JP2002161114A - アクリロニトリル系重合体およびその製造法 - Google Patents
アクリロニトリル系重合体およびその製造法Info
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Abstract
力学的特性、プロセス性、製造コストのバランスのよい
工業生産に適したPAN系重合体およびその製造法を提
供せんとするものである。 【解決手段】本発明のPAN系重合体は、Mwが1〜4
0万で、Mw/Mnが1.3〜2.0であることを特徴
とするものであり、かかるPAN系重合体の製造法は、
PAN系重合体を製造するに際し、潜在性安定ラジカル
源を、全共重合系ビニルモノマーの0.001〜1モル
%加えることを特徴とするものである。
Description
ープであり、広範なプロセスへの適応が容易で、成形性
に優れ、高強度炭素繊維前駆体などの製造に適したアク
リロニトリル系重合体およびその製造法に関するもので
ある。
強度・比弾性率が高いことから、宇宙航空関係、レジャ
ー用品及び工業材料等の各種補強材料の強化材として広
く用いられている。炭素繊維の原料としては、セルロー
ス、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール、塩化ビニ
リデン、ピッチ、ポリアクリロニトリル(以下、単にP
ANという)等何種類か挙げられる。この中でPAN系
繊維から得られる炭素繊維は比強度、比弾性率などの力
学特性に優れており、品質、性能を均一かつ安定的に製
造できるため、広く工業的に生産されている。
いては、繊維の力学的特性、プロセス性、製造コストの
観点からこれまで様々な検討が加えられてきた。その製
糸プロセスで重要視される原糸の特性の一つに延伸性が
挙げられる。延伸性が高いポリマーほど延伸倍率が大き
く製糸速度が速くでき、生産効率が向上するからであ
る。
よりも延伸性に富む他のビニル系モノマーを共重合成分
に組み込む方法がある。しかし、かかる共重合成分の含
有量が多くなると、続く耐炎化工程において耐熱性の低
下により収率が低下するという欠点を有している。もう
一つは、分子量分布の狭いPAN系ポリマーを用いる方
法である。延伸性に乏しいポリマーは糸切れを起こしや
すいが、これは主に低分子量分が原因である。より具体
的には、例えば重量平均分子量(以下、単にMwとい
う)が同じであっても数平均分子量(以下、単にMnと
いう)が小さい(すなわち低分子の割合が多い)ポリマ
ーはMnの大きいポリマーよりも糸切れを起こしやす
い。また、単糸接着防止の観点からも低分子量成分の含
有は好ましくない。
法については、例えば、特開昭63−182317号公
報、特開昭61−275309号公報、特開平3−23
4720号公報、特開昭61−97415号公報に記載
がある。
均一溶液重合であり、重合中にポリマーが析出し、製糸
の原液として使用する場合には、濾別、再溶解の工程が
必要となり、作業が繁雑となる。
融賦形可能なPAN系重合体を得るための製法として紹
介されているが、溶融賦形を実現するためにはMwを数
万以下に抑える必要があり、これは、力学的特性の点か
ら好ましくない。また、流動性を確保するために共重合
成分としてメチルアクリレート等のビニルモノマーを共
重合成分として含有させなければならず、これは炭化収
率が低下する点で不利である。
合で、従来の懸濁重合に比べ、重量平均分子量(以下、
単にMwという)と数平均分子量(以下、単にMnとい
う)の比で表される分子量分布(以下、単にMw/Mn
という)の狭いPANが得られるとしているが、実際に
は、Mw/Mnは2.0以上であり、Mw40万以下の
PAN系重合体であって、かかる重合体では、十分な延
伸性が得られない。
濁重合でMw/Mnが7.0以下のPAN系重合体が得
られるとしているが、実施例などからもわかるように、
この製法では、Mw/Mnが2.0以下のPAN系重合
体を得ることは実質困難であり、さらにMw40万以下
のPAN系重合体も得られず、十分な延伸性が得られな
い。
報、特開平3−2347200号公報、特開昭61−9
7415号公報に関しては、取り扱っているPAN系重
合体がMw40万以上と高いものである。平均分子量そ
のものを高くすると、原理的には延伸倍率が高く、力学
的特性に有利な繊維ができるが、反面、原液の粘度が高
くなり、口金からの吐出がスムーズに行かなくなった
り、それを避けるためにポリマー濃度を下げると、生産
効率低下、廃液量の増大を招き工業生産のプロセスへの
適応が困難となる。すなわち、かかる超高分子量重合体
は、これらの欠点を有するので、高強度炭素繊維の前駆
体として総合的に見てバランスの良いポリマーとは言い
難いものであった。
技術の背景に鑑み、分子量分布が狭く、延伸性に優れ、
力学的特性、プロセス性、製造コストのバランスのよい
工業生産に適したPAN系重合体およびその製造法を提
供せんとするものである。
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明のPAN系重合体は、Mwが1〜
40万で、Mw/Mnが1.3〜2.0であることを特
徴とするものであり、かかるPAN系重合体の製造法
は、PAN系重合体を製造するに際し、ラジカルスカベ
ンジャーおよび/または潜在性安定ラジカル源を、全共
重合系ビニルモノマーの0.001〜1モル%加えるこ
とを特徴とするものである。
量分布が狭く、力学的特性、プロセス性、製造コストの
バランスが良く工業生産に適したPAN系重合体につい
て、鋭意検討し、ラジカルスカベンジャーと呼ばれる安
定ラジカルや潜在性安定ラジカル源となる有機化合物
を、アクリロニトリルを溶液重合する際に、添加してみ
たところ、意外にも、かかる課題を一挙に解決すること
を究明したものである。
wが、1〜40万で、Mw/Mnが1.3〜2.0と、
極めて狭いことが特徴的であるが、繊維の力学的特性、
プロセス性、製造コストのバランスを考慮すると、Mw
が好ましくは数万〜40万、Mw/Mnは好ましくは2
以下であり、さらに好ましくは原液中のポリマー濃度が
10〜30%の範囲であるPAN系重合体がよい。
PAN系重合体の、Mwは1〜40万、好ましくは10
万〜20万がよい。Mwが1万未満では分子量が低すぎ
て、高強度炭素繊維前駆体としての強度が不足し、単糸
間接着を起こしやすい。40万を越える超高分子量にな
ると、溶剤への溶解性が小さくなるので、紡糸原液中の
ポリマー濃度が小さくなり、生産性が悪くなる傾向があ
る。
1.9、より好ましくは1.3〜1.8である。本発明
は、このような特定な分子量分布の狭いPAN系重合体
を製造したことによって、延伸性に優れた前駆体を提供
することができ、かつ、高質な高強度炭素繊維を容易に
提供することができることを究明したものである。
たポリマであるが、かかる延伸性が高いポリマーである
ほど、延伸倍率が大きく、製糸速度を速くすることがで
き、生産効率を向上させることができるが、Mw/Mn
が2を越えると、低分子成分が多分に含まれるため、糸
切れが十分に改善されず、延伸性に劣る欠点を有するも
のとなる。かかるMw/Mnは1に近い方が、延伸性に
優れたものを提供するので好ましいが、実際の重合で、
収率よく重合体を得るためには、Mw/Mnの下限を
1.3程度に制御するのが好ましい。
リロニトリル成分は50〜100モル%がよく、好まし
くは90〜99.9モル%、より好ましくは93〜9
9.8モル%である。アクリロニトリル成分が50%未
満では、炭化収率が極端に小さくなり、力学的特性も満
足なものが得られない。
た延伸性を有し、もって繊維の力学的特性、プロセス
性、製造コストのバランスに優れた特徴を有するもので
あるが、その製造方法としては、アクリロニトリルを溶
液重合する際に、潜在性安定ラジカル源を添加してみ
て、初めて、達成されることを発見したものである。
得るには、重合中に成長ラジカルとモノマーの反応が選
択的に進行することが必要であるが、実際のラジカル重
合では、ポリマーの成長種が中性のラジカル種であり、
成長種同士が副反応を起こすため、分子量分布を制御す
ることは困難である。そこで、ラジカルスカベンジャー
と呼ばれる安定ラジカルや潜在性安定ラジカル源を添加
してみたところ、この化合物は、酸素中心ラジカルやビ
ニルモノマーと反応せず、炭素中心ラジカルと素早く結
合し、かつ、結合・解離が可逆的で、その交換反応が十
分に速いので、成長種同士の副反応を抑制し、系内に存
在する成長ラジカルの割合を制限することができるの
で、該PAN系重合体の分子量分布を有効に制御するこ
とを突き止めて、本発明に到達したものである。
ニトロキシド、潜在性安定ラジカル源としては、ジフェ
ニルメタンおよびトリフェニルメタンから選ばれた少な
くとも1種の構造を有する有機化合物、あるいは、硫黄
化合物を使用することができる。
な化合物が好ましく使用される。
タン構造を有する有機化合物または硫黄化合物は、熱や
光で安定ラジカルを発生させるものであり、かかる化合
物としては下記のような化合物が好ましく使用される。
たは潜在性安定ラジカル源である化合物の添加量は、全
モノマーに対して、0.001〜1モル%、好ましく
は、0.005〜0.1モル%がよい。0.001モル
%より少ないと、添加した効果が小さく、1モル%を越
えると、該化合物の連鎖移動による重合抑制が顕著とな
り、重合時間が長大となるので好ましくない。
る。均一溶液重合は、平均分子量、分子量分布の制御が
しやすく、重合後の後処理が簡易に行えて、プロセス
性、製造コストの面で優れているからである。
濃度は、好ましくは10〜80重量%がよく、さらに好
ましくは20〜70重量%がよい。全モノマー濃度が1
0重量%未満では、重合の生産性が低く、そのままで
は、低濃度で低粘度すぎて紡糸原液には適さない。全モ
ノマーが80重量%を越えると、重合で生成するポリマ
ーが析出し、不均一系になり、操作性が悪くなると共
に、平均分子量、分子量分布の制御にも支障を来すので
好ましくない。
仕込むモノマーとしては、共重合性を有するビニル化合
物の中から、その目的に応じて選択すればよく、特に限
定されないが、アクリル酸、イタコン酸、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、酢酸ビニ
ル、アリルスルホン酸ソーダ、メタリルスルホン酸ソー
ダ、p−スチレンスルホン酸ソーダ等を例示することが
できる。
液重合を行う観点から、アクリロニトリル、上述した共
重合成分として仕込むモノマーおよびPAN系重合体に
対し溶解性を有する溶剤がよい。該当する溶剤として
は、例えば、ジメチルスルホキシド(以下、単にDMS
Oという)、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムア
ミド(以下、単にDMFという)、チオシアン酸ソーダ
および塩化亜鉛の濃厚水溶液、硝酸などがあるが、好ま
しくは連鎖移動定数が1×10-4以下であるDMSO、
チオシアン酸ソーダや塩化亜鉛の濃厚水溶液がよく、特
に好ましくはDMSOがよい。
には、ラジカル重合開始剤が用いられる。かかるラジカ
ル開始剤としては、過酸化物やアゾ化合物等の熱重合開
始剤、放射線、紫外線により励起される光開始剤等が用
いられるが、好ましくはアゾ系熱重合開始剤がよく、特
に好ましくはアゾビスイソブチロニトリル(以下、単に
AIBNという)、アゾビスジメチルバレロニトリル、
アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニト
リル)がよい。
た延伸性を有し、かつ、繊維の力学的特性、プロセス
性、製造コストのバランスに優れた、高質な高強度炭素
繊維を提供するのに好適なものである。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
ミエーション・クロマトグラフィー(以下、単にGPC
という)法により、下記の測定装置および条件を用いて
測定したGPC曲線より、分子量分布曲線を求め、M
n,Mwを算出した。
して単分散ポリスチレンを用い、ユニバーサルキャリブ
レーション法により求めた。
ルにトリル系重合体への分子量変換は、次式の各係数を
用いて行った。
371部、AIBN0.4部、2,2,6,6-テトラ
メチル-1-ピリジニルオキシ(TEMPO)部0.04
部を還流管、攪拌バネを備えた反応容器に仕込んだ。窒
素置換後、65℃で5時間、75℃で7時間加熱し重合
液を得た。得られた重合液11.20gを取り水に注い
でポリマーを沈殿させ、それを熱湯で2時間洗浄、70
℃で4時間乾燥して、乾燥ポリマー2.11g(ポリマ
ーの収率88%)を得た。乾燥ポリマーをDMFで稀釈
し、GPCで分析したところMwは14.5×104 、
Mw/Mnは1.7であった。
ンモニア中和した後、50℃に保温して紡糸原液とし
た。これを孔径0.15mmのノズルから0.06g/分
の割合で、30%のDMSOを含む5℃の水溶液中に、
ノズル面から5mmの空気層を介して吐出した。次いでそ
の凝固糸を70℃の水中に浸漬しながら30m/分で引
き取り、油剤処理し、200℃の加熱ローラーに接触
後、スチームで延伸しながら巻き取った。最終巻取速度
150m/分で巻き取った糸の引張強度は5.0dte
xであった。最終巻取速度を150m/分から次第に速
めてゆき、糸が破断したときの速度は、340m/分で
あった(最大延伸倍率34)。 実施例2 TEMPOを0.08部に替えた以外は実施例1と同様
の方法で重合を行い、重合液を得た。重合液12.6g
を取り水に注いでポリマーを沈殿させ、それを熱湯で2
時間洗浄、70℃で4時間乾燥して、乾燥ポリマー2.
34g(ポリマーの収率87%)を得た。乾燥ポリマー
をDMFで稀釈し、GPCで分析したところMwは1
3.5×104 、Mw/Mnは1.8であった。実施例
1と同様に製糸した結果、最大延伸倍率は34と高い値
であった。
371部、AIBN0.2部、1,1,2,2-テトラ
フェニル-1,2-ジシアノエタン部0.2部を還流管、
攪拌バネを備えた反応容器に仕込んだ。窒素置換後、6
5℃で5時間、75℃で7時間加熱し重合液を得た。得
られた重合液10.8gを取り水に注いでポリマーを沈
殿させ、それを熱湯で2時間洗浄、70℃で4時間乾燥
して、乾燥ポリマー1.99g(ポリマーの収率86
%)を得た。乾燥ポリマーをDMFで稀釈し、GPCで
分析したところMwは13.9×104 、Mw/Mnは
1.7であった。実施例1と同様に製糸した結果、最大
延伸倍率は35と高い値であった。
371部、AIBN0.4部、オクチルメルカプタン1
部を還流管、攪拌バネを備えた反応容器に仕込んだ。窒
素置換後、65℃で5時間、75℃で7時間加熱し重合
液を得た。得られた重合液10.10gを取り水に注い
でポリマーを沈殿させ、それを熱湯で2時間洗浄、70
℃で4時間乾燥して、乾燥ポリマー1.90g(ポリマ
ーの収率88%)を得た。乾燥ポリマーをDMFで稀釈
し、GPCで分析したところMwは14.0×104 、
Mw/Mnは2.1であった。実施例1と同様に製糸し
た結果、最大延伸倍率は27と低いものであった。
同様の方法で重合を行い、、重合液を得た。重合液1
1.4gを取り水に注いでポリマーを沈殿させ、それを
熱湯で2時間洗浄、70℃で4時間乾燥して、乾燥ポリ
マー2.00g(ポリマーの収率82%)を得た。乾燥
ポリマーをDMFで稀釈し、GPCで分析したところM
wは11.9×104 、Mw/Mnは2.5であった。
倍率は22と低いものであった。
よび潜在性安定ラジカル種を加えた系では分子量分布が
2未満の重合液が得られた。これに対し、チオール型連
鎖移動剤を加えた系(比較例1)、ニトロキシル化合
物、連鎖移動剤連鎖いずれも添加しない系(比較例2)
では、分子量分布がそれぞれ2.1、2.5であった。
このことから、ニトロキシドおよび潜在性安定ラジカル
源が分子量分布シャープ化に効果があることが確認でき
た。
15倍延伸時の引張強度に違いは見られないが、ニトロ
キシドを添加して得た、Mw/Mnがより狭い重合体を
用いた方が、糸切れ速度が大であり、延伸性が優れてい
ることを確認できた。
であり、現行プロセスへの適応が容易で、成形性に優
れ、高強度炭素繊維前駆体などの製造に適したアクリロ
ニトリル系重合体を提供することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】重量平均分子量(Mw)が1〜40万で、
分子量分布(Mw/Mn)が1.3〜2.0であること
を特徴とするアクリルニトリル系重合体。 - 【請求項2】請求項1において、アクリロニトリル成分
が50〜100モル%含まれることを特徴とするアクリ
ロニトリル系重合体。 - 【請求項3】アクリルニトリル系重合体を製造するに際
し、ラジカルスカベンジャーおよび/または潜在性安定
ラジカル源を、全共重合系ビニルモノマーの0.001
〜1モル%加えることを特徴とするアクリルニトリル系
重合体の製造法。 - 【請求項4】ラジカルスカベンジャーが、ニトロキシド
構造を有する有機化合物、あるいは、硫黄化合物である
ことを特徴とする請求項3記載のアクリルニトリル系重
合体の製造法。 - 【請求項5】該潜在性安定ラジカル源が、ジフェニルメ
タンおよびトリフェニルメタンから選ばれた少なくとも
1種の構造を有する有機化合物、あるいは、硫黄化合物
であることを特徴とする請求項3記載のアクリルニトリ
ル系重合体の製造法。
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