JP2008040084A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像素子と位相差測距装置とに、同一の光を導くことが可能なモードを有する撮影装置で、撮像に関するパラメータ(ピントに関する情報)を自動的に調整する機能を有する電子カメラにおいて、調整のバラツキ(製造精度のバラツキ)、交換可能な撮影レンズが持っている製造誤差・調整誤差を、ユーザーが狙っている状態、つまり、より最適な状態に補正出来るようにする補正手段・方法を提供する事にある。
【解決手段】 撮像素子と位相差測距装置とに、同一の光を導くことが可能なモードを有する撮影装置において、撮像素子での表示を実行中に、撮像素子と位相差測距装置との両方での測距を行い、その差を補正量として記憶し、位相差測距装置での測距時において、補正量を使用することにより、常に適切な撮影を可能にするようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像に関するパラメータを自動的に調整する機能を有する固体撮像素子を用いた光学装置に関する。
従来、位相差AFと撮像素子によるAFとの差を検出し、その差を補正量とするようなカメラが、特開2003−279843号に提案されている。
上記従来例では、「モニタリング動作中に所定のタイミングで前記第1のオートフォーカス制御手段と前記第2のオートフォーカス制御手段を同時もしくは所定の順番で作動させ、両者の結果に関して、前記合焦度比較手段を作動させる」というような記載があるが、レンズ交換式のカメラについて書かれたものではなく、また、位相差での焦点検出とコントラスト検出による焦点検出とが同時に行えるような構成での動作については、特に開示されていない。
一方、2種類の光路分割状態を選択可能で、モニタで撮影前画像を表示中でも、位相差検出方式による焦点調節を行うことが可能な装置が、特開2004−264832号に提案されている。
本発明では、位相差での焦点検出と撮像素子によるコントラストによる焦点検出とが同時に行えるような構成において、撮影前の画像をモニター上で表示可能な状態(以下、ライブビューモード)時に、位相差AFと撮像素子によるAFとの差分を検出し、BP補正量を、レンズ種、ズーム位置、などに応じて記憶するものである。
特開2003−279843号公報 特開2004−264832号公報 特開2000−292684号公報
従来の技術では、下記の様な問題があった。
オートフォーカス機能におけるピント調整については、カメラ本体及び撮影レンズ双方に、それぞれ製造誤差を含んでいる。そのため、電子カメラと撮影レンズを組み合わせた場合のオートフォーカスにおいて、許容量より大きなピント誤差が発生するという問題があった。また、組み合わせた場合で精度が問題ならないようにするには、カメラ、レンズ双方の製造時の許容誤差を小さくすれば良いが、それでは調整工程に求められる精度が高くなり、製造コストが増加してしまうという問題が発生する。
上記のような問題の中でオートフォーカスに絡む問題を解決するための技術が特開2000−292684にて公開されている。これは、焦点検出手段による第一の焦点検出結果と、撮影レンズの焦点位置をステップ的に移動させながら各焦点位置での撮像画像のコントラスト検出を行い、最大のコントラスト位置を第二の焦点検出結果(いわゆるTV−AFとか山登りAFと言われている方法)とし、第一第二の焦点検出結果の差をオートフォーカスの補正値として記憶させるというものである。しかしながらこの方法では、焦点検出機能を実際の撮影に使用する手段以外に持たなければならないので、装置の構造が複雑になったり、装置の動作を司る動作プログラムの容量が大きくなり、通常撮影に使用される動作プログラムが盛り込めなくなるなどの弊害があった。
本発明が解決しようとしている課題は、撮影前画像をモニタ表示中でも、位相差検出方式による焦点調節を行うことが可能であって、撮像に関するパラメータ(ピントに関する情報)を自動的に調整する機能を有する光学装置において、調整のバラツキ(製造精度のバラツキ)、交換可能な撮影レンズが持っている製造誤差・調整誤差を、ユーザーが狙っている状態、つまり、より最適な状態に補正出来るようにする補正手段・方法を提供する事にある。
請求項1記載の発明は、
対物レンズと、該対物レンズからの光路を分割する光路分割系と、該光路分割系を介して形成された前記対物レンズによる物体像を観察するための光学ファインダーと、前記対物レンズによる物体像を撮像するための撮像素子と、
位相差による焦点検出を行う第一の焦点検出手段と、
前記撮像素子による焦点検出を行う第二の焦点検出手段と、
前記光学ファインダーと前記第一の焦点検出手段とに光路を導く第一の光路分割系と、
前記第一の焦点検出手段と前記第二の焦点検出手段とに光路を導く第二の光路分割系と、
第一の光路分割系と第二の光路分割系とを選択する選択手段と、
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段と、
装着されたレンズの状態を検出するレンズ状態検出手段と、
レンズ状態検出手段の結果に基づいて、焦点検出を行う際の状態を検出する撮影状態検出手段と、
撮影状態検出手段の結果に応じて、差分検出手段の記憶を行う記憶手段とを有し、第一の焦点検出手段の制御信号に、記憶手段に記憶された補正量を加味して制御を行うものにおいて、
第二の光路分割系選択時において、撮影状態検出手段による条件に応じて、記憶手段の内容の更新を行い、第一の焦点検出手段による焦点検出は、新たに記憶した記憶手段の補正量を加味して制御を行う、ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、
対物レンズと、該対物レンズからの光路を分割する光路分割系と、該光路分割系を介して形成された前記対物レンズによる物体像を観察するための光学ファインダーと、前記対物レンズによる物体像を撮像するための撮像素子と、
位相差による焦点検出を行う第一の焦点検出手段と、
前記撮像素子による焦点検出を行う第二の焦点検出手段と、
前記光学ファインダーと前記第一の焦点検出手段とに光路を導く第一の光路分割系と、
前記第一の焦点検出手段と前記第二の焦点検出手段とに光路を導く第二の光路分割系と、
第一の光路分割系と第二の光路分割系とを選択する選択手段と、
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段と、
装着されたレンズの状態を検出するレンズ状態検出手段と、
レンズ状態検出手段の結果に基づいて、焦点検出を行う際の状態を検出する撮影状態検出手段と、
撮影状態検出手段の結果に応じて、差分検出手段の記憶を行う記憶手段とを有し、第一の焦点検出手段の制御信号に、記憶手段に記憶された補正量を加味して制御を行うものにおいて、
第二の光路分割系選択時において、撮影状態検出手段による条件に応じて、記憶手段の内容の更新を行い、第一の焦点検出手段による焦点検出は、新たに記憶した記憶手段の補正量を加味して制御を行う、ようにしたので、最適とする補正量を容易に決定出来るようになり、かつその補正量を用いて撮影を行うので、常に最良にピント補正された画像の撮影を行う事が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の電子カメラにおいて、前記補正量を前記補正量記憶手段に記憶する際には、レンズID情報と前記補正量を関連付けて記憶する事とする。これによりレンズ個体が持っている性能のバラツキを良好に補正する事が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の電子カメラにおいて、前記補正量を前記補正量記憶手段に記憶する際には、ズーム位置情報と前記補正量を関連付けて記憶する事とする。これによりズーム位置による性能のバラツキを良好に補正する事が可能となる。
(実施例1)
第一の実施例を図1から図10を用いて説明する。
図1に示すように本実施形態の電子カメラ200は、撮影レンズユニット100が不図示のマウント機構を介して着脱可能に取り付けられる。マウント部には、電気的接点群107を有し、電子カメラ200と撮影レンズユニット100の間で通信を行い撮影レンズのレンズ101・絞り102の駆動を行う。
図示されない被写体像からの撮影光束が、撮影レンズ101及び光量を調節するための露出手段である絞り102を介して、図示する矢印方向に回動可能なクイックリターンミラー202に導かれる。クイックリターンミラー202の中央部はハーフミラーになっており、該クイックリターンミラー202がダウンした際に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束は、クイックリターンミラー202に設置されたサブミラー203で反射され、自動焦点調整手段であるAFセンサ204に導かれる。AFセンサ204は図6に示すように撮影画面の複数の位置で焦点検出出来るようになっている。
一方、クイックリターンミラー202で反射された撮影光束は、ペンタプリズム201、接眼レンズ206を介して撮影者の目に至る。
また、クイックリターンミラー202がアップした際には、上記撮影レンズ101からの光束は、フィルタ209、機械シャッタであるフォーカルプレーンシャッタ208を介して撮像素子としてのCMOS等に代表される撮像手段であるイメージセンサ210に至る。上記フィルタ209は2つの機能を有しているもので、1つは赤外線をカットし可視光線のみをイメージセンサ210へ導く機能であり、もう1つは光学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォーカルプレーンシャッタ208は、先幕及び後幕を有して成るもので、撮影レンズ101からの光束を透過、遮断を制御する遮光手段である。
なお、クイックリターンミラー202のアップ時には、サブミラー203は折り畳まれるようになっている。
また、クイックリターンミラー202が、逆方向に移動した際には、撮影レンズ101からの光束は、ハーフミラーを通してイメージセンサに導かれると共に、AFセンサ204にも、光束が導かれるように構成され、イメージセンサによる焦点検出およびAFセンサによる焦点検出が同時に行えるようになる。
この構成について、図10を用いて説明を行う。101はカメラ本体、102は内部に結像光学系103を有した取り外し可能な撮影レンズである。撮影レンズ102は、公知のマウント機構を介してカメラ本体101に電気的、機械的に接続されている。焦点距離の異なる撮影レンズに交換することによって、様々な画角の撮影画面を得ることが可能である。また、撮影レンズ102は不図示の駆動機構を有し、結像光学系103の一部の要素であるフォーカシングレンズを光軸L1方向に移動させることや、フォーカシングレンズを柔軟性のある透明弾性部材や液体レンズで構成し、界面形状を変化させて屈折力を変えることで、物体に対するピント合わせを行う。
106はパッケージ124に収納された撮像素子である。結像光学系103から撮像素子106に至る光路中には、撮像素子106上に物体像の必要以上に高い空間周波数成分が伝達されないように結像光学系103のカットオフ周波数を制限する光学ローパスフィルター156が設けられている。また、結像光学系103には赤外線カットフィルターも形成されている。
撮像素子106で捉えられた物体像はディスプレイ装置107上に表示される。ディスプレイ装置107はカメラの背面に取り付けられており、使用者は直接観察できる。ディスプレイ装置107は有機EL空間変調素子や液晶空間変調素子、微粒子の電気泳動を利用した空間変調素子などで構成すると消費電力が小さくかつ薄型で都合が良い。
撮像素子106は、増幅型固体撮像素子の1つであるCMOSプロセスコンパチブルのセンサ(以降CMOSセンサと略す)である。CMOSセンサの特長の1つに、エリアセンサ部のMOSトランジスタと撮像素子駆動回路、AD変換回路、画像処理回路といった周辺回路を同一工程で形成できるため、マスク枚数、プロセス工程がCCDと比較して大幅に削減できるということが挙げられる。また、任意の画素へのランダムアクセスが可能といった特長も有し、ディスプレイ用に間引いた読み出しが容易であって、高い表示レートでリアルタイム表示が行える。
撮像素子106は、この特長を利用し、ディスプレイ画像出力動作、高精彩画像出力動作を行う。
111は光学ファインダーに結像光学系103からの光路を分割する可動型のハーフミラー、105は物体像の予定結像面に配置されたフォーカシングスクリーン、112はペンタプリズムである。109は光学ファインダー像を観察するためのレンズであり、実際には3つのレンズ(図101の109-1、109-2、109-3)で構成されている。フォーカシングスクリーン105、ペンタプリズム112、レンズ109はファインダー光学系を構成する。ハーフミラー111の屈折率はおよそ1.5、厚さは0.5mmである。ハーフミラー111の背後には可動型のサブミラー122が設けられ、ハーフミラー111を透過した光束のうち光軸に近い光束を焦点検出装置121に偏向している。サブミラー122は後述する回転軸125を中心に回転し、ハーフミラー111の動きに連動して第2の光路分割の状態と第3の光路分割の状態においてはミラーボックス下部に収納される。焦点検出装置121は位相差検出方式の焦点検出を行う。
ハーフミラー111とサブミラー122から成る光路分割系はファインダー光学系に光を導くための第1の光路分割の状態、ディスプレイ装置上に画像をリアルタイム表示したり、高速連続撮影を行うための第2の光路分割の状態、結像レンズからの光束をダイレクトに撮像素子106に導くために撮影光路から退避した第3の光路分割の状態の3通りを選択的にとることができる。
この3通りの光路分割の状態を高速で切り換えるために、ハーフミラー111を透明樹脂で構成し軽量化を図っている。また、ハーフミラー111の裏面には複屈折性を持つ高分子薄膜が貼り付けられ、画像をモニタする状態や高速連続撮影では撮像素子106の全画素を用いて撮像しないことに対応して、さらに強いローパス効果を付与する。
なお、ハーフミラー111の表面に可視光の波長よりも小さなピッチを持つ微細な角錐状の周期構造を樹脂によって形成し、いわゆるフォトニック結晶として作用させることによって、空気と樹脂との屈折率差による光の表面反射を低減し、光の利用効率を高めることも可能である。このように構成すると、第2の光路分割の状態で、ハーフミラーの裏面と表面での光の多重反射によってゴーストが発生するのを防ぐことができる。
不図示の電磁モータとギア列からなるミラー駆動機構は、ハーフミラー111とサブミラー122の位置を変化させて、結像光学系203からの光束を直接的に撮像素子206に入射させる第3の光路分割の状態と、光学ファインダーに光路を分割する第1の光路分割の状態、さらにはハーフミラー111を透過させてから撮像素子206に入射させる第2の光路分割の状態とを切り替える。第3の光路分割の状態は大型のプリントなどに好適な高精細な画像を生成するために、第1の光路分割の状態は焦点検出と光学ファインダーによる物体像観察のために、第2の光路分割の状態は焦点検出とディスプレイ用の画像信号の生成、あるいは高速連続撮影のためにそれぞれ用いられる。第2の光路分割の状態での撮像は光路分割系の機構の駆動を伴なわないため、信号処理系を高速化することで超高速連続撮影が可能となる。
第2の光路分割の状態では、ディスプレイ装置でのモニタ中でも、位相差検出方式による高速な焦点調節を行うことが可能である。
104は可動式の閃光発光装置、113はフォーカルプレンシャッター、119はメインスイッチ、120はレリーズボタン、123はファインダーモード切り換えスイッチ、180は光学ファインダー内情報表示装置である。
再び、図1に戻り、本実施形態の電子カメラ200は、当該電子カメラ全体の制御手段となり、制御を司るCPUにより構成されるシステムコントローラ223を備え、後述する各部の動作を適宜制御する。
上記システムコントローラ223は、上記撮影レンズ101を光軸方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動機構103を制御するレンズ制御回路104と、上記絞り102を駆動するための絞り駆動機構105を制御する絞り制御回路106と、クイックリターンミラー202のアップダウンの駆動及びフォーカルプレーンシャッタ208のシャッタチャージを制御するシャッタチャージ・ミラー駆動機構211と、フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕の走行を制御するためのシャッタ制御回路212と、上記接眼レンズ206の近傍に配設された測光センサに接続された自動露出装置であり分割測光手段である測光回路207と、当該電子カメラ200を制御する上で調整が必要なパラメータや電子カメラの個体識別が可能なカメラID情報や基準レンズで調整されたAF補正データや自動露出補正値が記憶されている記憶手段であるEEPROM222等が接続されている。EEPROM222は補正量記憶手段でもある。また,システムコントローラ223は、AF、AE、ホワイトバランスの段階露出撮影を制御する段階露出撮影手段である。
レンズ制御回路104にはレンズ固有の情報、例えば焦点距離、開放絞り、レンズ個々に割り振られるレンズIDという情報とシーケンスコントローラ223から受け取った情報を記憶するレンズ記憶手段も有している。
また、当該電子カメラ200にはパーソナルコンピュータ(PC)に代表される外部制御装置300が接続可能になっており、通信インターフェース回路40を介して該パーソナルコンピュータ300とシステムコントローラ223とが通信可能になされている。
上記測光回路207に接続される測光センサは、被写体の輝度を測定するためのセンサであり、その出力は測光回路207を経てシステムコントローラ223へ供給される。測光センサの測光部は図6のように撮影画面を分割して測光出来るように分割されている。また各測光エリア1〜3はそれぞれが測距エリア1〜3に対応している。測光回路207は自動露出調整手段である。
また、上記システムコントローラ223は、上記レンズ駆動機構103を制御することにより、被写体像をイメージセンサ210上に結像する。また、システムコントローラ223は、設定されたAv値に基いて、絞り102を駆動する絞り駆動機構105を制御し、更に、設定されたTv値に基いて、上記シャッタ制御回路212へ制御信号を出力する。
上記フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕は、駆動源がバネにより構成されており、シャッタ走行後次の動作のためにバネチャージを要する。シャッタチャージ・ミラー駆動機構211は、このバネチャージを制御するようになっている。また、シャッタチャージ・ミラー駆動機構211によりクリックリターンミラー202のアップ・ダウンが行われる。
また、上記システムコントローラ223には、画像データコントローラ220が接続されている。この画像データコントローラ220は、DSP(デジタル信号プロセッサ)により構成される補正データサンプル手段及び補正手段であり、イメージセンサ210の制御、該イメージセンサ210から入力された画像データの補正や加工などをシステムコントローラ223の指令に基いて実行するものである。画像データの補正・加工の項目の中にはオートホワイトバランスも含まれている。オートホワイトバランスとは、撮影画像の中の最大輝度の部分を所定の色(白色)に補正する機能である。オートホワイトバランスは、シーケンスコントローラ223からの命令により補正量を変更する事が可能である。
上記画像データコントローラ220には、イメージセンサ210を駆動する際に必要なパルス信号を出力するタイミングパルス発生回路217と、イメージセンサ210と共にタイミングパルス発生回路217で発生されたタイミングパルスを受けて、該イメージセンサ210から出力される被写体像に対応したアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータ216と、得られた画像データ(デジタルデータ)を一時的に記憶しておくDRAM221と、D/Aコンバータ215及び画像圧縮回路219とが接続されている。
上記DRAM221は、加工や所定のフォーマットへのデータ変換が行われる前の画像データを一時的に記憶するための記憶手段として使用される。
また、上記D/Aコンバータ215には、エンコーダ回路214を介して画像表示手段である画像表示回路213が接続される。更に、画像圧縮回路219には、記録手段である画像データ記録メディア218が接続される。
上記画像表示回路213は、イメージセンサ210で撮像された画像データを表示するための回路であり、一般にはカラーの液晶表示素子により構成される。
画像データコントローラ220は、DRAM221上の画像データを、D/Aコンバータ215によりアナログ信号に変換してエンコーダ回路31へ出力する。エンコーダ回路214はこのD/Aコンバータ215の出力を、上記画像表示回路213を駆動する際に必要な映像信号(例えばNTSC信号)に変換する。
上記画像圧縮回路219は、DRAM221に記憶された画像データの圧縮や変換(例えばJPEG)を行うための回路である。変換された画像データは、画像データ記録メディア218へ格納される。この記録メディアとしては、ハードディスク、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等が使用される。
さらにシステムコントローラ223には、当該電子カメラの動作モードの情報や露出情報(シャッタ秒時、絞り値等)の表示を行うための動作表示回路225と、測光・測距などの撮影準備動作を開始させるためのレリーズSW1(231)、撮像動作を開始させるためのレリーズSW2(230)と、ユーザが所望の動作を当該電子カメラに実行させるべくモードを設定するモード設定SW229と、AFセンサ204が持つ複数の焦点検出位置から使用する焦点検出位置を選択するための焦点検出位置選択手段である測距エリア選択SW228と、画像選択手段である決定SW227と、ブラケット量を設定するためのブラケット量設定SW232と、使用する測光エリアを選択する測光エリア選択SW235と、回転動作によりパラメータをアップダウンさせて表示する電子ダイヤルSW226が接続されている。カウンター233は、各種ブラケット撮影を行う際にレリーズ回数をカウントするためのカウンターであり、シーケンスコントローラ223に接続される。カウンター233の計数値リセットはシステムコントローラ223により行われる。
*デフォーカス検出の原理説明
次にデフォーカス量検出(ピント位置ズレ量検出)の原理を図7、図8を参照して説明する。図に示すように、撮像素子上にピントがあっているとき、ラインセンサ上の2像間隔はある値をとる。この値は設計上求めることができるが、実際には、部品の寸法、バラツキや組立て上の誤差によって設計値と同じとはならない。したがって、実際には測定しなければこの2像間隔(基準2像間隔Lo)を求めることは困難である。図7より明らかなように、この基準2像間隔Loより2像間隔が狭まければ、前ピンであり、Loより広ければ後ピンである。
図8はAFセンサモジュール5の光学系からコンデンサレンズを省いたモデルを示した図である。
図に示すように、主光線の角度をθ、セパレータレンズの倍率をβ、像の移動量をΔL,ΔL’とすると、デフォーカス量Lは以下の式で求まる。
Figure 2008040084
ここでβtanθは、AFセンサモジュール5の設計上定まるパラメータである。
ΔL’は基準2像間隔(Lo)と現在の2像間隔(Lt)から求めることができる。
AFセンサ204は、撮影画面の複数の位置で焦点検出できるように、上記構成を複数具備している。
オートフォーカス機能のピント調整は、あらかじめピント位置のわかっているレンズを用い、撮像素子の光軸上の位置(撮像素子の組み付け誤差)にピント位置が来るようにAFセンサー204から得られる2像間隔をAFピント補正パラメータとしてEEPROMに記憶させるようにしている。しかし、これは電子カメラに取り付けられる撮影レンズが変わると撮影レンズ自体の製造誤差によりピント位置にバラツキが生じる。
図2を用いて、測距エリア選択シーケンスを説明する。
ステップS001において、測距エリア選択SW228がONされたかどうか判別する。ONされていればステップS002へ移行する。
ステップS002では電子ダイヤルSW226が操作されたかどうか、また操作されていれば操作方向及び操作量の検出を行う。
ステップS003では、ステップS002での電子ダイヤルSW226の操作方向・操作量に応じて測距エリアを変更する。選択順序は、全部⇔測距エリア1⇔測距エリア2⇔測距エリア3⇔全部 という順序で切り替わる。
図3を用いて、撮影モード設定シーケンスを説明する。
ステップS101にて、モード設定SW229がONしたかどうか判定する。ONしていれば、ユーザーによってモード設定操作が開始されたものと判定しステップS102に移行する。
ステップS102では電子ダイヤルSW226の操作クリック数を検出する。電子ダイヤルSW226をON・OFFさせる不図示の電子ダイヤルをある方向に回転させると、操作クリック毎に、撮影モードを「TV」→「AV」→「P」→「AFキャリブレーション」→「TV」・・・と変化させる事が出来る。また、不図示の電子ダイヤルを逆方向に回転させると、操作クリック毎に、選択モードを「TV」→「AFキャリブレーション」→「P」→「AV」→「TV」・・・と変化させる事が出来る。「AFキャリブレーション」は測距エリア選択シーケンスにおいて測距エリア1〜3の中から一つだけが選択されていなければ表示されず、モード選択出来ないようになっている。
ステップS103で、モード設定SW229がOFFしたかどうか判定する。OFFしたのであれば、その時に選択されていた撮影モードに電子カメラを選択し、ステップS104で撮影モードをステップS103で選択された撮影モードに設定する。
ステップS105で、設定された撮影モードがAFキャリブレーションモードであるかどうか判別する。AFキャリブレーションモード以外の場合、ステップS111に移行し、各撮影モードに応じた不図示の撮影シーケンスへ移行する。
ステップS106では、ブラケット量設定SW232がONされたかどうか判別する。ONされれば、ステップS107へ移行する。ONされなければAFキャリブレーション撮影時のAFブラケット量を基準設定値aとし、ステップS110へ移行しAFキャリブレーション撮影シーケンスへと移る。
ステップS107では、電子ダイヤルSW226の操作クリック数を検出する。電子ダイヤルSW226をON・OFFさせる不図示の電子ダイヤルを任意の方向に回転させると、AFブラケットステップ量を基準値に対して操作クリック毎に、「基準値a×0.25」⇔「基準値a×0.5」⇔「基準値a」⇔「基準値a×2」⇔「基準値a×4」と変化させる事が出来る。ただし、「基準値×0.25」及び「基準値×4」をそれぞれ上限・下限値とし、それ以上の変化させようとして電子ダイヤルを操作しても無視するようになっている。
AFブラケットステップ量の基準値は、絞り制御回路106から開放絞り値情報(FNO)をシステムコントローラ223が受け取り、下記の式にて決定される。
基準値aδ=FNO×ε
(FNOは絞り値情報、εは許容錯乱円径を示す)。
本実施例での基準値aは、焦点深度δ=FNO×ε と同じ値としている。本実施例においては、ε=0.03mmとしている。
AFブラケットステップ量を可変とする事で下記の事が可能となる。
大きなピント補正が必要な場合でも、AFキャリブレーションをステップ量を段階的に変化(大きなステップ量から小さいステップ量へ)させて複数回実行する事で、ピント補正量を適切な値まで絞り込んで求めていく事が出来る。
ステップS108で、ブラケット量設定SW232がOFFしたかどうか判定する。OFFしたのであれば、その時に選択されていたブラケットステップ量を選択し、ステップS109でブラケットステップ量“A”をステップS108で選択されていたブラケットステップ量に設定する。
ステップS110で、AFキャリブレーション撮影シーケンスへ移行する。
図4を用いて、AFキャリブレーション撮影シーケンスについて説明を行う。
AFキャリブレーション撮影シーケンスは、段階撮影手段であるシステムコントローラ223により制御される。
ステップS201でカウンター233のリセットを行う。
ステップS202でレリーズSW1(231)がONされたかどうか判別する。ONされれば撮像露出を決定するステップS203とステップS205に分岐・移行する。
ステップS203では、撮影レンズ101を通り主ミラー202で反射され、ペンタプリズム201を通過した光束を測光回路207で測光する。ステップS204ではシーケンスコントローラ223が測光回路207の出力に応じて撮像時の露出量を決定する。
ステップS205では、シーケンスコントローラ223がAFセンサー204、焦点検出回路205を使い、測距を行う。
ステップS206で測距出来たかどうか判別する。測距した対象物が低コントラストの場合や暗い場合には測距出来ない事がある。測距出来なかった場合、ステップS210へ移行し、警告を行う。
ステップS207では、ステップS205で得られた測距結果に基づき、システムコントローラ223よりレンズ制御回路104にレンズ駆動量を送信し、レンズ制御回路104は送信されたレンズ駆動量に基づきレンズ駆動機構103を制御し、レンズ駆動機構103は撮影レンズ101を合焦位置へと駆動する。この時、AF補正データ(CALデータ)を既に持っていたならば、
レンズ駆動量=測距結果+製造時のAF補正値(調整データ)+AF補正値(CALデータ)
となる。
ステップS208では、ステップS207での撮影レンズ101の位置をAF基準位置として設定し、システムコントローラ223は記憶する。そして、ステップS209ではシステムコントローラ223は画像データコントローラ220に対し、画像データ記録メディアにAFキャリブレーションの画像データを保存するフォルダの作成指示を出し、画像データコントローラ220は画像圧縮回路219を介して画像データ記録メディア218にAFキャリブレーション画像データ保存用のフォルダを作成する。
ステップS211では、レリーズSW2(230)がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS212へ移行する。
ステップS212でピント位置ズラシ量“DF”の演算をシステムコントローラ223が行う。システムコントローラ223はカウンター233から現在のカウント数Nを受け取りピント位置ズラシ量“DF”を演算する。
DF=A×(N−4)
ステップS213では、カウンターNを一つカウントアップする。
ステップS214では、シーケンスコントローラ223はステップS212で演算したピント位置ズラシ量“DF”をレンズ制御回路104に送信し、レンズ制御回路104はレンズ駆動回路103を制御し、撮影レンズ101をピント位置ズラシ量“DF”の位置までレンズ駆動を行う。
ステップS215では、システムコントローラ223によりシャッターチャージミラー駆動機構211を制御しミラーアップが行われる。
ステップS216では、ステップS204で設定された絞り値情報をシステムコントローラ223が絞り制御回路106へ送信し、絞り駆動機構105を駆動して、設定された絞り値まで絞り込みが行われる。
ステップS217においてシステムコントローラ223はフォーカルプレーンシャッタ10を開くよう各部を制御する。さらにステップS218では、画像データコントローラ220(DSP)に対してイメージセンサ210の積分動作を指示する。ステップS219では所定時間の間、待機する。そして積分時間が終わると、ステップS220へ移行し、フォーカルプレーンシャッタ10を閉じる。
システムコントローラ223は、ステップS221において次回の動作に備えてフォーカルプレーンシャッタ208のチャージ動作及びミラーダウン駆動を行う。ステップS222において、絞りを開放へと駆動する。ステップS223では画像データコントローラ220に対してイメージセンサ210から画像データを取り込むように指示する。この際、イメージセンサ210から取り込む画像データは、AFに使用された測距点を含む限定されたエリアの画像データでも良い。ステップS224では、画像データコントローラ220へ現在のピント位置ズラシ量“DF”送信し、レンズID情報と画像データとピント位置ズラシ量“DF”を関連付けて画像圧縮回路219を通し、画像データ記録メディア218へ記録する。
ステップS225では、カウンター“N”の値を確認する。カウンター値が所定の値になっていればAFキャリブレーション撮影シーケンスが完了したと判定し画像選択シーケンスへと移行する。
図5を用いて、AFキャリブレーション画像選択シーケンスの説明を行う。
以下は、図10において、第2の光路分割の状態、すなわち、ディスプレイ装置でのモニタ表示中でも、位相差検出方式による焦点調節を行うことが可能な状態になっているものとして説明を進める。
ステップS3000において、選択方法の判断を行い、手動の場合には、S301以降へ、自動の場合には、S3001へ進む。
ステップS3001において、画像のコントラスト評価値を取り込み、ステップS3002において、画像間のコントラスト評価値の比較を行い、その中での最大値となる画像を選択し、その箇所を最適の一枚とする。このような動作に関しては、例えば、特開2000−292684号に詳述されているので、その詳細については省略する。
ステップS313において、選択された画像に関連づけられて記憶されているピント補正量をAF補正量として決定する。
決定されたAF補正量は、ステップS314において、焦点検出を行った測距エリアやズーム位置と関連づけて、撮影に用いたレンズのレンズIDとともに、記憶される。以上を、測距エリアやズーム位置を変化させて行うことで、補正量の記憶を行う。
ステップS301において、シーケンスコントローラ223は、画像データコントローラ220に対し、AFキャリブレーション撮影シーケンスにて撮影されたカウンター“1”の画像データを画像表示回路213に表示させるよう制御する。画像データを表示する際には、通常撮影シーケンスで撮影された画像を表示する場合とは異なる画像処理を施して表示する。具体的には、通常撮影シーケンスで撮影された画像を表示する際には、見栄えを良くするためにエッジ強調を行う。しかし、AFキャリブレーションモードで撮影された画像データに対しエッジ強調を行うと、本来ピントがずれているはずの画像部分がピントがあっているように見えてしまう。そのためAFキャリブレーションモードで撮影された画像群から最適なピントの画像を選択する際に誤ってピントがずれている画像を選択してしまう事が起こりうる。
ステップS302では、決定SW227がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS313へ移行する。ONされなければステップS303へ移行する。
ステップS303では電子ダイヤルSW226の操作状態を検出する。左回転されればステップS304へ、右回転されればステップS308へ移行する。
ステップS304では、カウンター“N”から−1する。ステップS305ではカウンター“N”が“0”になっていないか判別する。“N”が“0”より小さい場合は、ステップS306において、選択表示出来るAFキャリブレーション撮影画像データがない事を表示回路もしくはブザー234もしくは表示回路とブザー234を同時に使って警告を行い、ステップS307においてカウンター“N”を+1する。ステップS305でカウンター“N”が“0”より大きいと判断されればステップS312へ移行する。
ステップS308では、カウンター“N”に+1する。ステップS309ではカウンター“N”が“7”により大きくなっていないか判別する。“N”が“7”より大きい場合は、ステップS310において、選択表示出来るAFキャリブレーション撮影画像データがない事を表示回路もしくはブザー234もしくは表示回路とブザー234を同時に使って警告を行い、ステップS311においてカウンター“N”を−1する。ステップS309でカウンター“N”が“7”以下と判断されればステップS312へ移行する。
ステップS312では、電子ダイヤルSW226の操作に応じて変化させられてカウンター“N”に応じたAFキャリブレーション画像データを画像記録メディア218から呼び出し、画像表示回路213に表示する。
ステップS313では、ステップS302において決定SW227がONされた時のAFキャリブレーション画像データに関連付けて画像データ記録メディア218に記録されているピント位置ズラシ量“DF”をAF補正量(CALデータ)として決定し、ステップS314においてステップS313において決定されたピント位置ズラシ量“DF”を焦点検出を行った測距エリアのAF補正量(CALデータ)として、レンズ制御回路104が持っているレンズIDと共にEEPROM222に書き込む。
ステップS315において、AFキャリブレーション画像データ全て及びAFキャリブレーション画像データ用フォルダを画像データ記録メディアより削除する。
図9を用いて、通常撮影シーケンスについて説明を行う。
ステップS401でレリーズSW1(231)がONされたかどうか判別する。ONされれば撮像露出を決定するステップS402とステップS404に分岐・移行する。
ステップS402では、撮影レンズ101を通り主ミラー202で反射され、ペンタプリズム201を通過した光束を測光回路207で測光する。ステップS403ではシーケンスコントローラ223が測光回路207の出力に応じて撮像時の露出量を決定する。
ステップS404では、シーケンスコントローラ223がAFセンサー204、焦点検出回路205を使い、測距を行う。
ステップS405で測距出来たかどうか判別する。測距した対象物が低コントラストの場合や暗い場合には測距出来ない事がある。測距出来なかった場合、ステップS409へ移行し、警告を行う。
ステップ406では、レンズID情報をシステムコントローラ223が受け取り、電子カメラに取り付けられているレンズ(レンズIDで判別)で、かつ焦点検出に使用している測距エリアのAF補正量(CALデータ)がEEPROMに記憶されているかどうか判別する。記憶されていなければ、AF補正量を焦点検出結果に加算しない。記憶されていればステップS407で測距結果にAF補正量(CALデータ)を加算し、ステップS408に移行する。AF補正データ(CALデータ)を既に持っていたならば、レンズ駆動量は、レンズ駆動量=測距結果+製造時のAF補正値(調整データ)+AF補正値(CALデータ) となる。
ステップS408では、測距結果に基づき、システムコントローラ223よりレンズ制御回路104にレンズ駆動量を送信し、レンズ制御回路104は送信されたレンズ駆動量に基づきレンズ駆動機構103を制御し、レンズ駆動機構103は撮影レンズ101を合焦位置へと駆動する。
ステップS410では、レリーズSW2(230)がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS411へ移行する。
ステップS411では、システムコントローラ223によりシャッターチャージミラー駆動機構211を制御しミラーアップが行われる。
ステップS412では、ステップS204で設定された絞り値情報をシステムコントローラ223が絞り制御回路106へ送信し、絞り駆動機構105を駆動して、設定された絞り値まで絞り込みが行われる。
ステップS413においてシステムコントローラ223はフォーカルプレーンシャッタ10を開くよう各部を制御する。さらにステップS414では、画像データコントローラ220(DSP)に対してイメージセンサ210の積分動作を指示する。ステップS415では所定時間の間、待機する。そして積分時間が終わると、ステップS416へ移行し、フォーカルプレーンシャッタ10を閉じる。
システムコントローラ223は、ステップS417において次回の動作に備えてフォーカルプレーンシャッタ208のチャージ動作及びミラーダウン駆動を行う。ステップS418において、絞りを開放へと駆動する。ステップS419では画像データコントローラ220に対してイメージセンサ210から画像データを取り込むように指示する。ステップS420では、読み出した画像データを画像圧縮回路219を通し、画像データ記録メディア218へ記録する。
上記実施例によれば、下記の効果が得られる。
撮像素子と位相差での測距装置とに、同時に光路に導くことが可能なモードを持つ撮影システムにおいて、撮像面での測距と位相差での測距との差を補正することにより、位相差でのみの測距においても、最適のピント位置を得ることが出来る。また、レンズ固有データに基づいて、補正データを記憶するようにしたので、レンズ毎に最適のピント補正値を記憶、適用することが出来る。
電子カメラのブロック図。 測距エリア選択シーケンス説明図。 第一実施例のモード設定シーケンス説明図。 AFキャリブレーション撮影シーケンス説明図。 AFキャリブレーション撮影画像選択シーケンス説明図。 ファインダー観察像と測距エリア、測光エリアの関係説明図。 デフォーカス量検出の原理説明図。 デフォーカス量検出の原理説明図。 第一実施例の通常撮影シーケンス説明図。 第一実施例のメカ構成図。
符号の説明
100 撮影レンズユニット
101 撮影レンズ
102 絞り
103 レンズ駆動機構
104 レンズ制御回路
105 絞り駆動機構
106 絞り制御回路
107 電気的接点群
200 電子カメラ
201 ペンタプリズム
202 クイックリターンミラー
203 サブミラー
204 AFセンサ
206 接眼レンズ
207 測光回路
208 フォーカルプレーンシャッタ
209 フィルタ
210 イメージセンサ
211 シャッタチャージ・ミラー駆動機構
212 シャッタ制御回路
213 画像表示回路
214 エンコーダ回路
215 D/Aコンバータ
216 A/Dコンバータ
217 タイミングパルス発生回路
218 画像データ記録メディア
219 画像圧縮回路
220 画像データコントローラ
221 DRAM
222 EEPROM
223 システムコントローラ
224 通信インターフェース回路
225 動作表示回路
226 電子ダイヤルSW
227 決定SW
228 測距エリア選択SW
229 モード設定SW
230 レリーズSW2
231 レリーズSW1
232 ブラケット量設定SW
233 カウンター
235 測光エリア選択SW
300 外部制御装置

Claims (3)

  1. 対物レンズと、該対物レンズからの光路を分割する光路分割系と、該光路分割系を介して形成された前記対物レンズによる物体像を観察するための光学ファインダーと、前記対物レンズによる物体像を撮像するための撮像素子と、
    位相差による焦点検出を行う第一の焦点検出手段と、
    前記撮像素子による焦点検出を行う第二の焦点検出手段と、
    前記光学ファインダーと前記第一の焦点検出手段とに光路を導く第一の光路分割系と、
    前記第一の焦点検出手段と前記第二の焦点検出手段とに光路を導く第二の光路分割系と、
    第一の光路分割系と第二の光路分割系とを選択する選択手段と、
    第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段と、
    装着されたレンズの状態を検出するレンズ状態検出手段と、
    レンズ状態検出手段の結果に基づいて、焦点検出を行う際の状態を検出する撮影状態検出手段と、
    撮影状態検出手段の結果に応じて、差分検出手段の記憶を行う記憶手段とを有し、第一の焦点検出手段の制御信号に、記憶手段に記憶された補正量を加味して制御を行うものにおいて、
    第二の光路分割系選択時において、撮影状態検出手段による条件に応じて、記憶手段の内容の更新を行い、第一の焦点検出手段による焦点検出は、新たに記憶した記憶手段の補正量を加味して制御を行う、ことを特徴とする光学装置。
  2. レンズ状態検出手段とは、レンズ固有の種類を示す情報を検出することを特徴とする請求項1の光学装置。
  3. レンズ状態検出手段とは、ズームレンズにおけるレンズのズーム位置を示す情報を検出することであり、補正量をズーム位置毎に記憶することを特徴とする請求項1の光学装置。
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