JP6676859B1 - 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタの駆動で消費される電力を抑制することが望まれている。【解決手段】制御装置は、電力で可動する第1可動部と、第1可動部を介して撮像装置の光路に対して挿入または退避される第1フィルタとを有する第1ユニットを制御する。制御装置は、第1可動部が、第1フィルタを光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第1機械的構造を有するか否かを示す第1情報を取得する取得部を備えてよい。制御装置は、第1情報に基づいて、第1フィルタが光路に対して挿入または退避された状態のときに第1可動部に供給される電力を制御する制御部を備えてよい。【選択図】図8

Description

本発明は、制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、レンズ側NDフィルタがND制御回路により駆動させ、光路に挿入および退避可能に構成されることが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2013−54123号公報
上記のようなNDフィルタなどのフィルタの駆動で消費される電力を抑制することが望まれている。
本発明の一態様に係る制御装置は、電力で可動する第1可動部と、第1可動部を介して撮像装置の光路に対して挿入または退避される第1フィルタとを有する第1ユニットを制御する制御装置でよい。制御装置は、第1可動部が、第1フィルタを光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第1機械的構造を有するか否かを示す第1情報を取得する取得部を備えてよい。制御装置は、第1情報に基づいて、第1フィルタが光路に対して挿入または退避された状態のときに第1可動部に供給される電力を制御する制御部を備えてよい。
制御部は、第1可動部が第1機械的構造を有することを第1情報が示す場合に第1フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために第1可動部に供給する電力を、第1可動部が第1機械的構造を有しないことを第1情報が示す場合に第1フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために第1可動部に供給する電力より小さく制御してよい。
制御部は、第1可動部が第1機械的構造を有することを第1情報が示す場合、第1フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために第1可動部に電力を供給しなくてよい。
制御部は、第1フィルタを光路に対して挿入または退避させる命令に従って、第1可動部に供給する電力を制御して、第1フィルタを光路に対して挿入または退避させてよい。
制御装置は、電力の供給を受けて可動する第2可動部と、第2可動部を介して撮像装置の光路に対して挿入または退避される第2フィルタとを有する第2ユニットを制御してよい。取得部は、第2可動部が、第2フィルタを光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第2機械的構造を有するか否かを示す第2情報を取得してよい。制御部は、第2情報に基づいて、第2フィルタが光路に対して挿入または退避された状態のときに第2可動部に供給される電力を制御してよい。
制御部は、第2可動部が第2機械的構造を有することを第2情報が示す場合に第2フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために第2可動部に供給する電力を、第2可動部が第2機械的構造を有しないことを第2情報が示す場合に第2フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために第2可動部に供給する電力より小さく制御してよい。
制御部は、第2フィルタを光路に対して挿入または退避させる命令に従って、第2可動部に供給する電力を制御して、第2フィルタを光路に対して挿入または退避させてよい。
本発明の一態様に係る撮像装置は、上記制御装置と、第1ユニットとを備えてよい。
第1可動部は、第1電動機と、第1電動機の動力を受けて駆動するギア部と、第1フィルタを保持し、ギア部からの動力を受けて移動することで第1フィルタを光路に対して挿入または退避させる保持部とを有してよい。
ギア部が第1機械的構造として、第1電動機の動力を受けて駆動するウォームギアを有してよい。
第1可動部は、電力を受けて磁力を発生させる磁力発生部と、第1フィルタを保持し、磁力を受けて移動することで第1フィルタを光路に対して挿入または退避させる保持部とを有してよい。
本発明の一態様に係る移動体は、上記撮像装置を備えて移動する移動体でよい。
本発明の一態様に係る制御方法は、電力で可動する第1可動部と、第1可動部を介して撮像装置の光路に対して挿入または退避される第1フィルタとを有する第1ユニットを制御する制御方法でよい。制御方法は、第1可動部が、第1フィルタを光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第1機械的構造を有するか否かを示す第1情報を取得する段階を備えてよい。制御方法は、第1情報に基づいて、第1フィルタが光路に対して挿入または退避された状態のときに第1可動部に供給される電力を制御する段階を備えてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、上記制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムでよい。
本発明の一態様によれば、フィルタの駆動で消費される電力を抑制することができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
撮像装置の外観斜視図の一例を示す図である。 撮像装置の機能ブロックを示す図である。 機械式NDフィルタの一例を示す図である。 図3に示す符号149で示した部分の拡大図である。 磁石式NDフィルタ及び可動部の一例を示す図である。 磁石式NDフィルタ及び可動部の一例を示す図である。 可動部及び可動部の回路構成の一例を示す図である。 モータの回転を検出する検出部の構成の一例を示す図である。 NDフィルタの駆動制御の手順の一例を示すフローチャートである。 無人航空機及び遠隔操作装置の外観の一例を示す図である。 ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の外観斜視図の一例を示す図である。図2は、本実施形態に係る撮像装置100の機能ブロックを示す図である。
撮像装置100は、撮像部102及びレンズ部200を備える。撮像部102は、イメージセンサ120、撮像制御部110、及びメモリ130を有する。イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、ズームレンズ211及びフォーカスレンズ210を介して結像された光学像の画像データを撮像制御部110に出力する。撮像制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ130は、撮像制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
撮像部102は、指示部162及び表示部160をさらに有してよい。指示部162は、撮像装置100に対する指示をユーザから受け付けるユーザインタフェースである。表示部160は、イメージセンサ120により撮像された画像、撮像装置100の各種設定情報などを表示する。表示部160は、タッチパネルで構成されてよい。
撮像部102は、機械式NDフィルタ140、可動部145、及びND制御部132をさらに有してよい。機械式NDフィルタ140は、第1減光フィルタと、クリアガラスとを切り替え可能に有する。可動部145は、第1減光フィルタを撮像装置100の光路に挿入し、かつクリアガラスを光路から退避した状態と、第1減光フィルタを撮像装置100の光路から退避し、かつクリアガラスを光路に挿入した状態とを機械的に切り替える。ND制御部132は、可動部145を介して機械式NDフィルタ140の切り替えを制御する。機械式NDフィルタ140は、クリアガラスの代わり、第1減光フィルタと透過率が異なる第2減光フィルタを含んでもよい。機械式NDフィルタ140は、2以上の減光フィルタを有してもよい。機械式NDフィルタ140及び可動部145は、第1ユニットの一例である。
第1減光フィルタは、可変減光フィルタでもよい。可変減光フィルタは、印可される電圧を調整することで濃度(透過率)を調整可能な光学フィルタでよく、有機系のエレクトロクロミック材、液晶、及びエレクトロルミネッセンス材の少なくとも1つを用いた光学フィルタでよい。
レンズ部200は、フォーカスレンズ210、ズームレンズ211、レンズ駆動部212、レンズ駆動部213及びレンズ制御部220を有する。フォーカスレンズ210、及びズームレンズ211は、少なくとも1つのレンズを含んでよい。フォーカスレンズ210、及びズームレンズ211の少なくとも一部または全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ駆動部212は、電動機216を含む。電動機216は、ステッピングモータ、DCモータ、コアレスモータ、または超音波モータでよい。レンズ駆動部212は、電動機216からの動力をカム環、ガイド軸などの機構部材を介してフォーカスレンズ210の少なくとも一部または全部に伝達して、フォーカスレンズ210の少なくとも一部または全部を光軸に沿って移動させる。レンズ駆動部213は、電動機217を含む。電動機217は、ステッピングモータ、DCモータ、コアレスモータ、または超音波モータでよい。レンズ駆動部213は、電動機217からの動力をカム環、ガイド軸などの機構部材を介してズームレンズ211の少なくとも一部または全部に伝達して、ズームレンズ211の少なくとも一部または全部を光軸に沿って移動させる。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ制御命令に従って、レンズ駆動部212及びレンズ駆動部213の少なくとも一方を駆動して、機構部材を介してフォーカスレンズ210及びズームレンズ211の少なくとも一方を光軸方向に沿って移動させることで、ズーム動作及びフォーカス動作の少なくとも一方を実行する。レンズ制御命令は、例えば、ズーム制御命令、及びフォーカス制御命令である。
レンズ部200は、メモリ222、位置センサ214、及び位置センサ215をさらに有する。メモリ222は、レンズ駆動部212、及びレンズ駆動部213を介して移動するフォーカスレンズ210、及びズームレンズ211の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。位置センサ214は、フォーカスレンズ210の位置を検出する。位置センサ214は、現在のフォーカス位置を検出してよい。位置センサ215は、ズームレンズ211の位置を検出する。位置センサ215は、ズームレンズ211の現在のズーム位置を検出してよい。位置センサ214、及び位置センサ215は、磁気抵抗(MR)センサでよい。レンズ部200は、磁石式NDフィルタ250、可動部255、及びND制御部224をさらに有する。可動部255は、磁石式NDフィルタ250を撮像装置100の光路から退避した状態と、挿入した状態とを機械的に切り替える。ND制御部224は、可動部255を介して磁石式NDフィルタ250の切り替えを制御する。磁石式NDフィルタ250及び可動部255は、第2ユニットの一例である。
図3は、機械式NDフィルタ140の一例を示す。図4は、図3に示す符号149で示した部分の拡大図である。機械式NDフィルタ140は、例えば、減光フィルタ147と、クリアガラス148とを有する。減光フィルタ147は、可動部145により、撮像装置100の光路に対して挿入または退避される。クリアガラス148も同様である。
可動部145は、モータ141、ギア部142、ラック143、基部144を含む。基部144は、ガイド溝1441を含み、ラック143は、ガイド溝1441に沿って移動する。減光フィルタ147は、ラック143に固定され、ラック143とともにガイド溝1441に沿ってスライド可能に支持されている。
ギア部142は、フォームギアでよい。ギア部142は、フォームギアとして、モータ141の駆動軸に連結されたネジ歯車(フォーム)1421と、ネジ歯車1421とかみ合う平歯車(ウォームホイール)1422とを含む。平歯車1422は、傾歯歯車でもよい。モータ141からの動力が、ネジ歯車1421及び平歯車1422を介してラック143に伝達され、減光フィルタ147がガイド溝1441に沿ってスライドする。ネジ歯車1421に形成された溝の角度は、ネジ歯車1421の回転軸に対して垂直な線から予め定められた角度、例えば、6度以下の角度である。このような角度の溝をネジ歯車1421が有することで、平歯車1422が回転することで生じる動力がネジ歯車1421に伝達されにくくなる。つまり、平歯車1422が回転しようとしても、ネジ歯車1421は回転しない。一方、モータ141からの動力を受けて、ネジ歯車1421が回転する場合には、ネジ歯車1421からの動力を受けて、平歯車1422は回転する。このように、ネジ歯車1421及び平歯車1422は、モータ141からの動力を受けなければ、回転しない。モータ141に電力が供給されなければ、ネジ歯車1421及び平歯車1422は回転せず、減光フィルタ147は移動しない。つまり、ギア部142はセルフロック機構として機能する。ギア部142は、減光フィルタ147を光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する機械的構造の一例である。
基部144の下部には、ラック143のガタツキを防止するために、ラック143をガイド溝1441に沿って基台の上部側に付勢するばね1442が設けられている。基部144の上部には、同じくラック143のガタツキを防止するために、ラック143をガイド溝1441に沿って基部144の下部側に付勢するばね1443が設けられている。
図5A及び図5Bは、磁石式NDフィルタ250及び可動部255の一例を示す。可動部255は、保持部251及びコイル252を含む。保持部251は、一端で磁石式NDフィルタ250を保持している。保持部251は、他端に磁石253を有する。保持部251は、回転軸254を介して回転可能である。2つのコイル252の少なくとも一方に電流が流れることで磁界が発生して、一方のコイル252に磁石253が吸い寄せられ、保持部251とともに磁石式NDフィルタ250が回転軸254を中心に回転する。コイル252に流す電流の方向を切り替える、または電流を流すコイル252を切り替えることで、磁石式NDフィルタ250を光路に挿入したり、磁石式NDフィルタ250を光路から退避したりできる。図5Aは、磁石式NDフィルタ250が光路に挿入された状態を示す。図5Bは、磁石式NDフィルタ250が光路から退避された状態を示す。2つのコイル252は、磁力発生部の一例である。
なお、撮像装置100は、減光フィルタとして、機械式NDフィルタ140及び磁石式NDフィルタ250のいずれか一方のみを備えてもよい。機械式NDフィルタ140及び磁石式NDフィルタ250は、撮像装置100に対して着脱可能に設けられてもよい。
磁石式NDフィルタ250は、2つのコイル252の少なくとも一方に電流が流れていることで、撮像装置100の光路に対して挿入または退避させた状態を維持できる。2つのコイル252に電流が流れていないと、磁石式NDフィルタ250は、撮像装置100の光路に対して挿入または退避させた状態を維持できない。すなわち、磁石式NDフィルタ250を可動させる可動部255は、撮像装置100の光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する機械的構造を有さない。
図6は、可動部145及び可動部255の回路構成の一例を示す図である。可動部145は、モータ141、モータ141への電力を制御するドライバ1322、及びモータ141への電力の供給をオンオフするスイッチ1321を含む。可動部145は、モータ141の回転量を検出するフォトインタラプタ1332、及びフォトインタラプタ1332への電力の供給をオンオフするスイッチ1331をさらに含む。ND制御部132は、スイッチ1321、及びスイッチ1331のオンオフを制御して、モータ141への電力の供給のオンオフを制御する。
可動部255は、コイル252、及びコイル252への電力の供給をオンオフするスイッチ2241を含む。ND制御部224は、スイッチ2241のオンオフを制御して、コイル252への電力の供給のオンオフを制御する。
図7は、モータ141の回転を検出する検出部の構成の一例を示す図である。可動部145は、モータ141の回転軸1411に連結された格子円盤1333を有する。格子円盤1333は、放射状に等間隔に配置されたスリットを含む。フォトインタラプタ1332は、発光部と受光部とを備える。発光部と受光部との間に格子円盤1333が配置される。発光部から発光された光をスリットを介して受光部で受光し、その受光パターンによりモータ141の回転量が特定される。
以上のように構成された撮像装置100が備えるNDフィルタを可動させる可動部は、セルフロック機構を有するタイプと、セルフロック機構を有さないタイプとが存在する。撮像装置100には、着脱式のNDフィルタが設けられる場合もある。また、レンズ部200が交換レンズの場合、レンズ部200に設けられるNDフィルタを可動させる可動部は、セルフロック機構を有するタイプと、セルフロック機構を有さないタイプとが存在する。可動部の制御を共通化するために、可動部がセルフロック機構を有するタイプか、セルフロック機構を有さないタイプかにかかわらず、可動部への電力供給の制御を共通化することが考えられる。しかしながら、可動部がセルフロック機構を有するタイプの場合、NDフィルタが回避状態または挿入状態であれば、その状態を維持するために、モータ141への電力供給を継続しなくても、セルフロック機構によりNDフィルタの回避状態または挿入状態を維持できる。
本実施形態に係る撮像装置100によれば、NDフィルタがセルフロック機構を有するか否かにより、NDフィルタを可動させる可動部への電力の制御を切り替える。
撮像制御部110は、取得部112、及び電力制御部114を有する。取得部112は、可動部が、減光フィルタを光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する機械的構造を有するか否か、すなわち、セルフロック機構を有するか否かを示す機械的構造情報を取得する。例えば、取得部112は、メモリ130から可動部145の機械的構造情報を取得してよい。取得部112は、メモリ222から可動部255の機械的構造情報を取得してよい。撮像装置100に着脱可能に設けられるモジュール式のNDフィルタであれば、取得部112は、NDフィルタのモジュールが備えるメモリから機械的構造情報を取得してよい。
電力制御部114は、機械的構造情報に基づいて、減光フィルタが光路に対して挿入または退避された状態のときに可動部に供給される電力を制御する。電力制御部114は、可動部が機械的構造を有することを機械的構造情報が示す場合に、減光フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために可動部に供給する電力を、可動部が機械的構造を有しないことを機械的構造情報が示す場合に減光フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために可動部に供給する電力より小さく制御してよい。
電力制御部114は、可動部が機械的構造を有することを機械的構造情報が示す場合、減光フィルタが光路に対して挿入または退避された状態を維持するために可動部に電力を供給しなくてよい。電力制御部114は、減光フィルタを光路に対して挿入または退避させる命令に従って、可動部に供給する電力を制御して、減光フィルタを光路に対して挿入または退避させてよい。
電力制御部114は、可動部145が機械的構造を有することを機械的構造情報が示す場合に、ND制御部132を介して、スイッチ1321及びスイッチ1331をオフして、ドライバ1322、モータ141、及びフォトインタラプタ1332への電力をオフする。これにより、減光フィルタ147またはクリアガラス148が光路に対して挿入または退避された状態を維持するために、ドライバ1322、モータ141、及びフォトインタラプタ1332への電力が供給されない。よって、可動部145で消費される電力を抑制することができる。例えば、撮像装置100が、切り替え可能な多数のNDフィルタを備える場合でも、NDフィルタで消費される電力が増加することを抑制できる。
一方、電力制御部114は、可動部255が機械的構造を有しないことを機械的構造情報が示す場合に、ND制御部224を介して、スイッチ2241をオンして、コイル252への電力の供給を継続する。これにより、可動部255が機械的構造を有さない場合に、磁石式NDフィルタ250が光路に対して挿入または退避された状態を維持できる。
図8は、NDフィルタの駆動制御の手順の一例を示すフローチャートである。取得部112は、撮像装置100に装着されたNDフィルタの機械的構造情報を取得して、NDフィルタがセルフロック機構対応か否かを判定する(S100)。取得部112は、撮像装置100の電源がオンされたときに、撮像装置100に装着されているそれぞれのNDフィルタの機械的構造情報を取得してよい。
NDフィルタがセルフロック機構対応であれば、電力制御部114は、そのNDフィルタに対応するモータに電圧を印加しない(S102)。例えば、電力制御部114は、可動部145が有するモータ141、ドライバ1322、及びフォトインタラプタ1332への電力の供給を遮断すべく、スイッチ1321及びスイッチ1331をオフする。
電力制御部114は、指示部162などを介してND挿入信号を受け付けると(S104)、セルフロック機構対応のNDフィルタに対応するモータに電圧を印加して、NDフィルタを駆動する(S106)。例えば、電力制御部114は、モータ141に電圧を印加して、ギア部142を駆動し、減光フィルタ147を光路に挿入する。
一方、NDフィルタがセルフロック機構対応でなければ、電力制御部114は、第1電圧をNDフィルタのコイルに印加してNDフィルタを保持する(S108)。例えば、電力制御部114は、コイル252への第1電圧の供給を継続する。これにより、磁石式NDフィルタ250を光路に対して挿入または退避させた状態を維持できる。電力制御部114は、指示部162などを介してND挿入信号を受け付けると(S110)、NDフィルタに対応するコイルに第1電圧より大きい第2電圧を印加して、NDフィルタを駆動する(S106)。電力制御部114は、例えば、ND制御部224を介してコイル252に第2電圧を印加して、保持部251とともに磁石式NDフィルタ250を、回転軸254を中心に回転させて、磁石式NDフィルタ250を光路に挿入する。
以上の通り、本実施形態に係る撮像装置100によれば、NDフィルタがセルフロック機構を有するか否かにより、NDフィルタを可動させる可動部への電力の制御を切り替える。これにより、NDフィルタを可動させる可動部に電力を供給する必要がない場合に、可動部への電力の供給が継続されることを防止でき、可動部で消費される電力を抑制することができる。例えば、撮像装置100が、切り替え可能な多数のNDフィルタを備える場合でも、NDフィルタで消費される電力が増加することを抑制できる。
上記のような撮像装置100は、移動体に搭載されてもよい。撮像装置100は、図9に示すような、無人航空機(UAV)に搭載されてもよい。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備えてよい。ジンバル50、及び撮像装置100は、撮像システムの一例である。UAV10は、推進部により推進される移動体の一例である。移動体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機などの飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図10は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーションまたは当該装置の1または複数の「部」として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
20 UAV本体
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
102 撮像部
110 撮像制御部
112 取得部
114 電力制御部
120 イメージセンサ
130 メモリ
132 ND制御部
140 機械式NDフィルタ
141 モータ
142 ギア部
143 ラック
144 基部
145 可動部
147 減光フィルタ
148 クリアガラス
1321 スイッチ
1322 ドライバ
1331 スイッチ
1332 フォトインタラプタ
1333 格子円盤
1411 回転軸
1421 ネジ歯車
1422 平歯車
1441 ガイド溝
160 表示部
162 指示部
200 レンズ部
210 フォーカスレンズ
211 ズームレンズ
212,213 レンズ駆動部
214,215 位置センサ
216,217 電動機
220 レンズ制御部
222 メモリ
224 ND制御部
250 磁石式NDフィルタ
251 保持部
252 コイル
253 磁石
254 回転軸
255 可動部
300 遠隔操作装置
1200 コンピュータ
1210 ホストコントローラ
1212 CPU
1214 RAM
1220 入力/出力コントローラ
1222 通信インタフェース
1230 ROM

Claims (14)

  1. 電力で可動する第1可動部と、前記第1可動部を介して撮像装置の光路に対して挿入または退避される第1フィルタとを有する第1ユニットを制御する制御装置であって、
    前記第1可動部が、前記第1フィルタを前記光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第1機械的構造を有するか否かを示す第1情報を取得する取得部と、
    前記第1情報に基づいて、前記第1フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態のときに前記第1可動部に供給される電力を制御する制御部と
    を備える制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1可動部が前記第1機械的構造を有することを前記第1情報が示す場合に前記第1フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態を維持するために前記第1可動部に供給する電力を、前記第1可動部が前記第1機械的構造を有しないことを前記第1情報が示す場合に前記第1フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態を維持するために前記第1可動部に供給する電力より小さく制御する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1可動部が前記第1機械的構造を有することを前記第1情報が示す場合、前記第1フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態を維持するために前記第1可動部に電力を供給しない、請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1フィルタを前記光路に対して挿入または退避させる命令に従って、前記第1可動部に供給する電力を制御して、前記第1フィルタを前記光路に対して挿入または退避させる、請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記制御装置は、
    電力の供給を受けて可動する第2可動部と、前記第2可動部を介して前記撮像装置の光路に対して挿入または退避される第2フィルタとを有する第2ユニットをさらに制御し、
    前記取得部は、前記第2可動部が、前記第2フィルタを前記光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第2機械的構造を有するか否かを示す第2情報を取得し、
    前記制御部は、前記第2情報に基づいて、前記第2フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態のときに前記第2可動部に供給される電力を制御する、請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第2可動部が前記第2機械的構造を有することを前記第2情報が示す場合に前記第2フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態を維持するために前記第2可動部に供給する電力を、前記第2可動部が前記第2機械的構造を有しないことを前記第2情報が示す場合に前記第2フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態を維持するために前記第2可動部に供給する電力より小さく制御する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記第2フィルタを前記光路に対して挿入または退避させる命令に従って、前記第2可動部に供給する電力を制御して、前記第2フィルタを前記光路に対して挿入または退避させる、請求項5に記載の制御装置。
  8. 請求項1から7の何れか1つに記載の制御装置と、
    前記第1ユニットと
    を備える、撮像装置。
  9. 前記第1可動部は、
    第1電動機と、
    前記第1電動機の動力を受けて駆動するギア部と、
    前記第1フィルタを保持し、前記ギア部からの動力を受けて移動することで前記第1フィルタを前記光路に対して挿入または退避させる保持部と
    を有する、請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記ギア部が前記第1機械的構造として、前記第1電動機の動力を受けて駆動するウォームギアを有する、請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第1可動部は、
    電力を受けて磁力を発生させる磁力発生部と、
    前記第1フィルタを保持し、前記磁力を受けて移動することで前記第1フィルタを前記光路に対して挿入または退避させる保持部と
    を有する、請求項8に記載の撮像装置。
  12. 請求項8に記載の撮像装置を備えて移動する移動体。
  13. 電力で可動する第1可動部と、前記第1可動部を介して撮像装置の光路に対して挿入または退避される第1フィルタとを有する第1ユニットを制御する制御方法であって、
    前記第1可動部が、前記第1フィルタを前記光路に対して挿入または退避させた状態を機械的に維持する第1機械的構造を有するか否かを示す第1情報を取得する段階と、
    前記第1情報に基づいて、前記第1フィルタが前記光路に対して挿入または退避された状態のときに前記第1可動部に供給される電力を制御する段階と
    を備える制御方法。
  14. 請求項1から7の何れか1つに記載の制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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