JP2002006194A - レンズ装置、撮像装置および撮像システム - Google Patents

レンズ装置、撮像装置および撮像システム

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JP2002006194A
JP2002006194A JP2000186761A JP2000186761A JP2002006194A JP 2002006194 A JP2002006194 A JP 2002006194A JP 2000186761 A JP2000186761 A JP 2000186761A JP 2000186761 A JP2000186761 A JP 2000186761A JP 2002006194 A JP2002006194 A JP 2002006194A
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lens
focus
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lens device
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Hidetomo Tanaka
田中  秀知
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーが高感度モニタ等を観察しながらバ
ックフォーカス調整をする場合、カメラの携帯機動性が
阻害される。 【解決手段】 撮像装置K00に着脱可能に装着される
フロントフォーカス式のレンズ装置L00において、バ
ックフォーカス調整のために移動可能なバックフォーカ
ス調整レンズ105を駆動するアクチュエータ504
と、撮像装置から、この撮像装置の個体差情報としての
フランジバック値の基準情報および撮像装置における温
度によるフランジバック値の変動情報を通信により受け
取り、これら情報に基づいてアクチュエータを駆動制御
する制御手段514とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ装置と、こ
のレンズ装置が着脱可能に装着される撮像装置本体とか
ら構成されるビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の
撮像システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リアフォーカス方式の交換レンズ装置に
おけるバックフォーカス調整は、特開昭53−1732
9号公報にて提案されているように、手動により行われ
るものが一般的である。
【0003】一方、フロントフォーカス式交換レンズ装
置では、基本的にズーミングによるピント面の移動が生
じないため、バックフォーカス調整機構は本来不要であ
る。但し、フロントフォーカス式交換レンズ装置におい
ても、レンズ装置内の温度やこのレンズ装置が装着され
るカメラ本体内の温度によってピント面の移動が生じ得
るので、この温度によるバックフォーカス値の変動を補
正するために、バックフォーカス調整機構が設けられる
場合がある。
【0004】図6には、フロントフォーカス式交換レン
ズ装置に手動のバックフォーカス調整機構を設けた場合
の構成を示している。
【0005】この図において、1は焦点調節のための第
1群レンズ、2は変倍のための第2群レンズ、3は変倍
補正のための第3群レンズ、4は固定の第4群レンズ、
5は5aと5bから構成されるバックフォーカス調整用
の第5群レンズ、6は保護防塵のための固定の第6群レ
ンズである。
【0006】また、11は第1群レンズ1を保持する第
1レンズ枠で、回転することでこれに一体に設けられた
ヘリコイドの作用により光軸方向に進退する。
【0007】12は第2群レンズ2を保持する第2レン
ズ枠、13は第3群レンズ3を保持する第3レンズ枠、
14は第4群レンズ4を保持する第4レンズ枠、15は
第5群レンズ5a,5bを保持する第5レンズ枠、16
は第6群レンズ6を固定保持する第6レンズ枠である。
【0008】21は第1レンズ枠11とヘリコイド嵌合
する固定筒で、22は固定筒21の内周に回転可能に嵌
合するカム筒である。23は第2レンズ枠12と第3レ
ンズ枠13を光軸方向にガイドするVCバーであり、2
4は第2レンズ枠12と第3レンズ枠13がVCバー2
2を中心として回転することを阻止するUバーである。
【0009】25は第5レンズ枠15の外周に嵌合して
これを保持する後群枠、26は固定筒21の外周に回転
可能に嵌合しているズーム操作環、27は後群枠25の
外周に嵌合する5群調整環である。
【0010】28は第4レンズ枠14の内周に嵌合して
保持される絞りユニット、31は第1レンズ枠11の外
周に、弾性変形した状態で取り付けられるズームゴム、
32は5群調整環27が光軸方向に抜け落ちることを防
止する抜け止めピン、33は5群調整環27を任意の位
置に固定するよう径方向外側から後群枠25を押して5
群調整環27に圧力をかけるための調整ロックピンであ
る。
【0011】34は不図示のカメラから絞りユニット2
8の電源と駆動信号とを取り込むための接点ユニット、
35は不図示のカメラに装着するためのレンズバヨネッ
トマウントである。
【0012】このように構成されたレンズ装置では、ズ
ーム操作環26が回転操作されると、カム筒22が連動
回転し、このカム筒2によって第2レンズ枠12と第3
レンズ枠13とが光軸方向に相対移動する。これによ
り、ズーミングが行われる。これは、一般的なカム環の
カム溝を利用したバリエータとコンペンセータの相対位
置制御によるズーミングである。
【0013】また、第1レンズ枠11が回転操作される
と、この第1レンズ枠11が固定筒21とのヘリコイド
作用によって光軸方向に微小移動する。これにより、フ
ォーカシングが行われる。
【0014】絞りユニット28は第4レンズ枠14の外
周に操作リングを別途設けて手動操作を行うものもある
が、本例では不図示のカメラからの信号によって自動調
節される。
【0015】また、バックフォーカス調整時には、ユー
ザーは対物距離のわかる被写体を撮影しながらワイド状
態にする。次に、調整ロックピン33のネジを回して緩
め、5群調整環27を回転調節可能な状態とする。そし
て、ユーザーは高感度モニタなどを見て5群調節環27
を合焦位置まで回し、調整ロックピン33のネジを回し
てロックする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ユーザーが高感度モニタ等を観察しながらバ
ックフォーカス調整をしなくてはならないため、ユーザ
ーのカメラの携帯機動性が阻害されていた。また、携帯
機動性を高めるために、モノカラーの高感度ファインダ
ーによりバックフォーカス調整をすることも考えられる
が、合焦精度と色確認のためにファインダー交換という
煩雑な作業が付きまとうという欠点があった。
【0017】さらに、昨今のイメージサイズの小型化お
よび高画素化に伴い、ビデオカメラやデジタルスチルカ
メラ等において、ズーム、フォーカス、絞りの自動調節
が主流となりつつあり、バックフォーカスについても自
動調整機能が要請されている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、撮像装置に着脱可能に装着されるフロ
ントフォーカス式のレンズ装置において、バックフォー
カス調整のために移動可能なバックフォーカス調整レン
ズを駆動するアクチュエータと、撮像装置から、この撮
像装置の個体差情報としてのフランジバック値の基準情
報および撮像装置における温度によるフランジバック値
の変動情報を通信により受け取り、これら情報に基づい
てアクチュエータを駆動制御する制御手段とを設けてい
る。
【0019】なお、制御手段に、上記基準情報および変
動情報に加えて、レンズ装置の温度によるバックフォー
カス値の変動情報やレンズ装置のズーム状態に応じた温
度によるバックフォーカス値の変動情報に基づいてアク
チュエータを駆動制御させるようにしてもよい。
【0020】すなわち、本発明では、フロントフォーカ
ス式レンズ装置において、バックフォーカス変動要因で
ある上記各情報を収集して、バックフォーカス調整レン
ズの適正位置を総合的に判断し、アクチュエータ駆動に
よってバックフォーカス調整レンズを上記適正位置に自
動的に駆動する。
【0021】これにより、上記変動要因によるバックフ
ォーカス変動(ピント変動)を自動的に調整することが
可能となり、ユーザーにおけるバックフォーカス調整作
業を不要とすることが可能になるとともに、撮像システ
ムの携帯機動性を向上させることが可能となる。
【0022】なお、レンズ装置内にバックフォーカス調
整レンズを除いてピント方向検出のためにウォブリング
動作するレンズを持たないような場合に、バックフォー
カス調整レンズをウォブリング動作させるようにしても
よい。これにより、撮像システムにAF機能を持たせる
ことが可能となり、特にワイド側でのAF精度を向上さ
せることが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1および図2
は、本発明の第1実施形態である撮像システムを構成す
るフロントフォーカス式交換レンズ装置を示している。
【0024】これらの図において、101は固定の第1
群レンズ、102は焦点調節のための第2群レンズ(フ
ォーカシングレンズ)、103は変倍のための第3群レ
ンズ(バリエータレンズ)、104は変倍補正のための
第4群レンズ(コンペンセータレンズ)、105はバッ
クフォーカス調節のための第5群レンズ(バックフォー
カス調整レンズ)、106は保護防塵の役割もする固定
の第6群レンズである。
【0025】また、201は第1群レンズ101を保持
固定するための1群枠、202は第2群レンズ102を
保持する2群移動枠、203は第3群レンズ103を保
持する3群移動枠、204は第4群レンズ204を保持
する4群移動枠、205は第5群レンズ105を保持す
る5群移動枠、206は第6群レンズ106を保持する
裏蓋である。
【0026】405は2群移動枠202と5群移動枠2
05を光軸方向にガイドする第1バー、406は2群移
動枠202と5群移動枠205が第1バー405を中心
に回転することを阻止する第2バー、417は3群移動
枠203を光軸方向にガイドする第3バー、418は4
群移動枠を光軸方向にガイドする第4バー、419は3
群移動枠203と4群移動枠204がそれぞれ第3バー
417と第4バー418を中心として回転することを阻
止する第5バーである。
【0027】304は1本の直線カム溝を備え、光軸中
心に回転することにより2群移動枠202を光軸方向に
機械的に進退させるフォーカスカム環、305は2本の
異なる非線型カム溝を備え、光軸中心に回転することに
より3群移動枠203と4群移動枠204を光軸方向に
同時に機械的に進退させるズームカム環である。
【0028】303はフォーカスカム環304とズーム
カム環305を内径部にて回転可能に嵌合保持する固定
鏡筒、306は第1〜第5バー405,406,41
7,418,419を嵌合保持するとともに、固定鏡筒
303との間でズームカム環305のフランジ形状部を
挟み込んでスラスト方向の位置規制を行うリレーホルダ
ーである。
【0029】302は第1〜第5バー405,406,
417,418,419を嵌合保持し、固定鏡筒303
との間でフォーカスカム環304のフランジ形状部を挟
み込んでスラスト方向の位置規制を行う前蓋である。
【0030】301は固定鏡筒303に保持されるフォ
ーカスリング押さえ、307はフォーカス操作リングで
ある。308はフォーカスギヤリング、309は固定鏡
筒303に保持される中継環、310はズーム操作リン
グ、311はズームギヤリング、312はリレーホルダ
ーに保持される後部カバーである。
【0031】フォーカス操作リング307は中継環30
9に回転可能に嵌合し、フォーカスリング押さえ301
と中継環309とによりスラスト方向の移動が阻止され
ている。
【0032】同様に、ズーム操作リング310は後部カ
バー312の外周に回転可能に嵌合し、中継環309と
後部カバー312によりスラスト方向の移動が阻止され
ている。
【0033】フォーカスギアリング308とズームギヤ
リング311は共通部品として使用されており、フォー
カス操作リング307とズーム操作リング310に結合
固定されている。フォーカスギアリング308とズーム
ギヤリング311は、フォーカス操作リング307とズ
ーム操作リング310に一体に設けてもよいが、本実施
形態においては、各操作リング307,310を単純な
形状の金属による機械加工部品とし、一方、ギヤリング
308,311は複雑でインナーギヤの歯形状部の表面
荒さを向上させるためにプラスチック成型品としてい
る。
【0034】これにより操作リング307,310につ
いて、偏肉による成型時のヒケを回避し、外観部品とし
ての品質を確保することができる。
【0035】313はレンズマウントで、リレーホルダ
ー306に保持固定されている。このレンズマウント3
13は、不図示のカメラマウントとバヨネット結合する
ものであるとともに、裏蓋206と接点ブロック425
とを保持する。
【0036】402はフォーカスカムコロで、フォーカ
スカムビス401により2群移動枠202に固定されて
いる。また、411はバリエータカムコロで、バリエー
タカムビス410により3群移動枠203に固定されて
いる。
【0037】413はコンペカムコロで、コンペカムビ
ス412により4群移動枠204に固定されている。
【0038】403はフォーカス連動ピンで、フォーカ
スカム環304に固定されている。404はズーム連動
ピンで、ズームカム環305に固定されている。
【0039】503は固定鏡筒303に固定されたフォ
ーカスモータユニットであり、ステッピングモータを駆
動源として有する。407はフォーカスモータユニット
503の一部に回転可能に嵌合するフォーカスギヤシャ
フトユニット、408はフォーカスギヤシャフトユニッ
ト407の軸先端を嵌合保持するために固定鏡筒303
に固定されているフォーカス軸受けである。
【0040】501は1群枠301の後部に固定された
IGユニットである。502はフォーカスロータリーポ
テンショメータで、FPナット424により固定鏡筒3
03に固定されている。このフォーカスロータリーポテ
ンショメータ502の回転軸にはFPギヤ409がトガ
リ先形状のビスにより取り付けられている。
【0041】507は固定鏡筒303に固定されたズー
ムモータユニットであり、ステッピングモータを駆動源
として有する。416はズームモータユニット507の
一部に回転可能に嵌合するズームギヤ、415はズーム
モータユニット507のズームギヤ軸先端を嵌合保持す
るために固定鏡筒303に固定されたズーム軸受けであ
る。
【0042】506はズームロータリーポテンショメー
タで、固定鏡筒303に固定されたZP台421にZP
ナット422により固定されている。このズームロータ
リーポテンショメータ606の回転軸にはZPギヤ41
4がトガリ先形状のビスにより取り付けられている。
【0043】なお、本実施形態においては、FPギヤ4
09とZPギヤ414は共通部品となっている。また、
ZPギヤ414の固定方法は、Dカットされた軸と相対
する穴形状により回転止めを行うのでもよい。
【0044】このように構成されたレンズ装置におい
て、フォーカスモータユニット503により発生される
駆動力は、フォーカスギヤシャフトユニット407によ
りフォーカスギヤリング308に設けられたインナーギ
ヤに伝達され、さらにフォーカス連動ピン403を介し
てフォーカスカム環304に伝達される。これにより、
フォーカスカム環304が回転して、このフォーカスカ
ム環304の直線カム溝によりフォーカスカムコロ40
2とともに2群移動枠202が光軸方向に進退駆動さ
れ、電動によるフォーカシングが行われる。
【0045】なお、手動によるフォーカシングの場合
は、フォーカシング操作リング307に直接手動操作力
が入力されるが、フォーカシングギヤシャフトユニット
407を介してフォーカスモータユニット503にも操
作力が逆入力されるため、フォーカスモータユニット5
03内のギヤユニットに過大な負荷がかかるのを防止す
るため、バネスリップによるフリクション構造が設けら
れている。
【0046】フォーカスロータリーポテンショメータ5
02は、FPギヤ409を介してフォーカシング操作リ
ング307の回転角度(つまりは、フォーカス位置)を
検出している。これにより、電動の場合でも手動の場合
でもフォーカスポテンショメータ502による第2群レ
ンズ102の絶対位置検出が可能であり、オートフォー
カス制御に高精度で対応できる。
【0047】一方、ズームモータユニット507により
発生される駆動力は、ズームギヤ416によりズームギ
ヤリング311に設けられたインナーギヤに伝達され、
ズーム連動ピン404を介してズームカム環305に伝
達される。これにより、ズームカム環305が回転し
て、このズームカム環305の2本の非線形カム溝によ
りズームカムコロ411とコンペカムコロ413ととも
に3群移動枠203と4群移動枠204が光軸方向に進
退駆動され、電動によるズーミングが行われる。
【0048】なお、手動によるズーミングの場合は、ズ
ーム操作リング310に直接手動操作力が入力される
が、ズームギヤ416を介してズームモータユニット5
07にも操作力が逆入力されるため、ズームモータユニ
ット507内のギヤユニットに過大な負荷がかかるのを
防止するため、バネスリップによるフリクション構造が
設けられている。
【0049】ズームロータリーポテンショメータ506
は、ZPギヤ414を介してズーム操作リング310の
回転角度(つまりは、ズーム位置)を検出している。こ
れにより、電動の場合でも手動の場合でもズームポテン
ショメータ506による第3群レンズ103および第4
群レンズ104の絶対位置検出が可能であり、パワーズ
ーム制御に対応できるとともに、カメラのズーム位置表
示が高精度、高分解能にて可能である。
【0050】次に、5群移動枠205の駆動制御のため
の構成について説明する。420は5群移動枠205に
取り付けられたラック、423はラック420と5群移
動枠205との間に発生する光軸方向のガタを除去する
ためのラックバネ、504はリレーホルダー306に固
定されてレンズマイコン514(図3参照)により制御
されるステッピングモータ、505はリレーホルダー3
06に固定されて5群移動枠205の初期位置検出を行
うためのフォトインタラプタである。
【0051】ステッピングモータ504により発生され
る回転駆動力は、ラック420により光軸方向駆動力に
変換され、5群移動枠205を光軸方向に進退させる。
【0052】ここで、ステッピングモータ504による
5群移動枠205の駆動制御は、駆動パルスのカウント
による位置制御である。5群移動枠205には薄い遮光
壁が形成されており、5群移動枠205の全移動範囲の
略中心付近で遮光壁がフォトインタラプタ505を遮光
する位置を初期位置とする。
【0053】そして、5群移動枠205を光学的な基準
位置に駆動したのち、フォトインタラプタ505で検出
される遮光・透光の切り替わり位置を図3に示すEEP
ROM515に書き込み、この書き込みデータに基づい
て図3に示すレンズマイコン514により基準位置又は
バックフォーカス変動要因を考慮した位置へと駆動制御
する。
【0054】5群移動枠205の光学的基準位置は、以
下に示すテレ・ワイドバランス出しなどを行って導き出
す。はじめに、レンズ装置を無限コリメータ対応の所定
の位置に固定し、フォーカス操作リング307を回転さ
せて無限位置に調節する。次に、ズーム操作リング21
0をワイド端位置に回転させて、5群移動枠205(第
5群レンズ105)をステッピングモータ504にて駆
動し、ピント調整を行う。
【0055】次に、ズーム操作リング310をテレ端位
置に回転させ、1群枠201(第1群レンズ)を回転さ
せることでネジリードによる光軸方向の進退を行い、ピ
ント調整を行う。
【0056】続いて、ズーム操作リング310をワイド
端位置に回転させ、第5群レンズ105を504にて駆
動してピント調整を行う。この時、先にワイド端にて調
整した第5群レンズ105の位置と相違がなければ、テ
レ・ワイドバランス出しの完了である。相違があれば、
再度、テレ端・ワイド端での調整を行い収束させる。
【0057】調整完了後は、1群枠201を接着または
ビスなどを用いて固定鏡筒303に固定し、第5群レン
ズ105の位置が、フォトインタラプタ505の透光・
遮光切り替わり位置からどれだけの距離離れているかを
ステッピングモータ504を駆動して確認し、この距離
データとなるステップ数をEEPROM515に記録す
る。
【0058】この距離データは、第5群レンズ105の
常温時における基準位置となり、この基準位置をもとに
下記に示すバックフォーカス変動要因を考慮して第5群
レンズ105の位置(つまりは、バックフォーカス)を
調整する。
【0059】なお、本調整方法は、一例であり、他の調
整方法、例えば有限距離にチャートを配置し、基準カメ
ラを用いて行ってもよい。
【0060】図3には、本実施形態の撮像システムの電
気的構成を示している。L00は上述したレンズ装置で
あり、K00はこのレンズ装置が着脱可能に装着される
ビデオカメラ又はデジタルスチルカメラのカメラ本体
(撮像装置)である。なお、図1および図2において説
明した構成要素についてはこれら図中の符号と同符号を
用いている。
【0061】まず、レンズ装置L00について説明す
る。511はフォーカスモータユニット503を駆動す
るためのフォーカスモータドライバ、512はズームモ
ータユニット507を駆動するためのズームモータドラ
イバ、513はステッピングモータ504を駆動するた
めのバックフォーカスモータドライバである。
【0062】514は主としてレンズ装置L00内の各
センサからの情報を収集してレンズ装置L00内の各ア
クチュエータを制御するためのレンズマイコン(制御手
段)であり、515はレンズ装置の個体差により生じる
データ等を記憶するEEPROMである。
【0063】レンズ装置L00の個体差により生じるデ
ータは、第5群レンズ105の光学的基準位置からフォ
トインタラプタ505の透光・遮光切り替わり位置まで
のステッピングモータ504のステップ数と方向、フォ
ーカスロータリーポテンショメータ502で検出される
至近端と無限端の情報と、ズームロータリーポテンショ
メータ506で検出されるワイド端とテレ端の情報と、
IGメータユニット501内に装着されているホール素
子により検出される絞りオープン端およびクローズ端の
情報などがある。
【0064】701はカメラ本体K00の内部に配置さ
れたカメラ温度センサ、702は赤色分光プリズム、7
03は緑色分光プリズム、704は青色分光プリズムで
ある。これらプリズム702から704のそれぞれに相
当する位置には、赤色感応CCD705、緑色感応CC
D706および青色感応CCD707が配置されてい
る。これらCCD705〜707から受けた信号は、カ
メラ信号処理回路708により映像信号に変換される。
【0065】709はカメラマイコンであり、カメラ温
度センサ701からの情報と、カメラ信号処理回路70
8からの情報を受け取り、信号伝達用のカメラピン71
0およびレンズ接点520を介してレンズマイコン51
4と通信する。
【0066】カメラ信号処理回路708からの情報はA
F信号として必要であり、このAF信号は、ステッピン
グモータ504によって第5群レンズ205がピント方
向検出のためのウォブリング動作をした場合に、第2群
レンズ102の駆動方向とこの第2群レンズ102が停
止すべき位置の判断を行う場合に必要である。但し、そ
の他にAFセンサが存在する場合には、必ずしもカメラ
信号処理回路708からの情報は必要ではない。
【0067】なお、本実施形態では、3板式CCDを有
するカメラ本体について説明しているが、単板式などそ
の他の方式のCCDを有するカメラ本体でもよい。
【0068】次に、バックフォーカスの変動要因とレン
ズ装置におけるバックフォーカス変動の補正制御方法に
ついて説明する。
【0069】バックフォーカス変動要因としては、第1
に、個々のカメラ本体によって異なる不図示のカメラマ
ウントから緑色感応CCD706のピント面までのフラ
ンジバック値(常温での基準フランジバック値)があ
る。
【0070】また、第2に、カメラ本体内の温度変化に
よる上記カメラマウントから緑色CCD706のピント
面までのフランジバック変動がある。
【0071】また、第3に、レンズ装置内の温度変化に
よるバックフォーカス変動がある。
【0072】さらに、第4に、レンズ装置におけるズー
ム位置とレンズ装置内の温度変化とによる複合的なバッ
クフォーカス変動(ズーム位置に応じたバックフォーカ
ス変動。つま、ズーム中の中間ピント移動)が考えられ
る。
【0073】本実施形態は、これらのバックフォーカス
変動要因を総合的に考慮して、レンズマイコン514に
よりステッピングモータ504を駆動制御するものであ
る。
【0074】以下、図4のフローチャートを用いて、本
実施形態の撮像システムにおけるバックフォーカス変動
の補正(調整)動作について説明する。
【0075】まず、ステップ(図では、Sと略す)01
で、カメラマイコン709がカメラ本体の電源が撮影可
能なモードでONされたことを検知すると、ステップ0
2に進む。電源ONのモードには、VTRモードもある
が、この場合は必ずしもステップ01を経なくてもよ
い。
【0076】ステップ02では、レンズマイコン514
が、フォトインタラプタ505の信号が透光側か遮光側
かを読み取る。そして、ステップ03では、第5群レン
ズ105を移動させるためにステッピングモータ504
を駆動する。具体的には、フォトインタラプタ505の
信号が透光側である場合には遮光側へ、遮光側である場
合には透光側に駆動する。そして、ステップ04にて透
光・遮光の切り替わり位置を検出すると、ステップ05
にて、ステッピングモータ504を停止させる。
【0077】次に、ステップ06では、レンズマイコン
514内に設けられたバックフォーカス調整のためのパ
ルスカウンタを0にクリアする。続いて、ステップ07
では、レンズマイコン514は、ズームロータリーポテ
ンショメータ506を通じてズーム位置を検出する。
【0078】ここで、本来、フロントフォーカス式レン
ズ装置では、ズーム位置によってピント位置が変動しな
いが、敏感度の高いレンズを有するレンズ装置において
は、常温時ではズーム位置によるピント変動がなくて
も、高温時または低温時にはズーム位置によるピント変
動が生ずる場合があり、この場合にピント変動を補正す
るのにズーム位置の検出が必要となる。
【0079】次に、ステップ08では、レンズマイコン
514はカメラマイコン709から情報を受信する。こ
こでの受信情報は、前述したバックフォーカス変動要因
に関する情報のうち、カメラ本体の個体差情報としての
フランジバック値の基準情報と、カメラ温度センサ70
1により検出されたカメラ本体内部の温度によるフラン
ジバック値の変動情報である。
【0080】なお、フランジバック値の基準情報はカメ
ラマイコン709の内部又は外部に設けられた不図示の
不揮発性メモリ(EEPROM等)に予め記憶されてお
り、また温度によるフランジバック値の変動情報は、基
準値に温度係数を掛けて演算された値や、予めデータテ
ーブル形式で不揮発性メモリに記憶された値である。
【0081】次に、ステップ09では、レンズマイコン
514は、レンズ温度センサ508により検出されたレ
ンズ装置内の温度によるバックフォーカス値の変動情報
を取得する。ここで この変動情報は、予めEEPRO
M515に記憶された基準値に温度変化係数を掛けて演
算した値や、予めデータテーブル形式でEEPROM5
15に記憶された値である。
【0082】次に、ステップ10では、レンズマイコン
514は、ステップ07〜ステップ09で収集した情報
に基づいて、第5群レンズ105のバックフォーカス調
整に最適な位置を演算してステッピングモータ504を
駆動制御する。
【0083】具体的には、まずカメラマイコン709と
レンズマイコン514からの情報はバックフォーカス変
動のみの総和量として単位mmにて一度算出される。次
に予めEEPROM515に書き込まれている第5群レ
ンズ105の敏感度係数を掛けて第5群レンズの移動量
として単位mmで算出する。
【0084】次に、前記移動量分、第5群レンズ105
を駆動するためには、ステッピングモータ504の駆動
ステップ数にしなくてはならない。そこで、予めEEP
ROM515に書き込まれているステッピングモータ5
04の駆動1mmあたりのステップ数を掛けて駆動ステ
ップ数を算出する。
【0085】最後に、第5群レンズ105のリセット位
置からの基準ステップ数が予めEEPROM515に書
き込まれているので呼び出して、上記算出したステップ
数に加算し、最終駆動ステップ数として算出完了とな
る。
【0086】このとき、ステップ05で第5群レンズ1
05のリセット動作は完了しているので、レンズマイコ
ン514からカメラマイコン709にリセット完了を示
す送信を行える段階にある。但し、その他のアクチュエ
ータ、例えばIGユニット501でまだリセット動作が
完了していなければ、リセット完了の送信は行わない。
【0087】続いて、ステップ12では、リセット完了
を受信をしたカメラマイコン709は、この撮像システ
ムを撮影可能な状態(撮影スタンバイモード)とする。
この時点で、カメラ本体に設けられた液晶ファインダー
又は液晶モニタ上に撮影スタンバイモードを示す表示が
なされる。
【0088】次に、ステップ13では、カメラマイコン
709は、カメラ本体内の温度をモニターし、温度変化
があったときはその温度に対応するカメラ本体側のフラ
ンジバック値の変動情報をレンズマイコン514に送信
する。これは、特にカメラ本体側では、CCDの発熱に
よる温度上昇が大きいため、レンズ装置側に比べてピン
ト位置変動の可能性が高いためである。
【0089】また、ステップ14では、レンズマイコン
514は、レンズ装置内の温度をモニターし、温度変化
があったときはその温度に対応するレンズ装置側のバッ
クフォーカス値の変動情報を取得する。
【0090】そして、ステップ15では、レンズマイコ
ン514は、先に取得したカメラ本体側のフランジバッ
ク値の基準情報と、ステップ13,14にて取得したバ
ックフォーカス値の変動情報と、ズーム位置とレンズ内
温度によるバックフォーカス値の変動情報とに基づい
て、再びバックフォーカス調整のための演算およびステ
ッピングモータ504の駆動制御を行う。
【0091】この後、ステップ16では、電動又は手動
によるズーム駆動が行われたか否かをズームロータリー
ポテンショメータ506の出力を通じて判別し、ズーム
駆動が行われていない場合はステップ13〜16を繰り
返す。
【0092】また、ズーム駆動が行われた場合は、レン
ズマイコン514は、ステップ7にて説明した理由によ
り、再度、カメラ本体側のフランジバック値の基準情報
と、カメラ本体およびレンズ装置内の温度によるフラン
ジバック値およびバックフォーカス値の変動情報と、ズ
ーム位置とレンズ内温度とによるバックフォーカス値の
変動情報とに基づいて、バックフォーカス調整のための
演算およびステッピングモータ504の駆動制御を行
う。
【0093】撮影スタンバイモードにある場合は、常に
ステップ13からステップ18をループしており、ステ
ップ19で電源がOFFされるまでこのループを続け
る。ここで、カメラ本体内およびレンズ装置内の温度や
ズーム位置の検出は、フルタイム又は最長でも60分の
1秒程度にて行うのが理想的だが、消費電力の節約を考
えると、ズーム駆動の信号が入ったとき以外は、10秒
に1回程度でもよい。環境変化による温度上昇または下
降が激しい場合でも、それに引きずられるピント変動量
は許容範囲内にあると考えられるからである。但し、レ
ンズの光学的性質、レンズユニットの材質、カメラ本体
の材質等々により検出周期は異なる。
【0094】なお、本実施形態では、前述した4つのバ
ックフォーカス変動要因のすべてを考慮して第5群レン
ズ105の最適位置を演算し、ステッピングモータ50
4を駆動制御する場合について説明したが、カメラ本体
側のフランジバック値の基準値およびカメラ本体側の温
度によるフランジバック変動を考慮するだけでもよく、
またこれらに加えてレンズ装置側の温度によるバックフ
ォーカス変動を考慮するだけでもよい。
【0095】(第2実施形態)図5には、本発明の第2
実施形態である撮像システムを構成するフロントフォー
カス式交換レンズ装置を示している。
【0096】このレンズ装置の基本構成は第1実施形態
にて説明したレンズ装置と同様であるので、ここでは、
第1実施形態のレンズ装置と御子となる部分についての
み説明する。本実施形態のレンズ装置は、第5群レンズ
105をステッピングモータではなく、ボイスコイルユ
ニットにより駆動する。他の構造ならびにテレ・ワイド
調整方法は、第1実施形態と同じである。
【0097】この図において、601はマグネット、6
02は2群移動枠205に固定されたコイルである。6
03は上ヨーク、604は下ヨーク、605はマグネッ
ト601と上ヨーク603と下ヨーク604とを保持
し、固定鏡筒303に固定保持されたヨーク枠である。
【0098】606はリレーホルダー306に固定保持
されたMR(磁気)センサであり、607はMRセンサ
606に対向して5群移動枠205に固定保持されたマ
グネットシートである。
【0099】本実施形態におけるコイルユニットの駆動
原理はいわゆるリニアアクチュエータと同じである。す
なわち、コイル602に電流を流すことで発生する磁気
力により、5群移動枠205がコイル602と一体とな
って光軸方向に進退する。
【0100】マグネットシート607にはプラスとマイ
ナスとが光軸方向に交互に等ピッチで着磁されており、
5群移動枠205とともにMRセンサ606に対して光
軸方向に移動すると、その移動に応じたパルス信号がM
Rセンサ606出力される。これにより、レンズマイコ
ンにて5群移動枠205(第5群レンズ105)の位置
を検出することができる。なお、5群移動枠205の位
置検出の基準となる初期位置は、フォトインタラプタ5
05にて検出される透光・遮光の切り替わり位置であ
る。
【0101】なお、上記各実施形態では、レンズマイコ
ンによる自動バックフォーカス調整を行う場合について
説明したが、レンズ装置に自動バックフォーカス調整モ
ードとマニュアルバックフォーカス調整モードとの切り
換えスイッチを設け、マニュアルバックフォーカス調整
モードが設定されたときにはバックフォーカス調整操作
スイッチ等を通じて撮影者がアクチュエータを作動させ
ることができるものとし、撮影者が任意の位置に第5群
レンズ105を移動できるようにしてもよい。
【0102】また、上記各実施形態では、CCDにより
撮像を行う撮像システムについて説明したが、本発明
は、銀塩フィルムを使用する撮像システムにも適用でき
る。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フロントフォーカス式のレンズ装置において、バックフ
ォーカス変動要因に関する情報(撮像装置固有のフラン
ジバック値の基準情報や撮像装置における温度によるフ
ランジバック値の変動情報等)を収集してバックフォー
カス調整レンズの適正位置を総合的に判断し、アクチュ
エータ駆動によってバックフォーカス調整レンズを上記
適正位置に自動的に駆動するようにしているので、上記
変動要因によるバックフォーカス変動(ピント変動)を
自動的に調整することが可能となり、ユーザーにおける
バックフォーカス調整作業を不要としたり、撮像システ
ムの携帯機動性を向上させたりすることができる。
【0104】なお、レンズ装置内にバックフォーカス調
整レンズを除いてピント方向検出のためにウォブリング
動作するレンズを持たないような場合に、バックフォー
カス調整レンズをウォブリング動作させるようにすれ
ば、撮像システムにAF機能を持たせることが可能とな
り、特にワイド側でのAF精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である撮像システムに用
いられるフロントフォーカス式交換レンズ装置の構成
図。
【図2】上記交換レンズ装置の構成図。
【図3】上記撮像システムの電気回路のブロック図。
【図4】上記撮像システムの動作フローチャート。
【図5】本発明の第2実施形態である撮像システムに用
いられるフロントフォーカス式交換レンズ装置の構成
図。
【図6】従来のフロントフォーカス式交換レンズ装置の
構成図。
【符号の説明】
101,1・・第1群レンズ 102,2・・第2群レンズ 103,3・・第3群レンズ 104,4・・第4群レンズ 105,5・・第5群レンズ 106,6・・第6群レンズ 201・・1群枠 202・・2群移動枠 203・・3群移動枠 204・・4群移動枠 205・・5群移動枠 206・・裏蓋 301・・フォーカスリング押さえ 302・・前蓋 303・・固定鏡筒 304・・フォーカスカム環 305・・ズームカム環 306・・リレーホルダー 307・・フォーカス操作リング 308・・フォーカスギヤリング 309・・中継環 310・・ズーム操作リング 311・・ズームギヤリング 312・・後部カバー 313・・レンズマウント 401・・フォーカスカムビス 402・・フォーカスカムコロ 403・・フォーカス連動ピン 404・・ズームZ連動ピン 405,406,417,418,419・・ガイドバ
ー 407・・フォーカスギヤシャフトユニット 408・・フォーカス軸受け 409・・FPギヤ 410・・バリエータカムビス 411・・バリエータカムコロ 412・・コンペカムビス 413・・コンペカムコロ 414・・ZPギヤ 415・・ズーム軸受け 416・・ズームギヤ 420・・ラック 421・・ZP台 422・・ZPナット 423・・ラックバネ 424・・FPナット 425・・接点ブロック 501・・IGメータユニット 502・・Fロータリーポテンショメータ 503・・フォーカスモータユニット 504・・ステッピングモータ 505・・フォトインタラプタ 506・・ズームロータリーポテンショメータ 507・・ズームモータユニット 508・・レンズ温度センサ 511・・フォーカスモータドライバ 512・・ズームモータドライバ 513・・バックフォーカスモータドライバ 514・・レンズマイコン 515・・EEPROM 520・・レンズ接点 601・・マグネット 602・・コイル 603・・上ヨーク 604・・下ヨーク 605・・ヨーク枠 606・・MRセンサ 607・・マグネットシート 701・・カメラ温度センサ 702・・赤色分光プリズム 703・・緑色分光プリズム 704・・青色分光プリズム 705・・赤色感応CCD 706・・緑色感応CCD 707・・青色感応CCD 708・・カメラ信号処理回路 709・・カメラマイコン 710・・カメラピン L00・・交換レンズユニット K00・・カメラ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/232 A 5/232 G02B 7/04 A 7/11 P Fターム(参考) 2H044 AH01 BA06 DA03 DB02 DC01 DE06 2H051 DD03 EC04 FA48 GB11 2H054 AA01 BB00 2H101 EE08 EE13 EE21 EE26 EE28 EE95 5C022 AA11 AA13 AB23 AB26 AB38 AB66 AC42 AC52 AC54 AC55

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置に着脱可能に装着されるフロン
    トフォーカス式のレンズ装置において、 バックフォーカス調整のために移動可能なバックフォー
    カス調整レンズを駆動するアクチュエータと、 前記撮像装置から、この撮像装置の個体差情報としての
    フランジバック値の基準情報および前記撮像装置におけ
    る温度によるフランジバック値の変動情報を通信により
    受け取り、これらに情報に基づいて前記アクチュエータ
    を駆動制御する制御手段とを有することを特徴とするレ
    ンズ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記フランジバック値
    の基準情報、前記フランジバック値の変動情報および本
    レンズ装置おける温度によるバックフォーカス値の変動
    情報に基づいて前記アクチュエータを駆動制御すること
    を特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記フランジバック値
    の基準情報、前記フランジバック値の変動情報、本レン
    ズ装置における温度によるバックフォーカス値の変動情
    報および本レンズ装置におけるズーム状態に応じた温度
    によるバックフォーカス値の変動情報に基づいて前記ア
    クチュエータを駆動制御することを特徴とする請求項1
    又は2に記載のレンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記撮像装置本体およ
    び前記レンズ装置における初期化動作時に前記各情報に
    基づいて前記アクチュエータを駆動制御することを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記撮像装置本体およ
    び前記レンズ装置における撮影待機時に前記各情報に基
    づいて前記アクチュエータを駆動制御することを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載のレンズ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記撮像装置にピント
    方向を検知させるため、前記バックフォーカス調整レン
    ズをウォブリング動作させるよう前記アクチュエータを
    駆動制御することを特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載のレンズ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記アクチュエータを
    使用者の操作に応じて駆動制御する外部操作モードの設
    定が可能であることを特徴とする請求項1から6のいず
    れかに記載のレンズ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のレン
    ズ装置に対して、個体差情報としてのフランジバック値
    の基準情報および温度によるフランジバック値の変動情
    報を通信により送出することを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のレンズ装置に前記バッ
    クフォーカス調整レンズのウォブリング動作を行わせ、
    このウォブリング動作を通じて焦点状態を検出すること
    を特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から7に記載のレンズ装置
    と、請求項8又は9に記載の撮像装置とから構成される
    ことを特徴とする撮像システム。
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