JP2010019921A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コマの欠落を発生させることなく焦点検出を行うこと。
【解決手段】 光学系を介した光束の光路中に、互いに異なる第1の開口、第2の開口および第3の開口を選択的に形成可能な切り換え手段と、切り換え手段によって繰り返し第1の開口を形成する時間の間隔において、第2の開口または第3の開口を形成するとともに、繰り返し生じる時間の間隔において、第2の開口と第3の開口とを交互に形成する制御手段と、切り換え手段によって形成された第1の開口から第3の開口の何れかを介した光束を受光する受光手段と、第1の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力に基づいて、画像情報を得る撮像手段と、第2の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力と、第3の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力とに基づいて、光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来より、撮影レンズを介した被写体光の光路を、撮像素子と焦点検出装置とに選択的に切り換えるカメラで、撮像素子によって動画像を撮影中に、間欠的に光路を焦点検出装置に切り換えて焦点検出を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−70454号公報
しかし、上述した特許文献1の発明では、光路を切り換えることにより、撮影した動画像にコマの欠落が発生してしまう場合がある。
本発明は、コマの欠落を発生させることなく焦点検出を行うことを目的とする。
本発明の撮像装置は、光学系を介した光束の光路中に、互いに異なる第1の開口、第2の開口および第3の開口を選択的に形成可能な切り換え手段と、前記切り換え手段によって繰り返し前記第1の開口を形成する時間の間隔において、前記第2の開口または前記第3の開口を形成するとともに、繰り返し生じる前記時間の間隔において、前記第2の開口と前記第3の開口とを交互に形成する制御手段と、前記切り換え手段によって形成された前記第1の開口から前記第3の開口の何れかを介した前記光束を受光する受光手段と、前記第1の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力に基づいて、画像情報を得る撮像手段と、前記第2の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力と、前記第3の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力とに基づいて、前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える。
本発明によれば、コマの欠落を発生させることなく焦点検出を行うことができる。
<第1実施形態>
以下、図面を用いて本発明の第1実施形態について説明する。
図1は第1実施形態の電子カメラ1の構成を示す図である。電子カメラ1は、図1に示すように、撮影レンズ部11、瞳切り換え部12、撮像部13、表示部14、制御部15の各部を備える。
撮影レンズ部11は、複数のレンズ群からなる撮影レンズ、撮影レンズを駆動する駆動部などを備える。瞳切り換え部12の詳細は後述する。撮像部13は、撮像素子を備え、撮影レンズ部11を介した被写体像を撮像する。表示部14は、表示素子を備え、電子カメラ1により生成した画像やメニュー画面などを表示する。制御部15は、各部を制御するためのプログラムを予め記憶し、電子カメラ1の各部を統括的に制御する。また、制御部15は、撮像部13により生成したデータに基づいて、撮影レンズ部11の焦点調節状態を検出し、撮影レンズ部11の駆動部を制御して合焦駆動を行う。
図2は、瞳切り換え部12を、撮影レンズ部11の光軸方向から見た図である。瞳切り換え部12は、撮影レンズ部11の射出瞳の近傍に配置され、図2に示すように、軸Aを中心に回転可能な円形の遮光板12Aを備える。この遮光板12Aは、4つの開口部(12a〜12d)を有する。大きい方の開口部12aまたは12cが撮影レンズ部11の光軸上に配置された状態において、撮像部13は画像データを生成する。一方、小さい方の開口部12bまたは12dが撮影レンズ部11の光軸上に配置された状態において、撮像部13は位相差AF用データを生成する。すなわち、遮光板12Aをある方向に90度ずつ回転させると、画像データと位相差AF用データとを交互に生成することができる。
なお、小さい方の開口部12bおよび12dは、撮影レンズ部11の光軸に垂直な面内において、重心位置が互いに異なる一対の開口である。また、遮光板12Aの回転動作は、制御部15により制御される。また、瞳切り換え部12の構成は、撮影レンズ部11からの光束に対して、上述した画像データを生成するための開口と、位相差AF用データを生成するための開口とを形成可能であればどのような構成でも良く、この例に限定されない。例えば、撮影レンズ部11の光軸上に遮光板を出し入れ可能な構成を備えた瞳切り換え部であっても良い。
以上説明した構成の電子カメラ1における撮影時の動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以下では、動画撮影や高速連写撮影を行う場合を例に挙げて説明する。また、撮影開始指示は、不図示の操作部を介したユーザ操作により行われる。
ステップS1において、制御部15は、制御部15内のフラグ=0とし、フラグを初期化する。
ステップS2において、制御部15は、瞳切り換え部12を制御し、開口部12aまたは開口部12cを撮影レンズ部11の光軸上に配置することにより瞳を切り換える。
ステップS3において、制御部15は、撮像部13を制御して、被写体像を撮像する。なお、この撮像は、記録および表示用の画像データを生成するための撮像である。制御部15は、撮像部13の撮像素子により蓄積動作を行う。また、ステップS3における撮像は、例えば、一般的な動画撮影の場合、30Hz程度の周期で行われる。また、高速連写撮影の場合は、ユーザ操作や制御部15による自動選択により選択された時間間隔でステップS3における撮像が繰り返し行われる。
ステップS4において、制御部15は、撮像部13から画像データを読み出す。
ステップS5において、制御部15は、ステップS4で読み出した画像データを不図示の記録部に記録するとともに、読み出した画像データに基づく画像を表示部14に表示する。
ステップS6において、制御部15は、フラグ=1であるか否かを判定する。制御部15は、フラグ=1であると判定した場合にはステップS7に進み、フラグ=1でないと判定した場合には後述するステップS8に進む。
ステップS7において、制御部15は、瞳切り換え部12を制御し、開口部12dを撮影レンズ部11の光軸上に配置することにより瞳を切り換える。
ステップS8において、制御部15は、瞳切り換え部12を制御し、開口部12bを撮影レンズ部11の光軸上に配置することにより瞳を切り換える。
ステップS9において、制御部15は、撮像部13を制御して、被写体像を撮像する。なお、この撮像は、位相差AF用データを生成するための撮像である。制御部15は、撮像部13の撮像素子により蓄積動作を行う。
ステップS10において、制御部15は、撮像部13から位相差AF用データを読み出す。なお、制御部15は、読み出した位相差AF用データを制御部15内の不図示のメモリに一時記憶しておく。
ステップS11において、制御部15は、フラグ=0であるか否かを判定する。制御部15は、フラグ=0であると判定した場合には後述するステップS13に進み、フラグ=0でないと判定した場合にはステップS12に進む。なお、フラグ=0である場合とは、ステップS1で説明したフラグの初期化直後の状態、すなわち、位相差AF用データが片方の瞳の分しかない状態である。そのため、後述するステップS12における位相差AFを行うことができないため、制御部15は、フラグ=0である場合には、後述するステップS12をスキップする。
ステップS12において、制御部15は、ステップS10で読み出した位相差AF用データに基づいて、位相差AFを行う。
制御部15は、ステップS10で読み出した位相差AF用データが、遮光板12Aの開口部12bを撮影レンズ部11の光軸上に配置した際に生成した位相差AF用データである場合には、ステップS10で読み出した位相差AF用データと、前回ステップS10において読み出した位相差AF用データ(すなわち、遮光板12Aの開口部12dを撮影レンズ部11の光軸上に配置した際に生成した位相差AF用データ)とに基づいて、公知技術と同様に撮影レンズ部11の焦点調節状態を検出する。そして、検出結果のデフォーカス量が所定の値よりも大きい場合には、制御部15は、そのデフォーカス量に基づいて、撮影レンズ部11の駆動部を制御して合焦駆動を行う。また、検出結果のデフォーカス量が所定の値よりも小さい場合には、制御部15は、位相差AFによる合焦駆動を行わずにステップS13に進む。
一方、制御部15は、ステップS10で読み出した位相差AF用データが、遮光板12Aの開口部12dを撮影レンズ部11の光軸上に配置した際に生成した位相差AF用データである場合には、ステップS10で読み出した位相差AF用データと、前回ステップS10において読み出した位相差AF用データ(すなわち、遮光板12Aの開口部12bを撮影レンズ部11の光軸上に配置した際に生成した位相差AF用データ)とに基づいて、同様に撮影レンズ部11の焦点調節状態を検出する。以降の処理は上記の場合と同様である。
ステップS13において、制御部15は、フラグ=1であるか否かを判定する。制御部15は、フラグ=1であると判定した場合にはステップS14に進み、フラグ=1でないと判定した場合には後述するステップS15に進む。
ステップS14において、制御部15は、フラグ=2に設定する。
ステップS15において、制御部15は、フラグ=1に設定する。
ステップS16において、制御部15は、撮影終了が指示されたか否かを判定する。制御部15は、撮影終了が指示されたと判定した場合には一連の処理を終了し、撮影終了が指示されていないと判定した場合にはステップS2に戻り、ステップS2からの処理を再び行う。
以上説明したように、第1実施形態によれば、光学系を介した光束の光路中に、互いに異なる第1の開口、第2の開口および第3の開口を選択的に形成可能な切り換え手段と、切り換え手段によって繰り返し第1の開口を形成する時間の間隔において、第2の開口または第3の開口を形成するとともに、繰り返し生じる時間の間隔において、第2の開口と第3の開口とを交互に形成する制御手段と、切り換え手段によって形成された第1の開口から第3の開口の何れかを介した光束を受光する受光手段と、第1の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力に基づいて、画像情報を得る撮像手段と、第2の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力と、第3の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力とに基づいて、光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備える。したがって、コマの欠落を発生させることなく焦点検出を行うことができる。特に、第1実施形態によれば、画像データを生成する時間の間隔において、位相差AF用データを生成するとともに、繰り返し生じる画像データ生成の時間の間隔において、位相差AF用データを片方の瞳ずつ交互に生成する。そのため、急にピントがずれた場合でも、素早く焦点調節状態を検出することができる。
<第2実施形態>
以下、図面を用いて第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の変形例であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2実施形態の電子カメラの構成は、第1実施形態の電子カメラ1と同様である。したがって、以下では第1実施形態と同様の符号を用いて説明する。
なお、第2実施形態の電子カメラ1において、制御部15は、第1実施形態で説明した位相差AFに加えて、画像データのコントラストに基づくコントラストAFも行う。
図4のフローチャートは第2実施形態の電子カメラ1における撮影時の動作を示すフローチャートである。
ステップS101からステップS105において、制御部15は、第1実施形態のステップS1からステップS5と同様の処理を行う。
ステップS106において、制御部15は、コントラストAFを行うか否かを判定する。制御部15は、コントラストAFを行うと判定した場合にはステップS107に進み、コントラストAFを行わないと判定した場合には後述するステップS108に進む。
制御部15は、ステップS101で説明したフラグの初期化直後の状態、すなわち、1回目のステップS106においては、コントラストAFを行わないと判定し、ステップS108に進む。また、制御部15は、2回目以降のステップS106においては、後述するS114で求めるデフォーカス量に基づいて、コントラストAFを行うか否かを判定する。制御部15は、デフォーカス量が所定の値よりも大きい場合には、コントラストAFに適した焦点調節状態に達していないため、コントラストAFを行わないと判定する。一方、デフォーカス量が所定の値よりも小さい場合には、制御部15は、コントラストAFを行うと判定する。
ステップS107において、制御部15は、ステップS104で読み出した画像データのコントラストに基づき、公知技術と同様に撮影レンズ部11の焦点調節状態を検出する。そして、検出結果に基づいて、撮影レンズ部11の駆動部を制御して合焦駆動を行う。
ステップS108からステップS118において、制御部15は、第1実施形態のステップS6からステップS16と同様の処理を行う。
以上説明したように、第2実施形態によれば、第1の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力に基づいて、光学系による像のコントラストに関する値を検出する。したがって、位相差AFとコントラストAFとの両方を行うハイブリット焦点検出においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、従来のハイブリット焦点検出では、2種類のAFを時間的に切り換えて行っていた。そのため、例えば、コントラストAF動作中に急に被写体が光軸方向に動いた場合、コントラストのピーク位置が不明となり、全域スキャンし直すか、ウォブリング(現在位置からレンズを少し前後に振ってコントラストを検出してズレ方向を推測する)を行う必要があった。しかし、全域スキャンには時間がかかり、ウォブリングは精度に欠けるという問題があった。一方、第2実施形態によれば、コントラストAF動作中に被写体が光軸方向に動いても、その向きを位相差AFにより瞬時に把握して対処することができる。
また、従来のハイブリット焦点検出において、コントラストのピーク位置が不明となった時点で位相差AFに切り換えることも可能であったが、動画撮影や高速連写撮影時においては、これら一連の動作を画像データの撮像のフレーム間に行うことは時間的に困難であった。一方、第2実施形態によれば、画像データ(コントラストAFにも用いる)を生成する時間の間隔において、位相差AF用データを生成するとともに、繰り返し生じる画像データ生成の時間の間隔において、位相差AF用データを片方の瞳ずつ交互に生成するため、上述した一連の動作を画像データの撮像のフレーム間に行うことが可能である。
また、第2実施形態によれば、第2の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力と、第3の開口を介した光束を受光した際の受光手段の出力とに基づいて検出した焦点調節状態が所定の状態である場合に、像のコントラストに関する値に基づいて光学系の焦点調節を行う。したがって、被写体の状況に応じて、位相差AFとコントラストAFとを最適に切り換えることができる。
なお、第2実施形態において、位相差AFを行う際(図4ステップS114)に、直前のコントラストAF(図4ステップS107)の結果に基づいて、位相差AFを行うか否かを判定する構成としても良い。
<第3実施形態>
以下、図面を用いて第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態は、第2実施形態の変形例であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第3実施形態の電子カメラの構成は、第1実施形態および第2実施形態の電子カメラ1と同様である。したがって、以下では第1実施形態および第2実施形態と同様の符号を用いて説明する。
なお、第3実施形態の電子カメラ1において、制御部15は、第2実施形態と同様に、位相差AFとコントラストAFとを行う。第2実施形態では、各動作を順次行う例を示したが、処理時間短縮の観点によれば、いくつかの動作を並列に行うのが好ましい。
図5のフローチャートは第3実施形態の電子カメラ1における撮影時の動作を示すフローチャートである。また、図6は、図5のフローチャート実行時の各動作のタイミングを示すタイミングチャートである。ただし、図6は、撮影開始後、少なくとも1回はフラグ=2に設定された後の各動作のタイミングを示す。また、図6中の各動作のステップ番号は、図5のフローチャートのステップ番号に対応する。また、図6中の斜線で示した部分は位相差AFに関する動作を示し、それ以外の部分は、記録および表示用の画像データおよびコントラストAFに関する動作を示す。また、図6中のtは、動画撮影や高速連写撮影の周期を示す。
ステップS201において、制御部15は、第2実施形態のステップS101と同様に、フラグを初期化し、ステップS202において、制御部15は、第2実施形態のステップS102と同様に、瞳切り換え部12を制御し、開口部12aまたは開口部12cを撮影レンズ部11の光軸上に配置することにより瞳を切り換える。
ステップS203において、制御部15は、フラグ=0であるか否かを判定する。制御部15は、フラグ=0であると判定した場合には後述するステップS205に進み、フラグ=0でないと判定した場合にはステップS204に進む。
ステップS204において、制御部15は、第2実施形態のステップS114と同様に、位相差AFを行う。
ステップS205において、制御部15は、第2実施形態のステップS103と同様に、記録および表示用の画像データ(コントラストAFにも用いる)を生成するために、被写体像を撮像し、ステップS206において、制御部15は、第2実施形態のステップS104と同様に、撮像部13から画像データを読み出す。
ステップS206で開始した画像データの読み出し中に、ステップS207において、制御部15は、フラグ=1であるか否かを判定する。制御部15は、フラグ=1であると判定した場合にはステップS208に進み、フラグ=1でないと判定した場合には後述するステップS210に進む。
ステップS208において、制御部15は、第2実施形態のステップS109と同様に、瞳切り換え部12を制御し、開口部12bを撮影レンズ部11の光軸上に配置することにより瞳を切り換え、ステップS209において、制御部15は、フラグ=2に設定する。
ステップS210において、制御部15は、第2実施形態のステップS110と同様に、瞳切り換え部12を制御し、開口部12dを撮影レンズ部11の光軸上に配置することにより瞳を切り換え、ステップS211において、制御部15は、フラグ=1に設定する。
ステップS206で開始した画像データの読み出しが終了すると、ステップS212において、制御部15は、第2実施形態のステップS111と同様に、位相差AF用データを生成するために、被写体像を撮像する。
ステップS212で開始した蓄積動作中に、ステップS213において、制御部15は、第2実施形態のステップS105と同様に、ステップS206で読み出した画像データを不図示の記録部に記録するとともに、読み出した画像データに基づく画像を表示部14に表示する。また、ステップS212で開始した蓄積動作中に、ステップS214において、制御部15は、第2実施形態のステップS106と同様に、コントラストAFを行うか否かを判定し、コントラストAFを行うと判定した場合(ステップS214YES)には、ステップS215において、ステップS206で読み出したデータを基に、第2実施形態のステップS107と同様に、コントラストAFを行う。
ステップS212で開始した蓄積動作が終了すると、ステップS216において、制御部15は、第2実施形態のステップS112と同様に、撮像部13から位相差AF用データを読み出す。
ステップS216で開始した位相差AF用データの読み出し中に、ステップS217において、制御部15は、第2実施形態のステップS217と同様に、撮影終了が指示されたか否かを判定し、撮影終了が指示されたと判定した場合(ステップS217YES)には、一連の処理を終了する。一方、撮影終了が指示されていないと判定すると、制御部15は、ステップS202に戻り、ステップS202からの処理を再び行う。
以上説明したように、第3実施形態によれば、第2の開口または第3の開口を介して光束を受光する間に、像のコントラストに関する値を演算する。すなわち、位相差AF用データの蓄積動作中に、コントラストAFの演算を行う。したがって、第2実施形態で説明した効果に加えて、複数の動作を並列に行うことにより、処理時間を短縮することができる。
また、第3実施形態によれば、第1の開口を介して光束を受光する間に、焦点調節状態を演算する。すなわち、画像データ(コントラストAFにも用いる)の蓄積動作中に、位相差AFを行う。したがって、第2実施形態で説明した効果に加えて、複数の動作を並列に行うことにより、処理時間を短縮することができる。
なお、第3実施形態において、位相差AFを行う際(図5ステップS204)に、直前のコントラストAF(図5ステップS215)の結果に基づいて、位相差AFを行うか否かを判定する構成としても良い。
また、上記各実施形態において、位相差AF用データは、画像データ(コントラストAFにも用いる)ほどの精度を必要としない。また、位相差AF用データは、片方の瞳を介して被写体像を撮像するため、光量が低下する。そこで、位相差AF用データを生成する際のゲインを、画像データを生成する際のゲインよりも高いゲインに設定する構成としても良い。このような構成とすることにより、光量の低下を補い、蓄積動作に要する時間を短縮することができる。
また、上記各実施形態において、位相差AF用データは、少なくとも焦点検出領域に相当するデータがあれば良く、必ずしも全面のデータが必要な訳ではない。そこで、撮像部13の撮像素子面において、画像データ(コントラストAFにも用いる)を生成する際の撮像素子の範囲よりも狭い範囲の出力を、位相差AF用データとして取得する構成としても良い。図7の斜線部分は、画像データを生成する際よりも狭い範囲である焦点検出領域の例を示す。このような構成とすることにより、位相差AF用データの読み出しに要する時間を短縮することができる。
また、上記各実施形態では、動画撮影や高速連写撮影を行う場合を例に挙げて説明したが、構図確認などに用いられるいわゆるスルー画像を撮像する際にも、本発明を同様に適用することができる。
また、上記各実施形態で説明した電子カメラの構成は一例であり、本発明はこの例に限定されない。例えば、一眼レフタイプの電子カメラにも本発明を同様に適用することができる。一眼レフタイプの電子カメラにおいては、瞳切り換え部12に相当する構成を、レンズ内、クイックリターンミラーの近傍、撮像素子の近傍など、どのような位置に配置しても良い。
第1実施形態の電子カメラ1の構成を示す図である。 瞳切り換え部12を、撮影レンズ部11の光軸方向から見た図である。 第1実施形態における撮影時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における撮影時の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態における撮影時の動作を示すフローチャートである。 図5のフローチャートを実行時の各動作のタイミングを示すタイミングチャートである。 焦点検出領域の例を示す図である。
符号の説明
1…電子カメラ,11…撮影レンズ部,12…瞳切り換え部,13…撮像部,14…表示部,15…制御部,12A…遮光板,12a〜12d…開口部

Claims (8)

  1. 光学系を介した光束の光路中に、互いに異なる第1の開口、第2の開口および第3の開口を選択的に形成可能な切り換え手段と、
    前記切り換え手段によって繰り返し前記第1の開口を形成する時間の間隔において、前記第2の開口または前記第3の開口を形成するとともに、繰り返し生じる前記時間の間隔において、前記第2の開口と前記第3の開口とを交互に形成する制御手段と、
    前記切り換え手段によって形成された前記第1の開口から前記第3の開口の何れかを介した前記光束を受光する受光手段と、
    前記第1の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力に基づいて、画像情報を得る撮像手段と、
    前記第2の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力と、前記第3の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力とに基づいて、前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第2の開口および前記第3の開口は、前記光学系の光軸に垂直な面内において重心位置が互いに異なる一対の開口である
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第1の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力に基づいて、前記光学系による像のコントラストに関する値を検出する焦点評価手段を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、前記焦点評価手段により前記像のコントラストに関する値を検出する際の前記受光手段の範囲よりも狭い範囲の前記受光手段の出力に基づいて、前記焦点調節状態を検出する
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の撮像装置において、
    前記焦点評価手段は、前記受光手段が前記第2の開口または前記第3の開口を介して前記光束を受光する間に、前記像のコントラストに関する値を演算する
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項3から請求項5の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、前記受光手段が前記第1の開口を介して前記光束を受光する間に、前記焦点調節状態を演算する
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記受光手段の出力を増幅するとともに、前記第2の開口または前記第3の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力に対するゲインを、前記第1の開口を介した前記光束を受光した際の前記受光手段の出力に対するゲインよりも高いゲインに設定する増幅手段を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項3から請求項7の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記光学系の焦点調節を行う焦点調節手段を備え、
    前記焦点調節手段は、前記焦点調節状態が所定の状態である場合に、前記像のコントラストに関する値に基づいて前記光学系の焦点調節を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
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