JP2014215340A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】AFキャリブレーションを行う場合、使用者が手動で行おうとすると、操作が煩雑になるため、自動化する必要性があった。
【解決手段】ライブビューのTVAFから静止画撮影中に、位相差AFの情報をとって、自動的にキャリブレーションを行う。
【選択図】図9
【解決手段】ライブビューのTVAFから静止画撮影中に、位相差AFの情報をとって、自動的にキャリブレーションを行う。
【選択図】図9
Description
本発明は、撮像に関するパラメータを自動的に調整する機能を有する固体撮像素子を用いた電子カメラに関する。
従来、撮像に関するパラメータを自動的に調整する機能、例えばオートフォーカス機能や自動露出(オートエクスポージャー)機能、オートホワイトバランス機能を有する電子カメラがある。
オートフォーカス機能においては、基準となるレンズや距離においてオートフォーカスのピント調整を行っている。ピント調整においては、実際に撮影した場合には問題にならないレベルでの誤差を許容している。
上記のような問題の中でオートフォーカスに絡む問題を解決するための技術が特許文献1にて公開されている。これは、焦点検出手段による第一の焦点検出結果と、撮影レンズの焦点位置をステップ的に移動させながら各焦点位置での撮像画像のコントラスト検出を行い、最大のコントラスト位置を第二の焦点検出結果(いわゆるTV−AFとか山登りAFと言われている方法)とし、第一第二の焦点検出結果の差をオートフォーカスの補正値として記憶させるというものである。
また、特許文献2においては、既定チャート被写体に基づいてキャリブレーションを行う装置が提案されている。
従来の技術では、下記の様な問題があった。オートフォーカス機能におけるピント調整については、カメラ本体及び撮影レンズ双方に、それぞれ製造誤差を含んでいる。そのため、電子カメラと撮影レンズを組み合わせた場合のオートフォーカスにおいて、許容量より大きなピント誤差が発生するという問題があった。また、組み合わせた場合で精度が問題ならないようにするには、カメラ、レンズ双方の製造時の許容誤差を小さくすれば良いが、それでは調整工程に求められる精度が高くなり、製造コストが増加してしまうという問題が発生する。
上記のような問題の中でオートフォーカスに絡む問題を解決するための技術、特許文献1では、焦点検出手段による第一の焦点検出結果と、撮影レンズの焦点位置をステップ的に移動させながら各焦点位置での撮像画像のコントラスト検出を行い、最大のコントラスト位置を第二の焦点検出結果(いわゆるTV−AFとか山登りAFと言われている方法)とし、第一第二の焦点検出結果の差をオートフォーカスの補正値として記憶させるというものである。しかしながらこの方法では、焦点検出機能を実際の撮影に使用する手段以外に持たなければならないので、装置の構造が複雑になったり、装置の動作を司る動作プログラムの容量が大きくなり、通常撮影に使用される動作プログラムが盛り込めなくなるなどの弊害があった。
また、特許文献2では、既定チャートを被写体として用いるものなので、まず、キャリブレーションを行う環境を整える必要があり、容易に行うことが出来るものではなかった。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、ライブビューのTVAFから静止画撮影中に、位相差AFの情報を取得し、自動的にキャリブレーションを行うことにより、操作性の向上を図ろうとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、
位相差AFによって焦点検出を行う第一の焦点検出手段
イメージャによるコントラストAFによって焦点検出を行う第二の焦点検出手段
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段
差分検出手段の結果の記憶を行う記憶手段
を有し、
第二の焦点検出手段による静止画撮影中に、ミラーダウンにより第一の焦点検出手段による結果の取得を行い、
第一の焦点検出手段の制御量に、記憶手段に記憶された結果を加味して、補正を行う
ことを特徴とする。
位相差AFによって焦点検出を行う第一の焦点検出手段
イメージャによるコントラストAFによって焦点検出を行う第二の焦点検出手段
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段
差分検出手段の結果の記憶を行う記憶手段
を有し、
第二の焦点検出手段による静止画撮影中に、ミラーダウンにより第一の焦点検出手段による結果の取得を行い、
第一の焦点検出手段の制御量に、記憶手段に記憶された結果を加味して、補正を行う
ことを特徴とする。
発明によれば、
位相差AFによって焦点検出を行う第一の焦点検出手段
イメージャによるコントラストAFによって焦点検出を行う第二の焦点検出手段
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段
差分検出手段の結果の記憶を行う記憶手段を有し、
第二の焦点検出手段による静止画撮影中に、ミラーダウンにより第一の焦点検出手段による結果の取得を行い、第一の焦点検出手段の制御量に、記憶手段に記憶された結果を加味して、補正を行うようにしたので、
位相差AFでのイメージャとの位置誤差に応じた補正を行うことにより、ピント精度向上
自動的にキャリブレーションを行うことによる操作性の向上
キャリブレーションするデータを少ない時間で蓄積
等の効果がある。
位相差AFによって焦点検出を行う第一の焦点検出手段
イメージャによるコントラストAFによって焦点検出を行う第二の焦点検出手段
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段
差分検出手段の結果の記憶を行う記憶手段を有し、
第二の焦点検出手段による静止画撮影中に、ミラーダウンにより第一の焦点検出手段による結果の取得を行い、第一の焦点検出手段の制御量に、記憶手段に記憶された結果を加味して、補正を行うようにしたので、
位相差AFでのイメージャとの位置誤差に応じた補正を行うことにより、ピント精度向上
自動的にキャリブレーションを行うことによる操作性の向上
キャリブレーションするデータを少ない時間で蓄積
等の効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図1から図10の図面を用いて説明する。
[実施例]
図1は、本発明の第一の実施形態の電子カメラのブロック図であり、本実施形態の電子カメラ200は、撮影レンズユニット100が不図示のマウント機構を介し着脱可能に取り付けられる。マウント部には、電気的接点群107を有し、電子カメラ200と撮影レンズユニット100の間で通信を行い撮影レンズのレンズ101・絞り102の駆動を行う。
図1は、本発明の第一の実施形態の電子カメラのブロック図であり、本実施形態の電子カメラ200は、撮影レンズユニット100が不図示のマウント機構を介し着脱可能に取り付けられる。マウント部には、電気的接点群107を有し、電子カメラ200と撮影レンズユニット100の間で通信を行い撮影レンズのレンズ101・絞り102の駆動を行う。
図示されない被写体像からの撮影光束が、撮影レンズ101及び光量を調節するための露出手段である絞り102を介して、回動可能なクイックリターンミラー202に導かれる。クイックリターンミラー202の中央部はハーフミラーになっており、該クイックリターンミラー202がダウンした際に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束は、クイックリターンミラー202に設置されたサブミラー203で反射され、自動焦点調整手段であるAFセンサ204に導かれる。AFセンサ204は図6に示すように撮影画面の複数の位置で焦点検出出来るようになっている。図6は、ファインダー観察像と測距エリア、測光エリアの関係説明図を示したものである。
一方、クイックリターンミラー202で反射された撮影光束は、ペンタプリズム201、接眼レンズ206を介して撮影者の目に至る。
また、クイックリターンミラー202がアップした際には、上記撮影レンズ101からの光束は、フィルタ209、機械シャッタであるフォーカルプレーンシャッタ208を介して撮像素子としてのCMOS等に代表される撮像手段であるイメージセンサ210に至る。上記フィルタ209は2つの機能を有しているもので、1つは赤外線をカットし可視光線のみをイメージセンサ210へ導く機能であり、もう1つは光学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォーカルプレーンシャッタ208は、先幕及び後幕を有して成るもので、撮影レンズ101からの光束を透過、遮断を制御する遮光手段である。
なお、クイックリターンミラー202のアップ時には、サブミラー203は折り畳まれるようになっている。
また、本実施形態の電子カメラ200は、当該電子カメラ全体の制御手段となり、制御を司るCPUにより構成されるシステムコントローラ223を備え、後述する各部の動作を適宜制御する。
上記システムコントローラ223は、上記撮影レンズ101を光軸方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動機構103を制御するレンズ制御回路104と、上記絞り102を駆動するための絞り駆動機構105を制御する絞り制御回路106と、クイックリターンミラー202のアップダウンの駆動及びフォーカルプレーンシャッタ208のシャッタチャージを制御するシャッタチャージ・ミラー駆動機構211と、フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕の走行を制御するためのシャッタ制御機構212と、上記接眼レンズ206の近傍に配設された測光センサに接続された自動露出装置であり分割測光手段である測光回路207と、当該電子カメラ200を制御する上で調整が必要なパラメータや電子カメラの個体識別が可能なカメラID情報や基準レンズで調整されたAF補正データや自動露出補正値が記憶されている記憶手段であるEEPROM222と等が接続されている。
EEPROM222は補正量記憶手段でもある。また,システムコントローラ223は、AF、AE、ホワイトバランスの段階露出撮影を制御する段階露出撮影手段である。
レンズ制御回路104にはレンズ固有の情報、例えば焦点距離、開放絞り、レンズ個々に割り振られるレンズIDという情報とシーケンスコントローラ223から受け取った情報を記憶するレンズ記憶手段も有している。
また、当該電子カメラ200にはパーソナルコンピュータ(PC)に代表される外部制御装置300が接続可能になっており、通信インターフェース回路224を介して該パーソナルコンピュータ300とシステムコントローラ223とが通信可能になされている。
上記測光回路207に接続される測光センサは、被写体の輝度を測定するためのセンサであり、その出力は測光回路207を経てシステムコントローラ223へ供給される。測光センサの測光部は図6のように撮影画面を分割して測光出来るように分割されていてる。また各測光エリア1〜3はそれぞれが測距エリア1〜3に対応している。測光回路207は自動露出調整手段である。
また、上記システムコントローラ223は、上記レンズ駆動機構103を制御することにより、被写体像をイメージセンサ210上に結像する。また、システムコントローラ223は、設定されたAv値に基いて、絞り102を駆動する絞り駆動機構105を制御し、更に、設定されたTv値に基いて、上記シャッタ制御機構212へ制御信号を出力する。
上記フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕は、駆動源がバネにより構成されており、シャッタ走行後次の動作のためにバネチャージを要する。シャッタチャージ・ミラー駆動機構211は、このバネチャージを制御するようになっている。また、シャッタチャージ・ミラー駆動機構211によりクリックリターンミラー202のアップ・ダウンが行われる。
また、上記システムコントローラ223には、画像データコントローラ220が接続されている。この画像データコントローラ220は、DSP(デジタル信号プロセッサ)により構成される補正データサンプル手段及び補正手段であり、イメージセンサ210の制御、該イメージセンサ210から入力された画像データの補正や加工などをシステムコントローラ223の指令に基いて実行するものである。画像データの補正・加工の項目の中にはオートホワイトバランスも含まれている。オートホワイトバランスとは、撮影画像の中の最大輝度の部分を所定の色(白色)に補正する機能である。オートホワイトバランスは、シーケンスコントローラ223からの命令により補正量を変更する事が可能である。
上記画像データコントローラ220には、イメージセンサ210を駆動する際に必要なパルス信号を出力するタイミングパルス発生回路217と、イメージセンサ210と共にタイミングパルス発生回路217で発生されたタイミングパルスを受けて、該イメージセンサ210から出力される被写体像に対応したアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータ216と、得られた画像データ(デジタルデータ)を一時的に記憶しておくDRAM221と、D/Aコンバータ215及び画像圧縮回路219とが接続されている。
上記DRAM221は、加工や所定のフォーマットへのデータ変換が行われる前の画像データを一時的に記憶するための記憶手段として使用される。
また、上記D/Aコンバータ215には、エンコーダ回路214を介して画像表示手段である画像表示回路213が接続される。更に、画像圧縮回路219には、記録手段である画像データ記録メディア218が接続される。
上記画像表示回路213は、イメージセンサ210で撮像された画像データを表示するための回路であり、一般にはカラーの液晶表示素子により構成される。
画像データコントローラ220は、DRAM221上の画像データを、D/Aコンバータ215によりアナログ信号に変換してエンコーダ回路31へ出力する。エンコーダ回路214はこのD/Aコンバータ215の出力を、上記画像表示回路213を駆動する際に必要な映像信号(例えばNTSC信号)に変換する。
上記画像圧縮回路219は、DRAM221に記憶された画像データの圧縮や変換(例えばJPEG)を行うための回路である。変換された画像データは、画像データ記録メディア218へ格納される。この記録メディアとしては、ハードディスク、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等が使用される。
さらにシステムコントローラ223には、当該電子カメラの動作モードの情報や露出情報(シャッタ秒時、絞り値等)の表示を行うための動作表示回路225と、測光・測距などの撮影準備動作を開始させるためのレリーズSW1(231)、撮像動作を開始させるためのレリーズSW2(230)と、ユーザが所望の動作を当該電子カメラに実行させるべくモードを設定するモード設定SW229と、AFセンサ204が持つ複数の焦点検出位置から使用する焦点検出位置を選択するための焦点検出位置選択手段である測距エリア選択SW228と、画像選択手段である決定SW227と、ブラケット量を設定するためのブラケット量設定SW232と、使用する測光エリアを選択する測光エリア選択SW235と、回転動作によりパラメータをアップダウンさせて表示する電子ダイヤルSW226が接続されている。
カウンター233は、各種ブラケット撮影を行う際にレリーズ回数をカウントするためのカウンターであり、シーケンスコントローラ223に接続される。カウンター233の計数値リセットはシステムコントローラ223により行われる。
次にデフォーカス量検出(ピント位置ズレ量検出)の原理を図7、図8を参照して説明する。図7、図8は、デフォーカス量検出の原理説明図である。図に示すように、撮像素子上にピントがあっているとき、ラインセンサ上の2像間隔はある値をとる。この値は設計上求めることができるが、実際には、部品の寸法、バラツキ、や組立て上の誤差によって設計値と同じとはならない。したがって、実際には測定しなければこの2像間隔(基準2像間隔Lo)を求めることは困難である。図7より明らかなように、この基準2像間隔Loより2像間隔が狭まければ、前ピンであり、Loより広ければ後ピンである。
図8は不図示のAFセンサモジュールの光学系からコンデンサレンズを省いたモデルを示した図である。
図に示すように、主光線の角度をθ、セパレータレンズの倍率をβ、像の移動量をΔL,ΔL’とすると、デフォーカス量Lは以下の式で求まる。
ここでβtanθは、AFセンサモジュール5の設計上定まるパラメータである。
ΔL’は基準2像間隔(Lo)と現在の2像間隔(Lt)から求めることができる。
AFセンサ204は、撮影画面の複数の位置で焦点検出できるように、上記構成を複数具備している。
オートフォーカス機能のピント調整は、あらかじめピント位置のわかっているレンズを用い、撮像素子の光軸上の位置(撮像素子の組み付け誤差)にピント位置が来るようにAFセンサー204から得られる2像間隔をAFピント補正パラメータとしてEEPROMに記憶させるようにしている。しかし、これは電子カメラに取り付けられる撮影レンズが変わると撮影レンズ自体の製造誤差によりピント位置にバラツキが生じる。
図2は、本発明の第一の実施形態の測距エリア選択シーケンス説明図であり、測距エリア選択シーケンスを説明する。
ステップS001において、測距エリア選択SW228がONされたかどうか判別する。ONされていればステップS002へ移行する。
ステップS002では電子ダイヤルSW226が操作されたかどうか、また操作されていれば操作方向及び操作量の検出を行う。
ステップS003では、ステップS002での電子ダイヤルSW226の操作方向・操作量に応じて測距エリアを変更する。選択順序は、全部⇔測距エリア1⇔測距エリア2⇔測距エリア3⇔全部 という順序で切り替わる。
ステップS004では、測距エリア選択SW228がONされたかどうか判別し、ONされていればステップS002へ移行し、OFFならば、終了する。
図3は、本発明の第一の実施形態のモード設定シーケンス説明図であり、撮影モード設定シーケンスを説明する。
ステップS101にて、モード設定SW229がONしたかどうか判定する。ONしていれば、ユーザーによってモード設定操作が開始されたものと判定しステップS102に移行する。
ステップS102では電子ダイヤルSW226の操作クリック数を検出する。電子ダイヤルSW226をON・OFFさせる不図示の電子ダイヤルをある方向に回転させると、操作クリック毎に、撮影モードを「TV」→「AV」→「P」→「AFキャリブレーション」→「TV」・・・と変化させる事が出来る。また、不図示の電子ダイヤルを逆方向に回転させると、操作クリック毎に、選択モードを「TV」→「AFキャリブレーション」→「P」→「AV」→「TV」・・・と変化させる事が出来る。「AFキャリブレーション」は測距エリア選択シーケンスにおいて測距エリア1〜3の中から一つだけが選択されていなければ表示されず、モード選択出来ないようになっている。
ステップS103で、モード設定SW229がOFFしたかどうか判定する。OFFしたのであれば、その時に選択されていた撮影モードに電子カメラを選択し、ステップS104で撮影モードをステップS103で選択された撮影モードに設定する。
ステップS105で、設定された撮影モードがAFキャリブレーションモードであるかどうか判別する。AFキャリブレーションモード以外の場合、ステップS111に移行し、各撮影モードに応じた不図示の撮影シーケンスへ移行する。
ステップS106では、ブラケット量設定SW232がONされたかどうか判別する。ONされれば、ステップS107へ移行する。ONされなければAFキャリブレーション撮影時のAFブラケット量を基準設定値aとし、ステップS110へ移行しAFキャリブレーション撮影シーケンスへと移る。
ステップS107では、電子ダイヤルSW226の操作クリック数を検出する。電子ダイヤルSW226をON・OFFさせる不図示の電子ダイヤルを任意の方向に回転させると、AFブラケットステップ量を基準値に対して操作クリック毎に、「基準値a×0.25」⇔「基準値a×0.5」⇔「基準値a」⇔「基準値a×2」⇔「基準値a×4」と変化させる事が出来る。ただし、「基準値×0.25」及び「基準値×4」をそれぞれ上限・下限値とし、それ以上変化させようとして電子ダイヤルを操作しても無視するようになっている。
AFブラケットステップ量の基準値は、絞り制御回路106から開放絞り値情報(FNO)をシステムコントローラ223が受け取り、下記の式にて決定される。
基準値aδ=FNO×ε (FNOは絞り値情報、εは許容錯乱円径を示す)。
本実施例での基準値aは、焦点深度δ=FNO×ε と同じ値としている。本実施例においては、ε=0.03mm としている。
AFブラケットステップ量を可変とする事で下記の事が可能となる。
大きなピント補正が必要な場合でも、AFキャリブレーションをステップ量を段階的に変化(大きなステップ量から小さいステップ量へ)させて複数回実行する事で、ピント補正量を適切な値まで絞り込んで求めていく事が出来る。
ステップS108で、ブラケット量設定SW232がOFFしたかどうか判定する。OFFしたのであれば、その時に選択されていたブラケットステップ量を選択し、ステップS109でブラケットステップ量“A”をステップS108で選択されていたブラケットステップ量に設定する。
ステップS110で、AFキャリブレーション撮影シーケンスへ移行する。
図4は、本発明の第一の実施形態のAFキャリブレーション撮影シーケンス説明図であり、AFキャリブレーション撮影シーケンスについて説明を行う。
AFキャリブレーション撮影シーケンスは、段階撮影手段であるシステムコントローラ223により制御される。
ステップS201でカウンター233のリセットを行う。
ステップS202でレリーズSW1(231)がONされたかどうか判別する。ONされれば撮像露出を決定するステップS203とステップS205に分岐・移行する。
ステップS203では、撮影レンズ101を通り主ミラー202で反射され、ペンタプリズム201を通過した光束を測光回路207で測光する。ステップS204ではシーケンスコントローラ22
3が測光回路207の出力に応じて撮像時の露出量を決定する。
3が測光回路207の出力に応じて撮像時の露出量を決定する。
ステップS205では、シーケンスコントローラ223がAFセンサー204、焦点検出回路205を使い、測距を行う。
ステップS206で測距出来たかどうか判別する。測距した対象物が低コントラストの場合や暗い場合には測距出来ない事がある。測距出来なかった場合、ステップS210へ移行し、警告を行う。
この時、再開用にデータを保存しておき、終了する。継続可能か否かの情報は、中断時に記憶しておき、再開時にこれを読み取るようにしてもよいし、再開時に、継続可能か否かを判断するようにしてもよい。
ステップS207では、位相差で求めたピント位置までレンズを駆動する。
ステップS208では、コントラストで、ピントのピーク位置を求める。
この時、コントラストの結果で、異常となるような結果が得られた場合にも、再開用にデータを保存しておき、終了する。また、異常となるデータを除去した上で、動作を継続するようにしてもよいし、異常な状態でなくなるまで、動作をホールドするようにしてもよい。
ステップS209では、ステップS205で求めたピント位置と、ステップS208で求めたピントのピーク位置との差分を求め、その信頼度も判定する。
ステップS211では、レリーズSW2(230)がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS212へ移行する。
ステップS212でピント位置ズラシ量“DF”の演算をシステムコントローラ223が行う。システムコントローラ223はカウンター233から現在のカウント数Nを受け取りピント位置ズラシ量“DF”を演算する。
DF=A×(N−4)
ステップS213では、カウンターNを一つカウントアップする。
ステップS213では、カウンターNを一つカウントアップする。
ステップS214では、シーケンスコントローラ223はステップS212で演算したピント位置ズラシ量“DF”をレンズ制御回路104に送信し、レンズ制御回路104はレンズ駆動回路103を制御し、撮影レンズ101をピント位置ズラシ量“DF”の位置までレンズ駆動を行う。
ステップS215では、システムコントローラ223によりシャッタチャージ・ミラー駆動機構211を制御しミラーアップが行われる。
ステップS216では、ステップS204で設定された絞り値情報をシステムコントローラ223が絞り制御回路106へ送信し、絞り駆動機構105を駆動して、設定された絞り値まで絞り込みが行われる。
ステップS217においてシステムコントローラ223はフォーカルプレーンシャッタ10を開くよう各部を制御する。さらにステップS218では、画像データコントローラ220(DSP)に対してイメージセンサ210の積分動作を指示する。ステップS219では所定時間の間、待機する。そして積分時間が終わると、ステップS220へ移行し、フォーカルプレーンシャッタ10を閉じる。
システムコントローラ223は、ステップS221において次回の動作に備えてフォーカルプレーンシャッタ208のチャージ動作及びミラーダウン駆動を行う。ステップS222において、絞りを開放へと駆動する。ステップS223では画像データコントローラ220に対してイメージセンサ210から画像データを取り込むように指示する。この際、イメージセンサ210から取り込む画像データは、AFに使用された測距点を含む限定されたエリアの画像データでも良い。ステップS224では、画像データコントローラ220へ現在のピント位置ズラシ量“DF”送信し、レンズID情報と画像データとピント位置ズラシ量“DF”を関連付けて画像圧縮回路219を通し、画像データ記録メディア218へ記録する。
ステップS225では、カウンター“N”の値を確認する。カウンター値が所定の値になっていればAFキャリブレーション撮影シーケンスが完了したと判定し画像選択シーケンスへと移行する。
図5は、本発明の第一の実施形態のAFキャリブレーション撮影画像選択シーケンス説明図であり、AFキャリブレーション画像選択シーケンスの説明を行う。
ステップS3000において、選択方法の判断を行い、手動の場合には、S301以降へ、自動の場合には、S3001へ進む。
ステップS3001において、画像のコントラスト評価値を取り込み、ステップS3002において、画像間の比較を行い、その中での最大値となる画像を選択する。ステップS313において、選択された画像に関連づけられて記憶されているピント補正量をAF補正量として決定する。
決定されたAF補正量は、ステップS314において、焦点検出を行った測距エリアやズーム位置と関連づけて、撮影に用いたレンズのレンズIDとともに、記憶される。以上を、測距エリアやズーム位置を変化させて行うことで、補正量の記憶を行う。
ステップS301において、シーケンスコントローラ223は、画像データコントローラ220に対し、AFキャリブレーション撮影シーケンスにて撮影されたカウンター“1”の画像データを画像表示回路213に表示させるよう制御する。画像データを表示する際には、通常撮影シーケンスで撮影された画像を表示する場合とは異なる画像処理を施して表示する。具体的には、通常撮影シーケンスで撮影された画像を表示する際には、見栄えを良くするためにエッジ強調を行う。しかし、AFキャリブレーションモードで撮影された画像データに対しエッジ強調を行うと、本来ピントがずれているはずの画像部分が、ピントがあっているように見えてしまう。そのためAFキャリブレーションモードで撮影された画像群から最適なピントの画像を選択する際に誤ってピントがずれている画像を選択してしまう事が起こりうる。
ステップS302では、決定SW227がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS313へ移行する。ONされなければステップS303へ移行する。
ステップS303では電子ダイヤルSW226の操作状態を検出する。左回転されればステップS304へ、右回転されればステップS308へ移行する。
ステップS304では、カウンター“N”から−1する。ステップS305ではカウンター“N”が“0”になっていないか判別する。“N”が“0”より小さい場合は、ステップS306において、選択表示出来るAFキャリブレーション撮影画像データがない事を表示回路もしくはブザー234もしくは表示回路とブザー234を同時に使って警告を行い、ステップS307においてカウンター“N”を+1する。ステップS305でカウンター“N”が“0”より大きいと判断されればステップS312へ移行する。
ステップS308では、カウンター“N”に+1する。ステップS309ではカウンター“N”が“7”により大きくなっていないか判別する。“N”が“7”より大きい場合は、ステップS310において、選択表示出来るAFキャリブレーション撮影画像データがない事を表示回路もしくはブザー234もしくは表示回路とブザー234を同時に使って警告を行い、ステップS311においてカウンター“N”を−1する。ステップS309でカウンター“N”が“7”以下と判断されればステップS312へ移行する。
ステップS312では、電子ダイヤルSW226の操作に応じて変化させられてカウンター“N”に応じたAFキャリブレーション画像データを画像記録メディア218から呼び出し、画像表示回路213に表示する。
ステップS313では、ステップS302において決定SW227がONされた時のAFキャリブレーション画像データに関連付けて画像データ記録メディア218に記録されているピント位置ズラシ量“DF”をAF補正量(CALデータ)として決定し、ステップS314においてステップS313において決定されたピント位置ズラシ量“DF”を焦点検出を行った測距エリアのAF補正量(CALデータ)として、レンズ制御回路104が持っているレンズIDと共にEEPROM222に書き込む。
ステップS315において、AFキャリブレーション画像データ全て及びAFキャリブレーション画像データ用フォルダを画像データ記録メディアより削除する。
図9は、ライブビュー表示時のシーケンス説明図であり、これに基いて、通常撮影シーケンスについて説明を行う。
ステップS1001でレリーズSW1(231)がONされたかどうか判別する。ONされればS1002において、ミラーアップを行い、ライブビュー表示を開始する。ステップS1003にて、AFセンサー204、焦点検出回路205を用いて測距を行い、レンズ移動を行う。
ステップS1004では、レリーズSW2(230)がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS1005へ移行する。
ステップS1005では、システムコントローラ223によりシャッターチャージミラー駆動機構211を制御しミラーダウン動作が行われる。
ステップS1006では、位相差AFによる焦点検出結果を取得しておく。
システムコントローラ223は、ステップS1007においてミラーアップ駆動を行う。ステップ1008にて、ライブビュー表示を終了した後、ステップ1008にて、撮影動作として、画像データコントローラ220に対してイメージセンサ210から画像データを取り込むように指示し、読み出した画像データを、画像圧縮回路219を通し、画像データ記録メディア218へ記録する。
撮影動作終了後、ステップS1010にて、ミラーダウンした後、ステップS1011にて、位相差AFの補正量として、S1006の結果を記憶する。
図10は、ライブビュー非表示時の動作について示したシーケンス説明図である。
ステップS1101でレリーズSW1(231)がONされたかどうか判別する。ONされればS1102において、ライブビュー非表示の動作を以下行う。ステップS1103にて、AFセンサー204、焦点検出回路205を用いて測距を行い、レンズ移動を行う。この時の位相差AFとしては、ステップS1011において記憶した補正量も含めて行うものである。
ステップS1104では、レリーズSW2(230)がONされたかどうか判別する。ONされていれば、ステップS1105へ移行する。ステップS1105にて、ミラーアップした後、ステップS1106で、撮影動作を行った後、ステップS1107にて、ミラーダウン動作を行い、一連のシーケンスを終了する。
100:撮影レンズユニット 101:撮影レンズ
102:絞り 103:レンズ駆動機構
104:レンズ制御回路 105:絞り駆動機構
106:絞り制御回路 107:電気的接点群
200:電子カメラ 201:ペンタプリズム
202:クイックリターンミラー 203:サブミラー
204:AFセンサ 206:接眼レンズ
207:測光回路 208:フォーカルプレーンシャッタ
209:フィルタ 210:イメージセンサ
211:シャッタチャージ・ミラー駆動機構 212:シャッタ制御機構
213:画像表示回路 214:エンコーダ回路
215:D/Aコンバータ 216:A/Dコンバータ
217:タイミングパルス発生回路 218:画像データ記録メディア
219:画像圧縮回路 220:画像データコントローラ
221:DRAM 222:EEPROM
223:システムコントローラ 224:通信インターフェース回路
225:動作表示回路 226:電子ダイヤルSW
227:決定SW 228:測距エリア選択SW
229:モード設定SW 230:レリーズSW2
231:レリーズSW1 232:ブラケット量設定SW
233:カウンター 235:測光エリア選択SW
300:外部制御装置
102:絞り 103:レンズ駆動機構
104:レンズ制御回路 105:絞り駆動機構
106:絞り制御回路 107:電気的接点群
200:電子カメラ 201:ペンタプリズム
202:クイックリターンミラー 203:サブミラー
204:AFセンサ 206:接眼レンズ
207:測光回路 208:フォーカルプレーンシャッタ
209:フィルタ 210:イメージセンサ
211:シャッタチャージ・ミラー駆動機構 212:シャッタ制御機構
213:画像表示回路 214:エンコーダ回路
215:D/Aコンバータ 216:A/Dコンバータ
217:タイミングパルス発生回路 218:画像データ記録メディア
219:画像圧縮回路 220:画像データコントローラ
221:DRAM 222:EEPROM
223:システムコントローラ 224:通信インターフェース回路
225:動作表示回路 226:電子ダイヤルSW
227:決定SW 228:測距エリア選択SW
229:モード設定SW 230:レリーズSW2
231:レリーズSW1 232:ブラケット量設定SW
233:カウンター 235:測光エリア選択SW
300:外部制御装置
Claims (1)
- 位相差AFによって焦点検出を行う第一の焦点検出手段と、
イメージャによるコントラストAFによって焦点検出を行う第二の焦点検出手段と、
第一と第二の焦点検出手段の差を検出する差分検出手段と、
差分検出手段の結果の記憶を行う記憶手段と、
を有し、
第二の焦点検出手段による静止画撮影中に、ミラーダウンにより第一の焦点検出手段による結果の取得を行い、
第一の焦点検出手段の制御量に、記憶手段に記憶された結果を加味して、補正を行う
ことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090189A JP2014215340A (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090189A JP2014215340A (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014215340A true JP2014215340A (ja) | 2014-11-17 |
Family
ID=51941168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013090189A Pending JP2014215340A (ja) | 2013-04-23 | 2013-04-23 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014215340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019184887A (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-24 | キヤノン株式会社 | 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体 |
-
2013
- 2013-04-23 JP JP2013090189A patent/JP2014215340A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019184887A (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-24 | キヤノン株式会社 | 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体 |
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