JP4666820B2 - 虹彩型光量調節装置、レンズ鏡筒および撮影装置 - Google Patents

虹彩型光量調節装置、レンズ鏡筒および撮影装置 Download PDF

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  • Lens Barrels (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラ,デジタルスチルカメラ等の撮影装置のレンズ鏡筒における光学系内に設けられる虹彩型光量調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動画や静止画の取り込みを光学系のピント面上に配置されたCCD等の固体撮像素子を用いて行なうビデオカメラ,デジタルスチルカメラ等の撮影装置のレンズ鏡筒光学系内には、撮影光量を調節するための光量調節装置が配置されている。そして、この光量調節装置の1タイプとして、いわゆる虹彩型光量調節装置がある。
【0003】
図10には、虹彩型光量調節装置の構成を示している。図10(a)には、6枚の絞り羽根を有した虹彩型光量調節装置の開放状態における絞り羽根および駆動ピンを示している。101〜106はそれぞれ、同一形状の6枚の絞り羽根であり、これら絞り羽根101〜106は絞り羽根101から順番に図中における反時計回り方向に一部が上に重なっていくように配置されている。なお、各絞り羽根が他の絞り羽根の下側に位置する部分は破線で示している。
【0004】
絞り羽根101の基端部に設けられた穴部101aは、不図示の固定板に設けられた軸110が回転可能に嵌合しており、絞り羽根101の中間部に設けられた長穴部101bには駆動ピン101cが嵌合している。他の絞り羽根102〜106も同一の構造により支持されている。
【0005】
各絞り羽根101〜106は、長穴部に嵌合している駆動ピンが一体的に光軸を中心として回転することにより、連動して軸110を中心として揺動し、図10(b)のように中央の開口形状が変化してこの開口を通過する光量が調節される。
【0006】
図10(b)の状態から更に駆動ピンを回転させると、絞り羽根101〜106は順番に重なって中央の開口が完全に閉じきられる。
【0007】
ただし、そのためには、図10(b)の状態では重なり関係が発生していない絞り羽根102が絞り羽根106の下側に、絞り羽根101が絞り羽根105の下側に入り込んで6枚の絞り羽根101〜106が正しい重なりの順番を維持することが必要となる。
【0008】
図10(c)には、絞り羽根101と絞り羽根105との関係がわかり易いように絞り羽根106を取り除いて示している。図10(b),(c)の状態から絞り羽根102が絞り羽根106の上側へ、若しくは絞り羽根101が絞り羽根105の上側に乗り上げながら絞り羽根が閉じられると、6枚の絞り羽根101〜106の順番が入れ違ってしまい、閉じきることができなくなる。
【0009】
ただし、絞り羽根102に対して絞り羽根106は絞り羽根102から順番に配置されている絞り羽根103および絞り羽根104の上に先端が乗っているので、絞り羽根106の下側には隙間が空いており、各絞り羽根がその隙間を無くする方向に大きく反っていない限り、通常の動作では問題なく閉じきることができる。絞り羽根101と絞り羽根105についても同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した虹彩型光量調節装置における各絞り羽根の動きは、動画撮影時には撮影されている被写体の明るさ変動に追従すればよいので比較的緩やかである。
【0011】
一方、静止画記録機能をも有するビデオカメラや静止画を撮影するデジタルスチルカメラにおいて虹彩型光量調節装置で静止画取り込みのためのシャッター動作を行う場合には、より速いシャッター速度を得るために、各絞り羽根が可能な限り高速で駆動される。
【0012】
しかしながら、絞り羽根は、省スペースおよび駆動負荷低減を目的として薄いシート材により形成されるため、剛性が低い上に軽く、高速で駆動すると絞り羽根の面方向(光軸方向)に暴れて先端が傾いたり、空気を巻き込んで浮き上がったりするおそれがある。この場合、他の絞り羽根に乗り上げて、閉じきれないという問題が発生してしまう。
【0013】
ここで、実開平2−48928号公報には、上記図10で説明した絞り羽根102と絞り羽根106に対応する絞り羽根において、絞り羽根102の先端および絞り羽根106の基端を延展して重ねることで絞り羽根の重なり順を確定させ、相互の食いつきを防止するという提案がなされている。
【0014】
しかしながら、絞り羽根101と絞り羽根105に対応する絞り羽根については何の言及もなく、これら絞り羽根間の相互の食いつきの危険性は依然として残っている。
【0015】
また、仮に絞り羽根101と絞り羽根105に対応する絞り羽根についても実開平2−48928号公報にて提案されている形状を採用しても、以下に図11で説明するような不具合が発生してしまう。
【0016】
図11(a)には、6枚の絞り羽根から構成される虹彩型光量調節装置の開放状態での絞り羽根を示している。なお、各絞り羽根が他の絞り羽根の下側に位置する部分は破線で示している。
【0017】
絞り羽根201と絞り羽根202はそれぞれ先端側を延長した絞り羽根、絞り羽根203および絞り羽根204は通常の(延長形状部を持たない)絞り羽根、絞り羽根205と絞り羽根206はそれぞれ絞り羽根201および絞り羽根202と近接する基端側を延長した絞り羽根である。
【0018】
図11(b)には、絞り羽根201と絞り羽根205との関係がわかり易いように、図11(a)から絞り羽根206を取り除いて示している。各絞り羽根201〜206は、絞り羽根201から順番に反時計回り方向に一部が重なるように配置されている。
【0019】
開放状態では、絞り羽根202の先端部が絞り羽根206の基部の下に入り込み、絞り羽根201の先端部が絞り羽根205の基端部の下に入り込んでいるので、絞り羽根202若しくは絞り羽根201が絞り羽根206若しくは絞り羽根205の上側に乗り上げて、閉じきれなくなるのを防止している。
【0020】
しかし、絞り羽根201は一番下にあるので、図11(c),(d)に示すように、本来は固定開口207に対して上側(光軸方向内側)に位置する延長先端部が(図11(c))、固定開口207側への反りによって固定開口207を通り固定板の下側(光軸方向外側)に延出するおそれがある(図11(d))。この場合、各絞り羽根が閉じきり状態から開いていくときに、絞り羽根201の先端部が固定開口207の周囲部分に引っかかって絞り羽根201が開かなくなってしまう。
【0021】
なお、絞り羽根202は絞り羽根201と絞り羽根206との間に位置するため、上記のような不都合は起きない。
【0022】
また、図11(e)に示すように、絞り羽根201の延長した先端部は、閉じきり近辺でのみ重なり順序が生じる、対向する絞り羽根204と、閉じきり位置において重なっているために、先端部の上下関係が逆転して絞り羽根201の先端部が絞り羽根204に乗り上げてしまうと、閉じきれなくなってしまう。
【0023】
また、絞り羽根202の先端部と絞り羽根205との関係も同一なので、こちらも乗り上げによる閉じきり不能の原因となる。
【0024】
そこで、本発明は、複数の遮光部材を持つ虹彩型光量調節装置において、シャッター動作に伴う高速駆動時も含めて遮光羽根の本来の重なり順序を維持し、遮光羽根同士等の食いつきがなく、確実かつスムーズな開閉動作を可能とすることを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明では、光が通過する固定開口が形成された固定板と、この固定板における上記固定開口の周辺に複数配置された軸を中心にそれぞれ光軸直交方向外側および内側に開閉揺動して通過光量を調節する複数の遮光羽根とを備えた虹彩型光量調節装置において、複数の遮光羽根のうち少なくとも一部の遮光羽根に、揺動中心となる軸とは上記固定開口の周方向にて隣り合わない軸を中心として揺動する他の遮光羽根との光軸方向の重なり順序を維持するために上記他の遮光羽根と重なる延長形状部を設けるとともに、この延長形状部を少なくとも先端側に有した遮光羽根を含む上記複数の遮光羽根をそれぞれ、全揺動範囲において光軸直交方向外側の外形縁における上記固定開口の周縁との交差位置の数が1箇所以下となり、かつ閉じ揺動時に光軸直交方向において略対向する方向から接近する遮光羽根同士のうち一方の先端部が閉じきり位置において他方の遮光羽根に重ならない形状としている。
【0026】
すなわち、本発明では、複数の遮光羽根のうち少なくとも一部の遮光羽根に延長形状部を設けて、この一部の遮光羽根の揺動中心となる軸とは上記固定開口の周方向にて隣り合わない軸を中心として揺動する他の遮光羽根との光軸方向の重なり順序を維持できるようにするとともに、全ての遮光羽根を、全揺動範囲において光軸直交方向外側の外形縁と上記固定開口の周縁との交差位置の数が1箇所以下となるように形成して、遮光羽根の先端部(特に延長形状とされた先端部)が固定開口を通って固定板の反対側に延出し固定開口の周縁に引っかかることがないようにしている。さらに全ての遮光羽根を、閉じ揺動時に光軸直交方向において略対向する方向から接近する遮光羽根同士のうち一方の先端部が閉じきり位置において他方の遮光羽根に重ならない形状に形成することにより、これら遮光羽根同士の重なりがあることに起因した上下関係の入れ替わりおよびこれによる閉じきり不可能な状態の発生を未然に防止している。
【0027】
したがって、本発明によれば、各遮光羽根の重なりの順番が入れ替わらず、かつ遮光羽根の先端部が多少反り返っていたり駆動に伴って浮き上がったりしても遮光羽根同士若しくは固定開口に対して絞り羽根が干渉したり引っかかったりすることのない、確実かつスムーズな開閉動作が行なえる虹彩型光量調節装置を実現することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1には、本発明の第1実施形態である虹彩型絞り装置(虹彩型光量調節装置)を分解して示している。
【0029】
1は本装置のベースとなる基板(固定板)であり、その中央には光軸Lを中心とした円形状の固定開口1aを有する。
【0030】
2は後述する絞り羽根(遮光羽根)を駆動するための駆動リングであり、その内周部が、基板1における固定開口1aの周辺部内側に形成された円筒部1bの外周部分に回動自在に嵌合している。
【0031】
3は可変絞り開口を形成する6枚の絞り羽根(31〜36:遮光羽根)である。4は各絞り羽根31〜36を基板1との間に形成される空間内に収容するための押さえ板(固定板)であり、その中央部には光軸を中心とした固定開口4aを有する。押さえ板4はビス3本によって基板1に対して位置決めの上固定される。
【0032】
5は駆動リング2を駆動する駆動レバーであり、駆動リング2の外周部に設けられた長穴部2aに嵌合するピン5aを有し、駆動リング2を回動させる。
【0033】
6は駆動モータであり、出力軸6aには駆動レバー5が圧入もしくは接着等で固定される。駆動モータ6はビスによって基板1に結合される。
【0034】
図2(a)は、上記6枚の絞り羽根31〜36を光軸方向正面側から見た図である。なお、以下の説明において、光軸方向の基板1側を「下」といい、押さえ板4側を「上」という。
【0035】
各絞り羽根は、絞り羽根31から順番に図中における時計回り方向に一部が上に重なっていくように配置されている。なお、各絞り羽根が他の絞り羽根の下側に位置する部分は破線で示している。
【0036】
絞り羽根31の基端部に設けられた穴部31aは、基板1における固定開口1aの周辺部外側に設けられた回転ピン1cに回転可能に嵌合しており、絞り羽根31の中間部に設けられた長穴部31bには、駆動リング2に設けられた駆動ピン2cが嵌合している。他の絞り羽根32〜36も基本的に同一の構成によって基板1に支持されている。
【0037】
このように構成された絞り装置において、駆動モータ6の回転が駆動レバー5を介して駆動リング2に伝達され、駆動リング2が回動すると、駆動リング2に設けられた駆動ピン2cを介して各絞り羽根31〜36が回転ピン1cを中心として光軸直交方向外側および内側に開閉揺動し、開放状態から閉じきり状態、さらにはこの閉じきり状態からさらに絞り込んだ全閉絞り込み状態を得ることができる。
【0038】
次に、図3(a)を用いて各絞り羽根31〜36の形状について説明する。図3(a)の下段には、先端側および基端側が通常の形状(延長形状部を有さない形状)を有する絞り羽根Cを示している。また、上段には絞り羽根Cに比べて先端側を延長した(先端側に延長形状部を設けた)絞り羽根Aを、中段には基端側を延長した(基端側に延長形状部を設けた)絞り羽根Bを示している。
【0039】
なお、図2(a)において、絞り羽根31,32は絞り羽根Bに、絞り羽根33,34は絞り羽根Cに、絞り羽根35,36は絞り羽根Aである。すなわち、本実施形態の絞り装置に用いられる6枚の絞り羽根は3種類の絞り羽根を有して構成されている。
【0040】
図2(b)は、絞り羽根31と絞り羽根35との重なり具合がよく解るように、一番上に配置されている絞り羽根36を取り除いて示した図である。
【0041】
先端側を延長した絞り羽根36の先端部は、開放状態から閉じきり状態を経て全閉絞り込み状態までの全揺動範囲において常に絞り羽根32の上側に位置し、同じく先端側を延長した絞り羽根35の先端部は絞り羽根31の上に常に位置することで、これら絞り羽根同士がそれぞれ逆の順序で重なる(例えば、絞り羽根36が絞り羽根32の下側に入り込む)ことを防止し、重なり順序を維持するようになっている。
【0042】
次に、図4を用いて、基板1の固定開口1aおよび押さえ板4の固定開口4aとの関係での各絞り羽根の形状について説明する。但し、図4に1枚のみ示した絞り羽根は、6枚の絞り羽根31〜36のうち一番上に位置している、先端側を延長した絞り羽根36であり、同図には絞り羽根36が面している押さえ板4の固定開口4aを示している。なお、基板1の固定開口1aは、光軸方向から見たときに、押さえ板4の固定開口4aと重なっている。
【0043】
全閉位置Eにある絞り羽根36が回転ピンを中心に矢印方向に開き揺動して開口面積を増していく過程で、絞り羽根36の先端側の光軸直交方向外側の外形縁と固定開口4aの周縁とは常に1点Pで交差しており、絞り羽根36Fの位置以上に開くと交差点がなくなる。また、絞り羽根36の先端側における光軸直交方向外側の外形縁は、緩やかかつ滑らかな曲線形状となっている。
【0044】
これにより、仮に絞り羽根36の先端部が上側(紙面手前側)つまりは固定開口4aの側に反っていても、既に押さえ板4の下側にて固定開口4aの周縁との交差点Pが、絞り羽根36の先端部の引き込みの案内となり、開放端まで問題なく絞り羽根36を開き揺動することができる。
【0045】
絞り羽根35の先端部は絞り羽根31と絞り羽根36の間に挟まれているが、他の絞り羽根32〜34の先端部は基板1の固定開口1aに面しており、これら各絞り羽根における光軸直交方向外側の外形縁と固定開口1aの周縁との関係は、絞り羽根36と固定開口4aとの関係と同様になっている。
【0046】
なお、本実施形態では、固定開口1a,4aが撮影光学系内で光束を制限している固定絞りの役割を果たすために円形である場合について説明しているが、固定開口が固定絞りではない場合には、固定開口は円形に限定されないので、絞り羽根の先端部の動きに対して、先端部の光軸直交方向外側の外形縁と固定開口の周縁との交差点が1点以下となるような形状にすることで同等の効果が得られる。
【0047】
また、図5には、絞り羽根31〜36の閉じきり状態(絞り開口径がほぼ零になった瞬間の状態)を示している。このうち実線で示した絞り羽根33,36は、閉じきり状態近辺において光軸直交における互いに略対向する方向から接近するが、絞り羽根36は、その先端部が、閉じきり状態において絞り羽根33に重ならない形状を有している。そして、図5において両絞り羽根33,36が接しているように見える部分が光軸中心に対応している。なお、実際には絞り羽根36と絞り羽根33の間には、2点鎖線で示した絞り羽根34と絞り羽根35とが挟まっており、また、絞り羽根33の下側には2点鎖線で示した絞り羽根31と絞り羽根32とが重なっている。
【0048】
このように絞り羽根36の先端部が、図5の閉じきり状態にて絞り羽根33に重ならないので、仮に絞り羽根36の先端部が大きく絞り羽根33の方向へ反っていても、更に絞り込むに従って重なっていく部分が案内となって確実に絞り込むことができる。
【0049】
この関係は、閉じきり状態近辺において略対向する方向から接近する他の絞り羽根同士でも同様となっている。これにより、絞り羽根31〜36の反りや高速駆動時の絞り羽根の暴れや浮き上がりがあっても、確実に絞り開口を閉じきることができる。
【0050】
(第2実施形態)
図6には、本発明の第2実施形態である虹彩型絞り装置(虹彩型光量調節装置)における絞り羽根を示している。なお、本実施形態の虹彩型絞り装置の基本構成は第1実施形態のものと同じであり、共通する構成要素には図示しなくても第1実施形態と同符号を付す。本実施形態では、第1実施形態に対して絞り羽根の配置を変えている。
【0051】
図6(a)は絞り開口を形成する6枚の絞り羽根41〜46を正面から見た図である。各絞り羽根は、絞り羽根41から順番に図中における反時計回り方向に一部が上に重なっていくように配置されている。なお、各絞り羽根が他の絞り羽根の下側に位置する部分は破線で示している。
【0052】
絞り羽根45の基端部に設けられた穴部45aは、基板1における固定開口1aの周辺部外側に設けられた回転ピン1cに回転可能に嵌合しており、絞り羽根45の中間部に設けられた長穴部45bには、駆動リング2に設けられた駆動ピン2cが嵌合している。
【0053】
他の絞り羽根41〜44,46も同一の構成にて基板1に支持され、駆動リング2に設けられた駆動ピンにて駆動される。
【0054】
次に、図6(a)を用いて各絞り羽根の形状について説明する。絞り羽根41,42は先端側を延長した図3(a)における絞り羽根A、絞り羽根43,44は通常の絞り羽根C、絞り羽根45,46は基端側を延長した絞り羽根Bである。すなわち、本実施形態の6枚の絞り羽根41〜46は3種類の絞り羽根から構成されている。
【0055】
図6(b)は絞り羽根41と絞り羽根45との重なり具合がよく解るように、一番上に配置されている絞り羽根46を取り除いた図である。
【0056】
先端側を延長した絞り羽根42の先端部は、開放状態から閉じきり状態を経て全閉絞り込み状態までの全揺動範囲において常に絞り羽根46の下側に位置し、同じく先端側を延長した絞り羽根41の先端部は絞り羽根45の下側に常に位置することで、これら絞り羽根同士がそれぞれ逆の順序で重なる(例えば、絞り羽根46が絞り羽根42の下側に入り込む)ことを防止し、重なり順序を維持するようになっている。
【0057】
また、各絞り羽根41〜46の先端部における光軸直交方向外側の外形縁と固定開口1a,4aの周縁との関係および閉じきり近辺において先端部同士が略対向する方向から接近する絞り羽根の先端部形状については第1実施形態と同じである。
【0058】
(第3実施形態)
上記第1および第2実施形態では、3種類の絞り羽根で6枚の絞り羽根群を構成した場合について説明したが、絞り羽根を重ねていく方向が反対(時計回り方向と反時計回り方向)になると、絞り羽根を重ねる順番が変わってくる。
【0059】
第1実施形態では、最初に配置する2枚の絞り羽根は基端側を延長した図3(a)の絞り羽根Bであり、第2実施形態では、最初に配置する2枚の絞り羽根は先端側を延長した図3(a)の絞り羽根Aである。
【0060】
第1および第2実施形態では、絞り羽根の相互の乗り上げを防止するために乗り上げの危険性のある絞り羽根においてそれぞれ近接する部分のみを延長して重ねており、重ねる必要のない絞り羽根については延長しない通常の形状としているので、絞り羽根の負荷を小さくできる。但し、組立に際しては、3種類の絞り羽根を使用しながら重ねていく順番が変わってしまうので、注意が必要となり、組立工数を増加させてしまう可能性もある。
【0061】
このような不都合を解消するために、図7には本発明の第3実施形態である虹彩型絞り装置(虹彩型光量調節装置)における絞り羽根を示している。なお、本実施形態の虹彩型絞り装置の基本構成は第1実施形態のものと同じであり、共通する構成要素には図示しなくても第1実施形態と同符号を付す。
【0062】
図7(a)は6枚の絞り羽根を正面から見た図である。51〜56は絞り開口形状を形成する6枚の絞り羽根であり、各絞り羽根は、絞り羽根51から順番に時計回り方向に一部を上に重ねていくように配置されている。なお、各絞り羽根が他の絞り羽根の下側に位置する部分は破線で示している。
【0063】
絞り羽根51の基端部に設けられた穴部51aは、基板1における固定開口1aの周辺部外側に設けられた回転ピン1cに回転可能に嵌合しており、絞り羽根51の中間部に設けられた長穴部51bには、駆動リング2に設けられた駆動ピン2cが嵌合している。
【0064】
他の絞り羽根52〜56も同一の構成にて基板1に支持され、駆動リング2に設けられた駆動ピンにて駆動される。
【0065】
次に、図3(b)を用いて各絞り羽根の形状について説明する。図3(b)の下段には、先端側および基端側が通常の形状(延長形状部を有さない形状)を有する絞り羽根Cを示している。また、上段には絞り羽根Cに比べて先端側および基端側を延長した(先端側および基端側に延長形状部を設けた)絞り羽根Dを示している。
【0066】
図7(a)において、絞り羽根51,52,55,56は図3(b)の絞り羽根Dであり、絞り羽根53,54は図3(b)の絞り羽根Cである。すなわち、本実施形態の6枚の絞り羽根は、2種類の絞り羽根から構成されている。
【0067】
図7(b)は絞り羽根51と絞り羽根55との重なり具合がよく解るように、一番上に配置されている絞り羽根56を取り除いて示した図である。
【0068】
先端側および基端側を延長した絞り羽根56の先端部は、開放状態から閉じきり状態を経て全閉絞り込み状態までの全揺動範囲において常に絞り羽根52の上側に位置し、同じく先端側および基端側を延長した絞り羽根55の先端部は絞り羽根51の上に常に位置することで、これら絞り羽根同士がそれぞれ逆の順序で重なる(例えば、絞り羽根56が絞り羽根52の下側に入り込む)ことを防止し、重なり順序を維持するようになっている。
【0069】
また、各絞り羽根51〜56の先端部における光軸直交方向外側の外形縁と固定開口1a,4aの周縁との関係および閉じきり近辺において先端部同士が略対向する方向から接近する絞り羽根の先端部形状については第1実施形態と同じである。
【0070】
本実施形態は、第1および第2実施形態において先端側若しくは基端側のみを延長した2種類の絞り羽根を、先端側および基端側を延長した絞り羽根で置き換えることにより、必要な絞り羽根の種類を2種類としたものである。
【0071】
従って、下からの重なりの順番としては、絞り羽根Dが2枚、絞り羽根Cが2枚および絞り羽根Dが2枚となり、重ねていく方向については問題とならなくなる。すなわち、より少ない種類の絞り羽根で虹彩型絞り装置を構成でき、かつ組立てについても工数削減が可能となる。
【0072】
(第4実施形態)
図8には、本発明の第4実施形態である虹彩型絞り装置(虹彩型光量調節装置)における絞り羽根を示している。なお、本実施形態の虹彩型絞り装置の基本構成は第1実施形態のものと同じであり、共通する構成要素には図示しなくても第1実施形態と同符号を付す。
【0073】
図8(a)は絞り開口を形成する6枚の絞り羽根61〜66を正面から見た図である。各絞り羽根は、絞り羽根61から順番に図中における時計回り方向に一部が上に重なっていくように配置されている。なお、各絞り羽根が他の絞り羽根の下側に位置する部分は破線で示している。
【0074】
絞り羽根61の基端部に設けられた穴部61aは、基板1における固定開口1aの周辺部外側に設けられた回転ピン1cに回転可能に嵌合しており、絞り羽根61の中間部に設けられた長穴部61bには、駆動リング2に設けられた駆動ピン2cが嵌合している。
【0075】
他の絞り羽根62〜66も同一の構成にて基板1に支持され、駆動リング2に設けられた駆動ピンにて駆動される。
【0076】
本実施形態の6枚の絞り羽根61〜66は、全て図3(b)に示した先端側および基端側の両方を延長した1種類の絞り羽根Dのみで構成されている。
【0077】
図8(b)は、絞り羽根61と絞り羽根65との重なり具合がよく解るように、一番上に配置されている絞り羽根66を取り除いて示した図である。
【0078】
先端側および基端側を延長した絞り羽根66の先端部は、開放状態から閉じきり状態を経て全閉絞り込み状態までの全揺動範囲において常に絞り羽根62の上側に位置し、同じく先端側および基端側を延長した絞り羽根65の先端部は絞り羽根61の上に常に位置することで、これら絞り羽根同士がそれぞれ逆の順序で重なる(例えば、絞り羽根66が絞り羽根62の下側に入り込む)ことを防止し、重なり順序を維持するようになっている。
【0079】
また、各絞り羽根61〜66の先端部における光軸直交方向外側の外形縁と固定開口1a,4aの周縁との関係および閉じきり近辺において先端部同士が略対向する方向から接近する絞り羽根の先端部形状については第1実施形態と同じである。
【0080】
本実施形態では、同一形状の1種類の絞り羽根のみで虹彩型絞り装置を構成しているので、部品の種類を最少とすることが可能であり、組立てに際して重ねる順番に注意を払う必要がなくなり、工数を大きく削減することができる。
図9には、上記第1から第4実施形態にて説明した虹彩型絞り装置を組み込んだレンズ鏡筒を分解して示している。このレンズ鏡筒は、動画および静止画撮影が可能なビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮影装置に備えられるものである。
【0081】
この図において、L1は固定の第1レンズ群、L2は光軸方向に移動することにより変倍動作を行なう第2レンズ群、L3は光軸直交平面内で移動して像ぶれ補正動作を行なう第3レンズ群、L4は光軸方向に移動することにより合焦動作を行なう第4レンズ群である。
【0082】
11は第1レンズ群L1を保持する前玉鏡筒ユニット、12は第2レンズ群L2を保持する2群移動枠、13は第3レンズ群L3を光軸直交平面内で移動可能とするシフトユニット、14は第4レンズ群L4を保持する4群移動枠、15はCCD等の撮像素子を保持する後部鏡筒である。
【0083】
16,17は2群移動枠12を光軸方向にガイドするとともに2群移動枠12の光軸直交面内での回転を阻止するガイドバーであり、前玉鏡筒ユニット11と後部鏡筒15とによって位置決め固定されている。
【0084】
また、18は、ガイドバー16と4群移動枠14を光軸方向にガイドするとともに4群移動枠14の光軸直交面内での回転を阻止するガイドバーであり、シフトユニット13と後部鏡筒15とによって位置決め固定されている。
【0085】
シフトユニット13は後部鏡筒15に位置決めされた上でビス3本により前方から締め付け固定されている。
【0086】
19は光学系の開口径を変化させる、上記第1から第4実施形態にて説明した虹彩型絞り装置である。この絞り装置19は、第3レンズ群L3の直前に配置されシフトユニット13に固定される。
【0087】
後部鏡筒15は前玉鏡筒ユニット11に位置決めされた上でビス3本により後方より締め付け固定されている。
【0088】
20は第4レンズ群L4を光軸方向に移動させて合焦動作を行なわせるためのリードスクリューであり、前後に軸受け形状を持ち、後部に多極に着磁されたローターマグネット20aが固定されている。
【0089】
21はローターマグネット20aを回転させるためのステッピングモータステータユニットであり、リードスクリュー20はシフトユニット13とステッピングモータステータユニット21に設けられた軸受け部で支持される。リードスクリュー20は4群移動枠14に取り付けられたラック14aと噛み合っており、ローターマグネット20aの回転により4群移動枠14および第4レンズ群L4が光軸方向に駆動される。
【0090】
なお、4群移動枠14、ガイドバー16,18、ラック14aおよびリードスクリュー20はねじりコイルバネ14bの付勢力によって片寄せされ、それぞれの間のガタつきが取り除かれている。
【0091】
22は第2レンズ群L2を光軸方向に移動させて変倍動作を行なわせるためのリードスクリューであり、前後に軸受け形状を持ち、後部に多極に着磁されたローターマグネット22aが固定されている。
【0092】
23はローターマグネット22aを回転させるためのステッピングモータステータユニットであり、リードスクリュー22はシフトユニット13とステッピングモータステータユニット23に設けられた軸受け部で支持される。リードスクリュー22は2群移動枠12に取り付けられたラック12aと噛み合っており、ローターマグネット22aの回転により2群移動枠12および第2レンズ群L2が光軸方向に駆動される。
【0093】
また、移動枠12、ガイドバー16,17、ラック12aおよびリードスクリュー22はねじりコイルバネ12bの付勢力によって片寄せされ、それぞれの間のガタつきが取り除かれている。
【0094】
ステッピングモータステータユニット21,23は後部鏡筒15にそれぞれ2本のビスで固定されている。
【0095】
24はフォトインタラプタからなるフォーカスリセットスイッチであり、4群移動枠14に形成された遮光部14cの光軸方向への移動による遮光と透光との切り替わりに応じて電気信号を出力する。不図示の制御回路は、この電気信号に基づいて第4レンズ群L4が所定の基準位置に位置するか否かを検出することができる。なお、フォーカスリセットスイッチ24は基板を介してビス1本で後部鏡筒15に固定されている。
【0096】
25はフォトインタラプタからなるズームリセットスイッチであり、2群移動枠12に形成された遮光部12cの光軸方向への移動による遮光と透光との切り替わりに応じて電気信号を出力する。不図示の制御回路は、この電気信号に基づいて第2レンズ群L2が所定の基準位置に位置するか否かを検出することができる。なお、ズームリセットスイッチ25は基板を介してビス1本で前玉鏡筒ユニット11に固定されている。
【0097】
なお、以上説明した実施形態は例示にすぎず、本発明は上記実施形態以外の構成にも適用することができる。例えば、上記各実施形態では6枚の絞り羽根を有する絞り装置について説明したが、本発明は、3〜5枚や7枚以上の絞り羽根を有する虹彩型光量調節装置にも適用することができる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、複数の遮光羽根のうち少なくとも一部の遮光羽根に延長形状部を設けて、この一部の遮光羽根の揺動中心となる軸とは上記固定開口の周方向にて隣り合わない軸を中心として揺動する他の遮光羽根との光軸方向の重なり順序を維持できるようにするとともに、全ての遮光羽根を、全揺動範囲において光軸直交方向外側の外形縁と上記固定開口の周縁との交差位置の数が1箇所以下となるように形成して、遮光羽根の先端部(特に延長形状とされた先端部)が固定開口を通って固定板の反対側に延出し固定開口の周縁に引っかかることがないようにしている。しかも、全ての遮光羽根を、閉じ揺動時に光軸直交方向において略対向する方向から接近する遮光羽根同士のうち一方の先端部が閉じきり位置において他方の遮光羽根に重ならない形状に形成することにより、これら遮光羽根同士の重なりがあることに起因した上下関係の入れ替わりおよびこれによる閉じきり不可能な状態の発生を未然に防止している。したがって、本発明によれば、シャッター動作に伴う高速駆動時も含めて遮光羽根の重なり順番が入れ替わらず、かつ遮光羽根の先端部が多少反り返っていたり駆動に伴って浮き上がったりしても遮光羽根同士若しくは固定開口に対して絞り羽根が干渉したり引っかかったりすることのない、確実かつスムーズな開閉動作が行える虹彩型光量調節装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である虹彩型絞り装置の分解斜視図。
【図2】上記第1実施形態の虹彩型絞り装置で用いられる絞り羽根の正面図。
【図3】上記第1実施形態における絞り羽根の形状を説明する図。
【図4】上記第1実施形態における絞り羽根と固定開口との関係を説明する図。
【図5】上記第1実施形態における絞り羽根の先端部形状を説明する図。
【図6】本発明の第2実施形態である虹彩型絞り装置で用いられる絞り羽根の正面図。
【図7】本発明の第3実施形態である虹彩型絞り装置で用いられる絞り羽根の正面図。
【図8】本発明の第4実施形態である虹彩型絞り装置で用いられる絞り羽根の正面図。
【図9】上記第1〜第4実施形態の虹彩型絞り装置を備えたレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図10】従来の虹彩型絞り装置の構成図。
【図11】従来の虹彩型絞り装置における問題点を説明する図。
【符号の説明】
1 基板
2 駆動リング
3(31〜36,41〜46,51〜56,61〜66) 絞り羽根
4 押さえ板
5 駆動レバー
6 駆動モータ
11 前玉鏡筒ユニット
12 2群移動枠
13 シフトユニット
14 4群移動枠
15 後部鏡筒
16,17,18 ガイドバー
19 虹彩型絞り装置
20,22 リードスクリュー
21,23 ステッピングモータステータユニット
24 フォーカスリセットスイッチ
25 ズームリセットスイッチ

Claims (8)

  1. 光が通過する固定開口が形成された固定板と、この固定板における前記固定開口の周辺に複数配置された軸を中心にそれぞれ光軸直交方向外側および内側に開閉揺動して通過光量を調節する複数の遮光羽根とを備えた虹彩型光量調節装置であって、
    前記複数の遮光羽根のうち少なくとも一部の遮光羽根は、揺動中心となる軸とは前記固定開口の周方向にて隣り合わない軸を中心として揺動する他の遮光羽根との光軸方向の重なり順序を維持するために前記他の遮光羽根と重なる延長形状部を有しており、
    前記延長形状部を少なくとも先端側に有した遮光羽根を含む前記複数の遮光羽根がそれぞれ、全揺動範囲において光軸直交方向外側の外形縁における前記固定開口の周縁との交差位置の数が1箇所以下となり、かつ閉じ揺動時に光軸直交方向において略対向する方向から接近する遮光羽根同士のうち一方の先端部が閉じきり位置において他方の遮光羽根に重ならない形状を有することを特徴とする虹彩型光量調節装置。
  2. 前記略対向する方向から接近する遮光羽根同士のうち前記一方の先端部が前記他方の遮光羽根に、閉じきり位置からの閉じ方向への揺動により重なることを特徴とする請求項1に記載の虹彩型光量調節装置。
  3. 前記固定板が前記複数の遮光羽根を光軸方向にて挟む両側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の虹彩型光量調節装置。
  4. 前記複数の遮光羽根が、先端側に前記延長形状部を有した遮光羽根と、基端側に前記延長形状部を有した遮光羽根と、先端側および基端側のいずれにも前記延長形状部を有さない遮光羽根との3種類の遮光羽根で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の虹彩型光量調節装置。
  5. 前記複数の遮光羽根が、先端側および基端側に前記延長形状部を有した遮光羽根と、先端側および基端側のいずれにも前記延長形状部を有さない遮光羽根との2種類の遮光羽根で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の虹彩型光量調節装置。
  6. 前記複数の遮光羽根が、先端側および基端側に前記延長形状部を有した1種類の遮光羽根で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の虹彩型光量調節装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の虹彩型光量調節装置を光学系内に備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 請求項7に記載のレンズ鏡筒を備えたことを特徴とする撮影装置。
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