JP2002182263A - 光量調節装置、撮影レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

光量調節装置、撮影レンズ鏡筒および撮像装置

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JP2002182263A JP2000382237A JP2000382237A JP2002182263A JP 2002182263 A JP2002182263 A JP 2002182263A JP 2000382237 A JP2000382237 A JP 2000382237A JP 2000382237 A JP2000382237 A JP 2000382237A JP 2002182263 A JP2002182263 A JP 2002182263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量調節装置において小絞り状態で開口が異
形になると光学性能が悪化する。また、光量調節装置に
NDフィルタを設けると大型化し易い。 【解決手段】 光軸回りで回転する駆動リング9dによ
り複数の遮光羽根9eを開閉揺動させ、これら遮光羽根
により形成される光通過口の開口面積を変化させる羽根
駆動機構と、駆動リングを回転駆動する第1のアクチュ
エータ9bと、上記光通過口に重なる位置に対し進退す
るNDフィルタ9hと、このNDフィルタを進退駆動す
る第2のアクチュエータ9fとを有する光量調節装置に
おいて、羽根駆動機構とNDフィルタの間にこれら羽根
駆動機構およびNDフィルタを支持する支持板9aを配
置し、駆動リングを支持板における光軸方向厚み内に配
置するとともに第1および第2のアクチュエータを支持
板を挟んで互いに反対側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
光学機器に用いられるレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ用のズームレンズとして
は、例えば被写体側から順に固定の凸、可動の凹、固定
の凸、可動の凸の4つのレンズ群から構成されるものが
ある。
【0003】図9(A),(B)には、一般的な4群レ
ンズ構成のズームレンズの鏡筒構造を示している。な
お、(B)は(A)におけるA−A線断面を示してい
る。
【0004】このズームレンズを構成する4つのレンズ
群201a〜201dは、固定された前玉レンズ201
a、光軸に沿って移動することで変倍動作を行うバリエ
ーターレンズ群201b、固定されたアフォーカルレン
ズ201c、および光軸に沿って移動することで変倍時
の焦点面維持と焦点合わせを行うフォーカシングレンズ
群201dからなる。
【0005】ガイドバー203,204a,204bは
光軸205と平行に配置され、移動するレンズ群の案内
および回り止めを行う。DCモータ206はバリエータ
ーレンズ群201bを移動させる駆動源となる。
【0006】前玉レンズ201aは前玉鏡筒202に保
持され、バリエーターレンズ群201bはV移動環21
1に保持されている。また、アフォーカルレンズ201
cは中間枠215に、フォーカシングレンズ群201d
はRR移動環214に保持されている。また、中間枠2
15には、絞りユニット218が保持されている。
【0007】前玉鏡筒202は、後部鏡筒216に位置
決め固定されており、両鏡筒202,216によってガ
イドバー203が位置決め支持されているとともに、ガ
イドスクリュウ軸208が回転可能に支持されている。
このガイドスクリュウ軸208は、DCモータ206の
出力軸206aの回転がギア列207を介して伝達され
ることにより回転駆動される。
【0008】バリエーターレンズ群201bを保持する
V移動環211は、押圧ばね209とこの押圧ばね20
9の力でガイドスクリュウ軸208に形成されたスクリ
ュー溝208aに係合するボール210とを有してお
り、DCモータ206によってガイドスクリュー軸20
8が回転駆動されることにより、ガイドバー203にガ
イドおよび回転規制されながら光軸方向に進退移動す
る。
【0009】後部鏡筒216とこの後部鏡筒216に位
置決めされた中間枠215にはガイドバー204a,2
04bが嵌合支持されている。RR移動環214は、こ
れらガイドバー204a,204bによってガイドおよ
び回転規制されながら光軸方向に進退可能である。
【0010】フォーカシングレンズ群201dを保持す
るRR移動環214には、ガイドバー204a,204
bにスライド可能に嵌合するスリーブ部が形成されてお
り、またラック213が光軸方向についてRR移動環2
14と一体的となるように組み付けられている。
【0011】ステッピングモータ212は、その出力軸
に一体形成されたリードスクリュー212aを回転駆動
する。リードスクリュー212aにはRR移動環214
に組み付けられたラック213が係合しており、リード
スクリュー212aが回転することによって、RR移動
環214がガイドバー204a,204bによりガイド
されながら光軸方向に移動する。
【0012】なお、バリエーターレンズ群の駆動源とし
ては、フォーカシングレンズ群の駆動源と同様にステッ
ピングモータを用いてもよい。
【0013】そして、前玉鏡筒202、中間枠215お
よび後部鏡筒216により、レンズ等を略密閉収容する
レンズ鏡筒本体が形成される。
【0014】また、このようなステッピングモータを用
いてレンズ群保持枠を移動させる場合には、フォトイン
タラプタ等を用いて保持枠が光軸方向の1つの基準位置
に位置することを検出した後に、ステッピングモータに
与える駆動パルスの数を連続的にカウントすることによ
り、保持枠の絶対位置を検出する。
【0015】次に、上記絞りユニット218の構成を、
図10を用いて説明する。この絞りユニット218は、
2枚の絞り羽根23a,23bを、1つの回動式電磁ア
クチュエータ(モータ)23cによりシーソー式駆動レ
バー23dを介して互いに反対方向に略平行移動させる
タイプの絞りユニットである。
【0016】23eは絞りユニットの地板ある。絞り羽
根23aは光軸方向から見て略J字形をしており、その
下側湾曲部の上縁には略半円形の大きな開口形成用切欠
き23a1が形成されている。また、この開口形成用切
欠き23a1の下端部23a2は逆三角形状に形成され
ている。
【0017】絞り羽根23aの左側縁寄りの位置には、
互いに上下方向に離間してそれぞれ上下方向に延びるガ
イドスリット23a3,23a4が、また、右側縁寄り
の位置には上下方向に延びるガイドスリット23a5が
それぞれ形成されている。
【0018】また、絞り羽根23aの左上側のガイドス
リット24a3の上方には、左右方向に延びる連結長孔
23a6が形成されている。
【0019】そして、左側のガイドスリット23a3,
23a4には、地板23eに形成された支持ピン23e
1,23e2がそれぞれ係合し、右側のガイドスリット
23a5には、同じく地板23eに形成された支持ピン
23e3が係合している。これにより、絞り羽根23a
は上下方向にのみ移動可能に地板23eに支持される。
【0020】また、絞り羽根23bは光軸方向から見て
略h字形をしており、その下側湾曲部の下縁には略半円
形の大きな開口形成用切欠き23b1が形成されてい
る。また、この開口形成用切欠き23b1の上端部23
b2は三角形状に形成されている。
【0021】絞り羽根23bの右側縁寄りの位置には、
互いに上下方向に離間してそれぞれ上下方向に延びるガ
イドスリット23b3,23b4が、また、左側縁寄り
の位置には上下方向に延びるガイドスリット23b5が
それぞれ形成されている。
【0022】また、絞り羽根23bの右上側のガイドス
リット23b3の上方には、左右方向に延びる連結長孔
23b6が形成されている。
【0023】そして、右側のガイドスリット23b3,
23b4には、地板23eに形成された支持ピン23e
4,23e3がそれぞれ係合し、左側のガイドスリット
23b5には、支持ピン23e2が係合している。これ
により、絞り羽根23bは上下方向にのみ移動可能に地
板23eに支持される。
【0024】23dはモータよって長手方向中央の位置
を中心に揺動駆動されるシーソー型レバーである。そし
て、絞り羽根23a,23bの連結長孔23a6,23
b6にはそれぞれシーソー型レバー23dの両端に設け
られたピンが係合している。このため、モータが回転し
て駆動レバー23dが揺動すると、絞り羽根23a,2
3bは互いに反対方向に駆動され、それぞれの開口形成
用切欠き23a1,23b1とが重なってできる絞り開
口の開口面積が変化する。
【0025】また、図10に示すようなタイプの絞りユ
ニットにおいて、図11に示すように、絞り羽根23
a,23bに並ぶ位置に、NDフィルタ27a〜27d
を絞り開口に対して進退可能に配置したものがある(特
開平2000−106649号公報等)。
【0026】このNDフィルタ27a〜27dは、光軸
方向から見て略U字形状に形成されたフィルタ保持部材
26の開口部26dを覆うようにフィルタ保持部材26
によって保持されている。なお、開口部26dの左右幅
は絞り羽根23a,23bの各開口形成用切欠き24a
1,24b1の左右幅とほぼ同じかやや大き目に形成さ
れている。
【0027】フィルタ保持部材26の左右縁寄りの位置
には、上下方向に延びるガイドスリット26a,26b
がそれぞれ形成されており、さらに左側のガイドスリッ
ト26aの下方には、左右方向に延びる連結長孔26c
が形成されている。そして、ガイドスリット26a,2
6bには、本図には示していないが、図10に示す地板
23eの支持ピン23e1,23e2,23e3,23
e4が嵌合する。これにより、フィルタ保持部材26は
上下方向にのみ移動可能に支持される。
【0028】NDフィルタ27a〜27dは、互いに異
なる透過率を有しており、最も上側に位置するNDフィ
ルタ27aの透過率が最も高く(つまり濃度が薄く)、
下側に位置するNDフィルタほど透過率が低く(濃く)
なっている。
【0029】また、24は絞りアクチュエータ(モー
タ)であり、その出力軸にはアーム25が取り付けられ
ている。このアーム25の先端には駆動ピン25aが設
けられており、この駆動ピン25aはフィルタ保持部材
26の連結長孔26cに係合している。
【0030】このため、絞りアクチュエータ24が作動
してアーム25が揺動すると、フィルタ保持部材26が
上下方向に移動し、NDフィルタ27a〜27dが絞り
開口に重なる位置に対して進退する。
【0031】なお、図示していないが、NDフィルタ
(フィルタ保持部材27)の地板23eとは反対側は、
このNDフィルタを地板側に押さえる押さえ板が設けら
れる。
【0032】例えば明るい被写体に対して絞り口径が小
さくなりすぎると、いわゆる小絞り回折による画質の劣
化と焦点深度の増大によるゴミの写り込みが問題とな
る。特に、撮像素子が小さくなって画素ピッチが細かく
なると、回折の影響も大きくなる。
【0033】このため、上記のような絞り羽根と2種類
以上のNDフィルタとを組み合わせた絞りユニットを用
い、NDフィルタ27a〜27dを絞り開口(小絞り)
に重ねることで、回折等を防止することが可能となる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにシーソー式駆動レバーを介して2枚の絞り羽根
を互いに反対方向に略平行移動させるタイプの絞りユニ
ットでは、きわめて小さな小絞り状態とした時に開口形
状が異形(例えば、スリット形)になり、これに伴う回
折の影響が懸念される。
【0035】また、開口形状が異形であることは、画面
の周辺光量が不均一になるという問題もある。
【0036】また、NDフィルタを絞り羽根と別駆動す
る絞りユニットにおいて、絞り羽根とNDフィルタとを
あまり接近して配置すると、絞り羽根がNDフィルタに
引っ掛かるおそれがある。このため、特開平2000−
250091号公報や特開平2000−122109号
公報にて提案されているように、絞り羽根とNDフィル
タとの間に両者の作動空間を仕切る仕切板を設ける必要
がある。
【0037】この場合、アクチュエータを除いた絞りユ
ニットの光軸方向の厚みは、地板の厚みと、絞り羽根の
作動空間の厚みと、仕切板の厚みと、NDフィルタの作
動空間の厚みと、押さえ板の厚みとを合計したものとな
り、かなり厚くなってしまうという問題もある。
【0038】さらに、NDフィルタを絞り羽根と別駆動
する絞りユニットにおいて、NDフィルタを光軸方向と
略直交する平面内において上下方向に駆動すると、絞り
ユニット全体が上下方向に大型化するという問題があ
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願第1の発明では、開閉揺動して光通過口の開
口面積を変化させる複数の遮光羽根と、これら遮光羽根
を駆動する第1のアクチュエータと、上記光通過口に光
軸方向において重なる位置に対し進退するNDフィルタ
と、このNDフィルタを進退駆動する第2のアクチュエ
ータとを有する光量調節装置において、遮光羽根とND
フィルタとの間にこれら遮光羽根およびNDフィルタを
支持する支持板を配置し、第1および第2のアクチュエ
ータを支持板を挟んで互いに反対側に配置している。
【0040】これにより、遮光羽根を開閉揺動するタイ
プの小絞り状態でも光通過口が異形となりにくい羽根機
構を持つとともに、地板等の支持板自体によって遮光羽
根とNDフィルタの干渉を防止して遮光羽根およびND
フィルタのスムーズな動作を確保でき、しかも第1およ
び第2のアクチュエータを支持板を挟んで互いに反対側
に配置することによって、第1および第2のアクチュエ
ータを光軸直交方向両側に配置する場合に比べてその光
軸直交方向の寸法が小さい光量調節装置を実現すること
が可能である。
【0041】また、本願第2の発明では、光軸回りで回
転する駆動リングにより複数の遮光羽根を開閉揺動さ
せ、これら遮光羽根により形成される光通過口の開口面
積を変化させる羽根駆動機構と、駆動リングを回転駆動
する第1のアクチュエータと、前記光通過口に光軸方向
において重なる位置に対し進退するNDフィルタと、こ
のNDフィルタを進退駆動する第2のアクチュエータと
を有する光量調節装置において、羽根駆動機構とNDフ
ィルタの間にこれら羽根駆動機構およびNDフィルタを
支持する支持板を配置し、駆動リングを支持板における
光軸方向厚み内に配置している。
【0042】これにより、駆動リングの回転により複数
の遮光羽根を開閉駆動するタイプの小絞り状態でも光通
過口が異形となりにくい羽根駆動機構を持つとともに、
地板等の支持板自体によって遮光羽根とNDフィルタの
干渉を防止して遮光羽根およびNDフィルタのスムーズ
な動作を確保でき、しかも駆動リングを支持板における
光軸方向厚み内に配置することによって遮光羽根とは別
駆動されるNDフィルタを備えつつも光軸方向厚みが薄
く、さらには第1および第2のアクチュエータを支持板
を挟んで互いに反対側に配置することによって、第1お
よび第2のアクチュエータを光軸直交方向両側に配置す
る場合に比べてその光軸直交方向の寸法が小さい光量調
節装置を実現することが可能である。
【0043】なお、上記第1および第2の発明におい
て、第1のアクチュエータを支持板を挟んで遮光羽根又
は羽根駆動機構とは反対側(つまりはNDフィルタ側)
に配置することにより、光軸方向において、第1のアク
チュエータと絞り羽根の間に、絞り駆動レバー及び上記
支持板が配置されるため、従来は支持板に対して光軸方
向において、片側のみに絞り羽根、絞り駆動レバー、第
1のアクチュエータがレイアウトされていたのに対し
て、光軸方向における省スペース化に貢献している。
【0044】さらに、第2のアクチュエータを上記支持
板を挟んでNDフィルタとは反対側(つまりは遮光羽根
又は羽根駆動機構側)に配置することにより、光軸方向
において、第2のアクチュエータとNDフィルタとの間
に、ND駆動レバー及び上記支持板が配置されるため、
従来は支持板に対して光軸方向において、片側のみにN
Dフィルタ、絞り駆動レバー、第2のアクチュエータが
レイアウトされていたのに対して、光軸方向における省
スペース化に貢献している。
【0045】また、NDフィルタとしてそれぞれ濃度が
異なる複数の透過領域を有するものを用い、このNDフ
ィルタにおける上記光通過口に重なる位置への進入方向
先端側ほど濃度が薄い透過領域を配置することにより、
光通過口における素通し部分とNDフィルタが重なった
部分との透過率差が大きいことによる回折の影響を防ぐ
ことが可能になる。
【0046】また、上記の光量調節装置を含み、この光
量調節装置を通して矩形の撮像素子上に像を形成する撮
影レンズ鏡筒において、NDフィルタの進退駆動方向を
撮像素子の辺に対して傾かせることにより、NDフィル
タ駆動範囲の上記辺が延びる方向の寸法を小さくするこ
とが可能となる。
【0047】しかも、第2のアクチュエータによりアー
ム部材を揺動駆動し、このアーム部材によってNDフィ
ルタを進退駆動する場合に、アーム部材の揺動範囲を第
2のアクチュエータにおける撮像素子の上記辺を延長し
た方向の端部よりも光軸側に収まるようにすることで、
装置全体における上記辺が延びる方向の寸法をより小さ
くすることが可能となる。
【0048】このような撮影レンズ鏡筒を用いることに
より、撮像装置の小型化を図ることが可能となる。
【0049】なお、NDフィルタの進退駆動方向が上記
のように斜めとなっている場合でも、NDフィルタにお
ける進入方向先端縁や濃度境界線を撮像素子の上辺に略
平行とすることにより、NDフィルタの進退時に撮像画
面中の明るさ変化に違和感が生ずるのを防止することが
可能である。
【0050】
【発明の実施の形態】図1および図2には、本発明の実
施形態である光量調節ユニット(光量調節装置)を含む
撮影レンズ鏡筒の構成を示している。
【0051】これらの図において、L1は固定の第1群
レンズ、L2は光軸方向に移動することにより変倍動作
を行なう第2群レンズ、L3は手振れ等に応じて光軸と
垂直な平面内で移動することにより像振れ補正動作を行
なう第3群レンズ、L4は光軸方向に移動することによ
り合焦動作を行なう第4群レンズである。
【0052】本実施形態のレンズ鏡筒において、第1群
レンズL1は凸、第2群レンズL2は凹、第3群レンズ
L3は凸、第4群レンズL4は凸のパワーを有してお
り、この撮影光学系は被写体側から順に凸凹凸凸の4群
構成の変倍光学系を構成する。
【0053】1は第1群レンズL1を保持する前玉鏡筒
ユニット、2は第2群レンズ群L2を保持する変倍移動
枠である。また、3は第3群レンズL3を光軸と垂直な
平面内で移動可能に保持するシフトユニットであり、4
は第4群レンズL4を保持する合焦移動枠である。
【0054】5はCCD等の撮像素子を固定保持する後
部鏡筒であり、前玉鏡筒ユニット1と後部鏡筒5とによ
り2本のガイドバー6,7が位置決め固定されている。
また、シフトユニット3と後部鏡筒5との間にはガイド
バー8が位置決め固定されている。
【0055】変倍移動枠2はガイドバー6,7により光
軸方向に移動可能に支持され、合焦移動枠4はガイドバ
ー6,8により光軸方向に移動可能に支持されている。
なお、変倍移動枠2および合焦移動枠4はそれぞれ、一
方のガイドバーに対して光軸方向に所定の長さを有する
スリーブ部で嵌合することにより、光軸方向への倒れが
防止され、他方のガイドバーにU溝部で係合することに
より上記一方のガイドバー回りでの回転が防止される。
【0056】シフトユニット3は前玉鏡筒ユニット1に
位置決めされた上、後部鏡筒5と前玉鏡筒ユニット1と
の間に挟み込まれて保持されている。
【0057】9は第1群レンズL1から光学系に入射し
た光量を変化させる光量調節ユニットである。
【0058】この光量調節ユニット9は、6枚の絞り羽
根を開閉揺動させて絞り口径を変化させるいわゆる虹彩
絞りを有する。また、光量調節ユニット9は、3濃度の
NDフィルタが絞り羽根とは別駆動で絞り開口に重なる
位置に進退できるようになっている。
【0059】光量調節ユニット9は、3本のビスにより
前方からシフトユニット3に締結固定されている。この
光量調節ユニット9の詳しい構成については後述する。
【0060】後部鏡筒5は前玉鏡筒ユニット1に位置決
めされ、同時に、前述のようにシフトユニット3を挟み
込んだ上で3本のビスにより後方から共締め固定されて
いる。
【0061】10は合焦移動枠4を光軸方向に移動させ
るためのリードスクリューであり、その前後に軸受け形
状を持つとともに後部に多極に着磁されたローターマグ
ネット10aが固定されている。
【0062】11はローターマグネット10aを回転さ
せるためのステッピングモータステータユニットであ
り、リードスクリュー10はシフトユニット3とステッ
ピングモータステータユニット11に設けられた軸受け
部で回転可能に支持される。
【0063】リードスクリュー10には、合焦移動枠4
に取り付けられたラック4aが噛み合っており、このリ
ードスクリュー10の回転により、ラック4aとともに
合焦移動枠4が光軸方向に駆動される。
【0064】なお、合焦移動枠4とラック4aとの間に
配置されたねじりコイルバネ4bによって、合焦移動枠
4がガイドバー6,8に対してガイドバー径方向に、ラ
ック4aが合焦移動枠4に対して光軸方向に、さらにラ
ック4aがリードスクリュー10への噛み合い方向にそ
れぞれ片寄せ付勢され、各部のガタをなくしている。
【0065】12は第2群レンズL2を光軸方向に移動
させるためのリードスクリューであり、その前後に軸受
け形状を持つとともに後部に多極に着磁されたローター
マグネット12aが固定されている。
【0066】13はローターマグネット12aを回転さ
せるためのステッピングモータステータユニットであ
り、リードスクリュー12はシフトユニット3とステッ
ピングモータステータユニット13に設けられた軸受け
部で回転可能に支持されている。
【0067】リードスクリュー12には、変倍移動枠2
に取り付けられたラック2aが噛み合っており、このリ
ードスクリュー12の回転により、ラック2aとともに
変倍移動枠2が光軸方向に駆動される。
【0068】なお、変倍移動枠2とラック2aとの間に
配置されたねじりコイルバネ2bによって、変倍移動枠
2がガイドバー6,7に対してガイドバー径方向に、ラ
ック2aが変倍移動枠2に対して光軸方向に、さらにラ
ック2aがリードスクリュー12への噛み合い方向にそ
れぞれ片寄せ付勢され、各部のガタをなくしている。
【0069】ステッピングモータステータユニット1
1,13はそれぞれ、後部鏡筒5に2本のビスで固定さ
れている。
【0070】14はフォトインタラプタからなるフォー
カスリセットスイッチであり、合焦移動枠4に形成され
た遮光部4cの光軸方向への移動による遮光、透光の切
り替わりを検出して電気信号を出力する。後述する制御
回路は、このフォーカスリセットスイッチタ14からの
電気信号に基づいて第4群レンズL4が基準位置に位置
するか否かを判別する。このフォーカスリセットスイッ
チ14は1本のビスによって後部鏡筒5に固定されてい
る。
【0071】15はフォトインタラプタからなるズーム
リセットスイッチであり、変倍移動枠2に形成された遮
光部2cの光軸方向への移動による遮光、透光の切り替
わりを検出して電気信号を出力する。後述する制御回路
は、このズームリセットスイッチ15からの電気信号に
基づいて第2群レンズL2が基準位置に位置するか否か
を判別する。このズームリセットスイッチ15は1本の
ビスによって前玉鏡筒ユニット1に固定されている。
【0072】次に、上記シフトユニット3の構成につい
て説明する。第3群レンズL3は、PITCH方向(カ
メラの縦方向)の像振れを補正するための縦方向シフト
と、YAW方向(カメラの横方向)の像振れを補正する
ための横方向シフトとが可能である。なお、縦方向およ
び横方向ともそれぞれ専用の駆動系およびシフト位置セ
ンサを持ち、互いに独立して駆動制御される。
【0073】縦方向および横方向の駆動系およびシフト
位置センサは光軸回りで90度位相がずれているだけで
基本的に同一の構成であるので、ここでは縦方向の駆動
系およびシフト位置についてのみを図2を用いて説明す
る。
【0074】図2において、3bはシフトユニット3の
ベースとなる、レンズ鏡筒と一体化されたシフトベース
である。また、3aは第3群レンズL3を保持し、シフ
トベース3bに対して光軸直交方向に移動可能なシフト
鏡筒である。このシフト鏡筒3aには、圧縮コイルバネ
3dの前端部が嵌合しており、圧縮コイルバネ3dの後
端は後述する後側のセンサーベース3cに当接してい
る。これにより、シフト鏡筒3a、常時シフトベース3
b側(前側)に付勢される。また、シフト鏡筒3aに
は、後述する電磁コイル3iが位置決め固定されてい
る。
【0075】なお、圧縮コイルバネ3dは、その近傍に
配置される検出用および駆動用磁石(これらについては
後述する)に吸着してしまわないように、リン青銅線等
によって形成されている。
【0076】31は上記圧縮コイルバネ3dの付勢力に
よってシフトベース3bとシフト鏡筒3aとの間に挟持
されたボールである。なお、図中には1つのボール31
しか示していないが、実際にはボール31は光軸直交面
内に略同一の周方向間隔で3つ配置されている。
【0077】また、ボール31は、その近傍に配置され
る後述する駆動用磁石に吸引されないように、SUS3
04(オーステナイト系のステンレス鋼)等によって形
成されている。
【0078】3つのボール31が当接するシフトベース
13側の面とシフト鏡筒15側の面とはいずれも光学系
の光軸に対して垂直な面となっており、3つのボール3
1の呼び径を同じとすることにより、シフト鏡筒3a
(つまりは第3群レンズL3)を光軸に対して直角を保
ったままで保持およびシフトガイドすることができる。
【0079】センサーベース3cは2本の位置決めピン
でレンズ鏡筒に対する位置が決められ、3本のビスでシ
フトベース3bに結合される。
【0080】なお、3つのボール31とそれぞれの当接
面との間には、ボール31がシフトベース3bとシフト
鏡筒3aとにより付勢挟持されていない状態でもボール
31が当接面から容易に脱落しない程度の粘度を有する
潤滑油が塗布される。これにより、圧縮コイルバネ3d
の付勢力を上回る慣性力がシフト鏡筒3aに働いて、ボ
ール31が非挟持状態になっても、ボール31の位置が
容易にずれるのを防止できる。
【0081】次に、シフト鏡筒3aの駆動機構について
説明する。3jは光軸から放射方向に2極着磁された駆
動用磁石、3kは駆動用磁石3jの光軸方向前側の磁束
を閉じるためのヨーク、3iはシフト鏡筒3aに接着に
より固定されたコイル、3hは駆動用磁石3jの光軸方
向後側の磁束を閉じるためのヨークである。
【0082】ヨーク3hは、駆動用磁石3jとともにコ
イル3iが移動する空間を形成し、シフトベース3bに
対して磁石の磁力により固定されている。これら駆動用
磁石3jとヨーク3k,3hとにより磁気回路が構成さ
れている。
【0083】コイル3iに電流を流すと、駆動用磁石3
jの2極着磁の着磁境界に対して略直角方向に、磁力線
相互の反発によるローレンツ力が発生し、シフト鏡筒3
aを移動させる。すなわち、シフト鏡筒3aの駆動機構
は、いわゆるムービングコイル型の駆動機構を構成して
いる。
【0084】シフトユニット3では、このような駆動機
構が縦方向および横方向に配置されているため、シフト
鏡筒3aを光軸直交面内で略直交する2方向(縦方向お
よび横方向)にシフト駆動することができる。
【0085】シフト鏡筒3aは、圧縮コイルバネ3dに
よってシフトベース3bに対して3つのボール31を介
して押し付けられているため、シフト鏡筒3aが駆動さ
れるときに負荷となる摩擦力はボール31の転がり摩擦
のみとなる。そして、その摩擦力は極めて小さいため、
シフト鏡筒3aを微小に駆動制御することができる。
【0086】次に、シフト鏡筒3aの位置検出について
説明する。3fは光軸に対して放射方向に2極着磁され
た検出用磁石、3gは検出用磁石3fの光軸方向前側の
磁束を閉じるためのヨークであり、両者はシフト鏡筒3
aに固定されている。
【0087】また、3eは磁束密度を電気信号に変換す
るホール素子であり、センサーベース3cに位置決め固
定されている。これら構成要素によってシフト位置セン
サが構成されている。
【0088】シフト鏡筒3aが縦もしくは横方向に駆動
されると、ホール素子3eによって検出される磁束密度
が変化し、この磁束密度変化を適当な信号処理により電
気信号として検出することにより、シフト鏡筒3のシフ
ト位置を検出することができる。
【0089】次に、上述した光量調節ユニット9の詳細
な構成と動作について、図3〜図5を用いて説明する。
なお、図3には、光量調節ユニット9を分解して示して
おり、図4には光量調節ユニット9の主要部分の断面を
示している。また、図5には、光量調節ユニット9にお
けるNDフィルタの駆動機構を像面側から見て示してい
る。
【0090】9aは光量調節ユニット9において各構成
要素を支持するベースとなる地板(支持板)であり、上
部のリング状部分と下部のフランジ状部分とを有して構
成されている。
【0091】6枚の絞り羽根9eの外側部分には穴部9
e1が形成されており、この穴部9e1には地板9aに
おけるリング状部分の外周側の前面6箇所に設けられた
支持ピン9a1が回動可能に嵌合している。
【0092】また、地板9aにおけるリング状部分の内
周側の前面には、外周側の前面より後方に下がったリン
グ状の凹部9a2が形成されており、ここには駆動リン
グ9dが光軸回りで回動可能にはめ込まれている。これ
により、図4に示すように、駆動リング9dは地板9a
におけるリング状部分の光軸方向厚み内に収まっている
(但し、後述する駆動ピン9d1のみ前方に突出してい
る)。
【0093】なお、凹部9a2の底面に相当する後端面
には半球状の突起9a3が周方向複数箇所に形成されて
おり、駆動リング9dはこの突起9a3に当接すること
で、凹部9a2内でスムーズに回転することができる。
【0094】駆動リング9dの前面には駆動ピン9d1
が周方向6箇所に設けられており、これら駆動ピン9d
1は絞り羽根9eにおける上記穴部9e1よりも内側に
形成された長穴部9e2に嵌合している。このため、駆
動リング9dを光軸回りで回転させると、6枚の絞り羽
根9eは地板9の支持ピン9a1を中心として開閉揺動
し、これら6枚の絞り羽根9eによって形成される絞り
開口の面積が変化してこの絞り開口を通過する光量が増
減する。
【0095】この際の絞り開口の形状は、開放から小絞
り状態まで略円形が維持され、異形にならない。このた
め、小絞り状態においても周辺光量を均一にすることが
できる。
【0096】なお、図4に示すように、地板9aにおけ
るリング状部分の前方には、6枚の絞り羽根9eと駆動
リング9dを地板側に押さえるためのリング状の押さえ
板9iが配置されており、地板9aに固定されている。
【0097】また、駆動リング9dの周方向一箇所には
径方向外方に延びるアーム部9d3が形成されており、
このアーム部9d3の先端には長穴部9d2が形成され
ている。この長穴部9d2には、後述する絞り駆動アー
ム9cのピン部が嵌合している。
【0098】一方、地板9の後面側には、フィルタ保持
板9h1が配置されている。このフィルタ保持板9h1
におけるU字形部分の前面下側には、単濃度の透過率3
2%のNDフィルタ9h2が貼られており、またU字形
部分の後面の上側から下側にかけて、透過率32%と1
0%の2種類の透過率エリアが上下に分かれて形成され
た2濃度のNDフィルタ9h3が貼られている。NDフ
ィルタ9h3の透過率10%の領域のうち下側の部分
は、NDフィルタ9h2と重なっている。
【0099】これにより、上側(絞り開口への進入方向
先端側)から順に、透過率3%を有するエリア9h9
と、透過率10%を有するエリア9h8と、透過率32
%を有するエリア9h7の合計3種類の透過率を有した
NDフィルタユニット9hが構成される。
【0100】ここで、図5に示すように、フィルタ保持
板9h1は撮像素子18において上下方向に延びる短辺
18a(および光軸に交わる垂直軸V)に対して斜めに
傾いた形状を有する。
【0101】そして、フィルタ保持板9h1の側端側に
は、同様に短辺18aに対して傾いて延びる長穴部9h
12,9h13が形成されている。これら長穴部9h1
2,9h13には、地板9の後面に設けられたガイドピ
ン9a4がそれぞれ嵌合している。
【0102】また、フィルタ保持板9h1の下端には、
長穴部9h12,9h13の長手方向に対して略直交す
る方向に延びる長穴部9h11が形成されており、この
長穴部9h11には後述するND駆動アーム9gのピン
部9g1が嵌合している。
【0103】なお、図4に示すように、地板9aにおけ
るリング状部分の後方には、NDフィルタユニット9h
を地板側に押さえるためのリング状の押さえ板9jが配
置されており、地板9aに固定されている。
【0104】さらに、地板9aにおけるフランジ状部分
の後面(すなわち、地板9aを挟んで絞り羽根6eとは
反対側)には、ステッピングモータからなる絞り駆動モ
ータ(第1のアクチュエータ)9bがレイアウトされて
おり、地板9aにおけるフランジ状部分の前面(すなわ
ち、地板9aを挟んでNDフィルタユニット9hとは反
対側)には、ステッピングモータからなるND駆動モー
タ(第2のアクチュエータ)9fがレイアウトされてい
る。
【0105】絞り駆動モータ9bの出力軸には、絞り駆
動アーム9cの基端部が連結されており、この絞り駆動
アーム9cの先端に設けられたピン部は、前述したよう
に駆動リング9dの長穴部9d2に嵌合している。
【0106】このため、絞り駆動モータ9bが回転して
絞り駆動アーム9cが揺動すると、駆動リング9dが光
軸回りで回転し、6枚の絞り羽根9eが開閉揺動する。
【0107】また、ND駆動モータ9fの出力軸には、
ND駆動アーム9gの基端部が連結されており、ND駆
動アーム9gの先端に設けられたピン部9g1は、前述
したようにフィルタ保持板9h1の長穴部9h11に嵌
合している。
【0108】このため、ND駆動モータ9fが回転して
ND駆動アーム9gが揺動すると、NDフィルタユニッ
ト9hは、ガイドピン9a4によって長穴部9h12,
9h13がガイドされながら図5中、矢印9h14の方
向に往復する。これにより、絞り羽根9eによって形成
される絞り開口に対して、各NDエリア9h7〜9h9
を進退させることができる。
【0109】このとき、図5に示すように、NDフィル
タユニット9hの進退方向である矢印9h14の方向は
垂直軸V(短辺18a)に対して斜めに傾いており、N
D駆動モータ9fは垂直軸Vに近い位置の下側にレイア
ウトされている。
【0110】このため、NDフィルタユニット9hの進
退駆動を行う際に、ND駆動アーム9gの先端部(ピン
部9g1)は、退避方向端において図中に9g11で示
す位置に、進入方向端において9g13に示す位置に位
置することになる。なお、ND駆動レバー9gの全揺動
角のちょうど中央を9g12とする。
【0111】NDフィルタユニット9hを含むフィルタ
駆動機構がこのようなレイアウトをとることにより、フ
ィルタ駆動機構として光軸直交面内において、一方向
(例えば上下方向)にのみ大型化することを防ぐことが
できる。
【0112】その理由は、ND駆動アーム9gのピン部
9g1が全揺動角の振り分け中心9g12に位置すると
きに、水平軸HとND駆動アーム9gSがなす角度9g
2は水平軸Hに対して0゜ではなくある角度をもってお
り、ND駆動アーム9gのピン部9g1が光軸から最も
遠い位置9g11に達したときにおいても垂直軸Vの方
向でのND駆動モータ9fの最下端を通る水平線9f1
よりも上側(光軸側)に収まっているからである。
【0113】また、本実施形態のように、地板9aを挟
んだ互いに反対側にモータ9b,9fを振り分けて配置
することにより、例えば地板9aの一方の側の上下にモ
ータ9b,9fを振り分けて配置するような場合に比べ
て、光量調節ユニット全体としての上下方向の寸法を小
さくすることができる。
【0114】また、この揺動角の振り分け中心角9g2
を表す線は、NDフィルタユニット9hの進退駆動方向
9h14にほぼ直交するため、ND駆動アーム9gの全
揺動角をNDフィルタユニット9hの全進退ストローク
に有効に使うことができる。
【0115】このとき、NDエリア9h7の最先端部9
h4および濃度境界部分9h5,9h6は水平軸Hにほ
ぼ平行となっている。
【0116】これは、NDエリア9h7の最先端部9h
4および濃度境界部分9h5,9h6が水平軸に対して
角度を持っていると、撮像素子による撮像画像が、例え
ばNDフィルタの進入時に画面の斜め上側の部分から斜
めに暗くなり、高品位な画像が得られないからである。
【0117】つまり、NDエリア9h7の最先端部9h
4および濃度境界部分9h5,9h6が水平軸に対して
平行であれば、例えばNDフィルタの進入時に撮像画面
の上側から暗くなるが、実際に撮影する被写体は、画面
の下側よりも上側の方が明るい場合が多い(例えば、風
景撮影では画面の上側が空になり明るい)ため、ND進
入時の画質に違和感はない。
【0118】また、本実施形態では、絞り羽根9eとN
Dフィルタユニット9hとの間には地板9aが配置さ
れ、この地板9aによって絞り羽根9eの作動空間とN
Dフィルタユニット9hの作動空間とが仕切られている
ため、絞り羽根9eとNDフィルタユニット9hとが互
いに干渉することがない。このため、絞り羽根9eとN
Dフィルタユニット9hのそれぞれの円滑な作動を確保
することができる。
【0119】さらに、本実施形態の光量調節ユニット9
のうち駆動モータ9b,9fを除いた部分(特に、地板
9aのリング状部分の前後)の光軸方向の厚みは、駆動
リング9dが地板9aのリング状部分の厚み内に収まっ
ているため、地板9aのリング状部分の厚みと、絞り羽
根9eの作動空間の厚みと、NDフィルタユニット9h
の作動空間の厚みと、前後の押さえ板9i,9jの厚み
の合計となり、例えば地板の光軸方向外方に駆動リング
を配置したり、これに加えて地板とは別に仕切板を設け
たりする場合に比べて薄くすることができる。
【0120】また、NDフィルタユニット9hは、光軸
方向において地板9aを挟んでND駆動モータ9fと反
対側に位置しているので、NDフィルタユニット9hと
ND駆動モータ9fの間に、地板9a及びND駆動レバ
ー9gをレイアウトすることができ、従来は、光軸方向
において、地板9aに対して片側のみにNDフィルタユ
ニット9h、ND駆動レバー9g、ND駆動モータ9f
がレイアウトされていたのに対して、光軸方向における
省スペース化に貢献している。
【0121】また、絞り羽根9eは光軸方向において地
板9aを挟んで絞り駆動モータ9bと反対側に位置して
いるので、絞り羽根9eと絞り駆動モータ9bの間に、
地板9a及び絞り駆動レバー9cをレイアウトすること
ができ、従来は、光軸方向において、地板9aに対して
片側のみに絞り羽根9e、絞り駆動レバー9c、絞り駆
動モータ9bがレイアウトされていたのに対して、光軸
方向における省スペース化に貢献している。
【0122】図6には、上記撮影レンズ鏡筒を備えたビ
デオカメラ(撮像装置)における電気的構成を示してい
る。この図において、図1から5にて説明したレンズ鏡
筒の構成要素については、これら図での符号と同符号を
付して説明に代える。
【0123】図6において、61はCPUからなる制御
回路であり、ズーム駆動源としてのステッピングモータ
ステータユニット13およびリードスクリュー12と、
フォーカス駆動源としてのステッピングモータステータ
ユニット11およびリードスクリュー10と、シフトユ
ニット3におけるコイル3iと、絞り駆動モータ9b
と、ND駆動モータ9fといった各駆動源を制御すると
ともに、後述する各回路等を制御する。
【0124】また、制御回路61には、ズームおよびフ
ォーカスリセットスイッチ15,14、カメラの振れを
検出してシフトユニット3を駆動させる振れセンサ6
3、シフト位置センサ3e,3g、光量調節ユニット9
における絞り機構およびNDフィルタユニットが初期位
置に位置したことを検出するための絞り・NDリセット
スイッチ62からの検出信号が入力される。
【0125】なお、ズーム駆動源、フォーカス駆動源、
絞り駆動モータ9bおよびND駆動モータ9fについて
は、各リセットスイッチ15,14,62により初期位
置が検出された時点から各駆動源に供給される駆動パル
スをカウントすることにより、位置検出を行ったり目標
位置への駆動を行ったりする。
【0126】65はカメラ信号処理回路であり、撮像素
子18の出力に対して所定の増幅やガンマ補正などを施
す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラス
ト信号は、AEゲート66およびAFゲート67を通過
する。すなわち、絞りやNDフィルタユニットの目標位
置やシャッタ速度の決定(露出決定)およびピント合わ
せのために最適な信号の取り出し範囲が全画面内のうち
このゲートで設定される。このゲートの大きさは可変で
あったり、複数設けられたりする場合がある。
【0127】68はAF(オートフォーカス)のための
AF信号を処理するAF信号処理回路であり、映像信号
の高周波成分に関する1つもしくは複数の出力を生成す
る。
【0128】70は撮影者によって操作されるズームス
イッチであり、69はズームトラッキングメモリであ
る。ズームトラッキングメモリ69は、変倍に際して被
写体距離とバリエーターレンズ位置に応じてセットすべ
きフォーカシングレンズ位置の情報を記憶する。なお、
ズームトラッキングメモリとしてCPU61内のメモリ
を使用してもよい。
【0129】例えば、撮影者によりズームスイッチ70
が操作されると、CPU61は、ズームトラッキングメ
モリ69の情報をもとに算出した第2群レンズL2と第
4群レンズL4の所定の位置関係が保たれるようにズー
ム駆動源とフォーカス駆動源を駆動制御する。
【0130】また、オートフォーカス動作ではAF信号
処理回路68の出力がピークを示すように、CPU61
は、フォーカス駆動源を駆動制御する。
【0131】さらに、適正露出を得るために、CPU6
1は、AEゲート66を通過したY信号の出力の平均値
を所定値として、絞り駆動モータ9bやND駆動モータ
9fを駆動制御して、絞り開口径やND透過率をコント
ロールする。
【0132】ここで、本実施形態における絞りが開放
で、かつNDフィルタが退避した初期状態からの制御回
路61による光量調節方法について説明する。
【0133】制御回路61は、初期状態から、例えばF
4.0の明るさ(暗さ)にするまでは、絞りを閉じるこ
とによってのみ光量を調節する。これは、F4.0程度
までは、絞りを閉じても回折の影響による画像の劣化は
起きないからである。
【0134】そして、F4.0以上に暗くするときに
は、制御回路61は、NDフィルタによる光量調節を行
う。
【0135】このような制御方法を採ることによって、
NDフィルタユニット9hの光束が通過する範囲をF
4.0の開口径程度まで小さくすることができ、NDフ
ィルタユニット9hひいては光量調節ユニット9の小型
化を図ることができる。
【0136】なお、絞りによる光量調節とNDフィルタ
による光量調節との境界は、F4.0でなくてもよく、
この値は回折の影響が起きない範囲であればより小絞り
側でもよい。
【0137】また、本実施形態では、NDフィルタユニ
ットが3つの透過率エリアを有する場合について説明し
たが、その数は1つ又は2つの透過率エリアでも4つ以
上の透過率エリアを有していてもよい。
【0138】また、複数の透過率エリアを形成するに
も、上記実施形態にて説明した方法でなくてもよく、単
濃度フィルタを2枚組み合わせてもよいし、2種類以上
の透過率を有したフィルタを1枚貼るだけでもよい。
【0139】さらに、本実施形態にて説明した複数の透
過率エリアの濃度は例に過ぎず、NDフィルタの進入方
向先端側ほど透過率が高くなる(濃度が薄くなる)よう
に各透過率エリアの透過率を設定すればよい。
【0140】(第2実施形態)図7および図8には、本
発明の第2実施形態である光量調節ユニット9の構成を
示している。なお、本実施形態の基本構成は第1実施形
態のものと同じであるために、共通する構成要素には同
符号を付している。また、NDフィルターの開閉機構は
第1実施形態と全く同じであるため、ここでは絞り羽根
の開閉機構についてのみ図7および図8を用いて説明す
る。
【0141】図7は光量調節ユニット9′の分解斜視
図、図8はその主要断面図である。
【0142】ここで、2枚の絞り羽根9kのそれぞれに
は、絞りベース9aに2箇所設けられている突起部9a
2と嵌合する穴部9k1に加え、絞り駆動レバー9cと
嵌合する長穴部9k2が形成されている。
【0143】絞り駆動アクチュエータ9bの出力軸と連
結された絞り駆動レバー9cが回転することによって2
枚の絞り羽根9kのそれぞれが突起部9a2を回転中心
として旋回し、絞り羽根9kによって形成される開口径
が変化し、光量調節が行われる。
【0144】絞り羽根9kは光軸方向において地板9a
を挟んで絞り駆動モータ9bと反対側に位置している。
このようにすることによって、絞り羽根9kと絞り駆動
モータ9bとの間に、地板9a及び絞り駆動レバー9c
をレイアウトすることができる。従来は、光軸方向にお
いて、地板9aに対して片側のみに絞り羽根9k、絞り
駆動レバー9cおよび絞り駆動モータ9bがレイアウト
されていたのに対して、光軸方向における省スペース化
を図ることができる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、遮光羽根を開閉揺動するタイプの小絞り状態で
も光通過口が異形となりにくい羽根機構を持つととも
に、地板等の支持板自体によって遮光羽根とNDフィル
タの干渉を防止して遮光羽根およびNDフィルタのスム
ーズな動作を確保でき、しかも第1および第2のアクチ
ュエータを支持板を挟んで互いに反対側に配置すること
によって、第1および第2のアクチュエータを光軸直交
方向両側に配置する場合に比べてその光軸直交方向の寸
法が小さい光量調節装置を実現することができる。
【0146】また、本願第2の発明によれば、駆動リン
グの回転により複数の遮光羽根を開閉駆動するタイプの
小絞り状態でも光通過口が異形となりにくい羽根駆動機
構を持つとともに、地板等の支持板自体によって遮光羽
根とNDフィルタの干渉を防止して遮光羽根およびND
フィルタのスムーズな動作を確保でき、しかも駆動リン
グを支持板における光軸方向厚み内に配置することによ
って遮光羽根とは別駆動されるNDフィルタを備えつつ
も光軸方向厚みが薄く、さらには第1および第2のアク
チュエータを支持板を挟んで互いに反対側に配置するこ
とによって、第1および第2のアクチュエータを光軸直
交方向両側に配置する場合に比べてその光軸直交方向の
寸法が小さい光量調節装置を実現することができる。
【0147】なお、上記第1および第2の発明におい
て、第1のアクチュエータを支持板を挟んで遮光羽根又
は羽根駆動機構とは反対側(つまりはNDフィルタ側)
に配置すれば、光軸方向において、第1のアクチュエー
タと絞り羽根の間に、絞り駆動レバー及び上記支持板が
配置されるため、従来は支持板に対して光軸方向におい
て、片側のみに絞り羽根、絞り駆動レバー、第1のアク
チュエータがレイアウトされていたのに対して、光軸方
向における省スペース化を図ることができる。
【0148】さらに、第2のアクチュエータを上記支持
板を挟んでNDフィルタとは反対側(つまりは遮光羽根
又は羽根駆動機構側)に配置することにより、光軸方向
において、第2のアクチュエータとNDフィルタとの間
に、ND駆動レバー及び上記支持板が配置されるため、
従来は支持板に対して光軸方向において、片側のみにN
Dフィルタ、絞り駆動レバー、第2のアクチュエータが
レイアウトされていたのに対して、光軸方向における省
スペース化を図ることができる。
【0149】また、NDフィルタとしてそれぞれ濃度が
異なる複数の透過領域を有するものを用いる場合におい
て、このNDフィルタにおける上記光通過口に重なる位
置への進入方向先端側ほど濃度が薄い透過領域を配置す
れば、光通過口における素通し部分とNDフィルタが重
なった部分との透過率差が大きいことによる回折の影響
を防ぐことができる。
【0150】また、上記の光量調節装置を含み、この光
量調節装置を通して矩形の撮像素子上に像を形成する撮
影レンズ鏡筒において、NDフィルタの進退駆動方向を
撮像素子の辺に対して傾かせるようにすれば、NDフィ
ルタ駆動範囲の上記辺が延びる方向の寸法を小さくし、
光量調節装置が光軸直交方向のいずれか一方向にのみ大
型化してしまうことを防止できる。
【0151】さらに、第2のアクチュエータによりアー
ム部材を揺動駆動し、このアーム部材によってNDフィ
ルタを進退駆動する場合に、アーム部材の揺動範囲を第
2のアクチュエータにおける撮像素子の上記辺を延長し
た方向の端部よりも光軸側に収まるようにすれば、装置
全体における上記辺が延びる方向の寸法をより小さくす
ることができる。
【0152】そして、このような撮影レンズ鏡筒を用い
ることにより、撮像装置の小型化を図ることが可能とな
る。
【0153】なお、NDフィルタの進退駆動方向が上記
のように斜めとなっている場合でも、NDフィルタにお
ける進入方向先端縁や濃度境界線を撮像素子の上辺に略
平行となるようにすれば、NDフィルタの進退時に撮像
画面中の明るさ変化に違和感が生ずるのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光量調節ユニット
を備えた撮影レンズ鏡筒の分解斜視図。
【図2】上記撮影レンズ鏡筒全体の主要断面図。
【図3】上記光量調節ユニットの分解斜視図。
【図4】上記光量調節ユニットの断面図。
【図5】上記光量調節ユニットのND駆動機構を像面側
から見た図。
【図6】上記撮影レンズ鏡筒を備えたビデオカメラの電
気回路の構成図。
【図7】本発明の第2実施形態である光量調節ユニット
の分解斜視図。
【図8】上記第2実施形態の光量調節ユニットの断面
図。
【図9】従来のビデオカメラ用レンズ鏡筒の断面図。
【図10】従来の絞り装置の構成図。
【図11】従来の絞り装置の構成図。
【符号の説明】
1 前玉鏡筒ユニット 2 変倍移動枠 3 シフトユニット 4 合焦移動枠 5 後部鏡筒 6,7,8 ガイドバー 9,9′ 光量調節ユニット 9a 地板 9b 絞り駆動モータ 9d 駆動リング 9e,9k 絞り羽根 9f ND駆動モータ 9h NDフィルタユニット 10 リードスクリュー 11 ステッピングモータステータユニット 12 リードスクリュー 13 ステッピングモータステータユニット 14,15,62 リセットセンサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉揺動して光通過口の開口面積を変化
    させる複数の遮光羽根と、これら遮光羽根を駆動する第
    1のアクチュエータと、前記光通過口に光軸方向におい
    て重なる位置に対し進退するNDフィルタと、このND
    フィルタを進退駆動する第2のアクチュエータとを有す
    る光量調節装置であって、 前記遮光羽根と前記NDフィルタとの間にこれら遮光羽
    根およびNDフィルタを支持する支持板を配置し、 前記第1および第2のアクチュエータを前記支持板を挟
    んで互いに反対側に配置したことを特徴とする光量調節
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のアクチュエータを前記支持板
    を挟んで前記遮光羽根とは反対側に配置し、前記第2の
    アクチュエータを前記支持板を挟んで前記NDフィルタ
    とは反対側に配置したことを特徴とする請求項1に記載
    の光量調節装置。
  3. 【請求項3】 光軸回りで回転する駆動リングにより複
    数の遮光羽根を開閉揺動させ、これら遮光羽根により形
    成される光通過口の開口面積を変化させる羽根駆動機構
    と、前記駆動リングを回転駆動する第1のアクチュエー
    タと、前記光通過口に光軸方向において重なる位置に対
    し進退するNDフィルタと、このNDフィルタを進退駆
    動する第2のアクチュエータとを有する光量調節装置で
    あって、 前記羽根駆動機構と前記NDフィルタの間にこれら羽根
    駆動機構およびNDフィルタを支持する支持板を配置
    し、 前記駆動リングを前記支持板における光軸方向厚み内に
    配置するとともに、前記第1および第2のアクチュエー
    タを前記支持板を挟んで互いに反対側に配置したことを
    特徴とする光量調節装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のアクチュエータを前記支持板
    を挟んで前記羽根駆動機構とは反対側に配置し、前記第
    2のアクチュエータを前記支持板を挟んで前記NDフィ
    ルタとは反対側に配置したことを特徴とする請求項3に
    記載の光量調節装置。
  5. 【請求項5】 前記NDフィルタがそれぞれ濃度が異な
    る複数の透過領域を有しており、 このNDフィルタにおける前記光通過口に重なる位置へ
    の進入方向先端側ほど前記複数の透過領域のうち濃度が
    薄い領域が配置されていることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の光量調節装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の光量
    調節装置を含み、この光量調節装置を通して矩形の撮像
    素子上に像を形成する撮影レンズ鏡筒であって、 前記NDフィルタの進退駆動方向が、前記撮像素子の辺
    に対して傾いていることを特徴とする撮影レンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 前記第2のアクチュエータにより揺動駆
    動され、前記NDフィルタに連結されたアーム部材を有
    しており、 前記アーム部材の揺動範囲が、前記第2のアクチュエー
    タにおける前記撮像素子の前記辺を延長した方向の端部
    よりも光軸側に収まっていることを特徴とする請求項6
    に記載の撮影レンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 前記NDフィルタにおける進入方向先端
    縁が、前記撮像素子の上辺に略平行に延びていることを
    特徴とする請求項6又は7に記載の撮影レンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 前記NDフィルタが複数の濃度領域を有
    しており、前記NDフィルタにおける進入方向先端縁お
    よび濃度境界線が、前記撮像素子の上辺に略平行に延び
    ていることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮影レ
    ンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 請求項6から9のいずれかに記載の撮
    影レンズ鏡筒を備えたことを特徴とする撮像装置。
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