JP2008058392A - 光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構成で簡易な動作により時系列瞳分割方式の焦点検出を可能とする光学機器を提供する。
【解決手段】光学機器は、開口31aが形成された遮光部材31と、焦点検出に用いられる光束が通過する第1の開口及び該第1の開口に対して光軸に直交する方向において位置が異なる第2の開口が形成されるように遮光部材を移動させる駆動手段とを有する。第1及び第2の開口は、光軸位置AXLを含んだ互いに共通の領域Sを含む。
【選択図】図6
【解決手段】光学機器は、開口31aが形成された遮光部材31と、焦点検出に用いられる光束が通過する第1の開口及び該第1の開口に対して光軸に直交する方向において位置が異なる第2の開口が形成されるように遮光部材を移動させる駆動手段とを有する。第1及び第2の開口は、光軸位置AXLを含んだ互いに共通の領域Sを含む。
【選択図】図6
Description
本発明は、光束が通過する開口を移動させて焦点検出を可能とする光学機器及び光開口移動装置に関する。
位相差検出方式によるオートフォーカスを行うカメラ等の光学機器には、いわゆる時系列瞳分割方式の焦点検出を行うものがある。このような光学機器として、瞳位置を光軸に直交する方向に移動させるための遮光部材を備えたカメラが、特許文献1,2において開示されている。
特許文献1にて開示されたカメラは、2つの瞳絞り開口(以下、瞳開口という)が形成された光路に対して挿入及び退避可能なマスク板と、該2つの瞳開口のうち一方を覆うことができる遮光羽根とを有する。焦点検出(つまりはフォーカス制御)を行うときには、マスク板を光路内に挿入し、遮光羽根で覆う瞳開口を切り替えることで、時系列的に瞳位置を移動させる。
また、特許文献2にて開示されたカメラでは、2つの絞り羽根のそれぞれを異なるアクチュエータで駆動可能とし、該2つの絞り羽根によって形成する瞳開口の位置を光軸を挟んだ一方と他方とに切り替えることにより、時系列的に瞳位置を移動させる。
特開平10−319310号公報(段落0028〜0029、図5等)
特開2004−38114号公報(段落0012〜0013、図2,3等)
しかしながら、特許文献1にて開示されたカメラでは、マスク板に2つの小さな瞳開口が形成されているために、撮影時にはマスク板を光路外に退避させる必要がある。このため、マスク板を駆動するためのアクチュエータと、遮光部材を駆動するためのアクチュエータとが必要である。このため、カメラが大型化する。
また、特許文献2にて開示されたカメラでは、光軸上において開口径を変化させて光量調節を行う絞り羽根によって、光軸を挟んだ一方と他方とに瞳開口を形成するという複雑な動作を行うために、アクチュエータの制御も複雑化する。このため、瞳開口の大きさがその都度変動したり、動作が遅れたりするという不都合が生じやすい。
本発明は、コンパクトな構成で簡易な動作により時系列瞳分割方式の焦点検出(フォーカス制御)を可能とする光学機器及び光開口移動装置を提供することを目的の1つとしている。
本発明の一側面としての光学機器は、開口が形成された遮光部材と、焦点検出に用いられる光束が通過する第1の開口及び該第1の開口に対して光軸に直交する方向において位置が異なる第2の開口が形成されるように遮光部材を移動させる駆動手段とを有する。そして、第1及び第2の開口は、光軸位置を含んだ互いに共通の領域を含むことを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての光開口移動装置は、開口が形成された基板と、開口が形成された遮光部材と、基板の開口と遮光部材の開口とが重なる領域であって焦点検出に用いられる光束を通過させるための第1の開口及び該第1の開口に対して光束の通過方向に直交する方向に位置が異なる第2の開口が形成されるように遮光部材を基板に対して移動させる駆動手段とを有する。そして、第1及び第2の開口は、基板の開口の中心軸位置を含んだ互いに共通の領域を含むことを特徴とする。
本発明によれば、コンパクトな構成で簡易な動作により時系列瞳分割方式の焦点検出(フォーカス制御)を行うことができる。しかも、第1及び第2の開口を、光軸位置を含んだ共通の領域を含むように形成するので、遮光部材の移動量を、共通の領域を含まないように第1及び第2の開口を形成する場合に比べて小さくすることができる。したがって、駆動手段の駆動ストロークを小さくすることができ、第1及び第2の開口を高速で切り替えることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1から図6には、本発明の実施例1である光学機器としてレンズ装置の構成を示している。このレンズ装置は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置(光学機器)に用いられる。
図1は、本実施例のレンズ装置における後述するシフト枠及び光量調節ユニットの断面図である。図2は、本実施例のレンズ装置の断面図である。図3は、本実施例のレンズ装置を分解し、斜め上方から見た斜視図である。図4から図6は、シフト枠を第1レンズユニット側から見た図である。
これらの図において、1は最も物体側に配置された第1レンズユニットである。2は光軸AXL(図2参照)に平行な方向(以下、光軸方向という)に移動して変倍を行う第2レンズユニットである。3は固定された第3レンズユニットである。4は光軸方向に移動して変倍に伴う焦点面移動の補正や焦点調節を行う第4レンズユニットである。第1〜第4レンズユニット1〜4及び後述する光量調節ユニット61により撮影光学系が構成される。
5は不図示のカメラ本体に固定された後部枠である。6は第1レンズユニット1を保持しする第1レンズ鏡筒である。7は第1レンズ鏡筒6がネジ8,9,10で固定される前部枠である。11は前部枠7と後部枠5に挟まれて保持されるシフトベースである。
12は結合板金である。結合板金12は、図3に示すように、その内側の斜面12aが前部枠7の突起7aに係合し、内側の端面12bが後部枠5の突起5aに係合することで、前部枠7を後部枠5側に引き込む。これにより、シフトベース11を挟み込みながら、後部枠5と前部枠7とを結合させることができる。
13は結合板金12を後部枠5に取り付けるネジである。14は結合板金である。結合板金14は、結合板金12と同様に、前部枠7の不図示の突起と後部枠5の不図示の突起に係合して後部枠5と前部枠7とをシフトベース11を挟み込んで結合させる。15は結合板金14を後部枠5に取り付けるネジである。
16,17はガイドバーであり、その両端が後部枠5と第1レンズ鏡筒6に保持されて光軸方向に延びるように固定される。
18は第2レンズユニット2を保持する第2レンズ鏡筒である。第2レンズ鏡筒18のスリーブ部18aは、ガイドバー16に光軸方向に移動可能に係合している。また、第2レンズ鏡筒18のU溝部18bは、ガイドバー17に光軸方向に移動可能に係合している。U溝部18bとガイドバー17との係合により、第2レンズ鏡筒18のガイドバー16回りでの回転が阻止されている。
19は第2レンズ鏡筒18を光軸方向に移動させるためのステッピングモータユニットであり、モータ部19aとその出力軸である送りネジ部19bと、これらを保持する保持板金19cとを有する。20,21はステッピングモータユニット19の保持板金19cを前部枠7に固定するネジである。
22は第2レンズ鏡筒18に光軸AXLに平行な軸回りで回転可能に取り付けられたラックである。ラック22は、そのラック歯部22aがステッピングモータ19の送りネジ部19bに噛み合う。ラック22は、ラックバネ23によって第2レンズ鏡筒18に対して光軸方向端面に当接するよう付勢されている。
24はフォトインタラプタであり、第2レンズ鏡筒18の不図示の遮光部が該フォトインタラプタ24のスリット部24a内に位置している状態か否かに応じた信号を出力する。フォトインタラプタ24からのこれらの状態を示す信号の切り換わりを検出することで、第2レンズ鏡筒18が基準位置に位置しているか否かを検出できる。25はフォトインタラプタ24を取り付ける基板である。26は基板25を前部枠7に固定するネジである。
次に、瞳開口の位置を移動させる瞳開口移動ユニット(光開口移動装置)について説明する。
31は被写体からの光束を遮る遮光部材としてのシフト枠である。このシフト枠31を光軸に直交する方向に移動させることで、撮影光学系の射出瞳位置での光束断面の中心を移動させることができる。
32はシフトベース11に対して光軸(AXL)回りにおいては回転が阻止され、かつ光軸AXLに直交する面内で横方向(左右方向)に移動可能に取り付けられたロール防止バーである。ロール防止バー32は、シフト枠31に対しては光軸回りにおいて回転できず、かつ光軸AXLに直交する面内で縦方向(上下方向)に移動可能なように取り付けられている。この構成により、シフト枠31はシフトベース11に対して光軸回りでの回転が阻止された状態で、光軸直交面内で縦横に移動可能に保持される。シフト枠31の移動により、射出瞳位置での光束断面の中心を縦横に移動させることができる。
なお、本実施例にいう「光軸に直交する」とは、完全に光軸に直交する場合だけでなく、許容誤差の範囲で完全な直交状態からずれている場合等、直交しているとみなせる場合も含む。また、「光軸に平行」や「光軸方向」についても、同様である。
33はマグネットベースである。マグネットベース33には、シフト枠31の駆動用と位置検出用とを兼ねるマグネット34,35が圧入されて保持されている。マグネット34,35をマグネットベース33に圧入して組み込むことにより、組み込み後にマグネットベース33とマグネット34,35との相対位置関係がずれることはない。マグネットベース33は、シフト枠31に対してビス36で固定される。このため、マグネット34,35の位置はシフト枠31に対して位置決めされ、マグネット34,35によってシフト枠31の位置を正確に検出することができる。
シフト枠31とマグネットベース33は、これらの間に金属プレート37が挟み込まれた状態で、ビス36で結合される。金属プレート37の材質としては、例えばステンレス鋼が適する。
38,39,40はシフトベース11とマグネットベース33との間に配置されたボールであり、光軸直交面内において光軸回りの3箇所に配置されている。ボール38,39,40とマグネットベース33との間には、前述した金属プレート37が配置される。この金属プレート37があることによって、カメラが衝撃を受けたときに、ボール38,39,40がモールド部品であるマグネットベース33を傷付けてマグネットベース33の駆動特性を劣化させることを防止できる。
一方、ボール38,39,40とシフトベース11との間には、ステンレス鋼等によってU字形状に形成されたボールホルダ41,42,43が配置されている。このボールホルダ41,42,43は、シフトベース11に形成された不図示の穴部に圧入され、その内側にてボール38,39,40を回転可能に保持する。
なお、ボール38,39,40の材質としては、その周辺に配置されたマグネット34、35に吸引されないように、ステンレス鋼等が好適である。
次に、マグネットベース33及びシフト枠31を駆動するアクチュエータについて説明する。マグネット34,35は、図1に示すように光軸AXLの方向にその内径側と外形側とで反対方向に着磁されている。44,45はマグネット34,35の光軸方向前側の磁束を閉じるための前ヨークである。前ヨーク44,45は、マグネット34,35に吸着されて固定されている。
46,47はシフトベース11に接着により固定されたコイルである。48,49はマグネット34,35の光軸方向後側の磁束を閉じるための後ヨークである。後ヨーク48,49は、コイル46,47を挟んでマグネット34,35とは反対側に配置され、シフトベース11により保持されている。これらマグネット34,35、前ヨーク44,45,後ヨーク48,49及びコイル46,47により磁気回路が形成されている。
シフトベース11(ボールホルダ41,42,43の光軸方向端面)とマグネットベース33(金属プレート37)とにボール38,39,40を確実に当接させておくための力は、マグネット34,35と後ヨーク48,49との間に作用する吸引力である。この吸引力によって、マグネットベース33がシフトベース11に近づく方向に付勢されることにより、3つのボール38,39,40は、3つのボールホルダ41,42,43の光軸方向端面と金属プレート37の3箇所に対して押圧状態で当接する。3つのボール38,39,40が当接する各面は、光軸直交方向に延びている。
3つのボール38,39,40の呼び径は同じであるので、3つのボールホルダ41,42,43の光軸方向端面同士の光軸方向での位置差及び金属プレート37における3つのボール当接箇所の光軸方向での位置差を小さく抑えることができる。これにより、シフト枠31を光軸AXLに対する倒れを生じさせることなく光軸直交面内で移動させることができる。
以上のように、マグネット34,35と後ヨーク48,49との間の吸引力を利用してマグネットベース33をシフトベース11に対して付勢しているので、該付勢のためのバネ部材等の部品が不要となり、遮光部の構造の小型化を図ることができる。
コイル46,47に電流を流すと、マグネット34,35の着磁境界に対して直交する方向に、マグネット34,35とコイル46,47間に発生する磁力の相互作用によってローレンツ力が発生する。これにより、マグネットベース33を光軸直交方向に移動させることができる。コイル46に特定の方向の電流を流すと、図4及び図5に示すように、マグネットベース33は上方向に移動する。また、コイル46に該特定の方向とは反対方向の電流を流すと、マグネットベース33は下方向に移動する。コイル47に特定の方向の電流を流すと、図6に示すようにマグネットベース33は左方向に移動する。また、コイル47に該特定の方向とは反対方向に電流を流すと、マグネットベース33は右方向に移動する。このように、本実施例の瞳開口移動ユニットのアクチュエータは、いわゆるムービングマグネット型のアクチュエータである。
このような構成のアクチュエータが、縦方向と横方向にそれぞれ配置されているので、マグネットベース33及びシフト枠31は、これら縦方向と横方向の駆動の合成により、光軸直交面内で移動することができる。
なお、マグネットベース33が光軸直交方向に動くときの摩擦は、ボール38,39,40と金属プレート37との間およびボール38,39,40とボールホルダ41,42,43との間のそれぞれに発生する転がり摩擦のみである。このため、上記吸引力が作用するにもかかわらず、マグネットベース33(つまりはシフト枠31)はきわめてスムーズに光軸直交面内で移動することができ、かつ微小な移動量制御も可能となる。なお、ボール38,39,40に潤滑油を塗布することで、更に摩擦力を低減させることができる。
次に、マグネットベース33及びシフト枠31の位置検出について説明する。51,52は磁束密度を電気信号に変換するホール素子であり、フレキシブルプリントケーブル(以下、FPCという)53が半田付けされている。FPC53はシフトベース11に対して位置決めされている。また、FPC押え金具54をビスでシフトベース11に対して固定することによって、FPC53の浮きを防止し、かつホール素子51,52の位置ずれを防止している。以上の構成により、マグネットベース33及びシフト枠31の位置を検出する位置センサが形成されている。
マグネットベース33及びシフト枠31が縦方向若しくは横方向に駆動されたとき、ホール素子51,52によって磁束密度の変化が検出され、この磁束密度の変化を示す電気信号がホール素子51,52から出力される。このホール素子51,52からの電気信号に基づいて、マグネットベース33及びシフト枠31の位置を検出することができる。なお、マグネット34,35は、駆動用マグネットであるとともに、位置検出用マグネットとしても用いられている。
次に、シフト枠31の中心位置合わせ(光軸合わせ)方法について説明する。この光軸合わせは、シフトベース11に形成された開口部11aの内周に設けられた壁部11bが基準となる。図2は、縦方向の断面であるが、横方向にも壁部11bが上下2箇所に存在し、合計4箇所の壁部11bが存在する。設計値としては、光軸AXLから4つの壁部11bまでの距離は互いに同じに設定されている。
まず、シフト枠31とマグネットベース33を含む可動部を光軸直交方向である図2中の縦方向及び横方向に移動させて壁部11bに突き当て、それぞれの突き当て位置でのホール素子51,52の出力を読み取る。そして、読み取ったホール素子51,52の出力の中心に相当する位置(以下、中心位置という)が、シフト枠31の光軸が撮影光学系の光軸AXLに一致する位置となる。この位置は、カメラに搭載された不図示のメモリに記憶される。射出瞳位置での被写体光束の断面の中心を光軸と一致させる場合(撮影動作時)には、上記可動部が該中心位置に保持されるようにコイル48,49への通電が制御される。
このように、シフトベース11は、可動部の中心位置合わせのための壁部11bを有する部材であり、かつコイル46,47や後ヨーク48,49を保持する部材としても用いられている。このため、部品点数の削減に寄与している。
61は撮影光学系に入射した光量を変化させる光量調節ユニット(絞りユニット)であり、2枚の絞り羽根62,63を光軸直交面内で移動させて開口径を変化させる。また、この光量調節ユニット61は、シフトベース11にビス64で固定されている。
65は第3レンズユニット3を保持する第3レンズ鏡筒である。66は第3レンズ鏡筒65を保持し、シフトベース11にビス67,68で固定された第3レンズ枠である。
71,72は後部枠5とシフトベース11により両端を保持されて光軸方向に延びるよう保持されたガイドバーである。73は第4レンズユニット4を保持する第4レンズ鏡筒である。第4レンズ鏡筒73のスリーブ部73aは、ガイドバー71に光軸方向に移動可能に係合している。また、第4レンズ鏡筒73のU溝部(図示せず)はガイドバー72に光軸方向に移動可能に係合している。U溝部とガイドバー72との係合により、第4レンズ鏡筒73のガイドバー71回りでの回転が阻止される。
74は、第4レンズ鏡筒73に固定され、第4レンズユニット4を光軸方向に駆動するフォーカスモータ(ボイスコイルモータ)を構成するコイルである。75はフォーカスモータを構成するドライブマグネットである。76,77はフォーカスモータにおいて、磁束を閉じるためのヨーク部材である。コイル74に電流を流すと、マグネット75とコイル74との間に発生する磁力の相互作用によるローレンツ力が発生し、第4レンズ鏡筒73とともに第4レンズユニット4が光軸方向に駆動される。また、第4レンズ鏡筒73は、光軸方向に多極着磁された不図示のセンサマグネットを保持している。また、後部枠5におけるセンサマグネットに対向した位置には、センサマグネットの移動に伴う磁力の変化を読み取るMRセンサ78がビスにより固定されている。MRセンサ78からの信号を用いることで、第4レンズ鏡筒73、つまりは第4レンズユニット4の特定の基準位置からの移動量を検出することができる。
81は赤外カットフィルタとローパスフィルタが接着されたフィルタである。82は高速読み出しが可能な撮像素子である。本実施例では、撮像素子82として、CMOSセンサが用いられる。
図7には、本実施例のレンズ装置を用いて構成されたビデオカメラの電気的構成を示す。この図において、図1〜図6にて説明したレンズ装置の構成要素については、図1〜図6と同符号を付す。
101は第2レンズ鏡筒18の駆動源であるステッピングモータ19を含む第2レンズ駆動源である。102は第4レンズ鏡筒73の駆動源であるボイスコイルモータのコイル74を含む第4レンズ駆動源である。
105は光量調節ユニット61の駆動源である絞り駆動源であり、ガルバノメータタイプのアクチュエータが用いられる。
106はフォトインタラプタであり、第2レンズ鏡筒18が光軸方向における基準位置に位置しているか否かを検出するズームリセットスイッチとして機能する。第2レンズ鏡筒18が基準位置に位置したことが検出された後、第2レンズ駆動源101に入力するパルス信号数を連続してカウントすることにより、第2レンズ鏡筒18の光軸方向の移動量(基準位置に対する位置)の検出を行うことができる。
107は絞りエンコーダであり、絞り駆動源105内にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが用いられる。
120はMRセンサ78を含む第4レンズエンコーダである。
108はカメラの制御を司る、CPU等からなるコントロール回路である。110はカメラ信号処理回路であり、撮像素子82からの出力に対して特定の増幅やガンマ補正などの信号処理を施す。これらの処理を受けた映像信号のコントラスト信号は、AEゲート111およびAFゲート112に供給される。AEゲート111及びAFゲート112はそれぞれ、露出制御及びピント合わせのために最適な信号の取り出し範囲を撮影画面全体の映像信号の中から設定する。ゲートの大きさは可変であったり、複数設けられたりする場合がある。
113はAF(オートフォーカス)のためのAF信号を処理するAF信号処理回路である。
114はズームスイッチである。115はズームトラッキングメモリである。ズームトラッキングメモリ115は、変倍に際して被写体距離と第2レンズユニット2の位置に応じた第4レンズユニット4の位置情報を記憶している。なお、ズームトラッキングメモリ115として、コントロール回路108内のメモリを使用してもよい。
例えば、撮影者によりズームスイッチ114が操作されると、コントロール回路108は、第2レンズ駆動源101を制御して第2レンズユニット2を移動させる。このとき、第2レンズユニット2とズームトラッキングメモリ115に記憶された位置情報に基づいて算出された位置に第4レンズユニット4を移動させるよう第4レンズ駆動源101を制御する。これにより、変倍に伴う像面変位が補正される。
また、適正露出を得るために、コントロール回路108は、AEゲート111を通過したY信号の出力の平均値を基準値として、絞りエンコーダ107の出力がこの基準値に一致するように絞り駆動源105を制御し、光量をコントロールする。
116はコイル46を含むシフト枠縦方向駆動源である。117はコイル47を含むシフト枠横方向駆動源である。118はホール素子51を含むシフト枠縦方向エンコーダである。119はホール素子52を含むシフト枠横方向エンコーダである。シフト枠31を縦方向に移動させる場合には、コントロール回路108は、シフト枠縦方向エンコーダ118の信号を使用してシフト枠縦方向駆動源116をコントロールする。また、シフト枠31を横方向に移動させる場合には、コントロール回路108は、シフト枠横方向エンコーダ119の信号を使用してシフト枠縦方向駆動源117をコントロールする。
次に、以上のように構成されたビデオカメラにおける時系列瞳分割方式によるAF動作について説明する。
通常のビデオ出力では1画像の出力は、1/60秒である。本実施例では、撮像素子82としてCMOSセンサを用いており、この光学像を光電変換する受光素子であるCMOSセンサは、高速読み出しが可能であり、1回の画像出力の間に複数の画像を取り込むことができる撮像素子である。例えば、1/60秒の間に、6つの画像が取り込める。
この6つの画像のうちの1つとして、1/60秒の1/6の時間の間にシフト枠31を中心位置から任意の方向(第1の方向)に移動させて画像を取り込む。また、6つの画像のうちの他の1つとして、1/60秒の1/6の時間の間にシフト枠31を中心位置から第1の方向とは反対の第2の方向に移動させて画像を取り込む。残りの4つの画像は、シフト枠31を中心に配置した状態で取り込み、該4つの画像を合成して画像出力とする。
なお、シフト枠31を中心位置から移動させたときに取り込む画像は、撮像素子82上に形成された像の全体に対応する画像であってもよいし、AFに必要な一部分の画像であってもよい。
このように、高速で画像が取り込めるCMOSセンサ(光学像を光電変換する受光素子)に対応するために、シフト枠31は1/60秒の1/6というきわめて短い時間に移動が完了することが必要である。つまり、高速で移動できることが必要である。
図6には、実線により、シフト枠31を中心位置から左方向に移動させたときの光束が通過する開口、すなわち光量調節ユニット(基板)61の開放開口61aとシフト枠31の開口31aとが光軸方向において重なって形成される第1の開口を示している。また、二点鎖線A,Cにより、シフト枠31を中心位置から右方向に移動させたときの光束が通過する第2の開口を示している。シフト枠31の開口31aの径は、光量調節ユニット61の開放開口径と同じかそれよりも若干大きい。
そして、これら第1及び第2の開口(瞳開口)は、その中心位置は左右方向において異なるが、光軸AXLの位置を含み互いに共通の領域(ハッチングした領域)Sを含む。
このときのシフト枠31の中心位置からの左右への移動量Dはそれぞれ、光量調節ユニット61の開放開口61aの半径より小さい。さらに言えば、開放開口61aの径の1/3以下である。
このように本実施例では、第1及び第2の開口が光軸位置を含んだ共通領域Sを含むように形成されるので、シフト枠31の移動量Dを小さくすることができる。具体的には、該共通領域Sを含まないように第1及び第2の開口を形成するために、シフト枠の開口縁が光軸位置を超えて移動する場合に比べて移動量Dを小さくすることができる。
したがって、1/60秒の1/6というきわめて短い時間内でも、シフト枠31の中心位置から左右への移動を完了させることができる。また、シフト枠31に求められる移動量が小さいために、これを駆動するアクチュエータを小型化することができる。
そして、シフト枠31が中心から移動した位置では、射出瞳位置での被写体からの光束の中心がずれるので、撮影光学系が該被写体に対して合焦状態にない場合は、撮像素子82上に互いにずれた被写体像が形成される。AF信号処理回路113は、撮像素子82から時系列的に取り込んだ2つの画像上での被写体像のずれ量に基づいて、撮影光学系のデフォーカス量を計算することができる。すなわち、位相差検出方式の焦点検出を行うことができる。コントロール回路108は、該デフォーカス量に基づいて第4レンズユニット4の合焦位置までの駆動方向及び駆動量を算出し、第4レンズ群駆動源102を制御することで、合焦を得ることができる。
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施例のビデオカメラの動作について説明する。
まずステップS301では、コントロール回路108は、光量調節ユニット61が開放状態にあるか否かを、絞りエンコーダ107からの出力を用いて判別する。開放でなければステップS302にて、絞りエンコーダ107の値(絞り位置)をコントロール回路108内のメモリに記憶する。そして、ステップS303にて、絞り駆動源105を制御して光量調節ユニット61を開放位置に駆動する。
ステップS301で光量調節ユニット61が開放状態である場合は、ステップS304に進み、シフト枠横方向エンコーダ119の信号を用いてシフト枠横方向駆動源117を制御し、シフト枠31を中心位置から左方向へ駆動する。これにより、図6に示した第1の開口が形成される。そして、コントロール回路108は、ステップS305にて撮像素子82に特定の時間の電荷蓄積を行わせ、その後撮像素子82から画像信号を読み出す。
次に、ステップS306では、シフト枠横方向エンコーダ119の信号を用いてシフト枠横方向駆動源117を制御し、シフト枠31を左位置から中心位置を経て右方向へ駆動する。これにより、図6に示した第2の開口が形成される。そして、コントロール回路108は、ステップS307にて撮像素子82に特定の時間の電荷蓄積を行わせ、その後撮像素子82から画像信号を読み出す。
次に、ステップS308では、シフト枠横方向エンコーダ119の信号を用いてシフト枠横方向駆動源117を制御し、シフト枠31を中心位置に戻す。
ステップS309では、コントロール回路108は、AF信号処理回路113にステップS305とステップS307にて読み出した画像信号に基づいてデフォーカス量を算出させる。そして、コントロール回路108は、算出されたデフォーカス量に基づいて第4レンズユニット4の合焦位置までの駆動方向及び駆動量を算出する。
次に、ステップS310では、ステップS309での算出結果から求めた第4レンズユニット4の合焦位置と第4レンズエンコーダ120により検出された第4レンズユニット4の位置とを比較する。これらが一致しない場合は、合焦していないとしてステップS311に進み、第4レンズ駆動源102を介して第4レンズユニット4を合焦位置に向けて駆動する。
ステップS310で第4レンズユニット4の合焦位置と検出位置とが一致した場合は、ステップS312に進む。ステップS312では、ステップS302でメモリに記憶した絞り値に対応する絞りエンコーダ107の出力が得られる位置まで、絞り駆動源105を介して光量調節ユニット61を駆動する。こうして一連の動作を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、コンパクトな構成で、かつ簡易な動作により時系列瞳分割方式の焦点検出(フォーカス制御)を行うことができる。しかも、第1及び第2の開口を、光軸位置を含んだ共通の領域を含むように形成することで、シフト枠31の移動量を小さくし、瞳開口を高速でシフトさせることができる。
また、焦点検出時に光量調節ユニット61を開放状態にするので、シフト枠31の移動量が常に一定で良く、光量調節ユニット61の開口径に応じてシフト枠31の移動量を変化させるといった複雑な制御も必要がない。したがって、コントロール回路108の演算処理負担を軽減することができる。
図9A及び図9Bには、本発明の実施例2である瞳開口移動ユニットの構成を示す。図9Aは瞳開口移動ユニットの分解斜視図であり、図9Bは該瞳開口移動ユニットの組立て状態を示す斜視図である。
これらの図において、401はベース板(基板)であり、その中央には開口401aが形成されている。ベース板401の開口部401aは、実施例1で説明した光量調節ユニットの開放開口径と同じ径を有する。また、ベース板401の上下部には、ガイドピン401bが形成されている。
402は遮光部材としてのシフト板であり、その中央には、ベース板401の開口部401aと同じ径又はそれよりも若干大きな径の開口402aが形成されている。シフト板402の上下部には、左右方向に延び、ベース板401のガイドピン401bが挿入されるガイド溝402bが形成されている。また、シフト板402の右側部分には、上下方向に延びる駆動溝402cが形成されている。403dはシフト板402において光を遮る遮光部である。
403はシフト板駆動モータであり、403bはそのモータ本体部、403cは該モータの出力軸に取り付けられたレバーである。403aはレバー403cの先端に形成されたリンクピンである。
図9Bに示すように、シフト板402のガイド溝402bにベース板401のガイドピン401bが挿入されるため、シフト板402はベース板401に対して左右方向にシフト可能に保持される。
また、シフト板402の駆動溝402cに、シフト板駆動モータ403のリンクピン403aが挿入されるので、該モータ403が作動してリンク部403aが回転すると、シフト板402はベース板401に対して左右方向に駆動される。
なお、ベース板401は、実施例1で説明した前部枠等に固定されている。また、シフト板駆動モータ403も、図示しない保持部材により前部枠等に固定されている。
図10A〜図10Cには、本実施例の瞳開口移動ユニットをシフト板402側(撮像素子側)から見た様子を示している。
図10Aは、ベース板401の開口401aの中心軸位置(光軸位置)とシフト板402の開口402aの中心軸位置とが一致した状態(中心位置にある状態)であって、ベース板401の開口401aを通る光束が遮光されていない状態を示す。
図10Aに示す状態からシフト板駆動モータ403のリンク部403aが図中の矢印方向に回転すると、シフト板402は左方向に移動し、シフト板402の遮光部402dがベース板401の開口401aの一部を覆う。これにより、図10Bに実線で示すように、ベース板401の開口401aとシフト板402の開口402aとが光軸方向において重なった第1の開口が形成される。
図10Aに示す状態からシフト板駆動モータ403のリンク部403aが図中の矢印方向とは反対方向に回転すると、シフト板402は右方向に移動し、シフト板402の遮光部402dがベース板401の開口401aの一部を覆う。これにより、図10Cに実線で示すように、ベース板401の開口401aとシフト板402の開口402aとが光軸方向において重なった第2の開口が形成される。
ここで、これら第1及び第2の開口(瞳開口)は、その中心位置は左右方向において異なるが、光軸(中心軸位置)AXLの位置を含み互いに共通の領域(ハッチングした領域)Sを含む。
このときのシフト板402の中心軸位置からの左右への移動量Dはそれぞれ、ベース板401の開口401a(つまりは、実施例1の光量調節ユニット61の開放開口61a)の半径より小さい。さらに言えば、開口401a(開放開口61a)の径の1/3以下である。また、本実施例では、シフト板402の移動方向において、第1及び第2の開口のうち上記共通領域Sの幅が、これ以外の領域の幅の半分よりも小さい。すなわち、共通領域Sが大きくなり過ぎないようにして、瞳分割の効果が確実に得られるようにしている。
このように本実施例では、第1及び第2の開口が光軸位置を含んだ共通の領域を含むように形成されるので、シフト板402の移動量Dを小さくすることができる。具体的には、該共通の領域を含まないように第1及び第2の開口を形成するために、シフト板の開口縁が中心軸位置を超えて移動する場合に比べて移動量Dを小さくすることができる。
したがって、1/60秒の1/6というきわめて短い時間内でも、シフト板402の中心軸位置から左右への移動を完了させることができる。また、シフト板402に求められる移動量が小さいために、これを駆動するシフト板駆動モータ403及びレバー403cを小型化することができる。
そして、シフト板402が中心軸位置から移動した位置では、これを搭載したレンズ装置の射出瞳位置での被写体からの光束の中心がずれるので、撮影光学系が該被写体に対して合焦状態にない場合は、撮像素子上に互いにずれた被写体像が形成される。これにより、撮像素子から時系列的に取り込んだ2つの画像上での被写体像のずれ量に基づいて、撮影光学系のデフォーカス量を計算することができる。すなわち、位相差検出方式の焦点検出、さらには該検出結果に基づくデフォーカス量演算及フォーカス制御を行うことができる。
図11には、本実施例の瞳開口移動ユニットを用いたビデオカメラの電気的構成を示す。なお、図11中、実施例1の図7で示した構成要素と共通する構成要素については、図7と同符号を付して説明に代える。本実施例では、図7中のシフト枠縦方向及び横方向駆動源116,117に代えて、シフト板駆動モータ403が用いられている。また、図7中のシフト枠横縦方向及び横方向エンコーダ118,119に代えて、シフト板エンコーダ404が用いられている。
また、図12には、本実施例のビデオカメラの動作フローチャートを示す。このフローチャートは、基本的に実施例1の図8に示したフローチャートと同じであり、共通するステップには図8と同じステップ番号を付す。本実施例は、ステップS304’,S306’及びS308’において、シフト板駆動モータ403を制御してシフト板402を移動させる点で実施例1と異なる。
以上説明したように、本実施例によれば、コンパクトな構成で、かつ簡易な動作により時系列瞳分割方式の焦点検出(フォーカス制御)を行うことができる。しかも、第1及び第2の開口を、光軸位置を含んだ共通の領域を含むように形成することで、シフト板402の移動量を小さくし、瞳開口を高速でシフトさせることができる。
また、焦点検出時に光量調節ユニット61を開放状態にするので、シフト板402の移動量が常に一定で良く、光量調節ユニット61の開口径に応じてシフト板402の移動量を変化させるといった複雑な制御も必要がない。したがって、コントロール回路108の演算処理負担を軽減することができる。
なお、上記各実施例では、ビデオカメラ(又はデジタルスチルカメラ)に搭載されるレンズ装置について説明したが、各実施例で説明した瞳開口移動ユニットは、交換レンズに搭載することもできる。
1 第1レンズユニット
2 第2レンズユニット
3 第3レンズユニット
4 第4レンズユニット
5 後部枠
6 第1レンズ鏡筒
7 前部枠
11 シフトベース
18 第2レンズ鏡筒
31 シフト枠
32 ロール防止バー
34,35 マグネット
38,39,40:ボール
46,47 コイル
61 光量調節ユニット
62,63 絞り羽根
65 第3レンズ鏡筒
73 第4レンズ鏡筒
82 撮像素子
113 AF信号処理回路
402 シフト板
2 第2レンズユニット
3 第3レンズユニット
4 第4レンズユニット
5 後部枠
6 第1レンズ鏡筒
7 前部枠
11 シフトベース
18 第2レンズ鏡筒
31 シフト枠
32 ロール防止バー
34,35 マグネット
38,39,40:ボール
46,47 コイル
61 光量調節ユニット
62,63 絞り羽根
65 第3レンズ鏡筒
73 第4レンズ鏡筒
82 撮像素子
113 AF信号処理回路
402 シフト板
Claims (8)
- 開口が形成された遮光部材と、
焦点検出に用いられる光束が通過する第1の開口及び該第1の開口に対して光軸に直交する方向において位置が異なる第2の開口が形成されるように前記遮光部材を移動させる駆動手段とを有し、
前記第1及び第2の開口は、光軸位置を含んだ互いに共通の領域を含むことを特徴とする光学機器。 - 前記第1及び第2の開口を通過した光束により形成された光学像を光電変換する受光素子と、
該受光素子からの出力に基づいて焦点検出を行い、該焦点検出の結果に基づいてフォーカス制御を行う制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。 - 絞り部材を移動させて光束を通過させる開口の大きさを変化させる光量調節ユニットを有し、
前記遮光部材は、前記絞り部材とは別部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。 - 前記第1及び第2の開口を形成するときは、前記光量調節ユニットを開放状態とすることを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
- 前記第1及び第2の開口をそれぞれ形成するための前記遮光部材の移動量は、前記光量調節ユニットの開放開口の半径より小さいことを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
- 前記第1及び第2の開口をそれぞれ形成するための前記遮光部材の移動量は、前記光量調節ユニットの開放開口径の1/3以下であることを特徴とする請求項5に記載の光学機器。
- 前記遮光部材の開口は、前記光量調節ユニットの開放開口径以上の大きさを有することを特徴とする請求項4から6のいずれか1つに記載の光学機器。
- 開口が形成された基板と、
開口が形成された遮光部材と、
前記基板の開口と前記遮光部材の開口とが重なる領域であって焦点検出に用いられる光束を通過させるための第1の開口及び該第1の開口に対して光束の通過方向に直交する方向に位置が異なる第2の開口が形成されるように前記遮光部材を前記基板に対して移動させる駆動手段とを有し、
前記第1及び第2の開口は、前記基板の開口の中心軸位置を含んだ互いに共通の領域を含むことを特徴とする光開口移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006232210A JP2008058392A (ja) | 2006-08-29 | 2006-08-29 | 光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006232210A JP2008058392A (ja) | 2006-08-29 | 2006-08-29 | 光学機器 |
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JP2008058392A true JP2008058392A (ja) | 2008-03-13 |
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ID=39241243
Family Applications (1)
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JP2006232210A Pending JP2008058392A (ja) | 2006-08-29 | 2006-08-29 | 光学機器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008058392A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010019921A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Nikon Corp | 撮像装置 |
-
2006
- 2006-08-29 JP JP2006232210A patent/JP2008058392A/ja active Pending
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