JP2011002848A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影レンズを交換しても正確にピントがあった画像を容易に得ることを可能にする。
【解決手段】システムコントローラ223は、ピント位置を変更しながら複数回撮影を行い、得られた複数の画像データとピント位置ズラシ量とを関連付けて画像データ記録メディア218に記録し、撮影終了後に、記録された複数の画像データの中から最適なピントの画像をユーザによって選ばせ、選ばれた画像データに関連付けて記録されているピント位置ズラシ量をAF補正量(CALデータ)としてEEPROM222に記憶する。これを撮影レンズ毎に行う。通常撮影時には、撮影レンズに対応するAF補正量(CALデータ)によって測距結果を補正してオートフォーカスを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、合焦制御方法、及びプログラムに関し、特に、撮影レンズを交換可能な撮像装置、この撮像装置に適用される合焦制御方法、及びこの合焦制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、自動焦点調節(オートフォーカス)装置を備え、撮影レンズ交換が可能な一眼レフレックス方式のカメラシステムでは、一般的にTTL位相差方式の焦点検出方法が使用されている。しかしながら、この位相差方式で検出される合焦位置を実際の合焦面に完全に一致させることは困難である。
これは、位相差方式のセンサモジュールをカメラ本体に取り付ける際に発生する誤差や、センサモジュールを構成する光学系の寸法誤差などのカメラ本体側の誤差、カメラ本体とは別に製造された撮影レンズの製造誤差などの要因によるものである。
このような製造誤差を補正する方法として、位相差方式の第1の焦点検出手段と、撮像素子の画像信号からコントラストを評価してオートフォーカスを行う第2の焦点検出手段とを有し、第1及び第2の焦点検出手段によるオートフォーカスデータを基に相対ズレ量を算出し、この相対ズレ量を用いて第1の焦点検出手段のオートフォーカスデータを補正し、これによってカメラ本体側の誤差を補正するようにした方法が、特許文献1において公開されている。
また、一眼レフレックスカメラシステムの場合、複数の撮影レンズを装着可能である。その際に当然のことながら撮影レンズ毎に異なる製造誤差があり、撮影レンズを交換する毎に合焦位置がずれてしまうという問題がある。
特開2000−292684号公報
しかしながら、上記従来のカメラシステムには、下記のような問題があった。
特許文献1に示されるカメラシステムの場合、ある1つの撮影レンズとカメラ本体との組み合わせにおいては、製造誤差に起因する合焦位置のズレに対する補正は可能である。しかしながら、一眼レフレックスカメラの場合、複数の撮影レンズが装着可能であり、撮影レンズが交換された場合においては補正されないので、合焦位置のズレ(ピントズレ)という問題が発生してしまう。
この問題は、製造時に調整されたオートフォーカスの合焦位置から前後に合焦位置を微少量ずらして撮影を行い、ユーザが狙った合焦位置に最も合致している撮影画像を選択し、その相対ズレ量をAF補正値として合焦位置を補正することによって解決され得る。しかしながら、カメラ本体や撮影レンズを複数所有しているユーザの場合、撮影時に使用しているカメラ本体と撮影レンズとの組み合わせにおいて、合焦面のズレ量が補正されているか否かが分からずに撮影を行ってしまい、結果的にピントが合っていないという問題が発生してしまう。
また、撮影後において、仮にピントが合っていないことが認識された場合でも、カメラシステムの合焦位置の調整が必要なのか、または故障しているのかが、ユーザには判断できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、撮影レンズを交換しても正確にピントがあった画像を容易に得ることが可能な撮像装置、合焦制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による撮像装置は、撮影レンズを交換可能な撮像装置において、装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節手段と、前記自動焦点調節手段による合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、前記補正量算出手段によって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納手段と、前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節手段を動作させて撮影動作を行う通常撮影手段と、前記補正量算出手段を動作させる補正量算出モードと、前記通常撮影手段を動作させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定手段と、装着された撮影レンズの種別を判定するレンズ種別判定手段と、前記レンズ種別判定手段による判定結果に応じて、前記モード設定手段により設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による撮像装置は、撮影レンズを交換可能な撮像装置において、装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節手段と、前記自動焦点調節手段による合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、前記補正量算出手段によって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納手段と、前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節手段を動作させて撮影動作を行う通常撮影手段と、前記補正量算出手段を動作させる補正量算出モードと、前記通常撮影手段を動作させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定手段と、装着された撮影レンズの設定状態を判定するレンズ設定判定手段と、前記レンズ設定判定手段による判定結果に応じて、前記モード設定手段により設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による合焦制御方法は、撮影レンズを交換可能な撮像装置に適用される合焦制御方法において、装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節ステップと、前記自動焦点調節ステップによる合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出ステップと、前記補正量算出ステップによって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納ステップと、前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節ステップを実行させて撮影動作を行う通常撮影ステップと、前記補正量算出ステップを実行させる補正量算出モードと、前記通常撮影ステップを実行させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定ステップと、装着された撮影レンズの種別を判定するレンズ種別判定ステップと、前記レンズ種別判定ステップによる判定結果に応じて、前記モード設定ステップにより設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明による合焦制御方法は、撮影レンズを交換可能な撮像装置に適用される合焦制御方法において、装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節ステップと、前記自動焦点調節ステップによる合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出ステップと、前記補正量算出ステップによって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納ステップと、前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節ステップを実行させて撮影動作を行う通常撮影ステップと、前記補正量算出ステップを実行させる補正量算出モードと、前記通常撮影ステップを実行させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定ステップと、装着された撮影レンズの設定状態を判定するレンズ設定判定ステップと、前記レンズ設定判定ステップによる判定結果に応じて、前記モード設定ステップにより設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御ステップとを有することを特徴とする。
さらに、本発明では、上記の合焦制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、撮影レンズを交換しても正確にピントがあった画像を容易に得ることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラ及び撮影レンズユニットの構成を示すブロック図である。 撮影画面範囲を示す図である。 合焦及び非合焦(デフォーカス)におけるラインセンサでの2像間隔を示す図である。 図3に示すAFセンサモジュール光学系からコンデンサレンズを省いたモデルにおける2像間隔を示す図である。 電子カメラのシステムコントローラで実行される測距エリア選択処理の手順を示すフローチャートである。 電子カメラのシステムコントローラで実行される測光エリア選択処理の手順を示すフローチャートである。 電子カメラのシステムコントローラで実行される撮影モード及びAFキャリブレーションモードの設定処理の手順を示すフローチャート(1/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行される撮影モード及びAFキャリブレーションモードの設定処理の手順を示すフローチャート(2/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行されるAFキャリブレーション撮影処理の手順を示すフローチャート(1/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行されるAFキャリブレーション撮影処理の手順を示すフローチャート(2/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行されるAFキャリブレーションにおける画像選択処理の手順を示すフローチャート(1/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行されるAFキャリブレーションにおける画像選択処理の手順を示すフローチャート(2/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行される通常撮影処理の手順を示すフローチャート(1/2)である。 電子カメラのシステムコントローラで実行される通常撮影処理の手順を示すフローチャート(2/2)である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラ200及び撮影レンズユニット100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、電子カメラ200には、撮影レンズユニット100が不図示のマウント機構を介して着脱自在(交換可能)に取り付けられる。マウント部には電気的接点群107が設けられ、電子カメラ200と撮影レンズユニット100との間で通信が行われ、撮影レンズユニット100内の撮影レンズ101及び絞り102が駆動される。
撮影動作が行われると、被写体像に基づく撮影光束が、撮影レンズ101、及び光量を調節するための絞り102を介して、クイックリターンミラー202に導かれる。クイックリターンミラー202の中央部はハーフミラーになっており、該クイックリターンミラー202がダウンした位置(図1に示す位置)にて被写体光束の一部が透過するように構成されている。クイックリターンミラー202を透過した被写体光束の一部は、クイックリターンミラー202の裏側に設置されたサブミラー203により反射され、AFセンサ204に導かれる。
クイックリターンミラー202で反射された撮影光束は、ペンタプリズム201、接眼レンズ206を介して撮影者の目に至る。また、クイックリターンミラー202がアップ(サブミラー203も折り畳まれてアップ)した際には、撮影レンズ101からの撮影光束は、機械シャッタであるフォーカルプレーンシャッタ208、フィルタ209を介して、撮像素子としてのCMOS等に代表されるイメージセンサ210に至る。
フィルタ209は2つの機能を有しており、1つは赤外線をカットし、可視光線のみをイメージセンサ210へ導く機能であり、もう1つは被写体光の高周波成分をカットする光学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォーカルプレーンシャッタ208は先幕及び後幕から成り、撮影レンズ101からの光束を透過及び遮断するためのものである。
また、電子カメラ200は、電子カメラ200全体を制御するためのCPUにより構成されるシステムコントローラ223を備え、後述する各部の動作を適宜制御する。
システムコントローラ223には、撮影レンズ101を光軸方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動機構103を制御するレンズ制御回路104と、絞り102を駆動するための絞り駆動機構105を制御する絞り制御回路106と、クイックリターンミラー202のアップ・ダウンの駆動、及びフォーカルプレーンシャッタ208のシャッタチャージ駆動を制御するシャッタチャージ・ミラー駆動機構211と、フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕の走行を制御するためのシャッタ制御回路212と、接眼レンズ206の近傍に配設された測光センサ(図示せず)に接続され、自動露出制御を行うための測光回路207と、電子カメラ200を制御する上で調整が必要なパラメータや電子カメラ200の個体識別が可能なカメラID情報や基準レンズで調整されたAF補正データや自動露出補正値が記憶されるEEPROM222(記憶装置)とが接続される。また、システムコントローラ223は、AF(自動焦点調節)・AE(自動露出調節)・ホワイトバランスの段階露出撮影を制御する。
レンズ制御回路104には、レンズ固有の情報、例えば焦点距離、開放絞り値、レンズ個々に割り振られるレンズID、レンズ種類、製造者情報、レンズ状態等の情報と、システムコントローラ223から受け取った情報とを記憶する記憶手段が備えられている。
また、電子カメラ200には、パーソナルコンピュータ(PC)に代表される外部制御装置300が接続可能になっており、通信インターフェース回路224を介して外部制御装置300とシステムコントローラ223とが通信可能になっている。
図2は、撮影画面範囲を示す図である。この撮影画面範囲は、ファインダから観察される画像範囲でもあり、この撮影画面範囲は例えば3つの測光エリア1,2,3に分割され、分割されたエリア毎に測光が行われる。また、3つの測光エリア1,2,3にはそれぞれ、測距エリア1,2,3が含まれ、これらの測距エリア1,2,3にそれぞれ対応する3つのセンサ部を備えるAFセンサ204によって撮影画面の3つの位置で焦点検出が行われる。
図1に戻って、測光回路207に接続される測光センサは、被写体の輝度を測定するためのセンサであり、その出力は測光回路207を経てシステムコントローラ223へ供給される。測光センサの測光部は、図2に示す測光エリア1〜3における光強度をそれぞれ測定する。測光回路207は自動露出調整を行う。
また、システムコントローラ223が、レンズ制御回路104を介してレンズ駆動機構103を制御することにより、被写体像がイメージセンサ210上に結像される。また、システムコントローラ223は、後述の撮影モードにおいて設定されたAv値に基づいて、絞り制御回路106を介して絞り駆動機構105を制御して絞り102を駆動し、更に、設定されたTv値に基づいて、シャッタ制御回路212へ制御信号を出力する。
フォーカルプレーンシャッタ208の先幕、後幕では、駆動源がバネにより構成されており、シャッタ走行後、次の動作のためにバネチャージを要する。シャッタチャージ・ミラー駆動機構211は、このバネチャージを制御するように構成されている。また、シャッタチャージ・ミラー駆動機構211によりクリックリターンミラー202のアップ・ダウンが行われる。
システムコントローラ223には、画像データコントローラ220が接続されている。この画像データコントローラ220は、DSP(デジタル信号プロセッサ)により構成され、イメージセンサ210の制御、イメージセンサ210から入力された画像データの補正や加工などを、システムコントローラ223からの指令に基づいて実行するものである。画像データの補正・加工の項目の中にはオートホワイトバランスも含まれている。オートホワイトバランスとは、撮影画像の中の最大輝度の部分を所定の色(白色)に補正する機能である。オートホワイトバランスでは、システムコントローラ223からの命令により補正量を変更することが可能である。
画像データコントローラ220には、イメージセンサ210を駆動する際に必要なパルス信号を出力するタイミングパルス発生回路217と、タイミングパルス発生回路217で発生されたタイミングパルスを受けて、イメージセンサ210から出力される被写体像に対応したアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータ216と、A/Dコンバータ216で得られた画像データ(デジタルデータ)を一時的に記憶しておくためのDRAM221と、D/Aコンバータ215と、画像圧縮回路219とが接続されている。
DRAM221は、加工や所定のフォーマットへのデータ変換が行われる前の画像データを一時的に記憶する。
また、D/Aコンバータ215は、エンコーダ回路214を介して、画像表示を行うための画像表示回路213に接続される。画像圧縮回路219には画像データ記録メディア218が接続される。
画像表示回路213は、イメージセンサ210で撮像された画像データを表示するための回路であり、カラーの液晶表示装置を含む。
画像データコントローラ220は、DRAM221上の画像データを読み出して、D/Aコンバータ215によりアナログ信号に変換してエンコーダ回路31へ出力する。エンコーダ回路214は、このD/Aコンバータ215の出力を、画像表示回路213を駆動する際に必要な映像信号(例えばNTSC信号)に変換する。
画像圧縮回路219は、DRAM221に記憶された画像データの圧縮や変換(例えば、JPEG)を行うための回路である。変換された画像データは、画像データ記録メディア218へ格納される。この画像データ記録メディア218としては、ハードディスク、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等が使用される。
さらに、システムコントローラ223には、電子カメラ200の動作モード情報や露出情報(シャッタ秒時、絞り値等)を表示するための表示回路225と、測光・測距などの撮影準備動作を開始させるためのレリーズSW(1)231と、撮像動作を開始させるためのレリーズSW(2)230と、ユーザが所望の動作を電子カメラ200に実行させるべくモードを設定するためのモード設定SW229と、AFセンサ204が持つ3つのセンサ部に対応する3つの測距エリア(焦点検出位置)1〜3から、使用すべき測距エリアを選択する処理を開始させるための測距エリア選択SW228と、画像を選択するための決定SW227と、ブラケット量を設定するためのブラケット量設定SW232と、図2に示す3つの測光エリア1〜3から、使用すべき測光エリアを選択する処理を開始させるための測光エリア選択SW235と、回転操作によりパラメータをアップまたはダウンさせるための電子ダイヤルSW226とが接続される。カウンタ233は、各種ブラケット撮影を行う際にレリーズ回数をカウントするためのカウンタであり、システムコントローラ223に接続される。カウンタ233の計数値リセットはシステムコントローラ223により行われる。
次に、デフォーカス量(ピント位置ズレ量)検出の原理を、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、合焦及び非合焦(デフォーカス)におけるラインセンサでの2像間隔を示す図である。
(A)に示すように、撮像素子上にピントがあっているとき(合焦時)、ラインセンサ上の2像間隔はある値をとる。この値は設計上求めることができるが、実際には、部品の寸法バラツキや組立て上の誤差が存在するため、設計値と同じにはならない。従って、合焦時の2像間隔(基準2像間隔Lo)は測定によって求める必要がある。なお、(B)及び(C)に示すように、2像間隔がこの基準2像間隔Loより狭まければ、前ピンであり、広ければ後ピンである。
図4は、図3に示すAFセンサモジュール光学系からコンデンサレンズを省いたモデルにおける2像間隔を示す図である。
図4に示すように、主光線の角度をθ、セパレータレンズの倍率をβ、撮像素子等価面での像の移動量をΔL、ラインセンサでの像の移動量をΔL’とすると、デフォーカス量dは、下記の式(1)で求まる。
d=ΔL/tanθ=ΔL’/(β・tanθ) (1)
ここで(β・tanθ)は、AFセンサモジュールで設計上定まるパラメータである。
移動量ΔL’は、基準2像間隔Loと現在の2像間隔Lxとから求めることができる(ΔL’=Lo−Lx)。
このようなデフォーカス量(ピント位置ズレ量)検出の原理に基づき、図1に示す撮像装置で行われる撮影レンズ毎のピント位置バラツキの補正方法を以下に説明する。
オートフォーカス機能のピント調整では、従来、予めピント位置の分かっている撮影レンズを用い、撮像素子の光軸上の位置(撮像素子の組み付け誤差を含む位置)にピント位置が来るようにし、そのときにAFセンサから得られる2像間隔をAFピント補正パラメータとしてEEPROMに記憶するようにしている。しかし、撮影レンズ自体に製造誤差が存在するので、複数の撮影レンズが電子カメラに装着される場合、ピント位置にバラツキが生じる。
そこで、本実施の形態におけるシステムコントローラ223では、合焦位置を補正するための補正量を算出し設定する補正量算出モードであるところのAFキャリブレーションモードにより、焦点検出を行うためのAFセンサ204から得られる情報と、電子カメラ200に装着されている撮影レンズに関する情報とに基づき、撮影レンズ個別のAF補正量を算出し、撮影レンズ毎のバラツキを補正できるようにする。
このようなAF補正量の算出や、撮影レンズ毎のピント位置バラツキの補正を説明するに先立って、まず、測距エリア選択処理及び測光エリア選択処理を説明する。
図5は、電子カメラ200のシステムコントローラ223で実行される測距エリア選択処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS001において、測距エリア選択SW228がONされるまで待機する。ONされればステップS002へ移行する。ステップS002では、電子ダイヤルSW226が操作されるまで待機する。操作されればステップS003へ移行する。
ステップS003では、電子ダイヤルSW226の操作に応じて、図2に示す測距エリア1〜3において、移動順位が次となるエリアに移動する。移動順序は、電子ダイヤルSW226の回転方向に応じて、全部→測距エリア1→測距エリア2→測距エリア3→全部、またはその逆となっており、電子ダイヤルSW226が回転操作される毎に、これらの順序で選択されるべきエリアが切り替わる。
ステップS004では、測距エリア選択SW228がまだONされているか否かを判別し、まだONされていればステップS002へ戻り、ONされていなければ本測距エリア選択処理を終了する。
図6は、電子カメラ200のシステムコントローラ223で実行される測光エリア選択処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS501において、測光エリア選択SW235がONされるまで待機する。ONされればステップS502へ移行する。ステップS502では、電子ダイヤルSW226が操作されるまで待機する。操作されればステップS503へ移行する。
ステップS503では、電子ダイヤルSW226の操作に応じて、図2に示す測光エリア1〜3において、移動順位が次となるエリアに移動する。移動順序は、電子ダイヤルSW226の回転方向に応じて、全部→測光エリア1→測光エリア2→測光エリア3→全部、またはその逆となっており、電子ダイヤルSW226が回転操作される毎に、これらの順序で選択されるべきエリアが切り替わる。
ステップS504では、測光エリア選択SW235がまだONされているか否かを判別し、まだONされていればステップS502へ戻り、ONされていなければ本測光エリア選択処理を終了する。
図7及び図8は、電子カメラ200のシステムコントローラ223で実行される撮影モード及びAFキャリブレーションモードの設定処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS101にて、モード設定SW229がONされるまで待機する。ONされれば、ユーザによってモード設定操作が開始されたものと判定し、ステップS102に移行する。
ステップS102では、システムコントローラ223が、電子カメラ200に撮影レンズが装着されているか否か、また、装着された撮影レンズのレンズ制御回路から得られるレンズ固有の情報、例えば焦点距離、開放絞り値、レンズ個々に割り振られるレンズID、レンズ種類、製造者情報、レンズ状態情報に基づき、装着されている撮影レンズに対するAFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が可能か否かの判定を行う。
その判定の結果、撮影レンズが電子カメラ200に装着されていない場合には、システムコントローラ223は、AFキャリブレーションモードの選択設定が不可と判断し、通常の撮影モード設定のためのステップS106へ移行する。一方、撮影レンズ100が電子カメラ200に装着されており、かつAFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が可能な場合は、通常の撮影モードまたはAFキャリブレーションモードの設定のためのステップS103へ移行する。また、撮影レンズ100が電子カメラ200に装着されているが、AFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が不可能な場合は、ステップS106へ移行する。
さらに、ステップS102では、電子カメラ200に装着されている撮影レンズの種別に応じて(レンズ種別判定(判定結果)に応じて)、すなわち、下記のような撮影レンズが電子カメラ200に装着された場合には、システムコントローラ223は、AFキャリブレーションモードの選択設定を不可能と判定する。
(1)マニュアルフォーカス専用レンズ:このレンズの装着では、AFセンサ204及び焦点検出回路205による焦点検出に基づいて撮影レンズを駆動することが不可能であるため、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
(2)シフト駆動およびティルト駆動の何れか一方、または両方が可能な撮影レンズ:このレンズの装着では、撮影レンズの一部がシフト駆動またはティルト駆動されることにより、撮影光軸が画面中心光軸に対して平行移動するか、または傾きを持つ。このため、AFセンサ204に入射する光束が通常光束と異なってしまい、焦点検出回路205による自動焦点検出が正確に検出できない。その結果、自動焦点検出による合焦位置を補正するための正確な補正量を算出することができない。
(3)等倍以上の高い撮影倍率を提供するマクロ専用レンズ:このレンズの装着では、フォーカスレンズの移動量が大きいため、無限遠(最低倍率)から近距離(高倍率)側にかけて、F値の変化が大きく、高倍率側でのF値が極端に大きくなる特性を持つ。そのため、AFセンサ204及び焦点検出回路205による自動焦点検出が不可能であり、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
(4)電子カメラ200の製造者とは異なる製造者により製造された撮影レンズ:このレンズの装着では、撮影レンズ100のレンズ制御回路104に記憶されているレンズ固有の情報、例えば、レンズ個々に割り振られるレンズIDなどが、電子カメラ200の製造者により決められた正確な値となっていることが保証されない。そのため、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
(5)故障、異常が発生した撮影レンズ:このレンズの装着では、レンズ制御回路104より正確なレンズ情報を入手できず、また、システムコントローラ223とレンズ制御回路104との通信が成立しないことが想定され、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
なお、AFキャリブレーションモードは、図5に示す測距エリア選択処理によって、測距エリア1〜3の中から1つだけ選択されていなければ、モード選択できないようになっている。
ステップS106では、モード選択のための電子ダイヤルSW226が操作されるまで待機する。電子ダイヤルSW226が操作されると、その回転操作に応じて、撮影モードが「TV」→「AV」→「P」→「TV」・・・とサイクリックに変化される。また、電子ダイヤルSW226を逆方向に回転させると、その回転操作に応じて、撮影モードが「TV」→「P」→「AV」→「TV」・・・とサイクリックに変化される。
ステップS107にて、ステップS101でONとなったモード設定SW229がOFFになったか否かを判定する。OFFになったならばステップS108へ進み、ONのままならばステップS106へ戻る。
ステップS108では、その時に選択されていた撮影モードを電子カメラ200に設定し、設定された撮影モードに応じた不図示の撮影処理へ移行する。
ステップS103では、モード選択のための電子ダイヤルSW226が操作されるまで待機する。電子ダイヤルSW226が操作されると、その回転操作に応じて、撮影モード及びAFキャリブレーションモードが「TV」→「AV」→「P」→「AFキャリブレーション」→「TV」・・・とサイクリックに変化される。また、電子ダイヤルSW226を逆方向に回転させると、その回転操作に応じて、撮影モード及びAFキャリブレーションモードが「TV」→「AFキャリブレーション」→「P」→「AV」→「TV」・・・とサイクリックに変化される。
ステップS104にて、ステップS101でONとなったモード設定SW229がOFFになったか否かを判定する。OFFになったならばステップS105へ進み、ONのままならばステップS103へ戻る。
ステップS105では、その時に選択されていた撮影モードまたはAFキャリブレーションモードを電子カメラ200に設定し、ステップS109へ移行する。ステップS109では、設定されたモードがAFキャリブレーションモードであるか否かを判別する。AFキャリブレーションモードであるならばステップS110へ進み、撮影モードであるならば、撮影モードに応じた不図示の撮影処理へ移行する。
ステップS110では、再度、電子カメラ200に撮影レンズが装着されているか否か、また、装着された撮影レンズのレンズ制御回路104から得られるレンズ固有の情報に基づき、装着されている撮影レンズに対するAFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が可能か否かの判定を行う。再度、こうした判定を行う理由は、AFキャリブレーションモードの設定がされているにも拘わらず、ステップS102での説明で示したような撮影レンズ(1)〜(5)への交換が行われたり、撮影レンズが取り外されたり、何らかの原因により装着されている撮影レンズに異常が発生したりしている可能があるためである。
ステップS109で、AFキャリブレーションモードが設定されていると判定され、ステップS110にて、電子カメラ200に撮影レンズが装着されており、かつAFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が可能と判定されると、ステップS111へ進み、AFキャリブレーションモードでの撮影準備にかかる。一方、ステップS109で、AFキャリブレーションモードが設定されていると判定され、ステップS110にて、電子カメラ200に撮影レンズが装着されているが、AFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が不可能と判定されると、ステップS117へ進む。
ステップS117では、ユーザへ警告を行い、その後、ステップS118で、AFキャリブレーションモードの解除を行い、撮影モード設定処理(図7のステップS101)に戻る。
なお、ステップS117におけるユーザへの警告では、表示回路225による電子カメラ200の外部表示器への警告表示や、ファインダ内表示器への警告表示、また、ブザー234での音による告知等を行ったり、レリーズ禁止等による撮影禁止処理などを行ったりする。
ステップS111では、AFキャリブレーション撮影時のAFブラケット量の設定を行うため、ブラケット量設定SW232がONされたか否かを判別する。ONされればステップS112へ移行し、ONされていなければステップS116へ移行する。ステップS116では、AFキャリブレーション撮影時のAFブラケット量を基準設定値aに設定し、図9に示すAFキャリブレーション撮影処理へ移る。
ステップS112では、電子ダイヤルSW226が操作された否かを判別し、電子ダイヤルSW226が操作されていると、ステップS113へ進み、操作されていなければステップS111へ戻る。電子ダイヤルSW226が操作されていると、その回転操作に応じて、AFブラケットステップ量が「基準値a×0.25」→「基準値a×0.5」→「基準値a」→「基準値a×2」→「基準値a×4」、またはその逆方向に変化する。ただし、「基準値×0.25」及び「基準値×4」をそれぞれ下限値及び上限値とし、電子ダイヤルSW226を操作しても、それらを超えて変化しないようにする。
AFブラケットステップ量の基準値aは、絞り制御回路106から受け取った開放絞り値情報(FNO)を用いて、システムコントローラ223が下記の式(2)に基づき算出したものである。
基準値a=δ=FNO×ε (2)
ここで、εは許容錯乱円径を示す。
本実施の形態での基準値aは、焦点深度δ=FNO×εと同じ値であるとしている。本実施の形態においては、ε=0.03mmとしている。
上記のように、ブラケット量設定SW232をONにすることによってAFブラケットステップ量をユーザが任意に設定できることにより、大きなピント補正が必要な場合でも、ステップ量を段階的に変化(大きなステップ量から小さいステップ量へ)させてAFキャリブレーションを複数回実行することで、ピント補正量を適切な値まで絞り込んで求めていくことができる。
ステップS113では、ステップS111でONとなったブラケット量設定SW232がOFFになったか否かを判定する。OFFになったならばステップS114へ進み、ONのままならばステップS112へ戻る。
ステップS114では、その時に選択されていたAFブラケットステップ量を、設定すべきブラケットステップ量Aとする。この後、図9に示すAFキャリブレーション撮影処理へ移行する。
図9及び図10は、電子カメラ200のシステムコントローラ223で実行されるAFキャリブレーション撮影処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS201で、カウンタ233をリセットする。ステップS202で、レリーズSW(1)231がONされるまで待機し、ONされるとステップS203とステップS205とに進む。
ステップS203では、撮影レンズ101を通りクリックリターンミラー202で反射され、ペンタプリズム201を通過した光束を測光回路207で測光する。ステップS204では、システムコントローラ223が、測光回路207の出力に応じて撮像時の露出量を決定する。
ステップS205では、システムコントローラ223が、AFセンサ204及び焦点検出回路205を使い、測距を行う。ステップS206で、測距できたか否かを判別する。測距した対象物が低コントラストの場合や暗い場合には測距できないことがある。測距できなかった場合、ステップS210へ移行し、警告を行う。測距できた場合、ステップS207へ移行する。
ステップS207では、システムコントローラ223が、ステップS205で得られた測距結果に基づきレンズ駆動量をレンズ制御回路104に送信し、レンズ制御回路104は、送信されたレンズ駆動量に基づきレンズ駆動機構103を制御し、レンズ駆動機構103は、撮影レンズ101を合焦位置へと駆動する。この時、AF補正量(CALデータ)が既に存在すれば(図13のステップS407にて後述)、レンズ駆動量は下記の式(3)により得られる。
レンズ駆動量=測距結果+製造時のAF補正量(調整データ)+AF補正量(CALデータ) (3)
ステップS208では、ステップS207でのレンズ駆動によって得られた撮影レンズ101の合焦位置をAF基準位置として設定し、システムコントローラ223がそれを記憶する。そして、ステップS209では、システムコントローラ223が、画像データコントローラ220に対し、画像データ記録メディア218にAFキャリブレーションの画像データを保存するフォルダを作成するように指示を出し、画像データコントローラ220は、画像圧縮回路219を介して画像データ記録メディア218にAFキャリブレーション画像データ保存用のフォルダを作成する。
ステップS211では、レリーズSW(2)230がONされるまで待機し、ONされると、ステップS212へ移行する。ステップS212で、システムコントローラ223は、カウンタ233から現在のカウント数Nを受け取り、下記の式(4)に基づき、ピント位置ズラシ量“DF”を演算する。
DF=A×(N−4) (4)
なお、Aは、前述のように、ステップS114で設定されたブラケットステップ量である。
ステップS213では、カウンタ233のカウント数Nを1つカウントアップする。ステップS214では、システムコントローラ223は、ステップS212で演算したピント位置ズラシ量“DF”をレンズ制御回路104に送信し、レンズ制御回路104はレンズ駆動回路103を制御し、撮影レンズ101をピント位置ズラシ量“DF”の位置まで駆動する。
ステップS215では、システムコントローラ223が、シャッタチャージ・ミラー駆動機構211を制御し、クリックリターンミラー202のミラーアップを行う。ステップS216では、システムコントローラ223が、ステップS204で決定された露出量に基づき絞り値情報を絞り制御回路106へ送信し、絞り駆動機構105を駆動して、設定された絞り値まで絞り込みが行われる。
ステップS217では、システムコントローラ223が、フォーカルプレーンシャッタ208を開くよう各部を制御する。さらにステップS218では、システムコントローラ223は画像データコントローラ220に対して、イメージセンサ210の積分動作を指示する。ステップS219では、所定の積分時間が経過するまで待機する。そして所定の積分時間が経過すると、ステップS220へ移行し、フォーカルプレーンシャッタ208を閉じる。
ステップS221では、システムコントローラ223は、次回の動作に備えてフォーカルプレーンシャッタ208のチャージ動作及びミラーダウン駆動を行う。ステップS222では、絞り102を開放へと駆動する。ステップS223では、システムコントローラ223は画像データコントローラ220に対して、イメージセンサ210から画像データを取り込むように指示する。この際、イメージセンサ210から取り込む画像データは、AFに使用された測距点を含む限定された測距エリアの画像データでもよい。
ステップS224では、システムコントローラ223が、現在のピント位置ズラシ量“DF”を画像データコントローラ220へ送信し、これを受けた画像データコントローラ220は、レンズID情報と画像データとピント位置ズラシ量“DF”とを関連付けて、画像圧縮回路219を介して画像データ記録メディア218へ記録する。
ステップS225では、カウンタ233のカウント数Nが所定の値(例えば7)に達しているか否かを判別し、カウント数Nが所定の値に達していれば、本AFキャリブレーション撮影処理を終了し、図11に示す画像選択処理へ移行する。カウント数Nが所定の値に未だ達していなければステップS211へ戻る。
図11及び図12は、電子カメラ200のシステムコントローラ223で実行されるAFキャリブレーションにおける画像選択処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS301において、システムコントローラ223は画像データコントローラ220に対し、図9及び図10に示したAFキャリブレーション撮影処理にて得られたカウント数Nが“1”の画像データが画像表示回路213によって表示されるよう制御する。画像表示回路213は、画像データを表示する際には、通常撮影処理(通常撮影モード)で撮影された画像を表示する場合とは異なる画像処理を施して表示する。すなわち、通常撮影処理で撮影された画像を表示する際には、見栄えを良くするためにエッジ強調を行う。しかし、AFキャリブレーションモードで撮影された画像データに対してエッジ強調を行うと、本来ピントがずれているはずの画像部分が、ピントがあっているように見えてしまう。そのため、AFキャリブレーションモードで撮影された画像群から最適なピントの画像を選択する際に、誤ってピントがずれている画像を選択してしまうことが起こり得るので、通常撮影処理で撮影された画像を表示する場合とは異なる画像処理を施すようにする。
ステップS302では、ステップS301において表示された画像を見たユーザによって、最適なピントの画像として決定SW227がONされたか否かを判別する。ONされていれば、ステップS313へ移行する。ONされなければステップS303へ移行する。
ステップS303では、電子ダイヤルSW226の操作状態を検出する。左回転されればステップS304へ、右回転されればステップS308へ移行する。
ステップS304では、カウンタ233のカウント数Nから“1”だけカウントダウンする。ステップS305では、カウント数Nが“0”より小さいか否かを判別し、“0”より小さい場合はステップS306に進み、“0”以上である場合はステップS312に進む。
ステップS306では、選択表示できるAFキャリブレーション撮影画像データがないことを、画像表示回路213およびブザー234の少なくとも1つを使って警告を行う。次のステップS307では、カウンタ233のカウント数Nを“1”だけカウントアップし、ステップS303へ戻る。
ステップS308では、カウンタ233のカウント数Nを“1”だけカウントアップする。ステップS309では、カウント数Nが“7”より大きいか否かを判別し、“7”より大きい場合はステップS311に進み、“7”以下である場合はステップS312に進む。
ステップS311では、選択表示できるAFキャリブレーション撮影画像データがないことを、画像表示回路213およびブザー234の少なくとも1つを使って警告を行う。次のステップS310では、カウンタ233のカウント数Nを“1”だけカウントダウンし、ステップS303へ戻る。
ステップS312では、カウンタ233の現在のカウント数Nに対応するAFキャリブレーション画像データを画像記録メディア218から呼び出し、画像表示回路213に表示させ、ステップS302へ戻る。
ステップS313では、ステップS302において決定SW227がONされた時のAFキャリブレーション画像データに関連付けて画像データ記録メディア218に記録されているピント位置ズラシ量“DF”を、焦点検出を行った測距エリアのAF補正量(CALデータ)として決定する。次のステップS314において、ステップS313においてAF補正量(CALデータ)として決定されたピント位置ズラシ量“DF”を、レンズ制御回路104が持っているレンズIDと共にEEPROM222に書き込む。
ステップS315において、画像データ記録メディア218に記憶されていたAFキャリブレーション画像データの全て及びAFキャリブレーション画像データ用フォルダを削除する。
図13および図14は、電子カメラ200のシステムコントローラ223で実行される通常撮影処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS401で、レリーズSW(1)231がONされるまで待機し、ONされると、ステップS402とステップS404とに進む。
ステップS402では、撮影レンズ101を通りクリックリターンミラー202で反射され、ペンタプリズム201を通過した光束を測光回路207で測光する。ステップS403では、システムコントローラ223が、測光回路207の出力に応じて撮像時の露出量を決定する。
ステップS404では、システムコントローラ223が、AFセンサ204及び焦点検出回路205を使い、測距を行う。
ステップS405で、測距できたか否かを判別する。測距した対象物が低コントラストの場合や暗い場合には測距できないことがある。測距できなかった場合、ステップS409へ移行し、警告を行う。測距できた場合、ステップS406へ移行する。
ステップS406では、システムコントローラ223は、レンズ制御回路104からレンズID情報を受け取り、EEPROM222を参照して、該レンズID情報に対応する、焦点検出に使用した測距エリアにおけるAF補正量(CALデータ)が記憶されているか否かを判別する。記憶されていればステップS407に進んで、ステップS404で得られた測距結果にAF補正量(CALデータ)を加算し(前記式(3)に基づき算出)、ステップS408に移行する。
なお、AF補正量(CALデータ)がEEPROM222に記憶されていなければ、AF補正量を測距結果に加算せず(ステップS407をスキップ)ステップS408に移行する。
ステップS408では、システムコントローラ223が、測距結果(AF補正量を加算されている場合も含む)に基づき、レンズ制御回路104にレンズ駆動量を送信し、レンズ制御回路104は、送信されたレンズ駆動量に基づきレンズ駆動機構103を制御し、レンズ駆動機構103は撮影レンズ101を合焦位置へ駆動する。
ステップS410では、レリーズSW(2)230がONされるまで待機し、ONされると、ステップS411へ移行する。ステップS411〜S420の処理は、図10に示すステップS215〜S224の処理と同一であるので、ここでの説明は省略する。
第1の実施の形態では、画像データ記録メディア218にAFキャリブレーション用のフォルダを作成して、該フォルダへ複数のAFキャリブレーション画像を格納しておき、該複数のAFキャリブレーション画像の中からユーザによる画像選択が終わり、AF補正量が決定され、レンズ駆動が完了した時点で、上記複数のAFキャリブレーション画像及びフォルダを削除するようにしているが、画像データ記録メディア218のメモリ容量に余裕があれば、AFキャリブレーションが終了した時点で、これらの複数のAFキャリブレーション画像及びフォルダを消去しなくてもよい。その場合には、図9のステップS209でのフォルダ作成、及び図12のステップS315での複数のAFキャリブレーション画像及びフォルダフォルダの削除が不要となる。
また、第1の実施の形態においては、AF補正量(CALデータ)を電子カメラ200のEEPROM222に記憶するようにしているが、これに代わって、撮影レンズ101のレンズ制御回路104に備えられている記憶手段に、カメラID情報および測距エリア情報とともにAF補正量(CALデータ)を記憶させるようにしてもよい。
また、第1の実施の形態においては、図11及び図12に示す画像選択処理の実行の際に、画像表示を電子カメラ200の画像表示回路213に行わせているが、これに代わって、通信インターフェース回路224を介して外部接続機器300に画像データを送り、外部接続機器300が画像表示処理及び画像選択処理を実行してもよい。
また、第1の実施の形態においては、各処理を電子カメラ200のシステムコントローラ223が実行しているが、これに代わって、外部接続機器300が、通信インターフェース224を介してシステムコントローラ223を制御して、各処理を実行しても同様の効果が得られる。
また、第1の実施の形態においては、撮影レンズ101の開放F値に基づいてAFブラケット量を決めているが、これに代わって、撮影レンズ101の焦点距離に応じて、AFブラケット量を変更するようにしてもよい。また撮影レンズ101がズームレンズであった場合、焦点距離毎にAF補正量(CALデータ)を求め、EEPROM222に記憶するようにしてもよい。
以上説明したように、第1の実施の形態においては、ピント位置を変更しながら複数回撮影を行い、得られた複数の画像データとピント位置ズラシ量とを関連付けて画像データ記録メディア218に記録し、撮影終了後に、記録された複数の画像データの中からユーザによって最適なピントの画像が選択され、選ばれた画像データに関連付けて記録されているピント位置ズラシ量をAF補正量(CALデータ)として記憶する。これを撮影レンズごとに行い、通常撮影時には、装着された撮影レンズに対応するAF補正量(CALデータ)によって測距結果を補正してオートフォーカスを行う。これによって、撮影レンズごとに最適なピント位置の画像を得ることができる。また、ユーザが容易にピント位置補正を行うことができる。そして、ピント位置ズラシ量を可変とすることで、より正確なピント位置補正量(AF補正量)を求めることができる。さらに、カメラの製造誤差、レンズの製造誤差を、ユーザの手によって良好な状態に容易に補正することができる。
また、第1の実施の形態では、イメージセンサ(撮像素子)から画像データを読み出す際に、選択された測距エリアの画像データのみを読み出すので、画像読み出しにかかる時間が短縮できる。また、補正データ算出時に画像データを保存するフォルダを、専用のフォルダとして作成するので、該画像データを、通常撮影で得られる画像データと間違えるという不具合も起こらない。さらに、補正データ算出時に撮影した画像データを、AF補正量(CALデータ)算出後に削除するので、画像データ記録メディアを有効に活用することができる。
加えて、第1の実施の形態では、AF補正量(CALデータ)を電子カメラ200のEEPROM222に、レンズIDおよび測距エリアと関連付けて記録するので、撮影レンズ毎及び測距エリア毎にAF補正量(CALデータ)を記録することができる。これは、AF補正量(CALデータ)を撮影レンズユニット100の記憶手段に、レンズIDおよび測距エリアと関連付けて記録した場合も同様である。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成と同一部分には同一の参照符号を付して、第1の実施の形態の説明を流用し、異なる部分だけを説明する。
第2の実施の形態では、図7及び図8に示す撮影モード及びAFキャリブレーションモードの設定処理の内容が一部、第1の実施の形態と異なる。第2の実施の形態では、図7のステップS102において、第1の実施の形態と同様に、システムコントローラ223が、電子カメラ200に撮影レンズが装着されているか否か、また、装着された撮影レンズのレンズ制御回路から得られるレンズ情報に基づき、装着されている撮影レンズに対するAFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が可能か否かの判定を行う。
さらに、第2の実施の形態におけるステップS102では、電子カメラ200に装着されている撮影レンズの設定状態に応じて(レンズ設定判定に応じて)、すなわち、下記のような撮影レンズの設定状態が検出された場合には、システムコントローラ223は、AFキャリブレーションモードの選択設定を不可能と判定する。
(1)AF補正量が設定可能な撮影レンズに対して、AFキャリブレーションモード(補正量算出モード)により、既にAF補正量が設定されていることが検出された場合:この場合は、新たなAFキャリブレーションモードの設定によって、誤操作により不適切な補正量を算出し、既存の正確な補正量と取り替えてしまうようなことがあり得、この場合、既存の正確な補正量を消失し、通常撮影時に正確な焦点検出結果が得られない。
(2)マニュアルフォーカスモードとオートフォーカスモードとが切換え可能な撮影レンズに対して、マニュアルフォーカスモードが設定されていることが検出された場合:この場合は、AFセンサ204及び焦点検出回路205による焦点検出に基づいて撮影レンズを駆動することが不可能であるため、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
(3)シフト駆動およびティルト駆動の何れか一方、または両方が可能な撮影レンズに対して、シフト駆動およびティルト駆動の何れか一方が設定されていることが検出された場合:この場合は、撮影レンズの一部がシフト駆動またはティルト駆動されることにより、撮影光軸が画面中心光軸に対して平行移動するか、または傾きを持つ。このため、AFセンサ204に入射する光束が通常光束と異なってしまい、焦点検出回路205による自動焦点検出が正確に検出できない。その結果、自動焦点検出による合焦位置を補正するための正確な補正量を算出することができない。
(4)等倍以上の高い撮影倍率を提供するマクロモードの設定が可能な撮影レンズに対して、マクロモードが設定されていることが検出された場合:この場合は、フォーカスレンズの移動量が大きいため、無限遠(最低倍率)から近距離(高倍率)側にかけて、F値の変化が大きく、高倍率側でのF値が極端に大きくなる特性を持つ。そのため、AFセンサ204及び焦点検出回路205による自動焦点検出が不可能であり、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
(5)装着された撮影レンズが所定の被写体距離の範囲外に駆動されていることが検出された場合:一般に、撮影レンズのフォーカス位置の違いにより各種光学的な収差が発生するため、所定のフォーカス位置に設定して、自動焦点検出による合焦位置を補正することが好ましい。また、極端にフォーカス位置が移動するような位置(無限端、至近端)の被写体を基に焦点検出回路205による自動焦点検出を行うと、焦点検出結果に大きな誤差が発生し、正確な検出結果を得ることができず、自動焦点検出による合焦位置を補正するための正確な補正量を算出することができない。
(6)装着された撮影レンズに故障、異常が発生し、レンズ制御回路104より正確なレンズ設定情報を入手できない場合、また、システムコントローラ223とレンズ制御回路104との通信が成立しない場合:この場合、自動焦点検出による合焦位置を補正するための補正量を算出することができない。
また、第2の実施の形態では、図7のステップS109において、上記第2の実施の形態におけるステップS102と同様に、システムコントローラ223が、電子カメラ200に撮影レンズが装着されているか否か、また、装着された撮影レンズのレンズ制御回路から得られるレンズ情報に基づき、装着されている撮影レンズに対するAFキャリブレーションモードによる補正量算出処理が可能か否かの判定を行うとともに、電子カメラ200に装着されている撮影レンズの設定状態に応じて、すなわち、上記のような撮影レンズの設定状態(1)〜(6)を検出した場合には、システムコントローラ223は、AFキャリブレーションモードの選択設定を不可能と判定する。他の処理は第1の実施の形態と同様である。
なお、上記の第1及び第2の実施の形態においては、所定の撮影レンズ(マニュアルフォーカス専用レンズ、シフト駆動及び/またはティルト駆動が可能な撮影レンズ、マクロ専用レンズ、撮像装置の製造者とは異なる製造者により製造された撮影レンズ)が装着された場合や、撮影レンズが装着されていない場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止するように構成する。または、撮影レンズが所定の状態(補正量によって補正された合焦位置に基づき自動焦点調節手段が動作できるようになった撮影レンズの設定状態、オートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードとが切換え可能なレンズであって、マニュアルフォーカスモードの設定状態、シフト駆動及びティルト駆動の何れか一方の設定が成されている状態、マクロモードに設定されている状態、撮影レンズが所定の被写体距離
の範囲外に駆動されている状態)に設定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止するように構成する。
これにより、撮影レンズ個体が持っている性能のバラツキを撮像装置において補正する際に、正確な補正動作を保証することが可能であり、且つ、撮影レンズ個体の持っている性能のバラツキの補正調整を撮像装置が補正可能か否かをユーザが容易に判断できる。
なお、上述の実施の形態では、レンズ制御回路104焦点検出回路205、及びシステムコントローラ223が自動焦点調節手段として機能する。また、システムコントローラ223は補正量算出手段、通常撮影手段、モード設定手段、レンズ種別判定手段、設定モード動作制御手段、及び補正量格納手段として機能する。なお、上述の機能を合焦制御方法として電子カメラ(撮像装置)に適用するようにしてもよい。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。或いは、上記プログラムは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
101 撮影レンズ
103 レンズ駆動機構
104 レンズ制御回路
205 焦点検出回路
212 シャッタ制御回路
213 画像表示回路
218 画像データ記録メディア
222 EEPROM
223 システムコントローラ

Claims (23)

  1. 撮影レンズを交換可能な撮像装置において、
    装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節手段と、
    前記自動焦点調節手段による合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段によって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納手段と、
    前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節手段を動作させて撮影動作を行う通常撮影手段と、
    前記補正量算出手段を動作させる補正量算出モードと、前記通常撮影手段を動作させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定手段と、
    装着された撮影レンズの種別を判定するレンズ種別判定手段と、
    前記レンズ種別判定手段による判定結果に応じて、前記モード設定手段により設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記設定モード動作制御手段は、前記レンズ種別判定手段により、所定の撮影レンズが装着されたと判定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記設定モード動作制御手段は、前記レンズ種別判定手段により、所定の撮影レンズが装着されたと判定された場合に、前記補正量算出モードの実施に対する警告を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記所定の撮影レンズは、マニュアルフォーカス専用レンズであることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
  5. 前記所定の撮影レンズは、シフト駆動及びティルト駆動のうち何れか一方、または両方が可能な撮影レンズであることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
  6. 前記所定の撮影レンズは、マクロ専用レンズであることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
  7. 前記所定の撮影レンズは、前記撮像装置の製造者とは異なる製造者により製造された撮影レンズであることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
  8. 前記レンズ種別判定手段は、前記撮像装置に撮影レンズが装着されているか否かを判定し、
    前記設定モード動作制御手段は、前記レンズ種別判定手段により、前記撮像装置に撮影レンズが装着されていないと判定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 撮影レンズを交換可能な撮像装置において、
    装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節手段と、
    前記自動焦点調節手段による合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出手段と、
    前記補正量算出手段によって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納手段と、
    前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節手段を動作させて撮影動作を行う通常撮影手段と、
    前記補正量算出手段を動作させる補正量算出モードと、前記通常撮影手段を動作させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定手段と、
    装着された撮影レンズの設定状態を判定するレンズ設定判定手段と、
    前記レンズ設定判定手段による判定結果に応じて、前記モード設定手段により設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  10. 前記設定モード動作制御手段は、前記レンズ設定判定手段により、前記撮影レンズが所定の状態に設定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記設定モード動作制御手段は、前記レンズ設定判定手段により、前記撮影レンズが所定の状態に設定された場合に、前記補正量算出モードの実施に対する警告を行うことを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  12. 前記撮影レンズの所定の状態は、前記補正量によって補正された合焦位置に基づき前記自動焦点調節手段が動作できるようになった前記撮影レンズの設定状態であることを特徴とする請求項10又は11記載の撮像装置。
  13. 前記撮影レンズの所定の状態は、前記撮影レンズがオートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードとが切換え可能な撮影レンズであって、マニュアルフォーカスモードが設定されている状態であることを特徴とする請求項10又は11記載の撮像装置。
  14. 前記撮影レンズの所定の状態は、前記撮影レンズがシフト駆動及びティルト駆動の何れか一方、または両方が可能な撮影レンズであって、シフト駆動及びティルト駆動の何れか一方が設定されている状態であることを特徴とする請求項10又は11記載の撮像装置。
  15. 前記撮影レンズの所定の状態は、前記撮影レンズがマクロモードの設定が可能な撮影レンズであって、マクロモードが設定されている状態であることを特徴とする請求項10又は11記載の撮像装置。
  16. 前記撮影レンズの所定の状態は、前記撮影レンズが所定の被写体距離の範囲外に駆動されている状態であることを特徴とする請求項10又は11記載の撮像装置。
  17. 前記レンズ設定判定手段は、前記撮像装置に撮影レンズが装着されているか否かを判定し、
    前記設定モード動作制御手段は、前記レンズ設定判定手段により、前記撮像装置に撮影レンズが装着されていないと判定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  18. 撮影レンズを交換可能な撮像装置に適用される合焦制御方法において、
    装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節ステップと、
    前記自動焦点調節ステップによる合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出ステップと、
    前記補正量算出ステップによって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納ステップと、
    前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節ステップを実行させて撮影動作を行う通常撮影ステップと、
    前記補正量算出ステップを実行させる補正量算出モードと、前記通常撮影ステップを実行させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定ステップと、
    装着された撮影レンズの種別を判定するレンズ種別判定ステップと、
    前記レンズ種別判定ステップによる判定結果に応じて、前記モード設定ステップにより設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御ステップとを有することを特徴とする合焦制御方法。
  19. 前記設定モード動作制御ステップでは、前記レンズ種別判定ステップにより、所定の撮影レンズが装着されたと判定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止することを特徴とする請求項18記載の合焦制御方法。
  20. 撮影レンズを交換可能な撮像装置に適用される合焦制御方法において、
    装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節ステップと、
    前記自動焦点調節ステップによる合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出ステップと、
    前記補正量算出ステップによって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納ステップと、
    前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節ステップを実行させて撮影動作を行う通常撮影ステップと、
    前記補正量算出ステップを実行させる補正量算出モードと、前記通常撮影ステップを実行させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定ステップと、
    装着された撮影レンズの設定状態を判定するレンズ設定判定ステップと、
    前記レンズ設定判定ステップによる判定結果に応じて、前記モード設定ステップにより設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御ステップとを有することを特徴とする合焦制御方法。
  21. 前記設定モード動作制御ステップでは、前記レンズ設定判定ステップにより、前記撮影レンズが所定の状態に設定された場合に、前記補正量算出モードの実施を禁止することを特徴とする請求項20記載の合焦制御方法。
  22. 撮影レンズを交換可能な撮像装置に適用される合焦制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節ステップと、
    前記自動焦点調節ステップによる合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出ステップと、
    前記補正量算出ステップによって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納ステップと、
    前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節ステップを実行させて撮影動作を行う通常撮影ステップと、
    前記補正量算出ステップを実行させる補正量算出モードと、前記通常撮影ステップを実行させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定ステップと、
    装着された撮影レンズの種別を判定するレンズ種別判定ステップと、
    前記レンズ種別判定ステップによる判定結果に応じて、前記モード設定ステップにより設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  23. 撮影レンズを交換可能な撮像装置に適用される合焦制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    装着された撮影レンズを介して得られる画像を基に、該撮影レンズを合焦位置へ駆動する自動焦点調節ステップと、
    前記自動焦点調節ステップによる合焦位置を補正するための補正量を算出する補正量算出ステップと、
    前記補正量算出ステップによって算出された補正量を、前記撮影レンズに対応づけて記憶装置に格納する補正量格納ステップと、
    前記記憶装置を参照して、装着された撮影レンズに対応する補正量を読み出し、該補正量によって補正された合焦位置に基づき、前記自動焦点調節ステップを実行させて撮影動作を行う通常撮影ステップと、
    前記補正量算出ステップを実行させる補正量算出モードと、前記通常撮影ステップを実行させる通常撮影モードとのうち選択された一方のモードを設定するモード設定ステップと、
    装着された撮影レンズの設定状態を判定するレンズ設定判定ステップと、
    前記レンズ設定判定ステップによる判定結果に応じて、前記モード設定ステップにより設定されたモードによる動作を制御する設定モード動作制御ステップとを有することを特徴とするプログラム。
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