2,2’−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)、遊離塩またはヒドロクロリド、2,2’
−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロ
キシメチル)エチル]プロピオンアミド}または2,
2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒ
ドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオン
アミド}である。
キシドは、アセチルシクロヘキサンスルホニルペルオキ
シド、ジイソプロピルペルオキシジカルボネート、第三
アミルペルネオデカノエート、第三ブチルペルネオデカ
ノエート、第三ブチルペルピバレート、第三アミルペル
ピバレート、ビス(2,4−ジクロロベンゾイル)ペル
オキシド、ジイソノナノイルペルオキシド、ジデカノイ
ルペルオキシド、ジオクタノイルペルオキシド、ジラウ
ロイルペルオキシド、ビス(2−メチルベンゾイル)ペ
ルオキシド、ジスクシン酸ペルオキシド、ジアセチルペ
ルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、第三ブチルペ
ル2−エチルヘキサノエート、ビス(4−クロロベンゾ
イル)ペルオキシド、第三ブチルペルイソブチレート、
第三ブチルペルマレイネート、1,1−ビス(第三ブチ
ルペルオキシ)3,5,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ビス(第三ブチルペルオキシ)シクロヘキ
サン、第三ブチルペルオキシイソプロピルカルボネー
ト、第三ブチルペルイソノナオエート、2,5−ジメチ
ルヘキサン2,5−ジベンゾエート、第三ブチルペルア
セテート、第三アミルペルベンゾエート、第三ブチルペ
ルベンゾエート、2,2−ビス(第三ブチルペルオキ
シ)ブタン、2,2−ビス(第三ブチルペルオキシ)プ
ロパン、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチルヘキ
サン−2,5−ジ−第三ブチルペルオキシド、3−第三
ブチルペルオキシ3−フェニルフタリド、ジ−第三アミ
ルペルオキシド、α,α’ビス(第三ブチルペルオキシ
イソプロピル)ベンゼン、3,5−ビス(第三ブチルペ
ルオキシ)3,5−ジメチル1,2−ジオキソラン、ジ
−第三ブチルペルオキシド、2,5−ジメチルヘキシン
−2,5−ジ−第三ブチルペルオキシド、3,3,6,
6,9,9−ヘキサメチル1,2,4,5−テトラオキ
サシクロノナン、p−メタンヒドロペルオキシド、ピナ
ンヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼンモノ−
α−ヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシドま
たは第三ブチルヒドロペルオキシドである。
より多いラジカル源を使用する場合、置換パターンの混
合が得られる。ラジカル源と式IIIaまたはIIIb
で表される化合物のモル比は1:10ないし10:1、
好ましくは1:5ないし5:1、そしてより好ましくは
1:2ないし2:1であってよい。
反応させることによりNOX化合物は製造される。例え
ば、ティー.ジェー.コンノリー(T.J.Connolly)、エ
ム.ブイ.バルドビ(M.V.Baldovi) 、エヌ.モータット
(N.Mohtat)、ジェー.シー.スカイアノ(J.C.Scaiano)
:Tet. Lett. 37, 4919 (1996)により、またはアイ.
リ(I.Li)、ビー.エー.ハウエル(B.A.Howell)等:Poly
m. Prepr. 36, 469 (1996)により開示されたようなペル
オキシ−またはアゾ化合物の解離により上記ラジカルは
生成され得る。適当な例は上述に示されている。他に、
ケー.マティジャスゼウスキー(K.Matyjaszewski) :Ma
cromol. Symp.111, 47-61 (1996) により記載されたよ
うな、Cu(I)の存在下におけるアルキルハロゲニド
からのハロゲン原子転移、またはピー.スティパ(P.Sti
pa) 、エル.グレシ(L.Greci) 、ピー.カルロニ(P.Car
loni) 、イー.ダミアニ(E.Damiani) :Polym. Deg. St
ab. 55, 323 (1997)により記載されたような、一電子酸
化が可能である。
チ(Said.Oulad.Hammouch) 、ジェー.エム.カタラ(J.
M.Catala):Macromol. Rapid Commun. 17, 149-154 (19
96)により記載されているような、相当するヒドロキシ
ルアミンのO−アルキル化、ビー.ワルツク(B.Walchu
k) 等:Polymer. Preprints 39, 296 (1998) により記
載されているような、相当するN- アリル−N- オキシ
ドのマイゼンハイマー転位、あるいはタンレン(Tan Re
n) 、ユウ−チェン−リウ(You-Cheng Liu) 、キュイン
−キサングオ(Qing-Xiang Guo):Bull. Chem. Soc. Jp
n. 69, 2935 (1996) により記載されているような、オ
キソアンモニウム塩とカルボニル化合物の反応が可能で
ある。また更に本発明の主題は、エチレン系不飽和モノ
マーまたはオリゴマーの重合のために、式(Ia)また
は(Ib)で表される化合物を使用すること、および式
(IIIa)または(IIIb)で表される化合物を上
述で定義されたようなフリーラジカル源と一緒に使用す
ることである。
−2,5−ジシクロヘキシリデン−イミダゾリジン−4
−オン(101) 2,5−ジシクロヘキシリデン−イミダゾリン−4−オ
ン−1−オキシル1.2g(0.005モル)(ティ
ー.トダ等:Bull. Chem. Soc. Japan 44, 3445(1971)
に従って製造されたもの) および1.1’−アゾビス
(シクロヘキサンカルボニトリル)1.25g(0.0
05モル)をベンゼン20ml中窒素雰囲気下で16時
間還流する。次いでベンゼンをロータリーエバポレータ
ー中で蒸発除去し、そして残渣をジクロロメタン/酢酸
エチル(19:1)によりシリカゲル上でクロマトグラ
フ処理する。純粋なフラクションを濃縮して蒸発乾固さ
せ、ヘキサンによりスラリー状とし、ろ過し、次いで乾
燥する。これにより、0.5g(29%)の化合物(1
01)(融点240ないし242℃(分解))を得る。
C20H31N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.53%,H9.04%,N12.16
%; 実測値:C69.32%,H9.11%,N12.19
%:である。
チルオキシ)−2,5−ジエチル−2,5−ジメチルイ
ミダゾリジン−4−オン(102) 2,5−ジエチル−2,5−ジメチルイミダゾリン−4
−オン−1−オキシル3.1g(0.0167モル)
(ティー.トダ等:Bull. Chem. Soc. Japan 44,3445
(1971)に従って製造されたもの) およびアゾビスイソブ
チロニトリル4.1g(0.0167モル)をベンゼン
20ml中窒素雰囲気下75℃で17時間攪拌する。次
いでベンゼンをロータリーエバポレーター中で蒸発除去
し、そして残渣をヘキサン/酢酸エチル(1:1)によ
りシリカゲル上でクロマトグラフ処理する。純粋なフラ
クションを濃縮して蒸発乾固させ、ヘキサンによりスラ
リー状とし、ろ過し、次いで乾燥する。これにより、
2.9g(68.5%)の化合物(102)(融点11
8ないし121℃(分解))を得る。C13H23N3 O2
に対する元素分析は、 計算値:C61.63%,H9.15%,N16.59
%; 実測値:C61.62%,H9.15%,N16.61
%:である。
ルイミダゾリン−4−オン(103) 1,1−ジエチルグリシンアミド26.5g(0.2モ
ル)(サフィア(Safir) 等:J. Amer. Chem. Soc., 77,
4840 (1955)に従って製造されたもの) 、ジエチルケト
ン70ml:p−トルエンスルホン酸1.95g(0.
01モル)およびn−オクチルメルカプタン0.5ml
を水滴分離器中72時間還流する。冷却後、反応混合物
を水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥させ、ロータリーエ
バポレーター中で蒸発濃縮し、ヘキサンから再結晶化す
る。これにより、30.65g(77%)の化合物(1
03)(融点68ないし70℃)を得る。C11H22N2
Oに対する元素分析は、 計算値:C66.62%,H11.18%,N14.1
3%; 実測値:C66.41%,H11.07%,N14.1
0%:である。
ルイミダゾリジン−4−オン−1オキシル(104) 酢酸エチル75ml中2,2,5,5−テトラエチルイ
ミダゾリジン−4−オン13.9g(0.070モル)
の溶液に、酢酸エチル50ml中m−クロロ過安息香酸
(70%)25.9g(0.105モル)の溶液を攪拌
下10℃で滴下する。混合物を室温で24時間攪拌し、
次いで追加のm−クロロ過安息香酸(70%)5gを添
加し、そして20時間攪拌する。続いて、それを1M
NaHCO3 3×100mlで洗浄し、MgSO4 上で
乾燥させ、そしてロータリーエバポレーター中で蒸発濃
縮する。残渣をヘキサン/酢酸エチル(2:1)により
シリカゲル上でクロマトグラフ処理する。純粋なフラク
ションを濃縮し、蒸発乾固させ、そしてヘキサンから再
結晶化する。これにより、8.65g(58%)の化合
物(104)(融点110ないし112℃)を得る。C
11H21N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C61.94%,H9.92%,N13.13
%; 実測値:C61.84%,H10.08%,N13.0
4%:である。
キシ)−2,2,5,5−テトラエチルイミダゾリジン
−4−オン(105) 2,2,5,5−テトラエチルイミダゾリジン−4−オ
ン−1−オキシル4.3g(0.022モル)およびア
ゾビスイソブチロニトリル3.0g(0.018モル)
をベンゼン15ml中窒素雰囲気下で8時間還流する。
次いでベンゼンをロータリーエバポレーター中で蒸発除
去し、そして残渣をヘキサン/酢酸エチル(3:1)に
よりシリカゲル上でクロマトグラフ処理する。純粋なフ
ラクションを濃縮して蒸発乾固させ、ヘキサン/ジクロ
ロメタンから再結晶化する。これにより、3.95g
(65%)の化合物(105)(融点125ないし13
0℃(分解))を得る。C15H27N3 O2 に対する元素
分析は、 計算値:C64.03%,H9.67%,N14.93
%; 実測値:C64.00%,H9.86%,N14.94
%:である。
キシ)−2,2,5,5−テトラエチルイミダゾリジン
−4−オン(106) 2,2,5,5−テトラエチルイミダゾリジン−4−オ
ン−1−オキシル4.14g(0.019モル)をエチ
ルベンゼン250ml中に溶解し、そしてジ−第三ブチ
ルペルオキシド14.3ml(0.078モル)を添加
する。次いで、パイレックス フォトリアクター(Pyrex
photoreakutor) 中で窒素雰囲気下、室温で水銀ランプ
を使用して溶液が無色になるまで照射を施す。次いでロ
ータリーエバポレーター中でエチルベンゼンを蒸発除去
し、そして残差をペンタンから再結晶化する。これによ
り、4 .96g(80%)の化合物(106)(融点1
53ないし157℃(分解))を得る。C19H30N2 O
2 に対する元素分析は、 計算値:C71.66%,H9.49%,N8.80
%; 実測値:C71.54%,H9.58%,N8.87
%:である。
ホリン−2−オン−4オキシル(204) 酢酸エチル80ml中3−エチル−3,5,5−トリメ
チルモルホリン−2−オン(ジェー.ティー.ライ(J.
T.Lai) 等:Synthesis 122 (1984)に従って製造された
もの)19.7g(0.115モル)の溶液に、酢酸エ
チル70ml中m−クロロ過安息香酸(70%)42.
5g(0.172モル)の溶液を攪拌下10℃で滴下す
る。更に反応混合物を室温で12時間攪拌し、次いで1
M NaHCO3 3×120mlおよび水で洗浄し、M
gSO4 上で乾燥させ、そしてロータリーエバポレータ
ー中で蒸発濃縮する。残渣を酢酸エチル/ヘキサン
(1:2)によりシリカゲル上でクロマトグラフ処理す
る。純粋なフラクションを濃縮して蒸発乾固させ、ヘキ
サンから再結晶化する。これにより、19g(89%)
の化合物(204)(融点48ないし50℃)を得る。
C9 H16NO3 に対する元素分析は、 計算値:C58.05%,H8.66%,N7.52
%; 実測値:C58.10%,H8.70%,N7.42
%:である。
オキシ)−3−エチル−3,5,5−トリメチルモルホ
リン−2−オン(205) 3−エチル−3,5,5−トリメチルモルホリン−2−
オン−4−オキシル4.1g(0.022モル)および
アゾビスイソブチロニトリル2.7g(0.017モ
ル)をベンゼン8ml中窒素雰囲気下で2.5時間攪拌
する。次いでベンゼンをロータリーエバポレーター中で
蒸発除去し、そして残渣をヘキサン/酢酸エチル(4:
1)によりシリカゲル上でクロマトグラフ処理する。純
粋なフラクションを濃縮して蒸発乾固させ、ヘキサン/
酢酸エチルから再結晶化する。これにより、5.3g
(96%)の化合物(205)(融点〜71℃)を得
る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.17
d(1H),3.90d(1H),1.95m(C
H2 ),1.67s2x(CH3 ),1.60s(CH
3 ),1.21s(CH3 ),1.20s(CH3 ),
1.02t(CH3).
キシ)−3−エチル−3,5,5−トリメチルモルホリ
ン−2−オン(206) エチルベンゼン210ml、3−エチル−3,5,5−
トリメチル−モルホリン−2−オン−4−オキシル4.
81g(0.026モル)および第三ブチルペルオキシ
ド15.3g(0.105モル)をフォトリアクター中
に添加する。この赤色溶液を窒素洗浄し、次いで窒素雰
囲気下20ないし25℃で水銀浸漬ランプ(パイレック
ス コート(Pyrex coat))を使用して照射を行う。約8
時間後、溶液は色を失う。ロータリーエバポレーター中
で反応混合物を濃縮し、所望の化合物6.0g(80
%)を淡黄色の油状物の形状で得る。C17H25NO3 に
対する元素分析は、 計算値:C70.07%,H8.65%,N4.81
%; 実測値:C70.67%,H8.46%,N4.53
%:である。
ジメチルモルホリン−2−オン(207) ジエチルケトン635ml(6モル)中2−アミノ−2
−メチルプロパノール53.5g(0.6モル)および
クロロホルム73ml(0.9モル)の溶液に5ないし
10℃で微粉状水酸化ナトリウム120g(3モル)を
攪拌下で添加する。反応混合物を室温で16時間攪拌
し、次いでろ過する。固体をメタノール2×350ml
によりスラリー状にし、そしてろ過する。ろ液をロータ
リーエバポレーター中で濃縮して蒸発乾固させ、残渣に
32%塩酸200mlおよび水100mlを添加し、そ
して6時間還流する。次いで、トルエン600mlを添
加し、そして水滴分離器中で蒸留により水を完全に除去
する。次いで、このトルエン溶液にトリエチルアミン9
1ml(0.66モル)を滴下し、混合物を更に6時間
還流する。沈澱した塩化水素酸トリエチルアミンをろ過
により除去し、そしてろ液に123ないし127℃/2
0mbarで蒸留処理を施し、収量63.7g(57
%)で無色液体の形状の化合物(207)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.11
s(CH2 ),1.90−1.60m2x(CH2 ),
1.20s2x(CH3 ),0.96t2x(C
H3 ).
ジメチルモルホリン−2−オン−4オキシル(208) 酢酸エチル120ml中3,3−ジエチル−5,5−ジ
メチルモルホリン−2−オン20.4g(0.110モ
ル)の溶液に5℃で過酢酸(酢酸中39%)32.2g
(0.165モル)を滴下する。反応混合物を室温で6
時間攪拌し、次いで1M NaHCO3 120mlおよ
び水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥させ、そしてロータ
リーエバポレーター中で蒸発濃縮する。残渣をヘキサン
から再結晶化させる。これにより、20.4g(92
%)の化合物(208)(融点〜63℃)を得る。C10
H18NO3 に対する元素分析は、 計算値:C59.98%,H9.06%,N6.99
%; 実測値:C59.81%,H9.07%,N6.97
%:である。
オキシ)−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルモルホ
リン−2−オン(209) 3,3−ジエチル−5,5−ジメチルモルホリン−2−
オン−4−オキシル5.0g(0.025モル)および
アゾビスイソブチロニトリル3.0g(0.019モ
ル)をベンゼン8ml中窒素雰囲気下で6.5時間還流
する。次いでベンゼンをロータリーエバポレーター中で
蒸留により除去し、そして残渣をヘキサン/ベンゼンか
ら再結晶化させる。これにより、6.15g(91%)
の化合物(209)(融点〜83℃)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.08
d(1H),3.99d(1H),2.2−1.8m2
x(CH2 ),1.67s2x(CH3 ),1.22s
(CH3 ),1.20s(CH3 ),1.02t2x
(CH3 ).
キシ)−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルモルホリ
ン−2−オン(210) 実施例B3,化合物(206)と同様に、3,3−ジエ
チル−5,5−ジメチル−モルホリン−2−オン−4−
オキシル4.75g(0.026モル)を第三ブチルペ
ルオキシドおよび溶媒としてのエチルベンゼンにより反
応させ、4.1g(52%)の化合物(210)を無色
の油状物の形状で得る。C18H27NO3 に対する元素分
析は、 計算値:C70.79%,H8.91%,N4.59
%; 実測値:C71.67%,H8.74%,N4.46
%:である。
ルモルホリン−2−オン(211) 実施例B4,化合物(207)と同様に、2−アミノ−
2,2−ジエチルエタノール(エル.ビラ(L.Villa)
等:II Farmaco 23, 441 (1968) に従って製造される)
10.2g(0.087モル)、クロロホルム11ml
(0.13モル)、ジエチルケトン92ml(0.87
モル)および水酸化ナトリウム17.4g(0.43モ
ル)から4.35g(23%)の化合物(211)を無
色の油状物の形状で得る。C12H23NO2 に対する元素
分析は、 計算値:C67.57%,H10.87%,N6.57
%; 実測値:C67.46%,H10.91%,N6.49
%:である。
ルモルホリン−2−オン−4−オキシル(212) 酢酸エチル25ml中3,3,5,5−テトラエチルモ
ルホリン−2−オン4.2g(0.02モル)の溶液に
タングステン酸ナトリウム0.05gを添加し、次いで
過酢酸(酢酸中39%)5.85g(0.03モル)を
5℃で滴下する。反応混合物を室温で24時間攪拌し、
次いで1M NaHCO3 および水で洗浄し、MgSO
4 上で乾燥させ、そしてロータリーエバポレーター中で
蒸発濃縮する。これにより、赤色油状物の形状で4.5
g(98%)の化合物(212)が得られる。C12H22
NO3 に対する元素分析は、 計算値:C63.13%,H9.71%,N6.13
%; 実測値:C63.13%,H9.69%,N6.26
%:である。
オキシ)−3,3,5,5−テトラエチルモルホリン−
2−オン(213) エチルベンゼン200ml中に3,3,5,5−テトラ
エチルモルホリン−2−オン−4−オキシル1.03g
(0.0045モル)を溶解し、そこにジ−第三ブチル
ペルオキシド3.3ml(0.018モル)を添加す
る。パイレックスフォトリアクター中で窒素雰囲気下、
室温で水銀ランプを使用して溶液が無色になるまで照射
を施す。次いでロータリーエバポレーター中で蒸留によ
りエチルベンゼンを除去し、残渣をヘキサン/酢酸エチ
ル(14:1)によりシリカゲル上でクロマトグラフ処
理する。純粋なフラクションを蒸発濃縮し、無色油状物
の形状で1.0g(67%)の化合物(213)を得
る。C20H31NO3 に対する元素分析は、 計算値:C72.04%,H9.37%,N4.20
%; 実測値:C71.76%,H9.35%,N3.93
%:である。
5−ピバロイルオキシメチルモルホリン−2−オン−4
−オキシル(214) A)3,3,5−トリメチル−5−ピバロイルオキシメ
チルモルホリン−2−オン ジクロロメタン20ml中3,3,5−トリメチル−5
−ヒドロキシメチルモルホリン−2−オン(ジェー.テ
ィー.ライ(J.T.Lai) 等:Synthesis 122 (1984)に従っ
て製造されたもの)3.5g(0.02モル)および4
−ジメチルアミノピリジン0.1gの溶液に塩化ピバロ
イル2.63g(0.021モル)の溶液を15℃で滴
下する。16時間攪拌後、追加の塩化ピバロイル0.7
5mlを添加し、そして反応混合物を24時間攪拌す
る。反応混合物を1M NaHCO3 および水で洗浄
し、MgSO4 上で乾燥させ、そしてロータリーエバポ
レーター中で蒸発濃縮する。残渣をヘキサン/酢酸エチ
ルによりシリカゲル上でクロマトグラフ処理する。純粋
なフラクションを蒸発濃縮し、2.55g(50%)の
表題の化合物(融点78ないし81℃)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.38
−4.19m(2H),3.99−3.89m(2
H),1.45s(CH3 ),1.42s(CH3 ),
1.22s(第三ブチル基),1.19s(CH3 ).
イルオキシメチルモルホリン−2−オン−4−オキシル 酢酸エチル80ml中3,3,5−トリメチル−5−ピ
バロイルオキシメチルモルホリン−2−オン14.9g
(0.058モル)の溶液に攪拌下10℃で酢酸エチル
50ml中m−クロロ過安息香酸(70%)21.5g
(0.087モル)の溶液を滴下する。反応混合物を更
に2.5時間室温で攪拌し、1M NaHCO3 3×1
20mlおよび水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥させ、
そしてロータリーエバポレーター中で蒸発濃縮する。残
渣をアセトニトリルから再結晶化する。これにより、1
0.5g(66%)の化合物(214)(融点〜97
℃)を得る。C13H22NO5 に対する元素分析は、 計算値:C57.34%,H8.14%,N5.14
%; 実測値:C57.20%,H8.06%,N4.96
%:である。
ルオキシ)−3,3,5−トリメチル−5−ピバロイル
オキシメチル−モルホリン−2−オン(215) 3,3,5−トリメチル−5−ピバロイルオキシメチル
モルホリン−2−オン−4−オキシル3.35g(0.
012モル)およびアゾビスイソブチロニトリル15m
l(0.009モル)をベンゼン15ml中窒素雰囲気
下で3.5時間還流する。次いでベンゼンをロータリー
エバポレーター中で蒸発除去し、そして残渣をメタノー
ルから再結晶化する。これにより、2.67g(65
%)の化合物(215)(融点〜86℃)を得る。C17
H28N2 O5 に対する元素分析は、 計算値:C59.98%,H8.29%,N8.23
%; 実測値:C59.87%,H8.12%,N8.46
%:である。
チル−5−ヒドロキシメチルモルホリン−2−オン(2
16) 実施例B4,化合物(207)と同様に、2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオール26.3g
(0.25モル)、クロロホルム30ml(0.375
モル)、ジエチルケトン265ml(2.5モル)およ
び水酸化ナトリウム50g(1.25モル)から無色の
油状物の形状で3.55g(9%)の化合物(216)
を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.42
d(1H),4.07d(1H),3.40−3.30
m(2H),2.0−1.50m2x(CH3 ),1.
18s(CH3 ),0.95m2x(CH3 ).
チル−5−ピバロイルオキシメチルモルホリン−2−オ
ン(217) ジクロロメタン20ml中3,3−ジエチル−5−メチ
ル−5−ヒドロキシメチルモルホリン−2−オン3.4
5g(0.017モル)および4−ジメチルアミノピリ
ジン0.1gの溶液にトリメチルアミン2.4ml
(0.017モル)および次いで塩化ピバロイル2.1
5g(0.018モル)を15℃で滴下する。20時間
攪拌後、沈澱した塩化水素酸トリエチルアミンをろ過に
より除去し、そしてろ液を水で洗浄し、MgSO4 上で
乾燥させ、そしてロータリーエバポレーター中で蒸発濃
縮する。残渣をヘキサンから再結晶化する。これによ
り、3.9g(77%)の化合物(217)(融点51
ないし53℃)を得る。C15H27NO4 に対する元素分
析は、 計算値:C63.13%,H9.54%,N4.91
%; 実測値:C63.08%,H9.56%,N5.09
%:である。
チル−5−ピバロイルオキシメチルモルホリン−2−オ
ン−4−オキシル(218) 酢酸エチル25ml中3,3−ジエチル−5−メチル−
5−ピバロイルオキシメチルモルホリン−2−オン4.
8g(0.017モル)の溶液に攪拌下10℃で酢酸エ
チル15ml中m−クロロ過安息香酸(70%)6.2
g(0.025モル)の溶液を滴下する。更に反応混合
物を24時間室温で攪拌し、次いで1MNaHCO3 お
よび水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥させ、そしてロー
タリーエバポレーター中で蒸発濃縮する。残渣をアセト
ニトリルから再結晶化する。これにより、2.6g(5
2%)の化合物(218)(融点69ないし72℃)を
得る。C15H26NO5 に対する元素分析は、 計算値:C59.98%,H8.72%,N4.66
%; 実測値:C59.91%,H8.53%,N4.46
%:である。
オキシ)−3,3−ジエチル−5−メチル−5−ピバロ
イルオキシメチルモルホリン−2−オン(219) 実施例10,化合物(213)と同様に、3,3−ジエ
チル−5−メチル−5−ピバロイルオキシメチルモルホ
リン−2−オン−4−オキシル2.5g(0.008モ
ル)、ジ−第三ブチルペルオキシド6.45ml(0.
033モル)およびエチルベンゼン200mlから無色
油状物の形状で化合物(219)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.46
−7.20m(5arH),4.80−4.65m(1
H),4.2−3.9m2x(CH2 ),2.3−1.
6m2x(CH2 ),1.55d(CH3 ),1.30
s(第三ブチル基),0.90m2x(CH3 ).
5−ヒドロキシメチルモルホリン−2−オン(220) 実施例B4,化合物(207)と同様に、2−アミノ−
2−エチル−1,3−プロパンジオール29.8g
(0.25モル)、クロロホルム30ml(0.375
モル)、ジエチルケトン265ml(2.5モル)およ
び水酸化ナトリウム50g(1.25モル)から化合物
(220)0.5g(0.9%)を無色の油状物の形状
で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.37
d(1H),4.18d(1H),3.45−3.35
m(2H),1.9−1.4m3x(CH2 ),0.9
5m3x(CH3 ).
5−ピバロイルオキシメチルモルホリン−2−オン(2
21) 実施例B14,化合物(217)と同様に、3,3,5
−トリエチル−5−ピバロイルオキシメチルモルホリン
−2−オン8.1g(0.037モル)、4−ジメチル
アミノピリジン0.2g、トリエチルアミン5.3ml
(0.038モル)および塩化ピバロイル5.15ml
(0.042モル)から化合物(221)(融点37な
いし41℃(ヘキサン))8.45g(75%)を得
る。C16H29NO4 に対する元素分析は、 計算値:C64.19%,H9.76%,N4.68
%; 実測値:C64.18%,H9.78%,N4.82
%:である。
5−ピバロイルオキシメチルモルホリン−2−オン−4
−オキシル(222) 実施例B15,化合物(218)と同様に、3,3,5
−トリエチル−5−ピバロイルオキシメチルモルホリン
−2−オン7.8g(0.026モル)およびm−クロ
ロ過安息香酸(70%)9.6g(0.039モル)か
ら化合物(222)8.0g(98%)を赤色油状物の
形状で得る。C16H28NO5 に対する元素分析は、 計算値:C61.12%,H8.98%,N4.46
%; 実測値:C60.95%,H9.07%,N4.35
%:である。
オキシ)−3,3,5−トリエチル−5−ピバロイルオ
キシメチルモルホリン−2−オン(223) 実施例B10,化合物(213)と同様に、3,3,5
−トリエチル−5−ピバロイルオキシメチルモルホリン
−2−オン−4−オキシル6.3g(0.020モ
ル)、ジ−第三ブチルペルオキシド15.5ml(0.
080モル)およびエチルベンゼン200mlから化合
物(223)を7.65g(91%)を無色油状物の形
状で得る。C24H37NO5 に対する元素分析は、 計算値:C68.71%,H8.89%,N3.34
%; 実測値:C68.61%,H8.84%,N3.21
%:である。
チル−3,5,5−トリメチルピペラジン−2−オン
(229) メチルエチルケトン250ml(2.77モル)中N−
1−イソプロピル−2−メチルプロパン−1,2−ジア
ミン(エム.センクス(M.Senkus):J. Am. Chem. Soc.
68, 10 (1946) に従って製造されたもの)24.6g
(0.189モル)およびクロロホルム25ml(0.
3モル)の溶液に攪拌下10℃で微粉状NaOH40g
(1モル)を添加する。反応混合物を16時間室温で攪
拌し、次いでろ過する。ろ液をロータリーエバポレータ
ー中で蒸発濃縮し、ヘキサン/酢酸エチル(3:2)に
よりシリカゲル上でクロマトグラフ処理する。純粋なフ
ラクションを蒸発濃縮し、13.7g(33%)の化合
物(229)を無色油状物の状態で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.96
m(1H),3.0m(CH2 ),1.9−1.4m
(CH2 ),1.35s(CH3 ),1.18s2x
(CH3 ),1.07d2x(CH3 ),0.88t
(CH3 ).
チル−3,5,5−トリメチルピペラジン−2−オン−
4−オキシル(230) メタノール50ml中1−イソプロピル−3−エチル−
3,5,5−トリメチルピペラジン−2−オン13.7
g(0.064モル)の溶液にタングステン酸ナトリウ
ム0.4g、炭酸ナトリウム2g、および次いで10℃
で、過酸化水素水(水中35%)27.5mlを添加す
る。反応混合物を40時間室温で攪拌し、次いで飽和食
塩水100mlで希釈し、そしてメチル−第三ブチルエ
ーテル5×50mlで抽出する。抽出物をMgSO4 上
で乾燥し、蒸発濃縮し、そしてヘキサン/酢酸エチル
(3:1)によりシリカゲル上でクロマトグラフ処理す
る。純粋なフラクションを蒸発濃縮し、9.4g(64
%)の化合物(230)を赤色油状物の状態で得る。C
12H23N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C63.40%,H10.20%,N12.3
2%; 実測値:C63.34%,H10.36%,N11.8
1%:である。
ルオキシ)−1−イソプロピル−3−エチル−3,5,
5−トリメチルピペラジン−2−オン(231) 1−イソプロピル−3−エチル−3,5,5−テトラメ
チルピペラジン−2−オン−オキシル4.55g(0.
02モル)およびアゾビスイソブチロニトリル4.93
g(0.03モル)をベンゼン20ml中窒素雰囲気下
で2時間還流する。次いでベンゼンをロータリーエバポ
レーター中で蒸発除去し、そして残渣をヘキサン/酢酸
エチル(9:1)によりシリカゲル上でクロマトグラフ
処理する。化合物(231)2.25g(38%)を無
色固体(融点106ないし108℃)の形状で得る。C
16H29N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C65.05%,H9.89%,N14.22
%; 実測値:C65.10%,H9.83%,N14.27
%:である。
オキシ)−1−イソプロピル−3−エチル−3,5,5
−トリメチルピペラジン−2−オン(232) 実施例B3,化合物(206)と同様に、1−イソプロ
ピル−3−エチル−3,5,5−トリメチルピペラジン
−2−オン−4−オキシル3.41g(0.015モ
ル)を第三ブチルペルオキシド11ml(0.06モ
ル)および溶媒としてのエチルベンゼンと反応させ、所
望の化合物4.55g(91%)を無色油状物の形状で
得る。C20H32N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C72.25%,H9.70%,N8.43
%; 実測値:C71.80%,H9.86%,N8.24
%:である。
−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
(233) 実施例B21,化合物(229)と同様に、N−1−イ
ソプロピル−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン2
6.1g(0.2モル)、クロロホルム25ml(0.
3モル)、ジエチルケトン265ml(2.5モル)お
よびNaOH40g(1モル)から化合物(233)1
6.4g(36%)を無色油状物の形状で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.98
m(1H),3.0m(CH2 ),1.8−1.4m2
x(CH2 ),1.16s2x(CH3 ),1.07d
2x(CH3 ),0.88t2x(CH3 ).
−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−
4−オキシル(234) 実施例B22,化合物(230)と同様に、1−イソプ
ロピル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジ
ン−2−オン15.4g(0.07モル)、タングステ
ン酸ナトリウム0.4g、炭酸ナトリウム2gおよび過
酸化水素水(水中35%)25mlから化合物(23
4)11.5g(70%)を赤色油状物の形状で得る。
C13H25N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C64.69%,H10.44%,N11.6
1%; 実測値:C64.67%,H10.44%,N11.4
7%:である。
ルオキシ)−1−イソプロピル−3,3−ジエチル−
5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(235) 実施例B23,化合物(231)と同様に、1−イソプ
ロピル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジ
ン−2−オン−4−オキシル2.41g(0.01モ
ル)およびアゾビスイソブチロニトリル2.46g
(0.015モル)から化合物(235)1.64g
(53%)を無色固体(融点84ないし89℃)の形状
で得る。C17H31N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C65.98%,H10.10%,N13.5
8%; 実測値:C65.73%,H10.04%,N13.6
1%:である。
(α−メチルベンジルオキシ)−3,3−ジエチル−
5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(236) 実施例B10,化合物(213)と同様に、1−イソプ
ロピル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジ
ン−2−オン−4−オキシル4.8g(0.20モ
ル)、ジ−第三ブチルペルオキシド15.5ml(0.
080モル)およびエチルベンゼン250mlから化合
物(236)6.2g(89%)を無色油状物の形状で
得る。C21H34N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C72.79%,H9.89%,N8.08
%; 実測値:C72.61%,H9.89%,N8.15
%:である。
ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(2
37) 実施例B21,化合物(229)と同様に、1,1−ジ
メチル−2−第三ブチルアミノプロピルアミン(ジー.
スミス(G.Smith) 等:J. Chem. Soc. 886 (1962)に従っ
て製造されたもの)39.7g(0.275モル)、ク
ロロホルム33.5ml(0.412モル)、ジエチル
ケトン360ml(3.4モル)およびNaOH55g
(1.375モル)から化合物(237)44.2g
(66%)を無色油状物の形状で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.16
s(CH2 ),1.7−1.5m2x(CH2 ),1.
42s(第三ブチル基),1.15s2x(CH 3 ),
0.89t2x(CH3 ).
ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−4
−オキシル(238) 実施例B22,化合物(230)と同様に、1−第三ブ
チル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン
−2−オン38.9g(0.162モル)、タングステ
ン酸ナトリウム1g、炭酸ナトリウム5gおよび過酸化
水素水(水中35%)56mlから化合物(238)4
1g(99%)を赤色油状物の形状で得る。C14H27N
2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C65.84%,H10.66%,N10.9
7%; 実測値:C65.59%,H10.87%,N10.7
5%:である。
−メチルベンジルオキシ)−3,3−ジエチル−5,5
−ジメチルピペラジン−2−オン(239) 実施例B10,化合物(213)と同様に、1−第三ブ
チル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン
−2−オン−4−オキシル5.11g(0.020モ
ル)、ジ−第三ブチルペルオキシド15.5ml(0.
080モル)およびエチルベンゼン300mlから化合
物(239)6.6g(91%)を無色油状物の形状で
得る。C22H36N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C73.29%,H10.06%,N7.77
%; 実測値:C73.41%,H10.19%,N7.75
%:である。
ルオキシ)−1−第三ブチル−3,3−ジエチル−5,
5−ジメチルピペラジン−2−オン(240) 実施例B23,化合物(231)と同様に、1−第三ブ
チル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン
−2−オン−4−オキシル10.2g(0.04モル)
およびアゾビスイソブチロニトリル4.9g(0.03
モル)から化合物(240)8.7g(67%)を無色
固体(融点68ないし71℃)の形状で得る。C18H33
N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C66.84%,H10.28%,N12.9
9%; 実測値:C66.72%,H10.08%,N13.0
3%:である。
5,6,6−テトラメチルピペラジン−2−オン(24
1) 実施例B21,化合物(229)と同様に、1,1,
2,2−テトラメチル−1,2−エタンジアミンジヒド
ロクロリド(ジー.スミス(G.Smith) 等:J. Chem. So
c. 886 (1962)に従って製造されたもの)18.9g
(0.1モル)、クロロホルム12.5ml(0.15
モル)、ジエチルケトン235ml(1.25モル)お
よびNaOH20g(0.5モル)から化合物(24
1)1.85g(9%)を非結晶固体の形状で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):5.56
s(NH),1.69q2x(CH2 ),1.21s2
x(CH3 ),1.15s2x(CH3 ),0.95t
2x(CH3 ).
5,6,6−テトラメチルピペラジン−2−オン−4−
オキシル(242) 実施例B22,化合物(230)と同様に、3,3−ジ
エチル−5,5,6,6−テトラメチルピペラジン−2
−オン1.7g(0.008モル)、タングステン酸ナ
トリウム0.25g、炭酸ナトリウム0.8gおよび過
酸化水素水(水中35%)4.5mlから化合物(24
2)0.35g(19%)を赤色固体(融点〜135
℃)の形状で得る。
ルオキシ)−3,3−ジエチル−5,5,6,6−テト
ラメチルピペラジン−2−オン(243) 実施例B23,化合物(231)と同様に、3,3−ジ
エチル−5,5,6,6−テトラメチルピペラジン−2
−オン−4−オキシル0.35g(0.015モル)お
よびアゾビスイソブチロニトリル0.25g(0.00
15モル)から化合物(243)0.29g(65%)
を無色固体(融点140ないし145℃)の形状で得
る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):5.88
s(NH),2.3−1.8m2x(CH2 ),1.7
3s(CH3 ),1.72s(CH3 ),1.43s
(CH3 ),1.30s(CH3 ),1.18s(CH
3 ),1.17s(CH3 ),1.05m2x(C
H3 ).
エチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(24
4) 実施例B21,化合物(229)と同様に、N−1−ベ
ンジル−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(エ
ム.センクス(M.senkus):J. AM. Chem. Soc. 68, 10
(1946) に従って製造されたもの)49g(0.275
モル)、クロロホルム25ml(0.3モル)、ジエチ
ルケトン360ml(3.4モル)およびNaOH55
g(1.375モル)から化合物(244)46.2g
(61%)を無色油状物の形状で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.28
m(C6 H5 ),4.60s(CH2 ),3.03s
(CH2 ),1.8−1.6m2x(CH2 ),1.0
7s2x(CH3 ),0.86t2x(CH3 ).
エチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−4−
オキシル(245) 実施例B22,化合物(230)と同様に、1−ベンジ
ル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−
2−オン41g(0.15モル)、タングステン酸ナト
リウム1g、炭酸ナトリウム5gおよび過酸化水素水
(水中35%)52mlから化合物(245)41.9
g(96%)を赤色油状物の形状で得る。C17H25N2
O2 に対する元素分析は、 計算値:C70.56%,H8.71%,N9.68
%; 実測値:C70.06%,H8.34%,N9.44
%:である。
ル)−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン
−2−オン(246) 実施例B21,化合物(229)と同様に、N−(2−
ヒドロキシエチル)−2−メチルプロパン−1,2−ジ
アミン39.7g(0.3モル)、クロロホルム37m
l(0.45モル)、ジエチルケトン380ml(3.
6モル)およびNaOH60g(1.5モル)から化合
物(246)32.6g(48%)を無色油状物の形状
で得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.78
t(CH2 ),3.55t(CH2 ),1.8−1.6
m2x(CH2 ),1.20s2x(CH3 ),0.8
8t2x(CH3 ).
ル−3,5,5−トリメチルピペラジン−2−オン(2
47) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、メチルエチルケトン、クロロ
ホルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表
題の粗化合物(99%)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.17
d(CH2 ),1.8−1.6m(CH2 ),1.42
s(第三ブチル基),1.34s,1.20s,1.1
8s3x(CH3 ),0.89t(CH3 ).
ル−3,5,5−トリメチルピペラジン−2−オン−4
−オキシル(248) 粗化合物(247)45.3g(0.2モル)を酢酸エ
チル450mlに溶解し、次いでその攪拌溶液に過酢酸
(酢酸中39%)51.1ml(0.3モル)を冷却下
で20分間以内に添加する。溶液を更に2.5時間攪拌
し、次いで100mlのヘキサンで希釈し、NaHCO
3 溶液で中性となるまで洗浄する。ヘキサンの蒸発除
去、ヘキサン−酢酸エチル(EtOAc)(5:1)に
よるシリカゲル上における残渣のクロマトクラフ処理お
よびペンタンからの結晶化の後、表題の化合物(24
8)が得られる。赤色結晶の収量は23.7g(49
%)、融点は50ないし53℃である。C13H25N2 O
2 に対する元素分析は、 計算値:C64.69%,H10.44%,N11.6
1%; 実測値:C64.58%,H10.51%,N11.6
1%:である。
−メチルベンジルオキシ)−3−エチル−3,5,5−
トリメチルピペラジン−2−オン(249) 実施例B10と同様に、化合物(248)を無色油状の
表題の化合物とする。 1H−NMR(CDCl3 ),δ
(ppm):7.36−7.25m(5ArH),4.
76−4.65m(1H),3.17−2.82m(C
H2 ),1.89−0.53m(26H).
ジエチル−3,5−ジメチルピペラジン−2−オン(2
50) A)1−エチル−1−メチル−2−第三ブチルアミノエ
チルアミン このアミンは、2−ニトロブタンからジー.スミス(G.S
mith) 等:J. Chem. Soc. 886 (1962)の方法に従って製
造される。B)実施例B21と同様に、1−エチル−1
−メチル−2−第三ブチルアミノエチルアミン、メチル
エチルケトン、クロロホルムおよびNaOHを反応さ
せ、黄色油状の表題の粗化合物(100%)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.25
−3.08m(CH2 ),1.7−0.84(25
H).
ジエチル−3,5−ジメチルピペラジン−2−オン−4
−オキシル(251) 実施例B40と同様に、化合物(250)を赤色油状の
表題の化合物とする。C14H27N2 O2 に対する元素分
析は、 計算値:C65.84%,H10.66%,N10.9
7%; 実測値:C65.22%,H10.63%,N10.9
7%:である。実施例B44:1−第三ブチル−4−(α−メチルベン
ジルオキシ)−3,5−ジエチル−3,5−ジメチルピ
ペラジン−2−オン(252) 実施例B10と同様に、化合物(251)を無色油状の
表題の化合物とする。 1H−NMR(CDCl3 ),δ
(ppm):7.36−7.23m(5ArH),4.
75−4.66m(1H),3.20−2.84m(C
H2 ),1.93−0.59(28H).
ジエチル−3,3−ジメチルピペラジン−2−オン(2
53) A)1,1−ジエチル−2−第三ブチルアミノエチルア
ミン このアミンは、3−ニトロペンタンからジー.スミス
(G.Smith) 等:J. Chem.Soc. 886 (1962)の方法に従っ
て製造される。B)実施例B21と同様に、1,1−ジ
エチル−2−第三ブチルアミノエチルアミン、アセト
ン、クロロホルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状
の表題の化合物(77%)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.21
s(CH2 ),1.51−1.37m2x(CH2 ),
1.43s(第三ブチル基),1.36s2x(C
H3 ),0.85t2x(CH3 ).
ジエチル−3,3−ジメチルピペラジン−2−オン−4
−オキシル(254) 実施例B22と同様に、化合物(253)を赤色結晶
(融点53ないし55℃)の表題の化合物(89%)と
する。C14H27N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C65.84%,H10.66%,N10.9
7%; 実測値:C65.98%,H10.70%,N11.0
9%:である。実施例B47:1−第三ブチル−4−(ジメチルシアノ
メチルオキシ)−5,5−ジエチル−3,3−ジメチル
ピペラジン−2−オン(255) 実施例B23と同様に、化合物(254)を無色油状の
表題の化合物(89%)とする。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.27
−3.03m(CH2 ),1.84−1.76m(CH
2 ),1.66s,1.64s2x(CH3 ),1.5
0s,1.49s2x(CH3 ),1.46−1.41
m(CH2 ),1.39s(第三ブチル基),0.97
−0.91m(CH3 ).
5−トリエチル−3−メチルピペラジン−2−オン(2
56) 実施例B21と同様に、1,1−ジエチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、メチルエチルケトン、クロロ
ホルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表
題の粗化合物(64%)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.25
−3.16m(CH2 ),2.05−1.38m3x
(CH2 ),1.43s(第三ブチル基),1.28s
(CH3 ),0.93−0.83m3x(CH3 ).実施例B49:1−第三ブチル−3,5,5−トリエチ
ル−3−メチルピペラジン−2−オン−4−オキシル
(257) 実施例B22と同様に、化合物(256)を赤色結晶
(融点57ないし60℃)の表題の化合物とする。C15
H29N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C66.87%,H10.85%,N10.4
0%; 実測値:C66.87%,H10.85%,N10.4
0%:である。
メチルシアノメチルオキシ)−3,5,5−トリエチル
−3−メチルピペラジン−2−オン(258) 実施例B23と同様に、化合物(257)を無色結晶状
(融点78ないし80℃)の表題の化合物(83%)と
する。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.21
−3.04m(CH2 ),2.04−1.80m2x
(CH2 ),1.66s,1.64s,1.45s3x
(CH3 ),1.41s(第三ブチル基),1.0−
0.92m(CH3 ).実施例B51:1−第三ブチル
−4−ベンジルオキシ−3,5,5−トリエチル−3−
メチルピペラジン−2−オン(259) 実施例B10と同様に、そしてエチルベンゼンの代わり
にトルエンを使用して、化合物(257)を無色油状の
表題の化合物とする。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.39
−7.28(5ArH),4.85−4.76m(CH
2 ),3.13−3.08m(CH2 ),1.92−
0.86m(27H).
−メチルベンジルオキシ)−3,5,5−トリエチル−
3−メチルピペラジン−2−オン(260) 実施例B10と同様に、化合物(257)を無色固体の
表題の化合物(融点76ないし79℃)とする。C23H
38N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C73.75%,H10.23%,N7.48
%; 実測値:C73.51%,H9.68%,N7.12
%:である。実施例B53:1−第三ブチル−3,3,5−トリエチ
ル−5−メチルピペラジン−2−オン(261) 実施例B21と同様に、1−エチル−1−メチル−2−
第三ブチルアミノエチルアミン、ジエチルケトン、クロ
ロホルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として
表題の粗化合物(71%)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.18
−3.06m(CH2 ),1.60−0.82m(27
H).
5−トリエチル−5−メチルピペラジン−2−オン−4
−オキシル(262) 実施例B40と同様に、化合物(261)を赤色油状の
表題の化合物とする。実施例B55:1−第三ブチル−4−(α−メチルベン
ジルオキシ)−3,3,5−トリエチル−5−メチルピ
ペラジン−2−オン(263) 実施例B10と同様に、化合物(262)を無色油状の
表題の化合物とする。 1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.37
−7.28(5ArH),4.75−4.69m(1
H),3.22−2.90m(CH2 ),2.14−
0.63m(30H).
5,5−テトラエチルピペラジン−2−オン(264) 実施例B21と同様に、1,1−ジエチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、ジエチルケトン、クロロホル
ムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表題の
化合物(52%)を得る。C16H32N2 Oに対する元素
分析は、 計算値:C71.58%,H12.02%,N10.4
4%; 実測値:C71.38%,H12.05%,N10.1
3%:である。実施例B57:1−第三ブチル−3,3,5,5−テト
ラエチルピペラジン−2−オン−4−オキシル(26
5) 実施例B40と同様に、化合物(264)を赤色結晶
(融点34ないし37℃)の表題の化合物とする。C16
H31N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C67.80%,H11.02%,N9.88
%; 実測値:C67.78%,H11.06%,N9.88
%:である。
ジルオキシ−3,3,5,5−テトラエチルピペラジン
−2−オン(266) 実施例B10と同様に、そしてエチルベンゼンの代わり
にトルエンを使用して、化合物(265)を無色結晶状
(融点83ないし85℃)の表題の化合物とする。C23
H38N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C73.75%,H10.23%,N7.48
%; 実測値:C74.33%,H10.26%,N7.41
%:である。実施例B59:1−第三ブチル−4−(α−メチルベン
ジルオキシ)−3,3,5,5−テトラエチルピペラジ
ン−2−オン(267) 実施例B10と同様に、化合物(265)を無色結晶状
(融点85ないし90℃)の表題の化合物とする。C24
H40N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C74.18%,H10.38%,N7.21
%; 実測値:C74.40%,H10.44%,N7.08
%:である。
メチルシアノメチルオキシ)−3,3,5,5−テトラ
エチルピペラジン−2−オン(268) 実施例B23と同様に、化合物(265)を無色結晶状
(融点45ないし52℃)の表題の化合物とする。C20
H37N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C68.33%,H10.61%,N11.9
5%; 実測値:C68.33%,H10.67%,N11.8
4%:である。実施例B61:1−第三ブチル−3,3−シクロヘキシ
リデン−5,5−ジエチルピペラジン−2−オン(26
9) 実施例B21と同様に、1,1−ジエチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、シクロヘキサノン、クロロホ
ルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表題
の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.16
s(CH2 ),2.26−0.82m(20H),1.
41s(第三ブチル基).
シクロヘキシリデン−5,5−ジエチルピペラジン−2
−オン−4−オキシル(270) 実施例B22と同様に、化合物(269)を赤色油状の
表題の化合物とする。実施例B63:1−第三ブチル−3,3−シクロヘキシ
リデン−4−(α−メチルベンジルオキシ)−5,5−
ジエチルピペラジン−2−オン−4−オキシル(27
1) 実施例B10と同様に、化合物(270)を無色結晶状
(融点93ないし96℃)の表題の化合物とする。C25
H40N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C74.96%,H10.06%,N6.99
%; 実測値:C74.79%,H9.69%,N6.66
%:である。
ジプロピル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
(272) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、ジプロピルケトン、クロロホ
ルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表題
の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.22
s(CH2 ),1.7−0.8m(20H),1.41
s(第三ブチル基).実施例B65:1−第三ブチル−3,3−ジプロピル−
5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−4−オキシル
(273) 実施例B10と同様に、化合物(272)を無色結晶状
(融点67ないし70℃)の表題の化合物とする。C16
H31N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C67.80%,H11.02%,N9.88
%; 実測値:C67.69%,H10.77%,N9.87
%:である。
メチルシアノメチルオキシ)−3,3−ジプロピル−
5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(274) 実施例B23と同様に、化合物(273)を無色結晶状
(融点85ないし87℃)の表題の化合物とする。C20
H37N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C68.34%,H10.61%,N11.9
5%; 実測値:C68.32%,H10.50%,N12.0
5%:である。実施例B67:1−第三ブチル−3,3−ジプロピル−
5,5−ジエチルピペラジン−2−オン(275) 実施例B21と同様に、1,1−ジエチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、ジプロピルケトン、クロロホ
ルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表題
の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.14
s(CH2 ),1.7−0.8m(24H),1.41
s(第三ブチル基).
ジプロピル−5,5−ジエチルピペラジン−2−オン−
4−オキシル(276) 実施例B22と同様に、化合物(275)を赤色結晶状
(融点62ないし64℃)の表題の化合物とする。C18
H35N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.41%,H11.33%,N8.99
%; 実測値:C68.37%,H11.50%,N9.04
%:である。実施例B69:1−第三ブチル−3,3−ジプロピル−
4−(α−メチルベンジルオキシ)−5,5−ジエチル
ピペラジン−2−オン(277) 実施例B10と同様に、化合物(276)を無色油状の
表題の化合物とする。 1H−NMR(CDCl3 ),δ
(ppm):7.37−7.22m(5ArH),4.
75−4.64m(1H),3.21−2.96m(C
H2 ),2.1−0.62(36H).
ジブチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(2
78) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、ジブチルケトン、クロロホル
ムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表題の
化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.16
s(CH2 ),1.7−0.8m(24H),1.42
s(第三ブチル基).実施例B71:1−第三ブチル−3,3−ジブチル−
5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−4−オキシル
(279) 実施例B22と同様に、化合物(278)を赤色結晶状
(融点36ないし48℃)の表題の化合物とする。C18
H35N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.41%,H11.33%,N8.99
%; 実測値:C69.35%,H11.09%,N9.04
%:である。
ジブチル−4−(ジメチルシアノメチルオキシ)−5,
5−ジメチルピペラジン−2−オン(280) 実施例B23と同様に、化合物(279)を無色結晶状
(融点68−74℃)の表題の化合物とする。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.18
−3.04m(CH2 ),2.1−0.68(30
H),1.40s(第三ブチル基).実施例B73:1−第三オクチル−3,3−ジエチル−
5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(281) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−第三オ
クチルアミノエチルアミン、ジエチルケトン、クロロホ
ルムおよびNaOHを反応させ、黄色油状物として表題
の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.17
s(CH2 ),1.9−0.8m(31H).
−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−
4−オキシル(282) 実施例B22と同様に、化合物(281)を赤色結晶状
(融点54ないし56℃)の表題の化合物とする。C18
H35N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.41%,H11.33%,N8.99
%; 実測値:C69.43%,H11.39%,N9.03
%:である。実施例B75:1−第三オクチル−3,3−ジエチル−
4−(ジメチルシアノメチルオキシ)−5,5−ジメチ
ルピペラジン−2−オン(283) 実施例B23と同様に、化合物(282)を無色結晶状
(融点49−53℃)の表題の化合物とする。C22H41
N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.61%,H10.89%,N11.0
7%; 実測値:C69.60%,H10.73%,N11.2
2%:である。
−ジエチル−4−(α−メチルベンジルオキシ)−5,
5−ジメチルピペラジン−2−オン(284) 実施例B10と同様に、化合物(283)を無色油状の
表題の化合物とする。 1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.49
−7.38m(5ArH),4.86−4.81m(1
H),3.27−3.03m(CH2 ),2.3−0.
7m(36H).実施例B77:1−(2−ヒドロキシエチル)−3,3
−ジエチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−
4−オキシル(285) 実施例B22と同様に、化合物(246)を赤色油状の
表題の化合物とする。C12H23N2 O3 に対する元素分
析は、 計算値:C59.23%,H9.53%,N11.51
%; 実測値:C59.17%,H9.52%,N11.34
%:である。
ル)−3,3−ジエチル−4−(ジメチルシアノメチル
オキシ)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(2
86) 実施例B23と同様に、化合物(285)を無色結晶状
(融点80−82℃)の表題の化合物とする。C16H29
N3 O3 に対する元素分析は、 計算値:C61.71%,H9.39%,N13.49
%; 実測値:C61.69%,H9.58%,N13.39
%:である。実施例B79:1−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキ
シエチル)−3,3−ジエチル−5,5−ジメチルピペ
ラジン−2−オン(287) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−ヒドロ
キシエチルアミン、ジエチルケトン、クロロホルムおよ
びNaOHを反応させ、黄色油状物として表題の化合物
を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.73
s(CH2 ),3.15s(CH2 ),1.7−0.8
m(22H).
2−ヒドロキシエチル)−3,3−ジエチル−5,5−
ジメチルピペラジン−2−オン−4−オキシル(28
8) 実施例B22と同様に、化合物(287)を赤色油状の
表題の化合物とする。C14H27N2 O3 に対する元素分
析は、 計算値:C61.96%,H10.03%,N10.3
2%; 実測値:C61.96%,H9.92%,N10.27
%:である。実施例B81:1−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキ
シエチル)−3,3−ジエチル−4−(ジメチルシアノ
メチルオキシ)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オ
ン(289) 実施例B23と同様に、化合物(288)を無色結晶状
(融点58−66℃)の表題の化合物とする。C18H33
N3 O3 に対する元素分析は、 計算値:C63.69%,H9.80%,N12.38
%; 実測値:C63.79%,H9.75%,N12.37
%:である。
ジエチル−4−アリルオキシ−5,5−ジメチルピペラ
ジン−2−オン(290) A)1−第三ブチル−3,3−ジエチル−4−ヒドロキ
シ−5,5−ジメチル−ピペラジン−2−オン メタノール溶液中、室温で、白金上1バール水素で、水
素の吸入が止まるまで、ニトロキシド(238)50.
1g(0.196モル)を水素化する。触媒をろ過によ
り除去し、溶媒を蒸発除去し、表題のヒドロキシアミン
の粗生成物を得る。B) ジメチルホルムアミド40ml中上記ヒドロキシル
アミン10.25g(0.04モル)の溶液にNaH
(油中60%)2.1g(0.048モル)を添加す
る。1時間攪拌後、アリルブロミド5.81g(0.0
48モル)を添加し、該混合物を更に3時間攪拌する。
水による希釈、メチル−第三ブチルエーテルによる抽出
およびシリカゲル上におけるクロマトグラフ(ヘキサン
−酢酸エチル(EtoAc)2:1)の後、無色油状物
として表題の化合物(9.7g,82%)を得る。C17
H32N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C68.88%,H10.88%,N9.45
%; 実測値:C68.99%,H10.85%,N9.50
%:である。
ジエチル−4−ベンジルオキシ−5,5−ジメチルピペ
ラジン−2−オン(291) 実施例B82と同様に、そしてアリルブロミドの代わり
にベンジルブロミドを使用して、無色油状の表題の化合
物を製造する。C21H34N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C72.79%,H9.89%,N8.08
%; 実測値:C72.63%,H9.73%,N8.05
%:である。実施例B84:1−第三ブチル−3,3−ジエチル−4
−(α−シアノシクロヘキシルオキシ)−5,5−ジメ
チルピペラジン−2−オン(292) 1−第三ブチル−3,3−ジエチル−5,5−ジメチル
−ピペラジン−2−オン−4−オキシル(化合物23
8)2.8g(0.011モル)および1,1’−アゾ
ビス(シクロヘキサンカルボニトリル)2.0g(0.
0082モル)を100℃、クロロベンゼン12ml
中、窒素雰囲気下で11時間攪拌する。その後、真空下
で溶媒を蒸発させ、そして半固体残渣をヘキサン中に溶
解させる。ろ過により無色結晶状(融点94−98℃)
の表題の化合物2.2g(55%)を得る。C21H37N
3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.38%,H10.26%,N11.5
6%; 実測値:C69.85%,H9.89%,N11.82
%:である。
ジエチル−4−(α−メチル−4−アセチルベンジル)
−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(293) 実施例B10と同様に、そしてエチルベンゼンの代わり
に4−エチルアセトフェノンを使用して、ニトロキシド
(238)を無色結晶状(融点91−94℃)の表題の
化合物とする。C24H38N2 O3 に対する元素分析は、 計算値:C71.60%,H9.51%,N6.96
%; 実測値:C71.03%,H9.49%,N6.90
%:である。実施例B86:1−第三ブチル−3,3−ジエチル−4
−(α−メチル−4−アセトキシベンジル)−5,5−
ジメチルピペラジン−2−オン(294) 実施例B10と同様に、そしてエチルベンゼンの代わり
に4−アセトキシエチルベンゼンを使用して、ニトロキ
シド(238)を無色結晶状(融点92−96℃)の表
題の化合物とする。C24H38N2 O4 に対する元素分析
は、 計算値:C68.86%,H9.15%,N6.69
%; 実測値:C68.68%,H9.10%,N6.46
%:である。
エチル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン(29
5) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−フェニ
ルアミノエチルアミン(エイチ.ジー.ジョンソン(H.
G.Johonson), J. Am. Chem. Soc. 68, 14 (1946) に従
って製造されたもの)、ジエチルケトン、クロロホルム
およびNaOHを反応させ、無色固体(融点54−56
℃)の表題の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.18
−7.0m(5ArH),3.31s(CH2 ),1.
73−1.43m(4H),1.06s2x(C
H3 ),0.75t2x(CH3 ).実施例B88:1−フェニル−3,3−ジエチル−5,
5−ジメチルピペラジン−2−オン−4−オキシル(2
96) 実施例B40と同様に、化合物(295)を赤色結晶状
(融点71−76℃)の表題の化合物とする。C16H23
N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C69.79%,H8.42%,N10.17
%; 実測値:C70.04%,H8.74%,N10.19
%:である。
エチル−4−(α−メチルベンジルオキシ)−5,5−
ジメチルピペラジン−2−オン(297) 実施例B10と同様に、化合物(296)を無色結晶状
(融点78−81℃)の表題の化合物とする。C24H32
N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C75.75%,H8.48%,N7.36
%; 実測値:C75.83%,H8.52%,N7.50
%:である。実施例B90:1−メチル−3,3−ジエチル−5,5
−ジメチルピペラジン−2−オン(298) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−メチル
アミノエチルアミン(エム.センクス(M.Senkus), J. A
m. Chem. Soc. 68, 10 (1946) に従って製造されたも
の)、ジエチルケトン、クロロホルムおよびNaOHを
反応させ、無色油状の表題の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.14
s(CH2 ),2.80s(CH3 ),1.8−0.7
m(10H),1.18s2x(CH3 ).
チル−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン−4−オ
キシル(299) 実施例B40と同様に、化合物(298)を赤色結晶状
(融点72−76℃)の表題の化合物とする。実施例B92:1−メチル−3,3−ジエチル−4−
(α−メチルベンジルオキシ)−5,5−ジメチルピペ
ラジン−2−オン(1200) 実施例B10と同様に、化合物(299)を無色油状の
表題の化合物とする。 1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.28
−7.19m(5ArH),4.70−4.61m(1
H),3.27−2.6m(CH2 ),2.83s(C
H3 ),2.2−0.5m(19H).
ブチル−3,5,5−トリメチルピペラジン−2−オン
(1201) 実施例B21と同様に、1,1−ジメチル−2−第三ブ
チルアミノエチルアミン、メチルイソブチルケトン、ク
ロロホルムおよびNaOHを反応させ、無色油状の表題
の化合物を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):3.17
s(CH2 ),1.75−0.85m(18H),1.
35s(第三ブチル基).実施例B94:1−第三ブチル−3−イソブチル−3,
5,5−トリメチルピペラジン−2−オン−4−オキシ
ル(1202) 実施例B40と同様に、化合物(1201)を赤色結晶
状(融点32−37℃)の表題の化合物とする。実施例B95:1−第三ブチル−3−イソブチル−4−
(α−メチルベンジルオキシ)−3,5,5−トリメチ
ルピペラジン−2−オン(1203) 実施例B10と同様に、化合物(1202)を無色油状
の表題の化合物とする。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.38
−7.26m(5ArH),4.81−4.74m(1
H),3.21−2.87m(CH2 ),2.1−0.
65m(21H),1.40s(第三ブチル基).
2,2,7,7−テトラメチル−[1,4]−ジアゼパ
ン−5−オン(301) 実施例B23,化合物(231)と同様に、2,2,
7,7−テトラメチル−[1,4]−ジアゼパン−5−
オン−1−オキシル(イー.ジー.ロザントセブ(E.G.R
ozantsev) 等:Izv. Akad. Nauk SSSR, Ser. Khim. 211
4 (1980)に従って製造されたもの)4.6g(0.02
5モル)およびアゾビスイソブチロニトリル3.08g
(0.018モル)から、無色固体(融点130−13
4℃)の形状で化合物(301)0.75g(12%)
を得る。C13H23N3 O2 に対する元素分析は、 計算値:C61.63%,H9.15%,N16.59
%; 実測値:C61.41%,H8.91%,N16.73
%:である。
キシ)−2,2,7,7−テトラメチル−[1,4]−
ジアゼパン−5−オン(302) 実施例B3,化合物(206)と同様に、2,2,7,
7−テトラメチル−[1,4]−ジアゼパン−5−オン
−1−オキシル(イー.ジー.ロザントセブ(E.G.Rozan
tsev) 等:Izv. Akad. Nauk SSSR, Ser. Khim. 2114 (1
980)に従って製造されたもの)5.0g(0.027モ
ル)を第三ブチルペルオキシド20.9ml(0.11
3モル)および溶媒としてのエチルベンゼンと反応さ
せ、無色固体(融点125−127℃)の形状で所望の
化合物3.7g(48%)を得る。C17H26N2 O2 に
対する元素分析は、 計算値:C70.31%,H9.02%,N9.65
%; 実測値:C69.99%,H8.90%,N9.56
%:である。実施例C3:2,3,7−トリメチル−2,7−ジエチ
ル−[1,4]−ジアゼパン−5−オン−1−オキシル
(303) このニトロキシドはDE2621924に従って製造さ
れる。
ンジル−2,3,7−トリメチル−2,7−ジエチル−
[1,4]−ジアゼパン−5−オン(304) A)1−ヒドロキシ−2,3,7−トリメチル−2,7
−ジエチル−[1,4]ジアゼパン−5−オン 酢酸エチル20ml中ニトロキシド(303)4.55
g(0.02モル)の溶液を水25ml中アスコルビン
酸ナトリウム7.9g(0.04モル)の溶液と共に3
時間、強力に攪拌する。次いで無色の有機層を分離し、
MgSO4 上で乾燥させ、そして真空下で蒸発させ、オ
フホワイト色固体の非結晶状の表題のヒドロキシルアミ
ンを得る。B) 実施例B83に記載された通り、上記ヒドロキシア
ミン8.0g(0.035モル)をベンジルブロミド1
0.4ml(0.087モル)およびNaH(55%)
3.8g(0.0875モル)と反応させ、無色油状の
表題の化合物10.8g(75%)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.37
−7.24m(10ArH),5.03s(CH2 ),
4.86−4.84m(CH2 ),3.34−2.90
m(CH2 ),2.5−0.77m(20H).
ル−2,3,7−トリメチル−2,7−ジエチル−
[1,4]−ジアゼパン−5−オン(305) 実施例C4と同様であるが、臭化ベンジルの代わりに臭
化アリルを使用して、無色油状の表題の化合物を製造す
る。C18H32N2 O2 に対する元素分析は、 計算値:C70.09%,H10.46%,N9.08
%; 実測値:C70.21%,H10.72%,N9.09
%:である。実施例C6:2,3,4,7−テトラメチル−2,7−
ジエチル−[1,4]−ジアゼパン−5−オン−1−オ
キシル(306) CH2 CH2 40ml中2,3,7−トリメチル−2,
7−ジエチル−[1,4]ジアゼパン−5−オン−1−
オキシル(303)2.25g(0.009モル)、硫
酸水素テトラブチルアンモニウム0.45gおよびヨウ
化メチル9mlを水酸化ナトリウム50%水溶液64g
と共に5時間強力に攪拌する。次いで有機層を分離し、
水で洗浄し、そしてシリカゲル上でヘキサン−酢酸エチ
ル(EtOAc)(9:1)によりクロマトグラフ処理
し、赤色油状物として表題の化合物1.95g(81
%)を得る。
キシ)−2,3,4,7−テトラメチル−2,7−ジエ
チル−[1,4]−ジアゼパン−5−オン(307) 実施例B10と同様に、化合物(306)を無色油状の
表題の化合物とする。 1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.34
−7.08m(5ArH),4.61−4.52m(1
H),3.61bs(CH3 ),2.3−0.45m
(25H).実施例C8:2,3,7−トリメチル−2,7−ジエチ
ル−4−第三ブチルオキシカルボニル−[1,4]−ジ
アゼパン−5−オン−1−オキシル(308) THF30ml中ジ−第三ブチルジカルボネート13.
1g(0.06モル)および4−ジメチルアミノピリジ
ン0.15gの溶液に、THF20ml中上記ニトロキ
シド(303)11.3g(0.05モル)の溶液をゆ
っくり添加する。次いで混合物を室温で16時間攪拌
し、そして蒸発させる。残渣をCH2 CH 2 中に溶解
し、水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥させ、そして再び
蒸発させ、赤色油状の表題の化合物を得る。
キシ)−2,3,7−トリメチル−2,7−ジエチル−
4−第三ブチルオキシカルボニル−[1,4]−ジアゼ
パン−5−オン(309) 実施例B10と同様に、化合物(308)を無色油状の
表題の化合物とする。 1H−NMR(CDCl3 ),δ
(ppm):7.35−6.9m(5ArH),4.5
8−4.51m(1H),2.3−0.45m(25
H),1.29s(第三ブチル基).実施例C10:1−(α−メチルベンジルオキシ)−
2,3,7−トリメチル−2,7−ジエチル−[1,
4]−ジアゼパン−5−オン(310) CH2 CH2 8ml中BOC−誘導体(309)2g
(0.0046モル)の溶液にCF3 COOH2mlを
添加し、そして混合物を19時間室温で攪拌する。水に
よる希釈、NaHCO3 溶液による洗浄、MgSO4 上
における乾燥および蒸発の後、無色樹脂として表題の化
合物(1.1g)を得る。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.35
−6.9m(5ArH),4.58−4.51m(1
H),2.3−0.45m(25H).
−トリメチル−2,7−ジエチル−[1,4]−ジアゼ
パン−5−オン−オキシル(311) 実施例C6と同様に、ヨウ化メチルの代わりに塩化ベン
ジルを使用して、化合物(303)を赤色油状の表題の
化合物とする。実施例C12:1−ブチル−3,3,5,5,7−ペン
タメチル−[1,4]−ジアゼパン−2−オン−4−オ
キシル(312) 実施例B40と同様に、1−ブチル−3,3,5,5,
7−ペンタメチル−[1,4]ジアゼパン−2−オン
(ピョン−ナエ ソン(Pyong-nae Son), ジェー.ティ
ー.ライ(J.T.Lai): J.Org. Chem. 46, 323 (1981)に記
載された通り製造されたもの)を赤色油状の表題の化合
物とする。
チルベンジルオキシ)−3,3,5,5,7−ペンタメ
チル−[1,4]−ジアゼパン−2−オン(313) 実施例B10と同様に、化合物(312)を無色油状の
表題の化合物とする。 1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.33
−7.10m(5ArH),4.66−4.55m(1
H),4.20−4.10m(1H),3.13−3.
01(CH2 ),1.6−0.5m(27H).実施例C14:1−ブチル−3−エチル−3,5,5,
7−テトラメチル−[1,4]−ジアゼパン−2−オン
(314) 1−ブチル−3,3,5,5,7−ペンタメチル−
[1,4]ジアゼパン−2−オンに関して、ピョン−ナ
エ ソン(Pyong-nae Son), ジェー.ティー.ライ(J.
T.Lai): J.Org. Chem. 46, 323 (1981)により記載され
た通り、しかしアセトンの代わりにメチルエチルケトン
を使用して、無色油状の表題の化合物を製造する。1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):4.15
−3.79m(1H),3.21−2.89(C
H2 ),1.7−0.6m(26H).
3,5,5,7−テトラメチル−[1,4]−ジアゼパ
ン−2−オン(315) 実施例B40と同様に、化合物(314)を赤色油状の
表題の化合物とする。実施例C16:1−ブチル−3−エチル−4−(α−メ
チルベンジルオキシ)−3,5,5,7−テトラメチル
−[1,4]−ジアゼパン−2−オン(316) 実施例B10と同様に、化合物(315)を無色油状の
表題の化合物とする。 1 H−NMR(CDCl3 ),δ(ppm):7.33
−7.10m(5ArH),4.74−4.66m(1
H),4.40−4.34m(1H),3.24−3.
18(CH2 ),2.3−0.5m(29H).
まとめる。表1 五員環化合物
行う。一般的な注意としては以下の点が挙げられる。 ・使用直前にアルゴン雰囲気下または真空下、ビグレウ
ックス(Vigreux) カラム上で全ての溶媒およびモノマー
を蒸留する。 ・重合前に融解/凍結技術を使用してアルゴンで洗浄す
ることにより全反応混合物から酸素を除去し、次いでこ
れをアルゴンガス下に保持する。 ・重合反応開始の前に試薬を透明な均一溶液の形状にす
る。 ・80℃および0.02トールで、数時間かけて一定の
重量に達するまで未反応のモノマーを蒸発させた後の残
渣の重量を測定し、そして使用された調節剤を差し引く
ことにより、モノマー反応を算出する。 ・GPC(ゲル透過クロマトグラフィー)によりポリマ
ーの特性を評価する。
F(飛行時間(time of flight))MALDI−MS L
DI−1700,リニアー サイエンティフィック社(L
inear Sientific Inc.) ,レノ(Reno),米国;において
測定が行われる。使用されるマトリックスは2,5−ジ
ヒドロキシ安息香酸であり、レーザー波長は337nm
である。 GPC:フラックス インストルメンツ( FLUX INSTRUM
ENTS) の2−フラスコシリーズ ポンプ レオス400
0(two-flask series pump RHEOS 4000)(エルカテック
アー ゲー(Ercatech AG),ベルン,スイスより入手)
を使用する。ポンプ容量は1ml/分である。ポリマー
インストルメンツ(POLYMER INSTRUMENTS),ソプシア(S
hropshire), ユー ケー)の2 シリーズ−スイッチド
プルゲル5μm ミックスド−C(two series-switc
hed Plgel 5μm mixed-C )型カラムで、40℃、TH
F中にて、クロマトグラフを実行する。これらのカラム
からポリスチレンにより200ないし2000000の
Mnが算出される。エルカテック アー ゲー(ERCATEC
H AG) のアール アイ (RI) 検出機 イー アール シ
ー−7515エー(ERC-7515A) を使用し、30℃でフラ
クションを測定する。
5)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(105)329mg
(1.2ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10g
(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は145℃
まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。2g(20%)のモノマーが反応
し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=1500,Mw=2000,多分散性分
子量分布=1.32−P)145℃における化合物(106)によるアク
リル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(106)373mg
(1.2ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10g
(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は145℃
まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。5.8g(58%)のモノマーが反
応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=5000,Mw=8900,多分散性分
子量分布=1.8
9)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(209)471mg
(1.7ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル15g
(117ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。3g(20%)のモノマーが反
応し、そして黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=1600,Mw=2000,多分散性分
子量分布=1.254−P)145℃における化合物(210)によるアク
リル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(210)536mg
(1.7ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル15g
(117ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。11.55g(77%)のモノ
マーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られ
る。 GPC:Mn=6300,Mw=8700,多分散性分
子量分布=1.4
3)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(213)780mg
(2.3ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル20g
(156ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。19.6g(98%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6100,Mw=11700,多分散性
分子量分布=1.96−P)130℃における化合物(213)によるアク
リル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(213)780mg
(2.3ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル20g
(156ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を130℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は13
0℃まで上昇する。上記混合物を130℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。18g(90%)のモノマーが
反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7500,Mw=11000,多分散性
分子量分布=1.45
3)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(213)780mg
(2.3ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル20g
(156ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を120℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は12
0℃まで上昇する。上記混合物を120℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。10.4g(52%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=5000,Mw=6750,多分散性分
子量分布=1.358−P)145℃における化合物(219)によるアク
リル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(219)949mg
(2.3ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル20g
(156ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。18.6g(93%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6500,Mw=14500,多分散性
分子量分布=2.2
9)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(219)949mg
(2.3ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル20g
(156ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を130℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は13
0℃まで上昇する。上記混合物を130℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。18.6g(93%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。
GPC:Mn=7100,Mw=16200,多分散性
分子量分布=2.310−P)120℃における化合物(219)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(219)474mg
(1.2ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10g
(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を120℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は120℃
まで上昇する。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。8.7g(87%)のモノマーが反
応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=8100,Mw=17700,多分散性
分子量分布=2.2
3)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(223)982mg
(2.3ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル20g
(156ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。18.6g(93%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6600,Mw=10300,多分散性
分子量分布=1.5612−P)145℃における化合物(231)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(231)502mg
(1.7ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル15g
(117ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。3.3g(22%)のモノマー
が反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=2000,Mw=2500,多分散性分
子量分布=1.2
2)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(232)565mg
(1.7ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル15g
(117ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。11.1g(74%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6000,Mw=13200,多分散性
分子量分布=2.214−P)145℃における化合物(235)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(235)543mg
(1.7ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル15g
(117ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱す
る。重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は14
5℃まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。7.95g(53%)のモノマ
ーが反応し、そして無色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=4500,Mw=5200,多分散性分
子量分布=1.15
6)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(236)405mg
(1.2ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10g
(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は145℃
まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。8.1g(81%)のモノマーが反
応し、そして黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6900,Mw=8800,多分散性分
子量分布=1.316−P)145℃における化合物(239)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(239)422mg
(1.2ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10g
(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は145℃
まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。8.1g(81%)のモノマーが反
応し、そして黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6700,Mw=8700,多分散性分
子量分布=1.3
0)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(240)378mg
(1.2ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10g
(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は145℃
まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。7.4g(74%)のモノマーが反
応し、そして黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=5800,Mw=7000,多分散性分
子量分布=1.218−P)145℃における化合物(243)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(243)276mg
(0.9ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル8g
(62ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでアル
ゴン雰囲気で、上記透明溶液を145℃まで加熱する。
重合は自発的に開始し、そして容器内の温度は145℃
まで上昇する。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、
次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノ
マーを蒸発させる。5.9g(74%)のモノマーが反
応し、そして黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6700,Mw=8100,多分散性分
子量分布=1.2
エンの制御重合 オートクレーブに化合物(239)6.85g(0.0
19モル)およびブタジエン54.0g(1モル)を加
える。次いで反応混合物を145℃まで5時間加熱す
る。室温まで冷却後、真空下で残渣のブタジエンを蒸発
させる。4.65gの淡黄色透明の粘性の液体が得られ
る。 GPC:Mn=1400,Mw=1620,多分散性
(PD)=1.1620−P)ブロックコポリマー ブタジエン/アクリル
酸n−ブチル 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の三つ口フラスコ中で、前述された実施例からのブタジ
エン高分子開始剤1.6g(〜2モル%)およびアクリ
ル酸n−ブチル10gを攪拌する。得られた透明溶液を
アルゴンでパージし、そして145℃で5時間攪拌す
る。次いで反応混合物を60℃まで冷却する。残渣のモ
ノマーを高真空下で蒸発除去する。開始モノマーの5.
7g(40%)が反応する。淡黄色透明の粘性の液体が
得られる。 GPC:Mn=4150,Mw=5670,多分散性
(PD)=1.36
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(249)0.405g
(1.17ミリモル)(1.5モル%)およびアクリル
酸n−ブチル10g(78ミリモル)を加え、そして脱
気する。次いでアルゴン雰囲気で、上記無色溶液を14
5℃まで加熱する。上記混合物を145℃で5時間攪拌
し、次いで60℃まで冷却し、そして高真空下で残渣の
モノマーを蒸発させる。7.2g(72%)のモノマー
が反応し、そして無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=5000,Mw=13000,多分散性
(PD)=2.622−P)化合物(252)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(252)0.422g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.0g(70%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6500,Mw=8800,多分散性
(PD)=1.35
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(255)0.378g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。5.1g(51%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=4650,Mw=5600,多分散性
(PD)=1.224−P)145℃における化合物(258)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(258)0.395g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8g(80%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6400,Mw=8950,多分散性
(PD)=1.4
8)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(258)0.395g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。3.2g(32%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=2600,Mw=3100,多分散性
(PD)=1.226−P)145℃における化合物(259)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(259)0.422g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9g(90%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6900,Mw=19300,多分散性
(PD)=2.8
9)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(259)0.422g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。51g(51%)のモノマーが反応し、そして
無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6100,Mw=12200,多分散性
(PD)=2.028−P)145℃における化合物(260)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(260)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。6.7g(67%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6000,Mw=7200,多分散性
(PD)=1.2
0)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(260)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。4.7g(47%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=3300,Mw=3950,多分散性
(PD)=1.230−P)145℃における化合物(263)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(263)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9g(90%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7700,Mw=10800,多分散性
(PD)=1.4
3)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(263)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。2.6g(26%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=2500,Mw=3000,多分散性
(PD)=1.232−P)100℃における化合物(263)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(263)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を100℃まで加熱す
る。上記混合物を100℃で48時間攪拌し、次いで6
0℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸
発させる。5g(50%)のモノマーが反応し、そして
無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=4000,Mw=5100,多分散性
(PD)=1.3
6)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(266)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で1時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8.5g(85%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7500,Mw=14250,多分散性
(PD)=1.934−P)100℃における化合物(266)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(266)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を100℃まで加熱す
る。上記混合物を100℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7g(70%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6000,Mw=9000,多分散性
(PD)=1.5
7)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(267)0.455g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で2時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8.7g(87%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7100,Mw=8500,多分散性
(PD)=1.236−P)100℃における化合物(267)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(267)0.455g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を100℃まで加熱す
る。上記混合物を100℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8.7g(87%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 2時間後:GPC:Mn=1600,Mw=2100, 多分散性(PD)=1.3(収率22%) 5時間後:GPC:Mn=2400,Mw=3100, 多分散性(PD)=1.3(収率31%)
8)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(268)0.411g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で1時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.7g(77%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6500,Mw=7800,多分散性
(PD)=1.238−P)100℃における化合物(268)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(268)0.411g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を100℃まで加熱す
る。上記混合物を100℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。1.7g(17%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=1400,Mw=1500,多分散性
(PD)=1.1
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(271)0.469g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.5g(75%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7900,Mw=10300,多分散性
(PD)=1.340−P)化合物(274)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(274)0.411g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8.5g(85%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6400,Mw=8300,多分散性
(PD)=1.3
7)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(277)0.487g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9g(90%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7300,Mw=9500,多分散性
(PD)=1.342−P)110℃における化合物(277)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(277)0.487g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を110℃まで加熱す
る。上記混合物を110℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7g(70%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6100,Mw=7900,多分散性
(PD)=1.3
7)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(277)0.487g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を100℃まで加熱す
る。上記混合物を100℃で48時間攪拌し、次いで6
0℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸
発させる。7g(70%)のモノマーが反応し、そして
無色の粘性の液体が得られる。 GPC: 5時間後:収率37%,Mn=3300,M
w=4300, 多分散性(PD)=1.3 48時間後:収率70%,Mn=6500,Mw=95
00, 多分散性(PD)=1.244−P)化合物(280)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(280)0.430g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.5g(75%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6000,Mw=7200,多分散性
(PD)=1.2
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(283)0.409g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7g(70%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6000,Mw=7100,多分散性
(PD)=1.246−P)化合物(284)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(284)0.487g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8g(80%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7500,Mw=11250,多分散性
(PD)=1.5
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(286)0.364g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で12時間攪拌し、次いで6
0℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸
発させる。淡黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC: 5時間後:収率54%,Mn=4900,M
w=5700, 多分散性(PD)=1.1 48時間後:収率84%,Mn=6800,Mw=92
00, 多分散性(PD)=1.448−P)化合物(289)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(289)0.314g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7g(70%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6100,Mw=7300,多分散性
(PD)=1.2
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(290)0.347g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9g(90%)のモノマーが反応し、そして淡
黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=8800,Mw=15000,多分散性
(PD)=1.750−P)化合物(291)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(291)0.405g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9.4g(94%)のモノマーが反応し、そし
て淡黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7000,Mw=16000,多分散性
(PD)=2.2
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(292)0.425g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8.7g(87%)のモノマーが反応し、そし
て淡黄色透明の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7200,Mw=10100,多分散性
(PD)=1.452−P)145℃における化合物(293)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(293)0.471g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.2g(72%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6400,Mw=9000,多分散性
(PD)=1.4
3)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(293)0.471g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。2.8g(28%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=2400,Mw=3350,多分散性
(PD)=1.454−P)化合物(294)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(294)0.489g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8g(80%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=9900,Mw=17800,多分散性
(PD)=1.8
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(297)0.445g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9g(90%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6400,Mw=9000,多分散性
(PD)=1.456−P)化合物(1200)によるアクリル酸n−ブ
チルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(1200)0.373
g(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル1
0g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いで
アルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.7g(77%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7700,Mw=10800,多分散性
(PD)=1.4
リル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(1203)0.438
g(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル1
0g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いで
アルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。7.8g(78%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7500,Mw=12750,多分散性
(PD)=1.758−P)化合物(304)によるアクリル酸n−ブチ
ルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(304)0.447g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8g(80%)のモノマーが反応し、そして無
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7000,Mw=11900,多分散性
(PD)=1.7
ル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(305)0.357g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。6.5g(65%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=6600,Mw=9900,多分散性
(PD)=1.560−P)145℃における化合物(307)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(307)0.405g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8.6g(86%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7100,Mw=10600,多分散性
(PD)=1.5
7)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(307)0.405g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。3.7g(37%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=3400,Mw=4400,多分散性
(PD)=1.362−P)145℃における化合物(309)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(309)0.506g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9g(90%)のモノマーが反応し、そして黄
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=9100,Mw=19100,多分散性
(PD)=2.1
9)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(309)0.506g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を130℃まで加熱す
る。上記混合物を130℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8g(80%)のモノマーが反応し、そして黄
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=9100,Mw=19100,多分散性
(PD)=2.164−P)145℃における化合物(310)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(310)0.389g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。8g(80%)のモノマーが反応し、そして黄
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=10600,Mw=21200,多分散
性(PD)=2.0
0)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(310)0.389g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を130℃まで加熱す
る。上記混合物を130℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。5.5g(55%)のモノマーが反応し、そし
て黄色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=5300,Mw=9000,多分散性
(PD)=1.766−P)145℃における化合物(313)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(313)0.422g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9.2g(92%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7900,Mw=12600,多分散性
(PD)=1.6
3)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(313)0.422g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。4g(40%)のモノマーが反応し、そして黄
色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=4300,Mw=6000,多分散性
(PD)=1.468−P)145℃における化合物(316)によるア
クリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(316)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を145℃まで加熱す
る。上記混合物を145℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。9.2g(92%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=7700,Mw=11500,多分散性
(PD)=1.5
6)によるアクリル酸n−ブチルの制御重合 温度計、冷却機および電磁攪拌機を装備させた50ml
の丸底三つ口フラスコに化合物(316)0.438g
(1.17ミリモル)およびアクリル酸n−ブチル10
g(78ミリモル)を加え、そして脱気する。次いでア
ルゴン雰囲気で、上記無色溶液を120℃まで加熱す
る。上記混合物を120℃で5時間攪拌し、次いで60
℃まで冷却し、そして高真空下で残渣のモノマーを蒸発
させる。5.3g(53%)のモノマーが反応し、そし
て無色の粘性の液体が得られる。 GPC:Mn=5400,Mw=7000,多分散性
(PD)=1.3
Claims (36)
- 【請求項1】 a)エチレン系不飽和モノマーまたはオ
リゴマーの少なくとも一種;および b)次式(Ia)または(Ib) 【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し(ただし式(Ia)においてQが直接結
合、−CH2 −またはCOを表す場合、R1 、R2 、R
3 またはR4 の少なくとも一個はメチル基とは異な
る。);R5 、R6 およびR7 は独立して水素原子、炭
素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数6
ないし10のアリール基を表し;Xは炭素原子を少なく
とも一個有する基を表し、そしてXから誘導されるフリ
ーラジカルX・がエチレン系不飽和モノマーの重合を開
始させることが可能であるようなものを表し;Z1 は酸
素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭
素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ない
し18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアル
キニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C(O)
−R5 の一個もしくはそれ以上により置換された炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニ
ル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なくとも一
個により中断された炭素原子数2ないし18のアルキル
基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基または
炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子数7な
いし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5ないし10
のヘテロアリール基、−C(O)−炭素原子数1ないし
18のアルキル基、−O−炭素原子数1ないし18のア
ルキル基または−COO−炭素原子数1ないし18のア
ルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基CR9 R
10、CR9 R10−CR11R12、CR9 R10CR11R12C
R13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)(式中、
R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独立して水
素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし18のア
ルキル基を表す。)を表す。〕で表される化合物(ただ
し化合物(A)および(B) 【化2】 は除外される。);からなる重合性組成物。 - 【請求項2】 式(Ia)および(Ib)において、R
1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して未置換また
はOH、ハロゲン原子もしくは基−O−C−(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし6のアルキル
基、酸素原子および/またはNR5 基の少なくとも一個
により中断された炭素原子数2ないし12のアルキル
基、炭素原子数5ないし6のシクロアルキル基または炭
素原子数6ないし10のアリール基を表すか、あるいは
R1 およびR2 ならびに/またはR 3 およびR4 は結合
している炭素原子と一緒になって炭素原子数5ないし6
のシクロアルキル基を表す請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 式(Ia)および(Ib)において、R
1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して未置換また
はOHもしくは基−O−C−(O)−R5 により置換さ
れた炭素原子数1ないし4のアルキル基を表すか、ある
いはR1 およびR2 ならびに/またはR3 およびR4 は
結合している炭素原子と一緒になって炭素原子数5ない
し6のシクロアルキル基を表し;そしてR5 は水素原子
または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す請求項
1記載の組成物。 - 【請求項4】 式(Ia)および(Ib)において、R
6 およびR7 は独立して水素原子、メチル基またはエチ
ル基を表す請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 式(Ia)および(Ib)において、R
8 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、
OHにより置換された炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基;または炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル
基を表す請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】 式(Ia)および(Ib)において、R
8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、O
Hにより置換された炭素原子数1ないし4のアルキル
基;フェニル基またはベンジル基を表す請求項1記載の
組成物。 - 【請求項7】 式(Ia)および(Ib)において、R
9 、R10、R11、R 12、R13およびR14は互いに独立し
て水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を
表す請求項1記載の組成物。 - 【請求項8】 式(Ia)および(Ib)において、Q
は直接結合あるいは二価の基CH2 、CH2 −CH2 、
CH2 −CH2 −CH2 、C(O)またはCH2 C
(O)、CH2 −CH−CH3 、CH2 −CH−フェニ
ル、フェニル−CH−CH2 −CH−フェニル、フェニ
ル−CH−CH2 −CH−CH3 、CH2−CH(C
H)3 −CH2 、C(CH3 )2 −CH2 −CH−フェ
ニルまたはC(CH3 )2 −CH2 −CH−CH3 を表
す請求項1記載の組成物。 - 【請求項9】 式(Ia)および(Ib)において、X
は−CH(アリール)2 −、−CH2 −アリール、 【化3】 (炭素原子数5ないし6のシクロアルキル)2 CCN、
炭素原子数5ないし6のシクロアルキリデン−CCN、
(炭素原子数1ないし12のアルキル)2 CCN、−C
H2 CH=CH2 、(炭素原子数1ないし12の)アル
キル−CR30−C(O)−(炭素原子数1ないし12
の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル
−CR30−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)ア
リール、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR
30−C(O)−(炭素原子数1ないし12の)アルコキ
シ、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
C(O)−フェノキシ、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−C(O)−N−ジ(炭素原子数1な
いし12の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−CO−NH(炭素原子数1ないし1
2の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキ
ル−CR30−CO−NH2 、−CH2 CH=CH−CH
3 、−CH2 −C(CH3 )=CH2 、−CH2 −CH
=CH−アリール、 【化4】 −O−C(O)−炭素原子数1ないし12のアルキル、
−O−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)アリー
ル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
CN、 【化5】 (式中、R30は水素原子または炭素原子数1ないし12
のアルキル基を表し;そしてアリール基は未置換または
炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲン原子、
炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数1
ないし12のアルキルカルボニル基、グリシジルオキシ
基、OH、−COOHまたは−COO−炭素原子数1な
いし12のアルキル基により置換されたフェニル基また
はナフチル基を表す。)からなる群から選択される請求
項1記載の組成物。 - 【請求項10】 式(Ia)および(Ib)において、
Xは−CH2 −フェニル、CH3 CH−フェニル、(C
H3 )2 C−フェニル、(CH3 )2 CCN、−CH2
CH=CH2 、CH3 CH−CH=CH2 およびO−C
(O)−フェニルからなる群から選択される請求項1記
載の組成物。 - 【請求項11】 式(Ia)および(Ib)において、
R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して未置換ま
たはOHもしくは基−O−C(O)−R5 により置換さ
れた炭素原子数1ないし3のアルキル基を表すか、ある
いはR1 およびR2 ならびに/またはR3 およびR4 は
結合している炭素原子と一緒になって炭素原子数5ない
し6のシクロアルキル基を表し;R5 は水素原子または
炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し;R6 および
R7 は独立して水素原子、メチル基またはエチル基を表
し;Z1 はOまたはNR8 を表し;Qは直接結合あるい
は二価の基CH2 、CH2 CH2 、CH2 −CH2 −C
H2、C(O)、CH2 C(O)またはCH2 −CH−
CH3 を表し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4
のアルキル基、OHにより置換された炭素原子数1ない
し4のアルキル基;またはベンジル基を表し;そしてX
はCH2 −フェニル、CH3 CH−フェニル、(C
H3 )2 C−フェニル、(CH3 )2 CCN、CH2 C
H=CH2 、CH3 CH−CH=CH2 からなる群から
選択される請求項1記載の組成物。 - 【請求項12】 式(Ia)および(Ib)において、
R1 、R2 、R3 およびR4 の少なくとも二個はエチル
基、プロピル基またはブチル基を表し、そして残りはメ
チル基を表すか;あるいはR1 およびR2 またはR3 お
よびR4 は結合している炭素原子と一緒になって炭素原
子数5ないし6のシクロアルキル基を表し、そして残り
置換基の一個はエチル基、プロピル基またはブチル基を
表す請求項1記載の組成物。 - 【請求項13】 上記化合物が次式(Ic)、(I
d)、(Ie)、(If)、(Ig)または(Ih) 【化6】 (式中、R1 ないしR12およびXは請求項1に定義され
た通りの意味を有する。)で表される請求項1記載の組
成物。 - 【請求項14】 上記化合物が式(Id)、(Ie)、
(Ig)または(Ih)で表される請求項13記載の組
成物。 - 【請求項15】 R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに
独立して未置換またはOHもしくは基−O−C(O)−
R5 により置換された炭素原子数1ないし3のアルキル
基を表すか、あるいはR1 およびR2 ならびに/または
R3 およびR 4 は結合している炭素原子と一緒になって
炭素原子数5ないし6のシクロアルキル基を表し;R5
は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を
表し;R6 およびR7 は独立して水素原子、メチル基ま
たはエチル基を表し;R8 は水素原子、炭素原子数1な
いし4のアルキル基、OHにより置換された炭素原子数
1ないし4のアルキル基、またはベンジル基を表し;R
9 、R10、R11およびR12は独立して水素原子または炭
素原子数1ないし4のアルキル基を表し;そしてXはC
H2 −フェニル、CH3 CH−フェニル、(CH3 )2
C−フェニル、(CH3 )2 CCN、CH2 CH=CH
2 、CH3 CH−CH=CH2 からなる群から選択され
る請求項13記載の組成物。 - 【請求項16】 上記化合物が式(Ie)を表し;
R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して未置換ま
たはOHもしくは基−O−C(O)−R5 により置換さ
れた炭素原子数1ないし3のアルキル基を表し、R5 は
水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、OHにより置換された炭素原子数1ないし4のアル
キル基、またはベンジル基を表し;R9 およびR10は水
素原子を表し;そしてXはCH2 −フェニル、CH3 C
H−フェニル、(CH3 )2 C−フェニル、(CH3 )
2 CCN、CH2 CH=CH2 、CH3 CH−CH=C
H2 からなる群から選択される請求項13記載の組成
物。 - 【請求項17】 エチレン系不飽和モノマーまたはオリ
ゴマーが、エチレン、プロピレン、n−ブチレン、i−
ブチレン、スチレン、置換スチレン、共役ジエン、アク
ロレイン、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、ビニルイミ
ダゾール、マレイン酸無水物、(アルキル)アクリル酸
無水物、(アルキル)アクリル酸塩、(アルキル)アク
リル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、(アルキ
ル)アクリルアミド、ハロゲン化ビニルまたはハロゲン
化ビニリデンからなる群から選択される請求項1記載の
組成物。 - 【請求項18】 エチレン系不飽和モノマーがエチレ
ン、プロピレン、n−ブチレン、i−ブチレン、イソプ
レン、1,3−ブタジエン、α−炭素原子数5ないし1
8のアルケン、スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレンまたは式CH2 =C(Ra )−(C=Z)
−Rb 〔式中、Ra は水素原子または炭素原子数1ない
し4のアルキル基を表し、Rb はNH2 、O- (M
e+ )、グリシジル基、未置換の炭素原子数1ないし1
8のアルコキシ基、窒素および/または酸素原子の少な
くとも一個により中断された炭素原子数2ないし100
のアルコキシ基、またはヒドロキシ置換された炭素原子
数1ないし18のアルコキシ基、未置換の炭素原子数1
ないし18のアルキルアミノ基、ジ(炭素原子数1ない
し18のアルキル)アミノ基、ヒドロキシ置換された炭
素原子数1ないし18のアルキルアミノ基またはヒドロ
キシ置換されたジ(炭素原子数1ないし18のアルキ
ル)アミノ基、−O−CH2 −CH2 −N(CH3 )2
または−O−CH2−CH2 −N+ H(CH3 )2 An
- (式中、An- は一価の有機または無機酸のアニオン
を表し、Meは一価の金属原子またはアンモニウムイオ
ンを表す。)を表し、Zは酸素原子または窒素原子を表
す。〕で表される化合物である請求項17記載の組成
物。 - 【請求項19】 エチレン系不飽和モノマーがメタクリ
レートおよびアクリレートの混合物である請求項17記
載の組成物。 - 【請求項20】 上記モノマーまたはモノマー混合物を
基準として0.01モル%ないし30モル%の量で式
(Ia)または(Ib)で表される化合物が存在する請
求項1記載の組成物。 - 【請求項21】 エチレン系不飽和モノマーまたはオリ
ゴマーの少なくとも一種のフリーラジカル重合によりオ
リゴマー、コオリゴマー、ポリマーまたはコポリマー
(ブロックまたはランダム)を製造する方法であって、
請求項1記載の式(Ia)または(Ib)で表される開
始剤化合物の存在下で、O−X結合の開裂を起こして二
つのフリーラジカル(該ラジカル・Xは上記重合を開始
し得る)が形成され得る反応条件下において上記モノマ
ーまたはモノマー/オリゴマーを(共)重合することか
らなる方法。 - 【請求項22】 O−X結合の開裂が超音波処理、加熱
またはγからマイクロ波までの範囲の電磁線への曝露に
より行われる請求項21記載の方法。 - 【請求項23】 O−X結合の開裂が加熱により行わ
れ、そして50℃および160℃の間の温度で起こる請
求項21記載の方法。 - 【請求項24】 次式(IIa)または(IIb) 【化7】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し(ただし式(IIa)においてQが直接
結合、−CH2 −またはCOを表す場合、R1 、R2 、
R3 またはR4 の少なくとも一個はメチル基とは異な
る。);R5 、R6 およびR7 は独立して水素原子、炭
素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原子数6
ないし10のアリール基を表し;Xは−CH(アリー
ル)2 −、−CH2 −アリール、 【化8】 −CH2 −CH2 −アリール、 【化9】 (炭素原子数5ないし6のシクロアルキル)2 CCN、
炭素原子数5ないし6のシクロアルキリデン−CCN、
(炭素原子数1ないし12のアルキル)2 CCN、−C
H2 CH=CH2 、(炭素原子数1ないし12の)アル
キル−CR30−C(O)−(炭素原子数1ないし12
の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル
−CR30−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)ア
リール、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR
30−C(O)−(炭素原子数1ないし12の)アルコキ
シ、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
C(O)−フェノキシ、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−C(O)−N−ジ(炭素原子数1な
いし12の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)
アルキル−CR30−CO−NH(炭素原子数1ないし1
2の)アルキル、(炭素原子数1ないし12の)アルキ
ル−CR30−CO−NH2 、−CH2 CH=CH−CH
3 、−CH2 −C(CH3 )=CH2 、−CH2 −CH
=CH−フェニル、 【化10】 −O−C(O)−炭素原子数1ないし12のアルキル、
−O−C(O)−(炭素原子数6ないし10の)アリー
ル、(炭素原子数1ないし12の)アルキル−CR30−
CN、 【化11】 (式中、R30は水素原子または炭素原子数1ないし12
のアルキル基を表す。)からなる群から選択され、Z1
は酸素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、O
H、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18
のアルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 の一個もしくはそれ以上により置換された
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、酸素原子および/またはNR5 基の少なく
とも一個により中断された炭素原子数2ないし18のア
ルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル基
または炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子
数7ないし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5ない
し10のヘテロアリール基、−C(O)−炭素原子数1
ないし18のアルキル基、−O−炭素原子数1ないし1
8のアルキル基または−COO−炭素原子数1ないし1
8のアルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基C
R9 R10、CR9 R10−CR11R12、CR9 R10CR11
R12CR13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)
(式中、R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独
立して水素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表す。)を表し;アリール基は未置
換または炭素原子数1ないし12のアルキル基、ハロゲ
ン原子、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基、炭素
原子数1ないし12のアルキルカルボニル基、ジグリシ
ジルオキシ基、OH、−COOHまたは−COO−炭素
原子数1ないし12のアルキル基により置換されたフェ
ニル基またはナフチル基を表す。〕で表される化合物
(ただし化合物(A)および(B) 【化12】 は除外される。)。 - 【請求項25】 次式(IIc)、(IId)、(II
e)、(IIf)、(IIg)または(IIh) 【化13】 (式中、R1 ないしR12は請求項24に定義された通り
の意味を有し、そしてXは−CH2 −フェニル、CH3
CH−フェニル、(CH3 )2 C−フェニル、(C
H3 )2 CCN、−CH2 CH=CH2 、CH3 CH−
CH=CH2 およびO−C(O)−フェニルからなる群
から選択される。)で表される請求項24記載の化合
物。 - 【請求項26】 a)エチレン系不飽和モノマーまたは
オリゴマーの少なくとも一種;およびb)次式(III
a)または(IIIb) 【化14】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し;R5 、R6 およびR7 は独立して水素
原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素
原子数6ないし10のアリール基を表し;Z1 は酸素原
子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニ
ル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし18のアルキル
基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子
数3ないし18のアルキニル基、酸素原子および/また
はNR5 基の少なくとも一個により中断された炭素原子
数2ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし12
のシクロアルキル基または炭素原子数6ないし10のア
リール基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル
基、炭素原子数5ないし10のヘテロアリール基、−C
(O)−炭素原子数1ないし18のアルキル基、−O−
炭素原子数1ないし18のアルキル基または−COO−
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;Qは直接
結合または二価の基CR9 R10、CR9 R10−CR11R
12、CR9 R10CR11R12CR13R14、C(O)または
CR9 R10C(O)(式中、R9 、R10、R11、R12、
R13およびR14は独立して水素原子、フェニル基または
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表す。)を表
し;ただし式(IIIa)において、Qが直接結合であ
り、そしてZ1 がNR8 を表す場合、R1 、R2 、R3
またはR4 の少なくとも三個はメチル基より高級なアル
キル基を表すか;あるいはQがCH2 を表し、そしてZ
1 がOを表す場合、R1 、R2 、R3 またはR4 の少な
くとも一個はメチル基より高級なアルキル基を表すか;
あるいはQがCH2 またはC(O)を表し、そしてZ1
がNR8 を表す場合、R 1 、R2 、R3 またはR4 の少
なくとも二個はメチル基より高級なアルキル基を表す
か、または一個がメチル基より高級なアルキル基を表
し、そしてR1 およびR2 またはR3 およびR4 は結合
している炭素原子と一緒になって炭素原子数3ないし1
2のシクロアルキル基を形成する。〕で表される化合
物;c)エチレン系不飽和モノマーの重合を開始させ得
るフリーラジカル源;からなる重合性組成物。 - 【請求項27】 上記化合物が次式(IIIc)、(I
IId)、(IIIe)、(IIIf)、(IIIg)
または(IIIh) 【化15】 (式中、R1 ないしR12は請求項26に定義された通り
の意味を有する。)で表される請求項26記載の組成
物。 - 【請求項28】 次式(IIIa)または(IIIb) 【化16】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表すか、あるいはR1 およびR
2 ならびに/またはR3 およびR4は結合している炭素
原子と一緒になって炭素原子数3ないし12のシクロア
ルキル基を表し;R5 、R6 およびR7 は独立して水素
原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素
原子数6ないし10のアリール基を表し;Z1 は酸素原
子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、OH、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のアルキニ
ル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし18のアルキル
基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子
数3ないし18のアルキニル基、酸素原子および/また
はNR5 基の少なくとも一個により中断された炭素原子
数2ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし12
のシクロアルキル基または炭素原子数6ないし10のア
リール基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル
基、炭素原子数5ないし10のヘテロアリール基、−C
(O)−炭素原子数1ないし18のアルキル基、−O−
炭素原子数1ないし18のアルキル基または−COO−
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し;Qは直接
結合または二価の基CR9 R10、CR9 R10−CR11R
12、CR9 R10CR11R12CR13R14、C(O)または
CR9 R10C(O)(式中、R9 、R10、R11、R12、
R13およびR14は独立して水素原子、フェニル基または
炭素原子数1ないし18のアルキル基を表す。)を表
し;ただし式(IIIa)において、Qが直接結合であ
り、そしてZ1 がNR8 を表す場合、R1 、R2 、R3
またはR4 の少なくとも三個はメチル基より高級なアル
キル基を表すか;あるいはQがCH2 を表し、そしてZ
1 がOを表す場合、R1 、R2 、R3 またはR4 の少な
くとも一個はメチル基より高級なアルキル基を表すか;
あるいはQがCH2 またはC(O)を表し、そしてZ1
がNR8 を表す場合、R 1 、R2 、R3 またはR4 の少
なくとも二個はメチル基より高級なアルキル基を表す
か、または一個がメチル基より高級なアルキル基を表
し、そしてR1 およびR2 またはR3 およびR4 は結合
している炭素原子と一緒になって炭素原子数3ないし1
2のシクロアルキル基を形成する。〕で表される化合
物。 - 【請求項29】 R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに
独立して未置換またはOHもしくは−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基
を表し;R5 は水素原子または炭素原子数1ないし4の
アルキル基を表し;R6 およびR7 は独立して水素原
子、メチル基またはエチル基を表し;Z1 は酸素原子ま
たはNR8 を表し;Qは直接結合または二価の基C
H2 、CH2 CH2 、CH2 −CH2 −CH2 、C
(O)、CH2 C(O)またはCH2 −CH−CH3 を
表し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基またはOHにより置換された炭素原子数1ないし4
のアルキル基、またはベンジル基を表す請求項28記載
の化合物。 - 【請求項30】 次式(Xa)または(Xb) 【化17】 (式中、R1 ないしR7 、QおよびZ1 は請求項1に定
義された通りである。)で表されるオキシアミン基の少
なくとも一個が結合しているポリマーまたはオリゴマ
ー。 - 【請求項31】 次式(IVa)または(IVb) 【化18】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに独立して
炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3な
いし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18のア
ルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−C
(O)−R5 により置換された炭素原子数1ないし18
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数3ないし18のアルキニル基、酸素原子
および/またはNR5 基の少なくとも一個により中断さ
れた炭素原子数2ないし18のアルキル基、炭素原子数
3ないし12のシクロアルキル基または炭素原子数6な
いし10のアリール基を表し;R5 、R6 およびR7 は
独立して水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル
基または炭素原子数6ないし10のアリール基を表し;
Z1 は酸素原子またはNR8 を表し;R8 は水素原子、
OH、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子
数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし1
8のアルキニル基、OH、ハロゲン原子または基−O−
C(O)−R5 の一個もしくはそれ以上により置換され
た炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3
ないし18のアルケニル基、炭素原子数3ないし18の
アルキニル基、酸素原子および/またはNR5 基の少な
くとも一個により中断された炭素原子数2ないし18の
アルキル基、炭素原子数3ないし12のシクロアルキル
基または炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原
子数7ないし9のフェニルアルキル基、炭素原子数5な
いし10のヘテロアリール基、−C(O)−炭素原子数
1ないし18のアルキル基、−O−炭素原子数1ないし
18のアルキル基または−COO−炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表し;Qは直接結合または二価の基
CR9 R10、CR9 R10−CR11R12、CR9 R10CR
11R12CR13R14、C(O)またはCR9 R10C(O)
(式中、R9 、R10、R11、R12、R13およびR14は独
立して水素原子、フェニル基または炭素原子数1ないし
18のアルキル基を表す。)を表す。〕で表される化合
物(ただし式(IVa)または(IVb)で表される化
合物が五,六または七員環を表す場合、R1 、R2 、R
3 およびR4 の少なくとも二個はメチル基とは異なり、
そしてR1 、R2 、R3 、R4 の置換パターン;メチル
基、メチル基、ブチル基、ブチル基またはメチル基、エ
チル基、メチル基、エチル基は除外される。)。 - 【請求項32】 R1 、R2 、R3 およびR4 は互いに
独立して未置換またはOHまたは基−O−C(O)−R
5 により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基
を表し、R5 は水素原子または炭素原子数1ないし4の
アルキル基を表し、R6 およびR7 は独立して水素原
子、メチル基またはエチル基を表し;Z1 は酸素原子ま
たはNR8 を表し;Qは直接結合または二価の基C
H2 、CH2 CH2 、CH2 −CH2 −CH2 、C
(O)、CH2 C(O)またはCH2 −C−CH3 を表
し;R8 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基またはOHにより置換された炭素原子数1ないし4の
アルキル基、またはベンジル基を表す請求項31記載の
化合物。 - 【請求項33】 R1 、R2 、R3 およびR4 の少なく
とも三個がメチル基とは異なる請求項31記載の化合
物。 - 【請求項34】 次式(Vc) 【化19】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は独立して炭素原
子数1ないし18のアルキル基を表し、ただしそのうち
少なくとも三個はメチル基の他であり、そしてR 8 は請
求項30に定義された通りである。)で表される化合物
の製造方法であって、不活性溶媒中触媒存在下において
次式(XXI) 【化20】 で表される1,1−ジアルキルグリシンアミドと次式
(XXII) 【化21】 で表されるケトンとを反応させることにより次式(V
c) 【化22】 で表される化合物を導く方法。 - 【請求項35】 エチレン系不飽和モノマーまたはオリ
ゴマーを重合するために請求項1記載の式(Ia)また
は(Ib)で表される化合物を使用する方法。 - 【請求項36】 エチレン系不飽和モノマーまたはオリ
ゴマーを重合するために請求項26記載の式(III
a)または(IIIb)で表される化合物をフリーラジ
カル源と共に使用する方法。
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