JP3950707B2 - 光学機器 - Google Patents

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    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮影光学系の光路内に進退自在のフィルタ部材を有するビデオカメラ、スチルカメラ等の光学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
スチルカメラ、ビデオカメラで撮影をする際、被写体が明るいときに絞り径が小さくなりすぎると、回折による画質の劣化と焦点深度の増大によるゴミの写り込みが問題となる。そこで、絞り径が小さくなりすぎるのを防止するため、撮影レンズの絞り装置の絞り羽根にNDフィルタを直接取付け、複数の絞り羽根を駆動して絞り開口を形成すると共に、絞り羽根に一体に取付けられたNDフィルタを絞り開口に進入させるようにしたものがある。また、絞り装置の絞り羽根とは別にNDフィルタを独立して進退させ、自動あるいは手動でNDフィルタの進退を切換えられるようにしている絞り装置を備えたカメラもある。
【0003】
一方、夜間撮影時など被写体の形状が解りづらい場合に、赤外カットフィルタを出し入れ可能に構成し、赤外カットフィルタを光路から外すことで、赤外光を多く取り込み、夜間でも被写体の形状が解るようにしたカメラもある。
【0004】
ところで、NDフィルタ等の光学部材を撮影光学系の光路内に進入させると、光学部材の屈折率の違いと部材の厚みによってピント位置がずれる。また、通常撮影時に用いられる赤外カットフィルタを光路から外した場合にもピント位置がずれる。通常はオートフォーカスによって瞬時にピント合わせが行われるが、マニュアルフォーカス時に被写体の明るさが変化しNDフィルタの光路中における位置が変化した場合や、手動にてNDフィルタの出し入れを行った場合、あるいはポートレートモードに切換えて絞りが開いた場合など、フィルタの進入状態が変化することによって、ピントの合っていない画像になってしまうことがある。
【0005】
近年のカメラの小型化、高画質化に伴い、CCDの小型化、高画素化が進むと画素ピッチが小さくなるため、従来であれば影響の少なかったNDフィルタの厚みによるピントズレも無視できなくなってきている。
【0006】
そこで、特開平11−289487では、絞り装置の絞り羽根とは別体のNDフィルタを設け、絞り羽根の駆動とは別にNDフィルタを光路中に出し入れ駆動する構成が開示されている。そして、NDフィルタの光路内への進入量を検知し、それに応じた補正量だけフォーカスレンズを駆動し、ピントズレを補正するよう構成している。また、特開平11−72691、特開平11−305107では、絞り装置の絞り羽根とは別体の光学フィルタを設け、絞り羽根の駆動とは別に光学フィルタを光路中に完全に入れるか、または完全に退避させる構成が開示されており、ズーム位置検出手段を有し、ズーム位置に従った補正量をNDフィルタ、あるいは赤外光カットフィルタの光路中にあるか否かによってフォーカスレンズを駆動しピントズレを補正するよう構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−289487ではNDフィルタの進入量に応じたフォーカスレンズの補正量を有しているものの、光路の開口面積に対するNDフィルタの掛かった面積の割合は絞りの開口径によって変化するため、NDフィルタの進入量だけでは正確な補正量が得られないという問題があった。また、特開平11−72691、特開平11−305107ではNDフィルタ等の光学部品が光路を完全に覆うか、完全に退避している状態を想定しているため、光路上にNDフィルタが半掛りの状態での撮影を考慮していないため、正確な補正量が得られないという問題があった。
【0008】
従って、本発明は上記問題に鑑み、NDフィルタ等のフィルタ部材を光路内に進入した場合に生じるピントずれを良好に補正し、常に合焦状態を維持でき、高画質な画像が得られる光学機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、光軸に沿って移動して変倍を行う変倍レンズと、変倍時の補正および焦点合わせを行うフォーカスレンズとを備えた光学系と、前記変倍レンズを駆動する変倍駆動手段と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、前記変倍レンズの位置を検出する変倍位置検出手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記光学系を通過する光量を調整するよう開口径が変化する絞り部材と、前記絞り部材に近接して配置され前記前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在とされたNDフィルタ部材と、前記NDフィルタ部材の挿入状態を検出するフィルタ状態検出手段と、前記変倍レンズの変倍移動時に、合焦状態を維持する前記変倍レンズの位置と前記フォーカスレンズの位置との関係の移動情報を記憶した記憶手段と、前記フィルタ状態検出手段からの出力に応じて前記移動情報を補正して前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器を提供するものである。
【0010】
ここで、移動情報の補正はフォーカスレンズの位置を補正することであり、その補正量は、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、フィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とから求めるものであり、これらの補正値、補正係数は記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、該メモリからこれらの情報を制御手段が引き出して補正量を求めるものである。なお、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値は、代表的な複数箇所の変倍位置における補正値をメモリに記憶しておき、これらの補正値を用いるようにしてもよい。
【0011】
また本発明は、光軸に沿って移動して変倍を行う変倍レンズと、変倍時の補正および焦点合わせを行うフォーカスレンズとを備えた光学系と、前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、前記変倍レンズを駆動する変倍駆動手段と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、前記変倍レンズの位置を検出する変倍位置検出手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、複数の絞り羽根を駆動して開口径を変化させて前記光学系の光量を変化させる絞り部材と、前記絞り羽根の少なくとも1つに一体に設けられ前記開口径を通過する光量を変化させるフィルタ部材と、前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、前記変倍レンズの変倍移動時に、合焦状態を維持する前記変倍レンズの位置と前記フォーカスレンズの位置との関係の移動情報を記憶した記憶手段と、前記絞り状態検出手段からの出力に応じて前記移動情報を補正して前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器を提供するものである。
【0012】
ここで、前記絞り部材は複数の絞り羽根で構成され、該複数の絞り羽根を相対的に移動することによって開口径(開口面積)を変化させ、前記フィルタ部材は、前記複数の絞り羽根の少なくとも1つに固定され、前記複数の絞り羽根の相対的な移動に伴って、前記フィルタ部材が前記開口径を覆う面積が変化する構成にするのがよい。
【0013】
またここで、移動情報の補正はフォーカスレンズの位置を補正することであり、その補正量は、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、フィルタ部材が一体に設けられた絞り部材の絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数とから求めるものである。絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数は、フィルタ部材が絞り羽根に一体に設けられているため、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応することになる。そして、これらの補正値、補正係数は記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、該メモリからこれらの情報を制御手段が引き出して補正量を求めるものである。
【0014】
また本発明は、光軸に沿って移動して変倍を行う変倍レンズと、変倍時の補正および焦点合わせを行うフォーカスレンズとを備えた光学系と、前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、前記変倍レンズを駆動する変倍駆動手段と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、前記変倍レンズの位置を検出する変倍位置検出手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記光学系を通過する光量を調整するよう開口径が変化する絞り部材と、前記絞り部材に近接して配置され前記光学系の光路に対し出し入れ自在とされたNDフィルタ部材と、前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、前記NDフィルタ部材の挿入状態を検出するフィルタ状態検出手段と、前記変倍レンズの変倍移動時に、合焦状態を維持する前記変倍レンズの位置と前記フォーカスレンズの位置との関係の移動情報を記憶した記憶手段と、前記絞り状態検出手段からの出力および前記フィルタ状態検出手段からの出力に応じて前記移動情報を補正して前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器を提供するものである。
【0015】
また、前記フィルタ部材は、前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在に駆動されるものである。
【0016】
ここで、移動情報の補正はフォーカスレンズの位置を補正することであり、その補正量は、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)と該絞り値におけるフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とから求めるものであり、これらの補正値、補正係数は記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、該メモリからこれらの情報を制御手段が引き出して補正量を求めるものである。なお、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値は、代表的な複数箇所の変倍位置における補正値をメモリに記憶しておき、これらの補正値を用いるようにしてもよい。
【0017】
さらに、前記NDフィルタ部材は、複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れするものでもよく、また、前記NDフィルタ部材は、屈折率の異なる複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れするものでもよい。この場合、各NDフィルタに対応する補正係数を記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、選択的に光路中に挿入されるNDフィルタの該光路への挿入を光学的センサ、磁気的センサ、電気的スイッチで検出し、検出したNDフィルタに対応する補正係数をメモリから制御手段が引き出して補正量を求めるようにしてもよい。
【0018】
また本発明は、単焦点レンズなどのフォーカスレンズを備えた光学系と、前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、複数の絞り羽根を駆動して開口径を変化させて前記光学系の光量を変化させる絞り部材と、前記絞り羽根の少なくとも1つに一体に設けられ前記開口径を通過する光量を変化させるフィルタ部材と、前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、前記絞り状態検出手段からの出力に応じて前記フォーカスレンズの位置を補正するよう前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器を提供するものである。
【0019】
ここで、前記絞り部材は複数の絞り羽根で構成され、該複数の絞り羽根を相対的に移動することによって開口径(開口面積)を変化させ、前記フィルタ部材は、前記複数の絞り羽根の少なくとも1つに固定され、前記複数の絞り羽根の相対的な移動に伴って、前記フィルタ部材が前記開口径を覆う面積が変化する構成にするのがよい。
【0020】
またここで、フォーカスレンズの位置の補正の補正量は、予め設定した補正値(光学系の光路にフィルタ部材が挿入されたときのピントずれを補正するためのフォーカスレンズの移動補正量)と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数とから求めるものである。絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数は、フィルタ部材が絞り羽根に一体に設けられているため、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応する補正係数となる。そして、これらの補正値、補正係数は記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、該メモリからこれらの情報を制御手段が引き出して補正量を求めるものである。
【0021】
また本発明は、単焦点レンズなどのフォーカスレンズを備えた光学系と、前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記光学系を通過する光量を調整するよう開口径が変化する絞り部材と、前記絞り部材に近接して配置され前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在とされたNDフィルタ部材と、前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、前記NDフィルタ部材の挿入状態を検出するフィルタ状態検出手段と、前記絞り状態検出手段からの出力および前記フィルタ状態検出手段からの出力に応じて前記フォーカスレンズの位置を補正するよう前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器を提供するものである。
【0022】
また、前記NDフィルタ部材は、前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在に駆動されるものである。
【0023】
ここで、フォーカスレンズの位置を補正の補正量は、予め設定した補正値(光学系の光路にフィルタ部材が挿入されたときのピントずれを補正するためのフォーカスレンズの移動補正量)と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)と該絞り値におけるフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とから求めるものであり、これらの補正値、補正係数は記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、該メモリからこれらの情報を制御手段が引き出して補正量を求めるものである。
【0024】
さらに、前記NDフィルタ部材は、複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れするものでもよく、また、前記NDフィルタ部材は、屈折率の異なる複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れするものでもよい。この場合、各NDフィルタに対応する補正係数を記憶手段であるメモリに予め記憶させておき、選択的に光路中に挿入されるNDフィルタの該光路への挿入を光学的センサ、磁気的センサ、電気的スイッチで検出し、検出したNDフィルタに対応する補正係数をメモリから制御手段が引き出して補正量を求めるようにしてもよい。
【0025】
また本発明における移動情報の補正(単焦点レンズではフォーカスの位置の補正)は、前記フォーカスレンズの位置の補正であり、該補正の量(上述の補正値と補正係数とで求める補正量)Xは、撮像素子の画素ピッチをP、絞り部材のFナンバーをFNo、変倍レンズの変倍位置に応じたフォーカスレンズの位置敏感度(単焦点レンズでは、フォーカスレンズの位置敏感度)をfs、フィルタ部材の光軸上の厚さをd、フィルタ部材の屈折率をNd、としたとき、
0<X<10×P×FNo/fs・・・(1)
10<d×P/Nd<40・・・(2)
0<P<3.5μ・・・(3)
の条件を満足することを特徴とするものである。
【0026】
条件式(1)は補正するための量を規定する式である。上限値を超えて補正量が大きくなると、近軸理論的には合焦させることができるが、光学的には収差が大きく発生し、良好な画像が得られなくなる。
【0027】
条件式(2)はフィルタの厚さを規定する式である。条件式(1)とも関わりがあるが、補正をするとしても限度があり、フィルタをむやみに厚くすることは光学性能を悪化させて好ましくない。上記条件式を満足する補正をすることによって、NDフィルタ等の光学部材の進入で生じるピントズレを良好に補正し常に高画質を得ることが可能となる。条件式(3)は、撮像素子であるCCDやCMOSの画素のピッチを示している。
【0028】
また本発明におけるフィルタ部材は、ニュートラルデンシィティフィルタ(NDフィルタ)が用いられる。
【0029】
また、NDフィルタ部材は、単一の透過率(濃度)のものを用いてもよく、さらに絞り部材の開口径の中心(光軸中心)に向かって透過率が大きくなる(絞り部材の開口径の中心(光軸中心)に向かってNDフィルタの濃度が薄くなる)構成にしてもよい。この場合では撮影した画面での光量ムラの発生が緩和される。このように、光量ムラの現象を有効に緩和するためには、NDフィルタの濃度が絞り部材の開口径の中心(光軸中心)に向かって緩やかに変化することが望ましい。
【0030】
また、前記NDフィルタ部材は多層膜によって形成されてもよい。NDフィルタで濃度変化を作る場合、多層膜で作ることにより、濃度変化をある程度自由に制御して形成することが可能であり、濃度をつけるために必要なフィルタ(ベース透明板)の厚さを薄くすることが可能となる。これにより、撮影光学系に挿入される前記NDフィルタが及ぼす影響が少なくなり、光学性能の劣化が少く、フォーカスレンズの補正量が少なくなり好ましい。更に、前記多層膜は反射を低減させる層を有する構成とすることがよい。撮影光学系内にNDフィルタのような平面板が存在すると、ゴーストやフレアーが発生する原因となる。そこで前記NDフィルタを多層膜構成にすることにより反射防止膜を構成して、ゴーストやフレアーを低減することが可能になる。
【0031】
また、前記NDフィルタ部材により発生するフォーカスピント位置補正は、前記補正絞り値が、該撮影光学系のFNo2.0から閉口の間にあることである。前記NDフィルタを撮影光学系に進入させるのは、開放からある程度絞った絞り値からであるが、前記絞りの開口径が小さくなることによって発生する回折現象による結像性能の劣化を防ぐには、前記フィルタをある程度明るいFNoの状態から覆うことが重要である。従って、FNo2.0からFno11.0の間で完全に覆い、その後閉口まで完全に覆った状態が続くことから、その過程において発生するピントずれをフォーカスレンズの補正量とすることで、適切な光学機器を構築することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の光学機器の詳細を添付図面に示した各実施の形態に従って説明する。
【0033】
[第1の実施形態]
図1は本発明の光学機器の第1の実施形態を示すものであり、光学機器として、ビデオカメラに適用した場合のブロック図を示す。
【0034】
図1において、L1は固定の凸レンズである第一群レンズ、L2はズーミング(変倍)を行う凹レンズのバリエータレンズ、L3は固定の凸レンズである第三群レンズ、L4は変倍時の像面の補正およびフォーカス調整を行う凸レンズのフォーカスレンズであり、これらのレンズによりリアフォーカスズームレンズ(RFZレンズ)を構成した光学系となっている、5はローパスフィルタ、6はCCDやCMOS等の固体撮像素子を示す。これらのRFZレンズ光学系、各部材および後述の絞りユニットは、図示しない固定鏡筒に収容、保持されている。
【0035】
7は絞りユニットを示しており、コイルに印加する電圧によって、マグネットロータを回転させるガルバノメータ方式の駆動源8と、位置検出器9で構成される。位置検出器9は絞り駆動源であるメータの内部にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが知られている。
【0036】
10はバリエータレンズL2の駆動源であり、DCモータとギア列、あるいはステップモータとおねじを形成したその出力軸、保持枠と光軸方向に一体的に設けられたねじ部材等で構成される。11はフォーカスレンズL4の駆動源でありステップモータとおねじを形成したその出力軸、保持枠と光軸方向に一体的に設けられたねじ部材等を含む。
【0037】
12はズーム位置検出器、13はフォーカス位置検出器である。これらの位置検出器はそれぞれバリエータレンズL2、フォーカスレンズL4の光軸方向の絶対位置を検出する。ズームレンズの駆動源にDCモータを用いる様な場合にはボリューム等の絶対位置エンコーダを用いる。あるいは磁気式のものでも構わない。また、駆動源にステップモータを用いる場合には前述した通りの基準位置に保持枠を配置してから、ステップモータに入力する動作パルス数を連続してカウントする方法が一般的である。さらに、駆動源としてリニアアクチュエータを用いる場合には連続的にN、S極の着磁されたマグネットとMRセンサでパルスを出力させることで同様な位置検出を行う方法もある。
【0038】
14はカメラ信号処理回路であり、CCD6の出力に対して所定の増幅やガンマ補正などを施す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号はAEゲート15、AFゲート16を通過する。即ち、露出決定及びピント合わせのために最適な信号取り出し範囲が全画面内のうちこのゲートで設定される。
【0039】
17はAF(オートフォーカス)のためのAF信号処理回路であり、映像信号の高周波成分に関する一つもしくは複数の出力を生成する。18はズームスイッチ、19はAFかMF(マニュアルフォーカス)かの切換えスイッチ(オートフォーカスモードをオン・オフするためのスイッチ)、20はメモリであり、上述したRFZレンズ光学系において、変倍に際して被写体距離とバリエータレンズ位置に応じてとるべきフォーカスレンズ位置の情報であるズームトラッキング情報を記憶する。また、メモリ20には、RFZレンズ光学系のズームトラッキング情報の他に、後述するNDフィルタが撮影光学系の光路を覆った(絞りユニット7の開口径を覆った)ときのピントずれに対応するフォーカスレンズの位置の補正値(補正量)の情報と、絞りユニットの絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数(フィルタ部材が絞り羽根に一体に設けられているため、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応する補正係数)の情報とが予め記憶されている。なお、メモリとしてはCPU内のメモリを使用してもよい。
【0040】
21はCPUである。例えば撮影者によりズームスイッチ18が操作されると、CPU21はズームトラッキングメモリ20の情報をもとに算出したバリエータとフォーカスレンズの所定の位置関係が保たれるように、ズーム位置検出器12の検出結果となる現在のバリエータの光軸方向の絶対位置と算出されたバリエータのあるべき位置、フォーカス位置検出器13の検出結果となる現在のフォーカスレンズの光軸方向の絶対位置と算出されたフォーカスレンズのあるべき位置がそれぞれ一致するように、ズーム駆動源10とフォーカス駆動源11を駆動制御するものである。
【0041】
また、AFスイッチ19でオートフォーカスモードと判断すると、オートフォーカス動作ではAF信号処理回路17の出力がピークを示すように、CPU21はフォーカス駆動源11を駆動制御する。
【0042】
さらに、適正露出を得る為にCPU21はAEゲート15を通過したY信号の出力の平均値が所定値となるように、絞り位置検出器9の出力がこの所定値となるように、絞り駆動源8を駆動制御して開口径をコントロールするものである。
【0043】
次に上述の構成で本発明の光学機器に係わる絞りユニットの構成について説明する。
【0044】
図2(a)は絞りユニット7の構造を説明する平面図、図2(b)は絞りユニット7の分解斜視図を示す。
【0045】
これらの図において、71、72は絞り羽根を示し、羽根71には長穴71a、71b、71cが設けられており、そのうちの長穴71a、71bが地板73に設けたボズ73a、73bに係合し、図中上下方向に直進移動可能に案内されている。また、長穴71cは地板73のボス73cが干渉しない分の大きさに設定されている。
【0046】
羽根72にも同様に3本の長穴72a、72b、72cが設けられており、そのうちの長穴72a、72bが地板73に設けたボズ73c、73dに係合し、図中上下方向に直進移動可能に案内されている。また、長穴72cは地板73のボス73aが干渉しない分の大きさに設定されている。
【0047】
81は絞り駆動源8及び位置検出器9を構成するメータ部を示し、74はメータ81内に配置されたマグネットロータの出力軸82aと一体的に揺動するアームを示し、ボス74aと74bに絞り羽根71と72の長穴71d、72dが係合している。羽根71、72はアーム74の揺動によって2枚の羽根によって形成される開口部の面積を変化させるよう構成している。
【0048】
羽根71にはNDフィルタ75が接着固定されており、所定の絞り値で開口全体を覆うように設定されている。76は絞り羽根71、72の脱落防止、及び所定位置で滑らかに移動可能とするための蓋部材である。
【0049】
図3は絞り駆動源8及び位置検出器9の構成を示すメータ部の平面図であり、駆動源8は図示しないコイルとマグネットロータ82によって構成され、周知の電磁作用によってマグネットロータ82を揺動駆動し、一体的に取付けられたアーム74によって羽根71、72が駆動される。また、位置検出器9は駆動源でもあるマグネットロータ82と同じメータ81内に配置されたホール素子83によって構成され、開放から全閉に至るまで、ホール素子83によってマグネットロータ82の磁力を検出し、ロータの回転角に比例するほぼ直線状の電圧が出力されるように構成されている。この出力によって現在の絞り値が検出されるよう構成されている。
【0050】
次に上述の構成で本発明の光学機器に係わるフォーカス調整を行うための制御について説明する。
【0051】
図4は、NDフィルタの光路内への進入を検知し、フォーカス調整を行う制御のフローチャートを示している。
【0052】
まず、カメラに電源を投入すると、フォーカス、ズーム、及び絞りのリセット動作が行われ、フォーカス、ズームレンズが初期位置に駆動される。また、絞りは開放と全閉のホール出力のゲインとオフセット調整が行われ標準化される(ステップ101)。次にオートフォーカスモードか否かが検出される(ステップ102)。オートフォーカスモードであると合焦状態であるかが検出される(ステップ103)。合焦状態でない判断されると合焦するまでフォーカスレンズが駆動される(ステップ104)。ステップ102でマニュアルフォーカスモードであると判断されたとき、また、ステップ103で合焦状態であると判断されるとフォーカス、およびズーム位置が記憶される(ステップ105)。
【0053】
一方、前述したようにCCDで検出された明るさによって、AE制御が働き、適正な露出が得られるように、絞りユニットが駆動された場合、あるいはマニュアル操作により絞りユニットが操作された場合に、開口の絞り値はユニットに組み込まれたホール素子出力として検出され、同時に羽根に一体的に取付けられたNDフィルタの位置も検出される(ステップ106)。
【0054】
次に、ステップ105で検出されたズーム位置情報に応じてメモリ20からフォーカスレンズのピント補正量の情報を取り出す(ステップ107)。
【0055】
ここで、ピントズレ補正量について図5(a)、図5(b)を用いて説明する。
【0056】
図5(a)は被写体距離を一定とした場合のフォーカスレンズの合焦位置(繰り出し量)についてズーム位置(変倍レンズの変倍位置)を変化させて示したグラフである。図の曲線は被写体が無限遠位置にあるときの曲線であるが、メモリ20には複数の被写体距離(無限から至近距離)に関して同様な複数の曲線を記憶しており、ズーミングの際にそれぞれの被写体距離に応じた曲線に従ってフォーカスレンズを駆動するものである。
【0057】
図5(a)において、実線はNDフィルタが光路中に入っていない状態を表し、点線はNDフィルタが完全に光路を覆った時のフォーカスレンズの合焦位置である。メモリ20にはズーム位置に応じた補正量、すなわち図で示すδzの量の情報が記憶されている。
【0058】
図5(b)においても、実線はNDフィルタが光路中に入っていない状態を表し、点線はNDフィルタが完全に光路を覆った時のフォーカスレンズの合焦位置であり、代表的な複数箇所のズーム位置(変倍レンズの変倍位置)で、補正量が変化しない領域毎で分割し、δzの量はこれらの分割数で記憶している。その中間の値は前後の数値から補間するように計算される。
【0059】
また、δzの値は被写体距離(無限から至近の各曲線)によっても変化するが、ズーム位置による変化に比べて十分小さいため、メモリ容量の制限からデータ量を減らすためにも同じズーム位置では被写体距離に因らず同じ値を使用している。十分なメモリの容量が確保されていればズーム位置だけでなく、フォーカス位置をパラメータとして補正量を決定しても良い。
【0060】
さらに、ピント補正量と絞り開口径の関係について説明する。
【0061】
図6は絞り開口の変化に伴うNDフィルタの掛り状態を示す図であり、NDフィルタ75は開放状態でも光路内に一部進入している。そして絞って行くに従って開口面積に対するNDフィルタの占める割合が大きくなり、F5.6付近で完全に開口を覆うようになる。図7は開口面積に占めるNDフィルタの面積の割合を示したグラフで、横軸は絞り値、縦軸に補正係数cを示している。補正係数cは開放時をゼロとして、NDが完全に光路を覆った時に1になるよう設定している。これらの補正係数cの情報は、メモリ20に予め記憶されている。
【0062】
図4のフローチャートに戻って、ステップ107以降の説明をする。ステップ107において、メモリ20からフォーカスレンズのピント補正量の情報を取り出した後、NDフィルタの位置を示すことになる位置検出器9の信号(絞り値:Fナンバー)に基づいて、メモリ20からそのときの絞り値に対応する補正係数としてcの値を読み込む(ステップ108)。本実施例の場合は、F5.6付近で完全に光路を覆うため、開放からF5.6までを直線で近似し、F5.6より絞った場合には一律c=1に設定している。
【0063】
そして、NDフィルタの掛り量を考慮したフォーカスレンズの移動量Xを、補正量δzに、補正係数cを掛けた量として演算する(ステップ109)。この後、ステップ109で求めた移動量Xの分だけフォーカスレンズを駆動し、ピント補正を行う(ステップ110)。
【0064】
なお、NDフィルタが光路内から光路外へ連続的に退避していくときも、上記の説明と同様に補正量を算出し、進入した時とは逆の方向にフォーカスレンズを駆動することによりピント補正を行う。こうすることにより合焦をより敏速に実施することが可能になる。またステップ110の状態からズーム動作を行った場合は、ズーム位置毎の補正量δzに、補正係数cを掛けてフォーカスレンズの移動量Xを求め、フォーカスレンズの位置を補正する。
【0065】
また、マニュアルフォーカス時にも、NDフィルタの位置である絞り値を検出し、同様にフォーカスレンズを駆動することで、ピントズレを生じることなく常に合焦状態が保たれるようになる。
【0066】
上述した実施形態では、NDフィルタの進入で生じるピントズレを補正するフォーカスレンズの補正量を、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、NDフィルタが絞り羽根を一体に設け、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応する補正係数を用いて得て、この得られた補正量でフォーカスレンズの位置を補正し、常に合焦状態を維持した高画質の画像を得ることが可能となる。
【0067】
また上述した実施形態では、オートフォーカスモードにおいても、フィルタ部材によるピントずれを補正するようにフォーカスレンズの位置を補正している。これは、オートフォーカスのためのコントラスト信号が微弱でAF精度が上がらない状況でも、合焦状態を維持することができ、またオートフォーカスの動作を行う場合よりも確実に短時間で合焦状態とすることが可能である。
【0068】
このように、上記の実施形態では、マニュアルフォーカスモード時のフィルタ出し入れによるピント変化を防止できるのはもちろん、オートフォーカスモード時でも合焦スピードを速くすることが可能になる。また、また、オート露出撮影から、ポートレートモードに切換えた場合のように、絞り径を変化させるモード切換えでも有効になる。
【0069】
[第2の実施形態]
図8は本発明の光学機器の第2の実施形態を示すものであり、光学機器として、ビデオカメラに適用した場合のブロック図を示し、図1と共通する部材に同一の符号を付して重複する説明を省略する。この実施形態では、第1の実施形態に対して、NDフィルタを有するND駆動ユニット201を、絞りユニット7の後方(光学系における像面側)に配置し、絞りユニット7とは別に独立して駆動できるようにしたものである。図8において、211はNDフィルタ(図9に示すNDフィルタ204)の、光学系の光路に対する進入量(位置)を検出する位置検出器であり、例えばホール素子で構成される。また、メモリ20には、図1で説明した情報の他に、絞りユニット7の絞り値(Fナンバー)と各絞り値におけるフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数cの情報が予め記憶されている。
【0070】
これによって、撮影者の意図によりNDフィルタを進入させ絞りの開口径を大きくすることでボケ味をコントロールすることができる。通常、NDフィルタを独立して駆動する場合には、NDフィルタが開口の途中まで掛かった状態になることは少ないが、撮影中の画像の急な明るさの変化を防止するにためにNDフィルタをゆっくり動かす必要があり、このような場合のピントズレを補正するために本実施例の構成が有効になる。
【0071】
図9は上述のND駆動ユニット201の平面図を示し、絞りのすぐ後に配置されている。駆動源はガルバノメータタイプの電磁駆動により、マグネットロータと一体的に回転するアーム202で揺動駆動されるND枠203にNDフィルタ204が接着固定されている。NDフィルタの進入状況は位置検出器211であるホール素子出力で検出される。通常は絞り開口径が小さくなり過ぎて回折の影響を受けないように、光量を検出して絞り値と対応させNDフィルタを駆動制御するが、撮影者の意図で、進退させることも可能になっている。
【0072】
次に上述の構成で本発明の光学機器に係わるフォーカス調整を行うための制御について説明する。
【0073】
図10は、絞りユニットの絞り値およびNDフィルタの光路内への進入を検知し、フォーカス調整を行う制御のフローチャートを示している。なお、図4のフォローチャートと同一のステップには同一の符号を付している。
【0074】
まず、カメラに電源を投入すると、フォーカス、ズーム、及び絞りのリセット動作が行われ、フォーカス、ズームレンズが初期位置に駆動される。また、絞りは開放と全閉のホール出力のゲインとオフセット調整が行われ標準化される(ステップ101)。次にオートフォーカスモードか否かが検出される(ステップ102)。オートフォーカスモードであると合焦状態であるかが検出される(ステップ103)。合焦状態でない判断されると合焦するまでフォーカスレンズが駆動される(ステップ104)。ステップ102でマニュアルフォーカスモードであると判断されたとき、また、ステップ103で合焦状態であると判断されるとフォーカス、およびズーム位置が記憶される(ステップ105)。
【0075】
ここで、撮影者の意図によりNDフィルタが駆動されると、NDフィルタの位置(絞り開口の光路に対する挿入量)が位置検出手段211からの出力により検出され(ステップ221)、このときの絞りユニット7の絞り値が位置検出器9からの出力により検出される(ステップ222)。
【0076】
次に、ステップ105で検出されたズーム位置情報に応じてメモリ20からフォーカスレンズのピント補正量の情報を取り出す(ステップ107)。
【0077】
ここで、ピントズレ補正量について図5(a)、図5(b)を用いて説明する。
【0078】
図5(a)は被写体距離を一定とした場合のフォーカスレンズの合焦位置(繰り出し量)についてズーム位置(変倍レンズの変倍位置)を変化させて示したグラフである。図の曲線は被写体が無限遠位置にあるときの曲線であるが、メモリ20には複数の被写体距離(無限から至近距離)に関して同様な複数の曲線を記憶しており、ズーミングの際にそれぞれの被写体距離に応じた曲線に従ってフォーカスレンズを駆動するものである。
【0079】
図5(a)において、実線はNDフィルタが光路中に入っていない状態を表し、点線はNDフィルタが完全に光路を覆った時のフォーカスレンズの合焦位置である。メモリ20にはズーム位置に応じた補正量、すなわち図で示すδzの量の情報が記憶されている。
【0080】
図5(b)においても、実線はNDフィルタが光路中に入っていない状態を表し、点線はNDフィルタが完全に光路を覆った時のフォーカスレンズの合焦位置であり、代表的な複数箇所のズーム位置(変倍レンズの変倍位置)で、補正量が変化しない領域毎で分割し、δzの量はこれらの分割数で記憶している。その中間の値は前後の数値から補間するように計算される。
【0081】
また、δzの値は被写体距離(無限から至近の各曲線)によっても変化するが、ズーム位置による変化に比べて十分小さいため、メモリ容量の制限からデータ量を減らすためにも同じズーム位置では被写体距離に因らず同じ値を使用している。十分なメモリの容量が確保されていればズーム位置だけでなく、フォーカス位置をパラメータとして補正量を決定しても良い。
【0082】
さらに、ピント補正量と絞り開口径、NDフィルタの進入量の関係について説明する。
【0083】
図11は絞り開口形状とNDフィルタの進入量の関係を示した図であり、NDフィルタの進入量を一定にして、絞りの開口を変化させたのものである。NDフィルタの位置が同じでも絞り値によって全開口面積に対するNDフィルタ面積の割合が変化していくことがわかる。開放付近ではNDフィルタの駆動範囲全体で徐々にNDフィルタの占める割合が大きくなるが、F5.6付近では、始めはNDが開口に掛からず、一定量進入させた後で急に開口全体を覆うことがわかる。
【0084】
図12は絞りユニットの開口径に対するNDフィルタの全開口面積に占める割合を示したグラフで、横軸はNDフィルタの挿入量(NDフィルタの全開口面積に占める割合)、縦軸は補正係数cを示しており、主な絞り値に関して複数示している。補正係数cは開放時をゼロとして、NDが完全に光路を覆った時に1になるよう設定している。これらの補正係数cの情報は、メモリ20に予め記憶されている。
【0085】
図10のフローチャートに戻って、ステップ107以降の説明をする。ステップ107において、メモリ20からフォーカスレンズのピント補正量の情報を取り出した後、絞りユニット7の位置(絞り値)を示す位置検出器9の信号(絞り値:Fナンバー)とNDフィルタの位置を示す位置検出器211からの出力に基づいて、メモリ20からそのときの絞り値およびNDフィルタの位置に対応する補正係数としてcの値を読み込む(ステップ223)。
【0086】
そして、NDフィルタの掛り量を考慮したフォーカスレンズの移動量Xを、補正量δzに、補正係数cを掛けた量として演算する(ステップ109)。この後、ステップ109で求めた移動量Xの分だけフォーカスレンズを駆動し、ピント補正を行う(ステップ110)。
【0087】
なお、NDフィルタが光路内から光路外へ連続的に退避していくときも、上記の説明と同様に補正量を算出し、進入した時とは逆の方向にフォーカスレンズを駆動することによりピント補正を行う。こうすることにより合焦をより敏速に実施することが可能になる。またステップ110の状態からズーム動作を行った場合は、ズーム位置毎の補正量δzに、補正係数cを掛けてフォーカスレンズの移動量Xを求め、フォーカスレンズの位置を補正する。
【0088】
また、マニュアルフォーカス時にも、NDフィルタの位置である絞り値を検出し、同様にフォーカスレンズを駆動することで、ピントズレを生じることなく常に合焦状態が保たれるようになる。
【0089】
上述した実施形態では、NDフィルタの進入で生じるピントズレを補正するフォーカスレンズの補正量を、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)と該絞り値におけるフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とを用いて得て、この得られた補正量でフォーカスレンズの位置を補正し、常に合焦状態を維持した高画質の画像を得ることが可能となる。
【0090】
また上述した実施形態では、オートフォーカスモードにおいても、フィルタ部材によるピントずれを補正するようにフォーカスレンズの位置を補正している。これは、オートフォーカスのためのコントラスト信号が微弱でAF精度が上がらない状況でも、合焦状態を維持することができ、またオートフォーカスの動作を行う場合よりも確実に短時間で合焦状態とすることが可能である。
【0091】
このように、上記の実施形態では、マニュアルフォーカスモード時のフィルタ出し入れによるピント変化を防止できるのはもちろん、オートフォーカスモード時でも合焦スピードを速くすることが可能になる。また、また、オート露出撮影から、ポートレートモードに切換えた場合のように、絞り径を変化させるモード切換えでも有効になる。
【0092】
また、マニュアルフォーカス時にも、NDフィルタの位置および絞り値を検出し、同様にフォーカスレンズを駆動することで、ピントズレを生じることなく常に合焦状態が保たれるようになる。
【0093】
[第3の実施形態]
図13(a)、図13(b)は本発明の光学機器の第3の実施形態を示すもので、図8のブロック図におけるND駆動ユニットの別の実施形態を示すNDフィルタ切換ユニットを示す。したがって、NDフィルタ切換ユニットの構成以外は、図8と同様の構成である。図13−a、13−bはマニュアルにて操作可能なNDフィルタ切換えユニットの平面図である。このNDフィルタ切換えユニットは絞りユニットとは別体で構成され、独立して駆動され、絞りユニットの後方(像面側)に配置される。
【0094】
図13(a)、図13(b)において、301、320はフィルタ枠を示し、NDフィルタ302、321が接着固定されており、NDフィルタ302、321は光軸上でずれた位置で光路内に挿入されるように構成されている。これらのNDフィルタは、同一の濃度、異なる濃度でもよく、フィルタの厚さ(屈折率)が同一でも異なっていてもよい。図13(a)は光路303に対し、NDフィルタ321が光路303に挿入された状態を示している。この状態からNDフィルタ302を保持したフィルタ枠301の操作部304を直接または連結部材を介して、手動で操作することにより、図13(b)に示すように、NDフィルタ321とNDフィルタ302とが光路303を完全に覆う状態となる。ここで、NDフィルタ321が光路303から外れて、NDフィルタ302が光路303を覆う状態になるように構成しても良い。305はバネであり各フィルタ枠を光路外へ退避するように付勢している。NDフィルタ302、321の位置はインタラプタ306、307で検出される。フィルタ枠301、320の突出部301a、320aがインタラプタ306、307の投受光部間に入り込むことで電気的に検出が行われ、これによりNDフィルタ302、321の光路303への挿入状態が検出される。
【0095】
そしてこの実施形態では、図8のブロック図で説明したメモリ20に、ズームトラッキング情報の他に、ズーム位置(変倍位置)毎の、各NDフィルタが撮影光学系の光路を覆った(絞りユニット7の開口径を覆った)ときのピントずれに対応するフォーカスレンズの位置の補正値(補正量)の情報が各NDフィルタ毎に対応して予め記憶されている。これにより、各NDフィルタの挿入状態に応じて、対応するフォーカスレンズの位置の補正値(補正量)の情報を用いて、フォーカスレンズの位置を補正する。
【0096】
[第4の実施形態]
図14(a)、図14(b)は本発明の光学機器の第4の実施形態を示すもので、第3の実施形態ではNDフィルタが光軸上でずれた位置で光路内に挿入されるのに対し、第4の実施形態では、光軸上の同一位置で光路内に各NDフィルタが挿入される構成である。第4の実施形態でも、NDフィルタ切換ユニットの構成以外は、図8と同様の構成である。
【0097】
図14(a)、図14(b)において、401はフィルタ枠を示し、フィルタ枠401には、厚さ(屈折率)が異なり濃度(透過率)の異なる2つのNDフィルタ402、407が固定されている。図14(a)はNDフィルタ407が光路403に挿入された状態で、操作部404を直接または連結部材を介して、操作することにより、NDフィルタ407が光路403から退避し、図14(b)に示すように、NDフィルタ402が光路403に挿入される。その際、バネ405はNDフィルタ402、407の一方が光路403の位置で安定するように付勢している。各NDフィルタ402、407の光路403に対する挿入状態は、フィルタ枠401の押圧部401aがプッシュスイッチ406を操作することで電気的に検出される。
【0098】
そしてこの実施形態でも、第3の実施形態と同様に、図8のブロック図で説明したメモリ20に、ズームトラッキング情報の他に、ズーム位置(変倍位置)毎の、各NDフィルタが撮影光学系の光路を覆った(絞りユニット7の開口径を覆った)ときのピントずれに対応するフォーカスレンズの位置の補正値(補正量)の情報が各NDフィルタ毎に対応して予め記憶されている。これにより、各NDフィルタの挿入状態に応じて、対応するフォーカスレンズの位置の補正値(補正量)の情報を用いて、フォーカスレンズの位置を補正する。
【0099】
[第5の実施形態]
次に本発明の光学機器の第5の実施形態について、図15を用いて説明する。図15は、光学機器としてカメラ(カメラ本体)500に対し、交換レンズ600を着脱自在とした構成のビデオカメラシステムを示すブロック図である。図15において、図1と共通する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0100】
図15において、カメラ500と交換レンズ600とは、装着マウント(図示省略)により着脱自在とされ、カメラ500のカメラCPU501とレンズCPU21とは通信端子(図示省略)により電気的に接続されている。交換レンズ600は、絞り羽根にNDフィルタ75が一体に固定された絞りユニット7を備える。
【0101】
そして、この実施形態でも、図1、図4で説明した第1の実施形態と同様に、NDフィルタの進入で生じるピントズレを補正するフォーカスレンズの補正量を、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、NDフィルタが絞り羽根を一体に設け、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応する補正係数を用いて得て、この得られた補正量でフォーカスレンズの位置を補正する。これにより、常に合焦状態を維持した高画質の画像を得ることが可能となる。
【0102】
[第6の実施形態]
次に本発明の光学機器の第6の実施形態について、図16を用いて説明する。図16は、光学機器としてカメラ(カメラ本体)700に対し、交換レンズ800を着脱自在とした構成のビデオカメラシステムを示すブロック図である。図16において、図8と共通する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0103】
図16において、カメラ700と交換レンズ800とは、装着マウント(図示省略)により着脱自在とされ、カメラ700のカメラCPU701とレンズCPU21とは通信端子(図示省略)により電気的に接続されている。交換レンズ800は、絞りユニット7とは別体のND駆動ユニット201を備える。
【0104】
そして、この実施形態でも、図8、図10で説明した第2の実施形態と同様に、NDフィルタの進入で生じるピントズレを補正するフォーカスレンズの補正量を、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)と該絞り値におけるフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とを用いて得て、この得られた補正量でフォーカスレンズの位置を補正する。これにより、常に合焦状態を維持した高画質の画像を得ることが可能となる。
【0105】
なお第5、第6の実施形態においても、NDフィルタが光路内から光路外へ連続的に退避していくときも、上記(図4、図10)の説明と同様に補正量を算出し、進入した時とは逆の方向にフォーカスレンズを駆動することによりピント補正を行う。こうすることにより合焦をより敏速に実施することが可能になる。またフォーカスレンズの位置の補正を行った状態からズーム動作を行った場合は、ズーム位置毎の補正量δzに、補正係数cを掛けてフォーカスレンズの移動量Xを求め、フォーカスレンズの位置を補正する。
【0106】
また、マニュアルフォーカス時にも、NDフィルタの位置である絞り値を検出し、同様にフォーカスレンズを駆動することで、ピントズレを生じることなく常に合焦状態が保たれるようになる。
【0107】
また上述した実施形態では、オートフォーカスモードにおいても、フィルタ部材によるピントずれを補正するようにフォーカスレンズの位置を補正している。これは、オートフォーカスのためのコントラスト信号が微弱でAF精度が上がらない状況でも、合焦状態を維持することができ、またオートフォーカスの動作を行う場合よりも確実に短時間で合焦状態とすることが可能である。
【0108】
このように、上記の実施形態では、マニュアルフォーカスモード時のフィルタ出し入れによるピント変化を防止できるのはもちろん、オートフォーカスモード時でも合焦スピードを速くすることが可能になる。また、また、オート露出撮影から、ポートレートモードに切換えた場合のように、絞り径を変化させるモード切換えでも有効になる。
【0109】
また、マニュアルフォーカス時にも、NDフィルタの位置および絞り値を検出し、同様にフォーカスレンズを駆動することで、ピントズレを生じることなく常に合焦状態が保たれるようになる。
【0110】
上述した各実施形態では、RFZレンズ光学系を用いた光学機器について説明したが、本発明はRFZレンズ光学系に限定されず、単焦点レンズ光学系(フォーカスレンズを有する光学系)を用いた光学機器にも適用することができる。単焦点レンズ光学系での、絞り部材は複数の絞り羽根で構成され、複数の絞り羽根を相対的に移動することによって開口径(開口面積)を変化させ、フィルタ部材は、複数の絞り羽根の少なくとも1つに固定された構成とされる。そして複数の絞り羽根の相対的な移動に伴って、フィルタ部材が開口径を覆う面積が変化する構成にするのがよい。またここで、フィルタ部材が光路に挿入されることにより生じるピントずれを補正するための、単焦点レンズ光学系のフォーカスレンズの位置の補正の補正量は、予め設定した補正値(光学系の光路にフィルタ部材が挿入されたときのピントずれを補正するためのフォーカスレンズの移動補正量)と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数とから求めるものである。絞り値(Fナンバー)に応じた補正係数は、フィルタ部材が絞り羽根に一体に設けられているため、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応する補正係数となる。また、単焦点レンズ光学系で、絞りユニットとは別体にフィルタ駆動ユニットを設ける構成でもよい。フィルタ部材は、光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在に駆動されるものである。そして、フィルタ部材が光路に挿入されることにより生じるピントずれを補正するための、フォーカスレンズの位置を補正の補正量は、予め設定した補正値(光学系の光路にフィルタ部材が挿入されたときのピントずれを補正するためのフォーカスレンズの移動補正量)と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)と該絞り値におけるフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とから求めるものである。
【0111】
また上述した各実施形態では、光学機器としてビデオカメラの例を説明したが、これに限らず、デジタルスチルカメラにも適用することができる。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィルタ部材の進入で生じるピントズレを補正するフォーカスレンズの補正量を、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値(単焦点レンズの場合は予め設定した補正値)と、フィルタ部材を絞り羽根に一体に設け、各絞り値の開口径に対するフィルタ部材の占める面積に対応する補正係数を用いて得て、この得られた補正量でフォーカスレンズの位置を補正し、常に合焦状態を維持した高画質の画像を得ることが可能となる。
【0113】
また、本発明では、NDフィルタ部材の進入で生じるピントズレを補正するフォーカスレンズの補正量を、変倍レンズの変倍位置(ズーム位置)に応じた補正値(単焦点レンズの場合は予め設定した補正値)と、絞り部材の絞り値(Fナンバー)と絞り値におけるNDフィルタの挿入量(挿入割合)に応じた(各絞り値の開口径での光路に占めるNDフィルタの挿入割合に応じた)補正係数とを用いて得て、この得られた補正量でフォーカスレンズの位置を補正し、常に合焦状態を維持した高画質の画像を得ることが可能となる。
【0114】
また本発明では、オートフォーカスモードにおいても、NDフィルタ部材によるピントずれを補正するようにフォーカスレンズの位置を補正することにより、オートフォーカスのためのコントラスト信号が微弱でAF精度が上がらない状況でも、合焦状態を維持することができ、またオートフォーカスの動作を行う場合よりも確実に短時間で合焦状態とすることが可能である。
【0115】
さらに本発明では、マニュアルフォーカスモード時のNDフィルタ出し入れによるピント変化を防止でき、オートフォーカスモード時でも合焦スピードを速くすることが可能になる。また、また、オート露出撮影から、ポートレートモードに切換えた場合のように、絞り径を変化させるモード切換えでも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の光学機器を示すブロック図。
【図2】(a)は図1の絞りユニットの平面図、(b)は図1の絞りユニットの分解斜視図。
【図3】図1の絞りユニットの位置検出を説明するための平面図。
【図4】第1の実施形態における制御動作を説明するためのフローチャート。
【図5】(a)はズーム位置に対応したフォーカス補正量を説明するための図、(b)は分割したズーム位置毎に対応したフォーカス補正量を説明するための図。
【図6】絞りの開口とNDフィルタの関係を説明するための図。
【図7】絞り値と補正係数の関係を説明するための図。
【図8】本発明の第2の実施形態の光学機器を示すブロック図。
【図9】図8のNDフィルタ駆動ユニットを示す平面図。
【図10】第2の実施形態における制御動作を説明するためのフローチャート。
【図11】絞りの開口とNDフィルタの関係を説明するための図。
【図12】複数の絞り値におけるフィルタ挿入量と補正係数の関係を説明するための図。
【図13】(a)、(b)は第3の実施形態におけるフィルタ駆動ユニットを示す図。
【図14】(a)、(b)は第4の実施形態におけるフィルタ駆動ユニットを示す図。
【図15】本発明の第5の実施形態の光学機器を示すブロック図。
【図16】本発明の第6の実施形態の光学機器を示すブロック図。
【符号の説明】
6 CCD
7 絞りユニット
9、12、13、211 位置検出器
20 メモリ
21 CPU
75、204 NDフィルタ
201 NDフィルタ駆動ユニット

Claims (13)

  1. 光軸に沿って移動して変倍を行う変倍レンズと、変倍時の補正および焦点合わせを行うフォーカスレンズとを備えた光学系と、
    前記変倍レンズを駆動する変倍駆動手段と、
    前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、
    前記変倍レンズの位置を検出する変倍位置検出手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
    前記光学系を通過する光量を調整するよう開口径が変化する絞り部材と、
    前記絞り部材に近接して配置され前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在とされたNDフィルタ部材と、
    前記NDフィルタ部材の挿入状態を検出するフィルタ状態検出手段と、
    前記変倍レンズの変倍移動時に、合焦状態を維持する前記変倍レンズの位置と前記フォーカスレンズの位置との関係の移動情報を記憶した記憶手段と、
    前記フィルタ状態検出手段からの出力に応じて前記移動情報を補正して前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器。
  2. 光軸に沿って移動して変倍を行う変倍レンズと、変倍時の補正および焦点合わせを行うフォーカスレンズとを備えた光学系と、
    前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、
    前記変倍レンズを駆動する変倍駆動手段と、
    前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、
    前記変倍レンズの位置を検出する変倍位置検出手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
    複数の絞り羽根を駆動して開口径を変化させて前記光学系の光量を変化させる絞り部材と、
    前記絞り羽根の少なくとも1つに一体に設けられ前記開口径を通過する光量を変化させるフィルタ部材と、
    前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、
    前記変倍レンズの変倍移動時に、合焦状態を維持する前記変倍レンズの位置と前記フォーカスレンズの位置との関係の移動情報を記憶した記憶手段と、
    前記絞り状態検出手段からの出力に応じて前記移動情報を補正して前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器。
  3. 光軸に沿って移動して変倍を行う変倍レンズと、変倍時の補正および焦点合わせを行うフォーカスレンズとを備えた光学系と、
    前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、
    前記変倍レンズを駆動する変倍駆動手段と、
    前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、
    前記変倍レンズの位置を検出する変倍位置検出手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
    前記光学系を通過する光量を調整するよう開口径が変化する絞り部材と、
    前記絞り部材に近接して配置され前記光学系の光路に対し出し入れ自在とされたNDフィルタ部材と、
    前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、
    前記NDフィルタ部材の挿入状態を検出するフィルタ状態検出手段と、
    前記変倍レンズの変倍移動時に、合焦状態を維持する前記変倍レンズの位置と前記フォーカスレンズの位置との関係の移動情報を記憶した記憶手段と、
    前記絞り状態検出手段からの出力および前記フィルタ状態検出手段からの出力に応じて前記移動情報を補正して前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器。
  4. 前記NDフィルタ部材は、前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在に駆動されることを特徴とする請求項3記載の光学機器。
  5. 前記NDフィルタ部材は、複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れすることを特徴とする請求項3記載の光学機器。
  6. 前記NDフィルタ部材は、屈折率の異なる複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れすることを特徴とする請求項3記載の光学機器。
  7. 前記移動情報の補正は、前記フォーカスレンズの位置の補正であり、該補正の量Xは、
    撮像素子の画素ピッチをP、絞り部材のFナンバーをFNo、変倍レンズの変倍位置に応じたフォーカスレンズの位置敏感度をfs、フィルタ部材の光軸上の厚さをd、フィルタ部材の屈折率をNd、としたとき、
    0<X<10×P×FNo/fs
    10<d×P/Nd<40
    0<P<3.5μ
    の条件を満足することを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載の光学機器。
  8. フォーカスレンズを備えた光学系と、
    前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、
    前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
    複数の絞り羽根を駆動して開口径を変化させて前記光学系の光量を変化させる絞り部材と、
    前記絞り羽根の少なくとも1つに一体に設けられ前記開口径を通過する光量を変化させるフィルタ部材と、
    前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、
    前記絞り状態検出手段からの出力に応じて前記フォーカスレンズの位置を補正するよう前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器。
  9. フォーカスレンズを備えた光学系と、
    前記光学系からの光学像を撮像する撮像素子と、
    前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス駆動手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、
    前記光学系を通過する光量を調整するよう開口径が変化する絞り部材と、
    前記絞り部材に近接して配置され前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在とされたNDフィルタ部材と、
    前記絞り部材の開口状態を検出する絞り状態検出手段と、
    前記NDフィルタ部材の挿入状態を検出するフィルタ状態検出手段と、
    前記絞り状態検出手段からの出力および前記フィルタ状態検出手段からの出力に応じて前記フォーカスレンズの位置を補正するよう前記フォーカスレンズの駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光学機器。
  10. 前記NDフィルタ部材は、前記光学系の光路に対し連続的に挿入状態が可変するように該光路に出し入れ自在に駆動されることを特徴とする請求項9記載の光学機器。
  11. 前記NDフィルタ部材は、複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れすることを特徴とする請求項9記載の光学機器。
  12. 前記NDフィルタ部材は、屈折率の異なる複数のNDフィルタを有し該複数のNDフィルタの1つまたは複数を選択的に出し入れすることを特徴とする請求項9記載の光学機器。
  13. 前記移動情報の補正は、前記フォーカスレンズの位置の補正であり、該補正の量Xは、
    撮像素子の画素ピッチをP、絞り部材のFナンバーをFNo、フォーカスレンズの位置敏感度をfs、フィルタ部材の光軸上の厚さをd、フィルタ部材の屈折率をNd、としたとき、
    0<X<10×P×FNo/fs
    10<d×P/Nd<40
    0<P<3.5μ
    の条件を満足することを特徴とする請求項8、9のいずれかに記載の光学機器。
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