JP2008158004A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明では、時分割を使用した遮光枠の開口部の移動によるオートフォーカス制御時に起る遮光枠を移動させるためのアクショエータへの負荷を問題としている。
【解決手段】 そこで、撮像素子と、撮像素子の撮像面に被写体像を結像させるフォーカスレンズと、開口部を有する光量調整ユニットと、光軸に垂直な面内において開口部の中心が光軸上にある第1の位置、開口部の中心が光軸からずれた第2の位置、開口部の中心が第2の位置と光軸に対して反対方向にずれた第3の位置に開口部を移動させるアクチュエータと、を有する光学機器であって、
第2の位置、第1の位置、第3の位置または第3の位置、第1の位置、第2の位置の順に移動し、各位置にて被写体像を撮像し、第2の位置、第3の位置にて撮像された画像を用いて被写体の距離を演算する制御手段を有する構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光量調整ユニットの遮光枠の開口部を光軸に垂直な面内において移動させ、開口部が特定の2点に位置したときに得られる2つの映像信号を用いて測距演算を行うビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、交換レンズ等の光学機器に関する。
更に詳しくは、前記特定の2点と光軸位置の3点間での光量調整ユニットの最適な移動の方法及び測距演算方法に関する。
レンズ光軸と垂直な面内で、開口絞りの開口部の中心をレンズ光軸中心からずれた特定の2箇所に移動させ、前記2箇所で取り込んだフォーカス状態検出用画像を用いて測距演算を行う光学機器が知られている。また、このとき光軸中心に開口部の中心が一致したときの画像を記録または表示用の画像として用いる。
また、光学機器では、2つのフォーカス状態検出用画像の位置ずれ量を演算し、被写体までの距離の演算を行う。演算された距離に合焦するようにフォーカスレンズ群を移動することによりオートフォーカス機能を実現する。
特許文献1では、上記機能を実現するために以下の方法が記載されている。
開口絞りの開口部の中心をレンズ光軸から右側にシフトさせ、第一のフォーカス状態検出用画像を取り込む。続けて開口絞りの開口部の中心をレンズ光軸から左側にシフトさせ、第二のフォーカス状態検出用画像を取り込む。
そして、開口絞りの開口部の中心をレンズ光軸中心位置に戻して、記録または表示用の画像を取り込む。
特開2004−038114号公報(段落0025〜0027、図6参照)
しかしながら、特許文献1の開口絞りの制御方法では、1フィールドの間に複数回の画像を取り込み可能なCMOSセンサ等の撮像素子を使用した場合には、以下の問題が発生する。
通常のNTSC方式のビデオ信号では1フィールドの時間は、60分の1秒である。
特許文献1では、開口絞りの開口部の中心をレンズ光軸から右側にシフトさせ、第一のフォーカス状態検出用画像を取り込む。
その後、開口部の中心をレンズ光軸から左側にシフトさせ第二のフォーカス状態検出用画像を取り込む。
特許文献1では、開口部の中心を右側シフト位置から左側シフト位置に停止することなく移動させている。
従って、任意の撮影用画像の取り込み時から次の撮影用画像の取り込み時までの時間が長い。第1のフォーカス状態検出用画像の取り込み時から第2のフォーカス状態検出用画像の取り込み時までの開口絞りの移動量が大きいためである。
従って、特許文献1では、開口絞りを高速で駆動させる必要が出てくるため、高い駆動エネルギーを出力できるアクチュエータが必要である。
その様なアクチュエータは、サイズが大きく且つコストが高い恐れがある。
また、高速駆動可能なアクチュエータを搭載しても高速で移動させるため、開口絞りの停止位置のバラツキが増大する。これは測距の精度に影響する。
そこで、本発明では、高速の画像取り込み可能な撮像素子を使用した場合でも、開口絞りの駆動速度を低減できる光学機器を提供することを目的とする。
本発明では、撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に被写体像を結像させるフォーカスレンズと、開口部を有する光量調整ユニットと、光軸に垂直な面内において前記開口部の中心が前記光軸上にある第1の位置、前記開口部の中心が前記光軸からずれた第2の位置、前記開口部の中心が前記第2の位置と前記光軸に対して反対方向にずれた第3の位置に前記開口部を移動させるアクチュエータと、を有する光学機器であって、
前記第2の位置、前記第1の位置、前記第3の位置の順または前記第3の位置、前記第1の位置、前記第2の位置の順に移動し、各位置にて被写体像を撮像し、前記第2の位置、前記第3の位置にて撮像された画像を用いて被写体の距離を演算する制御手段を有することを特徴とする。
本発明では、第2の位置と第3の位置の間に存在する第1の位置にて撮影画像を取り込むので、開口部の1回あたりの移動量を従来の移動量より半減できる。従って前記開口部の移動速度の低減もできる。
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例により説明する。
[実施例1]
(本実施例の基本構成の説明)
本実施例1は、本発明に基いて合焦動作(オートフォーカス動作)を行いながら連続的に画像を取り込むビデオカメラに関する。図1〜図7を用いて説明をする。
図1、図2、図3において、1は最も物体側にある第1レンズ群である。
2は変倍時に光軸方向に移動する第2レンズ群である。
3は変倍時に固定の第3レンズ群である。
4は変倍時と焦点調節(フォーカス)時に撮影光学系の光軸方向に移動する第4レンズ群である。
第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、第4レンズ群により撮影光学系が構成される。
5は不図示のカメラ本体に固定される後部枠である。
6は第1レンズ群1を保持する第1レンズ鏡筒である。
7は第1レンズ鏡筒6をネジ8,9,10で固定される前部枠である。
11は前部枠7と後部枠5に挟まれて保持されるシフトベースである。
12は後部枠5に前部枠7を固定している結合板金である。
前部枠7の突起7aに斜面12aを突き当て、後部枠5の突起5aに端面12bを突き当てる。
そして、斜面12aに沿って前部枠7を光軸方向に引き込むことにより、シフトベース11を挟み込みながら、後部枠5に前部枠7を固定する。
13は結合板金12を後部枠5に取り付けるネジである。
14は結合板金である。
結合板金14により前部枠7を後部枠5に固定する。
結合板金12と同様に、前部枠7の不図示の突起と後部枠5の不図示の突起を光軸方向に引き込み、シフトベース11を挟み込みながら前部枠7を後部枠5に固定する。
15は結合板金14を後部枠5に取り付けるネジである。
16、17は両端を後部枠5と第1レンズ鏡筒6に挟まれて光軸に平行に固定されたバーである。
18は第2レンズ群2を保持する第2レンズ鏡筒である。
第2レンズ鏡筒18は、スリーブ部18aがバー16と嵌合して、回転自在で光軸方向に移動可能に保持される。
また、第2レンズ鏡筒18はU溝部18bがバー17と勘合して、回転規制されることにより、光軸方向に直進可能に保持される。
19は駆動部19aと送りネジ部19bと保持板金19cを有するステッピングモータである。第2レンズ鏡筒18を光軸方向に移動するための駆動部材である。
20、21はステッピングモータ19の保持板金19cを前部枠7に固定するネジである。
22はラックである。ラックバネ23により第2レンズ鏡筒18に光軸方向に片寄せされる。ラック22は、光軸に平行な軸に対して回転可能である。
ラック22のラック歯部22aは、ステッピングモータ19の送りネジ19bに係合している。
24はフォトインタラプタである。第2レンズ鏡筒18の不図示の遮光部がスリット部24aにある状態と無い状態を検出することにより、第2レンズ鏡筒18の位置を検出する。
25は、フォトインタラプタ24を取り付けた基板である。
26は、基板25を前部枠7に固定するネジである。
65は、第3レンズ群3を保持する第3レンズ鏡筒である。
66は、第3レンズ鏡筒65を保持する第3レンズ枠である。シフトベース11にビス67、68で固定される。
71、72はガイドバーである。後部枠5とシフトベース11の両端を挟まれて光軸に平行に保持される。
73は、撮像素子の撮像面に被写体像を結像させる第4レンズ群4を保持する第4レンズ鏡筒である。
第4レンズ鏡筒73のスリーブ部73aは、光軸方向に移動可能で且つ回転自在に、ガイドバー71と嵌合する。第4レンズ鏡筒73は、ガイドバー72により、光軸回りの回転を規制される。
これにより第4レンズ鏡筒73は光軸方向に直進可能に保持される。
74は、第4レンズ鏡筒73に固定されるコイルである。第4レンズ群4を光軸方向に駆動するフォーカスレンズ群を駆動するためのモータ(ボイスコイルモータ)を構成する。
75はドライブマグネットである。フォーカスレンズ群である第4レンズ群4を光軸方向に駆動する駆動用のモータ(ボイスコイルモータ)74を構成する。
76、77はヨーク部材である。第4レンズ群4を光軸方向に駆動する駆動用のモータ(ボイスコイルモータ)74を構成し、モータ74の磁束を閉じるための部材である。
ここで、コイル74に電流を流すと、マグネット75とコイル74との間に発生する磁力の相互作用によるローレンツ力が発生する。
このローレンツ力により第4レンズ鏡筒73が駆動され、それに伴って、撮像素子の撮像面に被写体像を結像させる第4レンズ群4が光軸方向に移動する。
また、第4レンズ鏡筒73は、光軸方向に多極着磁された不図示のセンサマグネットを保持する。
後部枠5のセンサマグネットに対向した位置には、MRセンサ78がビス止め固定されている。センサマグネットの移動に伴う磁力の変化を読み取るためである。
MRセンサ78で検出された信号により第4レンズ鏡筒73(第4レンズ郡4)の移動量を検出できる。
81は赤外カットフィルタとローパスフィルタが接着されたフィルターである。
82はCMOSセンサである。このCMOSセンサは、高速読み出しが可能な撮像素子である。
(本実施例の遮光枠31の説明)
次に、瞳位置の光束断面の中心を移動させる遮光枠31について説明する。
61は、撮影光学系に入射した光量を変化させる開口絞りユニットである。
2枚の絞り羽根62,63を光軸直交方向に移動させて開口径を変化させることにより撮像素子に入射する被写体光の光量を調整する。
また、この開口絞りユニット61は、シフトベース11にビス64で固定されている。
光量調整ユニットは、シフトベース11、遮光枠31、開口絞りユニット61を構成部材とする。
31は被写体光を遮光して、瞳位置の光束断面の中心を光軸に垂直な面内において移動させる遮光枠31を有する光量調整ユニットを構成する遮光枠である。
32はロール防止バーである。遮光枠31が、シフトベース11に対して撮影光学系の光軸回りに回転不可で、光軸に垂直な面内で横方向に可動可能なように取り付けられている。
従って、遮光枠31は、シフトベース11に対して、光軸に垂直な面内では回転せずに、で縦横には自由に移動できる。
遮光枠31が縦横に自由に移動することにより、瞳位置の光束断面の中心を縦横に自由に移動できる。
33はマグネットベースである。マグネットベース33には、遮光枠31の駆動用と遮光枠31の位置検出用とを兼ねるマグネット34、35が圧入保持されている。
従って、組み込み後にマグネットベース33とマグネット34、35との相対位置関係がずれることはない。
マグネットベース33は、遮光枠31に対してビス36で固定される。
このため、遮光枠31の位置検出機能も兼ねるマグネット34、35の位置は、遮光枠31に対して固定された位置になる。
従って、マグネット34、35の位置を検出することによって遮光枠31の位置を正確に検出することができる。
遮光枠31とマグネットベース33は、これらの間に金属プレート37が挟み込まれた状態でビス36により結合固定される。
金属プレート37の材質としては、例えばステンレス鋼が適する。
38、39、40はシフトベース11とマグネットベース33との間に配置されたボールであり、光軸と垂直な面内における光軸回りに3つ配置されている。
ボール38、39、40とマグネットベース33との間には前述した金属プレート37が配置される。
ビデオカメラが衝撃を受けた際に、ボール38、39、40によりモールド部品であるマグネットベース33に打痕が付くことにより、マグネットベース33の駆動特性が劣化するのを防止できる。
一方、ボール38、39、40とシフトベース11との間には、ステンレス鋼製のU字形状に形成されたボールホルダ41,42,43が配置されている。
このボールホルダ41、42、43は、シフトベース11に形成された不図示の穴部に圧入され、その内側にてボール38,39,40を回転可能に保持する。
なお、ボール38,39,40の材質としては、その周辺に配置されたマグネット34、35に吸引されないように、ステンレス鋼が好適である。
(本実施例のアクチュエータの説明)
次に、マグネットベース33および遮光枠31を光軸と垂直な面内にて駆動するアクチュエータについて説明する。
マグネット34、35は、図2に示すように撮影光学系の光軸方向に内径側と外形側で反対方向に着磁される。
44、45は、光軸方向においてマグネット34、35の前側の磁束を閉じるための前側ヨークである。
前側ヨーク44、45は、マグネット34、35に吸着固定されている。
46、47はシフトベース11に接着固定されたコイルである。
48、49は、光軸方向においてマグネット34、35の磁束を閉じるための後側ヨークである。
後側ヨーク48、49は、コイル46、47を挟んでマグネット34、35とは反対側に配置され、シフトベース11により保持されている。
これらマグネット34、35、前側ヨーク44,45、後側ヨーク48、49、およびコイル46、47により磁気回路が形成されている。
シフトベース11(ボールホルダ41、42、43の光軸方向の端面)とマグネットベース33(金属プレート37)にボール38、39、40を確実に当接させておくための力は、マグネット34、35と後側ヨーク48、49との間に作用する吸引力である。
この吸引力によってマグネットベース33がシフトベース11に近づく方向に付勢される。
よって、3つのボール38、39、40は、3つのボールホルダ41、42、43の光軸方向の端面と金属プレート37の3箇所に対して押圧状態で当接する。
3つのボール38、39、40が当接する各面は、撮影光学系の光軸に垂直な方向に広がっている。
3つのボール38、39、40の直径は同じである。
よって、3つのボールホルダ41、42、43の光軸方向の端面間の光軸方向における位置差および金属プレート37における3つのボール当接箇所の光軸方向における位置差を小さく抑えることができる。
従って、遮光枠31を光軸に対する倒れを生じさせないで光軸と垂直な面内で移動させることができる。
以上のように、マグネット34、35と後側ヨーク48、49との間の吸引力を利用してマグネットベース33をシフトベース11に対して付勢する。
よって、付勢のためのバネ部材が不要となるので、光量調整ユニットを小型化をできる。
コイル46、47に電流を流すと、マグネット34、35の着磁境界に対して直交する方向に、ローレンツ力が発生する。
これは、マグネット34、35とコイル46、47に発生する磁力の相互作用による。
そのローレンツ力により、マグネットベース33を光軸と垂直な方向に移動できる。
コイル46に電流を特定の方向に流すと、マグネットベース33は図5に示すように縦方向に移動する。
また、電流を反対方向に流すと、マグネットベース33は反対方向に移動する。
コイル47に特定の方向に電流を流すと、マグネットベース33は図6に示すように横方向に移動する。
また、電流を反対方向に流すとマグネットベース33は反対側に移動する。
これは、いわゆるムービングマグネット型のアクチュエータである。
このような構成のアクチュエータが、縦方向と横方向にそれぞれ配置されているので、マグネットベース33および遮光枠31を互いに直交する2つ光軸と垂直な方向に駆動できる。
よって、これら縦方向と横方向の駆動の合成によりマグネットベース33および遮光枠31を光軸と垂直な面内で自由に移動させられる。
なお、マグネットベース33が光軸と垂直な方向に動くときの摩擦は、ボール38、39、40と金属プレート37との間およびボール38,39,40とポールホルダー41,42,43との間のそれぞれに発生する転がり摩擦のみである。
よって、吸引力が作用するにもかかわらず、マグネットベース33(つまりは遮光枠31)はきわめてスムーズに光軸直交面内で移動することができる。また、微小な移動量制御もできる。
なお、ボール38、39、40に潤滑油を塗布することで、更に摩擦力を低減できる。
(遮光枠31の位置検出の説明)
次に、マグネットベース33および遮光枠31の位置検出について説明する。
51、52は磁束密度を電気信号に変換するホール素子である。ホール素子は、フレキシブルプリントケーブル(以下、FPCという)53に半田付けされる。
FPC53はシフトベース11に対して位置決めされて固定されている。
また、FPC押え金具54をビスでシフトベース11に対して固定することによって、FPC53の浮きを防止しする。また、ホール素子51,52の位置がずれるのを防止する。
以上の構成により、マグネットベース33および遮光枠31の位置を検出する位置センサが形成される。
マグネットベース33および遮光枠31が縦方向もしくは横方向に駆動されたとき、ホール素子51,52によって磁束密度の変化が検出され、電気信号として出力される。
この出力された電気信号に基づいて、マグネットベース33および遮光枠31の位置を検出できる。
なお、マグネット34、35は、駆動用マグネットと位置検出用マグネットを兼ねている。
(遮光枠31の中心位置出し方法の説明)
次に、遮光枠31の中心位置出し方法について説明する。
撮影光学系は、シフトベース11に形成された開口部11aの内周に設けられた壁部11bを基準として光軸合わせされる。
光軸の中心から壁部11bまでの距離は等しく設定される。
図1は、縦方向の断面であるが、横方向にも壁部11bが上下2箇所に存在し、合計4箇所の壁部11bが存在する。
まず、遮光枠31とマグネットベース33を含む可動部を光軸と垂直な方向である図1中の縦方向およびこの方向に直交する方向に移動させる。
壁部11bとの突き当て位置でのホール素子51、52の出力を読み取る。
そして、読み取ったホール素子の出力の中心に相当する位置(以下、中心位置という)が、遮光枠31の光軸が撮影光学系の光軸に一致する位置(第一の位置)となる。
この第一の位置は、カメラ本体に搭載されたメモリに記憶される。
瞳位置での被写体光の断面の中心を光軸と一致させる場合には、上記可動部が中心位置に保持されるようにコイル48,49への通電が制御される。
このように、シフトベース11は、可動部の中心位置出しのための壁部11bを有する部材であり、かつコイル46が削減できる。
(本実施例のカメラの電気的構成の説明)
図7は、本実施例のカメラの電気的構成を示す。
図1〜図6にて説明したレンズ鏡筒の構成要素については、図1〜図6と同符号を付す。
図8は本発明の動作実施例を示すフローチャートである。
図8に従い本実施例の制御の説明を行う。
101は第2レンズ群の駆動源である。第2レンズ鏡筒18の駆動源であるステッピングモータ19を含む。
102は第4レンズ群の駆動源である。第4レンズ鏡筒73の駆動源であるボイスコイルモータのコイル74を含む。
105は開口絞りユニットの駆動源である。アイリスモータが用いられる。
106は、ズームリセットスイッチでの役目をするフォトインタラプタである。
第2レンズ鏡筒18が光軸方向における基準位置に位置しているか否かを検出する。
第2レンズ鏡筒18が基準位置に位置したことが検出された後、第2レンズ群の駆動源101に入力するパルス信号数を連続してカウントすることにより、第2レンズ鏡筒18の光軸方向の移動量(基準位置に対する位置)の検出を行う。
107は開口絞りユニット61の開口径の大きさを検出するエンコーダである。
開口絞りユニット駆動源105内にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものが用いられている。
120はMRセンサ78からなる第4レンズ群の光軸方向の位置を検出するエンコーダである。
108はカメラの制御を司るCPUからなるコントロール回路である。
109はCMOSセンサからなる撮像素子である。110はカメラ信号処理回路である。撮像素子109からの出力信号に対して特定の増幅やガンマ補正などの信号処理を施す。
これらの処理を受けた出力信号のコントラスト信号は、AEゲート111およびAFゲート112に供給される。
AEゲート111およびAFゲート112はそれぞれ、露出制御およびピント合わせのために最適な信号の取り出し範囲を全画面の映像信号の中から設定する。
ゲートの大きさは可変にしても良いし、複数設けても良い。
113はオートフォーカス制御(AF)のためのAF信号を処理するAF信号処理回路である。
114はズームスイッチである。
115はズームトラッキングメモリである。
ズームトラッキングメモリ115は、変倍に際して被写体距離と第2レンズ群2の位置に応じた第4レンズ群4の位置情報を記憶する。
なお、ズームトラッキングメモリ115として、コントロール回路108内のメモリを使用してもよい。
例えば、撮影者によりズームスイッチ114が操作される。
そうすると、コントロール回路108は、ズームトラッキングメモリ115の情報を基に算出した第2レンズ群2と第4レンズ群4の特定の位置関係が保つような制御を行う。
つまり、コントロール回路108は、現在の第2レンズ群2の光軸方向の絶対位置を示すカウント値と算出された第2レンズ郡2のセットすべき位置とがするよう制御する。
かつ、現在の第4レンズ群4の光軸方向の絶対位置を示すカウント値と算出された第4レンズ郡4のセットすべき位置とが一致するよう制御する。
また、コントロール回路108は、AEゲート111を通過したY信号の出力の平均値と、開口絞りユニット61の開口径の大きさを検出するエンコーダ107の出力とが一致するように開口絞りユニット駆動源105の駆動を制御する。
このようにして、撮像素子109に入射する被写体光の光量をコントロールする。
116はコイル46からなる駆動源である。
遮光枠31を光軸と垂直な面内において縦方向にシフトする。
117はコイル47からなる駆動源である。
遮光枠31の遮光枠31を光軸と垂直な面内において横方向にシフトする。
118はホール素子51からなるエンコーダである。
遮光枠31を光軸と垂直な面内において縦方向にシフトする移動量を検出する。
119はホール素子52からなるエンコーダである。
遮光枠31を光軸と垂直な面内において横方向にシフトする移動量を検出する。
遮光枠31を遮光枠31を光軸と垂直な面内において縦方向に移動する場合には、コントロール回路108は遮光枠縦方向エンコーダ118の信号を使用して縦方向駆動源116をコントロールする。
遮光枠31を遮光枠31を光軸と垂直な面内において横方向に移動する場合には、コントロール回路108は横方向エンコーダ119の信号を使用して横方向駆動源117をコントロールする。
121はAFスイッチである。
(時分割を使用した遮光枠31の移動によるオートフォーカス制御の説明)
次に、時分割を使用した遮光枠31の移動によるオートフォーカス制御について説明する。
通常のNTSC方式のビデオ信号の出力では1画像の出力は、60分の1秒である。
NTSC方式とは、水平方向の走査線数が525本で毎秒30フレームのインターレース方式で、水平走査周波数は15.75kHz、垂直走査周波数は60Hzである。
本実施例のCMOS82は高速読み出しが可能で、1回のビデオ信号の出力の間に複数回の撮影画像が取り込める撮像素子である。
例えば、60分の1秒の間に6回の撮影画像が取り込めるとし、図8を用いて画像の取り込み方法について説明する。
STEP01にてAFスイッチがONかOFFか確認する。
ONの場合はSTEP02へ、OFFの場合は操作を終了する。
本実施例では、縦方向駆動源116を用いて光軸と垂直な面内において縦方向に遮光枠31の開口部31aを移動させる。
横方向駆動源117を用いて光軸と垂直な面内において横方向に遮光枠31の開口部31aを移動させても良い。
STEP02にて1/60秒の1/6以内に遮光枠31の開口部31aを光軸と垂直な面内において光軸から一定の距離離れた位置へ縦方向にシフトする(図5の第二の位置)。
つまり、STEP02にて図5の如く、遮光枠31の開口部31aを光軸と垂直な面内において上方向に移動させる。
そして撮像素子109にて第1のフォーカス状態検出用画像光束を検出する。
続いて、STEP03にて撮像素子109の1/60秒の1/6間隔のフォーカス状態検出用画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
そして、STEP04にて開口部31aの中心を光軸に移動させ、撮像素子109にて撮影画像光束を検出する(図4の第一の位置)。
STEP05にて、撮像素子109の1/60秒の1/6間隔の撮影画像信号をカメラ処理回路110に取り込む。
STEP06では、STEP05の状態のまま、撮像素子109の撮影画像信号をカメラ処理回路110に取り込む。
次に、STEP07にて遮光枠31の開口部31aの中心を光軸と垂直な面内においてSTEP02と光軸に対して反対方向へ同一量だけ移動させる(図6の第三の位置)。
つまり、STEP07にて図6の如く、光軸と垂直な面内において、開口部31aを下方向に移動させる。そしてその位置で、撮像素子109にて第2のフォーカス状態検出用画像光束を検出する。
STEP08にて撮像素子109の1/60秒の1/6間隔のフォーカス状態検出用画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
次に、STEP09にて開口部の中心を再び光軸に移動させ、撮像素子109にて撮影画像光束を検出する(図4の第一の位置)。
STEP10、STEP11にて1/60秒の1/6間隔の撮像素子109の1/60秒の1/6の撮影画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
STEP02〜STEP11の一連の操作が終了した後、STEP01に戻り、オートフォーカス制御のON又はOFFを確認して操作を続けるか終了する。
STEP01〜STEP11までの間に取り込んだ6つの画像のうち、遮光枠31の開口部31aが光軸の中心位置にある状態(STEP05、STEP06、STEP10、STEP11)で取り込んだ4つの撮影画像を1つ以上合成してビデオ信号の出力とする。
本実施例では、STEP03及びSTEP08の2つのフォーカス状態検出用画像は撮影画像として用いない。
しかし、STEP03及びSTEP08の2つのフォーカス状態検出用画像を撮影画像として用いてもよい。
撮影画像の作成に必要な光量が1STEPで取り込んだ光量で十分な場合は、STEP05、STEP06、STEP10、STEP11のうち1STEP分の撮影画像のみでビデオ信号を出力しても良い。
また、4つの撮影画像を合成しても必要な光量が得られない場合は、開口部31aを光軸の中心位置からずらしたSTEP03、STEP08で取り込んだ複数のフォーカス状態検出用画像を合成してもよい。
このように、高速で画像が取り込めるCMOS82に対応するために遮光枠31は60分の1秒の6分の1と言う短い時間に移動が必要であるため、高速で移動する必要がある。
遮光枠31の開口部31aが中心から移動した位置では、瞳位置での被写体光の中心がずれている。
そのため、被写体の合焦位置がずれていると第1のフォーカス状態検出用画像と第2のフォーカス状態検出用画像の間にずれが生じる。
AF信号処理回路113により、第1のフォーカス状態検出用画像と第2のフォーカス状態検出用画像の間のずれ量から被写体の光軸方向の焦点ずれ量(合焦位置ずれ量)を算出できる。
コントロール回路108は、被写体の光軸方向の焦点ずれ量により、第4レンズ群駆動源102をコントフォーカスレンズ群である第4レンズ群4を光軸方向に移動させて、焦点合わせが出来る。
なお、本実施例1では、ムービングマグネット型のアクチュエータを用いて遮光枠31を駆動する場合について説明した。
しかし、コイルを遮光枠31に設け、マグネットをシフトベース11側に設けたムービングコイル型のアクチュエータを用いても良い。
また、本実施例1では、マグネットで遮光部を吸着している。
また、遮光枠31の回転をロール防止バーで規制し、ボールで保持している。
しかし、本発明では、バネで遮光枠31を片寄せしてガタ取りをして、若干のロールを許容し、ガイドバー16、17の嵌合で保持しても良い。
また、本実施例1では、開口絞りユニット61と別体の遮光枠31を光軸と垂直な面内にて移動させてオートフォーカス制御を行っている。
しかし、本発明では、開口絞りユニット61を光軸と垂直な面内にて移動させてオートフォーカス制御を行っても良い。
また、本実施例1では、動画撮影を行うビデオカメラを例に挙げ説明したが、本発明は、静止画撮影を行うデジタルスチルカメラにも適用できる。
本発明は、静止画撮影を行うデジタルスチルカメラに比べて動画撮影を行うビデオカメラにて更なる効果を発揮する。
動画撮影を行うビデオカメラでは、合焦状態を維持しながら連続的に撮影画像を取り込む必要性あるため、高速な撮影画像の読込みが必要だからである。
よって、本発明を本実施例1のような動画撮影を行うビデオカメラに適用すると、高速オートフォーカス制御が実現でき、画質向上が実現できる効果得られる。
また、本実施例1では、レンズ鏡筒がカメラ本体に一体的に設けられた光学機器について説明したが、本発明は、カメラ本体に対して着脱可能な交換レンズにも適用できる。
[実施例2]
本発明の実施例2の構造を図9及び図10を用いて説明する。
本実施例2は、光束を遮光し瞳位置の光束の中心を光軸に垂直な面内にて移動させる遮光枠31、遮光枠を保持する部材、遮光枠31を駆動する駆動部材及び遮光枠31の位置を検出位置検出部材を備えた光量調整ユニットが実施例1と異なる。
図9(A)は光量調整ユニットの分解斜視図である。
図9(B)は光量調整ユニットの組立て状態の斜視図である。
図9において401はベース板、401aは開口部、401bはガイドピン、402は遮光枠、402aは開口部、402bは第1のガイド溝、402cは第2のガイド溝、402dは遮光部である。
403は遮光枠402を光軸と垂直な面内にて移動させる駆動モータである。403aはリンク部、403bはエンジン部である。
図9(B)に示す通り、第1のガイド溝402bによりガイドピン401bはガイドされる。遮光枠402は光軸と垂直な面内にてベース板401に対してシフト可能に取り付けられている。
また、第2のガイド溝402cに駆動モータ403のリンク部403aが嵌まっている。従ってリンク部403aが回転すると、遮光枠402はベース板401に対してシフト駆動される。
尚、ベース板401は前部枠(図示せず)に固定されており、駆動モータ403もブラケット(図示せず)を介して前部枠に固定されている。
図10は、遮光枠402はベース板401に対してシフトしている状態を光軸方向において撮像素子側から見た図である。
図10(A)はベース板401の開口部401aと遮光枠402の開口部402aの中心が光軸と垂直な面内にて一致した状態を示す。ベース板401の開口部401aを通る光束は遮光されていない。
図10(A)状態の遮光枠402は、本発明の第1の位置に相当する。
なお、ベース板401の開口部401aは、遮光枠402の開口部402aよりも大きい。
図10(A)の状態から駆動モータ403のリンク部403aが矢印方向に回転すると遮光枠402の開口部402aは光軸と垂直な面内において左方向に移動する。
その結果、ベース板401の開口部401aを通る光束を遮光する図10(B)の状態となる。
図10(B)状態の遮光枠402は、本発明の第2の位置に相当する。
更に、図10(B)状態から遮光枠駆動モータ403のリンク部403aが矢印方向に回転すると、遮光枠402の開口部402aは光軸と垂直な面内にて右方向に移動する。
つまり、遮光枠402は図10(C)状態となる。
光軸に垂直な面内において、図10(C)状態の開口部402aの中心位置と光軸とのずれ量と、図10(B)状態の開口部402aの中心位置と光軸とのずれ量と、は、同一量とする。
図10(C)状態の遮光枠402は、本発明の第3の位置に相当する。
更に、駆動モータ403のリンク部403aが矢印方向に回転すると、ベース板401の開口部401aと遮光枠402の開口部402aの中心が光軸と垂直な面内において一致し、図10(A)状態となる。開口部401aを通る光束を遮光していない状態である。
実施例2の電気的構成は、駆動モータ403と遮光枠402の位置を検出するためのエンコーダ404以外は、実施例1の図7と同一である。
また、本実施例2におけるフローチャートを、図11に示す。
図11のオートフォーカス制御では、開口部402aが光軸と一致する位置にある状態で撮影画像を取り込む画像取り込み時間が1/60秒の2/6となっている。
STEP01にてAFスイッチがONかOFFか確認する。
ONの場合はSTEP02へ、OFFの場合は操作を終了する。
STEP02にて1/60秒の1/6以内に開口部402aを光軸と垂直な面内において光軸から一定の距離だけずれた特定の位置へ左方向にシフトさせる(図10(B)の第2の位置)。
つまり、STEP02にて開口部402aを光軸と垂直な面内において左方向に移動させ、撮像素子109にて第1のフォーカス状態検出用画像光束を検出する。
続いて、STEP03にて撮像素子109の1/60秒の1/6間隔の第1のフォーカス状態検出用画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
STEP04にて開口部402aの中心を光軸に垂直な面内において光軸と一致する位置に移動させ(図10(A)の第一の位置)、撮像素子109にて撮影画像光束を検出する。
STEP05にて撮像素子109の1/60秒の2/6間隔の撮影画像信号をカメラ処理回路110に取り込む。
STEP06にて、開口部の中心をSTEP02と光軸に対して反対方向へ移動させる。
STEP07にて、撮像素子109の1/60秒の1/6間隔の第2のフォーカス状態検出用画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
STEP08にて、開口部402aの中心を光軸と一致する位置に再び移動させる(図10(A)の第一の位置)。
そして、撮像素子109にて撮影画像光束を検出する。
STEP9にて、1/60秒の1/6間隔の撮像素子109の1/60秒の2/6の撮影画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
STEP02〜STEP09の一連の操作が終了か決定する。
被写体が非合焦状態の時、開口部402aが中心から外れた位置にあるときに作成される第1のフォーカス状態検出用画像と第2のフォーカス状態検出用画像は像の位置がずれる。
AF信号処理回路113により、第1のフォーカス状態検出用画像と第2のフォーカス状態検出用画像間の位置ずれ量から被写体の光軸方向の焦点ずれ量を算出できる。
コントロール回路108は前記被写体像の光軸方向の焦点ずれ量に応じて第4レンズ群4を光軸方向に移動させてことにより合焦状態にすることが出来る。
[実施例3]
図12には、実施例1、実施例2とは異なるフローチャートを示す。
光量調整ユニットの構成は、実施例2の図9、図10と同一構成である。
図13のフローチャートは1/60秒を4分割しているため、1分割時間あたりの間隔が1/60秒の1/4となっている。
このように、60分の1秒の間に4回画像が取り込めるとし、図13を用いて撮像素子109による画像の取り込み方法について説明する。
STEP01’’にてAFスイッチがONかOFFか確認する。
ONの場合はSTEP02’’へ、OFFの場合は操作を終了する。
STEP02’’にて1/60秒の1/4以内に遮光枠402の開口部402aを光軸と垂直な面内において光軸から一定の距離だけずれた特定の位置へ左方向にシフトさせる(図10(B)の第二の位置)。
つまり、STEP02’’にて遮光枠402の開口部402aを光軸と垂直な面内において左方向に移動させ、撮像素子109にて第1のフォーカス状態検出用画像光束を検出する。
続いて、STEP03’’にて撮像素子109の1/60秒の1/4間隔の第1のフォーカス状態検出用画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
STEP04’’にて開口部402aの中心を光軸に垂直な面内において光軸と一致する位置に移動させ(図10(A)の第一の位置)、撮像素子109にて撮影画像光束を検出する。
STEP05’’にて撮像素子109の1/60秒の1/4間隔の撮影画像信号をカメラ処理回路110に取り込む。
次に、STEP06’’にて開口部402aを光軸と垂直な面内において右方向に移動させ、開口部402aの中心をSTEP2’’と光軸に対して反対方向へ移動させる。
そして、撮像素子109にて第2のフォーカス状態検出用画像光束を検出する(図10(C)の第三の位置)。
光軸に垂直な面内において、STEP06’’にて開口部402aの中心位置と光軸とのずれ量を、STEP02’’における開口部402aの中心位置と光軸とのずれ量と同一量とする。
STEP07’’にて撮像素子109の1/60秒の1/4間隔の第2のフォーカス状態検出用画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
次に、STEP08’’にて開口部402aの中心を光軸に垂直な面内において光軸と一致する位置に再び移動させる(図10(A)の第一の位置)。
STEP09’’にて1/60秒の1/4間隔の撮像素子109の1/60秒の1/4の撮影画像信号をカメラ信号処理回路110に取り込む。
被写体が非合焦状態の時、開口部402aが中心から外れた位置にあるときに作成される第1のフォーカス状態検出用画像と、第2のフォーカス状態検出用画像は位置がずれる。
AF信号処理回路113により、第1のフォーカス状態検出用画像と第2のフォーカス状態検出用画像の間のずれ量から被写体の光軸方向の焦点ずれ量(合焦位置ずれ量)を算出できる。
コントロール回路108は前記被写体像の光軸方向の焦点ずれ量(合焦位置ずれ量)に応じて第4レンズ群4を光軸方向に移動させることにより合焦状態にすることが出来る。
STEP02’’〜STEP09’’の一連の操作が終了した後、STEP01’’に戻り、AFのON,OFFを確認して操作を続けるか終了するかを決定する。
本実施例では、1STEP画像当たりに取り込める光量が多いため、画像作成に必要な光量を満たすのに必要な画像を、6分割に比べて少なくできる。
本実施例1、2では時分割を6分割で行い、また、実施例3では4分割で説明を行った。しかし、本発明の動作原理を満たすものであれば何分割でも構わない。
また、撮像素子109からカメラ信号処理回路110に取り込む第1のフォーカス状態検出用画像及び第2のフォーカス状態検出用画像は、全ての画素を取り込む必要はない。
例えば、撮像素子109の撮像面の1ラインのみ取り込むように、被写体の光軸方向の焦点ずれ量の演算に必要な分だけ取り込んでも良い。
本発明では、2種類のフォーカス状態検出用画像光束を撮像素子にて取り込む過程の途中で、撮像画像光束を撮像素子に取り込むので、各ステップ間での開口部の移動量を最小限に抑えることができる。
そのため、駆動部を小型化でき、駆動速度や駆動エネルギーを低減することができる。
実施例1のレンズ鏡筒の断面図である。 実施例1の遮光枠の断面図である。 実施例1のレンズ鏡筒の分解し、光軸の斜め上方向から見た斜視図である。 実施例1の遮光枠を第1レンズ群側から見た遮光枠が中心にある図である。 実施例1の遮光枠を第1レンズ群側から見た遮光枠が上に移動した状態にある図である。 実施例1の遮光枠を第1レンズ群側から見た遮光枠が下に移動した状態にある図である。 実施例1のレンズ鏡筒を用いて構成した光学機器におけるカメラ本体の電気的構成を示す図である。 実施例1の動作を示すフローチャートである。 実施例2を示す説明図である。 実施例2を示す説明図である。 実施例2を示すフローチャートである。 実施例3を示すフローチャートである。
符号の説明
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
5 後部枠
6 第1レンズ鏡筒
7 前部枠
11 シフトベース
12 結合板金
7a 突起
12a 斜面
5a 突起
12b 端面
13 ネジ
14 結合板金
15 ネジ
16、17 バー
18 第2レンズ鏡筒
18a スリーブ部
18b U溝部
19 ステッピングモータ
19a 駆動部
19b 送りネジ部
19c 保持板金
20,21 ネジ
22 ラック
23 ラックバネ
22a ラック歯部
24 フォトインタラプタ
24a スリット部
25 基板
26 ネジ
31 遮光枠
31a 遮光枠
32 ロール防止バー
33 マグネットベース
34、35 マグネット
36 ビス
37 金属プレート
38,39,40 ボール
41,42,43 ボールホルダ
44,45 前側ヨーク
46、47 コイル
48,49 後側ヨーク
51、52 ホール素子
53 フレキシブルプリントケーブル(FPC)
54 FPC押え金具
11b 壁部
61 開口絞りユニット
62,63 絞り羽根
64 ビス
65 第3レンズ鏡筒
66 第3レンズ枠
71、72 ガイドバー
73 第4レンズ鏡筒
73a スリーブ部
74 コイル
75 ドライブマグネット
76、77 ヨーク部材
78 MRセンサ
81 フィルター
82 センサ
101 第2レンズ群の駆動源
102 第4レンズ群の駆動源
105 光量調節装置の駆動源
106 フォトインタラプタ
107 光量調節装置のエンコーダ
120 第4レンズ群のエンコーダ
108 コントロール回路
109 撮像素子
110 カメラ信号処理回路
111 AEゲート
112 AFゲート
113 AF信号処理回路
114 ズームスイッチ
115 ズームトラッキングメモリ
116 縦方向駆動源
117 横方向駆動源
118 縦方向エンコーダ
119 横方向エンコーダ
121 AFスイッチ

Claims (4)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に被写体像を結像させるフォーカスレンズと、開口部を有する光量調整ユニットと、光軸に垂直な面内において前記開口部の中心が前記光軸上にある第1の位置、前記開口部の中心が前記光軸からずれた第2の位置、前記開口部の中心が前記第2の位置と前記光軸に対して反対方向にずれた第3の位置に前記開口部を移動させるアクチュエータと、を有する光学機器であって、
    前記第2の位置、前記第1の位置、前記第3の位置の順または前記第3の位置、前記第1の位置、前記第2の位置の順に移動し、各位置にて被写体像を撮像し、前記第2の位置、前記第3の位置にて撮像された画像を用いて被写体の距離を演算する制御手段を有することを特徴とする光学機器。
  2. 前記制御手段は、前記第1の位置にて前記画像を複数回取り込むことを特徴とする請求項1記載の光学機器。
  3. 更に、前記撮像素子は、前記撮像素子は1回の映像信号の出力の間に前記画像が複数回取り込めるCMOSセンサであることを特徴とする請求項1又は2記載の光学機器。
  4. 前記制御手段は、前記演算された被写体の距離に応じて前記フォーカスレンズの移動を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の光学機器。
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