JP2000106649A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000106649A
JP2000106649A JP11183776A JP18377699A JP2000106649A JP 2000106649 A JP2000106649 A JP 2000106649A JP 11183776 A JP11183776 A JP 11183776A JP 18377699 A JP18377699 A JP 18377699A JP 2000106649 A JP2000106649 A JP 2000106649A
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雄一 中野
Akira Kumano
晃 熊野
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    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/12Generating the spectrum; Monochromators
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    • G01J2003/1213Filters in general, e.g. dichroic, band
    • G01J2003/1221Mounting; Adjustment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置において、互いに逆方向に直進する
複数の絞り羽根により形成される絞り開口をNDフィル
タで覆うようにした露出制御機構に関し、より小さな画
面寸法の撮像素子であっても回折による画質の劣化を防
止する。 【解決手段】 撮像レンズ系51へ入射した光束の光量
を調節するための露出制御機構1を有し、露出制御機構
は、光軸に直交する面上を絞り羽根2,3が互いに反対
方向に移動することにより絞り開口15を形成する絞り
と少なくとも2種の異なった透過率のNDフィルタ部2
1a、21b、21c、21dを有すると共に、絞り開
放状態から透過光量を制限する方向に変位するとき、開
放から所定の開口までは絞り羽根によって開口面積を制
限し、次に所定の開口を維持したままNDフィルタをそ
の透過率の高いフィルタ部から順に絞り開口に進入させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに逆方向に直
進する複数の絞り羽根により形成される絞り開口をND
フィルタで覆うようにした撮像装置における露出制御機
構に関し、小さな画面寸法の撮像素子であっても回折に
よる画質の劣化を抑制することができるようにする技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等の撮像装置には、複数の
絞り羽根を光軸回りに回動させて開口径の調整を行う所
謂「虹彩絞り」に替えて、一の直線上を互いに逆方向に
移動する2枚の絞り羽根を用いて小型化と軽量化並びに
コストの低減を図った露出制御機構が使用されるように
なってきている。
【0003】ところが、被写体が明るいときに、開口径
が小さくなりすぎると、回折による画質の劣化と焦点深
度の増大によるゴミの写り込みが問題となる。
【0004】そこで、絞り羽根の1枚にNDフィルタを
貼り付けて該NDフィルタが絞り羽根の開口径形成用切
欠内に突出するようにして、極端な小絞りになるのを防
ぐようにしたものがある。
【0005】図14は、従来の撮像装置に用いられてい
る露出制御機構の一例aを示すものである。
【0006】露出制御機構aは、2つの絞り羽根b、c
とこれら絞り羽根b、cを駆動するための駆動手段dと
から成る。
【0007】一方(前側)の絞り羽根bは、その下縁に
開口径形成用切欠eが形成されており、また、絞り羽根
bの右側縁寄りの位置には上下方向に延びる被案内スリ
ットf、fが上下に離間して形成されている。また、左
側縁に寄った位置にも上下方向に延びる被案内スリット
gが形成されている。
【0008】尚、各図において矢印で示す、U方向、D
方向、L方向、R方向、F方向又はB方向は、それぞ
れ、上方、下方、左方、右方、前方又は後方を意味する
ものとする。
【0009】また、絞り羽根bの右の上に形成された被
案内スリットfの直ぐ上の位置に左右に長い連結長孔h
が形成されている。
【0010】そして、光通過孔が形成された図示しない
筐体に設けられた案内ピンが被案内スリットf、f及び
gに各別に摺動自在に係合され、これによって絞り羽根
bは該筐体に上下方向に摺動自在に支持される。
【0011】他方(後側)の絞り羽根cは、その上縁に
開口径形成用切欠iが形成され、NDフィルタjが開口
径形成用切欠iの下端部を覆うように取着されている。
絞り羽根cの左側縁寄りの位置には上下方向に延びる被
案内スリットk、kが上下に離間して形成されている。
また、右側縁に寄った位置にも上下方向に延びる被案内
スリットlが形成されている。尚、NDフィルタjは、
10%の透過率のものが用いられている。
【0012】また、絞り羽根cの左の上側に形成された
被案内スリットkの直ぐ上の位置に左右に長い連結長孔
mが形成されている。
【0013】そして、上記図示しない筐体に設けられた
案内ピンが被案内スリットk、k及びlに各別に摺動自
在に係合され、これによって絞り羽根cは該筐体に上下
方向に摺動自在に支持される。
【0014】駆動手段dは、上記図示しない筐体の上部
に取着された駆動モータnと該駆動モータnの回転軸に
固定された操作アームoとを有する。
【0015】操作アームoは略左右方向に長く、その中
央部が駆動モータnの回転軸に固定されており、また、
その左右両端部には連結ピンp、pが突設されている。
【0016】そして、操作アームoの右側の連結ピンp
が絞り羽根bの連結長孔hに、また、左側の連結ピンp
が絞り羽根cの連結長孔mに、それぞれ摺動自在に係合
される。
【0017】従って、駆動モータnを駆動して操作アー
ムoを回動させれば、その連結ピンpとpとはそれぞれ
反対の方向に移動するので、これらと連結されている絞
り羽根bとcとは上下方向にかつ反対の方向に移動する
ことになる。これによって、2つの絞り羽根bとcの開
口径形成用切欠e、iによって限定される絞り開口qが
変化することになる。
【0018】図15は、上記露出制御機構aの絞り羽根
b、cを移動させて、絞り開口qを開放状態(図15
(a))から小絞り状態(図15(f))まで順次絞っ
たときの絞り開口qとNDフィルタjが絞り開口qを覆
う様子を示したものである。
【0019】図16は、図15の絞り開口qの各開口径
に対応したMTF(modulation trans
fer function:変調伝達関数)値を示した
ものである。尚、MTF値はテレビジョン解像度約26
0本に相当する空間周波数における垂直方向の性能(水
平方向の線像)を波動光学的に計算で求めた白色MTF
値の回折限度の値である。また、NDフィルタjの大き
さは、NDフィルタjにより絞り開口qの全面を覆った
瞬間(図15(e)参照)における絞り開口qの大きさ
がF5.6相当になるように決定し、そのときのMTF
値は0.73となっている。
【0020】尚、MTF値は、撮像素子の画面寸法の対
角線長が4.5mmで、画像ピッチがおよそ5μmで、
有効画素数が38万画素の動画ビデオカメラにおいて、
画質を代表する周波数として、テレビジョンの解像度2
60本に相当する空間周波数48本/mmの値に着目
し、図15の(a)から(f)において回析の影響が顕
著に現れる垂直方向の性能(水平方向の線像)を波動光
学的に計算で求めた白色MTF値の回析限界の値であ
る。
【0021】従って、画質の劣化は、MTF値が所定値
以上ならば許容され、従来、例えば、MTF値=0.6
5を許容値としている。また、MTF値は、画質の劣化
がどの程度なら許容されるかという許容値であり、絶対
的な値ではない。
【0022】そして、従来の撮像素子の画面の対角線寸
法が4.5mmの場合には、図16の実線で示すよう
に、絞り羽根b、cを絞って行くと、MTF値は徐々に
低下して、開口径(d)の状態において極小値をとり、
再び、上昇して、開口径(e)の状態において極大値を
とり、その後、MTF値は低下する。
【0023】開口径(d)において、MTF値が極小値
をとるのは、絞り羽根bとNDフィルタjとで囲まれた
素通し部が恰も小絞りのようになって回折が発生し、中
間絞りにおける画質が劣化するからである。
【0024】更に、絞り羽根b、cを絞って行くと、M
TF値が再び上昇し開口径(e)において極大値をと
る。これは、開口径(d)の状態から絞り開口qがすべ
てNDフィルタjにより覆われた開口径(e)になるま
での間に、回折の影響が徐々に減少してMTF値が上昇
し、開口径(e)から更に絞り開口qを絞ると、再び、
回折の影響によりMTF値が低下するからである。
【0025】そして、従来、開放絞り(a)から小絞り
(f)までの間のすべての状態において、MTF値が
0.65以上になるように、NDフィルタjの透過率を
設計している。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、撮像
装置においては、撮像素子の画面寸法が小さくなる傾向
にあり、撮像素子の画面寸法が小さくなると画素ピッチ
が細かくなって、回折の影響が大きくなり、十分な画質
を得られなくなっている。例えば、従来の撮像素子の画
質の対角線寸法は4.5mmであったが、近年、その対
角線寸法は2.25mmとなっており、テレビジョン解
像度約260本に相当する空間周波数は、対角線寸法が
4.5mmの場合には48本/mm、対角線寸法2.2
5mmの場合には96本/mmとなっている。この画素
ピッチのまま対角線寸法4.5mmの撮像素子とする
と、150万画素の静止画用ビデオカメラの画質を代表
する周波数に相当する。
【0027】そして、画面の対角線寸法が2.25mm
の撮像素子を上記従来の露出制御機構aに用いた場合に
は、空間周波数が2倍となるため、回折の影響が著しく
大きくなってしまい、画質の劣化が問題となる。
【0028】即ち、上記従来の露出制御機構aをこのよ
うな小型の撮像素子と組み合わせると、MTF値は図1
6の破線で示すようなグラフとなり、開口形状(b)の
状態からやや絞った状態で、MTF値は0.65以下と
なってしまい、到底、採用することはできず、結局、従
来のような露出制御機構aにあっては、撮像素子の小型
化に対応することができないという問題がある。
【0029】そこで、本発明は、撮像装置において、互
いに逆方向に直進する複数の絞り羽根により形成される
絞り開口をNDフィルタで覆うようにした露出制御機構
に関し、より小さな画面寸法の撮像素子であっても回折
による画質の劣化を防止することを課題とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明撮像装置
は、上記課題を解決するために、撮像レンズ系へ入射し
た光束の光量を調節するための露出制御機構を有し、露
出制御機構が、光軸に直交する面上を絞り羽根が互いに
反対方向に移動することにより絞り開口を形成する絞り
と少なくとも2種の異なった透過率のNDフィルタ部を
有すると共に、絞り開放状態から透過光量を制限する方
向に変位するとき、開放から所定の開口までは絞り羽根
によって開口面積を制限し、次に所定の開口を維持した
ままNDフィルタをその透過率の高いフィルタ部から順
に絞り開口に進入させるようにしたものである。
【0031】従って、本発明撮像装置にあっては、露出
制御機構に2種以上の異なった透過率のNDフィルタ部
を有したNDフィルタを用い、透過率の高いNDフィル
タ部から順に絞り開口に進入させるようにしたので、画
質の劣化が少なく、よって、画面寸法が小さな撮像素子
を用いることができるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明撮像装置の詳細を
添付図面に示した各実施の形態に従って説明する。
【0033】図1乃至図4は本発明撮像装置の第1の実
施の形態を示すものである。尚、この第1の実施の形態
の撮像装置にかかる露出制御機構1は、上記従来の露出
制御機構aと比較すると、NDフィルタを保持したND
フィルタ保持部材と該NDフィルタ保持部材を移動させ
る移動手段とを設けた点で相異する。また、この第1の
実施の形態の撮像装置にかかる露出制御機構1は、画面
の対角線寸法が2.25mm(空間周波数が96本/m
m)の撮像素子に適用したものである。
【0034】露出制御機構1は、上下方向に互いに反対
方向に移動自在に配設された2枚の絞り羽根2、3と、
これら絞り羽根2、3を移動させるための絞り羽根駆動
機構4と、後述するNDフィルタが取着されたNDフィ
ルタ保持部材5と、該NDフィルタ保持部材5を移動さ
せるためのNDフィルタ駆動機構6等から成る。尚、各
図において矢印で示す、U方向、D方向、L方向、R方
向、F方向、B方向は、それぞれ、上方、下方、左方、
右方、前方、後方を意味するものとする。
【0035】絞り羽根2、3及びNDフィルタ保持部材
5は比較的腰の強い樹脂フィルムによって形成されてお
り、一方の絞り羽根3を挟んで他方の絞り羽根2とND
フィルタ保持部材5とが位置され、撮像レンズ系におい
て、絞り羽根2が物体側、NDフィルタ保持部材5が像
側になるように配置される。
【0036】尚、図示は省略したが、これら絞り羽根
2、3及びNDフィルタ保持部材5は、前後方向に扁平
で、上下方向に長い矩形をした箱状の筐体内に上下方向
に摺動自在に配置され、また、筐体には、円形の光通過
孔が形成されている。
【0037】絞り羽根2は後方から見て略J字形をして
おり、その下部の上縁に略半円形の大きな開口径形成用
切欠7が形成され、該開口径形成用切欠7の下端部7a
は略三角形に形成されている。
【0038】絞り羽根2の左側縁寄りの位置には上下に
離間して上下方向に延びる被案内スリット8、8が、ま
た、右側縁に寄った位置には同じく上下方向に延びる被
案内スリット9が、それぞれ形成されており、また、絞
り羽根2の上側の被案内スリット8の直ぐ上の位置に左
右方向に延びる連結長孔10が形成されている。
【0039】そして、左側の被案内スリット8、8に、
図示しない筐体の左側の2本の支持ピンが各別に、ま
た、右側の被案内スリット9に筐体の右側の下方に位置
した支持ピンが、それぞれ摺動自在に係合することによ
り、絞り羽根2は上下方向へ移動自在に筐体に支持され
る。
【0040】絞り羽根2とNDフィルタ保持部材5とに
より光軸方向において挟まれた絞り羽根3の下側縁には
略半円形の開口径形成用切欠11が形成され、該開口径
形成用切欠11の上端部11aは略三角形に切り欠かれ
ている。
【0041】絞り羽根3の右側縁に寄った位置には上下
に離間し各別に上下方向に延びるように形成された被案
内スリット12、12が形成され、左側縁に寄った位置
にも上下方向に延びる被案内スリット13が形成されて
いる。更に、右側の被案内スリット12の上側に左右に
長い連結長孔14が形成されている。
【0042】そして、絞り羽根3は、その右側の被案内
スリット12、12に図示しない筐体の右側の2本の支
持ピンが、また、左側の被案内スリット13に筐体の左
側の支持ピンの下側のものが、それぞれ摺動自在に係合
することにより該筐体に上下方向へ移動自在に支持され
る。
【0043】また、絞り羽根2と3とは上下方向にかつ
反対の方向に移動するようになっており、それぞれの開
口径形成用切欠7と11とが重なってできる開口が絞り
開口15となり、後述するようにこの絞り開口15の大
きさが、上記絞り羽根駆動機構4により変化するように
なっている。
【0044】NDフィルタ保持部材5は前方から見て上
方に開口する略U字形をしており、中央部の切欠16の
左右幅は上記絞り羽根2、3の各開口径形成用切欠7、
11の左右幅と略同じか又はやや大きく形成されてお
り、該切欠16には、これを覆うようにNDフィルタ1
7が配設されている。また、NDフィルタ17の右側縁
寄りの位置には被案内スリット18が、左側縁に寄った
位置には被案内スリット19が、それぞれ形成され、さ
らに、左側の被案内スリット19の直ぐ下の位置に左右
方向に延びる連結長孔20が形成されている。
【0045】そして、NDフィルタ保持部材5は、その
右側の被案内スリット18に図示しない筐体の右側の2
本の支持ピンが、また、左側の被案内スリット19に筐
体の左側の2本の支持ピンが、それぞれ摺動自在に係合
することにより該筐体に上下方向へ移動自在に支持され
る。
【0046】NDフィルタ17は異なった透過率の4つ
のフィルタ部21a、21b、21c、21dが上下方
向に並んで成り、最も上部に位置するフィルタ部21a
の透過率が最も高く、下方に位置するものの方の透過率
が低くなるようになっている。このようなNDフィルタ
17は、1枚の透明な板材に蒸着などの手段により透過
率の異なったフィルタ部21、21、・・・が形成され
る。
【0047】具体的には、最上部のフィルタ部(以下、
「第1のフィルタ部」という。)21aの透過率は40
%、上から2番目のフィルタ部(以下、「第2のフィル
タ部」という。)21bの透過率は16%、上から3番
目のフィルタ部(以下、「第3のフィルタ部」とい
う。)21cの透過率は6.3%、最下部のフィルタ部
(以下、「第4のフィルタ部」という。)21dの透過
率は2.5%に形成されている。
【0048】また、各フィルタ部21の上下方向の大き
さ(上下幅)は、上側3つのフィルタ部21a、21
b、21cは同じに形成され、その上下幅βと、絞り開
口15を所定の大きさにしたときの上下方向の大きさα
との関係がβ=α/2になるように形成されている。ま
た、第4のフィルタ部21dの上下幅γと他のフィルタ
部21a、21b、21cの上下幅βとの関係は少なく
ともγ≧2βであるようにされ、この実施の形態の場
合、γ=3βに形成されている。
【0049】ここで、所定の開口径(α)及び上記フィ
ルタ部21、21、・・・の透過率の決定方法について
説明する。尚、当該露出制御機構1は、「従来の技術」
で説明した露出制御機構aを4.5mmの対角線寸法の
撮像素子に適用した場合の画質を維持することを目標と
するものであり、従って、そのMTF値を0.65以上
に維持するようにする。
【0050】先ず、画面の対角線寸法が2.25mmの
撮像素子に対して、NDフィルタなしで絞り開口15を
絞ったときの開口径に対するMTF値のグラフ(図16
において1点鎖線で示す。)を描き、MTF値が0.7
3になる開口径(図2(S)参照)を求める。この開口
径が上記所定の開口径(α)となる。
【0051】これは、「従来の技術」で説明した露出制
御機構aのMTF値のグラフ(図16において示す実線
グラフ)において極大値をとる値であり、このMTF値
(0.73)と、許容値であるMTF値(0.65)と
の間で、この実施の形態にかかる露出制御機構1のND
フィルタ17によるMTF値のグラフを推移させるよう
にするためである。
【0052】次に、NDフィルタなしで絞り開口15を
絞ったときに、そのMTF値が0.65になるときの開
口径(図3(T)の状態)を、最も透過率の低いNDフ
ィルタ(第4のフィルタ部21d)で覆ったときの透過
光量比と、従来の露出制御機構aで最も小絞りにしたと
き(図15(f))の状態で、NDフィルタjの透過率
が10%)の透過光量比とが同等になるように、第4の
フィルタ部21dの透過率を決定する。この実施の形態
にかかる露出制御機構1の場合、第4のフィルタ部21
dの透過率は2.5%となる。ここで、透過光量比と
は、開放絞りにおける透過光量と絞った開口径にしたと
きの透過光量との比である。
【0053】また、他のフィルタ部21a、21b、2
1cの透過率については、これらの透過率が、その下方
に位置するフィルタ部の透過率より高くなるようにする
ば良く、上述の値のように設計した。
【0054】尚、中間絞りの回折対策としては、絞り羽
根3の開口径形成用切欠11と第1のフィルタ部21a
により囲まれる素通し部28が(図2(L)参照)、小
絞りの働きをしないようにすることが効果的であり、そ
のためには最も透過率の高いフィルタ部(第1のフィル
タ部21a)をできるだけ透過率の高いものにすること
が好ましい。
【0055】露出制御機構1の絞り羽根駆動機構4は、
当該露出制御機構1の上部に配設されたモータ22及び
該モータ22により駆動される回動アーム23等から成
り、モータ22の回転軸に回動アーム23が取着されて
いる。
【0056】回動アーム23は、その中央部が上記モー
タ22の回転軸に固定されており、該回動アーム23の
左右両端部に小さな連結ピン24a、24bがそれぞれ
前方へ向けて突設され、これら連結ピン24a、24b
はモータ22の回転軸からの距離が同じになるように配
設されている。
【0057】そして、左端に位置した連結ピン24aが
絞り羽根2の連結長孔10に、右端に位置した連結ピン
24bが絞り羽根3の連結長孔14に、それぞれ摺動自
在に係合される。
【0058】従って、回動アーム23が回動すると、そ
の連結ピン24aと24bとは互いに上下反対の方向に
変位するので、これにより、絞り羽根2と絞り羽根3と
が互いに上下反対の方向に移動される。しかも、互いに
異なる方向に移動する絞り羽根2と絞り羽根3とは同じ
変位量、即ち、同じ速度で移動する。
【0059】そして、絞り羽根2と絞り羽根3とが互い
に上下反対の方向に移動することにより、それぞれの開
口径形成用切欠7と11とが重なり合ってできる開口、
すなわち、絞り開口15の大きさが変化し、絞り羽根2
がその移動範囲における上端に、絞り羽根3がその移動
範囲における下端に位置したときに絞り開口15が最も
小さな小絞りとなり、また、絞り羽根2がその移動範囲
における下端に、絞り羽根3がその移動範囲における上
端に位置したときに絞り開口15が最も大きな開放絞り
となる。尚、開放絞り状態における絞り開口15は、開
口径形成用切欠7と11との重なりによってできるので
はなく、当該露出制御機構1の図示しない筐体の光通過
孔の大きさと同じ大きさになる。
【0060】露出制御機構1のNDフィルタ駆動機構6
は、当該露出制御機構1の下部に配設されたモータ25
及び該モータ25により駆動される回動アーム26等か
ら成り、モータ25の回転軸に回動アーム26が取着さ
れている。
【0061】回動アーム26は、その一端部が上記モー
タ25の回転軸に固定されており、該回動アーム26の
回動端部に小さな連結ピン27が前方へ向けて突設され
ている。
【0062】そして、連結ピン27がNDフィルタ保持
部材5の連結長孔20に、摺動自在に係合されており、
これにより、回動アーム26が回動すると、NDフィル
タ保持部材5が上下方向に移動される。
【0063】しかして、絞り羽根駆動機構4及びNDフ
ィルタ駆動機構6を次のように駆動して、絞り開口15
を形成すると共に、NDフィルタ17の絞り開口15に
対する位置関係を規定する。
【0064】先ず、絞り羽根駆動機構4を駆動して、絞
り開口15の開放絞り(図2(A))の状態から所定の
開口径(α)まで縮径(図2(S)参照)し、その状態
を保持する。
【0065】次に、NDフィルタ駆動機構6を駆動し
て、上記所定の開口径(α)にされた絞り開口15にN
Dフィルタ17をその透過率の高いフィルタ部(第1の
フィルタ部)21aから進入させる(図2(S)、
(L)、図3(M)〜(T)参照)。NDフィルタ17
の絞り開口15への進入は、上記絞り開口15が所定の
開口径(α)になる直前に為すようにする。これは、露
出制御機構1を駆動させたにもかかわらず、光量が変化
しない、いわゆる不感帯を生じさせないようにするため
であり、これにより、露出制御機構1を備えた装置、例
えば、カメラにおける光学系に関する種々の制御を容易
にすることができる。
【0066】更に、所定の大きさの絞り開口15が、第
4のフィルタ部21dのみに覆われた状態(図3
(S′)参照)から、絞り羽根駆動機構4を再び駆動し
て絞り開口15を縮径する。
【0067】図4は、絞り開口15の開口径の変化及び
所定の開口径におけるNDフィルタ17の変化に関する
各状態とこれに対応するMTF値の関係を示したグラフ
図である。
【0068】具体的には、開放絞り状態(A)から絞り
開口15を絞って所定の開口径(α)にすると(図2
(S)参照)、MTF値は下がり、(S)状態でMTF
値が0.73となる。そして所定の開口径(α)にした
絞り開口径15内にNDフィルタ17を進入させて行く
と、MTF値は更に下がり、絞り開口15のうち下側3
/4にNDフィルタ17が進入した状態(図2(L)参
照)においてMTF値が極小値をとり、そのときのMT
F値が0.65よりやや高い値になる。この状態は、絞
り開口15へは、第1のフィルタ部21aの上下幅の全
部(β)と第2のフィルタ部21bの上側1/2の部分
(β/2)が位置した状態である。この状態で、素通し
28が小さく扁平な三角形を呈することになるが、素通
し部28とフィルタ部21aとの透過率の差が従来に比
して小さいため、回折による像の劣化は軽減されてい
る。
【0069】また、絞り開口15が図2(L)の状態の
ときに、MTF値が極小値をとるのは、絞り羽根3の開
口径形成用切欠11と第1のフィルタ部21aとで囲ま
れた素通し部28が恰も小絞りのようになって回折が発
生し、画質がやや劣化するからである。
【0070】更に、NDフィルタ17を上昇させて、第
1のフィルタ部21aの上下幅の全部(β)と第2のフ
ィルタ部21bの上下幅の全部(β)が絞り開口15内
に位置すると、MTF値は極大値をとり、そのMTF値
は0.73よりやや低い値になる(図3(M)参照)。
【0071】このように、NDフィルタ17を上昇させ
て行くと、絞り開口15内に2種類又は3種類のフィル
タ部21、21又は21が位置して、その中で最も透過
率の高いフィルタ部21(絞り開口15内の上部に位置
するフィルタ部21)又は素通し部28と絞り羽根3の
開口径形成用切欠11の上端部11aとの間に小絞りが
生じて(図2(L)、図3(N)、(P)、(R)参
照)、MTF値が極小値を示し、また、上記各小絞り状
態と次の小絞り状態との間においては、小絞りが解消す
るため、MTF値が上昇し極大値を示す(図3(M)、
(O)、(Q)参照)。
【0072】そして、第4のフィルタ部21dのみで所
定の開口径(α)の絞り開口15を覆った状態(図3
(S′)参照)から絞り羽根駆動機構4を再び駆動する
と、MTF値は更に下がって行き、MTF値が0.65
になった状態(図3(T)参照)で絞り羽根駆動機構4
が停止されるようになっている。
【0073】このように、露出制御機構1が開放絞りの
状態(図2(A)参照)から所定の開口径(α)を第4
のフィルタ部21dのみで覆った状態(図3(S′)参
照)、更には、露出制御機構1の絞り開口15を所定の
開口径(α)から更に縮径した状態(図3(T)参照)
のいずれの状態であっても、MTF値は0.65以上で
あり、許容できるMTF値になっている。
【0074】上記露出制御機構1にあっては、絞り開口
15を所定の開口径(α)に固定して、NDフィルタ1
7を絞り開口15に進入させるようにしたので、光学系
に関する種々の制御を容易にすることができる。
【0075】尚、本発明撮像装置にあっては、露出制御
機構は、絞り開口を所定の開口径に固定してNDフィル
タを絞り開口に進入させるものに限られず、例えば、絞
り開口を徐々に縮径しながら、NDフィルタを絞り開口
の縮径の速度より早く進入させるようにしても良い。
【0076】上記第1の実施の形態における露出制御機
構1を制御するアルゴリズムについて図4乃至図8に基
づいて説明する。
【0077】即ち、撮像装置50において、被写体の映
像は、図5に示すように、撮像レンズ系51を通して撮
像素子(CCD)52に結像される。そして、撮像レン
ズ系51とCCD52との間には、露出制御機構1を構
成する絞り羽根2、絞り羽根3及びNDフィルタ17が
配置されており、これらによってCCD52に送られる
光量が調節されるようになっている。
【0078】CCD52で電気信号に変換された映像信
号は、A/D変換器53によってデジタル信号に変換さ
れ、カメラ信号処理部54に送られ、該カメラ信号処理
部54内部で映像信号の輝度信号部分を検波して明るさ
を検出される。
【0079】そして、カメラ信号処理部54内部で検出
された輝度信号の検波値は、CPU55に送られ、露出
制御機構1の絞り羽根2,3及びNDフィルタ17によ
る制御量が算出され、その制御信号が、絞り羽根駆動回
路56及びNDフィルタ駆動回路57にそれぞれ送ら
れ、露出制御機構1の絞り羽根駆動機構4及びNDフィ
ルタ駆動機構6を駆動させて露出光量の調節が行われ
る。
【0080】また、カメラ信号処理部54の映像信号
は、録画信号処理部58を通して記録媒体59に記録さ
れる。尚、記録媒体59としては、例えば、銀塩フィル
ム等のフィルム状記録媒体、ビデオテープ等のテープ状
記録媒体、フロッピーディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク及びハードディスク等のディスク状記録媒体、着
脱式又は固定式の固体メモリ等の半導体記録媒体等が用
いられる。
【0081】次に、CPU55における絞り羽根2,3
及びNDフィルタ17による制御量算出過程を示す。
【0082】即ち、図6に示すように、最初に、上記カ
メラ信号処理部54内部で検出された輝度信号の検波値
が読み込まれる。CPU55内部では、予め、被写体の
明るさの基準となる目標値が記憶されており、この目標
値と検波値との割合からエラー量が求められる(図6の
式1参照)。該エラー量は、現在の絞り羽根2,3の制
御量、NDフィルタの制御量に対するエラー量となるの
で、絞り羽根2,3及びNDフィルタ17による次回の
制御量60は(式2)によって求められる。
【0083】そして、絞り羽根2,3による制御範囲が
設定される。これは、絞り羽根2,3のオープン側を基
準として、最大どこまで絞り開口15を絞るかを決定す
ることである(図7の範囲A)。この範囲Aは、撮像レ
ンズ系50のMTFデータを基に、画質劣化が起こらな
い範囲に決定される。
【0084】最後に、NDフィルタ17の制御範囲(図
7の範囲B)が決定される。これは、NDフィルタ17
の進入開始位置を決定するものである。
【0085】そして、絞り羽根2,3及びNDフィルタ
17による次回制御量60の分配が行われる。この分配
方法を図7及び図8を用いて説明する。
【0086】即ち、図7は、次回制御量60が絞り羽根
2,3での制御範囲内である場合である。絞り羽根2,
3に優先して制御量61が分配されるため、NDフィル
タ17の制御量60は0である。また、図8は、次回制
御量60が絞り羽根での制御範囲Aを越える場合であ
る。絞り羽根2,3による制御量61は最大に達し、そ
の不足分がNDフィルタによる制御量62として分配さ
れる。
【0087】図9乃至図11は本発明撮像装置の第2の
実施の形態を示すものである。
【0088】この第2の実施の形態が前記第1の実施の
形態と比較して相違する点は、露出制御機構の2つの絞
り羽根2、3の駆動機構(絞り羽根駆動機構4)とND
フィルタ保持部材5の駆動機構(NDフィルタ駆動機構
6)とを1つの駆動機構にした点であるので、図面には
要部のみを示し、また、その説明は上記相違点について
のみ行い、他の部分については図面の各部に前記第1の
実施の形態に係る撮像装置における同様の部分に付した
符号と同じ符号を付することによりその説明を省略す
る。また、絞り開口の開口径の変化及びNDフィルタの
位置変化についても上記第1の実施の形態において説明
した露出制御機構1と同様である。
【0089】露出制御機構1Aの各絞り羽根2A、3A
及びNDフィルタ保持部材5Aの駆動機構29は、モー
タ30及び該モータ30により駆動される回転板31等
からなる。
【0090】絞り羽根2A、3Aの下端部には、それぞ
れカム溝32、33が形成され、また、NDフィルタ保
持部材5Aの下端部にもカム溝34が形成されている。
【0091】回転板31は、略円板状でその所定の3つ
の位置から連結ピン35a、35b、35cがそれぞれ
前方へ向けて突設されており、これら連結ピン35a、
35b、35cは回転板31の回動中心を中心に同心円
上に形成されており、また、連結ピン35aと35bと
は回転板31の回動中心を中心として中心角で180度
ずれた位置に形成され、また、連結ピン35cは上記2
つの連結ピン35aと35bとを結んだ線が略水平に位
置した状態でその線よりも下方に位置し、かつ、連結ピ
ン35aにやや寄った位置に形成されている。
【0092】そして、絞り羽根2Aのカム溝32は連結
ピン35aに、絞り羽根3Aのカム溝33は連結ピン3
5bに、また、NDフィルタ保持部材5Aのカム溝33
は連結ピン35cに、それぞれ摺動自在に係合されてい
る。
【0093】絞り羽根2A、3Aのそれぞれのカム溝3
2、33は、回転板31の各連結ピン35a、35bに
係合した状態において、該回転板31の回動中心を中心
として点対称に形成されており、具体的には、図10に
示すように、カム溝32、33の両端部を除く部分32
a、33aが回転板31の回動中心を中心とする円弧状
に形成され、時計回り方向と反対方向における端部(以
下、「反時計回り方向側端部」という。)32b、33
bは時計回り方向と反対方向へ行くに従い外周側に変位
するように形成され、また、時計回り方向とにおける端
部(以下、「時計回り方向側端部」という。)32c、
33cは時計回り方向へ行くに従い内周側に変位するよ
うにそれぞれ形成されている(図10参照)。
【0094】2つの連結ピン35a、35bと絞り開口
との位置関係は、連結ピン35a、35bを結んだ線が
水平よりもやや時計回り方向に回転板31がやや回動し
た状態において(図10参照)、絞り開口15が開放絞
り状態(図2(A)参照)になるようになっており、ま
た、この状態において、上記連結ピン35a、35bが
カム溝32、33の反時計回り方向側端部32b、33
bにそれぞれ位置している。
【0095】NDフィルタ保持部材5Aのカム溝34
は、上方に凸の扁平な弓状に形成されており、絞り開口
15が開放絞り状態のとき、即ち、図10の状態におい
て、下端よりやや左方に寄った位置に位置するように形
成されており、また、この状態において、上記連結ピン
35cがカム溝34の右端部34aに位置している。
【0096】しかして、回転板31を図10において時
計回り方向に回動させると、絞り羽根2AとNDフィル
タ保持部材5Aとが上昇し、また、絞り羽根3Aが下降
して、絞り開口15が縮径される。
【0097】そして、カム溝32、33の円弧状部32
a、33aに連結ピン35a、35bが係合すると、絞
り羽根2A、3Aの上下方向への移動が停止され、この
とき、絞り開口15は所定の開口径(α)になっている
(図2(S)参照)。
【0098】一方、NDフィルタ保持部材5Aは、連結
ピン35cが係合するカム溝34が円弧状でないため、
回転板31の回動に伴い、更に、上昇し、所定の開口径
の絞り開口15内に、NDフィルタ17を進入させて行
くことになる。所定の開口径(α)の絞り開口15に対
してNDフィルタ17が進入して行き、MTF値を変化
させるのは上記第1の実施の形態にかかる露出制御機構
1と同様である(図2(S)〜図3(S′)参照)。
【0099】そして、第4のフィルタ部21dが所定の
開口径(α)の絞り開口15の全部を覆うと略同時(図
3(S′)参照)に、連結ピン35a、35bがカム溝
32、33の時計回り方向側端部32c、33c内にそ
れぞれ係合し、これにより、再び、絞り羽根2Aは上昇
し、絞り羽根3Aは下降を始め、第4のフィルタ部21
dで覆われた絞り開口15の開口径を縮径することにな
り、各カム溝32、33、34の時計回り方向側端部3
2c、33c又は左端部34cにそれそれ連結ピン35
a35b、35cが位置すると、モータ30が停止され
て、絞り羽根2A、3A及びNDフィルタ保持部材5A
の移動も停止される。
【0100】図11は、回転板31の回転角と各絞り羽
根2A、3A及びNDフィルタ保持部材5Aの移動スト
ロークとの関係を示したグラフ図である。
【0101】しかして、露出制御機構1Aによれば、絞
り羽根2A、3A及びNDフィルタ保持部材5Aにカム
溝32、33、34を形成することにより、1つの駆動
機構29で2つの絞り羽根2A、3A及びNDフィルタ
保持部材5Aを同時にかつ所定の範囲で移動させるよう
にすることができる。尚、各カム溝32、33、34の
形状を適宜変更することにより、容易に各絞り羽根2
A、3A及びNDフィルタ保持部材5Aの動きを適宜制
御することができることは勿論である。
【0102】図12は、上記NDフィルタ17の第1の
変形例36を示すものであり、該NDフィルタ36は透
過率が同じで上下幅の異なる4つのフィルタ板37a、
37b、37c、37dを重ね合わせて形成したもので
あり、後側のフィルタ板37aが最も大きく前方のもの
ほど小さなフィルタ板37となっており、また、これら
フィルタ板37、37、・・・の下縁が一致するように
配置されている(図12参照)。
【0103】各フィルタ板37の上下寸法の差は、それ
ぞれβとされており、これにより、フィルタ板37aが
1枚の部分38aの上下幅、2枚のフィルタ板37a、
37bが重なった部分38bの上下幅及び3枚のフィル
タ板37a、37b、37cが重なった部分38cの上
下幅がそれぞれβになっていて、また、4枚のフィルタ
板37a、37b、37c、37dが重なった部分38
dの上下幅が3βになっており、上記第1の実施の形態
にかかる露出制御機構1のNDフィルタ17のフィルタ
部21a、21b、21c、21dとそれぞれ同じ大き
さになっている。
【0104】各フィルタ板37、37、・・・は密着す
るように貼着されて構成されており、重ね合せた部分が
1枚の部分38a(37a)の透過率は40%、重ね合
せた部分が2枚の部分38b(37a、37b)の透過
率は16%(40%×40%)、重ね合せた部分が3枚
の部分38c(37a、37b、37c)の透過率は
6.4%(40%×40%×40%)、重ね合せた部分
が4枚の部分38d(37a、37b、37c、37
d)の透過率は2.56%(40%×40%×40%×
40%)とされ、透過率においても上記第1の実施の形
態にかかる露出制御機構1のNDフィルタ17のフィル
タ部21a、21b、21c、21dと略同じになって
いる。
【0105】このNDフィルタ36にあっては、透過率
が同一のフィルタ板37を4枚用意するだけで、上記第
1の実施の形態にかかるNDフィルタ17と同等のND
フィルタを形成することができ、コストの低減に寄与す
る。
【0106】図13は、上記NDフィルタ17の第2の
変形例39を示すものであり、該NDフィルタ39は、
2種類の異なる透過率のフィルタ部40a、40bを有
したフィルタ板41が2枚で形成されており、上側のフ
ィルタ部40aの透過率が40%、下側のフィルタ部4
0bの透過率が16%に形成されている。
【0107】前側の前フィルタ板41aの上下寸法は後
側の後フィルタ板41bの上下寸法よりβだけ小さく形
成され、前側の前フィルタ板41aの上側2β分が上フ
ィルタ部40aに、その下側が下フィルタ部40bにな
っており、また、後側の後フィルタ板41bの上側2β
分が上フィルタ部40aに、その下側が下フィルタ部4
0bになっていて、これら前フィルタ板41a、40b
の下縁が一致するように配置されている(図13参
照)。
【0108】これにより、後フィルタ板41bの上フィ
ルタ部40aであって前フィルタ板41aと重なってい
ない部分42aの上下幅、後フィルタ板41bの上フィ
ルタ部40aと前フィルタ板41aの上フィルタ部40
aとが重なった部分42bの上下幅及び後フィルタ板4
1bの下フィルタ部40bと前フィルタ板41aの上フ
ィルタ部40aとが重なった部分42cの上下幅がそれ
ぞれβになっていて、また、後フィルタ板41bの下フ
ィルタ部40bと前フィルタ板41aの下フィルタ部4
0bとが重なった部分42dの上下幅が3βになってお
り、上記第1の実施の形態にかかる露出制御機構1のN
Dフィルタ17のフィルタ部21a、21b、21c、
21dとそれぞれ同じ大きさになっている。
【0109】そして、NDフィルタ39の上部(上縁か
ら上下幅βの部分)は、後フィルタ板41bの上部(上
フィルタ部40a)42aは1枚だけとなっておりその
透過率は40%で、その下側の上下幅βの部分42bは
後フィルタ板41bの上フィルタ部40aと前フィルタ
板41aの上フィルタ部40aとが重なっておりその透
過率は16%(40%×40%)で、その下側の上下幅
βの部分42cは後フィルタ板41bの下フィルタ部4
0bと前フィルタ板41aの上フィルタ部40aとが重
なっておりその透過率は6.4%(16%×40%)
で、その下側の上下幅3βの部分42dは後フィルタ板
41bの下フィルタ部40bと前フィルタ板41aの下
フィルタ部40bとが重なっておりその透過率は2.5
6%(16%×16%)で、透過率においても上記第1
の実施の形態にかかる露出制御機構1のNDフィルタ1
7のフィルタ部21a、21b、21c、21dと略同
じになっている。
【0110】このNDフィルタ39にあっては、2種類
の異なった透過率のフィルタ部40a、40bを形成し
たフィルタ板41a、41bを2枚用意するだけで、上
記第1の実施の形態にかかるNDフィルタ17と同等の
NDフィルタを形成することができ、コストの低減に寄
与すると共に、NDフィルタ39の厚さを上記第1の変
形例にかかるNDフィルタ36と比較して大きくするこ
となく、光学的に優れたNDフィルタを提供することが
できる。
【0111】尚、上記各実施の形態における露出制御機
構は、回動アームと各絞り羽根及びNDフィルタ保持部
材との連結は、回動アーム側に連結ピンを形成し、絞り
羽根及びNDフィルタ保持部材側に連結長孔を形成した
ものについて説明したが、本発明撮像装置にあっては、
これに限らず、回動アーム側に連結長孔を設け、絞り羽
根及びNDフィルタ保持部材側に連結ピンを形成するよ
うにしても良い。
【0112】また、絞り羽根、NDフィルタ保持部材の
駆動機構は、モータに限らず、ラック&ピニオンの組み
合わせ或いはリニアモータであっても良い。
【0113】更に、上記した各実施の形態において示し
た各部の形状乃至構造は、何れも本発明の実施に際して
行なう具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【0114】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明撮像装置は、撮像レンズ系へ入射した光束の
光量を調節するための露出制御機構を有し、露出制御機
構が、光軸に直交する面上を絞り羽根が互いに反対方向
に移動することにより絞り開口を形成する絞りと少なく
とも2種の異なった透過率のNDフィルタ部を有すると
共に、絞り開放状態から透過光量を制限する方向に変位
するとき、開放から所定の開口までは絞り羽根によって
開口面積を制限し、次に所定の開口を維持したままND
フィルタをその透過率の高いフィルタ部から順に絞り開
口に進入させるようにしたので、撮像素子の画面寸法が
小さくなり、画素ピッチが細かくなっても、小絞りによ
る回折の影響を少なくして画質の向上を図ることがで
き、よって、画質の劣化が少なく、画面寸法が小さな撮
像素子を用いることができる。
【0115】請求項2に記載した発明にあっては、撮像
レンズ系へ入射した光束は、露出制御機構によって光量
が調節された後で記録媒体に記録されるので、画質の劣
化が少ない高画質映像を記録することができる。
【0116】請求項3に記載した発明にあっては、露出
制御機構が、絞り羽根を駆動する第1の駆動機構と、N
Dフィルタを駆動する第2の駆動機構とを有するので、
絞り羽根及びNDフィルタによる光学系に関する種々の
制御をそれぞれ独立して行わせることができる。
【0117】請求項4に記載した発明にあっては、露出
制御機構が、開放から所定の開口までは絞り羽根によっ
て開口面積を制限し、次に所定の開口を維持したままN
Dフィルタをその透過率の高いフィルタ部から順に絞り
開口に進入させる連携運動を、一つの駆動機構と該駆動
機構により駆動される回転板によって行うようにしたの
で、1つの駆動機構で2つの絞り羽根及びNDフィルタ
を同時にかつ所定の範囲で移動させるようにすることが
できる。
【0118】請求項5に記載した発明にあっては、ND
フィルタを同一の透過率で大きさの異なるフィルタ板を
複数枚重ね合わせることによって形成したので、透過率
が1種類のNDフィルタ板を用いれば良く、コスト低減
に寄与することができる。
【0119】請求項6に記載した発明にあっては、ND
フィルタを少なくとも2種の異なった透過率のフィルタ
部を有する大きさの異なるフィルタ板を複数枚重ね合わ
せることによって形成したので、フィルタ板の枚数を削
減することが可能となるため、NDフィルタの厚さを薄
くすることができると共にコストの低減に寄与すること
もできる。
【0120】請求項7に記載した発明にあっては、絞り
開口が所定の開口径に達する前に、NDフィルタを絞り
開口に進入させるようにしたので、露出制御機構を駆動
させたにもかかわらず、光量が変化しない、いわゆる不
感帯を生じさせないようにすることができ、これによ
り、撮像装置における光学系に関する種々の制御を容易
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に、本発明撮像装置の第1の
実施の形態を示すもので、本図は露出制御機構の分解斜
視図である。
【図2】露出制御機構の絞り開口の形状の変化を示すも
ので、(A)は開放絞り状態を、(S)は所定の開口径
を、(L)は中間絞り状態の一をそれぞれ示した概略図
である。
【図3】露出制御機構の中間絞り状態においてNDフィ
ルタを透過率の高いものから順に絞り開口に進入させた
状態((M)〜(S′))及び(S′)状態から絞り開
口を絞った状態(T)を順に表わした概略図である。
【図4】露出制御機構の絞り羽根とNDフィルタによる
開口形状とMTF値との関係を示したグラフ図である。
【図5】図6乃至図8と共に、本発明撮像装置の第1の
実施の形態において、露出制御機構を制御するアルゴリ
ズムを説明するもので、本図は撮像装置の概略を示す図
である。
【図6】CPUにおける露出制御量算出過程を示すフォ
ローチャートである。
【図7】次回制御量が絞りの制御範囲内にある時の次回
制御量の分配方法を示す図である。
【図8】次回制御量が絞りの制御範囲を越えた時の次回
制御量の分配方法を示す図である。
【図9】図10及び図11と共に、本発明撮像装置の第
2の実施の形態を示すもので、本図は露出制御機構の分
解斜視図である。
【図10】要部の正面図である。
【図11】露出制御機構の回転板の回転角と絞り羽根及
びNDフィルタ保持部材の移動ストロークとの関係を示
したグラフ図である。
【図12】NDフィルタの第1の変形例を示す分解斜視
図である。
【図13】NDフィルタの第2の変形例を示す分解斜視
図である。
【図14】図15及び図16と共に、従来の撮像装置に
おける露出制御機構を示すもので、本図はその分解斜視
図である。
【図15】絞り開口の形状を、開放絞り(a)から小絞
り(g)まで順に表わした概略図である。
【図16】絞り開口の形状とMTF値との関係を示した
グラフ図である。
【符号の説明】
1…露出制御機構、2…他方の絞り羽根、3…一方の絞
り羽根、4…第1の駆動機構、6…第2の駆動機構、1
5…絞り開口、17…NDフィルタ、21a…フィルタ
部、21b…フィルタ部、21c…フィルタ部、21d
…フィルタ部、1A…露出制御機構、2A…他方の絞り
羽根、3A…一方の絞り羽根、29…駆動機構、31…
回転板、36…NDフィルタ、37a…フィルタ板、3
7b…フィルタ板、37c…フィルタ板、37d…フィ
ルタ板、39…NDフィルタ、40a…フィルタ部、4
0b…フィルタ部、50…撮像装置、51…撮像レンズ
系、59…記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊野 晃 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山際 正俊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像レンズ系へ入射した光束の光量を調
    節するための露出制御機構を有し、 上記露出制御機構は、光軸に直交する面上を絞り羽根が
    互いに反対方向に移動することにより絞り開口を形成す
    る絞りと少なくとも2種の異なった透過率のNDフィル
    タ部を有すると共に、 絞り開放状態から透過光量を制限する方向に変位すると
    き、開放から所定の開口までは絞り羽根によって開口面
    積を制限し、次に所定の開口を維持したままNDフィル
    タをその透過率の高いフィルタ部から順に絞り開口に進
    入させるようにしたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した撮像装置において、 撮像レンズ系へ入射した光束は、露出制御機構によって
    光量が調節された後で記録媒体に記録されることを特徴
    とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した撮像装置において、 露出制御機構が、絞り羽根を駆動する第1の駆動機構と
    NDフィルタを駆動する第2の駆動機構とを有すること
    を特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した撮像装置において、 露出制御機構が、開放から所定の開口までは絞り羽根に
    よって開口面積を制限し、次に所定の開口を維持したま
    まNDフィルタをその透過率の高いフィルタ部から順に
    絞り開口に進入させる連携運動を、一つの駆動機構と該
    駆動機構により駆動される回転板によって行うようにし
    たことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載した撮像装置において、 NDフィルタを同一の透過率で大きさの異なるフィルタ
    板を複数枚重ね合わせることによって形成したことを特
    徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した撮像装置において、 NDフィルタを少なくとも2種の異なった透過率のフィ
    ルタ部を有する大きさの異なるフィルタ板を複数枚重ね
    合わせることによって形成したことを特徴とする撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載した撮像装置において、 絞り開口が所定の開口径に達する前に、NDフィルタを
    絞り開口に進入させるようにしたことを特徴とする撮像
    装置。
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