JP2001174690A - 自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ - Google Patents

自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ

Info

Publication number
JP2001174690A
JP2001174690A JP35821199A JP35821199A JP2001174690A JP 2001174690 A JP2001174690 A JP 2001174690A JP 35821199 A JP35821199 A JP 35821199A JP 35821199 A JP35821199 A JP 35821199A JP 2001174690 A JP2001174690 A JP 2001174690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automatic
adjustment
camera
storage means
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35821199A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Yoshida
智一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35821199A priority Critical patent/JP2001174690A/ja
Publication of JP2001174690A publication Critical patent/JP2001174690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場出荷時の校正工程において設定された調
整値を使用者が自由に補正可能とし、かつ自由に工場出
荷時の設定に戻せるようにする。 【解決手段】 光学系の焦点はずれ量を検出するデフォ
ーカス量検出手段7,3,4,5と、該デフォース量検
出手段の校正工程において設定された調整値を記憶する
第1の記憶手段5と、該第1の記憶手段に記憶された調
整値を補正する補正値を記憶する第2の記憶手段5と、
該第2の記憶手段に記憶された補正値を使用者の意思に
したがって変更する変更手段3,4,10とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動焦点調節装
置、自動露出装置、自動調光装置、これらの装置の少な
くとも何れかを備えた光学装置及びカメラの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カメラの自動焦点調節装置、自動露出装
置、および自動調光装置において、各装置に所定の動作
を行わせるための調整値を予め記憶させておくことは、
従来から特公平7−117677号などにおいて公知で
ある。
【0003】例えば、特公平7−117677号では、
カメラ内に自動露出装置の調整プログラムを内蔵し、カ
メラが校正工程であることを示す校正信号が加えられた
ときには、製品各々の個体差をカメラが検出し、個々の
動作特性に応じた調整値を不揮発性メモリに書き込み調
整動作を実行する方法が開示されている。
【0004】これら現在までに公知の方法は、生産時に
使用部品の公差等によって生じる製品各々の個体差を校
正工程で検出し、個々の動作特性に応じた調整値を工場
出荷時に予め記憶させておき、その調整データに基づき
撮影時に適正な動作を行わせようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動露出装置と同様な
調整は自動調光装置についても工場出荷時に行われる
が、自動露出装置や自動調光装置においての適正露出と
は、メーカーが様々な撮影条件を加味し独自に決定して
いるので、メーカーが異なれば適正露出の値も異なる。
また、適正露出は偏った撮影状況でしか撮影しない撮影
者にとっては、アンダーであったり、逆にオーバーにな
り得たりする。そもそも同じ写真を見ていても、見る人
の感性によって、アンダーに感じたり逆にオーバーに感
じ得たりする。すなわち、出荷時の校正工程により適正
露出が調整されていたとしても、それが撮影者にとって
の適正露出であるとは限らない。
【0006】この問題を解決するために一眼レフカメラ
の多くは、撮影時に自動露出装置や自動調光装置が設定
した適正露出から、撮影者の所望するだけの露出を補正
する露出補正機能を有している。確かにこの露出補正機
能を使用すれば、撮影者にとっての適正露出を得ること
が可能であるが、写真の表現方法の一つとして、撮影者
が意図的に適正露出からアンダー気味の(ローキーな)
写真を撮ったり、逆にオーバー気味の(ハイキーな)写
真を撮ったりする場合に、撮影者は常にカメラの適正露
出と自分にとっての適正露出との差をオフセットとして
加味して露出補正を設定しなければならない。
【0007】また、露出補正機能を有するカメラの多く
は、ファインダ内などにカメラの適正露出を0として、
現在の露出が±何段なのかを指標で表示しているが、カ
メラの適正露出と撮影者にとっての適正露出に差異があ
る場合、常に指標は適正露出でないことを示す0以外の
数値を指し示すことになり、撮影者の精神衛生上あまり
好ましくはない。さらに、露出補正機能を有するカメラ
は、露出補正できる範囲を例えば±3段のように、アン
ダー側とオーバー側に同じ段数だけしか補正できない。
この場合、適正露出と撮影者にとっての適正露出に差異
が+0.5 段ある場合、−2.5 段から+3.5 段までの範囲
でしか補正できないことになり、撮影者がアンダー気味
の(ローキーな)写真を撮りたい場合の表現力が低下す
ることになる。
【0008】一方、自動焦点調節装置のピント調整も工
場出荷時に行われるが、出荷後例えば炎天下の自動車内
にカメラを放置し、熱衝撃が加えられるとピント位置が
ずれてしまう可能性があることは広く知られている。ま
た、撮影レンズからデフォーカス量を検出する光電変換
素子への光学系の経路にクイック・リターン・ミラーな
どが用いられていると、シャッタが切れるたびにミラー
の角度が徐々に変化し、それによりピント位置が結果と
して徐々にずれていくこともある。また、モータースポ
ーツなど高速にカメラに接近する被写体を撮影する場合
には、自動焦点調節装置の合焦位置を意図的に前ピン
(被写体より手前側)にもっていきたい撮影者もいる。
【0009】以上のように、自動焦点調節装置、自動露
出装置、および自動調光装置の各調整値を撮影者が変更
したい場合には、従来ではサービスセンターにカメラを
持ち込み、専用の調整工具でカメラ内にある不揮発性メ
モリの値を更新してもらえばよいのだが、サービスセン
ターのある場所は限られており、そのすべてをサービス
センターで対応するというのには問題がある。また、更
新した調整値を工場出荷時の元に調整値に戻したいとき
は、再度サービスセンターにカメラを持ち込まなければ
なれないという問題点もある。
【0010】(発明の目的)本発明の第1の目的は、工
場出荷時の校正工程において設定された調整値を使用者
が自由に補正可能とし、かつ自由に工場出荷時の設定に
戻すことのできる自動焦点調節装置、自動露出装置、自
動調光装置、光学装置及びカメラを提供しようとするも
のである。
【0011】本発明の第2の目的は、装置や機器への電
源の供給が停止されても、使用者が設定した補正値は保
持可能にし、電源を入れるたびに使用者が調整値を再設
定する必要をなくすることのできる自動焦点調節装置、
自動露出装置、自動調光装置及び光学装置を提供しよう
とするものである。
【0012】本発明の第3の目的は、調整値の変更を簡
単かつ使用場所を問わずに行うことのできる自動焦点調
節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカ
メラを提供しようとするものである。
【0013】本発明の第4の目的は、不用意な操作によ
り使用者の意図としない変更がなされることを防止する
とともに、変更作業の表示および指示手段を装置外に置
くことを可能にし、該装置単体のコストダウンを図るこ
とのできる自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光
装置及び光学装置を提供しようとするものである。
【0014】本発明の第5の目的は、工場出荷時の校正
工程において設定された調整値を使用者が自由に補正可
能とし、かつ自由に工場出荷時の設定に戻すことがで
き、しかも調整値の変更を簡単かつ使用場所を問わずに
行うことのできるカメラを提供しようとするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、光学系の焦点は
ずれ量を検出するデフォーカス量検出手段と、該デフォ
ース量検出手段の校正工程において設定された調整値を
記憶する第1の記憶手段と、該第1の記憶手段に記憶さ
れた調整値を補正する補正値を記憶する第2の記憶手段
と、該第2の記憶手段に記憶された補正値を使用者の意
思にしたがって変更する変更手段とを有する自動焦点調
節装置とするものである。
【0016】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項2に記載の発明は、第2の記憶手段を、電気
的に書き換え可能な不揮発性記憶手段とする請求項1に
記載の自動焦点調節装置とするものである。
【0017】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項3に記載の発明は、変更手段を、操作部材を
構成要素として有し、使用者による前記操作部材の操作
に応答して補正値を変更可能にする手段とする請求項1
に記載の自動焦点調節装置とするものである。
【0018】また、上記の第4の目的を達成するため
に、請求項4に記載の発明は、変更手段を、外部の調整
装置と接続され、使用者による前記調整装置の操作に応
答して補正値を変更する手段とする請求項1に記載の自
動焦点調節装置。
【0019】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項5に記載の発明は、画像記録媒体への光量を
検出する光量検出手段と、該光量検出手段の校正工程に
おいて設定された調整値を記憶する第1の記憶手段と、
該第1の記憶手段に記憶された調整値を補正する補正値
を記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段に記憶
された補正値を使用者の意思にしたがって変更する変更
手段とを有する自動露出装置とするものである。
【0020】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項6に記載の発明は、第2の記憶手段を、電気
的に書き換え可能な不揮発性記憶手段とする請求項6に
記載の自動露出装置。
【0021】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項7に記載の発明は、変更手段を、操作部材を
構成要素として有し、使用者による前記操作部材の操作
に応答して補正値を変更可能にする手段とする請求項5
に記載の自動露出装置とするものである。
【0022】また、上記の第4の目的を達成するため
に、請求項8に記載の発明は、変更手段を、外部の調整
装置と接続され、使用者による前記調整装置の操作に応
答して補正値を変更する手段とする請求項5に記載の自
動露出装置とするものである。
【0023】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項9に記載の発明は、画像記録媒体への光量を
検出する光量検出手段と、該光量検出手段の校正工程に
おいて設定された調整値を記憶する第1の記憶手段と、
該第1の記憶手段に記憶された調整値を補正する補正値
を記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段に記憶
された補正値を使用者の意思にしたがって変更する変更
手段とを有する自動調光装置とするものである。
【0024】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項10に記載の発明は、第2の記憶手段を、電
気的に書き換え可能な不揮発性記憶手段とする請求項9
に記載の自動調光装置とするものである。
【0025】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項11に記載の発明は、変更手段を、操作部材
を構成要素として有し、使用者による前記操作部材の操
作に応答して補正値を変更可能にする手段とする請求項
9に記載の自動調光装置とするものである。
【0026】また、上記の第4の目的を達成するため
に、請求項12に記載の発明は、変更手段を、外部の調
整装置と接続され、使用者による前記調整装置の操作に
応答して補正値を変更することを特徴とする請求項9に
記載の自動調光装置とするものである。
【0027】また、上記の第1〜4の目的を達成するた
めに、請求項13に記載の発明は、請求項1〜4の何れ
かに記載された自動焦点調節装置、請求項5〜8の何れ
かに記載された自動露出装置、請求項9〜12の何れか
に記載された自動調光装置のうちの少なくとも一つの装
置を具備した光学装置とするものである。
【0028】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項14に記載の発明は、センサにより検出され
た情報に対して演算処理を行い、該演算値に基づきカメ
ラの撮影に関与する自動機能を制御する第1の制御回路
を有するカメラにおいて、前記自動機能をカメラの固体
差を考慮して適正に作動させるために校正工程で設定さ
れた調整値を記憶する記憶手段と、使用者の操作にて前
記調整値を変更する調整モードを設定するための変更用
操作部材と、該変更用操作部材の操作にて、カメラのモ
ードを通常の撮影モードから調整モードに移行させ、前
記調整値の変更を行わせる第2の制御回路と、カメラの
撮影操作部材の操作にて前記モードを調整モードから撮
影モードに復帰させる復帰手段とを有するカメラとする
ものである。
【0029】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項17に記載の発明は、第2の制御回路を、調
整モードとして、複数の異なる自動機能のために前記記
憶手段に記憶された異なる自動機能のためのそれぞれの
調整値を変更する複数のモードを有し、前記調整モード
に移行した状態で前記変更用操作部材が操作されること
に応答して前記複数のモードを切り換える請求項14〜
16の何れかに記載のカメラとするものである。
【0030】また、上記の第5の目的を達成するため
に、請求項18に記載の発明は、センサにより検出され
た情報に対して演算処理を行い、該演算値に基づきカメ
ラの撮影に関与する自動機能を制御する第1の制御回路
を有するカメラにおいて、前記自動機能をカメラの固体
差を考慮して適正に作動させるために校正工程で設定さ
れた調整値を記憶する記憶手段と、使用者の操作にて前
記調整値を変更する調整モードを設定するための変更用
操作部材と、該変更用操作部材の操作にて、カメラのモ
ードを通常の撮影モードから調整モードに移行させ、前
記調整値の変更を行わせる第2の制御回路と、カメラの
撮影操作部材の操作にて前記モードを調整モードから撮
影モードに復帰させる復帰手段とを有し、前記第2の制
御回路は、調整モードとして、複数の異なる自動機能の
ために前記記憶手段に記憶された異なる自動機能のため
のそれぞれの調整値を変更する複数のモードを有し、前
記調整モードに移行した状態で前記変更用操作部材が操
作されることに応答して前記複数のモードを切り換える
カメラとするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0032】(実施の第1の形態)図1は本発明の実施
の第1の形態に係る光学機器の一例である一眼レフカメ
ラの構成を示すブロック図である。
【0033】図1において、1は撮影レンズを駆動する
ためのレンズ駆動ユニット、2は絞りを駆動するための
絞り駆動ユニットである。3はMPU(マイクロプロセ
ッシングユニット)、4はRAM(ランダムアクセスメ
モリ)、5はEEPROM(エレクトロティカリィイレ
ーサブルアンドプログラマブルリードオンリーメモリ)
である。前記MPU3,RAM4,EEPROM5によ
って、本実施の形態に係る全ての演算、制御を行う。
【0034】6は光量検出ユニット、7はデフォーカス
量検出ユニット、8はシャッタ駆動ユニット、9はフィ
ルム給送ユニットである。10はカメラの諸設定(シャ
ッタ速度、絞り値、撮影モード等)や自動焦点調節装
置、自動露出装置、および自動調光装置の各調整値を補
正するためのダイヤルユニット、11はそれらの状態を
図3の液晶ディスプレーに表示する表示ユニットであ
る。12はストロボの発光を制御する閃光ユニットであ
る。
【0035】なお、本実施の形態では撮影レンズとカメ
ラボディは一体で、ストロボを内蔵している一眼レフカ
メラを用いて説明しているが、レンズマウントを介して
撮影レンズを交換できるタイプのカメラにおいても、ア
クセサリシューを介してストロボを接続できるタイプの
カメラにおいても、本実施の形態は同様に適用できるも
のである。
【0036】SW1はレリーズボタンの第1ストローク
操作(半押し)によりオンするスイッチ、SW2はレリ
ーズボタンの第2ストローク操作(全押し)によりオン
するスイッチである。また、CF−SWは、撮影者等の
使用者が自動焦点調節装置、自動露出装置、および自動
調光装置の各調整値を補正したい場合にオンするスイッ
チである。
【0037】自動焦点調節に必要となるデフォーカス量
(撮影レンズの結像位置と撮影動作を行うべき撮影レン
ズの像面位置との差)は、撮影レンズの光軸を挟んだ異
なる2領域通過する被写体光束から形成される2つの像
の像ずれ量(プレディクション量)から計算される。
【0038】具体的には、これら2像の光束はハーフミ
ラーとなっているメインミラーを通過し、その後ろにあ
るサブミラーによって反射され、不図示の焦点検出光学
系によってデフォーカス量検出ユニット7に導かれる。
デフォーカス量検出ユニット7は光電変換素子になって
おり、MPU3はこれら2像の信号を読み出し相関演算
を施すことにより像ずれ量を計算し、デフォーカス量を
求める。自動焦点調節はこのようにして行われるのであ
るが、焦点検出光学系の公差により、設計上デフォーカ
ス量が0、つまり像ずれ量が0となる位置に被写体があ
ったとしても、全てのカメラで像ずれ量が0となるとは
限らない。
【0039】そこで、工場の校正工程においては、予め
フィルム面上にピントが合っている状態において、像ず
れ量が0になるようにEEPROM5にパラメータを書
き込み調整している。具体的には、まずカメラのフラン
ジバック(レンズからフィルム面までの距離)を測定し
設計値とのずれ量を求める。次に、既知の距離にある基
準チャートに予めピントを合わせてある基準レンズをフ
ランジバックのずれ量だけ補正する。続いて、基準チャ
ートをセンサの中心に置き、像ずれ量を測定する。そし
て測定した像ずれ量が0になるようにEEPROM5に
数値を書き込む。ここでの数値は詳しくは後述するが、
0.0025 ビットの像ずれ量を1とする値である。
【0040】そして撮影時には、MPU3はデフォーカ
ス量検出ユニット7の出力から計算される像ずれ量に前
記EEPROM5に書き込まれた調整値を加えたもの
を、最終的な像ずれ量とすることにより、カメラの個体
差を吸収した自動焦点調節を可能としている。
【0041】一方、自動露出に必要となる光量は、先ほ
ど述べたメインミラーで反射され、ペンタミラーを通過
し、不図示の測光光学系によって光量検出ユニット6へ
導かれる。光量検出ユニット6は、先述したデフォーカ
ス量検出ユニット7と同様に光電変換素子となってい
る。
【0042】自動露出装置の制御自体は従来までに特開
昭58−189619号等において公知であるので説明
は省略するが、光電変換素子の出力値から自動露出を行
う場合、光電変換素子の公差により、光量検出ユニット
6の出力が設計上の理想値になるとは限らない。そこ
で、工場の校正工程においては、予め光量の分かってい
る光を光量検出ユニット6に照射し、その出力値が理想
値になるようにEEPROM5にパラメータを書き込み
調整している。具体的には、基準光源(EV15)を光
量検出ユニット6へ照射させ、その出力をMPU3でA
/D変換する。その変換値がA8H(16進表記)にな
るようにEEPROM5に数値を書き込む。ここでの数
値は詳しくは後述するが、0.025 段の光量を1とする値
である。
【0043】そして撮影時には、MPU3は光量検出ユ
ニット6の出力から計算される光量にこのEEPROM
5に書き込まれた調整値を加えたものを、最終的な光量
とすることにより、カメラの個体差を吸収した自動露出
を可能としている。
【0044】また、自動調光に必要となる光量も、自動
露出と同様に光量検出ユニット6へ導かれる。本実施の
形態での自動調光装置の制御方法は、E−TTLと呼ば
れる方式である。これは、レリーズ動作直前のミラーア
ップ前にMPU3が閃光ユニット12のストロボをプリ
発光させ、その反射光量を自動露出装置と同様に光量検
出ユニット6で測定し、ストロボの発光量を決定すると
いう方式である。E−TTLの制御自体は従来までに特
開平4−331935号等において公知であるので説明
を省略するが、自動露出装置と同様に光量検出ユニット
6を用いるので、EEPROM5に書き込まれている自
動露出装置の調整パラメータをそのまま用いて、カメラ
の個体差を吸収した自動調光を可能としている。
【0045】また、従来から自動調光装置の制御方法と
して広く知られているフィルム面上の反射光量からスト
ロボの発光量を決定するTTL方式でも本実施の形態は
同様に適用できるものである。
【0046】本実施の形態に係るカメラの動作について
説明する。
【0047】この実施の形態では、スイッチSW1がオ
ンされると自動焦点調節装置および自動露出装置が動作
する。そして、スイッチSW2がオンされるとレリーズ
動作を開始する。またこのとき、撮影状況に応じてスト
ロボの発光が必要なときは自動調光装置が動作する。本
発明は、これらの動作についての発明ではないので詳細
な説明は省略し、本発明であるところのこれら装置の調
整値の補正方法について図3を用いて説明する。
【0048】通常、表示ユニット11は図3の#1のよ
うにカメラの諸設定(シャッタ速度、絞り値、撮影モー
ド等)を表示している。ここで、スイッチCF−SWを
一回オンすると、#2に示す自動焦点調節装置の調整値
補正モードに入る。ここでさらに、スイッチCF−SW
を一回オンすると、#3もしくは#4に示す自動焦点調
節装置の調整値補正値設定モードへ入る。#3の「AF
チョウセイ ナシ」は調整値の補正を行わないことを示
し、#4の「AFチョウセイ アリ」は、調整値の補正
を行うことを示している。
【0049】またこのとき、#2から#3もしくは#4
のどちらへ移行するかは、既に自動焦点調節装置の調整
値の補正が有効になっていれば#4へ、そうでなければ
#3へ移行するように決められている。そして、#3と
#4はスイッチCF−SWをオンするたびに、交互に切
り替わるようになっている。
【0050】ここで、#4が選択された場合には、自動
焦点調節装置の調整値の補正が行われるので、その補正
量をダイヤルユニット10で決定する。具体的には、#
4に示される−3から+3までの指標なかで、撮影者の
所望の補正値をダイヤルユニット10で設定する。自動
焦点調節装置では、1指標が 0.1ビットの補正を表して
いるので、#4では−0.15ビット、マイナス方向(前ピ
ン方向)に補正したいことを示している。この値を0.00
25ビットを1とした値、C4H(8ビット16進2の補
数表現)に変換してEEPROM5に書き込む。工場の
校正工程で予めEEPROM5に書き込まれていた調整
値が13H、+0.0475ビットの像ずれ量たったとすれ
ば、この両方を足し合わせたD7H、−0.1025ビットが
自動焦点調節を行う際の最終的な調整値とする。
【0051】一方、ステップ#3が選択された場合に
は、自動焦点調節装置の調整値の補正は行われないの
で、工場の校正工程での調整値、13Hをそのまま最終
的な調整値とする。
【0052】また、#2の自動焦点調節装置の調整値補
正モードにおいて、ダイヤルユニット10を操作する
と、#5に示す自動露出装置の調整値補正モードや#8
に示す自動調光装置の調整値補正モードへ移行する。
【0053】#2,#5,#8の各状態にあるときは、
ダイヤルユニット10を操作することによって、自由に
他の調整値補正モードへ移行できる。そして、#5でス
イッチCF−SWを一回オンすると、#6もしくは#7
に示す自動露出装置の調整値補正値設定モードへ、#8
でスイッチCF−SWを一回オンすると、#9もしくは
#10に示す自動調光装置の調整値補正値設定モードへ
入る。これらの各モードへの遷移の仕方は、先に述べた
自動焦点調節装置の調整値補正モードと全く同様であ
る。
【0054】ここで、#7が選択された場合には、自動
露出装置の調整値の補正が行われるので、その補正量を
ダイヤルユニット10で決定する。具体的には、#7に
示される−3から+3までの指標のなかで、撮影者の所
望の補正値をダイヤルユニット10で設定する。自動露
出装置では、1指標が1.0 段の補正を表しているので、
#7では+1.0 段の補正をしたいことを示している。こ
の値を0.025 段を1とした値、28H(8ビット16進
2の補数表現)に変換してEEPROM5に書き込む。
工場の校正工程で予めEEPROM5に書き込まれてい
た調整値がD1H、−1.175 段だったとすれば、この両
方を足し合わせたF9H、−0.175 段を自動露出を行う
際の最終的な調整値とする。
【0055】一方、#6が選択された場合には、自動露
出装置の調整値の補正は行われないで、工場の校正工程
での調整値、D1Hをそのまま最終的な調整値とする。
【0056】また、#9もしくは#10に示す自動調光
装置の調整値補正値設定モードにおいても、自動露出装
置と同様な補正を行う。
【0057】以上のようにして、スイッチCF−SWと
ダイヤルユニット10を操作することによって、自動焦
点調節装置、自動露出装置、および自動調光装置のいず
れか1つの調整値の補正を行う、もしくは行わなくする
設定ができる。また、#2から#10いずれの状態にあ
っても、スイッチSW1が押されると、その設定された
状態を保持して、#1の通常のカメラ動作に戻る。
【0058】上記操作を繰り返すことにより、自動焦点
調節装置、自動露出装置、および自動調光装置それぞれ
独立して各調整値の補正を行う、もしくは行わなくする
設定ができる。
【0059】以上の実施の第1の形態によれば、工場で
の校正工程において設定された調整値とは別に、撮影者
がこの調整値を自由に補正するための補正値を別に保持
している。またこれら2つの値は、EEPROM5に書
き込むことにより、電源の供給が停止されても保持され
ている。
【0060】上記構成においては、工場出荷時の校正工
程において設定された自動焦点調節装置、自動露出装
置、および自動調光装置の各調整値を撮影者が自由に補
正可能とし、かつ自由に工場出荷時の設定に戻せること
を可能としている。
【0061】また、カメラに具備されたダイヤルユニッ
ト10により調整値を自由に補正できるので、簡単(別
の調整装置を使用しないので)かつ使用場所を問わず、
どこでも上記補正を行うことができる。
【0062】(実施の第2の形態)図2は本発明の実施
の第2の形態に係る光学機器の一例である一眼レフカメ
ラの構成を示すブロック図である。
【0063】図1の実施の第1の形態との相違点は、M
PU3に外部との通信を行う通信ユニット13が接続さ
れているという点である。
【0064】この実施の第2の形態では、自動焦点調節
装置、自動露出装置、および自動調光装置の各調整値の
補正を行う、もしくは行わなくする設定、また補正を行
う場合にはその補正量の設定を外部の調整装置(例え
ば、パーソナルコンピュータにインストールされたアプ
リケーションプログラム)が行う。具体的には、この外
部の調整装置が通信ユニット13を介してMPU3と通
信し、MPU3がEEPROM5にその設定を書き込む
ようにしている。EEPROM5に書き込む値は、実施
の第1の形態と全く同様である。
【0065】上記構成においては、工場出荷時の校正工
程において設定された自動焦点調節装置、自動露出装
置、および自動調光装置の各調整値を撮影者が自由に補
正可能とし、かつ自由に工場出荷時の設定に戻せること
を可能としている。
【0066】また、補正値の変更は外部の調整装置と接
続することによって行われるので、不用意な操作により
撮影者の意図としない変更を防止することができる。
【0067】また、変更作業の表示および指示手段をカ
メラ外に置くことが可能となり、カメラ単体のコストダ
ウンを図ることが可能である。
【0068】(変形例)上記の実施の各形態では、一眼
レフカメラについて説明したが、本発明はビデオカメラ
や電子スチルカメラ等のカメラやその他の自動焦点機能
や自動露出機能等を有する光学装置にも適用可能であ
る。
【0069】(発明と実施の形態の対応)上記実施の第
1の形態において、デフォーカス量検出ユニット7、M
PU3、RAM4、EEPROM5が本発明のデフォー
カス量検出手段に、光量検出ユニット6、MPU3、R
AM4、EEPROM5が本発明の光量検出手段に、E
EPROM5が本発明の第1,第2および不揮発性の記
憶手段に、MPU3、RAM4、ダイヤルユニット10
が本発明の変更手段に、それぞれ相当する。
【0070】また、MPU3が本発明の第1、第2の制
御回路や復帰手段に、スイッチCF−SWが本発明の変
更用操作部材に、ダイヤルモード10が本発明の情報設
定部材に、スイッチSW1が本発明の撮影操作部材(レ
リーズ部材)に、それぞれ相当する。
【0071】また、上記実施の第2の形態において、デ
フォーカス量検出ユニット7、MPU3、RAM4、E
EPROM5が本発明のデフォーカス量検出手段に、光
量検出ユニット6、MPU3、RAM4、EEPROM
5が本発明の光量検出手段に、EEPROM5が本発明
の第1,第2および不揮発性の記憶手段に、MPU3、
RAM4、通信ユニット13が本発明の変更手段に、そ
れぞれ相当する。
【0072】また、MPU3が本発明の第1、第2の制
御回路や復帰手段に、スイッチCF−SWが本発明の変
更用操作部材に、ダイヤルモード10が本発明の情報設
定部材に、スイッチSW1が本発明の撮影操作部材(レ
リーズ部材)に、それぞれ相当する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5、
9、13、14又は18に記載の発明によれば、工場出
荷時の校正工程において設定された調整値を使用者が自
由に補正可能とし、かつ自由に工場出荷時の設定に戻す
ことができる自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調
光装置、光学装置又はカメラを提供できるものである。
【0074】また、請求項2、6、10又は13に記載
の発明によれば、装置や機器への電源の供給が停止され
ても、使用者が設定した補正値は保持可能にし、電源を
入れるたびに使用者が調整値を再設定する必要をなくす
ることができる自動焦点調節装置、自動露出装置、自動
調光装置又は光学装置を提供できるものである。
【0075】また、請求項3、11、13又は17に記
載の発明によれば、調整値の変更を簡単かつ使用場所を
問わずに行うことができる自動焦点調節装置、自動露出
装置、自動調光装置、光学装置又はカメラを提供できる
ものである。
【0076】また、請求項4、12又は13に記載の発
明によれば、不用意な操作により使用者の意図としない
変更がなされることを防止するとともに、変更作業の表
示および指示手段を装置外に置くことを可能にし、該装
置単体のコストダウンを図ることのできる自動焦点調節
装置、自動露出装置、自動調光装置又は光学装置を提供
できるものである。
【0077】また、請求項18に記載の発明によれば、
工場出荷時の校正工程において設定された調整値を使用
者が自由に補正可能とし、かつ自由に工場出荷時の設定
に戻すことができ、しかも調整値の変更を簡単かつ使用
場所を問わずに行うことができるカメラを提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施の第2の形態に係るカメラのブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施の各形態において調整値を補正す
る際の表示ユニットでの状態遷移図である
【符号の説明】
3 MPU 5 EEPROM 6 光量検出ユニット 7 デフォーカス量検出ユニット 10 ダイヤルユニット 11 表示ユニット 12 閃光ユニット 13 通信ユニット

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の焦点はずれ量を検出するデフォ
    ーカス量検出手段と、該デフォース量検出手段の校正工
    程において設定された調整値を記憶する第1の記憶手段
    と、該第1の記憶手段に記憶された調整値を補正する補
    正値を記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段に
    記憶された補正値を使用者の意思にしたがって変更する
    変更手段とを有することを特徴とする自動焦点調節装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段は、電気的に書き換
    え可能な不揮発性記憶手段であることを特徴とする請求
    項1に記載の自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、操作部材を構成要素と
    して有し、使用者による前記操作部材の操作に応答して
    前記補正値を変更可能にする手段であることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、外部の調整装置と接続
    され、使用者による前記調整装置の操作に応答して前記
    補正値を変更する手段であることを特徴とする請求項1
    に記載の自動焦点調節装置。
  5. 【請求項5】 画像記録媒体への光量を検出する光量検
    出手段と、該光量検出手段の校正工程において設定され
    た調整値を記憶する第1の記憶手段と、該第1の記憶手
    段に記憶された調整値を補正する補正値を記憶する第2
    の記憶手段と、該第2の記憶手段に記憶された補正値を
    使用者の意思にしたがって変更する変更手段とを有する
    ことを特徴とする自動露出装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の記憶手段は、電気的に書き換
    え可能な不揮発性記憶手段であることを特徴とする請求
    項5に記載の自動露出装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段は、操作部材を構成要素と
    して有し、使用者による前記操作部材の操作に応答して
    前記補正値を変更可能にする手段であることを特徴とす
    る請求項5に記載の自動露出装置。
  8. 【請求項8】 前記変更手段は、外部の調整装置と接続
    され、使用者による前記調整装置の操作に応答して前記
    補正値を変更する手段であることを特徴とする請求項5
    に記載の自動露出装置。
  9. 【請求項9】 画像記録媒体への光量を検出する光量検
    出手段と、該光量検出手段の校正工程において設定され
    た調整値を記憶する第1の記憶手段と、該第1の記憶手
    段に記憶された調整値を補正する補正値を記憶する第2
    の記憶手段と、該第2の記憶手段に記憶された補正値を
    使用者の意思にしたがって変更する変更手段とを有する
    ことを特徴とする自動調光装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の記憶手段は、電気的に書き
    換え可能な不揮発性記憶手段であることを特徴とする請
    求項9に記載の自動調光装置。
  11. 【請求項11】 前記変更手段は、操作部材を構成要素
    として有し、使用者による前記操作部材の操作に応答し
    て前記補正値を変更可能にする手段であることを特徴と
    する請求項9に記載の自動調光装置。
  12. 【請求項12】 前記変更手段は、外部の調整装置と接
    続され、使用者による前記調整装置の操作に応答して前
    記補正値を変更する手段であることを特徴とする請求項
    9に記載の自動調光装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜4の何れかに記載された自
    動焦点調節装置、請求項5〜8の何れかに記載された自
    動露出装置、請求項9〜12の何れかに記載された自動
    調光装置のうちの少なくとも一つの装置を具備したこと
    を特徴とする光学装置。
  14. 【請求項14】 センサにより検出された情報に対して
    演算処理を行い、該演算値に基づきカメラの撮影に関与
    する自動機能を制御する第1の制御回路を有するカメラ
    において、前記自動機能をカメラの固体差を考慮して適
    正に作動させるために校正工程で設定された調整値を記
    憶する記憶手段と、使用者の操作にて前記調整値を変更
    する調整モードを設定するための変更用操作部材と、該
    変更用操作部材の操作にて、カメラのモードを通常の撮
    影モードから調整モードに移行させ、前記調整値の変更
    を行わせる第2の制御回路と、カメラの撮影操作部材の
    操作にて前記モードを調整モードから撮影モードに復帰
    させる復帰手段とを有することを特徴とするカメラ。
  15. 【請求項15】 前記撮影操作部材は、撮影を開始させ
    るための操作部材であることを特徴とする請求項14に
    記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 前記操作部材は、レリーズ操作部材で
    あることを特徴とする請求項15に記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記第2の制御回路は、調整モードと
    して、複数の異なる自動機能のために前記記憶手段に記
    憶された異なる自動機能のためのそれぞれの調整値を変
    更する複数のモードを有し、前記調整モードに移行した
    状態で前記変更用操作部材が操作されることに応答して
    前記複数のモードを切り換えることを特徴とする請求項
    14〜16の何れかに記載のカメラ。
  18. 【請求項18】 センサにより検出された情報に対して
    演算処理を行い、該演算値に基づきカメラの撮影に関与
    する自動機能を制御する第1の制御回路を有するカメラ
    において、前記自動機能をカメラの固体差を考慮して適
    正に作動させるために校正工程で設定された調整値を記
    憶する記憶手段と、使用者の操作にて前記調整値を変更
    する調整モードを設定するための変更用操作部材と、該
    変更用操作部材の操作にて、カメラのモードを通常の撮
    影モードから調整モードに移行させ、前記調整値の変更
    を行わせる第2の制御回路と、カメラの撮影操作部材の
    操作にて前記モードを調整モードから撮影モードに復帰
    させる復帰手段とを有し、前記第2の制御回路は、調整
    モードとして、複数の異なる自動機能のために前記記憶
    手段に記憶された異なる自動機能のためのそれぞれの調
    整値を変更する複数のモードを有し、前記調整モードに
    移行した状態で前記変更用操作部材が操作されることに
    応答して前記複数のモードを切り換えることを特徴とす
    るカメラ。
  19. 【請求項19】 通常の撮影モードにおいて使用される
    撮影情報値を設定するための情報設定操作部材を有し、
    前記調整モードにおいては、前記情報設定操作部材の操
    作に応答して前記調整値の変更が行われることを特徴と
    する請求項14〜18の何れかに記載のカメラ。
JP35821199A 1999-12-17 1999-12-17 自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ Pending JP2001174690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35821199A JP2001174690A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35821199A JP2001174690A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001174690A true JP2001174690A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18458113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35821199A Pending JP2001174690A (ja) 1999-12-17 1999-12-17 自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001174690A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274799A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sigma Corp Af式システム交換レンズの焦点補正装置
JP2006003533A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Canon Inc 撮像装置、合焦制御方法、及びプログラム
JP2006014034A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2008203454A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Canon Inc 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
JP2009510868A (ja) * 2005-09-28 2009-03-12 ノキア コーポレイション 製造過程におけるカメラ特性の内部記憶装置
JP2011002848A (ja) * 2010-08-20 2011-01-06 Canon Inc 撮像装置
US7872684B2 (en) 2003-12-15 2011-01-18 Canon Kabushiki Kaisha Camera capable of correcting information for focusing control, using information stored in storage section of mounted lens apparatus
EP2287661A1 (en) 2009-07-23 2011-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
JP2011059707A (ja) * 2010-10-29 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
JP2011090177A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Canon Inc 自動焦点調節装置および撮像装置
JP2012078853A (ja) * 2011-11-28 2012-04-19 Canon Inc 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
JP2012233956A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置
JP2012233929A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置
EP2579095A1 (en) 2011-10-05 2013-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Image capture apparatus and control method therefor
US8553133B2 (en) 2009-08-26 2013-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Focusing apparatus
US8854530B2 (en) 2011-03-24 2014-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Display apparatus of image pickup apparatus with function to correct phase difference AF
EP2894845A1 (en) 2003-12-15 2015-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Camera, camera system and lens apparatus
US9094598B2 (en) 2010-04-30 2015-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus and focusing method with first and second image pickups on primary and secondary imaging planes
JPWO2015001634A1 (ja) * 2013-07-03 2017-02-23 富士機械製造株式会社 撮像装置および生産設備
CN106796576A (zh) * 2014-07-29 2017-05-31 惠普发展公司,有限责任合伙企业 默认校准的传感器模块设置
US10560691B2 (en) * 2017-12-22 2020-02-11 CI Tech Sensors, AG System, having a processing device and a camera connected thereto. for the detection of a machine-readable security feature of a value document and method for exchanging a camera of such a system

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8395690B2 (en) 2003-12-15 2013-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Camera, camera system and lens apparatus
US8531585B2 (en) 2003-12-15 2013-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Camera, camera system and lens apparatus
US8723985B2 (en) 2003-12-15 2014-05-13 Canon Kabushiki Kaisha Camera, camera system and lens apparatus
EP2894845A1 (en) 2003-12-15 2015-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Camera, camera system and lens apparatus
US7872684B2 (en) 2003-12-15 2011-01-18 Canon Kabushiki Kaisha Camera capable of correcting information for focusing control, using information stored in storage section of mounted lens apparatus
JP2005274799A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sigma Corp Af式システム交換レンズの焦点補正装置
JP2006003533A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Canon Inc 撮像装置、合焦制御方法、及びプログラム
JP2006014034A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Canon Inc 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2009510868A (ja) * 2005-09-28 2009-03-12 ノキア コーポレイション 製造過程におけるカメラ特性の内部記憶装置
JP4639205B2 (ja) * 2007-02-19 2011-02-23 キヤノン株式会社 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
US8781314B2 (en) 2007-02-19 2014-07-15 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus, control method, and user interface display apparatus
US7646970B2 (en) 2007-02-19 2010-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus, control method, and user interface display apparatus
JP2008203454A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Canon Inc 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
EP2287661A1 (en) 2009-07-23 2011-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
US8711274B2 (en) 2009-07-23 2014-04-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method configured to calculate defocus amount of designated area
US8553133B2 (en) 2009-08-26 2013-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Focusing apparatus
US8952306B2 (en) 2009-10-23 2015-02-10 Canon Kabushiki Kaisha Auto focus adjustment apparatus and image pickup apparatus
JP2011090177A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Canon Inc 自動焦点調節装置および撮像装置
US9094598B2 (en) 2010-04-30 2015-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus and focusing method with first and second image pickups on primary and secondary imaging planes
JP2011002848A (ja) * 2010-08-20 2011-01-06 Canon Inc 撮像装置
JP2011059707A (ja) * 2010-10-29 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
US8854530B2 (en) 2011-03-24 2014-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Display apparatus of image pickup apparatus with function to correct phase difference AF
JP2012233929A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置
JP2012233956A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置
US9182651B2 (en) 2011-04-28 2015-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus for correcting an in-focus position
EP2781958A1 (en) 2011-10-05 2014-09-24 Canon Kabushiki Kaisha Image capture apparatus and control method therefor
EP2579095A1 (en) 2011-10-05 2013-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Image capture apparatus and control method therefor
US9146449B2 (en) 2011-10-05 2015-09-29 Canon Kabushiki Kaisha Imaging lens-exchangeable image capturing apparatus and control method therefor
JP2012078853A (ja) * 2011-11-28 2012-04-19 Canon Inc 撮像装置及び制御方法、及びユーザーインタフェースの表示装置
JPWO2015001634A1 (ja) * 2013-07-03 2017-02-23 富士機械製造株式会社 撮像装置および生産設備
CN106796576A (zh) * 2014-07-29 2017-05-31 惠普发展公司,有限责任合伙企业 默认校准的传感器模块设置
EP3175368A4 (en) * 2014-07-29 2018-03-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Default calibrated sensor module settings
US10423569B2 (en) 2014-07-29 2019-09-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Default calibrated sensor module settings
US10560691B2 (en) * 2017-12-22 2020-02-11 CI Tech Sensors, AG System, having a processing device and a camera connected thereto. for the detection of a machine-readable security feature of a value document and method for exchanging a camera of such a system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001174690A (ja) 自動焦点調節装置、自動露出装置、自動調光装置、光学装置及びカメラ
US8531585B2 (en) Camera, camera system and lens apparatus
JP5693355B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
US6798456B1 (en) Exposure period control device for electronic still camera
US7918616B2 (en) Image sensing apparatus with settable minimum exposure time and control method thereof
JP5341214B2 (ja) カメラシステム
JPH11177857A (ja) デジタルカメラおよび記録媒体
JP2008203428A (ja) 撮像装置
US6240256B1 (en) Exposure compensation device for an auto exposure camera
US9692979B2 (en) Image pickup apparatus
JP2007065334A (ja) レンズ交換式カメラシステム
JP4847352B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4933035B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2006251033A (ja) 一眼レフ電子カメラ
JP3890098B2 (ja) 光学装置
JP2007033997A (ja) 焦点検出装置
JP5790092B2 (ja) 交換レンズおよびカメラボディ
JP7150506B2 (ja) 操作リングを有するレンズ装置および撮像装置、並びに、レンズ装置の制御方法およびプログラム
JP2011112731A (ja) 撮像装置
JP7140587B2 (ja) 操作リングを有するレンズ装置および撮像装置
JP2904595B2 (ja) Afカメラの連続自動焦点補正撮影機構
JP4928236B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2003149536A (ja) カメラ
JPH0777726A (ja) カメラシステム
JP5717834B2 (ja) 自動焦点調節装置および撮像装置